カミーユ・ビダン
カミーユ・ビダン | |
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外国語表記 | Kamille Bidan |
登場作品 | |
声優 | 飛田展男 |
デザイン |
安彦良和(Ζ) 北爪宏幸(ΖΖ) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 |
最高のニュータイプ 星を継ぐ者 アムロ・レイの再来 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀0070年11月11日 |
年齢 | 16歳→17歳 |
身長 | 168.2 cm |
体重 | 59.5kg |
血液型 | AB型 |
所属 | エゥーゴ |
軍階級 | 無し(中尉待遇) |
概要
両親ともに地球連邦軍の優秀な技術士官だが両親の不仲と自身の女性的な「カミーユ」という名前に対して、コンプレックスを抱く。その為、非常に繊細かつ乱暴で感情の起伏が激しい複雑な内面の持ち主となる。 男性らしさを欲して、空手やジュニアモビルスーツ、ホモアビス(小型グライダーのようなもの)に没頭。ホモアビス大会は2年連続で優勝し、ジュニアモビルスーツ大会にも優勝。後者に関してはガンダムシリーズの外伝漫画でも語られ、カミーユの事は知られていた。
基本的にシリアスなキャラクターだが地球に降下した際、トーレスの依頼で「香港土産」を入手したり、第29話でバスローブ1枚のファ・ユイリィの胸元をまじまじと覗きこんで平手打ちを受ける等、思春期の少年相応に色を好む一面も見られる。
小説版『Ζ』によると誕生した地は東京近郊のニューシート(おそらく、シン・ザ・シティの名前元となった埼玉県新座市)
TV版 機動戦士Ζガンダム
第1話でブライト・ノアが艦長を務めるテンプテーションへファ・ユイリィと向かうが、その途中に自分の名前を「女性の名」と馬鹿にしたティターンズのジェリド・メサを殴打した事件にて、MPの厳しい尋問を受けることになる。
そして直後のエゥーゴの「ガンダムMk-II強奪事件」に巻き込まれ、どさくさにまぎれて『ガンダムMk-II』を奪い、エゥーゴに参加。そこで宇宙世紀史上最高と謳われるニュータイプ能力が開花し、『Ζガンダム』へ乗り換えた以降エゥーゴのエースパイロットとして活躍する。しかし同時にその強すぎるニュータイプ能力からくる感性の鋭敏さは彼の心に負担を与えていき、やがて彼の精神を追い込んでいく。
最終決戦でパプテマス・シロッコの乗るジ・Oを撃破するも、シロッコが最後に放った思念によって精神崩壊を起こし、以降戦いから身を引く。
劇場版 機動戦士Ζガンダム
TV版における凶暴性や感情面の不安定さが薄れており(富野監督曰く「健やかな」カミーユ)、作中の各場面で台詞や行動が異なる。TV原作では感受的過ぎた故に精神崩壊を起こしたが、劇場版では穏やかに受け流す事を覚えた為に無事乗り切った。 また、富野監督は「劇場版のカミーユこそが、ニュータイプとして最高の姿」と評している。
機動戦士ガンダムΖΖ
物語序盤では、寝たきり状態という衝撃的な姿で登場。途中でファとともにアーガマを降り、地球のダブリンで要介護生活をしている。
しかしながら、その神懸かり的なニュータイプ能力は健在で、ガンダム・チームを導いたり、ハヤト・コバヤシに今は亡き息子カツ・コバヤシのイメージを見せる等した。
大人に対しては強い反骨心を見せていたが、年下あるいは後輩に該当する人物に対しては非常に面倒見の良い先輩気質のようで、クムやシンタ、カツ、ガンダム・チームの危機を気に掛け、特にジュドーに対しては最後の戦いにおいても彼の意思を肯定していた。
その後、ネオ・ジオンによるコロニー落としを察知。これをきっかけに眠れる自我を取り戻し、全力で走り出すも悲劇は止まらず、絶望的な光景を目の当たりにすることになった。
爆心地にいたジュドーのように精神が蝕まれる可能性も危惧されたが、最終話では無事に回復した様子が伺える。
カミーユのその後
小説版や漫画作品『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』(SRW未参戦)では、医者になってファと共に暮らしている事が判明している。
戦いから離れて数年経ってもなおカミーユのニュータイプ能力に衰えは無く、月へ迫る異変をいち早く察知していた。
登場作品と役柄
原作でのキレやすい一面は影を潜め、作品にもよるが冷静な優等生といったイメージが形成されており、同じく凶暴性が影を潜めた劇場版にも近いと言える。より年下の少年少女達がプレイヤー部隊に多かったり、設定的に原作終了後の更に数年後と思われるような参戦の多い影響もあると思われる。ただし、クワトロへの当たりの強さは変わっていない。特に逆襲したシャアに対してはその思想を完全否定し、容赦がない。また、ニュータイプの登場しない作品群のキャラからは、アムロと共にニュータイプには人の心を読む力のある超能力と間違われる事もしばしば。
かつてはたびたびTV版の最終回を再現され、精神崩壊して自軍に復帰しないという事態も起こり得た。しかし、精神崩壊には必ず回避策が設けられているので、イベントを見たい場合以外には回避するのも容易である。『Ζガンダム』本編後設定の参戦では、開始時点で既に精神崩壊を起こした後で療養しているパターンも多いが、それは復活イベントとほぼ同義で、自軍入りが遅めになる以上の危険性は無い。
他作品との人間関係も、上述の性格調整から原作より穏当な傾向が強い。甲児や竜馬あたりといったレギュラー組とも良好な関係ではありつつも、特に絡むキャラはアムロやジュドーといったニュータイプ仲間中心であったが、『Z』では似た境遇のシン・アスカと良く絡んでいる。また、原作でのフォウやロザミィといった存在のせいか、「敵方の兵士を救う」といったイベントの際には人一倍元気になる。
空手を学んだりモビルスーツに造詣が深かったりという設定はあるものの、特に前者は明らかに格の違いそうな生身の戦闘力を有するキャラが溢れるためか、見せ場となるようなシナリオはほとんど無い。 一部の外伝作品において医者となった後日設定の方がエンディングなどで引用されやすいという、主人公としてはやや珍しいタイプの設定活用を受けている。
またフォウが生存する作品は多いが、結果的にファを交えた三角関係が形成されてしまう事が多い。
能力は文句無しのエース級で、初期シリーズは終盤に息切れしやすいイメージがあったΖガンダムもニュータイプ用機体の色を強めながら作品を経るごとに強くなり、乗り換えずにゲームを貫徹する事も難しくなくなっている。逆に、初期乗機であるガンダムMk-Ⅱはスーパーガンダムになっても1人乗りというケースも増え、趣味以上の選択意義は乏しい。
歴代最高のNT能力を持つという評価に対し、作品によってはNTレベルが8止まり(『第2次α』等)だったり、アムロやジュドーよりレベル9に上がる速度が遅かったりしたが、近年の作品では見直されNTレベル9に唯一到達できる。または最速でレベル9に到達できるように修正されている(後述の特種技能の欄参照)。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初出演作品。グランゾンに敗れたためDCに捕まっており、第1話は「救出!Ζガンダム」というカミーユ&Ζガンダムの救出シナリオである。そのため第2話から仲間に加わり、フォウとのイベントもあるが、そのせいでファを交えた三角関係がこの作品から始まる事になる。PS版では現実的なレベルで覚醒を覚える唯一のパイロットであり、通常のプレイではレベル的に誰も2回行動できないままクリアとなってしまう本作では、数少ない手数を増やす事のできるキャラ。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 仲間になった時点で精神コマンドが一通り揃っており、幸運を覚える為にレベルが上がりやすく、アムロよりも能力が高くなっている場面をよく見かける。終盤はΖガンダムが通用しなくなる為、ファンネルかマップ兵器持ちの機体に乗っている可能性が高い。クワトロが加入したときに原作にもあった「修正」イベントがある。再び洗脳されたフォウとのイベントあり。また、隠し要素でシロッコをカミーユで倒すとフォウがいない場合精神崩壊イベントが起こる。
- PSのコンプリートボックス版では幸運が削られてしまったが、早期から覚醒を使えるためやはりマップ兵器と相性がいい。相変わらず2回行動可能レベルも早め。
- スーパーロボット大戦EX
- 胞子の谷に皆でピクニックに行った時にファのそばでうたたねをしていたようだが、フォウの名を寝言で呼ぶという大失態を犯し、修羅場になった。能力面では技量がアムロより低いものの、それでもリューネの章では主力を張れる。乗機はZガンダムのままでも良いかもしれないが、最大射程が7止まりなのと本人がひらめきを持たないので、最大射程8のキュベレイMk-IIもおススメ。またリメイク版では熱血を持たないため、攻撃面ではガンダム系最低クラスという主人公にあるまじき待遇となっている。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ヘンケンの下でヨーロッパ前線に参加していたが、序盤でロンド・ベルに復帰。中盤の地上ルートでは万丈とブライトの声が似ていることを指摘していた。フォウとロザミアのイベントはあるが、終盤の分岐ルートではティターンズとの一応の決着となるシナリオ「栄光の落日」に参戦することができない。
- 数少ない地形適応が優秀なMS系パイロット(順にAACA)なので可変型のΖガンダムとは好相性。だが加速・幸運持ちのアムロ(順にBABA)のほうが本機の性能を活かしきれる場合が多い。
- 前作での鬱憤を晴らすかのごとく、今作では強力な機体であるΖガンダムと共に最後まで主力として活躍できる。
- エンディングでは、腐敗した連邦政府を内部から改革するべく、軍に残った。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 今回から声が入った。また、シナリオ「ターニング・ポイント」で、サラとの会話が追加されている。
- スーパーロボット大戦F
- 中盤でΖガンダムに乗って仲間になる。今回から戦闘時の顔グラフィックが複数用意された。アムロと同等の能力値を持ち、集中等戦闘向きな精神コマンドも完備しており即戦力として非常に頼りになる。ただし今作は加速を覚えないので、アムロをΖガンダムに乗せる方が攻略が速まる場合も。ちなみに合流前は何とティターンズに所属していた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- フォウとロザミィ絡みのイベントがある。フォウから高レベルの信頼補正を得られるため、活用すれば非常に強力。今回はフォウが仲間にいる場合にシロッコと戦うと精神崩壊イベントがある。『第3次』と条件が反対なので注意。中盤以降は例えカミーユでもΖガンダムでは厳しくなる。そのため、ビギナ・ギナ→量産型νガンダム(フィン・ファンネル装備型)に乗り換えるのが望ましい。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- リアル系を選ぶと原作と同じ流れでエゥーゴに入る。また、ΖΖガンダムを盗んだジュドーにNTの資質を感じ取って容認する行動を取ったため、バニングと合意の上で彼から修正を喰らい、責任を感じたジュドーが味方入りするきっかけを作った。このあたり、原作の彼からは考えられない行動である(それでも選択肢次第では原作通りクワトロを殴打するイベントが存在しているが)。終盤、フォウがいない状態でシロッコと戦闘すると精神崩壊するが、精神崩壊したとしてもEDで復活する。信頼補正は今作と『α外伝』ではファと相互のものになり、フォウとは存在しなくなった。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 条件を満たせば第1話にて味方増援、そうでなければ2話増援で登場する。援護なしNT主人公の一角だが、序盤こそ他の同格キャラと比べて売りが少ないもののやはり能力が高く(初期レベルのステータス合計値はアムロとほぼ同等)、未来以後気合を覚えると運用しやすくなり、後半は覚醒と魂も覚えるためマップ兵器要員にもなりうる。ニュータイプLvが9まで行くので、ニュータイプ補正込みの最終的なステータス合計値は援護なしNT主人公でも屈指の高さとなる。
- Ζガンダムのパワーアップイベントにも関与しており、カミーユの覚醒により強化されたΖガンダムの強さは凄まじい。最強武器は格闘なので、Ζガンダムに乗り続けるなら、ある程度格闘武器を使って挌闘値を伸ばしておくといい。
- 台詞も大幅に新規収録された。彼絡みのイベントとして前述のパワーアップにも絡むロザミィのイベントがあり、フォウやロザミィを気に掛けるカミーユに遂にファがジェラシーを爆発させてしまう展開となっている。エンディングでは、しばらく戦いから遠ざかりたいという願いからファと共に故郷であるサイド7へと帰っていった。また、プリベンター本部へルーと共に旅立っていったフォウを笑顔で見送った。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 人類に絶望したシャアに激怒する姿が見られる。しかし、最終決戦では「なんであんな事をしたんだ」と発言するなど、複雑な感情が描かれている。既にエゥーゴを離れてネオ・ジオン総帥となったシャアを最初は「クワトロ大尉」と呼んだが、Ζガンダムの強化イベント後は一貫して「シャア」と呼ぶ。これらは「逆シャア」ではカミーユ不在で実現しなかったためにまさにスパロボのif展開が活かされている。また前作でファを選んだ流れとはいえ、フォウが加わった時はファもいることもあり気まずい雰囲気だった。能力・精神コマンド・小隊長能力、いずれも極めて高い。反撃が強化され、序盤から気合を使えるのでΖΖガンダムやガンダムF91など必要気力が高い全体攻撃を持つ機体に乗せておくと便利。Ζガンダムは武装追加後も全体攻撃ができず反撃戦法には向かないため、小隊長能力との相性は一貫して良くない。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 今回は地球連邦軍がブルーコスモス派台頭による暴走で再び人間同士の醜い争いが再発した事により、シャアのやっていた事は正しいのではないかと疑問視する姿が描かれた。その影響で一度だけ出撃できないシナリオがある(援軍として強制出撃するが)。また他のイベントとしてはキラの暴挙を最初に止める役割を担っており、それが原因でキラとはやや気まずい関係となる。ジュドーには、αの頃に比べて丸くなったと言われる。全ての戦いが終わった後は、チェーンの紹介で、アナハイム・エレクトロニクスにモビルスーツの工学者として就職。サイコミュを含めたモビルスーツを軍事兵器以外の用途を前提に可能性を追及していく抱負を語った。
- Zガンダムに全体攻撃版のハイパーメガランチャーが追加されたが、燃費が悪いので乗り続けるならEセーブの習得は必須。小隊員として覚醒要員にするならリ・ガズィに乗せるのもアリ。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 劇場版で登場。そのために顔グラも劇場版準拠となっている。今回劇場版ということでこれまで以上に好青年ぶりに磨きがかかり、今作ではDESTINY関連とのクロスオーバーが多く、シンの友人&アドバイザーも担当。おかげでレイとアスランの影が薄くなる。ちなみに、劇場版ではなかったシャアに殴りかかるイベントが存在する(アムロに止められ未遂に終わる)。ロザミアとは特に絡まない。能力はいつも通りアムロやクワトロに匹敵する高さだが、まだ経験不足ということでか技量がやや低め(エマのほうが高い)。オープニング戦闘デモではガンダムMk-IIに乗っている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 前作からの継続参戦。Ζガンダムに追加された新技「ビーム・コンフューズ」には専用の台詞があるが、(おそらく前作の)没セリフの流用だったのか、特殊台詞等の新録が行われていない。エンディングではトレーズの計らいで、アムロやシンと共にOZへ参加するが……?
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 破界篇に引き続き登場。当初はOZに参加していたが、アロウズとの対立の中で強硬になっていくOZに疑問を感じ、シン達と共にOZを脱走。トレミーチームと合流し自軍に参戦する。シナリオ上での出番も多く、ニュータイプとして刹那の「革新」を早期から感じ取っており、アムロ達と共に彼の変化を見守り、時には先輩として導いていく。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回はアナハイム所属のテストパイロットになっている。最初はリゼルに乗り、途中でΖガンダムに乗り換える。また飛田氏による大幅なボイス新録がされた。本作での新録音声は以前収録されたものより飛田氏の声が低くなっている。
- 本作は『逆シャア』と『UC』が物語のメインの一角を担っていることもあり出番も多く、後輩のニュータイプであるバナージを導きつつも、ネオジオン総帥として起ったシャアへ複雑な感情を抱き、不安定な心境を見せることが多くなり、以前とは逆にシンにフォローされるといった一幕も見られた。
- 一方で17話Aルートでは劇場版かつ原作終了後にも関わらず名前のことを言われてDVEつきでブチキレる場面があり、加えてエースボーナス取得時には「生身の人間にMSのバルカンをぶっ放した」ことをネタにされ、後半とあるエピソードでは(シン曰く)ラッキースケベになるなどコミカルタッチな場面も何度か見られた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回はプロローグ第1話からΖガンダムに搭乗しており、シャアのことはクワトロ時代以上に敬慕している。
- また、初代Zからの親友であるシンと共演する中断メッセージも用意されている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第5話から登場する。彼の持ってくるΖは序盤の主力となる。終盤はもっと強力な機体が手に入るため乗り換えることが多い。精神コマンドは「集中」「ひらめき」「熱血」「魂」を確定で習得する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- 物語開始前に精神崩壊していたが、気付いたらスーパーガンダムで飛び出していたという離れ業を行う。ルーが宇宙で使用しているため、第1部ではΖガンダムに乗れず、第3部からになる。必修精神コマンドは、「集中」「ひらめき」「覚醒」「熱血」の4種。安定のエースだが、最後に習得するのが「ド根性」や「気合」「狙撃」などロクなのを覚えない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- ようやくΖに乗れる。Ζは本作の主力の一角なので、しっかり強化しよう。ちなみに、本作ではサイコガンダムを入手できるのだが、彼はどんな気持ちだったのだろうか。最後に1/6の確率で「魂」を覚えるようになった。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 基本的にはスパロボ補正のかかった所謂「優等生カミーユ」。同世代キャラにも敬語で接し、更には暴走しがちなジョウのフォローを苦笑しながら引き受ける余裕も見せるなど、従来のシリーズ(もしくは、後に製作された劇場版三部作)以上に折り目正しく温厚な印象が強い。尤も、ジェリドからの挑発に我を忘れて熱くなる描写も存在するが…。ウェイブライダー突撃は格闘武器だが格闘が低め(NTパイロットの中では最高)。安定性を求めるならΖIIに乗せてもいい。特殊台詞もある。戦力としては相変わらずの高ステータス・高NTレベルで特に第1部では頼れる。しかし他スキルと精神がイマイチなので、個性的なMSパイロットが揃う本作においてはやや地味な印象か。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 序盤から加入。見切りをデフォルトで覚えているのはいいが、援護攻撃がないのが難。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- グリプス戦役後に地球で療養していたが、連邦軍の情報を引き出す目的でギニアス・サハリンに捕まり、情報を聞き出せるような精神状況ではなかったためキンバライト基地で拘束されていた。第7話で核を装備したガンダム試作2号機が宇宙に打ち上げられたショックから正気を取り戻し、ガンダムMk-IIで戦闘に参加しロンド・ベル隊に加わる。ちなみにAはクワトロが当初は初代シャアの設定でジオン残党に参加しているため、グリプス戦役後に初対面となるという珍しい設定(旧シリーズもそれに近いが)。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- GBA版に引き続き魂を覚えないのは残念だが、「気力130以上で与ダメージ1.2倍」という非常に強力なエースボーナスを持つ。GBA版と異なり、格闘も高いのでΖガンダムの必殺武器も効果的に生かせる。
- スーパーロボット大戦R
- フォートセバーンに幽閉されていたが、中盤にスーパーガンダムに乗って参戦。ΖΖの途中のはずだが、ファの看護で精神崩壊から回復したことになっている。Ζガンダムはエゥーゴと合流したあと、ルーが乗っていたものを使えるが、性能がいまいちで、ΖΖガンダムに乗り換えた方が活躍できる。ファとフォウどちらと隣接してもハートマークが出る。
- スーパーロボット大戦D
- 原作終了後の設定。月で静かに暮らしていたが、戦力を欲したシャアとアムロの訪問を受けて、シャアの行動について問い詰める。結局話の決着は付かないが、アムロの説得に応じて自軍に参加。後半には他作品の軍人嫌いのキャラが増えるせいか、シャアに一定の理解を示して緩衝を務める場面も。ウッソの母ミューラ・ミゲルが人質にされた時には、ティターンズを思い起こして激怒した。ファがいるにも関わらず、フォウ(故人)に向かって問いかけるようなセリフが多く、後半でウッソに「フォウって誰なんですか?」と聞かれてしまった。
- エンディングでは経緯は不明だが月には戻らず、ファと共にカサレリアに訪れている(タワー所属メンバーと合流して「思ったより早かったみたいですね」と言っているのでタワーに残ったわけではない模様)。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 母艦がアウドムラであるにも関わらず出番は少なめ。ティターンズが相手となると血気に逸るところがあり、そういった部分をクワトロ、アムロ、ジュドーらから諌められる事もある。シロッコとは特にイベントがないがハマーンとはある。Ζガンダムの性能が微妙で乗り換えもできないのが難。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 劇場版設定での登場となっており、顔グラフィックもそれに準拠した。シロッコにカミーユで止めを差すとΖガンダム(ハイパーメガランチャー装備)を入手出来る。
VXT三部作
3作とも劇場版グラフィックでの参戦だが、設定面ではTV版に準拠している。
- スーパーロボット大戦V
- 独自ルート24話でリ・ガズィに乗ってスポット参戦するがすぐに離脱し、正式な加入は遅め。乗機のΖガンダムは正式加入時にルーから譲り受ける。精神崩壊を克服したことをアピールするためか精神耐性を初期習得している。
- 本作ではグリプス戦役終結時に精神崩壊して入院し、ネオ・ジオン抗争後に回復してミネバの反戦組織「ラプラス」に参加していたという設定。今回はジェリド&ヤザンとの和解と共闘がスパロボシリーズにおいて初めて実現する。
- また困難ルートEDではジュドーやハサウェイ共々Gハウンドの面々に勧誘されているが、医師になるために復学する事を理由に断っている(漫画『ムーンクライシス』を意識したものと思われる)。
- スーパーロボット大戦X
- 第29話で参戦。シロッコとの戦いの後にアル・ワースに飛ばされ、聖地ホーリーウッド付近で療養していた。
- 今作でもエース級のパラメータで即戦力となるが、エースボーナスは射程が短いZガンダムよりもファンネル搭載機の方が活かしやすく、本作はニュータイプ専用機を多数入手出来るため乗り換え先も豊富。ただしZガンダムのウェイブライダー突撃はカミーユ専用であり、攻撃力も歴代トップクラスと強力なため、乗り換えは一長一短あり。
- スーパーロボット大戦T
- 第10話で参戦。今作は劇場版と同じく精神崩壊が起こらなかったため、最初からΖガンダムのパイロットとしてジュドーと共に戦う。
- クワトロの離脱後、彼の「遺志」を継いでエゥーゴの指導的人物となっており、アムロらベテラン組の参加迄はガンダムパイロット勢の総代的地位を務める。
- 偉大なる先人の影を超えるべく奮闘する「侠」としての姿は、ハーロックらアウトサイダー組をも感服させている。最早別人と言ってよいほどに著しく成長した姿が見られる。
- エース達成時の獲得プログラムは「格闘アップ」。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 珍しく地球在住という設定で登場。主に『Ζ』と『W』の世界観を反映しているからかガンダム強奪のイベントなど再現も多く出番も多い。スーパー系でエマを仲間にした場合、ファ操縦のメタスに同乗して登場と、なんとも情けない初登場シーンとなる。
- スーパーロボット大戦MX
- 『ΖΖ』終了直後の設定の為、物語開始前に原作同様に精神崩壊して、1年ほど療養していたが、回復してファを置いてパイロットとして復帰した。復帰直後に行方不明になっていたクワトロと『D』と同じ流れで一悶着あるが、『D』とは違い、クワトロもまだ人類に絶望していなかったのですぐに和解する。ギガノスとの決戦の際、ケーンの母親が人質に取られていた事にかつての自分を重ねる描写があり、ケーンを批判したダグラスに対し怒りをあらわにするというイベントがある。エンディングではクワトロが用意した住居にファと共に暮らす事に。また、Ζガンダムも木星へと旅立つジュドー達に再度、預けた様子。
- フラグを立てると、参戦時の搭乗機がリ・ガズィからディジェSE-Rへと変更される。珍しいところとしてアイドルグループ「C-DRiVE」に妙に詳しく、隠れファンらしい。スパロボ参戦歴ベテランの一角の彼にミーハーな一面が設定されるのは今回が初。もともと年相応らしい部分も多々あったため、不思議なことではない。
- 気合を覚えるのでアタッカーの発動や合体攻撃の使用が素早く可能で、リベンジも最初から習得済みとNT勢の中で特に火力面が光る。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 外宇宙から帰ってくるとエマやクワトロ共々ホワイトベースのクルーとして登場。ティターンズが出てこないので原作の敵がハマーンくらいしかおらず、いるだけ参戦に近い。ジュドーを庇って修正された『α』とは逆にMSを盗んだシャングリラ・チルドレンを修正したりと、珍しくTV版寄りな性格。また、アムロがファースト時代の設定で同年代である為か、アムロに対してタメ口で話すというかなり異例の一幕も見ることができる。Ζ自体いるだけ参戦なので、フォウかジュドーが絡むシナリオ以外では空気であることが多い。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ΖガンダムとガンダムMk-IIのパイロット。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- TV版設定。ジオンのスパイである連邦兵クワトロの部下として登場、クワトロと共にコネクト・フォース入りする。軍籍は地球連邦軍なので、たびたびホワイトベースと共に召集がかかっている。クワトロの素性は知っており、かつて修正したことがあるらしい。また、クワトロがジオンに戻りシャア・アズナブルとして立ちはだかった際には怒りを隠せなかった。
- 『GC』同様にティターンズが不在どころか、ファ達すら影も見せない。直に絡める『Ζガンダム』キャラがクワトロとハマーンぐらいしかおらず、いるだけ参戦感が一層如何ともし難い。その2人は大いに活躍する筋の中、主人公を削るわけには流石にいかなかったのだろうが…。乗機のΖガンダムは、宇宙では対宙MAP兵器が優秀だが、地上ではやや半端な1人ユニットという水準なので、いかに宇宙で稼がせるかが肝だろう。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ユニットとしてはリリース当初から登場していたが、本編への登場は第2章からとなる。デザインは劇場版だが、性格はTV版そのまんまという珍しい設定。従来作と比べて他人に対して刺々しい態度で接するシーンが目立つ。ガンダムMk-IIのユニットクエストではヒルダ殺害についても触れられている。
- 当初実装されたパイロットパーツ(PP)はボイスがなかったが、2017年5月のイベント「麗しき花、心の行く末」にてボイス付きPPが別個に実装された。二つのPPは精神スキルやアビリティツリーの内容で差別化されている。2020年8月のアップデートにてボイスがなかった旧PPにもボイスが追加実装された。なお、旧PPと新PPでボイスの内容が異なる。
- スーパーロボット大戦DD
- 原作終了後設定。序章ワールド2より参戦。
- 攻撃的な精神コマンドを持つがZガンダムが回避命中タイプで基礎的な攻撃力が圧倒的に不足しており、妙にチグハグした組み合わせになっている。運用するのであれば支援ユニットパーツで回避系精神を充実させ、ビーム属性ブレイク係として運用するのが無難か。
- 2020年2月からはフォウに対応した支援ユニットパーツとしても登場。
関連作品
- リアルロボットレジメント
- ストーリーではガンダムMk-IIに搭乗した後、Zガンダムに乗り換える。
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- 「エゥーゴ共和国」の軍人で、アムロと並ぶエースパイロット。Ζガンダムに搭乗する。特殊能力は「ねらう」。ただし、ストーリー進行の都合で、対ボス戦には参加せず(他にはハマーンも対ボス戦非参加)、ほとんど戦闘させる事なく仲間から外れるため出番が少ない。
- エゥーゴ軍上層部の命令によりティターンズに潜入するが、エマと共に捨て駒にされてゼウスに所属する事になる。原作に比べて温厚で物腰も丁寧な人物となっている(「機動戦士Ζガンダム」の登場人物がティターンズの面々を除けばカミーユとエマしかいないという事もある)が、原作と同じく名前の事に触れられると豹変する。
- 原作通りジェリドに名前のことを言われて殴りかかるイベントがあるが、本作ではアムロとエマが仲裁に入り、原作とは違いジェリドに謝っている。
- 同作では、ジェリドやシロッコと戦う事すら無い(シャアやハマーンは味方側になる)。
- リアルロボット戦線
- ルートによっては敵としても登場するが、いずれにしても仲間に加わる。
- ポセイダル・シロッコルートでは戦いたがらないアムロを「あんたあのアムロ・レイだろ!?」と修正する。なお同ルートでは、「ハマーンはネオジオンを組織した女」と発言しているが、彼は『Ζガンダム』の時代から転写されているので、このセリフはNGである。
パイロットステータス
能力値
射撃が非常に高く、命中・回避も高水準で自軍のエースとなる。また、当初は格闘が低かったが、機体の特性(Ζガンダムに強力な格闘系の武器が追加された)に合わせ、近年は格闘も徐々に上昇している。ただし、防御は非常に低いので被弾時のダメージはかなりでかい。『Z』では新米の兵士だからか、技量はアムロやシャアと比べると低めに設定されている。しかし魂を覚えるため、火力はその二人よりも高い。
精神コマンド
集中、ひらめきなどリアル系に向いている精神コマンドを修得する。また、リアル系パイロットでは珍しい気合、覚醒、突撃といったまさにカミーユを現したような精神コマンドも覚える。
- 第2次
- 根性、直感、疾風、ひらめき、熱血、目眩まし
- 第2次(PS版)、第3次(PS版)
- 加速、根性、熱血、気合、ド根性、覚醒
- 第2次G
- 集中、熱血、加速、てかげん、覚醒、友情
- EX
- 加速、根性、熱血、覚醒、てかげん、愛
- EX(PS版)
- 根性、気合、加速、覚醒、てかげん、愛
- 第4次(S)
- 集中、熱血、てかげん、威圧、友情、魂
- F、F完結編、64
- 熱血、根性、ひらめき、集中、覚醒、魂
- α
- ひらめき、集中、熱血、狙撃、気合、魂
- α外伝
- ひらめき、集中、気合、熱血、覚醒、魂
- 第2次α、MX
- 集中、ひらめき、気合、熱血、覚醒、魂
- 第3次α
- 集中、直感、気合、熱血、覚醒、魂
- IMPACT
- 集中、ひらめき、熱血、気合、威圧、突撃
- COMPACT3
- 集中、ひらめき、突撃、熱血、気合、覚醒
- Z
- 集中、直感、気合、狙撃、魂
- 第2次Z
- 集中、直感、気合、狙撃、直撃、魂
- 第3次Z
- 集中+、直感、気合、狙撃、魂
- A
- ひらめき、熱血、根性、集中、気合、突撃
- R、D、GC(XO)
- ひらめき、集中、突撃、熱血、覚醒、魂
- V、X、T
- 集中、直感、加速、狙撃、気迫、魂
- リンクバトラー
- 根性、ひらめき、集中、熱血、覚醒、魂
- X-Ω
- 集中、直感、魂
特殊技能(特殊スキル)
前述の通り富野監督の評価や原作設定では「最高のニュータイプ能力者」となっているが、過去の作品ではニュータイプLvが最高値のL9に達しないことが多かった。近年の作品では設定が活かされ、ニュータイプL9に最速で到達するように改善された。作品によっては他のニュータイプはL8止まりでカミーユのみニュータイプL9に到達するものも幾つかあるためΖガンダムよりνガンダム向きだったこともある(ファンネルの射程が伸びるため)。
- 第2次(PS版)、第3次(PS版)
- ニュータイプL5、シールド防御L5、切り払いL5
- EX(PS版)
- ニュータイプL8、シールド防御L8、切り払いL8
- 第4次(S)
- シールド防御L6、切り払いL8、 ニュータイプ
- F、F完結編、64
- ニュータイプL9、シールド防御L7、切り払いL8
- α
- ニュータイプL9、シールド防御L5、切り払いL9
- 第2次α、第3次α
- ニュータイプL8、切り払いL5、シールド防御L2
- IMPACT
- ニュータイプL9、防御L8、援護攻撃L1
- COMPACT3
- ニュータイプL9、防御L3、見切り
- Z
- ニュータイプL9、カウンターL6、ブロッキング
- 第2次Z破界篇
- ニュータイプL9、カウンターL5、ブロッキング
- 第2次Z再世篇
- ニュータイプL9、カウンターL5、気力限界突破
- 第3次Z
- ニュータイプL9、カウンターL5、気力+(回避)
- A(A PORTABLE)
- ニュータイプL8、切り払いL8
- R
- ニュータイプL9、防御L4、援護攻撃L1
- D
- ニュータイプL9、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L1、コンボL2
- V、X、T
- ニュータイプL9、援護攻撃L2、闘争心L2、精神耐性
- MX
- ニュータイプL8、切り払いL8、シールド防御L7、リベンジ
- GC(XO)
- ニュータイプL9、援護L1、シールド防御、狙い撃ち
- DD
- ニュータイプ(カミーユ)
- 照準値、運動性を向上させる。
- 闘争心(カミーユ)
- 必殺技威力並びに、反撃時の与ダメージ増加させ、25%の確率で先制攻撃を行う。
- 気配察知(カミーユ)
- 運動性が増加する、気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「闘志」(LVを上げると「不屈」も追加される)がかかる。
小隊長能力(隊長効果)
- 反撃時の攻撃力+20%
- 『第2次α』、『第3次α』で採用。
- F91やHi-νガンダムに乗せたEPでの反撃戦法が強力。
- 「原作1話でジェリドをいきなり殴ったシチュエーションに基づいている?」(後述)と語られた事も[1]。
- 命中率+10%、反撃時の攻撃力+10%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
- 気力130以上で与ダメージ1.2倍
- 『A PORTABLE』で採用。アタッカーとほぼ同じ能力。
- クリティカル率+20%。反撃時敵に与える最終ダメージ1.2倍(敵対する軍勢のフェイズ時に与ダメージ1.2倍)。
- 『第2次Z』、『第3次Z』、『V』、『X』、『T』で採用。『時獄篇』以降、後半部分の言い方が変わっているが効果は同じ。
支援効果
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
---|---|---|---|---|
シンデレラとの邂逅 | ビーム強化III | タイプ強化IV(攻撃・防御) | 突撃 | サイコガンダム (フォウ・ムラサメ) |
パイロットBGM
- 「モビルスーツ戦~交戦~」
- ほとんどの作品で「敵機襲来」と誤表記されている。『第4次S』、『F』、『MX』で採用。
- 「艦隊戦」
- 『IMPACT』、『第2次α』などで採用。
- 「Ζ・刻をこえて」
- 前期オープニング主題歌。『COMPACT2』にて採用。
人間関係
初代時のアムロと比べると周囲に大人が多く、その中で精神的に成長していった面はあるが、TV版では悲劇的な別離が相次いだ事や、味方内も必ずしも良好な空気とはいえなかった事で、精神的に追い詰められる一因となった。(劇場版では改善されたり、むしろ縁が無くなったおかげで別離という水準に至らなかったりで、結末が違っていた。)
機動戦士Ζガンダム
家族
- フランクリン・ビダン
- 父親。63歳。SRW未登場。地球連邦軍の技術士官で、モビルスーツ工学のスペシャリストでありガンダムMk-IIの開発スタッフでもある。仕事の虫で家庭を顧みないばかりかマルガリータ(小説版ではジュヌビェーブ・フォンサーン)という愛人まで作っており、カミーユはそんな父親に失望していた。軍属でありながら守秘義務の遵守やセキュリティーの確保には疎かったようで、カミーユがMk-IIを強奪する際に、事前にフランクリンのコンピューターから本機のデータを盗み見ていたことで、ある程度は操作方法などを把握していた。
- TV版と劇場版、小説版では展開がやや違うが、エゥーゴからクワトロのリック・ディアスを奪ってティターンズに帰還しようとし、その際エゥーゴとティターンズが乱戦。先に父の機体をロックオンしたカミーユが発砲をためらう中、逆にカミーユのMk-IIに向けてビームピストルを連射し、息子に対する情の無さを見せつけたシーンが印象的。最後に機体に被弾、脱出するも爆発に吹き飛ばされて死亡。小説版では、アーガマから逃げる直前にレコアに射殺される。
- ヒルダ・ビダン
- 母親。51歳。SRW未登場(MXとX-Ωにて名前のみ登場)。フランクリン同様に地球連邦軍の技術士官であり、材料工学を専攻していた。カミーユの容姿は彼女譲り。しかし、研究に実直すぎるあまり家庭を顧みず夫の浮気を知っていながら黙っていたために、フランクリン同様に息子のカミーユから失望されていた。だが、第1話で息子が宇宙港でティターンズの士官であるジェリド達と乱闘沙汰を起こして、MPに連行された際に身元引受人として迎えに行くなど、夫と比べればまだ母親としての自覚はあり、カミーユがハマーンと共鳴した際、思い浮かべたのは、母と仲が良かった頃であることから、カミーユも少なくとも母親のほうは好いていたことがうかがえる。
- そしてティターンズの人質としてカプセルの中へ入れられ、カミーユの目の前でジェリドに撃たれ死亡する。
グリーンノア
- ファ・ユイリィ
- 隣に住む幼馴染で同じハイスクールに通う同級生。両親が留守がちなカミーユの面倒を見る事が多く、そのことが却ってカミーユの反発を招く事もあった。TV版ではカミーユとの関係は周りの大人からはレクリエーションと言われていた。
- 『ΖΖ』では精神崩壊したカミーユの看病をしている。
エゥーゴ
- クワトロ・バジーナ
- カミーユにとっての師とも兄とも第二の父ともいえる大きな存在。クワトロ自身がカミーユにニュータイプとしての将来に期待し、逆に彼がクワトロに対して期待していることの裏返しか、TV版ではクワトロがシャアを名乗ることを渋ったときは激怒して殴打している。そしてクワトロがシャアとして表舞台に立つ事を決めてからは彼の行動を信じて戦っていた。
- そして最終回以後、カミーユとクワトロは会うことはなく、『逆シャア』でのシャアの行動にどのような反応を示したかは不明。スパロボを含む複数のゲーム作品では、何度か否定しているが、近年のスパロボではクワトロ時代の事を引きずって本気で闘う事が出来ず、他作品のキャラに叱責されるという展開も増えている。
- ブライト・ノア
- 上官。元々は憧れの存在であり、第1話では彼のサインを貰うために部活をさぼってまで宇宙港に来ていた。
- 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、暴走したカクリコンのMk-II2号機によって踏み殺されそうになった彼を助けるべく、空いていたMk-II3号機に乗り込んだという設定になっている。
- エマ・シーン
- 基本的には良好な関係であったが、エマに年上の母性を求めたがるカミーユに対し、女性・母性よりも任務や正義感を優先するエマは何度となく拒絶する。劇場版ではエマもそう言った場面が無いためにやや軟化しているが。
- レコア・ロンド
- 序盤では、かなり彼女に面倒を見てもらっていた。ただジュピトリスやジャブローへの潜入など危険を顧みず職務を全うする事が多く、カミーユは彼女を心配する事が多かった。しかしレコアは「あなたに関心を持ってもらいたくないの」と拒絶。エマと同様に彼女にも母性を求めるが、最終的には敵対。敵として戦場で再会した際も何度も説得するカミーユを置いてティターンズへと帰るなど、冷たい一面を覗かせていた。
- アポリー・ベイ
- 上官。良き兄貴分のような存在で良くカミーユの相談に乗っていたが、ファに関する恋愛絡みについてはてんで駄目であった。
- ロベルト
- 上官。面倒見のいい兄貴肌なアポリーと比べて少々辛口なところがあったが、カミーユに戦争でのいろはを教えていく事に。
- カツ・コバヤシ
- 年下の同僚。序盤のカミーユも滅茶苦茶な行動は多かったが、自身の成長と彼の暴走っぷりのせいで後半は目立たなくなった。流石にカツの無謀振りにはカミーユでさえも怒りを露にしたが、彼を引き立てる場面も見受けられる。
- ヘンケン・ベッケナー
- 上官。ブライト着任後はラーディッシュの艦長となる為、原作におけるカミーユとの絡みは中盤以降は少ない。
- アストナージ・メドッソ
- 上官。カミーユ自身もジュニア・モビルスーツ大会で優勝したことから、MS関係にお互い詳しく馬が合っていた。カミーユの設計したΖガンダムについても、良く出来ていると高評価を下していた。
- 『ΖΖ』で精神崩壊を起こした後も、ダブリンで行方不明になったカミーユを探して欲しいというファの頼みに賛同してブライトに捜索を願い出たり、ジュドー達に絶対探して来いと念を押すなど、仲間として大事にしていた。
- トーレス、サエグサ
- 作中では割と歳が近いせいかホンコンみやげをねだられてコクピットに忍ばせて持ち帰ったり、殴り合いの喧嘩になって三人共々自習室に入れられたりと、いろいろ仲が良い(?)
- ブレックス・フォーラ
- 自軍の代表。序盤でMk-IIを強奪した事を高く評価される。TV版ではカミーユをアムロの再来だと評したが、劇場版ではアムロの再来とまでは言っていない。
- ハサン
- 自分の妹という偽の記憶を刷り込まれ、エゥーゴに潜入してきたロザミィの診察を頼んだ。
カラバ
- アムロ・レイ
- クワトロと同様に、経験に基づいた色々な助言を受けることになる。当初、カミーユは既に自他共に認めるエゥーゴのエースとして活躍していたため、アムロの今の実力に疑問を感じ侮っていたが、彼の復活後は真摯に接するように。
- 劇中ではハイザックのバックパックのみを破壊し、無益な殺生を避ける姿を見せられカミーユも真似するのだがコクピットを破壊してしまうなど圧倒的な技量差を見せ付けられるシーンがある。
- (劇中後半でカミーユも武装のみを破壊したり技量が上がっていく描写がある。)
- スパロボにおいてはクワトロとともに師弟関係としての側面が強い。
- ハヤト・コバヤシ
- アムロやクワトロ同様にカミーユを信頼した大人の1人。
- ベルトーチカ・イルマ
- 本編では、自分の乗機であるガンダムMk-IIをアムロに譲らないかと言われ関係が悪化。以降は彼女と顔を合わすたびに衝突する事に。しかし、シャアがダカールの連邦議会で演説をした頃になっては、彼女がかなりいい女になっていたため思わず見とれていた。
ティターンズ
- フォウ・ムラサメ
- 「名前コンプレックス」や、強化人間とニュータイプという近いものを共有できたことで恋に落ちる。が、ララァを連想させるような悲劇的な結末に。その関係は一流のニュータイプと一級品の強化人間同士らしく、カミーユがアムロに打ち明けた彼女への第一印象は「硬質な感じ」という、単純に「恋愛」と呼べるのか不明なものだったが、深く強い絆であった。
- SRWでは生存させた場合は、ファを交えた三角関係となるが、αシリーズではフォウが身を引いた形になる。
- ロザミア・バダム
- ティターンズの作戦のため、自分の方が年上なのにカミーユを兄とする偽の記憶を植えつけられ、一方的に彼を慕う。その後、カミーユが戦場で再会したときはそのときの彼女ではなくなっており説得も失敗、カミーユはロザミアの乗機・サイコガンダムMk-IIを自らの手で撃破し、その心に深い傷を残した。
- スパロボでは生存させた場合は、ロザミィとして疑似兄妹の関係になることが多い。
- ジェリド・メサ
- 名前を馬鹿にされて殴り、ティターンズ様の顔に傷つけたと捕らえられたのがそもそものきっかけ。互いに相手の大事な人を殺し殺される因縁の関係へと発展する。『機動戦士ガンダム』のアムロとシャアのような関係になると思われたが、ジェリドの能力、キャラクター性が足りずにヤザンやシロッコにいいところを奪われてしまった。「俺はカミーユを倒さない限り一歩も先に進めない男になっちまった」と嘆くなど彼のおかげで転落人生・・・と思いきや、後半ではジャミトフ総帥の側で働くようになっており、割と出世していた様子。最後は第49話で自分の全てを奪ったカミーユと戦うもその実力差は歴然で、撃墜されて死亡。
- カクリコン・カクーラー
- 序盤で幾度となく刃を交えるものの、第10話でジャブロー降下作戦においてマラサイで交戦した際、大気圏突入用のバリュートがカミーユの乗るMk-IIのフライングアーマーと接触し、引き裂かれ大気圏の熱で機体が焼けて戦死。
- ライラ・ミラ・ライラ
- 7話においてサイド1宙域にて、ガルバルディβに乗ってカミーユと交戦。カミーユに撃墜される前に、カミーユが只者ではないニュータイプの資質がある者と見抜いていた。
- マウアー・ファラオ
- 偽名を使ってティターンズに占拠されたフォン・ブラウンに潜入しようとした際に初めて会う。ライラやカクリコンを殺した仇として、即座に殺そうとするジェリドに対して、まだ子供なんだから行き過ぎだと諌めるものの、恋人の敵だと知るや否や目の敵にされる。しかし、30話でアーガマ奇襲作戦の折、カミーユの攻撃からジェリドを庇って死亡。
- ブラン・ブルターク
- アッシマーに乗り、幾度となくカミーユやクワトロと交戦。15話にて、カミーユのMk-IIの背後に取り付いてバックパックのサーベルラックからビームサーベルを奪われ、トドメを刺されかける。
- パプテマス・シロッコ
- 『Ζ』のストーリーを通じて、自分よりも他者への優しさを優先して行動するように成長していったカミーユにとって、あらゆるものを自己の為にのみ利用しようとする許せない人物として断定された男。カミーユは死闘の末に勝利するが精神を崩壊させられ引き分け同然の結果に。劇場版では強く成長したカミーユが精神崩壊を回避。長年の因縁を乗り越えて完全勝利を叩きつけた形で決着をつけた。
- ヤザン・ゲーブル
- シロッコ同様にカミーユにとって生きていてはいけない、いのちを自分の楽しみのために弄ぼうとする存在とみなされた弱肉強食の男。原作、スパロボ共にカミーユの怒りを買う。原作での初対戦は24話と遅めなのだが、彼が現れる度にカミーユは苦戦を強いられ、最終盤の49話まで決着を付けることが出来なかった手強いライバル。
- ラムサス・ハサ、ダンケル・クーパー
- ヤザンの部下であり、彼らハンブラビ隊にクモの巣攻撃を食らうなど、終盤まで激戦を繰り広げる。
- サラ・ザビアロフ
- フォウ、ロザミアと同様に深く関わった敵側のニュータイプ少女であるが、結局は敵対して死別する。カミーユは以前に弟分のカツを騙したことを根に持ってか「貧しい青春だな!」と彼女にイヤミを浴びせたり、「そんなにシロッコに抱かれたいのか!」と激怒のあまり殴り倒す。カツを含め、結局若いニュータイプたち同士でも、すれ違いと憎み合いを交わすだけに終わってしまうのだった。
- バスク・オム
- 作中におけるカミーユの両親が死に追いやられた原因を作った人物で、カミーユはそこまで意識していないものの、憎むべき仇敵といえる存在。
- マトッシュ
- SRW未登場。第1話でジェリドに殴りかかり暴力沙汰になり連行されたカミーユを尋問したMP。権力を傘にきた高圧的な性格で、警棒でカミーユをリンチにするが、ジェリドがティターンズ本部ビルにガンダムMk-II3号機で突っ込んだ騒ぎに乗じて脱走される。第2話でカミーユが強奪したMk-II3号機によって、バルカンを撃たれ追い回される羽目になる。
アクシズ
- ハマーン・カーン
- ヤザンやシロッコよりも対戦回数は少ないはずなのに、カミーユからは「人を不幸にする」「戦いの意志を生む源」「暗黒の世界に戻れ!」とまで言われてしまう犬猿の仲。戦闘の最中、まるでかつてのアムロとララァのように、強いニュータイプ同士ゆえに彼と深く意識を共有するところまで到達するが決裂。高レベルのニュータイプ同士でも互いを分かり合えない、戦いを止めることは出来ないという悲劇を演じた。
- 小説版ではシャアに「カミーユはハマーンのお気に入り」と評されており、アクシズへの特使に赴いた際に「カミーユの為に御洒落をして自身の大好物を御馳走する」ハマーンと言う場面も見られる。お互いに敵と頭では理解しつつも、カミーユはハマーンの母性に安堵感を覚え、ハマーンの方もカミーユに真摯にアドバイスしたり逆に育児の悩みを漏らしたりするなど結構意気投合している。
その他
- ウォン・リー
- 作中では、ミーティングに遅刻した挙句、自分勝手な屁理屈をこね回すカミーユを、カンフーで気絶するまで修正した。しかし、それはニュータイプ特有の増長が見られ、それが戦場では生命を落としてしまうものになると認めた上での行動であった。
- カイ・シデン
- ジャブローでレコアと共に捕らえられていた彼を救出する。
- ミライ・ノア
- 子供達共々ウッダーに人質にされ、ホンコン・シティで救出した。また、ミライからは詳細までとはいかなかったが7年前のアムロとララァの悲劇について教えてもらう。
- ハサウェイ・ノア、チェーミン・ノア
- 母共々ウッダーに人質にされ、ホンコン・シティで救出した。のちにハサウェイは、6年後にカミーユと同じような悲劇に見舞われてしまう事になる。
- ハロ
- 市販のレプリカとして登場。月面の瓦礫の山でカミーユが拾い修理した。その後はシンタとクムの遊び相手となる。
- 漫画『機動戦士Ζガンダム Define』ではアムロからオリジナルのハロを譲り受けている。
機動戦士ガンダムΖΖ
エゥーゴ
- ジュドー・アーシタ
- 原作では精神崩壊した状態のみでしか接触していないが、ジュドーに大きな影響を与えていく事になる。
- スパロボでは基本的に精神崩壊していない為、彼に対する良き兄貴分と言った感じで信頼されている。…ただし『GC(XO)』ではMSを盗んだジュドーたちを修正するなどいきなり険悪。
- ちなみに『α』では同じ行動を取ったジュドーのために殴られている。
- リィナ・アーシタ
- 原作では精神崩壊した状態のみでしか接触していない。SRWでは、暴走がちな兄よりしっかりした存在として彼女から頼りにされている。
- 『α』では、ビーチャやモンドと共にアクシズに潜入してきた彼女を叱り付ける。
- エル・ビアンノ
- 原作では、精神崩壊した状態のみでしか接触していないが、SRWでは仲間。
- 『GC(XO)』では、何かにつけて癇癪を起こす事から彼女にカルシウムが足りないんじゃないのかと指摘される。
- モンド・アガケ、ビーチャ・オーレグ
- 原作では、精神崩壊した状態のみでしか接触していないが、SRWでは仲間。
- 『GC(XO)』では、MSを盗もうとした彼らを修正する。
ネオ・ジオン
- グレミー・トト
- 原作では面識はないが、『R』では彼が率いるネオ・ジオンの部隊に囚われた時に、アムロと共に何回か会っている。
- エルピー・プル
- 原作ではニュータイプ能力で彼女のピンチを救っている。SRWでは妹分的存在だが、共演することは意外と少ない。しかし、『A』では彼女を仲間にするのにカミーユでの説得が必須になる(ジュドーは仲間になるのが後半であり不在である為)。
- マシュマー・セロ
- 原作では車椅子に乗ったカミーユに遭遇し同情を示す。『X』では、天使殿をめぐる同志かつライバルと宣言される。
その他
- エマリー・オンス
- 原作では面識はないが、『α』では愛機であるΖガンダムの後継機であるΖΖガンダムのテストパイロットを頼まれる。これは、カミーユがΖの設計者であり優秀なニュータイプでありパイロットの経験があるからとのアナハイムの開発スタッフの声があったからであるが、これを聞いたカミーユは、戦闘マシンみたいな扱いを受けていると感じ不快感を露にするも、承諾する。
- ララァ・スン
- 原作の時点で既に故人なので直接的な面識はないが、ΖΖの最終回において彼女と一緒にハマーンとの最終決戦に挑むジュドーに力を貸した。
- 『GC(XO)』では、ガンドールに乗って外宇宙へと旅立ち、艦長のブライトをはじめとしたクルーを除いたホワイトベース隊のメンバーが不在なので彼らに代わって、彼女やクワトロ、エマと共に地球を守っていた。また、強化人間であるフォウの危険性について、クワトロから意見を求められた際、彼女から自分がいるから大丈夫と太鼓判を押してもらった。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- スレッガー・ロウ
- 『α』では、シロッコを相手に踏ん張る彼を救助に駆けつけ援護した。合流した後は彼からもアムロと同じようにニュータイプと呼ばれ、気分を害する一幕も。
- 黒い三連星(ガイア、オルテガ、マッシュ)
- 『α』では、大気圏突入時に戦闘となり、一年戦争の戦記物でしか見た事がなかった彼らのジェットストリームアタックを直に見る事に。
- ケーラ・スゥ
- 立ち位置的にはエマと同様に年上の先輩格。
- チェーン・アギ
- 『第3次α』のエンディングでは、彼女のコネと紹介でアナハイム・エレクトロニクスにモビルスーツ工学者として就職。以降は職場仲間となる。
- クェス・パラヤ
- SRWでは、ネオ・ジオンの総帥となったシャアと対立する際に、部下である彼女と戦うこともしばしば。
- 『D』では、仲間になった際に彼女から褒めているのかナメられてるのかよく分からない言葉をかけられるが、ニュータイプとしてはそれなりに彼女から評価されていたようである。
- なお、『逆襲のシャア』におけるクェスの立ち位置は、カミーユを意識したものであると公言されている。
- ギュネイ・ガス
- 『D』では、アムロ同様ニュータイプだからという理由で一方的にライバル視され因縁をつけられプレッシャーを与えられる事に。
- 『第3次Z時獄篇』においても「総帥のお気に入り」という事で付け狙われることになるが、彼が一時的に自軍入りした際は互いに歩み寄りを見せる一幕もあった。
- ナナイ・ミゲル
- 『α』では、交渉決裂後にハマーンによって人質にされ監禁されていたところを、彼女の手引きによって脱出する。
- 『V』では共にラプラスに属する。
- コウ・ウラキ
- スパロボでは、モビルスーツに詳しい者同士故から絡みも多い先輩。しかし、『F』では年上の彼からさん付けで呼ばれたり、『第2次α』ではタメ口をきいたりしている。
- ニナ・パープルトン
- 『α』では、アムロと共にΖガンダムの設計データの最終調整を行ったり、ジュドーがΖΖガンダムのコアファイターを盗んだ時に、状況が状況なのでコア・トップとコア・ベースを渡すように頼むなど、何かとガンダム関連で絡みが多い。
- サウス・バニング
- スパロボシリーズでは上官。
- 『α』では、ΖΖガンダムを盗んだジュドーの行動を黙認したため責任をとるべく、彼から鉄拳制裁を受けた。尤も、他者に対して示しがつかないと判断した上での行動であり、カミーユ自身も納得した上で修正を受けた。
- ウッソ・エヴィン
- スパロボシリーズでは、悲惨な作風の主人公同士なのか、彼に対するよき兄貴分になることも多い。
- シュラク隊(ジュンコ・ジェンコ、ヘレン・ジャクソン、マヘリア・メリル、ケイト・ブッシュ、ペギー・リー、コニー・フランシス)
- 『第2次G』でファがパイロットになる事を女であることを理由に反対した際、それを聞いた彼女らに「聞き捨てならない」と詰め寄られる。
- カテジナ・ルース
- スパロボではお互い暴走キャラ故か絡みが多い。
- 『D』では、クロノクルと戦っているウッソに助言しようとしたところを、彼女から邪魔するなと断じられる事に。
- ゴズ・バール
- 『D』では、ブルー・スウェアとベスパとの停戦交渉の最中に、ミューラを人質に取った彼に、かつて自分の母を殺したティターンズと同じものを感じて激昂した。
- シロー・アマダ
- 立場的には上官・先輩のポジションで、敵のパイロットと心を通じ合わせた者同士なのもあって絡みが多い。
- 『IMPACT』では、ジオンのパイロットを助け出そうとする彼に、結果的に助けられなかったがフォウを救出しようとした自分を重ねる。
- 『A』ではフォウとロザミィを救出しようと躍起になり、周囲に咎められる一方で彼だけは理解を示してくれた。
- 『GC(XO)』ではMSを盗んだジュドーらシャングリラ・チルドレンらを、怒りの感情に任せて修正した際に彼に仲裁に止められるなど多々ある。
- ミケル・ニノリッチ
- 『GC(XO)』では、初めて会った時にパイロットをやっている一方でいじらしいガールフレンドが一緒にいる事から、彼に羨ましがられからかわれる。
- ギニアス・サハリン
- 『A』では、キンバライド基地で彼に捕えられていた。
- ノリス・パッカード
- 『IMPACT』では、無人島で彼の率いるジオンの部隊に追い詰められていた。
- バナージ・リンクス
- 『第3次Z時獄篇』では後輩分であり、ニュータイプの先輩として度々彼を導いていく。
- リディ・マーセナス
- 『第3次Z時獄篇』では、共にロンド・ベルに配属され先輩後輩といったフランクな関係を築く。
- フル・フロンタル
- 師であるシャアに酷似した人物。『第3次Z時獄篇』ではその存在に違和感や同様、脅威を覚えるが、シャアとは決定的な違いを持つ彼に対し、否定の感情を向ける。
- 『V』では逆にアムロ同様カミーユも彼が「器」ではなく「フル・フロンタル」という一人の人間であることを望み、最終的には完全に和解する。
- スベロア・ジンネマン、マリーダ・クルス
- 『V』ではマリーダ救出後、ラプラスの同士として行動を共にする。
- アルベルト・ビスト
- 『V』ではマリーダを救いたいという想いに端を発し戦争の終結手段を模索する彼とウォンを介して接触し、彼をラプラスへと誘う。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 意外と来歴や性格に共通点があり、スパロボでは絡みが多い。
- 『F完結編』ではフォウとロザミア両名が死亡してしまうとしばらく出撃不能となってしまうが、彼との殴り合いを通じて復活する。
- ウォン・ユンファ
- 『A』では、フォウやロザミィを手駒にしている仇敵。なお、彼からグリプス戦役で2人と心を通わせたニュータイプということから、彼から危険視されマークされていた。
- ヒイロ・ユイ
- ガンダムシリーズの主人公で共通。援護攻撃などで特殊セリフも用意されている。
- デュオ・マックスウェル
- 『α』の序盤では、彼から30バンチ事件の真相を聞かされる。
- トロワ・バートン
- 『α』では、初めてΖガンダムで戦闘した際、ブランやロザミアと共に彼のヘビーアームズと戦う事になる。
- 『α外伝』では、彼が本当のトロワ・バートンではないことと彼からオペレーション・メテオの真相を聞かされる。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 『F完結編』では彼を説得するイベントがあったり、比較的絡む事が多く年齢的には後輩格の一人として互いに信頼関係がある。
- 『α外伝』では、未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際、彼と行動を共にする。
- 『第3次α』では彼とシンジと共にキラのサイへの暴力を止めさせた。
- 張五飛
- 『α外伝』序盤では、マリーメイア軍に加担する彼を悲しみながらも非難するが、バルマー戦役における自分達の戦いを通じても人類は変わらず、今の平和に正義はないと断じられる。
- ゼクス・マーキス
- 『第2次Z再世篇』では、OZにいた頃に一時的な上司となる。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『F完結編』では、ブリュッセルの古城に幽閉されている彼に演説をさせてティターンズを失脚させ自分達の世論に対する信用を取り戻すべく、部隊のリーダーとして彼の救出に向かう。なお、この時に偶然ブリュッセルで暮らしていたフォウと再会する。
- 『第2次Z』では、異世界に迷い込んだところを彼が総帥を務めるOZに仲間と共に迎い入れられる。
- アレックス、ミュラー
- 『第2次Z再世篇』ではOZの先輩にあたるが、彼らからは外様という理由でシン共々嘲笑されてしまう。カミーユ自身も「馬鹿」と吐き捨てていた。
- ガロード・ラン
- 『R』ではフォートセバーンに囚われていたところを彼と竜馬に救出された。
- ティファ・アディール
- 『α外伝』では、ガロードと共にフロスト兄弟に追われていた際、SOSを求める彼女の意思を感じ取った。また、フォートセバーンでの戦いの後、ノモア・ロングの下にロザミィがいた事を彼女から知らされる。
- ジャミル・ニート
- スパロボで共演すると、悲劇を招いてしまったニュータイプ同士なのか絡みも多い。
- 『α外伝』では、未来世界に飛ばされたときに遭遇した彼のフリーデン隊に正体不明である事から、怪しまれながらも協力する事になる。
- Rでは、フォートセバーンに捕えられていたところを彼が率いるフリーデン隊に救出される。
- 『Z』では、一時的に敵の姦計によってZEUTHで内部紛争が起こり対立した時には、宇宙世紀史上最高と言えるニュータイプ能力を危険視されていた。
- ウィッツ・スー、ロアビィ・ロイ
- 『α外伝』では、未来世界に飛ばされてフリーデンに乗り込んだ際に、彼らに怪しまれながらもこの世界の情勢やジャミルについて聞き出そうとした。
- また、その際にウィッツからお互い愛機のコンセプトが似ている事から、Ζガンダムを何処のマウンテンサイクルで掘り出したのか質問された。
- テクス・ファーゼンバーグ
- 『α外伝』では、彼から人工ニュータイプの「シナップスシンドローム」の事を聞かされ、未来の世界でも強化人間と同じく体に負担がかかる問題が解決されていない事を痛感させられた。
- カリス・ノーティラス
- 『α外伝』では、出会って早々に彼から「かなりの力を持ったニュータイプ」と勘付かれていた。また、彼がパトゥーリアの生体回路にされた際にはガロード達と共に彼を助けようとした。
- 『R』では、ノモアと共に彼に拉致されていた。その後、反旗を翻した彼に格納庫に案内されスーパーガンダムを託された。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト&オルバ・フロスト)
- 自身が優れたニュータイプであるが故に、彼らからも憎悪されている。
- 『R』では、ニュータイプ研究所に囚われた際に、脱出しようとした矢先に、格納庫でMSに乗った彼らに丸腰の状態で危うく始末されそうになった。
- ノモア・ロング
- 『R』では彼によってフォートセバーンに捕らえられていた。
- カロン・ラット
- 『R』では、彼女が所長を務めるニュータイプ研究所に脅迫され投降。また、彼女からファもニュータイプである事を知らされ驚いていた。
- アベル・バウアー
- 『R』で、ニュータイプに覚醒しフラッシュシステムを起動させた彼の禍々しい波動を感じ取る。
正暦作品
- ロラン・セアック
- 『Z』では、シンと共に彼とも仲良くなる。
- ハリー・オード
- 『Z』ではカミーユの言葉に奮起する。後にその言葉は彼の口からキラに伝えられる事に。
- コレン・ナンダー
- 『α外伝』では、ガンダムに恨みを持つ彼から、Ζガンダムに乗っていたからか初対面早々に因縁をつけられる。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- SEED設定の『第3次α』では年下。サイに対する暴力を最初に止めることになり、結果的に気まずい関係となってしまう。
- DESTINY設定の『Z』では年上にあたり、カミーユの言葉が後に彼らクライン派に大きな影響を与える事に。SEED DESTINYでのキラの評判が良くなかったこともあり、偉大な先輩として格を見せた格好になった。
- アスラン・ザラ
- 『第3次α』では、当初は敵対しニュータイプであるカミーユの強さに、「ナチュラルにもこんな力を持った奴がいたのか?」とまで言わしめ圧倒した。その後にカミーユがいつまでも手の取り合えない人類に絶望しかけていた時は、オーブを守るために戦う彼やディアッカの姿を見て、僅かだが人類への希望を取り戻した。
- 『Z』では共にシンを導くポジション…なのだが、カミーユの出番があまりにも多いため、相対的に彼の出番を食ってしまっている。レイにしても同じだが。ただ、シンとは対照的に彼を信頼しており、彼のフォローに回る事も多い。
- マリュー・ラミアス
- 『第3次α』では上官。序盤からブライトの命令で、成り行きで彼女が艦長を務めることになったアークエンジェルに同行した。
- ナタル・バジルール
- 『第3次α』では、戦争拡大を危惧する姿勢を彼女から若さゆえのセンチメンタリズムと断じられたり、ブルーコスモスの傀儡と化した連邦軍にいつまでも従順な彼女をティターンズと同じだと批判する。
- ムウ・ラ・フラガ、アサギ・コードウェル、マユラ・ラバッツ、ジュリ・ウー・ニェン
- 『第3次α』では上官。彼らからモビルスーツのレクチャーをキラと共に頼まれるが、ナーバスになっていたので、気乗りしないという理由から断った。また、その際にジュリからは「何だか神経質そうな人」と評されてしまう。
- フレイ・アルスター
- 『第3次α』では、眼前で父を殺され錯乱してキラを非難する彼女に、憎悪に近いプレッシャーを感じていた。しかし、カミーユも原作[2]では父を眼前で亡くし錯乱してクワトロ達に当り散らした事があり、一定の理解を示していた。
- サイ・アーガイル
- 『第3次α』では、彼とキラが諍いを起こしてるという事を見かねたカトルから事の次第を聞き、シンジと共に彼を助けるべく、キラを後述の台詞で呵責した。
- カズイ・バスカーク
- 『第3次α』では、原作とは違い逃げる形で艦を降りた彼を見送る。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『第3次α』では、前大戦である封印戦争での自分を裏切った師匠とも言える人との対決や、今の地球圏の事に至るまでの戦いで激しく苦悩していたため、彼女からも初めて会った時から神経質そうなタイプだと見られていた。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『第3次α』における最大の敵の一人。シャアの真意も知らず、自分の憎悪に都合のいいように解釈して正当化した彼の発言に怒り、彼を理想もなければ志もないただの弱虫だと切って捨てた。
- イザーク・ジュール
- 『第3次α』では、交戦した際に彼のナチュラルに対する怒りと憎しみを感じ取り、ナチュラルとコーディネイターの間の溝がそう簡単に消えるものではないと痛感する。
- ディアッカ・エルスマン
- 『第3次α』では、いつまでも手の取り合えない人類に絶望しかけていた時に、彼やアスランといった当初は敵対していた人物がオーブを守るために戦う姿を見て、僅かだが人類への希望を取り戻した。
- シン・アスカ
- Zシリーズで共演。家族を失った境遇や形は違うとはいえラストの悲劇性(意味合いは大分違うが)等、共通する点が多いカミーユのオマージュ的存在。
- 劇中ではカミーユ自身もそう認識して絡む場面が非常に多く、親友であると同時に兄貴分的な立場として、彼に対して時には厳しい態度を取りつつも、強い信頼関係を築く。
- 『第3次Z時獄篇』ではシャアとして立ったクワトロの行動にショックを受けていたところをシンに叱咤されて立ち直ることに。
- ルナマリア・ホーク、メイリン・ホーク
- 『Z』では、シン達同様彼女らとも仲良くなる。
- レイ・ザ・バレル
- 『Z』では仲が良く、共にシンをフォローする事も多い。
- スティング・オークレー、アウル・ニーダ
- 『Z』では、フォウとのデートのために彼らにお膳立てしてもらう事になる。
- タリア・グラディス
- 『Z』では、ZEUTH結成後はブライト同様に上官となる。メイリンの口伝ではあるが、「もし彼がザフト・アカデミーを卒業していたら、間違いなく赤服を着ていた」と高く評価している。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- 『Z』では彼に窮地を救われたりした。良き上官だった。
- ラクス・クライン
- 『Z』では、彼が増長したシンに対して怒鳴りつけた言葉を、ハリーを通じてキラと共に聞かされ、それまでの自分達の行いを反省させる事に。そして、彼女が率いるクライン派の考えを大きく変えることとなる。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では対決した際、彼の政治家としての力量を高く評価していた為、デスティニー・プランを押し進める彼の行動を信じられなかったが、自分を買いかぶりすぎであると返し、デスティニー・プランを押し進める彼を否定する。
西暦作品
- 刹那・F・セイエイ
- 『第2次Z再世篇』ではイノベイターとして覚醒していく彼の変化を感じ取り、アムロやクワトロと共にその革新を見守る。ツインドライヴシステムの「本来の目的」についてもある程度理解していた模様。中盤のダブルオーライザーお披露目シナリオでは、GN粒子の対話空間に初めて直面し戸惑う彼に「耳を澄まし、多くの人の声を聞く」よう助言し導いた。
- OEでは30バンチ事件の際に共闘しており、「無愛想だけど純粋」「俺みたいに屈折していない」と刹那に好感を抱いていた。
- リボンズ・アルマーク
- 『第2次再世篇』における最大の敵の1人。彼から自分の力を無駄な事に使ってる愚かなニュータイプと見下されるが、自分の力を示すことでしか存在価値を見出せず、敵対するもの全てを滅ぼしてまで自分の力を証明せんとする独善を真っ向から否定した。
リアル系
- フォルモッサ・シェリル
- 『第3次α』では、イデの解析に及び腰になる彼女を、ミサトと一緒に激励した。
- エルチ・カーゴ
- 『α外伝』では、イノセントによって洗脳された彼女を、ジロンと共に救出しようと必死になる。
- カシム・キング
- 『α外伝』ではロザミアを操り、利用した彼に怒りを爆発させた。結果的にカミーユの眠っていた最強のニュータイプ能力を覚醒させてしまうことに。
- 伊佐未勇
- 『第2次α』において、彼はジュドーに「以前のカミーユと似ている」と評されている。実際、共通点は多い。
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『GC(XO)』では、星間連合と交戦の最中、彼が搭乗するレイズナーに助けられる。援軍として来る少し前から接近しつつある彼の存在を感じ取っており、V-MAXを発動させたレイズナーの強さに驚きを隠せなかった。
- アンナ・ステファニー
- 『GC(XO)』では、グラドス軍に捕えられニューヨークのグラドス司令部前で、公開処刑されようとしていた彼女の救出に向かう。
- ケーン・ワカバ
- 『MX』で母を人質にとられ止む無くギガノスに寝返った彼を自身の過去と重ね、同情する。
- タップ・オセアノ、ライト・ニューマン
- 『MX』では、ギガノス軍に寝返ったケーンを救出するべく行動を共にする。
- ジェームス・C・ダグラス
- 『MX』にて彼がギガノスに寝返ったケーンを批判した際、自らの苦い過去も相まって反論する。
- マクシミリアン・ジーナス
- 『α外伝』では、彼にΖガンダムの整備を手伝ってもらったり、ロザミィの一件でファとギクシャクした際に彼からありがたいアドバイスを頂いたりしている。
- ショコラ
- 『第3次Z』ではある事情から彼を一撃でのした。
- テンカワ・アキト、ダイゴウジ・ガイ
- 『R』では、乗機のスーパーガンダムの頭に付いた「スーパー」という形容動詞に反応した、ロボット好きの彼らや吉良国にはしゃがれる羽目になる。
- プロスペクター
- 『R』では、アトモ社の研究施設を重要視するあまり、自分達をネルガルのボディーガードのように扱う彼に不快感を示して反発した。
- ゴート・ホーリー
- 『MX』では再起を決意したカミーユに機体を届ける。
- ヒナ・リャザン
- 『X』DLC「アクセプション」では、過去の記憶が無い彼女の姿にフォウを重ね、過去に縛られて自分を追い詰めないようにアドバイスした。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- 共に愛機が「Z(Ζ)」である繋がりか、スパロボ全般において彼と絡む事が非常に多い。
- 『α』では初めて会った時、彼から女みたいだけど良い名前と褒められた。
- 弓さやか
- スパロボ全般では、甲児と仲が良いため彼女とも必然的に多く絡む。
- 『IMPACT』では、彼女からアムロや自分の持つニュータイプ能力を超能力と誤解されていた。
- ボス
- 『α』では、名前にコンプレックスを持つことから、彼には本名がない事を甲児に引き合いに出されていた。
- 剣鉄也
- 『IMPACT』では、彼からアムロや自分の持つニュータイプ能力を超能力の一種と誤解されることに。
- ジャック・キング、メリー・キング
- 『R』では、フォートセバーンに幽閉されていた際に、フリーデン隊に同行して来てくれた彼らに救出される。
- 流竜馬 (OVA)
- 『R』ではフォートセバーンに囚われていたところを彼とガロードに救出された。その際、彼に「女を泣かせるなよ」と声をかけられている。
- コーウェン、スティンガー
- 『第2次Z再生篇』では、彼らからアムロや刹那らと共に、「人類を導く存在」として危険視される事に。
- ネオゲッターチーム(一文字號、橘翔、大道剴)
- 『R』では、フォートセバーンに幽閉されていた際に、フリーデン隊に同行して来てくれた彼らに救出される。また、後半D.O.M.E.に関するデータを見て当時の連邦軍の考えに憤慨したところを號に宥められる一幕がある。
長浜ロマンロボシリーズ
- 葵豹馬、浪花十三、西川大作、南原ちずる、北小介、ロペット
- 『α外伝』では、未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際、彼らと行動を共にしていた。
- 四ッ谷博士
- 『A』では、香港でフォウとロザミィを救出しようと血気にはやったところを、彼に業を重ねる人間の愚かさについて説かれ、水を差される形に。
- 一木金太
- 『R』では、コロニーレーザーというものが何なのか分からず首をひねっていた彼に講釈を施した。
- 竜崎一矢
- 『第2次α』では空手家繋がりで、ギメリアを撃破した烈風正拳突き・改を称賛する。
- 三輪防人
- 『第4次』ではサラを逃がしたカツを怒りながらも、銃殺刑と断ずる彼の行動に対しては非難する。
- 『A』ではロンド・ベルに合流した際に一芝居うった主人公とブライトの取り成しで「ジオンに拉致され強制労働されていた人の中に、人手不足からモビルスーツのパイロットもいて、連邦軍に協力したいと願い出た人たちの代表で、療養中だったけど連邦の正義に目覚め入隊を志願した正義感の強い男」などという本人の人物像とかなりかけ離れた嘘を聞いた彼が嬉々として信じて見当外れな期待をされる羽目になる。
- 『第2次α』では武蔵が死亡した恐竜帝国戦後に彼を前線で指揮していたと見せかける為にαナンバーズの元にやって来た彼の行動を看破する等、他の面々と同様に不信感を露わにした。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- 『第3次α』では彼とカトルと共にキラのサイへの暴力を止めさせた。
- 葛城ミサト
- 『第3次α』では、イデの解析に及び腰になるシェリルを、彼女と共に激励した。
- 赤木リツコ
- 『F完結編』では、アムロや自分のニュータイプ能力を非論理的と評して信じてもらえなかった。
- 碇ゲンドウ
- 『第3次α』では、人類を巻き添えにして人類補完計画に走ろうとした彼の行いの愚劣さを、痛烈に批判した。
- 冬月コウゾウ
- 『MX』の終盤、EVA3号機が使徒に寄生される事を知りながらトウジをEVAに乗せた事を問い詰め、それを認めた彼に激怒した。
- ユング・フロイト
- 『F完結編』ではファ(またはフォウ)とのデート中に彼女と遭遇し、スタイル抜群な彼女に思わず見惚れてしまう。さすが思春期。
その他のスーパー系
- ザンボットチーム(神勝平、神江宇宙太、神北恵子)
- 『R』では、フォートセバーンに幽閉されていた際に、フリーデン隊に同行して来てくれた彼らに救出される。
- 『Z』では、自分達の存在意義に悩んでいた勝平を諭した。
- 破嵐万丈
- スパロボ全般では、絡みが多く兄貴分的な存在。
- 『第4次S』では、彼とブライトの声が似ているを指摘する。
- 『F完結編』ではDCによるサンクキングダムへのソーラ・レイ発射阻止のために行動を共にしたりなど多々ある。
- 藤原忍
- スパロボでは、共に直情径行で頭に血が上りやすい者同士なのか仲が良く絡みも多い。放送年も同じ。
- 『α』では、地上に帰ってきた際に真っ先に彼と再会を分かち合っていた。
- 『SC』のエンディングでは、共に人類の未来について話し合った。
- 司馬亮
- 『F』では、DCによって占拠されたロンド・ベルの拠点であるロンデニオンを奪回するべく、体術が使える偵察隊メンバーとして彼と共に潜入した。
- シャピロ・キーツ
- 『α』では、トリントン基地で出会い、上官とはいえあまりにも高圧的な彼の態度に反抗したり、彼から悪意に近いプレッシャーを感じ取っていた。
- 葉月考太郎
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では、ジオン軍に追い詰められてたところを彼が指揮するガンドール隊に助けられ、以後彼の指揮の下で戦っていく事になる。また、合流したばかりの頃は彼から珍しく苗字で「ビダンくん」と呼ばれていた。
- 出雲銀河
- 『MX』ではガルファに洗脳された北斗を救出しようとする彼にかつての自身を重ね、後押しする。尚、彼と同じくアイドルグループ「C-DRiVE」のファンである疑惑が浮上した(当人は否定しているが、淀みなくツアータイトルを口にする辺り、やはり…?)。
- 吉良国進
- 『R』では、乗機のスーパーガンダムの頭に付いた「スーパー」という形容詞に反応した、ロボット好きの彼やアキトやガイにはしゃがれる羽目になる。
- ロミナ・ラドリオ
- 『IMPACT』では火星基地における戦闘でイルボラが迷いを見せていた事を感じ取り、その旨を「確証は無い」と前置きしながらも彼女へと告げる。
- 飛影
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では、飛ばされたバイストン・ウェルへ地上から自分たちを援護するべく次元すら飛び越えてやってきた飛影の出鱈目じみた強さと非常識さに仰天する。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 『F』終盤では、自身が指揮を執ったロンデニオン奪還作戦で潜入した際に、方向音痴の彼に自分から決して離れないように釘を刺したが、それが原因で彼をむくれさせてしまった。
- シュウ・シラカワ
- 『第2次』ではストーリー開始前にシュウのグランゾンに敗れた設定。『α外伝』ではシロッコと同類と断じ、最終的には生きてはいけない存在と言うまで彼の行動を否定するが、一方で彼の発した意味ありげな言葉に動揺していた。
- リュウセイ・ダテ
- 『α(DC)』ではジュデッカを操る少女パイロットを救いたいと願う彼の相談に乗り、フォウと同様何者かに精神操作されている可能性を示唆した。
- クスハ・ミズハ
- 『第3次α』の32話(地球ルート)でαの頃から続いている人類同士の争いに嘆いた際、前向きに考えていた他のオリジナル主人公とは異なり、彼女もカミーユと同様に嘆いていた。地球規模で悩む仲間といえる。
- セニア・グラニア・ビルセイア、ウェンディ・ラスム・イクナート
- 『α外伝』にて彼女達やコウと共にアンセスターが使用する機動兵器の解析を行った。
- キョウスケ・ナンブ
- 『COMPACT第1部』及び『IMPACT』では、彼の所属するガンドール隊に助けられ共に戦っていく事になる。なお、キョウスケの方は序盤からカミーユの事を又聞きではあるが「ニュータイプであり、優秀なパイロット」と聞いているため合流する以前から知っており、ティターンズとの戦いで傷つき地球で療養生活を送っていたものの、軍上層部の命令でジャブローの施設に送られてしまった事から、彼から身を案じられていた。
- デュミナス
- 『R』では彼女を「子供が興味本位で虫を殺すように、他人の痛みがわからない」と評した。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D」では絡む場面も多く、個人としても親しい友人同士である。共によくウッソを支えた。
- セツコ・オハラ
- 『Z』で友人同士に。共にシンを支える場面も多い。卓球で共闘も。
名(迷)台詞
機動戦士Ζガンダム
TV版
- 「病欠します!」
「はい! 自分がです!」 - 記念すべき第1話での最初の台詞。ブライト・ノアがキャプテンを務めるテンプテーションが宇宙港に入港したため、彼に会おうと仮病を使う。
- あからさまに元気に喋るので主将のメーズン・メックスにサボる気である事を見抜かれ、張り手をかまされた。だが受身をとって逃げ出したため「あれで病欠かよ」と呆れられる。
- 「言うなよ、カミーユってのが俺だって誰にでも分かってしまうだろ!」
- 嫌いな自分の名前をファに連呼され、不快感を顕にした台詞。カミーユが自分の名前を嫌っている事がよくわかる。
- なお、本作を監督した富野由悠季氏は「カミーユは自分自身で『女性的な名前』だと勝手に思い込んでしまっているだけなのだ」とインタビューで述べており、現実にも中近東辺りでは男性名として割と一般的な名前である。近年のフランスでは男女兼用ではあるが、どちらかというと女性に多い名前である。ただしカミーユ・ビダンの綴りは「Kamille」なので「Camille」とは違う名前である可能性もある。
- 「カミーユが男の名前で何で悪いんだ! 俺は男だよ!!」
- 自分の名前を馬鹿にしたジェリドに鉄拳をかまし、さらに止めようとした軍人も殴っている。この行動が、二人の間に後々まで続く因縁を生んだのであった。
- アニメ史において初めて「キレる若者」が主人公になった瞬間。
- 一方、劇場版では登場した時点でティターンズに連行されているため、ジェリドの回想という形で語られている。
- 『F』のキャラクター事典の一言モードで収録され、『α』ではDVEで披露。そして第3次Z時獄篇でも(劇場版設定かつ原作終了後であるにもかかわらず)再びDVEで登場した。
- 「気のせいだ。疲れているんだ」
- 乱闘騒動の後、ティターンズに連行され取調室でMP(Military Police。軍警察、憲兵)のマトッシュに尋問されながらも、だんまりを決め込んでいた時に、机の下に見えるはずのない宇宙空間を感じての台詞。
- この頃から、すでに高いニュータイプとしての資質があったのである。また、同じ頃グリプス付近宙域を偵察していたクワトロ・バジーナもこの時のカミーユの波動を感じていた……。
- 「こんなことしちゃって……俺、どうするんだ?」
- 釈放の手続き中に起きたガンダムMk-II墜落事故の混乱に紛れて逃走し、軍の車輛を奪って検問破りまで犯してしまう。車を乗り捨てたところでようやく我に返り、自分がしでかした事の重大さに気が付いた模様。
- しかし、事が事であるためにもはや後戻りもできなくなってしまった…。
- 「許せないな、あの軍人たち」
「ティターンズだなんて言ったって、地球生まればかりを使う軍隊に、何ができるんだ」 - 第2話で、自分を袋叩きにしたマトッシュに復讐するため、Mk-IIを奪うべく駆け抜けながら呟いた台詞。
- 「そこのMP! 一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」
「ふふふ…ははははは! ざまぁないぜ!」 - 奪ったMk-IIでマトッシュに復讐しようとした時の台詞。流石に殺すまでには至らなかったが、生身の人間に対してバルカンを乱射したり踏み潰そうとしたりし、逃げ惑う彼を見て嘲笑するなど、仮にもTVアニメの主人公の取る態度としては放送当時では衝撃的、現在でもかなり異端的なシーン。これには近くで見ていたシャアも開いた口が塞がらなかった。
- アムロとの差別化を図るべく、思春期特有の情緒不安定さや無軌道な嗜虐性が、前面に出され強調されている。
- なお、カミーユのエキセントリックな面が抑えられている劇場版においても、このシーンはカットされていない(言い回しが僅かに変わっている程度)。
- 「いえ、行きます。連邦軍は嫌いですし、何よりもティターンズはもっと嫌いなんです」
- クワトロから「どうした? 付いてこないのか?」と声をかけられて時の返答。
- なお、今回の件でティターンズとの直接的な因縁が生まれたわけだが、以前からカミーユが連邦軍やティターンズを嫌っていた本当の理由は別のところにあり、それが明かされるのは後の話になってからである。
- 「いつもそうだ……いつもそうだ。いつもそうやって、あなたは何やってんです、そんなとこで!」
- 第3話で、カミーユの両親を人質にとったバスク・オムから「Mk-IIを返さなければ両親を殺す」という脅迫を受け、カプセルの中に入れられて何か叫んでいる母ヒルダを見て苦々しく呟く。
- 「目の前で、目の前で親を殺されたんだぞ!よくもそんなことが言える!!」
- 第4話にて。カプセルに閉じ込められた母の死を目の当たりにし、錯乱したカミーユはクワトロが停戦信号を出したにも関わらず、ジェリドのハイザックを追い立てる。クワトロと共に止めに入ったエマから「男のヒステリーはみっともない」と一喝されるが、頭に血が上ったカミーユには彼らの心遣いも分からず、猛然と反発するだけであった。
- エマの諫言は却って火に油を注ぐ結果となったが、ジェリドへの敵意を逸らす事には成功している。
- 「父さん、母さんが死んだよ」
フランクリン「え…」
「軍の作戦で殺されたんだ。この目ではっきり見た」
フランクリン「本当なのか?」
「父さんと母さんは人質だったんだよ。フフフフフ………」
フランクリン「カミーユ!」 - クワトロの判断でティターンズの要求に応じ、アレキサンドリアへと引き渡されたカミーユは、そこで父フランクリンと再会する。
- 上記のやり取りで父に母の死を伝えるが、この後…。
- 「これで若い恋人とうまくいくね。マルガリータとかってさ」
- フランクリン「やめないかっ!」
- 「本当の事だろーッ!!」
- 上記の台詞の後、対面した父フランクリンに向かって。
- 父に対する精一杯の皮肉であり、カミーユが如何に歪んだ家庭環境の中にいたかが想像できる。この直後フランクリンからは「やめないかっ!」と平手打ちを受けるも、気丈に言い返しており、逆にフランクリンが怯んでしまった。
- 「そうだな。軍人の宿命だものな。軍人は事態の善悪などわからずに上官の命令に従うんだものな。許してやるよ」
「僕はあなたの操るハイザックを抑えてみせた。それでもこうなってしまったのは、軍という組織の性だ。そういう組織を憎むことを、僕は今日覚えたんだ!」 - 連行されている途中で、知らなかったとは言え母を殺してしまったジェリドに、罪悪感からの裏返しなのか「まだおっぱいが恋しい年頃だったんだものな」と挑発された時に返した台詞。
- 「いけませんか、こんな事言って! でもね、僕は両親に親をやってほしかったんですよ。そう言っちゃいけないんですか、子供が!? ……父は、前から愛人を作っていたし、母は父が愛人を作っていたって、仕事で満足しちゃって、そんな父を見向きもしなかったんです。軍の仕事ってそんなに大切なんですか!? エゥーゴだ、ティターンズだってそんな事じゃないんです。子供が無視されちゃたまんないんですよ!!」
- 第5話にて。
- 「死んだ両親の事は言うなと言うのですか⁉」
- クワトロ「そうだ。そして、次の世代の子供達の為の世作りをしなくてはならない…」
- 「僕にそんな責任があるわけ無いでしょう…」
- クワトロ「あるな…」
- 「大尉は僕の何なんです⁉目の前で二度も親を殺された僕に…何かを言える権利を持つ人なんて、いやしませんよ…」
- クワトロの「よくわかる話だが」に対して返したやり取り。カミーユ自身、薄々そういう返事が返ってくるのを予想していた事が伺える。しかし、元を正せば自らの軽率な行いが原因で、両親が巻き込まれて死に至ったのも否定しようの無い事実で、そうである以上、カミーユはどういう形であれ自らの犯した過ちを償わなければならず、クワトロもそれを理解していた。だが、カミーユの頭の中には「自身の行いが両親の死を招いてしまった責任」ではなく「目の前で親を殺された苦しみ」しか無かった為、結局は反発するだけであった。当時のカミーユが、いかに自らのやってしまった事の重大さや責任について、未だに理解していなかったのかが解かるやり取りである。
- 「尊敬してますよ。あの人は両親の苦労を一身に背負って、ザビ家を倒そうとした人ですから」
- 「でも、一人で組織に対抗しようとして敗れた、馬鹿な人です」
- 「クワトロ・バジーナ」の偽名を使っていたシャア・アズナブル本人に、「シャア・アズナブルを知っているか」と問われた時の返答。
- 全く持ってその通りな手厳しい評論だが、シャアは特に気にしていなかったようだ。ただし、TV版終盤の事を考えるとカミーユも割と人の事は言えない。
- なおさりげなく「この時代では『ジオン軍のエースパイロットであるシャア・アズナブル=ザビ家に簒奪されたジオン・ダイクンの子キャスバル』であることが一般的にも知られている」という事がアピールされている。
- 「じゃあ、クワトロ大尉も他人を信じないから戦うのですか?」
- 第6話で、出撃前にロッカールームでノーマルスーツに着替えながら、クワトロに30バンチ事件の詳細について聞き、何故暴動が起こったのかという問いに対してのクワトロの答えに詰め寄って。
- サイド1で起きた30バンチ事件の真相は、条約で禁じられた毒ガス兵器によるティターンズの粛清であった事を聞かされ、それを「人が他人を信じようとしない結果だ」とクワトロは答えた。カミーユはクワトロが戦う理由を問うが、同時にそれは自分自身に戦う理由を求める問いかけでもあった。
- 余談であるが、「他人を信じない」というのは、後の第2次ネオ・ジオン抗争までを含めたシャア自身の戦いにおいて、根本にあるもの。それを知ってか知らずか、カミーユがこの時点で口にしていることに目を見張る。
- 「ダメです。僕はまだ軍人になるって決めたわけではありません。もう少し、このままのほうがいいんです、もう少し……」
- 第7話で、サイド1・30バンチからの脱出戦で、ライラのガルバルディβと交戦し、これを見事に撃破したカミーユ。アーガマに帰艦するとクルーらの歓待を受け、ブレックスからは「アムロ・レイの再来」と最大級の賛辞を贈られるが、カミーユ本人は浮かぬ顔でこう答えた。ライラを殺してしまった罪の意識から素直に喜べなかったのだろう。
- 普通であれば、敵のエースを撃墜した事で大いに浮かれる所だが、一時とはいえ見知った人間を殺した罪悪感がカミーユの心に重くのしかかっていた。
- 「自分だけが特別だと思うな! あの人が喜ぶものかよ、生き返るのかよ!」
- 第8話で、ライラを殺されたジェリドに対しての台詞。
- 少し前に母ヒルダを(事情を知らなかった)ジェリドの手に掛けられ、程無く父フランクリンを戦闘で喪った経験を持つカミーユだからこそ、大変重みを感じさせる台詞である。
- 「……誰が、死ぬもんか!」
- クワトロから「しかし、一機のモビルスーツの動きに、あれほど巻き込まれるとは若過ぎるな」「でないと、今度は君が死ぬ番だ」と忠告された時に呟いた独白。
- 余談だが、カミーユの声を演じた飛田氏も「放送当時、本作を監督した富野由悠季氏から『キャラクターの生死は、演じるあなたたちのオーラにかかっています』という趣旨の発言を出演者全員に言われた時には、この言葉を心の中で何度も唱えながら必死で演じた」との事である。また、飛田氏は「毎回台本を開いてカミーユが生きている事を知った時はホッとした」との事である。
- 「ぼ、暴力はいけない……」
- 第9話にて、ウォン・リーに軍属としての意識の甘さを指摘され反抗するも逆に徹底的に打ちのめされ、失神寸前で漏らした一言。
- ジェリドとの一件をはじめこれまで幾度も暴力に訴えてきたため説得力は皆無である。
- 「僕の力があったから、アーガマはここまで来られたんでしょ!」
- 「今日まで生きてこられたのは、あなた一人の力ではないのよ」というエマの言葉にこう返した。
- この時のカミーユは、一年戦争の頃のアムロ・レイにそっくりである。
- 「僕は見込みありません。自閉症の子供なんだ」
- ウォンの真意を説くエマに対しての屁理屈。この後、エマから「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」と当然のように説教を食らう。
- 「こ、これが地球の重力なのか……」
- 第12話で、大気圏を突破しジャブロー上空を降りながら。カミーユにとっては地球は初めてだったので、人工的なコロニーの重力とは違う本物に戸惑いを隠せない。
- 「出てこなければ、やられなかったのに!」
- ジャブロー防衛のために出てきたロートル戦闘機に対して。
- ゲームでも戦闘でよく聞く台詞の一つ。
- 「抵抗すると無駄死にをするだけだって、なんでわからないんだ!」
- フライングアーマーで基地防衛のMSや戦闘機を撃墜しながら。かなりパイロットとしての自信がついてきたのであろう。
- ゲームでも戦闘でよく聞く台詞の一つ。
- 「もし、そうならそれは卑怯ですよ! シャア・アズナブル、名乗った方がスッキリします!」
- 第13話で、ハヤトが正体を明かすよう詰め寄っても「私はクワトロ・バジーナ大尉です」の一点張りをするクワトロに対して、割り込んで放った台詞。
- 「しますよ。どっちなんです? 教えてください!」
- 「ガンダムをシャトルへ移動させろ!」とはぐらかそうとするクワトロに対して。
- クワトロとしては、何とかこの場を有耶無耶にして誤魔化したいのだが、逃がすものかと言わんばかりにカミーユも食い下がる。
- 「歯ぁ食いしばれっ! そんな大人、修正してやるっ!!」
- あからさまにバレているのに「今の私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でも、それ以下でもない」というはぐらかしを繰り返しすクワトロについにブチ切れ、修正をかます。
- αでも、第51話で「クワトロとして応える」を選んでしまうと原作通りの流れとなり、飛田氏と池田氏のDVEが流れる。
- 「どんな事情があるか知らないけど……どんな事情があるか知らないけど!」
- クワトロを殴り倒してなお、詰め寄った台詞。
- 「そういうことか…地球連邦政府は地球上でも敵をつくっているのか」
(地上で文明を築くことは、また地球を汚染することだと、なぜ気がつかない人々がいるんだろうか。そんなことで人を傷つけあうのは、つまらないことなのに…) - ジャブロー降下作戦後、地球上の反地球連邦勢力カラバと合流したクワトロとカミーユ。そのネットワークが地上でも着実に広がりつつあることを知ったカミーユは、実感としてこんな独白をしている。周囲の大人たちの影響もあるだろうが、宇宙から地球を見てきたスペースノイドらしい感性といえる。
- 「口先だけで、本当は戦争が好きな人なんじゃないのか?」
- 第14話で、ヒッコリーを目指すアウドムラをロザミア隊が強襲。クワトロはすぐさま百式でベースジャバーを駆り出撃するが、他の機体には残って迎撃を指示する。アウドムラ防衛を優先した判断と思われるが、続けて出撃するつもりだったカミーユには、自分が戦いたいだけと受け取られたようだ。
- 「知りませんよ。傷を舐め合うような男と女なんて」
- 第18話で、フォウ・ムラサメからアムロ・レイとベルトーチカ・イルマについて「あの恋人たちとお知り合いなの?」と尋ねられた言葉に対しての返答。
- しかし、後のカミーユとフォウもその「傷を舐め合うような男と女」の関係になるとは、この時の2人は知る由もなかった。
- 「好きさ。自分の名前だもの!」
- 第20話で、サイコガンダムのコクピットの中で、死の間際のフォウに「今でも自分の名前が嫌いか」と言われて。
- 自分の名前を嫌っていたカミーユだったが、フォウとの出会いで成長した。コンプレックスを乗り越え、受け入れた瞬間。
- 「トーレスの奴、トーストにしてやる」
- 第21話で、色々とうるさい指示を出すトーレスに対しての不満が入った独り言だが、通信回線を切るのを忘れたままぼやいたためトーレスに聞かれる羽目に。帰還後ケンカになってブライトに殴られる。
- 「あんた、俺の姉さんじゃないだろ!」
- エマに注意を促したものの「男って戦争になると元気で、頭も回るようね」などと嫌味で返されてブンむくれた台詞。
- 口ではこう言っているものの、本当は姉や母のようなものをエマに求めていた。なお、トーレスの時の反省からかこの時は通信回線を一旦切ってから毒づいている。
- 「戦艦でもない。モビルアーマーか?あり得ることだ」
「あの機動力は間違いない、モビルスーツクラスだ。しかも、戦艦の主砲を持っている。」 - 目視カメラにまだ映らない遠方からガブスレイが放ったフェダーインライフルを回避して呟いた台詞。カミーユのニュータイプとしての勘はより研ぎ澄まされたものとなっている。
- 「迂闊だった。新型が2機も出るなんて、これが甘えだと言うのか……」
「戦場で役にも立てず、俺はこんなところで窒息死して、俺は親のところへ逝くのか……」 - 宇宙に帰ってきて、ジェリドとマウアー・ファラオとの戦闘でMk-IIのコクピットハッチが開いてしまい宇宙に投げ出されて。
- ようやくカミーユが己の行いを反省した瞬間である。この後、輸送機で駆けつけたファに救助されて事なきを得た。
- 「死ぬかもしれないんです。綺麗にしておかなければね……鳥に笑われます」
- 第23話にて、作戦宙域に向かっている最中なのに部屋の掃除をしていた事をエマに咎められて。ここで言う鳥とはカラスやハゲタカなどの死肉をついばむ類の鳥を指す。さらにこの時、「無宗教ですけどね」と言いつつ自分が殺したパイロットたちの霊を慰めるための手作りの祭壇のような物を見せている。
- 自分や敵の死と何度も向かい合わされた結果、この時点ですでに精神崩壊の前兆とも取れる様相を見せている。
- 「すごい迫力だ。ファ」
- ファ「どういう意味?あたしがパイロットに向いていないって事?」
- 「そのパワーなら十分パイロットになれる。うん、そう思う」
- 第29話より、脱衣所でシンタとクムを躾けるファに対して。なかなかの躾けぶりにわざとらしい表情で茶化すが、ふてくされたファに頭からバスタオルを被せられてしまった。珍しくコミカルなシーンであり、他にも脱衣所とファの胸元を覗いて引っ叩かれるカミーユや、バスローブ姿のファといったサービスシーンが見られた。
- 「子供は遠慮がないから嫌いなんだ」
- 第35話より、フォウのいる地球を目前にし、先日レコアが死んだ事もあって心穏やかではないカミーユは、苛立ちからシンタやクムに冷たくあたり、さらに自分を非難するファにこう吐き捨てた。完全な八つ当たりだが、カミーユは苛立ちの原因を理解しながら、感情を抑えきれない自分自身へ、さらに苛立っていたのである。
- 「フォウは今は何も分かってないんです。分からせてやればいいんですよ!」
「強化人間なら外的な条件付けで戦闘を強要されているだけなんだ。治してあげれば済むんです! 性急に殺す事なんてないでしょう!?」 - キリマンジャロ基地に潜入した時に再会したフォウを射殺しようとするクワトロに訴えた台詞。
- カミーユがクワトロにここまで必死になって訴えるのは初めてでもあり、それだけカミーユにとってフォウは大事な存在なのだ。そして、これを見たクワトロはカミーユがフォウに恋をしてしまった事を見抜く。
- 「よし、コクピットを開けろ!」
- 第36話で、必死の呼びかけの末にフォウがサイコガンダムのサイコウェーブから解放され、正気を取り戻したのを見て安堵しながら呼びかけた台詞。ところが、カミーユはこの時フォウに気を取られすぎて、心に油断が生まれてしまった。
- 「サイコガンダムのコクピットにいてはいけない。早く!」
- 正気を取り戻したフォウが「カミーユ、あなたなの?」という呼びかけに対して、サイコガンダムから早く降りるよう促した台詞。
- 「フォウ、目を開けろよ。嘘だろ? こんなの嘘だろ!? 目を開けてくれよ、フォウ!! うわあああああっ!!!」
- 腕の中で息絶えたフォウを抱きかかえた時に叫んだ慟哭(ちなみに、TV版第30話でマウアーをカミーユに殺されたジェリドの時とは正反対となっている)。
- 「僕はもうあなたの事をクワトロ大尉とは呼びませんよ。貴方はシャア・アズナブルに戻らなくてはいけないんです!」
- キリマンジャロで息絶えたフォウを横抱きに抱えながら。ララァの死の再現を防げなかった事実を目の当たりにし、シャアは長い雌伏の時を終えて表舞台に立つ事を決意。スパロボでもお馴染みのダカール演説へと繋がる。
- なお余談だが、その後カミーユは実際にクワトロを「シャア」と呼ぼうとしたが妙に違和感のある表情を見せ、それに対してシャアも「今はクワトロでいい」と返している。結局、物語終了まで「クワトロ大尉」と呼び続けるのだった。周りとは違う、二人の間の深い絆が伺える。
- 「何故そうも簡単に人を殺すんだよ! 死んでしまえ! 死んで!!」
- 第41話で、レコア率いるティターンズの部隊がスペースコロニーに毒ガスを注入して、住民を皆殺しにしたのを光景を目の当たりにしたカミーユは、憤りを爆発させる。
- 敵が相当な行いをしたとはいえ、「何故そうも簡単に人を殺す」と言った途端に「死んでしまえ」と殺しにかかってる辺り、インパクトのある台詞である。
- 「ダメです、僕には撃てません!」
- 第42話において、「ロザミィ」と再会するが、ゲーツ・キャパの乗るバウンド・ドックから発せられる邪悪な波動で、彼女が「ロザミア」に戻ってしまう。撃てずにいるカミーユにクワトロが叱咤した時に。
- α外伝では、カミーユがサイコガンダムMk-IIで暴走するロザミアにとどめを刺すシーン(原作で言う第48話)で用いられ、DVEで収録されている。
- 余談だが、上記のカミーユとクワトロとのやりとりは、『機動戦士ガンダムUC』OVA版第4巻におけるある場面にてオマージュされている。
- 「バカ! 死んだら……死んだらおしまいじゃないか、死んだら……」
- 第44話で、隕石基地でサラを捕獲したカミーユは、「シロッコは人類の新しい世界を切り開く存在で、彼の理想のためなら死んでもいい」とキッパリと言い切る彼女に、言い様のない怒りと悲しみを覚える。
- フォウをはじめ多くの死を見てきたカミーユにとって、サラの考え方は到底受け入れられるものではなかったのだ。
- 「僕にはまだ人殺しはできそうにない。それに、人殺しが一番いい方法とも思えないだろう?」
- サラをアーガマに連れて来た事に対して咎めてくるファに対して。
- かなりのMSを破壊し間接的に人を殺しているが、これは知っている人を殺したくないという事だろう。
- ここでは「できない」と言っているが、48話では…
- 「うぁぁぁぁぁー!!アポリー中尉!」
「貴様!貴様あああ!貴様あああああーーー!!!!」
ジェリド「これが戦争だろうが!…Zのパワーが!?」 - 第45話でジェリドにアポリーを撃墜されてしまう。それを見たカミーユの怒りに呼応するようにΖガンダムのビームサーベルの出力があがり、バイアランを受けたサーベルごと切り裂く。
- 隠されていたバイオセンサーがここにきて初めて正常に発動したと思われるが…?このあたりから登場人物が次々と死んでしまい、カミーユは毎回悲痛な叫びをあげている。
- 「誰でもいい! 止めてくれ!!」
「ロザミィ……可哀想だが! 直撃させる!」 - 第48話、精神崩壊し暴走するロザミアのサイコガンダムMk-IIに対する台詞の一部。前者はアーガマに接近するのを止めようとして、後者は説得を振り切られて撃墜以外に止める手段を失った際に。Ζガンダム1機ではサイコガンダムMk-IIの進行を阻む事が出来ず、帰るべき場所であるアーガマを守る為に撃墜を覚悟するが、引き金を引く刹那、Ζガンダムの中でカミーユの叫びが空しく響く。
- 「ニュータイプも、強化人間も、結局何もできないのさ」
「できる事といったら、人殺しだけみたいだな」 - 同話、サイコガンダムMk-IIをやむなく撃墜した後、自虐を連発するシーン。笑顔でファに語りかけるのが不安を掻き立てる。
- この時点でカミーユは、ニュータイプ能力の肥大化のために神経をすり減らしており、精神の限界が近づいていた。
- α外伝においてもロザミアが死亡すると同様の台詞を言う(以降の作品ではロザミア生存が正史)。また、α外伝で原作と唯一違う点は、フォウがその場にいる事。
- 「貴様のようなのがいるから、戦いは終わらないんだ! 消えろ!!」
「こんな死に方、嬉しいのかよ!? 満足なのかよ!? 誰が、誰が喜ぶんだよ!!」 - 第49話、ジェリドとの最後の戦いでの台詞。
- 「ヘンケン艦長や、カツを殺した人を、このままにはしませんよ! この決着はつけるんです。そうでしょ?」
「そうでなければ、こんな宇宙も、人の住んでいるところも、息苦しくって……」
「中尉、アーガマまで戻りましょう。Mk-IIで戦うのは無理です」 - ヘンケンが死んだ後、エマに対して言った台詞。一見なんでもないようだが、実は宇宙でバイザーを上げたのを自覚していないため、精神が崩壊する前兆として極めて印象に残るシーン。カミーユはどれだけ危険な事をしているのか全くわかっておらず、エマから厳しく注意された。
- なお、劇場版では同じシーンでも、台詞がまったく違う。
- 「貴様! 人が死んだんだぞ! いっぱい人が死んだんだぞ!?」
「遊びでやってんじゃないんだよーッ!!」
「生命は、生命は力なんだ! 生命は、この宇宙を支えているものなんだ! それを、それを!」
「こうも簡単に失っていくのは、それは……それは、酷い事なんだよ!!」
「何が楽しくて戦いをやるんだよ!!貴様のようなヤツはクズだ!!生きていてはいけないヤツなんだ!!」 - 第49話にて、戦闘を狩猟のように楽しむヤザン・ゲーブルを断罪する叫び。
同時にカミーユとΖがピンク色に光り出してハイパー化を始め、ハイパー・ビーム・サーベルでヤザンのハンブラビを両断するのだった。 - ついに、ニュータイプとしての力がΖガンダムを通して具現化し始める。
- ゲームでは2行目の部分が戦闘台詞でも採用されている他、GC・XOではジュドーたちを修正する際にも言う。
- 「本当に排除しなければならないのは、地球の重力に魂を引かれた人間たちだろう!?」
「けど、そのために大勢の人間が死ななければならないのは、間違っている!!」 - 最終話(第50話)にて、グリプスII内部でシロッコ、ハマーンと対峙して。フォローしているとは言え、何気なくとんでもない事を言っている。
- 「人の心を大事にしない世界を作って、何になるんだ!」
- 上記の台詞の後、ハマーンやシロッコから自分の言い分を一蹴されてもなお叫んだ台詞。
- 「この戦いで死んだ人は、それで世界が救われると思ったから死んだんです! 僕もあなたを信じますから!」
- 最終決戦にて、クワトロに対して「こんなところで何をやっているんだ」と一喝して。
- 最後までクワトロを信じたカミーユ。だが、皮肉にもカミーユが信じたシャアは、この数年後に地球潰しを敢行する……。
- 「お前だ! いつもいつも脇から見ているだけで、人を弄んで!」
「許せないんだ、俺の命に代えても、体に代えても、こいつだけは!」
「わかるはずだ! こういう奴は、生かしておいちゃいけないって!」
「わかるはずだ! みんな、みんなにはわかるはずだ!!」 - シロッコとの最終決戦時の台詞。限界まで研ぎ澄まされたカミーユの言葉は理論ではなく感情的に訴えるものが多い。
- 「わかるまい! 戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の身体を通して出る力が!!」
- シロッコとの最終決戦時の台詞。ヤザンとの戦い同様、ニュータイプの力がΖを通して発現。シロッコは「Ζに何か隠された武装があるのか!?」と思っただけで、カミーユの言う通りその力を理解する事はできなかった。
- 「まだ、抵抗するのならっ!うおぉぉぉーっ!」
「ここからいなくなれぇぇぇぇぇっ!!」 - ウェイブライダーによる突撃をシロッコに仕掛けた時の台詞。この台詞と共に無限のオーラを放つウェイブライダーはジ・Oの腹部に突っ込み、シロッコを葬った。
- 「シ、シロッコ…やったのか!? 光が……広がってゆく………」
- シロッコを遂に倒した時の台詞。しかし、戦いを通じて肥大化したカミーユのニュータイプ能力は死者の魂だけでなく、死ぬ間際のシロッコの怨念まで吸収してしまい……。
- 「……あ? 大きな星が点いたり消えたりしている……。あはは、大きい! 彗星かな? いや、違う……違うな。彗星はもっと、バァーって動くもんな」
「暑苦しいなぁ、ここ。うーん……出られないのかな? おーい、出してくださいよ。ねぇ?」 - ガンダムシリーズだけでなくアニメ史に残る衝撃のシーン。
- まさに全身全霊をかけてシロッコを打倒したカミーユであったが、これまでの精神的な疲弊とシロッコ最後のあがきを喰らい、ついに精神が崩壊した。カミーユはニュータイプとして最高の能力を持っていたが、人の死や悲しみ、怒りといった感情を敏感に受け止めすぎた結果、精神がついていけなくなってしまったのだ。
- なお、カミーユを演じた飛田氏は、前述の通り「富野由悠季氏から『キャラクターの生死は、演じるあなたたちのオーラにかかっています』と言われた中で、この台詞が一番楽に喋れた台詞だった」と語っている。
劇場版
- 「戦争がなくったって父は愛人を作ったし、母は母で父が若い女と寝ていることを知っていても、仕事に満足しちゃって父を見向きもしなかったんですよ!」
「軍の仕事だ、ティターンズのだって張り切ってみせて……」
「エゥーゴだティターンズだなんて、そんなのはどうでもいいんですよ!」
「子供はね……親に無視されちゃたまんないんです!」 - 両親が死んだ後で、両親への不満をぶちまけるシーン。TV版とは違い、クワトロ達もカミーユの話を聞き、エマが振ったシャアの話に対してもカミーユの意見に同調するような態度をとった事で、これまでの両親に対する鬱憤が和らいだ。
- ここから少しづつTV版と違う流れになっていき、劇場版の結末につながる。
- 「僕だって、ティターンズの事を知ってしまえば戦うしかないじゃないか!」
- 大気圏突入前のファとの会話にて。テレビ版では戦争で平和な生活を失ったことを愚痴りあうだけだったが劇場版では変わってしまったカミーユを心配するファに対し、カミーユはティターンズに関わってしまった現実に立ち向かう覚悟を告げる。
- 「僕の事はお隣さんのファ任せだったんだ。うるさい娘でね」
「『爪を噛むな、両手をちゃんと洗え、パンツを取り替えてるか』って!」
「えっ!? ……俺って何を話してんだ?」 - サイコガンダムのコクピットで両親について話すシーンでファの話になった時。
- TV版では「口うるさく言うファに自分が男である事を証明したい」というニュアンスだったが、劇場版ではファがいつも一緒にいてくれた事に気づき、自分が孤独ではない、自分と似ていると思っていたフォウと違う点に気づいてしまい、フォウと別れる事になってしまう。
- 「とっくに好きさ。自分の名前になっているもの!」
- フォウに「『カミーユ』って名前、今でも好き?」と問われて。TV版と比べてやや長い台詞に変更されている。冗長と感じた方もいるだろうか。
- TV版と違う印象としては、TV版ではこのフォウの問いに対して初めて心から受け入れた印象があるが、劇場版ではフォウとのやりとりですでに気づいていたのだろうか。
- 「戦争に女性を利用するなんて、まともじゃないよ!」
- 劇場版でサラ・ザビアロフをシロッコから離そうと必死に説得する。クワトロが聞いていたらどう思ったのだろうか。
- 「この機体を壊さなかったのは、やましい事をしているって自覚があるからだ…バカな娘が!」
- 無人のΖガンダムを見過ごしたサラに対して。自身と環境への疑問が行動に出てしまっているのを客観的に察知している。
- 「こんな、ジオンくさいスーツ!」
- アクシズと交渉決裂し、脱出のために奪って着込んだアクシズ一般兵のノーマルスーツを脱ぎ捨てて吐き捨てた一言。
- 「ヘンケン艦長やカツや、みんなが死んでいたからって、エマさんはまだ生きています!」
「命の限界って、僕らが思っている以上に強いんです!」
「はぁ……一瞬気絶していました……。もう、こんな事はやりません」 - ヘンケンが死んだ後、エマに対して言った台詞。TV版では精神が崩壊する前兆だったが、劇場版ではエマに気合を入れるためにバイザーを上げた。
- 宇宙でバイザーを上げたのを自覚しているのが、大きなポイント。
- 「本当に排除しなければならないのは、地球の重さと大きさを想像できないあなたたちです!」
- グリプスII内部でシロッコ、ハマーンと対峙した際の台詞の劇場版バージョン。TV版とは考えが異なっている。この場にいたシャアもアクシズ落としの事を考えると、やはりこの言葉が当てはまる。
- 「ならば! ビーム・コンフューズ!!」
- 宇宙世紀ガンダムシリーズではほぼ唯一と言っていい「技名を叫ぶ」シーン。
- TV版ではキュベレイのファンネルをシールド防御したが、劇場版ではビームコンフューズにより多数のファンネルを一瞬で撃墜した。
- 「あなたはいつも傍観者で、人を弄ぶだけの人ではないですか!」
「その傲慢は人を家畜にする事だ! 人を道具にして!」
「それは一番、人間が人間にやっちゃいけない事なんだ!!」 - シロッコとの最終決戦時の台詞の劇場版バージョン。TV版における「お前だ!いつもいつも傍から…」とは異なり、シロッコの本性を鋭く突いている。
- 「わかるまい! 戦争を手段にしているシロッコには、この僕を通して出ている力が!!」
- シロッコとの最終決戦時の台詞の劇場版バージョン。
- 「女たちの所へ戻るんだ!」
- ウェイブライダーによる突撃をシロッコに仕掛けた時の台詞の劇場版バージョン。TV版における「ここからいなくなれ!」から、明確な意図を持って差し替えられた。
- 「はあ…動いたぁ!」
- シロッコに勝利した後、テレビ本編同様に吹き飛ばされるウェイブライダーは劇場版ではZガンダムに変形していき、変形を終えた直後、カミーユは自分の意識が現実世界に戻ってきたことを口にする。
- 「ああ、メットを交換する。シロッコのモビルスーツはジュピトリスを道連れにしたんだ……」
- テレビ本編とは逆にファの呼び掛けに応えたカミーユ。シロッコの城とも呼べるジュピトリスが崩壊していく光景にカミーユは何を思ったのか…
- 「ファだけは、幻覚でもなければ、意識だけの存在だけでもない。こうやって抱く事ができるんだから」
- 劇場版での最後の台詞。カミーユとファはコクピットから飛び出し、お互いの存在を確認するよう宇宙に浮かびながら抱き締め合った[3]。2人とガンダムが映るこのラストシーンは『機動戦士ガンダムF91』におけるシーブックとセシリーを彷彿とさせる。
- こうした場面を一例に、富野由悠季氏はカミーユの新たなニュータイプ像を描けた理由として「精神的な繋がり(共感)だけでなく、ファという大事な女性の肉体的な繋がり(体感)を得たことが大きい」…等のコメントを特集誌『機動戦士ガンダムZ ヒストリカ』にて残している。
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「戻れ、戻るんだ、Mk-IIの女の子が危ない!」
- 第34話でアリアスのバウに苦戦するプルに思念を送り、さらにジュドーらシャングリラ組にプルの窮地を伝えた際の台詞。
- 「空が、空が落ちてくる!」
- 「いけない!空を落としちゃ!ダメだ!これ以上悲しみを増やしたら!」
- 第35話より。ダブリンへのコロニー落としを察知し自我を取り戻したのか、無我夢中で駆け出す。ロザミィの台詞も彷彿とさせる。
- 「もし戦うのに理由がいるなら、その君の怒りこそ、理由だ!」
- 第36話より。コロニー落としによって死んでいった人間の思念を感じ取り、苦しむジュドーに聞こえたカミーユの言葉。
- 「その君の勘から発した、君の怒りと苛立ちは理由になる!」
- 第46話より。グレミーとジュドーが対峙した際、戦う理由を問われて戸惑うジュドーに再び聞こえたカミーユの言葉。
その他
- 「エッ…エマさぁーんっ!!」
- 漫画版にて、自分を庇ってレコアが撃墜された事に激怒したシロッコに、エマが惨殺される姿を見たときの叫び。
- 「ティターンズが連邦軍のエリートだと言っても優れているのは戦闘技術だけで、人格は問われないんですね」
- 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』にて、TV版第1話で言えば宇宙港でのジェリドとの因縁が始まる場面。
- ブライトにサインを貰おうとしていたところにティターンズが通りかかり、ジェリドから茶々を入れられた事に激怒するという流れに変更されている。
スパロボシリーズの名台詞
TV版・劇場版含めて感情的な台詞は多いのだが、原作TV版と比べると過激さやヒステリックさを感じさせるセリフは少なく、年下のキャラクターも多い故に子供っぽさも無い為、総じて冷静さを保っているイメージが強い。しかし、傲慢さや非道さを隠そうとしない相手に対しては素直に怒りを露わにしている。
戦闘台詞
- 「V2ガンダムの光の翼を使う! 行けぇーっ!」
- 『α外伝』において、カミーユをV2ガンダムに乗せ光の翼(通常バージョン)を使った時の台詞。飛田展男氏による音声で収録されている。音声はないがDでも似たような台詞がある。ウッソ以外に光の翼(通常またはMAP兵器)を使用した時に専用の台詞が出てくるのは、彼やウッソの他にアムロ、クワトロ、フォウ、ルーがいる。また、このメンバーの中で、台詞に一番気合が入っている。
- 「いつの時代になっても、ニュータイプは戦争の道具だというのかよ!」
- 『α外伝』における、人工ニュータイプであるカリスとの特殊戦闘台詞。
- 自分達の現状では、まだ世の中がニュータイプの事を分かっていないからと割り切れもしたが、遥か先の未来でも自分達の時代から全く進歩がなく同じ事が続いているとなると、悲しみ、無念さや悔しさに項垂れるしかなった。
- 「クワトロ大尉…いや、シャア・アズナブルかっ!!」
「あなたはシャア・アズナブルを名乗って、何やってんです!?」
「クワトロ大尉…あなたが本気で地球を潰すというのなら!」
「もう容赦はしませんよ、クワトロ大尉…いや、シャア・アズナブル!」 - IMPACT、『第2次α』でのネオ・ジオンの総帥となり『逆襲』してきたシャアとの戦闘台詞。原作ではシャアとして再起するように持ち掛けたのはカミーユだったが、まさかこんな形で再起した彼と合間見える事になろうとは、何とも皮肉な話である。完全な決別を表しているかのようにみえるが……
- 「ΖIIでここを突破してみせる!!」
- α外伝、IMPACTにてΖIIに乗った時の戦闘台詞。
- 「憎しみを吐き出すだけの存在は、この宇宙から消えろ!」
「なぜ、わからない! 人は憎み合うだけの生き物ではないことが!」
「貴様のエゴのためだけに、人の未来を渡しはしない!」 - 『第3次α』にて、最終決戦におけるプロヴィデンスに乗ったクルーゼとの戦闘台詞。前大戦でやり方こそ誤ったが、曲がりなりにも人類の未来や行く末を案じて走った信じた元上官の行動を、本質を理解しようとすらせず、曲解して自分の呪われた運命による狂気の行動への正当化するための引き合いに出した事から、凄まじい怒りがあふれている。
- 「ケイサル・エフェス! 怨念に人の魂は渡さない!」
「お前は神でも悪魔でもない! 憎しみに満ちたエゴの塊だ!」
「人の革新…過去からの亡霊を断ち切って、進ませてもらう!」 - ケイサル・エフェスへの特殊戦闘台詞。シロッコとの最終決戦を彷彿とさせる戦闘前会話から察するに、丁度TV版最終話のような状況でカミーユに力が宿っているものと思われる。
- 「目先の目的だけで動くな、ガロード!!」
「ゲイナー! もっと現実を見るんだ!」 - 『Z』中盤にてZEUTHで内紛が発生した際に敵対したガロード、またはゲイナー・サンガと戦闘すると発生する特殊台詞。
- 「どこまでもターンタイプを弄ぶのか!」
「そのモビルスーツは、人の手に余るものなんだ!」 - 『Z』で、ターンXに搭乗したギンガナムと戦闘すると発生する特殊台詞。
- 「貴様の春など、地球にも宇宙にも来させちゃいけないんだ!」
- 『Z』で、ギンガナムの攻撃を回避すると発生する特殊台詞。
- 「やめろ、シン! それじゃ、自分自身までも滅ぼすぞ!」
- 『Z』終盤にて、原作ルートに進みデュランダルの配下となったシンの搭乗するデスティニーと戦闘すると発生する特殊台詞。
- 「ギルバート・デュランダル! あなたのやり方を俺は認めない!」
- 『Z』終盤にて、デスティニープランを推進させようとするデュランダルの乗ったミネルバと戦闘すると発生する特殊台詞。中の人がクワトロと同じなだけあって、逆襲した時のシャアとの戦いを彷彿させる。
- 「子供の遊びに付き合う暇はない!」
- 『Z』で、戦闘した相手が子供だった場合、相手からの攻撃を回避した時に発生する特殊台詞。『逆襲のシャア』でクェスの操るα・アジールの執拗な攻撃を凌いだアムロを彷彿させる台詞である。
- 「俺は認めない! お前のそのエゴを、その傲慢さを!」
- 『第3次Z時獄篇』にて逆襲したシャアと戦闘した際に。語調にかなり力が篭っており、シャアへの怒りと失望が非常に強く感じられる。劇場版ZでのTV版との変更を鑑みればこれも当然と言える。もっとも、時獄篇のシャアの真意は原作とは全く別のところにあったわけだが…。ちなみにフロンタルとの決戦時にも採用されている。
旧シリーズ
- 第2次
- F完結編
-
- 「そうですね……確かに今までとは違います。プレッシャーが感じられない」
- 第4話「アクシズの攻防」にて、前作『F』から何度も自分達の前に立ち塞がり、散々邪魔をしてきたカトルのサンドロックが、またもや現れたものの前々話でのレディの暴走による一件で、ロンド・ベルと敵対するべきなのか迷っており、それをエレが霊力による予知で彼の心から敵意は感じられず迷い悩んでいると聞き、同じニュータイプであるアムロから意見を求められた際に返した答え。カミーユも優れたニュータイプ能力で彼が自分達と敵対する意志がなくなっている事を見抜く。そして…。
- 「アムロさん、もしかすると……」
- 上記の台詞の後、アムロが「彼らはコロニーのために戦っていると言っていたな……ならば、敵対する必要はないはずだ」と説き、もしかしたら今の状態なら、彼を仲間に引き込めるのではないのかと暗に提示した台詞。この後、アムロも今なら話が通じるかも知れないと頷き、2人で説得を試みる事に…。
- カミーユ「よせ! 俺達は敵じゃない!!」
カトル「!? そ、そうですよね……わかっていたんだ……ずっと前から……ロンド=ベルは敵じゃないって……それなのに、僕は……お願いします! 僕を、ロンド=ベルに加えてください! ……勝手な言い草だという事は、十分承知しているつもりです……けど……このままじゃ……」
カミーユ「本気で言っているのか?」
カトル「ええ……もう、あなた達と戦う理由はありませんから……」
カミーユ「……君の名前は?」
カトル「カトルです。カトル=ラバーバ=ウィナー」
カミーユ「……なるほど、確かに信用してもよさそうだ」
カトル「? 今のは…宇宙の心?」
カミーユ「カトル、君を歓迎するよ。ロンド=ベルの一員として」
カトル「本当ですか! ありがとうございます!」 - 上記の台詞の後、カミーユでカトルを説得した場合のやり取り。彼の真意や決意が本物かどうか確かめるべく、一度は試すような物言いをするが彼の真摯な応対を受け、仲間に引き入れる事にする。なお、一度はカトルがニュータイプのカミーユと共鳴するような描写があり、「ガンダムWの5人のガンダムパイロットの中でも一番感覚が鋭敏で、「勘」というものに関しては神憑りレベル」という『新機動戦記ガンダムW』のシリーズ構成を担当した、脚本家の隅沢克之氏による設定が如実に再現されており、宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力を持つカミーユと高度な感応を示しているあたり、芸が細かい。これが縁なのか、後のスパロボシリーズでもカトルとは何かと絡む事が多くなる。
- なお、後のシナリオに出てくるデュオ、トロワ、そしてヒイロの3名はカトルが仲間にいないと説得できないので、彼らも仲間に引き入れたいならこのステージでのカトルの説得は必要不可欠である。
αシリーズ
- α
-
- 「一年戦争の戦記物で見たことがある…あれがジェットストリームアタックか!」
- リアル系ルート第5話「ジオンの亡霊」にて、アーガマの地球降下の最中、マ・クベの艦隊と戦闘に入り、主人公のヒュッケバインMk-IIに黒い三連星がジェットストリームアタックを仕掛けたのを見て呟いた台詞。やはり見聞のみで知ったものと、実際に目の当たりにしたものとでは説得力が違うのである。
- 「俺はいいよ。ガンダムの整備もあるから。あと、誰かが留守番しなきゃならないだろう?」
- 第8話「出撃!その名はジャイアントロボ」のシナリオデモにて、甲児や豹馬らバトルチーム、デュオと言った面々から花火大会の見物を誘われた時に、同行を断った台詞。
- やはり、スパロボ補正で原作よりはいくらか柔和になっているとはいえ、富野作品の主人公らしく、集団行動はあまり得意ではない名残があるようである。
- 「…それは理想論だよ。人はそんなに都合良く変われやしない」
「その証拠にニュータイプ能力に覚醒した人達は戦場に駆り出されるか…軍によって身柄を拘束されている」
「一年戦争のエースパイロット、アムロ=レイのように…」
「今の地球圏じゃ、ニュータイプという言葉は誤解と偏見で固められている…」 - 南アタリア島ルート第11話「ガンダム強奪」のシナリオエンドデモにて。ちずるからニュータイプのことを「誤解なしでわかりあえる人達」を引き合いに出された時に、カミーユなりにニュータイプの現状を述べた台詞。
- やはりスパロボの世界でも、ニュータイプはただ少し勘が良いだけの普通の人間にも関わらず、その力を怖れる人々によって、軍に拘束されるなど人間らしい生活さえ送らせてもらえないどころか、使い捨て同然の戦争の道具に扱われるなど非人道的な扱いをされているのは変わらないようである。かつてジオン・ズム・ダイクンが提唱したニュータイプ理論は、一般の人々には理解してもらえず理想論の一言で片づけられているのが現実のようである。
- カミーユが原作や本作においてニュータイプと呼ばれる事に拒否感を抱いているのは、何かにつけてアムロと比較される事に疎ましさや重圧を感じていただけでなく、自分もアムロと同様に戦争の道具として扱われる事を怖れたからなのかも知れない。
- なお、スパロボでもニュータイプが超能力者かエスパーか何かのように間違われる事が多い中、珍しく甲児やちずるだけは普通の人間と変わらないとフォローしてくれたのが、カミーユにとっては救いでもあった。
- (…キレイな子だな)
- 宇宙ルート第21話「ホンコン・シティ」のシナリオデモより。ニュータイプ能力が引きあわせたか、原作通りに偶然出会ったフォウを見た時の第一印象。
- 原作にはないオリジナルの独白で、アムロに対してはフォウに出会った時の事を、「恋とは違う感情で、何か硬質な感じがする」と難しい表現で語っていたが、やっぱり思春期の少年故にフォウほどの美人を見ればこう思うのが普通だろう。
- 「あいつ…戦闘経験が有るのか…?」
(いや…そんな感じじゃない。この感覚は…もしかして、あいつは……危険だが、やらせてみる価値は有るか…?) - 宇宙ルート第23話「始動ダブルゼータ」より。コア・ファイターでハンマ・ハンマの攻撃を凌いだジュドーの力量を目の当たりにして、或る予感に突き動かされイチかバチかの「賭け」に打って出る。
- α外伝
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- 「こいつを…ジャミトフを倒せば、ティターンズは壊滅する!!」
「本当に排除しなければならないのは、お前達のように地球に魂を引かれた人間だ!! 例え、第二第三のティターンズが現れるとしても…ここでお前達を倒せば、衝撃波で死ぬ人はいなくなる!!」 - 第9話「愚者の祭典」より。ジャミトフとの戦闘前会話。
- 「私を倒したとしても第二第三のティターンズが現れる」と口にしたジャミトフに対し、真っ向から反論したが、のちにジャミトフの言葉が現実のものとなってしまう。
- 「黒歴史の彼方に消え去れ!! カシム・キング!!」
- 第39話「決戦!Xポイント」にて、ロザミィ死亡イベントが起きると発生する台詞。また、ウェイブライダー突撃も追加されることになる。カミーユの真のニュータイプ能力が覚醒したシーン。このイベントによりΖは強化され、アムロやシャアを越える強さに。
- 「ああ…二人も元気で」
- エンディングでプリベンターの本部へ旅立つルーとフォウにかけた台詞。作中でファとフォウの間でうろうろしていた優柔不断な面影や未練がましさは何処にもなく、何かを吹っ切ったような晴れ晴れとした笑顔で、彼女を見送った。結果的にフォウにフラれてしまった形ではあるが、カミーユが男を上げた瞬間であった。
- 「こいつを…ジャミトフを倒せば、ティターンズは壊滅する!!」
- 第2次α
-
- 「シャア! お前が人の生命を犠牲にして人類の未来を築くというのなら…それは、今までお前が否定してきたシロッコやハマーンと同じ事だ!」
「言い訳を! そんな理屈に納得するものか!」
「シャア…! この期に及んで、まだ俺を上から見下ろすつもりか!」 - 第38話「星の屑再び」にて、ヤザンと戦って覚醒イベントを起こした後の、シャアとの戦闘前台詞。対決した際に、自分と一緒に来いと言うシャアへの怒りが込められており、ここからクワトロ大尉からシャアと呼び、完全に対決する決意をする。
- 「シャア! オルファンを包んだ光をお前だって見たはずだ!あの温かな光に包まれてもまだ人類が信じられないのか!?」
「どうして、わかってくれない!どうして、戦うんだ!?」
「今まで、一緒に戦ってきたあなたが、何故あんな事をしたんだ! 俺は…俺達は…」 - 第54話「逆襲のシャア」にて、シャアとの最後の戦いでの戦闘前会話。最後までクワトロのことを信じたかった、カミーユの思いが滲み出た発言。シャアもカミーユのこの発言には思わず言葉を詰まらせている。
- 「そして、強要されなくてもきっと人は革新を迎える! 何万年かかっても必ずだ!」
- シャア撃破後、急ぎ過ぎた結論を出したシャアに対しての返答。世界を救う事だけに執心し過ぎて人類に絶望せず、例え自分達が生きている間に成し得なかったとしても、次の世代が意志を継いでやってくれると信じたのである。
- しかし、この時はこうは言ったものの次の戦いで、カミーユは信じてきたものに裏切られ、人類に絶望しかけ危うくシャアと同じ道を辿りかける事になろうとは、この時は知る由もなかった。
- 「それは違う! 人の命に限りはあっても…人の意志は受け継がれていくものなんだ!例え、俺達がいなくなっても…俺達の意志を継ぐ者は必ず現れる!」
- 最終話、命に限りが有る人間の手で、恒久平和を維持する事は不可能と言い放つガンエデンへの反論。
- 「お前もクワトロ大尉と同じ道を選ぶ気か!?」
「人間は、そんなに信じられない存在じゃないはずだ!!」 - 同・最終話のイルイへの説得。クワトロの名前を持ち出し、幾分か厳しい口調で語気を荒げる辺り、カミーユの必死さが窺える。
- 「シャア! お前が人の生命を犠牲にして人類の未来を築くというのなら…それは、今までお前が否定してきたシロッコやハマーンと同じ事だ!」
- 第3次α
-
- 「自分の肉親の死を目の当たりにしたんだ…無理はないな」
- 第11話「君と戦場で」のシナリオデモにて。実父を失ったフレイを気にかけるサイ達の会話に続いて。原作で同じ経験を持ったものとして彼女の心情を察しての台詞。
- 「自惚れるな! αナンバーズには、お前より強い人間がいくらでもいる!それも肉体的にじゃない! 精神的にだ!」
- 第21話地球降下ルート「プリティ・デビル」より。フレイの謀略によって増長したキラに説教しようとして。しかし、この後「僕の気持ちが他の人にわかるものか」と反論されてシンジに説教役の座を譲ることに。
- 「どこまで人は…他人の命をエゴで踏みにじれば気が済むんだ…!」
「こんな戦いのどこに理想や信念があるというんだ!?」 - 第31話アラスカ行ルート「青き清浄なる世界のために」より。サイクロプスで味方ごとザフトを殲滅しようとする連邦のやり方に激怒する。
- 「全ての人々の未来か…」
「俺はみんなほど前向きにはなれない」
「俺達を滅ぼそうとした連中のためにも戦わなきゃならないのか…?」
「地球人同士の争いをやめようとしない連中まで守らなきゃならないのか…?」
「それじゃ、俺達はいつまで経っても都合良く利用され続けるだけだ。ほんの一握りの権力者達にな」 - クスハorクォヴレールート限定の台詞。上述のサイクロプスイベント後、連邦から反逆者扱いを受けたαナンバーズの面々が、それでも平和のためにと前向きに考えを示す中、カミーユだけは一人嘆いていた。
- それを聞いていたクォヴレーは「それが俺たちの使命ならばやるしかない」と冷静に諭していたが、逆にクスハはカミーユの嘆きに同調していた。シャアの人類粛清の理論に通ずるところがある。
- 「…カズイ…。わかっているよ、みんな…お前が精一杯やってきたことは…だから、もういいんだ…」
「平和になれば、また、みんなにだって会える…。それまで生きてさえいれば…」 - 第33話アラスカルート「暁への脱出」より。皆がオーブ防衛のため出撃する中、意気消沈したカミーユはアークエンジェルを降りたカズイと出くわし、周囲の目線を気にしている彼に対して励ます。
- 「…クワトロ大尉はこんな状況に絶望したのかもな…人は争いを繰り返し、何も顧みない…」
- 第37話「果て無き旅路の始まり」より。ついに地球追放という処罰を受けたαナンバーズの面々が前向きに考えたのに対し、彼は苦悩を吐露した。
- ブルーコスモスにより腐敗しつつある地球連邦の情勢を見て、封印戦争におけるシャア=クワトロの考えに共感しつつあったが、それを危惧したアムロに釘を刺されつつ諭された。
- 「戦う事でしか物事を解決出来ない俺達は、新たな時代を生きる資格は無いのかも知れないけれど…」
「生命が終わってしまえば、その新たな時代を迎える事さえも出来ないんだ」
「だから、俺は戦う。だが、この戦いで流れる血を決して無駄にはしない」
「それに人類の未来を誓う…」 - 宇宙ルートより。第2次αから引きずり続けていた長い苦悩の果て、遂にカミーユが導き出したひとつの結論。原作でもそうだが、カミーユは「命」に対しして「生きてこそ」という考えを持っている。ジュドーやヒイロも賛同し、彼に続く。
- 「賛成です! もう戦いはこりごりですから」
- 第40話惑星キャラルルート「勇者王、最後の刻!」より。レプリ地球においてパレッス粒子に侵され、戦う意思を奪われた状態の台詞。原作やスパロボでのカミーユを知っている人間からしたら、考えられないような言葉である。しかし、この時の彼の本音も少々混ざっている。
- 「お前の言っていることはただのエゴでしかない!お前は人類の未来を憂いて戦いを起こしたのでもなければ理想も志もないただの弱虫だ!」
- 第51話「終わらない明日へ」より。ラウ・ル・クルーゼを激しく非難する時のセリフ。
- 地球の未来を憂いて人類粛清を敢行したシャアとは違い、私怨と逆恨みで世界を滅ぼそうとするクルーゼにカミーユの怒りが爆発。第2次αで道を別ったとはいえ、苦悩の末に答えを急ぎ過ぎたシャアを理解できないわけではなかった様子。
- 「そんなやり方で覚醒する力なんて俺は要らない!ニュータイプの力はお前の言う闇も越える力のはずだ! 俺もあの人もそれを信じて戦ってきたんだ!」
- 同上。クルーゼとの戦闘前会話。「憎しみに満ちた戦いこそが人の革新をもたらし、シャアもそれに気付いていた」と語るクルーゼに、カミーユは怒りの叫びをあげる。たとえ最終的には決別しても、シャアが掲げた理想を信じようとするカミーユは、自分の凶行を正当化しようとするクルーゼを真っ向から否定した。
- 「しっかりしろ、シンジ! EVAに飲まれるな!EVAがお前を縛るならお前はそれに全力で抵抗するんだ!」
- 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。人類補完計画の依代にされたEVA初号機との戦闘前会話。かつて自分もバルマー戦役の頃に、否応なしに増大していくニュータイプ能力に加え、シロッコにトドメを刺した際に死に際の断末魔の怨念で危うく精神が崩壊しかけたように、シンジにも自分を縛ろうとする邪悪な力に負けぬよう心を強く持つよう訴えかけた。
- 「なぜだ…!? なぜ、一人で世界の行く末に結論をつけようとする!」
「なぜ、皆で語り合わない! そうすれば、滅びを回避する策だって見つかるかも知れないのに!」
「ならば、あなたの計画を俺達が止める! そこで運命などないことを知れ!!」 - 同上。ゲンドウと対峙した際の戦闘前会話。
- 自分もいつまでも手を取り合えない人類や、腐敗を続ける連邦軍に絶望し、シャアの地球潰しに同調しかけるまで悲観したが、多くの仲間の支えで再起することが出来た。その経緯を踏まえてか、まだ出来る事があるにも関わらず「どうあがいても無駄」と諦念に浸るゲンドウを痛烈に批判し、人類補完計画を阻止せんとする。
- 「大きい…彗星か…!」
- 第57話対バッフ・クランルート「憎しみの環の中で」より。バッフ・クラン軍の作戦によって彗星の眼前に誘い込まれた際に漏らした台詞。さり気なくTV版Ζガンダムの最終話で精神崩壊した際の台詞を意識した台詞である。
- 「わかれよ! こんなことをしてちゃ、人はいつまでも憎しみから逃れられないんだ!」
- 同上。ハルルとの戦闘前会話。恋人も故郷も失い、もはや自分の私怨を晴らす事しか頭にない彼女に、無意味な戦いを今すぐ止めるよう叫ぶ。復讐の鬼と化し自分達を執念深く付け狙う彼女の姿に、2年前に自分が戦いに身を投じるきっかけを作る事となった因縁の相手であるあの男の面影を見たのかもしれない。
- 「そうまでして憎しみを広げたいのかよ! この期に及んでまで!」
「意地や誇りが理由になるかよ! それが銀河に生きる人達の生命よりも重いって言うのかよ!!」 - 第58話対バッフ・クランルート「発動」におけるドバとの戦闘前会話。「男子の面子」「父親としての私怨」を理由に取り返しのつかない状況を招いたドバへ、怒りを露わにする。
- 「それがあなたに教えられたことですから…」
- 最終話より。魂となったシャア(クワトロ・バジーナ)と邂逅を果たしたカミーユが静かに言った言葉。自分がこの世から去った後も、自分の理想を信じようとしたカミーユに、シャアはカミーユが人の可能性を見せてくれる事を望み、この時カミーユは、生を越えてシャアと本当の意味で分かり合うのだった。
Zシリーズ
- Z
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- 「いい加減にしろ! 今はあれを地球へ落とさないことが一番大事な事だろ!」
「そっちは異星人との戦いが未体験な以上、俺達が引き受けるのが最善だと言ってるんだ!」
「文句なら、後でいくらでも聞いてやる! 今は目の前の敵に集中しろ!」 - セツコ編第8話「世界の終わる時」より。エゥーゴとの連携を頑なに拒むシンを叱った際の台詞。カミーユがシンを叱ったことがきっかけとなってカミーユとシンが親友同士となった為、カミーユが叱っていなければ『Z』でのシンの運命もまた変わっていたのかもしれない。
- 「…似てるんだ、そいつと俺…きっと少しのきっかけで俺もあいつのようになってしまうと思うんだ…」
- セツコ編第26話「ホンコン・シティ」より。カミーユがシンの事を気にかける理由。今回のカミーユは劇場版なので、シンのようになるというのはTV版のようになる事を指していると思われる。
- 「フォウの事だけじゃない…。戦争なんてやってる俺達が正しいわけがない!」
「それでもやるしかないんだ…!自分のやってる事が正しくないと知りながらも…!」
「だが、お前は違う! 今のお前は自分で判断する事をやめて誰かの決めた正しさに酔ってるだけだ!」 - セツコ編第35話ジブラルタルルート「戦闘神の影」より。ステラ返還の一件でアスランと揉めた挙げ句、議長に許された事によりアスランに対して増長した態度を取ったシンの言動が切欠で彼と論戦になった際の言葉。原作同様に議長の思想に溺れていくシンへのカミーユなりの危惧を表しているが、そんな中で戦いに対するカミーユの決意が側で聞いていたハリーを感銘させて後にキラへとこの言葉を伝える事になり、キラに大きな影響を与え、シンとの一触即発状態も一応は免れて自軍の空気も好転していく。劇場版でTV版から成長し、物事を大きく考えることができるようになったカミーユらしい台詞。
- 『時獄篇』ではシャアの再起に衝撃を受けていたところ、シンからこの台詞を下敷きにした叱咤を受けて立ち直っている。
- (だが、わからない…。俺は何度かUNを使用したが、俺達に関する記事は見た事がなかった…)
(検索条件をZEUTHにした時、なぜ、別働隊の記事だけが見つかったんだ…)
(それに俺達に潰し合いをさせるのが目的だとしても、こんな不確かな方法で勝算があると思ったのか…?) - セツコ編第38話「踊る悪夢」より。何者かの謀略によってUNにでっち上げの記事を書かれた事により残虐非道の極悪人の濡れ衣を着せられ、それを見た別働隊のメンバーが誤解し自分達に本気で攻撃を仕掛けた事によって、内部抗争が本格化しそうになったところを破嵐万丈とオルソン大尉が双方の誤解を解くべく、一時休戦した後で万丈たちに事の真相を聞いた場面で思った独白。
- なお、この疑問はランドルートではゲイナーが独白している。
- (ジェリド…。お前は最期の時に何を思った…俺を倒すためだけの戦いに何の意味があったんだ…)
- 第56話ミネルバ一時残留ルート「君の姿、僕の姿」に於けるジェリドの最期を見届けた時の台詞。
- 「いい加減にしろ! 今はあれを地球へ落とさないことが一番大事な事だろ!」
- ZSPD
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- 「多くの人の犠牲の上に取り戻した平和だ…!必ず守ってみせる!」
「戦いを望む者は、この世界から居なくなれ!」 - シークレットエピローグセツコ編第1話「眠れる脅威」に於ける無人機軍団との初戦闘時に発生する戦闘前会話。世界を再び戦火に巻き込もうとする者達への怒りを叫びながら、黒歴史の「傀儡」たる意志無き兵器に照準を絞り込む。
- 「あいつは…敵意は有るが、害意ではない…?自分のやっている事に信念を持っているのか…!」
「ためらえば殺られる…!向こうは迷いも何も無いんだ!」
「負ける訳にはいかない!俺達は世界を…人を信じて今日まで戦ってきたんだ!!」 - シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」に於けるXAN-斬-との戦闘前会話。ブラックオーバーマンから伝わる意思に一瞬の躊躇いを覚えるも、可能性に満ちた人類の未来を守るべく一切のセンチメンタリズムを棄てる。
- 「人間を愛するからこそ、エグゼクターシステムのマスターの役割を果たしていたのかもな…」
- 戦闘終了後にゲイナーからXANの真意を告げられ、人類への試練として敢えて「鬼神」と化したサムライに想いを馳せる。
- 「多くの人の犠牲の上に取り戻した平和だ…!必ず守ってみせる!」
- 第2次Z破界篇
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- 「マシンを支配するって…どういう原理なんだ…!?」
- 第32話「あばよ、ダチ公…」より。チミルフとの戦いの中、ダイガンザンを奪う方法として、リーロン説明したグレンラガンの合体システムを聞かされた際に少々困惑した台詞。
- 「俺は…こいつのような男を知っている…!」
「戦いを楽しむような男は危険だ…! ここで、この男を倒さなければ、いつか取り返しのつかない事になる!」 - 第35話ソレスタルビーイングルート「悪意の矛先」に於けるサーシェスとの戦闘前会話。ここでカミーユの言う「サーシェスのような男」とは、やはり彼の事か(前作の展開上、他にもあの人も該当しそうだが)。後に時獄篇にてガウルンと対峙した際にも同様の趣旨の台詞を言っている。
- 第2次Z再世篇
- 第3次Z時獄篇
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- カミーユ「せっかくだから行ってこいよ、バナージ。これも勉強だ」
バナージ「いいパイロットになるために必要だってことですか?」
カミーユ(そうじゃない。オードリーが参っているようだから、気晴らしに連れ出してやれ) - 第17話「開かれた新世界」にて。
- 「自分の命にすら執着がないから、他人の命を簡単に奪うことができるのか?!」
- 「BEYOND THE TIME」より。自爆という手段で、時空修復を妨害しようとするフロンタルに対しての台詞。何気に今作には登場してない彼を髣髴する発言でもある。
- 「わかりました!」
- 地球へと落下していくアクシズを前にブライトの一声「すまんが、みんなの命をくれ」にカミーユは真っ先に、即答する。シャアが繋いでくれた千載一遇の機会を、この手につかむために。
- カミーユ「せっかくだから行ってこいよ、バナージ。これも勉強だ」
COMPACTシリーズ
- IMPACT
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- 「…さよなら、フォウ…」
- 第1部地上激動篇第31話「グリプスの亡霊」にてカミーユでサイコガンダムを撃墜時の台詞。ジェネレーター部分のみを破壊し、アムロから「優しい壊し方」と評されるが、カミーユは「関係ありませんよ…」とやり切れない思いを返した。
- 「武術は教わっていなくても、生き方は受け継いでいる…か。本当は、そういう事の方が大事なのかもしれない」
- 第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。弟子の身では無いながらも、キライの教えは守っていると述べたジムの発言を受けて。珍しく、「武道家」としてのカミーユにスポットを当てた台詞。
- 「すべての人が甲児くんみたいな人だったら…地球と宇宙はこんなことにならなかったでしょうね」
- エンディングより。自然体で他人と接する事が出来る甲児をこう評価する。傍らで聞いていたジュドー曰く「カミーユが人を褒めるのは珍しい」との事。
- 「時代を創るのは老人ではないと言っていた男がっ!子供を利用して…!」
- 第3部銀河決戦篇隠しシナリオ「忌まわしき記憶とともに」より。クェスのような子供まで戦場に駆り出したシャアへ怒りを露わにするが、この発言を聞いた宇宙太は複雑な表情を浮かべていた。
- 「アムロさんのガンダムから…光が!? これは…ぼくのときと似ている!?」
- 第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。地球に落下しつつあるアクシズをνガンダム一機で押し返そうとするアムロに応えるように、サイコフレームが光を放つのを見た時の反応。それはかつて自身がバイオセンサーの力を発現した時と同じものであり、ガンダムが人の想いを力に変えて奇跡を起こしていくのを再び目の当たりにしたカミーユは、新たな「刻」を見たのである。
携帯機シリーズ
- A(A PORTABLE)
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- 「お前は…お前みたいな奴が地球にいるから、人類はいらないなんて考える奴が出てくるんだよぉぉっ!」
- 第19話「勝利者たちの挽歌」or「魂の扉」より。バーサーカーシステムによって暴走するアレンビーをレインが説得した際、割り込んできたウォンは「フォウやロザミアもデビルガンダムの生体ユニット候補だった」ことを明かす。人の命を弄ぶウォンは、カミーユにとって到底許せる存在ではなかった。
- 「名前が…ナンバー? それでいいのか!? いいはずがないだろっ!」
- ラミア編第28話「ネオ・ジオン動乱」より。ラミア・ラヴレスが正体を明かし、「今後はナンバーで呼んでいただいて結構です」と発言したことに対して。激昂したカミーユに対して、ラミアも「…カミーユ・ビダン。そうだったな」と引き下がった。
- 「お前のような人間を見てきた」
「自分は安全なところで笑っている…最低な男だ」
「命をさらすこともできない男が、世界を変えられるはずがない!ここから、この世界からいなくなれっ!」 - 最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」より。ラスボス、ヴィンデル・マウザーに対する最終話での戦闘前会話。『A』本編には登場しないものの、「安全なところで笑っている最低な男」がシロッコを指すのは想像に難くない(『A』では既にシロッコは倒されている)。そしてシロッコの時と同じように、自身の野望のために他人を弄ぶヴィンデルをこの世にいてはならない存在と断ずるのであった。
- R
-
- 「地球の人々の多くは魂を重力で縛られている。けど、あんたは魂をニュータイプという言葉で縛られているんだ」
- 第30話(宇宙に行くルート)「戦士、再び・・・」にて、ニュータイプという概念にこだわり続けるザイデルの考え方を非難した時の台詞。
- D
-
- シャア「君を迎えに来た。カミーユ・ビダン」
「聞けませんね」
シャア「ではどうすればいいというのだ、カミーユ」
「みんな死んだんだ。エマさんも、アポリー中尉も、ヘンケン艦長も。」
「あの戦争で死んでいった人たちは、それで世界を変えられると思ったから、死んでいったんです。みんな、あなたを信じたんだ。なのにあなたは僕らの前から消えて、ネオ・ジオンの総帥になって戻ってきた。それでやることが、地球つぶしだっていうんですか!?そんなバカな話はない!あれはいったい何のための戦いだったんです!?シャア・アズナブル!」
シャア「言いたいことはわかるが、今はそんな状況ではない」
「あなたは、いつもそれだ。いつもいつもそうやって、自分一人違う場所にいようとする」 - 第3話「刻の涙は止まることなく」にてシャアと再会して。
- 「『逆シャア』でのカミーユとシャア」という多くのファンが夢にまで描いたシチュエーションを再現したシーン。この一連のセリフにカミーユのシャアへの信頼、失望の思いが込められている。シャアもこのカミーユの言葉に、胸に痛いものを感じていた。この言葉で『逆シャア』でのシャアにわだかまりを感じていた多くのファンもすっきりできたのではないだろうか。まさに「スパロボだからこそ」生まれた名台詞であるといえる。
- 『MX』でもカミーユとクワトロが再会した際に似たようなやり取りがあるが、『逆シャア』再現がなく戦いの後で自分の進む道を見定める事を約束するため、カミーユの態度も『D』に比べて穏やかである。また、最初に言った戦死メンバーの中に『D』では挙げていなかったロベルトとカツの名前も挙げている。
- 「くっ、ベスパめ。ティターンズのような真似を…。ウッソ、相手をするな! チャンスを待つんだ!」
- 「聞こえないレクイエム」にて、ミューラを人質に取ったゴズを前にして。かつてティターンズによって母親を目の前で殺された彼にとっては、なんとしても防ぎたかった事だったのだが…。
- (グリーン・ノア…? 俺の住んでたコロニーじゃないか。あっ、そうか、今日はブライトキャプテンのテンプテーションが、入港する日だったな。ファ、俺さ、ブライトキャプテンにサインもらったことあるんだ)
- エンジェル・ハイロゥの影響を受けた際の台詞。『Ζ』第1話でのエピソードである。
- 「ウッソ、気をつけろ。やさしさに包まれた深い悪意が、狙っているぞ!」
- 「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」の前半マップにて、ウッソとクロノクルが戦闘した際に。原作ではシャクティの台詞。
- 「駄目なのか…俺たちじゃ…」
- ルイーナとの最終決戦で何度倒しても蘇ってくるペルフェクティオとの絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝ち目を見出せず恐怖のあまり震え出した台詞。この時ばかりはカミーユも弱気になってしまい、戦慄せざるを得なかった。
- シャア「君を迎えに来た。カミーユ・ビダン」
VXT三部作
- V
-
- 「あまり楽しい話はないな。俺が戦う事になったきっかけだって短気を起こした事が原因みたいなものだから。その行き着く先として心を壊したのもある意味、当然だったかも知れない…」
- エーストークにて、自分に対して話を聞かせてほしいとねだったナインに対して。
- X
-
- 「そう…じゃない…ファ」
「戦う…事を…選んだのは…俺だよ…」
「この…アル・ワースに…跳ばされた…時…俺の…パイロットスーツも…一緒に…来ていた…」
「それは…俺に…戦えと…誰かが…言っているんだと…思う…」
「守りたいものがある限り…俺は…戦う…」
「それで…傷ついたとしても…何度でも…立ち上がって…」 - 第29話「薔薇のバーサーカー」より。シロッコとの戦いで精神崩壊して療養していたところ、目の前にあるゼータに搭乗することを決意して。しゃべるのもだいぶ辛そうな状態だったが、直後、マシュマーの幸せな記憶に触れたことで一気に元通りに…。
- 「金の事しか考えていないのかお前は!そんな大人、この俺が修正してやる!」
- 同上。vs俗物成金オヤジ。つい先ほどまで精神崩壊していたのだけど、すぐにらしさを取り戻しました。
- 「似合ってませんよ、そのオールバック」
- 第33話対ミスルギルート「シャアの迷い」より、自軍に合流したシャアと久々に対面しての言葉。
- 「そう…じゃない…ファ」
- T
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- ベルトーチカ「アナハイムはアナハイムの長所を伸ばせばいいのにね」
カミーユ「俺も同感です。せっかく、アムロさんがνガンダムの稼働データを送っているんですから…」
「ガンダム系のモビルスーツとサイコミュの融合を極めるのもありだと思います」 - 宇宙ルート第35話「アクシズ激震」にて、アナハイムの小型MS開発が難航しているとの話を聞いた際に。もっとも、その融合を極めた機体は今作未登場であるが。
- 「彗星が…来る…」
- 第41話「みんなのしあわせ」にて、要塞SSXが無限軌道に飛来した際に。第3次αでの一幕を思わせる台詞。
- ベルトーチカ「アナハイムはアナハイムの長所を伸ばせばいいのにね」
単独作品
- MX(MX PORTABLE)
-
- 「…それ、C-DRiVEのファーストコンサートの名前だろう?」
- 第31話(『MX PORTABLE』では第32話) (「宇宙へ向かわせる」ルート)「輝く刃は僕らと共に」より。ラゴウを捕獲する時に銀河の作戦のネーミング(『頑張れ電童、ガルファなんてぶっ飛ばせ作戦』)を聞いて。カミーユも見てたのだろうか?ちなみにヒューゴは知らなかった。
- 「…俺はあの時、助けなければならない子を助けられなかった。だが、お前は…!」
「お前は必ず北斗を助け出すんだ。でなきゃ、一生後悔する事になる。いいな、銀河!」 - 第44話(『MX PORTABLE』では第45話)「クロノスの大逆襲」より。自身が味わった悲劇を繰り返させぬ為、銀河にガルファの精神支配を打ち破るほどの強い想いを、北斗へとぶつけるよう助言する。
- 「あなたにはわかるまい!目の前で自分の親の肉や血が飛び散る時の気持ちが!」
- 第46~48話(『MX PORTABLE』では第47~49話)(「地上に残す」ルート)「Starlight serenade」より。ダグラスが止む無くギガノスに寝返ってしまったケーンを批判した際、自分自身のかつての苦い過去を想起して彼を批判した際の台詞。ダグラスはこの言葉に驚くが、直後にクワトロ達にカミーユの苦い過去の事を教えられ、反省する。
- GC(XO)
-
- アムロ「あれは…可変型のガンダム? すごいな…」
「こいつ、ゼータガンダムっていうんだ。俺はカミーユ。君は?」
アムロ「あ、アムロ・レイです」
「じゃあ、君が連邦のエースと言われたあのアムロ・レイなのか?」
アムロ「そんなふうに呼ばれてるんですか? …僕が?」
「ああ、雑誌の特集で見たんだ。あの赤い彗星とも対等に渡り合ったってな」
アムロ「そんな…僕はただ…」
「謙遜するなよ。あとでいろいろ聞かせてくれよな」
アムロ「あ…はい。あの…できればその時、ゼータの設計図とか見せてもらえませんか?」
「わかった。じゃあ、後でな」
(あれが…アムロ・レイ? なんか想像してたのと違うな…) - 『XO』第28話「そして、地球へ」への追加台詞。アムロとの初邂逅でのやり取り。本作の世界観の関係でカミーユがアムロより年上になった結果実現した、スパロボでも非常に珍しいやり取りである。
- 「戦争ばかりしている地球人は確かに野蛮で好戦的な人種かもしれない…けど、地球に侵攻してきた上に公開処刑を行う自分達は野蛮じゃないとでも言うのかよ!?」
ル・カイン「口を慎め、地球人! 例え行動が同じだとしても、貴様達とは志が違うのだ!」
「何が志だ! 結局、お前はその一言で自分の行動を正当化しているに過ぎないんだよ!」 - 第29話「駆け抜けた宇宙」にて、ル・カインと対峙した時の戦闘前会話。
- 「お前達には、選択の自由があるんだ! すぐに戦いをやめるんだ!」
「ギワザ・ロワウには私利私欲の事しか頭にない!これまでと何も変わらないぞ!」
「その反乱軍を作ったのは、ポセイダル体制だ!ポセイダルが本当に平和を求めていたなら、反乱軍などできはしない!ギワザも同じ事をするぞ!」
「そんなに他人の手のひらで踊らされるのが楽しいかよ!」 - 第50話「ドリーマーズ・アゲイン(後編)」にて、特定のポセイダル兵との戦闘前会話。最初の恐喝気味の勧告や最後の台詞に妙にTV版のエキセントリックさが出ている感がある。
- 「なぜ多くの人を苦しめる!お前には虐げられた者の苦しみがわかるはずだ!!」
「人のエゴがクローンを生んだ事はわかる。その苦しみを知るお前が、なんで世界を正しい方向に導かなかったんだ!」
「そのゆがんだ気を吐き出せ!!」 - 第53話「嵐のザールへ、全艦出撃せよ!」より。私怨目的で罪のない人々の命を弄んだドルメン大帝を批判した台詞。
- アムロ「あれは…可変型のガンダム? すごいな…」
- X-Ω
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- キラ「皆さん!退いてください!これ以上の戦闘は無意味です!」
カミーユ「そんな事を言って帰るような連中だったら、こんなにしつこく襲ってくるかよ」 - 第2章13話エピソード2にて。ある意味正論ではあるが…
- アサヒ「だったら、俺たちが守ってやればいいだろ。仲間なんだからさ」
カミーユ「あんたたちと仲間になったつもりなんてない。お友達ごっこなんて、たくさんさ!」 - 上記のやり取りの後、タクトがキラの考えに同調し、反論するカミーユをアサヒがフォローした際の発言。彼らとの意識の違いはあれど、今作のカミーユのエキセントリックさが現れている一幕である。
- アムロ「堂に入っているな」
カミーユ「ええ、演説慣れしているんです。スウィート・ウォーターでは街角でもやっていましたから」
アムロ「あのシャアが?想像できないな…」
カミーユ「地道な運動が必要だったんですよ」 - 「地球外勢力の襲来によりグリプス戦役が中断、ネオ・ジオンとティターンズは双方健在のまま、シャアが新生ネオ・ジオンを率いることなくカミーユと共にエゥーゴを離脱した」という衝撃のifを描くイベント「起死回生のシャア」より。
- 紆余曲折を経てロンド・ベルへの協力を決意し、手始めにスペースノイドの協力を得るべくアムロの根回しのもと、全世界に「ロンド・ベルに協力する」という旨の演説を行ったシャア。その脇で、演説慣れしたシャアに感心しているアムロに対してカミーユが語った一言。
- 現代の政治家のように街角に立ち、市民に向けて演説をするシャア…たしかにアムロでなくとも想像するのは難しい光景である。
- キラ「皆さん!退いてください!これ以上の戦闘は無意味です!」
スパロボシリーズの迷台詞
旧シリーズ
- EX
- 第4次(S)
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- 「でも、根本的な解決になってませんよ」
- 第18(『S』では19)話「イントルーダー」で敵に発見された際、悠然といつもの名乗りを上げる万丈とそれを賞賛する甲児への冷静な突っ込み。携帯機の後発主人公も同様の台詞を言っているが、その主人公はそれどころじゃない時に言っていたのに対し、ここでの万丈の行動は本当に何一つ事態を解決させていない(何せ、「敵に発見された、どうしよう?」→万丈「こういう時はこう言えばいいのさ。世のため人のため…」なので…)。
- F完結編
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- 「そ、そんなことない! フォウだって十分…そ、それに俺はどちらかというと、あまり大きすぎないほうが…あ、いや、別に変な意味じゃないよ!」
- 宇宙ルート第30話「無限力イデ伝説」にてユング仲間フラグを立てている場合に発生する台詞。フォウとのデート中にユングと遭遇し、スタイル抜群な彼女を見てしょぼくれてしまうフォウに対して。何だか色々と墓穴を掘っているような気がしないでもない台詞。そして、実に思春期全開な台詞。
αシリーズ
- 第2次α
-
- 「や、やあ…フォウ」
- クスハ編第17話「二人の姫君」orアラド編第6話「動乱の赤き星」より。フォウと再会したときの台詞。ファが側にいるためかなり気まずい様子で、ファにも睨まれる事になる。尤も、フォウの死を回避できるスパロボでは嬉しい悩みといったところか。笑顔で見守ってあげよう。
Zシリーズ
- Z
- 第2次Z再世篇
- 第3次Z時獄篇
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- 「シンには内緒にしてくれよ」
- 第17話「善意のトレスパス」にて、「女の名前」と言ったショコラを叩きのめしファに「それが原因でエゥーゴに入ることになったのを忘れたの!?」となだめられた後、爽やかな笑顔で返す。
- 実際、シンは戦争で家族を失い、その悲劇を繰り返させないために軍に志願した事に対し、カミーユはティターンズ士官に名前を馬鹿にされた事で軍へ入る羽目になった(しかも直後に別の士官に私怨でガンダムMk-IIのバルカン砲で威嚇射撃をした)と天と地ほどの差があるため、シンがこの事を知ったら激怒するか呆れそうではある。事実、この話を聞くことになったかなめは唖然としていた。
- 劇場版の仕様でもカミーユはカミーユである事がよくわかる一幕。
- ヒビキ「むう・・・あれは!」
カミーユ「知っているのか、ヒビキ?」 - で、これ。このノリから見るからにカミーユもふもっふ?仕様となっていたようだ。
- アンディ(見ろ、カミーユ!エマ中尉がタイツを脱いでるぞ!)
(なかなか見られない姿だな) - 第38話「湧きあがれ、いのち」で、足湯を堪能している時のアンディとのやり取り。顔グラフィックは清々しいがファからは軽く引かれていた事から、別の意味で凄い目つきだったようだ。
- 「不幸な事故だ。忘れよう」
- 第42話「女神の来日」にてカレンがファイヤバグの愚行を非難したのを受けて。ファの裸を見ることができたからか、顔グラフィックが妙に清々しい。
- 「頭の上で何かを割るコツだったら、シンかキラさんに聞くといいよ」
- 中断メッセージにて、バナージにユニコーンガンダムのデストロイモードの扱い方(ここではどうやったら角が割れるか?と表現)を聞かれたときの返答。割れる物が違う上に、ハブられている人が居るのがなんとも…。しかもこの時カミーユはバナージに「『スーパーロボット大戦』を楽しんでいるか?」と言っているのにデストロイモードの事を聞かれているので…。というかなぜ気づいている、最高のニュータイプ。
- 『V』にも流用されているが、VではZシリーズと違ってSEED組との絡みがほぼ無いため少し違和感がある。
- 第3次Z天獄篇
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- 「修正というか、修理が必要なポンコツロボットならいるかも知れないがな」
- エーストークにて、AGから「修正」についての話を振られた際に。劇場版なのでクワトロを修正していない……かと思いきやZのセツコ編ジブラルタルルートでは「そんな大人は!」までは言っていた(アムロに止められて未遂になったが)。
搭乗機体
劇中での搭乗機体
- ガンダムMk-II
- 前半の乗機。両親が開発に関わっているMS。
- Ζガンダム
- 後半の乗機。カミーユの設計案も参考に作られた。
- リック・ディアス
- 第15話でMk-IIで勝手に出撃したカツ・コバヤシを、救出するために一時的に搭乗。
他作品での搭乗機体
SRWでの搭乗機体
- スーパーガンダム
- 『COMPACT2第1部』並びに『IMPACT』、『R』では参入時に搭乗している。
- ΖII
- 『α』では隠しフラグを立てるとあるシナリオでこの機体に乗って出撃する。
- ディジェSE-R
- 『MX』では隠しフラグが立っている場合この機体に乗って参戦。
- リ・ガズィ
- 『MX』では隠しフラグを立てていない場合参入時に搭乗している。また、『V』でもしばらくはこの機体に搭乗してラプラスの一員として行動する。
- リゼル
- 『第3次Z時獄篇』の初期の乗機。
- トーラス
- 『第2次Z再世篇』で搭乗。
余談
- ギャグ漫画『爆笑戦士SDガンダム』シリーズでは精神崩壊の描写が誇張されて瞳の中が宇宙になっているという表現がなされ、毎回騒動を巻き起こす主人公キャラとして描かれた。通称「ぷっつんカミーユ」と呼ばれる。
- 漫画作品『サイド・ストーリー・オブ・ガンダムZ』では大幅に設定が変更された影響の分かり易い例になっており、両親をジオン狩りで失ったためエゥーゴに参加している、クワトロの正体を最初から知っている事が挙げられる。
- SRWを含め多くのゲーム作品ではプレイヤーが感情移入できなくなることを考慮してか、基本的に原作序盤(TV版)通りのエキセントリックな性格を描写することは殆ど無く、原作後半や劇場版『Ζ』の時の優等生的なキャラクターとされることが多い。
- 近藤和久氏の漫画版ではシロッコから思念を受けていないが、ラストシーンのコマはハイライトの消えた目で虚空を見上げながら独白するという、やはり精神崩壊を起こしたとも受け取れるものになっている。
- 小説版ではエマの死をきっかけに精神崩壊を起こしており、クワトロ、ハマーン、シロッコが生身での白兵戦を行っている最中に乱入した上に接触してきたファに対して怒声を発したり、ジ・Oとの戦闘中にΖの片腕を吹き飛ばされた際にジ・Oに父親の姿をダブらせる、ロザミア・バダムを母親と勘違いする等の描写がある。そしてロザミアとゲーツ・キャパが相討ちした際に完全に崩壊している。戦闘終了後にファが迎えに来た際にはバイザーが開いており、続編になる小説版ΖΖではこの状態を見たジュドー・アーシタが酸素欠乏症にやられたと認識している。
- 富野監督は「劇場版のカミーユこそが、ニュータイプとして最高の姿」と評している[4]。
- 小説版『ΖΖ』においてジュドーがカミーユに感じていた人物評は「もう一人の俺」というもので、両作品を視聴していたファンには感じ入る台詞である。
- カミーユ役の飛田展男氏は『カミーユ・ビダン×ぴあ』のスペシャルインタビューで、「戦闘シーン以上に大変だったのが日常的な会話の場面で、特にファとのシーンは、今ふたりがどういう状態にあるのかを推測しながら演じていたので苦心した」と語っている。
脚注
- ↑ メディアファクトリー『第2次スーパーロボット大戦α 完全攻略ガイド』446頁。
- ↑ ちなみに、αシリーズでは原作の冒頭から再現があるもののカミーユの両親は一切登場していない。よって、ビダン夫妻が無事かは別として、αシリーズのカミーユは両親と原作のような形で死別していない。
- ↑ この台詞に至る前、ふたりの会話をアーガマ内で通信傍受していたサエグサが実況中継を行っていた。唐突なオネエ口調で一連の会話を喋っていたことからサエグサ精神崩壊とネタになることも。
- ↑ 劇場版とほぼ同時代の発表で富野氏が基本的に関わっていない『ガンダムUC』主人公のバナージ・リンクスが「完成されたニュータイプ」などとも表現されるため、アムロらと併せて議論の的になる事もある。
資料リンク
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