キュベレイ

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キュベレイ
外国語表記 Qubeley[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 永野護
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
ラストボス
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スペック
分類 ニュータイプ専用汎用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 AMX-004(MMS-3)
頭頂高 18.4 m
本体重量 35.2 t
全備重量 57.2 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,820 kw
スラスター推力

30,800 kg×2

総推力
61,600 kg
アポジモーター 12
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,900 m
開発 ネオ・ジオン
所属 ネオ・ジオン軍
パイロット ハマーン・カーン
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キュベレイは『機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

アクシズへと逃げ延びたジオン残党が開発したニュータイプ専用モビルスーツMS)。

一年戦争時に投入されたモビルアーマーであるエルメスの後継機(開発コンセプト自体が「エルメスのMS化」である為)であり、サイコミュを搭載している。そのため「エルメス2」と呼ばれる事があり、機体の背中にも「LMES 2」と刻印されている。

最大の特徴としてリアスカート部コンテナ内にビットを小型化した誘導兵器「ファンネル」を装備している事で、頭部と両腕部に搭載された感応波の送受信端末によってこれをコントロールしたオールレンジ攻撃を得意とする。肩部の白い蝶羽はシールドとしても使用可能な大型のフレキシブル・バインダーを装備し、これによって高い機動性と運動性を獲得している。

開発に5年を掛けたアクシズ/ネオ・ジオンの象徴なだけあって、グリプス戦役~第一次ネオ・ジオン抗争を通してもトップクラスの戦闘能力を発揮した。しかし優れた性能を持つ反面、本機のサイコミュシステムは稼働のために非常に高いニュータイプ能力を要求するため、事実上ハマーンにしか操縦できない機体であり、それ故の「ネオ・ジオンの象徴」でもあった[2]

本編での活躍[編集 | ソースを編集]

グリプス戦役末期にてハマーンが搭乗する形で実戦投入され、カミーユ・ビダンの搭乗するΖガンダムを物ともせず、パプテマス・シロッコジ・Oを相手にしても、ファンネルを撃ち落とされつつプレッシャーによって追い詰める等、その高い性能を存分に発揮している。エゥーゴティターンズと三つ巴となる最終決戦では、クワトロ・バジーナの搭乗する百式との激しい攻防戦の末に大破へと追い込み、戦艦の残骸の爆発に巻き込まれつつも、殆ど損傷する事無く撤退している。

第1次ネオ・ジオン抗争時には、反乱を起こしたグレミー・トトが討伐された後、ジュドー・アーシタと決着をつけようとしたハマーンがノーマルスーツを着用した上で搭乗し出撃(それまで、ハマーンはモビルスーツ搭乗時にノーマルスーツを着用しておらず、それだけジュドーを脅威と見ていた)。コックピットから降りた白兵戦も展開しつつジュドーのΖΖガンダムと壮絶な一騎討ちを繰り広げるも、パイロットとしての矜持からか、最大の特徴であったファンネルを多用した戦い方をしようとせず、最終的にビームサーベルでの斬り会いに敗れて大破。ジュドーに自らの敗北を認めたハマーン自らの手でアクシズの居住ブロックである『モウサ』に激突し、爆散。ハマーンもまた命を散らした。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

SRWにおける「ボスユニット」として名高く、理不尽なまでのHPに加え、ファンネルの射程外攻撃によって、ガンダム系のボスの中でも屈指の強敵。

エルピー・プルプルツーキュベレイMk-IIはゲームによっては容易く手に入るが、こちらは条件を満たさないと手に入らない事が多い。また、性能もプル機やプルツー機より高く、やはりハマーンの乗る機体として別格扱いされている。

しかし、ストーリーの都合上ほとんどの作品で加入が遅く、一軍MSが固まっている状況の中、サザビーなどと違い性能が平凡なことが多い本機は倉庫番行きになってしまうことも少なくはない。ハマーンが仲間になる際も彼女はνガンダムなどのもっと優秀なMSに乗り換えられるケースも多い。一方で一部作品では使いやすく調整をされている作品もあり、一軍を張れることもある。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
DCの戦力として登場。ハマーンが乗り、後半何度も戦う事になる。現在のスパロボの印象と違って当時の能力はさほど高くはなく、ジ・Oに比べるとかなり低め。
第2次スーパーロボット大戦G
上記と同じだが、出番が減った。アイコンではMk-IIと区別がつきにくい。
第3次スーパーロボット大戦
DCの戦力として登場し、ハマーンが乗る。HP装甲値は高いが、射程がやや短い。射程8以上の武器なら射程外からの攻撃も可能だが、パイロットの回避能力が凄まじいのでニュータイプでもなかなか当てられない。更に反応値が高いぶんクリティカルを連発してくるので、必中をかけたスーパー系の必殺技をぶつけて速攻で落としたい。
スーパーロボット大戦EX
登場はしないが没データとして存在する。武装はキュベレイMk-IIと変わらないが機体性能はそれよりも高く、ザクIII改と同等になっている。
第4次スーパーロボット大戦S
ノイエDC所属。リアル系ルートでのみ戦える。1マップにしか出現せず、ジュドーで説得すれば戦わずに済ませられるため、シリーズ最終作のわりにどうにも影が薄い。
スーパーロボット大戦F
実質的なラスボスで、最終話でハマーンが搭乗する。HP50000を始め、基本ステータスが最強クラスでファンネルの射程・火力も優秀、更にはNT補正を受けたハマーンの能力も相まって、当てて避けて硬いワンパン火力の超難敵。『F』でのニュータイプ補正はファンネルの射程上昇値が高めに設定されており、唯一その恩恵を受けたユニットのため、シリーズを通して最も手強いキュベレイかもしれない。ただしターンの経過で撤退するので、無理に戦う必要はない。
撃破したいなら、各スーパーロボットの入念な改造・激励と脱力の用意・挑発によるおびき出しと入念な下準備が必要となる。リアル系の場合は倒すと貴重な強化パーツファティマを入手できるので、難しいができれば挑戦したい。ちなみにスーパー系の場合は撃破しても何ももらえない。撤退させて敵増援を出した方が獲得資金も多いので、クワトロで説得したら帰ってもらおう。
スーパーロボット大戦F完結編
『F』から引き続き敵として登場。ハマーンは仲間になるが、残念ながらこの機体は持ってこない。『F』でもそうだが、打たれ強さだけでなく、高い回避能力とハマーンの切り払いが厄介なユニット。
しかし、『完結編』の後半になると自軍の強さのインフレが進むため、さほど苦戦はしない。オージゲストとの最終決戦を乗り越えてきたポセイダルルートなら尚更である。限界が低めに設定されているので、高い運動性があまり意味を成さないことも、苦戦しない一因でもある。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第2次』『第3次』に登場し、どちらも性能は『SFC版第3次』に準拠している。
『第3次』はダメージのデフレ、性格:超強気の影響、切り払いやニュータイプ技能の導入により、SFC版よりもタフでしぶとくなった。一方でダメージデフレとファンネルのクリティカル補正の低さにより、攻撃性能はSFC版ほど厄介な相手ではない印象。νガンダムゲーマルクなら射程外から攻撃でき、切り払いも封じられるので、先手を取った後にスーパーロボットで一気に近付いて叩いてしまいたい。
『第2次』では中盤に登場する都合からか、バランス調整の一環でHPが『第3次』から半減しており、装甲も若干下げられている。第13話「シロッコの影」ではHP70%以下で撤退するが、やろうと思えば撃墜も可能である。ゲッタードラゴンのシャインスパークをある程度改造し、流竜馬の気力をきっちり稼ぎ、山や森の地形効果を与えさせず、ギリギリまでHPを削れば撃墜できるので、熱血必中幸運を絡めて仕留めよう。平地にいる間に取り囲んで動きを封じてしまうのがベターだが、地形効果を得られてしまうと、よほど武器攻撃力と気力を上げていないと撃墜が不可能になるので注意。ネェル・アーガマの防衛というステージの都合から誘導も不可能なので、HPを削ってもらって底力によるクリティカルを狙うしかない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ジオン軍の戦力として登場。隠し要素のフラグを満たせば最終話手前でスポット参戦する。
『F』と比較して、HPが大きく抑えられた反面、HP/EN回復(大)を持っているというバランス調整であり、攻略本では「EOTの技術を使用しているのか」という声も[3]。そのため長期戦に陥ると辛いが、高火力で一気に攻めればそこまで苦労はしない。本作の時点では、メインウェポンのファンネルがまだ弾数制なので、EN回復(大)の恩恵は無いに等しい。高火力の機体で脱力も併用すれば一撃で落とす事もできる。なお本機もキュベレイMk-II同様、飛行できないのに空A・陸Bという謎の地形適応を持つ。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
ファンネルがEN消費制になり最大射程が11に増加。消費ENはわずか10でEN回復(大)を所持していることもあり実質弾切れすることがなくなった。また装甲が3000とPS版の1.5倍以上になったため攻撃力が低いとまともにダメージが通らなくなった。スポット参戦マップでは思う存分暴れてもらえる。
スーパーロボット大戦α外伝
今回はハマーン・カーンが出ないため、隠し要素プルツーの説得を完全にこなすと入手という変わった登場。
一言で言えばキュベレイMk-IIを純粋に強化した機体。飛行可能になったことと、運動性が大幅に上昇したことが大きな変化。さらにキュベレイMk-IIの欠点だった火力も強化され、移動後攻撃可能なマップ兵器版のファンネルまでも装備し、総合的に見て宇宙世紀モビルスーツの中でもトップクラスの性能を誇る。難易度に関係なく入手できるのも良好。ただし通常版のファンネルのEN消費量が増えたため燃費は若干悪く、武器改造の上昇値の差で、ビームサーベルとビームガンの最大火力はキュベレイMk-IIに負けるなど、一部劣るところもある。マップ兵器版ファンネルが搭載されたのはこの作品が最後。
第2次スーパーロボット大戦α
HP/EN回復(大)もマップ兵器版ファンネルも失ったが、敵対時のHPは92000と『F完結編』の約2倍に増加しており、ファンネルもハマーンのニュータイプ補正込みで12という超長射程。さらに機体・武装ともに海以外の地形適応Sで、数値以上の火力が出る。宇宙以外では出てこないので関係ないが、敵仕様の本機は飛行不可。ビームガンとファンネルは共に最小射程2なので、隣接すればビームサーベル以外の反撃手段がなくなる穴がある。
第49話「決断」でハマーンの申し出に応じると、第52話「決着は人間の手で」でハマーンが乗り、味方NPCとして登場。このシナリオで生存させると正式加入する…のだが、この時の本機(及びハマーン)はHP92000の敵仕様のままで、撃墜されることはまずない。気をつけるべきは敵機を撃墜され、経験値と資金を掠め取られることの方。
正式加入すると例によってハマーン共々スペックが急降下してしまう。残り5話にもかかわらず無改造という仕様[4]もあって弱く見られることもあるが、それでもMSの中では耐久力が高く、加えて運動性は120とサイズM最高峰、移動力7&飛行可能な点も含めて基本性能が高く、コスト1.5に相当する性能を持ちながらコスト1で済むのは破格。全体攻撃のファンネルはEN消費が激しく、無改造では3発しか撃てないが、本作はENの補充がしやすいので下手な弾数系武装よりは使いやすい。他機と同程度の改造を施せば雑魚の掃討に活躍してくれるだろう。ビームガンも小隊攻撃武装として最強クラス、かつ射程1-5のP武装で使い勝手は良好。ただしこれより上の単体武装を持たないため、ハマーンの小隊長能力との相性は悪く、彼女の能力を最大限に活かすなら他機に乗せた方が良いというジレンマ。
ちなみにファンネルの演出は、キュベレイMk-IIと異なる独自仕様。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
残念ながらハマーン死亡が正史となっているが、本機は隠し要素の条件を満たせば入手できる。キュベレイMk-II(プル機)の改造を引き継ぐ。そのままプルを乗せてプルツー搭乗のサザビーと合わせるのも様々な角度から面白いだろう。
『第2次α』の性能とほぼ同じであるが、ファンネルの消費ENが50から15へと大幅に減少しており、強力MSの一角になった。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
敵として登場するのは一回切りではあるが、やはり強敵である。ただ今回は同じシナリオで登場するジ・Oに機体性能が負けている。ある条件を満たせば、味方ユニットとして使える。
今回のファンネルは属性がバリア貫通ビーム兵器。移動後攻撃可能で強力かつ弾数も6発もあるトライチャージが使えるのも大きな特徴。ただし、空が飛べない。何故か修理費が戦艦を含めた自軍ユニット中最高額の18000(というより、敵対時の獲得資金と同額である)。要人ということでアクシズへの賠償金も高いのだろうか…。いざという時はロジャー交渉技術がプレイヤーを助けてくれることだろう。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
序盤から敵として登場し、第41話でスポット参戦してくれるものの、基本的には一貫して敵側。序盤からパイロットのハマーン共々恐ろしい能力でこちらを苦しめてくる強敵であり、さらにマリーダフロンタルといった強敵と共に登場することが多いので、苦戦は必至。底力を持っていないので、一気にカタをつけておきたい。
最終決戦での強化版はHPが114000と『第2次α』の92000を大幅に超える数値を叩き出した。その他、180越えの運動性・200以上の照準値を合わせて非常に手強い難敵になっており、加入したシャアですら命中率0%が当たり前の状態になっている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
前作に引き続き敵として登場するが、ストーリー中盤にてハマーン共々無条件で自軍に加入し、右側用の味方仕様グラフィックも用意されている。
νガンダムサザビーのような単体攻撃必殺技はないが、味方仕様ハマーンはシングルアタック持ちなので、ボス戦の火力は決して弱くない。実はアシスト武器の威力や射程が主役級MSの中でもかなり上位であり、余っている時はオールドタイプが乗っても案外使える(あまり必要性はないが)。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
シナリオ「サイレント・ヴォイス」にて登場。ハマーンが乗る。HP40000を誇る上、アクシズの上に陣取っているので回避防御に補正がかかり、ターン毎にHPが回復するためなかなかしぶとい。
本作のファンネル機全体に言えることだが、隣接するとファンネルが届かなくなる。ひらめきが使えないパイロットで攻撃する場合は、ダメージを抑える為になるべく隣接しておきたい。ちなみに、カラー版ではHPが30000まで引き下げられた。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
HP30000、装甲2500はムゲ帝王と同値。攻撃力3100もあるファンネルの弾数は24。攻撃力だけなら隠しボスのサザビーより余程強い。
スーパーロボット大戦IMPACT
HP45000、攻撃力3500と更に強化。『COMPACT2』同様射程や弾数も優秀なファンネルが厄介。ハマーンを倒すとコンテナから入手できる。
フィン・ファンネル以上の長射程は魅力だが、どういう訳か味方になるとファンネルの弾数が8と大幅に減ってしまう。移動力7、改造費が安く済み、攻撃力が最大で4000に達するのは良いが、その他の基礎性能はここまでくると特筆するものはなく、限界が少し高い程度。加入時期とパーツスロット2が本機の価値を更に落としているが、一番の問題は切り払われてしまうことかもしれない。なお修理費がやたらと高い。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦APORTABLE
最終話一つ前に登場。ステージ的には直後にオリジナルライバルとの決着を控えているが、こちらの方が遙かに強い。
スーパーロボット大戦R
相変わらず強いが、ルート選択によっては一度も戦わないという事も。まず移動することはないのに移動力が10もある。
スーパーロボット大戦D
ハマーンを味方にした際に、ザンスカール帝国カガチが奪っていたらしいキュベレイを入手する。無改造状態だが性能は高く、パイロットのハマーンの強さも合わさって頼もしい存在に。加入条件が厳しいのも納得。ユニットグラフィックは『R』のものと同じ。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander
HPが減ると広域必殺技のファンネルを準備し、自分は高速離脱という戦法を多用する。発動までには若干の時間があるため、その間に射程内から脱出すれば食らわずに済むが、足の遅い機体や敵雑魚の妨害には注意。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
グラフィックは第3次Zの流用。登場作品が『機動戦士ガンダムΖΖ』になっている。
第13話より敵として登場し、その時は手加減としてファンネルを使用しないが、第22話以降は使用してくる。
第46話後のシークレットシナリオ、ないし第47話からはハマーンと共に自軍入りする。
性能面では問題ないものの、本機はニュータイプ専用機特有の「オールレンジ・アタック」が未搭載であり、ハマーンが魂を覚えないため加入時期から見て火力不足気味。タッグバトルシステムではないため全体攻撃持ちという長所もない点が響く形となったのは『V』のクシャトリヤと近いか。ハマーンは別機体に乗せ変えさせられることが多い。プル姉妹やシャングリラチルドレン辺りに譲ってあげよう。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。「ちゅうぎ」が0に設定されているが、ボスではないため裏技を使わなくても「共鳴」を使えば仲間にできる。ファンネル搭載機らしく射程が長い他、異常に防御力が高い。
HDリメイク版では「共鳴」なしでも普通に仲間に出来る。ファンネルの威力がνガンダムサザビーより高いという地味な優遇を受けているが、命中系精神コマンドがないため、素早さや命中率を補強しないと終盤になるにつれ当てられなくなってくる。なお、ジオング百式・サザビーで説得に成功すると『F完結編』のハマーンを彷彿とさせるデレを見せる。
スーパーロボット大戦64
珍しくスポット参戦として自軍で操作できるシナリオがある。敵として登場する際はダミーを複数個所持しているが、HPは15000しかないのでダミーを使い切らせればすぐに落とすことが出来る。こちらからの先制攻撃を心がけるようにすれば何ら問題の無い相手。ニュータイプレベルの高さから、ファンネルの射程が伸びていることが良くあるので射程には気をつけよう。
スーパーロボット大戦GCXO
中盤と終盤で2回戦う。終盤では非常に改造度が高くなっており、高い運動力、ハマーンの能力、高い地形補正で鬼のような回避率を叩き出す。地形効果による回復も厄介なので短期決着を心がけたい。幸いHPはラスボス級のメカとしてはそこまで高くない。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
ハマーンが搭乗。
スーパーロボット大戦Operation Extend
スーパーロボット大戦X-Ω
2016年3月のイベント「人が望む未来」より実装。SSRシューター(後に大器型に変更)。アビリティとして指揮LV2(シューター)、ダメージは並だが高確率で暗闇を付与する必殺スキル「ファンネル」を持ち、同時に登場したシューターで状態異常の敵にダメージアップのアビリティを持つユニコーンと組むことを前提とした構成となっている。雑魚戦よりもボス戦向き、特に初手で取り巻きを排除しつつボスに暗闇を与えるファーストアタッカーとして適している。ファンネルの範囲は前方3マスなので、最前線に配置するか自分から寄るかある程度誘い込まないと当たらない点に注意。
2016年8月の復刻イベント「アクシズの攻防」にてSSRアタッカー、2018年8月のイベント「重なる世界」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。ファイターはハマーンの立ち絵が『ΖΖ』仕様となっており、出典も『ΖΖ』となっている。2020年4月にサザビー[Ω]が追加された際に[Ω]ユニットはXΩスキル対応となり、合わせてXΩユニットが追加された。
2021年1月のイベント「兵たちの足跡」では報酬ユニットとして、大器型SSRブラスターが実装。
スーパーロボット大戦DD
3章Part10にて機体アイコンが登場。

関連作品[編集 | ソースを編集]

シャッフルファイト
ザクバランクロイツの一員。第1章のステージボスとして、小国アイザックの反乱軍を迎え撃つ。
ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ハマーンの戦闘時における姿。
リアルロボット戦線
「キュベレイ 白」名義。基本的には敵だが、ハマーン・ロシュルートではハマーンが乗りスポット参戦の味方となる。
彼女が大ボスとなる際は、遥かに性能の高いボスバージョンの機体が登場する。
Another Century's Episode
使用可能機体。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ビーム・サーベル
手首内側に格納された白兵戦用武装。ジュドーとの一騎討ちでは二刀流で応戦した。
ゲームでの使用頻度は低い。『X-Ω』ではアタッカー・ファイタータイプの通常攻撃として採用。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルを格納したままの状態では、袖口から射撃するビーム・ガンとして機能する。
武装の数が少ないので、使用頻度は高い。基本的に、どの作品でも弾数が16発で設定されるという謎の拘りがある。
Z』ではトライチャージ用の武装で、移動後に使えて射程と弾数に優れるという超高性能な仕様。『X-Ω』ではシューター・ブラスタータイプの通常攻撃に採用。
ファンネル
機体の後部スカートのコンテナ内に10基(あるいはそれ以上)格納されている、本機のメインウェポン。出力は1.3MW。正式名称は「ファンネル・ビット」である。
ビットはジェネレーターを搭載していた為に大型であったが、代わりにビームライフルなどで採用されていたE-CAPに置換する事で小型化に成功している。その形状が漏斗(ファンネル)に似ていた為にこの名が付いた。そのインパクトで漏斗型以外のタイプもファンネルの名がつくことになった。
SRWではこの武器の使い勝手がそのまま機体の使い勝手に直結する。シリーズによっては高性能なマップ兵器版ファンネルも搭載している場合があるが、あまりに強すぎる為か、近年の作品では未搭載。
大型ビーム・サーベル
機動戦士Ζガンダム』のテレビシリーズ最終話と劇場版『機動戦士ΖガンダムIII』での百式との最終決戦にて、通常のサーベルより出力が強化された大型ビーム・サーベルを一度だけ使用している。両肩のバインダー内側に格納されており、柄は通常のビームサーベルグリップの倍程の長さで両手持ちでの扱いに適した得物となっている。設定発表当初から存在していた武装だがテレビシリーズでも劇場版でも一度しか使っていないこともあり、この武装はゲームでも関連商品でも再現されることは少ないが、「ROBOT魂」や「HCM-pro」には付属している。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ファンネル(広範囲)
『X-Ω』でのシュータータイプ必殺スキル。前方広範囲を攻撃する。
ファンネル(追従)
『X-Ω』でのアタッカー・ファイター・ブラスタータイプ必殺スキル。通常攻撃にファンネルの追加攻撃が一定時間追加される。
ファンネル(全周囲)
『X-Ω』でのファイター・ブラスタータイプ必殺スキル。自機を中心に広範囲を攻撃する。Ωスキルとしても実装。
ビーム・サーベル(なぎ払い)
『X-Ω』でのファイタータイプ必殺スキル。目の前縦3マスを攻撃する。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

アクシズ・アタック
『X-Ω』で追加されたサザビーとのXΩスキル。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。
設定上バインダーがシールドとして機能するが、シールド防御はできない。
HP回復(大)
α』のみ。以降のシリーズでは無し。
EN回復(大)
同上。武器の都合上、この能力を最大限に発揮しているのは今現在、『DC版α』のみ。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能だが、シリーズによっては出来ない事もある。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

『ニュータイプ』専用武器の攻撃力がスキルレベルに応じて上昇
第3次Z天獄篇T

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「モビルスーツ戦~交戦~」
旧シリーズにおけるデフォルトBGM。「モビルスーツ戦 敵機襲来」と表記されていた。
「艦隊戦」
Z』でのデフォルトBGM。
「サイレント・ヴォイス」
ガンダムZZ』名義で参戦した時はこちら。
「宇宙を駆ける~激突!」
OE』で採用。表記は「宇宙を駆ける(part2)」。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ジ・O
パプテマス・シロッコとの対決、ひいてはハマーンとキュベレイの初実戦相手。パラス・アテネボリノーク・サマーンの右腕をファンネルで正確に破壊するが、シロッコは自身のニュータイプ能力で多方向から攻めるファンネルを次々と破壊、かすりもせずに見事捌いてみせる。対するハマーンも反撃の暇を与えない畳み掛けで、互角の攻防を繰り広げた。
最後はハマーンとシロッコとのニュータイプ同士の思念の激突となって互いに硬直するが、対決に割って入ったカツがシロッコを狙撃、それを庇ったサラが撃墜されるというハプニングよって引き分けとなった。
戦士、再び…
第1次ネオ・ジオン抗争の最終盤、ハマーン率いるネオ・ジオングレミー・トトによる内紛を許してしまい、身内同士で争う大混戦となってしまう。その混乱の最中にジュドー・アーシタエゥーゴガンダム・チームが乱入。内紛状態のネオ・ジオンは隙を突かれて壊滅状態となる。ハマーンはキュベレイを駆り、ジュドーの乗るΖΖガンダムとの一騎討ちにもつれ込み、死闘を演じるがキュベレイは大破。負けを認めたハマーンはジュドーに手を差し伸べられるが、それを振り切りキュベレイをアクシズに激突させ、若い命を散らす。しかし、今際の際にハマーンは「帰って来てよかった…強い子に会えて…」と語っており、ジュドーの強さと戦士としての己に満足して逝ったようだった。

関連機体[編集 | ソースを編集]

エルメス
開発のベースとなったMA。
プロトタイプ・キュベレイ(SRW未登場)
『SDガンダム GジェネレーションF』に登場する本機のプロトタイプ。エルメスのMS化を目指すも大型MSになってしまった。エルメスに手足が付いたような外見をしている。
キュベレイMk-II
キュベレイ2号機。少々の改良を施した程度であり、外見は同じ。
キュベレイMk-II (プルツー用)
キュベレイ3号機。外見は同じだが、サイコミュによる遠隔操作機能が追加された。
量産型キュベレイ
量産型。火力が大幅に強化されている。

他作品[編集 | ソースを編集]

貂蝉キュベレイ
SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』に登場する、キュベレイが演者のキャラ。
キュベレイパピヨン
ガンダムビルドファイターズ』に登場するキュベレイをベースにしたガンプラ。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 機体名の由来はギリシア神話の大地母神の「キュベレー」である。
  • ガンダムのイメージカラーである「白」を、初めて敵方として使用した機体である。
  • 漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、プロトタイプ・キュベレイの出来に満足しなかったハマーンの要望に答えるべく、アクシズの技術者がシャアがアクシズに残した設計図や資料から小型サイコミュである「バイオ・シグナル・エンハンサー」を開発し、5年の歳月をかけて完成させた事になっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

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Amazon.co.jp 商品リンク: B000X1SFNU

Amazon.co.jp 商品リンク: B001F67QU0

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Mobile Suit、機動戦士Ζガンダム、2022年2月4日閲覧。
  2. 比較的昔の資料では、「第一次ネオ・ジオン抗争後期では他のネオ・ジオン製重MSに劣ったが、チューンによって最終的には遜色のない性能を示した」という設定になっていた。
  3. ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦α パーフェクトガイド』P424より。
  4. 本作では改造引き継ぎのない機体は全て無改造での加入。

資料リンク[編集 | ソースを編集]