スーパーロボット大戦α外伝

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  • 主題歌:「鋼の救世主(メシア)」

概要[編集]

PSでリリースされた最後のスパロボ作品。戦闘アニメーションはパターン数・演出面共に『スーパーロボット大戦α』より更にパワーアップしている。

当初はファンディスク程度のものとして企画されていたが、スタッフの中で「ファンディスクでは無い、1つのシリーズ作品として作りたい」という気運が高まり本作の開発へと繋がった。

外伝と銘打たれてはいるが、ここで初登場した単語やキャラなどは後のαシリーズにも度々登場している。

ストーリーの柱となるのは、「衝撃波からの防衛」と「未来の地球」である。前作、雷王星軌道上で決行されたブラックホール爆弾による宇宙怪獣殲滅作戦は、その余波がいずれ地球圏に到達することが予測されており、重力波を乗り切るイージス計画が立案された。しかし計画が進む最中、プリベンターはイージス計画が失敗した未来の地球に飛ばされてしまう。その荒廃ぶりに直面したプリベンターは、争乱に巻き込まれながら、現代へと戻る手段を探すことになる。

難易度ノーマル・ハードルートにおいては、前作において発生した衝撃波を、イージスシステムで受け流すデモが見られるが、各スーパーロボット達から送られたエネルギーが、リアル系のガンダムXマイクロウェーブ送信施設によって地球圏中に伝達される様子は正にスーパーロボット大戦ならではのクロスオーバー演出となっている。

2011年12月21日より前作『α』と共にゲーム・アーカイブスで配信開始。

システム[編集]

新規システム[編集]

援護システム
COMPACT2にて採用された新システムを王道シリーズで初採用。援護のON・OFFは選べるが、援護ユニットや援護武器の選択は不可能。
またエース系パイロットほど援護習得が遅いor覚えない、能力の低いパイロットほど援護を習得済みで技能レベルも高くなるなど、パイロットの習得バリエーションが増えた。
新パラメータ「防御
本作より新たに設定されたパイロットパラメータ。これにより敵味方共にユニットの耐久力が底上げされた。替わって「反応」が廃止。
バザーシステム
インターミッションメニューで機体や強化パーツの購入・売却を行える新システム。売買には資金ではなく専用リソースであるブルーストーンが用いられる。
コンテナシステム
マップ上に置かれたコンテナをユニットで拾うことで強化パーツを入手できる。
またコンテナのバリエーションとしてマウンテンサイクルが存在し、マップ上の洞窟状の地形にユニットを待機させることでコンテナ同様にパーツ入手が可能。

既存システムと変更点[編集]

武器システムの変更点
武器の改造をユニット毎に行える、一括改造が導入された。本作では弱い機体ほど攻撃力が上がる上に改造費が安いため、「量産機の使い勝手が主役機を上回る」という現象が発生するが、機体性能、最強武器の威力などでアドバンテージを保っている。改造費が獲得資金に対し非常に高いのも特徴。
ユニットの各改造値は割合による上昇に変更。そのため元が高い能力は良く伸びるが、低い能力は上がりにくくなっている。
熟練度の変更点
熟練度の仕様が前作から変更。シナリオ1話につき1ポイントのみの獲得となり、獲得手段もステージマップ上での行動のみとなった。以降の作品でも標準化している。
運動性の変更点
ユニットの運動性が命中率に反映されなくなった。そのため「必中」の重要度が増している。
2回行動廃止
2回行動が完全廃止。以降の作品でも大半が敵ないしNPCの専用技能となっている。
パイロットパラメータの変更点
パイロットの各能力が前作から下方修正されており、特にニュータイプ念動力の先天技能の成長が非常に遅くなった。原作でニュータイプ能力が高いとされたカミーユジュドーでさえレベル30の段階でニュータイプL3。前作で念動力L9まで上昇したヴィレッタ・バディムL2までしか成長しない。ただし回避補正の修正値が非常に高くなっているため、L3~4程度でも恩恵は大きい。
ユニットパラメータの変更点
ユニットの運動性装甲が前作から下方修正されている。具体的には高くても運動性110、装甲1200程度。相対的にHPの重要性が増している。
技能ポイントシステムの仕様変更
αでは格闘・射撃に存在し、ほぼ際限なく上げられたが本作では上限が設定され、技量以外の能力が上昇するようになった。
精神コマンドの変更点
一部精神コマンドは前作から変更や廃止が行われた。
  • :ダメージが3倍→2.5倍になり下方修正。
  • 信頼:回復量が最大HPの30%→2000固定に変更。HPが5000程度のユニットには有効となったが、逆に10000超のユニットに対しては効果が薄くなった。
  • 激励:自機の周囲4マスに存在するすべてのパイロットの気力を上げる、第4次や新と同じ仕様に。
  • 捨て身復活激闘挑発等が廃止。替わってCOMPACT2より祝福が輸入。

難易度[編集]

  • 難易度は比較的高め。特に熟練度入手条件はステージの始めから計画的に行動しないと取れない事が多い。
  • 「防御」の導入や運動性の仕様変更、「底力」の強化により過去のシリーズ作品群と比較してスーパーロボット系ユニットが有利なバランスとなっている。
  • 全体的にダメージが控えめで、どのユニットも大きくて2万台ほど。4万台以上のダメージを出すのは非常に難しい。他方、最低ダメージは多めで、分離した機体でも素で1000前後は与えられる。
  • 距離補正がダメージにも大きく響くため(ファンネルなど例外もあり)、射程の長い武器が強力なバランスとなっている。
  • 据え置き機作品としては初の援護(1技能で援護攻撃援護防御一括)指揮官システムを実装しており、マップ兵器を積極的に使用する相手も非常に少ないため、待ちゲーが非常に有利。ただし相手も後半は同様の布陣で来るため、それを崩す方法(数で押し切るか、マップ兵器など)を用意する必要がある。
  • 本作は宇宙マップが最大3回と極端に少なく、それも全て分岐ルートのみ。ルート次第では一度も通らずに終わる。そのため武器の地上と空中の地形適応・飛行可能であるか・ホバー搭載であるかが運用面で重要となっている。ただしそれらに問題があるユニットも、パーツスロットこそ使うが、バザーシステムにより改善しやすい作りとなっている。
バグによりユニットの地形適応が作用しないため実質は武器適応のみだが、ガンダム系のビーム兵器、ファンネルの地形適応の多くが空陸BであるためMS系ユニットは実力を発揮しにくい。
  • 中ボス級の敵機や顔付きパイロットが、回避や防御をして撃墜を避けようとする様になった。このため、予想よりも手数や精神コマンドが必要になるケースも。
  • 後半の多くのボスが、HPが一定値以下で精神コマンドを使う。殆どの場合、根性ド根性が含まれているので、数値以上にHPがあることになる。また必中も多いため、味方がひらめきを覚えているかも重要になる。使われる前に一気に撃破という手段もダメージバランス上難しい。

話題[編集]

  • 本作より登場の新規キャラは勿論のこと、既存のキャラにも援護専用台詞の他、特定の機体に乗ったときの台詞、特定武器専用台詞等の特殊戦闘台詞のパターンを大幅に収録。乗り換えや「武器名を言う・叫ぶ」といったスパロボならではの醍醐味が大きく広がった。この傾向は良くも悪くも後の作品にも受け継がれる。
  • DVEが非常に多く、一部は「何故これを?」といった内容のものもあるが、本作オリジナルのものも多く存在し、別作品の固有名詞も入れてしゃべることすらある。
  • 戦闘シーンでの本格的なアニメーション導入で一躍時のゲームとなった前作『α』だが、本作では一部のユニットに限られるものの、更なる進化を遂げている。その動きの多さは後のPS2作品の初期シリーズにも劣らないものも見られ、初代プレイステーションの性能の限界に挑戦した一作であった。反面、製作作業も相応に難航したらしく、初代PS版スパロボは製作陣にとって終始苦難続きとなった。
  • シリーズ初のゲーム中に流れる主題歌としてJAM Projectの「鋼の救世主」(タイトル曲)・「POWER」(エンドロール曲)が収録。
  • CMについては発売前Ver.はロラン・セアック役の朴璐美、発売後Ver.はディアナ・ソレル/キエル・ハイム役の高橋理恵子がナレーションを担当。
  • 歴代シリーズでも群を抜いてバグが多い作品として有名。廉価版のPS one Books版ではいくつかの不都合なバグが修正されていて、『スーパーロボット大戦α PREMIUM EDITION』にもこちらが付属する。ゲームアーカイブス版はPSoneBooks版準拠である。
  • 生スパロボチャンネルにて寺田プロデューサーが「プロットは僅か8時間で決まった」と語っている。また、『ザブングル』や『∀ガンダム』を参戦させるにあたり、「どうすれば無理なくストーリーに登場させられるか」と寺田プロデューサーが悩んでいたところ、じっぱひとからげ氏の「未来にタイムスリップさせればいいんだよ」という鶴の一声で展開が決まったという(なお、「どうやって未来に行くんですか?」と寺田プロデューサーがじっぱ氏に聞いたところ「そこはグランゾンの力で」と回答されたという)。

登場作品[編集]

新規参戦は★の4作品。それ以外は全て『α』からの継続参戦となる。

他、劇場版マジンガーシリーズの機体が登場する。

ザブングルなど、原作の世界観の兼ね合いで参戦が難しいとそれまで思われてきた作品が"未来世界"という舞台設定の導入により多く新規参戦しており、以後の参戦の幅を広げる突破口ともなった。

世界観[編集]

世界観/αシリーズへ。今作では序盤と中盤以降ではガラリと世界観が変わる。

バンプレストオリジナル[編集]

前作『α』に登場していたキャラや機体が続投する形で登場している。そのため設定も『α』同様に「αシリーズ」独自のものとなっているのだが、『魔装機神』のキャラクターやロボットは、事典モードに置いて出典元の設定を併記する形式をとっている。『超機大戦SRX』は本作以降も続投するが、『魔装機神』と『第4次』の主人公キャラは、「αシリーズ」では本作が最後の登場となった。

登場メカ(オリジナル)[編集]

本作には主人公が登場しない為、主人公機もない。破嵐万丈をはじめとする版権主人公が代理的に務めている。

味方機(魔装機神、超機大戦SRX、他)


機体名 初登場
サイバスター 第2次
ヴァルシオーネR 第4次
グランヴェール EX
ガッデス EX
ザムジード EX
ジャオーム EX
ディアブロ EX
ノルス・レイ 第4次


機体名 初登場
R-1改
R-ウイング改
本作
R-3パワード
R-GUNパワード スーパーヒーロー作戦


機体名 初登場
量産型ゲシュペンストMk-II 本作
量産型ヒュッケバインMk-II 本作
量産型グルンガスト弐式
量産型Gホーク
本作
敵勢力機(魔装機神、アンセスター)
機体名 初登場
グランゾン 第2次
ネオ・グランゾン 第3次
ウィーゾル改 第4次
ノルス・レイ 第4次


機体名 初登場
スレードゲルミル 本作
ベルゲルミル(量産型) 本作
ベルゲルミル(スリサズ用) 本作
ベルゲルミル(アンサズ用) 本作
ベルゲルミル(ウルズ用) 本作
アウルゲルミル 本作

登場人物(オリジナル)[編集]

本作に主人公は設定されていない。

味方(魔装機神、超機大戦SRX、他)
人物名 初登場
マサキ・アンドー 第2次
クロ ヒーロー戦記
シロ ヒーロー戦記
リューネ・ゾルダーク 第3次
ホワン・ヤンロン EX
ランシャオ EX
テュッティ・ノールバック EX
フレキ EX
ゲリ EX
ミオ・サスガ EX
ジュン EX
チョーサク EX
ショージ EX
プレシア・ゼノサキス EX
セニア・グラニア・ビルセイア EX
ウェンディ・ラスム・イクナート 魔装機神


人物名 初登場
リュウセイ・ダテ
ライディース・F・ブランシュタイン
アヤ・コバヤシ
レビ・トーラー スーパーロボットスピリッツ
ヴィレッタ・バディム スーパーヒーロー作戦
ロバート・H・オオミヤ スーパーロボットスピリッツ(前日談小説)
カーク・ハミル スーパーロボットスピリッツ(前日談小説)
ケンゾウ・コバヤシ スーパーロボットスピリッツ(前日談小説)
安西エリ


人物名 初登場
イルムガルト・カザハラ 第4次
リン・マオ 第4次
敵勢力(魔装機神、アンセスター)


人物名 初登場
シュウ・シラカワ 第2次
チカ EX
サフィーネ・グレイス EX
モニカ・グラニア・ビルセイア EX


人物名 初登場
ゼンガー・ゾンボルト 本作
イーグレット・アンサズ 本作
イーグレット・スリサズ 本作
イーグレット・ウルズ 本作
メイガス 本作

第2次スーパーロボット大戦αで主人公に抜擢され、OGシリーズの定番キャラとなったゼンガーが本作初登場。

人物名 初登場 備考
イーグレット 本作 ウルズが人前に姿を現すために変装した姿。
ソフィア・ネート 本作 メイガスがアウルゲルミルのコアとなる前の元々の姿。

関連記事[編集]

ゲーム中データ[編集]

分類 記事
全話一覧 全話一覧/α外伝
隠し要素 隠し要素/α外伝
精神コマンド 精神コマンド/α外伝
強化パーツ 強化パーツ/α外伝
特殊能力 特殊能力/α外伝
特殊技能 特殊技能/α外伝
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/α外伝

関連用語[編集]

惑星ゾラ
中盤以降の舞台となるイージス計画が失敗した未来の地球の事。

リンク[編集]