アンセスター

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アンセスター(Ancestor)とは、『スーパーロボット大戦α外伝』において登場したオリジナルの敵組織。名前は「先住民」を意味する。

概要[編集]

アースクレイドルを拠点に活動を展開しており、「マシンセル」により強化された機体及び特殊兵が戦力の中心。数は少ないものの、個々の戦闘能力は極めて高い。

新たなる地球の管理者としての意味合いで、自らを「地球の後継者」と称している。このため、地上の安全を脅かす地下勢力とは永年にわたり争い続けている一方、人類に対して当初は地上を護る役割を担うことを期待しており、劇中でも数回のイベントにて人類がこの星を守護する存在となり得るかどうかを確かめるべく、リーダーのメイガスは側近の少年イーグレットに新西暦の時代から来たプリベンター一行と接触させている。しかし人類が「黒歴史」の時代を経て尚も地上を汚染する醜い争いを続ける様を目の当たりにし、人類を「愚かで取るに足りない存在」と判断、全ての抹殺を目論むようになる。

とは言え、新西暦の時代から数千年以上経過した未来世界で漸く「人類抹殺」と言う決断に達したというのは、メイガス等アンセスター達は争いを続ける愚かな人類でも、多少なりとも存在する僅かな可能性に大きな期待を寄せていた為だろう。寧ろ、よく数千年も人類を見限らずにいれたものである。

イージス計画の失敗[編集]

宇宙怪獣との最終決戦において、ヱクセリヲンが人工ブラックホール化する過程で発生したエーテル衝撃波は、イージス計画が完全なものとならなかったことで地球圏を直撃。地球及び月面(地球側に面していたごく一部を除いて)に甚大な被害が及び、スペースコロニーもほぼ全てが壊滅するなど、未曾有の大災害となった。

この混乱に乗じ、地上ではミケーネ帝国恐竜帝国らの先住地下種族が台頭。残された地上の人類との間に激しい戦闘が繰り広げられた。この間の状況は「黒歴史」の伝承によって語られるのみであるが、恐竜帝国が使用した環境変化装置による温暖化や、その後に繰り広げられたアースクレイドル防衛勢力との決戦により地上の環境は激変することとなったようである(この間、生き残った人類の一部は月へと逃れ、ムーンレィスの祖先となった)。

その間アースクレイドルでは、地下勢力の襲撃の影響で他者より早く目覚めたイーグレット・フェフが同施設の掌握を目論んだことで内乱状態に。彼はソフィア・ネート博士をリンクさせることで自我を確立したアースクレイドル管理用の自律コンピュータ「メイガス」を手中に収めることで、アースクレイドルの支配に成功。尤もその後、目覚めた後にこの事態を知ったゼンガー・ゾンボルトによりフェフは殺されてしまうが、ソフィアの肉体を得て自我を形成したメイガスは、ソフィアの開発した「マシンセル」、及びその力により生み出された戦闘兵士「マシンナリー・チルドレン」を地下勢力との戦闘に投入。これにより大きな損害を被った恐竜帝国は、同じく壊滅したミケーネ帝国の残党と共にマグマ層への撤退を余儀なくされる。

マシンセルにより超常の力を得たメイガスはこの後、洗脳処置が施されたゼンガー、及び彼女の意思に従ったマシンナリー・チルドレンのウルズ、スリザズ、アンサズの3名を配下として、旧人類の愚行により大被害を被った地球を受け継ぐ後継者「アンセスター」を名乗るようになる。

プリベンターとの接触[編集]

彼らはマシンセルの力を用いて地球環境の再生を図ると同時に、来るべき地下勢力の再襲来に備えて戦力を温存することを判断、目立った活動を起こさぬまま何千年もの長い時が流れた。この数千年の内に小規模な戦闘も数回発生しており、その度にアンセスターはベルゲルミルスレードゲルミル等の機動兵器で撃退していた。いつの事かは定かではないが、スレードゲルミルはその圧倒的な戦闘能力から「大地の守護神」との異名を敵勢力から付けられている。

しかしその後、過去の世界からプリベンタータイムスリップにより出現、更に時を同じくして地下勢力の侵攻が開始される。この事態に対し、メイガスはプリベンターとの接触を図り、自らの素性は隠しながらも彼らに地下勢力の打倒を依頼した。メイガスは人類の本性を完全に信じていたわけではなく、何らかの思惑があったとは思われるものの、この段階ではまだ「地上人自らの手による地下勢力の駆逐」を期待しており、自らの役割を地上の「管理者」としての立場と位置付けていたようである(この点はマシンナリー・チルドレンのリーダーであるウルズの発言にも反映されている)。

しかしプリベンターの面々は地下勢力との戦いは勿論重要としながらも、人類同士の争いを収めることも捨て置けないと判断、メイガスの申し入れを断った。メイガスは当面プリベンターに対し静観の態度を維持していたものの、地上人同士の争いの激化、遂には核兵器を使用するに至ったことで地上人の存続を見限ることとなる。

プリベンターとの対決[編集]

プリベンターは人類同士の対決を終結させ、更にはメイガスの望み通り恐竜帝国も壊滅させることに成功。しかしこの時点でメイガスの判断は既に人類抹殺に固まっており、メイガスはその実現のため、プリベンターの面々と対決する道を選ぶ。

アースクレイドル内での戦闘は熾烈を極めたが、ゼンガーの離反(ルートによっては戦死)やマシンナリー・チルドレンの敗北、機動兵器ベルゲルミルの大量損失により劣勢に立たされたことを受け、メイガスは過去へとタイムスリップして未来の有り様事態を操作すると言う最終作戦を決行する。
元々メイガスのアウルゲルミルには、ブラックボックスとしてタイムスリップの機能を備えた機動兵器が組み込まれており、その力によってイージス計画の予定時刻へと転移。イージス計画の要「マイクロウェーブ送信施設」を破壊、アースクレイドルに滞在中の人間を除く地球人類の完全抹殺を目論んだ。

しかし彼女の開いたゲートによっておなじく転移に成功したプリベンターによりメイガス及びアウルゲルミルは一度は倒されたが、マシンセルの脅威的な自己修復能力により撃破する事は叶わず再度プリベンターに襲い掛かる。しかし、それと同時にメイガスの素体となっていたソフィアの意識が覚醒。彼女から過ちを告げられたことでメイガスは消滅、アウルゲルミルも未来世界の住人達を最後の力で元の世界へと送り届け、時空間の彼方でアウルゲルミル及びマシンセルは完全に機能を停止。アンセスターはここに壊滅した。そして、動力源となっていたブラックボックスはパイロットが制御を取り戻し、圧倒的な脅威へと再度立ち向かうべく行動を起こす。ここで第3次αの物語は始まりを告げる。

未来世界へと帰還したゼンガーは一人アースクレイドルに戻り、彼が同胞への手向けをするシーンによって『スーパーロボット大戦α外伝』の物語は完結を迎える(この結末はHARDルートのみで他のルートでは戦死)。一方現代では、破嵐万丈は現代のアースクレイドルがアンセスターと化すことを危惧しつつも、彼らの「種の存続」という目的を尊重、彼らの眠りを妨げないことを選択する。
しかし、地底帝国の再来という未来が変わることはなく、直後に発生した邪魔大王国によるアースクレイドルの再襲撃は事実上「封印戦争」(『第2次スーパーロボット大戦α』)の開戦の狼煙としての役割を果たすこととなってしまい、主要メンバーの一人であるイーグレット・フェフも結局は死亡。人類の敵とはならなかったが、どんな形にせよ計画が失敗に終わる未来は変わらなかったという皮肉な結末を迎えた。

主要メンバー[編集]

メイガス
アンセスターのリーダー。数千年という長い年月、様々な脅威から地球を守護していたが、遂に人類を見限る事となる。
イーグレット・ウルズ
メイガスの側近の少年。メイガスの目の役割を果たしており、人類に対し、この星を守護する者として期待していたが……
イーグレット・スリサズ
イーグレット兄弟の一人。一見、性格が残虐かつ凶暴そうに見えるが、これは全て設定された物でしかなく、時には冷静な意見も言い、メイガスにアースクレイドルの制御も任されている。
イーグレット・アンサズ
イーグレット兄弟の一人。実は彼だけメイガスとの会話や指令が一切無い。
ゼンガー・ゾンボルト
機動兵器スレードゲルミルのパイロット。メイガスの剣の役割を果たしており、地下勢力等を何度も撃退していた。髪がマシンセル特有の紫色に染まっているが、彼にはマシンセルが注入されていないらしい。これは製作中に設定変更があった為と思われる。

機動兵器[編集]

アンセスターの所有する機動兵器には全てホバー能力が備わっている為、海上の戦闘においても高い能力を発揮する。これは厄介な敵である地下勢力や恐竜帝国に対抗する為に付加されたものと思われる。

アウルゲルミル
異次元から漂着してきたブラックボックスをメインの動力として起動する大型兵器。時を越える力を持つ。
ベルゲルミル
マシンセルによって、量産型ヒュッケバインMk-IIが変貌した機体。外見からは判断し難いが、特有の鋭いフェイスと特徴的なカメラアイ、各種武装にはMk-IIの名残が残っている。
スレードゲルミル
ベルゲルミルと同じく、マシンセルによって変貌した兵器。近接戦闘に特化している。