全スーパーロボット大戦 電視大百科

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全スーパーロボット大戦 電視大百科
外国語表記 ALL SUPER ROBOT WARS ELECTRONIC ENCYCLOPEDIA[1]
開発元 レイ・アップ
発売元 バンプレスト
対応機種 PlayStation
発売日 1998年10月29日
価格 6,800円
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全スーパーロボット大戦 電視大百科』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。

概要[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦F / スーパーロボット大戦F 完結編』のPlayStationへの移植に先駆けて発売されたCD-ROM2枚組のデータベースソフト。

初代』から『F完結編』までのユニットやキャラクターの解説や用語、原画などの資料に加え、『第2次』から『F完結編』までのTVCM、『F完結編』のPVが収録されている。なお、収録されているものは「SRW内での設定集」であり、原作の設定が記載される「キャラクター事典」や「ロボット大図鑑」とは性格が異なっている。

話題[編集 | ソースを編集]

  • タイトル名に反して『LOE』と『』は扱われていない。
    • ただし、ロボットやキャラクターの解説、用語辞典で『LOE』の内容まで書かれているものや、キャラクターグッズで『新』にしか登場していない機体を紹介しているものもあるなど、全く触れられていないわけではない。
  • 第4次(S)』に参戦した『ガンダム・センチネル』関連のデータが収録されていない。また、それについての公式説明もなかったため、様々な憶測を呼ぶこととなった。
  • 以下に挙げるように、データベースソフトとしてはいささか粗が目立つ内容となっている。
    • オリジナル設定を加えて登場(誕生)した版権作品の機体、キャラクターは、版権作品側に分類されているものとオリジナル側に分類されているものがある。
      • 「SRWオリジナルである」といった解説はされていないため、版権作品側に分類された「版権作品の機体を元に新しく誕生したオリジナル機体[2]」は、原作を知らなければオリジナル機体であることは全くわからないという厄介なものになっている。
    • 武装は「ユニットの武装として採用されたもの」のみを掲載[3]、ゲーム内図鑑のミスをそのまま掲載した上で開き直ったかのような解説を付けている[4]など、原作ファンが目を疑うような記述も多い。
    • 基本的に最終登場作品の画像が使用されているが、なぜか最終登場作品ではない画像が使用されている場合もある[5]。『F/F完結編』と『第2次G』の画像の使用条件については下記の基準で判断されていると思われるが、当てはまらない場合もある。
      • 『F/F完結編』の画像が使用されるのは、「同作が初登場の機体、キャラクター」「登場作品が「GB作品」と『F』の機体、キャラクター」「『F完結編』で出撃が可能な機体、パイロット(サブパイロット妖精も含む)」のいずれかに該当する場合[6]
      • 『第2次G』の画像が使用されるのは、「同作が最終登場作品で、第2次』『第3次』『EX』『第4次(S)』のいずれにも登場していない機体、キャラクター」に該当する場合[7]
      • なお、機体に使用される『F/F完結編』の画像はなぜか妙に粗いため、機体は『第4次(S)』の画像が使用されたものが一番きれいなグラフィックとなっている
      • キャラクターのフェイスアイコンは解像度が同期されておらず、特に『F/F完結編』のものは他作品のものよりも違和感が生じるレベルでサイズが大きく、元の画像から更に拡大された結果ドットの角(ジャギー)が目立つ。
    • ガンダムシリーズのBGMはデータ上は各作品個別のものが収録されているのだが、全て「颯爽たるシャア」が再生されてしまう[8]ため、それ以外の曲は全て没データとなってしまっている。
      • 付属の解説書(いわゆる取扱説明書)の収録曲一覧にも記載がないため、設定ミス等ではなく意図的に未使用にした模様。
    • オリジナル系は「TIME TO COME」(基本)「熱風!疾風!サイバスター / VIOLENT BATTLE」(主に『EX』から登場の味方/敵)といった基準の振り分けになっていると思われる。ただし、振り分けの基準は曖昧な部分もある。
      • 味方と敵の両方の立場になる機体、キャラクターは、よくわからない基準で「熱風~ / VIOLENT~」が割り当てられている。また、本来なら「TIME~」が設定されると思われる機体に「熱風~ / VIOLENT~」が割り当てられているものもある。
      • そもそもの問題として、「VIOLENT BATTLE」は本来インスペクター及びゲストのテーマ曲のはずであり、本作ではそちらに何故か「TIME TO COME」を当て、『EX』の敵(=シュテドニアス連合国カークス軍といったラ・ギアスの敵勢力)に「VIOLENT BATTLE」を割り振るというのは有り得ない設定ミスである。上記の収録曲一覧でも「VIOLENT BALLTE」の原作は「魔装機神」と記載されてしまっている。SRWシリーズ内のデータベースであるのに、そのSRWシリーズ内の独自設定を守れていない。
    • 上記の妙な設定の組み合わせにより統一感の無い妙な組み合わせになっている場合もある[9]
    • その他、リンクミス[10]や誤字などの細かいミスもある。
  • 「完全復刻版 超合金マジンガーZ」が必ず貰えるキャンペーン「スパロボメガトンキャンペーン」の対象商品の一つとなっている。
    • 本作には応募用紙が同梱されており、応募にはPS版『F/F完結編』にそれぞれ同梱された応募シールが必要だった。
    • なお、5,000枚限定で「ラッキーBlack」と印刷された応募用紙が入っており、その応募用紙では黒に彩色されたマジンガーZ(通称ブラックバージョン)を貰うことができた[11]
  • 6,800円という強気の価格設定と上記キャンペーンの対象商品であったことが合わさった結果として、SRW作品の中では中古市場での値崩れが最も激しい部類に入る。
  • ゲーム要素は全く無いが、本作にも攻略本が発売されている。
    • ただしその内容はこれまでのSRWシリーズの(非常に大雑把な)データ集[12]といった趣で、本作のタイトルを冠している書籍ながら本作の内容とはほとんど関係のないものとなっている。

収録作品[編集 | ソースを編集]

※作中の「ロボット大図鑑」「キャラクター事典」の「原作タイトル検索」の表示順を参考に表記

なお、作中の「原作タイトル検索」には上記作品のほかに

が原作タイトルとして追加されており、

  • 真ゲッターロボ (原作漫画版)

は「オリジナル」に分類されているため原作タイトルから削除されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. パッケージに記載。
  2. パンタグリュエルなど。
  3. このためシステム上の問題で武装を絞らざるを得なかったGB・FC作品にしか出ていない機体の武装は原作よりも少なくなっている一方で、作品ごとに名前の表記揺れがあった場合(例:「リ」フレクタービットと「レ」フレクタービット)は両方掲載して水増ししている。
  4. 例としてグランドマスターガンダムの全高・重量は『F完結編』の図鑑でマスターガンダムのそれと同じ数値にしてしまっているミスがあったのだが、本作ではそれをそのまま載せた上で「どういうわけかマスターガンダムと同じ」と記述している。
  5. 最終登場作品が『第3次』のパラス・アテネに『第2次』の画像が使用されている、など。
  6. このため、『F/F完結編』両作品に登場している非戦闘キャラクター、『F』にしか登場しない(出撃機会の無い)機体、パイロットには『第4次(S)』以前の画像を使用しているものが多い。
  7. 『Vガンダム』系以外では、機体はズゴック、キャラクターはアコースデギンが該当。なお、アコースは『第2次』にも登場しているが、当時は一般兵の画像だったため、専用の顔グラフィックに書き換えられた『第2次G』の画像で収録されたものと思われる。
  8. 宇宙世紀作品でもシャアと関わりのない『F91』『V』、世界観すら異なる『G』『W』まで同様のため違和感が非常に強い。
  9. 例えば、マサキ『F/F完結編』の画像に「TIME~」シロ / クロ『第4次(S)』の画像に「熱風~」サイバスター / サイバードは『F/F完結編』の画像に「熱風~」といった具合。
  10. 例としては「ハヤト」というワードからハヤト・コバヤシ神隼人が混同されていたりなど。
  11. スパロボメガトンキャンペーン 2022年3月4日閲覧。
  12. 版権作品主役機の初参戦作と最新作(大抵は『F』)のあまり意味のない性能比較や、各作品各キャラの参戦タイムテーブルなど。

商品情報[編集 | ソースを編集]