ハサウェイ・ノア

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ハサウェイ・ノア
外国語表記 Hassaway Noa[1]
Hathaway Noa[2]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優
Ζ
花中康子
逆シャア・閃ハサ〈ゲーム〉
佐々木望
閃ハサ〈劇場アニメ〉
小野賢章
デザイン
Ζ
安彦良和
逆シャア
北爪宏幸
閃ハサ〈挿絵・原案〉
美樹本晴彦
閃ハサ〈劇場アニメ〉[3]
pablo uchida(原案)
恩田尚之(デザイン)
初登場SRW スーパーロボット大戦EX
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
偽名 マフティー・ナビーユ・エリン(Mafty Navue Erin[2]
種族 地球人アースノイド
性別
年齢 7歳(Ζ)
13歳(CCA)
25歳(閃ハサ)
出身 地球
髪色 黒(CCA)
茶色(閃ハサ)
所属 民間人(Ζ、CCA)
マフティー(閃ハサ)
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ハサウェイ・ノアは「ガンダムシリーズ」の登場人物であり、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主人公

概要[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノアミライ・ノアの息子で、ノア家の長男として生まれ、地球育ちのアースノイドとして育った。妹にチェーミン・ノアがいる。

ごく普通の少年として育ったが、UC0093には宇宙世紀の歴史に残る二人の英雄であるアムロ・レイ、そしてシャア・アズナブルと関わりシャアの反乱を生き延びた。 戦後は連邦軍人となり退役するものの、秘密結社マフティー・ナビーユ・エリンへと参加し、白きモビルスーツである『ガンダム』を駆り、歴史上で「マフティー動乱」と呼ばれる戦いを引き起こす事になる。

人物[編集 | ソースを編集]

基本的に真面目で温厚な性格の持ち主で、これは父・ブライトの真面目さと母・ミライの温厚さをうまく受け継ぐ形で育ったと言える。ブライトの事は「いつもうるさい」と称しながらも、根底には家族として強い信頼関係があり、父親であるアデナウアー・パラヤが浮気をしてばかりという家庭環境が劣悪だったクェス・パラヤからは羨望を抱かれていた。

ブライトが軍人という職業故に共に過ごす事は決して多く無く、また彼がグリプス戦役時にエゥーゴへ参加してしまったのが原因で母や妹共々地球連邦軍ティターンズに狙われてしまった経験も幼少期にしているが、その事で捻くれる事は無く、13歳の頃には真っ直ぐな心を持った少年へと育っている。

少年期は比較的に大人しく理性的な振る舞いをしているが、好奇心も非常に旺盛で、シャアの反乱(第2次ネオ・ジオン抗争)の時期にミライから先にシャトルで宇宙へ行くよう言われた際も迷う事無く受け入れたり、ラー・カイラムでモビルスーツのシミュレーションを体験してみたりもしている。一方、普段の様子とは裏腹にいざという時には周囲の予想を大きく上回るどころか危ういまでの行動力を見せる事があり、大人であるカムラン・ブルームや父親であるブライトも欺いた[4]上でプチモビに乗って予め図面で把握しておいたハッチからラー・カイラムに忍び込んだり、偶然知り合い親交を深めたクェスを連れ戻そうと損傷したジェガンに搭乗して戦場へ出てしまうと言った無謀さを見せている[5]。モビルスーツのパイロットとしての素養の高さはこの頃より片鱗を見せており、シミュレーションではニュータイプとしての高い素養を備えていたクェスと同様にモビルスーツ2機撃墜の記録を出しており、ジェガンで実際に戦場へ出た際は、ラー・カイラムの対空砲火を潜り抜けながら、バルカン砲でギラ・ドーガを撃墜するなど神業を見せた。

青年期では、シャアの反乱を潜り抜けた後に連邦軍人となり、ある程度の歳を重ねた事で後先考えない行動は鳴りを潜め、理知的な青年へ成長している。しかし一方で連邦軍を退役後は鬱病が発覚し、治療で地球に降りるなど自らが経験した第2次ネオ・ジオン抗争での一連の戦いによるトラウマに今も悩まされ、暗い影を抱えている。秘密結社「マフティー」の実働部隊の指導者となっている事実からも、アムロやシャアの様な一種のカリスマを持ち合わせていたのは確かと言える。

劇中で上品な立ち居振る舞いを見せハウンゼンに乗った乗客からも評判は良いが、スペースシャトル「ハウンゼン」内でマフティーを騙るオエンベリ軍所属のハイジャッカーによる襲撃に巻き込まれた際には、軍隊仕込みの体術で活躍。同乗したギギ・アンダルシアの発破をかけられ、単身でハイジャッカーを制圧する。

第2次ネオ・ジオン抗争時に偶然同じシャトルに搭乗する事になったクェスと出会い好意を寄せる事になっている。当初は思春期特有の一目惚れと言えるものであったが、次第に彼女の奔放で感情のままに反発していく姿を目の当たりにしていく内に、それが「孤独による寂しさの裏返し」であった事に気付く。彼女がシャアに誘われるままネオ・ジオンパイロットとなった後も、ハサウェイは最後まで彼女を見捨てようとはせず、命の危険も顧みない形で連れ戻そうと行動した末に、周囲から見捨てられて孤立してしまったクェスの心を僅かながら動かしたが、その直後に待っていたのは彼女との死別であり、これによってチェーン・アギを殺害。結果的にハサウェイはアクシズ・ショックの契機を起こしたが、初めての殺人経験はその後の人生に暗い影を落とす事になってしまった。

ニュータイプとしての素養を持った母や、既にニュータイプとして高い素養を備えたクェスやアムロと関わっていた事もあってか、パイロットとしてのニュータイプとしては高い素養を備えている。青年期には、サイコミュも扱えるレベルにまで至っているが、ハサウェイ自身は、地球を汚染しない人間である本当の意味でのニュータイプとしての才能は無いと自虐している。

劇中の様相 [編集 | ソースを編集]

機動戦士Ζガンダム[編集 | ソースを編集]

初登場の作品。年齢は7歳で、香港で母ミライや妹チェーミン、アムロと共に地球連邦軍の人質となってしまうのだが、今までのところ『Ζ』編の頃の出番は無し。

漫画作品『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-』では姿を見せている。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

年齢は13歳。母のミライ、妹のチェーミンと共にホンコン・シティより宇宙に上がることを試みるが、アデナウアー・パラヤの割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で宇宙へと向かうことになる。搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」はフィフス・ルナの地球降下の余波を受けた為、ロンド・ベルの旗艦ラー・カイラムに救出される。そこで同艦艦長で父親であるブライトと再会した。

アデナウアーの一人娘であるクェスに一目惚れするが、奔放で感情のままに行動してしまう彼女にやや辟易しながらも放っておく事は出来ず、気に掛け続ける。しかし、ロンデニオンにて憧れの存在となっていたシャア・アズナブルと出くわした結果、彼に誘われるままクェスはネオ・ジオン側に行ってしまう。クェスを連れ戻したい一心でプチモビでハッチからラー・カイラムに密航するが、すぐに見つかってしまい、ブライトからも殴打と共に叱責を受ける。しかし、それに全く堪えなかったハサウェイはクェスを諦められず、自らの感情のままにα・アジールで暴れ回るクェスの存在を感じ取った事で、無人となっていたジェガンに乗り込んで戦場に赴く。そして遭遇したクェスを必死に説得し、何度も拒絶する言動をぶつけられながらも、チェーン・アギリ・ガズィからの攻撃を庇いつつクェスをα・アジールから降ろそうとするのだが、攻撃を辞めようとしなかったチェーンのリ・ガズィから放たれたグレネードから逆に庇われる形で、クェスは死亡。目の前で彼女を失ったショックのあまり、ビームライフルを乱射させてチェーンを手に掛けてしまった。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン[編集 | ソースを編集]

今作では牽制で撃ったビーム・ライフルがクェスの乗ったα・アジールを直撃・撃墜してしまい戦果を上げた。

機動戦士ガンダムUC[編集 | ソースを編集]

名前のみ登場。ハイスクールで植物学を専攻している事が語られているが、3年前のクェスの死亡とチェーンの殺害の事がトラウマになったままで、『UC』作中でも療養中の模様。

ちなみに「逆シャア」より3年経過している為、年齢は16歳になっており、主人公のバナージ・リンクス(同じく16歳)とは同年代となっている。

外伝漫画『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』では、ブライト・ノアの回想という形で登場。シャアの反乱後に呆然としていた所を保護された。地球連邦軍の上層部は秘密裏にブライトへの査問会を行い、ハサウェイの行ったジェガンへの『無断搭乗』に関する軍規違反を追及し、裁判にかけると恫喝。カムラン・ブルーム核ミサイルをロンド・ベルに無断提供した件と共に脅迫材料とする形で、アクシズ・ショックがニュータイプ達が起こした奇跡であるという真実を隠蔽するようブライトへの脅迫材料となった。チェーンを殺害した件に関しては、乗っていたジェガンが電装系のトラブルを抱えた機体でフライトレコーダーも機能せず、更にはラー・カイラムのクルー達の温情で記録も意図的に抹消された為、真相は闇の中であった。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(小説版)[編集 | ソースを編集]

主人公。今作では『ベルトーチカ・チルドレン』の設定を引き継いでおり、α・アジールを撃墜した事と戦勝ムードもあり、ジェガンに無断搭乗した罪状は無罪になっている。

第2次ネオ・ジオン抗争以後に連邦軍人となったハサウェイは重度の鬱だったことが発覚し、療養も兼ねて植物監査官候補生として地球へ降下し暮らしていた。そこで出会った不法居住者のケリア・デースと恋人になり、彼女が主治医となったことと地球の自然環境もありは徐々に回復へ向かっていく。しかしケリアが不法居住者、つまり犯罪者であったことからハサウェイは彼女と結婚することが出来なかった。

そんな中、植物監査官候補生の研修先の教授アマダ・マンサンの知り合いであるクワック・サルヴァーと面会することとなった。クワックは連邦軍で将軍にまで上り詰めた傑物でクワック・サルヴァーというコードネームは「インチキ医者」の意味を持つ。彼から、地球連邦政府が警察「マン・ハンター」を使って不法居住者を年間数十万人を虐殺するか強制的に宇宙へ送り出して、地球には普通の人間が降りられないようにしていた。一方で閣僚やその面倒を見る人間などの特権階級だけが地球に住もうとする不平等政策を実施してること、それに不満を持った人々が作った反連邦政府組織「マフティー」という秘密結社の存在を教えられ、クワックがなにかキナ臭いことを望んでいるのを解っていながらも、ハサウェイはパイロットの資質をクワックの精悍さに刺激されてマフティー・ナビーユ・エリン[6]と名乗る。

ハサウェイはニュータイプとして残留思念との対話能力により、シャアの反乱の終盤、連邦軍もネオ・ジオンも関係ない形でアクシズの落下を止めようとし死んでいった兵士達の魂の声を聴いていた。マフティー参加後のハサウェイは個人と組織の人の問題を学び、そしてネオ・ジオンの総帥としてアクシズを地球に落とそうとしたシャア・アズナブルの経歴を学ばせるに至った。シャアの出した結論が「人類を産んだ地球を滅亡させてはならない。保全すべきだ」と知り、この結論については共感する様になった。

組織に参加して1年程で、ハサウェイはマフティーの中枢戦闘要員となり、ハウンゼンで地球に降下後は、アナハイム・エレクトロニクスで開発された最新鋭機であるΞガンダムを手に入れ、アデレートで行われる中央閣僚会議を粉砕するため活動を行っていった。

レーン・エイムの駆るペーネロペーを中核としたケネス・スレッグ准将率いる「キルケー部隊」と何度も交戦する中、アデレードで中央閣僚会議は、地球連邦政府が正規の居住者であっても合法的に土地を奪える出来る法案を可決しようとしていた。 ハサウェイ達は電波ジャックで声明を流し強襲を決行し、防衛部隊として立ちはだかったレーンのペーネロペーに対し技量と性能の双方で優位に立つものの、丁度同じ頃ギギ・アンダルシアがに連邦軍に保護されたことで幸運が向こう側に舞い降りてしまった。ペーネロペーが誘導した地点には、ビーム・バリアーが設置されており、ガンダムは撃墜されてしまった。撃墜されたガンダムはペーネロペーにより埋まっていたエネルギーチューブなどを焼き切られ無力化、ハサウェイも打撲と全身火傷の重症を負う。

収容後、ハサウェイが目を覚ますまでの間、連邦の官僚達の中には「意識の無いままでもいいから絞首刑にせよ」と裁判もせずに強引に処刑唱える者、軍内では処刑に反対する者が出て拮抗していたが、正式に銃殺刑が決定されてしまう事になる。しかし、自らの犯した罪が軽い物では無い事も自覚していたハサウェイは表面上は取り乱すこともなく「死ぬ位は皆がやってきた事」と冷静に受け止め、処刑台にて「マフティー・ナビーユ・エリンとして」声明を残し、銃殺刑は執行。「地球を守る、健やかな精神」を未来の人類が持つ事を信じながら生涯を終えた。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(劇場版)[編集 | ソースを編集]

本作は上述の小説を原作にしているが、設定は映画の『逆襲のシャア』から引き継いでいて、シャアの反乱における撃墜記録は公にはギラ・ドーガ1機ということになっている。今作のハサウェイは人死の光景を目の当たりにしながらも、ハイジャッカー制圧後は何事も無かったの様にジンジャエールを飲んでいたり、ハウンゼン搭乗時のサインでは魔術の呪文の様な筆跡で名前を書く等、その精神の内側には歪さを滲ませているという変更が為されている。この映画での変更点について村瀬修功監督は彼を「感情と思想に引き裂かれているキャラクター」と考えており、アフレコの際には小野賢章に対し「ハサウェイは壊れた人間です」と説明した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

チェーンと同様に本来は非戦闘員の立場であるためか、ほとんどの作品では登場しない。αシリーズ等では時代設定上、7歳前後になるので出しようがなかったともいえる(旧シリーズでは年齢の矛盾は思い切り無視されていたが)。

寺田貴信Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない」「『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい」という旨のコメントをしている[7]に参加した。ただし後述の通り、『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。

Zシリーズでは『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『Z』ではラスボスが父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている(このラスボスが同じく語っていた「もう一人の流竜馬」については『第2次Z』で実現)。そして『第3次Z時獄篇』では、ハサウェイを対象とするAGのエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『天獄篇』でもその展開には至らなかった。余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。

V』では「キャラとしては『逆襲のシャア』直後(14~15歳)だが、機体はΞガンダム」という変則的な設定で『閃光のハサウェイ』を部分的に取り入れて参戦することになった。しかしその後、『閃光のハサウェイ』は劇場作品として正式に映像化される事になった為、今後はマフティーとしてスパロボ作品に出演する可能性が高くなるのだが、「官僚の暗殺」という明確なテロリズムに手を染めている為、敵として扱われる展開も多いのではないかと予想されている。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦EX
初登場作品。ケーラ・スゥにモビルスーツの操縦を教えてもらっていたところをラ・ギアスに召喚され、地上に返すという条件でシュテドニアス軍に協力することに。
リューネの章でズサに乗って敵として現れるが、隠し要素アムロカミーユ説得するとケーラ共々仲間になる。
本作では習得精神コマンドが非常に恵まれており習得レベルも申し分ないのだが、「2回行動レベル:38」は最終面に間に合うかギリギリなことに加えて、乗せる機体が問題(リューネの章ではマサキ一行と合流しない限り、MAP兵器搭載MSが参入しない)。使うならΖガンダムドーベン・ウルフキュベレイMk-IIなどを、ファフォウプルプルツーたちと争奪戦することになる。
第4次スーパーロボット大戦S
最序盤のルート分岐次第でネモに乗って仲間になる。
だが仲間にしないルートの方だと、代わりにケーラクリスバーニィが参入するわ、最強の強化パーツであるファティマが拾えるわで、質・量ともに断然お得という罠(しかもケーラのジェガンとバーニィのザク改ロザミィ参入条件にも関わってくる)。更にネモは強制廃棄される。成長させればニュータイプへと覚醒するが、本作ではファンネル装備の味方機体は限られているのであまり使い道は無い。速攻クリアでシュウ一行を仲間にしたい場合でも本ルートは避けたほうが効率的なので、完全に趣味orネモの図鑑登録目的と割り切る必要がある。
EDにて植物監察官となっており、さり気なく『閃ハサ』を意識している。
なお加入しなかった場合、ブライトが復帰する際にラ・ギアス事件のことをハサウェイから聞いたと話題に出す。
スーパーロボット大戦F完結編
シナリオ「ティターンズの追撃」終了後から登場。
この時点では未参戦のトビアの代わりにシーブックの芋の皮むきを手伝った。
今回は非戦闘要員だが、これはシナリオ担当者が阪田氏から堀川氏に変更され、引き継いだ資料にハサウェイの戦闘台詞が記載されていなかったことが理由[7]キャラクター事典では『新』収録分の音声が聞ける。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『EX』シナリオに登場。レベル39で奇跡を覚える。ただし搭乗機体の不足や最終面までにそこまで育てるのが困難なのはSFC版同様。音声は『新』からの流用。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

名前のみの登場。『Ζガンダム』の時代の設定であり、まだ小さいことが示唆されている。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
『R』からゆうに12年ぶりの参戦となり、音声も新規収録された。佐々木氏の声質が変化してから初の追加収録であり、ボイスは全面的に入れ替えられている。行動等も原作に近いものとなっており、シャアの元へ向かってしまったクェスを説得し自軍加入させるフラグにも関わっている等、これまでの登場作品と比べてもかなり優遇されている。また、クェスと共に中断メッセージにも登場している。
先述の通り年齢の矛盾がまた無視されているため、ブレイク・ザ・ワールド前の宇宙世紀の世界の一年戦争時には既に誕生していた(加えてブライトの年齢が原作より高い)、もしくはハサウェイが原作通りの13歳より下の年齢設定ということになるが、細かいことは気にしないべきであろう。
今作では『閃光のハサウェイ』時代の愛称である「ハサ」と呼ばれるシーンが多く、エーストークではAGから同小説を示唆する発言を受け取っている(ただし、クェスは仲間にならなくても死亡はしない)。
初期能力は防御と命中以外最低レベルだが、最終的にLv8まで伸びるNTに加え援護攻撃に優秀な精神コマンドとサブとしてなら十分。ABを取ればメインも張れるが、問題は初期撃墜数が0であること。初陣なので仕方がないが。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
第1話より参入。今作で新たに登場した特殊スキル「戦術待機」をデフォルト所持。
初期のデフォルト搭乗機はジェガンだが、アムロがνガンダムに乗り換えてからはリ・ガズィがデフォルト搭乗機になる。
エンディングでは『第4次』同様、植物学を学びたい意志を示している。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦R
現代世界の逆シャアルートで登場。乗るのは原作と同様ジェガン主人公が過去にタイムスリップする前にデュミナスによって死亡する
チェーンでクェスを撃墜すると、原作同様のチェーン殺害イベントが発生し、過去世界でフォウが乗るジェガンがガンダムMk-IIIになる。過去編でもエンディングでも登場しないため、歴史が変わった世界での彼はどうなったかは不明。能力は低いので、間違っても前線には出さないように。
なお、書籍『スーパーロボット大戦R 必勝戦術講義』での彼のコメントは、ゲームにおける特徴ではなく『逆シャア』~『閃ハサ』までの出来事が記載され、「最期まで父親に苦労をかけっぱなしの息子だった」と評されている[8]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
『閃光のハサウェイ』名義での参戦。このためスパロボでは初めてとなるカットインも作られた。音声も新規収録されており過去作品から流用した台詞はほぼない。自軍に加入するハサウェイはΞガンダムのテストパイロットとしてミスリルに協力している設定。
『閃ハサ』名義での参戦ではあるが、シナリオ上は『逆シャア』終了後の14~5歳になっており、外見は『閃ハサ』準拠と言う少し複雑な設定。エーストークでも「実年齢より大人に見える」事について語られ、ナインは「悲しい過去が人を成長させる」という学びを得ている。『逆シャア』での出来事が、顔つきや日頃の立ち振る舞いに現れる程に強い影響を与えているといったところか。
能力値は準エース級で他の主人公格と比べると見劣りし、一応ニュータイプもL9まで上がるものの、レベル71になってようやくという遅さ。全体的に機体に追い付いて無い感はあるものの精神コマンドがなかなかに優秀(ファンネルと相性の良い「突撃」を覚えるニュータイプパイロットは、他にはアムロぐらい)なため使えないというほどでもない。むしろこれまでの作品に比べればかなり強い方と言える。とはいえ、能力は高いものの機体が扱いづらいキンケドゥにはΞガンダムのパイロットシートをやはり奪われがち。あくまでΞにこだわる場合、被弾しやすいのを前提にあえて底力を取得しておかせるのも手。また、リアル系では珍しく熱血(勇気)とを憶える。
本作に登場しているハサウェイは宇宙世紀世界のハサウェイだが、新正暦世界にも別途ハサウェイが存在していた過去があり、こちらは原作通りマフティー・ナビーユ・エリンとしてテロ活動に参加していた歴史となっている。この事を知っていたトビア等は誤魔化したりしていたが、その事に勘ぐったハサウェイはヤマトのデータベースから調べていた事が通常ルートEDで判明。別の世界の自らの顛末もしっかり承知の上で戦っていたのであった。
しかし、三つの世界での戦いを経て成長したハサウェイは、その事実を知っても絶望することはなく、テロ以外のやり方で世界を変えていくと誓っている[9]
また困難ルートEDでは、カミーユやジュドー共々Gハウンドの面々に勧誘されているが、植物監察官になる為の勉学のために断っている。
スーパーロボット大戦T
チェーミン共々ブライトの台詞から名前が出るが、本人は未登場。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
宇宙編でロンド・ベル隊と合流した際、特に紹介もなく仲間になっている。
オデロ同様レベルアップでニュータイプとなるが、初見では気づかれにくい・精神が微妙等の難点を持っている。但し、『第3次Z』まででクェスとの関係が初めて描かれた作品であり、数少ないNTという事もあって他作品と比べたら恵まれている扱いである。また、攻略本では育てることも推奨されている[10]が、回避系精神コマンドを持たないので、使うならビームコートを装備させたリ・ガズィで戦うと良い。
本作でボイスを初収録。声質が変わる以前の佐々木氏によって音声収録が行われている。ただし、台詞のバリエーションは少なく、味方のニュータイプの中で唯一フィン・ファンネル使用時の専用台詞が無い。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
『逆シャア』設定。ジェガンに搭乗。
スーパーロボット大戦X-Ω
『逆シャア』設定。サポートユニット。
スーパーロボット大戦DD
『逆シャア』設定。当初から名前のみ言及されていたが、1章Part13から本人が登場。
インベーダーの攻撃でクェスは行方不明になるが、彼女から庇われるのは原作通りである。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

『逆襲のシャア』の設定では元々が非戦闘員であった為に全体的な能力が低く、後年の姿を彷彿とさせない。ニュータイプ技能があることや覚える精神コマンドそのものはなかなかに便利なものばかりなので、養成システムがある作品などでは機体さえあれば活躍できないことはない。

『V』では『閃光のハサウェイ』の設定になり基本的な能力は上がったものの、やはり他のエースパイロットと比べるとやや見劣りする。反骨心を生かす上では技量が低めなのは好都合、とも言えるが。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

EX
根性必中幸運熱血気合覚醒
EX(PS版)
根性必中努力気合かく乱奇跡
第4次S
集中気合隠れ身覚醒熱血
隠れ身必中気合友情熱血覚醒
R
根性必中努力応援気合かく乱
第3次Z
努力根性直感直撃熱血(→
V
努力根性直感突撃熱血(→勇気)、

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

EX(PS版)
ニュータイプL8、シールド防御L8、切り払いL8
第4次S
切り払いL5、ニュータイプ
切り払いL6、シールド防御L6、ニュータイプ
R
ニュータイプL6、防御L4、援護攻撃L2、援護防御L3
第3次Z
ニュータイプL8、強運援護攻撃L1、(戦術待機
V
ニュータイプL9、援護攻撃L1、反骨心

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド「熱血」が「」に変化する。
第3次Z』で採用。『第2次Z再世篇』でのエスターのエースボーナスと同じ。
精神コマンド「熱血」が「勇気」に変化する。
V』で採用。強力なボーナスであることは変わりないものの「愛」でなくなったのはその相手がいなくなってしまったから…と考えると少し悲しくもあるが、「愛」に囚われて正しいとも間違いとも言い切れない破滅への道を進んでいった正史と違い「勇気」を持って決断し進める事が彼の運命を変えていく。
本作の「勇気」は「突撃」の効果を複合しているため、Ξの持つ長射程のミサイルとの相性が良い。悲しいのは確かだが、実戦的になったのもまた確かである。

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

次世代の種
UC。HP1/2以上で命中率アップ。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「MAIN TITLE」
『第4次(S)』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ノア家[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノア
父。『逆襲のシャア』では良好な親子関係が見受けられた。『閃光のハサウェイ』では立場上敵対関係にあるが直接交戦することは無く、ハサウェイが銃殺刑に処される際に処刑場を訪れるも、ハサウェイと面識のあった軍人、ケネス・スレッグの配慮で直接会うことはなかったため、正体を知らなかった。しかし銃殺刑執行後しばらくして一部の連邦高官の復讐心で「マフティーの正体はハサウェイ・ノアであり、父であるブライト・ノアが刑の執行を担当した」という歪められたニュースを発表されてしまう。そのニュースではじめて息子がマフティーその人であり、もうこの世には居ないことを知る。その際の反応は描かれていない……。
ミライ・ノア
母。「閃光のハサウェイ」ではひとり地球で暮らすハサウェイを心配していた。彼女もブライトと同じくニュースでマフティーの正体を知ったと思われるが、同じく反応は描かれて居ない……。
V』では彼女の影響からか、納豆を食べたことがあるらしく、日本帰還ルート第15話でシャングリラチルドレンの面々に納豆の説明をしている。
チェーミン・ノア
妹。

機動戦士Ζガンダム[編集 | ソースを編集]

エゥーゴ[編集 | ソースを編集]

カミーユ・ビダン
香港でベン・ウッダーに人質に取られた際、彼の乗るガンダムMk-IIに助けてもらう。
カツ・コバヤシ
原作では特に関わりはないが、『第3次Z』では以前からの知り合いで、公私ともに先輩筋。さん付けで呼ばれるカツというのも珍しい。

カラバ[編集 | ソースを編集]

ベルトーチカ・イルマ
香港にいた時に、アムロと行動を共にしていた彼女と出会う。

ティターンズ地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

フォウ・ムラサメ
香港にいた時に、港にいた彼女にグライダーの玩具を拾ってもらう。
ベン・ウッダー
香港でカラバを倒そうと目論む彼の部隊に、母や妹共々人質にされる。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

ロンド・ベル[編集 | ソースを編集]

アムロ・レイ
Ζ』時代から出会っており、『逆襲のシャア』ではクェスを取り戻そうとするハサウェイに、死人に引っ張られると忠告した。担当声優の古谷徹の見解では、アムロにとってハサウェイは甥っ子のような存在とのこと。
チェーン・アギ
ハサウェイがクェスを説得している最中に登場。クェスが搭乗するα・アジールを撃墜した事がハサウェイの逆鱗に触れ、ハサウェイによってチェーンの機体は撃墜され戦死してしまう。結果的に機体から放流されたサイコ・フレームの試料がアクシズ・ショックを引き起こし地球は救われた。シャアの反乱終結から一ヶ月経ってもハサウェイは口を聞ける状態ではなく真相を父親に話せていない。
『V』のUC世界では撃墜する直前に別の要因でアクシズ・ショックが発生したことで気持ちが落ち着き、撃墜せずに済んでいるが多少わだかまりが残っている。新正歴世界の二人はおそらく劇場版通りの行動をとったものと思われるが、小説版『閃光のハサウェイ』の前史が『ベルトーチカ・チルドレン』であることを考えるとそもそもチェーンがその場に居合わせていない可能性も高い。
ベルトーチカ・イルマ
『ベルトーチカ・チルドレン』では、お腹にアムロの子供を身籠りながら、クェスをシャアに連れて行かれ気の立っていたハサウェイを落ち着かせようと宥めていた。こちらはチェーンと違い機体も本人も無事である。

ネオ・ジオン[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル
『逆襲のシャア』でこそ、ハサウェイにとってのシャアは、想い人であるクェスを奪った張本人で、地球を平気で消そうとしている身勝手な大人でしかなかった。
しかしその後、鬱病を経て地球に降下した後に、ハサウェイは彼の行動の真理が「地球環境の保全」であったと悟る事となり、腐敗していく地球連邦の有様も目の当たりにした結果、マフティーの道を歩む事となる。結果的にシャアは、アムロとは異なる形でハサウェイの人生の転機に大きく関わる人物となっている。
クェス・パラヤ
短い期間であったが友達として交流した。結果的に最後は死別する。劇場版と徳間文庫の小説では目の前でチェーンによって殺害されてしまうが、『ベルトーチカ・チルドレン』ではハサウェイ自身がクェスを手にかけてしまう。『閃光のハサウェイ』の小説版では自身をたまたま殺したことを責めるためハサウェイの夢の中に姿を見せているが、ハサウェイはその原因を作ったのは他ならぬ彼女自身であった為に、反発している。
ギュネイ・ガス
原作では特に関わりはないが、『第3次Z』ではクェスを巡る三角関係としてちょっとしたライバル関係になる。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ[編集 | ソースを編集]

ギギ・アンダルシア(SRW未登場)
ヒロイン。乗っていた旅客船がハイジャックされた事が切欠で出会い、その姿にクェスの面影を見る。
ケネス・スレッグ(SRW未登場)
立場上マフティーとは敵対していたが、内心ではマフティーを支持していた。ハサウェイ個人とは最後まで友人関係であり、彼がマフティー処刑を指揮したのも後任の司令官となるブライトに子殺しをさせないための配慮であった。
レーン・エイム
ケネスを通じた顔見知りであり、Ξガンダムのコクピットにハサウェイの姿を確認した彼は呆然としていた。
ガウマン・ノビル(SRW未登場)
ハサウェイの仲間。メッサー2のパイロット。レーンによって人質にされた所をハサウェイに救出される。
クワック・サルヴァー(SRW未登場)
マフティーの創設者であり、ハサウェイをマフティーに誘った張本人。名前は「インチキ医者」という意味の偽名で、本名は不明。アナハイムからΞガンダムを調達するなど、高い政治力を持つ。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

バナージ・リンクス
『V』では同年代の友人。ハサウェイは「UC」に登場しないものの、年齢計算すれば「UC」の時期では16歳になっている為、バナージと同年代というのは公式と言って良い。
ジュドー・アーシタ
『V』での良き先輩。なお、『逆シャア』及び『閃ハサ』でのハサウェイ役の佐々木氏は『ΖΖ』本編の第40話と第41話のゲストキャラであるルナンも担当しており、それを意識した面もないとは言い切れない。
ロニ・ガーベイ
『V』ではガランシェール隊に捕まった時に彼女と知り合い、ダカールでの戦いで彼女が暴走した際はバナージと共に彼女を止めようとする。
トビア・アロナクス
『V』では同年代の友人。彼らの世界での自分の顛末を知っている彼に複雑な表情をされることもあったが、通常ルートのEDでは彼に「僕はマフティーにはならない」と言って安心させている。

リアル系[編集 | ソースを編集]

真田志郎新見薫
『V』では彼らの世界での自分の顛末を知る人物だが、あえてぼかされている。
ミスリルのメンバー
『V』ではΞガンダムのテストの為に彼らと行動を共にしていた。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

式波・アスカ・ラングレー
V』にて、似たようなタイプの女の子と縁があるためか彼女を一瞬で手なずけた。
トワノ・ミカゲ
第3次Z』では特殊戦闘台詞において彼から「愛の敗北者」と呼ばれる。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

AG
『第3次Z』では彼にブライト共々『閃光のハサウェイ』ネタを度々振られる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

「図面はしっかり見せてもらったもんねぇ…」
ブライトとの別れに惜しむ演技をしつつも、プチモビに乗ってラー・カイラムのハッチを開けて忍び込むハサウェイ。一見すると好奇心旺盛な子供の悪戯みたいな感じに見えるが、「子供でありながらプチモビを難無く操縦する」、「図面を見たとはいえ、軽々とラー・カイラムのハッチを把握し開けて忍び込む」、「それらの行いをノーマルスーツ(宇宙服)を着ないでこなしてしまう」等、子供はおろか並の大人でさえ出来ないと言える行動をやってのけており、ハサウェイの秘められた資質を垣間見せている。特に、ノーマルスーツを着ないでこれらを行うのは大変危険な行為であり、ハサウェイを発見したケーラの「ノーマルスーツも着ないで、窒息死したいのかい!?」という台詞からもその事が伺える。
クェスは死にません、その前に取り戻します。その為にモビルスーツの操縦だって習ったんです!!」
この台詞の後、アムロに「そんなことじゃあ、ハサウェイだって死人に引っ張られるぞ!」と言われてしまう。
「罵り合っているだけじゃいけないよ、クェス。それじゃ駄目だよ!!」
憎しみで戦うクェスの存在を感じ取ったハサウェイは、この台詞の後、ラー・カイラムのブリッジから抜け出して、無断でジェガンに乗り込み、出撃をしてしまう。
「チェーン…チェーンか、殺ったのは!!」
「殺っちゃいけなかったんだよ! そんな事もわからない大人だから、地球だって平気で消せるんだ!」
クェスの死に激昂し、リ・ガズィを撃墜してチェーンを殺害した時の台詞。子供のハサウェイでも大人達の勝手な都合でクェスが利用されたり、地球が消されようとしているという事実は理解出来ており、クェスが死んだのを目の当たりにした結果、その不満や怒りは遂に爆発を迎え、チェーンの死を招く事になる。しかし、彼女の機体から流れたサイコ・フレームのおかげで地球は危機から救われる事となる。
SRWでは攻撃時のセリフに「やっちゃいけなかったんだよ!」の部分が採用されている。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(その他のメディア)[編集 | ソースを編集]

「あ、当たっちゃった…」
小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』にてクェスを誤射で殺してしまった際の台詞。劇場版と異なり、クェスを殺したのがハサウェイ自身であるという点が『閃光のハサウェイ』に繋がる。なお、撃墜した時点ではαアジールのパイロットがクェスである事を認識していなかった。
「アクシズを地球に落としちゃ、だめなんだーっ!!」
「こんなもので何億人もの子供が殺されてたまるか!!」
戦争やってる俺たちは死んであたりまえだけど、子供たちには関係ないんだ!! 殺しちゃいけないんだーっ」
村上としや氏による漫画版の名台詞。ハサウェイは涙ながらに叫びながらアクシズに向かい、その行動を見た戦場の兵士たちも心を動かされ、地球滅亡を企むシャアの野望を止めるべく、アクシズに集結した。パイロットとはいえ子供であるハサウェイが自身まで「死んであたりまえ」の一人として数えているのが何とも哀しい。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ[編集 | ソースを編集]

「あれが新型ならば、アナハイムはやりやがったってことだ…」
ペーネロペーを初めて見た際に、連邦軍がミノフスキー・クラフトを搭載したMSを採用したことに予想されながらもショックを受けて。
もっとも、軍の最新鋭機と同等の機体をテロリストに与えている方が「やりやがった」と言われても仕方ない行いだが。
「なんとでもなるはずだ!」
待ち伏せたレーン隊の襲撃を受けてカーゴ・ピサが半壊するも、この一言と共にΞガンダムを離脱させてみせる。
『V』でも汎用戦闘台詞として採用されており、佐々木氏によるこの台詞が聞くことが可能。『V』の時点ではまだ普通の台詞だったのだが…(後述)。
「シャア・アズナブルを愛した女のできそこないがいうことかっ!」
夢の中に現れたクェスは、まちがって自分を殺したハサウェイをいちばんきたない人殺しだと責め立てた。そのクェスを拒絶した際の台詞。未だ過去のトラウマを抱え、その精神は憔悴していた。
余談だが、この台詞はEXVSシリーズにも採用されているが、なんとよりにもよってハマーンに対して発言する
「死ぬくらいは皆がやってきた事だ。僕にだって、ちゃんと出来るはずだ……」
捕縛され、銃殺刑が告げられた後の独白。間近に迫った死に泣き叫ぶことも無く…
「夢を見ていたみたいだ、ずっと……」
前のセリフに続く言葉。銃殺刑という結果は、ニュータイプたちと出会い、自分の能力を考えずにニュータイプになろうとした自分への報いだと考えていた。残される家族を想い、ただ静かに最期の時を待つのであった。
「いつか人類の健やかな精神がこの地球を守ると信じている。それまでは、人の犯した過ちは今後ともマフティーが粛清し続ける。これまで僕に関係してくれて、僕に豊かな人生を提供してくれた全てに感謝する」
処刑台にて最期の言葉として語った言葉。恨みでは無く、決意と感謝の言葉を遺しハサウェイ・ノアはこの世を去った。
他ゲーム作品でよく見かけ、『閃光のハサウェイ』の彼の象徴としても扱われている「人の犯した過ちは、マフティーが粛清する!」の台詞のモチーフ元でもある。

GUNDAM EVOLVE[編集 | ソースを編集]

「怒っちゃいけないよ、クェス。それじゃ可愛い顔が台無しだよ」
激昂するクェスα・アジールの攻撃によって搭乗するジェガンを撃墜されてもなお、自分の身よりも彼女のことをひたすら案じ続ける。ハサウェイのこの想いはクェスに伝わり、頑なだった彼女の心を優しく溶かしていくことに。

その他媒体[編集 | ソースを編集]

「あなたは、俺にとって偉大な存在だ。それがあなたの重荷である事は悲しいけれども…」
「隠し事はできませんか…! ニュータイプだからではなく、大人だから…?」
「想いがあるからこそ強さが生まれる。そうでしょう?」
アーケードゲーム「機動戦士ガンダム Extreme Versus」シリーズより。自機がΞガンダム、僚機がνガンダム系の機体の場合、聞くことが出来る台詞。
成長しても、アムロのことを尊敬しているハサウェイだが、それがアムロの重荷になってしまっていることを自嘲している。

迷台詞 [編集 | ソースを編集]

「我々と共に感染予防・対策をしっかりして、劇場でお会いしましょう!」
2021年に公開された劇場版の予告編に写し出された声明文(?)。新型コロナによる世界的なパンデミックが起きている最中の公開だったので、このような時事ネタが突っ込まれる事になった。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

「罵りあってるだけじゃいけないんだよ、クェス!」
「クェスを取り戻す方法が、これしかないなら…!」
第3次Z時獄篇』にて、クェスとの戦闘台詞。
「もうやめるんだ、クェス!」
「そんなんだから、敵だけを作るんだよ!」
「その機体から下りるんだ、クェス!」
こちらも『第3次Z時獄篇』にて、クェスの攻撃でダメージを受けた時の台詞。
Ξガンダムは伊達じゃない!」
V』にて、Ξガンダムの高機動攻撃使用時。
今作のハサウェイはアムロからガンダムだけではなく決め台詞まで受け継いだようである。
「やっちゃいけないんだよ!そういうのはさぁ!」
『V』にて、アマルガムとの戦闘台詞。上記の台詞のアレンジ。
「ゼータの力を解放する!」
「くっ…!僕の魂が…引っ張られる…!」
「うああああああっ!!」
『V』にて、ハサウェイをΖガンダム乗り換えをさせて、ビーム・サーベル(ハイパー)で攻撃した時の台詞。
特に中段の本当に、何かに魂を引っ張られているかのような佐々木望氏の鬼気迫る入魂の演技は必見ものである。

インターミッション[編集 | ソースを編集]

「僕、Z-BLUEの人達ってみんな、アムロさんみたいな天才パイロットだと思ってましたけど…ちゃんと訓練しているんですね」
『第3次Z時獄篇』ネオ・ジオン静観ルート第26話「暗黒の王子」において、カミーユとヒビキのシミュレーション勝負の話を聞いて、Z-BLUEのパイロット達のがんばりぶりに驚きを表す。
「君だって子供だよ!それにシャアもだ!」
「ちゃんとした大人が戦争なんてやるもんか!そんな奴の言う事なんか聞くな、クェス!」
『第3次Z時獄篇』第56話「シャア・アズナブルの真実」において、クェスを説得する時の台詞。クェスの「子供は嫌いだ! ずうずうしいからっ!!」という言葉に対して正論で返した。
「こっちの世界にはあんな犯罪者がいるのか…!他人や世界の事を考える知性がない人間が力を持つのは危険だって事か…!」
『V』第15話「納豆に手を出すな」での初戦闘時。常人には理解しがたい意味不明な動機で犯罪を引き起こすビトンにはハサウェイも呆れたようだ。
「アムロさんは歴史に名を残すようなエースパイロットだから、そうやって伝説が残っているけど…」
「きっと僕の同一人物なんか、100年後には記録なんて残ってないんだろうな…」
『V』第21話「決戦! 火星極冠遺跡!」にて、トビアからトビア達の世界の過去に自分達の同一人物がいたことを聞かされて。ハサウェイはこう言ったが、そこでの彼が辿った結末を知っているトビアは複雑な表情であった。
「世界を変えるのだとしてもやっちゃいけない事があるんだ…それがわからない連中を放っておくわけにはいかない」 
『V』同話での火星の後継者との決戦前において。
そこにいるのは不当な暴力に憤る青年「ハサウェイ・ノア」であり、会話していたトビアは彼がテロで世界を変えようとした男「マフティー・ナビーユ・エリン」になってしまう可能性はないと確信し、穏やかな笑顔で静かに安堵した。
「それに、親子だからこそ話さなくていいってのもある」
「そうじゃなきゃ、地球と宇宙で離れていたら家族なんて壊れちゃうだろ?」
『V』第27話「鉄の刃、鋼の絆」にて、シンジにブライトとの仲を問われて。『逆シャア』において、クェスとニュータイプについて話した時の会話が元になっている…のだが、シンジにとってはその関係を羨ましがられてしまい、かえって意気消沈させてしまった。
「マオさん…女の人が…そういう風な言葉を使っては駄目だと思います…」
『V』のDLC「潜航のハサウェイ」にてマオのハサウェイの性根を叩きなおそうと何時も通りの汚い用語だらけの罵倒に対して。予想外すぎる反応にこれには流石のマオも毒気を抜かれてしまうのだった。
「女の子の気持ちを理解する…お願いします、クルツさん!僕を鍛えてください!」
同上でクルツから、「女の子の気持ちを理解できれば、世界が広がる」と言われて。彼にとってはそれが理解出来なかった事が悲劇に繋がっているので、真剣そのものだった。
「駄目だ、ネバンリンナ! そんなんだから、敵だけを作るんだ!」
『V』最終話「遥かなる故郷」or「過去と未来の狭間で」より、ネバンリンナ戦の戦闘前会話。
「僕は…マフティー・ナビーユ・エリンにはならない。世界を変えるのなら、違うやり方でやっていくさ」
『V』通常ルートのEDにて。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

「フル・フロンタルのおまけだろ!」
アンジェロ。酷い。
「うわあああっ!! や、やっぱアムロさんに勝てるわけなんてないよおっ!!」
EX』リューネの章第7話「反撃」に於けるアムロとの戦闘前会話より。確かにハサウェイの腕では仕方ないかもしれない。
「シーブックさんって、ロンド=ベルの中じゃエースクラスですよねえ?」
「そんな人が、イモの皮むき、ですか?」
F完結編』「ハイパージェリル」より。シーブックがイモの皮むきをしているのを疑問に思って。『機動戦士クロスボーン・ガンダム』におけるトビアの台詞のパロディ。
「あの…セミ・マスター・スレイブ方式のASならともかく、モビルスーツでもその概念って通用するんでしょうか…?」
『V』のDLC「潜航のハサウェイ」にてクルーゾーの人機一体の講義を受けている最中の疑問。当然というべきかクルーゾーは怒り、言葉では通じないと諦めた。
『V』には参戦していないがハサウェイがこれなどを見たらどんな反応をするか気になるところである。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ジェガン
クェスを助けようとして無断出撃した際に乗ったが、チェーンの乱入で失敗に終わり、終結後には収容された。
『ベルトーチカ・チルドレン』ではビーム・ライフルでα・アジールを撃墜してしまう。なお、シールドは装備されていない。
Ξガンダム
『閃光のハサウェイ』の主役機。青年となり「マフティー」のリーダーに上り詰めたハサウェイの愛機。
メッサーF02型(SRW未登場)
Ξガンダムを受領する前に搭乗。指揮官機である事を示すブレードアンテナの他、マフティーのパーソナルカラーに塗装されていた。

SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ズサ
『EX』で搭乗。この機体でケーラからMS操縦の手解きを受けていた。
ネモ
『第4次(S)』で搭乗。
リゼル
『第3次Z時獄篇』DLCシナリオ「新世代とニュータイプ」において搭乗。
νガンダム
『第3次Z時獄篇』DLCシナリオ「力持ちアンダーグラウンド」において、アムロから借りて搭乗。
リ・ガズィ
『第3次Z天獄篇』ではアムロがνガンダムに乗り換えた後デフォルト機体になる。
α・アジール
『V』で、条件を満たすとロニから譲られる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • OVA『GUNDAM EVOLVE』では逆に、ハサウェイの想いがクェスの心を救うという『逆襲のシャア』とは異なる展開が見られる。
  • SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』では『閃光のハサウェイ』が登場しているが、ハサウェイは『逆襲のシャア』の姿で登場している(ただし、Ξガンダム搭乗時はマフティーのノーマルスーツを着ている)。
  • 村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、物語ではハサウェイを視点に展開する。最初から地球連邦軍のパイロット候補生であり、チェーンを殺す事も無くクェスを自身の手で殺める事もなく、地球滅亡を企むシャア・アズナブルを阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。
  • 『Gジェネ』シリーズなどのゲーム作品では、『閃光のハサウェイ』のハサウェイ(マフティー)としても『逆襲のシャア』で演じた佐々木望氏が起用されている。『閃ハサ』として参戦した『V』もこれに準拠。
    • 佐々木氏は『逆襲のシャア』の頃は高い声が特徴的であったが、2000年頃からは低い声の演技に変化している。これは喉を酷使しすぎたためと言われている。SRWではボイスが初収録された『』では高い声の演技だったが、次に音声が新録された『第3次Z』では低い声となっている。
    • 声の変化に関しては、ゲーム等では大人になったマフティーとしての登場が多いこともあり、マフティーには現在の佐々木氏の声が合っていると評判がいい。
    • 2021年公開の劇場アニメ版『閃光のハサウェイ』では、キャラクターデザインと共にキャストがリニューアルされており、ハサウェイ(マフティー)役には小野賢章氏が新規にキャスティングされている。なお、劇場版『閃ハサ』では佐々木氏はゲイス・H・ヒューゲスト役を新規に担当している他、同作のBDには佐々木氏が原作小説上下巻を全て朗読した特典CDが付属する。
  • 劇場版『閃ハサ』第2弾PVでは、上述した台詞「なんとでもなるはずだ!」が使われている…のだが、複数の他作品やネットミームを巻き込んで紆余曲折あった結果、最終的に第2弾PVの流れである『ガウマン・ノビル(SRW未登場)の「やってみせろよ、マフティー!」→ハサウェイの「なんとでもなるはずだ!」→レーン・エイムの「ガンダムだと!?」(→劇場版主題歌「閃光」のサビ「鳴らない言葉をもう一度描いて」)』までをワンセットとし、唐突に一連の流れが乱入する「マフティー構文」が完成、ネタ的な人気を手に入れてしまう。
    • バンダイナムコ側もこの構文を認知しているのか、アプリゲーム『機動戦士ガンダム U.C.ENGAGE』のCM『「なんとでもなるはずだ」篇』にてガウマン役の津田健次郎氏とハサウェイ役の小野賢章氏を起用し、二人それぞれに「やってみせろよ」「なんとでもなるはずだ!」と言わせた後に「閃光」が流れるというシュールな光景が完成してしまった[11]
  • 実のところ、クェスを失ったショックからは全く立ち直れておらず、『閃ハサ』の時代でも本来は精神科に入院しなければならない状態であった。
    • 一例を挙げると、アーケードカードゲーム『ガンダム・アーセナルベース』に登場するクェスのカードは、鏡の前のクェスが振り向く構図となっているが、鏡に写っているのはギギ・アンダルシアであり、「幻覚が現実を侵食している」としてプレイヤー達が恐怖した。
    • 劇場版『閃ハサ』でハサウェイが書いたサインは、アルファベットの「A」の書き方がバラバラになっているが、これは精神分裂症患者特有の書き方で、スタッフ曰く「精神科の専門医に確認を取った」とのこと。クェスを失った傷は、余りにも大きかった………

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. CHARACTER、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
  2. 2.0 2.1 CHARACTER、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』公式サイト、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
  3. ONDA+.(オンダプラスドット)の2021年4月18日のツイート、2021年6月13日閲覧。
  4. カムランからは「ミライ譲りのナイーブな少年」と勘違いさせてしまっている。
  5. ブライトの視点で描かれる漫画『虹にのれなかった男』では、クェスの事情を知りつつも、この時のハサウェイが単なる子供の背伸び以上の強靭な意志の光を瞳に宿していて、年齢もかつて奇跡を起こしたアムロやカミーユと同年代に達しつつあった事に気付けなかったのを後悔している旨を、ブライトの独白で語られている。
  6. スーダン語、アラブ語、古いアイルランド語の3つのメドレーからなる造語であり、「正当なる預言者の王」を意味する。
  7. 7.0 7.1 ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』124頁。
  8. 講談社『スーパーロボット大戦R 必勝戦術講義』93頁。
  9. 3つの異なる歴史を辿って生育してきた植物の監察(監督・取り締まり)は、環境保護だけでなく食糧や資源の生産など政治経済に深く関わる仕事であり、その成果次第ではテロリストよりもよほど世界を変えてゆく可能性がある。
  10. 講談社『新スーパーロボット大戦 パーフェクト攻略データブック』101頁(解説文はロアン・デミトリッヒと取り違えられている)。
  11. レーン役の斉藤壮馬氏は出演しておらず、そのため「ガンダムだと!?」に相当する台詞もなく件の構文とは若干異なる形になっている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]