カムラン・ブルーム

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カムラン・ブルーム
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 塩沢兼人(TV版)
村山明(劇場版III・逆シャア)
磯部弘(特別版III)
デザイン 安彦良和(1st)
北爪宏幸(逆シャア)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 サイド6地球連邦政府
役職 監察官 → 会計監査官
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カムラン・ブルームは『機動戦士ガンダム』および『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム』ではサイド6の監察官にして、ミライ・ヤシマの婚約者として登場。彼女が搭乗していたホワイトベースが補給を求めて、サイド6に寄港したことで再会する。当初はホワイトベースには冷淡で、ミライを艦から下ろすことしか考えていなかったが、スレッガー・ロウの修正を受けたことで自分が彼女のために何をすべきかを理解し、ホワイトベースを守るために尽力し始める。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ロンデニオンコロニーの会計監査官として登場。地球連邦政府の取った「ネオ・ジオンに小惑星アクシズを売却する代わりに武装解除させる」という外交政策に疑問を抱く。地球に住むミライを案じ、ネオ・ジオンへの対抗策として自らの危険を顧みず、彼女の夫であるブライト・ノアが率いるロンド・ベルに、15発の核ミサイルを横流しする[1]

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。NPC。ミライとは破局済み。
サイド6にて、アーガマνガンダムリ・ガズィを補給する。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
塩沢氏の音声が収録されている。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
ハマーンと敵対するルートだと、ラー・カイラムの新武装として核ミサイルを提供してくれる(和解するルートではハマーンが提供する)。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
プリベンターの一員であるハヤトと共に登場。前作と同様に核ミサイルを提供する役である。それほど期間が空いていないのに……と思いがちだが、あくまで用意したのはプリベンターであり、カムランはそれを告げただけである。なお、カムランがその場にいたハヤトを差し置いてプリベンターの用意した核を渡そうとしてくるという状況から前作の後にカムランがプリベンターに異動したと見てほぼ間違いないと思われる。[2]
ちなみに用意した核は、ザフトとの決戦の直前でブルーコスモスと同じ手段を使うわけにはいかない」というブライトアムロの判断により受け取り拒否される。後で入手可能。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
蒼の地球ルート第10話「赤い彗星の影」にのみ登場。ネオ・ジオンに流れる資金の調査や、情報収集を行っていた。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
1章Part13より登場。『逆シャア』原作準拠の流れで核ミサイルを提供する。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ミライ・ヤシマ
婚約者。カムランはミライを愛するが、一方のミライは親の威光に頼るカムランを良く思っていない。
なお、カムランは自らの危険を顧みずにホワイトベースを先導することをしながらも、結局はその思いが報われることはなかった。
スレッガー・ロウ
ミライに対する情けない態度で彼に殴られる羽目に。
しかしその一方で、カムランへ終始突き放した態度をとるミライに対し「この人は本気なんだよ!」と平手打ちをしたことも。
ブライト・ノア
ミライがカムランを振って結婚した相手であるが、複雑な立場にもかかわらずカムランは支援を申し出、ブライトもかつてのミライの婚約者であった彼の心情を汲んで申し出を受け入れる。
アデナウアー・パラヤ
会計監査局の一員として彼とシャアとの交渉の場に居合わせるが、彼のアクシズ譲渡に驚く。
シャア・アズナブル
ファーストではサイド6に寄港した彼と会っており、シャアがサイド6を出る際にジオン軍への反感を口にしたため、逆に脅かされる。『逆襲のシャア』ではアクシズ売却の交渉の場で再会する。

名台詞[編集 | ソースを編集]

ファースト[編集 | ソースを編集]

「それもサイド6の中ではできません。全て戦争協力になりますので」
第33話より。ブライトの「ホワイトベースの修理をしたい」という申し出に対する返答。
ホワイトベース側からすればあんまりな対応だが、一年戦争において中立を守ることによって生き延びを図るサイド6の側もまた必死なのだ。
「御婦人の口説きようが不味いというわけさ。なあ、中尉」
ミライから拒否されてもなお食い下がるカムランを殴ったスレッガーに対して。
ちなみに、スレッガーの「ミライはホワイトベースのお袋さん」発言はこの後の事である。彼の発言を受けてか、カムランはホワイトベースの修理および補給を許可する等、便宜を図るのであった。
「私、自家用の船があります。それでこの船をお送りします。サイド6の船が盾になっていれば、ジオンとて攻撃はできません」
第34話より。ジオン軍の追跡を振り切るために、自家用船をホワイトベースの盾にすることをブライトにカムラン自ら申し出る。
一方、ミライからは「自分を良く見せたいだけ」と言われたのだが、スレッガーはそんな彼女にビンタを食らわせ「この人は本気なんだよ!」とカムランの真剣な思いを説くのであった。
「いや、領空を出るまでは。いや、この船が飛べる限りはお供させてもらいます」
「ジオン軍との戦闘に突入しそうなので、下がるように」とブライトから言われた時に。
愛する女性を守るために、武装が無い船で我が身を挺してホワイトベースの盾となった、カムランの男気溢れる言葉。
(生き延びてくれよ)
サイド6宙域を去っていくホワイトベース、そしてミライを見送って。

逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

「私はミライさんに生きていてほしいから、こんな事をしてるんですよ」
ラー・カイラム核ミサイルを処罰覚悟でロンド・ベルに譲渡した際に。端的に見れば「使用可能な核兵器の横流し」というとんでもない行為であるため、地球連邦政府が存在する限り終身刑は避けられない程の大罪である。
未だにミライに対して思いを抱き続けている自分に対する自嘲も見られるが、そんなカムランに対してミライの夫であるブライトは「昔のフィアンセにはそう言う資格があります」とカムランに言葉を掛けるのであった。愛する者が生きる明日を創るための行為であり、14年前の一年戦争時にミライを守るために見せた彼の男気と覚悟は、なおも健在ということだろう。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「どんなに危険な状況になっても、あなた達があきらめるような人々でないことは…あのサイド6の戦いを目の当たりにした時からわかっています」
第3次α』月ルート第34話「オペレーション・アポロ」より。
地球連邦政府の動向を密告するカムランを案ずるブライトに対してこう答え、αナンバーズの正義を信じて、今後も協力し続ける意志を示した。

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 自らの行いについてカムランは「現行の連邦政府が生き続けたら終身刑ですね」と発言していたが、本編では彼のその後については描かれなかった。『逆襲のシャア』以降を描いた漫画機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』(SRW未参戦)によると、ブライトが連邦軍から突きつけられた要求(=アクシズ・ショックについて口を噤むこと)を飲んだ見返りとして、カムランらの罪状は見逃されたという。
  2. 他の状況証拠としては明らかにプリベンターが収集したであろう連邦軍が使うニュートロンジャマーキャンセラーの情報を「我々が入手した情報」と語っている点。そもそもカムランは本来会計監査局員なのでその立場で全く関わりのないニュートロンジャマーキャンセラーの出所を調査するとは考えにくい。

資料リンク[編集 | ソースを編集]