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:[[ア・バオア・クー]]攻略戦でシャアの乗る[[ジオング]]と交戦し、ララァを結果的に自ら殺す羽目になった事を責める。 | :[[ア・バオア・クー]]攻略戦でシャアの乗る[[ジオング]]と交戦し、ララァを結果的に自ら殺す羽目になった事を責める。 | ||
;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」 | ;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」 |
2016年11月17日 (木) 13:18時点における版
- 漢字表記:アムロ・嶺
- 外国語表記:Amuro Ray
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:古谷徹
- 種族:地球人(日系人・アースノイド)
- 性別:男
- 生年月日:宇宙世紀0063年11月4日
- 没年月日:宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
- 年齢:15~16歳(一年戦争時)⇒23歳(グリプス戦役時)⇒29歳(シャアの反乱時)
- 身長:168 cm⇒172 cm(シャアの反乱時)
- 所属:民間人⇒地球連邦軍第13独立部隊(一年戦争時)⇒カラバ(グリプス戦役時)⇒地球連邦軍ロンド・ベル隊(シャアの反乱時)
- 階級:曹長→少尉(一年戦争時)→大尉(グリプス戦役時・シャアの反乱時)
- 出身:日本・山陰地方
- キャラクターデザイン:
概要
『機動戦士ガンダム』及び『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主人公。ガンダムシリーズの初代主人公かつライバルのシャア・アズナブルと並んで最も著名なガンダムシリーズの登場人物である。
機動戦士ガンダム
連邦軍技術士官テム・レイの息子。自身もメカ弄りの得意な少年として面識のないミライ・ヤシマにも知られていた。
サイド7で試作モビルスーツRX-78-2ガンダムを操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。乗機は後に、アムロのニュータイプ能力の成長に合わせてマグネットコーティングを施された。
一年戦争当時は軍属でなかった事や内向的な性格故か色々と問題行動が多かったが、多くの人物との出会いと別れにより大きく成長していき、NT能力を開花させ、最終的にはシャア・アズナブルとは対極的に、軍人として深く考えない方向を選んだ。
また、『冒険王』で連載された岡崎優の漫画版においては、アニメ版に比べて熱血漢的な描写が目立っている。
小説版では、民間人ではなく連邦軍曹長、及びパイロット候補生になっている(カイ・シデン、ハヤト・コバヤシも同様)。さらにはセイラとも付き合っていた。TV版と同じくニュータイプとして覚醒、終盤ではシャアとも分かり合うもののルロイ・ギリアム(未参戦)搭乗のリック・ドムに撃墜され、戦死している。しかし死した後も彼の思念は仲間を導いた。
機動戦士Ζガンダム
一年戦争の後、英雄的扱いを受けるが、「ニュータイプ」を危険視する上層部によって地球で事実上の軟禁状態に置かれてしまう。
が、反政府組織カラバのメンバーであるハヤト・コバヤシの養子となっていたカツ・コバヤシに説得され、再び戦場に戻る。その卓越した操縦技術で活躍し、シャア・アズナブルやカミーユ・ビダンを支援したが、ララァ・スンを失った哀しい記憶のせいか宇宙には上がらなかった。
作中での乗機はリック・ディアスとその陸戦型カスタム機であるディジェ。また、カラバが開発したΖガンダムの量産機ΖプラスA1やΖガンダム3号機、シュッツルム・ディアスに乗っていたとする説があるが、これらの情報の相違については、カラバの手による情報操作や影武者の存在があったと思われる(漫画『機動戦士Ζガンダム1/2』では影武者を演じた女性が登場しているが、この作品自体「宇宙世紀0138年に見つかった日記で、本当に日記通りに起きていたのか証拠確認が全く出来なかった」という下地なので、事実かどうかは暈されている)。
富野由悠季監督は本作でアムロをガンダムに乗せなかった理由については「アムロをガンダムに乗せてしまったら、本作の主役であるカミーユの存在感が薄れてしまうから」とコメントしている。『グレートマジンガー』で前作主人公が前作主人公機に乗って登場し、本来の主人公の存在を喰ってしまった例が過去にあった事を考えると、間違った判断ではなかったと言える。「次回作にガンダムに乗った前回作主人公を出した」という事例としては『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が挙げられるが、結果的に富野氏の危惧がそのまま的中してしまっている。
劇場版ではカミーユ達は1度だけ地球に降りるため、カミーユが宇宙に打ち上げ後出番はほぼ無く、特に第3部作「星の鼓動は愛」ではEDの新規カット以外で登場しない。
機動戦士ガンダムΖΖ
TV版ではOPのみの出番で直接登場はしなかったが、ブライト・ノアとハヤト・コバヤシの会話から、宇宙に上がっていたようだ。
小説版ではベルトーチカ・イルマと共に登場し、ジュドー・アーシタ達と言葉を交わしている。この際はカラバのパイロットとして、シュツルム・ディアスに乗って地上で戦っている。こちらでも前作同様宇宙に上がることはなかったが、行方不明になったシャア・アズナブルが何らかの行動を起こす事を確信しており、彼との決着のためにいずれ宇宙へ上がる決意を固めていた。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ネオ・ジオンの総帥となったシャア・アズナブルは依然として地球にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。それを察知したアムロは所属するロンド・ベルと共に最後の決着をつけるべく、戦いに向かう。
当初はリ・ガズィに乗っていたが、後に自ら設計したνガンダムに乗り換え、シャアとの長きに渡る因縁に決着をつけるために戦った。最後は地球に落ちるアクシズを、己のニュータイプ能力とサイコフレームの力でもって押し返すが、その後、消息不明となる。愛機であったνガンダムのコクピットは無人となっており、連邦軍の公式記録では戦死という事になっているが、彼の生存を信じ続けた者も少なくなかったという。直接アムロが登場する最後の作品である。
その後
その後、『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では名前と写真のみが確認されている。OVA版のガンダムUC第7話において、フル・フロンタルの肉体からシャア・アズナブルやララァ・スンと共に残留思念の状態で現れている様子が描かれており、同作においてはアムロがシャアと共に、第二次ネオ・ジオン戦争終盤でサイコフレームに命を吸われる形で死亡したと解釈されている模様。
『機動戦士ガンダムF90』ではシャアと共に意外な形で物語に関わる。
登場作品と役柄
多くの作品で、クワトロ(シャア)と並んで自軍最強の能力値を誇り、作品によっては敵からもその能力を評価されたり、警戒されることもある。基本的に『Ζ』~『逆シャア』時代の設定で登場し、ガンダムシリーズのみならず他作品のキャラからも信頼の厚い、部隊のまとめ役という立場で描かれる事が多い(但し、『D』や『第2次α』のようにシャアがネオ・ジオン総帥になったりすると、流石に神経質な側面も見せるが)。また、激務の合間の息抜きも兼ねてか、少年時代からの趣味である機械弄りの腕も所々で披露。扱う物は家電製品から他作品のマスコットキャラ的ロボットまでと幅広い。人間関係についてはシャアやカミーユのパイロット同士の会話、ベルトーチカとチェーンとの三角関係による、ガンダムスタッフ曰く「ニュータイプの修羅場」が見られる。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。攻撃を受けた際に「たかがメインカメラがやられただけだ」というセリフを連発する。何の前触れも無くガンダムを棄ててνガンダムに乗る。この顔グラではカミーユとは年がかなり近いはずだが、カミーユはアムロをかなり年上のように見てかなり丁寧に敬語で話す。甲児やリョウは普通に名前を呼び捨てている。また、PS版では分かりやすく顔グラフィックが1st時のものになっており、音声も1st時のものが収録されている。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 序盤はガンダムに乗って登場する。本作から「乗り換え」が可能となったため、νガンダムが手に入るまでは、ベルトーチカの願いがかないガンダムMk-IIに乗っている場合も多い。しかしすぐにディジェSE-Rに乗り換えている可能性が高い。PS版では、顔グラフィックが『Ζ』時のものになり、音声も『Ζ』時のものが収録されている。旧シリーズでは、ベルトーチカとチェーンに二股かけてしまっている。能力はニュータイプの中でも高く、攻撃力ではジュドーやルーに劣り、回避でも集中が無い分クワトロに劣り、幸運を覚えるカミーユやプルにはレベル差をつけられて全体的に能力が劣ってしまう、といった具合なので最後まで主力になりうる実力は充分あるものの、何となく中途半端な印象を受ける。
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章に登場。ゲッターチームと共に主力をまかされる。二回行動を最初から可能で、νガンダムの射程が長いのでヴォルクルスの削り役をやらされることが多い。愛機νガンダムはビーム兵器主体でないため、ビーム吸収する敵も怖くない。プルとプルツーにおじさん呼ばわりされてしまう。PS版では、顔グラフィックが『逆襲のシャア』時のものになるため、『第2次』から『EX』の7~8ヶ月間で1stから『逆シャア』間の14年分という驚異的な歳の取り方をしている。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 顔グラフィックが逆襲のシャア時のものになる(『Ζガンダム』版という解釈もあり、登場作品も『機動戦士ガンダム』であるため、厳密にどちらかは不明)。そのため、マサキに「暫く見ない内に老けた」と言われてしまう。序盤はブライトの代理でロンド・ベル隊のリーダーとして活躍。ロンド・ベルを率いるという都合上からか、階級が「少佐」である。そんな激務を行う羽目になったせいか、過労で倒れて出撃出来なくなるシナリオがある。武装は縮小されているため、シナリオ序盤はガンダムに、後半はνガンダムに搭乗。今回は実用性だけを重視した精神コマンドを設定されているため「幸運」持ちの為、マップ兵器を持つ百式やΖΖガンダムに乗り敵を壊滅させたりてかげんでレベル上げのサポートをしたりと大活躍。第1話から最終話まで参戦し、名実ともにロンド・ベルのエースとして君臨する。
- EDでは、軍の材質研究部へ異動。テストパイロットと研究者の二足の草鞋を履いている様子。しかし、相変わらず女性関係は優柔不断で、ベルトーチカとチェーン2人に二股をかけている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 声が入った。
- スーパーロボット大戦F
- 『逆襲のシャア』バージョンで登場。今度は甲児に「すっかり老け込んじまった」といわれてしまう。今回から戦闘時の顔アイコンが複数用意されたため、攻撃時や被弾したときは顔がかわる。ロンド・ベルのエースパイロットであるが、「てかげん」持ちの為、削り役にまわされやすい。声優ネタで、葛城ミサトとフラグが立ちかけた(しかし二股かけていることを知られ、呆れられる)。本作でも少佐に昇進しているが、ミサトより階級が下にならないための処置だったのだろう(第4次を引き継いだ可能性の方が高いが)。シンジが目の前でブライトに修正される様を見てどう思ったかは不明。『F』では機体に恵まれず、カミーユとジュドーの三人でΖガンダムとリ・ガズィの取り合いになる。能力はリアル系最高峰。射撃、命中、回避、反応、技量とトップクラス。NT能力も相成り、二回行動も味方パイロット中で最速。音声収録はしていないのか、キャラクター事典でも戦闘台詞になっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- カトルの説得、セイラの発見など、味方キャラの加入に関わってくる。νガンダム入手後は鬼のような強さだが、フィン・ファンネルが切り払いされ、ダメージが与えられないという事も多々あった。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『機動戦士Ζガンダム』初登場時に着用していた連邦軍一般士官用のベージュ色制服で初登場し、フラウやカツに叱咤激励されるイベントがある。カツに「地下にモビルスーツが隠してあるとぐらい言って下さい!」と原作で言われたとおり、そんな彼の期待に見事応えて地下にガンダム(条件を満たせばG-3ガンダムに変化)が隠してあった。仲間になってからは『逆襲のシャア』バージョンのロンド=ベルのパイロット制服になる。
- その後の乗り替えはリ・ガズィ→νガンダム(条件を満たすとHWS装着型に強化される)。
- 今回の見所として、仲間がマクロス艦内と外の宙域に分かれて戦闘するステージでアムロは艦内居残り組。居残り組はミンメイのコンサートを楽しみにしていたメンツで、寺田P曰く「アムロの心情を汲み取ってやってください」とのこと。本作ではアムロの2回行動レベルも60近くとかなり高くなった。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 当初はブライトと共にティターンズに拘束された状況で、第6話にて参戦。第6話では味方増援の際に熟練度によって乗ってくる機体が違っている。今回は地上戦が多く、νガンダムの地形適応などがいまいちなのもあり、最後まで別の機体に乗り続けることにもなりうる。その際は援護がなく2回行動が廃止された中で覚醒を持っているため、マップ兵器が強力なユニットに乗せたい。また、ルートによっては多忙なアストナージに変わってアーガマの洗濯機の修理を行い、ブライトから「アムロも大変だな…」と言われる一幕が見られる。黒歴史が暴露される場面では自分の戦闘記録を発見した。本作では主人公格のキャラクターに音声の収録が行われため、乗機台詞や武器台詞などが大幅に収録。ギム・ギンガナムへのDVEなどもある。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 最初は量産型νガンダムに乗っている。今回はシャアが敵対するため、ネオ・ジオン軍がらみで結構出番が多く、『逆襲のシャア』を再現したDVEが多い。Hi-νガンダムに乗せると鬼のように強くなる。
- 漫画『冒険王』版ガンダムに因むネタ「ギレン・ザビの演説にキレて、モニターを素手で叩き割った」という武勇伝をオリジナルキャラのツグミから聞かされ、あんなのは架空のお話の中のことだと戸惑うシーンも。しかしこの後、万丈の「(その種のゴシップ記事は)70%以上は史実に基づいていると聞くけどね」という台詞が続くため、モニターについてはともかく「くそっしょうがねえな」が『α』世界における若きアムロの名台詞だった可能性も示唆されてしまった。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 最初からνガンダムに乗っている。νガンダムが鬼の強さであり、抜きん出て強い。『逆襲のシャア』の話は終わっているものの、同作のカミーユほど深刻には悩んでいないようだがシャアのことを持ち出す言動が多い。年上&大尉&経験豊富からか、いつも通りに部隊のリーダー的立場で、今作で初登場のキラに対してもアドバイスしている。ガンダム系主人公や副主人公クラスに援護台詞がある。全ての戦いが終わった後は、軍に籍は置いているものの以前のように現場の戦場に行く事はなく、主にテストパイロットをやっている様子である。また、恋人のチェーンや仲間であったカミーユの働いているアナハイム・エレクトロニクスにもちょくちょく顔を出している。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『劇場版Ζ』設定で参戦。クワトロと同じく、部隊のまとめ役になることが多い。今回は原作通りリック・ディアス⇒ディジェ(隠し)⇒リ・ガズィ⇒νガンダムの順番で搭乗するが、条件次第で最初に黒いガンダムMk-IIに乗る(ちなみに黒いMk-IIは古谷氏が好きなMSとして挙げた機体でもある)。初期技能に再攻撃、隊長効果に回避率10%とクリティカル率20%を持ち、ライフルやサーベルでも大ダメージ。νガンダムの気力130でサイコフレームが発動すれば、もはや手が付けられない。熱血と覚醒の消費SPも優秀。後半でνガンダムと共にアムロの大ファンの「彼女」から白と赤のツートンのパイロットスーツの差し入れで衣替えし、劇場版Ζ顔の逆シャアアムロが誕生。終盤では、彼とνガンダムのサイコフレームが重要な役割を果たす。本作では珍しく魂を習得しない。また、初めてスパロボでディジェに搭乗する事も可能。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 今作も『Ζガンダム』設定で登場。顔グラフィックが追加されている。続投キャラの中では正式加入は遅め。こちらの世界に転移してからはクワトロと共にトレーズに保護されていた。本作でも魂を習得しない。一方で突撃を習得するようになり、νガンダムのフィン・ファンネルの射程が恐ろしい事となる。戦闘前会話でクワトロが主人公扱いされなくなったが、アムロは前作に続き主人公扱いされている。『Ζガンダム』では脇役なのだが、『逆襲のシャア』が参戦作品に入っているためだろうか?
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- アムロと同じ古谷氏が演じるガンダムキャラクター、リボンズ・アルマークとの本格的な共演が遂に実現。ファンの期待通り、彼と大きく関わる事になる。彼との対話からイオリア計画の目的を察知し、リボンズらとは違い、イオリアの目的に誰よりも深い理解を示す。ゼクスやトレーズには人類の為とはいえ、その方法を強く否定しており、彼らに対して殺気だっている印象が強い。本作でも参戦は中盤からだが、愛機のνガンダム共々非常に強力なステータスを持ち、即戦力として活躍できる。νガンダムに最初からサイコフレームがある事やエースボーナスの変更により(元々弱くはなかった)『破界篇』と比較してまるで別物のように強いのが特徴で数値以上の戦果をもたらしてくれる。カミーユやシンらと同様にカットインが書き直されているが、「フィン・ファンネルのトドメ演出は前作までのカットインの方が合っていた」との声も(変更後のカットインはオーソドックスな左向きカットインとなっている。トドメ演出では機体が正面を向いてRX-78のラストシューティングを彷彿とさせるポーズをとるので、以前の正面向きカットインとの親和性が高かった)。シナリオ面では『ガンダムW』や『ガンダム00』の物語にも大きく関わり、ZEUTHのメンバーの中でも特に目立つ。前作がガンダム先輩なら、今回はニュータイプ先輩といったところ。刹那を導き、新たなるステージへと登らせる導き手として活躍する。
- 今回はクワトロの迷いに関してあまり干渉することはなかったものの、終盤のIMでしっかりと釘を刺している。だが……(名台詞の項も参照)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- コンシューマの完全新作としては『第3次α』以来実に約9年ぶりに『逆襲のシャア』設定での登場となる(『Ζガンダム』版も冒頭で登場する)。ボイスが新録され、中断メッセージにも登場(『逆襲のシャア』でのアムロは初)。
- 初期搭乗機体はリ・ガズィだが、リ・ガズィはBWS装備状態では地上戦が不得手である為、同時に入手できるデルタプラスを回した方が戦いやすいだろう(当人は搭乗を嫌がっているようだが)。相変わらず強いが、νガンダムに乗り換えてからが本領発揮。この時点でエースになっていれば、前作と同じように殆どの敵に再攻撃が適用されるため一気に手数が増す。今作ではシステムの関係上、前作より強く感じるはず。今回は宿敵だけではなく、そのそっくりさんまで相手にするので、育成はできる限り行っておくようにしよう。
- 第37話終了時にνガンダムを持ち出したベルトーチカの通信から、チェーンも登場し、久々の修羅場が展開されている。このことにブライトから「家庭を持たないのか?」と茶化される場面もある。
- ちなみにZシリーズのアムロは極めつけに特殊な存在のようで、今作において先駆者と呼ばれる一幕があった。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 第一話からリ・ガズィで登場。νガンダムが紛失したという展開だが、序盤で奪還。前作終盤から続くシャアとのタッグは健在で、ラプラスの箱やネオ・ジオンを巡る展開を盛り上げてくれる。
- 今作でついに、ニュータイプやイノベイターとは異なる「先駆者」と呼ばれることとなった理由が判明。「ガンダム」という文明の利器を最初に使った人物であり、文明の象徴であるために先駆者と呼ばれていた。彼の存在が、火の文明の先にある太陽の輝きに至るために必要なキーとなっている。運用は前作と同様で、中盤の中頃で追加される新武装で更に猛威を振るうことになる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 最初から登場。序盤~中盤にかけては機体に恵まれないが、2回行動も早くやはり自軍のエースとして活躍。ララァもチェーンもクェス(条件付き)も仲間になり、クワトロもいる。修羅場となる、珍しいパターン。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- ガンドール隊に所属する。今度はリ・ガズィを地下に隠していたらしい。今回は珍しくブライトとは別部隊になる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- ようやくνガンダムに搭乗できる。隠しステージでのみ、シャアが逆襲する。出現させないほうがある意味ハッピーな展開か。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第1部前半でガンドール隊に合流する。『COMPACT2』の時と同様、無人島でノリス率いる部隊の援助とテスト飛行を兼ねて向ったアイナの乗るアプサラスをリ・ガズィで追ってやってきた。G-3ガンダムの性能が神がかっているためνガンダム or HWSが来るまでリ・ガズィではなく改造されたG-3ガンダムに搭乗している可能性が高い。下手をすればそのまま隠しシナリオまでνガンダムに乗らない可能性もある。今作では攻撃時にビームサーベルやメガビームキャノンなどの武器の名前を口にするなど、更に戦闘台詞が増加した。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 中盤にチェーンと共に参戦。νガンダムは結構強いのだが、射撃が本作は通じにくいので使い辛く、ヤルダバオトの前に霞んでしまう。今回も、奇跡を覚える。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 『逆襲のシャア』版だが、序盤はガンダムに搭乗。後半でνガンダムに乗り換える。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 劇場版設定とはいえ、かなり久しぶりの『Ζ』設定で登場。着ている服もカラバの時のものを最後まで着用する。まだブライトのことを「ブライトさん」と呼ぶ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 『逆襲のシャア』設定で登場。グリプス戦役では宇宙に上がっていなかったらしい。ロンド・ベル隊所属としてリアル系主人公の場合は第1話から、スーパー系主人公の場合は第4話から登場する。
- 初期搭乗機体はリ・ガズィではなく初代ガンダム。だが、今作ではGファイターとの合体orフルアーマー化するため、νガンダムに乗り換えずガンダムのまま最終決戦まで戦うことができる。本作で奇跡を習得できるのは、彼とフォウ・ムラサメのみ。殆どのリアル系主役各が魂を習得しなくなった本作だが、アムロだけは好待遇。
- なお、主人公(ラミアorアクセル)の元いた平行世界のアムロは小説版ガンダムの史実に沿ったらしく、ア・バオア・クーでの戦いの中で戦死している(そのため階級が曹長)。
- スーパーロボット大戦R
- 初登場時は『逆襲のシャア』バージョンだがすぐに永久離脱。主人公が過去の世界にタイムスリップしてアムロは『機動戦士Ζガンダム』バージョンが登場し参入する。なぜか過去でも最初からリ・ガズィに搭乗している。『ガンダムX』のシナリオ、特にティファがらみで登場し、一緒に捕まることもしばしば。最初から本人の能力は高いが、νガンダムは序盤合体攻撃が使えない上に、過去では終盤のみ使用可能なので乗せる機体に困る。ガンダムタイプに乗る、または相手にすると専用セリフがある。
- スーパーロボット大戦D
- いきなりOZのクーデターで失脚した上、ブライト共々ネオ・ジオンに軟禁され、アクシズ落下作戦を傍観するしかないと冴えない登場。しかし、地球消滅でアクシズ落下作戦が失敗し、シャアの要請を受けて渋々ネオ・ジオンに参加。他作品と比べ、剣呑な事を部隊内でよくよく口走りがちなシャアやゼクスへのツッコミ・諌め役を務める。シャアがアクシズ落としを行った事を絶対に許すつもりはなく、その件を度々面と向かって批判もするが、内心ではシャアの気持ちを理解し、彼の努力や活躍を認めている。シャアと合体攻撃が可能なのは、その象徴なのかも知れない。アムロ・カミーユ・ジュドー・シャア(クワトロではなく)の四者が膝を交えて話す様は、歴代スパロボを通じても珍しい光景である。
- 今回もベルトーチカとチェーンとの三角関係。なお時系列を考えると、本作のアムロは30代。
- スーパーロボット大戦BX
- 今回は『UC』のみ参戦である為、既に故人。その為名前のみの登場となっている。また、並行世界の人物である『SDガンダム外伝』の騎士アムロも若干ながら、存在自体を表している。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 第4次発売後に初となる逆襲のシャアイベントが再現され、顔グラフィックも『逆襲のシャア』バージョンになる。ウッソと共に宇宙編におけるロンド・ベルの主力。オリジナルキャラのアヤ・コバヤシに言い寄られている。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトル、おまけマップに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 最初は『Ζ』のストーリーのため、グリプス戦役時代の黒いジャケットで登場。部隊名にマーチウィンドを提案する。終盤、シャアが逆襲するので青い連邦軍制服へ替わるが、首から上は『Ζガンダム』時代のままである。ベルトーチカとチェーンの出番が強化されているため、旧シリーズ以上に三角関係で困る場面も。『F』に続き、本作でも2回行動最速男。
- スーパーロボット大戦MX
- シャアが裏切らないためほぼオリジナルの展開といえる。νガンダムの組み立てに必要なサイコフレームはネルガル重工から提供される。デビルガンダム事件の際には初代ガンダムを駆ってガンダム連合に参戦していたようだが、あまりの数のガンダムに暫くの間、うなされていたとか。
- スーパーロボット大戦GC
- かなり久々に1st設定での登場。序盤が一年戦争の展開を辿っているため、原作でお馴染みの台詞がバンバン出てくる。狙い撃ち技能持ちのためか、リュウに敵機を捕獲するために部位攻撃するよう頼まれるシナリオがある。今回νガンダムはサブシナリオを通らないと入手できないため、最短クリアを目指したりすると攻撃力の高いアレックス辺りに乗せることになるだろう。序盤は原作通り弱気な戦闘台詞が多いが、宇宙に戻るころには勇ましい戦闘台詞が増えている。これも原作再現の一種か。
- スーパーロボット大戦XO
- 『GC』の移植版なので基本的に『GC』と違いはない。インターミッションでの会話が増えたのに伴って、カミーユやジュドーとの会話も増加している。戦闘台詞の傾向が変わるのと同時にカットインも勇ましいものに変更される。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初代設定で参戦。第一章から登場。初代アムロが『ガンダムW』以降のアナザーガンダムと共演するのはスパロボでは初である。序章で登場して次の登場時はオデッサ戦直前なので、問題行動を取る場面が見受けられない。なお今回は原作再現で、初登場時に「ニュータイプ技能のないアムロ」という貴重なものを見ることができる(レベルアップで習得する)。『GC(XO)』とは異なり、全編を通じて弱気な戦闘台詞と強気な戦闘台詞の両方をしゃべる。なお、精神コマンドは単独でも十分戦える構成になっており、νガンダムに乗ることによってグループから切り離されても特に問題はない。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『逆シャア』仕様で登場。
- スーパーロボット大戦V
- 『逆シャア』仕様でPVで登場。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- 少年の姿で登場。本作のメイン主人公で、別名は「白い流星」。戦闘中はガンダム、νガンダムの姿となる。
- ゲーム開始時は少尉だが、ゼウス機関に参加するにあたり二階級特進し大尉になっている。
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- 『逆襲のシャア』時の姿で登場。連邦の軍人で、主人公的存在。冒頭ではF91に乗るがすぐ破壊され、以後はガンダム、νガンダムに乗る。
- コロニー落としを阻止しようとして行方不明になり、敵に洗脳されガンダムキラーのパイロットとして再登場。その後正気に戻りパーティに復帰するが、乗機はガンダムキラーに固定で、殆どの技を使えなくなる。
- バトルロボット烈伝
- 自軍では最初に転写されるブランチ戦士。シャアとの戦闘中に呼び出され、また彼がラスボスとなることもあって出番は多い。完全に覚醒しているシャアに対し、不十分な状態の自分の力不足を嘆く場面も。νガンダムは移動回数が少ないため、複数の敵機を攻撃できるフィン・ファンネルを有効活用するためにもAP増加と機体改造は必須。
- リアルロボット戦線
- ファースト版の設定で第1面から味方として登場。ルート確定後はハヤトの戦死に耐えきれず脱走する。
- 能力は高いが、ハマーン・ロシュルートでは後半まで離脱したまま。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
射撃、回避、命中、技量はトップクラス。逆に防御は非常に低い。格闘は低い事が多かったが、『逆襲のシャア』では格闘戦にてシャアを圧倒していたこともあり近年では格闘も高めになりつつある(第3次Zでは格闘値が甲児や竜馬に匹敵するほど高く成長する)。
精神コマンド
集中、覚醒を修得する傾向にあるため、リアル系として申し分ない。旧シリーズでは幸運や加速を覚える傾向にあった。また、ガンダムシリーズ初代主人公ということもあり強力な精神コマンド奇跡を覚える作品も多い。てかげんによる弱い味方のレベル上げは今ではお約束。
- 第2次
- 根性、気合、必殺、疾風、ひらめき、熱血
- 第2次(PS版)
- 加速、根性、熱血、気合、ド根性、友情
- 第2次G
- 集中、熱血、加速、幸運、てかげん、覚醒
- 第3次
- 加速、根性、熱血、ド根性、気合、友情
- 第3次(PS版)
- 加速、根性、熱血、気合、ひらめき、友情
- EX
- 加速、根性、熱血、覚醒、信頼、威圧
- EX(PS版)
- 加速、根性、熱血、てかげん、覚醒、友情
- 第4次(S)
- 加速、集中、幸運、熱血、てかげん、魂
- F、F完結編、64
- ひらめき、熱血、てかげん、集中、加速、魂
- α、α外伝
- ひらめき、集中、熱血、てかげん、覚醒、魂
- 第2次α、MX
- 集中、ひらめき、直撃、熱血、覚醒、魂
- 第3次α
- 集中、直感、直撃、熱血、覚醒、魂
- Z
- 集中、てかげん、直感、熱血、覚醒
- 第2次Z(破界篇/再世篇)
- 集中、てかげん、直感、突撃、熱血、覚醒
- 第3次Z(時獄篇/天獄篇)
- 集中+、てかげん、直感、魂、覚醒
- IMPACT
- てかげん、加速、集中、熱血、誘爆、奇跡
- COMPACT3
- 加速、ひらめき、集中、熱血、てかげん、奇跡
- A
- ひらめき、集中、てかげん、熱血、加速、奇跡
- A PORTABLE
- ひらめき、集中、てかげん、熱血、加速、魂
- R、D
- ひらめき、集中、てかげん、熱血、覚醒、魂
- 新
- 幸運、加速、集中、熱血、てかげん、魂
- リンクバトラー
- ひらめき、集中、熱血、加速、てかげん、魂
- OE
- 集中、ひらめき、熱血、必中
- リアルロボット戦線
- 集中、ひらめき、熱血、加速、てかげん、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
ニュータイプレベルは8~9まで。切り払いやシールド防御も高レベル。また、再攻撃が採用されているのは『第2次』(FC版)と『Z』で、その両作品とも発動率が高い。『α外伝』からは指揮官を修得するようになった。
- 第2次(PS版)、第3次(PS版)
- ニュータイプL5、シールド防御L5、切り払いL5
- EX(PS版)
- ニュータイプL8、シールド防御L8、切り払いL8
- 第4次(S)
- 切り払いL9、シールド防御L8、ニュータイプ
- F、F完結編、COMPACT、64
- ニュータイプL9、シールド防御L7、切り払いL8
- α
- ニュータイプL8、シールド防御L5、切り払いL9
- 第2次α、第3次α
- ニュータイプL9、切り払いL6、シールド防御L2
- Z、第2次Z破界篇
- ニュータイプL8、ブロッキング、再攻撃
- 第2次Z再世篇
- ニュータイプL8、再攻撃、カウンターL6
- 第3次Z時獄篇
- ニュータイプL9、再攻撃、カウンターL6
- 第3次Z天獄篇
- ニュータイプL9、再攻撃、シングルアタック
- IMPACT
- ニュータイプL9、統率L3、防御L8、援護攻撃L1
- A(A PORTABLE)
- ニュータイプL9、切り払いL9、シールド防御L4
- R
- D
- ニュータイプL9、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L1、指揮L2、コンボL2
- 新
- 切り払いL6、シールド防御L6、ニュータイプ
- MX
- ニュータイプL9、切り払いL8、シールド防御L8、統率
- GC(XO)
- ニュータイプL9、援護L1、シールド防御、狙い撃ち
- OE
- 底力:CT率、ニュータイプ、見切り
小隊長能力(隊長効果)
固有エースボーナス
- ガンダムと名の付くユニットに搭乗した場合に運動性+10%
- 『A PORTABLE』で採用。
- 1stガンダムにおける名台詞(詳しくは後述)が元になっていると思われる。ちなみにリ・ガズィ(リファイン・ガンダム・ゼータ)は対象外。
- ガンダムと名のつく機体に搭乗している場合、運動性・照準値+10
- 『第2次Z破界篇』で採用。
- 『第2次Z』ではアムロが乗り換え出来るガンダムは3機しかいないので、大抵発動しているはず(ちなみに百式は対象外)。
- ニュータイプ専用武器の射程+1、技量+20
- 『第2次Z再世篇』、『第3次Z』で採用。
- νガンダムのカスタムボーナス(フィン・ファンネルの攻撃力+400、射程+1)もつけ、更に精神コマンドを駆使すれば数値以上の活躍を見せてくれる。また、技量+20によって元々高い技量がさらに高くなる。アムロはデフォルトで再攻撃を習得しており、ABを習得すればほとんどの敵に対して再攻撃が発動するので実際の数値以上に高い攻撃力を持つ。『第3次Z』ではニュータイプがLv9まで上がるので射程が+3上がるが、νガンダムのカスタムボーナスが変更されたため『再世篇』と変わらない。
- 命中(命中+20%軽減)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
機動戦士ガンダム
- 「翔べ! ガンダム」
- OPテーマであるが、採用されたのは初代スパロボと、ファミコン版『第2次』など。採用率は低い。
- 「颯爽たるシャア」
- 『第4次』まで採用。本来はシャアのテーマであるが、原作ではシャア未登場でも流れる。
- 「灼熱」
- 原作で戦闘BGMとして採用された。
- 「哀・戦士」
- 劇場版第2部のメインテーマ。
- 「めぐりあい」
- 劇場版第3部のメインテーマ。
機動戦士Ζガンダム
- 「モビルスーツ戦~交戦~」
- Ζガンダム時代の機体に乗るとこのテーマ。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「MAIN TITLE」
- メイン戦闘BGMとして数多くの作品で扱われている。
- 「SegmentIII SALLY(出撃)」
- 扱いは少ないが、「MAIN TITLE」に共にファンの認識が高いBGM。
- 「SegmentIV GUNDAM(ニュー・ガンダム)」
- 初期の旧シリーズではこちらを採用している。
- 「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」
- 本作品のメインテーマソング。νガンダム単体では使用せず、イベント用に扱われる事も多い。後継機のHi-νではこちらを採用。
人間関係
機動戦士ガンダム
家族等
- テム・レイ(SRW未登場)
- 父親(テム=レイの回路は登場する)。地球連邦軍の技術士官で第1話で離ればなれになり、後に酸素欠乏症にかかった父の姿を見たときは衝撃を受けた。
- 劇場版ファーストでは階段から落ちており、小説版では死亡した事が明記されていたが、アムロ自身がそれを知ったかは明らかではない(小説作品『ベルトーチカ・チルドレン』では知っていた事が描かれる)。
- 余談であるが、監督の富野喜幸(現:由悠季)氏による著書『「ガンダム」の家族論』にて、テム=レイのモデルは富野氏の父親・富野喜平氏である事が明かされている。
- カマリア・レイ(SRW未登場)
- 母親。アムロ及びテムとは別居して地上に残っており、アムロと再会した時は軍人となって銃を構える彼に衝撃を受けていた。
- その後の消息は不明で、アムロがもう一度会ったかは定かではない。
- 小説版や没になった富野監督が切った絵コンテでは、夫とは別に情夫がおりアムロが小さいころから不倫をしていた事が描写されている。
- ハロ
- アムロが作った自律型ロボットの玩具であり、フラウにプレゼントしている。
- フラウ・ボゥ
- 『機動戦士ガンダム』及び『Ζ』に登場。アムロの幼馴染。
- 共にホワイトベース隊で戦うことになり、彼女に励まされて奮起する場面もあるが、アムロがニュータイプとして覚醒していくのにつれて次第に距離が遠くなっていった。
- しかし、『Ζ』においてもその信頼関係は変わらず、彼の再起に影響を与える事になる。
ホワイトベース隊
- ブライト・ノア
- 『機動戦士ガンダム』及び『Ζ』『ΖΖ』『逆襲のシャア』に登場。一年戦争時はホワイトベースの艦長として、シャアの反乱時はラー・カイラムの艦長としてアムロと一緒に戦った。一年戦争時は「ブライトさん」だったがいつの間にか「ブライト」と呼び捨てるようになった(もしくは「艦長」)。関係も、シャアの反乱時には、一年戦争時代からは考えられないフランクなものになっており、文字通り「戦友」といえる間柄となっている。『F』の冒頭では、「ブライト大佐と呼ぶべきか」というアムロに対しブライトは「よしてくれ、いつも通りで頼む。」と返している。
- 『機動戦士ガンダムUC』の時代には、ラー・カイラムの艦長室にアムロの遺影が飾られている
- リュウ・ホセイ、スレッガー・ロウ
- 性格こそ違えど、アムロたち新兵にとっての良き兄貴分という同じ立ち位置を担う。
- ハヤト・コバヤシ
- 『機動戦士ガンダム』及び『Ζ』『ΖΖ』に登場。アムロの幼馴染の少年。戦果を上げるアムロのガンダムを、ガンタンクのコックピットから羨望と嫉妬を込めて見ていたが、『Ζ』時代は良き戦友関係。
- 小説版『ΖΖ』ではアムロがハヤトの戦死に居合わせており、仲間の死にショックを受けていた。
- ミライ・ヤシマ
- どうも高圧的なブライトがムチなら、彼女はアメのような存在でアムロも彼女の言う事に逆らう事はほとんど無く、彼女もアムロを信頼していた。『Ζ』でも、香港で再会する。
- カイ・シデン
- 皮肉屋であるが、彼もまた成長してアムロ達のバックアップをする。実はTVシリーズでの『Ζ』の物語上では顔を合わせたことはない。
- セイラ・マス
- アニメにおいてはあくまでも仲間であるが、小説版では大人の関係を結んでいる。
- カツ・コバヤシ
- 『Ζ』ではハヤト・コバヤシの養子として、軟禁状態のアムロに会い叱咤。再起のきっかけとなる。1st時代からカツはアムロを尊敬し、目指すべき相手としていた。
- その後カツは宇宙に上がった後にアムロと再会する事無く死亡するが、アムロがその事実をどう捉えたかは不明。
- 彼の「地下にMSが隠してあるくらい言って下さい」というセリフは『α』および『COMPACT2』、『IMPACT』で実現されることになる。
- レツ・コバヤシ、キッカ・コバヤシ
- カツと共にファースト時代から慕われており、『Ζ』でも再会している。
地球連邦軍
- レビル将軍
- ベルファストにて会うが、逆に自分らの厳しい現状を突きつけられる事になる。
- ワッケイン
- 初めてルナツーで出会った際は快く思わなかったが、後にワッケインはアムロの資質を認めるようになる。
- マチルダ・アジャン
- 少年アムロにとっては初恋ともいうべき憧れの大人の女性。
- ウッディ・マルデン
- SRW未登場。マチルダの婚約者である連邦の技術大尉で、アムロがそれを知った時は自分がガンダムをうまく使えていればと悔やんだが、逆にガンダム一機でどうとできるものではないと諭される。この後のシャア率いるMS部隊の襲撃においてマチルダが守ったホワイトベースを守るためにファンファンで出撃し、シャアの攻撃により死亡する。
ジオン公国軍
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 日本アニメ史上最も有名なライバル関係のひとつで、アムロを戦争へと導きニュータイプへと覚醒させるきっかけを作った張本人。
- グリプス戦役では共闘するが第2次ネオ・ジオン抗争において再び対峙、シャアの気持ちを理解しつつもその考えを真っ向から否定した。
- ジーン、デニム
- 共にザクのパイロットで宇宙世紀史上最初のMS同士の戦いにもなった、アムロの初陣の相手。
- ガルマ・ザビ
- 地球降下以降彼の部隊と幾度となく交戦。
- ランバ・ラル
- シャアに次ぐ強敵で、もしかしたらアムロにとって一番の理解者になってくれたかも知れない人。脱走中に彼と出会った事と戦いによって戦士として成長する事になる。最後は彼の部隊がホワイトベースに白兵戦を仕掛けてきた際に、追い詰められた彼が手榴弾を抱いてガンダムの掌の上で自決する様子をその目に焼き付けられる事に。
- クラウレ・ハモン
- ラルと同じく彼女からも気に入られる事になるが、最後は敵対する事になる。
- マ・クベ
- TV版では彼の乗るアッザムと交戦し撃退。第37話にてギャンに搭乗した彼と交戦し、ビームサーベルの二刀流で撃破した。
- キシリア・ザビ
- TV版では18話でマ・クベと共に彼女の乗ったアッザムと交戦。
- なお、この時の戦闘でガンダムの性能を目の当たりにした彼女はテスト中のモビルスーツの実戦配備を急ぐようになり、ジオン軍の戦力増強を促してしまう結果となった。
- ガイア、オルテガ、マッシュ
- 「黒い三連星」の異名を持つドムのパイロット達。ジェットストリームアタックに苦戦するもこれを下した。
- ドレン
- シャアの副官であり、序盤から何度も交戦。
- ララァ・スン
- ニュータイプとして心を通わせたが、シャアとアムロの板ばさみになってしまう。最期はアムロの攻撃からシャアを庇って死亡。この死がアムロとシャアを長く苦しめる事になり、逆シャアにおいても夢の中で登場する。
その他
- イセリナ・エッシェンバッハ
- TV版ではガルマの仇を討つ目的で彼女が搭乗していたガウを撃墜するが、撃墜後にガウから出てきた死に際の彼女に仇と呼ばれて衝撃を受ける。そのせいか次の話では気の抜けた状態になった。
機動戦士Ζガンダム
エゥーゴ・カラバ
- カミーユ・ビダン
- 『Ζ』の主人公。当初はガンダムMk-IIに乗る彼を見てハヤトに怒りを燃やす事もあったが、先輩として良きアドバイザーとなる。
- ただし『GC(XO)』ではアムロの方が一年戦争時の設定のため、同年代どころか彼より年下という事態になり、タメ口をきかれる。
- ファ・ユイリィ
- 原作では会っていないが、スパロボでは部下であり、カミーユよりも早く合流している事が多い。
- エマ・シーン
- 幽閉時代に友人と旅行中であった学生だった頃の彼女と出会う。スパロボでは部下になることも。
- ベルトーチカ・イルマ
- 『Ζガンダム』にて登場。鬱屈していたアムロを奮起させ、やがて恋仲に落ちた。
- 『逆襲のシャア』では制作スタッフの意見により別れてしまったが、小説版(『ベルトーチカ・チルドレン』)ではアムロの子を身篭る。
- スパロボではアムロを巡ってチェーンと火花を散らすことが多い。
- ヘンケン・ベッケナー
- 原作で会うことは無いが、スパロボではブライト同様に仲が良い。
ティターンズ
- フォウ・ムラサメ
- 原作では、彼女の乗るサイコガンダムと幾度となく交戦。カミーユには自分とシャアの経験した過ちを味わって欲しくないという思いから、再三再四彼女に近づくなと警告する。しかし、現実はアムロとシャアの努力を嘲笑するかのように二人の眼前で七年前の悲劇は繰り返されてしまい、彼女は第二のララァとなってしまった。
- 生存する事の多いスパロボでは部下。また、カミーユで彼女を説得させる時でも、なにかしらアムロが絡んでいる事が非常に多い。
- ロザミア・バダム
- TV版では、特に面識も交戦もしていないが、劇場版では彼女の操るギャプランと激戦を繰り広げる。
- ジェリド・メサ
- 原作では面識は特になく、数回交戦した程度であるが、スパロボでは彼に一方的に敵愾心を燃やされる事も。
- パプテマス・シロッコ
- 原作では面識はないが、スパロボシリーズではニュータイプ同士という事で対決する場面が多々ある。シャアと同じく過去の時代の遺物と断じられる事も。
- ジャミトフ・ハイマン
- 原作では特に関連は無いが、敵対する立場の為、スパロボにおいてはその野望を否定する。
その他
- ハマーン・カーン
- 原作では面識が無かったが、スパロボにおいては絡む事も多い。大抵の場合『逆襲のシャア』時のシャアのように、強大なニュータイプでありながら、いちパイロットの身分のままでいるアムロが気に入らない様子。
- ミネバ・ラオ・ザビ(オードリー・バーン)
- ハマーン同様に原作では絡みは無く、スパロボでも大きな絡みは無いが、『第3次Z』では『機動戦士ガンダムUC』の成長したミネバことオードリーと対面。父であるドズルの仇と言うこともあってか、頑なな態度で接されている。逆に『ヒーロー戦記』においては仲間達と共にミネバを保護し、彼女に懐かれた。…『ヒーロー戦記』においてミネバがアムロに懐いた切欠であるムンゾのたこ焼きを、『第3次Z』ではアムロに頑なな態度を示すオードリーが話に出しているというのは皮肉としか言いようがない。
- その他、漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』にて共演。
- ハサウェイ・ノア
- ブライトの息子。『逆襲のシャア』ではハサウェイにとっての良き大人であったが、付き合いが短かった。恋人のチェーンを逆に殺害した張本人だが、アムロはそれを知る機会は無かった。
機動戦士ガンダムΖΖ
エゥーゴ
- ジュドー・アーシタ
- 原作ではTV版では共演せず、小説版や一部の漫画作品で共演。スパロボではカミーユと同様に将来を期待している。
- エルピー・プル
- 小説版において、ジュドーには当初、つまらない大人扱いをされたアムロだが、彼女には好意的に見られ、「このおじちゃん好き」(でもジュドーのがもっと好き、と続く)と言われベルトーチカにからかわれる。
- 旧シリーズでおじちゃん扱いされたのはこの小説版が元ネタかもしれない。
- ビーチャ・オーレグ、エル・ビアンノ
- 『F』では、ニュータイプだからという事でついつい調子に乗る彼らを一喝する。
ネオ・ジオン
その他
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ロンド・ベル隊
- チェーン・アギ
- 『逆襲のシャア』でのアムロの恋人。クェスを殺した事で逆上したハサウェイに殺されてしまうが、アムロはチェーンの持っていた何かを見て「チェーンか?」と言っていたが、彼女が戦死していたことを把握していたかは不明。
- スパロボではアムロを巡ってベルトーチカと火花を散らすことが多い。
- ケーラ・スゥ
- 部下。
ネオ・ジオン
- クェス・パラヤ
- アムロに興味津々だったが、チェーンを愛するアムロに愛想を尽かしてしまい、シャアを選ぶ。アムロにとっては単に「煩わしい子供」程度の認識であったが、彼女が父性を求めていた事は察していた。
- 特に古めのスパロボでは、原作とは違った趣の絡みが多い。
- ギュネイ・ガス
- アムロに対抗心を燃やしている。最期はアムロのνガンダムが武器を放り投げたのに気をとられた一瞬の隙を突き撃破した。
他作品との人間関係
初代ガンダム主人公という立場から、他のガンダムシリーズの主人公との交流は恒例。勿論援護専用セリフも用意されている。また、リアル系、スーパー系を問わず、多くの作品のキャラと絡む事が多く、よき先輩として後輩キャラを導いていく事も多い。
ガンダムシリーズ
モビルスーツ部隊隊長という役職柄、宇宙世紀作品で階級が下の場合は、アムロの部下になる人物が多い。但し直属かどうかは作品によってまちまち。
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- クリスチーナ・マッケンジー
- 本来自分の専用機になる予定だったNT-1アレックスのパイロット。本来の宇宙世紀ではクリスの方が年上であるが、二人の年齢差が忠実に再現されているのは『GC(XO)』や『OE』くらいで、基本的にアムロの方が年上でクリスはアムロの部下という設定が多い。
- 『α』では、幽閉されていたシャイアン基地で部下の彼女と共に新しいガンダムの開発に携わっていた。
- コウ・ウラキ
- 本来の宇宙世紀世界では同世代だが、ゲーム作品では部下であることが多く、尊敬されている。
- サウス・バニング
- 共にチームのまとめ役であり、お互いを信頼し合っている事が多い。
- ジョン・コーウェン
- 旧シリーズでは信頼できる上司という役柄。
- アナベル・ガトー
- 原作では交戦していないが、スパロボ等のクロスオーバー作品においては多くの同胞を討った仇敵として憎まれている。ただし共闘する作品も一部あり、旧シリーズではアムロ殿と呼んで評価している。
- ウッソ・エヴィン
- ニュータイプパイロットの大先輩として、ニュータイプパイロットとして年少者である彼を導く事も多い。ハロつながりで絡むこともある。
- シャクティ・カリン
- 『α』では、彼女とクリスが焼いたキャロットケーキを食べて美味しいと絶賛した。
- オリファー・イノエ
- 『D』では共にチームのまとめ役という事もあり、彼とも仲が良い。
- シロー・アマダ
- 『逆襲のシャア』設定では階級上部下であるのだが、一年戦争設定の『GC(XO)』や『OE』では彼が上官である。その性格ゆえか、ファースト時代のアムロも彼にはブライトほど反発してはいない。
- エレドア・マシス、ミケル・ニノリッチ
- 『GC(XO)』では彼らとともに脱走する事になる。
- バナージ・リンクス
- 『第3次Z』では大先輩として時には厳しく彼を導いている。
- フル・フロンタル
- 自身の宿敵のそっくりさん。『第3次Z時獄篇』では宿敵に似ている部分があったため、一時は一人の宿敵と認めていたが、密かに自身を暗殺しようとしていたことが判明したことやアクシズ落としを確実にするために前線から離脱する事を決めるという「宿敵ならば絶対に取らない行為」をした事で決別。『第3次Z天獄篇』でも戦闘時特殊台詞で強く非難していたので、相当腹に据えかねたことが伺える。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『64』では暴走するアレンビーと対峙し、戸惑う彼に檄を飛ばし、救出のためにアドバイスする。
- 『MX』ではアムロもかつてのデビルガンダムとの決戦の際に、ガンダム連合に参加していた。余談だが寺田Pはこの時、同作に参戦していないシロー・アマダやコウ・ウラキもガンダム連合に参加していたと述べている。
- アレンビー・ビアズリー
- 声優ネタの影響か、彼女のノーベルガンダムに興味津々だった。
- ヒイロ・ユイ
- 彼から敬意を表されており、アムロも彼に一目置いている。尚、彼の名前の由来はアムロの名前から。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 『F完結編』では彼の説得において重要な役割を果たす。『α』でも味方に回った際に最初に信用した。
- ゼクス・マーキス
- ライバルのシャアと良く似た人物その1。彼やシャア(クワトロ)と共に部隊を引っ張る事になる事も多い。
- ルクレツィア・ノイン
- 携帯機シリーズではよくアムロやブライトと共に行動している。『D』では部隊名に「マーチウィンド」を提案しようとした際に、彼女に止められた。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z破界篇』でクワトロ、アポリー、ロベルトらと時空転移に巻き込まれた後、彼によって保護されていた。以後は暫しの間、彼の許でZEXIS世界の情勢を見届ける事に。
- ガロード・ラン
- 『R』ではアルタネイティヴ社の施設にティファと共に捕らわれていたところを彼に救出される。その後のフォートセバーンでも囚われていたところを彼と竜馬に救出された。
- ティファ・アディール
- ニュータイプ同士なので共鳴する場面も。『R』では2人一緒に拉致されてしまう。
- ジャミル・ニート
- 似たような境遇故か、『α外伝』においての別れでジャミルに声をかけたのは彼である。『R』や『Z』でも、アムロに対してニュータイプの意味を問う事がある。
- カリス・ノーティラス
- 『R』ではティファと一緒に彼に拉致されてしまう。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- 自身が優れたニュータイプであるが故に、彼らからも憎悪されている。『Z』ではジ・エーデルに吹き込まれた彼らに「世界に破滅をもたらす者」呼ばわりされる。
- デマー・グライフ
- 『R』では白にまつわる異名を持つ者としてライバル視されている。アムロも彼には異質なものを感じていた。
- カロン・ラット
- 『R』では、彼女が所長を務めるニュータイプ研究所に脅迫され投降する。
- アベル・バウアー
- 『R』では、ニュータイプに覚醒しフラッシュシステムを起動させた彼の放つ禍々しい波動を感じ取り、彼の力を「邪気の塊」と評する。
- ランスロー・ダーウェル
- 原作での立ち位置が互いに似通っている。『Z』ではわりと親しく話をしていた。
- D.O.M.E.
- 『X』世界のファーストニュータイプ。アムロもまた彼のニュータイプ論を受け入れている。また、初期案では彼の声優をアムロの声優である古谷徹が演じるプランもあったのは有名な話。
正暦作品
- グエン・サード・ラインフォード
- 『Z』ではジ・エーデルに吹き込まれた彼に黒歴史の終焉に自分とシャアの戦いが勃発する事を彼から告げられる。
- ギム・ギンガナム
- 『α外伝』では黒歴史の英雄として敬意を表され、アムロやクワトロ(シャア)と刃を交えられる事を心から喜んでいた。しかしアムロ自身は彼の横暴を否定している。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』ではシンジと同様、昔の自分と重ね合わせている部分があり(初対面にいきなりブライトから彼へのアドバイスを任されたのもあるが)、彼に幾度となく助言を行った。
- 『Z』では彼とシンの和解を助ける一幕も。
- アスラン・ザラ
- 悩むアスランに度々アドバイスをしては、彼を導いている。
- ムウ・ラ・フラガ
- 『第3次α』では出会う前から共にエースとしての実力を認め合っていた。
- ナタル・バジルール
- 『第3次α』では彼女の実力を認め信頼しているものの、一方で厳格すぎる面を危惧し、敵に回った際はブルーコスモス派に毒された連邦軍に従い続ける彼女の行動を否定している。
- サイ・アーガイル
- 『第3次α』では彼の心根の強さを認め、「君のような友人がいればキラも大丈夫」と労いの言葉をかけた。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『第3次α』にて激突。身勝手な私怨の為に世界を破滅へと導こうとする彼に対して怒りを露にした。
- シン・アスカ
- Zシリーズでは彼のよき先輩になる。また、初登場時に彼の暴走を食い止めた。彼とキラの和解を助ける一幕も。
- ルナマリア・ホーク
- 『SC2』にて大気圏突入に際して疲れを特に示さないアムロとシンを「二人は特別」と評した。
- ギルバート・デュランダル
- 『SC2』では彼のまわりくどいところをクワトロと似ていると評した。
- 『Z』ではメサイア攻防戦にて対峙する。その際、やはりジ・エーデルに吹き込まれた彼に黒歴史の終末の戦いを示唆される。
西暦作品
- 刹那・F・セイエイ
- 『第2次Z』では彼に人生およびガンダムに乗る先輩としてニュータイプの概念や敵と解り合うことなどへのアドバイスを送った。『第2次Z再世篇』では変革しようとする彼に気づき、導く。彼もまた、アムロに対して『再世篇』ではより素直に敬意を表している。『再世篇』ではガンダム先輩ではなく、ニュータイプ先輩という側面が強い。
- 『OE』ではアムロが1st設定のため、逆に刹那に気後れする場面も見られる。
- ロックオン・ストラトス
- 『第2次Z』では異世界とはいえガンダムに乗る先輩として彼から一目おかれている。
- イオリア・シュヘンベルグ
- 未知の生物とも相互理解のできる進化を目指した彼のやろうとしていることに誰よりも深い理解を示し、後を継いだかのように真のイノベイターの誕生を見届けた。
- リボンズ・アルマーク
- 古谷氏が「蒼月昇」の名で演じているキャラ。『第2次Z再世篇』ではファンの期待通り濃い絡みが描かれた。『再世篇』開始に前後して転属させられたのは彼のもとで、そこで軟禁される。彼と未知なるものとの対話方法、世界の行く末について論議を繰り返す。彼からは自身の同志となり、共に人類を導くことができる者として認められていたが、当然アムロは彼を否定して敵対する事になる。自分の願い=人類の革新というエゴを剥き出しにして人類を見下す彼を必ず倒す事を誓う。最終決戦では論破し、ニュータイプの貫禄を見せつける。声優ネタも多分に含まれているだろうが、重大な伏線も含まれていることも。
- ルイス・ハレヴィ
- 『第2次Z再世篇』において、直接の絡みはないがクワトロ、カミーユと共に過去の悲劇の再来を危惧していた。また、リボンズの彼女への仕打ちが彼への敵意を強めることにもなっている。
リアル系
マクロスシリーズ
- ロイ・フォッカー
- 共にリアル系パイロットのリーダー格として部隊を引っ張っていく事も多い。
- スパロボではないが、『ACE3』では彼とホランドを交えた合体攻撃も存在。
- リン・ミンメイ
- 『α』では彼女のコンサートを楽しみにしていたが…。
- ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 『D』では彼女とマックスの冷めた仲を見て、何も知らなかったためブライトと共に「公私の区別が徹底している」と評した。
- 『第3次α』ではアムロは彼女にとって真っ先に再会できた戦友の一人で、再会をお互い喜び合った。
- ガムリン木崎
- 『D』の中盤、ヒイロにチェーンと二人で出かけていた事をベルトーチカにバラされてしまい非常に居辛い雰囲気でいたところ、彼が仲間に出撃を促してくれたので彼に感謝するが、事情を知らない彼は首を傾げてしまう。
- 金竜
- 『D』では共にチームのまとめ役ということで、オリファーと同じく仲が良い。
その他のリアル系
- シーラ・ラパーナ
- 『F』では地上に出てきた際には、自分達への協力を惜しまずに申し出た彼女に感謝を示した。
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』第1部では、嵐の玉に捕えられていた彼女を救出した。
- ジェリル・クチビ
- 『IMPACT』でハイパー化した彼女の悪しきオーラ力を「人の憎しみの光」と評し、必ず仕留めなければならない敵である事を周囲へと主張する。
- ダバ・マイロード、リリス・ファウ、ミラウー・キャオ、ファンネリア・アム
- 『F』のリアル系ルート序盤から、ポセイダル軍に反抗する反乱軍の彼らを救助し仲間に加える。なお、リリスを初めて見た際にラ・ギアス事件で知り合ったチャムにそっくりな彼女を見てびっくりする事に。
- エイファ
- 『Z』では彼女にララァの面影を重ね、親切にした。
- ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマン
- 『A』及び『MX』では年下で部下。自分と同じような状況に放り込まれたが、自分とは違う彼らの軽いノリに、『A』では意味深な反応をする。
- 一年戦争時の設定の『GC(XO)』では同じサイド7の住人になり、年上である彼らに振り回される。
- マイヨ・プラート
- 彼もまた、ライバルのシャアと良く似た人物。『MX』では彼にシャアと並んで尊敬されている。
- ワイズマン
- 『第2次Z再世篇』では人類の進化を導く先導者の一人として、その存在を危険視される。
- テンカワ・アキト
- 『BX』ではアムロの著書を読んだことがあり、それを引き合いにフロンタルの態度を批判する。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- スパロボシリーズにおいては、『第2次』以来の長い付き合いである。特に旧シリーズではタメ口で呼ばれているのだが、アムロだけが数ヶ月で成長しているので『第4次』や『F』では変な雰囲気に。
- 弓さやか
- 『IMPACT』では、彼女からカミーユと共にニュータイプを超能力か何かと誤解されていた。
- 剣鉄也
- 『第3次α』では、戦死したシャアの分まで背負い込もうとするアムロを気遣う。
- 流竜馬、神隼人、車弁慶
- スパロボシリーズにおいては、甲児と並んで『第2次』以来の長い付き合いである。
- 流竜馬 (OVA)
- 『R』ではフォートセバーンに囚われていたところを彼とガロードに救出された。
- 『D』ではアムロの女性関係に微妙に呆れていた。
- 車弁慶 (OVA)、シュワルツ
- 『D』では部隊の纏め役同士という事で、オリファーや金竜と同じく彼らとも仲が良い。
- コーウェン、スティンガー
- 『第2次Z再世篇』では人類の進化を導く先導者の一人として、その存在を危険視される。
- 司馬宙
- 無印TV版では、声優がアムロと同じ。ただし初対面時以外、直接的な絡みは余り無い。戦闘台詞は特殊なものがある。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- アムロといくつもの共通点を持つキャラクターであり、スパロボで共演した際には彼の人生の先輩的存在となる。かつての自分と重ねている部分があり、『F』ではブライトに修正されたシンジをフォローしている。
- 『α』ではそこまで絡まないが、シンクロ率400%になって溶けたシンジに精神世界で最後に語りかけたのはアムロであり、『第3次α』においても昔の自分と重ね合わせている。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 『F』では、彼女の毒舌が原因で甲児と喧嘩になった際に仲裁に入り、両者を諭す。
- 葛城ミサト
- 声優同士が某美少女戦士アニメで共演した故か、声優ネタ絡みで絡む部分が多く、『MX』ではベガと紫東遙も加わっている。『F』ではその関連もあってか好意を寄せている節もあるが、スパロボでは基本的に仲の良い同僚という関係に落ち着いている。
- 赤木リツコ
- 『F完結編』では、彼女から自分やカミーユの持つニュータイプ能力を、非論理的と断じられ信じてもらえなかった。
- 碇ゲンドウ
- 『第3次α』では人が互いの領域に踏み込む事で傷付く事を自身とシャアの関係を引き合いに出されて語られ、人類補完計画への理解を求められるが、アムロは彼の補完計画を真っ向から否定した。
- ニコラス・バセロン
- 『第3次Z天獄篇』にてあがり(トップレス能力の喪失)への焦りから荒れる彼を一年戦争時にガンダムのパイロットを下ろされそうになった自分と重ね合わせ、冷静に諭し立ち直るきっかけを作った。
その他のスーパー系
- 破嵐万丈
- 初共演の『第3次』以来数多くの作品で共演しており、互いに強い信頼関係で結ばれている。
- ギャリソン時田
- 万丈の執事であるため、彼とも数多くの作品で共演している。
- 『F完結編』では、彼からティターンズがドレイクたちと手を組んだという情報を知らされる。
- ドン・ザウサー
- 『R』では、彼から深い悲しみの心を感じ取っていた。
- グッドサンダーチーム(北条真吾、キリー・ギャグレー、レミー島田)
- 『F』では、ラ・ギアス事件で彼らのゴーショーグンと共闘したため、再会した時は驚いていた。
- OVA
- 『第2次α』では、彼女のメンテナンスまで行う面倒見の良さを発揮。
- イザベル・クロンカイト
- 『第2次α』にてαナンバーズへの密着取材を切望する彼女の申し出に戸惑うが、報道も効果的な戦術になり得る事を理解し許可を出す。
- 獣戦機隊(藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮)
- 殆どのシリーズでは部下。
- 『F』で初めて会った時は柄にもなく緊張するリーダーの忍を和ませ、彼から尊敬を意を受ける。
- 『GC(XO)』では、珍しくアムロが一年戦争時の設定であるため先輩にあたる。ガンダムを無断で持ち出した時は彼らから一喝される。
- シャピロ・キーツ
- 『GC(XO)』においては優れたニュータイプとして覚醒した自身の力を認められていたが、アムロは彼を「力を誤った方向に向ける者」として否定する。
- ベガ、紫東遙
- やはり中の人繋がりか、仲が良い。『MX』では3人で飲みに行く場面も(ミサトも参加する予定だったが、急遽欠席)。ちなみに、その際アムロの仕事は全てクワトロに押し付けられてしまった。
- ゼロ
- 『R』終盤にて散々自分達を見下す態度を取っていながらいざフェニックスエールの出現で激昂した彼の態度を見苦しいと一蹴する。
- エルフィ・ハディヤット
- 『MX』中盤では綾人の身を案じるが故に、ラーゼフォンを凍結すべきと主張する彼女の心情を理解しつつも、気負い過ぎぬよう諭す。また、ヴァーミリオンがドーレムに近い存在である事も敏感に感じ取った。
- 猿渡ゴオ
- 『SC2』では共に前大戦の英雄同士。彼やクワトロ・ゼクス・フォッカーの前大戦の英雄仲間の五人で一緒に仲良く天津飯を食べている場面もある。
バンプレストオリジナル
- ギリアム・イェーガー
- 『ヒーロー戦記』ではゼウスでの仲間であり、最後の敵であった。そのため、旧シリーズはギリアムの名前を聞くと動揺する。
- 『IMPACT』ではアムロはアインスト空間から脱出するため、自身のνガンダムに搭載されたサイコフレームを使って仲間達の意思により脱出口を探るよう自ら率先する。そしてギリアムもまた、アインスト空間から脱出するため、自身の乗機に搭載されていたシステムXNを使って仲間達の意思により脱出口を探るよう自ら率先する。『ヒーロー戦記』を深くプレイした人には感涙する名場面である。
- アヤ・コバヤシ
- 『新』ではアムロに好意を抱き、チェーンと三角関係を形成する。
- アイビス・ダグラス
- 『第2次α』序盤に於ける彼女のナーバスな態度を嗜めつつも、その姿に自らの若かりし頃を重ねたようで、ある程度の理解を示す。
- エルマ
- 『第3次α』で共演。ハロに似ているので、彼にも興味津々である。
- バラン・ドバン
- アムロがハンマー使いだったことを見抜く。そしてアムロはハンマーの弱点を突く。『第3次α』には肝心の初代ガンダムが無いのが残念。
- エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ
- 『第3次α』では、高圧的な態度を崩さない発言が多い中でアムロに対しては「強者」とその実力を高く評価。アムロもまた、ゼ・バルマリィ帝国の防人たる使命を全うしようという彼の信念に一定の理解を示す。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 先輩として、彼の相談を聞いたり、状況に振り回される彼にアドバイスを送る。
- エルデ・ミッテ
- 彼女にも「最強の兵士」と呼ばれるが、アムロは一人の人間として彼女を否定した。
- セツコ・オハラ
- シミュレーターで熱心に彼女を指導した。
- レーベン・ゲネラール
- 本性を現した彼にカイメラに来るように招かれるが、当然アムロは蹴る。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 『Z』では皮肉にも彼によってニュータイプ研から救出されている。彼がアムロを助けた理由は、黒歴史の終末に起こるアムロとシャアの戦いを見たいが為である。彼に吹き込まれた事によって、フロスト兄弟やデュランダル、グエンは黒歴史の終末に起こるアムロとシャアの戦いを知る事になる。
- アサキム・ドーウィン
- 『第2次Z破界篇』後半のヴォダラ宮での戦闘で、ブラスタに止めを刺そうとする彼に奇襲を仕掛け、撤退に追い込む。
- クロウ・ブルースト
- 『第2次Z破界篇』にてヴォダラ宮での戦闘で彼の窮地を救い、ZEXISと合流する。彼から「ガンダム先輩」と独自の呼称をされ、面喰らう一幕も。
- ガドライト・メオンサム
- 『第3次Z時獄篇』にて、彼からも自身の実力とニュータイプ能力を強く警戒された。
ロボットアニメ以外の作品
スパロボでの競演はなく、関連作のみ。
- モロボシ・ダン / ウルトラセブン
- 『ウルトラセブン』の主人公。『ヒーロー戦記』ではゼウスでの仲間。
- 南光太郎 / 仮面ライダーBLACK(仮面ライダーBLACK RX)
- 『仮面ライダーBLACK』及び『仮面ライダーBLACK RX』の主人公。『ヒーロー戦記』ではゼウスでの仲間。
- バレル・オーランド
- 『Another Century's Episode 3 THE FINAL』の主人公。かつての自身と似たような状況で戦いに駆り出された彼に不安を覚えると共に心配し、何かと気に掛ける。
- オータム・フォー
- 『Another Century's Episode:R』の主人公。記憶を失っている彼女を度々導いていく事になり、彼女からも深い信頼を寄せられると共に、彼女の心に「人の心の光」への希望も芽生えさせる事に。また、彼女を見ていると、ハロを思い出すらしい。
名台詞
機動戦士ガンダム
- 「父さん!人間よりモビルスーツの方が大切なんですか!」
- 第1話で、民間人の安全より軍の都合を優先させる父テム・レイに対して。
- 「こいつ……動くぞ!?」
- ガンダムに初めて乗り込む時、コクピットを見て驚いたの台詞。ちなみに、初めて乗った時の台詞はマニュアルを見て「同じだ」と呟いた。
- 「すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある」
- 同じくガンダムに初めて乗った時に言った台詞。
- アムロに「エネルギーゲイン」なる専門用語っぽい単語を交えて驚嘆させる事によって「ガンダムは強力な機体である」という事、さらに「これからアムロが何の訓練もなくガンダムを動かすが、それは気合だの特別な能力だのによってではなく、機械について豊富な知識を有していたからだ」という事を視聴者にアピールしている。
- なお、エネルギーゲインという単語自体はただの造語であるが、何と比較して五倍以上なのかは不明。
- 「アムロ、行きまーす!!」
- 有名なガンダム発進時の台詞。古谷氏もお気に入りの台詞。
- 後のガンダムシリーズでもアムロに声が非常に良く似たあるキャラが似たような台詞を発言している他、未参戦作品だが古谷氏が演じる『ビデオ戦士レザリオン』の主人公・香取敬もこのセリフを放つ。
- ただし、実際は類似する台詞(「ガンダム、行きまーす!」や単に「行きまーす!」など)こそ劇中に度々登場するものの、この台詞は全43話中第21話の1回しか登場せず、しかもその1回でアムロが乗っていたのはガンダムではなくコアファイターである。
- 「相手がザクなら人間じゃないんだ!」
- ザクにビームライフルの照準を合わせつつ発した台詞。
- TV版ではこの前に生身のシャア一行に向けてビームライフルを撃ったがあまりに目標が小さすぎて全然当たらなかったシーンが描かれており、「今度は人間のような小さな目標ではないから当てられる」という意味がこめられているが、劇場版ではそのシーンがカットされているため、あたかもザクに人間が乗っておらず人殺しにあたらないと認識違いをしているような印象を受ける。
- 「わあああああああああ!!」
- 少年時のアムロはビームサーベルで斬りかかる際に大声を出して相手に立ち向かっていく癖があった。もはやそれは絶叫のレベルに近い。叫び自体は大人しいがスパロボでも戦闘台詞で再現されている。
- 似たような言葉に「やあああああああああ!!」「かあああああああああ!!」「このおおおおおおお!!」など。
- 「殴ったね……」
「ぼ、僕がそんなに安っぽい人間ですか!」
「二度もぶった……!親父にもぶたれた事ないのに!!」 - 第9話で、度重なる戦闘で溜まりに溜まった疲労とストレスからか、部屋にこもってダダをこね、ブライトに鉄拳制裁を受けた時に言った言葉。
- 激怒したアムロは「誰が二度とガンダムになんか乗るものか」と当時のロボットアニメではまずあり得ない台詞を吐いて戦闘を拒否するが、フラウからの叱責を受け「悔しいけど、僕は男なんだな…」と意を決してジオンとの戦いに向かうこととなる。
- この台詞はガンダムシリーズの中では有名であり、他作品でもよくパロディやオマージュに使われる事が多い。ファーストの姿で出ているリアルロボット戦線ではルート次第だが、よりにもよってカミーユに修正されてこの台詞を発する。
- 「ぼ、僕が……かたき……」
- 見も知らぬ人間であるイセリナから、突如かたき呼ばわりされて茫然とする。
- 実際の仇とすべき人物は婚約者の友人だったのだが。
- 「僕、乞食じゃありませんし」
- ホワイトベースから脱走、放浪中に食堂でランバ・ラル夫妻と出会い、ラルの「おごらせてくれないか」という好意をこの台詞で断った。ラルは敵国の軍人を目の前にしても動じないアムロの態度を気に入る。
- ちなみに「乞食」は差別用語であるが、『GC』では原文そのままに再現してしまっている。さすがにまずかったのか、リメイクの『XO』では「物乞い」に修正された。
- 「僕が一番、ガンダムを上手く扱えるんだ……!」
- 営倉に入れられた際の捨て台詞。恐らく上記のエースボーナスの効果の元になった台詞と思われる。意地でも自分が一番ガンダムを上手く扱えることを主張したいのだろう。
- 『GC』では戦闘中でも「僕が一番、こいつを上手く扱えるんだ!」と喋ることがあり、さらに『OE』ではレベルアップ時の台詞に。
- 「僕は……あの人に勝ちたい!」
- 上記の台詞の直後に発した台詞。ラルから「自分の実力ではなく、ガンダムの性能のおかげで勝ったに過ぎない」と言われた事を思い出して。
- 「2階級特進……?そ、それ、だけ、なんですか?」
「2階級特進だけで……それだけで、おしまいなんですか!」 - 第30話で、戦死したリュウの処遇を聞いて。
- 「小さい子が人の殺しあい見るの……いけないよ……」
- 同上。カツ・レツ・キッカを連れていくかジャブローに残していくかの議論で、ボソッと呟く。何度もの死線をくぐり抜けてきたアムロだからこそ言える、重みある一言。
- (こ、こんな古い物を……父さん、酸素欠乏症にかかって……)
- 「あ、圧倒的じゃないか……!!」
- 第36話で、ビグ・ザムの絶大な力を見て戦慄。
- 「ラ……ラァ?」
- 第37話、テキサス・コロニーでマ・クベのギャンを撃破した後で、近くにシャアと共にいるララァの存在を感じ取って。ニュータイプとしての素養が開花し始めていた。
- 『CB』の『第2次』ではDVE。
- 「ララァ!なら、なぜ戦う!?」
- 第41話で、シャアのゲルググ、ララァのエルメスと交戦した時、互いのニュータイプ能力が共鳴。アムロはこの台詞でララァに戦う理由を問うた。
- 『CB』の『第2次』ではDVE。
- 「ラ……ララァ……!取り返しのつかない事を……取り返しのつかない事をしてしまった……!うぅ……」
- 心ならずもララァを討ってしまい、号泣するアムロ。以降のアムロとシャアにとって、この出来事は一生消えない傷となった。
- 「僕は……取り返しのつかない事をしてしまった……僕はララァを殺してしまった……」
- 劇場版ではこちら。
- 「やるしかないのか…な!なぜ出てくるっ!」
- ア・バオア・クーの戦場にて。突っ込んできた学徒兵のザクを返り討ちにしながら。
- 「こう近づけば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」「…なぜ、ララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
- ア・バオア・クー攻略戦でシャアの乗るジオングと交戦し、ララァを結果的に自ら殺す羽目になった事を責める。
- 「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
- ジオングに頭部を破壊された時の台詞。
- 研ぎ澄まされたアムロの感覚の前には、メインカメラの有無は関係なかったのかもしれない。ガンダムに無断搭乗してメインカメラを破壊されたセイラは大いに混乱していた事を考えると、すでに人間の域を超えている。
- この台詞を含めたジオングとの交戦は、後に『機動戦士ガンダム F90』でオマージュされる。
- 「ごめんよ……まだ僕には、帰れるところがあるんだ……こんなにうれしい事はない……わかってくれるよね?ララァには、いつでも会いに行けるから……」
- ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャアほどではないにしろ13年間も取り憑かれるハメに。
機動戦士Ζガンダム(劇場版)
- 「なんだ?今の光は……。誰だ? 誰が呼んだんだ?」
- 第6話で、待ちに待った久々の登場。サングラスをかけているなど、ファースト時代のイメージを吹っ飛ばすようなインパクトのある登場である。
- 寝そべりながら、空を見上げるその姿は未だ断ち切れずにいる宇宙への想いが溢れている。
- アムロ「何故、地球圏に戻って来たのです?」
クワトロ「君を笑いに来た……そう言えば、君の気が済むのだろう?」 - 第15話で、やっとの思いでカツと共にカラバのアウドムラに合流したものの、7年の歳月を経ても再会したクワトロと名乗ったシャアとのわだかまりから、地球圏に戻ってきた彼にここにいる理由を聞いて。
- しかし、シャアからの返答は非常に底意地の悪い、今まで軟禁生活に甘んじていたアムロの姿を事実ではあるが、辛辣に評したものだった。
- アムロ自身も同情が欲しいわけではないが、誰かに背中を押してもらいたい甘えがあるのを見抜いた事と、そうでも言わないとアムロは腰を上げない人間だと知っての上での言動である。『α』ではDVE。
- (俺に対しての当てつけなんだ。シャアもハヤトも、ガンダムを若いヤツに使わせて、俺を無視して)
- 同上。アウドムラの自室の浴室でシャワーを浴びながら呟いた独白。
- アウドムラに合流してからというものの、カラバのメンバーに会う度に「ニュータイプ」「英雄」「宇宙には行かないのか」などと言われ、軟禁状態だった自分に負い目を感じていた事もあってか被害妄想気味に。
- しかも、そんな状態に追い討ちをかけるかのように、カツからガンダムMk-IIに乗ったカミーユの活躍を聞かされて、完全に拗ねてしまう。
- 台詞からして、僻み癖はかなりの重症。一年戦争当時の後悔、自己嫌悪、MSパイロットとしてのプライド、自信が綯い交ぜになって呟いたものである。7年間のブランクはアムロをさらに屈折させていた……。
- 「俺はガンダムのパイロットだったんだ!」
- 同上。アウドムラを急襲するロザミアのギャプランを迎撃するために、無断でMk-IIで出撃したカツを援護するべく、発進したクワトロの百式とカミーユのリック・ディアスに続いて、自分も空いているMSに乗って出撃しようとデッキまで来たアムロが、ブランクを理由にハヤトに止められてなお口にした、最後の意地とも取れる台詞。
- 周囲を見返してやりたい気持ちもあるのだが、同時に出撃する怖さも感じていた。長い間戦場から離れすぎたせいである。
- 「行きたくはない。あの無重力帯の感覚は怖い」
- 第16話より。クワトロから「君も宇宙に来ればいい」と勧められた時の返答。すかさず、クワトロに「ララァに会うのが怖いのだろう?」と言われると、アムロは「喋るな!」と立腹するのであった。
- しかしながら、アムロは再び戦う決意を固めており、リック・ディアスにて出撃するのであった。
- 「後ろにも目を付けるんだ!」
- 同上。カミーユと共にブランが駆るアッシマーと戦闘した際のカミーユに対するアドバイスの一つ。
- 7年間のブランクはあれど、アムロの「一年戦争のエース」としての実力は、なおも健在であった。
- なお、この戦闘においてアムロはリック・ディアスで敵機アッシマーを難無く撃墜させている。アムロファン必見の名場面であると言えよう。
- 「カミーユ、危険だ。その女には近付かない方がいい」
- 第19話で、カミーユからホンコン・シティで偶然出会った「フォウ」という名前の少女の事について聞かされた時に。
- カミーユが自分やシャアと同じニュータイプの素養があると感じていた事もあってか、この時既にその少女にララァと同じものを感じていたのであろう。何とか、自分たちが味わった悲劇を彼には経験させたくないという思いが現れている。
- 「人の善意を無視する奴は一生苦しむぞ!」
- TV版第20話でのみ発した(フォウの助力の元で)カミーユを宇宙に戻そうとした時におけるアムロの台詞。
- なお、上記のアムロの台詞と関連する事であるが、富野由悠季監督が手掛けた宇宙世紀ガンダムシリーズ作品では、周囲の人々(特に、大人)からの忠告を聞き入れなかった為に、最終的に自らの破滅を招いた少年少女が存在している。
- したがって、上記のアムロの台詞は、「富野監督による(若年層の)視聴者への忠告的なメッセージである」と解釈できなくもない。
- 「人は同じ過ちを繰り返す……まったく……!」
- TV版第36話でのみ発したフォウの死にララァの最期をだぶらせたアムロの台詞。宇宙世紀が1世紀以上経っても、同じ過ちは繰り返されるのである……。
- 「人身御供の家系かもな」
- TV版第37話でのみ発したアムロの台詞。ダカール演説の後「これで私は自由を失った」と寂しそうにつぶやくシャアに「誰かが人身御供にならなければならないんだ」と言い、さらに「私は人身御供か?」と冗談めかして返すシャアをからかって。
- シャアの父ジオン・ズム・ダイクンの最期、そして何よりシャア自身のその後を思えば「人身御供の家系」とは少々洒落にならない表現であるが、あえてそのような強い言葉で(しかも再会直後の敬語からタメ口)軽口を言い合える所にこの時点でのアムロとシャアの関係の良好さが読み取れ、事実その直後二人は和やかに乾杯している。
- どう考えてもアムロとシャアが今までの因縁を乗り越え完全和解したとしか見えないシーンであり、6年後この二人に破局が訪れると誰が予見し得ただろうか…。
- 余談だが、「本来『逆襲のシャア』の製作予定は元々無く、『ΖΖ』でシャアが復活・再登場する予定だった。しかし、『ΖΖ』放送中に突然『逆襲のシャア』の製作が決まったため、『ΖΖ』でのシャアの出番が没になってしまった」という悲しい事情がある。
- その事実を裏付けるものとして『ΖΖ』前期OPにはシャアが登場していたが、『ΖΖ』後期OPからは姿を消してしまう。もし、『ΖΖ』の世界でアムロとシャアが再会した時、果たして何が起こったのだろうか?
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「エゴだよ、それは!」
- フィフス・ルナでの戦闘時、人類の粛正を掲げるシャアに投げかけた否定の言葉。
- 「エゴ」とは他人が蒙る被害を考えずに自らの考えを押し通す事であるが、後年の作品ではシャア以外の敵に対してもよく使っており、「~伊達じゃない!」と共に『逆襲のシャア』時代のアムロを象徴する台詞となっている。いわゆる「富野節」の代表格。
- 「チェーンがチャーミングすぎるからさ」
- オクトバーにラー・カイラムのクルーだと信じてもらえなかったのをアムロに愚痴るチェーンに対して。
- 女性に奥手だった少年は、今や息をするように女性を口説く男へと成長した。
- 「シャアは否定しろ!」
- 夢の中で「永遠にアムロとシャアといたい」と言ったララァに対して。
- シャア「地球は人間のエゴ全部を飲み込めやしない!」
アムロ「人間の知恵は、そんなものだって乗り越えられる!」
シャア「ならば今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ!」
アムロ「貴様を殺ってからそうさせてもらう!」 - ロンデニオンでシャアと鉢合わせたアムロは、殴り合いの末、シャアに対して銃を向ける。これが原因でクェスはシャアの元へ行った。
- 「世直しの事、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない。しかし、革命の後では、気高い革命の心だって、官僚主義と大衆に呑み込まれていくから、インテリは、それを嫌って世間からも政治からも身を引いて、世捨て人になる。だったら!」
- シャアに対する痛烈な批判。富野流の革命・インテリ批判の代表例として採り上げられる事がある。「革命=人類の革新」と解釈するのであれば、ニュータイプの代表たるアムロ直々のニュータイプ批判として読む事が出来るであろう。
- これは、貴族でありながらコスモ貴族主義を批判したベラ・ロナや、後のD.O.M.E.の発言を先取りするものと言えるかもしれない。
- 「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!」
- アクシズを押し返す時の台詞。スパロボでは味方全員で押す時もある。
- 「νガンダムは伊達じゃない!」
- アクシズを押し返す時の台詞。後に『機動戦士ガンダムUC』の主人公バナージ・リンクスも同じ台詞を言っている(ただしバナージ本人がこの台詞を知っている可能性は低く、著者の遊び心だと思われる)。
- 「貴様ほど急ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
- 「だから、世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!」
- サイコフレームの光が広がっていく中、シャアに対して。『D』では、EDにおいて人がまた過ちを起こす事を不安がるシャアに対して言った台詞となっており、原作とはまた違った、希望のある台詞となっている。
- 「お母さん……?ララァが!?……うわっ!!」
- シャアに戦闘で勝利し、口論でも論破し続けてきたアムロだったが、シャアの動機の一つである性癖の暴露に対してはただただ驚き、オウム返しするしかできなかった。
- 直後、コックピットをサイコフレームの光が包み、驚きの声を上げる。これを最後に、アムロとシャアは歴史からその姿を消したのであった……。
- 相互理解力に優れているとされる最高のニュータイプたちの最期の台詞が、相手を真に理解できていなかった・理解が追いつかないという断絶の言葉であるというのは皮肉でしかない。
機動戦士ガンダムUC
- アムロ「もう、いいのか?」
シャア「後は彼らに任せよう」
ララァ「ウフフフフ……」 - OVA版の第7話ラストにて、バナージに敗北して命を落としたフロンタルの肉体から出てきた残留思念からは、かつての第二次ネオ・ジオン戦争より消息不明となったアムロやシャア、そして一年戦争で散ったララァの三人が語り合う声が聞こえた。彼らは死後、魂を一つにする形で互いを理解し合うに至ったようである。
GUNDAM EVOLVE
- 「これは……?バカな事を!」
- クェスがハサウェイの乗るジェガンを撃墜したのを感じ取って。この時、取り返しがつかない事をしたと思ったクェスのα・アジールからはドス黒いオーラが漂っていた。
- アムロ「クェス、一体何をしたんだ?友達だったんだろ?」
クェス「友達なんかじゃない!」
アムロ「彼の気持ちを思った事があるのか?」
クェス「私の邪魔ばっかりして!」
アムロ「なぜ理解しようとしない?なぜ素直になれないんだ」
クェス「貴方に何がわかるって言うの?そうやって、いつも偉そうな事ばっかり!」
アムロ「クェス、よさないか!」 - クェスの所に駆け付けた際のやり取り。事実から目を背け言い訳をするクェスに相手を思いやり理解する事の大切さを教える。
- クェスの方もハサウェイを撃墜した直後で錯乱していた事もあり反発するも、アムロは説得を諦めなかった。
- 「そんな攻撃では、そんな道具の使い方では、間違って人を殺すのも当たり前だ。それでは家族だって殺してしまう!」
- 前述の説得に応じなかったクェスの猛攻をかわし、フィン・ファンネルのIフィールドでα・アジールの動きを封じる。だが、クェスは癇癪を起こした子供のようにフィールド内で暴れ、反射した自らのビーム砲に悲鳴をあげる。それを見たアムロは、感情まかせに力の使い方を誤れば取り返しがつかなくなると言い聞かせる。
- これに対しクェスは「そんなにバカじゃない」と返した。どうやら父を手にかけた事には気がついていない様である。
- 「なんと力のある子だ」
- なおもフィールドから逃れようと暴れまわるクェスのニュータイプ能力による攻撃を食らって。流石のアムロもその能力の高さに一瞬怯むが、その直後……。
- 「ハサウェイ?クェス、感じないのか?ハサウェイは死んでいない」
「そう言うクェスだからますます苦しい思いをする。クェスに助けを求めているのがわからないのか?」 - ハサウェイの生存を感じクェスに告げる。
- 当初は信じなかったクェスだが、アムロはクェスの苦しみにも理解を示すと共に、ハサウェイがクェスに助けを求めている事を知らせる。直後、クェスもハサウェイの生存を感じ、落ち着きを取り戻す。
- 「α・アジールのパワーを使えば助ける事ができる。後はクェスがそれをどう使うかだよ」
- 「間に合うかな?」と心配なクェスに対して。他人や自分を傷つけるやり方しか知らないクェスに、力は使い方次第で人を助ける事もできると言い聞かせる。
- 「そうだよクェス。あとは君の気持ちを繋げばいいんだ」
- 自らのニュータイプ能力でハサウェイを発見したクェスを優しく諭す。クェスも心を開き「後ろから撃ってもいいよ」と装甲をバージすると「信じてみる」とハサウェイの元へと向かった。
- 「ハサウェイ、ちゃんと迎えてやるんだぞ」
- ハサウェイを助けに向かったクェスを見送り、残されたα・アジールの装甲に手を掛けながら見つめるアムロのこのセリフで物語の幕は閉じる。
- 劇場版ではこの後、アムロはシャア共々消息を絶つのだが、劇場版と違い希望の光は若い次の世代に託された。
その他
- アムロ「……満足に眠らせてもくれねえのかよ」
フラウ「アムロ……」
アムロ「……重いんだよな。ガンダムに乗ってると……責任感ってのが……」
フラウ「アムロ……男でしょ!」
アムロ「……まあな」 - 漫画版で、夜間眠っていたところを起こされ、出撃をしなければならなくなった時のやりとり。愚痴をこぼしながらも必要以上に引きずらないのが、漫画版のアムロらしい。
- 「乳首って小さいものだな……」
- 小説版で、セイラとの行為に及んで。小説版はアニメと違いアダルト表現が多い。
- 「確信が持てるまでは、何でもやる!それが、戦争で宇宙を汚した我々の仕事だっ!」
- 小説版逆シャアにて。「大衆に才能を利用されている」とまで言われたアムロだが、この言葉からは戦乱の第一線にい続けた当事者としての強い信念と責任感が窺える。
- 「奴は素組のガンプラに負けて、自分以外のガンプラが許せなくなったんだぜ? それで全てのガンプラを破壊する気になったんだよ」
- 『ガンダムブレイカー3』第2弾PVより。このPVはアムロとシャアの名台詞パロディの応酬でゲームの説明を行っている…のだが、何故かこのシーンで映っているのはガンタンクに格闘戦でボロ負けする百式であった。情けない奴なんてレベルじゃないだろう、シャア。
迷台詞
- アムロ「ハヤト、ガンキャノンの弾は残っているか?」
ハヤト「今ので最後だ」
アムロ「よし、援護を頼むぞ」 - 1st第22話。ハヤトのガンキャノンと共に戦っていたアムロだが、接近戦に持ち込むためにハヤトに支援を要請する。が、ガンキャノンの弾が切れていたことを聞いていたにもかかわらず援護を頼んでしまう。アムロの無茶振りにハヤトは近くにあった巨大な岩を抱え上げ、敵に向かって投げつけることで応える。アムロも岩に隠れる形で敵に強襲、なんだかんだで良好なコンビネーションを見せ付け敵の撃破に成功している。
- 「ええい、このスイッチだ!!」
「ざまあみろ!!」
「くそっ、しょうがねえな」
「うお――――っ!!」
「負けんぞ………絶対にキサマらなどに負けるものか…!!」
「きさまらの思い通りにはさせんぞ!ガンダムが相手だ!」
「僕の力が必要だとわかったんですね」
「ガンダム、ゴ――――ッ!!」
「敵をバラバラにするんだ!」
「来るなら来いジオン軍、ガンダムがあるかぎり平和な宇宙をオマエたちの勝手にはさせんぞ!!」 - 以上、『冒険王』に連載された漫画版における迷台詞の数々。作者自身が原作を見ていなかったことと、それにも関わらず資料収集を行わなかった為、アニメの「内向的な少年」設定から見ると別人に近い、これまでのロボットアニメの主人公キャラ同様の熱血漢(?)然とした性格になっている。なおこの熱血漢なアムロの発言・行動は、ネタとしてスパロボにも時折登場する。
- ちなみに前述のモニターを素手で叩き割るシーンは作者の意向から復刻版で削除されていたが、マンガショップ版では復活。
- 「僕が一番、シャイニングをうまく扱えるんだ!」※1st時
「轟き叫んでいるから、いつも過激なことしかやらない! 妙だと思わないか?」※『逆襲のシャア』時 - 「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズにて、フィンガー系の兵装を使用時。こんなセリフを考えたスタッフを妙だと思いたい。
- アムロ「ガンダムに乗らないアムロ・レイなんて、おかしいとは思わないのか!?」
シャア「三角木馬に乗ったカミーユのほうが遥かにおかしいぞ!」 - 「機動戦士SDガンダム アニメイトカセットコレクション」にて、新型ガンダムのパイロットの座を奪うためカミーユを三角木馬で拘束するという暴挙を行った際のやりとり。これはあくまでギャグ作品の中でのネタであるが、富野監督の小説作品「密会〜アムロとララァ」の中で、若かりし日のアムロが実際に倒錯的な願望を心に秘めていた事が明かされている。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「行け!フィン・ファンネル!!」
「フィン・ファンネル!」 - フィン・ファンネル使用時にお約束のように使われる台詞だが、実は原作ではこの台詞を言っていない。何でも、古谷氏が「スーパーロボットの様に武器名を叫びたい」と提案した事でこの台詞が作られたとか。スパロボ以外のゲームで叫ぶ事も少なくなく、シャアを始めとした他のニュータイプ達がこの台詞を叫んだり、ゲームによってはオールドタイプ、果ては宇宙世紀以外のキャラが叫ぶ事も。
- 「Hi-νガンダムは伊達じゃない!!」
「このHi-νガンダムで突破してみせる!」
「Hi-νガンダムで敵の動きを止める!」 - 小説版(『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)および『CCA-MSV』の主役ロボHi-νガンダムのハイパー・メガバズーカ・ランチャー使用時の台詞。
- 「光の翼を使う!」
- 『α』及び『α外伝』において、アムロをV2ガンダムに乗せ光の翼(MAP兵器バージョン)を使用した際の台詞。古谷徹氏による音声で収録されている。音声はないが、携帯ゲームの『D』でも似たようなバリエーションがいくつかある。なお、『α』・『α外伝』で、ウッソ以外に光の翼(通常またはMAP兵器)を使用した時に専用の台詞が出てくるのは、彼やウッソの他にカミーユ、クワトロ、フォウ、ルーがいる。
- 「僕らの帰る所を守るんだ!」
- 戦艦援護防御の際のセリフ。
- 「機体性能はガンダムと同クラスか…!」
- 『第2次Z破界篇』でのGN-X、および『第2次Z再世篇』での疑似太陽炉搭載機との戦闘台詞。
- 「リボンズ! 俺とお前は違う!」
「リボンズ・アルマーク! 人の革新の意味を履き違えるか!」 - 『第2次Z再世篇』でのリボンズとの戦闘時台詞。ついにやってきた最終決戦。エゴを剥き出しにして目的を果たそうとするリボンズに対し、アムロは革新者を導く者として偽りのイノベイターに鉄槌を下す。
- 「まがい物の分際で赤い彗星を名乗るなど!」
「容れ物だけの男が仮面を被ったところで!」 - 『第3次Z天獄篇』における対フロンタル台詞。シャアではないことを強調して否定していることを考えると、相当腹に据えかねていることが分かる。
旧シリーズ
- 「…だから、プル、おじさんはやめてくれって」
- 「リューネの章」第10話「捕虜救出」にてプルに「アムロおじさん」と言われて。確かにファーストガンダム時代の顔でおじさん呼ばわりされたらかなりキツイものがあるだろう(逆襲のシャア時代の顔をしているCB版ならまだしも)。
- 「管理職なんて、性に合わない事をやらされたからね。君達もそうだったろうが、こっちも大変だった」
- 第27(『S』では28)話「グランゾンの謎」にてたった2ヶ月の間にずいぶん老けたことをマサキに指摘されて。
- 「調子に乗るな! そんな事では戦場で早死にするぞ!! ニュータイプが万能だなどと思うな!」
- リアル系ルート第3話「シャングリラ・チルドレン」のシナリオエンドデモにて、自分達はニュータイプだからと調子づくビーチャとエルを一喝した台詞。ニュータイプだからといって、何でも出来るわけではない事を、嫌という程経験した彼が言うからこそ説得力がある。
- 「シンジ君、君がエヴァに乗りたくないと言うのなら、せめてこの戦いが終わってからネルフの人たちに相談するんだ」
「ただし、その前に自分自身でよく考えてみてくれ。なぜ、きみがエヴァに乗っていたのか…なぜ戦っていたのかね」 - 第19話「ネルフ襲撃」のシナリオデモにて、ブライトから修正を受けたシンジをフォローした台詞。
- この言葉により、シンジは戦う事を決意する。
- 「そうか。俺で良ければいつでも言ってくれ。相談くらいには乗るよ」
- 上記と同じく「ネルフ襲撃」のシナリオ終了後にて。これでもかというほどシンジにとっての良き先輩像を描いており、その言葉はシンジに深い影響を与えた。
- 「それだけ苦労したんだよ。アスカ、君がプライドを守りたいからと言って、そう他人を見下していちゃダメだ。それじゃ疲れるだけだぞ」
- 上記と同じく「ネルフ襲撃」のシナリオ終了後の台詞。甲児に『第2次』~『F』の変化を老けたなと突っ込まれての返答で、また同時に甲児と喧嘩していたアスカを窘めるという明らかに苦労しすぎている感があるのだが、気のせいだろう。
- なお、一年戦争の頃の自分も内向的な性格とは裏腹に彼女と同じくかなり自尊心の強い一面があったため、かなり正確にアスカの心情を見抜いて彼女を動揺させ、「いくらニュータイプだからって人の心を読むなんて卑怯よ!」などと言われることに。
- 「……誤解があるようだな。ニュータイプだからって人の心を読めるわけじゃない。それじゃ超能力者だ。今のは、人生の先輩としての助言だよ。他人の価値を認めたって、自分の価値が下がるわけじゃないんだ。少しでいい、考えてみてくれ」
- 上記の台詞の後、なおも自分の非を認めず減らず口を叩くアスカを諭した台詞。年甲斐もなく真っ向から言い争いになった甲児と比べると、かなり対照的である。大人ぶって背伸びした子供に過ぎず感情任せに突っかかってくるアスカに対して、相手を立て一歩引き見過ごせない部分はきちんと咎めるという完全に本物の大人としての対応で人間としての格の差を見せ付けた瞬間だった。
- しかし、アスカは完全敗北を喫してもプライドの高さから未だに納得できないところがあるのか、「……ふん」と捨て台詞を吐いて去っていくのであった。
- 「ふう、時間がかかりそうだな」
- 上記の台詞の後、面白くなさそうに去っていったアスカの背中を眺めながら呟いた台詞。
- 人の中にある徳というものはすぐに伸びるものではないという事を、自身の少年時代の経験から分かってるからこそ出た重みのある言葉である。
- 「ああ。前回の戦いの時には、かなり万丈君に財政的に助けてもらったからな…破嵐財閥に倒産されては、我々もつらくなる」
- 第20話「ドクーガの野望」のシナリオデモで、ブライトと共に破嵐財閥の経営の為復帰が遅れている万丈について話して。
- マチルダ「久しぶりですね、アムロ大尉。あ、今は少佐だったかしら」
「いえ、いいんですよ。階級なんて気にしないでください。それよりマチルダさん、近々結婚されると聞いたんですが、どうなったんです?」
マチルダ「戦争が始まってしまったから、しばらくは延期ね。そういうアムロ君はどうなの? 恋人がいるってウワサだけど、結婚は?」
「そんな、まだそんな気はないですよ」 - 第23話「目覚めよ超獣機神」または「合体!!超獣機神ダンクーガ」のシナリオエンドデモにおいて、マチルダと再会した時のやり取り。一年戦争の頃と比べていくらか大人になり階級も上にはなったが、やはりいくつになっても彼女には頭が上がらない様子。マチルダの方も戦争が起こってからはゆっくり休む暇もないのか、ウッディと中々結婚できずお互い苦労している様子である。
- 「わかりました。でも、スタッフ・オフィサーとしての参加をお願いします」
「一人だけ楽なんてさせませんよ」 - 第1話「うずまく悪意」で、エゥーゴから来たギリアムが、ロンド・ベルに同行する事となるが、補給の手配など雑務はしてくれるものの、今回はパイロットではなくオブサーバーとして参加する事を聞いて、参加自体は認めたが上記の台詞で傍観者になろうとする彼に釘を刺した台詞。
- スタッフ・オフィサーとは、軍の指揮系統の上位・下位の線上にあるライン・オフィサーとは異なり、線上から外れてはいるものの上級指揮官をサポートする人達の事を言う。ただでさえロンド・ベルは人手不足で困っている上に、今は緊急事態なので外部の組織の人間と言えど同行する以上はどのような形であれ働いてもらうと、事前に逃げ道を遮断しておく辺りは抜かりがない。
- これにはギリアムも「おいおい、こき使う気か?」とジョーク混じりに返答するが、下の台詞で追い討ちをかける。MSで最前線の戦場で戦うだけでなく、味方の上層部である連邦政府の官僚などのお偉いさんといった、一筋縄ではいかない魑魅魍魎の蔓延る世界で長年揉まれ環境に育てられたせいか、アムロも随分したたかになり政治的な駆け引きも上達したようである。しかし、お互い本気ではなくこの後ギリアムは「フフフ……」と不敵な笑みを浮かべていた事から、互いに腹の探り合いを楽しんでおり、彼から試されていた節がある。
- …というのはすべて置いといて、メタ的には「前は散々やりたい放題やったのに今回は戦わないなんてずるい」というアムロの皮肉に見えなくもないし、ギリアムの不敵な笑みも別世界で巡り会ったかつての戦友との会話にギリアムさん超ノリノリだっただけにも見えなくはない。
- アムロ「なぜ君は戦っている!? 俺達はコロニーの敵じゃない」
カトル「!? そ、そうですよね……わかっていたんだ……ずっと前から……ロンド=ベルは敵じゃないって……それなのに、僕は……お願いします! 僕を、ロンド=ベルに加えてください! ……勝手な言い草だという事は、十分承知しているつもりです……けど……このままじゃ……」
アムロ「君の名は?」
カトル「カトルです。カトル=ラバーバ=ウィナー」
アムロ「わかった、カトル。ロンド=ベルは君を歓迎しよう」
カトル「本当ですか!? よかった……僕は……僕は、もう少しで取り返しのつかない事をしてしまうところでした……ありがとうございます」 - 第4話「アクシズの攻防」にて、アムロでカトルを説得した場合の台詞。このイベントを機に『α』などでも彼を真っ先に信用するなど後のスパロボ作品でも彼との縁が生まれる。
- なお、後のシナリオに出てくるデュオ、トロワ、そしてヒイロの3名はカトルが仲間にいないと説得できないので、彼らも仲間に引き入れたいならこのステージでのカトルの説得は必要不可欠である。
αシリーズ
- 「シンジ君…君には帰れる所があるんだ」
- 第47話「男の戦い」にて。覚醒した初号機に取り込まれたシンジへの呼びかけ。言うまでもなく、1stラストシーンのセリフが元。
- シンジ「…でも、僕はもうEVAには乗らないって決めたんです…」
アムロ「だが、君は自分の意志でEVAに乗った」
シンジ「!」
アムロ「君はEVA初号機に乗ったことによって、ロンド=ベル隊のみんなと出会うことができた」
「そのことを…EVAに乗っていた事実を…今までの自分を否定することは出来ない」
シンジ(………)
アムロ「これから自分がどうするか…それは君が決めろ」
シンジ「…僕は…」 - 同上。シンジに呼びかける他作品キャラの中で、アムロは最も台詞が多い。さすがと言うべきか。
- 「黒歴史の再来は人類の破滅と同意義だ! 何故、それがわからない? ギム=ギンガナム!」
- 第38話「月光蝶」より。ギム・ギンガナムとの決戦におけるクロスオーバーDVE。
- 「…俺達は…また同じ過ちを…!」
- 第39話「決戦!Xポイント」より。暴走するロザミィをカミーユが止む無く討ち、結果彼女が命を落としたのを目の当たりにして。遥か未来の世界でもニュータイプの悲劇がまた繰り返されてしまった事に打ちひしがれる。
- 「クェス…君は俺とシャアの間で犠牲になったのか…」
「僕は…僕達はまた過ちを繰り返してしまった…」(または「僕は…僕達はまた過ちを繰り返してしまったのか…」) - 第54話(休戦ルート)「逆襲のシャア」or(ハマーン拒絶ルート)「忌まわしい記憶と共に」より。クェス死亡後の台詞。
- 「目を覚ませ、イルイ!お前は神じゃない、人間なんだ!」
「人間が神を造る事は出来ない!ガンエデンはまやかしに過ぎないんだ!」 - 最終話でのイルイ説得イベントより。ガンエデンによる封印を「エゴ」と断じた上で、上述の台詞をぶつける。ちなみに、劇場版第3作主題歌『めぐりあい』の歌詞から引用したような説得も行っている。
- 「君のような友人がいればキラは大丈夫だろう…」
- 第23話地上部隊へ編成するルート「エモーション・ハイ」より。「…サイ、君は強いな」に続いてサイに言った台詞だが、キラ云々は兎も角、サイ自体は原作よりも救われたと言える。
- 「正論だな。だが、それだけでは人を動かす事はできないな」
- 第29話「押された烙印」より。アスランとの戦いで行方不明になったカガリをMIA認定し、ザフトの勢力圏内であることを理由に早々と彼女の捜索を打ち切ろうとするナタルに釘を差した言葉。軍人としてナタルの言い分が間違っている訳ではないと理解しつつも、人としての冷たさを感じて諫言したものと思われる。
- 「…帰る場所を失う事で、人は新たな何かを見つける事が出来るかも知れない…」
「シャアの見つけたかった未来もな…」 - 第37話「果て無き旅路の始まり」より。同胞達の手で地球を追われ再度、ナーバスな状態に陥ろうとしていたカミーユへ上述の言葉を贈り、人類の新たな可能性を示唆する。
- 「各機、深追いはするな。さっさと片付けて帰ろう」
「やあ…宙…君も来ていたのか」 - 第40話惑星キャラルルート「勇者王、最期の刻!」より。レプリ地球にて、パレッス粒子の影響を受け戦う意思を奪われてしまった状態の台詞。もはや、歴戦の戦士としての面影は欠片もない。この後、キレたバサラによって正気に戻される。
- 「あの光を見てもなおお前は闇を広げるというのか!」
「シャアはそこまで絶望しちゃいない!絶望するとしたら、貴様のようなエゴの塊の人間ばかりとなった世界にだ!」
「戦いのメビウスの環は、あの男が断ち切ったはずだ!」 - 第51話「終わらない明日へ」より。クルーゼとの戦闘前会話。曲がりなりにも一度は人類の為に戦い、結果的に人類に絶望して粛清へと走ってしまったシャアの想いを否定はすれど誰よりも理解していたアムロにとって、シャアとは異なり完全に私怨で人類を滅ぼそうとしながら、自身をシャアと重ねるように語るクルーゼのエゴが許せなかったのだろう。
- 「シンジ…君は昔の俺と同じだ。周囲におびえ、自らのカラの中で独りの世界を創る…」
「だが、俺は信じているぞ。この試練を乗り越えたら、また君が一つ強くなることを!」 - 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。EVA初号機に取り込まれたシンジに心の中で語りかけて。アムロもまたシンジの成長を認め、彼の再起と復活を信じていた。
- ゲンドウ「君ならわかるだろう。ヒトは互いの領域に入り込めば互いに傷ついていくことを…」
「そう…君と赤い彗星のように…」
アムロ「………」
ゲンドウ「だから、私は最初からその壁を取り払い、全てのヒトが一つになる方法を選んだ…」
アムロ「あなたはわかっていない…」
ゲンドウ「………」
アムロ「確かにヒトは互いを傷つけ合うかも知れない…。だが、それゆえに互いを理解しようと務める…」
「その一つの形がニュータイプであるはずだ!」
「だから、俺はあなたの計画を認めない!ヒトはまだ先に行けることを信じて!」 - 同上。ゲンドウと対峙した際の戦闘前台詞。あっさりと人類の可能性を諦め、逃避のみに走ろうとする補完計画を、散っていったシャア達の想いを汲んで戦うアムロは認めなかった。
- 「シンジ…君の選択が正しかったかを決めるのは他の誰でもない…」
「君自身が決めるしかないんだ」 - 同上。シナリオエンドデモで、長きに亘る因縁による親子の相克を乗り越えたものの、結局父も自分と同じで周りから傷付けられるのを恐れるあまり自分の殻に閉じこもっていただけだったのだと分かり、そんな父を否定して死に追いやったシンジが自分の行いを後悔するのをフォローした台詞。
- 「シャア…俺は今でもお前のやり方を認めていない…」
「だが…俺達のやり方では確かに遅すぎたようだ…!」 - イデENDにて。シャアを否定しながらも行動に理解を示している。
- 「それは違う…!俺達の戦いは、そこから抜け出てよりよき未来を創る為のものだった!」
「お前のように憎しみの環に生きてる者を引き摺り込もうとする事と同じだと思うなよ!」 - 最終話「今遥か遠い彼方…」or「終焉の銀河」におけるケイサル・エフェスとの戦闘前会話。アムロを「嘗ては憎しみの環の中に居た」、自分と同類の存在と見做す霊帝からの指摘を、真っ向から否定する。
- 「人に罰を与える者だと言うのか、貴様が!」
「貴様もシャアと同じだ…!人の死に乗った世直ししか出来ない!」
「ケイサル・エフェス!貴様のエゴで、この銀河を滅ぼさせはしない!」 - 同・特殊戦闘台詞の数々。2番目の台詞は、この戦いを直に見守っている筈のシャアに複雑な思いを抱かせたのでは…? やはり信念はともかくそのやり方は認められなかったらしい。
- 「さよなら…。そして、ありがとう…。俺達を守ってくれた魂達……」
「またいつか…会える日が来るさ、きっと…」
「そう…いつか遠い彼方で…」 - 最終話のラストシーン、最後の戦いが終わり、無事に地球へと帰還した際、最後の戦いで自分達を助けてくれたライバル、大切な人、そして多くの英霊たちの魂を想い、彼方へと呟いた台詞。
- (見えるか、シャア…。俺達はそれぞれの道を歩んでいくぞ…)
(お前の望んだ未来の中をな…) - エンディングにて。ついに真の平和を取り戻し、希望に満ちた未来が幕を開ける中、心の中でシャアの魂へと語りかける。
Zシリーズ
- 「懐かしい武器だが…威力は折り紙つきだ!」
- ∀ガンダム搭乗時におけるガンダムハンマーの使用時の台詞。宇宙世紀の世界観を考えれば確かにこれほど思い切った武器は初代ガンダム以来であろう。
- 「人工的なものか…!? 違和感が拭えん!」
- 強化人間からの攻撃を回避した際の戦闘台詞。次回作以降もソーマ・ピーリスやイノベイドからの攻撃回避時にこの台詞を言う。
- 「チッ、邪気がきたか!」
- 『逆襲のシャア』で御馴染の台詞だが、こちらはZでキングゲイナーのシンシア、エウレカセブンのアネモネ、アクエリオンの双翅との特殊戦闘台詞である。子供っぽい敵用の台詞というところか。
- 「頭を冷やせ! 君は人殺しをやりたいのか!?」
- 第18話太平洋ルート「血に染まる瞳」より。後退態勢に入っていたザムザザーをも撃墜しようとしたシンを咎めて。なお、このシナリオでのアムロはザムザザーの陽電子リフレクターの死角を突いて攻撃した他、SEEDが発動したシンの攻撃を、汎用機のリック・ディアス(もしくはガンダムMk-II)で切り払うという神業を披露している。
- 「確かに速い…!だが、動きに殺気がない以上、恐れる事はない!」
「説得力のない幼稚な理想論に付き合っていられるか!消えてもらうぞ!」 - セツコ編第30話「罪の在処」に於けるキラとの戦闘前会話より。キラ達の行動の矛盾ぶりを指摘する台詞でもあるが、「消えてもらうぞ!」と言うあたりアムロにしては上記のシャアへの発言同様珍しく殺気立った台詞である。
- 「パプテマス・シロッコ…!そのプレッシャーを止める!」
「シロッコ!一握りの天才だけで変えられるほど、世界は小さくない!」 - シロッコと戦闘した際に、発生する特殊戦闘台詞。互いにトップクラスのニュータイプではあるが、ニュータイプとしての自分の力を過信し地球圏を掌握を目論むシロッコをいかに危険視しているかがわかる。
- 「グラディス艦長が言っていただろう。人は想いと力を持つって」
「人はわかりあえる…」
「それは幻想かも知れないが、その努力もしないのなら、俺達は滅んでも仕方のない生物かも知れない」 - 第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」シナリオエンドデモより。本作の名場面の一つであるアーガマのMSデッキで、互いを誤解しすれ違いを繰り返したシン・アスラン・キラの3人が和解する場面で、彼らを後押しするような形でカミーユと共にフォローを入れた台詞。
- ガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季監督の「人はわかりあえる」「ニュータイプとは人間と人間とが誤解なく分かり合える人」、ガンダムSEEDシリーズの監督である福田己津央監督の「想いと力」「言葉を介さなければ人間は分かり合えない」という2大監督が提示した、歴代ガンダムにおける究極的なテーマが一つに融和した名シーンでもある。これによって刃を向け合っていた3人の心は一つになったのである。
- 「戦いをやめろ、シン!自分の意志で戦っていない君を討つ気はない!」
「目を覚ませ、シン!今の君はすがるものを求めて泣いている子供と同じだ!お前には、まだ帰る所がある!それを思い出すんだ!!」 - 第56話ミネルバ離脱ルート「最後の力」に於けるでシンとの戦闘前会話より。アムロなりに彼を心配した台詞と言える。原作とは違い『Z』ではZEUTHのような存在がある分、まだ救われていたのかもしれない。
- 「人は過ちを繰り返す…。人類全体でも個人でもな」
「だが、それに気づけば、やり直す事はできるはずだ。…違うか、キラ?」 - の原作ルートでシンが自軍に戻り、キラと出会って彼から謝罪された際、自分の過ちを認めながらも自分やレイが貫いてきた信念による戦いも完全に否定する事が出来ずに苦悩するシンとキラにかけた言葉。この言葉によって互いに苦悩してきたシンとキラの二人が和解する事になる。
- 「あの男は過去の傷をエーデル・ベルナルにすがる事で癒そうとした」
「奴の凶行は弱さの裏返しだ。そんなものは覚悟でも信念でも無い…」 - ランド編第59話「塗り潰される明日」より。レーベンが戦死した後の台詞。
- 「見せて欲しいな…。シャア・アズナブルの逆襲ではなく、今のあなたの望む未来を」
- 同上。カイメラの不正を告発しようとするクワトロを後押しして。わざわざ『逆襲』と言うのはスタッフの遊び心だろう。
- 「何より、あのふざけた男が3人もいるとは!」
- 最終話「俺の未来、お前の未来」より。ジ・エーデルが並行世界の自分を呼び出した際の台詞。確かに常人には理解しがたい性格を持つジ・エーデルが3人もいたことで悪態をついてしまう。
- 「たとえ、この世界が守るべき価値が無いのだとしても、世界を守ってから変えていけばいいさ」
- バックストーリー メモリー第3話「この世界の真ん中で」より。時空修復作業まで6時間を切る中、安定した世界に対して期待と不安交じりで思いを馳せるZEUTHクルーへ前向きに捉えるよう促す。
- 「言っている事は理解出来るが、そんな事を人間が人間に行う事が許されるものか…!」
「その場に居ない人間が、無差別に人を裁くなどあってはならない…!」 - シークレットエピローグ第2話「執行者」より。エグゼクターシステムの意図が「地球再生」を免罪符とする人類の淘汰である事を知り、システムを仕掛けた黒歴史時代の開発者へ怒りを募らせるが、傍らにはアムロの怒りを沈黙を以って見守るクワトロの姿が有った。
- 「何もしゃべる必要はない、クワトロ大尉。あなたが迷っているのなら、俺が目を覚まさせるまでだ…!」
「自分が正しいと思うのならば、俺を力でねじ伏せてみろ!」 - 第34話宇宙ルート「白き牙」に於けるクワトロとの戦闘前会話。説得する気ゼロどころか、殴り飛ばす気満々である。おそらくこの後、多くのプレイヤーのνガンダムが百式に鉄拳制裁を行ったであろう。
- リボンズ「やっとこの時が来たね、アムロ!決着をつけようじゃないか!」
アムロ「哀れだな、リボンズ。戦いの勝敗でしか、己の存在を示す術を知らないとは」
リボンズ「僕の力を前にして敗北の言い訳かい?」
アムロ「イオリア・シュヘンベルグの望みは人類が力を獲得する事ではない!人と人がわかり合う事で新たな時代を創り出す事だ!お前のように他人を支配する事で自己を確立するような者の存在などイオリアも世界も望んでいない!」
リボンズ「そうまでして僕を怒らせたいのかい?」
アムロ「まだ理解できないのか、リボンズ!お前が真に人類の未来を望むのなら、その力を世界のために使え!それこそがお前に与えられた使命のはずだ!」
リボンズ「そうやって人間に仕えるために僕は生まれたんじゃない!」
アムロ「それは違う、リボンズ…!」
リボンズ「黙れ、アムロ!僕はリボンズ・アルマーク!この世界を導くイノベイターだ!」
アムロ「孤立した魂…。これだけの力を持ちながらもお前はイノベイターにはなれない…もう俺の声も届かないなら、その業をこの手で掃ってやる!」 - 第56話ゼロ・レクイエムルート「BEYOND」に於けるリボンズとの戦闘前会話。自らの有用性を証明しようと、人間を支配しようとするリボンズをそれでも導こうとするアムロ。だが、リボンズは自身の存在の優位性が揺らぐことを恐れるように、否定を続ける。平行線にもならない、もはや違えるだけとなったこの関係に決着をつけるべく、純粋種のイノベイターと同じ存在であるニュータイプが仮初の支配者に牙を剥く。この一連のセリフは、主人公である刹那のセリフより遥かに長い。
- 「お前の言う人類の革新の先駆けとなる者…。その資格をお前は持っていない」
「お前はイノベイターではない。そして、人間でもない…!」 - 第32話「メメントモリ攻略戦」より。自身を神と称し、人も他のイノベイターも同列に見下してのぼせ上がるリボンズに対して。自分以外を駒としか見做せず、独裁者の如き物言いを繰り返すリボンズを痛烈に批判する。
- かつて自身がソーラ・レイで感じた「人の命が溶けていく感覚」の話をリボンズが一笑に付したことで、完全に彼の器を見限ったと思われる。
- 「奴等に教えてやるんだ! 人の意思が一つになる事の本当の形を!」
- 第58話黒の騎士団ルート「革新」より。イノベイター、バジュラを操るグレイスとの決戦。無理矢理に意思を統合させ、猛威を奮うグレイスにアムロとヒイロは刹那にトランザムを使えと促す。そして、緑色の粒子が宇宙を伝わった時――一つの奇跡が生まれた。
- 「いい機会だから、はっきり言っておく」
「俺は何かを犠牲にした変革も誰かが人の在り方を強いるのも認めるつもりはない」 - エンディングより。トレーズの事で思いを馳せるクワトロに対して。『第2次Z』ではクワトロの迷いに積極的には干渉しなかったアムロだが、やはり思うところはあったようでしっかり釘を刺し、クワトロも「その言葉を覚えておく」と笑顔で返した。そして……。
- 「カミーユにヒイロにシンにキラに刹那…おかしい、後2人ぐらいガンダムのパイロットがいたはずなのに…」
- ガンダム勢が集まった時に発した衝撃発言。これは哀しみのサクリファイの手によって彼らに関する記憶を封印されてしまったため。正確にはもう3人ほどいるのだが。
- 「シャア…これがお前の答えなのか!!」
- ネオ・ジオンの新たな代表として就任したシャアを見ての激昂。机を叩くようなSEと『Z』・『第2次Z』でのシャアの動向を思えば、その失望感がよく解る。
- 「忘れるな、バナージ。ユニコーンを殺戮のマシンにするか、しないかはお前にかかっている」
「目の前で誰かを死なせたくなかったら、強くなるんだ」
「……俺が今こうしてここにいるのは、多くの人が命を捨てて俺を助けてくれたからだ」
「リュウさん、マチルダさん、ウッディ大尉、スレッガーさん……」
「今でも、その人達のことを思い出すことがある」 - 「新世代とニュータイプ」にて、バナージに対して。
- 「人類は文明を手にした……それはプロメテウスの火なのか……」
「だが、それによって人は世界を広げ、冷たく暗い宇宙さえも生活の場としていった……そして、人は新たな可能性を見つけた……」
「その先にいったい何がある……教えてくれ、ララァ!」 - 「忘却の霧の中」でパラダイムシティに飛ばされる中でのうわ言。己の手に余る科学を手にした人類は、その力によって宇宙へと進出し、新たな生活圏を求め、そして宇宙での身体たるモビルスーツが生まれた。暗く冷たい宇宙で生きていくために人はわかりあうことを求め、そして彼のような存在が生まれた。それをなさしめたのは、鍛冶の神に準えられ、地球を離れて尚発展を続ける人類――――「火の文明」。
- 「ずっと気になっていた。君の事を知っているような気がして」
「だけど、俺が知っていたのは君じゃなかった。誇りのため、信じた未来のため……そして、君のためにソロモンで最後まで戦ったあの人だった」 - メリダ島ルート46話にてオードリーに対して。ところで、容姿はどう考えてもその人物の面影なんか影も形もないはずだが、さすがはニュータイプというところか。
- 「甘ったれるな!」
「彼女を止める気も救う気もないのなら、この場から消えろ!」 - メリダ島ルート48話にて、暴走したロニとシャンブロを撃つことをためらうバナージに対して。撃たなければ多くの人が死ぬ、かといってロニを止めて救うそぶりも見せないバナージの中途半端さを、先輩として、大人として厳しく𠮟責する。この言葉の先に、バナージに何をさせるかはプレイヤー次第である。
- 「お前は…確かにシャアだ…」
「お前は…強い。お前はシャアから迷いを取り去ったような男だからな」
「だが、弱さを持たないお前に…誰も愛していないお前に世界を背負う事は出来ない!」 - 第57話「BEYOND OF THE TIME」より。シャアに変わってアクシズを落とそうとするフロンタルに対し、一度は彼をもう一人のシャアとして認めるが…。
- 「訂正するぞ。フル・フロンタル。やはり、お前はシャアではない…! それどころか、赤い彗星でもない!お前のような男に世界を任せるわけにはいかない!」
- 直後に、フロンタルがアクシズ落としを確実にするために前線から離脱する事を決めるという「シャアならば絶対に取らない行為」をした事で、決別。改めて世界を守るために戦うことを誓う。
- 「来たか…!」
- アクシズ落としのタイムリミットが迫る中、フロンタルを抑えられない面々。猛攻が続く中、アムロはかつて感じた波長を感じ取る。それは最大の敵であり、戦友でもある男――ジオンの赤い彗星。この後、地球へ落ちゆくアクシズを舞台に、流星と彗星が共闘する。
- (だが子供だからこそ、クェスは素直に自分を出せた。それがお前との違いだ、ハマーン…!)
- 同シナリオにてクェスの参戦条件を満たしていた時。シャアに馴れ馴れしくするクェスを「小娘」と毒づくハマーンに対して。
- 「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!」
- 地球へと落下をはじめるアクシズに張りつき、時空修復のための時間を稼ごうとするアムロたち。この後、地球と宇宙に祈りのための時間が訪れる。男は女たちを護るために、女たちは男たちの戦場へ祈りを捧げるのだった。祈りを捧げているキャラクターの比率が女性に傾いているのが、このイベント最大の見所。女性のみなら丁度『哀・戦士』の歌詞ピッタリだった。なお、DVEである。
- アムロ「俺は見てみたいんだ。人が向かう先を。いつか本当に、人が時間さえも支配できる日が来るのかを」
シャア「ララァとの出会いがきっかけか……」
アムロ「昔の話だ」
シャア「お互い、過去は捨て切れんようだな」
アムロ「過去じゃない。大切な思い出だ。それと共に前に進んでいくさ。俺達も、人類もな」 - 「決戦の銀河」シナリオデモにおけるシャアとの会話。1万2000年の環を廻る戦いの中、アムロが望んでいるのは、人の進化の行きつく先を見ること……人が時間さえも支配する、その時を見ること。いつか来るべき日のために、白き流星と赤い彗星は思いを新たにする。
- 「俺達は……文明を手にした…そして、道具を…ガンダムを手にした…ガンダムは…戦争の中で生まれ、世界を焼き、その中で俺達は数え切れない罪を犯しながら、前へと進んでいく…世界を炎に包みながら、人は進化していく…それが…火の…文明…」
- 中盤のマクロスルート第20話「未知なる恐怖」にて、謎の空間でのうわごと。「火の文明」とは、人が自ら造り上げた力により、戦い、傷つき、その果てに得る進化のことであるらしい。そしてアムロは、最初に火の文明の利器を振るった…。
- アムロ「いい加減に気付け、フロンタル!そのアンジェロこそが、お前がシャアとは違う事の証だ!」
フロンタル「何?」
アムロ「お前とシャア…アンジェロとギュネイ…。そこには大きな違いがある。ギュネイはシャアの背中を追いかけた。いつか、それを超えようとするために」
アンジェロ「子飼いにまで反抗されるとは哀れな男だ」
「そうじゃない。それは、シャアがギュネイに未来を示した結果だ! だが、フロンタル!お前はアンジェロを肯定しただけだ! お前はアンジェロに今を与えたが、それは奴を成長させる事にはならない! 奴は永遠にお前の下にいるだけの男だ!」 - ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」にて。
- ただただ肯定して下に置くだけで、理解しあう事も先に進ませることもさせなかったフロンタルと、それを当然のものと甘受し続け、自分で考えることを放棄したアンジェロに対し、何度も正面からぶつかり合い、だからこそ最終的には理解しあい認め合うことが出来たシャアやギュネイたちと彼らとの決定的な差を「証」として突き付け、切り捨てる。
- 「人間は火という力を手にして文明を築いた。だが、初めて火に触れた人間は、その熱さに恐れ戦いただろう…」
「それを乗り越えた時、人は進化を…未来を手に入れた! 現状を維持するだけのお前達はこれより先に進むことは出来ない!」 - 上記のセリフののち、フロンタルたちに対して切った啖呵。
- 先導者たる男は語る。火とは大いなる力。扱い方を間違えれば全てを焼き尽くす熱。その恐怖を乗り越え、火を使いこなしたことによって人は進化し、未来を手に入れた。そうして生まれた人の手による力……それこそがガンダム。人の手による力は、人を生かし、また滅ぼしもする。人は人である以上、戦うことからは逃げられない。しかし、そうして戦い続け、血を流し続けた先に、確かに未来がある。
- 獣の血は争うことで進化し、水の交わりは融和することで進化し、風の行き先は切り開くことで進化していく。そして、その先にある火の文明―――己の創りしものと共に、己の手によって進化する文明。ガンダムの存在はいつだって、時代の先駆けだった。文明の利器といえるガンダムを最初に使い、今も進化を続けるアムロはガンダムと共に駆け上がっていく。現状維持に終始するフロンタルでは、決してたどり着くことのない場所―――太陽の輝きへ。
- 「放っておけばいい」
「年がら年中、世話を焼くだけが親切じゃない。特にニコラにはな」 - 第42話「炎」の開幕時、あがりの恐怖に怯えるニコラの荒れた言動が元で和の乱れたトップレスたちを気遣うバナージたちに対して。
- 一見、子供に付き合っていられるかとばかりに冷たく突き放している風であり、クェスにもそれを指摘されるが…(後述)
- (ニコラの焦りと苛立ち…。一年戦争の頃、ブライトにガンダムを降ろされそうになった時の俺と同じだ…)
(今となれば、笑い飛ばす事も出来るが、あの時は自分の全てを否定されたように思えた)
(結果として、俺はリュウさんを失った…。あの後悔をあいつにさせたくないな…) - 上記の直後の戦闘前会話でのモノローグ。
- かつて、増長の末にアイデンティティを喪失しかけ、そして大切な仲間をも喪った悲しみと後悔を、あがりの恐怖に怯え苦しむニコラに重ねており、同じ過ちを繰り返させまいと考えていることがわかる。
COMPACTシリーズ
- 「敵意が無邪気すぎる…君は?」
クェス「敵…」
「来るんだ! 君はそこにいてはいけない! 人の死によってしか目的を果たせないような者に利用されれば、君も死人に引っ張られるぞ!」
クェス「あ…わかる、わかるよ。あなたの言おうとしている意味が…。あたし、クェス。あなたは?」
「アムロだ。クェス、一緒に来るんだ」
クェス「うん!」 - シーン6「ペンタゴナワールド編」第29~30話「ジオンの血」のクェスとの説得台詞。本作では原作と違ってクェスが素直な性格なのか、説得もすんなりうまくいっている。
- 「…僕も、そしてカミーユも…かつてジオンのパイロットに心を奪われた時があった」
「結果は…想像に任せるよ。だけど、覚悟はしておいた方がいい。これは…戦争だからだ」 - 第1部地上激動篇シーン3「世界編」終了後。アイナを追って消息を絶っていたシローがガンドール隊へと戻った際、彼の行為を咎める事無く自らの経験を静かに語り、覚悟を促す。「想像に任せる」という言い回しから、アムロが決して拭いきれないトラウマを抱えている事をシローも悟った。
- 「ぼくたちは死にに行くわけじゃない。このくらい明るい方が、ちょうどいいかもしれない」
- 第1部地上激動篇シーン4「魂の故郷編」自由選択ステージ終了後のインターミッションより。ドレイク城に攻め込む直前、エル&ベルが同行する事になり一気にガンドール隊が賑やかな雰囲気になった事で、思わず苦笑しながら発した台詞。
- 「シャア…次、会う時は…敵同士かもしれないな」
- 第3部銀河決戦篇エンディングより。去り際のクワトロを敢えて「シャア」の名で呼び止め発した不吉な予測。この発言に、傍らで聞いていたチェーンは激しく動揺する。
- 「邪気が…消えた!?」
- 第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。クェス死亡時の台詞。
携帯機シリーズ
- 「ホワイトベースにも難民はいた。だが、俺は彼らほど明るくは振舞えなかった…」
- リアル系ルート第1話「異邦人」でケーン達の軽いノリを目の当たりにし、自分が初めてガンダムに乗った時のことと対比してブライトにこうこぼした。呆れているようにも、ある種うらやましく思っているようにも見える。
- 「必要ない。僕のあとは、カミーユが、ジュドーが、ルーが…若い世代が引き継いでいく…!俺も奴も、そのための礎になれればいい…!」
- 最終話。ヴィンデルの「闘争を日常とする世界であれば君も再び輝かしいニュータイプへの道を歩める」という言葉を否定して。
なお「奴」が指す人物をヴィンデルは見抜けず「奴…?」と呟いている。 - だがアムロと同年代で、彼が「奴」と呼ぶニュータイプ、と言えば…ガンダムファンやスパロボプレイヤーなら容易に想像がつくだろう(というよりも、あちらの世界ではある名を使ってないためヴィンデルが分からなかった事もある)。
- 「鉄也君達がうらやましいな。僕は、戦ってお礼をもらった事なんてないから」
- 第7話「危うしマジンガーチーム!!」にて、星見アミューズメントパーク戦で鉄也が負傷しながらも守り抜いた少女が、お礼に少ないお小遣いで安い花ばかりの花束をくれたのを目の当たりにして。原作でも誰かの命を守るために戦った事はあれど、それに対しては明確なお礼を一つも貰えた記憶はないため、本心から羨望を抱いているのが分かる。
- 「…シャア、俺に殺されにきたのか」
- 第1話「惑乱の宇宙で」にて、軟禁を解きに来たシャアに向けて言い放った台詞。アムロにしては珍しく殺気立っており、「地球が消滅した」と話すシャアやゼクスの話をすぐには信じようとせず、彼らに対してかなり怒っている。この後、シャアから協力を要請され更に激昂してしまうが、結局、渋々シャアの要請を受ける事に。
- 「冗談じゃない! 貴様たちがやろうとしたことと、たいした違いなどありはしない! シャア、貴様まさか、このままやらせようなどと考えているんじゃないだろうな!?」
- 第22~24話(ルートにより変動)「壮絶!巨大ローラー作戦!」にて、ベスパの地球クリーン作戦に肯定的な意見を出したゼクス達に対して敵意をあらわにする。
- 「これが…破滅の、力だというのか、これが…くっ」
- 最終話「デザイア」にて、ルイーナとの最終決戦で、何度倒しても蘇ってくるペルフェクティオに勝機を見出せず、絶望的なまでの力の差を見せ付けられ恐怖のあまり震え出した台詞。今までのシリーズで様々な作品のメンバーを率いて陣頭に立っていたアムロも、これには戦慄せざるを得なかったのである。
単独作品
- 「目的を果たさずに死ぬつもりか、ドモン・カッシュ!?」
- バーサーカーモードにて暴走するアレンビーに戸惑うドモンに対しての檄を飛ばす。
- アムロ「俺達と同じにはならなかったか…。余計な心配だったようだな」
クワトロ「ああ…。そうでなくては、人の未来に期待など持てんよ…」 - カミーユが無事にフォウの救出に成功してのやり取り。原作では見られなかった、どこか温かな光景である。この時点ではクワトロもまだ人の未来に希望を持てていたようだが……
- 「艦長代理、あまりブライトを困らせないでやってくれ」
「奴はああ見えても恐妻家っぽい所があるんだ」 - 第16~17話「Blue meets White」にて、ドモン&レインのロマンスに自分とブライトの関係をダブらせ、シンパシーを寄せるエマリーへ苦笑交じりに釘を刺す。何気に、ノア夫妻間のパワーバランスを熟知しているような台詞でもある。
- 「そうであるなら、俺からは言うことはない。また頼りにさせてもらうぞ、シャア」
- 第18話「火星からの逃亡者」 でクワトロと再会した際に。シャアがハマーンとの戦いから迷いを抱き始めた事を見抜きつつも、それでも逆襲ではなく一人のパイロットとしてギガノスとの戦いに臨む決意を固めた事を認め、全幅の信頼を口にする。『MX』ではシャアは最後まで人類への希望を捨てないのでアムロとシャアも物凄く良好な関係になっている。
- 「人間の可能性を甘く見るな…!お前が自分の興味のためだけに全ての人間の未来を閉ざすなら…」
「俺は一人の人間としてお前のやろうとすることを否定してやる!」 - 最終話「約束の地」にて、「人間の力でAI1を止める事は不可能」と嘯くエルデに対し、その傲慢さを断罪する。
- 「…分かりました。でも、中尉を死なせたりはしません。」
「ここまで来たんです。誰一人欠けることなくこの戦いに勝つんです。」
「うちの隊長の口癖です。…約束ですよ、スレッガー中尉。」 - 『XO』のソロモン攻略戦にて。「悲しいけどこれ、戦争なのよね」とおなじみのセリフを残しビグ・ザムに特攻を仕掛けようとするスレッガー・ロウに対して。隊長とはもちろんシロー・アマダのこと。
関連作品
- 「コール!ガンダム!!」
- 初めての戦闘にて、ガンダムを転送する際、叫んだ台詞。
- 「……かなしい人ですね」
- ダンに復讐の虚しさを説かれ、それを理解しつつも親友の敵討ちを止める事ができない風見志郎を見て。
スパロボシリーズの迷台詞
旧シリーズ
- 「ああ、そうか。あまりややこしいから、そのあたりは省いていたんだ」
- 第13話(『S』では第14話)「浮上」より。バイストン・ウェルについて、報告書では何も書かれていなかったというブライトの指摘に対して。確かに異世界に飛ばされた先でさらに別の異世界の住民と出会ったというのはあまりにややこしい話である……が、省いてしまっていいのだろうか。
- ちなみに『F』ではちゃんと報告書に書いたようで、ブライトもバイストン・ウェルについて把握していた。
αシリーズ
- 「赤いザク…!? まさか…」
「ジュ、ジュドーか…脅かすな」 - 第43話「プルとアクシズと」にてジュドーが隠しユニットのシャア専用ザクに乗って現れた時の台詞。
- その狼狽はシャアの裏切りを予感したのか、はたまたこんなレシプロ同然の機体が現存していたことに対する純粋な驚きか。
Zシリーズ
- 「ガンダム先輩って…」
- 第43話宇宙ルート「ロゼの決意」より。刹那に忠告を送っている際にクロウにガンダム先輩と呼ばれたことに唖然とした表情を浮かべる。
- 「火消しの風のはずが、今日は煽られて大炎上だな」
- 第17話依頼を受けるルート「善意のトレスパス」より。ノインに問い詰められるゼクスを見て。うまい事を言ったものである。
- アムロ「ん?」
カミーユ「アムロさん……もしかして、あの人…」
アムロ「言うな…!」
カミーユ「でも…」
アムロ「何も言うな…!」 - 第17話依頼を受けないルート「後の祭りのフェスティバル」より。赤城龍之介のスピーチを聞いてのリアクション。赤城の元ネタでもある自身のライバルの若き日の台詞回しに、白き流星は何を思ったのか。
- カミーユ「あの台詞も…」
アムロ「言うな!」 - 同上。撃破された赤城の「認めたくないものだな」を聞いて。なお、アムロとカミーユはこの少し前のステージで通常の3倍のスピードで飛び回る赤いモビルスーツに乗ったシャアを思わせる謎の男と戦っているのがミソ。
- 「何度目だろうな、この台詞……」
- 第38話宇宙ルート「沸きあがれ、いのち」より。無限芭蕉実拳が発動、それに対しヒビキが「アクエリオンのトンデモ」と言ったのに続き、桂が「こういう展開なら大歓迎」と言ったのを受けて。
- AG「成長しましたね、アムロ様」
アムロ「な、何だ…?」
AG「ワタシ…てっきり、νガンダムを取り戻しにいくのは自分のオモチャをとられた子供の心理かと思いましたよ。それとも、あれですか?僕が一番うまくガンダムを使えるんだ…ってやつかと…」
アムロ「参ったな…。昔の話を出されると何も言えない」
AG「またまた…!そんな大人ぶったことを言わずに時には昔の激しいアムロ様を見せてくださいよ。ギレン・ザビの演説に切れてモニターを素手で叩き割ったり…パツキンさんとシクヨロやったりしていた頃のアムロ様はどこにいったんです?」
アムロ「何の話だ、それは…?一年戦争の時の俺に関するトンデモ本の内容か?」
AG「これは失礼しました!ワタシ…色々と勘違いしていました!」
アムロ「勘違いって…」
AG「先ほどの発言は忘れてください!ビーム・バズーカの直撃なんてありませんから!」
アムロ「ちょっと待て…!何の話だ、それは!?」
AG「申し訳ありません!そろそろDトレーダーの開店時間ですので!」
アムロ「そんな強引な話題の変え方をしたら、余計に気になるだろうが!」 - 蒼の地球ルート6話クリア後のDトレーダーでのAGとのやり取り。「うまくガンダムを~」の辺りまではアムロ本人も覚えがあるようだがそれ以降のAGのいう「激しいアムロ様」が取った行動には本作のアムロには覚えがなく、さらにそれが勘違いだとわかるや否やAGはすぐに強引に話題を切り替えてしまう。最後のアムロの台詞の際彼の顔グラが相当取り乱したものになっている。
- 上述のとおり、元ネタは岡崎優の漫画版と富野監督直々による小説版である。ついでに言うと、漫画版ネタは以前にも振られた事がある。
- …そしてスパロボもこうしてアムロのトンデモエピソードを増やしているような気が…?
- 「俺は…アストナージのサラダを食ったから」
- DLC「戦わざるもの食うべからず」にて、シモンが再現したニアの手料理を拒否する際の台詞。それはある意味ニアの手料理よりも遥かに危険な気がするが…。
携帯機シリーズ
- 「大尉、打ち合わせをしよう」
クワトロ「名案だ」 - 第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」で左近寺博士のスパルタなランニングに、歴戦の勇士である二人はちゃっかりと打ち合わせの名を借りてバックれ、マリアにも「あ!ずるい!」と非難されてしまった。
- …ただし、アムロにとってはランニング逃れの方便だけというわけではなく、共に戦ううちに薄々気づき始めたクワトロの正体やその真意を問いただすため、という理由もあった(しかし、クワトロの方は本気でバックれるためだけに打ち合わせに賛成したとも受け取れる発言をしている)。
- 「なら、こういうのはどうだい。マーチ・ウィン…」
- 「結成 特殊独立戦隊」より。部隊名を決める際のアムロ案。ノインに「そ、それは、色々と問題が…」と止められてしまう。
関連作品
- 「民間人が戦闘だと……!?」
- 最初のミッション中でのフェイとのやり取りの中で。言っていることはまともだが、こういう展開はスパロボに限らずロボット物の作品では割とありがちな事である。というか前作でもケーン達3人やアキト、輝らが同じ状況になっており、そもそも第一人者のアムロが言えた義理ではないが、それだけに自分と同じような境遇の人間を生み出す状況に眉を顰めたのだろう、ともとれる。
搭乗機体・関連機体
搭乗機体
- ガンダム
- 説明不要の元祖ガンダム。パイロット共々伝説となった。
- G-3ガンダム
- 小説版にて搭乗。
- フルアーマーガンダム
- ガンダム(もしくはG-3ガンダム)に増加装甲を施したMS。漫画『機動戦士ガンダム0079』で搭乗。
- ガンキャノン
- セイラが無断で、ガンダムで出撃した時に乗った。
- ガンタンク
- 序盤で、ハヤトと一緒に乗る事も。
- リック・ディアス
- 復帰後初機体となったモビルスーツ。復帰戦でブランのアッシマーを撃墜するという凄腕を披露した。
- シュツルム・ディアス
- 小説版ΖΖで搭乗。プルツーの乗るサイコガンダムMk-IIを撃破する。
- ディジェ
- リック・ディアスの地上戦闘型。追加設定で「ガンダムタイプ」にしたかったとか。
- リ・ガズィ
- 『逆襲のシャア』序盤に搭乗したが、シャア搭乗のサザビーには歯が立たないばかりか、シャアの口から「情けないモビルスーツ」となじられる始末。シャア以外には優勢だったのだが。
- νガンダム(νガンダムHWS装備型)
- 此方も説明不要のアムロが自ら設計した専用機。パイロットと合わせてUC90年代最強のガンダムとされる。
- Hi-νガンダム
- 小説版のνガンダム。『CCA-MSV』では、νガンダムの発展型。
関連機体
- NT-1アレックス
- NTのアムロ用に開発されたが、アムロが搭乗する事はなかった。
スパロボでの搭乗機体
- ディジェSE-R
- 実際、アムロが乗ったわけではないが、64にて搭乗。
- ジェガン
- Fのスーパー系ルートではジェガンに乗って参入する。量産機だがこの時点での最強のMSである。
- 量産型νガンダム
- 第2次αでの参入時に搭乗。
- ガンダムMk-II (黒)
- Zのセツコ編ではフラグ次第でこの機体に搭乗する。
声優について
- アムロ・レイの声優である古谷徹氏は「本放送当時には類例のないタイプの主人公だった」と回想しているように、アムロというキャラクターを悪戦苦闘して作り上げ、それゆえか思い入れが非常に強いことを述べている。
- 故に、ファンサービスも込めてかイベントなどでもアムロになりきった発言をする事もあり、度々ファンを沸かせる。
- 古谷氏はガンダムシリーズにおいては「アムロ以外のキャラは演じない」事を信条としていたが(『機動新世紀ガンダムX』において、当初はD.O.M.E.を古谷氏が演じる案もあった)、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でシャアの声優である池田秀一氏がギルバート・デュランダルを演じたのを契機に、『機動戦士ガンダム00』にて「古谷徹」としてナレーションを担当している。
- さらに、『機動戦士ガンダム00』では、イノベイターの首魁にして本作のラスボスであるリボンズ・アルマークを演じた(ただし、同作の水島精二監督の意向で『蒼月昇』名義でクレジットし、番組終了後のイベントで古谷氏である事を公式にアナウンスした)。
- 古谷氏は声付きで主演するスーパーロボット大戦では毎回収録に参加していた。参加しなかった作品は、過去の収録分で対応されている(『スーパーロボット大戦F(F完結編)』、『スーパーロボット大戦MX』と『スーパーロボット大戦A PORTABLE』のみ)。
- スパロボシリーズでの収録台詞は『逆襲のシャア』における29歳バージョンのものが多い。
余談
- 『機動戦士ガンダム』の企画当初の段階では、アムロ・レイの名前は「本郷東」であった。まるで、地名か某改造人間の様な名前である。
- 『機動戦士ガンダム』放映直前に玩具屋向けに配布された資料である『クローバー製品カタログ1979年前期版』において、アムロ・レイは「アムロ峰」という名前で紹介されていた。
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