キラ・ヤマト
キラ・ヤマト | |
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外国語表記 | Kira Yamato |
登場作品 | |
声優 | 保志総一朗 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | キラ・ヒビキ |
種族 | 地球人(スーパーコーディネイター) |
性別 | 男 |
生年月日 | コズミック・イラ55年5月18日 |
星座 | 牡牛座 |
年齢 |
16歳 18歳(DESTINY) |
出身 | G.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所 |
身長 |
165 cm 170 cm(DESTINY) |
体重 |
65 kg 58 kg(DESTINY) |
髪色 | 茶色 |
髪型 | ショートシャギー |
瞳の色 | 紫 |
血液型 | A型 |
所属組織 | 民間人 ⇒ 地球連合軍 ⇒ 三隻同盟 ⇒ オーブ連合首長国 |
所属部隊 | アークエンジェル隊 |
軍階級 |
少尉(地球連合軍) 准将(オーブ連合首長国国防軍・ザフト(『DESTINY』後)) |
趣味 | コンピュータ計算、ハッキング(≠クラッキング) |
好きな食べ物 | 甘い物(おはぎなど) |
キラ・ヤマトは『機動戦士ガンダムSEED』の主人公。
概要
柔和で温厚な雰囲気を持つ少年。頑迷で強情なところもあり、意外と怠惰な一面も持つ。
プログラミングに関して特異な才覚がある。それが戦禍に巻き込まれる原因の一端となっていたが、後述するモビルスーツパイロットとしての活躍だけでなく、趣味で磨いたプログラミング能力の応用によりソフト面特化分野の技術者としての一面も開花させており、幾度となく仲間達の危機を救った他、モビルスーツのOS開発にも携わっている。
機動戦士ガンダムSEED
ヘリオポリスの工業カレッジに在籍するごく普通の学生であったが、ザフトの襲撃に巻き込まれ、図らずも戦場でザフトに入隊していた幼馴染のアスラン・ザラと再会する事になる。
その後、マリュー・ラミアスと共に、成り行きでストライクガンダムに搭乗。敵機を相手しながらOSを即座に書き換えるという離れ業でストライクを操りその場を切り抜けたが、彼の組み上げたOSはコーディネイターである彼にしか扱えるものではなかった為に、なし崩し的にそのパイロットとなり、アークエンジェルに乗船することとなった。
自身がコーディネイターであるにも関わらず、同胞だけでなくアスランも所属している軍隊であるザフトと戦わなければならない苦悩を抱えたままの戦闘を強いられており、精神的に非常に不安定になる場面もあった。その為、父親を守れなかった自身を憎み、利用しようとするフレイ・アルスターの誘惑に依存してしまう事にもなったが、親友の一人であるサイ・アーガイルを裏切ってしまった自責等から、結局は長続きせず、破局する事になった。
度重なる戦闘の中でも、アスランとの度重なる戦いには心を痛めていたが、最後はお互いの友人が殺されたことを引き金に、壮絶な殺し合いを演じる。結果、アスランの捨て身の自爆攻撃の前に相打ち、MIAとなる。
実はこの時のキラは、レッドフレームの試験運用時に偶然戦闘を目撃したロウ・ギュールによって救助されていた(この周辺の話は本編では伏せられ、外伝『ASTRAY』にて描かれている)。救助後マルキオ導師に身柄を預けられたキラは、マルキオの判断によりプラントのシーゲル・クラインの邸宅に匿われる。そこで再会したラクス・クラインと志を共にし、彼女からフリーダムガンダムを託される。その後は、フリーダムと共に地球へ降下し、アラスカのJOSHAで大西洋連邦に切り捨てられてしまったアークエンジェルの危機を救う。これ以降の戦闘では、武装やメインカメラだけを破壊するに留めるなどの極力人を殺さない戦い方に変わり、再び訪れたオーブにて、父・パトリックのやり方に納得出来なくなっていたアスランとの和解も成し遂げた。また、この後カガリ・ユラ・アスハの養父であるウズミ・ナラ・アスハによって、カガリとは血の繋がった双子である事実が明らかとなる。
その後、アークエンジェルクルーやカガリ、ラクスらと共に結成した三隻同盟の中核として活躍、連合・ザフトのいずれにも与せぬ立場から戦争を止めようと行動する。しかし、補給の為に立ち寄ったコロニー「メンデル」において、自分が人工子宮を使って生まれたコーディネイターの中でも最高の存在…「スーパーコーディネイター」である事が、アル・ダ・フラガのクローンであったラウ・ル・クルーゼによって明かされ、衝撃を受ける事になる。
ヤキン・ドゥーエでの両陣営の最終戦においては、轟沈したドミニオンから脱出したフレイと再会を果たしかけるも、クルーゼの駆るプロヴィデンスガンダムの放ったドラグーンの砲撃によって、彼女は目の前で散ってしまう。命を落としたフレイの思いに包まれながら、キラは捨て身の攻撃によって、世界への憎しみに最後まで囚われたクルーゼを討ち、ストライクルージュに搭乗したカガリ、アスランと共に、終戦を迎える事になった。
後日談となる「星のはざまで」においては傷心した様子が描かれており、終戦直後は生きる気力が失われかけていた状態になっていた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
先の大戦から2年後、度重なる形であまりにも過酷な悲劇を経験したキラは心身共に深く傷つき、オーブ連合首長国にて義母カリダ、ラクスと共に孤児達の世話をしながら静かに暮らしていた。しかし、謎の特殊部隊によってラクスが命を狙われる事になり、更に特殊部隊はモビルスーツまで使ってきたが、地下で密かに修復されていたフリーダムに搭乗し、その場を何とか切り抜ける。その後、オーブがカガリの意思に背く方針に出てしまった事で、カガリとユウナの政略結婚式に乱入。彼女を誘拐後、アークエンジェルでオーブを脱出する。
オーブからの脱出後、スカンジナビア王国に匿われていた時に、ラクスの姿を扮したミーア・キャンベルが本物のラクスとしてプラントの宣伝を行っている事実を知ったキラは、彼女を裏で操っているプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルがラクスの暗殺を目論んでいたのではないかと不信を深める。
オーブが地球連合軍と同盟を結びザフトと戦闘することになると、戦闘を止めたいというカガリの意向もあり、双方の戦闘能力を奪うため戦闘に介入するようになる。後に再開したアスランからはこれらの行動を辞めるよう説得されるも、ギルバートへの不信感からこれを拒否し、再度戦闘介入した際には立ちはだかるアスランのセイバーガンダムを、修復不能になるまで破壊する。
その後、ユーラシア連邦の領土であるベルリンにて、無差別虐殺を行うステラ・ルーシェのデストロイガンダムを止める為に戦闘に介入。下手に躊躇すれば大勢の犠牲者を出しかねなかった為に、已む無く撃墜するが、それがステラの死へと繋がった結果、シン・アスカの激しい憎悪を買う事になってしまう。そして、ザフトによって発動されたエンジェルダウン作戦にて、シンのインパルスガンダムによって乗機フリーダムを撃墜されるが、撃墜寸前に核動力を切った事で、爆発までは免れ、カガリのストライクルージュによって回収された。
フリーダムを失った後は、アークエンジェルのメンバーと共に、密かにオーブへと帰還。ラクスの危機を知り、再会したアスランからも後押しを受けた事で宇宙へと上がり、エターナルに乗艦するラクスから、新たな力であるストライクフリーダムガンダムを託され、戦場に復帰する。オーブに帰還し、襲撃して来たザフトを撃退した後は、カガリ、ラクス、そして再会したアスランと共に、デュランダルが実行に移そうとしている遺伝子による統一計画「デスティニー・プラン」を否定し、決戦を迎える事になる。
最終決戦では、かつて自らが討ったラウ・ル・クルーゼと同じく、アル・ダ・フラガのクローンであるレイ・ザ・バレルの駆るレジェンドガンダムと交戦。ドラグーン同士の激戦を制した後、メサイアに乗り込んだキラは、デュランダルと直接対面し、「明日を選ぶことができる世界」を目指し、戦い続けることを宣言。それを聞いたレイは、とっさにデュランダルを撃ってしまう事になり、デュランダルやレイと運命を共にする決意をしたタリア・グラディスから、「息子にあって欲しい」というマリュー・ラミアスへの伝言を受けたキラは、崩壊していくメサイアから脱出し、終戦を迎える事になった。
スペシャルエディションにおいて、大戦後はプラントへ戻り、ラクスに随行してザフトに入隊。白服となった姿が描かれている。
『DESTINY』本編では戦時中なことから悟りを開いたかのような言動が目立つが、ドラマCDなどでは戦闘以外での普段のキラが描かれており、ラクスとバルトフェルドのネタに対して思いっきりまじめに返している。
キャラクターとしての総評
『SEED』時代は、序盤こそ煮え切らないながらもフリーダムに乗って以後は戦争終結のために力を尽くす等、役回りとしては典型的な主人公である。
『SEED DESTINY』では初登場こそやや遅いものの、登場後はシンから実質的な主人公の座を奪ったといえる程ストーリーのメインとなる存在となり、SEEDシリーズ全体の主人公とも言える扱いである。しかし、作中においてそれほどの存在感の持ち主であるにも関わらず、肝心なところで曖昧な台詞を言う、問いかけに問いかけで返す、アスランの(行動の是非は別にして)言った正論に対して理屈になっていない感情論で返すなどの稚拙な描写が目立ち、多くの視聴者からは不満が出る結果になっている。
『SEED』前半において、まだモビルスーツによる戦争の黎明期ながら仲間や友人を守るための不退転の戦いを多数経験したことから、窮地における戦いには特筆したものがあり、使えるものは使って生き残る我流の強さは語り草となっている。
しかし同作ではアスランの友人であるニコルを撃墜殺害したことから、アスランとの殺し合いに発展し、その最中に自身の友人であるトールが死ぬことになったため、フリーダムで戦場に復帰して以後の戦闘においては、フリーダムの機体性能や上述の経験によって自身が得た驚異的な操縦技術により、敵機のコクピットを狙いパイロットを直接的に殺害することを極力避け、敵機の四肢やカメラ・武器のみを破壊するなどして戦闘続行不可に追い込む戦法をとる[1]。実力が拮抗している相手であっても、隙あらば戦闘力だけを奪おうとする等その姿勢は徹底している。ただし、味方が重篤な危機に陥っていたり、殺害することも已む無しと判断した場合は躊躇なく敵機を攻撃・撃墜することもある。また、フリーダムでの初陣となるJOSH-Aでデュエルガンダム アサルトシュラウドと戦闘になった際は、直前に思い留まったもののコクピットへの直接攻撃を仕掛けている。もっとも損傷後の機体が流れ弾に当たったり、損傷部から誘爆したり、計器の爆発でパイロットが致命傷を負う可能性もあり、達磨になった敵を後続のムラサメ隊などが撃墜したこともあるため、あくまで「パイロットを殺さない」だけで「パイロットが死ぬ」ことまでは考慮していないという見方もある。対戦艦、対要塞においてもブリッジへの攻撃を避けるものの、動力炉や武器への攻撃を行うため、やはり「乗組員が死ぬ」ことまでは考慮していないのかもしれない。作中でもキラの攻撃でミネルバのクルーが死亡したと思われる描写がある。ただし、作中の描写を見る限りはあくまでキラは「なるべくパイロットを殺さない」でやっているのでキラはその事については自覚している面もあり、助けた相手からなぜ、助けたと聞かれた時、キラは「僕がそうしたかったからです」と自分がそうしたかったと言っている。小説版『SEED DESTINY』でも、ストライクフリーダムガンダムの初陣で「いくら殺さないように考慮してもそれは欺瞞でしかない」という彼の心情が描写されている。また、よく勘違いされがちだが作中では「不殺」や「殺さず」等は一度も言及したことは無く、福田監督も「キラは不殺をしているわけではない」と明言している。
『SEED』HDリマスター版では上記の行動に更に説得力を持たせる為か、ニコルとの最後の戦闘でシュベルトゲーベルを振りかざさず、ブリッツの特攻を避けた結果運悪くシュベルトゲーベルがブリッツのコクピットに直撃してしまったという事故のような演出に変更された。
『SEED DESTINY』においては、地球連合と同盟を結んだオーブ軍とザフト軍との戦いに介入し双方に停戦を呼びかけ、それが叶わないと見ると双方に攻撃を仕掛け上記の手法で戦闘能力を奪い停戦させる行動をとるが、キラ達の行動は介入された側にとってはいい迷惑どころか脅威であり、ハイネ・ヴェステンフルスの戦死の一因(アニメ版のみ微妙)やタンホイザー付近のクルーの死に繋がったこともあり、アスランやミネルバのクルーからは非難されている。
彼の行動原理は『DESTINY』作中において特に触れられておらず、『SEED』時代に友人アスランとそれぞれの友人を殺し合ってしまった事や、民間人の少女であったエルに続いてフレイを守れなかった事などの痛い過去があった故に、戦争による人の死が極度なトラウマとなってしまい、血みどろの戦争を否定して自らの力で止めようとした背景があると思われるが、あまりにも理想を追いすぎてしまったという意見もある。これは彼の心理描写があまりにも少なかったことが原因と言える。「小説版」ではその辺りがある程度補完され、度々「自分たちは間違った行動をとっているのではないか」と苦悩していた。
この矛盾に迷いがありながらも最終的には戦争を終結させたが、デュランダルから示唆された通り、平穏な世界情勢になったという訳ではなく、再び戦いの道を進む事が示唆されている。「覚悟はある」と言いつつも劇中で具体的な方針が示されなかったこともあり、『DESTINY』における彼の思想をより分かりにくくさせているため、「具体的な方向性はわからないがとりあえず今の戦争は終わらせるべき」というますます中途半端な見方しか出来なくなってしまった面も強い。福田監督はキラのことを「戦いすべてを否定する袋小路に入った状態」と評し、同時に生物は戦争のない生活であっても戦いと変化を続けるものであり、最終的にキラは安定のために変化を捨てようとしたデュランダルに対して、自身は変化に適応していくという意思表示をしたのだと語っている。
登場作品と役柄
基本的には理想論・感情論を優先させる性格であり、優れた才能を持ちながらも戦いを好まない美少年という造型。ドラマCDでの彼の描写に準拠してなのか、たまに天然キャラな一面を発揮することがありストーリーの何処かしらで自軍からからかわれるような台詞がある。
作品ごとの扱いについては(特に『SEED DESTINY』参戦時)、良い時と悪い時の差が極端である。原作準拠で他勢力同士の戦闘への武力介入を行った『Z』では、介入された側の味方部隊の顰蹙を大いに買った。一方『Z』以外では、彼を含めたアークエンジェル隊側の行動には大きく修正がかかっている。特に『L』においてはシナリオ・行動原理自体に大きな修正が加わっており、あれだけ敵対的な立場にあったシンからはむしろ尊敬の視線を向けられたりもした。『SEED』時代は感情の発露も多かったが、『DESTINY』時代は前大戦での影響を受けすぎたのかあまり感情等を表に出すことは無いので改変を加えられることも多く、スパロボ補正を受けるキャラの代表格である。ただ「原作から改変される事で好待遇・救われる」か「原作通りで批判を受ける」かのどちらかが多く、「原作通りの行動を取りながら救われる」事は基本的にはない。
尚、原作では彼の名前や素性(フリーダムのパイロット、スーパーコーディネイター等)はあまり世間に知られていなかったが、スパロボでは広く知られている場合が多い。特に後者については遺伝子関係に詳しい敵キャラクターが把握している場合が多く、戦闘前会話等からも伺える。しかし彼自身は自分はあくまで一人の人間であると自負しており、自分を道具扱いしたり、特殊な出自ゆえ人間を見下し自らを絶対視したりするような人物には激しい怒りを見せる。
主人公キャラクターにしてはかなり正式参入が遅い傾向にあり、『SEED』準拠や『DESTINY』準拠でアークエンジェル隊が視点の作品ならば比較的参戦が早いが、逆に『DESTINY』準拠でなおかつミネルバ隊が視点の作品だと終盤に差し掛かってからのことが多く、場合によっては正式に使用できるのが10ステージにも満たないこともある。一方、原作再現が終了している『第2次Z』や『UX』などでも中盤辺りで仲間になるが、これでもまだ早い方である。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。担当声優の保志総一朗氏は本作でスパロボ初参加。一時的にザフトに所属するセレーナルートでは初登場時が敵となるが、いずれにせよ序盤から自軍に参入。アラスカルート第31話「青き清浄なる世界のために」で特殊技能のSEEDが解禁され(それまでに一時解禁も有り)、小隊長能力も微妙に変化する。
- コーディネイター技能が登場した以後のシリーズと比較すると、結果的に本作が歴代最弱かもしれない。てかげんを持つも技量が低めなので、てこ入れをしなければ有効に使えないのもマイナス要素。一方でキラ本人の話とは少し外れるが、「初期の専用機であるストライクガンダムの改造値が結果的に、自軍参入する全てのSEED系ガンダムに引き継がれる[2]」という乗機の特性がある。ストライクをいの一番にフル改造する恩恵は大きく、それが後継機のフリーダムガンダムらに引き継がれる。すなわちキラ本人・乗機の元々の性能とも絶対的エースというほどではないが、システムの恩恵を受けてエースの座を射止めやすい。乗機は宇宙世紀系モビルスーツのファンネルほどの使いやすい武装はないが、それらに追随する運動性、フェイズシフト装甲による高い防御力、そしてSEED+魂+合体攻撃による強烈な最大火力を併せ持つ。
- 歴代ガンダム主人公全員に特殊援護セリフがあり、彼らとの絡みも多い。他作品では碇シンジと仲が良く、例の増長する場面ではシンジに諭される。もっとも本作のαナンバーズは原作以上に成長した面々が大半を占めているので、新参者の彼にとっては原作とはまた違った形で息苦しい環境であったといえるが…。敵キャラとの戦闘前会話は全体的に青臭く、言葉足らずなものが多い傾向にあり、そこを突かれて嘲笑もしくは一蹴されるケースが目立つ。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『DESTINY』設定で原作通りに暴れまわる。本作では男女主人公どちらを選ぶかでキラの扱いが大きく異なる。セツコ編ではミネルバ組視点のためキラは第3軍として現れる事が多く、敵味方両軍を攻撃する。地球圏全体の状況を見据えて行動し人類全体の脅威とも率先して戦った『SC2』とは異なり、今作では人類同士の争いにばかり介入している上、人類全体の脅威である異星人軍や堕天翅族といった勢力と戦っている様子が見られず、更には間接的にハイネの死を招いてしまったためか批判はより苛烈になり、特に30話ではその優柔不断で理想にこだわる態度・行動に対し、正規軍組の主役級パイロット全員から戦闘前に痛烈な批判を浴びせられてしまった。最終的には加入前にこれらの行為をキラ自身が自省することで落としどころとしている。
- 一方、ランド編ではアウトサイダー組の視点である意味アークエンジェル隊と似た立場であり、キラの戦場介入も結果的に主人公達の窮地を何度も救っており、行動を共にした際には一部で批判はありながらもちゃんと仲間として扱われていた。また、シンに撃墜された時に心配されたり、桂やジロンから自分が生きていた事を素直に喜ばれて、柔らかな笑みを見せたりしている。
- 正式に合流するのは早くても原作ルート48話、ifルートは51話からとなる。仲間になる際には上記の無差別攻撃を自省した上でアークエンジェル組とミネルバ組との和解が描かれる点が特に評価されている。階級は原作通り准将。ZEUTHで軍籍のある人物の中では最高の階級だが、身内人事なので気にしないで欲しいと思っている。
- 殲滅戦のスペシャリストで敵陣に突入させ雑魚を一掃することが可能。また、てかげんを持つのでマップ兵器で削りをやらされる事が多い。味方で数少ない消費SP10の集中の使い手であり強化パーツを付ければ毎ターン集中を使える。ただコーディネイター技能が無いために歴代では弱い部類に入る。乗り換えは不可能。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- シン、アスラン、ルナマリアと共に宇宙ルート第25話から登場する。比較的本作の新規参戦キャラとも絡みがあり、特技であるプログラミングを活かした描写も多いと前作のキャラクターの中でも出番は多い。本作のガンダムシリーズの主役級の中では唯一ガンダムシリーズの主役級による援護台詞が全員分用意されており、さらに援護攻撃のみソレスタルビーイングの援護台詞もある。キラキラコンビは次元を越えても、絶賛(?)継続中。本作ではSEEDとエースボーナスの相乗効果で数字以上の攻撃力を持つ。魂掛けの合体攻撃を使用した時のダメージ量は味方キャラでも上位に食い込む。今回も乗り換えは不可能。また原作終了後ということもあり、『Z』や『L』と比べると長期間使用できるのもありがたい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- アスランと共にレディの護衛をしていたが、コロニー懐柔政策とレディの行動に疑問を感じ、彼女を説得するなど、完全ではないが事実上はニコル特尉(原作のレディの副官)ポジション。ブレラだけでなく、対ジノにも新録の特殊台詞が用意されてる。
- ちなみに、本作でも相変わらず(擬似太陽炉搭載型以外には)理論上最大ダメージを誇るが、足の遅さに悩まされる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 第31話「切り拓かれる運命」で参入。オーブの危機にプラントから駆けつけている。今回は愛機ストライクフリーダムのマップ兵器が非常に強力で本人の能力も十分一線で使える性能。MAP兵器の範囲が凄まじく広いので、気力をあげて一斉射撃→マルチアクションごしから放てば、凄まじい戦果を叩き出す。気力を早く上げるため歌やパーツで補助しよう。エースボーナスで回避率が上昇し、ストライクフリーダムもカスタムボーナスで運動性が強化されるため、SEEDや見切り、集中と併用することで作中でも最高クラスの回避能力を見せる。一方でSEEDの最終ダメージ1.1倍がなくなってるので、魂使用時の火力はやや下がっている。お互い相方が味方部隊に不在ということでシンとのやり取りなどで戦闘パートやインターミッションでも比較的会話に出てくる場面も多く、アンディに自身の苦い経験を語って諭したり、ラクスをレア・イグラーとして標的にしたイズモ相手に単身挑んだりといったシーンもある。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『DESTINY』名義のキラとしてはシリーズ初の序盤からの参戦となる。また原作終了後の作品としては珍しくシンよりも早く仲間になる。今回は成り行き上……というところもあるだろうがインターミッションで白兵戦のシーンで出番がある。セリフの新録あり。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 本作からコーディネイター技能が追加。SEEDと合わせて鬼のような能力上昇をしてくれる。ただしリアル系がきついバランスの上、特殊回避する敵が多いのに必中を覚えない為、総合的にはそれほど強力とは感じられない…… とは言え、最終的な能力値と魂、乗機に合体攻撃がある事を考慮すると、下手なスーパーロボットよりも火力を発揮出来る可能性がある。ストーリー上では、第3次αでも見せたサイへの暴力のようなキラの負の一面が極力描写されず、優柔不断な一面もあまり見せない(クルーゼに対しても明確に否定する発言を行う)。特にそれが顕著なのは、フレイを殺された後、次にクルーゼが登場した際に叫ぶ台詞(後述)。良い意味でスーパー系の影響を受けたキラと言える。
- スーパーロボット大戦W
- 『ASTRAY』がメインに扱われる影響からか、正式参戦が第2部後半と非常に遅い。『ASTRAY』系の方が先に使える、お気に入りが『ASTRAY』とは別枠、レッドフレーム改造でブルーフレーム・ドレッドノートも改造引き継ぎがある、と『SEED』本編側のキャラクターは全体が逆風気味。とはいえ、アスランより特殊能力は少ないとはいえ能力は優秀、フリーダムも歴代最高の性能を誇りミーティアの解禁された終盤では稼ぎ役としても適格なため、しっかり手をかければ活躍可能。
- 色々な意味で参戦の遅さにより割を食ったのか、『J』とは打って変わって原作以上に優柔不断。毎回のように敵に「どうして…」と問いかけては一蹴され、口ごもっては「はっきり物を言えないのか」と敵味方双方から突っ込まれる。ただ、ムウやフレイ、ナタル、さらに条件次第ではトールも生き残り、ニコルとも友達になり、アスランとの確執まで完全消滅するので、一番幸せな作品かもしれない。また、原作では今のところ面識の無いカナードとついに対面することになり、カナードはよく彼を狙ってくるが最終的(というか仲間入りさせると)にはなんだかんだで和解?する。
- スーパーロボット大戦K
- 中盤からの参入。原作通りにフリーダムがやられた後は暫く出撃はお預け。その分、ストライクフリーダムの性能は歴代フリーダム系の中でもトップクラスであり、本人の能力値の高さとSEEDによるダメージ増加補正と合わせて、本作でも最強レベルの強さを見せ付けてくれる。今回は登場まではカガリの依頼によるフェストゥムの調査に専念していたため、原作やZで行った介入行動をほとんど取らず(唯一の介入では、なんとオーブ軍を戦闘不能にして離脱させ、ミネルバを救った)物語が進む為、良識ある青年という印象が強く、冷静かつ真面目でありながらも天然ボケ発言をするなど笑いを誘う場面も多い。原作と立ち位置が最も大きく変化している。
- ちなみに『ガン×ソード』に登場するミハエル・ギャレットとは中の人が同じな事もあってそれに関連したネタが多く、見所の多いクロスオーバーを見せている。
- スーパーロボット大戦L
- 初登場自体は早めだが今回正式参入は『Z』に次いでかなり遅い。だがシナリオ面での扱いは良く、シンとの初邂逅時に原作と異なり「いつまでも花がきれいに咲き続ける世界を作らなくちゃ」と平和への想いを語り合う形になったのを始め、ステラの救出に協力したりクトゥルフの攻撃からシンを庇ったりといった改変の結果、シンからは敵視どころかむしろ当初から尊敬されているといってもいい関係になる。デュランダルには原作通りラクス暗殺未遂の一件で疑念を持つが、その際現れたアンノウンからGreATの存在とその暗躍を知り、自軍に合流するまでは彼らを探る為に動く事になる。GreATにかかりっきりな都合上、原作で見られた戦闘行動をほとんど起こしていない。
- 能力的にはコーディネイター技能が消滅してしまった分は『K』よりは弱体化しているが、素の能力が味方パイロットトップクラス水準である上にSEED技能は健在なので、機体性能もあって相変わらず安定して強い。正式参戦はかなり遅いが、即戦力として活躍できる。
- 本作ではマサキやグレイスの詭弁を真っ向から論破し、ビッグゴールドに対してその存在そのものへの怒りを向けるなど、前作以上に敵対者に対して毅然とした態度を見せる。ちなみに本作ではオーブで2年間彼らが滞在していた家は「キラ邸」ということになっている。
- 声優ネタでは『K』のミハエルに引き続き、彼と同じく声がキラ同様保志氏である『マクロスF』のブレラ・スターンを相手に特殊戦闘台詞と特殊援護台詞が用意されている。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後の設定で参戦。シン同様に音声を新規収録。CBのガンダムマイスター達やグラハム、三璃紗の三英傑達、更には聖戦士キャラへの援護台詞も用意されている。ラクスとともに序盤で顔見世はするが、何とレクイエムの修復作業中でありプレイヤーを驚かせた。第2部中盤でアスラン、グラハムと共にUXに合流し正式参戦。原作終了後なので早めに仲間になリ、非戦闘時のアイコンもザフト白服のように見える(パイロットスーツはオーブのまま)。ストーリー上の扱いはシンとアスランが目立つ一方で、要所要所の会話で顔は出すが少々地味になった。また、「『SEED DESTINY』の主人公はシン」という扱いになっているようで、ボスクラスとの戦闘前会話の対象外になっている事が多い(キラが参加する場合はアスランとシンを含めた3人で1枠の戦闘前会話となる)。ちなみに、(少なくとも今作では)彼的にはカガリは妹らしい。EDでは刹那達と共にELS本星へと旅立つソレスタルビーイング号に乗り込み、長い旅に出た(結果、ラクスとは別離している)。これはジョージ・グレンも望んでいたコーディネイターの本来の意義である「調停者」としての役目を果たすため、と言えなくもない。
- インパルスとルナザクに乗り換え可能となったので、ついに彼も因縁の技であるエクスカリバー突撃を使えるが(相関の特殊台詞は無し)、合体攻撃は対応できない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 『DESTINY』名義では初参戦。味方陣営が完全なアークエンジェル陣営のため、仲間になった後は最終話まで使用可能。ちなみに、初登場シナリオは潜入していたヒイロ(ウイングゼロ)と二人で戦うシナリオとなっている。今作では妙に飄々とした態度をとっており、カガリやアスランをいじっている場面が妙に印象に残る。ちなみに本作でのフリーダム撃墜はベルリン上空で見殺しに等しい上、例え核エンジンを止めたとしてもあの高さから落ちてなぜ軽傷で済んだのかの説明は無し。原作EWで同じ事して怪我すらしなかったヒイロに何かコツでも教えてもらったのだろうか。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 17話アルゼナルルートにて加入。原作終了後の設定で「オーブの白き疾風」という異名が設定された。シンとの和解は未だされず互いにわだかまりを残した状態だが、キラの方は歩み寄ろうとしている。そして31話でシンが葛藤を振り切ったことを機に関係は改善されていく。
- なお、多くのファンの期待通りアンジュ及びヴィルキスと多くの絡みを見せるが、台詞の新録が無いのでどうしても本作でしか聞けない台詞の新録があるシンの方がクロスアンジュを含めた他作品と絡みが多く見えてしまうのが悲しいところである。珍しく「突撃」を覚えるため仕様の変わったミーティアとの合体攻撃も使いやすくなり、「狙撃」も覚えるのでストライクフリーダムの射程を補強することも可能。SEEDとエースボーナスの相乗効果が凄まじく、最終回避率+40%、最終命中率+20%、クリティカル率+40%という恐るべき戦力アップに繋がる。本作ではレベル制になりLv.3の効果が+15%されるようになった見切りを養成したり、集中をかけると攻撃に当たる方が難しいほどなので、ストライクフリーダムの移動力を上げて、単機で敵陣に放り込んでの反撃戦法に最適。しっかり強化しておけば、困難ルートのラスボス軍団に対する囮役としても最適である。
- 本作では数少ないてかげんとマップ兵器を両立できるキャラである(他は乗り換えができるアムロ)。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- コロニー勢力のガンダムパイロット。第3章クリア後のサブミッション「コーディネイター」にて、ストライクフリーダムに乗ってスポット参戦。その後、第4章にて正式参入する。本作ではラカン・ダカランと因縁があり、急所を狙わない戦闘スタイルを逆に利用されてしまい、体よく練度の低い部下たちの実戦訓練に利用されてしまう。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 久々に『SEED』設定メインで登場。第2章からストーリーに絡んでくる。第5章からは衣装だけ『DESTINY』準拠の私服となる。キラはストライクに乗った状態から参戦し、原作通り優柔不断な一面が目立つ。今回はなんと南十字島に漂流してきたので、会話でも本土から泳いできた人をよく引き合いに出される。
- 『DESTINY』参戦イベント「運命の騎兵隊」ではフリーダムに乗って登場し、ファントムペインをプラントより退ける。
- 『ASTRAY』期間限定参戦イベント「理想の世界」ではロウに助けられるシーンから始まる。成り行きで戦い、慣れてしまったことに疑問を回りに吐露する。アンジュが捕えられ、助けるために戦うことを決意し、叢雲劾からフリーダムを受け取る。戦いの中で自らの戦う理由を見つけることになる。
- 2017年10月にΩスキル搭載のストライクフリーダムが登場し、演出でボイスが入った。2021年1月実装の極型SSRブラスター版ストライクフリーダムでは、遂にシンと新旧主人公初の合体攻撃が実現した。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3より加入。『SEED』『DESTINY』双方の設定で原作再現が行われる。当初はエールストライクに乗って参戦し、1章Part7からはフリーダムに乗り換える。3章Part7からは『DESTINY』設定で登場、3章Part9でストライクフリーダムに乗り換える。
- 序章終了がフレイに依存している真っ最中だったため、しばらく「自軍部隊にいるのに周囲との交流を露骨に絶っている」状態で描かれるが、別行動になる直前にはそれを見かねたかなめに発破をかけられるという場面も。
- 本作ではフレイが生存するため、精神的に原作より大いに救われた状態で『DESTINY』展開に突入。原作とは異なり、ユニウスセブン落下阻止に協力する形で原作より大幅に早く表舞台に現れるが、その分シンとの対峙も大幅に早くなり、その影響で同Part以降はシン視点の時には敵として登場する。
- 3章Part8ではオーブを停戦させるために出撃するが、放たれた攻撃を撃ち落とす以外の攻撃行動を取っていない。3章Part9でもデストロイガンダムを止めるために出撃、ステラを救出する流れにも協力するなど、総じて『DESTINY』原作の介入行動は筋が通るように改善されていた…のだが、ディスコード・ディフューザーの策略に嵌められてしまい、救出に協力した筈のステラを殺害したという冤罪をガウルンによって着せられたせいでシンに恨まれるようになってしまう。
- 2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」では、作中では『DESTINY』設定だが、当時まだ『DESTINY』参戦前だった都合上『SEED』準拠の姿という珍しい状態で登場する。
- 2024年2月のストライクフリーダムの「スーパードラグーン(MAP)」実装に伴い、専用オーブが遂に10種類に到達。装備枠追加の専用ミッションも開催された。
- 『SEED』から『DESTINY』に渡ってストーリーが再現され、シナリオ上でも目立ち救済も多く、入手が出来ていれば装備も全て専用の物で埋め尽くせる程オーブが充実している等、本作のキラは歴代で最も扱いが良いといっても過言ではない。
関連作品
パイロットステータス
能力値は全体的に高く、携帯機シリーズではコーディネイター技能を持つため、強力なパイロットである。
能力値
『SEED』設定の場合は元々が一般人故か「スーパーコーディネイター」とはいえ意外と能力が低く、総合力ではアスランに譲る場合が多い。『SEED DESTINY』設定では一転して射撃、技量、回避、命中は自軍トップクラスの高さに。作中ではビームサーベルによる近接戦闘やキックを多用していたためか格闘も高めだが、リアル系のお約束として防御は非常に脆い。携帯機シリーズでは、コーディネイター技能が採用されている作品では能力値が更に大きく上乗せされる(シリーズによっては SEEDの効果も相乗)。
精神コマンド
「集中」、「熱血」、「魂」とリアル系主人公らしいものを取りそろえる。「覚醒」を修得することも多く、MAP兵器を持つフリーダム、ストライクフリーダムとの相性もいい。また、コックピットを敢えて外すという行動のため、「てかげん」も修得するが、反面シンやアスランが習得する事の多い直撃を覚えない。
- 第3次α
- 集中、てかげん、直感、熱血、友情、魂
- J
- 集中、加速、ひらめき、熱血、覚醒、魂
- W
- 集中、必中、ひらめき、熱血、覚醒、魂
- K
- 集中、てかげん、直感、熱血、覚醒、魂
- Z、L、UX
- 直感、集中、てかげん、狙撃、魂
- 第2次Z(破界篇、再世篇)
- 直感、集中、てかげん、狙撃、魂、再動
- 「覚醒」ではなく「再動」を修得する。
- 第3次Z(時獄篇、天獄篇)
- 直感、集中+、てかげん、狙撃、魂
- V
- 直感、集中、てかげん、突撃、狙撃、魂
- OE
- 集中、加速、熱血、気合
- X-Ω
- 集中、覚醒、魂
特殊技能(特殊スキル)
コーディネイターが特殊技能となっているシリーズでは、パイロットステータスがとてつもなく高くなる。なお、乗機が長射程型なのに、キラ本人はヒット&アウェイを持っていないので、習得させるといい。
- 第3次α
- SEED、切り払いL5、シールド防御L4
- SEEDは当初、「???」表記で存在が伏せられている。
- Z
-
- 敵対時
- SEED、ブロッキング、カウンター、集束攻撃、再攻撃、サイズ差補正無視
- セツコルートのみ登場。ラインナップ自体は強力で、気力最大かつ常に集中がかかっている状態なので無策で挑んでも大抵は回避され、手痛い攻撃が飛んで来る。原作を反映して常に手加減(技量値を無視して適用される特殊なタイプ)が発動状態なのでキラから撃墜される心配はないが、他の敵機からの攻撃で原作のこの人のように撃墜されないように注意したい。
- 『Z』には没データとして大ボスクラスの性能の敵仕様ストライクフリーダムが存在しているが、もしこのラインナップで当該機に搭乗して敵となった場合は、SEED+地形適応Sにモノを言わせた再攻撃によるカリドゥス連射、集束攻撃で小隊員に対しても高威力でドラグーン・フルバーストを放って来るなど恐るべき強敵となっていたことだろう。
- 味方時
- SEED、ブロッキング、カウンターL8
- 集束攻撃以下3つが消滅している。習得は可能なので毎ターン集中を使える様にし、敵対時のものを再現するのもあり。優秀な削り役になってくれる。
- 第2次Z破界篇
- SEED、ブロッキング、カウンターL6
- 第2次Z再世篇
- SEED、カウンターL6、サイズ差補正無視
- 『Z』での敵対時に習得していたサイズ差補正無視をデフォルトで所持するようになった。防御システム変更によりブロッキングそのものがシステムから削除されたため、デフォルトの技能数に変化はない。
- 第3次Z
- SEED、カウンターL6、サイズ差補正無視L1
- システムの変更によりサイズ差補正無視をL1にされた。そのままでは2L以上の敵にはダメージが与えにくいため上げておくべし。
- J
- コーディネイター、SEED、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL2
- W
- コーディネイター、SEED、コンボL2
- K
- コーディネイター、SEED、援護攻撃L1、援護防御L1、アタックコンボL1
- L
- SEED、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、カウンター、援護防御L1、アタックコンボL1
- UX
- SEED、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター、全体攻撃L1
- V
- SEED、サイズ差補正無視L2、ヒット&アウェイ
- 今作では初めてデフォルトでヒット&アウェイを習得しており、武装が非P武器が大半のストライクフリーダムとは相性が良い。
- OE
- SEED、底力:CT率、精密攻撃
- DD
- SEED(キラ)
- 気力120以上の時、攻撃力・照準値・運動性が増加する。
- 運動プログラム調整
- 回避率が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃したとき、与ダメージが増加する。
- 覚悟(キラ)
- 攻撃力が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「熱血」(レベルが上がると「必中」も追加される)がかかる。
- コーディネイター(キラ)
- 照準値・気力上限が増加する。
- 部位攻撃(キラ)
- 攻撃力が増加する。攻撃が命中したときの気力上昇量が増加する。
- 精密攻撃(キラ)
- 気力が10増加する毎に、照準値が増加する。気力が120、150以上のとき、ステージ中一度「ひらめき」(レベルが上がると「直撃」も追加される)がかかる。
- [+]集中力(キラ)
- 攻撃力・防御力・照準値・スピードが増加する。自分のアクション開始時に気力が上昇する。
- [+]使命感(キラ)
- 攻撃力・照準値・HPが増加する。出撃後1度だけ、戦闘終了時にHP50%以下のとき、「不屈」がかかる(LV10で追加される)。
- 空間認識能力(キラ)
- 攻撃力・照準値・命中率が増加する。
- [+]冷静沈着(キラ)
- 防御力・照準値が増加する。反撃時、一定の確率で先制攻撃する。気力上限が増加する(LV5で追加される)。反撃時、攻撃力が増加する(LV15で追加される)。
小隊長能力(隊長効果)
『第3次α』では展開に応じて能力が著しく変化する点に注意。『Z』では敵・味方時問わず能力の変化は無い。
- 回避率+10%
- 『第3次α』SEED修得前の効果。
- クリティカル率+40%
- 『第3次α』アラスカ行ルート第30話での効果。
- 回避率+10%、切り払いの発生確率+10%
- 『第3次α』SEED修得後の効果。
- 命中率+10%、ブロッキングの確率を+20%
- 『Z』での効果。これにより敵対時は必中、直撃がないと大抵はシールド防御や切り払いに阻まれる。
エースボーナス
サポートアビリティ
- 守りたい世界
- SSR。回避率大アップ。
パイロットBGM
- 「INVOKE」
- 『SEED』第1期OPテーマ。
- 「ignited -イグナイテッド-」
- 『DESTINY』第1期OPテーマ。
- 「vestige -ヴェスティージ-」
- 挿入歌。
- 「君は僕に似ている」
- 第4期EDテーマ。
人間関係
主要人物
- アスラン・ザラ
- 幼馴染で親友。運命の悪戯により敵同士となり幾度も剣を交える事となり、アスランの自爆という形で相打ちになった。『SEED』後半では後に共闘する。
- 『DESTINY』時代にも一時敵対するなど一種のライバル関係ともとれるが、そのシーンでは激怒したキラが一方的にアスランの乗機をバラバラにしたりしている(後述)。
- ラクス・クライン
- アスランの許婚だったが、ザフトに匿われていた事を切欠に関係を深めるようになる。初対面の時点で彼女に惚れられており、彼女に匿われて以降は献身的に支えられ、またキラもラクスを支えている。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 他人として存在も知らずに育ったが、実は双子の姉。一応どちらが目上かは定かではないのだが、カガリが姉と強固に主張しているので、キラが弟という形である。
- シン・アスカ
- 前大戦時の、精神的に危うかった頃の自分やアスランと似ているザフトの少年。互いに素性も知らぬまま幾度となく敵対しており、『DESTINY』までの描写の中でキラを一方的に撃墜に追い込んだ唯一の存在。オーブの慰霊碑で互いの素性を知らずに一度会ったことはあったが、真の対面といえるのは「FINAL PLUS」のラストであり、彼の苦悩を理解し、共に戦おうと手をさしのべた。
- それまでの敵対から一転して、後日談となるドラマCDでは関係良好であり、和解後は彼からは「キラさん」と呼ばれる(SRW等、ドラマCDが出る以前の作品でも同様に呼ばれることが多い)。
- なお、彼の家族がフリーダムの流れ弾で死亡したかのような描写があるが、あくまでそう見えるだけで確定ではなく、彼もフリーダムを仇とは認識していない(『DD』では「戦闘に巻き込まれて死んだ」と言っているが、フリーダムの流れ弾とまでは言われていない)。
- スパロボでは補正がかかることもあって、作品によって描かれ方は様々だが、彼とのわだかまりが完全に解けて本当の意味で和解することができる。
機動戦士ガンダムSEED
家族
- ユーレン・ヒビキ
- 実父。SRWでは名前のみの登場。かつてメンデルコロニーにてスーパーコーディネイターの研究を行い、息子であるキラがその完成品となったが、誕生直後にブルーコスモスの襲撃を受けて生死不明となる。
- ヴィア・ヒビキ
- ユーレンの妻でキラとカガリの実母。SRWでは写真の一枚絵のみで登場。ユーレンとともに研究を行い、ともに生死不明となるが、その際にキラとカガリを実の妹であるカリダに託した。写真を見る限りキラとカガリは容姿は母親似である模様。
- ハルマ・ヤマト
- 育ての父親。SRW未登場。TV本編にもほとんど登場しない。
- カリダ・ヤマト
- 育ての母親で、血縁上は母方の叔母。SRW未登場。『DESTINY』ではしばらくキラと暮らしていた。
- トリィ
- 月のコペルニクス幼年学校を卒業する際に、アスランからプレゼントされた鳥型のペットロボット。
ヘリオポリス時代
- フレイ・アルスター
- 友人の彼女だったが、密かに想いを寄せていた。フレイの父が死亡後は彼女の思惑に乗せられ肉体関係を持つようになる。その後キラから間違った関係だったと別れを切り出すが、アラスカ基地で離れ離れになり、二度と直接対面することはなかった。最終決戦にてクルーゼの攻撃によって目の前で死亡する。死後、霊体となった彼女はキラに本当の想いを伝えるがキラには彼女が見えず聞こえずである。
- 『DESTINY』では回想シーンのみの登場で、全く彼女の事に触れられない。回想シーン後、キラが悔やむ様にしていた事から、キラの心に暗い影を落としたと思われる(Zシリーズではフレイの死の瞬間を夢に見るほどキラにとって拭い去れないトラウマになっていることが伺える)。『W』と『DD』では生存した彼女と面向かって和解する。
- サイ・アーガイル
- 友人であったが、フレイ絡みの一件で気まずくなる。最終的にはある程度和解した。その後どうなったかは不明。
- トール・ケーニヒ
- 友人。しかし、キラを助ける形で死亡してしまう。これによりアスランとの対立が決定的に。
- カズイ・バスカーク
- 友人。ただ、カズイ自身はキラを友人と認識しつつも、コーディネイターには疑念を持っていた。
- ミリアリア・ハウ
- 友人。工業カレッジ時代の友人では唯一DESTINYにも登場し、良好な関係。
- カトウ教授
- SRW未登場。自分が所属している工業カレッジのゼミの教授。彼から頼りにされていること自体には喜びを感じていたが、立て続けに面倒事を持ち込んでくる事に対してはうんざりしていた。
- 実はGAT-Xシリーズをはじめとしたナチュラル用MSのOS開発の担当者で、キラは彼の課題を通じてそのノウハウを知らず知らずのうちに吸収していたため、ストライクのOSを即座に書き換える離れ業を行い、訓練無しでいきなり操縦することができた要因となっている。
アークエンジェル隊
- マリュー・ラミアス
- 連合軍時代は上官で、アークエンジェルの艦長。当初は彼女により強引な形で戦いに参加させられた事もあって反発していたが、その後はバルトフェルドとともに良き同志となる。
- 第1次連合・プラント大戦終結後は、戸籍を変えた彼女と共にオーブにてひっそりと暮らしていた。
- ムウ・ラ・フラガ / ネオ・ロアノーク
- 『SEED』時代の兄貴分的存在。
- 『DESTINY』では中盤からネオの指揮するファントムペインとも幾度となく交戦するが、第32話で彼のウィンダムと交戦し戦闘不能にさせた。その後、ネオ=ムウだった事が発覚した際には驚きを隠せなかった。後に仲間として行動を共にする。
- アーノルド・ノイマン、ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- 連合軍時代からのクルー。実はキラが野戦任官で少尉に付いた為、ノイマンとは同じ階級でチャンドラに対しては上官である。
- なお、ノイマンとは同じタイミングで少尉についている為、階級だけで言うならばノイマンが先任と言うわけでもない。
- コジロー・マードック
- 連合軍時代からのクルー。クルーの中ではムウとともに親しい関係で、よく「坊主」と呼ばれ可愛がられた。ただし階級はキラのほうが上である。
地球連合軍
- ナタル・バジルール
- 連合軍時代の上官。マリューやムウとは違い軍人として厳しい側面がある為、彼女にはあまり馴染めなかった。最終的には敵対してしまう事に。
- ジェラード・ガルシア
- 宇宙要塞アルテミスの司令官。補給に立ち寄った際に、アークエンジェルとストライクの独占を目論む彼に拿捕されてしまう。また、キラを「裏切り者のコーディネイター」と蔑む。
- デュエイン・ハルバートン
- SRW未登場。第8艦隊の司令官。キラが軍の一員として戦った事を感謝され、コーディネイターである事にも多少の理解を示してくれた。また、自分の力に己惚れた発言を一喝される。
- オルガ・サブナック、クロト・ブエル、シャニ・アンドラス
- 後半のオーブ解放作戦から彼らと何度も交戦する。オルガは最終決戦においてアスランとのコンビネーション攻撃において撃破した。
- ムルタ・アズラエル
- ブルーコスモスの盟主。
- フリーダムにニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されていると見抜かれてからは、ジャスティスと共に核兵器欲しさに機体を狙われる事に。
- その出自故に、カガリと共に赤ん坊だった頃のキラは当時のブルーコスモスの最大の標的だったため、ナタルがキラの名を口にした際、アズラエルが反応した描写がある。
- 『DD』では彼が生き延び第2次大戦に介入したことで立場が変わり、キラ達個人を危険視し付け狙う。
ザフト
- ラウ・ル・クルーゼ
- 最大の宿敵で、偶発的とはいえキラを戦禍の中へと引きずり込んだ元凶。死闘の末に彼を倒すも、その狂気を完全に否定することは出来なかった。
- イザーク・ジュール
- 何度も交戦し、その度に散々辛酸を舐めさせたため、打倒ストライクに執念を燃やす彼に付け狙われるようになる。彼にエルの乗ったシャトルを眼前で撃ち落とされ、心に深い傷を負う。
- アラスカ基地で交戦ではその時から感じていた蟠りを自ら捨て、戦闘不能させるにとどめ彼の命を救った。
- ディアッカ・エルスマン
- 序盤から彼と何度も交戦するも、後半のオーブ解放作戦から共闘する。
- ニコル・アマルフィ
- 序盤から彼と何度も交戦するが、遂に29話においてオーブ近海の戦いで撃破した。しかし、これが原因でアスランとの決別が決定的になり、トールを死なせる原因にも繋がった。
- なお、無条件で生存するWでは生還した後で、似た者同士からか彼と親しくなる。
- ミゲル・アイマン
- 2話でストライクでの初戦闘において彼のジンを撃墜。3話で雪辱戦に燃える彼と再び交戦し、シュベルトゲーベルで一刀両断し初の戦死者を出した。
- アンドリュー・バルトフェルド
- 互いに認めつつも最初は敵対関係にならざるを得なかったが、後半以降は共に戦うこととなる。
- マーチン・ダコスタ
- 地上では、彼の指揮するレセップスと交戦するも、後半では三隻同盟の一員として足並みをそろえる。
- アイシャ
- バルトフェルドの自宅に招かれた際、客として出迎えられた。後にバルトフェルドと共に彼女の乗ったラゴゥと激戦を繰り広げ勝利を収めるも、戦死させてしまう。
- マルコ・モラシム
- 紅海に出たところを彼の部隊に襲撃される。彼自らが出撃してきたゾノと海中で交戦。水中戦で苦戦を強いられるが辛くも撃破した。
- シーゲル・クライン
- 中盤で彼の家で療養していた。
オーブ連合首長国
- ウズミ・ナラ・アスハ
- カガリの育ての父でキラとカガリの関係を知る人物。後にカガリの身柄やオーブの残存勢力を託され、彼の遺志を継いだ。
- レドニル・キサカ
- カガリの護衛である彼ともオーブに着くまでの間行動を共にした。オーブ崩壊後は共に宇宙に上がり三隻同盟の一員として共闘する。
- エリカ・シモンズ
- 中盤で技術開発のサポートのためにストライクのデータを彼女に提供した。彼女からM1アストレイのサポートシステムのOS開発を要求される。
- アサギ・コードウェル、マユラ・ラバッツ、ジュリ・ウー・ニェン
- M1アストレイのOSを開発した際にはその手腕を彼女達に高く評価された。オーブ崩壊後は共に宇宙に上がり三隻同盟の一員として轡を揃える。
民間人
- エル
- アークエンジェルに収容された民間人の少女。その後は脱出挺に乗るが、デュエルガンダムの攻撃で脱出挺が撃墜された事により死亡し、結果的にキラの心に暗い影を残す事になる。
- マルキオ
- 中盤でアスラン・ザラとの戦闘で意識不明の重傷を負ったところを、ロウ・ギュールに助け出され彼の家に送り届けられる。後に療養のため彼の手によってプラントにあるクライン邸に連れて行かれた。
- 第1次連合・プラント大戦締結後は、オーブに亡命し、アスハ邸の別宅で彼と共にひっそりと暮らしていた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ザフト
- タリア・グラディス
- 中盤から幾度となく交戦。最終話では彼女からマリュー・ラミアス宛てに伝言を頼まれる。
- メイリン・ホーク
- 後半で成り行きから、アスランと共にザフトを脱走してきた彼女を仲間に迎えた。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- 結果的にキラの行動が、彼の戦死に繋がった…か微妙なところである。本編以外の媒体ではもっと直接的に戦死に繋がる描写をされることが多い。
- レイ・ザ・バレル
- かつての宿敵・クルーゼと同じ存在。クルーゼの時とは異なり、彼の言葉を真っ向から否定する。
- ヨップ・フォン・アラファス
- SRW未登場。ラクス暗殺部隊のリーダー。ラクス達を守るべく、地下に封印しておいたフリーダムガンダムを再起動させ、彼らのMS部隊を一機で圧倒し殲滅した。
プラント
- ギルバート・デュランダル
- ラクス暗殺未遂事件の黒幕と疑った事もあって、終止彼の行動に疑惑を持つことになり、最終的に対峙して彼を否定し、自らの決意を伝える。
- ミーア・キャンベル
- ラクスの暗殺未遂事件の後に現れた彼女に、当然の事ながら胡散臭さを感じて疑念を抱く。また、彼女の性格を知っているアスランは彼女自身に対しては悪印象を持ってはいないため、確執の一因にもなった。しかし、終盤で彼女がラクスを庇って死亡した際には、葬儀を開いて追悼した。
オーブ連合首長国
- ユウナ・ロマ・セイラン
- 彼がカガリとの結婚式を挙げようとしてたところを、白昼堂々とフリーダムに乗って某有名映画顔負けの花嫁強奪を行ってカガリを攫い、彼の面目を丸潰れにした。ユウナはキラのことを邪魔に思っており結婚後は何かと理由をつけて追い出す腹積もりだった模様。一方のキラもユウナという人物には嫌悪感を覚えており、彼がカガリと結婚して自分の義兄弟になる事だけは御免蒙りたかったようである。
- ウナト・エマ・セイラン
- カガリを代表首長に選んでおきながら、子ども扱いして影から操ろうとしていた彼らセイラン家に対して良い感情を持っていなかった。
ファントムペイン
- スティング・オークレー、ステラ・ルーシェ、アウル・ニーダ
- 中盤から交戦する。32話でデストロイに乗るステラと交戦し彼女を死なせてしまった。これが原因でシンから憎むべき仇と見做され、彼によってフリーダムを墜とされる事態に。
クライン派
- ヒルダ・ハーケン、ヘルベルト・フォン・ラインハルト、マーズ・シメオン
- ドムトルーパーを駆る旧クライン派のパイロット。ザフトによるオーブ侵攻戦以降足並みを揃える。
民間人
- マユ・アスカ
- シン・アスカの妹。キラの与り知らぬ所ではあるが、2年前のオーブでの戦闘で、カラミティとの戦闘で起こった流れ弾でシンの両親とともに死なせてしまい、シンがザフトに入隊するきっかけを作ってしまった。ただし、本当にキラたちの戦闘による流れ弾が死因かどうかは確定していない。
他作品との人間関係
作品ごとに彼の立ち位置や印象が違う為、他作品のキャラとの関係もそれぞれ違う。他作品の主人公格と比べると批判意見を言われてしまう事も多いが、その影響によって原作以上に成長している。
ガンダムシリーズ
ガンダムSEED外伝シリーズ
- ロウ・ギュール
- 原作では描写されず『ASTRAY』で判明したことだが、アスランと相討ちになって重症を負った所を彼に救われた。
- 命の恩人であるが、当時意識不明だったため、彼と面向かったことはない(小説版ではマルキオからロウの事を聞かされている)。
- 『W』では初めてはっきりと対面することに。
- 叢雲劾
- キラとも並び称される「最強クラスのコーディネイター」の一人。
- 『W』にてラクスからフリーダムを受け取り、地球に降下する際にザフトに攻撃されたところを彼らサーペントテールに助けられた。
- イライジャ・キール
- 『W』にてキラと劾を共に「最強のコーディネイター」と称した。
- カナード・パルス
- ある意味もう一人の自分自身(もしくは兄)と呼べる存在。
- 原作では直接面識は無いが、『W』にて出会うことになりフラグ次第では共闘する。
- アッシュ・グレイ
- 原作では絡まないが、『W』にて激突。
- 己の快楽の為にラクスを抹殺せんとする彼に怒りを露にした。
- スウェン・カル・バヤン
- 『K』では彼の駆る機体がかつての自分の愛機の強化型である事に驚きを隠せなかった。
- 仲間になってからはあまり絡まないが、蒼穹作戦にてフェストゥムの行動が効率のよいものになっている事に共に疑問を感じていた。
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『第3次α』ではキラの境遇がかつての自分と似た面を感じていたのか、ウラキとともに良き大人としてサポートした。
- 『Z』では彼に自分達の行動を「説得力の無い幼稚な理想論」と否定されていたが、終盤にはシンとの和解を彼に助けてもらう事に。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『Z』では、彼の思想に同調して恥を忍んでZEUTHに合流する。
- 『第3次Z時獄篇』では敵対した際に自身の過去の経験からシャアを咎めたものの、お互いに譲れない覚悟があり全力で相対した。
- ブライト・ノア
- 『第3次α』ではキラをかつてのアムロと重ね、原作でのハルバートン提督の代わりにアドバイスを送られた。
- 『SC2』ではキラをアムロと同じく「英雄」とした。
- カミーユ・ビダン
- 『第3次α』では彼がサイへの暴力を止める事になり、やや気まずい関係となる。
- また、その時に自分の力を己惚れた発言を呵責されており、原作で言うブライトと共にハルバートンの代わりとも言えた。
- 『Z』ではカミーユの発言が、後々キラや多数の人物に大きな影響を与える。
- 新訳劇場版のカミーユの人柄を上手く汲み取り、クロスオーバーへと反映した好例である。
- パプテマス・シロッコ
- 『Z』における最大の敵の一人。
- スーパーコーディネイターである事を見抜かれてはいたものの、大局を見渡す目を持っていないため所詮は一兵士となじられるが、女を自分の野望を達成させるために利用する道具としてしか見ていないだけでなく、世界を不幸にする存在と断定し彼を真っ向から否定した。
- 戦闘の際にも専用の特殊台詞があるなど因縁浅からぬ仲である。
- ハマーン・カーン
- 『Z』では明確に敵対しているわけではないが、デュランダル議長率いるプラントが彼女が摂政を務めるアクシズと同盟を結んでいるためだけでなく、デュランダルに肩入れする彼女に危険な何かを察知すると同時に、何かと気に入らない印象を抱いていた。
- 戦闘の際にも専用の特殊台詞がある。
- 『第3次Z』でも再び相対し、天獄篇では「想いが力を生んでいるが、それがあまりにも悲しい」と理解を示した。
- ジュドー・アーシタ
- 『第3次α』では、マリューの戦って欲しいという要求に反対していた時に、彼から自らの戦う理由を聞かされ少なからず影響を受ける。
- リディ・マーセナス
- 『第3次Z天獄篇』では共にオーブ防衛についていた。彼の変容について「大切なものの心を占める割合が他の事よりずっと大きくなった」「少し行き過ぎな程に一途」など、理解を示していた。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 何度か共演し、よく彼に助けられたり、後押ししてもらったりした。
- 共演作品によって年の差にばらつきがある(キラは『第3次α』では年下、『W』では推測で同い年、『SC2』と『L』では年上。原作準拠の時系列では『SC2』『L』の年齢が設定的には正しい)。
- 『第3次α』ではアスランがプラントに戻った時には(デュオにもだが)護衛を依頼するあたりに仲の良さが伺える。
- 『SC2』ではラクス暗殺の際に救出に来てもらったり、メサイアで助言を貰ったりしている。キラ自身も、ヒイロの力を高く評価していた。
- 『L』でもSC2と同じく暗殺部隊の戦闘において助けられている。
- Zシリーズでは多元世界は違うがDESTINY⇒TV版ガンダムWの順の流れなのでキラがヒイロより年上である。
- そのせいか特殊援護台詞の中にはヒイロを心配するものも。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 初登場作の『第3次α』で最初に友好関係となった他作品のキャラ。
- 苦悩するキラに対してかつてキラ同様に悩んだシンジの存在を教え、後にシンジが加わったときにキラに紹介した。
- またキラのサイへの暴力事件の際は一番最初にその異変に気付いてカミーユやシンジと共にキラを止めた。
- 『W』でもバルトフェルド隊との戦闘では共闘しており、当時増長していたというキラの心の救いにもなっていたようだ。
- 張五飛
- 『第3次α』にて、「愚直だが、(ラクスを返還した)行動は信義に値する」と評される。
- 『SC2』ではキラとヒイロと共にメサイアに潜入し、共にデュランダルと対峙する。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z』では、異世界に迷い込んだ際に彼によって仲間と共に、彼が総帥を務めるOZに迎え入れられる。
- 彼の人となりを仲間たちよりも理解できていたらしく、「エレガント」の一言で評していた。
- レディ・アン
- 『第2次Z』では彼女の人格統合と考え方を改めるきっかけとなった。
- エニル・エル
- 『Z』でキラを含むアークエンジェルメンバーに天の邪鬼な戦い方について釘を刺し、忠告をしている。
- 刺のある言い方ではあるものの、彼女は彼女なりにキラの事を心配していた。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- 『Z』では彼らからスーパーコーディネイターであることを理由に憎まれていた。
- クルーゼと同じように私怨で世界を滅ぼそうとする彼らを、キラは「クルーゼの同類」と断じた。
その他ガンダムシリーズ
- ロラン・セアック
- 原作ではキラ同様敵パイロットを殺害せず戦闘能力を奪う戦い方を好んだが、これは敗走する際の殿の時や根本的に∀以外が戦力換算できない時など“敵の戦闘力を奪っても危険がない時”であり、『Z』では三つ巴の乱戦時にさえこの戦法をとるキラに激昂していた。
- ハリー・オード
- 『Z』では上述のエニルと同じように不殺を貫くキラに対して痛烈な言葉をかけつつも、彼を心配して忠告を与えた。
- ギム・ギンガナム
- 『Z』ではストライクフリーダムの初陣の際に共闘するが、彼に「殺気の無い小僧」とどこか小馬鹿にされていた。
- 刹那・F・セイエイ
- 温厚な少年と寡黙な青年という対比の収まりが余程良く、またお互い大勢力に属さない第三勢力として戦争に介入する為か良好な関係として描かれることが多い。
- 『第2次Z破界篇』ではガンダムスローネツヴァイを強奪したサーシェスとの初戦時、ガンダムチームがアレハンドロたちによってヴェーダから切り離されて窮地に陥った際、スメラギに協力して彼らの危機を救う。
- 『UX』では前大戦の頃から共闘していた間柄で、EDでは共にELSの母星に旅立つ。
- そして、『V』でも2度に渡る過去の大戦で共闘しており、強い信頼関係を築いている。
- ロックオン・ストラトス
- 『第2次Z破界篇』では時々自分自身を責める様な言動をする彼を気にかけ、その際「全てを終わらせるまで、絶対に死なない」と返答される。
- クリスティナ・シエラ、フェルト・グレイス
- 『第2次Z破界篇』でカミーユと共に、ソレスタルビーイングのガンダムのOSの改造に取り組んでいた。
- この時クリスには敬語で話していたが、当の本人からは「呼び捨てしてもいい」と言われた。
- リボンズ・アルマーク
- 『第2次Z再世篇』で敵対。
- リボンズは「特別な生まれであること」に共通点を見出し、キラになぜ拒むのかと述べたが、そもそも自身の特別な生まれが負の因縁しか呼び込んでいないキラにそんな戯言が通用するはずも無く拒絶された。
リアル系
- ハルル・アジバ
- 『第3次α』では、ダラムを殺された憎しみで暴走する彼女を止めようと躍起になる。
- ジロン・アモス
- 『Z』ではオーブ戦でのキラの登場に、「同じ釜のメシを食った仲間が生きていてくれて嬉しい」とキラの復活を素直に喜んでいる。
- 伊佐未勇
- 『J』で共演。自身も姉達と銃を向け合う関係になった事もあり、自分と同じく親しい人間に銃を向けざるを得なくなってしまったキラの苦しみに理解を示す。
- ゲイナー・サンガ
- 『K』では、友人であるシンシアと戦う事になってしまい悩んでいる彼に、自身の体験を語りながらも、彼女と和解する為にも諦めてはいけない事を諭した。
- マクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 『SC2』のEDにて南アタリア島で彼らと再会した際、彼らの結婚とミリアのご懐妊を祝福するのと同時に、「アスランはあなた方を羨ましがっている」とアスランを冷やかす。
- 熱気バサラ
- 『第3次α』にてバルトフェルドの屋敷を訪れた際、流しのミュージシャンとして滞在していた彼に出会っている。
- ブレラ・スターン
- 『L』『第2次Z再世篇』等では声優が同じ]彼との間に特殊戦闘台詞が用意されている。
- グレイス・オコナー
- 『L』では彼女もキラの出生の秘密について把握していた様子である。
- キラ自身は彼女の理想の矛盾と彼女の心の闇を突きつけ、彼女を否定する。
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『J』で共演。
- 共に近しい人間と戦う宿命を持ち、人を討つ事に苦悩する故に良き友人となった。
- ちなみに本作のエイジの年齢は1部の16歳設定のはずなので、実は同い年。
- 相良宗介
- 『J』では、やはりキラも例外ではなく彼の事を「ちょっと変わっている」と評した。
- 千鳥かなめ
- 彼女の出演するSRWでは必ず共演しているのだが、最も絡んでいるのが『DD』。
- 当初は周囲との間に壁を作るなど、明らかに無理をしているキラを心配していた。
- ゲイツ
- 『W』では彼に命を狙われる場面も。
- 彼が言うには、キラの首には裏社会でもかなりの高額な懸賞金がかかっているらしい。
- ガウルン
- 『DD』3章Part9では彼によって、ステラのデストロイガンダムをあたかもキラが撃墜し殺したかのように演出させられてしまった。
- 北辰
- 『W』では彼にも「コーディネイターの最高傑作」と評される。
- 遺伝子改造で人工的に作られた人類(ホシノ・ルリやラピス・ラズリ)を追う立場として、キラの事も当然調査対象であったと思われる。
- マシュー
- 『Z』では何かとキラに対して「フリーダム」と感心(?)してくれる。
- 彼には「フリーダム野郎」という渾名をつけられており、最終的には「フリーダム王子」に昇格(?)した。
- ドミニク・ソレル
- 『Z』では彼の熱い言葉に天然な言葉を返す。
- この言葉が上述の「フリーダム王子」昇格(?)のきっかけになった。
- サラ・コダマ
- 『ZSPD』ではゲイナーからの「シベリアでの告白話」に尋常ならざる喰い付き振りを見せ、事の詳細をサラに訊ねて徹底的に追い詰める「ドS」振りを発揮した。
- ジノ・ヴァインベルグ
- 参戦作では彼にも声優繋がりで特殊台詞が用意されている。
- カノン・メンフィス
- 『UX』では日野道生が死亡した際、気丈に振舞おうとしている彼女に優しく後述の言葉を掛けて気遣っている。
- アンジュ
- 『V』にて共演。共に似たような機体に乗っており、機体自体に繋がりのあるクロスオーバーにより絡みがある。
- エルシャ
- 『V』では、面倒を見ていたアルゼナルの子供たちの死という現実を受け入れられず、心の隙をエンブリヲに付け込まれてダイヤモンドローズ騎士団の一員となり敵として立ちはだかった彼女に、心情には一定の理解を示しながらも、後述の台詞で自身の辛い過去から学んだ教訓を彼女に説いた。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- TV版設定・OVA版設定のどちらとも何度も共演。
- 双方とも出典作が複数ある為、作品によって関係がやや違っており、『第3次α』では後輩として可愛がられ、『J』ではキラのよき理解者となるが、『W』では大事な場面で台詞を奪われたり、『Z』では彼に苦言を受けたりした。
- ボス
- 『K』にてフリーダムが撃墜された際、ボスボロットに乗せてやると言われる。
- 他のキャラクターは突飛なボスの発案を詰っていたが、キラは真面目に取り合い、ボスに感謝されていた(やんわりとした拒否とも言えるが)。
- 剣鉄也
- 『Z』において介入・不殺行為を彼に批難されている。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- 『第3次α』でカトルを介して友人となる。キラが増長してサイに暴力を振るった時にはカミーユと彼が諌める。
- その後、何の為に再び戦う事を決めたのかを自らが『α』で経験した体験談と共に語り、キラに大きな影響を与えた。
- なお、原作設定を考えればシンジの方が年下のように見えるが、第3次αはαから約2年が経過しているのでシンジも16歳となり、同い年となる。
- 葛城ミサト
- 『第3次α』ではシンジやマリューを通じて彼女とも絡みが多い。
- 戦いの中で苦悩するキラに「その道の先輩」としてシンジを同伴させてバナディーヤの買い出しに行かせたり助言を与えたりしている。
- そのため、EVA初号機に取り込まれたシンジを倒そうとする彼女の苦渋の決断に、キラは一番最初に反対した。
- 『DD』では一時的に彼女の指示に従った際に、「マリューさんに指揮されてるみたいだ」と驚いていた(理由は言うまでもない)。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 『第3次α』ではシンジを通じてイベントもいくつか有り、彼女に「昔のシンジそっくり」と評された。
- キラが増長した際には「熱でどうにかしたのか」と呆れていた。
- とはいえ、アラスカ基地攻防戦でキラがフリーダムを携えて復帰した際、「あの子、生きてた……!」という台詞を口にしたことから、彼女なりにキラを気に掛けていたと思われる。
- 碇ゲンドウ
- 『第3次α』でキラに対して暗に『SEED DESTINY』時代のキラを皮肉るような台詞を言い放つ。
その他のスーパー系
- 破嵐万丈
- 『第3次α』では(おそらく)ロウ・ギュールに助けられた後、万丈に身柄を預けられ、彼の手によってマルキオの許へと運ばれた。
- アラン・イゴール
- 『J』ではアスランと相討ちになった後、彼に助けられた。
- コルベット
- 『J』では原作のガルシアに代わり、キラを「裏切り者のコーディネイター」と揶揄し、蔑んだ。
- ギムレット
- 『W』ではラクスを誘拐しようとする彼を身を挺して阻止する。
- その際に彼に自身を「コーディネイターの中でもかなりのレベルの作品」と評され、自分を「作品」扱いする彼に激昂する。
- 紅エイジ
- 『Z』では戦場で介入行動のせいもあり彼からも嫌われており、共闘を申し出た際には鉄也や甲児と同様に彼にも暴言を浴びせられてしまうが、最終話で和解した。
- 『ZSPD』では天空侍斗牙の天然さと重ねられ「俺の天敵かもしれない」と評された。
- 天空侍斗牙
- エイジが言うには、キラの天然さは彼に通ずるものがあるらしい。
- 『第2次Z破界篇』では彼から「二股」の意味について質問を受け、的確に返答する(後述)。
- 吉良謙作
- Zシリーズで共演。
- 原作ルートでは「キラキラコンビ」結成。彼にある意味救われたのか…な…?
- 『Z』では特に反応を示していないが、『第2次Z』のある台詞からまんざらでもなかったことがわかる。
- ミハエル・ギャレット
- かなりの共通点をもち、また違う存在。『K』で共演を果たし多くの絡みが見られた。
- 新生オリジナル7のメンバー
- 『K』で彼らと戦わせると、特殊な戦闘台詞を発言する。彼らはミハエルに似た匂いをキラに感じるらしい。ファサリナにはミハエルと見間違えられ、カロッサには敵意を露にされる。
- ウェンディ・ギャレット
- 『K』では彼女はキラが優しくしたら照れて逃げてしまい、まわりに冷やかされる。
- イクサー2
- 『L』にてエンジェルダウン作戦で彼女の見た目に惑わされて引き金を引くことを躊躇ってしまい、彼女から「そんな覚悟で戦場に赴くなど甘い」と嘲笑されてしまう。
- ビッグゴールド
- 『L』にて強い邪念でクトゥルフを苦しめ続けてきた彼女にその存在そのものを否定するほどの怒りを露わにする。
- 菅原マサキ
- 『L』では彼からラクス同様にセントラルとその協力者にとっての障害と見なされ、デュランダルを通じてキラの抹殺も企てた。
- 終盤に直接対峙した際には彼(セントラル)の掲げる理想の矛盾を突きつけ、真っ向から切り捨てた。
- 『UX』では自軍で共闘するが、特に目立った絡みは無い。
- 中島宗美
- 『L』の終盤のセントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び助力を申し出る彼を、遺恨無く「仲間」として受け入れる。
- 石神邦生
- 『UX』では条件を満たしていると45話で特攻を仕掛けようとする彼をシンやアスランと共に説得する。
- アンディ・W・ホール
- 『第3次Z時獄篇』にてMIXがアルテア軍に連れ去られたことで荒れる彼を諭した。
- ツナシ・タクト
- 『X-Ω』にて共演。海を渡ってきた者同士、気が合うのかキラの考えには理解を示してる。
- ブラックノワール
- 『V』で敵対。
- 神を気取りゲームと称して世界を争いで歪めたばかりか、自分を含めた多くの人物達の運命すら弄んでいた巨敵。
- 無論、キラが彼(彼女)の所業を許すはずもなく「お前」呼ばわりするほどの怒りを露にする(スパロボシリーズにおいて『DESTINY』時代のキラは敵組織の首魁に対しても「あなた」という二人称を使うことが多い)。
- 楯剣人
- 『DD』では彼や孤児達の畑作りを手伝っている。
- おちゃめ
- 『DD』では孤児の中でも特に彼女に懐かれており、「キラと結婚する」とまで言い出していたようだ。
バンプレストオリジナル
- ルアフ・ガンエデン
- 『第3次α』でゲンドウと同じくキラに対して暗に『SEED DESTINY』時代のキラを皮肉るような台詞を言い放つ。
- 紫雲統夜
- 『J』にて共演。
- 「今までただの学生だったのに、ある日降ってわいた厄介事に対処するためにロボットに乗ったら、以後戦う事を強制されるようになった」という共通点の持ち主。
- ついでに言えば出生に秘密がある仲間でもある。
- 統夜の方が若干早く戦闘に巻き込まれていたため、キラの困惑を理解し、同情的だった。
- カズマ・アーディガン
- 『W』では色々と親しくなる。
- 余談だが、カズマの名前やキラの声優から、こちらの作品やその主人公を想起したプレイヤーもいただろう。
- インファレンス
- キラに対して「言いたいことがあるならはっきり言え」と言葉をぶった切ってしまう。
- ランド・トラビス、セツコ・オハラ
- 『Z』にて共演。
- 今までやってきたことをZEUTHに許されるはずがないと思い、黙ってZEUTHから去ろうとするが、彼に「言葉を伝えていないのに分かり合えない」「言葉を尽くすってんならちゃんと話せよ」と言ってくれた。
- この主人公の言葉がなければ、彼は救われなかったかもしれない。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 彼に「君と僕は似ていると思わないか?」などと言われ、挑発・嘲笑されるが、「あなたとは違う」とはっきりと拒絶した。
- ミスト・レックス
- 彼に戦いに関する屁理屈染みた疑念をぶつけられる。
- 結果的には共にメサイアに潜入しミーアを救出したが、実際は彼に勝手についてこられており、デュランダルとの対峙の際に何故か彼に乱入され、口を突っ込まれている。
- ミストの方が年上なのだが彼はキラを「さん」付けで呼んでいる(おそらくカガリの弟であることに加え、オーブ軍士官という社会的地位もあるためと思われる)。
- キラの方は思いつめがちなミストのことを心配していた。
- シロ、クロ
- 『ACE:R』では「人語を解し喋る猫」というC.E.世界の人間からすれば非現実的な存在である彼らに対し、驚きを隠せないでいるアスランやシンとは異なり、何のためらいも無くすぐに彼らを仲間と受け入れていた。
- この辺に彼の天然さが表れている。
- 悠凪・グライフ
- 『L』にて暗殺部隊との戦いの際にヒイロと共に彼とも共闘している。
- 彼との接触がきっかけでキラ達はGreATの存在と暗躍を知った。
その他
- スプリング・ワン
- 『ACE:R』ではシーズンとの最終決戦時、イレギュラーに敗北したことでウィンター・ワンに用済みと切り捨てられ、彼にフォーシブル・コマンドを発動されたことで特攻兵器にされた彼女を、機体をスーパードラグーンでコクピットを撃ち抜かずに撃墜することで救った。
- そのため、彼女はシーズンの幹部の中で唯一生存していると推測される(明言はされていないが、EDにて彼女の機体が一瞬映っているのが確認できる)。
名台詞
SEED
- 「また?」
「ったく、昨日渡されたのだってまだ終わってないのに」 - 記念すべき第1話「偽りの平和」での最初の台詞。オーブに属するスペースコロニーのヘリオポリスにある工業カレッジのキャンパスの休憩所で、ノートパソコンから世界情勢のニュースを見ていた所を、所属する同じゼミの友人のトールとトールの恋人のミリアリアから、ゼミの教授であるカトウから呼び出しを食らっているのを聞いて。コーディネイター故に、なまじナチュラルより優秀なのを良い事に便利屋扱いされているようである。評価してくれること自体は喜ばしいが、ここまで体よくこき使われる事にはうんざりしているようで不満タラタラである。
- なお、『SEED』は「21世紀の1stガンダム」と謳われているが、中学卒業後は進学もしなければ働くわけでもなく、家に引きこもって機械いじりばかりしていた根暗で内向的なアムロと比べたら、キラはきちんと学校にも通ってるし、親と確執があるわけでもなく(ただし、本当の親ではないが)、普通に友達もいるので外向的な性格かつマシな環境だと言える。
- キラ「アスラン…!?」
アスラン「キラ…!?」 - ザフトのヘリオポリス襲撃から避難する途中、キラと遭遇したザフト兵は、かつて月面都市コペルニクスで別れた親友アスラン・ザラだった…。
- 「あんなに一緒だったのに」戦場では互いに敵同士として戦わなければならない、キラとアスランの苦悩の日々の始まりである。
- 「キャリブレーションを取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定……っ……なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結、ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築。メタ運動野パラメータ更新、フィードフォワード制御再起動、伝達関数、コリオリ偏差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動!!」
- 第2話より。ストライクのOSを瞬時に最適化。『SEED』では、MSのOSが機体の性能にかなり貢献している設定という扱いになっている。戦闘中の僅かな時間に書き換えるのは物理的に不可能としか思えないが、それを可能にするという所にコーディネイターであるキラの能力的な優位性が如実に表れている。
- なお、「~CPGを再設定、ちっ、なら擬似皮質の~」と、表現される事もあるが、少なくともアニメ本編ではこの一連の台詞の中で(鼻を鳴らすような声は入っているが)舌打ちしてはいない(一方、小説版では含まれている)。
- 余談だが、キラ・ヤマトの担当声優である保志総一朗氏は、この長台詞(しかも早口である)の収録を一発でOKしている。
- 「もう僕たちのことを放っておいてくれ!」
- 第6話「消えるガンダム」より。宇宙要塞アルテミスでの戦闘にて、どこまでも追ってくるクルーゼ隊に対して。
- また直前にガルシアから「裏切り者のコーディネイター」である事を皮肉られつつユーラシア連邦所属の地球軍兵に勧誘された事を思い出しており、AAクルーにガルシアにと、方々から地球軍兵として戦う事を強要され殺し合いをさせられている事に激しい嫌悪感を抱いていた事を鑑みると、ガルシアや(この頃まだ打ち解けていたとは言い難かった)マリュー・ムウを含む「地球連合軍の戦争を強要する大人たち」にも向けられていたのだろう。
- トリィ「トリィ?」
「…僕は…」 - 同話のラストシーンにて。
- アルテミス脱出後、アークエンジェル艦内の自室に戻ったキラは、トリィがいるベッドで涙を流すのだった……。
- 「うあ゛ぁああ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ…」
- 第10話「分かたれた道」より。フレイ・アルスターに彼女の父・ジョージを守れなかったことを「コーディネイターだから同胞相手に本気で戦っていない」と激しく罵られた後、キラはアークエンジェルの展望室で一人咽び泣いた……。
- なお、この時のキラが嗚咽するような泣き方をしていたのは、保志氏への演技指導によるものとのこと。
- 「あの艦には…友達が乗ってるんだ!」
- 同話において。ナタル・バジルールによってアークエンジェルの人質にされていたラクス・クラインをイージスのパイロットであるアスランに対して返還した直後、アスランに「お前もこっちに来い!」と言われた際の返答。
- 以降、キラはアスランとは敵対関係となってしまう。
- 「……やめてよね……本気でケンカしたら、サイが僕にかなうはずないだろ!」
「フレイは……優しかったんだ……。ずっと付いていてくれて……抱き締めてくれて……僕を守るって……」
「僕がどんな想いで戦ってきたか……! 誰も、気にもしないくせに!」 - 第17話「カガリ再び」より。突然婚約解消を言い渡されたサイと彼を冷たく付き放すフレイ。彼女はそこに通りがかったキラをも巻き込み、サイにキラと寝た事を告白する[3]。
- キラもまたフレイに付き、サイに冷淡な言葉を投げかけるが、どうしても納得できないサイは友人に恋人を寝取られた(様に見えた)ショックから衝動的にキラに背後から掴みかかるが、キラに軽く腕を捻り上げられる。その後の台詞がこの一連の流れ。
- この時キラがこの様な行動に出たのは戦いたくないのに戦わなければならない戦場という非情な現状、ナチュラルとコーディネイターの対立、フレイの父やエルの乗った艦・シャトルを目の前で破壊されたショック、次しくじれば今度はいよいよ自分や親友達が死ぬというプレッシャー、しかし状況が状況だけに理解してくれる人はいない、と精神的に追い詰められていた時にフレイにつけこまれて肉体関係を結んだからである。しかし、たとえそれが共依存の歪な関係だったとしても、当時のキラは自分を受け止めてくれるフレイの存在がなければ自分を保つことができなかったと思われ、2行目以降の台詞にそれが表れていた。
- 当時のキラの増長ぶりを象徴する台詞ではあるが、ここまで傲慢にならざるを得なかったのは誰にも頼れない、孤独にならざるを得ない状況を一人で抱えてしまっているためである。
- この件に関してはいつ和解したのかはっきりしていない。ぎごちないながらも普通に振る舞おうとするサイの人柄の良さが際立つ結果にはなっている。
- なお、何故「本気でケンカしたら、かなうはずない」かというと、「遺伝子いじって、そうなった」からである。伝わらない所で皮肉を返すあたり、この時のキラの精神の不安定さがよく分かる。キラの心の闇は以降も吐き出すことができず、一人で全てを背負い苦しむ要因の原点がここにあるといえる。
- ちなみに「やめてよね」の一節はムルタ・アズラエルも幼少期に言われた事があり、彼がコーディネイターを憎悪するきっかけの一つになっている。彼の喧嘩相手がこのような発言をしなければ、アズラエルの未来やC.E.の歴史はまた違ったものになっていたのかもしれない。
- 「死にたいんですか……?」
「気持ちだけで、一体何が守れるっていうんだ!?」 - 第18話「ペイバック」より。明けの砂漠の無謀な戦闘行為と「皆大事な人やものを守る為に必死で戦っている」と犠牲を出してもなお戦意を絶やさないカガリに憤り、彼女の頬をひっぱたいて叫ぶ。
- それは、過去に「守りたい」と思ったフレイの父や折り紙をくれた女の子を、守り切れずに死なせてしまった自分に向けた言葉だったのかもしれない。
- また、彼が後に至る「思いだけでも、力だけでも」という信条の伏線とも考えられる。
- 「僕は…僕は…殺したくなんかないのにぃぃっ!!」
- 第21話より。バルトフェルドとアイシャのラゴゥを撃破した時の台詞。
- 一方、総集編版では「殺したくなんかなかったのにぃぃっ!」になっており、若干ニュアンスが変わっていたが、スペシャルエディションリマスター版の方ではTV版のものに戻された。
- 「フレイ…もう止めて…もう止めようよ…僕達…間違ったんだ…」
- 第28話「キラ」より。オーブにいる両親と会わないのはただ一人の肉親だった父を亡くした自分に同情しているのかとなじったフレイに対して。
- 今までの歪な関係ではなく最初からやり直そうと言うキラのこの言葉を、フレイは涙を流しながら拒絶。キラとフレイの偽りの関係は破局したのだった。
- 「今会うと、言っちゃいそうで嫌なんですよ。何で僕をコーディネイターにしたのって…」
- 同話にて。キラが両親との面会を拒んだことをムウが不思議に思い、キラに軽い感じで相談した際に。
- ザフトとの戦いを経て自身がコーディネイターであるが故に多くの悩みを抱え、両親に当たってしまうのではないかと思い、敢えて再会はしなかった。
- ムウはヤマト夫妻がキラに会いたがっていた事なども伝えていたが、この言葉でキラの複雑な心境を察して何も言えなくなってしまった。
- もっとも、出自は考えている以上に深刻なものである事を知らなかった上に、ヤマト夫妻もキラの出生の真実は本人に絶対に知られてはいけない事だと認識して、生涯に渡り隠し通すことを覚悟していたため、この時にこの言葉をぶつけたら関係が大きくこじれてしまう可能性が高かっただろう。
- 「昔、友達に…! 大事な友達に貰った…大事な物なんだ…!」
- 同話のラストにて。飛んでいったトリイを探していた所を潜入していたアスランたちと偶然出くわしてしまい、互いに他人のふりをする中、去り際にこう叫んだ。
- 余談だが、第28話のエンディングでは1stエンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」が流れる、という粋な演出がなされている。
- 「やめてください…!人を殺してきて…そんな…よくやっただなんて…」
- 第30話「閃光の刻」より。
- ブリッツを撃破し帰艦した後、整備班から賛美されるが、即座にこの言葉で遮った。
- ムウやマードックは「しまった」と対応を誤ったことを悟ったが、一人の整備兵からは「何だよ、今までさんざんやってきたのに」と不満を洩らされてしまい、ショックを受けてしまう。
- もっとも、別の視点で見れば、既にアークエンジェルクルーの全員がキラをコーディネイターであることも気にすることなく対等な仲間として受け入れていることを示しており、ヘリオポリスから幾度となく自分達を苦しめてきた機体の一機であるブリッツを撃破したとなれば、喜んでしまうのも無理もないだろう。
- 小説版ではこの時のキラの心情が細やかに記載されており、上記のオーブでの再会の際にニコル達の姿も一目見たことで彼らのうちの誰かを殺してしまったのかと苦悩している。
- フレイ「キラ…キラ、私…」
「ごめん…あとで…」
フレイ「ぁ!」
「帰ってから…」 - 同話においてストライクで出撃する前に、オーブで破局したフレイとの会話。キラ視点ではこれがフレイとの最後の会話である。
- 「うぅ…僕は…アスランと…戦って…死んだ…はず…なのに…うぅ…」
「どうしようもなかった…僕は彼の仲間を…殺して…アスランは…僕の友達を…殺した…だから……」 - 第32話より。目が覚めた時にクライン邸におり、アスランとの死闘で死んだはずの自分が生き延びたことに苦悩していた。
- 「何も出来ないって言って、何もしなかったら、もっと何も出来ない。何も変わらない。何も終わらないから」
「僕達は何と戦わなきゃならないのか、少し、解った気がするから」 - 第34話より。クライン邸で一時の休息を得た後、アラスカ基地へ攻撃が行われた事を知り、新たなる想いと共に再び戦場へと戻る事を決意する。
- この出来事を経てからは悩み涙する事は少なくなってくる。
- ザフト兵「何故……助けた……?」
「そうしたかったからです」
ザフト兵「殺した方が……早かっただろう……に……」
「……! ……くそっ…!」 - 第35話「舞い降りる剣」より。
- 大量破壊兵器サイクロプスが起動し両軍とも脱出する中、被弾したジンを救出するも、そのパイロットは脱出が完了した時点で既に瀕死となっており、彼を助けようとしたキラの意思と行為を皮肉るような事を言い残して息を引き取ってしまう。助けられなかった無念の思いと共に岩場に手を叩きつける。
- 小説版ではジンのコクピットを改めた時点でパイロットは事切れていたため、この会話は無い。
- 「…でも…サイも、僕なんかとは違うだろ」
「君に出来ないこと、僕は出来るかも知れない。でも、僕に出来ないこと、君は出来るんだ」 - 第36話より。自分を曝け出したサイに言った台詞。実際、キラは戦うことはできても、サイの様に周囲に気を配ることができなかった(状況的な理由も一応ある)。
- この台詞の後、小説版では「二人は本当の意味で出会った」と書かれている。
- アスラン「この状況では、どのみちオーブに勝ち目はない。解ってるんだろ?」
「え? …うん。多分、みんなもね。でも、勝ち目がないから戦うのを止めて、言いなりになるってそんなことできないでしょ」
「大切なのは何の為に戦うかで…だから僕も行くんだ。本当は戦いたくなんてないけど、戦わなきゃ守れないものもあるから」 - 第40話より。オーブ撤退の前のアスランとの会話にて、自身の決意を語る。
- 「でも、僕とアスランみたいなことには、ならないで下さいね」
- 第44話より。デュエルの相手を任せほしいと頼むディアッカに対しての台詞、実際に友人同士で殺し合ったキラが言うには重い言葉である。
- ディアッカもキラとアスランの一連の出来事は知っていた為か、イザークとは撃ち合わずに機体から降りて話し合うことを選択している。
- 「そんなこと…! させるもんか!」
- 第45話より。メンデル内でクルーゼから自身の出生の秘密とムウとクルーゼの真の関係を教えられた後、クルーゼに攻撃するが、それにより彼の仮面が外れて絶句する。
- 「僕が傷つけた…僕が守ってあげなくちゃならない人なんだ…」
- 第46話より。クルーゼから捕虜として解放されたフレイを連合のGATシリーズの妨害により取り返す事が出来ず、機体と自身に重傷を負った際に呟いた。
- この時のキラは本編中では殆ど見られない「熱い」キラであり、フリーダムの損傷を全く気にせず、フレイの事を最優先に考えていた。この事からフレイの存在がキラにとって如何に大きいものか良く分かる。
- この行動をきっかけにフレイもキラの生存を知る事となる。小説版ではその結果、ナタルが進めた除隊や後方勤務を全て断り、キラとの再会を求めて前線勤務を希望し、ドミニオンに配属される事となる。
- 「大丈夫…僕はもう泣かないって…決めたから」
- 同上。フレイを助けられず、心身ともに消耗したまま帰還。しばらく寝込んだ後にこう発言するも、直後に「泣いてもいいのですよ?」とラクスに慰められ、彼女の膝の上で号泣する…。
- 「そんなっ! フレイ! そんな!」
「どうして君が…」
「畜生! 僕はっ!」 - 最終話より。クルーゼの狂弾により、言葉を再び交わすことも叶わず眼前でフレイを殺されてしまった際の台詞。フレイを守れなかった事を本当に後悔している様子が窺える。
- この台詞のシーンでは、戦死したフレイと魂の邂逅を果たしたような描写になっているが、監督曰く「この時のキラとフレイはお互いの言葉は聞こえていない」との事で、実際この時のキラは霊体となったフレイの言葉に一切反応していない。
- 「あなたは! あなただけは!!」
- フレイを殺害し、この上にラクスらの乗るエターナルにも攻撃を仕掛けるクルーゼを激しい怒りと共に追撃する。
- 小説版では、この後宇宙を漂う場面で怒りと復讐心に駆られてクルーゼを攻撃した事を後悔する様子が描かれている。
- 「それでも!」
「守りたい世界があるんだ!!」 - 最終局面。エゴと報復心と競争心の果てに世界は絶滅戦争に至っている事、そして自分もまた人類のエゴの集大成の様なものだろうと皮肉るクルーゼに真正面から立ち向かい、この叫びと共にビームサーベルで突撃する。
- 世界と人類への憎悪に満ち、人の話を聞く気など一切無いクルーゼの絶望と悪意を一刀両断するものであり、彼に対してはこの上ない回答であろう。
- 「僕たちは…どうして… こんなところへ 来てしまったんだろう…」
「人は…世界は…」 - 大破した機体から放り出されて、宇宙に漂いながら涙を流して。このシーンを以って『SEED』の物語は一旦終幕する。
- ちなみに、『Z』では黒歴史エンドの一節で使用されている台詞でもあり、よりらしいシチュエーションになった。
SEED DESTINY
- 「本当はオーブだけじゃない。戦って…討たれて失ったものは、もう二度と戻らないから…」
アスラン「自分だけ解ったような綺麗事を言うな! お前の手だって、既に何人もの命を奪ってるんだぞ!!」
「…うん。知ってる。だからもう…ほんとに嫌なんだ、こんな事は…」
「撃ちたくない…撃たせないで…」 - 第25話より、アスランとの密談中にて。凄惨な大戦を経て、キラの精神は当時でも既にガタガタであったが、戦わないことを状況が許さない。皮肉なことに、ここで叱責するアスランが原因の一つとなり、撃ちたくないという思いは無下にされることとなってしまう。
- 「分かるけど…君の言うこともわかるけど…!」
「でもカガリは、今泣いているんだ!」
「こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ! 何故君はそれが分からない! なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって、全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか! 今カガリが守ろうとしているものを!」
「なら僕は君を討つ!」 - 地球連合・オーブの連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際の台詞。政略結婚を阻止する為とはいえカガリを強引に連れ出し、また戦闘の介入は戦場を混乱させるだけと忠告を受けた後である為、1行目にもある通りキラ当人も自らの行為に正当性がないことはとうに分かっていた。
- しかしいくら正論を口にしようと、「オーブでカガリを守る」という自分がやるべき役目を放り出す形で、事前に相談もせずザフトに渡ってオーブと戦うアスランがそれを指摘する正当性自体もなく(アスランは移籍後に相談しようとしたため、当然ながらオーブからは門前払いされている)、『DESTINY』では珍しく激烈な怒りでアスランを非難、最下段の台詞と共にセイバーを滅多切り、修復不可能な程に大破させる。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
- この台詞自体はおそらくキラ個人の怒りであり、アスランに対する精神攻撃の意図はないだろうが、キラはアスランを非難する時には既にビームサーベル二刀流に移行できるように備えていた。セイバーをバラバラに引き裂いた一連の攻撃はキラの怒りだけでなく、半端に追い詰めたアスランの怖さを知って事前に用心していたのだろうか。
- 小説版では連合の非を認めながらも、「連合に非があるから、プラントは正しいのか」と突きつけ、更に「正しい戦争などない」と「積極的自衛権の行使」という聞き心地の良い言葉で取り繕っても、「戦争はどこまで行っても戦争」というかつて自分達が得た答えを忘れたアスランへの怒りをアニメ版以上に強くぶつけている。
- 「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
- アスランとの極秘会見にて。『SEED DESTINY』時代のキラを象徴する曖昧な台詞である。
- 「僕もラクスも狙われたりしなきゃデュランダル議長のこと、信じてたと思うんだよね。戦わない方がいいって言った人だもん」
- デュランダル議長の人柄や思想に対するキラの素直な評価。
- キラがデュランダルを疑っていたのは、ザフトの暗殺者にラクスが狙われたり、ラクスの影武者としてミーアが用意されたりしたからであり、それさえなければキラやラクスもデュランダルに協力をしていた可能性は十分に有り得る。
- 「ラクスはこうだからって決められるのは困る。そうじゃないラクスは要らないとか」
「そんな世界は傲慢だよ」 - ミーアを自分に都合のいいラクスとして利用したデュランダル議長に対するキラの台詞。最愛の存在であるラクスを、単に殺されそうになったただけでなく、影武者とはいえ政治の道具としてまで扱われた事に対する、キラの静かな怒りとも言える。
- これはデスティニープランが実行された世界を暗に示しており、人が正に遺伝子という設計図通りに動くロボットになる世界を否定している。極端に述べれば、「MSのパイロットが正しいキラとアスラン」、「デュランダルを支持するのが正しいラクス」という正に個人の意志を剥奪された世界を示し、それを拒めば正しくない、不幸として抹殺する世界である。
- 久織ちまき氏の漫画『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE』では、より正確に「人の欲望が無くなることはない」「遺伝子で全てを決めるのならその役割に特化したコーディネイターを作り出すことになる」とデスティニープランを否定する。
- 「でも違う!! 命は何にだって一つだ!! だからその命は君だ、彼じゃない!!」
- クルーゼの分身である事に囚われているレイにキラが言い放った台詞。クルーゼと同じくアル・ダ・フラガの遺伝子から生み出されたレイが、デュランダルの意図で「もう一人のクルーゼ」であろうとしている事に気付いたキラは、あくまでもレイとクルーゼが別人である事を叫んだ。
- これは、かつてのクルーゼとの戦いで、その狂気を完全否定できず曖昧な反論しかできなったキラがようやく返した答えでもある。
- 原作ではこの発言にレイは動揺してしまい、それが敗因となるのだが、『L』においては、逆にレイのキラに対する嫉妬が爆発する形でこの台詞を否定されてしまう。
- 「傲慢なのは貴方だ! 僕はただの一人の人間…この世界で生きる一人の人間だ! どこもみんなと変わらない! ラクスだって! でも…だから、貴方を討たなきゃならないんだ! それを知っているから!」
- 最終話でデュランダルと対峙した際の問答の中、「スーパーコーディネイターであること」を根拠にデュランダルに「傲慢」と言われたことに対しての反論。非人道的な手段で生み出された スーパーコーディネイターや高いカリスマを備えたラクスを「選ばれた存在」としているデュランダルの歪んだ理想を認めれば、クルーゼやレイの様な人間の勝手な都合で生み出された犠牲者が増え続けてしまう事を十分に知っていたキラは、自身やラクスがどこにでもいる一人の人間であると信じ、「特別な存在」という枠の中へ勝手に押し込めようとするデュランダルを「傲慢」として真っ向から否定した。
- 実際キラの精神性はスーパーコーディネイターに拠るものではなく、一人の人間としての経験によって形成されたものであり、遺伝子によって傲慢になたわけではないため、遺伝子で人を見るデュランダルはキラの見方を誤っていたのである。キラの中にある「傲慢」といえる部分は、決して遺伝子ではない。
- 「覚悟はある……僕は戦う!」
- 上記の後の台詞。デスティニー・プランを否定する選択を取った事で、それによって生じ得る新たな問題と向き合い、罪を背負って戦う事を決意したキラの意志を表す言葉といえる。
- キラにとって、この言葉はデュランダルだけでなく、中途半端な覚悟であった自分自身にも宣言したものであるのかも知れない。また、これはレイの心にも大きく響き渡ったようで、キラを撃とうとしていたデュランダルをとっさに撃ってしまう事になった。
- 『L』と『UX』では彼の決意、およびその内容をより明確に語る。
- 「…いくら吹き飛ばされても 僕らはまた花を植えるよ……きっと」
「一緒に…戦おう」 - 後日談「FINAL-PLUS」およびスペシャルエディション完結編より。慰霊碑の前でシンと再会、互いを認識しながらの対面は初の状態でキラが差し伸べた手を取るのを躊躇するシンに対して、シンが嘗て言った「いくら花を植えても人はまた吹き飛ばす」という台詞に対しての答えを自分なりに返す。
- 意訳すると「諦めずに何度でもやり直せばいい。平和の実現のために、自分達はそうするつもりだ」という事ではあるが、「まず花を守る(吹き飛ばされないようにする)という発想はないのか?」と多くの視聴者から突っ込まれてもいる。もっとも、あくまでシンから「人はどうせ戦争を繰り返す」という諦めの感情をその言動から感じ取れたためにこのような表現を選んだのであり、「花が吹き飛ばされることのない世界の実現」がキラにとっての最終的な目標であることは揺るぎようのない大前提である。また、ユニウスセブン落下とそこから勃発した一連の戦争による地球の被害を考えれば、復興という意味あいにおいても、こちらの方が適切と言える。
- シンにとっては2行目の誘いこそが今までの価値観を破壊する言葉であり、今まで敵として戦ってきたキラ自身がそれまでの遺恨の一切を見せずシンを求める姿勢に衝撃を受けていた。シンは涙ながらにキラの手を取り…後日談ではそれまでの敵対から打って変わって、キラに懐くシンの姿が描かれている。
- しかし、映画『SEED FREEDOM』では早々に吹き飛ばされる花のカットが描かれており、2年経過してもこの想いが未だ結果として実っていないことが示唆されている。
他媒体
- 「よくもトールを!! トールを、やったなぁ!!」
- 雑誌掲載時における高山瑞穂氏の漫画『機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』の場面。
- アークエンジェルを襲うブリッツガンダムを迎撃するトールだったが、スカイグラスパーの機首をブリッツに撃ち抜かれてしまう。その光景を見たキラは怒りに任せてブリッツを討ち取る。
- ただし、上記の場面は単行本収録の際に大幅な加筆修正が施され、このシーンはアニメ準拠のものに変更されて無かった事にされている。
- 「戦闘中のザフト・連合両軍に告げます!! ただちに戦闘を中止してこの区域から退避して下さい!」
「間もなくこのアラスカ基地は大規模な電磁兵器によって自爆します! ここにいては危険です! 今すぐ退避を!!」
「信じてくれ! もう時間がないんだ!!」 - 同じく高山瑞穂氏の漫画『機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』コミックス版より。
- アニメ版でのキラはアラスカ基地での戦いで、母艦アークエンジェルが撃沈の危機に晒され余裕がないこともあってか、撤退勧告を行いながらザフトのモビルスーツ(の武器等)を攻撃、実力行使で撤退に追い込む形となっていたが、同作では(ブラフではないかと疑うザフト兵達に対して)キラの方から武器を捨てて必死に撤退するよう呼び掛けるシーンに変更されている。この必死な説得が届き、基地に突入した少数の部隊を除いてザフトのモビルスーツ部隊は生存する事が出来た。
- なお、雑誌掲載版では編集部の意向と資料不足が重なり、アラスカ基地到着前にザフト軍の襲撃を受ける中単にフリーダムが救援に駆け付ける形となっている[4]。
- 「…言ったでしょ 僕もプランには反対だって 人の心から欲望がなくなるなんてないよ 遺伝子によって役割が決まる世界なら 今よりもっと優秀な人間を作ろうとする人が出てくるんじゃないかな? アレができるようにこう作ろうとかこういう人間を作ろうとか… 嫌なんだ…そういうの当たり前になったらダメだって思う …でも今はそんな先のことより大切な人とその人の夢を守りたい それが僕の一番の願いだ」
- 久織ちまき氏の漫画『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE』より。アスランの「議長がお前(キラ)は戦うことが役割だと知っていれば苦しむことはなかったと考えていた」旨の発言に対して。アニメ版とは異なって、キラは自分なりの反対意見をはっきり述べている。
- この発言を聞いたアスランは「夢や願う心が争いの原因だったなんて答えは、俺は納得できない」と返し、キラも同意している。
- 「この戦闘に介入するつもりなのか!?」
- 『機動戦士ガンダム00』ファーストシーズン放送時のカードゲーム『ガンダムウォー』のCMでの台詞。『SEED』でアスランがオーブ対連合の戦闘に介入した時の台詞のセルフパロディである。
- 「介入」とは刹那達CBのガンダムマイスターの行動を指しての事なのだろうが、自身が介入行動を取っていたキラが言うと、どうしてもシュールに感じてしまう。
- なお、このCMは『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダム00』の主人公対決がテーマであるが、シン・アスカではなくキラ・ヤマトが起用されているあたり、製作広報側でも主人公の見解が錯綜していた事実が窺える。
- 「……どこへ行くの?」
「君……出ていこうとしてたんだね?ダメだよ……逃げちゃ」
「君の仲間がいるんだろう?ここには?」
「さっきの君の力……ボクも見たよ。けど、力だけが君のすべてじゃないだろ?ボクだってそう。出来ることがあって、やりたい事がある。だから、ボクはここにいる」
「君にも大切にしたいなにかがここにあるというなら……君はここにいるべきなんだ」 - ゲーム『SDガンダム GGENERATION DS』にて、心無い言葉で傷つき、出ていこうとしたディー・トリエル[5]を引きとめた際に。このゲームでは『SEED』の物語はアラスカ編以降の為再現されていない[6]が、かつて自分も似たような目に遭ったことのある身として彼女を気にかけ、説得した。ムウからも「いつの間に随分大人びた口利くようになっちまって……」と遠回しに褒められている。
迷台詞
- 「おんな…のこ…?」
- 『SEED』第1話「偽りの平和」より。ザフトのヘリオポリス襲撃からの避難時、カガリの帽子が爆風で吹き飛び、彼女の長めの髪があらわになった際のキラの反応。
- キラの天然ぶりを象徴する迷場面の一つ。当然、キラに男子だと間違えられてしまったカガリは立腹している。
- ちなみに第19話「宿敵の牙」では、フェミニンな装いのドレスを着たカガリを見た際も「おんな…のこ…?」と呟いてしまい、またしても怒らせた挙句「 …だったんだよねって言おうとしただけだよ」とごまかしているが、何のフォローにもなっていないため、やはりカガリに怒られている。
- なお、アスランもカガリと初対面の際に同じ反応をしている。
- 「モグモグ……!!」
(まったりとしたコクの中に広がる繊細で繊維質な野菜たち…… 火が通ってないみたい。そして、爽やかな雨上がりの路地のように、ところどころに浮いている油…。明らかに分量を間違えてる。食べ終わった後にはまるで土砂降りの雨のなかを一人さ迷い歩くかのような絶望感。一言で言い表すなら…… 不味いよ、ミリアリア) - GBA用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』より。ミリアリアの手料理を御馳走になるイベントで彼女お手製のシチューを食べた時の感想。
- 台詞が少なめの傾向に有る原作からは考えられないような、料理漫画顔負けの豊富な語彙による凄まじい表現から、筆舌に尽くし難いレベルの不味さである事が伺える。
- この後、3杯目までのお代わりをせずに食べ終わるか、4杯目のお代わりをすると意識を失いメディカル・ルームに送られる事に(何故か3杯目のお代わりまでして食べ終わると倒れない)。お代わりする度にキラの反応が「舌が痺れてきた」→「ぼーっとしてきた」→「目が霞んできた」になる。
- しかし、これほどのの不味さを誇る料理を作れるミリアリアは、ある意味天才かもしれない。しかも本人がその腕の悪さに気付いていないのだから、サイやカズイはおろか彼氏のトールですら泣いて嫌がるのは無理もない…。一時は楽しみにしてたものの直感から食べずに済んだフレイは本当にラッキーである。
- なお、ミリアリアの名誉の為にフォローしておくと、4杯目のお代わりをせずに食べ終わると分かる事だが、彼女は軍用の濃縮調味料である事を知らずに、薄めず普通に使ってしまった為にこの大惨事になったのである。ちなみに、その真相が明かされるルートに来た場合、マリューがこのシチューをあっさりと作り直してしまう。
- 「その命は君だ、彼じゃない!」
「今だ!!」 - PS2用ソフト『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』の公式プロモーションムービーより。
- 前半の台詞はキャラクター紹介の名言台詞、後半はゲーム中の台詞なのだが、違和感無く繋がって再生される。しかも、よりによって戦っている相手がレイのレジェンドガンダムである。
- 原作の名シーンの再現の直後に、チャンスとばかりにストライクフリーダムのハイマットフルバーストをレジェンドに撃ち込んで直撃させており、まるでレイに対して精神攻撃を行った後に不意打ちを仕掛けている形になってしまっている。
- もっとも、似たような台詞事故はこれに限らずSRWシリーズ含めて多数存在しているが、余りに台無しにも程があるためか、発売から10年以上経過した現在でもプレイヤーから語り草となってしまっている。
- 「アスラン、まだイージスに乗ってたんだ…」
- アーケードゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVSガンダム』及び続編『ガンダムVSガンダムNEXT』より。前者でフリーダム[7]または後者でストライクフリーダム[8]使用時にイージスが僚機となった際の特殊台詞。
- これらのゲームではアスラン搭乗機でプレイアブル化しているのはイージスガンダムしかないのもあり、他の面々からも突っ込みがあるが、中でもキラのこの発言が一番辛辣だとネタにされている。
- 時系列的に既に旧式同然で過去の出来事とはいえ、イージスはキラにとって良くも悪くも印象深い機体のはずだが軽く済まされてしまっている…。
- 「どうして、こんなところに来てしまったんだろう…僕たちの『ガンダムブレイカー』は…」
アスラン「キィラアアアア!!」
「うわあ!? あ、アスラン!? やめてくれ! 僕はもう、『ガンダムブレイカー』を遊ぶのをやめたんだ!」
アスラン「何を今更ぁ!!」
「どうせ新作なんて出ないんだったら、僕のことはもう放っておいてくれ! …うわあ!!」 - ゲーム『ガンダムブレイカー4』最終PVより。同作発売と同年に公開されていた映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)まで含めた『SEED』シリーズの台詞パロディを徹底的に盛り込みながらアスランと共に同作の紹介をする、という公式発のパロディ動画と化している。各種語録の改変は勿論、イザーク達にガンプラの出来で「やめてよね」とマウントを取る、ラクスにガンプラを見せびらかすことができなくて病むなど、20年もの月日が積み重なったシリーズだからかゲームに関係ないキャラ崩壊気味の遊び心が非常に目立つ。
- 余談だが、『ガンブレ4』の前作である『Newガンダムブレイカー』はシリーズの中でも突出して低評価のスラング的黒歴史なゲームであるため、この場面のキラはある意味でプレイヤーたちの代弁者と化している…と言えなくもないが、その場合それをメタネタにしてぶつけてきた『ガンブレ4』のこのPVがあまりにも強すぎる。
スパロボシリーズの名台詞
原作でキャラクターそのものは確立しているが、そこから受ける印象は各作品で異なるのが特徴。
戦闘セリフ
- 「ターゲット確認、マルチロック… いっけえぇ!」
「想いだけでも、力だけでも… これで決める!」
「戦いを終わらせる、その為には…! この力で!」 - フルバースト系攻撃の台詞。「想いだけでも、力だけでも」の台詞はキラを象徴する台詞となっている。
SEED準拠
第3次α
- 「い、いくらカミーユさんでも、僕には…!」
- 第21話地上降下ルート「プリティ・デビル」より。サイへ暴力を振るった際、キラを止めようとするカミーユへ言った言葉だが、逆に「その台詞を俺達全員に吐く気か!?」と突っ返される。
- 「…ブライト大佐もあなた達も僕と同じ様な苦しみをくぐってきたと言っていたけど…やっぱり、君達は違う…! 僕とは違うんだ…!」
「僕がどんな思いで戦ってきたか…! 誰も気にもしないくせに!!」 - 同上。自惚れをカミーユに一喝されると、一転して悲劇のヒロイズムを振り回す。が、今度はシンジに「キラ君…違うよ。君は僕達と同じだよ…。君は…!」と諭される。
- 「何度でもやりなおせる…生きてさえいれば…やりなおせる!」
- 第49話「銀河に響く歌声」におけるゲペルニッチとの戦闘前会話。バサラの「TRY AGAIN」に感動して呟いた独白だが、何かを悔いているようである。
- 「そんなことはさせません! 世界も終わらせないし、シンジ君も救ってみせます!」
「シンジ君…。君が見せてくれた優しさを僕は忘れない…! だから、シンジ君! 今度は僕が君を助ける番だ!」 - 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」の戦闘前会話より。人類補完計画の阻止の為に最悪の場合シンジの身を犠牲にしなければならないという絶望的な状況の中、何が何でもシンジを救出しようと真っ先に叫んだのは、他ならぬキラだった。これまで何度もシンジに救われたキラだからこそ、その闘志も人一倍である。シンジとの友情を深め合った第3次αのキラを象徴する台詞とも言える。
- 「話し合いは武器を持つより簡単なはずなのに…! あなた達は!」
- 第54話「神に守られし星」に於けるサルデス&ヒラデルヒアとの戦闘前会話。他作品キャラの糾弾と比べると幾らか青臭さが漂うが、至極正論では有る。
- 「どちらかが滅びるまで戦って何になる!? そこに勝利なんてないはずだ!」
- 対バッフ・クランルート第58話「発動」におけるドバ・アジバとの戦闘前会話。地球軍とザフト、どちらかが滅びるまで続く泥沼の戦争を目の当たりにし、それを阻止してきたからこそ、本作のキラとしては強い口調で非難するが、当のドバは「欲しいのは勝利ではない。お前たちが宇宙から消滅したという結果だ」と意に介さなかった。
- 「未来を築くために今の僕達が出来る事…それは…!」「それは…それは…!」
「ケイサル・エフェス! お前を討つ事だ!!」
「怨念に縛られてどうするんです! あなたは!」
「ケイサル・エフェス! あなたの過ちは、僕達が止めてみせる!」 - 最終話の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。この局面で言葉に詰まって霊帝から突っ込まれる辺り、第3次αでのキラを良くも悪くも象徴していると言えるかも知れない。もっとも、この時の霊帝は追い詰められ余裕が無くなっていたのか、焦っているかような返しだった。
- 「…僕達は互いに憎み合って、戦って…多くの生命を失ってきました…」
「僕はその犠牲を無駄にしたくない…二度と、あんな悲しい戦いを起こさない為に、僕も何かをしたいです…」 - エンディングより。原作通りラクスと共にオーブで暮らす結末も含め、キラが望む「争いを起こさない為の行動」が、そのままDESTINY時代の行動へ直結する事を示唆しているかのような台詞である。
携帯機シリーズ
- 「そんなに戦いがしたいのか、お前たちはーっ!?」
- 生体CPUに対する特殊戦闘台詞。DESTINY放映期間中である事も踏まえるとシン・アスカの名台詞のキラ版と言ったところ。
- 「うわああああっ! あなたが! あなたがフレイを!」
クルーゼ「ふっ、いい目だ…思い出したようだな、人の感情を!」
「あなたが、フレイをーーーーっ!」 - 第48話宇宙ルート「終末の光 後編」におけるクルーゼとの戦闘前会話。フレイを失った悲しみとそのフレイの命を奪ったクルーゼへの怒りを露にするキラと、どこか冷めて皮肉めいた態度のクルーゼの対比が印象的。
- 「クルーゼエエエッ!!」
- 第49話「憎悪の果て」より。草壁を撃ち落して現れたクルーゼに対して。Jではフレイの死とクルーゼとの決着が別のシナリオとなっており、決着面でクルーゼが現れるとこの台詞を叫ぶ。前述のクルーゼとのやり取りといい、TV版本編やDESTINYでは考えられない、『J』の「熱血気味になったキラ」を象徴する台詞である。
- 「それはあなたの方だ! そんなにこの世界が憎いって言うなら!」
- 同上。クルーゼとの戦闘前会話。「君は、いてはいけない存在なのだよ」と語るクルーゼに対して。クルーゼをはっきり否定している。
- ちなみに、英語版では最終話でクルーゼ相手に「Die!(死ねぇ!)」と叫んだり、「You are crazy(貴方は正気じゃない)」などと言うなど案外はっきり否定してるあたり、『J』のキラはもしかすると英語版なのかもしれない。
- 「僕は…僕は…モノじゃない!」
- 第31話「姫と道化、女王と勇者」より。ラクスを誘拐しようとするギムレットを阻止した際、彼に自身を「作品」扱いされて激昂して。
- 「ありがとう、フレイ…。君は…僕の心を守ってくれた…地球に降りた時、君がいなかったら…僕は…駄目になっていた…だから、僕は…今度は僕の力で…ラクスを守るよ…この力が誰かに憎まれる呪われた力でも…」
- 第45話火星ルート「生まれ落ちた悪意」にてフレイから謝罪の言葉を受け、自身を助けてくれたラクス救出を頼まれた際に。
- 「僕が成功作で君が失敗作だって誰が決めたの…!?」
「そんなの…意味がないんだ! だって、生まれてきた人に成功も失敗もないんだから!」 - 第50話プラントルート「憎悪と運命の螺旋」におけるカナードとの戦闘前会話。Wでは口下手な彼の数少ないまともな反論。
- 「そんなことは……そんなことはさせない!! 僕達、ノイ・ヴェルターが!!」
- 第54話「忘れえぬ思い出を胸に」クルーゼ撃破後。「世界の終わりが見える」等と妄言を吐くクルーゼをこの言葉で否定した。
単独作品
DD
- クルーゼ「その力! 滅びへの道まで断てるものか! 君がどう抗おうと、結果は同じなのだよ!」
「あなたの思い通りにはならない! 戦っているのは僕だけじゃないんだ!」 - 『DD』第2章Part1「終わらない明日へ」より。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてラウ・ル・クルーゼと対峙した際、ジェネシスの発射時間は稼いだとクルーゼが豪語する中で。原作以上に数多くの仲間たちと再会し、力を合わせることができたスパロボならではの台詞であり、キラもまた変わることができたことを実感させてくれる台詞。
- (僕達の世界は…)
(明日へ続く…他の世界も終わらせない…必ず…) - 同上。討ったクルーゼが、最期に世界への呪詛を遺したことに対しての内心。悲観的なままに終わった『SEED』原作とは違い、仲間に恵まれ、原作では死んだ人々を守ることができたキラは、絶望ではなく確かな決意を抱き、第1次連合・プラント大戦は終結を迎えた…。
- 「僕は…」
フレイ「泣かないで…」
「フレイが生きていて良かった…本当に…!」 - 同上。原作と違いフレイは無事に救助され、戦後に再会することができた。仲間たちと共に安堵する中、原作のような悲しみや絶望ではなく、安堵と嬉しさで涙を流す…。
- 「このフリーダムは、自由や平和を願う人達が僕に託してくれた力…!」
「あなたのような人と戦うことで僕の気持ちも決まった…!」 - 『DD』2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」第3話にて(『Z』作中と思わしき設定)、コマンダー・ベンメルとの戦闘前会話。フリーダムという機体の名をこう解釈し、エゴの塊であるコマンダーとの対峙で彼も覚悟を決めることになる。ちなみに、状況的には『DESTINY』設定だが、上述のように名義自体は『SEED』設定のままである。
DESTINY準拠
Zシリーズ
- 「わからない…。でも…僕が来る前…彼の心は泣いていたよ…」
- 太平洋ルート第18話「血に染まる瞳」にて、オーブ慰霊碑の前に現れたシンが去っていった後、ラクスに対する台詞。
- 「僕は誓ったんだ…。もう誰も殺さないと…」
「だから、戦う力だけを奪う…! それが僕の戦いだ!」 - ランドルート第30話「アクペリエンス」での戦闘前会話。原作でも「撃ちたくない」と言っていたが、実のところキラが明確に不殺を誓う場面は原作には存在しない。後述の台詞と合わせて不殺主義に対する拡大解釈とも言える。
- 「…でも、彼は僕を許せなかった…。その思いが、彼に力を与えていた…」
「そういう風に憎しみが憎しみを呼ぶような戦いを僕はやってはいけないと思っていた…」
「でも、本当は…僕自身がそれ巻き込まれる事を恐れていただけかも知れない…」
「僕が誰かの命を奪って、それで誰かに恨まれて、その人と戦って…」
「アスランと僕がそれぞれの友達の命を奪った時のように…」
「だから、僕は…人の命を奪わない戦いをしてきた…つもりだった。でも、やっぱり出来なかった…」
「今までの戦いだって僕のやってきた事で間接的に命を落とした人達もいたと思う…」
「きっと、これからもこういう事は起こる…。僕は…どうすればいいんだろう…」 - 両ルートの第40話にて。原作では見られなかった自省の念であり、後にシンと歩み寄る第一歩となる。
- 実際、キラの戦い方は積極的に不殺をするものではなく、殺すのをできるだけ避けたいといった方面のものであった。攻撃を行えば誰かしら人が死ぬ。武器を奪えば間接的にパイロットの死因となる。戦艦を撃って武装を潰せば、武装の近くにいた乗員を撃ち殺すことにもなる。キラの辿った道を考えれば致し方ない戦法ではあるが、その行為がもたらす結果を認めた上で自ら踏み込んだ台詞である。
- 「だからと言って、自ら戦いを広げるような真似を…!」
「そんな人間を僕は見逃すわけにはいかない!」 - 第46話「混迷の中の正義」に於けるギンガナムとの戦闘前会話より。しかしギンガナムからは「腑抜けに用はない」と言われてしまう。
- 「いいんだ、アスラン…。そう思われても仕方のない事を僕はしてきた」
「それによって起こる事からは自分の都合のいいように目を背けたままで」
「そして、僕は君の大事な人を傷つけた」
「戦うって、そういう事だってわかったよ…。どんなに言い訳をしようとそれは誰かを傷つける事だって」
「でも、僕は歩くのをやめない…。誰かを傷つける事になってもこれが僕の戦いなんだから」
「それで誰かに恨まれ、憎まれても僕はその痛みを抱えたまま、歩き続けるよ」
「シン…君はオーブで会った時、人はきれいに咲いた花を何度も吹き飛ばすって言ったね」
「僕達は一緒に花を植えよう。どんなに吹き飛ばされても何度でも…」 - 第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」シナリオエンドデモより。本作の名場面の一つであるアーガマのMSデッキでシン・アスラン・キラが和解する場面。
- 原作のような僅かな台詞ではなく、上記第40話であるように自分の行いを深く反省した上で、自分の覚悟と決意、そしてこれまで自分達の行いが引き起こした結果に対してのケジメの付け方を語った。
- また、アムロやカミーユが絡むなどスパロボのクロスオーバーを存分に発揮している。抜粋なので、ぜひともプレイして確かめて欲しい。
- ミネルバ敵対ルートでも第48話「裏切りの月光」や第57話「星に願いを」にて同様の旨の発言をしている。
- 「あなた達もあの人と同じだ! 個人の理屈で世界を滅ぼすような人間を僕は認めない!」
「この世界は誰かのものではなく、全ての人達のものなんだ!!」 - 『Z』第52話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」に於けるシャギアとの戦闘前会話より。「あの人」とはクルーゼの事で、他者の歪んだ欲望によって歪められた自らの出生を呪い、世界全てを憎むフロスト兄弟の姿にかつての宿敵の姿を重ね、自分達はクルーゼと違うと主張する彼らをクルーゼの同類と断じ、彼らの憎悪を否定する。
- 「女性を道具としか見てない人が何を!」
- ジ・Oに乗った対シロッコ特殊戦闘台詞の一つ。フレイやラクスなど、これまで気持ちが挫けそうになってダメになりそうになった時、キラは様々な女性に支えられ叱咤激励されながら立ち上がり続け、過酷な戦場を戦い抜いていった。
- そんな彼からすれば、女の心を手玉に取って玩具のように弄び、自分の野望を達成させるために暗躍するシロッコの姿は、自分のこれまでの人生全てを否定するにも等しい許し難い冒涜だったに違いない。台詞の中にも業火の如き憤怒が滲み出ている。
- 「ハマーン・カーン! あなたは危険過ぎる!」
- 対ハマーン特殊戦闘台詞の一つ。明確に敵対しているわけではないが、デュランダル率いるザフトに肩入れする彼女に、対して何か思うところがあったのだろう。
- ハマーンがラクスを危険と評したように、キラも本能的にハマーンから危険な何かを察知していたのかもしれない。
- そして、『第3次Z時獄篇』において彼女と敵対することとなったが…。
- 「僕は…回り道をしたかも知れない…。それによって誰かを傷つけもした…。でも、僕とあなたは違う! 僕は一度だって自分の事を特別だなんて思ったことはない!」
- 最終話(黒歴史エンド回避)に於けるジ・エーデルとの戦闘前会話より。ジ・エーデルに「君と僕って似ていると思わない?」と言われた際の拒絶の言葉。皆と同じ願いを抱えながら犯してしまった過ちと、それを自覚した上で既にケジメをつけたことを踏まえ、過去の自分の行動を「回り道」と形容している。
- 自分以外の存在全てを玩具やゴミ扱いして弄び、「自分の力が素晴らしすぎるから他人を凡俗としか思えない」などと考えるジ・エーデルに同類呼ばわりされたら、当然激怒して拒絶したくなるだろう。
- 「僕の戦いは変わっていない…。ただ覚悟を決めただけだ…!」
「笑いたければ笑えばいい。だけど、僕は迷いながらでも進むと決めたんだ…! だから、貴方を倒す! 僕の手で誰かを守る為に!!」 - シークレットエピローグ第2話「執行者」に於けるギンガナムとの戦闘前会話。「覚悟」という言葉を用いた意思表明をギンガナムから嘲笑されるも此れを甘んじて受け止め、破壊に酔いしれる御大将に「覚悟」の度合いを示す。
- 「何となくだけどわかかるよ…。君にも覚悟があるって事が」
「だから、迷いがないんだね。自分のやる事を信じているから」
「でも、それは僕も同じだよ。僕も心を決めたから、こうやって戦っているんだ」
「だから、退かない…! 僕はこの世界と、そこに住む人達のために戦う! それが僕の信じたものだから!」 - シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」に於けるXAN-斬-との戦闘前会話。その「真意」を朧げながらに感じ取り、彼の迷いの無い覚悟にシンパシーを寄せるも、同じ「信念」を持つ者として避けられない戦いに臨む。
- 「さすがだね、ヒイロ」
「無理しちゃ駄目だ、ヒイロ!」 - ヒイロの援護時の台詞。上記の通りに多元世界は違うがDESTINY⇒TV版ガンダムWの順の流れなので、第3次αの時と年齢差が大幅に逆転をしたと見られる。
- 「ソレスタルビーイングを援護します」
- 前作(ZEUTH)のガンダムシリーズの主役級の中で唯一キラのみソレスタルビーイングの援護攻撃時に発生をする。
- 「それは君一人が背負い込む事じゃない。みんなでやれば、いいんだ」
「そして、君の側にはいつだって僕がいるんだ」 - 第28話「放浪のZEUTH」より。今後ZEUTHのメンバーがどうすべきか隊長として悩んでいるアスラン。皆を守るために一人で次元獣ブルダモンと対峙した彼に対して。
- 「…何故だろう。あなたの言葉は少しも心に響かない」
「あなたの言葉にあるのは他人を騙そうとする悪意だけだ。そんな人間を信用する事など出来ない…!」 - 第30話「ストレート・フルクラム」より。自身の下へ来るよう勧誘するアイム・ライアードの言葉を、断固として否定した。
- 「何かを償う方法は人それぞれです。だから、僕はあなたを止める事は出来ません」
「でも…あなたの死も誰かを悲しませる事を忘れないで下さい」 - 第33話「天を突く命」より。「カミナよりも自分たちソレスタルビーイングの方が死ぬに相応しかった」と漏らすロックオンの発言を聞き咎めての忠告。
- 「キャリブレーションを取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及び、CPGを再設定…」
「FCSリンクを再構築しつつ、コントロールをサブ・サーキットに退避…! これで!!」 - 第36話CBルート「託される意志」より。ヴェーダから切り離されて危機に陥ったソレスタルビーイングのガンダムに対し、事前に予測していたスメラギの指示で、独自のバックアップシステムを発動させた際の台詞。無印SEED序盤の台詞のアレンジと思われる。
- 「…大事な人です」
- 第42話宇宙ルート「想い重ねて、宇宙へ」より。ルゥにラクスの捜索を依頼した際、彼女から「恋人さんですか?」と問われ微笑みと共に発した返答。
- 「司令は常にエレガントです。あの方の礼儀やマナーに乗っ取った美しさは、相手や文化や歴史に敬意を払っているからこそ、出来る事だと思います」
「今の地球連邦がやっている事はそれとは真逆ではないでしょうか? 暴力で相手を屈服させたり、精神を支配したりするのは、人間という存在を否定する行為です」 - 第23話宇宙ルート「悲しみのカトル」にてレディ・アンに向けて語った言葉。キラなりにトレーズという人物について語り、彼女が推し進める軍事力を背景としたコロニー懐柔政策は彼の意志に背く行為だと苦言を呈した。
- 「本当にそれが正しいのですか?」
「…誰もが平和を求めます。でも、戦いがない事と戦わない事は違う事だと思います」
「戦いの痛みを忘れてしまっては、人は戦いを捨てることは出来ません」 - 上記の台詞の後「正しい秩序のためには必要な事だ」と反論されて返した言葉。キラ自身の覚悟と成長が現れた台詞である。
- 「アンディ…僕も目の前で大切な人を失った事があるんだ…」
「今でも…その時の事を夢に見るよ…。だから君に、そんな想いはしてもらいたくないんだ…」 - 第40話「レア・イグラー」にてMIXがアルテア軍に連れ去られたことで荒れるアンディに対して。
- 「あなた達は力を手にする事で大切なものを忘れてしまったんですね…」
- ハーデスとの戦闘前会話の一節。この言葉はハーデスに限らず、歪んだ真化を遂げた連中の本質をズバリと突いている。
- 「だけど、僕は…! そうする事の危険性を知りました! 言葉を尽くさずに行動だけを起こしても余計な衝突を生むだけなんです! あなたの真意を…想いを聞かせてください! 力を示すだけでは、何も変わらないんです!」
- 第56話「シャア・アズナブルの真意」における、シャアとの戦闘前会話。前半の台詞はZでのかつての自分自身の行動を受けてのものである。
- 「リディ少尉は…君と…いや、僕達と同じだよ」
「少尉は最後まで自分の大切なもの、信じるものを守るために戦っていた」
「変わってしまったように見えたのはその大切なものの心に占める割合が他の事より、ずっと大きくなったためだと思う」 - 蒼の地球ルート第11話「プラント動乱」より、リディの変貌についての見解。
- 「シンもそこまでにしようか。そろそろルナマリアが不機嫌になるから。」
- ヒビキとセツコがタッグを組んで出撃したのを嫉妬しまくった挙句、とどめにヒビキにからかわれてキレたシンを窘める一幕。ちなみに、ヒビキはスズネに叱られた。
- かつては「天然」などと揶揄されたキラだが、空気を読んでタイミングを見計らって止めに入っているあたり、彼も成長したのだろうか。不機嫌になるギリギリまで待つのもどうかと思うが。
- 「リディ少尉!オードリーのために戦ったあなたはどこに行ったんです!?」
リディ「俺の戦いは彼女を救うためでもある!」
リディ「箱さえ手に入れて、ネオ・ジオンを駆逐すれば、ミネバも一人の女になれる!」
「そんな事を彼女が望んでいるんですか!?」
リディ「…それしか方法がないんだよ!それしか!」
「そんな独りよがりのやり方じゃ何も変わらないんです、リディ少尉!」
「だからもう、戦いをやめてください!」 - 宇宙ルート第37話「暗闇のリディ」より。
- ラプラスの箱の真実を知ったことにより変わり果ててしまったリディとの戦闘前会話。
- 「あなたの想いは力を生む…!だけど、それはあまりに悲しいんだ!」
ハマーン「知ったような口を利いてくれる!」
「僕には、あなたの心の中まではわからない…!」
「だけど、こんな悲しい想いの戦いをこれ以上、続けては駄目だって事はわかる!」
ハマーン「ならば、私を止めてみるがいい!お前に出来るのなら!」
「やってみせる!僕にだって想いと力があるんだ!」 - 宇宙ルート第38話「ハマーンのためらい」より。
- ハマーンとの戦闘前会話。
- アスラン「待たせたな、キラ!ここからは俺も一緒に戦う!」
「………」
アスラン「な、何だ?」
「嬉しいんだよ。こうしてアスランと、また一緒に戦えて」
アスラン「だが…」
「わかってる。僕達のやらなきゃならない事はその戦いを一刻も早く終わらせる事だ!」
「行こう、アスラン!僕達の想いと力の向かう先は、戦いのない未来だ!」 - 宇宙ルート第39話「想いと力の向かう先」より。
- 新武装である『コンビネーション・アサルト』が追加された後の、初戦闘時の戦闘前会話。
- 「こんな状況だ! 手加減している余裕はない!」
- 宇宙ルート第40話「赤い彗星の未来」のシナリオデモでの白兵戦にて。Zシリーズでは数多くの修羅場を潜ってきただけに、『第3次α』時とは正反対の対応である。
- フロンタル「キラ・ヤマト。ラウ・ル・クルーゼが最も憎悪した少年」
「どれだけ憎まれようと僕は生きる…!そして、僕の信じるもののために戦う!」
「あなたの境遇には同情する…!だけど、それはあなたを許す理由にはならない!」
フロンタル「そんなものを私は求めてはいないよ。だが私の邪魔をする以上、君には消えてもらう」 - 同話において。
- フル・フロンタルとの戦闘前会話。
- レナード「知っているよ、キラ・ヤマト。君も後悔と共に生きている事を」
「だけど僕は、生きている。悲しみを超えて、その先に進むために」
レナード「君は立派だよ。そうなれない俺は、好きにさせてもらう」
「そのために誰かの生命を奪う事は許されない」
「だから、君を止める!僕の後悔を他の誰かに味わわせないためにも!」 - 第41話「ずっと、スタンド・バイ・ミー」より。レナード・テスタロッサとの戦闘前会話。
- 「リディ少尉!今のあなたも、オーブで一緒に戦ったあなたも同じだと僕は思ってます!」
リディ「そんな言葉で俺が怯むと思うなよ、キラ!」
リディ「俺は世界を守るためにお前達の敵に回った男だぞ!」
「それでもです!あなたは今も、あの時と同じ純粋な気持ちのままです!」
「だから、それが正しい方向を向くように僕はあなたを止めます!」 - 第44話「宿命を越えて」より。
- リディとの戦闘前会話。
- フロンタル「コーディネイターの夢である君も私と同じく人の想いを集めた器と言える」
「!」
フロンタル「君ならば、レイ・ザ・バレルやラクス・クラインに代わり」
フロンタル「プラントを率いる象徴となる事も出来よう」
「僕に…あなたと同じ役割をやれと?」
フロンタル「その通りだ。それが宇宙と地球に平穏を呼ぶための近道だ」
「僕は…そんなものにはならない。人の想いは、その人のものだから」
フロンタル「私の…いや、自分の存在を否定するのか?」
「僕は、僕だ。誰かの願いを叶えるために生きているんじゃない!」
「僕は僕の意思であなたと戦う!あなたの歪んだ願いを止めるために!」 - 第45話「虹の彼方に」より。
- フロンタル(ネオ・ジオング搭乗)との戦闘前会話。
携帯機シリーズ
- 「その機体は…まさか…」
- 第13話「変わり果てた地球」におけるスウェンとの戦闘前会話より。彼の機体がかつての自分の愛機の強化型である事には、驚きを隠せなかったようだ。
- 「言葉が相手に届けば、きっと戦いをやめてくれると思う」
「どうやって届けるか、本当に届くのか…。届いても、分かってもらえるのか…」
「正直、僕も答えはわからない。でも、その『届けたい』って想いを忘れちゃだめだと思うんだ」 - 第14話ベルリンルート「離別の光・前編」より。シンシアと対立する事になってしまった現実に悩むゲイナーにキラが教えた言葉。たとえ相手に伝わる事が無かったとしても、諦めてしまったらそれで終わってしまう事を、キラはゲイナーに教えたかったのだろう。
- 「僕の友達…アスランは自分の迷いを振り切って、ザフトのために僕を殺そうとした」
「僕は、身を守るためにアスランを殺そうとして、アスランの友達を殺してしまった…」
「戦いの中で余裕が生まれるかわからない。本当は、心の余裕なんてあっちゃいけないのかもしれない」
「でも、僕があの時アスランを殺そうとせずに戦える余裕があったら…」
「アスランの友達も、僕の友達も助けられたかもしれないって思う」
「だから、言葉を届ける余裕を生み出すために強くなるのは間違いじゃないと思うよ」 - シンシアを助けようとする自分の考えが本当に正しいのか悩むゲイナーに対し、キラが自分の経験したニコルやトールの悲劇を話しながら教えた台詞。
- かなり長い台詞であるが、少なくともキラは友達を救う為に強くなりたいと願う事は間違っていないと認めており、自分とアスランの様にはならないで欲しいと願っている事が伺われる。
- 「これは僕が感じた事であって正しいかどうかはわからない…でも、諦めない事は大切だと思う。君は友達を助けられるといいね」
- シンシアの事で悩むゲイナーにキラが最後に言った台詞。あくまでもキラは、自分自身の考えを言った事をゲイナーに示しており、自分の考えが決して正しいとは限らない事を分かっていても、キラはゲイナーが友達を救える事を願っていた。
- 「僕達と一緒にここを脱出しよう。エターナルでアスランにも会えるから…そうすれば、アスランもきっと喜ぶ。ミーアさんが生きてくれただけで」
- 第19話「星の扉、運命の扉・後編」より。メサイアから ミーアを連れて脱出した際に言った台詞だが…よくよく考えたら確かにアスランは喜ぶとしても、二股どころか三股になってしまう。
- 「誰かの思想に支配されて…それで幸せであるはずがない! そんな世界があってはいけないんだ! 未来は自分の手で掴まなきゃ、意味は!」
「それは偽りの幸せだ! 君自身の幸せじゃない!」
「逆らう者を消して…! そんな幸せがっ!」 - 第27話アークエンジェルルート「幸せへのカウントダウン」より。ミハエルとの戦闘前会話での台詞。ついに実現した、ある意味似た者同士の対決。会話内容も、実に「らしい」ものである。
- 「それでも、僕達と同じ道を歩く事もできるはずだ」
- 第32話「リセットされる世界・後編」より。ミハエルが味方に加わる際に、「道を違えたらまた敵になるかもしれない」と言うミハエルに対して。ミハエルもこのキラの言葉には素直に頷いた。
- 「笑いたければ笑えばいい…。でも、僕はそんな時代が来ると信じて戦い続ける! それが僕の戦いだ!」
- 最終話「心からの…」より。最終決戦にて、ナチュラルとコーディネイターが手を取り合ったことを「散々今まで憎み合っておきながら、今更手を取り合うなど片腹痛い」と嘲笑うル=コボルに対して。
- 「いや、変じゃない。人はもう過ちを繰り返しちゃいけないんだ」
「いつまでも花がきれいに咲き続ける世界を作らなくちゃ…」 - 第7話モビルスーツ救出を試みるルート「混迷する世界」より。オーブで初めてシンと会った際に彼の「いくら綺麗に花が咲いても人はまた吹き飛ばす」という発言を受けての台詞。
- 何気に「何度でも花を植える」ではない。シンもこの言葉に同意し、キラもまた戦争で深い傷を負った事を察した。
- 「そのパイロットを救いたいんだろう?」
「僕達は、人の命を奪うために戦っているんじゃない」
「みんな、何かを…大切な誰かを守るために戦っているんだ」 - 第15話連合軍の暴走を止めに向かえルート「僕たちの行方」より。ベルリン市街のイベントにて、デストロイガンダムに搭乗したステラをシンが止めようとした場面より。
- 原作とは異なり、シンの目的に気づいてステラの救出に協力する。この時のキラの「みんな誰かを守るために戦っている」という言葉は、シンに非常に大きな影響を与えており、以降二人の関係は原作とは大きく変わっていくこととなる。この時シンと会話し意思に触れたこと自体が、『L』における『DESTINY』のストーリー最大級のターニングポイントとなる。
- 「くっ…! 撃てるのか…僕は…!?」
「僕の…覚悟は…!」 - 第16話連合軍の暴走を止めに向かえルート「介入」に於けるイクサー2との戦闘前会話。イクサー2の見た目に惑わされ、引き金を引くことを躊躇ったキラをイクサー2は甘い覚悟だと嘲笑する。しかも、この後の戦闘でイクサー2にフリーダムを落とされるのも珍しくない。
- 「そう…あの日、僕達が噛み締めた思いはもう誰にも味わわせちゃいけない」
「だから、僕はオーブを…この世界を守りたいんだ!」 - 第27話「戦うべき敵」より。オーブでの戦闘にてオーブをデストロイガンダムの攻撃からアカツキで守ろうとするカガリを助けての台詞。このキラの覚悟にシンは感銘を受けたようで、この後の名シーンに繋がる台詞となる。
- 「そうだ…僕達は負けられない! 誰かを守るために…! この世界のために、命をかけて!」
- 同上。シンに窮地を救われ、檄を飛ばされた際の台詞。
- 「たとえ戦いの才能があったとしても、人の可能性はひとつだけじゃないんじゃないかな…」
「才能があるから戦うんじゃない。叶うとわかっているから望むんじゃない」
「叶えたいという想いこそが人の運命を切り開くんじゃないかな…」 - 第33話「選ばれた未来」より。レイに対するデスティニープランへの反論。
- 「けど、僕達はここにいます。あなたは本気で僕達を始末しようとは思っていなかった…」
「僕達を消そうと思えばできたはずだ。それなのに…」 - 同上。デュランダルから「自分がラクス暗殺を指示した黒幕である」と謝罪された際の台詞。
- なお、デュランダルと同じ声の人は監督から「シャアは本気になればアムロを簡単に始末できるが、それが出来ないのがシャア」と評されているので、遠回しな声優ネタと思われる。
- 「あなたの憎しみでクトゥルフがどれだけ苦しんだんだ!」
「それでもあなたさえ…あなたさえいなければ!」 - 第35話「永遠のソルジャー」に於けるビッグゴールドとの戦闘前会話。『DESTINY』時代のキラにしては珍しいことであろう。
- 「過ちを犯したなら、償えばいい…。だから…いこう、宗美さん!」
- 第37話「鋼鉄の華」より。セントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び、助力を申し出る宗美を遺恨無く「仲間」として受け入れた際の台詞。
- 「退いてくれ、君とは戦いたくない!」
「何なんだ!? このやり辛い感じは…!」 - ブレラと交戦させた際の特殊戦闘台詞。言わずもがな保志総一朗氏がキラとブレラの2人を演じていることによる声優ネタである。
- 「でも、地球全土に分散した戦力を一度には呼び戻す事はできない…。そうだよね?」
- 最終話「希望の光」に於ける最終決戦にて、LOTUSに追い詰められ、地球の各地に送り込んだ戦力を呼び戻して戦況を有利にしようとしたグロリアに対して。その発言により、グロリアは自身の戦略が既に破綻しつつあることを暴かれ、激昂してしまう。
- 「それが、僕たちの責任だから…」
「そこから目を背けたら、あの時、デュランダル議長に示した覚悟がウソになってしまうから…」 - 第33話直前の選択分岐シナリオにて宇宙ルートを選んだ場合のシナリオデモより。平和のために大量破壊兵器レクイエムを用いることへの矛盾に苦悩するラクスに対して。キラがデュランダル議長に宣言した「覚悟を持って戦う」という言葉の意味を明確に表した台詞。
- そして、キラ自身も守りたい世界のために、親友とともに再び戦場へと赴く。
- 「泣いても、いいと思うよ」
「人は、泣けるんだから…」 - 第37話「命あるもの」より。道生の死亡後、気丈に振舞うカノンに対して言った言葉。この台詞の後、カノンは道生の死を悲しみ涙を流す。キラもまた戦いの中で大事な人を亡くし多くの涙を流したからこそ、重みのある台詞である。
- なお、この台詞自体は『SEED』時代のラクスの台詞のオマージュではあるが、中の人のせいで『スクライド』のカズマの名台詞「お前は今泣いていい!」をも彷彿とさせる。
- 「そう…いくら吹き飛ばされても、僕らはまた花を植える…」
シン「明日になれば、また違う色の花が咲く…何度でも、何度でも。明日、また明日、って…」 - 第43話竜宮島ルート「特異点」より。クアンタムバーストによって加藤久嵩が恩師と対話した直後に。
- 「生きるって、難しいね…。君たちも、僕たちも向かいたい場所は同じはずなのに」
- 第51話「STRANGE EONS」に於けるジンとの戦闘前会話より。前半部の台詞が、どことなく『機動戦士ガンダムAGE』のヒロインの一人ユリン・ルシェル(ユリン役の早見沙織女史は『UX』で由木翼役を演じている)の今際の台詞を彷彿させなくもない。そしてジンのパートナーであるアユルも、ユリンがデシルの攻撃からフリットを庇ってその命を散らしたように、ジンを庇って自身の命を散らすことになる。
VXT三部作
- 「特許許可する東京都特許許可局!!!」
- 『V』シークレットシナリオ「黒い勇者特急」にて。ブラックコントローラーにより、超AIを外部操作されている上に、機体の限界を超えて無理矢理稼働させられている爆発寸前のブラックマイトガインを救出するために、ナイン、勝平、ジュドーらと共に早口言葉で隙を作ったセリフ。『SEED』第1話の早口長台詞もあり、早口言葉面子に彼が混ざるのも納得。平時は上手くいっていなかったが(後述)、やはりキラは土壇場で真価を発揮するタイプなのだろう。
- 「相手は無人機だ。だったら…」
- 『V』西暦世界に行くルート30話にて。神聖ミスルギ皇国によるアンジュに対するやり方に怒っており、その後の逃走に放った無人機に対して強いも怒りを見せている。
- 「…ジル司令の話を聞いてわかったよ。僕のフリーダムは、君のヴィルキスをベースに開発されたんだって事が。だから、この機体にはフリーダム…自由って名前がつけられたんだと思う」
- 『V』西暦世界ルート31話にて、アンジュから「自由なんだね」と評された後に続いて。本作におけるフリーダムのルーツが語られている。
- 「死んだ人は…死んだんです…。もう戻ってこないんです。きっと、その子達は…」
- 『V』第37話西暦世界ルートにて。エンブリヲが蘇生した子供達のために戦うエルシャに対して。かつて自らも大切な人達を失っているからこそ、それがまやかしである事をシンと共に諭す。しかし、そんな彼も所々で言葉に詰まっている事から、キラもまたその辛い現実を受け入れるのにかなりの時間がかかった事を示唆している。
- 「そんなの…本当の友達じゃない!」
「友達だからって、話さなきゃ伝わらない事があるんだ。それをしなかった君は二人がいつか分かってくれるって思ってた…。それは二人を信頼していたからだよ」 - 『V』第38話西暦世界ルートにて。エンブリヲに利用されるクリスに対して。本当の友達なら戦わせたりはしない、戦わせる時点で友達では無いと断言する。事実、キラはOSを書き換えたストライクでの戦いを余儀なくされたが、コーディネイターである事への偏見に苦しむキラを支え続けたのはキラが最も信頼する友達であった。
- 「そうだね。友達同士が戦うのなんて見たくはないから」
- 『V』同上シナリオのエンドデモにて、ロザリーとクリスの和解を見て。友達同士で戦い合った過去を持つキラとしては心の底から安堵した場面であった。
- …直前に黒い発言もあったが(後述)。
単独作品
- 「争いはなくなってないけど、こういう休養も必要だよね。自然との触れ合いが心を癒やしてくれるし」
- 『CC』において、カガリが招待したプライベートビーチで束の間の休息を取りながら。後半は詩人のような言い回しだが、直後のダイナミックコンビの下心丸出しの発言で台無しに。
- 「シン…僕とふたりで、あのデストロイガンダムを止めよう」
シン「俺と…キラさんで、ですか?」
「うん。いきなりだし、成功する保証もない。でもきっと…君と僕なら…」
「彼女の時は、すれ違ってしまってできなかったことを…今なら!」
シン「ステラの…」 - 『X-Ω』のイベント「明日に咲く花」より。デストロイガンダムの最後の1機にスティング・オークレーが搭乗していることに気づき、スティングを助けようと決断したシンの前に現れたキラ。心を通じあわせ、両者協力して臨めば救い出せるはずだと、そう確信して。
スパロボシリーズの迷台詞
全体的にDESTINY準拠が多め。また、傾向としては天然系の分類に当てはまる。
Zシリーズ
- 「でも…僕達も同じです。あなたと」
- セツコ編第59話「黒の世界 」orランド編第59話「塗り潰される明日」より。ドミニクの熱い言葉(ほぼ個人に対する愛の告白と言ってもいい)に返した台詞。主題からかなり外れており、その直後マシューに(出た! フリーダム王子のド天然!)と心の内でツッコまれる。
- 「そうなんだ…。でも、そう言われると逆に聞きたくなっちゃうな」
「どんどん赤くなってくね」 - バックストーリー メモリー第1話「少年よ、大志を抱け」より。「シベリアでの大告白」の詳細について断固、コメントを拒否するサラへ発した「ドS」発言。キラの容赦無い追求に逃げ場を失ったサラは、ただ赤面するばかりであった。
- 「いい歌だな…。キラケンさん達にも聴かせてあげたくなる」
- 第34話ソレスタルビーイングルート「メモリアル・デビュー」に於ける初戦闘時の戦闘前会話より。ランカの歌を聴いた際の珍言。想い人であるラクスを差し置いて、いの一番にキラケンの名前を出したあたり、意外とキラキラコンビは満更でもなかった様子がここでわかる。
- 「二人の異性のどっちにもいい顔をして、どっちとも付き合う事だよ」
- 同上。斗牙から「二股」の意味を訊ねられ、極めて的確にその定義を解説する。優柔不断が過ぎた結果そのような状況に陥ってしまった親友を見てきたせいだろうか。
- 「言われちゃったね、アスラン」
- 第38話「果たされる約束」より。オズマに「アスランは絶対に許さん!」と言われてしまったアスランに対して。
- まさか、自分が言われるとは思わないアスランに対して楽しんでいるように見える腹黒な一面が垣間見れる。一応、引きずるアスランに対して「気にし過ぎだよ」とも言っているが。
- 「元気そうだね、シン。会えて良かったよ」
- 第23話宇宙ルート「悲しみのカトル」より。自軍との合流時に。…これだけ見れば普通の台詞なのだが、言った所が戦場のど真ん中。
- そのため、シンから「何をのん気な事、言っているんですか!」とツッコまれることに。
- 「キラケンさんの言う通りです」
- 第28話「暗黒よりの使者」より。デビルリングの呪縛をはねのけたタケルに「元気が通れば病気が引っ込む」と言ったキラケンにこの台詞で即座に追従する。キラキラコンビは健在であった。
- 「本当にお金が好きなんですね」
- 第31話「ジ・アンブレイカブル」より。CDSを用いてスフィアの呪縛を克服し、帰還したクロウへ発する痛烈な皮肉。にこやかに語りかけるのが却ってキツイが、当人は「おだて」だと思ってたらしい。
- (ルナマリアは、いつもそういう風に言ってもらってるの?)
(じゃあ、僕もそうするよ。シンとルナマリアもうまくいってるから、問題ないよね) - 第41話宇宙ルート「トライアングラー」より。シンから、ラクスに対して気持ちを言葉にしているのか(具体的には「好きだよ」とか「愛してるよ」など)と問われるも、逆にルナマリアに前者の台詞で訊ね、彼女からシンもそういった事を口にしてもらっていない事を暴露され、さらりと後者の台詞を宣言。シンはもう何も言い返せず、言葉に詰まるのであった。
- シンからの答えについては完全にはぐらかしているが、実際『DESTINY』までのキラはラクスと正式に恋人関係になったとは言われておらず、ラクスからの押しは強いがキラからはそうではなく、実はこの台詞は『DESTINY』時点での人間関係への理解が深い発言であった。
- 「横領だよね、それって」
- 第33話「Roger The Negotiator」にて、ロジャー共々メモリーを取り戻したベックがベックビクトリーデラックスを出した際に、「パラダイム社の金を使って仕上げた~」と話した時の反応。
確かに仮にも社長(という事になってた)とはいえ、会社の金を私用に使う事は横領でしかないので正しい指摘ではあるのだが、またしてもシンからは「今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!」とツッコまれてしまう。 - 「今、世界は泣いているんだっ!!」
シン「いったい何なんだ、あんたはぁぁぁぁっ!!」 - 最終話「天の光は全て星」の多元宇宙迷宮イベントにおける台詞。原作通り…どころか原作と違って和解を果たせなかったことから泥沼の戦いを繰り広げている世界の二人と思われる。
- …のはずなのだが、何故か背景が砂浜。そのためプレイヤーからは「海岸で殴り合ってるようにしか見えない」とネタにされてしまう事に。抽象的な台詞もあってかなりシュールな光景である。
- 「だからね…AG…。僕がもし君を撃つとしたら、誤射じゃなく狙って撃ったって事だからね」
- 同作のエーストークにて。ドラグーンの誤射の心配について問いかけたAGに対してその心配はないと答えた後、いつもの穏やかな笑顔でこう言い放った。黒い。しかしこの台詞の後に「僕だってそんなことしたくない」と話しているため、キラなりにAGに対し釘を刺しているとも取れる。
- 「惑星ラクス!?」
- 分岐ルート第18話「禁断の惑星」シナリオデモで、自身の大切な人と同じ名前の惑星の名を聞いて。この時少し困惑した顔をしており、シンも「プラントの歌姫が、銀河の歌姫になったのか!?」とずれた感想を零して、ルナマリアから「そんなわけないでしょ二人共」と突っ込まれる。
- 「ほんとにシンは執念深いね」
- 分岐ルート第21話「ジュピター・クライシス」シナリオデモにて、妻との年齢差がありすぎるイアンに対して抗議(?)の声を上げるシンに対して。「ほんとに」というあたり、シンが二人の関係について第2次Z再世篇の頃から未だに納得していないことがわかる。
- …が、考え方によっては自身がかつて『SEED DESTINY』本編でシンにしつこく追い回された挙句、撃墜されたことを少々根に持っている発言のようにも受け取れる。そう考えるとちょっと黒い台詞。
- 「ダメかな?あまりに珍しかったから」
- 第37話「暗闇のリディ」シナリオエンドにて、リリーナ救出成功の末に無防備に寝ているヒイロを写真撮影しているのをシンに止められて。上記のセリフもそうだが、今作の彼は意地が悪い。
- …しかし、ヒイロと一緒にリリーナまで写り込んでしまったのがまずかったのか、その後のDトレーダーでの会話を見る限り、結局のところ撮影したデータはお兄さんに消去されてしまったようだ。
Scramble Commanderシリーズ
- 「…負けてるね、カガリ」
「一国の主としての貫禄。まあ、カガリはまだ子供だから…」 - 仮にも双子の姉を「子供」呼ばわりしてその心をズタボロにした。ここで比較対象になっているのは、シーラ様。確かにシーラ様とカガリでは、一国の主としての器は比較にならないが……。なおシーラ様は17歳なので『DESTINY』準拠の本作ではシーラ様のほうが年下である……
- 「あ、胸は関係ないから。全然」
- 上記の発言の後、不貞腐れてラクスを引き合いにした上に何故か「胸だって負けてる」と言いだしたカガリへのトドメの発言。本当に容赦ない弟である。
- 「いつもご一緒なんですね。アスランなんか、きっと心の中でうらやましがってますよ」
- EDにてアスランと一緒にジーナス夫妻と会って。アスランをいじって楽しんでいるように見えるのは気のせいか。アスランにも「余計なお世話だ」と言い返される。
- …もっとも、そんなジーナス夫妻も後年では倦怠期を迎えてしまうのだが…
携帯機シリーズ
- 「ありがとう…。気持ちだけは受け取っておくよ…」
- 第15話(ベルリンルート)「エンジェルダウン」より。シンに敗れてフリーダムを撃墜されて落ち込んでいる時、ボスに「ボスボロットに乗せてやる」と言われて。やんわりとした言い方だが、やっぱり乗りたくないのか。
- 「ごめん、カガリ。やっぱり僕はオーブの機体で戦うわけにはいかないよ」
- 第17話「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より。フリーダム撃墜後ムラサメを用意してくれたカガリに言った言葉。どんな政治上の取引があったかは明らかにされていないが強奪したフリーダムに乗り続けていたのに正式な国の代表が貸与してくれたものには搭乗を遠慮した。しかし、その理屈だとストライクルージュで戦っているカガリの立場は……
- この後キラはストライクフリーダムを受領するまで使用できないが、受領後はなんとムラサメに乗り換えが可能になる。オーブの軍籍を得たからだろうか?
- 「すごい…想いが力になっているみたいだ…」
- 第22話「コンフュージョン・カーニバル」より。ローサの演歌を聴いての感想。コテコテでドロドロの女の情念を切々と歌い上げているらしいが、遂にスパロボで天然なギャグをかます余裕も出てきたようだ(なお、本人は本気で言っている)。
VXT三部作
- 「ちょっときょちゃする…」
- 『V』シークレットシナリオ「黒い勇者特急」より。ブラックガインの言語能力テストをするために、勝平、ジュドー、サリアらと共に「特許許可する東京都特許許可局」という早口言葉に挑戦してみるも見事に惨敗して。ヘリオポリスでストライクのOSを戦闘中に超高速で書き換えた同一人物とは思えない……。
- 「だってさ、アスラン様」
- 『V』第38話西暦世界ルート「歪む世界」より。一目惚れされていたロザリーとクリスから揃って「(自分達は)男の趣味が悪いみたい」と言われて呆けたアスランに対して。相変わらず、黒い。もっとも本作のこの時点におけるアスランは、キラの視点から見れば「自分の実の姉と同僚とで二股をかけつつ、その上でロザリーとクリスにもモテモテ」という状態であり、当事者の弟としては嫌味の一つも言いたくなって当然かもしれない。
単独作品
- 「あっ、バリアが! この機械獣め、許さん!」
- 『CC』第8話「宇宙からの侵略者」において、あしゅら男爵率いる機械獣軍団が光子力研究所を襲撃し、バリアが破壊されるのを目の当たりにして。
- 厳密にはこの台詞は汎用台詞であるため、専用台詞が用意されているキャラクター以外はリーダーにすると全員この台詞を言うようになっている。
- しかし、キラのエールストライクガンダムが初期配布カードでありキラをリーダーにしていたプレイヤーが多かったことと、あまりにもキラに似つかわしくない言い回しであることから、すっかりキラの迷台詞として定着してしまい、配信当初の『CC』を代表するネタとなった。
- 流石に公式側も思うところがあったのか、時期は不明だがこの場面でのキラの台詞が「バリアが破られた! 何とか食い止めないと!?」に差し替えられた(ただし、汎用台詞としてはそのまま残されたため、一部のキャラクターはサービス終了まで上述の台詞のままとなっていた)。
- 「ありがとうございます、おばあさん」
- 『X-Ω』イベント「理想の世界」にて、ジャスミンに向けて。見た目で判断したんだろうが、デリカシーに欠けている。案の定彼女から鉄拳を喰らった。
- 「…この人もノーマ?」
- 同じく『X-Ω』イベント「理想の世界」にて、ロム・ストールに向けて。ノーマ以前の問題である。
- 「確かに…何故か説得力が…」
- で、ロウから「遠い星から来た」事を「マジだぜ」と言われて。実際、ロムは妙な説得力を持っている。
搭乗機体・関連機体
搭乗機
- ストライクガンダム
- 初めて搭乗したモビルスーツ。『SEED』前半の主役機。
- 最後に開発された初期GATシリーズだけあって信頼性が高く、キラ自身の技量も高かった為か、ザフトに強奪された4機のGATシリーズ相手でも殆ど苦戦しなかった。
- フリーダムガンダム
- クライン派の手引きにより強奪したモビルスーツ。『SEED』後半の主役機。キラ曰く「ストライクの4倍以上のパワー」があるらしい。
- 『SEED』の最終決戦で大破するが、秘かに修復されており続編『DESTINY』において再登場を果たす。
- ストライクルージュ
- ストライクガンダムのコピー機。『DESTINY』で1度搭乗しており、キラ搭乗時は以前のストライクに非常に近いカラーリングとなっている。
- ストライクフリーダムガンダム
- フリーダムガンダムの後継機。『DESTINY』で搭乗。
関連機
余談
- 『SEED』時代では視聴者から「泣き虫キラ」と呼ばれる程、深く傷つく事があっては泣いて悲しむのが殆どだったが、『DESTINY』時代ではそれが嘘だったかの様に涙を流したシーンが見られない。
- 特に『SEED』時代において、MSによる蹴りをよく披露しており、スパロボやガンダムゲームにおいてもキラの乗機には蹴り技が採用されている事が多い。ファンの間では「キラキック」などと呼ばれている。これで窮地を脱したシーンも多く、印象深い技。
- 恐らく、バッテリーに限りのあるストライクガンダムの欠点(しかもビームサーベルはエールストライカーにしかついていない)を補う為のものと思われるが、フリーダムガンダムに乗り換えた後も割りと蹴っていた。このせいで「足癖が悪い」と揶揄されることも。他のパイロットはあまり蹴り技を披露することはなく、キラのOS技術で開発した独自のモーションではないかという説もある。
- 『DESTINY』では頻度こそ減ったが、ダーダネルス海峡戦でのガイアガンダムのほか、ストライクフリーダムガンダムへの乗り換え後はデスティニーガンダムに対して一度だけ使用している。
- アスラン・ザラも蹴り技は得意だが、あちらはそもそも愛機に足にビームサーベルがついている場合が多く、正しく機体を運用しているだけである。
- 恐らく、バッテリーに限りのあるストライクガンダムの欠点(しかもビームサーベルはエールストライカーにしかついていない)を補う為のものと思われるが、フリーダムガンダムに乗り換えた後も割りと蹴っていた。このせいで「足癖が悪い」と揶揄されることも。他のパイロットはあまり蹴り技を披露することはなく、キラのOS技術で開発した独自のモーションではないかという説もある。
- フリーダムガンダム搭乗後のキラの戦い方は、福田監督曰く時代劇の『暴れん坊将軍』を参考にしている。「雑魚全員峰打ち、悪の元締めは成敗」とのこと[9]。
- オーブのMSのOS開発を手伝い完成度を高め(後に叢雲劾が更に向上させた)、また小説版『ASTRAY』によるとアラスカ基地にキラのそれまでの戦闘データが納められたストライクが届けられたことで地球連合軍のナチュラル用OS開発が飛躍的に進んだともされているので、本人が望んだわけでは無いだろうがコズミック・イラ世界の全陣営がMSを駆って戦えるようになったのはキラの影響だと言える。
- 『DESTINY』本編の私服を代表とし、彼の私服のセンスはネタにされることが多い。よくネタにされるのはベルトの多さであり、『SEED』の頃の私服の時点で4本あるため彼個人のセンスではないかと思われる。
- 『SEED』と『DESTINY』に続投するキャラクターは、身長の割に体重が減っている設定が多いのだが、キラの場合は戦後の凄惨な状態によりドラマCD「星のはざまに」でろくに食事を摂れなかった描写から考えると、寧ろ体重が減るのは自然である。
- 一方、漫画『SEED Club 4コマ』では、恒例のネタとしてキラが太った「でぶきら」になることがある。
- 『真・ガンダム無双』のとあるオリジナルシナリオではミネルバ隊と同行してデストロイガンダム軍団に戦いを挑み、黒幕に利用されたエクステンデッド(ステラだけでなくスティングとアウルも)と強化人間をほぼ全員救い出し、『L』とは違う形でシンと打ち解けている。
- 『DESTINY』では突如降ってわいたように准将位を獲得した事を揶揄して、ファンに「准将」と呼ばれる事もある。スパロボシリーズなどでもその階級の高さに時々言及されている。
- ただし、階級を得る前から『SEED』時代にはオーブの危機に積極的に介入していた他、外伝漫画『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』ではキラの携わったナチュラル用OSがオーブに巨万の富をもたらしていることが判明しているため、軍事面でも財政面でもオーブを救った英雄であるキラに戦時中の名誉階級が与えられること自体は不自然ではない。とはいえ、それでも准将は名誉階級にしては恐ろしく高いが。
- 他にはキラを「傲慢」と揶揄する事も少なくないが、正確な出典は不明。「傲慢」は『DESTINY』最終話でデュランダルとの問答に使われた言葉だが、それが原因であるかも不明。
- 『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の第16話「共鳴戦線」におけるある場面にて、キラのクレーンゲーム用景品ぬいぐるみが登場している。これは制作者が福田氏であることに由来するスタッフのお遊びであろう。
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脚注
- ↑ 同様の戦闘スタイルはストライク搭乗時から試みており、フリーダムに乗り換えてから唐突に始まったという訳ではない。
- ↑ 例えばデュエルの引き継ぎ元はバスターだが、バスターの引き継ぎ元はストライクのため、ストライクをフル改造していれば結果的にデュエルまで引き継がれる。
- ↑ この場面があまりに印象的だったためか未だに「サイからフレイを寝取った」と言われる事があるが、迫ったのはフレイの方なのでこの見方は完全な誤解である。
- ↑ 高山瑞穂氏の2023年10月10日のツイートより。
- ↑ このゲームのオリジナルキャラクターで、事実上の主人公を務める少女。彼女もキラ同様、出生に大きな事情を持つ。ここでいう「君の力」とは、「ブースト」と呼ばれる強化状態になり、テレパシーのようなもので自分の機体を呼び出したこと
- ↑ 前作「SDガンダム GGENERATION ADVANCE」は『SEED』放映中に製作されたため、そちらでアラスカ編までを再現した
- ↑ こちらのゲームのフリーダムは『DESTINY』出典で、『DESTINY』版のキラがパイロットとなっている。
- ↑ 『NEXT』ではフリーダムがキラ共々『SEED』出典に変わり『DESTINY』版キラはストライクフリーダムの方に移行したので、フリーダムの方では聞けなくなった。
- ↑ 福田己津央の2024年3月1日のポストより。
資料リンク
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