クローン

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クローンとは、主にSF(サイエンス・フィクション)作品で用いられる要素・用語のひとつ。

概要 [編集 | ソースを編集]

大まかに例えるなら髪の毛や細胞に含まれるDNAを用いて複製された生命体の総称。遺伝的に同一である生物や細胞を指す生物学用語で、語源はギリシャ語の「小枝」。クローンという形で生み出された人間はクローン人間とも呼称され、またクローンを制作する事をクローニングと呼ぶ。

なお、現実ではフィクションのように体細胞等を培養して丸々一個体を生み出すのは現時点では不可能で(例えば、内臓の一部の細胞を培養してもその内臓の一部しか再現できない)、世界的にも有名になったクローン羊「ドリー」の様に卵子にコピー元の遺伝情報を移植したものを代理母の子宮で生み出す手法が現実的であるが、倫理的にも生物学的にも問題視されている他、正確には完全なクローンとして生まれてくる訳でもない(通常の親子の様に遺伝子の違いがある)。また、人間の場合、人格に関しても生まれ過ごした環境や経験によって構築される物である為、オリジナルから記憶を移植でもしない限り、これも同一になり得る事はまずないと言える。なお、「単純に複製される形で生み出されたクローン個体は、遺伝子に先天的な異常を持っていたり採取した人間(オリジナル)の細胞年齢等が原因で、あまり長く生きていけない」とも言われるが、「不完全なクローニング技術で生み出されたのが原因で寿命が短い」という推論もある等、こちらもはっきりとした結論は出ていない。

ちなみに身近にあるものでもクローニング技術は存在しており、わかりやすいものでは「芋類」と「サボテン」が挙げられる。特に後者は種からの栽培には非常に長い時間を費やす植物であるため、切り取ったものを植えて増やす手法が一般的。果樹栽培における「接ぎ木」もクローンの一種である。

F』のザビ兄弟パプテマス・シロッコのようにクローン技術によって復活した人物もいるが、当然のことながら肉体を複製しただけでは「中身(人格、魂)」までは再現できないので、機械的に記憶を植え付けたなどの設定がない限りは、本人そのものの人格が宿ることはない。ただし、綾波レイのように魂が新しい体に移る例もある。

余談だが、スパロボ参戦作品の原作に登場するクローンとそのオリジナルは、物語の途中で死亡する確率が異常に高い

登場作品[編集 | ソースを編集]

スパロボの世界観ではヒトのクローニング技術は進んでいると見られ、主に個人の野望の道具として使われる。ここでは代表的なクローン人間を挙げる。なお、中には「ゼロ」から生み出された「人造人間(バイオノイド)」や、原作ではクローン人間でないものも存在するが、物語上の扱いに準じてクローンとして扱う。

スーパーロボット大戦F完結編[編集 | ソースを編集]

ギレン・ザビ
シャピロ・キーツの提案によりゲストの技術で復活した。しかし自我が確立し過ぎていて制御が困難であるため、場合によっては暗殺される。
キシリア・ザビ
ゲストにとって害があるようであればギレン・ザビを殺すようプログラムされていたが、原作に比べてギレンとの確執が小さかったため人格に不具合が生じる結果に。
ドズル・ザビ
ミネバとの絡みから、三兄弟では真っ先に自身が偽者であることを悟るも、そのミネバによって己を取り戻した。三兄弟ではまっとうな最期を遂げている。
パプテマス・シロッコ
クローンとして復活させられてティターンズに返り咲いた上、そのまたクローンまでいた。DCルートではその「クローンのクローン」がラストボスとして立ち塞がる。
シャピロ・キーツ
最終決戦において自身の複製を大量に用意する。自分自身の複製だからか制御も万全の模様。
マ・クベ
電視大百科』のR・ジャジャの解説によると、彼もクローンとして復活した人間であるらしい。

スーパーロボット大戦α[編集 | ソースを編集]

イングラム・プリスケン
バルシェムシリーズ(ヴィレッタ除く)のオリジナル。当人は『スーパーヒーロー作戦』におけるユーゼスのクローン。
ヴィレッタ・バディム
正確に言うとクローンではなく人造人間、バルシェム女性体のオリジナル。
ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
ジュデッカ・ゴッツォ」タイプの一人。ユーゼスによって謀殺された1人目のクローン。
パプテマス・シロッコ、シャピロ・キーツ、ガルーダ
ユーゼスによって製作されたクローンをオリジナルのシャピロが発見した。
シロッコとシャピロのクローンについては敵対する機会はないが、ガルーダのクローンについてはこの直後や最終話にそれらしき個体が登場している(ただし「ギア・オブ・デスティニー」で登場したのはプロトタイプのガルーダであった可能性も高い)。…なぜアンドロイドであるガルーダがクローンとして作られていたのかは不明。
なお、シャピロは「他にも大勢」と発言しており、ユーゼスも「支配されてきた星々から選ばれた優秀な戦士達の複製人間」と言っているのでプリンス・ハイネルらのクローンが存在していた可能性もある。

スーパーロボット大戦α外伝[編集 | ソースを編集]

イーグレット・ウルズ
イーグレット・アンサズ
イーグレット・スリサズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ[編集 | ソースを編集]

クォヴレー・ゴードン
イングラムのクローンであるバルシェムの13号体
キャリコ・マクレディ
バルシェム3号体。指揮能力に特化している。
スペクトラ・マクレディ
バルシェム4号体。
バルシェム
イングラム、もしくはヴィレッタのクローン。イングラムをオリジネイターとする男性体は『スーパーヒーロー作戦』のユーゼスのクローンとも言える。
ハザル・ゴッツォ
シヴァーの手による人工サイコドライバーの1人。
エイス・ゴッツォ
ハザルの予備体。
エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ
サルデス・ジュデッカ・ゴッツォ
ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォ
ラオデキヤ同様「ジュデッカ・ゴッツォ」の一人。予備体がいくつも存在し、記憶を移し替えることで何度でも蘇生する。

スーパーロボット大戦IMPACT[編集 | ソースを編集]

アインスト・アルフィミィ
アインストによって生み出されたエクセレン・ブロウニングの複製体。

スーパーロボット大戦MX[編集 | ソースを編集]

チボデー・クロケットサイ・サイシージョルジュ・ド・サンドアルゴ・ガルスキー
原作には登場しないDG細胞により生み出されたクローン(+それぞれのMFのコピー)が登場。台詞もクローン専用のものが収録されており、SRWの半オリジナルキャラと言える。
当初は「DG細胞によって洗脳された本人」に成り済ましてドモンに襲い掛かるが、あっさり正体を見破られる。しかし看破された後も戦闘台詞では「洗脳された本人」を演じ続けている。

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2OGs[編集 | ソースを編集]

レモン・ブロウニング
厳密にはクローンではなく、あちらの世界エクセレン・ブロウニングの蘇生体。
ウォーダン・ユミル
厳密にはWシリーズであるが、ゼンガーのクローン的存在。

スーパーロボット大戦GC[編集 | ソースを編集]

UNKNOWN
ガディソードによってオリジナルを基に「複製」された存在。母体には各勢力の兵士が使用されている。搭乗機も一緒に複製され、無尽蔵に生産される。なお『XO』では「クローンと違って育てる時間も必要ない」という台詞が加えられている。
サリー・エーミルヴォート・ニコラウス
彼らも複製され、搭乗機と共に複製体が「UNKNOWN」として現れる。
ジャークライジンオー
特に説明はないが、同じ扱いを受けているところを見ると上記兵士と同様の処置を受けたジャークライジンオーの複製と思われる。

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd[編集 | ソースを編集]

パプテマス・シロッコ
シリーズ3回目のクローン化。本来はデュランダルの手で記憶移植と成長促進が行われた大量のシロッコ軍団が作られるはずだったが、最終的には1人しか誕生せず、記憶移植も成長促進も行われていない赤ん坊の状態でキラ達に託された。

スーパーロボット大戦30 [編集 | ソースを編集]

カールレウム・ヴァウル師父クェーサー
彼ら全員が「先生」こと、クエスターのクローンである。師父に至っては、クエスターの臓器移植用のスペアとして扱われている。

版権作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ[編集 | ソースを編集]

プルツー
ガンダムシリーズにおけるクローンの代表格。
プルクローン
読んで字のごとく。

機動戦士ガンダムUC[編集 | ソースを編集]

マリーダ・クルス
前述のプルクローンのうちの一人で、12番目の個体である「プルトゥエルブ」。

機動武闘伝Gガンダム[編集 | ソースを編集]

シュバルツ・ブルーダー
キョウジ・カッシュのクローン。しかし厳密にはクローンではなく、DG細胞を用いた生体アンドロイド

機動戦士ガンダムSEED[編集 | ソースを編集]

ラウ・ル・クルーゼ
ムウ・ラ・フラガの父、アル・ダ・フラガのクローン。キラ・ヤマトの実父であるユーレン・ヒビキ博士にスーパーコーディネイターの研究資金を餌に作らせた存在で、テロメアがオリジナルから引き継がれた故に短命である。それが引き金となって不完全な自分を生み出し捨てたアルと、それを招いた人類の競争を憎悪し、世界全てを滅亡させようと暗躍する。
21世紀現在の技術に則したものに最も近いクローンと言える。

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY[編集 | ソースを編集]

プレア・レヴェリー
空間認識能力を持つ何者かのクローン。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集 | ソースを編集]

レイ・ザ・バレル
クルーゼ同様アルのクローン。より正確に言えば、「アルのクローンであるクルーゼの更なるクローン」。そのためクルーゼ以上に寿命が短い。

機動戦士ガンダムAGE[編集 | ソースを編集]

ゼラ・ギンス
フェザール・イゼルカントのクローン。同時に強化処置を施されているため、作中では「強化クローン人間」と呼ばれる。

冥王計画ゼオライマー[編集 | ソースを編集]

主要登場人物のほとんどが木原マサキによる、もしくは本人のクローンである。

秋津マサト
マサキの「器」として作られた少年。
幽羅帝
もう一人のマサト。マサキにとっては保険。
耐爬シ・アエンシ・タウ祗鎗ロクフェル塞臥
八卦衆(幽羅帝含)は同じ受精卵に手を加えた一組(男女)の遺伝子的には全員同一人物とも言えるクローン。

新世紀エヴァンゲリオン[編集 | ソースを編集]

綾波レイ
碇ユイのクローンの体にリリスの魂を入れたもの。肉体は多数存在しており、死亡・重傷時には新たな体にを入れ替える。

未来ロボ ダルタニアス[編集 | ソースを編集]

エリオス帝国では、皇族のクローンはオリジナルの影武者もしくは生体部品としか扱われず、クローンに対する非情な扱いがすべての発端となった。

クロッペン
ハーリン(楯隼人)のクローン。当人は全くその事実を知らず、自身がオリジナルだと思い込んでいた。
ドルメン大帝
パルミオン大帝のクローン。自分達クローンを道具としてしか扱わないエリオス帝国を滅ぼし、銀河中を支配しようとした。

百獣王ゴライオン[編集 | ソースを編集]

シンクライン皇太子
影武者として自分のクローンを作っていたが、その邪悪で反抗的な性格まで似てしまったため、結果的に自らの手で処分する。

真ゲッターロボ 世界最後の日[編集 | ソースを編集]

早乙女博士ミチルのクローンと言える存在。
ゴール
竜馬の細胞から造られた。
ブライ
隼人の細胞から造られた。

ゲッターロボ アーク[編集 | ソースを編集]

巴武蔵
既に死亡しているが、ゲッターが支配する未来ではクローンとして復活し、何度死んでもすぐに次の武蔵が復活する(正確にはクローンではなく、純粋な人間遺伝子のコピー)。

真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍[編集 | ソースを編集]

剣鉄也
この作品では兜剣造のクローン調整体である量産型プロ勇者
2番目の主舞台となった次元では50人以上の代替わりをしており、更に戦闘用に不向きな素体は科学要塞研究所の職員やオペレーターに転用されていた。

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU[編集 | ソースを編集]

ノーザ
プロイストの予備体。
ニキータ / テルミナ / バニシューム / ヒガント
新四天王。ノーザと同じくプロイストの予備体。
次大帝プロイスト
大帝ダリウス18世。実は歴代大帝は全員初代大帝のクローンであり、魂をディスクに入れて保存するための「一時的な器」であった。即ちノーザや新四天王も遺伝子的には初代大帝の子孫という事になる。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集 | ソースを編集]

パレン・ネルゲ
親衛隊艦長

とある魔術の電脳戦機[編集 | ソースを編集]

打ち止め
御坂美琴の二万体の量産クローン「妹達(シスターズ)」の上位個体。

楽園追放 -Expelled from Paradise-[編集 | ソースを編集]

アンジェラ・バルザック含むシステム保安要員
肉体が遺伝子データから作られた複製「マテリアルボディ」となっている。ディーヴァ内の住人からは使い捨ての消耗品としての扱い。

銀河機攻隊 マジェスティックプリンス[編集 | ソースを編集]

ウルガル兵
汎銀河統一帝国ウルガルの兵士階級はクローンとなっている。

特異例 [編集 | ソースを編集]

こちらはクローン人間では無いが、クローン技術の応用を受けた人間を紹介する。

超電磁ロボ コン・バトラーV[編集 | ソースを編集]

葵豹馬
原作では受けていないが、『F』で両腕を失った際にネルフのクローニング技術によって生身の腕を取り戻している

マクロスプラス[編集 | ソースを編集]

イサム・ダイソン
原作にてトライアル中の事故で瀕死の重傷を負った際、ゼントラーディのクローニング技術を応用した治療を受けた事で、後遺症を残す事無く復帰した。

関連用語[編集 | ソースを編集]

人造人間
有性生殖とは異なる方法で生み出された人間の総称。クローンも広義での人造人間に相当する。
ハイブリッド・ヒューマン
シヴァー・ゴッツォによって開発・生産された人造人間の一種。クローン技術や遺伝子改良技術等が使用されている模様。
ブランチ
リアルロボット戦線』に登場。装置「ディプリケーター」によって作られた、版権作品世界の人々のコピー人間。