アラン・イゴール
アラン・イゴール | |
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登場作品 | 超獣機神ダンクーガ |
声優 | 田中秀幸 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F完結編 |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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異名 | 黒騎士 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | 黒騎士隊 |
アラン・イゴールは『超獣機神ダンクーガ』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ロス・イゴール長官の息子で、無骨な外見の父親とは似ても似つかぬ金髪の美青年である。「黒騎士」の別名を持つ。
父のやり方に反発し、自ら「黒騎士隊」というゲリラ隊を結成、ブラックウイングに乗り込む。独自にムゲ・ゾルバドス帝国との戦いを展開し、度々藤原忍達の窮地を救う。
和解した直後に父・イゴールを戦いの中で失うが、父亡き後はその意志を引き継ぎ、獣戦機隊に全面的に協力する。ムゲとの月面での戦いにおいて、単身でヘルマット将軍の巨大戦艦に突入して、命と引き換えに月面基地攻略を成功させる。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
原作で見られた特攻イベントは今のところ再現されておらず、無事に存命して味方パイロットとして参加する。原作に対してゲームではOVA版のみの参戦(要するに死亡後から話が始まる場合)を除き一度も死亡していない。さらにファイナルダンクーガが登場するようになってからはTV版終了後のいるだけ参戦や同じくTV版終了後でOVAの再現がある場合などであっても生存している場合がデフォルトになってきている。
存命ifがデフォルトであることで有名なエルピー・プルやプルツーですら二択等の展開があったことを考えれば、いかにアランが優遇されているかがわかる。ただし、一部の作品ではスポット参戦に留まる場合があるので注意。
『ダンクーガ』が古参の参戦作品である事を考えるとスパロボにおけるif展開にもっとも恩恵を受けている人物の一人と言える。
正式にパイロット登録される作品では、「優秀だが火力はいまひとつ」といった感じで、愛があれば第一線で使えるレベルといった事が多い。ただし、ファイナルダンクーガが参戦する作品の場合、優秀なサブパイロットとして非常に役に立つ。この時、元々がメインパイロットなので、PPやスキルパーツを使った養成が出来るのがメリット。
このように、戦闘面では中々優遇されているが、シナリオ的には出番が遅い事が多かったり、ファイナルダンクーガの戦闘カットインでただ1人出番が無い事が多かったり……と、戦闘以外の部分で割を食っている印象がある。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場作品。「日輪は我にあり」「タイムリミット(後)」のみのスポット参戦。後者のシナリオ攻略後自軍登録されるが、次のシナリオで離脱する。
- 攻略本では「もう一人の黒騎士」と呼ばれる(一人目はこちら)[1]。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- ゲリラ部隊を率いていたという原作でのキャラクター性を反映してか、レアな精神コマンドの奇襲を覚える。戦闘能力も高いが、魂が無いのが致命的。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 極東ルート第4話にて部下の黒騎士隊とともにビッグファルコン奪回に貢献。その後、味方に参入。後半の分岐ルートでは万丈と共に地上部隊の指揮を執っているが、イベントでの存在感はやや薄い。能力的には援護と指揮がレベル2まで伸びる貴重なキャラクターであり、ブラックウイングの改造次第で活躍できる。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 音声を新規収録。個人の中断メッセージまで持っている。序盤のクスハ編でスポット参戦するが、その後は万丈と共にブルーコスモスの調査をしており、正式参戦は中盤になってから。
- 今回ファイナルダンクーガのサブパイロットとなるが、アランは元々ブラックウイングのパイロットなので、PPを使ってパイロット養成も可能。その為、サブパイロットとしては破格のSPの量を持つ。精神コマンドのSP消費量もそれほど高くないうえ、熱血を覚えるので、彼の存在は非常に大きい。
- なお、正式参戦時はファイナルダンクーガに合体する前なので、小隊員として運用する事が多いのだが、程無くしてファイナルダンクーガに合体できるようになる為、アランにはラーニングよりもSPアップを優先して覚えさせた方が良い。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇 / 再世篇)
- 少なくともOVA『失われた者たちへの鎮魂歌』終了後のはずだが、原作とは違う歴史を辿ったようで存命(ファイナルダンクーガが存在する歴史、つまりはノヴァ本編のF.S.の回想の世界観ではないかと言われている)し、獣戦機隊メンバーと共に登場。今回は最初からファイナルダンクーガな上、分離出来ないのでアランもサブパイロット固定となってしまった。ただしファイナル断空砲でカットインを拝める。『再世篇』では顔グラフィックが1つ追加されている。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- ミスリルに所属。ダンゲ博士をサポートしたり、キラをプラントに届けたり、ゴッドガンダムを運んだりとプレイヤーから本作の「裏のクロスオーバー大将」との声も。主人公とも関わり、重要な役割を果たす。但しミスリル上層部には「スタンドプレーが多い」と、ちょっとやっかまれている様子。『GC(XO)』と同様にスキルパーツをつけられる。
- ブラックウイングはコンボ可能な格闘を所持しているが、アランはコンボの特殊技能を所持していないので使用できない。使用したい場合はコンボLvを上げるスキルパーツが必須となる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦64
- カラバに所属。味方参入までは裏方として、ドーリアン外務次官暗殺の際にリリーナを保護、ロアンの反乱に呼応してグラドスタワーの占拠、限界を迎えたシャイニングガンダムに代わりゴッドガンダムとライジングガンダムを運んだり、ニューレイズナー、ラーズグリーズを運んできたりもする。
- パイロットとしてはバグで効果が妙に高い底力とブラックウイングの改造段階の高さもあり、愛があれば使えるレベル。但しダメージアップの精神コマンドが無い為、ボス戦は不向き。
- 一方で万丈と共にカラバを立ち上げただけあって、インターミッションでは終盤までしっかりと出番がある。
- スーパーロボット大戦GC
- グラドス軍へのレジスタンスのリーダーとなっている。終盤にて月面特攻イベント初再現及びスパロボにおいて初の死亡かと思われたが、ファイナルダンクーガのサプライズ参戦というユーザーの予想の斜め上の方法でまたも生き延びる事となった。ファイナルダンクーガ搭乗時はサブパイロットだが、元々ブラックウイングのメインパイロットなのでスキルエースを取得できるほか、スキルパーツをつけられる。
- スーパーロボット大戦XO
- 追加サブシナリオではエイジとCCCメンバーを助けて彼らを勧誘するシーンがある。『第3次α』と違い、カットインにも参加。台詞も『第3次α』の新規収録分が流用されている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- カラバに所属している。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後だが、例によって例のごとく普通に生きている。精神コマンド要員。特殊技能に黒騎士が出たのに、アランはサブパイロットなばっかりに習得できなかった。黒騎士の効果を考えると、習得できていたら恐ろしい事になっていただろうが…。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ファイナルダンクーガのサブパイロット。
- 2018年1月に追加されたファイナルダンクーガのΩスキルではカットインとボイスがある。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- F完結編、64
- 根性、加速、集中、ド根性、必中、気合
- α
- ド根性、加速、集中、気合、熱血、奇襲
- α外伝
- 偵察、集中、必中、ひらめき、熱血、加速
- 第3次α
- 偵察、必中、集中、熱血、ひらめき、士気
- 第2次Z
- 偵察、分析、鉄壁、気迫
- J
- 偵察、加速、集中、必中、狙撃、熱血
- リンクバトラー
- 気合、必中、加速、根性、集中、ド根性
- GC(XO)
- 加速、集中、ひらめき、必中、熱血、かく乱
- OE
- 鉄壁、追風
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
黒騎士隊を指揮していたためか、指揮官を覚えることが多い。参戦初期では「黒騎士」という所から勘違いしたのか、使えもしない切り払いを覚えることもあった。
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
- 小隊移動力+1、クリティカル率+10%
- 『第3次α』で採用。
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
- 獣の翼
- SR。HP1/2以上で装甲アップ。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
- 「バーニング・ラヴ」
- 前期エンディング主題歌。『F完結編』で採用された。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ロス・イゴール
- 父親。上述するように父と相容れなかったが、戦いで散った彼の遺志を継ぐ。
- 敷島麗美
- 『GOD BLESS DANCOUGA』に登場するアランの恋人。黒騎士隊の残存兵で組織されたゲリラ部隊「バンデッツ」のリーダーを務め、アランの遺志を継いで獣戦機隊に協力する。SRW未登場。
- フランシス
- 黒騎士隊メンバー。SRW未登場。
- 藤原忍、結城沙羅、司馬亮、式部雅人
- 彼ら獣戦機隊を度々援護した。ファイナルダンクーガが登場する作品では実質的に獣戦機隊の一員となっている。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
スーパー系[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- ブライト・ノア
- 『F完結編』では、ロンド・ベル隊の司令官である彼にティターンズがクーデターを起こそうとしている情報を提供し、助力を仰ぐことに。
- パプテマス・シロッコ
- 『F完結編』ではクローンである彼に謀られ、ジャブローに囚われる事に。
- ジャミトフ・ハイマン
- 『F完結編』では、アランが連邦軍の兵士だった頃に彼のやり方に異論を唱えたばかりに、最前線に送られた過去という因縁がある。
- ハマーン・カーン
- 『GC(XO)』では、衛星軌道上にあるグラドス軍のステーション衛星をガンドール砲で破壊しようとしたガンドールを、そうはさせじと防衛に出たダンクーガをキュベレイの機動性で翻弄し、奇襲しようとした彼女を間一髪ブラックウイングで駆け付け、ダメージを与え妨害した。
- シャングリラ・チルドレン(ジュドー・アーシタ、リィナ・アーシタ、エル・ビアンノ、ビーチャ・オーレグ、モンド・アガケ、イーノ・アッバーブ)
- 『XO』では、軍の機密兵器であるモビルスーツを盗もうとしたリィナ以外のメンバーをホワイトベースに拘束。リィナも重要機密に触れたという事で同行させる事に。
アナザーガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- ドモン・カッシュ
- 『J』では彼にゴッドガンダムを届けている。
- シュバルツ・ブルーダー
- 『J』では協力者となる。
ガンダムSEEDシリーズ[編集 | ソースを編集]
- キラ・ヤマト
- 『J』では救出してプラントへ届けた。
- ムウ・ラ・フラガ
- 『第3次α』では、アラスカ基地でクルーゼと白兵戦を繰り広げていた彼に、αナンバーズを捨て駒にした連邦軍上層部の思惑や謀略の一部始終を彼に伝えた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『GC(XO)』で自らが率いるレジスタンスに駆けつける。OEでも地球に来て早々に別の宇宙に発つことになった彼を気遣ったりと絡む機会がある。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- 紫雲統夜、カルヴィナ・クーランジュ
- 『J』では重要な物を渡した。
- フランツ・ツェッペリン
- 『J』における友人。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「早く気が付くんだ、君達は古い軍人の亡霊に操られているんだ!」
- 地球の国同士の戦争と変わらぬ戦略しかなく直感頼りの作戦を立てるイゴール将軍の指揮下では地球は破滅するしかないと警告する。
- 「待たないとどうなるんだ、坊や?」
- 忍を挑発しイーグルファイターとブラックウイングの空中での格闘戦を仕掛けて実力を計った。
- 「…さらば、偉大なる最後の将軍ロス・イゴール…さよなら…親父…」
- イゴール将軍もアランと同じく敵本拠地への攻撃を見据えて、防戦を続ける裏で密かにガンドールを準備していたのだった。また後に、コンピュータの科学的分析に基づいたアランの指示を無視して野生の勘で適した判断をする忍を見て、直感に基づいたやり方についても獣戦機隊を指揮できるのはイゴール長官だけだったと認めている。
- 「親父、あんたの生き方を精一杯否定してきたつもりだったが、やはり俺にも熱い血が流れていたようだ…蛙の子は蛙か…親父、イゴール将軍!俺の戦いを見ていてくれ!!」
- 最期の台詞。自身が否定した父と同じ熱い血が流れてる事に気付いた彼は、ブラックウィングでヘルマットの艦に特攻して人類の希望である獣戦機隊に活路を開く事に成功した。だがその犠牲はあまりにも大きかった……。
- 『GC(XO)』では同様のイベントが再現され、結果的に獣戦機隊に説得されたアランは特攻を止めたものの、原作を観たプレイヤーからは嫌な予感がしただろう。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 「知らん。が、戦力にはなる。本人の希望があったので連れてきた デビルガンダムとの1件は私も聞いていたしな」
- 『64』のOZルートにおいて、忍から素性の不明なシュバルツを連れてきたことを聞かれた際の台詞。ある意味突飛な発想ではある。
- 「ムサシ……レラ……安らかに眠れ。君たちの想いは我々が宇宙まで持って行く」
- 『64』のOZルートにおいて宇宙に上がる際に、地上勢力との決戦で死亡した巴武蔵とレラへ贈る弔いの言葉。
- 「…まあ、そういうことにしておこう…」
- 『GC(XO)』第29話「駆け抜けた宇宙」より。エイジがアランのレジスタンスに来たのがイゴール長官が彼を心配してと聞いての一言。照れ隠しと言うかなんともいえない反応であり、微笑ましい一幕。
- 「黒の騎士団とはなんだ? 君の率いる組織か?」
- 『OE』にてゼロとの初対面時、彼の言う「黒の騎士団」について問い質した台詞。ここでアランが出てくるのはやはり、自身も似た名前の部隊を率いていたせいだろうか。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「お前の用意したダンクーガとロス・イゴールが俺達に託したダンクーガ…! 勝つのは俺達だ!」
- 『第2次Z破界篇』第44話宇宙ルート「未来への飛翔」に於ける忍とムーンWILLの戦闘前会話より。人類の可能性を否定するムーンWILLのオリジナルダンクーガと、父の想いが込められた獣戦機隊のダンクーガが今、雌雄を決する。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 概要の通り、TVシリーズ本編では戦死したアランだが、後日談のOVA『GOD BLESS DANCOUGAR』で生前の恋人だった敷島麗美、部下のフランシスたちがアランの遺志を継いで『バンディッツ』なる組織が罠に嵌められた獣戦機隊を助け出しており、彼の得意な情報収集や人脈、影響は大きく本編で忍たちに貢献している。故人のため、麗美やバンディッツたちの間で名前が語られるだけだが、物語終盤の亮の結婚式に麗美と並んで参列…という意外な所で登場した(この場面ではフランシス、式部雅男などOVA本編で死亡した人物の他、木下など敵対する人物も正装で参列するなど、僅かながらもカオスな結婚式となっている)。
- この展開から寺田貴信氏は(あくまで個人的な解釈として)「アランはブラックウイングを失ったが死亡していない」と考えているとのこと。[2]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦F完結編 パーフェクトガイド』177頁。
- ↑ 寺田貴信の2024年12月2日のポストX