兜甲児
兜甲児 | |
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読み | かぶと こうじ |
登場作品 | |
声優 |
石丸博也 森久保祥太郎(INFINITY) |
デザイン |
永井豪(原案) 羽根章悦(TV版前半) 森下圭介(TV版中盤・グレート) 小松原一男(グレンダイザー) 飯島弘也(INFINITY) |
初登場SRW |
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SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 |
16歳(マジンガーZ) 19歳(グレンダイザー) 28歳(INFINITY) |
所属 | 光子力研究所 → NASA → 宇宙科学研究所 → 光子力研究所 |
趣味 | バイク |
概要
マジンガーZの開発者・兜十蔵の孫で、彼の遺したマジンガーZ、及びマジンカイザーの正パイロット。名実共に元祖スーパーロボット乗りである。
正義の心を持つ熱血漢で、義理人情に厚く涙脆い一面も持つ。また、目上の人物に対しては礼儀正しい。メディアによっては多少の性格設定の差異があるが、基本的にはネアカで前向きな精神の持ち主で、常識人。スパロボ(特にウィンキーソフト制作時代)での扱いだと誤解される事が多いが、原作版でのキャラクターは(90年代以降に増えたスーパーロボットリスペクト作品のキャラクター付けが、極端に熱血や直情で演出されているのと比較すると)繊細な面や葛藤する場面も見せる人物である。それは危険な戦いや死への恐怖感を感じ取る場面からも窺えるが、一方でそれらを仲間の協力や、戦いで身に付けた知恵や経験、そして強い精神で乗り越えて成長していく姿も併せ持つ。
趣味のバイクの腕前はオンロード、オフロード問わずプロドライバー級で、度々アクロバティックな乗りこなしを見せる。
ちなみに具体的な生年月日は不明だが、劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』では真夏の時期に生まれた事が示唆されている。なお、放送年月と同時に年を取っているとすれば、『グレートマジンガー』ではおそらく18歳で(年齢設定変更後の)鉄也と同い年となり、原作で鉄也をくん付け(漫画版に到っては呼び捨て)しているのはこのためと思われる。
マジンガーZ
Dr.ヘルの配下のあしゅら男爵の襲撃を受けた祖父である十蔵のいまわの際に、マジンガーZを託される。天性の才能とバイクで培った技術をもとに、優秀なパイロットに成長していく。
しかし、最終回で戦闘獣にマジンガーZを破壊され、グレートマジンガーに日本防衛を託し、自身はアメリカに留学した。
エンディングクレジットは当初「甲児」のみだったが、第6話からカブト甲児でクレジットされている。
グレートマジンガー
ストーリー終盤、アメリカから一時帰国して父である兜剣造と再会。強化されたマジンガーZと共にミケーネ帝国の戦いに参加するが、様々な要因が重なって剣鉄也と対立してしまうが、最終的には父・剣造の死の間際の言葉もあり、鉄也と和解した。
帰国当初は留学で前線から離れたブランクを当人は気にしていたものの、最終決戦では本来の主役である鉄也のお株を奪う程の獅子奮迅の活躍でミケーネ帝国を追い詰めた。
戦いが終わった後はUFOの論文をまとめる為に再びアメリカへ留学した。
UFOロボ グレンダイザー
NASAに留学しており、UFOの研究をしていた。祖父や父から続く科学者の血も確実に受け継いでおり、自ら宇宙円盤・TFOを開発している。
第1話で帰国して宇宙科学研究所の所属となり、ベガ星連合軍との戦いにも参加、TFOの破壊後はダブルスペイザーに乗り込み、デューク・フリードをサポートした。
だが、前作の『グレートマジンガー』のように主役を食わないようにという配慮の為か、彼の愛機であるマジンガーZは登場せず、戦闘服のデザインもかなり変更された(ただし、劇場版作品『グレンダイザー対グレートマジンガー』ではグレートマジンガーに搭乗し、初めての操縦でありながら見事に乗りこなし、サンダーブレークなどの台詞も発する。TV版第31話ではボスボロットに搭乗している)。
しかし、そのあまりに変わりすぎた戦闘服のせいで結局目立っていた。
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
『グレート』終了から10年後、父や祖父の後を継ぎ研究者となっている。長らく実戦には出ていないが、マジンガーで世界を救った英雄として名前は知れ渡っており、復活したDr.ヘルの脅威に対抗するために前線に復帰する。本作の彼は一パイロットとしての一端だけでなく優れた指揮官として 成長を見せた彼の姿を合間見ることが出来る。終盤では研究所の仲間達を率いて最後の決戦に挑む。
漫画版
周囲の設定や最終決戦の展開はやや違うが、基本的にはTV版とさほど変わらない。
永井豪の漫画版
料理上手な面があり、兜家の食事は基本的に甲児が作っていた。テレビマガジンに連載の場を移した後も、マジンガーZの武装をモチーフにした創作料理を披露した事がある。
『グレートマジンガー』では戦局の激化に伴って帰国。自作のTFOを使ってミケーネ帝国の襲撃をかわし、大改修されたマジンガーZのパイロットに復帰する。また、アニメ版のような剣鉄也との確執は描かれず、良き仲間として地獄大元帥の総攻撃に立ち向かう。
『UFOロボ グレンダイザー』では、地球に漂着したデューク・フリードが最初に出会った地球人である。なお、永井豪氏の漫画版ではデュークが地球に漂着したのは地獄大元帥を倒した数日後のことになっている。
余談だが、同漫画が執筆されたのは放送から間もない頃であり、それ故設定が完全に固まっていなかったのか、現在の設定ではフリード王家の血族の者しか操縦できないとなっているグレンダイザーを、短時間とは言え甲児が操縦しているシーンが存在している。…尤も、マジンガーとグレンダイザーの類似性を論拠に、「兜家とフリード王家に何らかの関係がある」とする珍説が、一部ファンの間で囁かれているが。
桜多吾作の漫画版
『マジンガーZ』最終回でミケーネ帝国との戦闘で瀕死の重傷を負い、兜剣造の手でサイボーグとなる。…が、以降のシリーズではその件に触れられる事は無かった。
『グレートマジンガー』では、氷解レンズ破壊作戦で指名手配中の科学要塞研究所一行と合流、彼らをアメリカへと密入国させる段取りを取る。その後はTV版同様、鉄也の援護に駆けつけるも彼からの罵声に憤慨し対立。結果、最悪の事態を招いてしまう事に…。
『UFOロボ グレンダイザー』ではデューク・フリードに対し「大介」と呼び捨てで接するなど、TV版のような年齢差が無い関係として描かれている。本作の特徴として、後に桜多吾作氏が「自分の性格が憑依した」と述懐するように、留学設定が無意味なほどの「ド」スケベな性格が以前にも増して強調され、牧葉ひかるに対し犯罪ギリギリの行為で迫る事も。一方、それと相反してミケーネ帝国関連のエピソードでは、甲児の深い苦悩と葛藤が描かれている。最終章では、グレンダイザーとラーガによって人類の文明が全て滅んだ世界で、ひかると共に生き残る事となり、『グレート』同様に甲児のモノローグを以って物語は幕を閉じる。
その他の作品
劇場版マジンガーシリーズと共通の時間軸で描かれた後日談であるデジタルコミック『ダイナミックヒーローズ』(作:越智一裕)では、ベガ星連合軍壊滅後も所員として宇宙科学研究所に定住。序盤はダブルスペイザーを駆り、空魔獣グランゲンやサイボーグとして復活した妖獣シレーヌと激突する。特にシレーヌ戦では久々にデビルマンとコンビを組み、撃破に成功している。物語中盤では、デーモンに囚われた如月ハニーを救出するためにパンサークローの本拠地に乗り込んでいる。物語後半では、満を持してマジンガーZに搭乗した。
時間軸上ではその更に後のエピソードと思われる小説『スーパーロボット大戦』(著:団龍彦)では光子力研究所に戻っており、ロボット工学者の道に進むべく新たな留学を検討中だったが、ライオネル博士によるタイム・ワープ実験の際、時を操る超能力者ミクの手により、さやかと共に1万年後の世界へと召喚される。
登場作品と役柄
元祖スーパーロボットアニメの主人公だけあって、版権作品のスーパー系主人公の代表格として初期の作品から出番が多く、スーパー系主人公を選択した場合、第1話から登場するケースが多い。また、物語の開始時から既にマジンガーZのパイロットとして、世間的な(或いはパイロット間の)認知度が高い扱いである事も多い。
スパロボ最古参の版権スーパー系主人公として同等の立場にあるゲッターチームと比べても、各原作の性行・言動のブレが比較的小さいこともあり、歴代スパロボを通して非常に安定感のある役割を与えられているキャラクターと言える。
反面、それが参戦元作品固有の要素よりも「スパロボでの兜甲児」の役割に常に寄せられやすい原因にもなっており、『V』『X-Ω』等のように複数のマジンガー系原作の「兜甲児要素」が1人の甲児に集約される場合、「この兜甲児はどの原作の甲児が基なのか」という解釈が特に難しくなる。各原作の折衷を効かせたスパロボ補正キャラと化す頻度においても、正に良くも悪くもスパロボの表裏を象徴するキャラクターなのだとも言えるだろう。
熱血漢で直情的な人物として描かれがちだが、原作とは異なり年下のパイロットが少なからず仲間にいることから、頼れる兄貴分としての側面も強調されている。TV版第2話でも述べていたが、「戦いは、本来男がするもの」という考え[1]ゆえ、戦える能力や機体を持ちながら戦闘を嫌がる同性には厳しい物言いをする。ただし、甲児自身も身体を張って戦っていることと、「あいつは男なんだから戦って当たり前」な態度をとらないため、理不尽な印象は薄い。
頭の程度は「海外留学」の原作設定の採用次第でかなり異なる。留学設定が再現されているのは『MX』と『第3次α』と『Z』。『NEO』では留学中に一時帰国しての参戦であることが、作中で言及されている。『グレンダイザー』や『INFINITY』設定の場合ほぼ間違いなく優秀。
ちなみに、TV版の甲児のグラフィックは初期のキャラクターデザイナー・羽根章悦氏のものをベースにしている事が圧倒的に多く、劇画タッチが濃厚な中期以降のデザイナーである森下圭介氏の絵は(原作者のタッチからかけ離れ過ぎている所為か)採用された事がない。ただし、『UFOロボ グレンダイザー』参戦時には同作を担当していた小松原一男氏のものを使うなど、登場作品によって変化を付けるケースもある。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。第1話の時点で既にホワイトベース隊に参加しているため彼共々マジンガーZも使用可能。ちなみに、中盤にグレートマジンガーに乗り換えるのだが、剣鉄也の登場を望んだファンからは苦情が寄せられた模様。PS版では熱血習得がかなり遅く、普通に育てていては最終話かその直前でやっと。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 第1話の増援で登場、仲間になる。鉄也が登場するのでグレートに乗り換えるかどうかはプレイヤー次第。むしろZの方が使い勝手が良いのでそのままでも構わない。今回はパイロットに地形適応が無いので宇宙でも普通に戦える。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 第1話からロンド・ベル隊に参加。前述の通り『第2次』でグレートに乗り換えたことに苦情が寄せられたことから、鉄也とグレート加入の際「俺だって一度はグレートに乗ったことあるのに」と愚痴をこぼす。戦力的には最初から必中を覚えるので、前半戦は名有りのパイロットの乗ったMSと戦うのに活躍できるが、後半はマジンガーが息切れする挙句、宇宙適応も低いので、スペイザー要員になる事も。PS版ではやはり熱血習得が遅いが、マジンガー系では唯一熱血とひらめきが同時使用できるパイロットであり、終盤の強敵相手への攻撃力と生存性確保には重要。ダイアナンAの修理を駆使すれば2回行動もできなくはないが、隠しマップの条件がSFC版より厳しくなったことには注意したい。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で登場。マサキと親友のような関係にあり、エンディングで地上に居てもラ・ギアスのマサキを呼べる笛の形をしたエーテル通信機を貰ったのだが…。戦力的にはひらめきを覚えるので、ボス格が搭乗する攻撃力のある敵機体に安心してぶつけられるが、2回行動が遅いのが難点。リューネの章で登場する際はグレートマジンガーに搭乗し、選択肢次第でそのまま仲間になる。PS版ではマジンガーが大幅にパワーダウンしてしまったのが残念だが、前2作と違い早期に熱血を覚えるためなんとか使っていける。また、鉄壁の追加やロケットパンチ系武器の無消費化により反撃戦法向けなキャラとなった。
- 第4次スーパーロボット大戦
- スーパー系、リアル系どっちをとっても第1話から登場。「でっかい耳クソ」を見せるために笛を使ったためマサキに取り上げられた事が発覚した。前半はそこそこ主力であるが、後半は『第3次』同様に宇宙適応が低い事と(ただし甲児が出撃できる宇宙マップは2マップのみ)、マジンガーが息切れしてしまう為、地球製のスペイザー要員になりがち。しかしデュークたちとは別部隊となるため、いっそグレートに乗り換えるのも手である。なおキャラクター事典で「さやかとマリアの二股をかけている」とあるが、後に恋人になるさやかはともかく、マリアとは親しい間柄ではあるものの、異性として意識しているような描写は無い。EDでは、NASAで研究者として生活を送っている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 初めての声が入ったほか、新規に追加されたスーパー系第1話で主人公との出会いが描かれた。またシナリオ「新たな敵」(ハサウェイ加入ルート)では、さやかともどもセリフが追加された。
- スーパーロボット大戦F
- スーパー系第1話より登場。今回は加速、覚醒など、攻撃的な精神がそろっている。EVAのシンジ達にマジンガーZに乗っている理由を聞かれ「カッコいいからだ!」と答え、アスカに馬鹿にされる。また、「戦いは男が先頭に立つもの」という価値観から、シンジに「女であるレイやアスカが戦っているのに、お前は戦わないのか」と説教する。今回、笛は取り上げられていないが、マサキの方向音痴のせいで結局合流は遅れた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- マジンカイザーの登場、またはマジンガーZでも大車輪ロケットパンチ追加により最後まで使えるようになった。ハードルは高いがマジンガーZに乗った彼が後半も1軍で戦えるようになったという事実は、思い入れのあるプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。相変わらず宇宙Bなのも難点だが、火力インフレの凄まじい今作においてあろう事かひらめきを忘れてしまっている。マジンカイザーと言えど鉄壁を使わない限りは、反撃を許せば雑魚相手すら中~大ダメージ、ボス相手では即死も免れない。修理装置や信頼には特に世話になる事だろう。2回行動レベルは普通に攻略していると到達できずに終わるが、補給・修理ユニットによりレベル上げが簡単なので、手間さえ厭わなければ到達は十分可能。
- 不自然なまでにスーパー系のキャラが登場せず、リアル系キャラ主体で進む後半のインターミッションで万丈・忍と並び、最後まで会話に参加する数少ないスーパー系キャラである事も、今回の特徴のひとつ。スーパー系のみ兜剣造と会話を交わすイベントがある。また、『第2次』の偽デューク以来の縁か、マ・クベに「相変わらず下卑た男だ」と言われる。
- DCルートのシナリオ「光、断つ剣」におけるコロニーレーザー破壊作戦において、戦力を分散するを選択するとマサキと共にCポイントの部隊の指揮を任される。無謀にも思えるが、ロンド・ベルの中で『第2次』から参加している最古参のメンバーであることが考慮されたのかもしれない。ちなみに、コロニーレーザーが配置されていたのは甲児が向かったCポイントであった(この事はある攻略本で「甲児とマサキが抜擢されてる辺りがいかにも怪しい」と言われてしまっている)。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今作も序盤から登場。スーパー系を選ぶと主人公の同級生として登場し、主人公と仲睦まじく学園生活を送っている様が描かれる。主人公が戦いに巻き込まれる前からマジンガーZで日本を守っており、初めてグルンガスト弐式に乗り込み困惑する主人公にアドバイスを送った。
- 第一話ではパイルダーに乗って出撃。プレイヤーの手でパイルダーオンを再現できるほか、小型機の利点を生かし機械獣の攻撃をヒラヒラと「避けて」戦う様はこれまでにない印象を与えた。
- 今回のマジンガー系の敵はDr.ヘル勢で、映画版のストーリーも再現される為、出番が多い。シナリオ中盤を切ったあたりでマジンカイザーに乗り換える事になり、専用の主題曲も登場。
- また、今回からついに待望の宇宙の地形適応Aを手に入れた。鉄壁と相性抜群の激闘を併せて雑魚戦では圧倒的な強さを誇るマジンガーを見る事が出来る。
- 総じて本作からの地位向上は顕著で、パイロットとしてもシリーズとしての顔役を務めるのにふさわしい扱いを受けた。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 激闘の代わりにひらめきを習得。対雑魚戦における火力は低下したが、ひらめきのおかげで終盤の一撃必殺の火力を持つボス達に安定して対抗できるようになったのが大きい。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 原作の『Z』最終回~『グレート』終盤あたりの設定を踏襲したのか、テスラ・ライヒ研究所に出向していた。故に今作では鉄也との対立と和解がメインテーマとなっており、未来に飛ばされて以降、さやかの合流が遅いこともあってか鉄也の多くの挑発に乗ってしまい、対立する場面が何度も存在するが、中盤に和解することになる。そして後半の真ゲッターロボとの対決シナリオではメインを張り、その際のカイザーとの時を超えての邂逅、真ゲッターロボへの対決の際の台詞はDVEにもなっている。甲児に限ったことではないが、今作より戦闘台詞も大幅に追加された。
- 戦力的には前作の激闘が無くなり、この作品以降「パイロット能力は全般的に鉄也が上」という調整をされがちな上に、使用可能なマップも鉄也より少ないことから、レベル的にも技能ポイント的にも能力差が出やすく、せっかくのカイザーも鉄也に取られる可能性がある。ただし援護の習得速度、ひらめきと加速を覚えるなど、能力値以外の部分でしっかり差別化されているため、カイザー加入前からグレートに乗せて運用するのも十分有り。
- 漫画『鋼の救世主』では、ダンテの怨霊の入れ知恵で、鉄也に対して嫉妬するエピソードが描かれた。尤も怨霊が滅びた後は、その時の記憶を失っていたが。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今作でのマジンガー系の敵役はグレートのミケーネだが、地獄大元帥の復活やらマジンカイザー奪還やらで出番が何気に多い。音声も新規収録されている。
- また小隊制なので出撃枠は足りるが、中盤までマジンガー系の強力な全体攻撃は、鉄也やジュン向けの射撃武装ばかりなので加速役になりがち。しかし後半にはカイザー加入とマジンガーZ強化が同時に来るため、そこからが本領発揮となる。ファイナルダイナミックスペシャルのためには甲児がマジンガーZに搭乗する必要があるため、カイザーとどちらに乗るかは悩むところ。次回共々小隊長能力が防戦的なのが若干惜しい。
- EDでは宇宙開発公団へさやかと共に行くことになったが、続編の展開からそこから更にテスラ・ライヒ研究所へと留学することになったようだ。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 『UFOロボ グレンダイザー』はαシリーズに参戦しなかったが、留学したおかげで知的な一面を持つようになり、同じスーパー系のボケ(?)担当であった葵豹馬を驚かせた。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『グレンダイザー』設定で、グラフィックは小松原一男氏のものを採用。序盤はダブルスペイザーに乗り、マジンガーZは中盤から登場。だがランド編ではその後すぐさま別行動になる。セツコ編では貴重なスーパー系。本人の底力が発動すると装甲が無改造でもかなり硬くなる。あるアイテムを持っているとイベントでTFOを作り上げるが、持っていなくても後で入手。なおパイロットスーツは、序盤は『MX』同様『グレンダイザー』版を着ているが、マジンガーZ登場後は強制的に『マジンガーZ』のものになる。Zシリーズでの出番は本作のみ。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話にてマジンガーZを持ち出してジャブローに駆けつけるが、直後にオーラロードが開いたため、参戦は後のシナリオに持ち越される。強いのだが、序盤がオーラバトラー相手なので命中率の点で苦戦する。ただし、必中を覚えれば一機で中ボスたちを一掃することも可能。必修精神コマンドは熱血と必中。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- シーン1から登場するが、すぐに宇宙に送るかの選択を迫られる。ミネルバXが欲しければ地上に残そう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 第1部で宇宙に送る選択をしていると、シーン2で登場する。デューク・フリード達がいるので、グレンダイザーファンなら第1部でフラグを立てておこう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- やっとトリプルマジンガーが出そろい、ミケーネ帝国と決戦を行う事に。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第1部での選択で活躍するのが1部か2部か変わる。ミネルバXが登場しなくなったが、戦闘獣ダンテを図鑑に登録するなら地上に残す必要がある。比較的早く援護攻撃がLV2まで伸びる反面、鉄也やデュークと違い統率を覚えないためボス戦ではトドメ役よりもアシスト役の方が向いている点も考慮の余地あり。今回は話が長すぎる上に、ミケーネ帝国は最後まで残っているもののあしゅらとは2回、Dr.ヘル&ブロッケン伯爵と1回のため若干影が薄い感もある。2部では大介絡みである程度はある。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- ルートにより、中盤からの参戦になる場合がある。ガッツと底力を持つが、マジンガーの性能がいまいちなので改造は必須。最大のネックは熱血を修得するのが非常に遅いこと。普通に育てていると最終話になっても覚えないことがザラ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 最速登場はアクセル編スーパー系第1話。今回の序盤はTV版最終話付近を再現してあるため、珍しく最初は鉄也とかなり仲が悪い。また、本作では地形適応は隠しパラメーターで表示されていないのだが、宇宙:Bなので要注意。終盤は殆どが宇宙マップになるため、この点が致命的に響く。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 『A』のリメイクである為、細かい部分は変わらないが、GBA版で鉄也を「鉄也くん」と呼んでいたのに対して、収録している声を使い回す関係か、今作では「鉄也さん」と呼ぶ。
- スーパーロボット大戦R
- 第7話「危うしマジンガーチーム」より登場。負傷で出遅れる鉄也より参戦が早い。宇宙適応はAに戻った。改変された未来ではキャンベル・ボアザン・アルクトスとの交易により科学技術が発達したため『グレンダイザー』同様に科学者の道に進み、自力で宇宙船を開発しようと悪戦苦闘していた。
- スーパーロボット大戦D
- イグニスに兜博士を殺された為、鉄也と共に宿敵として追う。その為、原作の敵がいないにも関わらず、存在感は大きい。能力的に相変わらず「鉄の城」と呼ぶに相応しい硬さなのだが、本作はザコ敵が強いためその甲児ですら簡単に落ちてしまうので、防御面の補強はしっかりと。
- スーパーロボット大戦K
- 今回もZと共に参戦する。だが、今作ではグレートもゲッターも参戦していないせいで御馴染みの合体攻撃が無く、Dr.ヘルも既に倒した設定になっている為にいるだけ参戦のような扱いを受け、他の作品と比べると存在感も薄い。シナリオ中では草薙剣児と女湯覗きをしたり、女性陣から「鈍感第一号」と呼ばれたりする。
- EDではロボット工学を学ぶ傍ら、新設された地球防衛隊の隊員として働いている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- マジンガーZが非常に硬いので、出撃する機会は多い。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 序盤のうちに自軍に合流する。バイストン・ウェルに飛ばされる。尚、今回はマジンガー系が甲児と鉄也のみなので自分の作品関係となると必然的に出番が多くなる。ちなみに、鉄也とはすぐに和解した。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 『INFINITY』設定での家庭用作品初参戦。そのため音声の新規収録が行われている。東映版マジンガーシリーズのスパロボ復帰を強調してか、PV1のトリをマジンガーZと共に担当している。
- 本作ではアムロが『逆襲のシャア』、竜馬が『世界最後の日』で参戦しているため、スパロボの始まりの3人が全員20代後半で同年代[2]というシリーズの最初期から知っているユーザーにとっては感慨深いものになった。その期待に応えてか、シナリオ上においても古くからの戦友という扱いとなっている。思い出話に華を咲かせる様は往年のユーザーほど楽しめること請け合いだろう。
- ノリコ達の臨時コーチとして冷静さを失うことの愚を説いたり、状況を冷静に分析して敵の次の手を予測する、メカニック陣に混じって機体の稼働状況を確認するなど従来の作品とは一味違った「年長者としての甲児」が見られる。
- また、設定を反映してか多くのキャラから鉄也共々かつての大戦の英雄として尊敬を受ける事も多いため、基本的に「さん」づけで呼称される。
- 『INFINITY』原作では言及されなかった『グレンダイザー』関係に触れている場面も多い[3]。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 第3話から登場。窮地に陥ったリガ・ミリティアを救うため、宇宙編ルートに残る。中盤ではマップ兵器使いたさに、スーパーボスボロットに乗って出撃するという妙な出番がある。ちなみにウィンキースパロボでは顔グラフィックが最も原作に近い。
- スーパー系パイロットとしてもマジンガーZのパイロットとしても申し分のないステータスを持つが、必中の習得レベルが遅いため、宇宙に上がってからはSPTなどに苦戦する。高命中のスクランダーカッターを雑魚を一撃で落とせる攻撃力に上げ、運動性も改造なり強化パーツなりで底上げしておくとよい。また、今作の甲児は加速を覚えるため使いやすい反面、ひらめきを覚えないためボス格の強力な攻撃には耐え切れない事がある。鉄壁とド根性、そして他パイロットの信頼で上手くHPを管理しよう。
- なお、本作でマジンガーZにマジンパワーが初めて実装されたが、甲児専用のコマンドとなっており他機体に乗り換えさせるメリットはない。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 敵はミケーネなのだが、甲児自身の設定はストーリー開始直後の時間軸。故にさやか指導の下の訓練イベントがある(スーパー系のみ)。また大介達とも既に知り合いで、デュークを大介だと看破してみせる場面も。従来の物事を深く考えない熱血漢な性格と未熟さゆえからなのか、自軍の仲間からからかわれる場面が多い。
- スーパーロボット大戦MX
- 『グレンダイザー』設定で登場。いきなり博学になったので驚いたプレイヤーも多いだろう。従来と変わらず羽根章悦氏風のグラフィックを使用しているので、「TFOのパイロットスーツを着た羽根顔の甲児」という原作では見られない姿も拝める。
- 序盤はTFOに乗っているが数話後にマジンガーZを博物館に取りに行く。しかし原作通りバレンドスに捕まり、操られたままマジンガーZに乗せられて敵として登場。後に仲間へと戻ってくる。パイロットスーツは、さやかが持ってきてくれるマジンガー版かグレンダイザー版かを選択できる。このコスチューム選択は寺田貴信氏曰く「土壇場で入れた」とのこと[4]。ちなみにTFOはSSサイズのため、甲児でも序盤はオトリに出来るほどの回避力を誇る。
- 育てまくれば無消費で移動後使用可能+4マス前後のアイアンカッターで無双ができ、人によっては撃墜数がトップクラスになることも。恒例の合体攻撃ファイナルダイナミックスペシャルは後半追加され、熱血込み・フル改造でダメージが5万を超える超強力技になっている。
- シナリオ面では今回不参加の相方の立ち位置も兼ねているのか、度々勃発するマリアVSさやかの争いの原因に最後まで気付かないという、これまでに無い朴念仁ぶりを発揮。エンディングではアメリカのワトソン研究所へ復学し、TFOの後継機である新型円盤を制作してフリード星へと向かう夢を語る。
- スーパーロボット大戦NEO
- 序盤からの登場。今回は部隊メンバーに小学生が非常に多いので、今まで以上に兄貴分キャラクターになっている印象が強い。なお本作の甲児は鉄壁を覚えないことに注意。
- なおこの作品を最後に『T』まで東映版マジンガーシリーズでの設定での登場は約10年ほど途絶えることになる(X-Ωは設定が混在している)。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- デザインや設定がOVA版と混在しているが、マジンガーZに搭乗している時の彼のパイロットスーツはTV版である。
- ストーリーでは最も早く参入するスーパー系のキャラクターであり、あのキャラとの声優ネタも健在。
- ユニットとしては登場しないが宇宙開発の為にTFOを作っており、デュークに宇宙人と分かり合う夢をよく語っていたようである。
- 2016年6月のイベント「運命の騎兵隊」よりボイス付きパイロットパーツが登場。シンと共に、『X-Ω』最初のボイス付きキャクターとなった。石丸ボイスの甲児は『NEO』以来約7年ぶりの出演となる。
- 2018年1月には『INFINITY』名義で期間限定参戦。ボイス付きパイロットパーツも実装された。声優の森久保氏は『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE』のコーデック・テクリナク役を得て初の版権キャラクターでの参加となる。
- 2018年7月には『真マジンガーZERO』版の甲児が登場。ボイス付きでの登場となったため、3人の声の違う甲児が『X-Ω』に集まることとなった。
- ちなみにOVAカイザー版甲児は同一人物判定で同時編成不可、INFINITY版とZERO版の甲児は並行世界の別人扱いとなっており、同時に編成することが可能。
- スーパーロボット大戦30
- 『INFINITY』設定。音声が新録されている。マジンガーのほか、今回はマジンカイザーにも搭乗する。エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「格闘アップ」。
- 地上ルート開始なら第1話「旅立ちの日」で参戦する最初の仲間となる。当初はマジンガーは引退しているとして量産型のイチナナ式に乗る。甲児のイチナナ式は序盤では貴重な修理装置持ちだが、30機撃墜でマジンガーZ乗り換えのミッションを早期に出せるので、修理よりも撃墜数を稼ぐ事を優先したい。イチナナ式も改造しておけばマジンガーZに引き継がれる上、Zに乗り換え後はシローを乗せて戦える修理機体に出来るので、改造費は無駄にならないしシローの撃墜数稼ぎも苦ではなくなる。
- シナリオ上の扱いとしては『T』同様歴戦の勇士として名が知れ渡っていると共にアムロ・竜馬とは長年の戦友であり、凱やエルドラメンバーとも知り合いである。また初出の事件や、それらを取り巻く状況・用語を解説したり、自らマジンガーの強化改造案をプランニングし実装したり、シローのイチナナ式に自身の光子力研究をフィードバックさせた強化改造を施すなど、博学かつ聡明な科学者・技術者としての一面も以前より強調されており、その到達点としてマジンカイザーを『創造』するに至るなど、歴代スパロボで最もインテリな甲児として描かれている。
パイロットステータス
能力値
マジンガーZに合わせて調整されたかのような能力値で、格闘、防御が高い。特に防御に関して自軍の最高峰である。SP量もヒロイン等のサポートキャラに次いで高い。逆に射撃や命中、回避は低い。命中の低さは必中で補い、回避の低さは堅牢な守りでフォローするのが定石。
『64』までの作品では宇宙の地形適応がBだったため、宇宙ステージが多くなる後半は苦戦を強いられた。『α』以降は宇宙の地形適応がAであったり、パイロット養成で地形適応を上げることが可能であったりするため、今では大きな問題とはなっていない。
精神コマンド
能力値と同様、精神コマンドもマジンガーとの相性は抜群。必中、熱血、鉄壁、ド根性とスーパー系に必要なものが揃っている。ただし、『NEO』では鉄壁を覚えないために、終盤では防御面に不安が残る。当初は気力に関係なく戦えるのがマジンガーの強みだったため気合の保持率は低めだったが、マジンパワーなどの採用により必要気力が向上してからは覚えるケースが増えている。
- 第2次
- 根性、我慢、必殺、底力、熱血
- 第2次(PS)、第3次(PS)
- 根性、ひらめき、ド根性、必中、加速、熱血
- 第2次G
- 根性、ド根性、必中、集中、熱血、ひらめき
- 第3次
- 加速、根性、ド根性、必中、ひらめき、熱血
- EX
- 第4次(S)
- 根性、鉄壁、必中、ひらめき、集中、熱血
- 新
- 根性、鉄壁、加速、熱血、必中、ド根性
- F、F完結編、64
- ド根性、鉄壁、熱血、必中、加速、覚醒
- リンクバトラー
- 加速、必中、熱血、ド根性、鉄壁、覚醒
- α
- ド根性、必中、鉄壁、熱血、加速、激闘
- α外伝、α for DC
- ド根性、必中、鉄壁、熱血、加速、ひらめき
- 第2次α、MX
- 必中、ド根性、鉄壁、熱血、加速、ひらめき
- 第3次α
- 必中、気合、鉄壁、熱血、加速、ひらめき
- IMPACT
- ド根性、鉄壁、必中、熱血、気合、加速
- COMPACT3
- ド根性、必中、鉄壁、気合、ひらめき、熱血
- Z
- ひらめき、ド根性、必中、鉄壁、熱血
- A(A PORTABLE)
- ド根性、鉄壁、必中、熱血、気合、幸運
- R、D
- ド根性、不屈、必中、熱血、鉄壁、気合
- K
- 必中、不屈、鉄壁、熱血、ド根性、気合
- NEO
- 必中、熱血、根性、気合
- X-Ω
特殊技能(特殊スキル)
底力の所持が定番。レベル制の作品では非常に高レベルで所持しており、耐えるマジンガーとの相性は抜群。また、鉄也とは逆に援護防御を修得する傾向にあり、堅い守りで味方を守ることができる。いくつかのタイトルでは大車輪ロケットパンチによる援護攻撃も強力。切り払い習得率も高いが、剣を持たないマジンガーZでは死に能力となってしまう。[5]
- 第3次(PS版)、第4次(S)、F・F完結編、COMPACT
- 切り払いL2、底力
- 64
- 底力L9、切り払いL2
- α(α for DC)
- 底力、切り払いL5
- α外伝
- 底力、切り払いL1
- 第2次α、第3次α
- 底力L9、切り払いL3、気力+ (ダメージ)
- Z
- 底力L9、闘争心、気力+ (ダメージ)
- IMPACT
- 底力L9、援護攻撃L2、援護防御L2
- A
- 底力L9、切り払いL6
- A PORTABLE
- 底力L9、切り払いL6、援護防御L4
- R
- 底力L9、防御L1、援護攻撃L1、援護防御L2
- D
- 底力L8、切り払い、援護攻撃L2、援護防御L2、コンボL2
- K
- 底力L8、援護攻撃L1、援護防御L2、アタックコンボL1
- T、30
- 底力L6、ガードL2、気力+(DEF)、サイズ差補正無視L1
- 他タイトルと比べると底力のレベルがやや低め。その分ガードL2と気力+(DEF)の存在から総合的な防御性能はかなり高い。
- サイズMのマジンガー系にとってはサイズ差補正無視を初期習得しているのも大きい。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- 気力130以上でPP開始時に「不屈」がかかる
- 『A PORTABLE』で採用。立ち回りにもよるが「鉄壁」に使うSPを温存できる。
- 初期気力+5、気力最大値+10
- 『NEO』で採用。
- 出撃時のExC+3、戦闘に参加すると気力+5。
- 『T』『30』で採用。習得以降は特に手を入れなくてもあっという間に気力が貯まるため、気力限界突破の育成を優先したい。
- ExC+3も強力であり、他の効果と合わせればExC10の状態で出撃することも可能[6]。
- 開幕からスマッシュヒット+マルチアクション連打で敵陣を蹂躙するマジンガーの姿はまさに魔神。ボス接敵までにExCを多めに余せられればトリックアタック+スマッシュヒット+超光子力ロケットパンチ連射も狙っていける。移動力が高くない欠点もブーストダッシュで補えるため至れり尽くせり。
- エースボーナスで「魂」を使えるようになる鉄也は一撃の最大攻撃力を重視しているのに対し、こちらは進軍時の利便性を重視していると言える。
人間関係
マジンガーZ
光子力研究所
- 兜シロー
- 弟。両親や祖父を失った後は彼の親代わりを務めて仲が良く、『グレートマジンガー』でもたびたび手紙のやり取りをしていた。
- 兜十蔵
- 祖父。マジンガーZの製作者。孫達への強い愛情を持つ。
- 弓教授
- 祖父の弟子にあたり、マジンガーZの改良強化など後援者として世話になっている。
- 弓さやか
- テレビ本編では口喧嘩することも多かったが『INFINITY』では恋人となっている。痴話喧嘩しつつ仲睦まじいベストカップル。
- ボス
- 甲児との出会いをきっかけに戦いに参加する。
- 甲児にライバル心を持ち、さやかの気を引こうと奮闘するが、空回りしている。以後は親友として甲児の窮地や帰国に駆けつけたりしている。
- ヌケ、ムチャ
- 同級生で友人。ボスの子分として協力する。
- リサ
- 『INFINITY』にて出会った。甲児を「ご主人様」と呼び強く慕う。別世界ではさやかとの間に生まれた娘。
NASA・統合軍
- ワトソン博士
- 電子工学の世界的権威。第86話でDr.ヘル一派との決戦を見越したマジンガーZの最終的なパワーアップ計画に加わるべく来日するが、ヘル一派の執拗な襲撃に遭い危険に晒された事で計画は中止を余儀なくされる。然しながら、博士が「置き土産」として甲児のバイクに設置したバリヤー突破システムは、ピグマン子爵に引導を渡す為の布石となった。
- ヘル一派との抗争終結後、甲児&さやかはワトソン博士の許で科学者としての知識を学びTFOを開発する事となる。
- 統合軍司令
- 『INFINITY』にて統合軍を率いる司令。甲児を敬い、支える。
Dr.ヘル一派
グレートマジンガー
科学要塞研究所
- 剣鉄也
- 最も関わりの深いキャラクターの一人で、立場や接し方は作品によって異なる。TV版では『マジンガーZ』のラストで彼に助けられ、『グレートマジンガー』の終盤で再会した際は当初こそ良好な関係にあったが、作戦方針の違いや剣造を巡る鉄也の甲児に対する嫉妬が原因で対立してしまう。最終的に鉄也との確執が原因で父を亡くすことになってしまったが、剣造の遺言を受け、一切の遺恨を残すまいという態度を示したことにより和解を果たす。
- 『グレンダイザー』の時期には鉄也が登場しない為にどこまで関係が修復したかは不明だが(劇場版ではボスの生死を巡って対立する場面があるが、すぐに和解した)、その後の小説『スーパーロボット大戦』ではさやかの口から「兄弟のようなもの」と評されるまでに修復したようである。
- なお、漫画『鋼の救世主』では、「剣造の実子であることで、鉄也に嫉妬される」立場として描かれがちな甲児が、「剣造と共に過ごした、鉄也に嫉妬する」立場として描かれる。
- 原作における呼称は「鉄也君」と呼び、対立した際は「鉄也」であるが、スパロボにおいてはAを除いて「鉄也さん」と呼んでいる。これは、ダイナミックサイドも「年齢設定に応じた必然の設定変更」と認めていたが、『INFINITY』の時代では再び呼び捨てするようになっている(険悪になったわけではなく、戦闘中に君呼びするのがまどろっこしくなったため。また本作では東映版の流れを汲んでいて同い年のためおかしくはない)。
- 炎ジュン
- グレートマジンガー及び劇場版で共闘。鉄也と違い、終始良好な関係にあった。SRWでは鉄也と同じくさん付けだが、原作ではジュンと呼んでいる。
- 兜剣造
- 父。グレートマジンガーにて再会を遂げるが、後に死別。
ミケーネ帝国
- 地獄大元帥
- 上記のDr.ヘルが戦闘獣として復活した姿。
- 闇の帝王
- TV版では面識が無かったが、小説版『スーパーロボット大戦』では諸々の展開により、因縁の宿敵となる。スパロボでは『第2次α』で対決する。
- 桜多吾作の漫画版『グレンダイザー』では、なんと「事故」によって帝王を死なせてしまう。
- ダンテ
- 『マジンガーZ対暗黒大将軍』では彼が日本語を喋ったことに驚いた。
- 漫画『鋼の救世主』では、彼の怨霊に入れ知恵され、鉄也に嫉妬する。
UFOロボ グレンダイザー
宇宙科学研究所
- デューク・フリード(宇門大介)
- 出会った当初はデュークの冷たい態度に疑念と不満を持っていたが、その正体を知った後は親友であり、デュークの相棒的存在となる。SRWにおいてはほぼ一貫して大介さんと呼んでいるが、原作後期やSRWでの合体攻撃の掛け合いではデュークと呼ぶ事もある。
- グレース・マリア・フリード
- 共にデュークをサポートする。マリアに好意を寄せられている面はあるが、恋愛関係までには至ってはいない。
- 牧葉ひかる
- 当初はひかるに好意を寄せていた面があった。物語中盤より、ダイザーチームの一員として共にデュークを支える事になる。
- 牧葉吾郎
- 弟分。
- 牧葉団兵衛
- 最初はTFOに乗ってきた事から宇宙人と間違えられた。
- 宇門源蔵
- 留学帰国後の勤務先となる宇宙科学研究所の責任者。中盤で彼からダブルスペイザーを与えられる。
ベガ星連合軍
- ズリル長官
- 最終的に、甲児に引導を渡される。
- バレンドス親衛隊長
- 劇場版で彼に拉致され、『グレートマジンガー』最終話までの戦歴を語る。
- ゴーマン大尉
- 第7話ではTFOで円盤獣ギンギンに挑むが、圧倒されて踏み潰されそうになる。
他作品との人間関係
同じ永井豪原作である『デビルマン』の主人公である不動明とも劇場版で共演したことがあるが、スパロボではOVA版の甲児でしか実現していない。 『第2次』以来ほぼ全ての版権スパロボに出演しているだけあって、他作品のキャラクターとの関わりの多さもかなりのものである。 ただ、甲児の場合は出典作が複数ある為、作品によって年齢が異なっており、同じく複数の出典作のある他版権キャラクターもいる為、同じ人物でも作品によって関係はやや異なる。
ダイナミック系
- 流竜馬
- 劇場版で競演したこともあり、スパロボシリーズでは『第2次』以来、既に共闘済みである事がほとんどで、強い信頼関係がある戦友。基本的には「リョウ」、「甲児君」と呼び合う。
- 神隼人、巴武蔵、車弁慶
- 竜馬とともに既に共闘している仲間である設定が多い。武蔵のみ劇場版で競演していない。
- 帝王ゴール
- αシリーズではDr.ヘル一派とともに『α』開始以前を描いた漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』からの宿敵で、『第2次α』まで因縁が続く事になる。
- バット将軍
- αシリーズ開始以前からの宿敵・恐竜帝国の幹部で、『α外伝』ではルートによっては彼の搭乗する真・ゲッターロボに敗れる。
- 流竜馬 (OVA)
- 『世界最後の日』準拠の『D』や『真対ネオ』準拠の『R』においては年齢が離れている事もあってか、TV版とは異なり偉大な先輩として尊敬している。『新ゲッターロボ』準拠である『NEO』では年齢が近い事もあってか「竜馬」と呼び捨てにしており、時としては反目し合う事もあったが、和解して信頼し合えるよき戦友同士となっている。甲児が『INFINITY』準拠、竜馬が『世界最後の日』準拠で同年代となった『T』『30』では10年来の戦友となっており、強い信頼関係にある。
- 神隼人 (OVA)
- 『世界最後の日』準拠の『D』や『真対ネオ』準拠の『R』においては彼が部隊の指揮官の一人である事もあり、彼の指揮下で戦う場面も多い。『新ゲッターロボ』準拠の『NEO』では中盤にある出来事がきっかけで彼や竜馬に激怒してしまう場面も。
- 一文字號
- 『R』にて共演。同じダイナミックプロ作品での主人公同士。お互いに明朗快活な熱血漢同士で、気も合う。
- 敷島博士
- 『D』では彼が原作通りにタワーで真ドラゴンに特攻した後、倒れていたところをマリアと共に発見し、救出した。
- 大牙剣
- 『NEO』では序盤からの付き合いとなり、彼に対しては兄貴分として接している。
- ドル・ガイスト
- 『NEO』では甲児も彼の姦計の数々には怒りを露にしていた。同作において初めてファイナルダイナミックスペシャルをぶつけた相手でもある。
- 安倍晴明
- 『NEO』では彼は光子力エネルギーの存在を危惧し、敵視していた。
- 草薙剣児
- 『K』にて共演。同じダイナミックプロ主人公であり、色々と似たもの同士ということもあってか、意気投合。親友同士に。
- 海動剣、真上遼
- 宿敵と同じく「地獄」を名乗るマジンガーパイロット。
- 『X-Ω』にて共演し、甲児が『INFINITY』設定で共演したイベント「平和を創った戦士たちへ…」では彼らとは先輩と後輩の関係となっている。
- 不動明(デビルマン)
- 『デビルマン』の主人公にして、甲児と並ぶ永井作品の代表的な主人公キャラクター。劇場版および番外編的OVA『CBキャラ永井豪ワールド』シリーズなどで共演。甲児と関わりの深い最重要キャラの1人である。
- 劇場版『マジンガーZ対デビルマン』では明との壮絶なバイクバトルを展開し、ライダーとしての力量を存分に発揮するが、飛行能力の欠如というマジンガーZ最大の弱点を彼に指摘され、甲児は更なる焦燥に駆られる事となる。その際に明が発した「俺ならマジンガーZを空から攻めるね」という台詞は何かと有名。
スーパー系
ロマンロボシリーズ
- 葵豹馬
- 『第3次』以来競演作品は多く、常にスーパー系の仲良い間抜けコンビと言った形で会話に絡む事が多く、『α外伝』の未来編でさやかと離ればなれになり、鉄也の変節に意気消沈する甲児を励ましている等、シリアス面でも友人としての描写が多い。『第3次α』では自分が知的な面を持った事に驚かれた他、ちずるの気持ちにてんで気付いていない彼に呆れる一幕も。
- 『30』では甲児が『INFINITY』版となったため歳が離れた先輩と後輩の関係になり、豹馬からは「甲児さん」と呼ばれるようになったが、豹馬がタメ口で話すため以前と雰囲気はさほど変わらず、さながら弟分のような存在となっている。
- 南原ちずる
- 何度か競演した他作品の女性キャラクターの中では『第3次』と『J』で可愛いと評しているが、双方ともすぐにさやかの嫉妬を受ける。
- 岡防衛長官
- 『α』のスーパー系ルート序盤では、グルンガスト弐式無断使用の件で彼からの出頭命令を受けた各主人公に付き合って連邦軍極東支部に向かい、主人公の無罪を訴える。
- 三輪防人
- 三輪が登場する作品には全て競演しているが、他の主人公同様に傲慢な三輪を嫌っており、『第2次α』のリアル系ルート序盤では、彼と大いに揉めて豹馬ともども極東支部から追い出されたために、αナンバーズとの合流が遅れてしまう。さらに話が進むにつれ、人質がいるマシーンランドに毒ガスを仕掛けようとしたり、人質の弓・早乙女両博士を見殺しにしようとしたりと彼に反感し、激怒していた。続編の『第3次α』では失脚した筈の彼の出現に驚いて、分かり易い反応を出す。
- 楯剣人
- 『D』では親友同士。名前のコンセプトもどことなく似ている。
- トン助
- 『D』では「相変わらずうまそうだな」との事。
- クロッペン
- 『D』では当初こそ敵だった彼を敵視していたが、彼の真実を知って彼に同情すると同時に、ズール皇帝への怒りを露にしていた。彼も甲児の正義感を認めており、死の間際にも甲児に話しかけていた。
超獣機神ダンクーガ
- 藤原忍
- ケンカ友達。彼は甲児の声が苦手である設定の作品も一部存在する。その関連からか忍の事を甲児が「藤原」と呼ぶ作品もある。
- 葉月考太郎
- 声が似ている人。忍が甲児の声が苦手である事の原因。一部作品では彼の指揮下に入る事になる。
- 司馬亮
- 『64』にて、彼にメールシュトロームの嘘の意味を教えられてしまう。
- シャピロ・キーツ
- 作品によっては一時期味方でもあるが、『F』や『α』では彼に拘束されそうになっており、良い印象は抱いていない。敵としては自らを「神」と驕る彼に対し、『第3次α』では「神でも悪魔でもない、ただの人間」と断じる。
ガイナックス系
- 碇シンジ
- 全く対照的な二人だが『F』や『α』では絡みが多く、シンジにとっての良き兄貴分的な立場になっている。シンジ自身も甲児の熱血に影響される事もあり、甲児も時には彼を叱咤しながらも彼を弟分として信頼し、窮地を助けたりしている。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 『F』や『α』など口げんかになることが多い。しかし、ケンカするほど仲が良いとは言ったもので、何だかんだ言ってケンカ友達である。アンソロジーコミックなどでも彼女との絡みの人気は高い。ちなみに『α』では、彼女がマジンガーZを馬鹿にしたことが絡みの始まりだった。
- 冬月コウゾウ
- 『MX』終盤ではパラレルワールドの乱立が齎す世界の終焉について、ゴム風船に喩えた解説を行う甲児へ「かなりの暴論の上、間違いもあるが」と言いながらも、一定の評価を示す。
- 渚カヲル
- 『α』終盤、セントラルドグマ内で対峙する。マジンカイザーで撃墜後、甲児の強い心を評し未来を託した。
- タカヤノリコ
- マジンガーZの大ファンであり、本人同士も仲が良い。
- 『T』では甲児が『INFINITY』設定であるため甲児の方がかなり年上であり、オオタからの頼みで彼女達トップ部隊の訓練に付き合った。
神魂合体ゴーダンナー!!
- 猿渡ゴオ
- 『SC2』や『K』ではかつての巨神戦争を戦い抜いた偉大な先輩として尊敬している。
- 光司鉄也
- 甲児と剣鉄也がオマージュ元となっているキャラ。名前が兜甲児と剣鉄也から取られており、性格的にもどことなく甲児と似ている。
- 葵竜也
- 杏奈の父。甲児のオマージュキャラクターとして「初老の兜甲児」としてデザインされた。そのため若い頃の姿はそのまま。声も石丸氏。
- 葵杏奈
- 『K』では同級生で、友人同士である。結婚式にも招待された。
その他のスーパー系
- ひびき洸
- 竜馬と同様にストーリー開始前から共闘していたという設定が多い。年齢差から甲児にとっては後輩であり、洸からは竜馬とともに彼に先輩として信頼されている。
- 神勝平
- 彼に対するよき兄貴分なのだが、微妙に彼にオツムを馬鹿にされているように見える面も。一応、『Z』では留学経験があるのだが……。
- 破嵐万丈
- 基本的に年長の兄貴分的存在として信頼していることが多い。『第2次α』では彼の去就問題にαナンバーズの面々が揺れる中、心の中では万丈が戻ってくる事を確信していた。
- 草間大作
- 『α』では共に親族に強大な力を託された者同士として、彼に共感し、兄貴分にもなった。
- ロミナ・ラドリオ
- 『IMPACT』で初顔合わせした際、異星人である自分達をあっさり受け入れた理由を尋ねてくる彼女へデュークの事を話し、彼と同じく「信用に値する匂いを感じたから」と告げる。
- ローサ・ベルニコフ
- 『K』では絶叫コースターアタックの開発の際、彼女に協力を要請され、快く引き受けた。
- マリン・レイガン
- 『Z』では甲児の闘志に大きく感銘を受けていた。
- 風見博士
- 『Z』では科学者としての彼を尊敬していた。故に、彼の裏切りには失望を隠せなかった。
- リィル・ゼラバイア
- 『ZSPD』ではサンドマン杯で共闘した。
- エルドラン
- 『NEO』では小学生に戦いを半ば押し付けた形になってしまった彼の行いに関する苦言を呈していた。
- 天海春香、高槻やよい
- 『X-Ω』イベント「ロボットとアイドル」で共演。TVインタビュー中継に興奮を隠せないシローと比較して「男らしくビシッと決めていた」甲児であったが、さやかによると「(甲児自身もまた)アイドルに会えるから、彼女達からのTVインタビュー直前になるまで浮かれていた」模様。
- 真玉橋孝一
- 『X-Ω』のイベント「唸れ!滾るリビドーと魂!」における戦友の一人。スケベな熱血漢のスーパーロボットパイロットという点が甲児と共通している人物。恭子の胸を合法的に揉める立場にある彼を大変羨ましがっている。
- 秋津マサト
- 『X-Ω』のイベント「唸れ!滾るリビドーと魂!」における戦友の一人。
- 獅堂光
- 『T』において彼女は、世界を救った英雄としての彼に憧れを抱き尊敬している。また、甲児自身も彼女の発する一言や想いで勇気付けられ、最終的にDr.ヘルとの最終決戦にて自身の潜在能力を発揮することへ繋がった。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- スパロボにおいては、『第2次』以来の長い付き合いである。
- 旧シリーズでは当初の『第2次』でアムロが初代設定であった為にタメ口の関係であったが、アムロだけ以降の旧シリーズで成長した為に彼に老けたと突っ込む。以降の作品では初代設定が少ない為に、甲児から見れば頼りになる大人という立ち位置。
- 『COMPACT』ではアムロと同等あるいはそれ以上の戦歴を積み重ねているはずだが、本人はアムロに敬語で接している。
- 甲児が『INFINITY』準拠、アムロが『逆襲のシャア』準拠で同年代となった『T』では一年戦争以来の戦友であり、お互い多大な信頼関係にある。その為、アムロに対して初めて専用の援護台詞がある。『30』でも同様で、アクシズ・ショックで一時MIAとなったことが心の傷として残っていた。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- アムロと同様に年長者の彼の事をとても頼りにしている。
- しかし、最後は逆襲した彼と対峙する事もあり、特に『第2次α』での彼の逆襲にはショックを隠せず、逆にシャアからはその正義感と純粋さを羨ましく思われていた事が分かる。
- 『T』では一年戦争の頃に何度も対峙した因縁の相手でもあり、彼からもゲッターチームと並んでアムロに次ぐ好敵手と認められている。
- 『30』でも一年戦争時代からの因縁に加え、第2次ネオ・ジオン抗争でアムロをMIAに追いやった張本人として徹底的に嫌悪しており、登場以前からシャアの話題が出る度に批判を口にし、クワトロとして姿を見せた際には怒りをぶつける一幕もあった。
- ブライト・ノア
- アムロと共に『第2次』からの付き合いで艦長として強く信頼している。『64』では彼とエマリーの不倫(?)をボスやデビッドと共に遠い目で見ていた。
- マ・クベ
- 旧シリーズにて偽デュークで誘き寄せられた。その後は彼から「下卑た男」と鬱陶しがられるように。
- カミーユ・ビダン
- アムロやクワトロと並んで高い競演率を誇り、性格はやや違うが仲が良い。
- 『第3次α』では神壱号作戦発動前日、「銀河を自由に行き来出来る宇宙船を造る」という戦後の夢を、彼と熱く語り合う。ちなみに他作品のキャラではカミーユの名を女みたいだと評した数少ないキャラであるのだが(『α』で初邂逅した際)、同時に「良い名前」とも評してもおり騒動にはなっていない。
- ファ・ユイリィ
- スパロボシリーズでは、カミーユとよく一緒にいるため、彼女とも必然的に付き合いが多くなる。
- 『α外伝』では、見張り番の交代のために出向いた際に、思っている事が顔に出やすいところがカミーユと一緒と評された。
- エマ・シーン
- スパロボでは、カミーユと同じように姉のような存在。
- 『α』では、カミーユと初対面を果たした時に危うく「女みたいな名前」と言いそうになったところを彼女に止められる(しかし、「良い名前」と評したため、ジェリドの時のような騒動にはなっていない)。
- 『α外伝』では、未来に飛ばされた際に元の時代に残してきた弟や仲間達の身を案じて、柄にもなく葛藤したときに彼女から激励される。
- アストナージ・メドッソ
- 『新』ではマジンパワーを発動できるようにしてもらい、『64』の完全平和ルートではマジンガーZが出撃できないことにいらだち、不満をぶつけていたが、彼の腕は信頼しており、同話でミケーネ帝国からミネルバXを取り戻した際は、彼に懇願し、アストナージも「いつもと違うな」と軽口を叩きつつも、快く承諾した。
- ジェリド・メサ
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』で、ジャブローでジ・Oに乗り、カミーユに対して殺意剥き出しの彼を「物騒な奴」と評していた。
- ロザミア・バダム
- 『α外伝』では、カミーユの妹のロザミィという偽の記憶を刷り込まされ、プリベンターに潜入してきた際、彼女が持っていた写真も見せてもらいカミーユに妹がいたのかと驚いていた。
- パプテマス・シロッコ
- 『第2次(G)』では、ジュピトリスに潜入した際、示談を持ちかけられた上に、自分たちがディバイン・クルセイダーズと戦えば戦うほどシロッコが旨い汁を吸っている事に苦々しさを感じていた。
- ハマーン・カーン
- 裏表が無いところがニュータイプの彼女には見透かされているのか、好意的な態度を取られることも。甲児は彼女の事を美人だと思っており、デレデレする事も。
- ジュドー・アーシタ
- 共演回数も多く、同じく熱血漢で長男という設定からか絡みは多い。基本的に甲児さんと呼んで慕っている。
- エルピー・プル
- 『α外伝』では、一緒にウッソをからかったり、海で泳ごうと意気投合するなど、和気藹々とした様子を見せた。
- クリスチーナ・マッケンジー
- 『α』では、伝説の英雄でもあるアムロが合流して早々に伝説の機体であるガンダムを一目拝もうとデッキに向かったところ、偶然出くわした美人の彼女に鼻の下を伸ばしてしまう事に。
- ウッソ・エヴィン
- ガンダム系のキャラクターでは割と絡みが多く、彼に対するよき兄貴分的存在。
- カテジナ・ルース
- 『α』序盤の「ジャブロー」ルートで、アーガマ隊の行動が「無駄に戦火を広げているだけ」という彼女からの暴論に対し、「あんたが逆の立場だったら助けを求めてくる人を見殺しに出来るのか?」と問い詰める。この言葉の前には、流石のカテジナも沈黙せざるを得なかった。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『F』のスーパー系ルートでは序盤からドモンが仲間になるので仲が良い。デビルガンダムに襲われたドモンの元にマサキと共に駆け付けている。
- ウルベ・イシカワ
- 『MX』では復活した自身を「スーパーウルベ」と名乗る彼のネーミングセンスを「ボスと同レベル」と酷評した。
- ヒイロ・ユイ
- 『F』では、光子力研究所に潜入した彼にジェットスクランダーを爆破されそうになった。
- デュオ・マックスウェル
- リアル系の中では一番仲が良い。よく漫画では二人で年頃なネタが出る。
- 張五飛
- 『α外伝』序盤では、バルマー戦役で共に戦った彼がマリーメイア軍の一員として、自分たちと敵対した事に驚きを隠せずにいた。
正暦作品
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 共に登場作品が複数ある為、年齢差や立ち位置等がそれぞれ異なっており、『第3次α』では後輩として可愛がるが、逆に『K』ではキラの方が年上で、同年代である『Z』では彼に苦言を呈する等、作品ごとに関係は違っている。
- シン・アスカ
- Zシリーズでは甲児の方が年上で、『Z』の原作ルートでは、仲間である彼の説得を必死に行う。
- 『K』では同年代。終盤にユウナの活躍に驚きの声を上げた彼に対して、「お前も前に比べて大分丸くなった」と喜びと取れるコメントを発している。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では彼の事を尊敬しており、好意的な感情を持っていたが、最終的には否定する。『K』では当初から彼に対してかなり不信感を抱いていた。
- もっとも『グレンダイザー』末期の設定の『Z』と、『マジンガーZ』時代の設定である『K』とでは性格が違っており、デュランダルも一時的には味方側であった『Z』と最初から完全な敵役として描写された『K』とでは扱いが異なるのも一因であるが。
- マリュー・ラミアス、ラクス・クライン
- 『第3次α』では『SEED』設定で、最初から味方であった。
- 『Z』では自分達に散々被害を及ぼしておきながら協力を申し出た彼女達に、全部が彼女達のせいではないという事を理解していることを語りながら、同時に苦言を呈した。
リアル系
- シーラ・ラパーナ、カワッセ・グー
- 『F完結編』では、一時的に光子力研究所に戻る際にグラン・ガランに乗せてもらう事に。
- デビッド・ラザフォード
- 『64』では特に仲が良い友人の一人。ボスとも一緒にブライトとエマリーの不倫(?)関係を遠い目で見ている場面も。
- ゴステロ
- 『64』では彼にかなり酷い暴言を浴びせる場面がある。
- ケーン・ワカバ
- 『MX』では色々とウマが合い、共に女湯を覗こうとする親友同士に。
- マニーシャ・トーブ
- 『Z』の終盤にてエマーンとチラムが大特異点を見つけることが出来ない理由を見事に看破、彼女を驚かせた。
- ミスマル・ユリカ
- OVA版の甲児を含め、基本的にユリカの特異な性格を苦手としている。
- ザイリン・ド・ザルツ
- 『K』では覗きの現場を見られてしまう。
その他の版権作品
- 家城茜
- 『X-Ω』のイベント「G迎撃作戦」では彼女とも共闘しゴジラに挑む。
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー
- 『X-Ω』のイベント「5色の恐竜戦士」にて共闘する。
- ヘボット、ネジル・ネジール、ドリームキャスト、セガサターン、メガドライブ
- 『X-Ω』のイベント「新天地!その名は…地獄」にて共演。彼らの異様なハイテンションぶりには「ペースについていくのが難しい」と漏らすなど流石の甲児も面食らっている。
- ギャバン / 一条寺烈
- 『X-Ω』にて共闘。イベント「希望が導いた想像」では彼の特訓も受けている。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 旧シリーズ時代からの長い付き合いで、αシリーズでも競演し仲が良い。両者共に、シンプルな直情熱血かと思われがちながら、実際には細かい洞察や思案で対策を取る場面も見せるなど、マサキ自身の性格付けには甲児から影響を受けている部分も多い。
- ミオ・サスガ
- 『EX』にて軽い気持ちで戦いに参加する彼女に対し「…気楽なもんだな」と苦言を呈していた。そして、コンプリートボックス版で彼女は甲児の言葉の意味を身を以って知ることに…。
- プレシア・ゼノサキス
- 『α外伝』にて洗濯物を出力調整を間違ったブレストファイヤーで焦がしてしまい彼女から怒られてしまう。
- リュウセイ・ダテ
- 『新』やαシリーズではマジンガーZの大ファン。上記のノリコと同じように、彼とも本人同士仲が良い。
- クスハ・ミズハ
- 『α』でスーパー系ルートを選択する事で、同じ高校に通うクラスメイトという設定となる。彼女は他の主人公と異なり以降のαシリーズでも出演している為、シリーズを通しての長い付き合いの友人となった。
- ブルックリン・ラックフィールド
- クスハと同じく『α』ではクラスメイトの友人であった設定で、αシリーズ通じてブリットの友人として接する。
- ユーゼス・ゴッツォ
- エヴァ弐号機を調査と評し精神汚染させた後、サンプルと評してロンド=ベルの力を知ろうとする彼に怒りを露にした。
- ロバート・H・オオミヤ
- αシリーズでテスラ・ライヒ研究所に留学した際に彼の世話になっており、親しい間柄になっていた。
- ブラッド・スカイウィンド
- 『64』における気軽に話し合える友人の一人。
- ヒューゴ・メディオ
- ケーンと共に覗きを敢行しようとしているところを彼に見つかり、「覗きはやめとけ」と釘を刺される。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 彼に対しては先輩に対するそれのように敬意を払っている一面もあり、彼の人間性を信頼しており、実力もあてにしている。
- イグニス
- 『D』では彼が兜所長を殺した為、仇敵である。当初は鉄也と同じく彼に憎しみと怒りを露にしていたが、終盤は私怨ではなく、1人の戦士として彼を討たんとした。
- グラキエース、ウェントス
- 当初はルイーナのメリオルエッセであり、父を殺したイグニスの仲間だった彼らの自軍入りには猛反発していた。しかし、鉄也に比べれば比較的に早く彼らへの蟠りを解いている。
- 孫光龍
- 彼の駆る真・龍王機を「昔話に出てきそうな龍」だの「三つ首で金色じゃないだけマシ」だのとやんやと言うが、彼は甲児の言いたい事をしっかり理解した上で冷静に対応する。
- ミスト・レックス
- 『K』では第1話からの付き合いではあるが、流石の甲児も彼の空気の読めていない上に、屁理屈染みた言動の数々には本気で呆れ返る場面もあった。彼からは「兜さん」と呼ばれ、敬意を表されている。
- 稲葉駆
- 『NEO』の第2話で知り合い、アースティアに飛ばされた際もいち早く合流した。
名台詞
TV版
マジンガーZ
- 「パイルダー、オーン!」
- ホバー、ジェット共通のドッキングコール。TV版での初コールは第3話。無敵のスーパーロボットに「人の頭脳を加えた」瞬間である。
- 「こちとら身体は小さくても喧嘩には負けねーんだ、あばよ!」
- TV版に於ける記念すべき第一声は、突っ込んでくるダンプカーを見事なライディングテクニックでかわし[7]、運転手へと吐き棄てた上記の台詞。最初の発言が「悪態」である辺り、良くも悪くも甲児らしい。
- (凄い…お爺さんが『神にも悪魔にも成れる』と言ったのは、マジンガーZのこの強さだったんだ。悪に使えばマジンガーZは悪魔に成る…)
(しかし俺は、Dr.ヘルの野望を叩く為に、このマジンガーZを正義の為に使う事を今ここに誓う…!) - 第2話で初の実戦に勝利した後、夕闇に染まる富士山麓を見据えながら祖父の魂に誓いを立てる。この瞬間から、兜甲児の長き闘いの日々が幕を明けた。
- 「マジンガーZは万能の神なんだ。これしきのことで故障してたまるかってんだ!」
- 第32話より、高速飛行能力を持った機械獣ゲルベロスJ3(SRW未実装)との戦闘中に。しかし、増長した甲児によって無茶な戦い方をさせられたマジンガーはオーバーヒートを起こし敗れてしまう。
- どことなく強すぎる執着からZに眠る魔神を目覚めさせてしまった別世界の甲児を思わせる台詞。
- 「弓教授、仰る事はよくわかります。しかし僕は、空飛ぶ機械獣の攻撃を受けている人達を見殺しに出来ません。出動します!」
- 第34話にて。2度目に出撃したジェノサイダーF9が相模湾を攻撃しているとの緊急情報が入り(しかも戦火の中で泣いている女の子が描写されてもいた)、機械獣の攻撃に苦しむ人達をの事を考えては持ち前の正義感から、ジェットスクランダーの完成まで待てずじっとしていられなくなり、出動に行くのであった。
- 「バカ野郎!貴様には足の不自由な、妹さんの面倒を見る責任があるんだぞ。その事を、忘れるな」
- 第51話「地獄の暗殺者 ドクロ軍団」の終盤にて。暴走族ドクロ団のリーダーの鬼頭は、交通事故で妹で不自由な足になった妹を治す為にまとまった大金が必要だった。そこであしゅら男爵のが町中に張り出した甲児の100万円の手配書や、「成功すれば本当に支払う」という鉄仮面やあしゅら男爵の口車に乗せられ、地獄ヶ原で甲児を部下達も加わっての投げ縄を使った引き回しで痛めつけるも、妹をあしゅらに人質に取られたり機怪獣の出現で団員達も慌て出したり、その挙句の戦闘もあったがなんとか一件落着。やがて鬼頭は甲児に今回の事を謝り「例え殺されたって文句はない」というのに対して平手打ちを見舞い(同時に「バカ野郎!」と言っている)彼にとって大切な妹がおり、その事を指摘する。
- 「マジンガーZに不可能という事はないさ。はっははは」
- 第55話「富士山 大直滑降作戦」の夕日に照らされながらのラストシーンより。マジンガー用に急遽作られたスキー板と減速用パラシュートを装備して、大雪の富士山を直滑降で下山して研究所に駆け付けたのを、弟のシローに「イカしてたぜ~」と評され、上機嫌になっての一言。しかしその後に「だけどさあ、最初は滑って転んでサマにならなかったんだよ」と、最初はなかなか上手くいかなかったのを付けたし、みんなで大笑いしてこの回は締め括られる。
- …後に別の世界や作品では、不可能は無いどころか、魔神パワーでトンデモかつ何でもあり、更には魔神化して終焉の魔神になったらほとんど手が付けられないマジンガーになったりするが。
- 「そうだ!ジェットスクランダーは、この重いマジンガーZを、マッハ3のスピードで飛ばす力があるんだ。スクランダーだけなら10倍の力は出る。スクランダーカットでこの網を破るんだ!」
- 第57話「Dr.ヘル日本占領」にて。まんまと敵の罠にはまり、ブロッケン伯爵の飛行要塞グールに磁力を纏わせる光線を使った作戦で誘導し、更には巨大でとにかく堅い網で捕まってしまって海底要塞ブードに渡され、しばらくした後にブード内で思案した末に閃いた解決策。しかも指揮官のあしゅら男爵や鉄仮面達も出払っていた為に監視も警備も手薄で絶好の機会。その策をもとに甲児は、スクランダーをZの背中から外してエンジン全開でロケットを吹かし、「頑張れスクランダー!」と応援してもおり、ついにその勢いと硬度で網を破き、マジンガーZも脱出成功に。…が、助けにやってきたアフロダイAとボスボロットが、スクランダーの突撃をくらいそうになってしまった。
- 次回作で活躍するグレートマジンガーのグレートブースターとその使い方などを鑑みると、この時甲児が咄嗟の閃きで使ったのが基になったのだろうか?
- 「うっひゃ~!アルプスが引っ越してきたんじゃねえのか!?」
- 第58話「前線基地 地獄城!!」にて。マジンガーやこれまで戦ってきた数多の機械獣の何倍もの巨体かつ、異様な姿のジャイアンF3(SRW未登場)と接敵した際の、素っ頓狂なコメント。どんな表現の仕方だ。
- 「こら機械獣!誰が地ならしに来いって言った」
- 第63話「爆弾を抱えた美少女」より。美少女に扮した敵の潜入工作でレーダーを妨害され、その隙に機械獣・ファンガスB7(SRW未登場)が正面から襲撃に。腰から下はゲッター3やガンタンクのようなキャタピラ式だが、その前面にはさながら噛み合わせる形のパーツが付いていて、それで周囲の木々をなぎ倒しては噛み砕きながら研究所の前面にまで進撃。その行く手を阻み、相対しての一言。
- 「もりもり博士、待っててください…今、Dr.ヘルの一味を皆殺しにッ!!」
- 第79話「マジンガー 爆発一秒前!!」にてブロッケン伯爵が甲児を捕え、もりもり博士を殺す。その時もりもりを看取って決意を新たにした時の台詞。
- さすがダイナミックプロ作品というか、宙ばりに過激な発言である。
- 「機械獣ども、こうなったらもりもり博士の造ったアイアンカッターでやっつけてやるッ!!」
「僕なんかどうでもいい!ちくしょう…ちくしょうー!」 - 第79話にてボロボロの体でマジンガーZに乗り込む前の台詞。この後、2体の機械獣に対してアイアンカッターで2体に大ダメージを与えるが、トドメとまではいかず、両機ともジェットファイアーP1の爆薬で崩壊している。
- 「やいやーい!日本にはマジンガーZがいるんだぜ。東京を貴様達の勝手にはさせるもんかい!」
『マジンガーZ対暗黒大将軍』より。ミケーネの戦闘獣軍団が研究所を素通りし、東京を目指していたのを察知して急行して接敵した際に。
- 「お父さん、お爺さん…暗黒大将軍の誇る七つの軍団が、いよいよ攻めて来ました。それなのに、マジンガーZは傷付いています。しかし、このままじっとしている訳にはいきません! …マジンガーZは、暗黒大将軍の野望を打ち砕く為に出撃しなければならない…。正直言って、出撃する事が怖い…! でも僕は、マジンガーZと共に命を懸けます。生死の間をさまようシローを残していく、我がままを…許してください」
- 同じく『Z対暗黒大将軍』より。戦闘獣襲撃時にがれきの下敷きになって重傷を負ったシローを「同じ血液型だから使ってください」と、輸血して手術も成功し、重なる疲労もある所に再び預言者が現れ、ミケーネや暗黒大将軍率いる七つの軍団(と、ついでにボスボロットが飛ぶ)などの事を伝えては消え、弓教授はその暗黒大将軍らの正体を兜博士の生前の証言や遺品から調べ、戦慄する一同。その後に壊れた自室で、甲児が父と祖父の遺影であろう写真の納められた本のようなものを広げながら、涙を流しながらの独白。弱音を吐きながらも戦わなければならないヒーローの辛さや、その様子を部屋の入口の物陰から見聞きしていたさやかが、猶更視聴者の胸中に刺さる…。
- (シロー、兄貴みたいな無茶な真似はすんな…!!)
- 同じく『マジンガーZ対暗黒大将軍』より、重体ながらも意識を回復したシローへ心の中で呟いた遺言。
- 「覚悟は出来ています! いま出撃しなければ、世界は暗黒大将軍のものになってしまいます。戦って、戦って…それでも敵わぬ時は、マジンガーZと一緒に死ぬだけです!!」
- 『対暗黒大将軍』より、死地に赴く甲児を引き止めた弓教授に対する悲愴な決意。
- (グレートマジンガー!! お前はまさに偉大だ…)
(それにしてもあれだけ強いロボットを、いったい誰が造ったんだ…?) - グレートへの称賛と疑問が交錯する甲児のモノローグをもって、物語は終結する。
グレートマジンガー
- 「いやあ、彼にはかなわないよ。なんていったって僕には一年のブランクがあるからな」
- 甲児が帰ってきた事により鉄也への対抗馬を期待するボスらの激励に対しての言葉。作中の描写を見れば、決して一年のブランクは感じさせないのだが、甲児自身は鉄也の力量を認めている事が窺える。しかし、この時点で鉄也には負の感情が芽生えつつあり、当話のラストまではまだ良好な関係であったが…
- 「お父さんを殺した貴様達を地獄の底へ叩き落とすまで死んでたまるか!」
- 最終回、パイルダーが危険な状態になりながらも無敵要塞デモニカに対し、ブレストファイヤーを撃ち続ける。
UFOロボ グレンダイザー
- 「おじさん、そんな手荒な事はやめて下さいよ!」
- 第3話で強引にTFOに乗ろうとした団兵衛を蹴飛ばした時の台詞だが、甲児も人の事は言えない。
- 「信じ合っているからだ」
- 第7話でゴーマン大尉のギルギルにTFOを踏まれながらも、デュークの居所を答えなかった甲児に疑問を持ったゴーマンへの返答。同話で足を引っ張り合ったブラッキーとゴーマンとは対極的である。
- 「人という字は二本の棒がお互いに支え合って立っている。 人、つまり人間はお互いに支え合わなければ生きていけないんじゃないのか大介さん」
- 第35話で甲児がダブルスペイザーの正式なパイロットになった事を知り、グレンダイザーとダブルスペイザーとの合体で生死の運命を共にしてしまうという事に悩むデュークへの台詞。まるで、某有名ドラマの中学校教師のような言い回しである。
- 「大介さん、マリア… 頑張れよ!」
- グレンダイザー最終回にて、グレンダイザーでフリード星へ旅立つデュークとマリアを涙を流しながらダブルスペイザーで見送った言葉。
- 「生きてはいない? 良くそんな無責任な事が言えるな! 鉄也君! どうしてボスを見殺しにしたんだ!」
- 映画「決戦!!大海獣」でボスがドラゴノザウルスに飲み込まれた事実に動揺した際、鉄也が生きてはいないと言った為に怒って詰め寄った時の台詞(一応、ボスボロットが飲み込まれた時はグレートマジンガーはドラゴノザウルスに捕まっていたので厳密には見殺しにした訳ではない)。
- TV版同様の対立シーンだが、大介により仲裁され、その後はボスの生存が判明して共に救出しようとする決意を知り、和解する事になる。
劇場版マジンガーZ / INFINITY
- 「必ずご期待に沿えるよう頑張ります!……と言いたいところですが、せいぜい若い皆さんの足を引っ張らないよう気を付けたいと思います」
- Dr.ヘル一派の復活という異常事態に際して戦場に復帰することになった際、マスコミに意気込みを聞かれてのコメント。この時点では市民を安心させるために英雄としての名声を必要とされただけであり、後方に待機するだけで実際に出撃する予定はなかった。
- 「神にも悪魔にもなれる……」
リサ「それは?」
「昔、マジンガーに乗る前にさ、マジンガーを造った俺の爺さんにさ、そう言われたんだ……"どちらを選ぶのか?"って、凄まれてな。けど、そんなもん選べやしない……ただ、悪魔にはなれない!そう思って俺は乗った。」
「戦いが終わって、俺は研究者になった。もう、戦闘には二度と参加しないつもりだった。それなのに、久しぶりに戦場に立って正直、高揚した。その感覚を悪魔と呼ぶなら、俺はそれを否定できない!」
リサ「御主人様……」
「今の俺には、お前を造った人がお前を只の機械にしなかった理由が何となく分かるよ。」
リサ「えっ?」
「人は、神でも悪魔でもない!その両方を持ち合わせている!あの強大な力を預けるには、お前みたいに感情がなくちゃ駄目だ!そう考えたんだろう。そういう意味では、お前と俺は、同じなのかもしれない。」
「もしも俺が、研究者にならず、そのままマジンガーに乗っていたら、あそこにいたのは鉄也じゃなく、俺だったのかもな……そう思うと、ほっとく訳にもいかない!」
リサ「そんな!今の人類に勝ち目なんて……!」
「別の魔神で、INFINITYを乗っ取る!」
リサ「えっ?でも、魔神はもう……」
「魔神ならもう一機……ある!」 - 最終決戦前のリサとの会話。当然、もう一機の魔神とはマジンガーZの事である
- 「…、Dr.ヘルは、何故、世界征服なんてものを目論んだと思う?」
さやか「それは、世界を自分の思い通りにして…」
「征服した世界で何をする? めんどくさいだけさ、世界征服なんて」
「富、権力、名声…。そんなものどれ一つにも奴は興味ないよ」
「あの戦いが終わってからずっと、俺はそれを考えていた。…そして一つの結論に至った」
さやか「一体?」
「好奇心」
さやか「好奇心…?」
「人類とは? 世界とは? 宇宙とは何か? その全てを知りたがっているのさ」
「そして、この世界が存在に値するかを値踏みしているんだ」
さやか「じゃあ、もしヘルが人類に興味を失えば…」
「そう、全てが奴の予測の範囲内に収まるようであれば、奴は躊躇なくゴラーゴンを発動させる。そして新たな世界を観測対象にするだけだ。」 - 決戦前夜のさやかとの会話。
- 元祖・悪の天才科学者の野望(或いは真意)を、元祖・正義の天才科学者の孫が看破する場面であり、甲児の成長を痛感する場面である。まさしく、「血は水より濃い」と言うべきであろう。
- 「作戦の最終確認をする。この作戦の目的は2つ。剣鉄也の奪還及び、INFINITYの破壊だ!」
「まず、閉鎖中のフジプラント地下坑道へ侵入。コ・パイロット及び、ミッション・スペシャリストとして、リサも同乗する。」
「発進と同時に、ボスボロットと博士達は敵の陽動を開始。ありったけの火力で引き付けつつ、逃げまくってくれ!」
ボス「おう!任せとけぃっ!」
せわし「せいぜい派手にやってやるわいっ!」
「俺達はプラントへ到着後、無駄な交戦を避ける為、INFINITYの足元へ到達。この角度からなら、INFINITYはブレストファイヤーを撃てない。そこからINFINITYの装甲に沿って上昇する。同士討ちを避けたい敵が、多少なりとも攻撃を弱める効果も期待できる。」
リサ「その後、INFINITYにグレートを強制的にパージするプログラムをインストール。これで、ゴラーゴン停止確認後、鉄也さんを回収。脱出します。」
「時間がない中、よく間に合わせてくれた。ここにいる誰一人が欠けても、俺はもう一度マジンガーに乗ることは出来なかっただろう。これが、マジンガー最後の出撃になる!」 - 旧光子力研究所のスタッフやボス達の協力でマジンガーZは再び出撃の時を迎えた。出撃前の最終確認後、甲児はこの言葉を彼らにかけて出撃する。
- 「くそったれで、ロクでもないことばっかりだけど…」
「それでも俺は…この世界を肯定する!」 - 物語終盤、マジンガーINFINITYの能力・ゴラーゴンを止めるためにリサが内部コントロールを始め、その際に問われた「この世界は存在に値するか」という問いに対する返答。
これまでの決戦や人間関係と、決していいことばかりの人生ではなかったが、それでも甲児は仲間や愛する者と守ってきたこの世界を否定はしたくなかった。リサもまた同じ気持ちで、世界を肯定するために最終決戦に挑む。 - 「この星の全ての光子力、預かった!喰らえ!鉄拳!ロケットパァァァァァァァンチ!」
- INFINITYとの最終決戦において。この直後に空前絶後のロケットパンチを放ってINFINITYを地獄大元帥やDr.ヘル共々宇宙空間に吹き飛ばして撃破する。
- 「さやか…子供を作ろう!」
- 物語終盤、決戦から奇跡的に生還しさやかと無事再会した際の一世一代のプロポーズ。過程をすっ飛ばしまくった上に言い方も下ネタに聞こえかねない発言をシローとボス達3人に鉄也とジュンがいる前で言い放ってしまったが、さやかも恥ずかしがりながらも満更でもない。すべての戦いに決着をつけた彼等は未来へと進んでいくのだろう。そう、その先にいる自分達の子供との明るい未来に。
漫画版(桜多吾作)
- (こんな醜い、汚物みたいなやつと戦っていたのか)
(こいつのために、お父さんも鉄也さんも、ミサトさんも………………)
(………) - 桜多吾作の漫画版グレンダイザーで、闇の帝王の本体と対面して。
- (ぼくは………あのとき)
(ほんとに手がすべったんだろうか)
(殺意はなかったんだろうか) - 同じく桜多版ダイザーで、事故とは言え結果的に闇の帝王の命を奪ってしまった事に対する自問。
- (何年先か、何十年先か)
(おれは待っているぞ)
(君たちが蘇ってくるまで、人類の火を絶やさず……)
(それがたとえ何千年先の未来でも……) - 桜多版グレンダイザーにて、グレンダイザーとラーガと共に永い冬眠に入ったデューク・マリア・さやかを迎える為に、生き残った人々と共に人類を復興させる事を決意して。この台詞と共に物語は終幕を迎える。
迷台詞
- 「ホバーパイルダーのヘソ曲がり野郎、ふてえ野郎だ!いい加減にご主人様の命令に従わねぇと、ブッ飛ばすぞ!」
- 第1話より、ホバーパイルダーの操縦に悪戦苦闘中の一コマ。とは言え、ボタンやらレバーやらを適当に弄くって散々な目に遭う原因を作っているのは、他成らぬ甲児自身なのだが…。
- 「なぁに、おまえさんと同じペチャパイじゃアフロダイAが可哀想だからね、ちょっとボインにしてやったのさ」
- 第32話より、前述の対ゲルベロスJ3用に誂えた気象観測ロケットをアフロダイAに搭載した結果、サイズの関係で「爆乳」と化した愛機の醜態にブチ切れるさやかを上述の軽口で茶化す。
- この後、発射された大型ロケットを手で掴んで空を飛ぶという奇策で機械獣を撃破するのだが、その時の助走はゲッター2を思わせるような演出の高速走行であった。
- 「ボスボロットはマジンガーのケツでもなめてりゃいいの!」
- 第62話でボスが「ボロットを強くしたい」と言った時に見下して言った台詞。この後、ピンチに陥った際にボロットに助けてもらう。
- なお、ボロット登場前後の時期は同機の出番を作るためか「さやかやボスを小馬鹿にし、それにムキになった二人が活躍しようと知恵を絞るが、大抵は失敗してギャグイベントになってしまう」というシナリオが多く、この頃の甲児はそれまでよりも口の悪くなった発言が増えている。
- 「この胸クソ悪い暑さだぜ?俺だってシャワーを浴びたいさ。別に好き好んで、さやかさんのヌードを見に来たんじゃないンだぜ」
- 劇場版『対暗黒大将軍』で、さやかが入浴中であるにも関わらず堂々とシャワー室へと入り込み彼女から平手打ちを喰らうも、上述の台詞で己が正当性を主張する。直後に入室してきたボスが大慌てで退出するのとは対照的な、実に漢気あふれるリアクション。
- 「「マジンガーZ」が始まった72年はノーヘルでOKだったんだよ そんなモンしねーぞ」
- 漫画「マジンガーZ ミケーネの伝説の巻」にて、友人を後ろに乗せてノーヘルでバイクを走らせている際に。友人が奇声を上げて文句を言い、「ノーヘルだからな やっぱしたら?」と返され、こう言い返す。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
マジンガーZ・グレートマジンガー設定
旧シリーズ
- 第2次
-
- 「やったぜ!ちょろいもんだ!」
- 第3話「ダカールの制圧」クリア時の台詞。本来の文脈的には「敵の抵抗は大したことなかった」という意味なのだが、このステージではララァが説得可能であり、彼女を最後に残して説得すると、まるでララァがちょろいかのように受け取れる迷台詞となってしまう。彼らに怒られそうである。
- 「グレートだって、そいつはすげえや!」
- PS版の第11話「脅威!究極ロボヴァルシオン」でマチルダから「補給物資にグレートマジンガーを運んで来た」と聞かされての台詞。後のシリーズではマジンガーZに強い拘りを見せる甲児とは思えない台詞である。FC版では第12話「ラサの攻防」にてシーブックが「新型ロボットを運んできたぞ」という説明のみで、グレートへは特に言及は無かったが、この台詞の追加により後述の発言が苦しくもなっている。
- なお、PS版より先に発売された『第2次G』では同場面の補給物資がジェットスクランダーに変更されており、「これでマジンガーも 空をとべるってワケだ!」と無難な反応になっている。
- 第3次
-
- 「シャアって、あの赤い彗星のシャアか!? やべえ、あいつが相手じゃオレには不利だ! アムロ、頼んだぜ、オレは機械獣をねらう!」
- 第1話「暗雲」でシャアが登場した際の台詞。確かにスーパー系でシャアに立ち向かうのは命中率の面で大幅に不利なので、この発言も分かる。
- しかし、この時から既に甲児は必中を覚えているのでシャアの撃墜を狙う場合重要なポジションを担う。
- 「だから、前回、鉄也さんが出てこないせいで、オレに文句言うやつが、いっぱいいたんだぜ。オレだって一度はグレートにのったことあるのによ!!」
- 第36話(ルートにより変動)「ジャブローの嵐」にて剣鉄也とグレートマジンガーが登場した際の台詞。前述の『第2次』で鉄也が登場せずに、甲児がマジンガーZからグレートマジンガーに乗り換えることに、プレイヤーから苦情が寄せられたことの自虐ネタである。
- ちなみに、その一度というのは劇場版作品『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』での話。
- EX
-
- 「おいマサキ!! ここは一体どこなんだ!? 地平線はねえし、太陽は動かねえし、どう見ても地球上じゃねえぞ!?」
- 「マサキの章」第3話「イモータルの迎撃」にて。甲児にとっては未知の世界であるラ・ギアスに召喚されたことへの戸惑いがよく表れている台詞である。
- なお、『第2次OG』では同じ場面でリョウトとリオが出てくるのだが、OGシリーズは異世界からの訪問者が大量にいるせいで普通に「状況からラ・ギアスに来たのではないか」と納得するという正反対の対応になっている。
- 「…気楽なもんだな」
「別に。オレも昔はそうだったからな。身を持って知るのが一番だ」 - 「マサキの章」第4話「オーラバトラー」シナリオデモにて、甘い気持ちで戦闘に参加するミオに対して。彼も戦争に参加する内に「カッコいいヒーロー」ではいられなくなった事が垣間見れる発言である。この時は意味が分からなかったミオだが、次の戦闘で敵パイロットを殺害してしまい、この言葉の意味を痛感する事になる。
- 「あー…えーと…ま、とにかく、大したもんだ。頑丈さじゃ、オレのマジンガーといい勝負だな」
- マサキの章第5話シナリオデモにてパリーンと割れるバリアのことについてミオから尋ねられて。
- 第4次
-
- 「宇宙開発用ロボが役に立つのかよ?」
- 第7話「闘将ダイモス」にて、宇宙開発用ロボのダイモスの存在を知った際の暴言。既にゲッターロボが仲間にいるはずなのだが。この場面では直接顔を合わせてはいないものの…。
- 「うへっ、なんてカラーリングだよ!」
- 同話にて甲児が初めてダイモスを見た時の感想。いくらなんでも一矢とダイモスに失礼な言葉である。
- 「…それがよ、あの通信機、マサキに返しちまった」
「この前よ、耳そうじしてたら、でっけえ耳クソが出てきたんだ。あんまりでっけえから、誰かに見せたくなって…」
「いやあ、怒るの怒らないのって。おかげで通信機取り上げられちまった」 - 第14話「空飛ぶマジンガーZ」より。怒られるのも当然である。マサキは結構根に持っていたようで、後の再会時にも怒られていた。『第2次OG』ではマサキはリュウセイにエーテル通信機を渡した際にわざわざ「つまらない事に使うな」と釘を刺しているので、この一件は下手するとマサキの虚憶になっている可能性もある……。
- 「ま、いいじゃねえか、軽いジョークだぜ、ジョーク」
「何だよ、お前まだこの間の事、根に持ってやがんのか?」 - 第27話「グランゾンの謎」にての再会時のセリフ。まったく反省していない(ちなみにマサキはこの一件のせいでテュッティにしぼられ、ミオに茶化され、ヤンロンの説教を受け、リューネにダダをこねられる)。下は合流の誘いに対して今はまだ手が離せないと言うマサキに言ったセリフで、選択肢が追加された『S』でスポット合流する方を選ぶとこの台詞は言わない。
- 「マジンガーの冷凍光線じゃマイナス150度が限度だぜ。バナナでクギくらいは打てるけどよ」
- 第30話「リヒテルとアイザム」より。メカ戦士ギメリアの持つ超弾性金属への対処法を話し合っている中で「マイナス250度に冷却し3秒以内に3000度の熱を与えれば破壊できる」という理論が提唱されるも実現性の低さも指摘されていた。それを万丈は「それができりゃたいていの物は破壊できるぞ」と皮肉り、それに続くかのように薀蓄染みた発言をするが実はマジンガーZの冷凍光線の公式設定はマイナス180度だったりする。元ネタはmobil1のCMで実際にバナナでクギを打つ映像が使用されていた。
- 一見ただのボヤキだがマジンガーZには30000度の熱を出すブレストファイヤーが搭載されているため「冷凍光線の温度がもう少し低かったらマジンガーZでギメリアを破壊出来る可能性があった」という悔やみも込めているのかもしれない。
- F
-
- 「愛称はポチってか」
- スーパー系第1話「対決!?マジンガーZVSゲッターロボG」より。ヘクトールが自己紹介で「アルフォンヌ・ルイ・シュタインベック三世」と名乗ったところ、即座にこの言葉を返した。ヘクトールもあっさり対応されるとは思っていなかったようでばつの悪そうな様子を見せていた。
- なお、アルフォンヌ・ルイ・シュタインベック三世はかつて劇場版で共演した『デビルマン』の登場人物である。
- 「そうかあ? 二つの目とアンテナがついてりゃ、何だってガンダムに見えちまうぜ」
- スーパー系第3話「特訓!大雪山おろし」にて。どこかで聞いたセリフであり、以降の作品でも同じネタを振る人物は少なくない。
- 「ああ、あれね。どうもあの通信機、壊れてるんじゃねえかなあ」
「この前、一度使ってみたんだよ。けど、うんともすんとも言わねえし、いつまでたってもマサキは来なかったぜ」 - ゴラオンルート第13話「浮上」より。さやかから『EX』時にマサキから貰った通信機に対して言われた時のセリフ。この前というのがいつなのかは不明だが、今回は純粋に救援を頼もうとして使った可能性もある。だが今度は本当に使い物にならなかった。理由は後述。
- 「まさか。ははは……ありえるな」
- 上記のセリフの後さやかの「マサキ君、地上に出たはいいけど迷ってたりして」のセリフの後に言った言葉。マサキの方向音痴ぶりはロンド・ベル隊のメンバーにはすっかりお馴染みのようである。そして直後に場面転換して本当に道に迷っているマサキの姿が……。
- 「俺か? 俺はな…かっこいいからだ!」
- 第19話(ルートにより変動)「ネルフ襲撃」のシナリオエンドデモより。シンジに何故マジンガーに乗って戦っているのかと問われた時の答えだが、アスカに馬鹿にされて口げんかになってしまう。とはいえ、上記『EX』でのミオに対する発言から察するに、わざと道化を演じた可能性も高い。確かにこの時のシンジの状態を考えるとそっちの方がかえって良かったのかもしれない。難解かつ哲学的な見解で答えた竜馬とは正反対であるが、彼なりにシンジを元気づけようとしていた姿勢は本物だろう。
- 実際のところは、寺田P曰く「完結編へのネタ振り」であったという[8]。何かしらのイベントの伏線だったようだが、シナリオライター交代の影響か完結篇でも回収されずじまいになってしまった。
- 「…道に迷ってたな?」
- 第22話(ルートにより変動)「ジャブロー侵入(後編)」に於けるマサキとの再会時のセリフ。このセリフに対し、当のマサキは本当に道に迷っていたためか黙り込んでしまった。
- F完結編
-
- 「じゅ、じゅ、じゅ、じゅう万!?」
- 「異質なるモノへの挽歌」より。ウォンの機体の下取りの価格を聞いてのリアクション。スパロボ世界の100000は実際の日本の通貨以上の価値があるのだろう(普通の高校生から見ても十分大金だが)。ちなみに大富豪である万丈は「なかなか、気前のいいことだな?」とそれほど驚く様子は見せなかった。
- もっとも、プレイヤーからして見たら100000程度は改造ですぐに消えてしまうのだが…。
- 「なんにせよ、仲間が増えるのはいいことだな。まあ、あのクソ生意気な女は別だけどな」
- 地上ルート「悪魔と呼ばれたガンダム」より。誰の事を言っているのかは押して図るべし。直後にその本人から突っかかられる。
αシリーズ
- α
-
- 「なあ、お前のノートを貸してくれないかな? それで勉強すりゃ何とかなるかも…」
- スーパー編第1話「鋼鉄のコクピット」より。主人公に進級試験の勉強のためにノートを貸してくれるように頼んだ台詞。
- 主人公からは「ノートが英語で書いてある」、「甲児のためにならない」、「試験なんて山勘で勝負しろ」、「そういうことは認められない」、「構わないけど結果は同じ」、「誰かにノートを借りようと思った」などと断られ、「かーっ、しょうがねえな」と諦めた。
- 進級試験の結果は不明だが、甲児はその後留学したため、このあたりの心配は要らなかったようである。
- 「厄介な連中が手を結びやがったぜ…。それにチタンだか、タイタンズだかは何やってんだ!?」
- スーパー編第5話「ジオン再臨」より。Dr.ヘルの一味とネオ・ジオンが密約を結んだことにティターンズが介入しなかった事への怒り。尤も宇宙ではジオンはティターンズとまた密約を結んでいた。
- 名前に関しては当然さやかから指摘されるが、『第2次α』にて同名の球団が登場した。
- 「俺は軍隊に入った覚えはねえ! それに、俺達はティターンズなんかの言いなりにはならねえよ!」
- 第6話「アーガマ破壊命令」または「対決、極東基地」で、自身を「ティターンズの一味」と誤解したデュオからの攻撃を凌ぎつつ、己のスタンスを明確に誇示する。
- 「隣にいるボスって奴、実は本名がないんだぜ。それに比べたら…」
- 同第6話で、カミーユと初対面時に交わした台詞。ジェリド同様に「カミーユ?何だか女の子みたいな…」と口にするも、同時に「良い名前」とも評した上でこう繋いだ。場を上手く収めたが、随分とメタフィクショナルな台詞である。
- 「…俺はゲッターの方がよっぽど凄いと思うけどな」
- 第7話「レッツ!コンバイン」にて、コン・バトラーVの初合体を目の当たりにして驚嘆するゲッターチームを尻目に呟いた一言。至言である。
- 「いや、ここは言わせてもらうぜ。いいか、大作。お前一人でBF団を倒せると思ってんのか!?」
「確かにジャイアント・ロボは強い。だがな、ロボとお前だけじゃBF団に立ち向かうことなんて出来ねえんだ」
「いつまでも自分一人で戦ってるつもりじゃ、その内に大ケガするぜ!!」
「その考えを改めないのなら、アーガマから降りちまえ!!」 - 第17話「GR対GR2」のシナリオエンドデモにて、勝手に出撃した大作に対して言った台詞。言い過ぎに聞こえるかもしれないが、これは大作のために思って言ったようだった。原作での戴宗の発言にも通ずる。しかし、甲児もマジンガーZが空を飛べないことに気にして、感情を爆発させてしまったことに反省していた。
- (…これが…俺とマジンガーZの最後の戦いになるかも知れねえな…)
(だが、俺は逃げやしねえ! 例え相打ちになってでも、必ず奴らを倒してやる!!) - 第23話「マジンガーZ対暗黒大将軍」にて、援軍を望めない最悪の状況下で戦闘獣軍団に包囲される中、決死の覚悟で孤立無援の戦いに挑む甲児とマジンガーZ。
- 「男女のミイラが合体した奴や、生首が浮いている奴、下半身が虎の奴とか見ているからなあ」
- 第25話「シャーキン悪魔の戦い」のシナリオエンドデモにて、妖精を目の当たりにしても別段驚いた様子を見せない甲児に面喰らうリュウセイへ、非常識な事柄の前例を挙げる。
- 第25話弐号機を受け取りに行くルート「東京上空」だと、ボスが代わりに言う。
- 「確かにいい印象がねえなあ。何とな~く最終決戦地って感じがするし…」
竜馬「ああ。何か強大な敵が潜んでいるような気もする…」 - 第41話「バイバイ・マルス」より。火星に向かう際、アスカの「火星って何かホコリっぽいイメージがあってヤなのよ」という意見に追従した際の台詞。『第4次(S)』を示唆した台詞であり、これにデュオが「前にも戦った事あるような口振りだな」と突っ込んでいる。
- 「アスカ…これだけは言っておくぜ」
「俺はな、おじいちゃんが遺してくれたマジンガーZを誇りに思っているんだ」
「お前だって誇りを持ってEVAに乗ってんだろ? それをバカにされたら、お前だって腹が立つだろうが…?」 - 第51話「あしゅら男爵、散る」のシナリオデモにて、これから激化していくであろう戦いに備えてマジンガーZをオーバーホールしようかという話をノリコや一平としていた所に、割って入ってマジンガーZを旧式と見下す発言をしたアスカに対して。珍しく、静かに怒気を発しての台詞で、その迫力に流石のアスカも気圧されていた。
- もっともこの時、アスカは以前戦った使徒に手も足も出ないまま一敗地に塗れた事を未だに引き摺っており、シンクロ率が大幅に低下するほどプライドがガタガタになりスランプから脱せずにいたため、半ば甘えからくる八つ当たりのようなものであったという事は甲児たちは知る由もなかった。
- 甲児「しょうがねえ、誰かアスカを護衛してやってくれ!」
アスカ「あんたのお情けなんていらないわ! 余計な真似しないでよ!!」
甲児「うるせえ! 一人で強がるんじゃねえ!」
アスカ「!」
甲児「こういう時はな、黙って仲間を頼りやがれ!」 - 上記の台詞の後、戦闘に入ったもののシンクロ率の低下によってEVA弐号機が起動できなくなった彼女に、護衛しつつも後ろに下がるよう進言した際に、なおも意地になって虚勢を張り反発するアスカを一喝したやり取り。エヴァのパイロットとしてでしか己の存在価値を見出せないアスカは、自分が世の中に不必要な人間と見做されるのを怖れるあまり甲児の温情を突っ撥ねようとするが、竜馬やエレに諭され、格下だと見ていたシンジも説得に加わった事により、ひねくれた返答を返し渋々ながらも後方の極東基地の防衛にまわる事を彼女に決意させた。
- 「望むところだ! 元祖スーパー系と元祖リアル系の大ボスがガン首そろえる機会なんて滅多にねえからな!!」
- 第56話「ジオンの幻想」にて。確かに燃えるシチュエーションではあるが、「スーパー系」「リアル系」というメタな区分けを作品中に持ち込んでいいのだろうか…?
- 「てめえもロンド=ベル隊の一員だったら、守るべきものを守るために戦い抜いて見せろ!」
「それが漢ってもんだ! スーパーロボット乗りの魂ってもんだ!!」 - 第61話「運命の矢」のシナリオデモにて、カヲルらを失い、意気消沈するシンジにかけた言葉。シンジを心配しているが故の甲児の激励であり、この後、シンジフラグ成立の場合はシンジも甲児の激励に応えて再起する決意を固める。また、この後のシナリオではマジンカイザーを入手していれば、ネルフ本部襲撃に対してシンジとともにネルフ本部へと向かい、不成立でも真っ先に駆けつけている。ちなみに、きちんと甲児とマジンカイザーを育てていれば、EVA量産機に威力3.5倍のファイヤーブラスターが炸裂して一人でほとんどを落とすことができる。
- α外伝
-
- 「大事な人は自分の手で守る。それが男ってモンだぜ?」
- 第8話「ヌビアは笑う」のシナリオデモにて、シャクティがカルルと共にアーガマに来てしまった事を怒るウッソを窘めた台詞。
- 「確かに、色々あったけどなあ…俺達は仲間じゃねえか! 今まで一緒に歯を食いしばって戦い抜いてきた兄弟じゃねえか!」
- 低熟練度ルート第28話「暗黒大将軍の挑戦」にて、甲児と和解した後、憎しみと嫉妬故に甲児と敵対してしまった自らの罪を悔いてただ一人恐竜帝国と戦って死のうとした鉄也に言い放った言葉。
- 甲児「…よし、これで俺の作戦は上手くいったぜ」
- ゴーゴン「作戦だと…? この期に及んで俺達を倒す作戦があるとでも言うのか、兜甲児?」
- 甲児「ヘッ、そんなものはねえよ」
- ゴーゴン「何!?」
- 甲児「俺が考えた作戦ってのはな、さやかさん達を逃がすためのモンだ」
- 甲児「ああでも言わなきゃ…みんな、ここに残って一緒に戦うって言い出しかねないからな…」「だから、これで心おきなく、てめえとケリがつけられるぜ!!」
- 宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」にて、仲間を逃がすために単身でゴーゴンに挑む甲児。
- 「ち、ちきしょう…こ、ここまでか…だ、だが…みんなを巻き込むぐらいなら……」
- 「……何だ…? エマージェンシー…プログラム…?…MCコード…ロック解除……?」
- マジンガーZが撃墜された場合。バット将軍によってマジンガーZが爆散し、誰もが甲児の生存を絶望視していたが……
- 「マジンカイザー…お前は…俺が来るのを待っていてくれていたのか…?」(何千年も…何万年も…この俺を……)
- 「真・ゲッター…味方にすりゃ頼もしいが、敵に回ればこれほど恐ろしい奴はいねえ…」「だがな! この兜甲児と正義の魔神・マジンカイザーが…真・ゲッターロボを止めてみせる!!」
- そこに現れたのは、神も悪魔も滅ぼす究極のマジンガー――「魔神皇帝」。バット将軍によって人類を滅ぼす「悪魔」となった真ゲッターロボを止めるべく、甲児は咆哮する。
- 「ああ、わからねえよ! だがな、俺は知ってるぜ…」
「お前らみたいに特別な力を持っていたせいで他人に利用され続けた奴のことをな!」
「そいつは新型機の実験台にされ…恋人の記憶も奪われ…それでもめげずに世界を救うために戦ってたんだ!!」 - 第37話「僕らが求めた戦争だ」にて、フロスト兄弟の歪んだ思想を否定したときの言葉。
- 『α外伝』では数少ない『α』主人公の存在を示唆した台詞で、『α』のスーパー系主人公ルートでは最初から最後まで共に戦い続けた甲児ならではの言葉と言える。
- しかし、自分達こそ特別な存在と信じて止まず、そんな自分達を認めようとしなかった世界を滅ぼす事しか頭にない2人からは「己に与えられた力を有効に利用できない者など、ただの愚か者」と聞く耳を持たず結局は力づくで止める事となる。
- 第2次α
-
- キース「それはともかく…絵になるねえ、あの三人」
甲児「あれでゼンガー少佐がサラシにフンドシ姿だったら、もっとな」 - ゼンガー編第20話「エリカとダイモス、涙の戦い!」より、行方不明になったナナを探しにゼンガー、五飛、鉄也の三人が崖の上から見渡している光景を見た際の感想。
- …まさか、後々本当にフンドシ姿のゼンガー(と、ビキニパンツ姿のレーツェル)が実現するとは当時誰も思わなかっただろう…。
- 「…行っちまったんだな……」
「あいつが言っていた…故郷によ…」 - 同話より、ハレックの壮烈なる最期を見届けて。声優繋がりゆえか、甲児の台詞としては珍しくセンチメンタルな言い回しである。
- 「いや、俺は行かねえ」
「そんなことをする意味がねえからさ」
(…さやかさん、あの人のことわかってねえよ…) - 第30話バイタル・ネット作戦ルート「コロスは殺せない」より。αナンバーズを抜けようとする万丈へ説得を行おうとしたさやかに対して。さやかからは冷たいと非難されるが、意に反さなかった。甲児が万丈を如何に理解していたかを示す一幕である。
- 「クワトロ大尉! これは異星人か地下勢力を倒すための作戦なんだよな!」
「あのクワトロ大尉がこんな大量虐殺みたいな真似をするはずないよな!」 - 第38話「星の屑、再び」におけるシャアとの戦闘前会話より。クワトロ時代のシャアを知っているスーパー系主人公は万丈と鉄也以外は終始シャアではなく「クワトロ大尉」と呼んでいるが、特に甲児が最もショックを受け、その行為を信じられずに彼と戦う決意を持ちながらもクワトロを言葉で止めようとした。
- 一方のシャアも「…その純粋さが今となってはうらやましいよ…」と述べている。
- 「なあ、イルイ…俺さ、お前のことを妹みたいに思ってたんだぜ」
「さやかさん達だってそうさ。だから、誰もお前と戦いたいなんて思っちゃいねえ…」 - 最終話でガンエデンに操られたイルイを説得した時の台詞。
- 「台詞削除イベント削除」
- 厳密にはセリフではなく没データ及びバグと思われる物。49話「決戦への秒読み」で剣鉄也をマジンカイザーに乗せていた場合、甲児が言うセリフ。このセリフの前後にケレンとマジンカイザーが互いに反応する描写があり、ソレに関する何らかのイベントがあったと思われるが、結局没になってセリフを削除したものの、鉄也がカイザーに乗っていた場合の分を削除し忘れていたために残ったと思われる。
- キース「それはともかく…絵になるねえ、あの三人」
- 第3次α
-
- 「つまり、通常空間と亜空間の接点が曖昧だってことさ。いわゆる次元交錯線のほころびだな」
「地球のバミューダ海域なんかと同じような状態ってえわけだ」 - 第3話「逆襲!機界31原種!」で豹馬に空間が不安定な意味を解説して。何時もなら豹馬と共にボケに回っていたところだろうが、アメリカへ留学したこともあってか今回は一味違うところを見せた。
- 「だけどよ! やりきれねえんだよ、こんな想いはよ!!」
- 第4話「地獄門、開く」でのSRX損壊イベントより。敢えて冷淡な言葉を放つ事で、エアロゲイターと戦う覚悟を促す鉄也の真意を理解しつつも、仲間を失った事に対する怒りを叫ばずにはいられなかった。
- 「昔話に出てくるような龍は大人しくねんねしな!」
「3つ首だったり、金色じゃなかったりするだけマシってとこかよ…!」 - クスハ編前者は第10話「龍を喰らうもの」、後者は第12話「別れの宇宙」より、孫光龍の駆る真・龍王機と対峙した際の台詞。前者の台詞はアニメ『まんが日本昔話』のOPに登場する龍を意識し、更にその主題歌を意識した台詞と思われる。後者の台詞は有名な特撮映画『ゴジラ』シリーズに登場する怪獣「キングギドラ」を指しているものと思われる。
- ちなみに孫は甲児の言っている言葉の意味がわかっている様子で、「どこの定番だか知らないが」だの「浅い元ネタだね」と反応してくれる。余談だが、キングギドラ(昭和版)の鳴き声は『新世紀エヴァンゲリオン』(および新劇場版)では葛城ミサトの携帯電話の着信音として使用されている。
- 「ゲ!」
- 第29話「押された烙印」より。オーブ領土内での戦闘終了後、前作で失脚した筈の三輪防人の出現に驚いて。三輪への不快感を表す各キャラの名台詞は枚挙に暇が無いのだが、その中でも最も端的かつ分かり易いリアクションだと言えよう。
- 「地獄大元帥! てめえ、小さい女の子に何てことをしやがる!」
- 第45話「とらわれの心、叫ぶ時」より。脳の動きを止める針でイルイの念動力を封じた地獄大元帥に激怒した時の台詞。ある意味、イルイファンの気持ちを代弁した台詞とも言える。
- 「あばよ、Dr.ヘル…」
- 第46話「さらば父よ、戦士達の旅立ち」より。仇敵地獄大元帥ことDr.ヘルの最期に対する言葉で、互いに憎き仇敵である事が変わらないながらも長年の仇敵の最期であり、ヘルがシャピロの居場所を教えた行動がヘル自身なりの地球への愛もあって複雑な感情があったと思われる。ちなみに、この後ムゲとの決戦の際に地獄大元帥を復活させられる。
- 「裁き裁きって、上から見下ろした言い方ばかりしてんじゃねえよ!!」
- 終盤のネビーイーム攻略戦に於けるエペソとの戦闘前会話。エペソの傲慢振りを痛快なほどに斬り捨てた発言である。
- 「ザフトもブルーコスモスも目を覚ましやがれ!! こんな戦いに何の意味があるってんだよ!」
- 第51話「終わらない明日へ」に於ける核ミサイル相手の戦闘前会話。悲しいかな、どちらの頭目格もそれが理解出来る思考を持ち合わせていなかった…。
- 「うるせー!! 光だ闇だと、いちいち考えてられるか!」
「ただ、てめえの様な悪党がのさばるのだけは許せねぇ! それだけだっ!」 - 同上。ヤキン・ドゥーエ内部に於けるクルーゼとの戦闘前会話。時として甲児のシンプルな正義感は、クルーゼのような自己を正当化する事に終始する敵キャラの詭弁を、見事なまでに一蹴してくれる。それこそが、スパロボに於ける兜甲児というキャラの最大の魅力なのかも知れない。
- 「EVAはお前にとって家族の絆なんだろ! だったら、EVAを悪魔にしちゃいけねえ!」
- 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機ヨリシロVerとの戦闘前会話。肉親から神にも悪魔にもなれる機体を託されたという共通点ゆえ、我が事のようにシンジへと訴えかける。
- 「いくぜ、ケイサル・エフェス! 鉄の城に込められた俺達の想い、てめえにぶつけてやる!!」
- 最終話の逆襲時に於ける、ケイサル・エフェスとの戦闘前会話。霊帝表すところの「鋼に宿りし全てを喰らう力」が、人々の想いも纏って彼自身に炸裂する。
- 余談だが、霊帝ケイサル・エフェスの声優は『マジンガーZ』のオープニングテーマを歌っている水木一郎氏である。
- 「つまり、通常空間と亜空間の接点が曖昧だってことさ。いわゆる次元交錯線のほころびだな」
携帯機シリーズ
- A
-
- ルリ「あと3分です」
「へっ、まだラーメンが作れるぜ…!」
ルリ「食べる時間が入ってませんけど」
「コロニーを止めてゆっくり食うさ!」 - 第10話(「アーガマにとどまる」ルート)「星の屑の記憶」or「スターダスト・メモリー」より。コロニー落としの阻止臨界点まで残り3分だと通告されて。流石の軽口なのだが、そもそもお湯を沸かさないといけないのではと思わなくもない。
- 「そうだ…! マリアちゃん!」
「ひとつだけ… ひとつだけ聞かせてくれ、マリアちゃん! おれとマリアちゃんが初めて会ったとき… ジープで競争したよな!?」 - 第22話「『来訪者』を守り抜け?」 or 「イントルーダー」より。偽デュークの後に現れたひかるとマリアに偽者疑惑が浮上した際に。実際にはバイクで競争しており、あえて事実と違うことを言い本物しか知らない情報を見事に聞き出す。甲児にしては珍しい知的なシーン。
- 「聞いて驚け、宇宙との貿易だ。このままでは、地球資源は減る一方だし、絶対に必要だと思うんだ」
- 第31話「愛と勇気と力」or「変わりゆく心」より。小バームとの和平の話で上機嫌になっている際に、甲児の持っている「長年の夢」の話題になって。和平の流れでこれも一気に現実的な話となっていたのが、上機嫌の理由だった。
- 甲児「そんな風に言われると照れちまうな。でも、俺の夢なんだ。スペースコロニーができて、宇宙にまで住めるようになったのに、やってることは今までと全然変わらねえ」
さやか「それどころか地球とコロニーに別れて、ケンカしてるくらいだものね」
甲児「大介さんやマリアちゃんみたいに仲良くもできる…もったいないじゃねえか」 - その続き。時代が進み、人類が宇宙に進出したにも関わらず、人々が憎しみ合い戦争に走るのを、先述の夢を持つ甲児は「もったいない」と断じる。
- ルリ「あと3分です」
- K
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- 「マジンガーで来ててよかったぜ!」
- 第1話「ウェディングベルは戦いの鐘」より。彼は結婚式にマジンガーZで来ていた。確かにお陰でいち早く擬態獣の撃退にあたれたとはいえ、教会の脇に鉄の城ではムード台無しである。一応、新郎新婦や神父の素性を考えれば許してくれそうではあるが。
- 「いよっ、猿渡さん! 両手に花で、うらやましいねえ!」
- 第22話「コンフュージョン・カーニバル」より。ゴオの三角関係を羨ましそうに見ていた。なお、この時の甲児はピンクカバの影響を受けている。しかし、『K』では参戦していないとはいえ『UFOロボ グレンダイザー』が参戦している時は甲児は常にその三角関係の渦中にいるのだが…。
単独作品
- 新
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- 「そうか、お前もロボットを残してもらったのか。オレと同じだな…」
- 第3話「光子力研究所」で。年下であるワッ太に助けられたことに失礼な態度をとるが、トライダーG7が父親の形見だと聞いてしんみりする。
- 「ああ、願いが通じたぜ。これで、マジンガーZは無敵だ。さやかさん、大好きだよ。チュ!」
「空が飛べなくて、何度、悔しい思いをしたか。さやかさん、今、オレがどんなに嬉しいかわかるかい。感謝の気持ちだよ。チュ! チュ!」 - 宇宙編第15話「ジブラルタル空域」より。合流したさやかがジェットスクランダーを持ってきてくれて感激した時の一幕。珍しく永井豪イズム全開の台詞だが、実際にしているのか投げキッスなのかは不明。さやかからは嫌がられた。
- なお、マジンガーが空を飛べるようになった事に喜ぶ甲児だが、次シナリオから宇宙戦となる上、地球に戻る事もないので『新』のマジンガーが空を飛ぶマップは基地内か月面しかない…(好意的な見方をすれば、スクランダーのおかげで宇宙も軽快に戦えるようになったとも言えるが)
- 「マ、マップ兵器!? ボロットがマップ兵器を!?」
- 宇宙編第19話「ビッグキャノン」より。ムチャの駆るスーパーボスボロットがマップ兵器「スーパーDXミサイル」を使った際の発言。健一の「精神コマンド」発言と同じく、『新スーパーロボット大戦』を代表する迷台詞。
- もっともOGシリーズでは「MAPW」という用語が導入されるなどで似たような会話が出ながらも、ある程度メタさが緩和されてはいるが…。
- 「よし、マップ兵器だ。それぇ!!」
- 宇宙編第26話「新たなる力」より。19話でスーパーDXミサイルに興味深々だった甲児はボスに頼み込み、なんとスーパーボスボロットを借りて強制出撃。この台詞と共にDXミサイルを発射するも、「どこに飛ぶかわからない」代物で危うく自分が巻き込まれそうになるという、何ともしまらない展開に…。
- 他作品では台詞イベントなどで時々ボロットを借りている事も匂わせる甲児だが、実際にボロットに乗り換えての出撃はSRW全体でも珍しい。
- 64
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- 「ちっ、まだ生きていたのか。節操のねぇ奴だな」
「なんだよ、まだ生きてたのかよ。ゴキブリみてぇな奴だな」 - グラドス軍撃退後にゴステロと遭遇した際の暴言。前者は独立軍ルート「スウィートウォーター防衛戦」で、後者はOZルート。的確ではあるが、あまりにも辛辣な台詞である。
- 「”兜甲児と仲間たち”ってのイカスだろ」
- 部隊名命名時に候補として出した迷台詞。これ以降、部隊名決めの際には必ずと言っていいほど「兜甲児と愉快な仲間たち」が挙がるのはシリーズのお約束になる。
- 「……それだけはカンベンしてくれ」
- 完全平和ルート「戦いの意味は」より。マジンガーZにオーバーホールが必要になり、出撃できないことに不満を抱く甲児だったが、アストナージに「ボスボロットに乗ってみるか」と言われた際の感想。実際に乗せられたらこんな心境なのだろうか。
- 「おいおい、冗談じゃないぜ」
- 独立軍ルート「決戦宙域 前編」より。ズール皇帝に洗脳された五飛の姿を目の当たりにして漏らしたあまりにも率直な感想。確かに冗談ではない…
- 「ちっ、まだ生きていたのか。節操のねぇ奴だな」
- NEO
UFOロボ グレンダイザー設定
Zシリーズ
- Z
-
- 「確かにデューク=フリードとお前は状況は違うかもしれないが、あいつの真っ直ぐな心にお前は触れた。そして、お前は俺達と共に戦っている」
「だから、なんと言おうと俺はお前を信じるつもりだぜ!!」 - 第24話「光子力研究所奪還作戦」より。強力になったバリアが張られる光子力研究所に入ろうとTFOを調整している甲児に声をかけたマリンに対して。
- 「常識だぜ、ヒドラー元帥! 下調べが甘かったようだな!」
- 同上。自分達が探していたマジンガーZが普通に光子力研究所の汚水処理施設から出てきたことに驚いたヒドラー元帥に対して。
- 確かに、マジンガーZが光子力研究所の汚水処理場(誤解されがちだが、プールではない)から出てくることを知らないほうが珍しいだろう。
- 尤も、ユーザーもスクランダーを装着した状態で汚水処理施設から出てきたことに驚いたかもしれないが。
- (確かに見事なやり方だけどよ、一つだけミスをしているぜ…)」
(サンドマンさんも言ってたが、百鬼帝国が社会を乗っ取っていた事を明かすのは危険だぜ…) - セツコ編第26話「ホンコン・シティ」より。UNでカイメラが日本政府に働きかけて出した声明を見たときのモノローグ。早くもカイメラの行動に疑問を抱いていた。
- 「全部があんたらのせいってわけじゃないけどよ…。それでも納得出来るもんじゃないぜ」
- 第48話ミネルバ離脱ルート「裏切りの月光」より。アークエンジェル勢の行動を非難した際の台詞。明らかに怒っているが、それを抑えて冷静であろうと努めているのが印象的。
- 「映像が暗くて、よく見えないが俺の知らないマジンガーもいる!」
- 第50話ミネルバ離脱ルート「私はD.O.M.E.・・・・・」orミネルバ一時残留ルート第52話「黒歴史の真実」より。黒歴史の映像を見た際の台詞。ボスが「俺たちの機体も細部が異なる」と発言していることからも、マジンカイザー及びOVA版のボスボロットだと思われる(ちなみに、少なくとも『Z』のシナリオとしては『第2次Z』に登場したマジンガーは想定していない。何故ならそのマジンガーは『Z』発売後に放送開始しているため)。
- 実は、小説『スーパーロボット大戦』の後書きでマジンカイザーの基本デザインを行なった永井豪氏が同作に登場したゴッド・マジンガーを「僕の知らないマジンガー」と言及しているためある種のメタ発言でもある。
- 「風見博士! 俺はあなたの研究への情熱を尊敬してました!」
「神や悪魔になる前にあなたは人間の心を失ったんだ!」
「そんな人間が誰かを救う事など出来るもんかよ!」 - 第53話ミネルバ離脱ルート「歪んだ裁き」orミネルバ一時残留ルート「月面決戦」に於ける風見博士との戦闘前会話より。地球を裏切りエルダー軍の下についた風見博士を甲児はこの言葉で断罪した。
- 「確かにデューク=フリードとお前は状況は違うかもしれないが、あいつの真っ直ぐな心にお前は触れた。そして、お前は俺達と共に戦っている」
- ZSPD
-
- 「あいつらもきっと好きなんだろうぜ。この世界がよ…!」
- シークレットエピローグ第2話「執行者」より。紆余曲折を経て、再びアポロやレントン達の下へ帰ってきたアクエリオン&ニルヴァーシュを目の当たりにして、彼らの意思を代弁するかの如く我が事のように喜ぶ。
- 「こっちにとっては、いい迷惑だぜ!亡霊のお仲間になったんなら、大人しく遺跡の中で寝ていやがれ!」
- 同上。ギンガナムとの戦闘前会話。黒歴史の再来に燃えるギンガナムの野望を、「迷惑」の一言で斬り捨てた甲児のシンプルなリアクションが痛快な一幕。
- 「聞けよ、ブラックオーバーマン!生きているって事は、それだけで意味が有る事なんだ!」
- シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」より。XAN-斬-へと人類の存在意義を問うシンの叫びに追従し、人間も地球に住まう「生命」の一部である事を説くが…。
- 「俺は今まで、いい人間にも悪い人間にも出会ってきた…」
「人間は一人一人違うんだ!それを一纏めにして滅ぼすなんて、おかしいんだよ!」
「だから、俺達は人間を守る!その上で悪い奴と戦っていくんだ!」 - 同上。XAN-斬-との戦闘前会話より。人間の「負」の側面も肯定した上で、性急過ぎる人類淘汰の裁量を下した者達へ自身のスタンスを力強く宣言する。
COMPACTシリーズ
- IMPACT
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- 「へえ、ああいうのが好みかよ? …俺はもっと家庭的な方が…」
- 第1部地上激動篇第5話「『男らしく』でいこう」より。ユリカを「可愛い艦長さん」と評する雅人に対しての返答。さすがの甲児も、様々な意味で破天荒なユリカには食指が動かなかった様子。
- 「あ~、ちょっと待て待て! つっこむタイミングが取れやしねえ! こんな砂漠に忍者がいるか!」
- 第1部地上激動篇第15話「僕は僕、君はミレーヌ」にて甲児が地上へ残った場合の台詞。砂漠に聳え立つピラミッド群を「ニンジャの隠れ家」と思い込み、色めき立つロミナ姫やシャフに頭を抱える。
- 「いや、火星人はタコみたいな奴だから。レニーちゃんは違うだろ」
- 第3部銀河決戦篇編プロローグにて甲児が地上へ残った場合の台詞。火星生まれの自分も「火星人」呼ばわりされるのかと自問するレニーへの返答だが、さやかからイメージの古臭さを突っ込まれる事に。
- 「へ? ああ…『甲児君、ストレスって言ったらイライラする事だろ?』…って、何で俺が俺に言わなきゃなんねえんだよ」
- 第3部銀河決戦篇シーン2自由選択ステージ終了後のインターミッションより。「なぜなにナデシコ」出演時、逃亡した鉄也の台詞も読み上げるようにイネスから促され、取り敢えず従ってみたものの1人ノリツッコミのような状況に。
- 「あばよ、あしゅら男爵。Dr.ヘルもすぐに同じ所に送ってやる…! その時が俺達の戦いの…本当の決着だ!」
「俺を、いや俺達を最後まで舐めてたお前の負けだ! ブロッケン伯爵!」
「次はねえよ、ブロッケン。俺達は先に進まなきゃならねえんだ…!」 - 第3部銀河決戦篇第12話「明日なき総力戦」より。バードス島での最終決戦に敗れたあしゅら&ブロッケンの散り際を目の当たりにして、彼らへ送った手向けの言葉。
- 「へっ、そのうち来るさ…! ヒーローってのは本当 のピンチに現れてこそだろ? いつぞやの鉄也さんみたいによ」
- 第3部銀河決戦篇第27話「マシンロボ・炎」より。ギャンドラーとの最終決戦で、ロムが敵前逃亡したと嘯くガルディの発言を跳ね除け、真打ちの登場を待つ。
- 「そう簡単に超合金Zが溶けるかよ! …あちち! ガラスは熱くなってきやがったぜ!」
「人の心配してる場合じゃないぜ! 鉄也さん」 - 第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。地球に落下しつつあるアクシズを押し上げようと奮戦中のひとコマ。鉄也からも「甲児くん! もつのか!?」と身を案じられるが、下段の台詞で気丈に返す。
単独作品
- MX(MX PORTABLE)
-
- 「実は妖鳥シ…」
- 第3話「神人目覚める」にて、ラーゼフォンの記録映像を見て何かに似ていると言われて。隼人から「それ以上言うと、空から攻められちまうぜ?」と遮られた。
- かつて劇場版で共演した『デビルマン』の妖鳥シレーヌの事であり、「空から攻められる」というのも劇中で不動明が発言したことである。……しかして、甲児のこの発言から15年後にデビルマンもスパロボシリーズ参戦を果たすとは当時のスタッフ含め誰が予想しえただろうか。
- 「今日は火事場泥棒かよ! 鬼ってのは力尽くかと思えば、意外にセコいようだな!」
- 第20~22話「二つの顔を持つ男」にて、ゼオライマーのエネルギー奪取を目論むヒドラー元帥を一刀両断。
- 「ど、どう見たって釣鐘の上に乗ったポヨヨン人形だよな…」
「知らねえのか? ホラ、薬局なんかに置いてあるだろ?」 - 第32話(『MX PORTABLE』では第33話)(「地上に残す」ルート)「奈落の底への招待状」にて、助っ人に馳せ参じたマンダラガンダムへの第一印象と、ポヨヨン人形についての講釈をアスカに述べる。
- ちなみに甲児が喩えに挙げたのは、指で触れると一定時間揺れ続けるスプリング仕掛けの販促グッズの事だが、『ポヨヨン人形』は便宜上のものに過ぎず、正式名称はこれといって無い。
- 「なるほど…世界の数が増えすぎて、宇宙全体が耐えられなくなっちまったってことか」
「つまりだな…ゴム風船にドンドン空気を入れりゃあ、いつかは破裂しちまうだろ?」
「ああ、ベラボーにデカい風船がいくつもあってだな…」
「そいつらが押し合いへし合いした末、一気に全部割れちまうのさ」 - 第54話(『MX PORTABLE』では第55話)「遙か久遠の彼方」より。調律と「多元世界補完計画」遂行の理由、「並行世界の無限増殖とその結果」についての甲児的解釈。「グレンダイザー」の時間軸であるため、それについて理解はしたようだが表現がこれだったため、冬月にも認められはしたが「かなりの暴論な上、間違いもある」と指摘された(ただし、これは銀河ら年少者達への説明であるため、わざと分かりやすく表現した可能性もある)。
劇場版マジンガーZ / INFINITY設定
戦闘台詞
- 「続くぜ、アムロ!」
「久々のコンビネーションだな、アムロ…!」 - アムロへの援護攻撃時台詞。
- 「いい暴れっぷりだったぜ、竜馬!」
「悪いな、竜馬!とどめは俺がもらうぜ!」 - 竜馬への援護攻撃時台詞。
- 「科学者の誇りを悪魔に売ったか、Mr.ゾーン!」
「Mr.ゾーン!逆恨みもここまでにしやがれ!」 - 対フェーダー・ゾーンとの特殊戦闘台詞。自分も研究者としての矜持から、彼を批判する。
- 「宇宙人の相手は、慣れてるんだよ!」
- 『30』の対ポセイダル軍の特殊戦闘台詞。『T』に引き続き『グレンダイザー』関係に触れた台詞。
VXT三部作
- T
-
- 「科学の魔神と魔法の魔神、どちらが強いか勝負だ!」
- 魔法騎士レイアースの魔神との特殊戦闘台詞。
- 「それでもやってみせる! それが俺とあの人の約束だからな!」
- 第26話「会社と人と誇りと / 会社と私と幸せと」でルーディー・ピーシーザルトからの「宇宙を目指すならUNDの下に付けばいい」という勧誘を蹴ったことで、彼女から「非効率的では」と問われた時の一言。
- この世界の甲児も、あの人との出会いと別れを経験したことが窺える一言。
単独作品
- 「世の中にはいろいろな困難がある…。うまくいかない事ばかりだ。だが、それを乗り越えてみせろ! お前が勇者なら!」
デッカード「勇者…」
「出来ない事、足りない事…それは勇気で補え!!」 - 『30』地上ルート第2話「ブレイブアップ」にて、合体プログラムを失ったデッカードに対して、かつて原種との戦いに勝利し、地球を旅立った勇者たちが使っていた言葉を用いての激励をかける。
- 「俺なら、グリッドマンを空から攻めるな」
- 『30』艦内ミッション「飛・翔」にて、グリッドマンの戦いを見て。ゲーム中では空は飛べるが空適正Bなのでこの分析は理に適っている。
- 元ネタは『マジンガーZ対デビルマン』にて、不動明がマジンガーZに対して評した言葉から。
- 「例えるなら、『流竜馬』という実在の人物をタッチの違う画家がそれぞれ描いたのがお前と竜馬ってところだ」
- 『30』艦内ミッション「若きダイナミック達」にて、二人の竜馬を見比べて。
搭乗機体・関連機体
搭乗機体
- マジンガーZ
- 『グレートマジンガー』の時代まで使用した愛機。
- 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にて再び乗り込むことになる。
- アフロダイA
- 対バズソンM1(SRW未登場)戦で一時的に搭乗。
- 重戦車Z
- 無数のミサイルや地雷などを搭載した光子力研究所保有の戦力。SRW未登場。
- ホバーパイルダーが破壊されマジンガーZ出撃不能の状況下にあった第70話で搭乗し、地雷原へと誘導する事で妖機械獣ミノスM7(SRW未登場)の撃破に成功した。
- グレートマジンガー
- 劇場版でのみ搭乗。
- TFO
- 『UFOロボ グレンダイザー』の前半ではこれに搭乗した。
- ボスボロット
- 『UFOロボ グレンダイザー』第31話ではボスとともに搭乗した。
- ダブルスペイザー
- 『UFOロボ グレンダイザー』後半の愛機。
- ドリルスペイザー
- マリアの登場前はダブルスペイザーと併用して使用していた。
- コズモスペシャル
- SRW未登場。『UFOロボ グレンダイザー』の最終決戦で使用した宇宙専用のスペイザー。ひかるとマリアも同様の機体に搭乗し、三機で合体できる。
- イチナナ式
- 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にて友軍機の撤退支援のために乗り込んだ。この時の甲児は10年のブランクがあるはずだが、そうとは思えない操縦技術を見せている。
- マジンカイザー
- 旧シリーズ・αシリーズでの最強の愛機。『30』では未来の甲児自身が建造した機体。
開発機体
SRWでの搭乗機体
余談
- 当初の名前は風進(かぜ すすむ)だったが、永井氏によればZのイメージで変更したと言う[9]。
- マジンガーZ誕生40周年を記念して、兜甲児の特徴的なモミアゲを再現したメガネが発売された。
- 石川賢氏による読切漫画『グレンダイザー対ダブルマジンガー』では鉄也と共にベガ星人ゲッペルの催眠術によって操られ、Zとグレートでグレンダイザーを襲撃した。
- 永井豪氏によるリメイク漫画『マジンサーガ』や『Zマジンガー』などの作品においても、原作同様主人公を務めている。
- 漫画『デビルマン対闇の帝王』では、『グレートマジンガー』終了後の時間軸で物語が展開しており、甲児は亡き剣造の遺志を継いで新・科学要塞研究所の所長に就任。地上征服を断念したミケーネ帝国の逆襲を危惧していた。
- 『鋼鉄神ジーグ』では甲児らしき人物がカメオ出演している。
- 『INFINITY』で甲児を演じた森久保祥太郎氏は、2022年に公開された舞台『立て!マジンガーZ!!』12月4日公演分においては俳優としても甲児役を演じている。『INFINITY』までの歴代甲児役4名[10]が日替わりで甲児役の声の担当として出演する中、俳優としての出演は森久保氏のみ行われた。
脚注
- ↑ 同時に「女性は戦場に出るべきでない」という考え方も持っており、アフロダイの武装強化の一件でさやかと対立している。
- ↑ 甲児と竜馬が28歳、アムロが29歳。
- ↑ エイミスに「ミケーネ戦役後の牧場での生活」について問われたり、ルーディーの勧誘に対し「自分の力で宇宙に行くのはあの人との約束」と返す等。
- ↑ 角川書店『スーパーロボット大戦MX ナビゲーションファイル』125頁。
- ↑ ただし『INFINITY』ではアイアンカッターを展開して敵の攻撃を切り払っている。
- ↑ 具体的にはエースボーナスで+3、ExCボーナスEXで+3、グレートエースで+1、ExCブーストorAOSアップデートで+3。
- ↑ 規制が緩かった時代故か、この回を始めノーヘルでバイクを爆走させているシーンも多い。
- ↑ 宝島社『スーパーロボット大戦F 戦略解説』69頁。
- ↑ 徳間書店『別冊テレビランド増刊 ロマンアルバム(9) マジンガーZ』26頁。
- ↑ 森久保氏、TV版等の石丸博也氏、『真マジンガー』の赤羽根健治氏、OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』シリーズの山口勝平氏。
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