ハマーン・カーン
ハマーン・カーン | |
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外国語表記 | Haman Karn[1] |
登場作品 | |
声優 | 榊原良子 |
デザイン |
安彦良和(Ζ) 北爪宏幸(ΖΖ) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
パイロット ラストボス |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
生年月日 | 宇宙世紀0067年1月10日 |
年齢 |
16歳(0083) 21歳(Ζ) 22歳(ΖΖ) |
没年月日 | 宇宙世紀0089年1月17日 |
身長 | 168cm |
体重 | 48kg |
血液型 | A型 |
所属 | アクシズ |
役職 | 摂政 |
ハマーン・カーンは「ガンダムシリーズ」の登場人物。
概要
ザビ家の最後の末裔とされているドズル・ザビの遺児・ミネバ・ラオ・ザビを表向きの指導者として擁立し、地球圏への侵攻を目論む。
人物
ジオン公国高官、マハラジャ・カーンの次女として生を受け、父の死後は16歳という若さでミネバの摂政に就任している。この当時、シャア・アズナブルとは恋人関係にあったとされており、少なくとも彼との関わりによって大きな影響を受けたのは確かであるのだが、現在は愛憎の入り乱れた複雑な感情を抱いている。
性格は、「鉄の女傑」とも言える厳格さと苛烈さの持ち主。常に強気な姿勢を崩さず、シャアやパプテマス・シロッコにも匹敵するニュータイプとしての高い素養や天性の優れたカリスマによって、アクシズの人間達をまとめ上げている。誰の意志にも沿う事無く自らの信念を貫き通そうとする姿勢は、「女性を指導者として擁立させ、世界を統治する」という野望を持っていたシロッコも、早々に取り入る事を断念させている。
更にモビルスーツのパイロットとしての能力も優れており、愛機・キュベレイに搭乗してシロッコの駆るジ・Oと対峙した際に放った凄まじいプレッシャーは、シロッコでさえも戦慄させており、自分以外に注意を向けられなくなっていた程。ハマーン本人もパイロットとして絶対の自信を持っており、シロッコと同様、基本的にはノーマルスーツを着用しないで出撃する。
必要とあらば敵対関係となり得る者達とも共同戦線を取ろうとする柔軟さを見せる事もあるが、同時に目的の為ならばいかなる手段も犠牲も問わない冷酷さやオールドタイプを「俗物」と切り捨てて見下す傲慢さも持ち合わせており、地球連邦への恫喝の為だけに地球のダブリンに向けて行ったコロニー落としや、失敗を繰り返したとはいえ自らに忠誠を誓っていたマシュマー・セロ、キャラ・スーンの二人を強化人間にしてしまう、サイド3の住民達を奴隷扱いして強制労働をさせるといった点が、その事を如実に表していると言える。
一方、側近達は美男美女が多かったりマシュマーに薔薇を渡し甘い言葉を交わしたりした(マシュマーの妄想の可能性もあるが)他、ハマーン本人も髪を下ろしてプライベートを満喫したりジュドーのプレッシャーに圧倒され悲鳴を挙げる等、『ΖΖ』では一般的なイメージでの「鉄の女」からは想像できない程に意外な一面を何度か見せている。かつて心惹かれていた男と同様に、ネオ・ジオン摂政ではない素の人間性を見せた…のかもしれない。
若き彗星の肖像
シャアがクワトロ・バジーナと名乗る前のミッシングリンクである外伝漫画作品『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』にて幼い頃のハマーンが登場。当作品におけるハマーンはアニメでの女傑っ振りが微塵もない可憐な年頃の美少女として描かれており、読者を驚愕させている。区別の為に一部のファンからは現在のハマーンを「ハマーン様」と称しているのに対し、某魔法少女アニメの主人公の口癖をもじってはにゃーん様だの、萌えハマーン等と渾名されていた。
同作では、シャアに憧れる少女であったハマーンが、父マハラジャとの死別やシャアとの確執を経験して『Ζ』のハマーンになる過程が描かれている。ハマーンの担当声優である榊原良子氏は『劇場版 機動戦士Ζガンダム』の収録に向けての役作りの一環として本作を熟読したという逸話がある。
劇中の様相
生い立ち
ジオン公国の高官・マハラジャの娘として生まれたハマーンは、幼少期よりニュータイプとして高い素養を見せており、一年戦争時はフラナガン機関で育成され、同時にニュータイプに関する研究の協力もしていた。しかし、思春期を迎えた事で、自らの身体を実験動物の様に調べられる事に精神的苦痛を覚えたハマーンは、研究を拒否する様になった。戦後は、父・マハラジャらと共にアステロイド・ベルトの小惑星基地「アクシズ」に逃亡、潜伏する。この時期に一年戦争でジオンの英雄として戦った「赤い彗星」のシャア・アズナブルの存在を知ったハマーンは、自らの意志で再びニュータイプ関連の研究に協力する様になった。
マハラジャ・カーン死亡時に16歳で、ドズルの遺児であるミネバ・ラオ・ザビの摂政に就任。これには当時にて恋人関係になったとされるシャアの後ろ盾もあったが、本人自身のニュータイプ能力の高さとカリスマ性も大きく関わっていると言える。摂政就任後は優れた政治的手腕を発揮していき、一年戦争から3年後となるデラーズ紛争ではデラーズ・フリートの支援に艦隊を派遣している。
機動戦士Ζガンダム
「ザビ家再興」の名の下に、元ジオン軍の残党をまとめ上げていき、アクシズを地球圏に向けて発進させ、地球圏への帰還を果たす。
アクシズの地球圏到達時には、おりしもティターンズとエゥーゴの抗争であるグリプス戦役が激化しており、第三勢力として介入。エゥーゴとの同盟を結ぼうとして交渉するも、ミネバを傀儡の指導者としていた事が再会したシャアとの確執が表面化させてしまい、交渉が決裂する。その後はティターンズと同盟を行おうとするも、プライドを曲げて頭を下げてきたシャアからの要請を受けて、コロニーレーザーの「グリプス2」の一部を故意に破壊。その後、ティターンズの指導者であるジャミトフ・ハイマンを青酸ガスで暗殺しようと目論んだが、失敗に終わり、アクシズをぶつけるという豪快な手段でゼダンの門を破壊する。その後、再度の会談の直後にて、ジャミトフは同席していたシロッコに暗殺されてしまい、その罪は自らに擦り付けられ[2]、以降ティターンズとは完全に敵対する。
グリプス戦役終盤ではエゥーゴと共同戦線を張るも、エゥーゴが発動させた「メールシュトローム作戦」によってグリプス2は奪取されてしまい、ハマーンはグラナダにアクシズを落とす強硬手段に出るも、これも失敗。その後はグリプス2を巡ってエゥーゴ・ティターンズ・アクシズの三つ巴の戦いとなるも、うまく立ち回り続ける。そして、キュベレイで自ら出撃したハマーンは、シャアの駆る百式と交戦。モビルスーツの性能差によって追い詰めるも、自らのやり方を許せなかった彼からは最後まで拒絶され、その後は撤退を命令。戦力を温存させた状態で終戦を迎える。
機動戦士ガンダムΖΖ
マシュマーの回想では序盤より登場しているが、ハマーン本人は中盤より登場。
グリプス戦役の終了後、戦力を温存していた為に最大勢力となっていたアクシズの名称を「ネオ・ジオン」と変更し、本格的に地球圏への侵攻作戦を開始。自らの戦力で、まず各サイドの制圧を進めていき、エゥーゴやガンダム・チームによる多少の妨害を受けながらも、自らの乗艦であるサダラーンを旗艦としたネオ・ジオンの艦隊を地球へと降下させる事に成功する。
地球への降下後は、かつてシャアがエゥーゴの指導者として演説を行った連邦議会のあるダカールを武力で制圧。旧ジオン残党軍や罪人扱いされる様になったティターンズの残党も自らの戦力として吸収していくも、一部のザビ家の熱心な信奉者達からは、ミネバを傀儡にしてジオンの実権を牛耳る存在として反感を抱かれてもいた。そんな中、ダブリンに向けたコロニー落としによる大惨事を引き起こし、これによる恫喝によって弱腰となっていた連邦政府にジオン公国発祥の地である「サイド3」の譲渡を認めさせる。
その後、サイド3へとネオ・ジオンの艦隊を移動させた後、ジオン共和国の戦力も吸収。そして、サイド3の住民達に対し、老人や幼い子供も例外と見なさずにコア3での強制労働に駆り出し、強化人間となったキャラにその指揮を執らせており、これらの点が気に掛けていたニュータイプの少年であるジュドーの大きな反感と怒りを招いている。しかし、そんな中でグレミー・トトを中心にした内乱が発生し、自らが不在となっていたアクシズが制圧されてしまう。ハマーンはグレミーの野心に早々から気付いていながらも、その才覚や能力を見込んであえて重宝し、指揮官にまで据えて多大な期待を寄せていたのだが、彼が若さに任せた上昇志向によって暴走してしまう可能性までは見抜けず、結果的に「エゥーゴとの総力戦になり得る直前にて反乱を起こされる」という想定外の事態となってしまった。
自らの率いる軍とグレミー軍との激戦が展開される中、グレミーはアクシズ内でのガンダム・チームとの戦いで死亡する事になるのだが、その時には既に自らの軍も疲弊しきっており、ハマーンはジュドーを引き込む為にノーマルスーツを着用した上でキュベレイに搭乗し、出撃。ジュドーの駆るΖΖガンダムと壮絶な一騎打ちを繰り広げるのだが、対等に戦おうとしてファンネルを多用しなかった[3]事が仇となって敗北。自らの思想を拒まれながらも、ジュドーから手を差し伸べられるのが、彼の心の強さに敬服していたハマーンはあえてそれを拒否。最後は半壊した愛機キュベレイと共にアクシズのモウサへと自ら激突し死亡した。享年22歳。
キャラクターの総評
部下達を始めとする周囲からは、外見上、優れた強気な指導者として見られがちだが、そんな指導者としての顔はあくまでも内面を隠すためのポーズに過ぎない。
ハマーンの実情は孤独な心の弱い女性であり、その孤独さ故に、大きな心の拠り所を欲していた。その為、地球圏への帰還時にエゥーゴとティターンズの激戦が繰り広げられていた際は、ティターンズよりもシャアの指揮していたエゥーゴの方を優先して同盟締結の交渉をしようとしたり(失敗に終わっているが)、その後になってシャアが頭を下げてまで協力を頼まれた際には「惚れた男への弱み」であるかの様にあっさりそれを引き受け、ティターンズを裏切ったりもしている[4]等、冷静に見ると意外なまでにその行動は「私情」を優先させていたと言える。[5]
しかし、劇中でシャアやジュドー・アーシタを何度か自分の傍へ招きいれようとしているも、自らの手段を選ばない行為や不遜な態度が要因で、最終的には完全否定されてしまっている。皮肉にも、その「頼られるよりも頼りたい」という本質はシャアとよく似ているのだが、お互いにその本質に気付けず、擦れ違うままで終わってしまった[6]。尤も、ハマーンがここまで拗らせてしまったのはシャアにも原因がある[7]。
登場作品と役柄
宇宙世紀ガンダムシリーズの強敵として初期のシリーズから度々登場し、圧倒的な実力を見せつけたが、αシリーズ頃から条件を満たせば仲間になるケースが増加し、近年には無条件参入する作品も存在する。配下のエルピー・プルらが原作に反して生存するスパロボ補正の象徴とすれば、彼女は生存に加え、ラスボス級が味方化する補正の代表例とも言える。
味方としての能力も当然エース級。その能力は近年の作品でも健在だが、ニュータイプ補正が猛烈に高かった過去シリーズでは「スパロボ界最強の女」と書かれている攻略本もある。無論、現在も、ガンダムシリーズに登場する女性パイロットの中では、最強クラスの人物として名が挙げられ、実際に間違いもない。
高いカリスマ性と他者を圧倒する威圧感は相変わらずで、攻略本等でも(敬愛の情も込めて)「ハマーン様」と書かれることがしばしばあり、ネット上や関連書籍である程度定着している。
また、女好きを公言する面々にとってハマーンは年齢上ストライクゾーン(21~22歳)に入っているが、見た目の威圧感や立場上から当然ナンパしようとは考えず、「鉄の女」と呼んで、真剣に戦おうとする。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DC所属。シナリオ「シロッコの影」よりキュベレイに搭乗し、敵として登場する。以後、月面で2度に渡り自軍を迎え撃ったり大気圏突入時を襲ったりと交戦機会は多い。また、シナリオ「ギルギルガンの亡霊」において、ギルギルガンを復活させる役目。後のシリーズからは想像もつかぬ役どころである。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 上記とほぼ同じ立場だが、シナリオ「ギルギルガンの亡霊」の削除で出番が減った。
- 第3次スーパーロボット大戦
- シナリオ「恐怖!機動ビグザム」において初登場。本格的に交戦するのは「ラビアン・ローズ」から。ルート次第では一切登場しない。10000を超えるHPのキュベレイに搭乗し、取巻きにゲーマルクやドーベン・ウルフを従える。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 新組織ノイエDCを立ち上げる。中盤でロンド・ベルと休戦協定を結ぶ。後半、原作におけるシロッコの代わりにジャミトフ・ハイマンの暗殺を行う。後半のシナリオ「ハマーンの影」においてジュドーで説得すると、GP-02Aにアトミック・バズーカが装備される。
- スーパーロボット大戦F
- 声が入った。DC宇宙軍を指揮している。コロニー住民を束ねコロニー連合を樹立させ『第4次』のノイエDCとほぼ似た役割を担う。最終話のみの登場だが、2回行動解禁済に加え、上述の能力やキュベレイの超性能が合わさり鬼の様な強さ。実質的なラスボスである。リアルルートのみ倒すとファティマを落とす。挑発や脱力などを駆使して何としてでも撃破しよう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ザビ家が復活し、その指揮権をギレンらに譲る形になる。ドズルには信頼されており、クローン設定に繋がる述懐を漏らされた。ポセイダルルートではミリアルドらとともに大量のコロニーを地球に落とす作戦を実行する。隠し要素でDCルートではクワトロで説得すると仲間になるが、流石にキュベレイは入手できない。能力値はカミーユやシーブックを超えてシャアに迫るほど高く、ニュータイプLv9到達レベルも62と、主要パイロットの中では最も早い。その反面シールド防御と切り払いの成長が一回り遅いが、気にするまでもないだろう。鉄壁を習得する希少なMS系パイロットであり、機体性能は高いが限界反応が低いノイエ・ジールのパイロット候補となる。仲間になった場合は最終面前半でシロッコと戦闘前会話がある他、クワトロにプロポーズ同然の言葉をかけられ、急にしおらしくなった世にも珍しいデレハマーンが拝める。ある意味「素」のハマーンと言える。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ネオ・ジオン軍に所属。ギレンが健在の為、トップではないのだが、グレミーがギレン派の為に終盤はアクシズ派のトップとなる。トップクラスのパイロット性能を持つがルート進行によっては一度も戦わずに済む。
- 隠し要素のハマーンフラグを全て回収すればジュピトリアンとの決戦マップで味方としてスポット参戦する。シロッコと戦わせると意味深な会話が…。実は精神コマンドの構成がクワトロと同じになっている。
- 音声も新録され、ジュドーに敗れた際の台詞はDVEとなっている。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 音声は3回目の完全新録。ジュドーのみならず、カミーユやアムロとの対決台詞が数多く収録されており、必見。ルート次第で中盤からアクシズ側の勢力としてαナンバーズの前に登場する。高スペックのキュベレイとパイロット能力が異常に高いハマーンは非常に手強い強敵の一人。各能力の高さもシャアとほぼ同クラスで全ての能力値に優れる。防御も全パイロット中2番目に高い。性格は強気に下がっている。
- 今回は隠し要素で協定ルートを選べば味方になる。なおその際、NPCとなった彼女を守らなければ仲間にならない……らしいのだが、この時のキュベレイは敵仕様のHP9万でハマーンも敵のデータが使われているので、プレイヤーが狙わない限り絶対に死なない。一応味方のMAP兵器等で故意に撃墜するとクリア後のインターミッションの会話が微妙に変化し、味方に加入しない。ただでさえ高い能力のハマーンを味方側のMAP兵器で撃墜するのは相当な労力と時間がかかるため、やる意味は全く無い。
- 仲間にしている場合、最終話でイルイへの説得及び戦闘前会話が用意されている。ちなみに仲間にすればキュベレイやドーベン・ウルフが手に入り、フラグ次第ではドレルが仲間になる、ラー・カイラムの核ミサイルが早く手に入る……というメリットがある。
- 能力・技能は敵仕様に比べてガタ落ち(格闘・射撃が低下、防御に到っては何と50も減ってしまう)してしまうが、それでもアムロやシャア並に高い上に、自軍唯一のニュータイプ+底力を有するという怪物パイロットである。小隊長能力は「小隊攻撃の攻撃力+40%」と、強力ながら使い方を選ぶものになっている。
- 逆に決別ルートを通ると、シャアと共に敵として登場。ある意味彼女の夢が叶った瞬間でもあり、『第3次α』ではこちらの展開の模様。死に際に原作再現の会話イベントがあるが、『α』で既にやっているために違和感も…。こちらのルートではガンダム試作2号機のアトミック・バズーカを入手することが出来るが、おとなしく仲間にする方が得策。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 前作で彼女と敵対した事になっており、既に死亡している。代わりにキュベレイは隠し機体として入手。最終話でジュドーの前にαナンバーズを守る霊として登場。
- 声は入ってないが没データで、パイロットデータと機体データ(前作の敵仕様)が入っている。キュベレイのデータが若干調整されており、ファンネルの燃費がEN15→EN60とかなり悪くなっている。これ以外は前作と同じ。パイロットのハマーンも他の没キャラと違い、ステータスが設定されている事から何らかの形で参戦する予定があったのかもしれない。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- ザフトに協力的。劇場版主体となっているために明確な決着は付かないまま終了する。なお、彼女専用のガザCも登場(戦闘なし)。ルートによっては敵にも味方にもなるが、敵になったとしても実際に戦闘が発生するのは1マップのみ。味方になった時、ラクスを「危険な女」と評した他、クワトロをいびりまくったが、カミーユやルナマリア、メイリンらにアドバイスするなど、これまでになく自軍パイロットに好意的。ゲーム内では貴重な再攻撃をデフォルトで持っているが、搭乗機のキュベレイとの相性は悪い。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- Zシリーズにおいては初代以来の参戦。4回目の大幅な音声新録が行われ、なんと中断メッセージにも登場しプレイヤーを激励してくれる。ネオ・ジオンのトップの一人、ルート次第だが序盤で戦える。パイロット能力は相変わらず最強クラス。ニュータイプの成長も全キャラ最速で、普通にプレイしてもハマーンがニュータイプL7に真っ先に到達する(初期レベルの時点でL6、L7もレベル45と最速)。その他、初期レベルでカンストの指揮官・2回行動・ガード・見切り・サイズ差補正無視L3・マルチターゲットと強力なスキルを所持しており、底力が無い事を除けば非常に手強い。序盤で戦う際は2回行動・ガード・見切りが???扱いで未修得の状態だが、それでも十分過ぎるほど強敵で、精神コマンド抜きでは撃墜どころか攻撃を当てる事すら困難。しかし、撃墜に成功すればZチップのボーナスが貰えるので余裕があれば狙いたい。無理な場合はおとなしくHPを削って撤退してもらったほうが良い。
- 口調はいつも通りながらもシャアが自分と共にいて嬉しい様子が隠しきれておらず、素直になったと評されることすらあるものの、一方ではカミーユやアムロに嫉妬する様子を見せるなどシャアへの依存ぶりも隠しきれていない。そのためフロンタルと比べれば良識的でスポット参戦もするが、シャアが時空修復のため自分に何の相談もなくネオ・ジオンを任せて離れていくことに完全に激怒して最終局面でシャアやZ-BLUEと敵対する。その様はかつてないほどの激昂ぶりだがシャア側にも過失があったのは否めない。過去作以上に拗れ、言ってみれば男の都合で半ば一方的に振り回されているハマーンが気の毒に見えてしまう。撃墜されても死亡はしないが、シャアとの関係は今まで以上に拗れることに。この時点では今後の動向に不安が残る幕引きとなっていた。
- ちなみにボン太くんと戦わせると他のボスキャラや女性キャラと違い、危うく癒やされかけて逆切れしている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『時獄篇』に引き続き、再び台詞が新録された。
- シャアから託されたはずのネオ・ジオン総帥の座はフロンタルに譲ったらしく、本編は一パイロットとして登場する。最速登場は蒼の地球ルート第4話。
- 初登場の時点で既にニュータイプがL6に加え2回行動とガードが未習得状態である事以外は前作の敵対時と変わらないスキルを持っている強敵。
- 終盤に差し掛かる辺りで遂にシャアとの完全和解を果たし無条件で加入する(シリーズでは初の待遇)。味方になっても「ネオ・ジオンの幹部ではなく、一人の戦士」と、あくまで一パイロットというスタンスを取るが、それでもその影響力は依然として大きく、ハマーンのネオ・ジオン出奔に呼応する形で彼女に賛同するネオ・ジオンの全戦力の約25%が離反するなど、相変わらずの高いカリスマ性を見せる。
- パイロット的には、さすがに特殊スキルの数こそ減ったものの能力値は非常に高い(しかも能力値が『α』とは違って弱体化されていない)。惜しむらくはキュベレイがいまいち追いついていない事か。高い能力を活用するなら出来る限り乗り換えさせたいところだが、キュベレイのカスタムボーナスとエースボーナスが起動した場合、最大攻撃力はNT武器無しのバンシィ・ノルンより僅かに高い。とはいえそこまで大した差があるわけでもないので乗り換えを行っても損ということはない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ギレンとキシリアが何者かに暗殺された後のジオン公国を、ミネバ・ラオ・ザビを傀儡にすることでネオ・ジオンに再編する。アクシズでの決戦で死亡するが、ネオ・ジオンは壊滅せず、生き残ったグレミーが率いることになる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 三部作全てに登場するが、戦うのは第3部のみ。第3部シーン5シナリオ「宇宙の道標」のフィフス・ルナ攻防戦に登場する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ネオ・ジオンの指導者。今回は影が薄い。しかも、今回は3部構成にも関わらず1度しか登場せずまたそのシナリオで死亡してしまう。しかも、そのシナリオはアクシズ軍ネオ・ジオンとの最終決戦なのだが、どうも地味な感がある。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
- 原作通りアクシズ(ネオ・ジオン)の権力者……と言いたいところだが、ジュドーと既に知り合い、ティターンズは壊滅、なのに本人は未だに生きているという、一体どういう経緯で居るのかさっぱり不明な状況。
- 中盤からアクシズ内での会話にちょくちょく出てくる程度だが、終盤にはシャドウミラーのヴィンデルと腹の探り合いをしながらも協力関係を築き、ロンド・ベルが地球を離れた隙に地球圏への侵攻を開始。アクシズ内での戦いでは三方向をサポート防御用のクィン・マンサで囲んだ状態でキュベレイにて登場してくる。乗機のキュベレイも含めて突出した強さを持ちながら、この後はライバルとの決戦(出現時に、取り巻きのシャドウミラー兵も含めて全員気力+50)も控えているので、精神コマンドを節約しなければいけないという辛い状況になる。
- 今作のネオ・ジオンは版権作の敵としては最後に戦う勢力なので、当然彼女が版権作でのラスボス格となり、一度しか戦う機会がないものの存在感は抜群である。パイロットとしてもNT、底力、切り払いの全てがLv9まで達する等凄まじい能力だが、唯一カウンターを所持していないのが救い。キュベレイの3つの武器のうち、2つは切り払い可能だというのも付け入る隙になるだろうか。インファイトに持ち込み、ファンネルを封じるのも1つの手段ではある。
- スーパーロボット大戦R
- アクシズの指導者。今回はデキム・バートンらのマリーメイア軍、ランスロー・ダーウェルらの宇宙革命軍、フロスト兄弟も配下にいる。
- 2回程戦う機会があるが、ガンダム関係のルートに行かないとアクシズ勢力とは戦えないので、電童ルートを進んでいくと見せ場が無いままフェードアウトする。
- キュベレイの性能は『A』に比べれば下がっているが、相変わらず本人はニュータイプ、底力、防御がLv9まで達するので手強い事には変わりはない。また援護攻撃もLv4まで達するので、隣接したユニットの攻撃時にはもれなく彼女の援護攻撃が飛んでくる。援護防御能力はないので、隣接ユニットが居る場合は、まずそちらを倒してしまいたい。
- スーパーロボット大戦D
- アムロ・シャア・カミーユ・ジュドーの合計撃墜数400という途方もない条件+α(隠し要素参照)を満たせば、ルート次第で仲間になる。あまりに条件が厳しく、計画的にやらないとほぼ確実に撃墜数を引き継いだ2周目以降にしか仲間にならないのが難点だが、一度条件を満たせば次周からは該当ルートに行き、該当マップでシャア・カミーユ・ジュドーを出撃・生存させる(アムロは撃墜数さえ満たせば出撃不要)だけで仲間にできる。
- 原作におけるジュドーとの決戦の後(後述余談項の小説版の設定を採用している)、ザンスカール帝国に回収されてエンジェル・ハイロゥのサイキッカーとして数年間コールドスリープされていたという、とんでもない設定で登場。シャアの要請を受け仲間になるため、ナナイ・ミゲルとの関係性もよくネタにされた。
- 最高クラスのニュータイプだが、底力を持たないため、同ルートで条件付き加入するカテジナに少し劣る上に2週目以降から使えるようになる可能性が高い関係上、養成による強化が遅れるのが難点。シャア・カミーユ・ジュドーと合体攻撃ができる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ネオ・ジオンverで登場。自らキュベレイで出撃してダカール議会制圧に乗り出す。敗北した後も死亡せず、そのままフェードアウト。
- 時間制限のあるステージで逃げ回り、追いかけるとファンネルで攻撃、という非常にいやらしい戦法をとってくる。確かに強いことは強いが…。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 劇場版設定で登場。登場した当初はシャア(クワトロ)に突っかかったり、2度キュベレイと共に敵として登場するが、最終的にゼントラーディの襲撃を機に味方陣営になる。ボドルザー戦以降は行方不明となっているとEDで明かされる。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 第1次ネオ・ジオン抗争が終了後なので、故人扱いで名前が挙がるのみ。また、コロニーレーザーを極秘に修復してミネバに託した事が語られた。
- スーパーロボット大戦X
- マシュマーの自軍加入時に故人として名前のみ言及。
- スーパーロボット大戦T
- 顔グラフィックとカットインがテレビ版風に変更された。シナリオはΖΖ後半の再現だが、Ζ仕様の服装とΖΖ仕様の私服姿も登場。その独特の髪型を「末広がりスタイル」などと表現されたりもしている。
- 序盤から何度もT3の前に立ちはだかるが、死亡することなく第46話後のシークレットシナリオ、ないし第47話開始前に自軍入りする。本作では他作品の女性キャラと関わる場面も多く、年相応の「乙女」らしさが強調されている印象を受ける。EDではシャア達と共に何処へ旅立っていくが、エキスパンション・シナリオでは第1話にてシャア達と共にロンド・ベルの危機に駆け付け参戦する。本編最終話およびエキスパンション・シナリオ最終話ではシャアと並び主人公格のキャラクター達と同じように戦闘前会話が用意されている。
- 能力値はアムロやシャアに匹敵するが魂を持たないので火力面で劣り、愛機のキュベレイも機体性能は十分だが必殺技に相当する武器を持たないため、カスタムボーナス込でも終盤は火力に不安がある。拘りがなければHi-νガンダム辺りに乗り換えてしまうと良い。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。インタビュアーはラミィ。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ほぼ原作どおり。銀河帝国来襲の際には共闘しシナリオによってはスポット参戦するが、最終的には敵になる。ルートによっては降伏したギシン兵を殺害するといった外道な行為をやらかす。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- アクシズからの増援として登場。ア・バオア・クーの戦いではキシリアに代わってギレンを青酸ガス爆弾で抹殺して指揮を執る。
- スーパーロボット大戦MX
- ストーリーは第1次ネオ・ジオン抗争終結直後からであるため既に死亡しており、名前のみの登場。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- キュベレイに搭乗。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ギレンの意向に従い、「建前上はジオン軍とは別組織」なネオ・ジオンの実質的なリーダーとして、停戦中の地球連邦軍やコネクト・フォースを攻撃する。ドズルは戦死後の流れだがキシリア派は依然健在(後に正統ジオンを立ち上げる)で、既にコネクト・フォースとも二重スパイ状態のシャアが立ち上げに関わる余地は無かったと思われ、原作ほどの因縁は窺い難い。
- 初戦となる「ネオ・ジオン台頭」で既に威圧と二連撃を習得しており驚異的な強さは健在の上、さほどのドロップアイテムも見込めずHP50%で撤退するので、逃がす方が楽とも言われる。「地球圏統一」で原作最期の台詞(DVE)を言った後、撤退する。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年8月のイベント「重なる世界」にて、Ωスキル搭載のキュベレイが登場したことでボイスが入った。その後2020年3月のアップデートにて、既存パイロットパーツにもボイスが実装。
- スーパーロボット大戦DD
- 現状では名前のみの登場。ネオ・ジオンは彼女とシャアの双方の軍勢が存在し、ガランシェール隊は彼女の指揮下にあるらしい。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- アクシズの女王ミネバ・ザビの摂政だったが、ミネバ共々クーデターで国を追われ、ジオン公国に亡命するものの、そのジオンもアポロン総統に滅ぼされてしまったためにバビロニア国まで逃げ延びる…という、悲惨な境遇に見舞われる。
- 原作のような冷酷さや屈折感は見られなく(シャアと対面する場面も一切なく、原作のような関係だったのかも怪しいところ)、主君であるミネバに対してはかなり過保護な様子を見せていた。そのため、ミネバと一緒にいたZ.E.U.Sのメンバーを誘拐犯と思い込んで戦う(実際には保護してたこ焼きを買ってあげただけだが、光太郎が感情的に反論したのも一因)が、戦闘後に和解し、以後ゼウスに度々協力する。
- キュベレイに搭乗するニュータイプ戦士であり、特殊能力は「ファンネル」。アバオアクー市に通じる地下通路を通る際に道案内として共に戦う。
- リアルロボット戦線
- 基本的には敵。ハマーン・ロシュルートでのみ味方としてスポット参戦するがすぐに離脱し、ウルス第3の月タンデを墜落させようと企む。
- 落下を阻止できなかった場合、彼女が大ボスとなる。
- Another Century's Episode
パイロットステータス
能力値
全てにおいて高い能力値を誇り、味方にすれば頼りになる。リアル系の大ボスらしく射撃・反応・回避・命中が非常に高く、格闘・防御・SPも異常に高い。2回行動可能レベルも低いので、旧シリーズでは2回行動によるファンネルの連続攻撃が猛威を振るう。
基本的にどのシリーズでもラスボスに匹敵する能力値は流石である。
精神コマンド
ひらめき・集中といったリアル系お約束の精神コマンドに加え、高い防御力を付与する鉄壁・圧倒的な戦闘能力の再現による戦慄・高火力の魂・自身の2回行動+覚醒の3回行動等全てにおいて隙が無い。
『α外伝』以降の作品では魂の習得基準変更により、魂を習得する事が少なくなっている。
- 第4次(S)
- 覚醒、熱血、集中、ひらめき、威圧、気合
- F完結編
- ひらめき、熱血、集中、覚醒、鉄壁、魂
- 64
- ひらめき、集中、熱血、鉄壁、覚醒、魂
- α
- ひらめき、集中、熱血、覚醒、魂、戦慄
- 第2次α
- 集中、ひらめき、気合、熱血、直撃、覚醒
- D
- ひらめき、集中、熱血、直撃、覚醒、魂
- Z、第3次Z
- 集中、直感、鉄壁、熱血、覚醒
- X-Ω
- 直感、魂、覚醒
- T
- 集中、直感、鉄壁、熱血、期待、愛
- Zシリーズ時代の改変版といった内容。
- 精神的に柔らかくなった彼女を表現している反面、「魂」不在故に最大火力自体は低下してしまっている。ニュータイプとしての鋭敏な集中と直感、強い女性であることを体現した鉄壁や熱血……そして、ジュドーに向ける期待と、シャアへの愛。ハマーンという女性を見事に表現したラインナップである。
- リアルロボット戦線
- 隠れ身、覚醒、鉄壁、集中、熱血、激励
特殊技能(特殊スキル)
殆どの技能が最高レベルまで到達し、シリーズによっては底力も持っているので、敵パイロットの中ではラスボス以上の強さを見せる事もある。旧シリーズではニュータイプレベルが最高の9に到達する事が多かったが、近年の作品では劇場版Ζガンダムの登場やニュータイプ設定の見直しにより、レベルが8で止まる事が多い。
- 第4次(S)
- シールド防御L7、切り払いL7、ニュータイプ
- F・F完結編・64
- ニュータイプL9、シールド防御L7、切り払いL9
- α(α for DC)
- 底力、ニュータイプL9、シールド防御L9、切り払いL9
- 第2次α
- IMPACT
- ニュータイプL9、底力L9、防御L9
- A(PORTABLE)
- ニュータイプL9、底力L9、切り払いL9
- R
- ニュータイプL9、底力L9、防御L9、援護攻撃L4、指揮L4
- D
- ニュータイプL9、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L1、指揮L2、コンボL3、カウンター、ヒット&アウェイ
- GC(XO)
- ニュータイプL9、底力L8、援護(攻撃のみ)L3、指揮L3、カウンター、狙い撃ち
- Z
- ニュータイプL8、カウンターL8、見切り、再攻撃
- 第3次Z
小隊長能力(隊長効果)
- 小隊攻撃の攻撃力+40%
- 『第2次α』で採用。極めて強力な能力だが、最強攻撃がALLのキュベレイでは相性が悪い。小隊長能力を活かしたいなら強力な単体攻撃を持つMSに乗り換えよう。
- 小隊攻撃の攻撃力+20%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
- 連続ターゲット補正の効果無効。最終被ダメージ0.8倍。
- 『時獄篇』と『天獄篇』(敵仕様のみ)でのボーナス、前作クワトロのエースボーナスの強化版。敵仕様は習得しないが(もし習得していたらガードとの相乗効果でかなり固くなる)、『時獄篇』2周目スポット参戦版は確実に習得する。
- 特殊スキル「ニュータイプ」のレベル+1、回避+20
- 『天獄篇』味方仕様および『T』。こちらもシャアと対になるボーナス。
- 『T』はLv上昇に伴う成長パターンに変化があり、回避が伸び悩む仕様となっている。このため、『天獄篇』とは比較にならない程優秀となった。
パイロットBGM
- 「サイレント・ヴォイス」
- 『ΖΖ』後期OPテーマ。歌詞はハマーンの心境を歌ったものと考えられており、OP映像には彼女の姿も見られる。
- 『第2次α』にて採用。設定にもよるが、本作ではハマーン専用BGMとしてのイメージが強い。
人間関係
家族
TVシリーズ劇中では家族関係についてはほぼ全く描かれておらず、漫画やゲームなどの外伝作品で専ら語られている。
- マハラジャ・カーン
- 父親。元々アクシズの司令官として赴任していた人物で、後のアクシズ軍の基盤を作り上げた。
- 劇中の時間軸では既に故人であり、本編・スパロボ共に登場は名前のみ。
- レイチェル・カーン
- 母親。大変な美人で、カーン三姉妹の美貌は彼女譲りでもある。しかし、ハマーンが6歳だったU.C.0073に40歳の若さで夭折した。
- マレーネ・カーン
- 8歳年上の実姉。アクシズ到達前に何らかの理由で死亡した。
- 本編ではザビ家に尽くして宇宙の果てで死んだため、小説版ではドズルの「愛妾」で古風な恋愛観ゆえドズルの遺言に従い病弱なのにアクシズに向かうミネバに同行して、旅の途中で死んだような人物であったため姉妹仲はあまり良くなかったようだ。漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』ではハマーン自身はマレーネを慕っていたが、当の本人はハマーンを召使いの様にしか見なしていなかった。
- セラーナ・カーン
- 実妹。
- ハマーンとの仲は作品ごとに異なるが、ハマーンの死後に戦争再開を望む強硬派やシャアを警戒していたことは共通している。PCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション』では姉の死後にネオ・ジオンの外務大臣として連邦軍との和平交渉に臨むが、シャアの台頭によりネオ・ジオンを纏める立場にないとみなされ失敗に終わる。漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』においては姉の死後日増しに力を増す強硬派を抑えるため、自身に強化措置と洗脳を施してハマーン本人を演じるというかなりの無茶をしている。
機動戦士Ζガンダム
アクシズ
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 傀儡の君主。優しく接していたが、ミネバはシンタやクム、シャアの方に心を開いていた。一方で、劇場版では子供である彼女を戦場に関わらせたくないと想う等、TV版以上に彼女を気遣い、母性的な優しさを見せる事も多く、ミネバもハマーンを強く信頼している様子を見せていた。
- スパロボでは特に旧シリーズでハマーンはミネバに過保護だった。Zシリーズでも彼女を大切に想っている様子が描かれ、特に『第3次Z』において、16歳に成長した彼女からは母親や姉の様に信頼されている様子を見せている。
- 他にも『ヒーロー戦記』でのミネバへの過保護っぷり(ミネバが迷子になった際、街中で探し回っている・ミネバを保護したアムロ達をミネバ誘拐犯と勘違いして襲ってくる・EDでミネバにたこ焼きが食べたいとねだられ、買ってくるがミネバが火傷しないようにとドライアイスで冷ましてしまい、結局ミネバには不評)は見ていて(一部迷惑だが)微笑ましい。
エゥーゴ
- クワトロ・バジーナ
- 元恋人(?)。理由はともかく自分を棄てたと認識しており、またジオンの今後をどのように導いていくかで大きな考え方の違いがあった。まだシャアに大いに未練があるようで、彼に頭を下げさせて悦に入ったり、何かにつけては「私の所へ戻ってきて欲しい」「謝れば許してやる」と口説き続ける。
- しかし、シャアは彼女に全く未練がないようなので全無視+胸ぐらを掴み、平気で銃口を向けるのだったが、娘の様に大切していたミネバを傀儡の指導者にしたり、傲岸不遜な態度しか見せなかった為、拒絶されるのも仕方が無いとも言える。最終的には彼の百式を撃破することになるが、その際は「シャア、私と来てくれれば…」と寂しそうに呟いている。
- 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』によると、ニュータイプ研究所で自身がモルモットのように扱われる日々に絶望していた最中、シャアらニュータイプの活躍を知り将来に希望を見出し、同時にシャアに対する憧れの感情を抱くようになったという。なお、同作から繋がっている『機動戦士ΖガンダムDefine』では父マハラジャからのビデオレターによってシャア=キャスバルである事を知り、地球圏へと向かったシャアがジオン・ズム・ダイクンの遺志を継ぐためにアクシズを捨てたと悟るが、「できることなら、自分もシャアの元に馳せ参じたい」と涙ながらに発言するなど原作ほどシャアの事を憎んでいる様子はない。
- 実は、「頼られるよりも、頼りたい」という本質は彼と全く同じだったのだが、お互い最後までその本質には気付けなかった。
- 『F完結編』でようやくシャアがハマーンを口説き、とうとうデレる。『第3次Z天獄篇』や『T』でも、似たような経緯で彼とよりを戻す。
- カミーユ・ビダン
- 『Ζ』において何度か交戦、ニュータイプ同士共鳴しあうが、自らの過去を覗かれた事でそれを拒絶、やがてカミーユからも強く否定されることになる。
- 『ΖΖ』最終回では、ジュドーの身体を通して出る力のうちの1人として現れ、ハマーンに「あれは…カミーユ・ビダン!?」と唯一名前を呼ばれていた。
- なお、所属勢力の対立がない『Z』のifルートにおいては、彼のニュータイプとしての才能を見抜き「その才能を利用されないように注意しろ」とアドバイスし、彼も素直に聞き入れるという、今までにない関係を見せる。
- 小説版Ζでは特使として単身訪れたカミーユと意気投合してしまい、親身になってアドバイスを送ってカミーユも素直な態度で聞き入れている為、出会った状況が悪過ぎただけで本質的には気が合う者同士とも見做せる。同作でシャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と太鼓判を押している。
- カツ・コバヤシ
- 直接絡むわけでは無いが、サラの死を一因を作った事で彼から恨まれた。本来ならお門違いの逆恨みといった方が正しい。
ティターンズ
- パプテマス・シロッコ
- 政敵として互いに警戒しあった。後に彼の乗るジ・Oと直接対峙し、激しいプレッシャーをぶつけ合う。終盤にはシャアも交えて三つ巴の争いを繰り広げた。
- ある意味ではシロッコにとって指導者に相応しい才覚を持った女性であったハマーンだが、誰の言いなりになる事も無い強靭な意志を持つが故に、早々に口説き落とす事を諦められている模様。
- ジャミトフ・ハイマン
- 一時は同盟を結ぶが、シャアに協力を頼まれた事であっさりと裏切る。その後も何度か暗殺を謀っているが失敗し、最終的に彼がシロッコに暗殺された後ティターンズとは完全に対立した。
- ただし、第1次ネオ・ジオン抗争の際には、連邦政府から掌返しされるも同然で罪人扱いされた事もあってか、ティターンズの残党やその戦力を自らの傘下に取り込んでいる。
その他
- アムロ・レイ
- 原作では絡みは無いが、スパロボシリーズにおいてはシャアやジュドーやカミーユ程では無いが絡む事も多く、特殊台詞もある。基本的に敵対した場合はハマーンをカミーユやジュドーと同じく否定するが、味方同士になる作品もある。基本、逆襲のシャア時代での出会いが多い。
- セイラ・マス
- 原作で絡みは無いが、ハマーンの髪型はシャアに気に入って貰いたくて彼女と同じ髪型にした事が『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』で明らかになっている。
機動戦士ガンダムΖΖ
ネオ・ジオン(自派)
- マシュマー・セロ
- 部下。マシュマーからは「ハマーン様」と呼ばれる程に熱烈な忠誠を誓われているが、彼の妄想場面のような態度をハマーンが取っていたかは定かではない。
- 少なくともマシュマーの熱烈な忠誠に対し、ハマーンはあくまでも駒として見ていた面が強かったが、『IMPACT』では彼の死を悼んでおり、『T』では彼を強化人間にして駒として扱った事に内心罪悪感を抱いていたが、マシュマーが生存した場合正気に戻った後も彼はそれを咎める事無くハマーンへの強い忠義を貫き、改めて良き主従関係となっている。
- エルピー・プル
- 最初は配下だったが、後にエゥーゴに寝返る。劇中では「同じ国の摂政と兵士」以外の接点は無く、元気の有り余ったプルを見て「あの子供は?」と側近に問う程度だった。しかし、原作後期OPにて、「一人アップになったプルの身体からハマーンが分離する」場面が描かれ、この二人の関係について様々な憶測が飛び交った。
- 漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、ニュータイプ研究所によるプロジェクトをきっかけに接点を持ち、検体として成長を確認する目的で宮殿内に住まわせた。プルからは慕われており、ハマーンもプルを可愛がっていた。なおプルの風呂好きは、ハマーンが彼女と一緒にお風呂に入れてあげた事がきっかけでもある。
- イリア・パゾム
- 部下。側近で、彼女をマシュマーの監視役に任じた。
- オウギュスト・ギダン
- 部下。グレミーの監視役として送り込んだ。
- キャラ・スーン
- 部下。強化後はハマーンの側近を務め、最後までハマーンに忠実な部下として行動した。
ネオ・ジオン(敵対)
- グレミー・トト
- 使える兵士として認識していたが、不穏な動きをするようになったのを見逃さず、監視役をつけた。それでも結局反乱を防ぐことはできなかった。
- 『A』では反乱を企てていた彼に対して先手を打って捨て駒にしており、見事に謀殺した。
- ラカン・ダカラン
- 当初はハマーンに忠実であったが、野心あって離反した。『T』では原作通り離反されお互い所属をT3とUNDに移し敵対するも、彼の死には責任を覚え、その死を悼むと共に詫びていた。
- プルツー
- グレミー派の一員としてハマーンの暗殺を謀った。
エゥーゴ
- ジュドー・アーシタ
- 彼にニュータイプとしての高い資質を見出して以降、シャアに代わる拠り所として、再三に渡り自身の元に降る様に説得を続けるが聞き入れてはもらえなかった。早い段階で自身の片腕となる事を要望する程に評価が高く、側近としてのみならずパートナーとなる事への期待も寄せていた様子[8]。しかし彼の眼の前でリィナを銃で撃った際に彼の怒りに触れ、その怒りはシャア・シロッコ・カミーユ相手にすら怖気付かなかった彼女に大きく恐怖させた。
- 相変わらず口説き方がなっていないが、カミーユに比べればまだ自分と正面から対話してくれただけマシだろうと思われる。
- 最近のスパロボシリーズにおいては共闘する機会も多く、仲間に加わった後も彼と会話する場面が多い。
- リィナ・アーシタ
- 原作では特に関わりがないが、『α』では死亡したと思われた彼女を救出しており、ミネバの世話を任せていた。
その他
- サラサ・ムーン
- コロニー「ムーン・ムーン」に住む光族の長。妹のラサラ・ムーンと共に邪悪な波動を感じ取り、ハマーンを救いたいと考えるも当人に拒否される。
- アーガマ搭乗時は姉妹で悪意から艦内を護っていたため、ハマーン(艦に潜入していた)とジュドーは、お互いの存在を感知し合うことが出来なかった。
- ジュドーも後に似たような能力を発現し、やはりお互いの存在を打ち消し合ったうえ、キュベレイMk-II (プルツー用)の襲撃を感知することが出来なかった。
- エギーユ・デラーズ
- 原作の『0083』では直接顔を合わせることはないが、彼の率いるデラーズ・フリートにノイエ・ジールを譲渡し、またデラーズ紛争終結後はデラーズ・フリートの残存人員をアクシズへと迎え入れている。
- SRWにおいては、共闘する作品では共にジオン系の幹部。『第4次』では同じノイエDCの幹部で、ミネバをハマーンに託しているが、内心ではハマーンを警戒していた。
- アナベル・ガトー
- 原作では部下をハマーンの元に逃がした直後に戦死するが、作品によってはハマーンがガトーを従えていたり(『A』では星の屑作戦が原作とは違って失敗する為、部下を連れてアクシズ艦隊に合流している)、目的を同じくして共闘する機会も多い。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ララァ・スン
- 原作では特に触れていないのだが、『第2次α』においてはシャアと敵対する場合、ララァの死に取り憑かれているシャアを否定する。更に『GC/XO』では、彼女が生きている上にシャアと敵対している自分とは反対に彼の側にいるため、自分から愛しい男を奪っていった恋敵のような関係であり、憎悪と殺意と嫉妬の感情を抱いている。彼女との戦闘時の会話も、シャアをめぐって昼ドラのようなドロドロとした痴話喧嘩のようなものに近い。まさにニュータイプの修羅場である。
- ギレン・ザビ
- 彼が生存している場合は主君にあたるが、『F完結編』では突如復活した彼らに不信感を抱き、『α』では途中で対立し、『GC/XO』ではキシリアの代わりに彼を暗殺する。
- キシリア・ザビ
- ジオン派筆頭のマハラジャとギレンの緊張関係を取り成すかわりに、当時7歳のハマーンをニュータイプ研究所に入れることを迫る。
- ハマーンが自ら進んで入所を希望したため、悩んでいたマハラジャは止む無く彼女を研究所で寄宿生活をさせることに。
- 『F完結編』では突如復活した彼女らに不信感を抱き、『GC/XO』ではソロモン戦にてシャアに謀殺された彼女の代わりにギレンを暗殺する。
- ドズル・ザビ
- ミネバの実父。彼が生存している場合は上司にあたり、彼からも信頼されているが、『F完結編』ではドズルを含めてザビ家の面々がクローンである疑惑をいち早く察知した。
- なお姉のマレーネが妾という説もあるが、ハマーン自身はドズルとゼナの結婚を祝福し、同時に女性としての幸せを強く意識するようになったという。
- ナナイ・ミゲル
- 共に同じ声優が演じ、シャアに恋愛感情を持った事が共通しており、『第2次α』でシャアと敵対する場合は声優ネタがある。
- また『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では直接対面しており、ハマーンと恋愛トークをして頬を赤らめる場面も。
- 一方でグリプス戦役時はオーガスタニュータイプ研究所に所属していたとする作品もあり、その場合は面識はないと思われる。
- クェス・パラヤ
- 『D』では一方的に因縁をつけられるも、軽くあしらう。やはり貫禄が違った。
- その一方で、『第3次Z天獄篇』で自軍に合流してからは彼女とも良好な関係を築いている。
- シャクティ・カリン
- 『D』ではエンジェル・ハイロゥでの彼女の祈りに影響され、憎しみを吐き出すことができた。
- フォンセ・カガチ
- 『D』では過去に原作通りジュドーに敗れた後、仮死状態のまま彼に捕らえられ、サイキッカーの1人として利用される。
- フル・フロンタル
- 『第3次Z時獄篇』では「つなぎ役には相応しい」と彼を皮肉っている。一方でフロンタルはシャアへの執着を見せるハマーンを「女だな」と評する場面も。
- アンジェロ・ザウパー
- 『第3次Z時獄篇』では部下。しかしアンジェロ本人はフロンタルに心酔しているが故にあまり敬意を払っておらず、ハマーンもそんな彼をあまり良い目で見ていない。
- 続く『第3次Z天獄篇』ではフロンタルがネオ・ジオンの実権を握ったこともあり、彼からあからさまに不遜な口を叩かれ、強い不快感を露わにするシーンも。
- マリーダ・クルス
- 原作で直接共演はしていないが、グレミー軍の切り札の1人であった彼女とは敵同士の立場。『ΖΖ』が参戦していない『第3次Z時獄篇』では上司と部下の関係であり、同じ女性という立場からの気遣いを見せる事もあった。
- バナージ・リンクス
- 『第3次Z』ではマリーダやオードリーを通じて彼とも知り合う。オードリー(=ミネバ)を数々の困難から守ってくれた彼にはハマーンも一目置いており、彼を「優しい」と評し、カミーユやシャアを「お前」呼ばわりするなかで珍しく「君」と呼ぶなど、比較的物柔らかに接している。
- トビア・アロナクス
- 『T』ではジュドー同様、彼にも期待をかけている。一方でトビアからは「あんたもやっぱり人間だ」と称されている。
アナザーガンダムシリーズ
- 張五飛
- 『R』では一時的に部下だった。
- リリーナ・ドーリアン
- 『R』では彼女を一時的に捕らえていた。また、彼女が唱える完全平和主義に関しても、所詮は日和見主義が生み出した自己満足の産物と否定する。
- ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)
- 思い人(?)のそっくりさん。『F完結編』のポセイダルルートでは協力関係にある。ミリアルドに騙されたというよりはシャアとの決着をつけるべく敢えて乗ったと言うべきか。
- デルマイユ
- 『64』では彼に非常に嫌われており、OZとの交渉の為に彼とジャミトフとの対面に臨んだ際、彼に面と向かって「下衆」呼ばわりされている。
- デキム・バートン
- 『R』では同盟相手。
- シャギア・フロスト、オルバ・フロスト
- 『R』では部下。しかし、彼らには内心憎まれていた。
- ランスロー・ダーウェル
- 『R』では部下。
- ザイデル・ラッソ
- 『R』では部下。『Z』では彼とも同盟を結ぶがifルートでは彼との同盟を破棄する。ニュータイプの意味を完全に履き違えた男として侮蔑した。
正暦作品
ガンダムSEEDシリーズ
- ラクス・クライン
- 『Z』では内心彼女を「危険な女」と評した。
- ルナマリア・ホーク
- 『Z』ではハリー・オードが色眼鏡をかけている理由を語った際、「あのような(サングラスで視線を隠している)男(クワトロの他、アスランも一時期サングラスをかけていた)に騙されるなよ」とアドバイスしている。
- メイリン・ホーク
- 『Z』では妙に彼女とウマが合っていた。年頃が近いということもあるが、ハマーンがこうして同年代の年頃の同性のキャラクターと仲良くなるのは珍しい。なお、先述の『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』に登場する少女時代のハマーンは、メイリンのようなツインテールの髪型だった。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では彼と同盟を結ぶも、後に彼に疑念を感じるようになり、展開によっては離反してZEUTHと共闘する。ちなみに、デスティニー・プランを推し進めた彼のプライベートには、大いに興味があるというちょっと下世話な一面も。
- シン・アスカ
- 『Z』で通常ルートで彼がデュランダルに最後まで従っていたことを覚えており、『第3次Z時獄篇』宇宙ルート第11話の戦闘前会話では、自らの意志で自分に勝負するシンの姿を見て、ハマーン自身も彼の純粋さを免じて挑んだ。
リアル系
- ドルチェノフ
- 『GC』でハマーンを焚きつけている。同作のドルチェノフはハマーンの死後漁夫の利を狙って増援に現れるが、『XO』ではリメイクにあたり流れが変更され、逆にノコノコ現れた彼が爆死した後その戦力を利用する形になった。なお、内心では案の定彼を蔑んでいる。
- 工藤シン
- 『SC2』ではサラや鳥の人と共に彼を回収し、後にあえてわざとエゥーゴに彼を救出させる。
- サラ・ノーム
- 『SC2』では工藤シンや鳥の人と共に彼女を回収し、彼女を鳥の人の制御装置として利用する。
- ホランド・ノヴァク
- 『Z』ではZEUTHとの共闘を宣言した際に馴れ馴れしく接してきた彼に対してその態度を咎め、彼に「やりにくい女」と評される。
- ボン太くん
- 『第3次Z時獄篇』では危うく彼に癒やされかけて大人げない反応を返している(後述)。
- クロエ・ラウ
- 『X-Ω』のイベント「重なる世界」では異世界より迷い込んだ彼女を捕らえ人質とする。
- レオン・ラウ
- 『X-Ω』のイベント「重なる世界」では人質とされたクロエを救うべくジュドー達と共闘する彼とも交戦する。
- アンジュ
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」にて共闘。シャアとのお互い素直になれないやり取りを彼女から「痴話喧嘩」と突っ込みを受けてしまう。
- エンブリヲ
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」にて敵対。彼に自身とシャアの悲しい過去と胸中の想いを晒され嘲笑されるという卑劣極まりない精神攻撃に苦しめられる。
- アンジェラ・バルザック
- 『T』では彼女に「昔の自分と似ている」と評されている。また、実年齢はハマーンより彼女の方が年齢が年上である可能性があるのだが、DLC「美しき罪人たち」では彼女を子供扱いしている。
スーパー系
- 兜甲児
- 彼のような人間は嫌いではないらしく、わりと好意的に接する。『64』では共闘する際、疑いの目を向ける彼に「案ずるな、少年」と返したり、『第2次α』では失言をした彼に、むしろ褒め言葉のように「正直過ぎるだけだ」という言葉を向けた。
- 碇シンジ
- 『第3次Z時獄篇』第41話でハマーンが敵を撃墜した後、彼から「式波に似てる」と言われる。
- ノノ
- 『第3次Z天獄篇』DLC「強きことは美しき哉II」でなぜか彼女と組まされている。天然全開の彼女のテンションには終始押されっぱなしだった。
- ニコラス・バセロン
- 『第3次Z天獄篇』第42話「炎」にてあがりへの恐怖から荒れていた彼から暴言を浴びせられ、戦闘終了後に彼に対し痛烈なカウンターをお見舞いしている。
- カロッサ、メリッサ
- 『T』では彼らのカギ爪の男への盲目的な愛にかつての自分を見ていた。
- ファサリナ
- 『T』では彼女にカギ爪の男の集団へ誘われるが、自身の心の中に土足で踏み込もうとする彼女の物言いに激昂・拒絶し、「下衆」と吐き捨てている。
- 獅堂光
- 『T』ではシャアに複雑な感情を抱く自身をエメロードと似ているとも思われた。また、彼女と海、風にお茶に誘われたり、ストレス解消にモコナを勧められる場面も。
- モコナ
- 『T』では光からストレス解消にモコナの体を引っ張る遊びを進められた際に、まんざらでもない様子で「どこまで伸びるのか試したくなる」と茶目っ気のある一言をつぶやいた。
- ミンキーモモ
- 『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」にて共演。余談にもあるが、ハマーンは一部のファンの間で邪悪なミンキーモモと呼ばれていることがあり、その二人がついに共演してしまった。
バンプレストオリジナル
- ヴィンデル・マウザー
- 『A』ではお互いを利用し合う。
- シュウイチロウ・ユキムラ
- 『SC2』ではマクロスを交渉材料にしてハマーンに接触する。
- バルビエル・ザ・ニードル
- 『第3次Z天獄篇』では彼の「サソリの毒」を受けるも、並外れた精神力とプライドの持ち主であるハマーンには最初から全く通用しなかった。
- 次元将ヴィルダーク
- 『第3次Z天獄篇』第48話では、主役級キャラ以外ながら戦闘前会話がある。ハマーンは自分の戦いを「薄汚い権力を叩き潰すため」だと答え、ヴィルダークはハマーンの覚悟を本物と認めた。
- サイゾウ・トキトウ
- 『T』ではシークレットシナリオ「流浪のハマーン」にて彼に特務三課のアルバイトに勧誘されており、流石にアルバイトとして雇われる事は無かったものの、意外と満更でもない反応を見せた。
- ラミィ・アマサキ
- 『T』ではエースインタビューにて彼女のプレッシャーに思わず圧倒されてしまう。ちなみに年齢はハマーンとさほど変わらない。
- ルーディー・ピーシーザルト
- 『T』ではシャアに頼りにされている協力者だが、自分の前で彼女がシャアに非常に馴れ馴れしく接した際には流石に睨んでいる。
- エイム・プレズバンド
- 『T』では彼と通信で対話しており、彼が地球圏の未来を真剣に憂いその改革のために身を砕く高潔な人物であると認めていた。
名台詞
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 「寒い…。ここにあと何年…」
- 『0083』第9話より。短い台詞であるが、地球連邦軍に察知されないよう潜伏生活を強いられる苦しみがうかがえる。
機動戦士Ζガンダム
- 「このキュベレイ、見くびっては困る!」
- キュベレイおよび、それを操るハマーンの強さを示す代表的な台詞。
- ハマーン一人を三人がかりで取り囲むシロッコ達のうち、レコアのパラス・アテネとサラのボリノーク・サマーンをファンネルであっさりと退け、シロッコのジ・Oと1対1の戦いに持ち込んだ。
- SRWでもハマーンの戦闘台詞として使われているが、彼女が見くびってかかれるほどヤワな相手では無い事は言われずとも分かる。
- 「俗物が私に!」
- カミーユを見下したときのセリフ。「俗物」といえばハマーン様、ハマーン様といえば「俗物」。
- 「フフフ…ここまでだ、俗物!」
- またもや「俗物」。ハマーンの絶対の自信を感じさせる一言。
- 「地球の連邦軍もそろそろティターンズと手を切りたがっているという話ではないか」
- 第46話にて、ジャミトフと会談した時の台詞。ティターンズの行く末を暗示するかのような発言であり、その時点でティターンズはハマーンの言葉をなぞるように社会的に孤立し始めており、最終的に衰退していく事となる。
- 「よくもずけずけと人の中に入る。恥を知れ! 俗物!」
- カミーユと共鳴して自分の心の内を知られて。3度目の「俗物」発言。
- 「倒すべき敵、それはカミーユ・ビダン…そういうことか…」
- カミーユとニュータイプ同士共鳴するが、ハマーンは拒絶した。
- 「こんなところで朽ち果てる己の身を呪うがいい」
- クワトロを追いつめた時の台詞。
- 『スーパーロボット大戦F』ではDVE。
- ハマーン「これで終わりにするか、続けるか、シャア!」
クワトロ「そんな決定権がお前にあるのか!」 - 手足を失った百式に乗りなおも抵抗するクワトロを追いつめ、生殺与奪の権を握った際の台詞。
- 止めを刺さずにあえてこのような質問をしてしまう所にハマーンのシャアに対する未練が見て取れる。
- 「シャア、私と来てくれれば…」
- シャアの百式が戦艦の残骸と共に爆発に消えた後、ハマーンがぽつりと漏らした言葉。
- 結局、シャアを自分の元へと引き戻す事が出来なかったと悟って出たのであろう、彼女の偽らざる本音。
- (シャア・アズナブルめ! グワダンの将兵を素人集団と知って仕掛けて)
- 劇場版より。エゥーゴの代表団が本編同様に脱走されてしまった際のモノローグ。
- ミネバが乗艦する旗艦にも関わらず、所属する将兵達が素人という事実はアクシズ内の戦力の乏しさを物語っており、その意味でもハマーンは信頼できる人物が少なく、ある意味で孤独な状態に置かれている事が分かる。
- 「私にまた、キュベレイで戦わせるのか!」
- 劇場版より。アクシズ全軍の指揮や外交折衝を取り仕切るハマーンが、更に自らも出撃しなければならなくなった際のセリフ。
- 卓越したニュータイプとて、サイコミュMSであるキュベレイでの戦闘は負担が大きいのだろうか。自らが望まずとも請われれば前線に立たねばならない、というアクシズ内での微妙な立場を表現した台詞でもあるが、毅然とした指導者として振舞う彼女が、部下の前で愚痴とも弱音とも取れる台詞を言うのは珍しい。
- 「……カミーユが、あんなことを言ったから、見せつけているのさ。私だって、若いだろう?」
- 小説版より。エゥーゴ側の特使として訪れたカミーユに「もっと若い頃を知りたかった」と言われて、御洒落をして自身の大好物の鴨料理を御馳走する。 シャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と評しており、この場面ではお互い「危険な敵」と理解しつつも、見事に意気投合してしまっている。
- 「ミネバ様は、アクシズの狭い空間の中でお育ちになり、他の世界の人を知らなすぎます。13バンチでの生活にも興味を示して下さったが、我々には、まだ入り込める処ではない。」
- 小説版より。カミーユとの会食中に、育児の悩みを漏らしてしまう。シャアに怒られた、碌に笑わない不愛想な子供と思っていたミネバが余所者と笑い合っていた光景が堪えた直後とは言え、ハマーンも本心ではミネバに世間を広く理解して育って欲しいと真剣に悩んでいる事が窺える。案外、シャアと根の教育観は近いのである。
- 「ウソだ!!お前は敵だ!!」
- 「少年はっ! 男はっ……皆、シャアと同じだ! 優れた資質を持っているのだろうが、男である限り、その使い方を知ることはないんだよっ!」
- 小説版より。アニメ第47話と同じ場面にて、カミーユと共鳴した後の台詞。アニメ版でも似たような発言をしているが、こちらではことさら男性への憎悪が強調されている。
- さらには伝家の宝刀の俗物発言も忘れてしまうなど、アニメ版より遥かに動揺している様子が見て取れる。小説版では前述のようにカミーユと一旦は意気投合してしまっているので、アニメ版より「カミーユと仲良くしたい」と言う本音が強かった故と思われる。
- 「やってみるさ」
- 劇場版より、シャアにサイド3の譲渡と引き換えにゼダンの門とグリプス2を叩くよう頼まれて。シャアに「ものの頼み方を知らんな」とサングラスを外して頭を下げさせた上で、エウーゴの援護と引き換えにゼダンの門だけ潰すことを承諾した時の台詞。散々いびった後に自分に有利なようにまとめた交渉をシャアの口癖の真似で締め、この時のハマーンは実に楽しそうであった。
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「この感じ… シャア・アズナブルか? いや、違うな… なんだ?」
- 第18話でアクシズの官邸に侵入したジュドーの存在を初めて感知した際の台詞。
- ちなみに、当のハマーンは「髪を下ろして水着姿で日光浴」とレアな姿になっている。
- 「ふたりっきりで話したかったのだ…少年」
- 「ジュドーか、なるほど…お前と私は互いに引き合うものがあるようだな」
- 第22話より。戦場で人探しをするジュドーに興味を持ち、母艦サダラーンにはリィナが乗船していないにも関わらず、彼女がいるとしてジュドーをおびき寄せる。
- その後、身体に手榴弾を大量に巻き付けているジュドーの牽制を意に介さずその手を取り、艦内の個室へ誘導するなど大胆な行動に出たハマーンだったが…。
- 「ニュータイプならば私に従うべきだ。そうだろ…? ジュドー・アーシタ…」
- 「我々が敵対する理由など何もない…我々は同じニュータイプなのだから…さあ、私と共に来るのだ」
- ハマーンを振り払い廊下に出たジュドーに、壁ドン状態になりつつ続けた台詞。惜しいところまで行ったが、廊下に出たばかりに兵の横槍が入ってしまう。
- ジュドー自身も「何か不思議な感じだ…それにいい匂いがする…おかしいな、こいつは敵じゃないのか…?」と彼女のオーラにあてられて警戒を解いてしまい、あわや口づけをされかけていた。
- ニュータイプの能力を利用してジュドーを篭絡し引き込もうと企んでいたと思われ、「分かり合うための力」をこのような真似に使うハマーンを、ジュドーは決定的に危険視するようになる。
- 「ふふふ… 私はお前といるとスラスラと本心を喋ってしまう… 不思議なものだ」
- 第27話より。ダカールの迎賓館でのジュドーとの対峙の際の台詞。遠回しにアピールしているが、「そんなこと言っても俺はあんたのものにはならない!」と拒否される。
- 「この期に及んで私な感情で動くとは… 始めは私に期待を抱かせて、最後の最後に私を裏切る…! ジュドー・アーシタ! お前もだ!」
- あくまでもリィナの救出にこだわり、ハマーンを否定するジュドーに対して。また、台詞の内容からして未だにシャアの事を根に持っているようである。
- 「嫌いだね、そういうベタベタしたのは…! 続きは天国とかでやるんだな!!」
- お互いを庇い合おうとするジュドーとリィナに対して激怒する。ベタベタする行為に免疫が無いのかもしれない。
- 「この私にこんなにもプレッシャーをかけた…。あれは危険すぎる…!」
- ハマーンの放った銃弾がリィナの体を掠めた事でジュドーの怒りを招き、ジュドーの放った強烈なニュータイプのオーラに恐怖した後、怯えてベットにうずくまった際の台詞。いつもの冷静な女傑振りは全く影を潜め、本来の弱い一面が現れている。
- (私の姉はザビ家に尽くし、宇宙の果てで死んでいった。しかし私は死ぬものか。新しい血をザビ家に加え、必ずや復活してみせてやる。ネオ・ザビファミリーを!)
- 第32話より。自らが生き延びるために「ザビ家の再興を担う女傑」をやってみせねばならなかったアクシズ内での事情も垣間見える。
- 「…私はいつも一人だ…」
- ハマーンの本音というべき独白。その孤独を理解できたのはジュドーのみで、その彼はそんなハマーンの孤独を吐き出そうとしたが…。
- (たわ言を…私はここにいるというのに、今のジュドーは…)
- 第39話。避難民を装ってネェル・アーガマへと潜入。サラサから「全ての悪しきものの根源をあなたの身体から感じます。けれど、それはただ、ねじれただけのもののようです。ジュドーの想いと変わりはありません」と指摘を受けて。
- ハマーンの本心を突いた場面と言っても過言ではなく、実際この台詞で自身に気付いて欲しかったと吐露している。
- ちなみにジュドーは続く40話でようやくハマーンに気付いており、何故この時点では気付かなかったのかと視聴者から突っ込まれている。
- 「お前が生身の人間を殺せない、かわいい坊やだって知っているのさ」
- 第40話より。歓楽コロニー「タイガーバウム」の戦闘にて、ジュドーの乗るズゴックのアイアンネイルが眼前に迫っての台詞。
- ジュドーに自分のペースを乱されてばかりいた彼女だったが、久々に彼の優位に立つことができてご満悦の様子。
- 「女の問題か、俗物め!」
- 第41話。ジュドーを自分の下へ招き入れようと説得していた所に、ジュドーに仕返ししようと部下を引き連れて横槍を入れてきたタイガーバウムの領主、スタンパ・ハロイに対して。
- 『ΖΖ』の時代になっても「俗物」発言は健在だった。
- 「言ったろ? 私とお前は同類なんだ、呼び合っているのさ」
- 第43話より。崩れた天井からジュドーに助けられた後の台詞。図らずも抱き付かれてご満悦の様子。なおイケメンSP達は瓦礫の下敷きになってしまった。
- その後ルーが口を挟もうとするも「子供は黙れ!」と一蹴する。ジュドー的には無我夢中の行動であり、特に他意は無かった。
- 「私の息の香り、私の肌の香りをこの薔薇に与えた」
- 第44話より。新たなバラをマシュマーに与えた際の台詞。直後イリアに「見ての通り、強化しすぎたようだ。監視は気をつけてな」と耳打ちし彼女を慮る。マシュマーを手駒としか見ていない裏付けともとれる。
- マシュマーが同時にΖΖガンダムとクィン・マンサの2機を相手取ろうとした際、イリアが「バラの香りを愛でろ!」と呼びかけ自制を促す場面もあった。
- 「お前にはグレミーがどれほど危険か分かっていないのか!? グレミーはあのジオンを復活させようとしているんだぞ!」
- 「私はミネバ様を…ジオンの血を利用してザビ家を見返したいだけだ。しかしグレミーは、血の力だけで宇宙を治めようとしているんだぞ! 宇宙を血で染めようという男だ! お前には分かるはずだ…!」
- グレミーへの対応で手一杯な状態で、ジュドー達にミネバを攫われた場面。自分を下げてでも、何としてもミネバを奪還したい思いが見て取れる。
- しかしジュドーには「お前だってそうだろう!同じ結果になる…それが俺には分かるんだ!」と否定されてしまう。
- 「私にノーマルスーツを着る気にさせたジュドー・アーシタ…子供のくせして…!」
- 最終話より。『Ζ』~『ΖΖ』を通して初めて、ハマーンがノーマルスーツを着用して出撃した記念すべき場面である。
- 裏を返せば、ハマーンが彼を、『ノーマルスーツを着て戦うべき強敵』と認めた、ということでもある。
- ただし、『劇場版Ζ』ではガザC搭乗時にノーマルスーツを着用していたため唯一ではなくなった。
- 「ここが貴様の墓場となる!!」
- モウサの宮殿前で、ジュドーのΖΖと対峙しての台詞。ハマーンとしては、ジオン発祥の地であり、ジュドーと初めて会った場所でもあるという、特別な思い入れのある場所であった。
- …のだが、傍目から見れば死亡フラグも同然である。
- 「人は生きる限り独りだよ。人類そのものもそうだ。お前が見せてくれたように、人類全てがニュータイプになれるものか! その前に人類は地球を喰い尽くすよ!」
- 動かないΖΖのコアファイターに猛然とキュベレイで襲い掛かってくるが、その時戦いで散った多くのニュータイプの思念に押され、ハマーンはニュータイプの力を垣間見るが…。
- なお、シロッコはハマーンと同じ状況に追い込まれているのに、このニュータイプの思念を「ただの不可思議な現象」にしか捉えてない。
- 「…吐き出すものなど…ない!!」
- ΖΖのハイメガキャノンを受け止めた際に対するジュドーへの拒絶。本音を言い出せないハマーンの拒否。
- 「相打ちと言いたいが…私の負けだな…」
- 最終回にて。ΖΖガンダムとビームサーベルで切り合い相撃ち寸前となるが、ZZが両腕両足を失ったのに対し、キュベレイは両腕ごと胴を両断されたことで潔く負けを認めた。
- 「帰って来てよかった……うう!!」
「強い子に会えて……」 - 最期の台詞。この直後にキュベレイの上半身をアクシズのモウサに激突させて死亡した。ちなみに『α』では上記の流れはDVEで再現されている。
迷台詞
- 「ワタシを何で捨てた〜!」
- 『逆襲のシャア』の同時上映作品『機動戦士SDガンダム』第2部休日編より。シャアが経営するホテルに泊まったハマーンは、昼間から酒を飲んでは酔いに任せて、本編で受けた恨みを晴らすがごとく酒瓶でシャアを二回ぶっ叩いてノックアウトした。ギャグ作品ということもあり呂律の回りが怪しげに、この一言。
- 「オバさんですってぇ! 私は21歳という設定で…」
- カセットドラマ『鏡のむこうのプル』のB面「ガンダムステーション」より。ジュドーに「オバさん」呼ばわりされて、狼狽するハマーン。
- 同ドラマではコメディパートゆえに、ハマーンの声のトーンが普段より軽い。
- 「ん? 何だこれは?? これは私…ハマーン・カーンだというのか!? しかもOLで、『アラサー』だと!!? シャアにジュドー、ミネバ様もいるではないか!? えぇい、よくもズケズケとこのような姿を晒す! この私が『合コン』!? 『ゴキブリ退治』!!? 『二日酔い』などするものか!!! 恥を知れ!この俗物!! いいか、よく聞け!『アラサーOLハマーン様』絶賛発売中だ!」
- 漫画『アラサーOLハマーン様』の第2巻発売を記念して、YouTubeにアップされた漫画PVのナレーション。しかもオリジナルキャストである榊原良子氏による熱演という贅沢な仕様となっている。
スパロボシリーズの名台詞
TV版
旧シリーズ
- 「女には男に言って欲しい言葉がある。だがそれは求めるものではない‥‥」
クワトロ「‥‥」
「‥‥」
クワトロ「‥‥ハマーン、私は今まで己の為すべきことを貫いてきたつもりだ。だが、肝心なところでそこから逃げていたのかもしれない。為すべき時に為す、という勇気を‥‥もう遅いかもしれん。だが、今を逃せばもう、言うことはないと思う。だからあえて言わせてもらう‥‥ハマーン、私とともに来てほしい。そして私と同じ未来を歩んでくれ」
「その言葉、まっていました‥‥」
クワトロ「ハマーン‥‥」
「今、私はあなたと同じ時を刻みはじめた。シャア、あなたとともに未来を歩みましょう…」 - 『F完結編』より。終盤のDCルート「ダブル・フェイク」で条件を満たしてシャアと和解した時のやり取り。
- しかも、顔グラまで新しいパターンを使っている程の凝り様なので「誰だお前!?」になること間違いなし。でも、原作では決して見られなかった幸せそうな姿である。
- なお、このやり取りはリメイク版『スーパーロボット大戦』でシャア・クワトロの乗機→キュベレイへの説得時の台詞に流用されている。
αシリーズ
第2次α
- 「久しぶりだなロンド・ベル隊。いや、今は○○だったか」
- 第36話アクシズルート「魂、重力に引かれて-後編-」or第49話「決断」より。部隊名を言ってくれる為、プレイヤーの好きな単語を言わせるのも一興である。
- 「シャアの件は私が保証する。それよりも、お前達が戦う相手は別にいるのではないか?」
「心配はするな。我々も各コロニーと月の防衛に専念する お前達はその間に倒すべき敵を討てばいい」
「カミーユ・ビダン、そして、ジュドー・アーシタ…決着はいずれつける まずは目の前の敵を叩く事に最善をつくせ」 - 第49話「決断」より。ハマーンとの休戦協定を拒否した後に勝利条件を達成した際の台詞。異星人の攻撃をネオ・ジオンが食い止めている間にメガノイドとミケーネ帝国もしくはゾンダーを迎撃する流れになる。ハマーンからの信頼が伝わってくる台詞だが、よりによって休戦を拒否した後になるのが複雑なところである。
- 「…邪魔か…。お前はいつもそうだった…」
「お前はいつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた…。私にも、他の女にも…」
「ララァ・スンが死んだ時にお前は死んだのだ! その亡霊に憑かれたまま戦いを起こすお前に人類の革新を口にする資格はない!」 - 第53話ハマーン休戦ルート「人の心の光」に於けるシャアとの戦闘前会話より。ハマーンのこの言葉にはシャアも堪えたようで、「お前にその名を口に出してほしくはなかった」と漏らしている。
- 「ナナイ…お前は愚かな女だ…。だが、お前は…シャアの理想に殉じられたお前は私より幸せだったかも知れんな…」
- 第54話ハマーン休戦ルート「逆襲のシャア」より。ナナイ・ミゲル死亡時に。ある意味声優ネタでもある。
- 「終わりだ、シャア! 今、お前を忌まわしき記憶から解き放ってやる!」
「お前の最期に手を貸すぐらいはさせてもらおう! 私のけじめとして!」 - 同上。シャアとの戦闘前会話より。
- 「アクシズの艦隊を押さえるために私を監禁する気か?」
「ニュータイプの力は関係ない。その男が正直過ぎるだけだ」 - 同上。シャアを倒した後、兜甲児の「今抜けられて宇宙に戻られるといろいろと厄介になる」という失言に対し1度は皮肉る。しかしハマーン自身は甲児に怒るよりも、その純粋な正直さを好んだのか微笑する。
- (シャア…オルファンの光がお前の求めていた人の心の光なのかはわからない…)
(だから、αナンバーズの中から、その光を探してみよう…)
(お前の代わりにな…) - 同上。シャアとの決着が着いた後、最後までαナンバーズと共に戦う事を決意して。
- 「消えろ、ガンエデン! 人類を縛るお前は私が討つ…! シャアに代わってな!」
- 最終話より。ガンエデンとの戦闘前の台詞。主人公達以外では唯一説得もあり戦闘前の台詞がある。シャアにこだわり続けるハマーンの心境がうかがえる。
第3次α
- 「期待しているぞ、ジュドー…それに、お前を信じている者は私だけではない」
「その者達のためにも負けるな」 - 最終話より。霊体となってザ・パワーの中からジュドーへと語り掛ける。何気に、再会を喜んでいるかのようなジュドーのリアクションも印象的。しかし、『第3次α』はハマーンとの休戦協定を「信じられないとして拒否」したストーリーであるため、本心は複雑なものなのだろう。[9]
携帯機シリーズ
- マシュマー「…地上軍? まさか…」
ハマーン「そうだ。それに…デラーズ艦隊のシーマ・ガラハウ中佐を覚えているか? マシュマー」
マシュマー「話は聞いています。デラーズ艦隊を裏切り、ギガノス帝国に寝返った裏切り者です」
ハマーン「…それはなにもデラーズ・フリートに限ったことではない。起こる可能性は我が軍にもある」 - 『A』第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」にて、ジャブロー攻略の命令を求めるマシュマーに対し、既に攻略の命を出したことを伝えた際の一幕。ハマーンは既にネオ・ジオン内の不安要素を察知しており、地上軍を切り捨てる形で命令を出している。
- マシュマー「ハマーン様の部下には、私をはじめとして、そのような輩はおりません!」
ハマーン「そう信じたいのだがな。だが、現実は甘くないのだ、マシュマー…」 - 上記の続き。マシュマーの真っ直ぐさは眩しいが、ハマーンはそれを受け取ることができない。そして実際、不安要素はハマーンの推測通りの男であり、彼が切り捨てられたのを知ったのは、他ならぬシャア・アズナブルの指摘によってだった…。
- 「誰にいっているのだ、ジュドー。そのような心配は無用だということを、これからお前たちにみせてやろう。あの、異星人どもを排除してな」
- 『D』でブルー・スウェアに合流し出撃した時、ジュドーから「あんたはブランクがありすぎる。無理はするなよ」と言われて返した台詞。この自信、さすがハマーン様。
- 「フッ…そうもいかん話もあるのでな」
- 『D』でクェスにハマーンがシャアにベッタリなことに関して文句を言われて。ハマーンは「ずっと眠っていたので状況がよくわからないからシャアに色々と聞かないといけないから」と理由をつけるが、クェスに「だったらアムロかカミーユかジュドーに聞けばいいじゃないか」と言われ、笑ってこの台詞で返す。なんだかんだいってシャアと仲が宜しいご様子で、微笑ましい。
- (ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが…。いまだにあの女にしばられたままというのは、認めたくはないな…)
- 上記の台詞の後ハマーンの心情。クェスに対して大人の態度をとるが、ハマーンも一番愛されたいという気持ちを持っている。シャアも罪作りな男である。原作のナナイ・ミゲルもよく似た心情を抱いており、微妙に声優ネタでもある。また、「認めたくはない」という、シャアの名台詞の真似でもある。
単独作品
- 「皆の者、良く聞け!」
「たった今、ドルチェノフ閣下が戦死された!」
「だが、うろたえるな! ギガノス部隊の指揮は私が引き継ぐ!」
「今はア・バオア・クーの戦いに勝利する事を最優先に考えよ!」
「ドルチェノフ閣下もそう望まれているはずだ!」 - 『XO』第41話「戦士、再び…」より。ドルチェノフが爆発四散した際の演説で、体よくジオンを奪おうとしたドルチェノフの行為がかえってハマーンに利用される形になった。リメイク前の『GC』でドルチェノフが現れるのはハマーンの死後だったため、利用する、されるの立場が逆転している。
劇場版
Zシリーズ
- (この女が真のラクス・クライン…)
(なるほどな…。デュランダルが恐れるだけの何かを持っている。危険な女だ) - 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。ラクスと対面した際の心の一言。逆に言えば「女傑であるハマーンが『危険な女』と警戒するぐらいに、ラクスを評価している」とも取れる。
- 「その通りだ、カミーユ・ビダン。君は正しい目を持っているようだ」
「その素質をつまらぬ連中に潰されぬようにな」 - 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」より。ザイデルのゆがんだ思想を否定したカミーユに対しての忠告で、カミーユ自身も素直に聞き入れている。
- 「さすがはディアナ・ソレルだ。その言葉には正論ゆえの重みがある」
- 『Z』第53話ミネルバ一時残留ルート「月面決戦」より。ディアナを素直に褒めているはいるものの、ハリー曰く「少々トゲのあるおっしゃられ方」をしている模様
- 「そういうものだ。本心を隠している男というのは気を付けねばならんぞ」
- 同上。ルナマリアやメイリンにサングラスをしている男に関して注意を促した際の台詞。本人はシャアに苦い思い出があるからこそ突き刺さる台詞と言えるが……。
- 「…すまなかったな、マリーダ。お前の過去を、あの女性士官に話して」
マリーダ「いえ…閣下がご自身のことのように怒ってくださったのが自分には嬉しかったです」
「私も女だよ。そして、先ほどの女性士官もな」 - 『第3次Z時獄篇』第41話「二つの赤い彗星」にて、捕虜となったマリーダの引き渡しの際に、ネェル・アーガマのレイアムからの彼女の身体の傷について抗議され、暗に事実を示して言い返した際のこと。
- 「いい加減に個人的な感情で動くのはやめるのだな。お前には一人の男としてではなく、一人の大人として果たすべき役割がある」
「反発しつつもお前を超えようとするギュネイや、お前を信じるクェスの事も考えてやれ」 - 『第3次Z時獄篇』第56話「シャア・アズナブルの真実」にて、シャアに対して。原作でのシャアの立ち居振る舞いを皮肉っているようである。
- 「結局、お前は私を置いていくのか!」
- 『第3次Z時獄篇』第57話「BEYOND THE TIME」において「ネオ・ジオンを任せたかった」という旨のシャアの言葉を受けて。シャアにしてみれば時空修復後の事を考えていただけなのだが、ハマーンにとっては苦い過去の繰り返しでしかなく、逆上することに。完全にニュータイプの修羅場である。
- 更に今作のシャアはアムロやカミーユを始めとするかつての仲間たちを慮るシーンが多々あるため、傷が広がったばかりか嫉妬まで上乗せされる形で敵対することになってしまう。悲しいことに、相互理解できるはずのニュータイプの悪い例を体現してしまった結果に、この時は終わってしまった。しかし…。
- 「……理性で感情を抑えることは出来ない……それが人間の限界なのかも知れない……」
- 「下衆が…!お前ごときが私の精神に踏み込めると思うなよ! ついでに教えてやろう!スペースノイドの全てがお前達に尻尾を振ったと思ったら、大間違いだという事を!」
- 『第3次Z天獄篇』第38話「ハマーンのためらい」にて、バルビエルの「サソリの毒」を一蹴して。
- 特別な手段など用いず、己の精神力とプライドだけで毒をはね退けるという離れ業をやってのける様はまさに女傑。
- さしものバルビエルもこの結果は予想出来なかったようで、毒が効かず狼狽える様をヒビキに嘲笑されるハメに。
- 「…お前は女性に幻想を持ち過ぎている」
「お前が女に頼りたいようにお前に頼りたい女がいるのを覚えておけ」
「それが世間では鉄の女と呼ばれるような奴でもな」
シャア「私と一緒に歩いてくれるか、ハマーン?」
「…そう言ってくれるのを、ずっと待っていました」
「ありがとう、シャア」 - 『第3次Z天獄篇』宇宙ルート第40話「赤い彗星の未来」にて、シャアとけじめをつけるための一騎打ちの後に彼から「ハマーンなら何も言わずとも自分の事を理解してくれると甘えてしまっていた」と告げられて。その言葉にハマーンもまた自らの憎しみを生むもの…シャアとかつて別離していた時からずっと抱えていた孤独を吐き出し、二人は遂に相互理解へと至るのであった。
- 『F完結編』を思わせるデレッぷりである。
- 「最後までフロンタルに心を残したか」
- 『第3次Z天獄篇』第45話「虹の彼方に」にて、アンジェロが撃破された直後の台詞。
- 「ジオンを…スペースノイドの神を裏切ったのはお前だ、フロンタル!」
「未来を求めて宇宙に出た人類の時を止めるお前こそが、宇宙の民の敵だ! 覚悟しろ、フル・フロンタル!」 - フロンタルとの戦闘前会話の一部。「ジオンを裏切った」と断ずるフロンタルに対する反論。
- ハマーン「哀れだな、お前は」
ミカゲ「翅無しごときに哀れまれる筋合いはない」
ハマーン「お前は愛に振り回され、それに敗れ、そして、その迷宮でもがいている…。お前が本当に愛の意味を知っていれば、少なくとも誰かを憎むような事にはならなかっただろうにな」
ミカゲ「お前は何を言いたい?」
ハマーン「お前はかつての私だよ…!だから、その業…この手で払ってやろう!」 - 『第3次Z天獄篇』第53話「愛憎のラビリンス」におけるミカゲとの戦闘前会話。
- 露悪的な物言いを繰り返すミカゲに対し、反発の声が大部分を占める自軍パイロットの中にあって、かつてハマーン自身も同じような経験をしてきたためか「お前はかつての私」と一定の理解を示しつつ、哀れみの念も覗かせる。
VTX三部作
- ドゥガチ「無様だな、ハマーン・カーン!シャアに騙され、地球連邦に尻尾を振るとは!」
「何とでも言うがいい。過去に囚われ、妄執に取り憑かれたお前よりもマシな生き方のつもりだ」
ドゥガチ「小娘が!お前もワシを愚弄するか!」
「言っておく、クラックス・ドゥガチ!既に時代は動き始めている! 旧い時代の遺物は消え去るのが宿命!この私がお前に引導を渡してやろう!」 - 『T』第47話「鋼鉄の7人」におけるクラックス・ドゥガチとの戦闘前会話。一人の戦士として異星人及びその協力者と戦う覚悟を決めたハマーンが、ドゥガチの挑発に乗るわけがなかった。
- 「そのような物言いは不愉快だ」
シャア「我々の戦いは我々のものだ。お前は関係ない」
デボネア「そうではない。人の中の不安や恐怖、怒りや憎しみを私は増幅し…」
「まだ言うか、痴れ者め!」 - 『T』第49話「果てしなく広がる未来へ」におけるデボネアとの戦闘前会話の一部。シャアと共にデボネアと遣り取りする形式での会話となっている。
- デボネアから「お前達は自分の子供のようなものだ」と言われた際に苛立ちの表情を浮かべ不愉快であることを述べるが、デボネアはそんな様子を気にもせず更に話し続けようとしたため「いい加減にしろ」と言わんばかりに怒りの一声を発して遮った。
- ハマーン自身は自分の掲げる理想と目標のために戦っていたこともあり、『デボネアによって操られていたも同然』とする観方は絶対に認めたくない思いがあったのだろう。
- 加えてデボネアの語り口は彼女の癇に障るものでもあったことから、普段は相手を「俗物」と蔑むところをこの回では「痴れ者」と一刀両断。これまで以上に語気が強く普段と違う罵り方をする唯一のシーンであろう。
スパロボシリーズの迷台詞
旧シリーズ
- 「オバ…!! …心理操作に問題があるのか? プル!! そいつは敵だぞ!!」
- 『第2次』より。ジュドーの説得を受けていたプルを注意したハマーンが、「オバさん」呼ばわりされた際に返した台詞。
- 老成している雰囲気があるとはいえ、まだ20代前半である為に、さすがのハマーンも一瞬ショックだった模様。実際、前述の「ガンダムΖΖ」のカセットドラマでも言われているが、こちらはハマーンの反応が相当違う。
Zシリーズ
- 「フ…レウルーラまで、お前と二人きりとはな」
- 『第3次Z時獄篇』第41話にて、シャアと共に帰還する際に。シャアからは「行くぞ、ハマーン」と言われただけなのにこの反応。
- 『Z』で「本心を隠している男には気を付けろ」と言っておきながら、これである。
- 「貴様もシャアと同じだ!」
「そうやって私を惑わせて楽しいか! この動物め、恥を知れ!」 - 『第3次Z時獄篇』第46話「残された時間」でのボン太くんとの戦闘前会話。
- どうも危うくボン太くんに癒されかけていたようで、一方的に大人気無い反応を返している(この戦闘前会話ではハマーンが唐突にボン太くんを責めたてている)が、ボン太くんのことをハマーン様の十八番である「俗物」ではなく「動物」と呼んでいるのがなんともはや……。
- 「悲しいな。どうやら私は受け入れられないようだ」
- 『第3次Z天獄篇』宇宙ルート第38話「ハマーンのためらい」にて、戦闘終了後に自軍に参戦するも「鉄の女が合流した」という事実と生ハマーンの凄味に大いにビビる(というか、怯える)若手たちに対して。
- 口ではこう言いながらも顔グラは不敵な笑みを浮かべており、ちょっとお茶目なハマーン様である。
- この後、アムロから「うちの若い連中は機体を降りるとシャイになる」とフォローされ、ハマーンもそれに同意している。
- 「下らんイベントだが、誰かに負けるというのは好きではない」
「全力を尽くすぞ、ノノ」 - 『第3次Z天獄篇』DLC「強きことは美しき哉II」における第2回ミスコンにノノと共に出場して。
- 「下らんイベント」と言いつつもミスコンに出場するあたり、ノリの良さは隠せない模様。
- (こ、この私がプレッシャーに圧倒されているだと……!?)
- 同じく『第3次Z天獄篇』DLC「強きことは美しき哉II」にて、タッグを組んだノノのテンションに引きつつ。確かにスペースコロニーにはこういう底抜けの明るさはそうそうないが。
- (飛ばしすぎだろ、この娘は……)
- で、その後の戦闘前会話にて。仰るとおりです。
VXT三部作
- 「悪くないストレス解消の仕方だな。どれだけ伸びるか試してみたくなる」
- 『T』第44話ハマーン共闘ルート「愛憎の果てに」より。T3に同行した理由を問われ、自分でも何のためかわからなくなる時があると心情を吐露したところ、光から「そういうときはモコナを引っ張ってみると気持ちが落ち着くよ」と言われて。
- (な、何だ…。この異様なプレッシャーは…)
- 『T』エース獲得時のサイドプランシナリオで、インタビュアーのラミィからハマーン様と呼ばれて。サギリ主人公時のラミィを見る限りプレッシャーの根本は……。
搭乗機体
一覧に無い機体はガンダムwikiを参照。
- ガザC
- キュベレイ完成前の搭乗機。劇場版では専用カラーで登場。
- キュベレイ
- ハマーンを象徴するガンダムシリーズ屈指の名機。
- アッガイ
- 『ΖΖ』第40話にて、歓楽コロニー・タイガーバウムの主であるスタンパ・ハロイが所持する機体を奪って搭乗。
- 登場早々ジュドーに「強い…逃げろ!格が違いすぎる!」と言わしめた。
- グワダン
- 『Ζ』での座乗艦。
- サダラーン
- 『ΖΖ』での座乗艦。
他作品での搭乗機体
- エルメス
- ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズにて搭乗。一年戦争時の搭乗機でカラーリングは白。
- リック・ドム
- 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』にて搭乗。最初の愛機で、純白なカラーリングが施されたハマーン専用機。
SRWでの搭乗機体
余談
- ハマーンは一部では「髪型と髪色がミンキーモモに似ている」として(邪悪な)ミンキーモモと呼ばれることがある。
- また、ギャグ路線の作品ではキャラクター描写が異なっている。
- ギャグ漫画『アクシズのハマーンさん』では“アホの子”属性の主人公としてシャアを慕って(しつこく?)追いかけ、『機動戦士SDガンダム』シリーズでは“お色気”属性としてバニー姿のハマーン様やら、お酒でへべれけ状態になっては服が少しはだける、ミネバのわがままに振り回される…など、コミカルな一面も見せる。
- ゲーム『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Z さらにできるようになったな!』ではツンデレキャラとして描かれているが、肝心のシャア(クワトロ)はハマーンの乙女心を全く理解しておらず、はにゃーんと呼んだりハマーンを口説いたかと思ったら油断した隙をついて試合の景品をかっさらったりとおちょくってばかりいる。
- 漫画『アラサーOLハマーン様』においても「仕事ができ部下にも慕われるが、プライベートは可愛い」ギャップ萌えキャラとして描かれている。
- ちなみにそのキャラクター性故かあまり注目されることはないが、本編においてもハマーンはかなりスタイルが良く、特にΖΖ本編では水着姿でそのスタイルの良さを披露している。
- 『Ζガンダム』第47話にて、ハマーンとカミーユが共鳴した際、「シャアとハマーンの幸せいっぱいな光景」が映し出されるが、漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』において「ハマーンとシャアの二人は恋人同士でもなんでもなかった」事実が明確に描写されてしまった。
- すなわち、一年戦争終結後、地球連邦政府の目が厳しい中、シャアとハマーンらのアクシズ一行はジオン本国へ視察に赴くこととなった。その過程で航路偽装のため偽名で観光コロニーに寄り、夫婦でハネムーン(という設定)の最中に撮った写真が例の光景だった…という悲しい事実が判明。しかし、ハマーン自身はノリノリで妻になりきっていた…。なお、カミーユは「同じものを見た」と言っており、その後ハマーンが激怒したことから、この恥ずかしい光景を彼にもバッチリ見られてしまったと思われる。
- 尤も、『若き彗星の肖像』の直接の続編である『機動戦士ΖガンダムDefine』は原作『Ζガンダム』と設定や展開が異なる点が多々ある事を踏まえると必ずしも『Ζガンダム』でも「妻になりきっていただけだった」とは言い切れない。
- なお『若き彗星の肖像』の作者は連載完了後のインタビューで、ハマーンの片思いという描写にした理由について「シャアの愛人とされるナナイはハマーンと全く違う女性だったので、ハマーンはシャアの好みではないと思った」という旨の発言をしている。
- すなわち、一年戦争終結後、地球連邦政府の目が厳しい中、シャアとハマーンらのアクシズ一行はジオン本国へ視察に赴くこととなった。その過程で航路偽装のため偽名で観光コロニーに寄り、夫婦でハネムーン(という設定)の最中に撮った写真が例の光景だった…という悲しい事実が判明。しかし、ハマーン自身はノリノリで妻になりきっていた…。なお、カミーユは「同じものを見た」と言っており、その後ハマーンが激怒したことから、この恥ずかしい光景を彼にもバッチリ見られてしまったと思われる。
- 名台詞の項にもある通り「俗物」はハマーンの代名詞的な台詞であるが、担当声優の榊原良子氏は「ハマーンの『俗物』という言葉が嫌いである」と2017年1月9日にテレビ朝日系列にて放送された『声優総選挙2017』[11]で発言している。
- ちなみに、榊原氏曰く「世の中天才ばかりじゃ、つまらない。(ハマーンから)『俗物』と呼ばれる人達が居るからこそ、世の中は面白い」との事である。
- 『Ζ』の放送当時、榊原良子氏は「ハマーンというのは女性としても政治家としても本当に怖い人物で、本当ならば視聴者(特に子供)に恐れられる人物として感じて貰わなくてはならない」と考えてハマーン・カーン役を演じていた。
- しかし、榊原氏は後に「ハマーンは視聴者から大変な人気を得た」と聞かされて、「(自らが立てた演技プラン通りの結果にならず)演者としての実力不足を突き付けられた」とショックを受けた事実を明かしている。
- この反省から、榊原氏は2005年から2006年にかけて上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズで、ハマーンを演じるに当たって、漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を読み込んで、ハマーンのシャアとの関係を全部洗い直し、改めて役作りを行ったという。
- 近藤和久氏のコミカライズ版『Ζ』では発射されたグリプス2のレーザーの射線上へシャアに押し込まれてしまい、道連れにされる形で姿を消した(つまりこの作品ではシャア共々戦死している可能性が高い)。
- 小説版『ΖΖ』では激突した際にキュベレイはメインエンジンが爆発するも半壊状態のままハマーン共々行方不明になっている。
- 「鉄の女」とは「強い意志を持った女性政治家」に対して使われる異名だが、元々は1976年にソビエトのマスコミが、後にイギリスの女性首相になるサッチャーの頑固な態度を批判した蔑称である。サッチャー自身がこの呼び名を気に入ったことで広く使われることになった。
脚注
- ↑ CHARACTER、機動戦士Zガンダム、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
- ↑ 「一度、暗殺に失敗している」という決定的な状況証拠がある為、大多数の人間はハマーンが実行犯であるというシロッコの言葉を鵜呑みにしてしまった。
- ↑ ただし自分の元へ向かってくるジュドーを迎撃するために道中へ容赦なく配置しているため、「ジュドーに対抗するため搦手として残存全基を注ぎ込まざるを得ず、その結果すべて叩き落されてしまったので使いたくても使えなかっただけなのではないか」という意見もある。
- ↑ 戦略的に見ても、弱体化しつつあったエゥーゴよりも圧倒的な軍事力を誇り、コロニーレーザーまで所有しているティターンズと同盟を結ぶ方に大きな利があると言え、逆にエゥーゴと同盟を結んでも、ジオン残党狩りを推し進めるティターンズの権力や軍事力を更に強化させてしまうリスクの方が高かった。
- ↑ 一方で、富野由悠季監督は、ハマーンの人物像に対し「強い男に憧れながらもそうした存在を理解できず、結果的に漁夫の利を得ようとする小悪党に成り下がった女」と痛烈な批判をしている。
- ↑ スパロボシリーズでは、様々な人間達の後押し等もあってか、互いの素直な気持ちをぶつけあって関係を修復する事もある。
- ↑ 作品によってはシャアの離反はハマーンの自業自得が混じっている
- ↑ 公私の「私」の部分については不明だが、能力・人格的に「公」の部分では対等な存在になると考えていたのが伺える。
- ↑ もっとも、ナチュラルとコーディネイターの対立や、ブルーコスモスをきっかけとした太陽系追放処分を考えれば、仮に生存していた場合は本作における五飛やトロワに近い流れでαナンバーズと対立する可能性も否めない。
- ↑ 『SD外伝』のカミーユはムンゾ帝国と敵対するアルガス王国の王子であり、ユイリィ姫の恋人であるため。何となく『ヒーロー戦記』の過保護なハマーンを彷彿とさせる部分ではある。
- ↑ 声優の榊原良子氏は、ハマーン・カーン役として第17位にランクインした
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