工藤シン

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工藤シン
読み くどう シン
登場作品

マクロスシリーズ

声優 鈴村健一
初登場SRW スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日系2世のアメリカ人)
性別
年齢 18歳
身長 168 cm
所属組織 地球統合軍
所属部隊 スカル小隊
役職 隊員
軍階級 少尉
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工藤シンは『マクロスゼロ』の主人公

概要[編集 | ソースを編集]

本編冒頭はF-14に搭乗する統合軍のエースパイロット。その後VF-0D、VF-0Aへと乗り換える。

幼い頃は明るい性格であったが、統合戦争勃発後、家族を目の前で射殺された体験をしており、その事が原因でPTSDを患っているフシが見られる。一方的に虐殺する場面を見ると、家族を射殺された体験がフラッシュバックして異常な興奮状態となり、殺した相手に対し攻撃を行なう(劇中では撃墜されたVF-0から避難しようとするパイロットにノーラが攻撃を行なった場面と、反統合同盟のエースパイロットのイワノフが「鳥の人」に一方的に殺された場面の2回。2回とも殺した相手に向けて攻撃を行っている)。

過酷な戦争体験がシンの心に影を落とした故に、家族との死別後は他人に対して心を閉ざすようになってしまう。そのためか腕は優秀だが、戦闘時のスタンドプレーなど自分勝手な行動が多いため同僚からは距離を置かれている。そんな彼の唯一友人と呼べる人間は、複座に座るレーダー迎撃士官のエドガー・ラサールのみであった。しかし、マヤン島で出会ったサラ・ノームマオ・ノームロイ・フォッカーとの触れ合いにより、次第に心を開いていく。

母艦から救援要請の連絡を受けたシンは、反統合同盟軍の可変戦闘機SV-51γ(ノーラ)に乗機を撃墜され、今なお「鳥の人」の伝説が生きる南海の孤島マヤン島に流れ着く。そこで彼は島の巫女サラとその妹マオと出会い、暫くの間共にマヤン島で過ごす。だが、マヤン島の秘密を巡って統合軍と反統合軍との戦闘が起きる。シンはパイロットが死亡したVF-0を駆り、再びSV-51γを操るノーラ・ポリャンスキーと遭遇し戦闘。何とか難を逃れた後、統合軍のフォッカーに発見・救助される。その後空母アスカにて同じく撃墜された同僚のエドガーとも再会。シンはエドガーとともにフォッカーのスカル小隊に編入され、訓練を受ける。

再度反統合軍の侵攻でマヤン島の島民が巻き添えとなった際、紆余曲折を経てシンとサラはお互い心を通じ合う関係となる。しかし、それもつかの間、サラが反統合軍との戦闘でシンが殺されたと思うと、マヤン島の伝承にある「鳥の人」が覚醒し、サラは鳥の人のコアとなってしまう。サラの憎しみが鳥の人に力を与えて圧倒的な力を発揮し、両軍の兵器に対して攻撃をはじめる。シンはサラを説得するためにVF-0を武装解除し鳥の人に突撃。しかし、彼女が鳥の人から解放される瞬間、デストロイド・モンスター核弾頭弾を放つ。サラは身を挺してシンを守り、鳥の人と共にフォールドしてどこかへと消え去ってしまう。そして、シンもまたサラを追うように青白い光に包まれての彼方へと消える。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
初登場作品。原作終了後設定。アクシズ軍に回収された後エゥーゴに救出され、スカル小隊に復帰する。EDでは戦いの中で無事に再会できたサラと共にマヤン島で暮らす事に。
今作には同名のシン・アスカ(声も同じ)がいるため、区別のために名前は常に「工藤シン」とフルネームで表記されている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2020年6月のイベント「風の歌 星の歌 生命の歌」期間限定参戦。原作終了後設定。

関連作品[編集 | ソースを編集]

Another Century's Episode:R
サラを救うべく鳥の人へ立ち向かったが、サラが去った後に惑星エリアへ飛ばされてしまい、そこで50年後の人間である『マクロスF』の面子と出会うことに。映画化されたマヤン島事件や上官ロイ・フォッカーの最期を含めたその後の歴史には流石に複雑な顔をしていた。
また、試作機とはいえ50年前の代物であるため航続距離等の点で『マクロスF』の現行機とは大きな差があり、これを補うためにエンジン部分の総取っ替えを行っている。武装面の問題から機体自体の乗り換えも提案されたが、愛着心からかシンはこれを拒否している。主人公のアルトとはノーム家の関係者同士ということかよく絡んでいた。
サラの手がかりを見つけた彼は元の世界へ戻る手がかりを探しつつ、彼らと共に新たな戦いを始める。ちなみに本作では『SC2』で絡みが無かったとの絡みがちょっとだけ存在する。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

X-Ω
閃き加速不屈
パイロットパーツ装備時
神速

人間関係[編集 | ソースを編集]

サラ・ノーム
心を惹かれあう関係となる。
マオ・ノーム
シンに遊び付き合いの間に秘密の場所に案内した。
エドガー・ラサール
シンとコンビを組む戦闘機のパイロット。彼は複座。
ロイ・フォッカー
上官。
中島雷蔵
VF-0 フェニックスの技術主任で、荒削りなシンの操縦には愛が足りないと部下の手前もあり激怒していたが、内心は機体の性能を限界まで引き出そうとするシンの操縦を評価している。
SC2では名前のみ登場
ノーラ・ポリャンスキー
反統合同盟のパイロット。劇中ではシンを二度撃墜している。肉親を殺した統合軍を憎んでおり、顔を見た統合軍所属のシンに執着する。
早乙女アルト
「マクロスF」TV版第10話の「レジェンド・オブ・ゼロ」にてマオ(ランカ・リー)とのキスシーンでシンを演じる。ちなみに、劇場版ではシンとほぼ同様の末路を辿ってしまう。
ACE:Rでは:アルトがシンを演じていると知った時は「俺はこんなにひ弱じゃない」と否定しているが、同じマクロスシリーズ主人公同士のためか絡みが多い。
グレイス・オコナー
「マクロスF」におけるマオの嘗ての同僚。
『ACE:R』においては惑星エリアでブレラ・スターンと共に最初に接触した「イレギュラー」であり、初見でその正体を見破った。
バジュラクイーンと一体化した後、「自分がバジュラを支配できたのはドクター・マオの研究の成果でもある」と語るグレイスに対して、シンは「マオがこんな事を望むはずがない!」と激怒した。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

マクロスシリーズ[編集 | ソースを編集]

一条輝マクシミリアン・ジーナス柿崎速雄
SC2ではスカル小隊の後輩。
シェリル・ノーム
『マクロスF』のヒロインにしてマオの孫。ACE:Rで対面した際には「サラと印象が似ている」と評した。
グレイス・オコナー
ACE:Rにおいては惑星エリアで最初に接触した。終盤でバジュラクイーンと一体化した後、彼女がマオについて語ったことに関して、激怒した。
藤堂潮
マクロス30にて協力していたが、後に離反。

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

クワトロ・バジーナ
SC2では彼にアクシズ軍から救出された。
ハマーン・カーン
SC2ではサラや鳥の人と共に彼女に回収された。
シン・アスカ
名前と声が共通している人物。彼もまた、戦争により家族を失い心を通わせた少女との別れという辛い経験をしている。
SC2では絡みは無かったが、ACE:Rではちょっとした絡みがあり、名前と声についてアルトから突っ込まれている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「そういえば…最後に笑ったのって…いつだったかな…」
第1話。マオに「シンって笑えるんだ」と言われた直後に呟く。
「ほーら、これが地上の星ってやつさ…」
「嫌だったら目を瞑れば良い…。好きなだけ暗闇が見えるぜ」
第2話。シンが任務でマヤン島に再び訪れ、島にある発電機を修理している最中にサラの「星を奪うのか?」の返答を発電機起動とともに村の照明に光が灯った後に発した言葉。
この時はヒネた返答をしたが、シンは第4話にサラの「星を奪う」の言葉の意味を知ることとなる。
「おれは…君を…信じる。」
最終話。鳥の人に取り込まれたサラを救う為、VF-0の爆装を全てパージする時の台詞。
鳥の人が放った赤いミサイル状の弾幕が目の前にあり、しかも回避運動もせずに爆装を全パージし突撃をするという無茶を通り越して無謀な行動を行う。サラを信じていた彼だからこそ出来た行動である。
「行っちまった…」
同上。核弾頭と共にフォールドした鳥の人とサラを見て寂しく呟く。
「たとえ滅びの未来でも、自分と違う存在を排除して得られる平和なんてものは、否定の繰り返しでしかないんだ」
マクロス30』より。当初シンは滅びの未来を変えるべく藤堂に協力していたが、目的のためには虐殺を平然と行う藤堂に反発し、結局は離反。その後、再会したノーム姉妹達に対し、藤堂達がしようとしている事を決然と否定した。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「…わかりません。見覚え…ありません…」
「知りませんよ…こんなに髪が伸びたフォッカー隊長なんて…。」
SC2にて、二年の昏睡から目覚めてフォッカーと再会した際の台詞。さりげなく初代『マクロス』『ゼロ』のデザインの違いをネタにしている。
「ちっ…できれば二度と目にしたくなかった機体だぜ…!」
SC2の中盤、南アタリア島にてマクロスを襲撃する暴走したデストロイド・モンスターを目の当たりにして。
かつてのマヤン島での戦いで事態を最悪なものへと導いた忌まわしい機体を前に、シンは不快感を隠せない。
「俺はこんなにひよわじゃない」
ACE:Rにて、自身の体験が映画になっており、その主演がアルトと聞いて。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

VF-0 フェニックス