「主人公」の版間の差分
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− | 作品によっては存在感のある前作主人公や脇役が本来の主役以上に目立ってしまう場合もある。例えば、『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の主人公[[剣鉄也]]は前作主人公の[[兜甲児]]に、『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では[[シン・アスカ]]が前作主人公の[[キラ・ヤマト]]に終盤実質的な主役の座を奪われた。また『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ライバル]]キャラである[[マイヨ・プラート]]は主人公の[[ケーン・ワカバ]]から物語の主導権を奪い、[[次回予告]] | + | 作品によっては存在感のある前作主人公や脇役が本来の主役以上に目立ってしまう場合もある。例えば、『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の主人公[[剣鉄也]]は前作主人公の[[兜甲児]]に、『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では[[シン・アスカ]]が前作主人公の[[キラ・ヤマト]]に終盤実質的な主役の座を奪われた。また『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ライバル]]キャラである[[マイヨ・プラート]]は主人公の[[ケーン・ワカバ]]から物語の主導権を奪い、[[次回予告]]でもネタにされていた。しかしスパロボでは、このような主役交代が再現されることは殆ど無い。稀な例としてはゲームの公式サイト紹介において、OVA版『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』における[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]は[[號]]の代わりに主人公扱いされている。 |
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− | 新主人公の見せ場を作るために、敢えて前作主人公を主舞台から遠ざける場合もある。例えば、『[[機動戦士Ζガンダム]]』前半の主舞台は宇宙だが、前作主人公の[[アムロ・レイ]]は[[地球]] | + | 新主人公の見せ場を作るために、敢えて前作主人公を主舞台から遠ざける場合もある。例えば、『[[機動戦士Ζガンダム]]』前半の主舞台は宇宙だが、前作主人公の[[アムロ・レイ]]は[[地球]]に滞在していた。この場合は、中盤~後半にて前作主人公が登場し、先達として新主人公に助力することが多い。その反面、「前作主人公の存在について全く触れない」という極端な例もある。 |
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− | + | 前作主人公が痛ましい状態で新作に登場し、前作との幕間で悲惨な目にあっていたことが発覚する、という場合もある。これは前作がハッピーエンドであるほど、衝撃が大きい。スパロボ参戦作品では、『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』におけるTV版主人公[[テンカワ・アキト]]が代表例といえる。 | |
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=== [[スーパーロボット大戦シリーズ]]の主人公 === | === [[スーパーロボット大戦シリーズ]]の主人公 === |
2016年5月7日 (土) 18:05時点における版
主人公(Protagonist)
物語の展開上において最も重要な立ち位置の人物。基本的にストーリーは主人公中心の視点で進められる。作品によっては主人公格のキャラクターが複数設定されていたり(『超重神グラヴィオン』の天空侍斗牙、紅エイジ、クライン・サンドマンなど)、逆に主人公を意図的に設定しない場合もあり、例えば『電脳戦機バーチャロンシリーズ』は原作ゲームの性質上特定の主人公が設定されていない。
ロボットアニメ各版権作品の中でも、主人公こそが最も目立つ。主人公は、基本的に様々な物事を経験して人間的に大きく成長していく存在として描かれる。また作品内で大抵トップクラスの実力を持つ(あるいは実力をつけていく)為、戦闘シーンでの存在感も大きくなっている。
前述したとおり、基本的にストーリーは主人公中心の視点で進められる。そのため、主人公が重大な秘密を知る展開が多い。 これに限らず、「一介のパイロットが、政治家も知らないような機密を知り得ることは不自然だ」という見方もあり、主人公よりも政治に明るい脇役が機密を知り、主人公に代わって視聴者に伝える手法もある。
主人公と主役機
基本的には、主人公こそが主役機の操縦を務める。ただし中には、『破邪大星ダンガイオー』のミア・アリスのように、主役機のメイン操縦を仲間に任せ、自分は同乗者としてサポートに徹するキャラクターが存在する(『魔境伝説アクロバンチ』の蘭堂ジュンも同様のケース)。また、『交響詩篇エウレカセブン』のレントン・サーストンは、前半はサブ操縦者扱いだったが、後半からはメイン操縦者に転向する。
他にも、『戦国魔神ゴーショーグン』の真田ケン太や、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のアルフレッド・イズルハ、『天空のエスカフローネ』の神崎ひとみのように、主人公でありながらロボットに乗らないキャラクターも存在する。こういったキャラクターはスパロボにおいては出番が少なく、あるいは完全にカットされてしまっているケースもあり、原作未視聴者には作品の主人公が別のキャラ(ロボット兵器の操縦者)だと勘違いされることもある。
主人公の存在感
作品によっては存在感のある前作主人公や脇役が本来の主役以上に目立ってしまう場合もある。例えば、『グレートマジンガー』の主人公剣鉄也は前作主人公の兜甲児に、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではシン・アスカが前作主人公のキラ・ヤマトに終盤実質的な主役の座を奪われた。また『機甲戦記ドラグナー』のライバルキャラであるマイヨ・プラートは主人公のケーン・ワカバから物語の主導権を奪い、次回予告でもネタにされていた。しかしスパロボでは、このような主役交代が再現されることは殆ど無い。稀な例としてはゲームの公式サイト紹介において、OVA版『真ゲッターロボ 世界最後の日』における竜馬は號の代わりに主人公扱いされている。
新主人公の見せ場を作るために、敢えて前作主人公を主舞台から遠ざける場合もある。例えば、『機動戦士Ζガンダム』前半の主舞台は宇宙だが、前作主人公のアムロ・レイは地球に滞在していた。この場合は、中盤~後半にて前作主人公が登場し、先達として新主人公に助力することが多い。その反面、「前作主人公の存在について全く触れない」という極端な例もある。
前作主人公が痛ましい状態で新作に登場し、前作との幕間で悲惨な目にあっていたことが発覚する、という場合もある。これは前作がハッピーエンドであるほど、衝撃が大きい。スパロボ参戦作品では、『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』におけるTV版主人公テンカワ・アキトが代表例といえる。
スーパーロボット大戦シリーズの主人公
スパロボにおいて主人公の概念が生まれたのは『スーパーロボット大戦EX』からである。同作品では『魔装機神』を主軸に据えた関係上、主人公名称などは固定であったが、『第4次スーパーロボット大戦』において、名前変更や誕生日など現在も続くユーザーメイキングスタイルによるバンプレストオリジナルの主人公方式が確立された。主人公となる人物はかつては複数から選択可能であったが、近年は単独主人公制がメインとなっている(現時点で選択制を採用したのはZが最後である)。
なおCOMPACTやα外伝のように、第4次以降の作品でもオリジナル主人公が存在しないケースは稀にある。
当初のスパロボオリジナル主人公は誰を選んでもストーリーに影響がなく、純粋なプレイヤーの分身的存在だった。しかし近年では主人公を中心としたオリジナル設定の比重が大きくなり、ストーリー上でも重要な存在となっている。
デフォルト名は全ての主人公に設定されているが、ゲーム開始時に名前を変えることが可能(一部の作品を除く)。それ故、声付きの作品においては、敵味方とも主人公の名を戦闘画面で喋ることは少ない。また、作品によっては誕生日も変えることが可能で、その場合同じく変更可能な血液型との組み合わせで特殊技能と精神コマンドが決定される作品が多い。
オリジナルキャラのみで展開されるOGシリーズについてはOG1にてリュウセイとキョウスケをそれぞれ主人公に立てていたが、OG2から第2次OGまでは群像劇のスタイルが取られ特定の主人公が設けられていなかった(ただしスーパーロボット大戦OG ジ・インスペクターにおいてはキャラクター紹介においてキョウスケが全体の主人公として強調されている)。その後『OGDP』のシュウ・シラカワ、『OGMD』のトーヤ・シウンと再び主人公枠が設けられている。主人公外伝作品である『無限のフロンティア』シリーズは作品ごとに主人公が立てられ、また『魔装機神』シリーズは非正史タイトルを除き一貫してマサキが主人公を務めているが、『魔装機神F』ではストーリー開始当初にマサキが不在となっている関係上、シナリオ序盤はサキトが主人公的立ち位置を与えられている。
話題
クロスオーバーの一環として主人公格のキャラクターには、他作品の有名な敵(シャア・アズナブル、ギム・ギンガナム、ラウ・ル・クルーゼなど)との間に戦闘前会話や特殊戦闘台詞が設定されていることが多い。
近年では、終盤のスパロボオリジナル大ボスと対戦する際にも専用の台詞が設定されることが定番化している。
主人公一覧
版権作品
原則としてスパロボに登場したキャラを記載する。
スパロボでCV収録がされた声優は太字で表示。
バンプレストオリジナル
- 『EX』以降でオリジナル主人公の存在しない作品は『スーパーロボット大戦COMPACT』『スーパーロボット大戦α外伝』『スーパーロボット大戦モバイル』『スーパーロボット大戦Card Chronicle』の4作。OGシリーズについては先述の通り、OG2以降一部を除き特定主人公は設定されていない。