ティターンズ
ティターンズとは、『機動戦士Ζガンダム』に登場する敵対組織。
概要と経緯
ティターンズは宇宙世紀0083年の公式記録から抹消されている「デラーズ紛争」を利用した地球連邦軍の有力将校であるジャミトフ・ハイマンによって結成された精鋭部隊を主体とした軍閥組織である[1]。「地球圏の治安維持」、中でも最も重要な「ジオン公国軍残党の掃討」を名目上の目的としているが、実質的には、連邦内部の実権を握ろうとする「ジャミトフの私兵集団」と言える存在である。
ジャミトフは一年戦争・デラーズ紛争の傷とスペースノイドへの恐怖心を利用し、「彼らが第二のジオン公国となる」という主張を唱え、連邦軍内部の予算を獲得していく。また、ジャミトフは大陸復興公社と地球の賭博組合であるインターナショナル国債管理公社の総裁でもあり、それが彼の資金源となった。デラーズ紛争直後はジオン残党に対する危機感が高まっていた時期でもあったため、ティターンズは連邦軍内部で徐々に勢力を拡大し、アポロ作戦の前後には地球連邦政府議会で地球連邦軍をティターンズの傘下に置く法案決議が満場一致で可決され、一時は連邦軍の全権を掌握するまでに至った。
ティターンズは連邦内でも地球出身者で確かな実力を持ったエリートパイロットやガンダムタイプのモビルスーツの操縦経験のある者等がスカウトされている為、一般では「エリート部隊」[2]として認識されているが、自身がエリートである事を鼻に掛ける者が多く、またジオン残党を含めたスペースノイドを強く侮蔑している者が多い。連邦内部においてはティターンズではない連邦軍人と同じ階級でも実質的には一階級上の待遇と権限が与えられ、階級が上である一般の連邦軍人を平然と殴打したり、軍事施設内部で死傷者が出るような事故を起こしても「一切お咎め無し」になっている。
『Z』作中ではスペースコロニーに対する毒ガス攻撃、ジャブローを味方ごと核で爆破[3]、(エゥーゴの本拠地がある)月面都市「グラナダ」へのコロニー落とし未遂事件、グリプス2から住人を追い出してコロニーレーザーへ改造し、さらにそのコロニーレーザーを民間のコロニーに向けて試射する等[4]、その暴虐な振る舞いは枚挙に暇が無い[5]。これらの行為はバスクやジャマイカン等の急進派が独断で行ったものが大半を占めており、組織としての統制も規律も自制もグリプス戦役終結を待たずして失われていた。故に、それらの暴挙が反対派を別軍閥組織であるエゥーゴとして結集させる結果になった。また、ティターンズは自らの横暴ぶりによって、身内である連邦政府だけでなく、身内のティターンズ将兵も疑念を抱くこととなり、クワトロ・バジーナがシャア・アズナブルとして行ったダカール演説[6]により地球連邦軍の私物化と暴虐な振る舞いを非難されたことで地球の一般市民や連邦軍の支持も失った[7]。
ジャミトフが政治活動に専念していた事もあり、次第にティターンズの実戦部隊はバスクによって私物化され、さらにグリプス戦役後期にはシロッコの台頭によってジャミトフのコントロールが効かなくなっていった。一方で暴挙で律する将兵もいれば、逆に開き直って「政府の軍閥化を推し進め、恐怖支配」まで行う者[8]までいる始末。そのため一時手を組んだアクシズもこのまま同盟を結んでは都合が悪いとエゥーゴ側へついてしまう。
その後、地球圏各地でエゥーゴとの抗争が激化し、最後はアクシズを含む三つ巴の戦いに発展し、最高指導者ジャミトフの暗殺、最終的にはグリプスでの決戦でバスクやシロッコといった中心人物の死亡やコロニーレーザーによる主力艦隊壊滅によってティターンズは崩壊する。
その後、一部の残党及びMSは本来なら交戦相手であるネオ・ジオンに投降または吸収され、連邦軍に拘束された者達は原隊復帰できれば幸運な方で、多くは「地球連邦軍の暗部・恥部」としてトリントン基地のような僻地に左遷されるか、連邦にとって不都合な面を隠蔽する、(あるいは元ティターンズメンバーにその罪を着せるという目論見も有って)ティターンズ側にとって徹底的に不利な状況の不当な裁判(あらゆる罪を擦り付け、最終的に死刑・極刑判決を下す)を受けている[9]。宇宙世紀0090年になり地球連邦政府により『元ティターンズ救済委員会』が新たに創設され『ティターンズ救済機構』が組織として活動する。これにより過度に元ティターンズ兵達に追求の手が及ぶ事は無くなり社会復帰を支援している(『ジョニー・ライデンの帰還』より)。『救済機構』により民間軍事会社に就職したり、月面都市で穏やかな暮らしを求める者、それでも追求を受けて(救済機構も完全なものではなかったため)火星へ移住した者達もいれば、最悪なケースとして連邦への不信感や憎悪で軍を脱走、本来の敵であるジオン残党や「汎アフリカ解放同盟」等の反連邦組織に所属することを選択した者もいる模様。また、ティターンズが運用していた機体もグリプス戦役終結後に生産・運用がストップし極一部を除いて後継機が作られることもなく[10]、大半はジオン共和国や民間軍事会社に払い下げられるか廃棄処分となるが、一部の機体はネオ・ジオンや袖付きを始めとしたジオン系組織等に渡っている。
後にシャアは演説中にティターンズを「反連邦政府運動」と見做しており、連邦側の人間であるアムロやブライトもそれを否定する素振りを見せていないばかりか「反連邦の連中」と認識している事から、ティターンズはグリプス戦役前半のような主流派ではなく、「過激な異端派」や「連邦版ジオン残党」という位置付けに収まっている。ただし、宇宙世紀0168の時代では、ティターンズの流れを汲む新組織である「キュクロープス」が登場するなど、その意図を正しく継承しようと考えている軍人も僅かながらいたようである。
総評
当初より、黒いイメージカラー(いわゆる、「ティターンズカラー」)で「目に見えて鼻に突く嫌な奴ら」を中心とした、分かり易い敵として設定された存在であり、「権力に驕って横暴の限りを尽くし、結局は地球環境を汚染するアースノイド」「精鋭部隊とは名ばかりの、地球至上主義に凝り固まった危険思想を孕んだ集団」「連邦軍と言う皮を被り、攻撃の対象をスペースノイドに変えたジオン」の急先鋒のようなイメージが持たれているが、アジス・アジバ中尉(SRW未登場)や外伝作品の登場人物のように、スペースノイドに偏見を持たない人物も多く、利害が一致したエゥーゴと休戦して暴れている自軍を制止したりする等、良心的なティターンズ将校も中には存在する。
2000年代以降は、2002年から2007年に連載された小説および漫画作品『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)等のティターンズ視点の物語ができた事によって、「ティターンズのグリプス戦役時の暴走は、バスクやジャマイカン等の一部の急進的かつ過激な思想の持ち主によるもので、ティターンズ全体がそのような組織ではない」という観点に基づいた作品も登場してきている[11]。
また、SLG『ギレンの野望 アクシズの脅威』でのティターンズ(ジャミトフ)編のシナリオでは「世論評価(アライメント)が非常に高い状態でシロッコのハマーンとの二度目の同盟提案を飲み、エゥーゴ滅亡後、シロッコのバスク粛清要望を飲むと、シロッコ一派も忠臣のままで安定する組織」として描かれている(反対に世論評価を満たしてない状態で二度目の同盟提案を飲むと史実死、どちらかでも飲まないとシロッコ一派がアクシズに寝返る)。
スパロボシリーズにおいて
基本的にプレイヤー部隊が地球連邦軍(に相当する軍)所属である事が多い関係上、同じ連邦軍の特殊部隊として最初は味方である事も多い。しかし、プレイヤー部隊との関係は悪く、互いに「内なる敵」とも言える存在同士であり、いずれの作品でも最終的には完全に敵対する事になる。
αシリーズ後は『Ζガンダム』参戦時にも本編の内容が再現される事は少なく、既に壊滅済で言葉の端に程度の扱いが多かったが、劇場版設定での参戦に伴い再び活躍の機会も多くなっている。その際にはブルーコスモスのような共通点が多い組織と組むケースが多い。
他の地球外組織とは基本的に敵同士であるが、『旧シリーズ』ではドレイク軍と同盟を結んでいる。しかし、ティターンズが地球圏防衛の為に地球外組織と戦うケースはあまり描写されない。
異星人や地下勢力といった人外の敵が多数出現するSRWの世界において、ティターンズの艦隊とモビルスーツのみで地球を防衛できるはずもないばかりか、人類の存亡がかかっている現状を無視して人類同士の争いを続けたり、プレイヤー部隊を一方的に悪者扱いして支持を集めるも、当のティターンズがプレイヤー部隊を超える活動が出来たわけでもないばかりか、その代案や施策がいい加減だったりと、「先見性が無く大局を理解できない滑稽な集団」になってしまっている[12]。とはいえ、『第4次』や『α外伝』のように特機を接収しようとする作品もある(ただし実際に運用出来るノウハウがあるかは別問題だが)。
ほとんどの場合、原作最序盤はゲーム本編以前に消化済みのため、エマは最初からティターンズを離脱している。また、説得によるフォウの自軍加入は半ばお約束となっている他、ロザミア、サラ、レコアが自軍入りする場合もある。ジェリド、ライラ、カクリコン、ヤザン等、内戦が発生していない時期において自軍入りするキャラクターも多い。
登場作品
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 「先の大戦後、投降してきたディバイン・クルセイダーズ残党の一部を編成した」という設定。
- 最初は味方だが、中盤になるとジャミトフが野心を露わにし、コーウェンの暗殺やドレイク軍との同盟を結ぶ等の行動を行って、自身が追い立てたロンド・ベルと敵対する。
- 所有する機体は「ガンダムシリーズの敵メカ全般」というくくりであり、ドライセンやドーベン・ウルフ、バウ、R・ジャジャ、更にはダブデといった(原作シリーズでの)ジオン系の機体はもちろん、クロスボーン・バンガード製の筈のベルガ・ギロスまで普通に使用している[13]。
- 一応地球連邦の組織としてDC残党を攻撃するマップがきちんとあり、加えてDC残党にいるのも世界征服を企むDr.ヘルや原作でジオン所属だったランバ・ラル等であるため、曲がりなりにも地球に住まう人間の為には働いており後の『α』ほどの迷走はしていない。
- 『第3次』で死亡したシロッコは仕方無いにしても、何故かバスクが登場しないため、現場部隊の指揮はジャマイカンが執っている。
- スーパーロボット大戦F
- ポジションはほぼ『第4次』と同様。ゲスト・ポセイダル軍との最前線での戦闘はロンド・ベルに任せ、手柄の部分だけを掻っ攫うというやり方でマサキらの反感を買う[14]。
- なお、本作ではトレーズやゼクス等の『新機動戦記ガンダムW』のOZのメンバーもティターンズの一員であり、カミーユもロンド・ベル異動前にはティターンズに所属していた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 連邦内での発言権を強め、サンクキングダム攻撃により対立したロンド・ベルを反逆者として抹殺しようとする。邪魔なトレーズを幽閉し、ドレイク軍と同盟を結ぶ。死んだと思われていたシロッコ(実はゲストにより生み出されたかつての彼のクローン)を迎え入れる等、順調に勢力を伸ばしていくが、数々の不正をトレーズの演説によって暴かれてジャミトフは失脚する。
- ジャブローを自爆させた後は、香港に向かいウォン・ユンファの協力を得て宇宙に脱出を図るが、ロンド・ベルに阻止され大半の勢力を失った。その際、シロッコによりジャミトフは暗殺されその後はシロッコが実権を握る事になる。
- ポセイダルルートでは、ポセイダル軍と手を結ぶもののルナツーでの決戦で壊滅(しかし、ジェリドのみ秘かに生き延び、最後の敵となったシャピロに特攻するイベントが用意されている)。
- DCルートでも、ポセイダル軍と手を結び、ルナツーでの決戦で敗北する。その後、ロンド・ベルが火星でゲストと決戦している隙をついてアクシズ落としを敢行するも、帰還したロンド・ベルにより作戦は失敗。シロッコを中心としてではあるものの、何気に最終戦まで主力の敵として登場を果たす等、意外に長期間にわたって敵役として活躍した。
- 主にアッシマー、ガブスレイ、バイアランを主力としてくる(たまにガザCやバウ等のネオ・ジオン系の機体が混ざる)が、『Ζ』時代純正の機体は戦艦含めて獲得資金がやけに安い(名前つき専用機やドゴス・ギアなどは一応例外)。
- 対立初期は地球連邦軍を前衛に立てる事もしたが、ロンド・ベルが連邦軍との交戦は避けている事から「通常編成の軍よりティターンズの方が役立たず」等という評判が立ちかねないため、ティターンズ自身が前衛に立たざるを得なくなっている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ほぼ原作の展開を忠実になぞる。本作ではOZと組んでガンダム量産計画を推進し、一部にモビルドールも導入されたガンダムMk-IIを量産するなどした。ダカール演説後には急速に崩壊し、ゼーレに拾われて彼らの私兵となり、ネルフ襲撃の実働部隊として使役される。
- 他にもジオンと密約を交わして地球降下を招く、ジュピトリアンに降る者が出る、宇宙怪獣や使徒といった人外の脅威を軽視する等、「大局を理解できない利己的で視野の狭い組織」という印象が定着してしまう。
- スーパー編第5話では甲児から「チタンだか、タイタンズだかは何やってんだ!?」と名前を間違えられていた。
- エンディングではゼーレとロームフェラ財団の後押しに加えてロンド・ベル隊が地球圏を追放されていたこともあり、再び実権を取り戻す。DC版『α』では『α外伝』のシナリオをベースにしたステージで壊滅する。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 序盤の現代編における最大の敵。旧SDF及びロンド・ベル隊のメンバーを逮捕し、イージス計画の実行役をかすめ取る為、極東地区を襲撃して計画の実行に必要なスーパーロボットの接収を謀る等、地球圏の掌握を企んだ行動に出た。逮捕されたメンバーを人質としているため、一部の旧SDFメンバーはティターンズの言いなりとなり、敵対するマップも少なくない。しかし、プリベンターによる残存メンバーの回収、逮捕されたメンバーの奪還作戦の成功により形勢が逆転。統一宣言をするはずだったマクロスシティに殴り込みをかけられ決戦となり敗北。ヤザン等の一部を残して主要メンバーが悉く戦死し、組織としては事実上壊滅する。
- マラサイやアッシマーらお馴染みの機体に加えてジム・クゥエルがシリーズで唯一ティターンズの戦力として登場し、接収していたジオン軍やジュピトリアンのMS、また両勢力の強化人間であるプルツー、カテジナも再調整してこちらに差し向けてくる。またマクロスを制圧したが戦闘ユニットとしては使用しない(ムービーでミサイルを打つ姿は映る)が、マクロスシリーズの機体ではゴーストX-9とデストロイド・モンスターをAI搭載で使用してくる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『α外伝』で既に組織は崩壊しており、一部の残党が登場。
- 「スクールはティターンズの機関」という設定になっており、アラドやゼオラは当初はヤザン配下のティターンズ残党として登場。ヤザン達は最終的にシャアのネオ・ジオンに付き、本作でも戦死せずにしぶとく生き残る。一般兵の搭乗機はバーザムで統一されている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 劇場版準拠。序盤から終盤まで長く登場する。多元世界形成後は新地球連邦軍の中心勢力となる。メンバーの多くがファントムペインに出向している。ティターンズ構成員の人間的な面も描かれるが、組織としてははっきり「悪」であり、ユニウスセブン落下を黙認する暴挙に出ている。
- 同じくαシリーズでプレイヤーおよびプレイヤー部隊を大いに苦しめたブルーコスモス共々、今作であっけなく壊滅する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 前々作で壊滅済みだが、エスター・エルハスとトライア・スコートとの会話に出てくる。UCWで過去に同じ連邦軍の内部組織であるエゥーゴと戦い、敗北した事実を聞かされたエスターがトライアに語っており、ティターンズはZEXIS内で評判の悪いOZやアロウズに例えられている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇/天獄篇)
- やはり壊滅済みだが、「ティターンズの尻尾」とも称される人物が登場したり、クロノの影響下にあった組織の一つとして度々名前に挙がる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 作中ではティターンズについて詳しい説明が無いが、東京都心部でサイコガンダムの実験を行っている事をロンド・ベルが察知、阻止すべく攻撃を仕掛けるという展開から、反地球連邦勢力と認識されている模様。
- ジャミトフについても言及が無く、シロッコが総指揮官となっている。バスクは登場しているのだが、本作では大人しくシロッコに従っている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2、スーパーロボット大戦IMPACT
- 本編前に壊滅している設定だが、残党がハマーンのネオ・ジオンに降っている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 本作でも本編開始前に壊滅済の設定。ジェリドやヤザンが残党を率いて顔見せ程度に登場する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 本編前に壊滅済。最終話でヴィンデルが「闘争を日常とする世界であれば、ティターンズのような組織の台頭を招くことは無かった」と語っている。
- ただし、本作ではティターンズ壊滅後であるにも拘らずデラーズ・フリートが星の屑作戦を実行する等、原作の視点ではかなり矛盾した部分も多い。
- スーパーロボット大戦BX
- 宇宙世紀ガンダム作品が『UC』のみの参戦であるため既に壊滅しているが、アロウズと共に「地球連邦を腐敗させた組織」として名を挙げられている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ソーディアンの超常的な力を狙う勢力の一つとして描かれるが、名前付きのキャラクターで登場するのはシロッコとバスクのみ。
- しかもバスクは主力艦隊を率いて宇宙で高見の見物中であった所を「恐竜帝国のマグマ砲によって艦隊ごと一網打尽」というあっけない最期を迎える。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初めて劇場版準拠で登場。『Z』に先駆けてロゴスやファントムペインとの絡み等が展開される。
- 本作では戦闘システムの仕様上、アッシマーやハンブラビ等のティターンズ所属の高機動MAが猛威を揮う。登場キャラは少なく、ジャミトフやバスク、更にはジェリドすらも登場しない。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- (宇宙世紀世界では)2年前にグリプス戦役が勃発し、そこで壊滅したものの、一部メンバーが生き延びており、Gハウンドに参加している。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 主だった人物達はスペシャルズ=OZに入隊している。基本的に反トレーズ派はティターンズ色が濃い。自組織がOZに入隊した場合、何回かジェリドやシロッコらと協同作戦を行う事に。
- スーパーロボット大戦MX
- 本編前に壊滅済。グリプス戦役前にテンカワ夫妻が乗ったシャトルを爆破した張本人だと噂されていた。
- なお、とある会話の中で「タイタンズだかティターンズだか知らないけど」という台詞もあるが、これは野球チームの話であり組織としてのティターンズを示すものでは無い。
- スーパーロボット大戦GC
- ゲーム中での出番は無いが、中盤のサブシナリオにて強化人間の研究をしていた一部の過激な勢力として話題に出される。連邦軍内部の腐敗を是正しようとする動きが出たことで、「主人公らがガンドールで外宇宙に出ている間に、イゴール長官の協力もあって、ジャミトフ達は既に拘束済み、名前すら出る事無く解体」というまさかの事実が判明する。
- スーパーロボット大戦XO
- 「レビル将軍の死後に一時は連邦軍を乗っ取ろうとまでしていた秘密組織」という説明が追加され、名前が登場するようになった。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ドレイク軍と同盟しカイルスと敵対するが、一方で恐竜帝国のマシーンランドにも対抗し人類の脅威とも戦っている等、まっとうな業績も語られている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 30バンチ事件を起こそうとするも、作戦を察知したブレックス准将の指示により派遣された特務隊のクワトロとカミーユ、そしてコロニーの刹那によって阻止され首謀者は逮捕、ティターンズは名前すら出る事無く結成前に解散となった。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2章から登場。地球連邦内の三大派閥の一角という扱い。ジャミトフも割と出番は多めなものの、やはり暗殺されてしまう。
- スパロボ的には概ね平常運行のティターンズだが、戦力がMS=シューターが多めで、射撃で母艦に掠り傷を負わされただけでS評価を逃す設定が多いあたりなので、嫌がられる敵勢力ではある。
- 珍しい方向性の"IFのティターンズ"としては、2018年12月の期間限定イベント『起死回生のシャア』が挙げられる。当イベントでは前史において異星人襲来によりグリプス戦役が中断、シロッコはティターンズ乗っ取りに成功して連邦軍をほぼ掌握。シロッコは准将、ジェリドも少佐に昇進して、ロンド・ベル(概ね旧シリーズのゲーム後半におけるスーパーロボット混成所帯のロンド・ベルのイメージ)をも実質の指揮下に置いていた。
- スーパーロボット大戦DD
- 『Ζガンダム』が終了後のためゲーム開始時点ですでに壊滅しているが、ジェリド率いる残党(機体はバーザムが多い)が何者かの協力を得てラプラスの箱争奪戦に加わる。
- ロンド・ベルがロンデニオンから脱出しようとするシャアを追いかけようとしたタイミングで攻撃を仕掛けてくる場面があり、支援者はアナハイムのようなネオ・ジオンとティターンズの双方と繋がりのある者ではないかとブライトは推理している。一方でミネバはビスト財団なら連邦正規部隊を送り込んでくるので後ろ盾は別の者達と推理している。
- スーパーロボット大戦30
- 『Zガンダム』が終了後のため、既に壊滅している。本作では「コードギアスシリーズ」との兼ね合いからブリタニア系だった事がキーミッション「ジルクスタンの闇」で語られている。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- エゥーゴ軍のエリート部隊という、原作から見ると奇妙な立ち位置で登場(地球が舞台ではないので地球連邦という言葉を出せないため)。クーデターを起こし一時的にエゥーゴの実権を握るが、直後にシロッコによってジャミトフ(名前のみ登場)とバスクが暗殺され失敗。その後は登場しない。
主な人物
- ジャミトフ・ハイマン
- ティターンズ総帥。ティターンズの影響力を増大させて地球連邦の実権を掌握しようとしたが、パプテマス・シロッコにより暗殺される。
- 真の目的は「地球環境再生のために地球の人口を減らすこと」であったが、それに気付けた者はごく少数だった。それを踏まえるとティターンズが地球出身者で構成されている理由も「軍事作戦を理由にしてアースノイドを宇宙に上げていた」という見方ができる。
- バスク・オム
- ティターンズの実戦司令官。ティターンズ内部における強硬派の代表で、30バンチ事件を引き起こし、スペースノイドを大量虐殺した。ジャミトフの死後はシロッコと対立するが、結局は殺害される。
- 結果的にバスク・オムは、ティターンズの悪評に拍車を掛け続けた張本人だと言える。
- ジャマイカン・ダニンガン
- 参謀だが、典型的な小物指揮官と言った感じの人物で、殆どバスクの腰巾着と言える。戦闘中ヤザンを巻き添えにしようとした事から、彼に謀殺される。
- バスク・オム同様、ティターンズの悪評を高めた人物。
- パプテマス・シロッコ
- ジャミトフを暗殺し、ティターンズの実権を掌握。その後は敵対したバスクを打倒するが、最終決戦には自身もカミーユに敗れて死亡した。
- ジェリド・メサ
- MSパイロット。士官学校出のエリートで、後半にはジャミトフの護衛員に選ばれるなど出世するが、ジャミトフの暗殺後はシロッコの配下となる。
- 『Ζ』第1話「黒いガンダム」での初登場時から「鼻持ちならない嫌な奴」として登場し、視聴者にとってのティターンズという組織の印象を決定付けた人物。
- また第1話でカミーユの名前を馬鹿にした事が原因で殴打され、それ以降執拗に彼を狙い続けるがことごとく敗北し、最終的にはカミーユに敗れ戦死した。
- マウアー・ファラオ
- ティターンズのMSパイロットで、ジェリドの恋人。
- カクリコン・カクーラー
- MSパイロット。ジャブローへの降下作戦直前に死亡。劇中で一般の連邦軍人であるブライトを殴る等、ジェリドと同様にティターンズの傲慢振りを現した人物。
- エマ・シーン
- MSパイロット。ティターンズの中では純粋に本来の目的に忠実であった人物で、その為にティターンズのやり方に疑問を持ちエゥーゴに投降する。
- ヤザン・ゲーブル
- MSパイロット。作中のティターンズパイロットでは、屈指の実力者で部下にも慕われる部下思いの一面もあるが悪人面と戦闘狂と言う面から誤解をされやすい。
- ティターンズの思想には特に興味も関心も無く単に『最前線で戦争が出来る』と言うだけで入った傭兵気質だが、無用な殺戮や民間人への攻撃は、露骨に嫌悪する。
- ヴァースキ・バジャック時代には救済機構の元でトラウマを抱えつつも一応の感謝を示しながら働いている事から恩義には必ず報いる性質を持つ。
- ダンゲル・クーパー、ラムサス・ハサ
- MSパイロット。ヤザンの直属の部下。
- レコア・ロンド
- 元はエゥーゴのMSパイロットであったが、ティターンズに寝返る。
- ベルナルド・モンシア、チャップ・アデル、アルファ・A・ベイト
- MSパイロット。『0083』の終盤にて、結成間もないティターンズに入隊する。
- ちなみに、モンシアは『0083』本編では始終主人公の味方側の人物であったが、スペースノイドを侮蔑する発言がある等、思考的には悪い意味でのティターンズのイメージに近い。
- イワン・パサロフ、ジャクリーヌ・シモン
- ブリッジクルー。『0083』の終盤にて、結成間も無いティターンズに入隊する。
- ライラ・ミラ・ライラ
- TV版『Ζ』においてはあくまでも地球連邦軍のMSパイロットであったが、劇場版およびSRWではティターンズ所属。
- アジス・アジバ
- MSパイロット。SRW未登場だが、『第4次(S)』では彼同様にティターンズの正当性を疑う名無しのティターンズ兵が出てくる。
- ブラン・ブルターク
- 原作では地球連邦軍所属で、ティターンズに反感を持つ描写もあったが、SRWではティターンズ所属である事も少なくない。
- ベン・ウッダー
- ブランの部下。SRWではティターンズ所属にされる事もある。
- ロザミア・バダム
- MSパイロットでオーガスタの強化人間。
- 原作初登場時はブランの部下で地球連邦軍所属なのだが、後半ではティターンズに属する。やはりSRWでは最初からティターンズ扱いの場合も。
- ゲーツ・キャパ
- MSパイロットでオーガスタの強化人間。ロザミアの「兄」の一人。
- ティターンズ兵
- 一般兵。
他作品での関連する人物・組織
人物
所属
- 『第4次(S)』の副主人公
- 序盤の選択肢で恋人が「いる」を選ぶとジェリド達の隊に配属されている。中盤「宇宙へ」か「ティターンズ台頭」で主人公が説得すると乗機のバイアランと共に自軍に参入する(「いない」を選択すると、そのシナリオ終了後に補充人員として自軍に配属されてくる。この場合、主人公とは初対面となる)。
- イルムガルト・カザハラ
- 『第4次』では副主人公である場合に所属している。『α外伝』では前作での罪状を抹消する為にティターンズに属したが、裏切ることになる。
- ガルド・ゴア・ボーマン
- 『α外伝』ではミュン達を人質に取られた事もあり、一時的に所属。
- ハザード・パシャ
- 『IMPACT』では、かつて所属していた設定。
- オーネ
- 『ZSPD』の登場人物にして、ノワール7のリーダー。自分の目で見たもの以外を信じたくなってティターンズを脱退した。
協力者
- ウォン・ユンファ
- 『F完結編』ではマフィアのボスとして、宇宙に逃れるティターンズを支援した。ただしバスクは見返りを求めるウォンに対して激怒していた。
- ドレイク・ルフト
- 『第4次(S)』及び『F完結編』では、地上に放逐された後、ティターンズと同盟する。
- 三輪防人
- 『第4次(S)』においては正式なメンバーではないと思われるが、ダカールの攻防戦においてティターンズを支持する声明を出しロンド・ベル隊と敵対する。
- 他に三輪が登場する作品では過去にティターンズが存在していた作品が少なくないが、三輪が参加していたかどうかは定かではない。[15]
敵対
- 岡防衛長官
- 『αシリーズ』ではティターンズの創設に反対していた人物。
- ロス・イゴール
- 『F』では連邦軍人として立場を貫く為にティターンズの命令にも忠実であったが、逆に利用される。
- 『αシリーズ』では明確な反ティターンズ派で、『GC(XO)』ではティターンズ結成前にジャミトフを打倒する。
- 木戸丈太郎
- 『α外伝』ではティターンズに勧誘されていたが、やり方を嫌って連邦軍を脱走した。
- テンカワ・アキト、ミスマル・ユリカ
- 『MX』本編より数年前、新婚旅行で乗ったスペースシャトルが爆発事故を起こす。その直後「ティターンズがテンカワ夫妻を謀殺した」と噂された(実際には、事実と異なる)。
- ウモン・サモン
- 長谷川裕一氏の漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』においては、連邦軍の制服とジムを勝手に染めてティターンズの振りをしていた。
組織
同盟・協力関係
- OZ
- 『F』では指揮官のトレーズがティターンズ所属であり、彼配下の特殊部隊という扱い。
- スペシャルズ
- 『64』ではティターンズに相当する組織。後にOZとして再編される。
- ファントムペイン
- 『Z』ではティターンズの多くのメンバーが加わっている。
- ロームフェラ財団
- 『α外伝』では一時衰退していたティターンズの復興に大きく携わった。
- バートン財団、マリーメイア軍
- 『α外伝』では一時的に協力関係であったが、後に決裂した。
- ゼーレ
- 『α』では衰退していたティターンズを拾い上げ復権させたが、ゼーレにとっては都合のいい手駒でしかなかった。
- 神聖ブリタニア帝国
- 『30』ではかつて協力関係だったことが語られている。宇宙世紀の歴史を考えると一年戦争で一時ジオンに北米が制圧され、『0083』ではコロニー落としをされ、と多大な被害を受けたと思われるので、スペースノイドへの憎悪からティターンズを支援するようになったと考えられる。
敵対関係
- ロンド・ベル
- 原作ではティターンズ壊滅後に結成された(残党との戦闘はあった模様)が、SRWでは同時に活動していることもある。その場合は同じ連邦軍所属でも仲が悪く、最後は敵対する。
- SDF
- 『αシリーズ』ではロンド・ベルと同じく敵対関係。
- ディバイン・クルセイダーズ
- 『旧シリーズ』及び『αシリーズ』では立ち位置が異なる組織であるが、どちらも敵対関係にある。
保有兵器
SRWではほぼ全て登場。登場していないのはジムIIと、SRW未参戦の『ADVANCE OF Z』シリーズに登場するTRシリーズの機体くらい。
ティターンズ・連邦軍側
- RGM-79Q ジム・クゥエル
- RMS-106 ハイザック
- RMS-108 マラサイ
- RMS-117 ガルバルディβ
- RMS-154 バーザム
- RX-110 ガブスレイ
- RX-139 ハンブラビ
- RX-160 バイアラン
- RX-178 ガンダムMk-II
- ORX-005 ギャプラン
- NRX-044 アッシマー
- NRX-055 バウンド・ドック
- MRX-009 サイコガンダム
- MRX-010 サイコガンダムMk-II
- サラミス改級宇宙巡洋艦
- ガルダ級超大型輸送機
- ガルダ級超大型輸送機『スードリ』
- アレキサンドリア級重巡洋艦
- ドゴス・ギア
シロッコ側
- PMX-000 メッサーラ
- PMX-001 パラス・アテネ
- PMX-002 ボリノーク・サマーン
- PMX-003 ジ・O
- ジュピトリス
類似組織
他作品においてもティターンズと似たような性格およびポジションを持つ主人公側の敵対組織は、よく見受けられる。
ガンダムシリーズ
- ニューディサイズ
- 『ガンダム・センチネル』に登場する、連邦軍教導隊に所属する一部の青年将校たちがエゥーゴ側へ傾いた連邦政府に反発し決起した部隊で「もう一つのティターンズ」とも呼べる存在。
- キュクロープス
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)に登場する、宇宙世紀0169年になって連邦軍内に台頭した「ティターンズの末裔」。「一つ目巨人」の名前通り、運用するMSはいずれも独自のモノアイを使用している。
- OZ
- 『新機動戦記ガンダムW』に登場する地球圏統一連合軍における特務部隊。該当するメンバーが組織内部でエリート扱いされている点がティターンズと似ている[16]。
- ブルーコスモス
- 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する地球連合軍内部に多大な影響を及ぼしている反コーディネイター団体。
- 「地球に本拠地を持つ軍(および政府)の実権を握っている」「地球(人)至上主義を唱え、過激極まる行動に走る」等の共通点が存在している。
- 『α外伝』におけるジャミトフの言葉を借りるならば、ブルーコスモスという組織はまさに「第二第三のティターンズ」であると言えよう。ただし、ブルーコスモスはあくまで単なるコーディネイター問題に対する思想団体の一つであり、ティターンズの様な公的機関ではない。
- アロウズ
- 『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンに登場する地球連邦軍独立治安維持部隊。反政府勢力撲滅のためならば、非道な行為をも厭わない。いわば、「『00』版ティターンズ」であると評する事ができる組織。
- ギャラルホルン
- 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する独立治安維持組織。300年前の厄祭戦を終結に導き世界を監視するようになるも、現在は腐敗の一途を辿っている。とはいえ、劇中では比較的良識を持った将兵も多く見られてはいる。
リアル系
- 人類軍
- 『蒼穹のファフナー』シリーズに登場する新国連の対フェストゥム軍事組織。
- 原作における人類軍は「非情ではあるが、悪であるとは言い切れない」組織なのだが、『UX』では他作品とのクロスオーバーによって、ティターンズの様な「悪の組織」としての役割を担う。
- グリンダ騎士団
- 『コードギアス 双貌のオズ』に登場する神聖ブリタニア帝国の対テロ組織部隊。
- 続編『O2』では騎士団長であるマリーベル・メル・ブリタニアのエリア24(スペイン)総督就任に伴い、『大グリンダ騎士団』へと発展を遂げていくがマリーベルの方針の苛烈化に伴い当初の理念は失われていく事となる。
- なお、この手の組織としては数少ない片方の主人公が所属する組織でもある。
バンプレストオリジナル
- ガイアセイバーズ (OG)
- 「OG版ティターンズ」のポジションを担う敵対組織。
- Gハウンド
- スーパーロボット大戦Vにおける敵対組織。元ティターンズのメンバーが多数在籍している。
余談
- 名称はギリシア神話の「大地の子ら」を意味する巨人族「ティターン」から取られている。
- 『α』では上述の通り「チタンだか、タイタンズだか」と名前を間違えられていたが、チタンはティターンをカタカナ表記にする際の表記ゆれ、タイタンはティターンの英語読みに過ぎない。
脚注
- ↑ ティターンズの主要な活動拠点としては、地球ではジャブロー(ティターンズの専用区画が設けられている)およびアフリカのキリマンジャロ基地が有名。宇宙ではコンペイトウ(旧ソロモン)・ゼダンの門(旧ア・バオア・クー)といった、かつてジオン軍が所有していた宇宙要塞を拠点としている。
- ↑ なお、ティターンのモビルスーツは黒に近い濃紺等の青系の色(俗に言う「ティターンズカラー」)の機体が多い。一応正規の地球連邦軍なので、自工廠以外にも多くの後援組織からMSを受領・開発協力がされている(ジュピトリスやオーガスタ研究所等)。
- ↑ 北爪宏幸氏の漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、その暴虐さはさらに過激なものとなり、ジャブローから脱出した連邦軍将兵を口封じのために集団虐殺している。
- ↑ 他にあるものとして、『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』では、30バンチ事件の真相を知った主人公を口封じのために抹殺しようとしたり(結果は未遂に終わり、主人公はエゥーゴへ寝返る)、自らの快楽のために民間人や友軍を平気で殺す兵士が存在し、ティターンズが壊滅寸前に追いつめられた際に一部の将校が「ジャミトフの遺命」と言い、地球全土への核攻撃を行おうとしている(結果はエゥーゴに阻止され未遂に終わった)。
- ↑ ただし、最高指導者であるジャミトフは、ティターンズの暴虐な振る舞いに関しては「世間からの反感を増幅しかねない」として難色を示していた。
- ↑ 劇場版ではハヤト・コバヤシが行ったとされる。
- ↑ ダカール演説を妨害しようとしたジェリドが演説に心を動かされたダカール防衛隊に所属する友軍のアッシマーを誤って撃った流れ弾を議事堂に命中させてしまい、それがテレビで生中継された事で「ティターンズの暴虐ぶりを自ら証明する形となった」事も追い討ちをかけてしまっている。
- ↑ 『ガンダム・センチネル』のティターンズの主役たる高級将校がそれに当たる。
- ↑ 『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに』の「法廷編」では、こうした「ティターンズ狩り」ともいえる不当な裁判を題材としている。
- ↑ アッシマーの流れを組むアンクシャやトリントン基地で改修されたバイアラン・カスタム等が例外とされるが、それらの機体もティターンズにアレルギーを持つ連邦軍上層部の指示でモノアイ等のティターンズを連想させる意匠を変更している。
- ↑ (地球出身者優先という背景こそあるものの)ダカール防衛部隊等のように、概ね単純な実力を目安に召集された人員の全てが「エリートである事を鼻にかけたり、選民思想を持つ者である」等という事があるはずがないので、『AOZ』のような作品の登場は「ティターンズに対する単純な擁護や再評価の為」というよりも、「常識的な観点から設定を再構築する事を目的としている」と見るべきであろう。
- ↑ 一応弁護しておくと、原作のティターンズは横暴だが、馬鹿ではない。
- ↑ もっとも『第3次』ではケンプファーがロンド・ベルに普通に納入されていたので、原作での所属とゲーム内での設定は無関係という事なのだろう。
- ↑ 制圧地区の統率や大規模作戦等はロンド・ベルにできないため役割分担がはっきりしているともいえるが、やり方が汚い。
- ↑ ただし、『第2次α』ではカミーユ・ビダンからその思想を「ティターンズと同じ」と評されており、『第3次α』でも類似組織と言えるブルーコスモスに所属している。
- ↑ 尤も「高級将兵の私兵部隊」である点や組織の顛末などは外伝『デュアルストーリー G-UNIT』に登場するOZプライズの方が近い。
資料リンク
|