ルナツー

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ルナツーとは、『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する施設。

概要[編集 | ソースを編集]

の反対側のL3宙域に存在する地球連邦軍の宇宙要塞。その名は「第2の」を意味する。全幅180kmを誇る月以外では地球圏最大の天体であり、そのサイズはソロモンア・バオア・クーをゆうに越える。

元々はスペースコロニー建造のための資源基地としてアステロイド・ベルトから運ばれて来た小惑星「ユノー(ジュノー)」であり、宇宙世紀0045年代に月軌道に定着。0060年に軍備増強計画の一環として軍事基地として転用され、0070年サイド7建設を名目にL3宙域に推移した。軍事基地化した後も資源衛星としての価値は高く、ガンダリウム合金の原料となる希少金属の最大鉱床となっている。

一年戦争時は、ジオン軍に制宙権をほぼ完全に奪われていた地球連邦軍にとって、宇宙におけるほぼ唯一の軍事拠点となった。ジオン公国から最も遠い立地と要塞の規模もあって攻撃こそ受けるものの陥落することなく、ビンソン計画での艦艇の増産やジムの生産によって連邦軍の兵站を支え、その勝利に貢献。

一年戦争後はティターンズの後方基地として運用され、グリプス戦役ではア・バオア・クーグリプス2と共に「ゼ・ダンの門」を構成したが、他2箇所とは異なり戦場になることなく戦役を生き延びた。

第2次ネオ・ジオン抗争においては、アデナウアー・パラヤがネオ・ジオン艦隊の武装解除をここで行おうとしたものの、ダミーバルーンを利用した奇襲によって壊滅させられ、保管していた核兵器を奪われている。

なお、宇宙世紀から遥か後の時代である『ガンダム Gのレコンギスタ』においても現存しており、採掘で形状も変わったルナツーの部分がトワサンガのコロニー「シラノ-5」として利用されているという[1]

登場作品[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦
インスペクターに占拠され、攻略作戦を行う。この時ルート次第でクワトロの選択により、基地攻略か、DCを追うかで分かれる。基地攻略を行うと異星人の正体がインスペクターと分かり、四天王の名乗りが入る。
スーパーロボット大戦F
リアルロボット系主人公第1話の舞台。
立ち入り禁止で内部に入ることはできないが…
スーパーロボット大戦F完結編
オルドナ・ポセイダルティターンズ残党との決戦の舞台になる。外部ではスーパーロボットガンダム試作3号機などのLサイズ以上の巨大なユニットが、内部ではそれ以外だけが出撃することになるので注意が必要である。
立ち入り禁止の理由はティターンズが管理していただけでなく、ジャミトフ・ハイマンによって再製造されたヴァルシオンが隠されていたためでもあった。リューネがヴァルシオンと交戦したときに判明する。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
OZの本拠地としても使われる。
スーパーロボット大戦α外伝
前作で降伏したジュピトリアンの兵器の解体がリリーナ・ドーリアンの手によって行われており、マリーメイア軍に襲われる。それによってジュピトリアンの兵器と核兵器、そしてリリーナ自身がマリーメイア軍の手に落ちる事になる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
序盤、ザフト星間連合と戦ったαナンバーズの内、MS隊が撤退する場所として、台詞中に登場する。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦IMPACT
第2部の最初の舞台。後に第59話でネオ・ジオンの襲撃を受けることになる。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦A
名前のみ登場。星の屑作戦で使用不能になったソロモンに代わる連邦宇宙軍の基地としてたびたび名前が挙がるが大した戦力はない模様。
また、クワトロがルナツーから転属してきたことになっている(実際には偽装経歴)。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GCXO
原作通りサイド7を発ったホワイトベースが向かうが、難民受け入れを拒否する。
スーパーロボット大戦DD
1章Part13で原作通りネオ・ジオンの奇襲を受けて核兵器を奪われる。
第3次スーパーロボット大戦ANOTHER Part4ではインスペクターに占拠されていて四天王の名乗りが入る点は原典と同じだが、経緯は異なる。内部に侵入できないようにバリアが張られていたが、インベーダーがバリアごと融合して侵入し、そのまま地球人から鹵獲した兵器まで融合されそうになったのでルナツーを放棄する形で四天王が飛び出してくる。予想外の事態だったので「台本通りにいかなかった」とぼやいていたが融通の利かないヴィガジが台本通りに名乗りを行い他の3人もそれに合わせた。
スーパーロボット大戦30
戦線ミッション「L3戦線」にて名前のみ登場。

関連人物[編集 | ソースを編集]

ワッケイン
一年戦争時中盤では基地司令を任されていた。
ライラ・ミラ・ライラ
彼女の所属していた巡洋艦ボスニアはここに属していた。
アデナウアー・パラヤ
第2次ネオ・ジオン抗争において、ここでネオ・ジオンの武装解除を行おうとしたが、奇襲によって死亡する。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ジム・クゥエルガルバルディβ
ここで開発された機体群。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 『Gのレコンギスタ メカニック&ワールド』におけるシラノ-5の解説文より。

資料リンク[編集 | ソースを編集]