バーザム

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バーザム
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 岡本英郎(Ζ)
カトキハジメ(センチネル)
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 汎用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 RMS-154
頭頂高 19.4 m
全高 24.2 m
本体重量 40.1 t
全備重量 62.3 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1670kw
スラスター推力 40,200 kg×2
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 9,670 m
開発 ティターンズ
所属 ティターンズ
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バーザムは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ティターンズが制式採用した最後の量産型モビルスーツ

ガンダムMk-IIをベースに設計がされており、外見こそ別物だが各部機構やリアクター等様々な部分に技術のフィードバックを見る事が出来る。基本性能は高く、他のモビルスーツの装備も使用できる。

劇中ではティターンズの後期主力量産機として、ゼダンの門などに配備されていた。目立った活躍は描写されず、主要な登場人物が乗らなかった事から印象も薄いが、Ζガンダムと斬り合うなど一応の見せ場はある。

設定の変遷[編集 | ソースを編集]

本機は「ガンダムMk-IIの簡易量産機」として扱われることが一般的だが、これは当時のムック本や漫画版『機動戦士Ζガンダム』(著:近藤和久)の設定を反映したもので、TV版放映当時には公式設定とは言い難いものだった。

ガンダム・センチネル』においてその設定に沿うべく、本機はガンダムMk-IIに近いものにリデザインされたが、後にそのバージョンはバーザム改と再設定された。一方、漫画『A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』(SRW未参戦)においては、本機はガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]の開発遅延によりその代用として、ガンダムMk-IIをベースに開発された簡易量産機と設定されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。DCノイエDCティターンズが使用してくる。主にDCの機体として登場する。原作と異なり、ティターンズはあまり使用していない。
序盤用の敵設定なのか、性能はマラサイとほとんど同じで低い。名前つきパイロットではクランプが搭乗。
スーパーロボット大戦F
マラサイとどっこいの性能だが、何故かビームサーベルの攻撃力が高い。
スーパーロボット大戦F完結編
DCとティターンズの戦力として登場。『F完結編』に入って性能が底上げされており、HPが5000以上になり、ユニット能力も上がっているもののやはり弱い。
ティターンズのジャブロー基地内に無人の警護用機として配置されている機体は、人工知能改搭載でパイロット能力は低いものの、妙に改造値が高いので、油断するとあまり強くないユニットがけっこう削られたりする。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
ヤザン・ゲーブル率いるティターンズ残党の主力機。アラドルートで始めるとヤザン達もこの機体に乗っている他、ゼオラ・シュバイツァーの初期搭乗機になる。貴重な「プレイヤーの操作できるバーザム」であるが、ほぼスポット参戦ですぐ離脱してしまう。
なお、当初『ガンダム・センチネル』が参戦する予定だったようだが没になっており、その関係かバーザム改が本機名義で参戦している。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
敵ユニットとして登場。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。1章Part13からジェリドが搭乗するボスユニットが登場。こちらは取り巻きを含めてバランスタイプ。ジェリド機と一般機の基本能力値が全く同じで、差は必殺技の有無と宇宙の戦闘なので無関係だがジェリド機の海適性がCであること(一般機はB)。
2章Part9ではジェリド機がボス相応の能力値になっているが、海マップなのに海Cのままである。どうやら必殺技を装備したボス仕様は海Cで固定されているらしく、2章Part13では必殺技を持った一般機が登場するが必殺技の演出が再生されない。そしてやっぱり海C。また、3章Part16ではジェリド機がスポット参戦する。
3章Part14「再始動! ダブル・ゼータ」ではジュドー・アーシタフォン・ブラウンを守るために搭乗。前半マップのみ味方機体としてスポット参戦し、後半マップ前のイベントでルー・ルカが機体を引き取り撤退する。こちらも意味はないが、必殺技が使える代わりに海C。

関連作品[編集 | ソースを編集]

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ザコ敵。バーザムIIという上位種も登場する。
リアルロボット戦線
敵専用機。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

バルカンポッド
頭部に装着する外付け式のバルカン砲。当初はガンダムMk-IIとの唯一の共通点であった。
バーザム改の姿である『第2次α』では装着していない為使用しない。
ビームライフル
取り付け式の専用ライフル。逆手持ちで使用する珍しいタイプ。また純連邦軍製のビームライフルを使用したこともある。こちらは『ガンダム・センチネル』で登場している。
ビームサーベル
前腕部にマウントされている。バーザム改の姿である『第2次α』ではバックパックから取り出している。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムMk-II
本機の原型となった機体だが、外見はまったく異なる。
バーザム改
ガンダム・センチネル』に登場するバーザム。ガンダムMk-IIの設計を流用する事で生産性を向上させたタイプで、パーツ形状もガンダムMk-IIに近くなり、機体性能も原型機より向上している。
第2次α』にバーザム名義で登場している。
バージム(SRW未登場)
ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』(SRW未参戦)に登場した、頭部をジムのようなゴーグル型に改装したバーザム。

関連作品での関連機[編集 | ソースを編集]

バーザムII
ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス』に登場する上位機種。『AOZ』にも同名の機体が存在するが、そちらではガンダムTR-6の換装形態の一つとして数えられている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 股間部のデザインに『凹んでいる』または『平面の左上に突起物がある』という2通りの解釈があり、2015年になるまでどちらが正しいか不明だった(実際は平面が正しい)。
    • 「股間が凹んでいる」という誤った解釈は、『機動新世紀ガンダムX』のキャラクターデザインで知られる西村誠芳氏が、本機の初登場となる第35話に関わった際に西村氏自身の解釈に基づいて作画をしたことによるものであったことを自身のTwitterで明かしている。
    • なお、ラフデザインの段階では可変MSと設定されており、股間部のパーツやバックパックの翼状のパーツは、その設定の名残だと言われている。
  • SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編』(SRW未参戦)には、摩亜屈(マークツー)・逞鍛(ティターン)・衛宇吾(エゥーゴ)という3兄弟[1]が登場。逞鍛は闇の勢力に属した際に、バーザム改がモチーフの刃斬武将軍(バーザム将軍)に変異する。主人公側のガンダムMk-IIが、敵側でバーザムにパワーアップするという、『Ζガンダム』本編とは正反対とも言えるアレンジになっている。
  • 2017年5月に発売されたHGUCキットはバンダイの予想に反して大きな反響と高い売れ行きを示し、社内でバーザムショックと呼ばれる程の衝撃を与えた。これによりバンダイではマイナーな機体や、劇中での活躍が乏しい機体の商品化も通り易くなったと言われている[2]。なお、HGUCバーザムは『ガンダムビルドファイターズ』(2013年放映)にて架空のガンプラとしてパッケージが描かれたが、実際に発売されたバーザムのパッケージもこれをある程度踏襲するというお遊び要素が盛り込まれた。

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 『Ζガンダム』劇中でガンダムMk-IIが3機製造されたことから。
  2. 実際、バーザムの後にウィンダムダガーLデスアーミーリーオーといった活躍に乏しかった所謂やられメカ系の機体が商品化されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]