「ネオ・ジオン」の版間の差分
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− | ネオ・ジオン(Neo | + | ネオ・ジオン(Neo Zeon<ref>[http://www.gundam-zz.net/character/index.html CHARACTER]、機動戦士ガンダムZZ 公式サイト、2022年2月5日閲覧。</ref>)とは、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』等に登場する軍事組織。 |
また、[[アクシズ]]としての[[組織]]もここで説明する。 | また、[[アクシズ]]としての[[組織]]もここで説明する。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[一年戦争]]における[[ | + | [[一年戦争]]における[[ジオン公国軍]]の[[ジオン残党軍|残党勢力]]としては最大の戦力を保有し、[[火星]]と[[木星]]との間にあるアステロイドベルト「アクシズ」を本拠地とする。[[地球]]から最も離れたジオン勢力だったため、[[地球連邦政府]]の監視や[[地球連邦軍]]による残党狩りの影響を受けずにいた。連邦に帰順した「ジオン共和国」=サイド3とは別の「ジオン公国」の後継組織の1つであり、至尊に戴く[[ミネバ・ラオ・ザビ]]を「[[女王]]」と称する事はあるものの、「ネオ・ジオン公国」という名称はまず使われていない。 |
− | + | 最初の指導者はマハラジャ・カーンで元々一年戦争以前から資源衛星アクシズの管理者であった。『0083』『Ζガンダム』『ガンダムΖΖ』時は[[ハマーン・カーン]]、『逆襲のシャア』時は[[シャア・アズナブル]]が率いる。シャアはアクシズの結成当時から幹部でもあった。 | |
− | 他にも、[[小説]]・[[OVA]]・[[漫画]]『[[機動戦士ガンダムUC]]』シリーズや、漫画『ジョニー・ライデンの帰還』『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』『機動戦士vs伝説巨神 逆襲のギガンティス(全てSRW未参戦)』等、『ガンダムΖΖ』『逆襲のシャア』のスピンオフ作品群に登場する。また、残党が『[[ | + | 他にも、[[小説]]・[[OVA]]・[[漫画]]『[[機動戦士ガンダムUC]]』シリーズや、漫画『ジョニー・ライデンの帰還』『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』『機動戦士vs伝説巨神 逆襲のギガンティス(全てSRW未参戦)』等、『ガンダムΖΖ』『逆襲のシャア』のスピンオフ作品群に登場する。また、残党が『[[機動戦士ガンダムF90]]』や『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91(SRW未参戦)』にも登場する。 |
このように同名の軍事組織が多数存在するために、一見紛らわしく感じてしまう。しかし、'''各作品それぞれの指導者や組織理念が異なるので、実質的には別組織'''と考えても差し支えが無い。 | このように同名の軍事組織が多数存在するために、一見紛らわしく感じてしまう。しかし、'''各作品それぞれの指導者や組織理念が異なるので、実質的には別組織'''と考えても差し支えが無い。 | ||
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+ | ===[[一年戦争]]直後 === | ||
+ | [[ア・バオア・クー]]陥落から逃れた多数のジオン敗残兵を受け入れ、アクシズ基地司令マハラジャ・カーンの采配の下一致団結し、当時最大のジオン残党勢力として何とか纏まる。その後もマハラジャの死やシャアの離脱、内部対立、対連邦交渉など、数々の混乱と苦難に見舞われながらも、実質的に跡を継いだハマーンの指揮で勢力回復に努めた。 | ||
===[[デラーズ紛争]]時 === | ===[[デラーズ紛争]]時 === | ||
− | [[宇宙世紀]]0083年頃に同じジオン組織[[デラーズ・フリート]]蜂起の際に中立宣言して支援。[[アナベル・ガトー]]へ[[ノイエ・ジール]]の寄与、デラーズ・フリートに協力した兵の回収作業、地球圏で発達していた各種軍事技術([[ガンダム開発計画]])の入手のみに留まった。 | + | [[宇宙世紀]]0083年頃に同じジオン組織[[デラーズ・フリート]]蜂起の際に中立宣言して支援。[[アナベル・ガトー]]へ[[ノイエ・ジール]]の寄与、デラーズ・フリートに協力した兵の回収作業、地球圏で発達していた各種軍事技術([[ガンダム開発計画]])の入手のみに留まった。[[星の屑作戦]]終了後、デラーズ・フリートの残党が亡命した。 |
===[[グリプス戦役]]時=== | ===[[グリプス戦役]]時=== | ||
− | 宇宙世紀0087年頃。地球連邦軍勢力の[[エゥーゴ]]と[[ティターンズ]] | + | 宇宙世紀0087年頃。地球連邦軍勢力の[[エゥーゴ]]と[[ティターンズ]]との内乱に乗じてアクシズと共に帰還。当初は互いのエゥーゴとティターンズに同盟を結びつつも、距離を置いて主力艦隊などを温存。グリプス2([[コロニーレーザー]])を巡る戦いでは両者との同盟を破棄し、漁夫の利を狙って攻撃を開始した。しかし、双方からの反撃で旗艦グワダンを沈められるなど想定外の苦戦を強いられ、一時的な撤退に追い込まれている。 |
=== [[第1次ネオ・ジオン抗争]]時 === | === [[第1次ネオ・ジオン抗争]]時 === | ||
− | 宇宙世紀0088年頃。 グリプス戦役で地球連邦軍勢力のエゥーゴとティターンズが互いに消耗したため、その隙に[[サイド3]]のジオン共和国や更に本来戦うべき相手のティターンズの残存部隊や残党の一部やエゥーゴのジオン軍人の勢力を吸収、[[アクシズ]] | + | 宇宙世紀0088年頃。 グリプス戦役で地球連邦軍勢力のエゥーゴとティターンズが互いに消耗したため、その隙に[[サイド3]]のジオン共和国や更に本来戦うべき相手のティターンズの残存部隊や残党の一部やエゥーゴのジオン軍人の勢力を吸収、[[アクシズ]]をネオ・ジオンとして改名。温存していた主戦力を投入して本格的な侵攻を開始した。ただし、他作品に登場する同名の軍事組織と区別するために、一部資料では'''アクシズ軍'''もしくは'''ハマーン・ジオン'''と呼ばれることもある。 |
[[スペースコロニー]]を平定、[[地球連邦政府]]首都[[ダカール]]占拠、ダブリンのコロニー落としによるサイド3の譲渡とすべてが上手く行ったが、[[グレミー・トト]]の内乱で弱体化。ハマーンの戦死、ミネバ自身が[[偽物|影武者]]であった為に自然消滅という形で、[[エゥーゴ]]に制圧される。 | [[スペースコロニー]]を平定、[[地球連邦政府]]首都[[ダカール]]占拠、ダブリンのコロニー落としによるサイド3の譲渡とすべてが上手く行ったが、[[グレミー・トト]]の内乱で弱体化。ハマーンの戦死、ミネバ自身が[[偽物|影武者]]であった為に自然消滅という形で、[[エゥーゴ]]に制圧される。 | ||
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=== [[第2次ネオ・ジオン抗争]]時 === | === [[第2次ネオ・ジオン抗争]]時 === | ||
− | 宇宙世紀0093年。[[グリプス戦役]]で行方不明となっていた[[クワトロ・バジーナ]]が、その正体である[[シャア・アズナブル]]の姿で表舞台に登場。彼の指揮の下でネオ・ジオンは再び軍事力を整え、[[スペースコロニー]]「[[スウィートウォーター]]」を占拠して、その拠点とした。 | + | 宇宙世紀0093年。[[グリプス戦役]]で行方不明となっていた[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]が、その正体である[[シャア・アズナブル]]の姿で表舞台に登場。彼の指揮の下でネオ・ジオンは再び軍事力を整え、[[スペースコロニー]]「[[スウィートウォーター]]」を占拠して、その拠点とした。 |
− | + | ハマーン・ジオンの残存戦力を吸収してはいるものの、'''反ザビ家'''を明確に掲げており、実質的にハマーン・ジオンとは別組織と言える。このため多くのスペースノイドの支持を得る事に成功した。また、勢力名はハマーン・ジオンと区別するために、一部資料では『'''新生ネオ・ジオン'''』とも呼ばれ、エンブレムも旧ジオン公国時代のものから一新されている。 | |
シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍は「地球寒冷化作戦」と称して[[フィフス・ルナ]]を当時の地球連邦政府首都[[ラサ]]に落下させる。次に裏取引や偽装降伏を経て[[アクシズ]]を奪取し、地球への隕石落としを決行するが、[[ロンド・ベル]]の熾烈な抵抗により失敗。総帥であるシャアが行方不明となり、またこの作戦で戦力を使い果たした事により、大幅に弱体化した。 | シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍は「地球寒冷化作戦」と称して[[フィフス・ルナ]]を当時の地球連邦政府首都[[ラサ]]に落下させる。次に裏取引や偽装降伏を経て[[アクシズ]]を奪取し、地球への隕石落としを決行するが、[[ロンド・ベル]]の熾烈な抵抗により失敗。総帥であるシャアが行方不明となり、またこの作戦で戦力を使い果たした事により、大幅に弱体化した。 | ||
もっとも、勢力としては決して大きくはなく、[[レウルーラ]]級宇宙戦艦一隻に[[ムサカ級]]巡洋艦十四隻で、もし連邦が端から本気で潰しにかかっていれば、勝負にはならなかっただろう。しかし、連邦に強い注意を向けられないようにするため、敢えてシャアが大きな軍勢にしなかった可能性もある。 | もっとも、勢力としては決して大きくはなく、[[レウルーラ]]級宇宙戦艦一隻に[[ムサカ級]]巡洋艦十四隻で、もし連邦が端から本気で潰しにかかっていれば、勝負にはならなかっただろう。しかし、連邦に強い注意を向けられないようにするため、敢えてシャアが大きな軍勢にしなかった可能性もある。 | ||
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+ | なお、総帥であるシャアの[[軍階級|階級]]が旧ジオン軍籍から引き継いだ「大佐」であるためか、この時代のネオ・ジオンは大佐が最高階級となっており「将官」が形式上存在しない。これは後の[[袖付き]]にも受け継がれている。 | ||
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=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦α]] | ;[[スーパーロボット大戦α]] | ||
− | :本作ではギレンが存命の為、組織名としてはネオ・ジオンであるが、彼が当然にトップの座に就いている。後半はギレン派とハマーン率いるアクシズ派に別れ、さらにギレン派は選択次第でキシリアにギレンが暗殺されてしまい、キシリアがギレン派を受け継いでSDFと和解する展開となる<ref> | + | :本作ではギレンが存命の為、組織名としてはネオ・ジオンであるが、彼が当然にトップの座に就いている。後半はギレン派とハマーン率いるアクシズ派に別れ、さらにギレン派は選択次第でキシリアにギレンが暗殺されてしまい、キシリアがギレン派を受け継いでSDFと和解する展開となる<ref>αシリーズではキシリアとの和解が公式であるが、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』~『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』の間で決裂したらしく、『第2次α』の時点では死亡したらしい。</ref>。 |
;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | ||
− | :シャア率いるネオ・ジオンとハマーン率いるネオ・ジオンが双方とも存在。ハマーンと敵対する選択を選ぶと双方のネオ・ジオン軍の連合に加え、[[木星帝国]]も交えて[[地球]]に落下する[[アクシズ]] | + | :シャア率いるネオ・ジオンとハマーン率いるネオ・ジオンが双方とも存在。ハマーンと敵対する選択を選ぶと双方のネオ・ジオン軍の連合に加え、[[木星帝国]]も交えて[[地球]]に落下する[[アクシズ]]を舞台とした一大決戦となる(『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』ではこれが公式設定)。なお、シャア側のネオ・ジオンの母体は『α』で和解したキシリアの戦力であるとハマーンが発言している。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦Z]] | ;[[スーパーロボット大戦Z]] | ||
− | :[[アクシズ]]のまま(劇場版Ζガンダム設定)で登場。 | + | :[[アクシズ]]のまま(劇場版Ζガンダム設定)で登場。[[宇宙革命軍]]や[[ザフト]]と共に[[アプリリウス同盟軍]]を結成するが、[[隠し要素/Z#隠しルート(ザフトポイント)|IFルート]]では同盟軍を脱退し、ハマーンが[[ZEUTH]]に参加する。通常ルートでも倒されることはなく撤退し、事態を静観する立場となった。 |
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ||
:序盤はハマーンが代表を務め、サイド3に拠点を置く国家として地球連邦政府に参加していたが、後にシャアの総帥就任と同時に戦時条約を締結した上で離反。ジオン系勢力の寄り合い所帯という意味では袖付き(ガンダムUC)に近いものの、アクシズ時代の戦力が健在であり、また総帥を務める[[シャア・アズナブル|シャア]]を筆頭とした新生ネオ・ジオン(逆襲のシャア)のメンバーも参加しているため、残党軍というよりは、かつての[[ジオン公国軍|ジオン軍]]同様に連邦と正面から戦えるほどの組織といえる。 | :序盤はハマーンが代表を務め、サイド3に拠点を置く国家として地球連邦政府に参加していたが、後にシャアの総帥就任と同時に戦時条約を締結した上で離反。ジオン系勢力の寄り合い所帯という意味では袖付き(ガンダムUC)に近いものの、アクシズ時代の戦力が健在であり、また総帥を務める[[シャア・アズナブル|シャア]]を筆頭とした新生ネオ・ジオン(逆襲のシャア)のメンバーも参加しているため、残党軍というよりは、かつての[[ジオン公国軍|ジオン軍]]同様に連邦と正面から戦えるほどの組織といえる。 | ||
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:[[ギレン・ザビ]]および[[キシリア・ザビ]]が何者かに暗殺されて混乱するジオン公国を[[ハマーン・カーン]]が再編した。名目上のトップは[[ミネバ・ラオ・ザビ]]だが、彼女は名前だけしか登場せず、劇中ではハマーンが組織を運営していた。ハマーンの死亡後は、生き残ったグレミーが率いた。 | :[[ギレン・ザビ]]および[[キシリア・ザビ]]が何者かに暗殺されて混乱するジオン公国を[[ハマーン・カーン]]が再編した。名目上のトップは[[ミネバ・ラオ・ザビ]]だが、彼女は名前だけしか登場せず、劇中ではハマーンが組織を運営していた。ハマーンの死亡後は、生き残ったグレミーが率いた。 | ||
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] | ||
− | : | + | :敵組織の一つとして登場。『ΖΖ』準拠でハマーンが仕切っている他、[[ジェリド・メサ]]らティターンズの残党も吸収している。隠し最終話ではシャアが総帥に返り咲き[[アクシズ]]落としを決行。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]) | ;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]) | ||
− | :[[ティターンズ]] | + | :[[ティターンズ]]との抗争後に撤退し、アクシズに引きこもり状態の模様。[[星の屑作戦]]を失敗させられた[[アナベル・ガトー]]ら[[デラーズ・フリート]]残党が落ち延びてくる。終盤で[[シャドウミラー]]と手を組み地球連邦に宣戦布告、版権最後の敵勢力として立ちはだかる。 |
+ | :『ΖΖ』時代をベースにしているが[[ギラ・ドーガ]]等の『逆シャア』時代の機体も運用する。『逆シャア』に登場する新生ネオ・ジオン将兵は一切登場しない。 | ||
;[[スーパーロボット大戦R]] | ;[[スーパーロボット大戦R]] | ||
− | :[[タイムスリップ]]前は[[第2次ネオ・ジオン抗争]]のメンバーである。タイムスリップ後は[[第1次ネオ・ジオン抗争]]のメンバーに加え、[[ | + | :[[タイムスリップ]]前は[[第2次ネオ・ジオン抗争]]のメンバーである。タイムスリップ後は[[第1次ネオ・ジオン抗争]]のメンバーに加え、[[張五飛]]含む[[マリーメイア軍]]、スポンサー企業として『[[機動新世紀ガンダムX]]』のアルタネイティヴ社の名前が登場、所属メンバーとして[[宇宙革命軍]]や[[フロスト兄弟]]の面々も加わっており、端的に言えばガンダム系の敵勢力をひとまとめにした組織。[[トロワ・バートン]]はスパイとして潜入していた。 |
:エンディングでは[[主人公]]の行動によって歴史が変わったため、民主的なコロニー連合国家となり、シャアはキャスバルとして大統領に就任したことが明らかになる。 | :エンディングでは[[主人公]]の行動によって歴史が変わったため、民主的なコロニー連合国家となり、シャアはキャスバルとして大統領に就任したことが明らかになる。 | ||
;[[スーパーロボット大戦D]] | ;[[スーパーロボット大戦D]] | ||
− | :シャア、ギュネイ、クェスに[[ゼクス・マーキス]]を加えたメンバーで[[アクシズ]]落としを敢行する。しかし、[[地球]] | + | :シャア、ギュネイ、クェスに[[ゼクス・マーキス]]を加えたメンバーで[[アクシズ]]落としを敢行する。しかし、'''[[地球]]消失'''により作戦が失敗するという緊急事態が発生し、[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[ブライト・ノア|ブライト]]達[[ロンド・ベル]]のメンバーを加えたうえで、[[OZ]]や[[リガ・ミリティア]]と[[ノヴァンブル条約]]を締結し、[[ブルー・スウェア]]を結成する。[[説得]]無しでレズンとナナイ以外の第2次ネオ・ジオン抗争メンバーを使える唯一の作品。あまり描写はされないが、上層部がこういう状態なため、'''本作では[[一般兵]]である[[ネオ・ジオン兵]]も基本的に味方である'''。なお『D』世界前史においては[[ゼントラーディ]]との戦いの後に一年戦争が勃発しており(アムロが劇中で「俺は戦後生まれ」と発言している)、ネオ・ジオンには'''帰化ゼントランが多く参加している'''事が[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]によって言及されている。 |
;[[スーパーロボット大戦BX]] | ;[[スーパーロボット大戦BX]] | ||
− | :『[[機動戦士ガンダムUC|UC]] | + | :『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』設定のため、「[[袖付き]]」が登場する。連邦のみならず[[ヴェイガン]]からも攻撃され、過去にコロニーを破壊される等の多大な被害を受けた事が語られており、非常に財政的に苦しい立場に立たされている為、[[GAIL]]や[[傭兵]]に身をやつし、蜂起した時にその時分使っていた機体や装備を持参してきた者もいる。 |
=== VXT三部作 === | === VXT三部作 === | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[新スーパーロボット大戦]] | ;[[新スーパーロボット大戦]] | ||
− | :『逆襲のシャア』準拠のネオ・ジオンが存在。[[バルマー帝国]] | + | :『逆襲のシャア』準拠のネオ・ジオンが存在。[[バルマー帝国]]に協力する。初参戦となる『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ゼクス・マーキス]]及びアフターコロニーのMSも所属<ref>発売当時はTVアニメ放送中最新作の、特別参戦枠に等しく、原作敵組織である[[OZ]]を登場させられなかったため。</ref>。 |
;[[スーパーロボット大戦64]] | ;[[スーパーロボット大戦64]] | ||
:まずは『Ζガンダム』準拠の[[アクシズ]]として登場。サイド3を制圧完了後にネオ・ジオンと名乗る予定だったが、その前にグレミーが反乱を起こしてしまい最後までアクシズのまま。終盤でシャアがアクシズと[[ホワイトファング]]の残党を纏めてネオ・ジオンを結成する。 | :まずは『Ζガンダム』準拠の[[アクシズ]]として登場。サイド3を制圧完了後にネオ・ジオンと名乗る予定だったが、その前にグレミーが反乱を起こしてしまい最後までアクシズのまま。終盤でシャアがアクシズと[[ホワイトファング]]の残党を纏めてネオ・ジオンを結成する。 | ||
;[[スーパーロボット大戦MX]] | ;[[スーパーロボット大戦MX]] | ||
− | : | + | :既に壊滅している。リアル系第1話はネオ・ジオン打倒の帰路が舞台である。 |
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ||
:序盤の[[一年戦争]]の展開が[[ア・バオア・クー]]攻略前で終わり、[[ギレン・ザビ]]が生存しているので、[[ジオン軍]]の一部としてハマーンらが登場する。 | :序盤の[[一年戦争]]の展開が[[ア・バオア・クー]]攻略前で終わり、[[ギレン・ザビ]]が生存しているので、[[ジオン軍]]の一部としてハマーンらが登場する。 | ||
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:出番は主に期間限定イベントとユニットクエストに偏っている。イベントではグレミーがハマーンに叛旗を翻す内容が多い。変わり種としては、2018年12月の『起死回生のシャア』において、エゥーゴを見限ったシャアとカミーユが行動を共にしたまま、ハマーンとは別の勢力基盤を整えていた。 | :出番は主に期間限定イベントとユニットクエストに偏っている。イベントではグレミーがハマーンに叛旗を翻す内容が多い。変わり種としては、2018年12月の『起死回生のシャア』において、エゥーゴを見限ったシャアとカミーユが行動を共にしたまま、ハマーンとは別の勢力基盤を整えていた。 | ||
;[[スーパーロボット大戦DD]] | ;[[スーパーロボット大戦DD]] | ||
− | : | + | :用語辞典では『逆襲のシャア』扱い。ハマーンとシャアの双方の軍勢が存在するようだ。『UC』の人物や機体も序章から登場しているが、フロンタルはアクシズショックでシャアが行方不明になってから登場する。その為当初は誰もフロンタルと面識がなくガランシェール隊はハマーンの命令下で行動している。シャア派は原作通りスウィートウォーターを拠点としているが、アクシズは『逆襲のシャア』準拠で既に連邦の管轄にあるのでハマーン派の拠点は不明。 |
+ | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
+ | :本編以前に三度に渡るネオ・ジオン抗争が行われている。 | ||
+ | :本編では地上にはシャア派の残党が、宇宙には『NT』準拠の残党に偽装したジオン共和国軍が登場。 | ||
=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
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*[[ドワッジ]] | *[[ドワッジ]] | ||
*[[ゲルググ]] | *[[ゲルググ]] | ||
+ | *[[ケンプファー]] | ||
*[[エンドラ|エンドラ級巡洋艦]] | *[[エンドラ|エンドラ級巡洋艦]] | ||
*[[グワダン|グワダン級大型戦艦]] | *[[グワダン|グワダン級大型戦艦]] | ||
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;[[サイコフレーム]] | ;[[サイコフレーム]] | ||
− | == | + | == 関連組織 == |
;[[袖付き]] | ;[[袖付き]] | ||
:宇宙世紀0096年頃([[機動戦士ガンダムUC]])の反地球連邦組織。 | :宇宙世紀0096年頃([[機動戦士ガンダムUC]])の反地球連邦組織。 | ||
:大規模な被害を与えたため、地球連邦政府は「袖付き」をネオ・ジオンの系譜に連なる組織であると重く受け止めた。また、連邦政府高官のジョン・バウアーを中心に宇宙世紀0096年に起きた「ラプラス戦争」を'''「第3次ネオ・ジオン抗争」'''と認定する動きまで出ている。 | :大規模な被害を与えたため、地球連邦政府は「袖付き」をネオ・ジオンの系譜に連なる組織であると重く受け止めた。また、連邦政府高官のジョン・バウアーを中心に宇宙世紀0096年に起きた「ラプラス戦争」を'''「第3次ネオ・ジオン抗争」'''と認定する動きまで出ている。 | ||
− | + | ;[[ノイエDC]] | |
− | ; | + | :SRWオリジナルの組織。初出『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では、アクシズと[[デラーズ・フリート]]を併せたような組織と設定されている。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年9月28日 (土) 17:29時点における最新版
ネオ・ジオン(Neo Zeon[1])とは、『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』等に登場する軍事組織。
概要[編集 | ソースを編集]
一年戦争におけるジオン公国軍の残党勢力としては最大の戦力を保有し、火星と木星との間にあるアステロイドベルト「アクシズ」を本拠地とする。地球から最も離れたジオン勢力だったため、地球連邦政府の監視や地球連邦軍による残党狩りの影響を受けずにいた。連邦に帰順した「ジオン共和国」=サイド3とは別の「ジオン公国」の後継組織の1つであり、至尊に戴くミネバ・ラオ・ザビを「女王」と称する事はあるものの、「ネオ・ジオン公国」という名称はまず使われていない。
最初の指導者はマハラジャ・カーンで元々一年戦争以前から資源衛星アクシズの管理者であった。『0083』『Ζガンダム』『ガンダムΖΖ』時はハマーン・カーン、『逆襲のシャア』時はシャア・アズナブルが率いる。シャアはアクシズの結成当時から幹部でもあった。
他にも、小説・OVA・漫画『機動戦士ガンダムUC』シリーズや、漫画『ジョニー・ライデンの帰還』『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』『機動戦士vs伝説巨神 逆襲のギガンティス(全てSRW未参戦)』等、『ガンダムΖΖ』『逆襲のシャア』のスピンオフ作品群に登場する。また、残党が『機動戦士ガンダムF90』や『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91(SRW未参戦)』にも登場する。
このように同名の軍事組織が多数存在するために、一見紛らわしく感じてしまう。しかし、各作品それぞれの指導者や組織理念が異なるので、実質的には別組織と考えても差し支えが無い。
一年戦争直後[編集 | ソースを編集]
ア・バオア・クー陥落から逃れた多数のジオン敗残兵を受け入れ、アクシズ基地司令マハラジャ・カーンの采配の下一致団結し、当時最大のジオン残党勢力として何とか纏まる。その後もマハラジャの死やシャアの離脱、内部対立、対連邦交渉など、数々の混乱と苦難に見舞われながらも、実質的に跡を継いだハマーンの指揮で勢力回復に努めた。
デラーズ紛争時[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0083年頃に同じジオン組織デラーズ・フリート蜂起の際に中立宣言して支援。アナベル・ガトーへノイエ・ジールの寄与、デラーズ・フリートに協力した兵の回収作業、地球圏で発達していた各種軍事技術(ガンダム開発計画)の入手のみに留まった。星の屑作戦終了後、デラーズ・フリートの残党が亡命した。
グリプス戦役時[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0087年頃。地球連邦軍勢力のエゥーゴとティターンズとの内乱に乗じてアクシズと共に帰還。当初は互いのエゥーゴとティターンズに同盟を結びつつも、距離を置いて主力艦隊などを温存。グリプス2(コロニーレーザー)を巡る戦いでは両者との同盟を破棄し、漁夫の利を狙って攻撃を開始した。しかし、双方からの反撃で旗艦グワダンを沈められるなど想定外の苦戦を強いられ、一時的な撤退に追い込まれている。
第1次ネオ・ジオン抗争時[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0088年頃。 グリプス戦役で地球連邦軍勢力のエゥーゴとティターンズが互いに消耗したため、その隙にサイド3のジオン共和国や更に本来戦うべき相手のティターンズの残存部隊や残党の一部やエゥーゴのジオン軍人の勢力を吸収、アクシズをネオ・ジオンとして改名。温存していた主戦力を投入して本格的な侵攻を開始した。ただし、他作品に登場する同名の軍事組織と区別するために、一部資料ではアクシズ軍もしくはハマーン・ジオンと呼ばれることもある。
スペースコロニーを平定、地球連邦政府首都ダカール占拠、ダブリンのコロニー落としによるサイド3の譲渡とすべてが上手く行ったが、グレミー・トトの内乱で弱体化。ハマーンの戦死、ミネバ自身が影武者であった為に自然消滅という形で、エゥーゴに制圧される。
- ハマーン・カーン
- 首魁。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- マシュマー・セロ
- キャラ・スーン
- グレミー・トト
- エルピー・プル
- プルツー
- ラカン・ダカラン
- ゴットン・ゴー
- イリア・パゾム
- 後に宇宙世紀0090年のカラード事件にて、レウルーラの艦長を務める。
- オウギュスト・ギダン
- アリアス・モマ
第2次ネオ・ジオン抗争時[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0093年。グリプス戦役で行方不明となっていたクワトロ・バジーナが、その正体であるシャア・アズナブルの姿で表舞台に登場。彼の指揮の下でネオ・ジオンは再び軍事力を整え、スペースコロニー「スウィートウォーター」を占拠して、その拠点とした。
ハマーン・ジオンの残存戦力を吸収してはいるものの、反ザビ家を明確に掲げており、実質的にハマーン・ジオンとは別組織と言える。このため多くのスペースノイドの支持を得る事に成功した。また、勢力名はハマーン・ジオンと区別するために、一部資料では『新生ネオ・ジオン』とも呼ばれ、エンブレムも旧ジオン公国時代のものから一新されている。
シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍は「地球寒冷化作戦」と称してフィフス・ルナを当時の地球連邦政府首都ラサに落下させる。次に裏取引や偽装降伏を経てアクシズを奪取し、地球への隕石落としを決行するが、ロンド・ベルの熾烈な抵抗により失敗。総帥であるシャアが行方不明となり、またこの作戦で戦力を使い果たした事により、大幅に弱体化した。
もっとも、勢力としては決して大きくはなく、レウルーラ級宇宙戦艦一隻にムサカ級巡洋艦十四隻で、もし連邦が端から本気で潰しにかかっていれば、勝負にはならなかっただろう。しかし、連邦に強い注意を向けられないようにするため、敢えてシャアが大きな軍勢にしなかった可能性もある。
なお、総帥であるシャアの階級が旧ジオン軍籍から引き継いだ「大佐」であるためか、この時代のネオ・ジオンは大佐が最高階級となっており「将官」が形式上存在しない。これは後の袖付きにも受け継がれている。
- シャア・アズナブル
- 首魁。
- ナナイ・ミゲル
- クェス・パラヤ
- ロンデニオンで、シャアと出会ってから参加した。なお、スパロボでは最初からネオ・ジオンに所属している場合がある(シリーズによって)。
- ギュネイ・ガス
- レズン・シュナイダー
ラプラス戦争時[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0096年頃には既に、フル・フロンタルを首魁とした残党軍が『袖付き』と呼ばれていた。詳細は「袖付き」を参照。
他作品の関連人物[編集 | ソースを編集]
- アナベル・ガトー
- ゼクス・マーキス
- カーンズ
- ザイデル・ラッソ
- ランスロー・ダーウェル
- シャギア・フロスト
- オルバ・フロスト
- マリーメイア・クシュリナーダ
- デキム・バートン
- 張五飛
- エニル・エル
- デスピニス
- シーマ・ガラハウ
登場作品[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズがシナリオ化される作品の多くで敵に据えられる勢力であり、ハマーン軍とシャア軍の双方と戦う作品もある。
SRWのプレイ上では原作以上に質・量とも充実した敵勢力と言ってよく、強力なモビルスーツやモビルアーマーが揃っている。ハマーンやシャアが敵に回った際には特に強力なボスと化し、自軍を大いに苦しめてくる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 本作ではギレンが存命の為、組織名としてはネオ・ジオンであるが、彼が当然にトップの座に就いている。後半はギレン派とハマーン率いるアクシズ派に別れ、さらにギレン派は選択次第でキシリアにギレンが暗殺されてしまい、キシリアがギレン派を受け継いでSDFと和解する展開となる[2]。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- シャア率いるネオ・ジオンとハマーン率いるネオ・ジオンが双方とも存在。ハマーンと敵対する選択を選ぶと双方のネオ・ジオン軍の連合に加え、木星帝国も交えて地球に落下するアクシズを舞台とした一大決戦となる(『第3次α』ではこれが公式設定)。なお、シャア側のネオ・ジオンの母体は『α』で和解したキシリアの戦力であるとハマーンが発言している。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- アクシズのまま(劇場版Ζガンダム設定)で登場。宇宙革命軍やザフトと共にアプリリウス同盟軍を結成するが、IFルートでは同盟軍を脱退し、ハマーンがZEUTHに参加する。通常ルートでも倒されることはなく撤退し、事態を静観する立場となった。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 序盤はハマーンが代表を務め、サイド3に拠点を置く国家として地球連邦政府に参加していたが、後にシャアの総帥就任と同時に戦時条約を締結した上で離反。ジオン系勢力の寄り合い所帯という意味では袖付き(ガンダムUC)に近いものの、アクシズ時代の戦力が健在であり、また総帥を務めるシャアを筆頭とした新生ネオ・ジオン(逆襲のシャア)のメンバーも参加しているため、残党軍というよりは、かつてのジオン軍同様に連邦と正面から戦えるほどの組織といえる。
- 反面、首脳陣であるシャア、ハマーン、フロンタルの思惑が完全に食い違っており、またギュネイとアンジェロがそれぞれの派閥の違いから反目し合うなど『UC』原作とは違う形で寄り合い所帯としての弊害が現れている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- シャアが離脱したためにフロンタルの元で統一され、更にクロノ改革派の歴史とレイを利用してプラントの協力を得る。しかし内部ではシャア派の兵士が依然として存在しており、彼らやハマーン、プラントの離脱により勢力として弱体化。最終的にはフロンタル派も箱をめぐる戦いの中で消滅し、戦後はすべての武力を放棄しハマーンの元で政治組織となった。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ギレン・ザビおよびキシリア・ザビが何者かに暗殺されて混乱するジオン公国をハマーン・カーンが再編した。名目上のトップはミネバ・ラオ・ザビだが、彼女は名前だけしか登場せず、劇中ではハマーンが組織を運営していた。ハマーンの死亡後は、生き残ったグレミーが率いた。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 敵組織の一つとして登場。『ΖΖ』準拠でハマーンが仕切っている他、ジェリド・メサらティターンズの残党も吸収している。隠し最終話ではシャアが総帥に返り咲きアクシズ落としを決行。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A(A PORTABLE)
- ティターンズとの抗争後に撤退し、アクシズに引きこもり状態の模様。星の屑作戦を失敗させられたアナベル・ガトーらデラーズ・フリート残党が落ち延びてくる。終盤でシャドウミラーと手を組み地球連邦に宣戦布告、版権最後の敵勢力として立ちはだかる。
- 『ΖΖ』時代をベースにしているがギラ・ドーガ等の『逆シャア』時代の機体も運用する。『逆シャア』に登場する新生ネオ・ジオン将兵は一切登場しない。
- スーパーロボット大戦R
- タイムスリップ前は第2次ネオ・ジオン抗争のメンバーである。タイムスリップ後は第1次ネオ・ジオン抗争のメンバーに加え、張五飛含むマリーメイア軍、スポンサー企業として『機動新世紀ガンダムX』のアルタネイティヴ社の名前が登場、所属メンバーとして宇宙革命軍やフロスト兄弟の面々も加わっており、端的に言えばガンダム系の敵勢力をひとまとめにした組織。トロワ・バートンはスパイとして潜入していた。
- エンディングでは主人公の行動によって歴史が変わったため、民主的なコロニー連合国家となり、シャアはキャスバルとして大統領に就任したことが明らかになる。
- スーパーロボット大戦D
- シャア、ギュネイ、クェスにゼクス・マーキスを加えたメンバーでアクシズ落としを敢行する。しかし、地球消失により作戦が失敗するという緊急事態が発生し、アムロやブライト達ロンド・ベルのメンバーを加えたうえで、OZやリガ・ミリティアとノヴァンブル条約を締結し、ブルー・スウェアを結成する。説得無しでレズンとナナイ以外の第2次ネオ・ジオン抗争メンバーを使える唯一の作品。あまり描写はされないが、上層部がこういう状態なため、本作では一般兵であるネオ・ジオン兵も基本的に味方である。なお『D』世界前史においてはゼントラーディとの戦いの後に一年戦争が勃発しており(アムロが劇中で「俺は戦後生まれ」と発言している)、ネオ・ジオンには帰化ゼントランが多く参加している事がゼクスによって言及されている。
- スーパーロボット大戦BX
- 『UC』設定のため、「袖付き」が登場する。連邦のみならずヴェイガンからも攻撃され、過去にコロニーを破壊される等の多大な被害を受けた事が語られており、非常に財政的に苦しい立場に立たされている為、GAILや傭兵に身をやつし、蜂起した時にその時分使っていた機体や装備を持参してきた者もいる。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- フロンタルを首魁として登場。第1・2次ネオ・ジオン抗争が終了済の設定であるため、シャアやハマーンは登場しないが、ロンメルやラカンといった一部キャラが生き延びた設定で登場する。
- 本作の設定では一年戦争が早乙女の反乱とセカンドインパクトという、二つの天災により半ば中断に近い形で終結したため、ザビ家が滅んだ以外はジオンの戦力が本来の歴史と異なり維持されている。その結果グリプス戦役や二つの紛争が電撃作戦による首脳陣の撃破になり、戦力のバランスがネオ・ジオン側に偏っている事になっている。そういったことがあるからか「袖付き」とは呼ばれない。
- 一方で、ナナイ・ミゲル、ミネバ・ラオ・ザビらに代表されるネオ・ジオン内の穏健派は、戦争終結の為に「スペースノイドとアースノイドの戦いを止めるもの」として伝承されていたラプラスの箱を由来として、組織「ラプラス」を結成、戦争の終結方法を探索していた。
- 最後はフロンタルが健在なまま連邦と和平を結び、地球艦隊・天駆の出航を合同艦隊でアシストしたものの、地球への憎しみを捨てられなかった一部の兵がガミラスに降っている。
- スーパーロボット大戦X
- 戦争の世界において、クロスボーン・バンガードと同盟してアクシズ落としを遂行していた。
- スーパーロボット大戦T
- ハマーンを首魁とする『ΖΖ』設定で登場。グレミーの反乱も再現されるが、グレミーが倒された後は入れ替わるようにシャアのネオ・ジオンが台頭し、二つのネオ・ジオンが争いを繰り広げることになる。
- 終盤はルート選択によって若干展開が異なるが、最終的に両ネオ・ジオンの戦力は統合され、T3に打倒される。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 『逆襲のシャア』準拠のネオ・ジオンが存在。バルマー帝国に協力する。初参戦となる『新機動戦記ガンダムW』のゼクス・マーキス及びアフターコロニーのMSも所属[3]。
- スーパーロボット大戦64
- まずは『Ζガンダム』準拠のアクシズとして登場。サイド3を制圧完了後にネオ・ジオンと名乗る予定だったが、その前にグレミーが反乱を起こしてしまい最後までアクシズのまま。終盤でシャアがアクシズとホワイトファングの残党を纏めてネオ・ジオンを結成する。
- スーパーロボット大戦MX
- 既に壊滅している。リアル系第1話はネオ・ジオン打倒の帰路が舞台である。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 序盤の一年戦争の展開がア・バオア・クー攻略前で終わり、ギレン・ザビが生存しているので、ジオン軍の一部としてハマーンらが登場する。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 一年戦争真っ最中のジオン軍が健在な内から結成されており、実質名義が違うだけでジオン軍の一部、といった位置付けである。しかし、建前上は別組織であるという立場を利用してジオン軍と停戦中の地球連邦軍やコネクト・フォースに戦闘行為を仕掛け、戦局をジオン公国に優位にしようと活動している。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 出番は主に期間限定イベントとユニットクエストに偏っている。イベントではグレミーがハマーンに叛旗を翻す内容が多い。変わり種としては、2018年12月の『起死回生のシャア』において、エゥーゴを見限ったシャアとカミーユが行動を共にしたまま、ハマーンとは別の勢力基盤を整えていた。
- スーパーロボット大戦DD
- 用語辞典では『逆襲のシャア』扱い。ハマーンとシャアの双方の軍勢が存在するようだ。『UC』の人物や機体も序章から登場しているが、フロンタルはアクシズショックでシャアが行方不明になってから登場する。その為当初は誰もフロンタルと面識がなくガランシェール隊はハマーンの命令下で行動している。シャア派は原作通りスウィートウォーターを拠点としているが、アクシズは『逆襲のシャア』準拠で既に連邦の管轄にあるのでハマーン派の拠点は不明。
- スーパーロボット大戦30
- 本編以前に三度に渡るネオ・ジオン抗争が行われている。
- 本編では地上にはシャア派の残党が、宇宙には『NT』準拠の残党に偽装したジオン共和国軍が登場。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- リアルロボット戦線
- ハマーンがウルス第3の月タンデを本拠地に組織した。
- なおカミーユはハマーンを「(自分のいた世界で)ネオジオンを組織した女」と呼んでいたが、彼はシロッコと一度戦った段階で転写されたため、このセリフは実はNGである。
保有兵器[編集 | ソースを編集]
デラーズ紛争時[編集 | ソースを編集]
第1次ネオ・ジオン抗争時[編集 | ソースを編集]
- キュベレイ
- キュベレイMk-II
- プルツー専用キュベレイMk-II
- 量産型キュベレイ
- ガザC
- ガザD
- ガ・ゾウム
- ドライセン
- ザクIII
- ドーベン・ウルフ
- ゲーマルク
- ガルスJ
- ガルスK
- ズサ
- ハンマ・ハンマ
- R・ジャジャ
- バウ
- カプール
- ジャムル・フィン
- ザクII
- シュツルム・ディアス
- リゲルグ
- サイコガンダムMk-II
- クィン・マンサ
- ハイザック
- マラサイ
- アッシマー
- ドワッジ
- ゲルググ
- ケンプファー
- エンドラ級巡洋艦
- グワダン級大型戦艦
- サダラーン級機動戦艦
- GUNDAM:アイザック
- GUNDAM:ザク・マリナー
- GUNDAM:ディザート・ザク
- GUNDAM:オッゴ
第2次ネオ・ジオン抗争時[編集 | ソースを編集]
関連技術[編集 | ソースを編集]
関連組織[編集 | ソースを編集]
- 袖付き
- 宇宙世紀0096年頃(機動戦士ガンダムUC)の反地球連邦組織。
- 大規模な被害を与えたため、地球連邦政府は「袖付き」をネオ・ジオンの系譜に連なる組織であると重く受け止めた。また、連邦政府高官のジョン・バウアーを中心に宇宙世紀0096年に起きた「ラプラス戦争」を「第3次ネオ・ジオン抗争」と認定する動きまで出ている。
- ノイエDC
- SRWオリジナルの組織。初出『第4次』では、アクシズとデラーズ・フリートを併せたような組織と設定されている。
脚注[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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