「白兵戦」の版間の差分
(→概要) |
|||
2行目: | 2行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 白兵戦の元来の定義は「刀剣や長柄武器などの白刃(白刃:はくじん)の付いた武装を用いる近接戦闘」であり「弓や銃器を使って行う射撃戦や銃撃戦の対義語」かつ「殴打や組付き、関節極めなど徒手空拳格闘との対義語」である<ref> | + | 白兵戦の元来の定義は「刀剣や長柄武器などの白刃(白刃:はくじん)の付いた武装を用いる近接戦闘」であり「弓や銃器を使って行う射撃戦や銃撃戦の対義語」かつ「殴打や組付き、関節極めなど徒手空拳格闘との対義語」である<ref>SRW内において人型兵器類が各種白兵武装を使った戦闘を「格闘」属性と表現するのはゲームシステムに準えた演出・脚色に類する。</ref>。 |
近代以降は元来の定義から離れて、「拳銃や短機関銃や手榴弾での攻撃が可能なほど接近した状態での戦闘」を指すことがある。この場合は「徒手または武器を使って行う近接格闘術(HTH)と小型の銃器を使って行う近接戦闘(CQC)を内包する言葉」で「大砲・ミサイルなどによる距離を置いた砲撃戦の対義語」である。英語ではClose Combat(クロスコンバット)と呼び、直訳するなら近接戦となる。白兵戦の武器になり得るのは連射性能と携帯性が高い武器であり、近代以降にそれらに優れた武器が登場したことも定義が変わった一因であろう。 | 近代以降は元来の定義から離れて、「拳銃や短機関銃や手榴弾での攻撃が可能なほど接近した状態での戦闘」を指すことがある。この場合は「徒手または武器を使って行う近接格闘術(HTH)と小型の銃器を使って行う近接戦闘(CQC)を内包する言葉」で「大砲・ミサイルなどによる距離を置いた砲撃戦の対義語」である。英語ではClose Combat(クロスコンバット)と呼び、直訳するなら近接戦となる。白兵戦の武器になり得るのは連射性能と携帯性が高い武器であり、近代以降にそれらに優れた武器が登場したことも定義が変わった一因であろう。 | ||
− | + | ドラマで例えると、船同士の距離を置いた戦いが砲撃・射撃戦で、接舷して相手の船に乗り込むために自分の船から降りて生身で戦うのが白兵戦となる。ロボットアニメの場合は「自分の船から降りて生身で戦う」にあたるのが「自分の艦から降りてロボットで戦う」の場合と「自分のロボットから降りて生身で戦う」の場合に分かれる。しかしロボットが砲撃戦や狙撃戦ばかりしていてクロスコンバットを行わないとなると敵と味方のロボットが同時に映る場面がなくなってしまい、演出の幅が狭まってしまう。必然的にロボットアニメにおいてロボット同士のクロスコンバットは当たり前のように行われており、視聴者がわざわざこれに呼び名を与えて区別することは少なく、生身での戦闘の方を白兵戦と呼んで区別することの方が多い。 | |
本項目でも近代以降の定義に準じた、主にロボットアニメで使われる「搭乗型兵器<ref>ロボットや戦闘機・戦車に限らず、戦艦や基地の銃座等も含む。一方で(等身大の)パワードスーツは含まない事が多い。</ref>を使わない生身での戦闘(=銃撃戦も含む)」を指すものとする。なお「白兵戦=生身での戦闘」と扱われるようになったのは『[[機動戦士ガンダム]]』が由来だとされるが、同作においては「白兵戦用のモビルスーツ」という台詞もあり、実際には生身での近接戦も搭乗型兵器での近接戦も等しく白兵戦と呼ばれている。つまり生身での戦闘では射程の関係で近接戦(白兵戦)しか行えないというような意味だったのが、生身での戦闘が視聴者に強烈な印象を残したことで因果が逆になって定着したというわけである。 | 本項目でも近代以降の定義に準じた、主にロボットアニメで使われる「搭乗型兵器<ref>ロボットや戦闘機・戦車に限らず、戦艦や基地の銃座等も含む。一方で(等身大の)パワードスーツは含まない事が多い。</ref>を使わない生身での戦闘(=銃撃戦も含む)」を指すものとする。なお「白兵戦=生身での戦闘」と扱われるようになったのは『[[機動戦士ガンダム]]』が由来だとされるが、同作においては「白兵戦用のモビルスーツ」という台詞もあり、実際には生身での近接戦も搭乗型兵器での近接戦も等しく白兵戦と呼ばれている。つまり生身での戦闘では射程の関係で近接戦(白兵戦)しか行えないというような意味だったのが、生身での戦闘が視聴者に強烈な印象を残したことで因果が逆になって定着したというわけである。 |
2024年5月23日 (木) 13:23時点における版
白兵戦とは、ロボットを用いない生身での戦闘を指す用語。
概要
白兵戦の元来の定義は「刀剣や長柄武器などの白刃(白刃:はくじん)の付いた武装を用いる近接戦闘」であり「弓や銃器を使って行う射撃戦や銃撃戦の対義語」かつ「殴打や組付き、関節極めなど徒手空拳格闘との対義語」である[1]。
近代以降は元来の定義から離れて、「拳銃や短機関銃や手榴弾での攻撃が可能なほど接近した状態での戦闘」を指すことがある。この場合は「徒手または武器を使って行う近接格闘術(HTH)と小型の銃器を使って行う近接戦闘(CQC)を内包する言葉」で「大砲・ミサイルなどによる距離を置いた砲撃戦の対義語」である。英語ではClose Combat(クロスコンバット)と呼び、直訳するなら近接戦となる。白兵戦の武器になり得るのは連射性能と携帯性が高い武器であり、近代以降にそれらに優れた武器が登場したことも定義が変わった一因であろう。
ドラマで例えると、船同士の距離を置いた戦いが砲撃・射撃戦で、接舷して相手の船に乗り込むために自分の船から降りて生身で戦うのが白兵戦となる。ロボットアニメの場合は「自分の船から降りて生身で戦う」にあたるのが「自分の艦から降りてロボットで戦う」の場合と「自分のロボットから降りて生身で戦う」の場合に分かれる。しかしロボットが砲撃戦や狙撃戦ばかりしていてクロスコンバットを行わないとなると敵と味方のロボットが同時に映る場面がなくなってしまい、演出の幅が狭まってしまう。必然的にロボットアニメにおいてロボット同士のクロスコンバットは当たり前のように行われており、視聴者がわざわざこれに呼び名を与えて区別することは少なく、生身での戦闘の方を白兵戦と呼んで区別することの方が多い。
本項目でも近代以降の定義に準じた、主にロボットアニメで使われる「搭乗型兵器[2]を使わない生身での戦闘(=銃撃戦も含む)」を指すものとする。なお「白兵戦=生身での戦闘」と扱われるようになったのは『機動戦士ガンダム』が由来だとされるが、同作においては「白兵戦用のモビルスーツ」という台詞もあり、実際には生身での近接戦も搭乗型兵器での近接戦も等しく白兵戦と呼ばれている。つまり生身での戦闘では射程の関係で近接戦(白兵戦)しか行えないというような意味だったのが、生身での戦闘が視聴者に強烈な印象を残したことで因果が逆になって定着したというわけである。
解説
原作アニメで例えるなら『機動戦士ガンダム』でいうランバ・ラル隊によるホワイトベースに対してのゲリラ攻撃やア・バオア・クーでのジオン公国軍との銃撃戦、あるいは『劇場版エヴァンゲリオン』の戦略自衛隊によるネルフ攻撃などが相当する。
白兵戦におけるやり取りでは『機動戦士Vガンダム』のゴメスとジン・ジャハナムのやり取りが印象的。壮絶な白兵戦を前にして、口元に笑みを浮かべ、力を抜いたやり取りをしている。
ロボットアニメ・ゲームにおいては主力商品たるロボットが目立てないシーンということになるのであまり多く扱われることはないが、正規の訓練を受けた軍兵や武術・格闘技の達者、元々が人間離れした強靭な存在、果ては魔法・超能力を身につけたキャラクター達は少なくなく、ロボット戦を離れた戦闘力をふるうキャラのいない作品の方が少数派とさえ言える。SRWでも総テキスト量が増えるにつれ、そうしたキャラ達の見せ場としての白兵戦挿入は常套手段化している。
古い年代のロボット作品には主人公チームに格闘技経験者がほぼいる他、ダイナミック企画系、今川作品(『機動武闘伝Gガンダム』や『真マジンガー 衝撃! Z編』)、勇者シリーズなどは白兵戦力が豊富な原作の代表格と言える。また、概ねの異世界題材(いわゆる「剣と魔法の世界」)でも規模の大小差はあれど白兵戦が多数描写される。SRWでも、作品によりメンバーが違ってくるとはいえ、総じて生身での戦闘でも強いメンバーが常に揃う作品群である。具体的には、竜崎一矢や剣鉄也、モビルファイター達や十傑衆といった今川作品群、戦闘訓練を受けたスカルチームやフルメタ系の他、頑健なサイボーグ・ロボットキャラクター達が担当する。
SRWでは基本的にプレイング要素を挟まず、戦艦内や基地内で生身での激闘や銃撃戦となるシナリオ開始前や開始後のイベント展開(生身でも1対1の決闘は別とする)。各キャラの台詞(稀に若干のナレーション)と、立ち絵・フェイスCG上でのやりとりで終始する。
登場作品
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- ロンデニオンでDCが人質を取って奇襲を企んだ。武術の心得があるカミーユ、ドモン、亮、ショウ、マサキ、ダバ、主人公の選抜メンバーが先行出撃する……が、マシュマーが人質を解放してくれたので結局ドンパチはやらない。おかげでダンクーガが分離した状態になるがロンド・ベル本隊が来る頃には大体終わっている。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- アイビスを主人公に選んだ場合、序盤において木星帝国兵と白兵戦を行う場面がある。その際、武術の心得がある一矢や京四郎が活躍していた。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- オービットベースによる原種の襲撃で、重火器で応戦。浪花十三の特技である射撃の腕が遺憾なく発揮された場面でもある。流石に素手で立ち向かったのはサイボーグの獅子王凱ぐらいだが、セレーナ・レシタールのように、格闘武器による接近戦を挑んで圧倒した者もいる。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- この作品における白兵戦を語る上で欠かせないのはやはり第31話におけるギシン星の超能力者たちとZEXIS・ZEUTHメンバーによる大立ち回りだろう。くろがね屋の面々の登場に始まり、ゲッターチームとカミナが文字通りちぎっては投げ、超能力者達が後退しようとするとスナイパーチームが狙い撃ちまくり、数で押そうとするとさらに援軍が暴れ回り、兵員輸送機で蹴散らそうとするとキリコのアーマーマグナムが粉砕し…と、とにかくこの枠には収まりきらない大立ち回りを演じ、トドメにオズマが「マシンを使わなくとも俺たちは戦えるのさ!」とのたまう。場面自体はシリアスそのものなのだが、やってることがぶっ飛びすぎて逆にギャグになってしまった。
- また、テキストだけだが35話ではガミアQ4体を竜馬たちがスクラップにした。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- アッシュフォード学園を襲撃したテロリストを甲児、タケル、アレルヤ、クロウ、シリウス、ガウリ、斗牙、デュオ、ヒイロらが撃退。その後テロリストの機動部隊との交戦が始まる。この時の白兵戦は前作のような派手な大立ち回りこそ無いが、打撃音に加えシリウスらのものと思われる斬撃の音やタケルの超能力による衝撃波の音が聴こえるため、やはりそれなりに暴れている模様。
- この時すぐ近くにいたスザクはルルーシュが記憶を取り戻しているかを確かめるため、シャーリーを見殺しにしようとし、直後に罪悪感に苛まれる。
- 第46話ではエウレカとエスター・エルハスの救出のためにパレス・インサラウム内部での白兵戦が展開され、そこでは突入部隊が隊長の星刻にクロウ、マルグリット、アレルヤ、アスラン、竜馬、甲児、シモン、ヴィラル、タケル、斗牙、レントン、後方からの火器管制によるバックアップがゲイン、ヨーコ、ロックオン、ミシェル、ヒイロ、トロワ、万丈、外部からの陽動役がエレメント、サンドラット、ガウリ隊、くろがね5人衆、兵員輸送がキリコと黒の騎士団と細かく役割分担が行われた。
- 第48話でもタケルや獣戦機隊が敵に占領された施設へ乗り込んだり大塚長官がイザベルを襲おうとしたシルバー兵士をいとも容易く撃破しゲイナーやワッ太を驚愕させた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 大規模な白兵戦はないが、個人レベルの小競り合いはそこそこで見られ、第2話ではヒビキと宗介が早速やり合っている。印象的なのは「やりすぎのウォークライ」クリア時、襲ってきたブロッケン&鉄仮面軍団を宗介の特訓で「出来上がった」ラグビー部の面々が蹴散らした場面。
- 33話「Roger The Negotiator」ではガドライト・メオンサムを捕獲すべく部隊全員が総出で襲い掛かる(一人対部隊の白兵戦要員全員)という状況が発生したが、「いがみ合う双子」のスフィア・アクトを食らって止められている。
- 第42話「女神の来日」では温泉を覗きに向かう面々+事情を知らないヒビキと、護衛に入っていたプリベンターの面々が大立ち回りを繰り広げた。また反対のルートの「仁義無きファンシーZ」では、ヤクザの対立に巻き込まれたボランティア部の面々とくろがね五人衆が本物の白兵戦を展開(五人衆は手加減抜きで実弾・爆弾も使用)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 第14話にてサイデリアルに囚われたシェリルとランカを救出するために、ミスリルSRTメンバーやエコーズ、キリコ、ハレルヤ、甲児、竜馬が大立ち回りを繰り広げ自身の策に自信を持っていたギルターをたちまち凍りつかせた他、宇宙ルート第40話にて袖付きに占拠されたソレスタルビーイング号内部にて白兵戦が繰り広げられた。
- 宗介救出ルート第19話にてクラマに捕まったナミを救出し、宗介を援護する為、スザク、キリコ、ヒイロ、ミスリルメンバーらが狙撃からの銃撃戦を展開する。なお、原作では死亡するはずのナミを、ブーストアップしたヒビキが狙撃と同時に接近して救出するというif展開でもある。これもある意味、スパロボ補正といえよう。
- 原作に比べると相当省略されているが、宗介とカリーニンのナイフによる最終決戦も再現されている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 木連との会談が失敗した際に白兵戦が行われる。ダンガイオーチームが大暴れしていた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ジャブローを占拠したマリーメイア軍との最後の決着は白兵戦で行われ、浪花十三がデキム・バートンを狙撃しリリーナ達の窮地を救うという大戦果を挙げた。
- 終盤の木連ルートで、木連との会談が失敗した際にも白兵戦が行われる。シャッフル同盟が大暴れしていた。
- スーパーロボット大戦R
- 東方不敗を拉致するため、デスピニスらホムンクルスが生身での襲撃をかける。高い戦闘力と見た目・態度のアンバランスさからシャッフル同盟も苦戦していた。木連での会談失敗イベントはA同様。また、東方不敗とゼロがGEAR本部で白兵戦を繰り広げる場面がある…が、この時のステージタイトルは「GEAR壊滅!」。『GEAR戦士電童』の第33話のタイトルと同じだが、二人の白兵戦の巻き添えで本部が大損害を被ったとしか思えない。
- スーパーロボット大戦J
- ジェネシスを止めるために内部で白兵戦が行われる。ミスリルの面々やシャッフル同盟が活躍した。
- スーパーロボット大戦W
- テッカマンダガーによるGGG本部襲撃や原種のオービットベース襲来、ザ・データベース基地へのSRTメンバーによる潜入作戦など、シリーズの中でも白兵戦がかなり多い。基本的に人外相手な事が多く、劣勢を強いられる場面が殆どであったが、火麻参謀のようにテッカマン相手に善戦した猛者もいる。
- スーパーロボット大戦UX
- 孔明の立てた作戦の陽動役として地獄コンビが大暴れしたほか、ガランの城へのカチコミシーンのアレンジで海動がバーンと対決したり、ウィンフィールドが生身でスクラッグ兵士を蹴散らした後、原作通りにティトゥスと対峙、JUDA本社に侵入したジャックがヒトガタを次々と破壊しているシーンがある。
- 第3部第43話(ユニオンルート)「THE RETURN OF THE SORCERER」のエンドデモでは、アニメ版では再現されなかった原作ゲームでの瑠璃ルートにおけるウィンフィールドとティトゥスの決着を再現するという、ファンも驚嘆するサプライズが行われた。
- スーパーロボット大戦BX
- 14話「無重力の谷」では、謎の力を感じた事でアレルヤの中のハレルヤの人格が覚醒、超人的な動きでマーダル軍兵士を倒した。
- 地上ルート18話で地獄コンビによって、シュトロハイム邸を警備していたガミアQ達がバラバラにされる。さらに第21話で富士の重力炉周辺を占拠したあしゅらとキバに捕えられた女将を救出するため、またもや地獄コンビが突入した。
- 27話「暗黒の大決戦」では原種のオービットベース襲来があり、ボストン解放作戦ルート30話では、マーダル軍によって脳量子波遮断施設に囚われた人々を救出するため、クロスと菊ノ助除くくろがね五人衆とたまたま視察に来ていて巻き込まれた地球連邦議員のクラウスがマーダル軍兵士をボコボコにした。
- 第39話「どこにでもある『正義』」では、木連との和平交渉が失敗し、交渉の場から脱出する際にハイパーモードを発動した凱と女将が中心となって妨害する木連の兵士を倒し、非戦闘員のランカや撃たれた九十九たちを連れて脱出に成功した。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 第5話でのエンケラドゥスでの戦いや、第46話でヤマトに潜入したザルツ人との戦い等では『ヤマト2199』原作通り、白兵戦がある。また、ロンド・ベルルート第25話「孤立」/独自ルート第24話「岐路」では自軍を接収しようと命令されたエコーズを白兵戦で制している。
- スーパーロボット大戦X
- そもそもが序盤は「正義の救世主ワタルとその護衛VS悪のドアクダー軍団」という異世界RPGのような話なので、頻繁にブリキントンなどとの白兵戦が行われた。
- 最終盤にレッドノア内に突入したエクスクロスとネオ・アトランティスとの戦いがある。
- スーパーロボット大戦T
- 『Gガンダム』と『ガオガイガー』『真ゲッターロボOVA』が据置機で初共演した結果、肉弾戦・白兵戦での山場がかなり増えた。
- 正規部隊ルート第18話において、凱と鉄也が魔法騎士3人の護衛につき、アスコットとカルディアが呼び出した魔物相手に戦う。
- また原種のGアイランドシティ攻撃(第14話)やオービットベース襲来(第23話)は今回もある他、第28話では北辰衆と東風が生体ポゾンジャンプでナデシコBを襲撃してくる。
- 非正規部隊ルート第31話では早乙女研究所に潜入した際にインベーダーとも白兵戦をすることに。返り血(体液)を浴びたアンジェラは不快感をファクトリーシナリオまで引きずっていた。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 1対1の決闘ではご存知、衝撃のアルベルトと東方不敗マスター・アジアのライバル対決兼声優ネタがある。ドモンのイベントも有る。
- さらにレディ・アン率いるドーリアン外務次官暗殺部隊と、それを阻止できず娘のリリーナのみの救出に留まったアラン・イゴール率いるカラバの部隊との銃撃戦。DG細胞に侵されたチボデー、ジョルジュ、サイ・サイシー、アルゴを迎撃するドモン、トロワ、五飛、銀鈴。獣戦機隊基地に侵入したアルベルトを迎撃するイゴール長官とシュバルツと、参戦作品と世界観の兼ね合いで集団戦も意外と多い。
- スーパーロボット大戦MX
- 百鬼帝国との決戦でドモンとロム、隼人が大暴れする。
- スーパーロボット大戦NEO
- 新早乙女研究所に鬼が来襲した際、原作同様に竜馬達が駆除したり、ドモンが鬼を退治したりする。なお竜馬の白兵戦の描写は多く、アースティアで月心と共に鬼を退治したり、ドラゴナイトを打ちのめしたりする。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 後述する『宇宙刑事ギャバン』など、白兵戦が基本となる作品の多くは本作でのみ参戦しており、それらの参戦する一部イベントシナリオでは白兵戦が多くなりやすい。
- スーパーロボット大戦DD
- 『デビルマン (原作漫画版)』が参戦している都合上、デビルマンやデーモン絡みの白兵戦が目立ち、逆に他作品の白兵戦にデビルマンが絡むことも多い。メインストーリーでは後に『クロムクロ』参戦に伴い、小型機体カクタスとの白兵戦が描かたりもしている。
- 他、期間限定イベントでは『勇者王ガオガイガー』の機界四天王vs『機界戦隊ゼンカイジャー』のゼンカイジャーの「機界」対決が描かれ、最終的にゼンカイマジーヌの必殺魔法が炸裂するなど、作品増加に伴い白兵戦シーンも幅が広くなっている。
- スーパーロボット大戦30
- ミッション「ゲッター線の挑戦」/「血潮燃やして」では竜馬がテロリスト部隊相手に単独で白兵戦を仕掛け、全滅させている。
- ミッション「闇からの招待状」で、アルバーとセビルの群れを率いてきたノヴァが艦内を襲撃するが、ヴァンや凱、銀鳳騎士団などの元々白兵戦慣れしているメンバーの活躍で全滅させられる。悪あがきに各機を出撃できないよう破壊していくが、整備班を指揮したエルの活躍によって応急処置が行われて事なきを得る。
- なお、DLCが適応されている場合、DLCからも帝国華撃団などの白兵戦能力が高いメンバーが参戦し(後のDLCでは三人のULTRAMAN、ゼンガーとレーツェルも登場)、更に圧倒する展開となる。
- ACEの加入ミッション「エースの証」では、ACE一人でドライストレーガーに侵入したテロリスト部隊を撃退し、非戦闘員たちの危機を救った。
- ボーナスミッションパックのDLC「騎士と騎士の出会い」では、セフィーロにおける魔法騎士と銀鳳騎士団の邂逅が描かれるが、双方警戒状態による誤解もあって一時交戦。体系の違う魔法を操る騎士同士の白兵戦が勃発した。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 第31話(『OGS』では第37話)『武神装攻ダイゼンガー』において、リシュウがテスラ・ライヒ研究所の警備を行っていたバイオロイド兵を刀で切り伏せた。
- 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ、無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 作品の関係上常時白兵戦だが、EXCEEDではアクセルが参戦した事で色んな意味でカオスな事になっている。
- PROJECT X ZONE
- EXCEEDの後日談的な側面を持ち、やはり常時白兵戦だが、今回は本編シリーズのゼンガーが参戦した事でやはりカオスな事になっている。
原作における白兵戦
ダイナミック企画
マジンガーシリーズ
- マジンガーZ
- TV版第16話「兜甲児 暗殺指令!!」では帯剣した大勢の鉄仮面に甲児が襲撃されるが、素手で応戦して切り抜けている。ちなみに「暗殺」とは言うものの、この時の鉄仮面達は商店街を整然と通行して襲いに来た。
- 永井豪の漫画版においては、ボスとムチャがブロッケン伯爵率いる鉄十字軍団相手に「フットボール作戦」と称し、ブロッケンの首の争奪戦を繰り広げた。この戦いは『真マジンガー 衝撃! Z編』でもヌケを加えて再現されている。
- その他ガミアQなど白兵戦に特化した戦力もある(アニメでは登場しなかったが)。
- マジンカイザーSKL
- 地獄コンビと由木の三人がキバの輩と交戦。また、海動は一人でガラン軍の本拠地に乗り込み、ガラン軍兵士相手に大暴れしていた。
ゲッターロボシリーズ
- ゲッターロボ(G)
- ゲッターチームの流竜馬、神隼人、巴武蔵はいずれも格闘技の達人であり、アニメ、漫画共に恐竜帝国や百鬼帝国の兵士相手に白兵戦を行う機会が少なくなかった。基本的には早乙女研究所に敵が来るが、こちらから敵の陣地に攻め込む場合もある。
- ゲッターロボ號(漫画版)
- 號が謎の組織に襲撃され、それに反撃していく白兵戦で作品が始まる。嘗て隼人が蛇牙城(ベガゾーン)を単独で破壊工作を行った事が劇中語られている。また終盤、山奥の竜馬のボロ道場訪問~廃墟となった新早乙女研究所を恐竜帝国が襲撃した際にも、號・剴・竜馬らが白兵戦を行っている。
- 真ゲッターロボ 世界最後の日
- 物語を通してインベーダー相手に銃撃戦を繰り広げる事が多かった。なお本作はそうでもないが、OVA版のゲッターは基本的に怪物を素手で倒してしまう事も多い。
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 原作3話において、恐竜帝国の兵士を相手に流竜馬や神隼人、一文字號が戦闘した。また敷島博士が細胞破壊銃を使用している。
- 新ゲッターロボ
- とにかく白兵戦が多く、鬼の襲来で早乙女研究所内部で戦闘を行い研究社員は食い殺されたり、鬼にされる。竜馬、隼人、弁慶が戦闘を行い排除したりする。ちなみに隼人が最初に登場したシーンはゲリラ戦に近い戦闘をしている(正しくはテロ行為)。
- ゲッターロボ アーク
- アンドロメダ流国が放った女王蟲による早乙女研究所襲撃で、隼人や拓馬達ゲッターチームが女王蟲によって寄生され操られた研究所所員や警備員達と戦闘したほか、敷島博士も全身の内蔵火器を使用している。
- 終盤、アニメ版オリジナルの構成によるカムイ・ショウ達の早乙女研究所襲撃に際しても白兵戦が繰り広げられ、互いに大きな被害を出しあっている。
ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダム
- ランバ・ラル隊によるホワイトベースへのゲリラ攻撃と、ア・バオア・クーでのジオン軍との銃撃戦が知られる。作中でこの2戦がどちらも共通して「白兵戦」と呼ばれたことでこの呼び名が視聴者に定着してしまった。
- しかしながら作中で最も有名な白兵戦は、ガンダムとジオングが相討ちに終わった後に行われたアムロとシャアとのレイピアでの決闘であろう。ちなみに決闘の結果、アムロは右肩を貫かれて負傷し、シャアは額に突きを受けるが、ヘルメットによってレイピアが途中で折れ、多少傷を負った程度で済んでいる(シャア曰く「ヘルメットがなければ即死だった」)。
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- ガンダムNT-1破壊工作の為に連邦兵に扮したサイクロプス隊が、正体が露見したことにより基地の守備隊相手に壮絶な銃撃戦を敢行。バーニィを残し全滅という悲惨な結果となる。
- 機動戦士Ζガンダム
- エゥーゴがグラナダに入港しているティターンズの巡洋艦を強奪するために、連邦軍と連携して白兵戦を仕掛けた。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- ゴットンが拿捕したランチを囮にして、捕虜となっていたキャラの奪還とアーガマ鹵獲を目論んで殴り込みをかけた。
- 機動戦士ガンダムUC
- MS対MSだけでなく人対人や人対MS戦にまで長けている「エコーズ」が登場するだけあり、他のガンダム作品より比較的白兵戦描写が多い。作中冒頭の「インダストリアル7」における袖付きとエコーズ、そしてビスト財団による三つ巴の戦いは有名。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 木星帝国の水素採集基地への潜入時にキンケドゥvsカラス、衛星イオの帝国基地にいるクラックス・ドゥガチ抹殺作戦(失敗)、ザビーネ・シャルのマザー・バンガード内での反乱と、物語の要所要所で白兵戦が勃発している。トビアがジュピトリス9に拉致されてX2と銃一丁で戦わされるエピソードも『第2次α』で再現された。
- 機動戦士Vガンダム
- カイラスギリー攻防戦にて、リガ・ミリティアは虎の子の戦艦2隻を捨て駒にして敵旗艦に接舷し、白兵戦にてこれを制圧・奪取した。上述のやりとりはその際のもの。
- 機動武闘伝Gガンダム
- 作品の特性上、本来の意味での白兵戦のシーンは少なくないが、それ以上に徒手空拳格闘の方が多いであろう。また、人対MSのシーンなどは生身ユニットという形でスパロボでの再現があることも。
- 新機動戦記ガンダムW
- 『Gガンダム』とは違う方向性でガンダムシリーズきっての生身の戦闘・行動力に長けた主人公たちであり、SRWでもよく白兵戦に参加している。
- 前半には張五飛とトレーズ・クシュリナーダ、終盤ではカトル・ラバーバ・ウィナーとドロシー・カタロニア、それぞれが剣を用いた白兵戦を行った。
- 機動新世紀ガンダムX
- ゾンダーエプタにおいて、政府再建委員会とフリーデン一行の戦いが描かれた。
- ∀ガンダム
- 最終決戦においてモビルスーツ戦で相討ちとなったロランとギンガナムが刀を用いての一騎討ちを行う。ロランに刀を折られてもなお食い下がろうとするギンガナムを、ナノマシンが捕らえることによって終結。
- 機動戦士ガンダムSEED
- ヘリオポリスでのクルーゼ隊によるガンダムタイプ強奪という白兵戦から第1話は始まった。また、終盤廃棄コロニーメンデル内でクルーゼとムウ、キラによる銃撃戦も行われた。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 前作同様に第1話から白兵戦によるガンダム強奪から始まるが、前作はザフト側によるものだったのに対し、今作は地球連合軍側が行った。第13話ではラクス・クラインの暗殺を目論む者たちとキラ・ヤマト達が交戦。修羅場を潜ったバルドフェルドや、地の利があるキラの敵ではなかった。さらに、マリューも何人か暗殺者を撃退しており、彼女がナチュラルということを考えると驚異的な実力という他はない。
- 機動戦士ガンダム00
- 2ndシーズン1話では刹那がアロウズの基地で白兵戦を行い、強制連行されていた沙慈と再会を果たす。
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 任侠モノをモチーフとしているので、必然的に白兵戦も多く、外伝共々パイロットなどキャラクターの暗殺も多く描かれている。
- SDガンダム外伝
- 登場キャラの一部はロボットの外観だが設定としては生きた種族であるため、『ジークジオン編』と『円卓の騎士』までの作中の戦闘は全て白兵戦である(『聖機兵物語』以降は機兵の登場により巨大ロボット戦が発生するようになる)。なお、後述の『三国伝』とは違い、普通の人間も存在するどころか、騎士アムロに至っては最終的に生身で機兵を倒せるようになる。
- SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors
- 『SDガンダム外伝』同様、登場キャラはロボットの外観だが設定上は生身の人間[3]であるため、作中の戦闘は全て白兵戦である。
スーパー系
- 大空魔竜ガイキング
- 主に暗黒鳥人相手に行われ、大空魔竜の面々はそれぞれの得意技で戦っていた。
- ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
- ダリウス軍のドロイド兵やエルカゲス(量産型)相手に、キャプテン・ガリスやシズカ、リーらが応戦するシーンがあるほか、最終章ではノーザと次大帝プロイストが天蓋都市内部で一騎打ちを行っている。
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- 主人公である葵豹馬が、前半のライバルガルーダや後半のライバルダンゲル将軍と一騎打ちをする。浪花十三の射撃による活躍も多い。
- 超電磁マシーン ボルテスV
- ボルテスチームがそれぞれ武術に練達しているのもあって地球防衛軍本部やビッグファルコン等でボアザン軍との白兵戦が何度か行われている。
- 宇宙大帝ゴッドシグマ
- トリニティエネルギーを巡ってトリニティシティ内部でしばしばエルダー軍の一般兵とトリニティシティ側との銃撃戦が行なわれ、イオでもイオの住民とエルダー軍との戦いが何度も発生している。最終回では子供である翔太やミチに非戦闘員ポジだったミナコまで苛烈な銃撃戦に参加している。
- 無敵超人ザンボット3
- 主人公たちは子供なので戦うとしても地球人同士でのケンカくらいだが、兵左衛門と源五郎がバンドックに乗り込みブッチャーの手下たちと銃撃戦を行った他、不良少年の香月真吾は盗んだビームライフルでガイゾック兵を射殺しまくっている。
- なお漫画版では梅江と花江から持たされた弁当箱の底に隠されていた拳銃で、勝平がガイゾック兵相手に無双している。
- 無敵鋼人ダイターン3
- 生身での破嵐万丈のアクションにも力が入れられており、ソルジャーやコマンダー相手の銃撃戦や立ち回りも多い。
- 無敵ロボ トライダーG7
- ガバール帝国の現場監督相手に竹尾ワッ太と棟梁(アキラの父ちゃん)が白兵戦を演じた。ただ、本作の地球人は最後までガバール帝国の存在を知らなかったのでただのテロリストと誤認していたが。
- 伝説巨神イデオン
- 劇場版・発動編で、ハルル・アジバ隊による白兵戦闘で、男女子供問わず大多数の犠牲者を出した。
- 小説版では、バッフ・クランにとって白兵戦は「過去の遺物」扱いで、申しわけ程度の訓練しか組まれていないことが語られている。そのため「地球人と白兵戦を展開せよ」と命令されても、多くの将兵が「ハクヘイって何だ?」と首をかしげるエピソードがあり、実際に白兵戦命令に即応できたのは、勤勉者と時代劇マニアだけであった。ただし、白兵戦用の小型メカ「ジョング」の開発が行われるなど、全く軽視していた訳ではない。
- 勇者特急マイトガイン
- もともと昭和の邦画が登場人物たちの元ネタなだけあって、舞人らの生身でのアクションも多い(特に時代劇かぶれの影の軍団がらみ)。
- 勇者王ガオガイガー、勇者王ガオガイガーFINAL
- 獅子王凱がサイボーグ→エヴォリュダーであることから、等身大の敵と白兵戦を行うこともあった。
- 覇界王 ガオガイガー対ベターマン
- 勇者を継いだ天海護と戒道幾巳も白兵戦を行うまでに成長した。彼らとバイオネットの戦いが序盤で描かれる。
- NG騎士ラムネ&40
- 物語序盤ではドン・ハルマゲの配下やダ・サイダー相手にラムネスがアストロゴマによる白兵戦を行う。なお、ダ・サイダーの武器は主に刀であり、自前の銃は殆ど使用しない。
- VS騎士ラムネ&40炎
- ラムネスとダ・サイダーの喧嘩を始め、前作と打って変わって小競り合いのような戦いが多い(ラムネス側は主に逃げているだけ)。
- 覇王大系リューナイト
- メインキャラのリュー使いたちは武技・魔法・忍術・銃などに通じており生身の戦闘能力にも秀でている。前哨戦的に生身で戦い、山場でリュー同士の戦闘というパターンも見られる。
- 魔神英雄伝ワタル
- 創界山の人々に猛威を振るうブリキントン相手に戦部ワタル一行がそれぞれの武器・術で戦う。なお、ワタルは基本へん玉レッドを使用するが、敵とプロレス勝負を行ったり、『真魔神英雄伝ワタル』では現世界から駆けつけ徒手空拳でブリキントンを倒したこともある。
- GEAR戦士電童
- 流石に主人公コンビは小学生なので白兵戦の描写は無い(洗脳された北斗と銀河が殴り合ったくらい)が、反面ヒロイン格であるベガはことあるごとに巨大な敵相手にベーゴマ爆弾等の武器で果敢に立ち向かっており、アルテアやゼロなど機械帝国ガルファの刺客とも交戦している。スパロボにおいても、武装バイクワルキューレと共に生身で参戦し東方不敗ばりの活躍を見せてくれる。
- J9シリーズ3部作
- コズモレンジャーJ9は白兵戦で直接ターゲットを仕留めるという展開になる事が多く、カーメン・カーメンとの最終決戦時においてもその例に漏れず旗艦内部に乗り込んでいた。銀河烈風隊も原作序盤ではバクシンガー以外に戦闘ロボを持っていないこともあり、一般隊員はバイクを乗り回しての白兵戦に臨む事が多かった。JJ9も各地のならず者やブラディ・シンジケートの追手との銃撃戦を数多く行っている。
- 超獣機神ダンクーガ
- ムゲ帝国に占領されている為、世界各地でゲリラ戦を敢行したり、獣戦機隊基地でイゴール長官がムゲ兵と直接生身で戦闘を行ったりした。
- 獣装機攻ダンクーガノヴァ
- シルバー兵士などとチームDが銃撃戦を行った。特にくららは4人の中で唯一の戦闘経験者(麻薬捜査官)なので、生身でダンクーガから飛び出して敵ロボットの弱点を狙撃するなどしている。
- 破邪大星ダンガイオー
- OP及び第1話において主役陣のミア・アリス、ロール・クラン、ランバ・ノム、パイ・サンダーの闘いが(キャラ立てやレギュラー紹介も込めて)描かれる。特にパイは能力が「身体能力向上」で、飛び道具が一切無いのも相まって肉弾戦で敵を粉砕していくなど非常にパワフル。
- ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日
- 作品の特性上、白兵戦のシーンが多い。また、スパロボに参戦すれば必ず生身ユニットという形で再現される。
- 魔法騎士レイアース
- 物語の都合上、第一章終盤まで武器や魔法による魔物との戦闘がメインとなっており、第二章でも要所で白兵戦を行っていた。魔法騎士の3人はそれぞれ剣道、フェンシング、弓道を得意としているので、3人中2人が本来の意味での白兵戦も行える。
- 新世紀エヴァンゲリオン
- 劇場版のネルフ本部を襲撃した戦略自衛隊による白兵戦闘では、ネルフ側の職員のほとんどが非戦闘員であり、なおかつ戦略自衛隊が投降する者もすべて皆殺しにするよう命令されていたということで、ネルフ側の大多数の人間が一方的に虐殺された。そんな悲惨な状況でも、葛城ミサトはただの拳銃1丁で機関銃で武装した自衛官相手にガンファイトで無双するという恐るべき射撃の腕を見せている。
- サクラ大戦
- 霊子甲冑の操作系統の特性の関係で、帝国華撃団と巴里華撃団の花組と紐育華撃団の星組は何らかの戦闘技能を持っている隊員が殆どであり白兵戦も得意。TV版の序盤は光武の扱いに帝都花組が慣れてなかった事もあって、白兵戦の方が戦果が良かった場合もある。『PXZ』シリーズにも参戦しており、他作品にあわせて白兵戦で戦う。
- 機神咆吼デモンベイン
- 『UX』でも描写された、ブラックロッジによる覇道邸襲撃以外にも、白兵戦シーンは枚挙に暇がない。原作ゲームからして、主人公である大十字九郎も敵である魔術師や怪異という人外の領域で戦うことの多い作品ゆえか。
- 原作ゲーム版ではルート限定の対決も多く、その多くはアニメ版では未再現だが、『UX』では先述の通り、アニメ版にも関わらず原作のウィンフィールド対ティトゥスのライバル対決が逆輸入されている。
- 宇宙の騎士テッカマンブレード、宇宙の騎士テッカマンブレードII、デトネイター・オーガン、戦え!! イクサー1、冒険! イクサー3、HEROMAN、スクライド、スーパー戦隊シリーズ、宇宙刑事ギャバン、牙狼〈GARO〉、ロボットガールズZ
- これらの作品はそもそも等身大での戦闘が基本である為、必然的に白兵戦となる。特にギャバンに至っては巨大化した敵の怪物を剣一本で両断するという離れ業を見せた。
- クレヨンしんちゃん
- そもそも日常系アニメであるため、基本的に劇中劇や劇場版等の特別編
と家庭内のお仕置き以外に戦闘はない。 - 劇場版では等身大での戦闘が基本となるが、主要メンバーが全員一般人、しんちゃんやその仲間に至っては幼稚園児のためか、抱腹絶倒の変則的な戦いになることが多い。
リアル系
- 機甲戦記ドラグナー
- 序盤でも銃撃戦などの描写はあるが、路線変更に伴い敵基地に三バカやベン含む陸戦隊が乗り込んで大暴れしたり、京都でギガノスの殺し屋が忍者のような恰好をして襲い掛かって来たり、強敵の剣術を裁くべく生身で見切りの特訓をしたりするなど、生身でのアクション・白兵戦描写が増えた。
- 装甲騎兵ボトムズ
- そもそもロボットが単なる攻撃手段の一つという世界観なので、必然的にキリコを始めとするPS達の白兵戦は多い。他にも本作ではバイクや車に乗っている敵兵をロボットに乗った主人公が虐殺するという、普通のロボットアニメでは敵がやりそうなことを毎週のように行っている。
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 後半では路線変更の影響で主人公がグラドス軍の悪党どもをトンファーでボコボコに叩きのめすというカンフー映画のようなアクションが増えた。
- 機動警察パトレイバー
- 警察の職務上もあり、幾度か白兵戦に近い展開が見られる。決して人死にが表現されない作品ではないのだが、不意打ちの一撃などでない白兵戦による戦死・重体描写は意外と少ない。
- 作中屈指の規模だったのは、漫画版グリフォン最終決戦における内海一派の特車二課襲撃だろう。二課の本拠施設は実質占拠され、確保していたバドを奪還されてグリフォンに搭乗させてしまい、更に野明が乗り込んだAVR-0も弱点の専用トレーラーを白兵で無力化されて機能不全に陥り、望みを叶えた内海も逃がすなど、散々な顛末だった。
- コードギアス 反逆のルルーシュ
- 白兵戦において、主人公のルルーシュ・ランペルージは自らのギアスを用いて遭遇した敵を即座に自殺させる、もしくは(こちらは白兵戦にかぎらないが)同士討ちをさせて敵を混乱させることを得意とする。
- 一方、もう一人の主人公の枢木スザクは脅威的な身体能力を持ち、壁を走ったり、銃弾を見切って避けるといった離れ業を見せた。
- クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
- 原作11話ではアルゼナル内部に侵入して来たドラゴンを迎撃するため、格納庫内にてエルシャ、クリス、ロザリーらを中心として銃撃戦が行われた。続く13話ではジュリオ率いるミスルギ皇国の襲撃によって数多くの犠牲者が出た。その報復としてアンジュはまず戦意を失い、命乞いをする兵士を滅多撃ちにし、ヴィルキスで艦隊を壊滅させた。
- 機動戦艦ナデシコ
- 序盤では弾薬が尽きたエステバリス三人娘がヤドカリの戦車に生身で戦いを挑んで撃破している他、終盤で木連からの裏切りを受けたテンカワ・アキトらが銃撃を行っている。
- 劇場版では悪役が暗殺者であったため、生身の戦闘が多かった。
- フルメタル・パニック!
- 登場人物の多くが生身の兵士としても優れた技量を備えていることから、全編通じて白兵戦の描写は多い。また、短編のみに登場するボン太くんはスパロボではAS等と同様に使用できる一種の生身ユニットとして登場するが、原作では白兵戦以外で使われたことはない(そもそも本編にボン太くんは登場しない)。
- 本作の最終決戦において宗介にとって最後の戦いとなるカリーニンや、ナミを殺害し宗介を3ヵ月の昏睡状態に陥らせたクラマなど機体に乗らない強敵も少なくなく、また生身での戦いが総じてシナリオ上の山場となっている。
- 交響詩篇エウレカセブン
- ホランド・ノヴァクを介しての白兵戦が多く、特に月光号内部におけるチャールズ・ビームスとのやり取りは中盤の山場である。
- マクロスF
- 終盤で一斉に孵化した大量のバジュラがフロンティア内に溢れ返り、新統合軍とS.M.Sが銃火器等で応戦。その最中にミハエル・ブランが命を落としてしまう。
- ナイツ&マジック
- 敵が人間であるジャロウデク王国との戦闘において特に多い。エルネスティ・エチェバルリア考案のパワードスーツである幻晶甲冑(シルエットギア)の存在もあり、白兵戦単位の戦闘も節々で描写されている。
- クロムクロ
- エフィドルグの小型量産機、カクタス相手に度々白兵戦が行われている。
その他の版権作品
- 宇宙戦艦ヤマト2199、ふしぎの海のナディア、わが青春のアルカディア 無限軌道SSX、カウボーイビバップ
- そもそも巨大ロボットが登場しない作品のため必然的に白兵戦が多い。敵・味方共に白兵戦での戦死者も多く出た。
- バトルスピリッツ ブレイヴ
- 巨大ロボットが登場しないどころか、主な戦闘すら直接的な戦闘ではない…はずなのだが、『ブレイヴ』の属する『異界見聞録シリーズ』では当然のように白兵戦が行われている[4]。例として第35話で、馬神弾と月光のバローネは互いに互いの背中を預け、剣で白兵戦を行っている。
関連用語
- 武術・格闘技
- 白兵戦シナリオ時の主戦闘手段。活躍する多くの者が体得している。
- 魔法、超能力
- 同じく白兵戦シナリオ時によく見られる戦闘手段(用いられた場合、厳密な意味での白兵戦にあたるのかが難しいが)。
- 生身ユニット
- 対象ユニット=キャラクターの大半が白兵戦でも活躍する(これもまた、例外と言えないほど生身そのものが兵器のような例が多いのだが)。