「機動戦士ガンダムSEED」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
496行目: 496行目:
 
:[[キラ・ヤマト|キラ]]が[[STAR DRIVER 輝きのタクト|南十字島]]へ漂着するというかたちで第2章からストーリーにかかわり始め、第3章まで再現が展開される。また、今作で[[パーフェクトストライクガンダム]]が初登場となった。
 
:[[キラ・ヤマト|キラ]]が[[STAR DRIVER 輝きのタクト|南十字島]]へ漂着するというかたちで第2章からストーリーにかかわり始め、第3章まで再現が展開される。また、今作で[[パーフェクトストライクガンダム]]が初登場となった。
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
:ワールド3の構成作品として参戦。音声収録作品への本格参戦は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』以来ということもあってか、序章ワールド3から2章Part1までにかけて主に後半の原作再現が久方ぶりに行われ、イベントで流れる新規アレンジBGMも3曲あるなど優遇された扱いを受けている。
+
:ワールド3の構成作品として参戦。音声収録作品への本格参戦は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』以来ということもあってか、序章ワールド3から2章Part1までにかけて主に後半の原作再現が久方ぶりに行われる。イベントで流れる原作BGMも新規アレンジBGMで3曲もあるなど、新規参戦並みに優遇された扱い。
 
:また、『L』以来のしっかりとした戦闘シーンのあるスパロボの参戦という事もあるのか、一部機体の戦闘演出がリマスター版を意識したものとなっている。
 
:また、『L』以来のしっかりとした戦闘シーンのあるスパロボの参戦という事もあるのか、一部機体の戦闘演出がリマスター版を意識したものとなっている。
:世界観を共有している『[[フルメタル・パニック! シリーズ]]』の影響はあまり受けず、大気圏突入後から始まり、バルトフェルドが絡まずクルーゼ隊が出張ることを除けば大まかな流れは原作に準じるが、異世界のゲートの出現を切っ掛けに状況が変わっていき、[[オーブ解放作戦]]辺りから原作とは異なる点が多くなっていく。2章part1にて原作イベント終了となるが、キラを含めた[[アークエンジェル隊]]はその後もプレイヤー部隊「[[ディバイン・ドゥアーズ]]」の一員として戦い続ける事になり、更に今作では最終決戦を生き延びたアズラエルが何者かの策略で[[ディスコード・ディフューザー|新たな敵勢力]]の一員として再登場する等、オリジナルの展開が描かれ、そのまま3章Part7にて『DESTINY』準拠に移行。この事情により生存した[[ナタル・バジルール]]を始め、『SEED』にしか登場しない筈の人物が『DESTINY』の展開に絡む事になる。
+
:世界観を共有している「[[フルメタル・パニック! シリーズ]]」の影響はあまり受けず、大気圏突入後から始まり、バルトフェルドが絡まずクルーゼ隊が出張ることを除けば大まかな流れは原作に準じるが、異世界のゲートの出現を切っ掛けに状況が変わっていき、[[オーブ解放作戦]]辺りから原作とは異なる点が多くなっていく。
 +
:2章Part1にて原作イベント終了となるが、キラを含めた[[アークエンジェル隊]]はその後もプレイヤー部隊「[[ディバイン・ドゥアーズ]]」の一員として戦い続ける事になり、更に今作では最終決戦を生き延びたアズラエルが何者かの策略で[[ディスコード・ディフューザー|新たな敵勢力]]の一員として再登場する等、オリジナルの展開が描かれる。
 +
:そのまま3章Part7にて『DESTINY』の物語に移行。この事情により生存した[[ナタル・バジルール]]を始め、『SEED』にしか登場しない人物たちが『DESTINY』の展開に絡む事になる。
  
 
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
620行目: 622行目:
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 +
*当初は2002年7月に放送開始する予定であったが、制作遅延によって3ヶ月後ろ倒しにされた。そのためMBSは、6月末に放送終了する予定だった前番組の特撮ドラマ『ウルトラマン コスモス』の放送を3ヶ月延長する事で乗り切った。これは『コスモス』の人気が高かったのも大きい。
 
*土曜日の夕方という時間帯の放送でありながら性行為を暗喩するようなシーン、残酷な死亡シーンが描かれていたため、放送局のTBSはBPO(番組倫理・番組向上機構)から名指しで回答を求められる事態となった<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。
 
*土曜日の夕方という時間帯の放送でありながら性行為を暗喩するようなシーン、残酷な死亡シーンが描かれていたため、放送局のTBSはBPO(番組倫理・番組向上機構)から名指しで回答を求められる事態となった<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。
 
**当時の「土6」枠を始めとしたMBS制作アニメは全般的にこのような過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。その後「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられている。
 
**当時の「土6」枠を始めとしたMBS制作アニメは全般的にこのような過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。その後「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられている。

2024年12月20日 (金) 19:27時点における最新版

機動戦士ガンダムSEED
読み きどうせんしガンダムシード
外国語表記 MOBILE SUIT GUNDAM SEED[1]
原作 矢立肇
富野由悠季
監督 福田己津央
シリーズ構成 両澤千晶
キャラクターデザイン 平井久司
メカニックデザイン 大河原邦男
山根公利
音楽 佐橋俊彦
制作 サンライズ(第9スタジオ)
放送局 MBS制作・TBS系列
放送期間 2002年10月5日 -
2003年9月27日
HDリマスター版
2012年1月1日 - 11月25日
話数 全50話
全48話(HDリマスター版)
シリーズ

ガンダムシリーズ

次作 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
テンプレートを表示

機動戦士ガンダムSEED』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズの一作であり、宇宙世紀シリーズ以外では初めて『機動戦士』のタイトルが冠せられた作品。本作から主なテレビシリーズはTBS系列「土6」(後の「日5」)枠での放送となる。

21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、「21世紀のファーストガンダム」の謳い文句は有名。以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりもファーストガンダムを彷彿とさせるシーンが多く、かつ同様のコンセプトの作品であり監督が当時スタッフとして参加していた『機甲戦記ドラグナー』を思わせる点も見受けられる。前半を踏襲した展開だが、後半からは独自の展開に進んでゆく。

幾つかのセンセーショナルな描写により従来ファンの間で賛否両論を招くも、結果的に新たなガンダムシリーズの支持層を得たため商業的に成功を収めた。その後アジア圏でも放送され人気を博しプラモデルが好セールスとなり、その関係で外伝作品の『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』が現在も継続展開するなど、長期シリーズとなっている。

2012年1月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送された(前年12月よりバンダイチャンネルで先行配信)。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

コズミック・イラと呼ばれる宇宙時代。遺伝子操作により優れた能力を持った人類を生み出すという技術が実用化された。その結果、「コーディネイター」と呼ばれる遺伝子操作人種と「ナチュラル」と呼ばれる自然種は互いへの差別的偏見から事あるごとに対立するようになり、最終的には利権争いも絡んで宇宙居住者の連合勢力「プラント」と地球居住者の連合勢力「地球連合」との間で戦争が発生した。

戦争勃発から11ヶ月後のコズミック・イラ71年、中立コロニーである資源衛星ヘリオポリスにプラントの軍隊「ザフト」が突然侵攻。コロニーは爆破され住人たちは地球連合の戦艦アークエンジェルに乗り込み地球の中立国家オーブへ避難するための長い旅を始めることになる。この混乱の中、民間人のコーディネイターであったキラ・ヤマトは偶然発見した地球連合の新型モビルスーツストライクを動かし敵を撃退する。その操縦センスを買われアークエンジェルの軍属となったキラだが、ザフトの中にはキラの幼い頃の友人であったアスラン・ザラがいた。かつての親友たちは敵味方に分れて刃を交えることとなる……

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。尚、『SEED』名義でなく『SEED DESTINY』名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。

アークエンジェルクルーとその関係者[編集 | ソースを編集]

キラ・ヤマト
主人公コーディネイターの学生。ガンダム強奪時にたまたま居合わせて巻き込まれてしまう。仲間を守るため、ストライクガンダムに乗って同胞の軍隊と戦うことを選ぶ。
マリュー・ラミアス
新造艦アークエンジェルの艦長。本職は技術士官で副長として着任するはずだったが、ガンダム強奪時の攻撃で艦長を含む上官が全滅してしまい、繰り上げで艦長となった。
ムウ・ラ・フラガ
特殊な空間認識能力を持つ連合のエース。戦闘機パイロットだが、キラの乗り換え以降はストライクに乗るようになる。
ナタル・バジルール
アークエンジェルの戦闘指揮官。副長として戦闘を取り仕切る。後にドミニオンの艦長となるが、その故に連合から離反したマリューらと敵として対峙することになる。
フレイ・アルスター
地球連合の高官の娘。元々はキラの友人であるサイの婚約者だったが、父の死を契機にキラを戦わせるために身体を張る。
ミリアリア・ハウ
キラの同級生。トールとは恋人の関係。
サイ・アーガイル
キラの同級生。当初はキラの良き友人であったが、フレイの行動からキラとの関係がギクシャクし始める。
トール・ケーニヒ
キラの同級生でミリアリアの恋人。後にスカイグラスパー2号機のパイロットとなるが……
カズイ・バスカーク
キラの同級生。後に唯一アークエンジェルを降りる。
アーノルド・ノイマン
アークエンジェルの操舵担当。平凡そうな雰囲気に反して戦艦でバレルロールを行う超人。
ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
アークエンジェルのCIC電子戦担当。やたらに印象に残る名前だが脇役。
コジロー・マードック
アークエンジェルのメカニック。気さくな縁の下の力持ち。
トリィ
キラが幼少期にアスランからプレゼントされた鳥形のロボット。
ジャッキー・トノムラ
アークエンジェルのCIC担当。
ロメロ・パル
アークエンジェルのオペレーター。

Z.A.F.T、プラント在住[編集 | ソースを編集]

アスラン・ザラ
クルーゼ隊メンバー。キラの幼馴染であるが戦場で幾度も刃を交えることとなる。強奪したイージスガンダムに乗る。
イザーク・ジュール
クルーゼ隊メンバー。プライドが高く苛烈。強奪したデュエルガンダムに乗る。
ディアッカ・エルスマン
クルーゼ隊メンバー。イザークの相棒的存在で、対照的に軽い性格。強奪したバスターガンダムに乗る。
ニコル・アマルフィ
クルーゼ隊メンバー。アスランの世話女房的存在。強奪したブリッツガンダムに乗るが、戦場の似合わない内気な少年。
ミゲル・アイマン
クルーゼ隊メンバー。声優は「T.M.Revolution」こと西川貴教氏で、キラの初陣の相手となる。後にMSVキャラになり「黄昏の魔弾」の異名を得る。
ラウ・ル・クルーゼ
ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。アスランたちの上官であり、ガンダム強奪作戦を行いガンダム4機を手に入れた。ムウとの間には「エース同士」に留まらない深い因縁がある。
フレデリック・アデス
クルーゼの副官であり、隊の母艦ヴェサリウス艦長。
ラクス・クライン
プラントの歌姫。そのカリスマ性でプラントの人々の支持を受けている。非戦派であったが事態の深刻化により彼女も戦場に赴く。
ハロ
ラクスと一緒にいる小型ロボット。作ったのはアスランであり、色違いの同型機が山のようにある。何故か言葉づかいが下品。
アンドリュー・バルトフェルド
通称アンディ。異名は『砂漠の虎』。コーヒーを愛するナイスガイだが、戦場ではその牙を剥く。
アイシャ
バルトフェルドの愛人。
マーチン・ダコスタ
バルトフェルドの部下。彼からは「ダコスタくん」と呼ばれて信頼されている。『ASTRAY R』にも登場した。
マルコ・モラシム
バルトフェルドの退場と共に登場した部隊長。海戦MSを駆使した2度の攻撃でアークエンジェルを苦しめる。
パトリック・ザラ
アスランの父親。軍事面で重きを成すプラント国防委員長でプラント内部ではタカ派。
シーゲル・クライン
ラクスの父親。プラントの最高責任者であるプラント最高評議会議長であり、プラント内部では穏健派。
アイリーン・カナーバ
プラント最高評議会議員。クライン派に属する。
ザフト兵

オーブ連合首長国[編集 | ソースを編集]

カガリ・ユラ・アスハ
ゲリラ組織「明けの砂漠」の一員。実はオーブの前国家元首の娘である。
アサギ・コードウェルマユラ・ラバッツジュリ・ウー・ニェン
M1アストレイのパイロット3人娘。本編ではあっけなく全滅するが、『ASTRAY』ではジュリに出番が与えられている。
レドニル・キサカ
カガリのお目付け役。
エリカ・シモンズ
モルゲンレーテ社員。本編ではあまり目立たないが、『ASTRAY』では重要な役どころを担う。
ウズミ・ナラ・アスハ
オーブの前国家元首でカガリの養父。未だ実権を握っている。
オーブ兵

連合[編集 | ソースを編集]

ジェラード・ガルシア
ユーラシア連邦の軍人。外伝『ASTRAY』にも登場する。
オルガ・サブナック
改造を受けた生体CPUであるパイロットの一人。
クロト・ブエル
同上、 生体CPUであるパイロットの一人。
シャニ・アンドラス
同上、生体CPUであるパイロットの一人。
ムルタ・アズラエル
ブルーコスモスの盟主である慇懃無礼な青年。その非道な思想で事態をかき回す。
連合士官
連合兵

その他[編集 | ソースを編集]

ジョージ・グレン
ファースト・コーディネイター。多彩な分野で優れた功績を残した。劇中では既に故人。
マルキオ
導師と呼ばれる中立的な人物だが詳しい人物背景は全く不明。アストレイシリーズでも登場する。
エル
地球降下前にキラが出会った民間人の女の子。通称折り紙の少女。
サイーブ・アシュマン
北アフリカのレジスタンス「明けの砂漠」のリーダー。
アフメド・エル・ホズン
北アフリカのレジスタンス「明けの砂漠」のメンバー。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。なお『SEED』名義でなく『SEED DESTINY』名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。

連合の機動兵器[編集 | ソースを編集]

GUNDAM[編集 | ソースを編集]

ストライクガンダム
「ストライカーパック」という換装システムにより、近・中・遠距離全てに対応できる万能機。前半の主人公機で、後半はムウが搭乗する。
エールストライクガンダム
中距離と機動性を重視した形態。汎用性が高く作中でも最も多用された。
ソードストライクガンダム
近距離を重視した形態。ネームド撃破の決め手になることが多い。
ランチャーストライクガンダム
遠距離重視の形態。最初に登場した形態だが、ランチャー装備は本機より僚機で使われることが多かった。
パーフェクトストライクガンダム
HDリマスター版に登場。エール、ソード、ランチャーの全ての武装を同時に装備した形態。
カラミティガンダム
連合が新たに開発したガンダムの1機。射撃に特化した機体。
レイダーガンダム
新Gの1機。元々あった制式仕様を改良した姿。可変機構を有する高機動型。
フォビドゥンガンダム
新Gの1機。ミラージュコロイドの応用技術でビームを自由自在に曲げる事が出来る。

その他[編集 | ソースを編集]

ストライクダガー
ストライクガンダムの簡易量産機。SEED版ジム
メビウス
メビウス・ゼロの量産型。ストライクダガーが出来るまでの連合の宇宙での主力モビルアーマー。使い方によっては優秀。核ミサイルを装備したタイプもある。
メビウス・ゼロ
メビウスより一世代前の機体。高い空間認識能力を持つ者だけが使用できるガンバレルを装備。作中序盤までのムウの乗機。
スカイグラスパー
ストライカーパックに対応した戦闘機。自身でパックを用いての戦闘とストライクの換装支援を兼ねる。
エールスカイグラスパー
ソードスカイグラスパー
ランチャースカイグラスパー

ザフトの機動兵器[編集 | ソースを編集]

GUNDAM[編集 | ソースを編集]

イージスガンダム
アスランが搭乗。最初に作られた5機のGでは唯一可変機構を持つ。
バスターガンダム
ディアッカが搭乗。全てを射撃兵装で固めた中・長距離用機体。
デュエルガンダム
イザークが搭乗。他の4機に比べてシンプルな機体。
デュエルガンダム アサルトシュラウド
強化装甲「アサルトシュラウド」を装着した姿。地上に降りてからの登場。
ブリッツガンダム
ニコルが搭乗。ミラージュコロイドによる隠密性に優れた特殊戦用機体。
プロヴィデンスガンダム
最終話直前に突如現れたザフト製G。ガンバレルの発展型とも言える無線攻撃端末ドラグーンを装備している。

その他[編集 | ソースを編集]

ジン
SEED版ザク。汎用性が高く、専用にカスタマイズされた機体も存在する。
シグー
ジンの上位機で指揮官などが使用。クルーゼが操縦するシグーはさながら(色こそ違えど)SEED版シャア専用ザク
ディン
単機での大気圏飛行が可能な機体。一般用、クルーゼ専用の2種類が登場。
バクゥ
地上戦用の4足歩行型MS。ミサイル装備型、レールガン装備型がある。
ラゴゥ
バクゥの上位機で二人乗り。登場は続編含めてバルトフェルド機のみ。
グーン
SEED版アッガイ。見た目はイカ。
ゾノ
SEED版ゴッグ
ゲイツ
SEED版ゲルググ。一般用、クルーゼ専用機が登場。コンテストでの一般公募デザインをリファインした機体。

オーブの機動兵器[編集 | ソースを編集]

ストライクルージュ
カガリが搭乗。ストライク修理用に作ったパーツで新造された紅いストライク。続編ではOSの調整で元祖ストライクと一緒の色にも出来る事が判明する。
M1アストレイ
オーブの量産機。見た目はガンダムで、性能面ではストライクダガー以上、ゲイツと同等程度だが、それに見合った活躍はない。
フリーダムガンダム
元はザフトが製造した新型機だが、ラクスの手引でキラの手に渡った後半の主人公機。高火力・高機動の万能機体。
ジャスティスガンダム
フリーダムの兄弟機。こちらは予定通りアスランの手に渡るが、アスランもろとも寝返る。フリーダムと比べると近接戦寄り。
ミーティア
エターナルの艦首に装備されているフリーダムとジャスティスの強化ユニット。射撃性能が強化され、無数の敵を一瞬で戦闘不能にするほど。ジャスティスは戦闘スタイルが射撃型にシフトし、マルチロックオンも使用できるようになる。

艦船[編集 | ソースを編集]

アークエンジェル
連合が5体のGと共に開発した新型戦艦。
ドミニオン
ナタルが艦長を務めるアークエンジェル級2番艦。色がやや黒く、艦橋のアンテナユニットなどデザインが少し違う。
アガメムノン級宇宙空母
連合の宇宙母艦。
ドレイク級護衛艦
連合の小型護衛艦。
ダニロフ級イージス艦
連合のイージス艦。
ナスカ級高速戦闘艦
ザフトの高速戦闘艦。同級にヴェサリウス等。
ローラシア級MS搭載艦
ザフトのMS運用母艦。同級にガモフ
ボズゴロフ級潜水母艦
ザフトのMS運用潜水艦。
レセップス
バルトフェルド隊の旗艦となる地上戦艦。続編でも同型艦が登場した。
エターナル
フリーダムとジャスティス用に開発された専用高速戦艦。核エンジン搭載型MS用の巨大補助兵装ミーティアを艦首に装備している。
クサナギ
オーブ軍イズモ級二番艦。
オーブ軍イージス艦
オーブ軍のイージス艦。

SEED MSV[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

国家・都市[編集 | ソースを編集]

地球連合
宇宙世紀シリーズにおける地球連邦政府に相当する組織で単に「連合」とも。ただし前者と違い、地球上全ての国家が属しているわけでは無い。
大西洋連邦
東アジア共和国
ユーラシア連邦
アフリカ共同体
バナディーヤ
オーブ連合首長国
南太平洋のソロモン諸島に存在する国。連合に属さず、ナチュラルとコーディネイターの融和を推進していた。
プラント
コーディネイターが住んでいるスペースコロニー群。コロニーそのものと国家と両方を指す。砂時計型をしておりL5ポイントにある。
タッシル

組織[編集 | ソースを編集]

地球連合軍
地球連合の常備軍。互いに仲が悪い地球連合所属国家の意向を反映してか、一枚岩ではない印象が強い。
ブルーコスモス
反コーディネイター団体で「青き清浄なる世界のために」がスローガン。地球連合(軍)内部において多大な影響を及ぼしている。本作における盟主はムルタ・アズラエル
アークエンジェル隊
地球連合所属のアークエンジェルおよびその所属機と運用乗員を指す。浸水前にザフトの襲撃を受けて多数の犠牲者が出たため、正規の搭乗員は意外と少ない。
後に、地球連合軍によって捨て駒にされた事によって離反。以降は独自行動を取り、三隻同盟の一角を担うようになる。
Z.A.F.T(ザフト)
プラントの政党、あるいはプラントの保持する軍隊の名称。「ザフト」とも呼ばれるが、厳密には誤り。
クルーゼ隊
アークエンジェル隊追撃の任を受けたラウ・ル・クルーゼ率いる部隊。自身らで奪った4機のG兵器が配備されたザフトの精鋭部隊である。
バルトフェルド隊
アフリカの都市「バナディーヤ」を拠点とするアンドリュー・バルトフェルド率いる部隊。砂漠戦を得意とする。
クライン派
シーゲル・クラインの娘ラクス・クラインを指導者に戴く一派。エターナルを旗艦とし、三隻同盟の一角を為す。
オーブ軍
オーブ連合首長国が抱える軍隊。正式名称は「オーブ国防軍」。オーブが地球連合に制圧された後は、一部メンバーが三隻同盟に合流した。
モルゲンレーテ
オーブ連合首長国の国営企業ストライクガンダムをはじめとした5機のG兵器等を開発している。
明けの砂漠
タッシルを拠点にザフトのバルトフェルド隊に抗戦するゲリラ組織。カガリ・ユラ・アスハが素性を隠して参加している。
三隻同盟
地球連合あるいはプラントによって事実上放逐されたアークエンジェルクサナギエターナルの三隻の母艦からなる武装勢力の仮称。
キラ・ヤマトら主人公側が劇中後半から所属する勢力で、泥沼状態となった連合・プラント間の戦争を終わらせる為に独自の行動を取る。

施設[編集 | ソースを編集]

アラスカ基地
カーペンタリア基地
カオシュン基地
パナマ基地
ジブラルタル基地
コペルニクス
ヘリオポリス
ユニウスセブン
ボアズ
ヤキン・ドゥーエ
メンデル

兵器[編集 | ソースを編集]

ジェネシス
ザフトが開発したガンマ線レーザー砲。地球を狙えば一撃で死の星に変えられる威力を持つ。
サイクロプス
大型マイクロ波発生装置。自爆同然の運用が求められるが凶悪な大量破壊兵器。

技術[編集 | ソースを編集]

ニュートロンジャマー
核分裂を抑制する装置。これにより核爆弾や核分裂炉は無効化されている。またミノフスキー粒子と同様に、レーダー障害を起こす事も可能。
GUNDAM
ストライクガンダムをはじめとする、ザフトのMSに対抗して作られた連合製のMSに搭載されているOS。 
フェイズシフト装甲
各GUNDAMに使われている特殊な装甲。発動に大量の電力を必要とするが、既存の通常兵器では歯が立たたないほどの強度を誇る。
ミラージュコロイド
ニュートロンジャマーキャンセラー
ニュートロンジャマーの効果をキャンセルする装置。有効範囲はMS1機分、製造には特殊な稀少物質を必要とする。
アストレイ
本作におけるアストレイといえばM1アストレイを言う。また、試作機の内の2号機「アストレイレッドフレーム」が通常版オープニングにのみ1カットだけ登場している。

事件[編集 | ソースを編集]

血のバレンタイン
地球連合軍がスペースコロニー「ユニウスセブン」を核攻撃した事件。2月14日だったことからこう呼ばれる。
第1次連合・プラント大戦
作中での一連の戦争の呼び名。ただしHDリマスター発表後に付けられたものであり、作中本編では使用されていない。
オーブ解放作戦
作中終盤で行われた戦闘の一つ。オーブの興亡を左右した歴史的な出来事であるのと同時に、次作主人公にとっても忘れ得ない出来事となる。

その他[編集 | ソースを編集]

コズミック・イラ
この世界での年号。C.E.と略す。
コーディネイター
受精卵のときに遺伝子操作を受けて生まれた人種。ナチュラルより何かしら・総合的に高い能力を持つが、それゆえに迫害されることも多く、基本的にナチュラルとは住み分けをしている。
スーパーコーディネイター
人工子宮等を用い母体内での影響などの不確定要素を排除した「完璧なコーディネイター」。
ナチュラル
コーディネイターに対し、普通に受精し生まれた人のこと。つまるところ自然発生人種の普通の人。
SEED
「Superior Evolutionary Element Destined-factor」の頭文字を取りSEED。意味は「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」。いわゆる覚醒状態。
オノゴロ島
オーブの領土の一つ。軍事の中枢であり、数度にわたって物語に関わる。
エヴィデンス01
ジョージ・グレンが木星探査中に発見したと言われる「羽根を生やしたクジラ」の化石で、正確な出所は不明。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「INVOKE -インヴォーク-」(第1期)
作詞:井上秋緒、作曲・編曲:浅倉大介、歌:T.M.Revolution
第1期OP。T.M.Revolutionは『DESTINY』でも第1期OPと挿入歌を担当している。
『第3次α』『DD』で採用。『DD』ではイベント「退紅に染まる海」にてクエストBGMに採用。
「moment」(第2期)
作詞・歌:Vivian or Kazuma、作曲・編曲:土橋安騎夫
「Believe」(第3期)
作詞:西尾佐栄子、作曲:あおい吉勇、編曲:斉藤真也、歌:玉置成実
『DD』で採用。イベント「己が信じる正義」にてクエストBGMに採用。
「Realize」(第4期)
作詞:BOUNCEBACK、作曲:大谷靖夫、編曲:荒井洋明・大谷靖夫、歌:玉置成実
『第3次α』『J』『DD』で採用。『DD』ではイベント「隼の瞳に映る流星」「シューティング・スターズ」にてクエストBGMに採用。
エンディングテーマ
「あんなに一緒だったのに」(第1期・第2期、HD版では新録)
作曲・編曲:梶浦由記、歌:See-Saw
『W』で採用。
「RIVER」(第3期、HD版では未使用)
歌:石井竜也
「FIND THE WAY」(第4期、HD版では44話と最終話のみ)
歌:中島美嘉
『W』でまさかの採用。エンディングで使用され、2周目以降に戦闘BGMに設定可能。
「Distance」(HD版第3・4期)
歌:FictionJunction
挿入歌
「Meteor -ミーティア-」
歌:T.M.Revolution
『DESTINY』のスペシャルエディションでも使用された。
『Z』で採用。
「暁の車」
作詞・作曲・編曲:梶浦由記、歌:Fiction Junction YUUKA
カガリ・ユラ・アスハのテーマ。
スペシャルエディションIIの主題歌としても使用された。
ボーカルは後に『マクロスゼロ』でマオ・ノームを演じる南里侑香氏。
劇中BGM
「GUNDAM出撃」
『第3次α』『J』『W』で採用。
「STRIKE出撃」
『J』で採用。
「翔べ!フリーダム」
『W』で採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

第2次α』で行われた次に参戦して欲しい作品アンケートでトップだった[2]ことから、放送終了の1年10ヶ月後という早いペースで『第3次α』に参戦している。直後の作品『J』でも続けて中心作品の一つとして扱われていたが、その後は外伝作品の『ASTRAY』『X ASTRAY』や続編の『DESTINY』も参戦するようになったため、扱われ方は小さくなっている。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初参戦作品。上記の通り比較的早いペースで参戦しているだけでなく、ストーリーの中心作品の一つとしてシナリオの再現やDVEの収録も豊富に行われており、『SEED MSV』の機体[3]も登場するなどかなり優遇された扱われ方をしている。
また、ザフト地球連合軍は『マクロスプラス』のゴーストX-9を引き連れていることが多い。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
第3次α』と同様にストーリーの中心作品の一つとして参戦しており、原作シナリオをかなり忠実に再現している。また、今作では作品世界のベースにもなっている。
スーパーロボット大戦W
第2部から登場。基本的なストーリーの流れはなぞられているものの、『ASTRAY』『X ASTRAY』を中心に展開されていくため、立ち位置的には添え物に近いものがある。なお、進め方によってはAAクルー、ザラ隊共に死者を一人も出させないことも可能となっている。
また、『SEED MSV』のメカ、キャラクターが『ASTRAY』名義で多数登場している。
スーパーロボット大戦K
DESTINY』がメインで扱われているため本作はいるだけ参戦…と言いたいところだが、本作名義で参戦しているのはバクゥのみ[4]と、実質的にはいないのに参戦という状態に近い。
『DESTINY』劇中では不発に終わったカガリSEED特殊技能)習得、カガリが降りたエールルージュエールストライクへの変化[5]のために参戦したのでは?とも見られている。
スーパーロボット大戦L
一部の機体が登場するだけのいるだけ参戦条件を成立させることでデュエルバスターが入手可能となっている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦モバイル
スーパーロボット大戦Card Chronicle
W』以来のシナリオ再現が行われる。
スーパーロボット大戦X-Ω
キラ南十字島へ漂着するというかたちで第2章からストーリーにかかわり始め、第3章まで再現が展開される。また、今作でパーフェクトストライクガンダムが初登場となった。
スーパーロボット大戦DD
ワールド3の構成作品として参戦。音声収録作品への本格参戦は『第3次α』以来ということもあってか、序章ワールド3から2章Part1までにかけて主に後半の原作再現が久方ぶりに行われる。イベントで流れる原作BGMも新規アレンジBGMで3曲もあるなど、新規参戦並みに優遇された扱い。
また、『L』以来のしっかりとした戦闘シーンのあるスパロボの参戦という事もあるのか、一部機体の戦闘演出がリマスター版を意識したものとなっている。
世界観を共有している「フルメタル・パニック! シリーズ」の影響はあまり受けず、大気圏突入後から始まり、バルトフェルドが絡まずクルーゼ隊が出張ることを除けば大まかな流れは原作に準じるが、異世界のゲートの出現を切っ掛けに状況が変わっていき、オーブ解放作戦辺りから原作とは異なる点が多くなっていく。
2章Part1にて原作イベント終了となるが、キラを含めたアークエンジェル隊はその後もプレイヤー部隊「ディバイン・ドゥアーズ」の一員として戦い続ける事になり、更に今作では最終決戦を生き延びたアズラエルが何者かの策略で新たな敵勢力の一員として再登場する等、オリジナルの展開が描かれる。
そのまま3章Part7にて『DESTINY』の物語に移行。この事情により生存したナタル・バジルールを始め、『SEED』にしか登場しない人物たちが『DESTINY』の展開に絡む事になる。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
PHASE-01 偽りの平和 第3次α』『J
PHASE-02 その名はガンダム 『第3次α』
PHASE-03 崩壊の大地 『第3次α』
PHASE-04 サイレントラン
PHASE-05 フェイズシフトダウン
PHASE-06 消えるガンダム
PHASE-07 宇宙そらの傷跡
PHASE-08 敵軍の歌姫 『第3次α』
PHASE-09 消えていく光 『第3次α』
PHASE-10 分かたれた道
PHASE-11 目覚める刃
PHASE-12 フレイの選択 『第3次α』
PHASE-13 宇宙そらに降る星 『第3次α』
PHASE-14 果てし無き時の中で OP変更
総集編
※HD版では除外
PHASE-15 それぞれの孤独 『第3次α』
PHASE-16 燃える砂塵 『第3次α』
PHASE-17 カガリ再び
PHASE-18 ペイバック
PHASE-19 宿敵の牙
PHASE-20 おだやかな日に 『第3次α』
PHASE-21 砂塵の果て 『第3次α』『J』『W』
PHASE-22 紅に染まる海
PHASE-23 運命の出会い
PHASE-24 二人だけの戦争 『第3次α』
PHASE-25 平和の国[6] 『第3次α』『J』『DD
PHASE-26 モーメント 総集編
※HD版では除外
PHASE-27 果てなき輪舞ロンド 半総集編
OP・ED変更
PHASE-28 キラ 『DD』
PHASE-29 さだめの楔 『J』『DD』
PHASE-30 閃光のとき
PHASE-31 慟哭の空 『第3次α』『J』『W』『DD』
PHASE-32 約束の地に
PHASE-33 闇の胎動
PHASE-34 まなざしの先
PHASE-35 舞い降りる剣 『第3次α』『J』『W』『DD』
PHASE-36 正義の名のもとに
PHASE-37 神のいかずち
PHASE-38 決意の砲火 『第3次α』『J』『W』
PHASE-39 アスラン 『第3次α』『J』
PHASE-40 暁の宇宙そら ED変更 『DD』
PHASE-41 ゆれる世界 OP変更
PHASE-42 ラクス出撃 『第3次α』『DD』
PHASE-43 立ちはだかるもの
PHASE-44 螺旋の邂逅 『J』 『DD』
PHASE-45 開く扉
PHASE-46 たましいの場所
PHASE-47 悪夢は再び
PHASE-48 怒りの日 『第3次α』『DD』
PHASE-49 終末の光 『第3次α』『J』『W』
FINAL-
PHASE
終わらない明日へ 『第3次α』『J』『W』『DD』
AFTER-
PHASE
星のはざまで DVD特典エピソード

スペシャルエディション[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
スペシャルエディション 虚空の戦場 PHASE-01~PHASE-21
スペシャルエディションII 遥かなる暁 PHASE-22~PHASE-40
スペシャルエディションIII 鳴動の宇宙そら PHASE-41~FINAL-PHASE

余談[編集 | ソースを編集]

  • 当初は2002年7月に放送開始する予定であったが、制作遅延によって3ヶ月後ろ倒しにされた。そのためMBSは、6月末に放送終了する予定だった前番組の特撮ドラマ『ウルトラマン コスモス』の放送を3ヶ月延長する事で乗り切った。これは『コスモス』の人気が高かったのも大きい。
  • 土曜日の夕方という時間帯の放送でありながら性行為を暗喩するようなシーン、残酷な死亡シーンが描かれていたため、放送局のTBSはBPO(番組倫理・番組向上機構)から名指しで回答を求められる事態となった[7]
    • 当時の「土6」枠を始めとしたMBS制作アニメは全般的にこのような過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。その後「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられている。
    • なお、「スペシャルエディション」[8]では、前述の性的なシーンは暗がりの中での行為中のカットや事後描写も追加されている。
    • もっともその後、同時間帯で放送された『鉄血のオルフェンズ』や『水星の魔女』で同様に過激な描写がBPOへ苦情が入るようになって以降、上記の描写への不満はネット上では滅多に見られなくなった。
  • 伝統的に視聴率面で苦戦しがちであったガンダムシリーズの中にあって本作は最高視聴率8%で歴代5位かつ平成以降の作品で2位を記録(1位は『DESTINY』の8.2%)、平均視聴率は6.2%で歴代3位の記録という好成績を残した。
  • 当初、ときた洸一氏によるコミカライズが月刊『コミックボンボン』にて連載される予定だったが、諸事情でお蔵入りとなり、連載は月刊『マガジンZ』一本のみに絞られることとなった。
    • その後、この件で編集部は上層部から大目玉を食らったらしく、急遽高山瑞穂[9]氏による連載が決定されたとのこと。なお、『ボンボン』では別冊付録の読み切りとしての掲載となり、残りはコミックス描き下ろしとなっている。
  • 本作は楽曲面でも大きな反響を呼んでおり、主題歌のほとんどがオリコンランク入りを果たしている。
    • キャリアこそあったものの、それまでは無名の部類だったSee-Sawこと石川智晶氏と梶浦由記氏は、第1期エンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」のヒットにより知名度が爆発的に上昇した。
    • 他にも、「SUIT CD vol.4」に収録されていた劇中の挿入歌「暁の車」はファンの要望によりシングルカットされ、そのシングルCDがオリコンにランクインするという「アニメの挿入歌」としては異例ともいえるヒットを叩き出している。
  • 設定や劇中で見られた過激な殲滅やウイルスデマなどは本作放送当時は「現実味が無い」などと否定的に評価されることも少なくなかったが、後に現実世界でも同様の問題が起こるようになるなど、結果的に未来を予見する事となった。また、コーディネイターの存在も、ゲノム編集技術の進歩と共に現実味を帯びてきている。
  • 2006年には、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされていたが、その後長い間音沙汰が無かった。様々な事情から企画が頓挫したのだと思われていたが、2021年に20周年企画「GUNDAM SEED PROJECT ignited」が発表され、外伝作品や新作ゲームなどと共に、劇場版が制作中であると発表され[10]、そうして『DESTINY』の続編にあたる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開された。
  • 2023年には、ガンダムシリーズ5作目となるパチンコ機「CRフィーバー機動戦士ガンダムSEED」が発売された。主題歌のライブイベントも含めたキャンペーンやテレビCMなど大々的に宣伝された。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
  2. 『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ プレイヤーズバイブル』117頁。
  3. ストライクルージュI.W.S.P.が登場。ただし、I.W.S.P.をストライクやスカイグラスパーへ装備させることはできない。
  4. なお、バクゥは『DESTINY』にも登場している。
  5. 『DESTINY』劇中に登場したトリコロールカラーのストライクルージュはストライクガンダムとは細部が若干異なっている。
  6. HD版では「平和の国へ」
  7. 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答
  8. 全50話の本編に新規カットを交えて編集・再構築された作品。第一部「虚空の戦場」、第二部「遥かなる暁」、第三部「鳴動の宇宙」の三作品として製作されており、一部二部は地上波でも放映された。
  9. 過去に『覇王マガジン』にて『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESITNY』を連載していた漫画家。
  10. 「機動戦士ガンダム SEED」シリーズの新プロジェクトが始動!ガンプラ「MG エクリプスガンダム」が発売決定!!TVシリーズの続編となる劇場作品や新作ゲームも 2021年5月28日閲覧。

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

  • 単巻
  • スペシャルエディション

楽曲関連[編集 | ソースを編集]

その他[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]