「機動戦士ガンダムSEED」の版間の差分
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*午後六時というほぼ全ての年齢層の視聴者が目にする時間帯に放送する番組にも関わらず、性行為の暗喩及び残酷な死亡シーンは物議を醸し、BPO(番組倫理・番組向上機構)には視聴者の意見が多数寄せられ、TBSには名指しで回答を求められた<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。通常は、「アニメ。人間同士の戦争をテーマにした作品であるが、人の死をここまで鮮明に写す必要はあるのか? 子供が観るに相応しい作品とは言い難い。」という具合に指摘をするのが一般的であり、作品名を名指しで具体的に表記するケースはごく稀なケースで、当時は重大な案件だったことが窺える。 | *午後六時というほぼ全ての年齢層の視聴者が目にする時間帯に放送する番組にも関わらず、性行為の暗喩及び残酷な死亡シーンは物議を醸し、BPO(番組倫理・番組向上機構)には視聴者の意見が多数寄せられ、TBSには名指しで回答を求められた<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。通常は、「アニメ。人間同士の戦争をテーマにした作品であるが、人の死をここまで鮮明に写す必要はあるのか? 子供が観るに相応しい作品とは言い難い。」という具合に指摘をするのが一般的であり、作品名を名指しで具体的に表記するケースはごく稀なケースで、当時は重大な案件だったことが窺える。 | ||
**なお、当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。 | **なお、当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。 | ||
+ | ***特に極端な例が2011年放送の『BLOOD-C』であり、ボカシなどの修正を入れられてもなお凄惨な残虐描写が入れられた事で視聴者からの苦情が大量に発生し、事態を重く見たBPOはMBSへ質問状を送付。結果、地上波での放送が困難になり総集編の放送もMBSから単独局となった。 | ||
**「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられていった。 | **「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられていった。 | ||
− | **なお、スペシャルエディション<ref>全50話の本編を、第一部「虚空の戦場」第二部「遥かなる暁」第三部「鳴動の宇宙」の三本の作品にして再編集した物。代表的な物として、フラガの戦死シーンでヘルメットが消滅する(フラガは生存してる可能性がある、と書き換えた。)などのシーンがある。</ref>で例の性的なシーンは'''事後描写'''から'''暗がりの中での行為中'''のカットに差し替えられ、製作者が本当に反省したのかについては疑問が残る。 | + | **なお、スペシャルエディション<ref>全50話の本編を、第一部「虚空の戦場」第二部「遥かなる暁」第三部「鳴動の宇宙」の三本の作品にして再編集した物。代表的な物として、フラガの戦死シーンでヘルメットが消滅する(フラガは生存してる可能性がある、と書き換えた。)などのシーンがある。</ref>で例の性的なシーンは'''事後描写'''から'''暗がりの中での行為中'''のカットに差し替えられ、製作者が本当に反省したのかについては疑問が残る。<ref>HDリマスター版でも同カットが使われている。</ref> |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2018年2月10日 (土) 00:27時点における版
- 2002年10月5日 ~ 2003年9月27日放映(MBS制作・TBS系列) 全50話
- 2012年1月1日 ~ 2012年11月25日 HDリマスター版放映。 全48話
- 初参戦スパロボ:第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ(2005年)
概要
ガンダムシリーズの一作であり、宇宙世紀シリーズ以外では初めて『機動戦士』のタイトルが冠せられた作品。本作から主なテレビシリーズはTBS系列「土6」(後の「日5」)枠での放送となる。
21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、「21世紀の1stガンダム」の謳い文句は有名。以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりも1stガンダムを彷彿とさせるシーンが多く、かつ同様のコンセプトの作品であり監督が当時スタッフとして参加していた『機甲戦記ドラグナー』を思わせる点も見受けられる。前半は1stを踏襲した展開だが、後半からは独自の展開に進んでゆく。
作品内容としては賛否両論であるが、結果的に新たなガンダムシリーズの支持層を得たため、興行的には成功。また、凝ったギミックを盛り込んだ各種プラモデルは好評で、作品自体には否定的でもメカデザイン・造形面に関しては評価するといった層も散見された[1]。このためか、模型誌を中心に活動していた外伝『アストレイシリーズ』は今でも続く息の長い作品となっている。
なお続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2015年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。2011年には放送局であるMBSとの契約が切れ、劇場版の企画継続が難しくなったため実質的に白紙化、脚本担当の両澤千晶氏も2016年に鬼籍に入られたため、頓挫したものと考えられている。
2012年1月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送された(前年12月よりバンダイチャンネルで先行配信)。
ストーリー
コズミック・イラと呼ばれる宇宙時代。遺伝子操作により優れた能力を持った人類を生み出すという技術が実用化された。その結果、「コーディネイター」と呼ばれる遺伝子操作人種と「ナチュラル」と呼ばれる自然種は互いへの差別的偏見から事あるごとに対立するようになり、最終的には利権争いも絡んで宇宙居住者の連合勢力「プラント」と地球居住者の連合勢力「地球連合」との間で戦争が発生した。
戦争勃発から11ヶ月後のコズミック・イラ71年、中立コロニーである資源衛星ヘリオポリスにプラントの軍隊「ザフト」が突然侵攻。コロニーは爆破され住人たちは地球連合の戦艦アークエンジェルに乗り込み地球の中立国家オーブへ避難するための長い旅を始めることになる。この混乱の中、民間人のコーディネイターであったキラ・ヤマトは偶然発見した地球連合の新型モビルスーツ・ストライクを動かし敵を撃退する。その操縦センスを買われアークエンジェルの軍属となったキラだが、ザフトの中にはキラの幼い頃の友人であったアスラン・ザラがいた。かつての親友たちは敵味方に分れて戦いあうことになる…
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。尚、『SEED』名義でなく『SEED DESTINY』名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/J
- メカ&キャラクターリスト/W
- メカ&キャラクターリスト/K
- メカ&キャラクターリスト/L
- メカ&キャラクターリスト/モバイル
- メカ&キャラクターリスト/CC
- メカ&キャラクターリスト/X-Ω
アークエンジェルクルーとその関係者
- キラ・ヤマト
- 主人公。コーディネイター。ガンダム強奪時にたまたま居合わせてしまったために巻き込まれてしまう。自身もコーディネイターであるが、仲間を守るためにストライクガンダムに乗って同胞の軍隊と戦うことを選ぶ。
- マリュー・ラミアス
- 新造艦アークエンジェルの副長としてヘリオポリスに来ていたが、ガンダム強奪時に艦長らが死んでしまったために艦長となる。
- ムウ・ラ・フラガ
- 連合のエースパイロット。特殊な空間認識能力を持ち、専用の機体を駆る。キラがフリーダムに乗り換えてからは彼がストライクに乗るようになった。クルーゼとは強い因縁を持つ。
- ナタル・バジルール
- アークエンジェルの戦闘指揮官。艦長の副官として戦闘を取り仕切る。後にドミニオンの艦長となるが、その故に連合から離反したマリューらと敵として対峙することになる。
- フレイ・アルスター
- 元々はキラの親友のサイ・アーガイルの婚約者だったが、父の死を契機にキラを戦わせるために身体を張る。
- ミリアリア・ハウ
- キラの同級生。トールとは恋人の関係。
- サイ・アーガイル
- キラの同級生。当初はキラの良き友人であったが、ある事件によりキラとの関係がギクシャクし始める。
- トール・ケーニヒ
- 学生組でカガリが抜けた後のスカイグラスパー2号機のパイロット。ミリアリアとは恋人同士。
- カズイ・バスカーク
- キラの同級生。
- アーノルド・ノイマン
- アークエンジェルの舵担当。戦艦でバレルロールを行う超人。
- ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- アークエンジェルのCIC電子戦担当。長い名前だが脇役。
- コジロー・マードック
- メカニックでAAの縁の下の力持ち。
- トリィ
- キラが幼少期にアスランからプレゼントされた鳥形のロボット。
- ジャッキー・トノムラ
- アークエンジェルのCIC担当。
- ロメロ・パル
- アークエンジェルのオペレーター。
Z.A.F.T、プラント在住
- アスラン・ザラ
- ガンダム強奪作戦の一員でありイージスに乗る。キラの友人で幼馴染であるが戦場で幾度も刃を交えることとなる。
- イザーク・ジュール
- クルーゼ隊メンバー。デュエルガンダム(アサルトシュラウド)パイロット。
- ディアッカ・エルスマン
- 射撃メインのバスターガンダムで前線を張る、ある意味凄い根性の持ち主。
- ニコル・アマルフィ
- アスランの世話女房的存在。クルーゼ隊のガンダムパイロットで唯一の戦死者。
- ミゲル・アイマン
- 中身は「T.M.Revolution」こと西川貴教氏。後にMSVキャラになり「黄昏の魔弾」の異名を得る。
- ラウ・ル・クルーゼ
- ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。ガンダム強奪作戦を行いガンダム4機を手に入れた。アスランたちの上官。ムウと因縁があった。
- フレデリック・アデス
- クルーゼ達の母艦ヴェサリウス艦長。
- ラクス・クライン
- プラントの歌姫。そのカリスマ性でプラントの人々の支持を受けている。非戦派であったが事体の深刻化により彼女も戦場に赴く。
- ハロ
- ラクスと一緒にいる小型ロボット。作ったのはアスランであり、色違いの同型機が山のようにある。何故か言葉づかいが下品。
- アンドリュー・バルトフェルド
- 通称アンディ。異名は『砂漠の虎』。コーヒーを愛する。
- アイシャ
- バルトフェルドの愛人。
- マーチン・ダコスタ
- バルトフェルドの部下。彼からは「ダコスタくん」と呼ばれて信頼されている。『ASTRAY R』にも登場した。
- マルコ・モラシム
- MSパイロット。ディンやゾノに乗ってキラ達AAメンバーを苦しめる。
- パトリック・ザラ
- アスランの父親。軍事面で重きを成すプラント国防委員長でプラント内部ではタカ派。
- シーゲル・クライン
- ラクスの父親。プラントの最高責任者であるプラント最高評議会議長であり、プラント内部では穏健派。
- アイリーン・カナーバ
- プラント最高評議会議員。クライン派に属する。
- ザフト兵
オーブ連合首長国
- カガリ・ユラ・アスハ
- ゲリラ組織「明けの砂漠」の一員。実はオーブの前国家元首の娘である。
- アサギ・コードウェル
- M1アストレイのパイロット。外伝『ASTRAY』にも登場する。
- マユラ・ラバッツ
- ジュリ・ウー・ニェン
- レドニル・キサカ
- カガリのお目付け役。
- エリカ・シモンズ
- モルゲンレーテ社員。本編ではあまり目立たないが、アストレイシリーズでは結構重要な位置にいるキャラ。
- ウズミ・ナラ・アスハ
- オーブの前国家元首でカガリの養父。未だ実権を握っている。
- オーブ兵
連合
- ジェラード・ガルシア
- ユーラシア連邦の軍人。外伝『ASTRAY』にも登場する。
- オルガ・サブナック
- 生体CPUであるパイロットの一人。
- クロト・ブエル
- シャニ・アンドラス
- ムルタ・アズラエル
- ブルーコスモスの盟主。
その他
- ジョージ・グレン
- ファースト・コーディネイター。多彩な分野で優れた功績を残した。劇中では既に故人。
- マルキオ導師
- 導師と呼ばれるが詳しい人物背景は全く不明。アストレイシリーズでも登場する。
- エル
- 地球降下前にキラが出会った民間人の女の子。通称折り紙の少女。
- サイーブ・アシュマン
- 北アフリカのレジスタンス「明けの砂漠」のリーダー。
- アフメド・エル・ホズン
- 北アフリカのレジスタンス「明けの砂漠」のメンバー。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。なお『SEED』名義でなく『SEED DESTINY』名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/J
- メカ&キャラクターリスト/W
- メカ&キャラクターリスト/K
- メカ&キャラクターリスト/L
- メカ&キャラクターリスト/モバイル
- メカ&キャラクターリスト/CC
- メカ&キャラクターリスト/X-Ω
連合の機動兵器
GUNDAM
- ストライクガンダム
- 「ストライカーパック」という換装システムにより、近・中・遠距離全てに対応できる万能機。前半の主人公機で、後半はムウが搭乗する。
- エールストライクガンダム
- 中距離と機動性を重視した形態。汎用性が高く原作で最も多用された。
- ソードストライクガンダム
- 近距離を重視した形態。ミゲルの乗るジン、ブリッツなどの撃破に貢献している。
- ランチャーストライクガンダム
- 遠距離重視の形態。原作後半ではムウが愛用した。
- パーフェクトストライクガンダム
- HDリマスター版に登場。エール、ソード、ランチャーの全ての武装を同時に装備した形態。
- カラミティガンダム
- 連合が新たに開発したガンダムの1機。射撃に特化した機体。
- レイダーガンダム
- 新Gの1機。元々あった制式仕様を改良した姿。可変機構を有する高機動型。
- フォビドゥンガンダム
- 新Gの1機。ミラージュコロイドの応用技術でビームを自由自在に曲げる事が出来る。
その他
- ストライクダガー
- ストライクガンダムの簡易量産機。SEED版ジム。
- メビウス
- メビウス・ゼロの量産型。ストライクダガーが出来るまでの連合の宇宙での主力モビルアーマー。使い方によっては優秀。核ミサイルを装備したタイプもある。
- メビウス・ゼロ
- メビウスより一世代前の機体。高い空間認識能力を持つ者だけが使用できるガンバレルを装備。
- スカイグラスパー
- ストライカーパックを輸送する支援メカ。
ザフトの機動兵器
GUNDAM
- イージスガンダム
- アスランが搭乗。最初に作られた5機のGでは唯一可変機構を持つ。
- バスターガンダム
- ディアッカが搭乗。全てを射撃兵装で固めた中・長距離用機体。
- デュエルガンダム
- イザークが搭乗。他の4機に比べてシンプルな機体。
- デュエルガンダム アサルトシュラウド
- 強化装甲「アサルトシュラウド」を装着した姿。地上に降りてからの登場。
- ブリッツガンダム
- ニコルが搭乗。ミラージュコロイドによる隠密性に優れた特殊戦用機体。
- プロヴィデンスガンダム
- 最終話直前に突如現れたザフト製G。ガンバレルの発展型とも言える無線攻撃端末ドラグーンを装備している。
その他
- ジン
- SEED版ザク。汎用性が高く、専用にカスタマイズされた機体も存在する。
- シグー
- ジンの上位機で指揮官などが使用。クルーゼが操縦するシグーはさながら(色こそ違えど)SEED版シャア専用ザク。
- ディン
- 一般用、ディン (クルーゼ専用)の2種類が登場。単機での大気圏飛行が可能な機体。
- バクゥ
- 地上戦用の4足歩行型MS。ミサイル装備型、レールガン装備型がある。
- ラゴゥ
- バクゥの上位機で二人乗り。登場は続編含めてバルトフェルド機のみ。
- グーン
- SEED版アッガイ。見た目はイカ。
- ゾノ
- SEED版ゴッグ。
- ゲイツ
- SEED版ゲルググ。一般用、ゲイツ (クルーゼ専用)が登場。コンテストでの一般公募デザインをリファインした機体。
オーブの機動兵器
- ストライクルージュ
- カガリが搭乗。続編ではOSの調整で元祖ストライクと一緒の色にも出来る事が判明する。
- M1アストレイ
- オーブの量産機。性能面ではストライクダガー以上、ゲイツと同等程度だがパイロットがほぼ素人ばかりだったために活躍のシーンはない。
- フリーダムガンダム
- キラが搭乗。高火力・高機動の万能機体。ジャスティスと比べると射撃寄り。
- ジャスティスガンダム
- アスランが搭乗。フリーダムと比べると近接戦寄り。
- ミーティア
- エターナルの艦首に装備されているフリーダムとジャスティスの強化ユニット。射撃性能が強化され、無数の敵を一瞬で戦闘不能にするほど。ジャスティスは戦闘スタイルが射撃型にシフトし、マルチロックオンも使用できるようになる。
戦艦
- アークエンジェル
- 連合が5体のGと共に開発した新型戦艦。
- ドミニオン
- ナタルが艦長を務めるアークエンジェル級2番艦。色がやや黒く、艦橋のアンテナユニットなどデザインが少し違う。
- アガメムノン級宇宙空母
- ダニロフ級イージス艦
- ドレイク級護衛艦
- ナスカ級高速戦闘艦
- ザフトの高速艦。同級にヴェサリウス等。
- ローラシア級MS搭載艦
- ザフトのMS運用母艦。同級にガモフ。
- ボズゴロフ級潜水母艦
- MS運用潜水艦。
- レセップス
- バルトフェルド隊の旗艦となる地上戦艦。続編でも同型艦が登場した。
- エターナル
- フリーダムとジャスティス用に開発された専用高速戦艦。核エンジン搭載型MS用の巨大補助兵装ミーティアを艦首に装備している。
- オーブ軍イージス艦
SEED MSV
- I.W.S.P.
- ストライクガンダムI.W.S.P.
- スカイグラスパーI.W.S.P.
- ストライクルージュI.W.S.P.
用語
国家
- 地球連合
- 宇宙世紀シリーズにおける地球連邦政府に相当する組織で単に「連合」とも。ただし前者と違い、地球上全ての国家が属しているわけでは無い。
- 大西洋連邦
- 東アジア共和国
- アフリカ共同体
- オーブ連合首長国
- 南太平洋のソロモン諸島に存在する国。連合に属さず、ナチュラルとコーディネイターの融和を推進していた。
- プラント
- コーディネイターが住んでいるスペースコロニー群。コロニーそのものと国家と両方を指す。砂時計型をしておりL5ポイントにある。
組織
- 地球連合軍
- 地球連合の常備軍。互いに仲が悪い地球連合所属国家の意向を反映してか、一枚岩ではない印象が強い。
- Z.A.F.T(ザフト)
- プラントの政党、あるいはプラントの保持する軍隊の名称。「ザフト軍」とも呼ばれるが、厳密には誤り。
- オーブ軍
- オーブ連合首長国が抱える軍隊。正式名称は「オーブ国防軍」。オーブが地球連合に制圧された後は、一部メンバーが三隻同盟に合流した。
- モルゲンレーテ
- オーブ連合首長国の国営企業。ストライクガンダムをはじめとした5機のG兵器等を開発している。
- 明けの砂漠
- タッシルを拠点にザフトのバルトフェルド隊に抗戦するゲリラ組織。カガリ・ユラ・アスハが素性を隠して参加している。
- 三隻同盟
- 地球連合あるいはプラントによって事実上放逐されたアークエンジェル、クサナギ、エターナルの三隻の母艦からなる武装勢力の仮称。
- キラ・ヤマトら主人公側が劇中後半から所属する勢力で、泥沼状態となった連合・プラント間の戦争を終わらせる為に独自の行動を取る。
施設
兵器
技術
- ニュートロンジャマー
- 核分裂を抑制する装置。これにより核爆弾や核分裂炉は無効化されている。またミノフスキー粒子と同様に、レーダー障害を起こす事も可能。
- GUNDAM
- ストライクガンダムをはじめとする、ザフトのMSに対抗して作られた連合製のMSに搭載されているOS。
- フェイズシフト装甲
- 各GUNDAMに使われている特殊な装甲。発動に大量の電力を必要とするが、既存の通常兵器では歯が立たたないほどの強度を誇る。
- ミラージュコロイド
- ニュートロンジャマーキャンセラー
- ニュートロンジャマーの効果をキャンセルする装置。有効範囲はMS1機分、製造には特殊な稀少物質を必要とする。
- アストレイ
- 本作におけるアストレイといえばM1アストレイを言う。また、試作機の内の2号機「アストレイレッドフレーム」が通常版オープニングにのみ1カットだけ登場している。
事件
- 血のバレンタイン
- 地球連合軍がスペースコロニー「ユニウスセブン」を核攻撃した事件。2月14日だったことからこう呼ばれる。
- ヤキン・ドゥーエ戦役
- オーブ解放作戦
その他
- コズミック・イラ
- この世界での年号。C.E.と略す。
- コーディネイター
- 受精卵のときに遺伝子操作を受けて生まれた人種。何らかの能力がナチュラルよりも優れている場合が多く、その有能さゆえに迫害されることも多く、基本的にナチュラルとは住み分けをしている。
- スーパーコーディネイター
- 人工子宮等を用い母体内での影響などの不確定要素を排除した「完璧なコーディネイター」。
- ナチュラル
- コーディネイターに対し、普通に受精し生まれた人のこと。つまるところ自然発生人種の普通の人。
- SEED
- 「Superior Evolutionary Element Destined-factor」の頭文字を取りSEED。意味は「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」。いわゆるスーパーモード。
- オノゴロ島
- エヴィデンス01
- ジョージ・グレンが木星探査中に発見したと言われる「羽根を生やしたクジラ」の化石で、正確な出所は不明。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「INVOKE -インヴォーク-」(第1期)
- 歌:T.M.Revolution
- 第1期OP。T.M.Revolutionは『DESTINY』でも第1期OPと挿入歌を担当している。『第3次α』で採用。
- 「moment」(第2期)
- 歌:Vivian or Kazuma
- 「Believe」(第3期)
- 歌:玉置成実
- 「Realize」(第4期)
- 歌:玉置成実
- 『第3次α』『J』で採用。
- エンディングテーマ
-
- 「あんなに一緒だったのに」(第1期・第2期)
- 作曲・編曲:梶浦由記 歌:See-Saw
- 『W』で採用。
- 「RIVER」(第3期)
- 歌:石井竜也
- 「FIND THE WAY」(第4期、HD版では44話と最終話のみ)
- 歌:中島美嘉
- 『W』でまさかの採用。1周目クリア後、戦闘BGMに設定可能。
- 「Distance」(HD版第4期)
- 歌:FictionJunction
- 挿入歌
-
- 「Meteor -ミーティア-」
- 歌:T.M.Revolution
- 『DESTINY』のスペシャルエディションでも使用された。
- 「暁の車」
- 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 歌:Fiction Junction YUUKA
- カガリ・ユラ・アスハのテーマ。
- 劇中BGM
-
- 「GUNDAM出撃」
- 『第3次α』『J』『W』で採用。
- 「STRIKE出撃」
- 『J』で採用。
- 「翔べ!フリーダム」
- 『W』で採用。
登場作と扱われ方
知名度に反してスパロボへの参戦回数はあまり多くない。現時点では据え置き機への参戦・声付きへの参戦ともに『第3次α』だけ、以降の参戦もほとんど携帯機シリーズ。さらに『SC2』以降は続編『DESTINY』の参戦が大半を占めるようになってしまった。
原作ストーリーがまともに再現されたのは放映直後に発売された『第3次α』と『J』くらいなもので、『W』は外伝の『ASTRAY』がメインなので実質裏方である。その『第3次α』もαシリーズの世界観との相性の悪さや、シナリオ再現のやり方が物議を醸したので、手放しで「まともに再現された」とは評しづらい面がある。また、『L』は機体のみ、『K』に至っては特殊技能のみの参戦となっている。
なお、『SEED』から『DESTINY』への流れがスパロボで扱われたことはほとんどない。[2]『CC』では『SEED』終盤から『DESTINY』中盤までを省略される。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初参戦。一応は原作の流れに沿っているが、主な舞台が宇宙圏に移り変わりつつあったαシリーズの流れで、不自然に地球圏に戻る、なんてことも。ザフトが敵として現れた際には『マクロスプラス』の機体であるゴーストX-9を引き連れることが多い。
- なお、前作『第2次α』の参戦して欲しい作品アンケートで1位だった事、発売時期が『DESTINY』放送時期と重なる事の影響か、21世紀に入ってからのTVシリーズのガンダム内では放送終了から1年10ヶ月で参戦しており、放送終了後からSRW初参戦まで3年近くかかった『00 1st』『AGE』に比べても早い参戦ペースだった。
- 『SEED MSV』からストライクルージュI.W.S.P.も登場するが、I.W.S.P.をストライクやスカイグラスパーへ装備させることはできない。
- 前述の通り、難のある部分の多い参戦ではあったが、DVEの数は非常に豊富であり、扱いが悪いとも言い切れない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 作品世界の根本に関わっているせいか、原作シナリオを殆ど弄られていない。現時点で唯一ムウの死亡回避イベントが用意されていない作品。
- スーパーロボット大戦W
- 基本的なストーリーの流れは踏襲しているが、同時進行である『ASTRAY』『X ASTRAY』を中心として展開する。そのため、ルート選択によっては本作のメンバーを使うことが殆ど無い事もある。
- そもそも今作におけるSEEDシリーズのキャラクターは第二部にならないと登場しない。例外的にムウだけは第一部序盤からスポット参戦するがそれでも正式参戦は終盤。また、重要なイベントが殆どがダイジェスト化、あるいはカットされておりいざ展開されても話に絡むメンツが揃っていない事も。さらに自軍への合流も非常に遅く、ほぼいるだけ参戦と言ってもいい。キャラの生存率に関しては非常に高く、フラグ立てを頑張ればAAクルー・ザラ隊共に死者を一人も出させないことも可能。
- 今回は『ASTRAY』名義で『SEED MSV』のキャラ・メカが多く登場しており、『第3次α』でのI.W.S.P.がルージュにしか装備できない仕様も解消されている。
- スーパーロボット大戦K
- シナリオは『DESTINY』準拠であり、機体も『DESTINY』のものばかり。一応バクゥが本作名義での出典になっているが、『DESTINY』でも出演しているため実質本作はいないのに参戦も同然となっている。
- では一体なぜ本作が参戦しているのか探してみると、『DESTINY』劇中にてSEEDが不発に終わったカガリがSEEDを発動しているので、彼女にSEED技能を持たせるためだけに参戦させたと思われる。
- スーパーロボット大戦L
- 今回は『SEED』にしか登場していないデュエルとバスターが隠し機体となっている。また、本作からの登場機体が『K』よりも増しており、ジンやシグーなどがザコ敵として登場している。
単独作品
- スーパーロボット大戦モバイル
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『W』以来のシナリオ再現が行われる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ストーリーに絡んで来るのは第2章からで、なんとキラが南十字島へ漂流してくる。今作でパーフェクトストライクガンダムが初登場。ストーリー再現は第3章まで。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
PHASE-01 | 偽りの平和 | 第3次α、J | ||
PHASE-02 | その名はガンダム | |||
PHASE-03 | 崩壊の大地 | |||
PHASE-04 | サイレントラン | |||
PHASE-05 | フェイズシフトダウン | |||
PHASE-06 | 消えるガンダム | |||
PHASE-07 | ||||
PHASE-08 | 敵軍の歌姫 | |||
PHASE-09 | 消えていく光 | |||
PHASE-10 | 分かたれた道 | |||
PHASE-11 | 目覚める刃 | |||
PHASE-12 | フレイの選択 | |||
PHASE-13 | ||||
PHASE-14 | 果てし無き時の中で | OP変更 総集編 ※HD版では除外 |
||
PHASE-15 | それぞれの孤独 | |||
PHASE-16 | 燃える砂塵 | |||
PHASE-17 | カガリ再び | |||
PHASE-18 | ペイバック | |||
PHASE-19 | 宿敵の牙 | |||
PHASE-20 | おだやかな日に | |||
PHASE-21 | 砂塵の果て | |||
PHASE-22 | 紅に染まる海 | |||
PHASE-23 | 運命の出会い | |||
PHASE-24 | 二人だけの戦争 | |||
PHASE-25 | 平和の国 | |||
PHASE-26 | モーメント | 総集編 ※HD版では除外 |
||
PHASE-27 | 果てなき |
OP・ED変更 | ||
PHASE-28 | キラ | |||
PHASE-29 | さだめの楔 | |||
PHASE-30 | 閃光の |
|||
PHASE-31 | 慟哭の空 | |||
PHASE-32 | 約束の地に | |||
PHASE-33 | 闇の胎動 | |||
PHASE-34 | まなざしの先 | |||
PHASE-35 | 舞い降りる剣 | |||
PHASE-36 | 正義の名のもとに | |||
PHASE-37 | 神のいかずち | |||
PHASE-38 | 決意の砲火 | |||
PHASE-39 | アスラン | |||
PHASE-40 | 暁の |
ED変更 | ||
PHASE-41 | ゆれる世界 | OP変更 | ||
PHASE-42 | ラクス出撃 | |||
PHASE-43 | 立ちはだかるもの | |||
PHASE-44 | 螺旋の邂逅 | |||
PHASE-45 | 開く扉 | |||
PHASE-46 | たましいの場所 | |||
PHASE-47 | 悪夢は再び | |||
PHASE-48 | 怒りの日 | |||
PHASE-49 | 終末の光 | |||
FINAL- PHASE |
終わらない明日へ | 第3次α | ||
AFTER- PHASE |
星のはざまで | DVD特典エピソード |
主要スタッフ
- 制作
- サンライズ(第9スタジオ)
- 監督
- 福田己津央
- シリーズ構成
- 両澤千晶
- キャラクターデザイン
- 平井久司
- メカニックデザイン
- 大河原邦男
- 山根公利
- 音楽
- 佐橋俊彦
余談
- 午後六時というほぼ全ての年齢層の視聴者が目にする時間帯に放送する番組にも関わらず、性行為の暗喩及び残酷な死亡シーンは物議を醸し、BPO(番組倫理・番組向上機構)には視聴者の意見が多数寄せられ、TBSには名指しで回答を求められた[3]。通常は、「アニメ。人間同士の戦争をテーマにした作品であるが、人の死をここまで鮮明に写す必要はあるのか? 子供が観るに相応しい作品とは言い難い。」という具合に指摘をするのが一般的であり、作品名を名指しで具体的に表記するケースはごく稀なケースで、当時は重大な案件だったことが窺える。
- なお、当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。
- 特に極端な例が2011年放送の『BLOOD-C』であり、ボカシなどの修正を入れられてもなお凄惨な残虐描写が入れられた事で視聴者からの苦情が大量に発生し、事態を重く見たBPOはMBSへ質問状を送付。結果、地上波での放送が困難になり総集編の放送もMBSから単独局となった。
- 「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられていった。
- なお、スペシャルエディション[4]で例の性的なシーンは事後描写から暗がりの中での行為中のカットに差し替えられ、製作者が本当に反省したのかについては疑問が残る。[5]
- なお、当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。
脚注
- ↑ なお、この傾向は後年の『機動戦士ガンダムAGE』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(SRW未参戦)などでも見られている。
- ↑ 『SEED』の時点でαシリーズが終了、Zシリーズでは『DESTINY』からのスタート
- ↑ 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答
- ↑ 全50話の本編を、第一部「虚空の戦場」第二部「遥かなる暁」第三部「鳴動の宇宙」の三本の作品にして再編集した物。代表的な物として、フラガの戦死シーンでヘルメットが消滅する(フラガは生存してる可能性がある、と書き換えた。)などのシーンがある。
- ↑ HDリマスター版でも同カットが使われている。
商品情報
DVD
- 単巻
- スペシャルエディション
楽曲関連
その他
資料リンク
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