ムウ・ラ・フラガ
ムウ・ラ・フラガ | |
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外国語表記 | MU LA FLAGA[1] |
登場作品 | |
声優 | 子安武人 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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別名 | ネオ・ロアノーク |
異名 |
不可能を可能にする男(自称) エンデュミオンの鷹[2] |
種族 | 地球人(ナチュラル) |
性別 | 男 |
生年月日 | C.E.43年11月29日 |
星座 | 射手座 |
年齢 |
28歳 31歳(DESTINY) |
身長 | 183 cm |
体重 | 77 kg |
血液型 | O型 |
所属組織 | 地球連合軍 → オーブ連合首長国 → 地球連合軍 → オーブ連合首長国 |
所属部隊 |
アークエンジェル隊 ファントムペイン(ロアノーク隊) → アークエンジェル隊(DESTINY) |
役職 |
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軍階級 |
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ムウ・ラ・フラガ / ネオ・ロアノークは『機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
「エンデュミオンの鷹」の異名で知られる地球連合軍のエース。その異名の由来となった「高い空間認識能力が要求されるガンバレルを搭載したメビウス・ゼロを駆って、ザフトのMSジンを5機落とす」等、その名に恥じぬ実力と戦績を誇る。
もっとも、ムウは戦績を誇ったりはせず、自身の事を「不可能を可能にする男」と称している。部下の面倒見の良い軍人であり、また明朗快活な常識人なので、多くの人達から慕われている。
SEED[編集 | ソースを編集]
母艦アークエンジェルでの数少ない戦力として活躍し、メビウス・ゼロやスカイグラスパーを駆って、ストライクガンダムのパイロットとなったキラ・ヤマトを度々サポートした。また、アークエンジェル艦長であるマリュー・ラミアスに対しては公私にわたって支える傍らで何度もアプローチをかけており、突然のキスで彼女の心を射止めている。
アラスカ基地でのサイクロプス発動後、アークエンジェルと共に連合軍を離反。オーブ連合首長国へ身を寄せた際にナチュラル用OSを搭載して修復されたストライクを受け取り、そのパイロットとなる。この時、ムウ自身は「MS乗りとして新米である」と謙遜していたが、後のオーブ戦においてストライクダガーを数機問題なく落としている。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の頃にはムウの反応速度に機体性能が追いつけなくなる程にMSパイロットとしての腕を上げていた。この設定は、ムウ役の声優である子安武人氏がかつて演じたゼクス・マーキスとトールギスの関係に似通っている。
オーブのマスドライバーを経由して宇宙へ上がった後、廃棄コロニー「メンデル」においてムウは宿敵のラウ・ル・クルーゼから彼の出生の秘密を知らされる。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でクルーゼと対峙するが、機体は中破する。そして、敵艦ドミニオンからアークエンジェルへと放たれた陽電子砲をその身を挺して防ぎ、MIA(戦闘中行方不明)となった。
SEED DESTINY[編集 | ソースを編集]
前作における第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時に死亡した…かに見えたが、「奇跡の生還」を果たして地球連合軍に救出されていた事が判明した。だが、ロード・ジブリールに偽の記憶を植えつけられてしまい、「ネオ・ロアノーク」となる。
仮面を被り、ジブリール直属の地球連合軍特殊部隊「ファントムペイン」の指揮官となり、スティング、アウル、ステラの3人のエクステンデッドを部下に持つ。
ザフトの最新型モビルスーツ「セカンドステージシリーズ」を奪取し、追撃を受けながらも持ち前の指揮能力で相手を出し抜き、上層部からの命令は遵守する優秀な軍人。その一方、ムウだった時と同じように陽気な面や部下思いな面が強く、エクステンデッドへの罪悪感も見られる。
パーソナルカラーは赤紫で、搭乗機は宇宙ではエグザス、地上ではウィンダムを駆り、ナチュラルながら(SEEDを持つ)コーディネイターであるシンやアスランと互角以上に渡り合った。
脱走したステラをシンから託された際、彼女を戦いから遠ざけるよう約束するも彼の権限ではそれもままならず、やむを得ずベルリンではデストロイガンダムに乗るステラの護衛に付く。なお、この出撃の前に廊下でスウェン・カル・バヤン、シャムス・コーザらとすれ違っている。
ベルリンにおけるキラとの戦闘で機体を撃墜され外へ投げ出されたネオは気絶して、アークエンジェル(以下、「AA」と表記)に収容され、ムウ・ラ・フラガであると判明。
初めはムウとしての記憶の戻らないネオだったが、収容後に行われた身体検査の結果、AAに残されていたムウの身体記録と完全に一致した事や、AAで過ごす内に失った記憶の一部が徐々にフラッシュバックし始めた事で、自身の「過去」が偽りだった事を悟る。暫くはAAで拘束されたまま過ごすが、ザフトのオーブ侵攻の際に解放されスカイグラスパーでAAの援護に回り、戦闘後にAAと共に戦うことを誓った。その後カガリ・ユラ・アスハからアカツキを託された。最終局面でミネルバの陽電子砲をその身で受け止めた際にネオがフラッシュバックを起こし、ムウとしての記憶を取り戻した。そして、アカツキでザフトを正面突破し、レクイエムを破壊。勝利に貢献した。その後は愛するマリュー・ラミアスとの感動の再会をし、戦後は共にオーブで過ごした。
キャラクターの総評[編集 | ソースを編集]
ネオ・ロアノークは(記憶を失っていた間の行動とはいえ)ステラの死等、様々な悲劇の一因を生み出した人物でもある。しかし、アークエンジェル隊ではその事に関して言及していない。一方、『Z』や『L』では、その事に関してかなりフォローがされている。
なお、ネオが着用する仮面は(ネオ役の声優である子安武人氏が演じた)ゼクス・マーキスが被っている頭部と目元を隠すヘルメットのようなもの。これは視聴者に対し正体を隠そうとしたものだが[3]、劇中において仮面を被っていた理由は一切語られていない。しかし、公式外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』ではアッシュ・グレイがネオと同じようなデザインの仮面を着用していた事から、あるいは記憶を消すような効果が有るのかもしれない。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
『SEED』『DESTINY』双方で仲間になる。平均以上の能力を持つが、ナチュラルでありコーディネイター技能やSEEDを持たないため、『SEED』系パイロットでは弱い部類に入ってしまう事がしばしば。さらに『SEED』系機体には個人専用機およびコーディネイター専用機が多く、宇宙世紀系のMSパイロット以上に搭乗機体が制限され、強力な機体に乗せづらい。特に『SEED』設定では強化の入りづらいストライク固定になりがち。そのせいか、安定して強い『SEED』系にしては普通に運用しても強力(『第3次α』『L』)、運用次第では使える(『W』『Z』)、はっきり弱い・使い勝手が悪い(『J』『K』)、と作品間で大幅に強さや使い勝手が変わる。
イベント面では立場上、隊長格ポジションのまとめ役という事が多く、原作の飄々とした面を持ちつつもナタルの人質作戦に憤る面々に対してナタルの行動を擁護したり、銃を持つことに戸惑うキラに注意したりと大人としての側面も描かれている。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。メビウス・ゼロの使い勝手がよく重宝するが、改造引継ぎで得をするため早期に改造が進みやすいストライクガンダムに原作通り乗せるのも有力な選択肢である。初参戦の恩恵か、歴代でも屈指の使いやすさを持つ。
- また、アムロの存在故か、階級が少佐には昇進せず大尉止まりであり、互いに実力を認めあっているものの立場はアムロの方が上。ローエングリンの主砲を受け止める際のイベントはストライクだろうが、M1アストレイだろうが、メビウス・ゼロだろうが、スカイグラスパーだろうが不可能を可能にしてしまう。……が、いない場合の展開を見てるとありがたみが激減。
- 原作とは違い、MIAになる事は無く最後まで使用可能。後年では最終話直前で永久離脱する人達も出てきたため、ムウの場合、単純に続編よろしく運が良かったというべきか。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 当初はネオとして登場。敵としては主に専用ウィンダムで、セツコ編で何度も交戦する。その後、チラムでの戦闘で撃墜され、万丈に回収されてアークエンジェルに届けられ、オーブ戦ではアカツキ (オオワシ装備)に乗ってスポット参戦。終盤、ようやく正式参戦する。
- なお上述のように本作はスパロボ補正があるので、原作と違い自身の記憶が作り物であることを認識しているセリフを吐くほか、原作再現編でもifルートステラ生存状態でも、参入時にはネオとしての行動を悔いている真情を吐露する会話を見ることが出来る。ちなみに声バグ被害者の代表格でもある。
- その後、イベントが発生して名義が「ムウ・ラ・フラガ」に変更(特に能力の変更はない)。能力値がキラ達に負けている。アカツキの性能に合わせたのか成長タイプがスーパー系なので回避がリアル系で最低数値と致命的な欠点を持つ。さらに乗機のアカツキの攻撃力も負けている。さらに終盤近い参戦なので、能力値を上げる期間もない……と悪いことだらけである。小隊員として大人しくしたほうがいいが、強くしたいのならブロッキングを取得して、技量値を上げることを勧める。ただ乗機アカツキが硬く小隊員としては使い勝手が良い部類で、使い方次第では強力。
- 条件を満たしてステラを生存させていると彼女に「ネオはもういないんだ」と言い、シンに「ネオ・ロアノークの代わりは任せる」と心の中で呟く。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- ユルゲンスと共に013特命部隊の指揮を執る。専用台詞の設定が完全にネオとムウが切り分けられてはいないようで、バトルシアターでキラに援護させると「ムウさん」と呼ばれる…。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 既にムウに戻っており、『第2次Z』では本人が直接登場することは無いが、とある場面でシンの口から名前が出てくる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 地球防衛部隊の一員として顔見せ程度に登場する。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 『第3次α』とは逆にどうやっても離脱するが、アークエンジェルについていくと強制出撃が多いのが困りもの。コーディネイターとSEEDを持たないので、最終的にはマリューとナタルを除く『SEED』組最下位の能力に。
- ただし、能力に反して精神コマンドにはかなり恵まれており、リアル系でありながら「不屈」と「必中」を両方覚える。しかも、SEED系パイロットで「必中」を覚えるのはムウのみであり、更に『J』では高回避や分身持ちの敵が多めなので下手すると他の高能力のコーディネイター勢よりも使い易いことも。
- 余談だが、『J』にて子安武人氏が演じたキャラは全員死亡していたりする。
- スーパーロボット大戦W
- スポット参戦は第一部の序盤からあるが、正式加入はキラ達と同じ後半から。第一部のスポット参戦で10機撃墜数を稼ぐことでライトニングストライカーパックを入手でき、戦える支援役として運用が可能。また何の説明もないが、ドレッドノートガンダム(Xアストレイ)やガンバレルダガー(2周目以降)に乗り換えが可能であり、本作では通常システムの作品では珍しく強力な機体に恵まれている。Xアストレイ正パイロットのプレアとは能力値が全て同一(性格・精神コマンド・特殊技能が違う)であり、ムウの方が前線向きなパイロットなので、Xアストレイにムウを乗せ換える人も多い。
- 死亡イベントも発生自体を劾が潰すため何事もなく生存するなど、システム的には恵まれているがイベント的には影が薄く、最終戦でのクルーゼとの戦闘前会話もない。
- 『J』同様、最終的なステータスはSEED込みのカガリに若干劣るが、カガリ用だった3人娘召喚をムウも行えるようになった。
- スーパーロボット大戦K
- 仮面を被った状態での出番は非常に少なく、ベルリンルートのみしか交戦する機会がない。原作同様にカガリからアカツキを譲って貰う。特殊技能による能力の上乗せがないので、例によって最終的なステータスはSEED系ではカガリの次に低く、二軍に回されることもしばしばで、SEED込みのカガリには火力で完全に負ける。
- しかも今回はアカツキが誰でも乗れる上にドラグーンも誰でも使えてしまうので、エースを張ることは困難である。大人しくPUのサブに徹しよう。
- スーパーロボット大戦L
- 原作通りベルリン戦でアークエンジェルに回収される[4]が、記憶を取り戻す描写が異なり、カガリがアカツキでオーブをデストロイの攻撃から守ろうとしている姿を見て思い出している。記憶を取り戻した後はファントムペイン時代の事に関して「生きて償う」と発言している。敵として戦う機会は一度しかないが、ネオが見切りとガードを取得している上に専用ウィンダムの地形適応が空Sなので油断は禁物である。
- 今回もアカツキは汎用機扱いだが、コーディネイター技能の撤廃で過去作のように『SEED』系で能力最弱ということが無くなり、更にデフォルトでガードと見切りを習得と相対的にも能力的にも大幅に強化された。そのお陰でキラやアスランには一歩譲るものの、十分に一軍を張ることも可能である。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 序盤はネオとして敵に、後半は味方になる。このゲームでは改造値と能力値が周回引継ぎなので、使おうと思えば使える。なお、原作にあったスカイグラスパーでの出撃はシステム上難しいせいか、ストライクルージュになっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 原作同様、ドミニオンから放たれたローエングリンを防ぐが、キラとアキトたちが庇った事でMIAにならずに済んだ(なお、ネオとしての役割はミスター・ブシドーが一部担っている)。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ストライク(未装備、エール、ランチャー、ソード、パーフェクトストライク)、およびアカツキ(シラヌイ装備)のパイロットとして登場。パイロットとしては常にムウとなる。ソードに搭乗するのはSRWオリジナル。HDリマスター版の描写が反映され、本作で初めてパーフェクトストライクに搭乗する。
- ネオはサポートユニットとして登場。メインやイベントシナリオ中での出番はなく、ユニットクエストの回想シーンのみに登場。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場。序章では機体が整備中らしく、1章からはスカイグラスパーで支援に徹するため非プレイアブル。Part11ではキラが降りたストライクに乗っているが、やはり戦闘には参加しない。2章Part1「悪魔の所業」で原作同様にドミニオンのローエングリンを防いでMIAとなり離脱。
- 3章Part7からは『DESTINY』設定のネオ・ロアノークとして登場し、Part9からウィンダムに乗るエネミーユニットとして参戦。同シナリオ内にてそのまま原作通りアークエンジェル隊に回収される。本作ではマリューのみならず、生還したナタルからも記憶を改竄された状態を悲しまれている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
ドミニオンのローエングリンを阻止してみせた再現か、シールド防御発動率の内部補正値が高く設定されていることが多い。
- 第3次α
- 底力L6、カウンターL6、援護攻撃L2
- Z
- 底力L9、援護攻撃L3、カウンターL7、指揮官L3
- J
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、底力L7、援護攻撃L3、援護防御L3、指揮官L2、コンボL3
- W
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、底力L9、援護攻撃L2、支援要請L1、指揮官L2、マルチコンボL3
- K
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、底力L7、指揮L4、援護攻撃L2、援護防御L2、アタックコンボL2
- L
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、見切り、ガード、指揮L4、底力L7、援護攻撃L3、援護防御L3、アタックコンボL3
小隊長能力(隊長効果)[編集 | ソースを編集]
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
- ファントムペイン指揮官
- SR。命中率大アップ。
人間関係[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムSEED[編集 | ソースを編集]
家族[編集 | ソースを編集]
- アル・ダ・フラガ
- 父親で宿敵クルーゼのオリジナル。両親の不仲から、母親に可愛がられていたムウは逆に彼には冷遇されていた。ムウが幼い頃クルーゼによって殺害された。ムウ曰く「傲慢で横暴で疑り深い人物」だったらしい。
- しかし、写真では子どもだったムウを笑顔で肩車しており、生涯を通じて邪険にされていたとも思い難い。また、アル本人の発言からムウを疎んじた理由は妻との関係悪化を匂わせる「あんな女の子供になど……」という発言ある。
- ムウ曰く幼い頃に死んでしまった為、そういう父親の嫌な部分しか覚えていないかもしれないとも言っている。小説版ではラウを捨てた件について、あの父のやりそうなことだと別段驚いた様子はなかった。
アークエンジェル隊[編集 | ソースを編集]
- キラ・ヤマト
- 弟分的存在。ファーストで言えばアムロとスレッガーの関係に近い。キラの良き兄貴分であり、『DESTINY』では記憶操作で連合に利用されていた所、正体を彼に気付かれてアークエンジェルに連れ戻された事により自分を取り戻す。
- マリュー・ラミアス
- アークエンジェル艦長。後に恋人同士になる。
- トール・ケーニヒ
- 僅かな間だが、スカイグラスパー2号機のパイロットを志願し正式なパイロットとなった彼を、キラと同様にリードした。しかし、2回目の出撃で戦死してしまった時には、悲しみや悔しさを隠し切れなかった。
- ミリアリア・ハウ
- 部下。GBA用ゲームソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で』では、彼女お手製のシチューをストレートに『不味い』と評し、戦艦の食事の講釈をした。
地球連合軍[編集 | ソースを編集]
- ナタル・バジルール
- 部下で、副長。彼女から想いを寄せられている節もあったが、最後まで気付かなかった。後に敵対する。
- フレイ・アルスター
- 序盤では民間人として搭乗していたが、後に彼女が軍に志願した事で部下となる。地球に降りてからの一時期、彼女が自分の相手をサイからキラにあっさり鞍替えした事を不審に思っていたところもあった。
- フレイから少し目を離してしまったせいで、彼女がクルーゼに攫われるきっかけを作ってしまった。
- ムルタ・アズラエル
- アークエンジェルとドミニオンの最終決戦で、暴走した彼が放ったローエングリンからアークエンジェルの艦橋をストライクで庇い、ブリッジを守り抜くものの機体が爆散した。
- ジェラード・ガルシア
- 地球連合加盟国のユーラシア連邦軍少将。宇宙要塞アルテミスに補給に立ち寄った際に、大西洋連邦の新造戦艦とモビルスーツの拿捕を目論んだ彼に拘束された。ただし、ガルシアは月面のグリマルディ戦線に参加していた将官の一人であり、「ムウがグリマルディ戦線で五機のジンを落とした活躍には励まされた」とも発言し、「エンデュミオンの鷹殿」とそれなりの敬意を払う姿勢を見せている。
ザフト[編集 | ソースを編集]
- ラウ・ル・クルーゼ
- 因縁がある間柄。実は父親のクローンだった。高い空間認識能力でニュータイプの様に互いを感知出来る。搭乗機の性能差などもあり、終始、圧倒されていた。
- 出自を知ってからは父の利己的極まりない理由で失敗作のクローンとして生まれた挙げ句に捨てられた彼を、同じ人の欲望そのものでも普通の子供として育ったキラと比較し、「過去も未来も自分さえない」空虚な存在で人の悪性以外何も知らない彼を半ば哀れんでいた。
- ディアッカ・エルスマン
- お互いの機体が射撃機体であることから、1対1を繰り広げることも少なくなかった。
- 三隻同盟参加後はムウの部下ポジションに就くが、「おっさん!」「おっさんじゃない!」という掛け合いなど、あまり敬意を払われてはいない。一応関係は比較的良好。
- アスラン・ザラ
- 何度も敵として互いに死闘を繰り広げるものの中盤以降、オーブ攻防戦で共闘しアークエンジェルのクルーとして三隻同盟に参加したためキラに次ぐ弟子2号となった。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集 | ソースを編集]
ファントムペイン[編集 | ソースを編集]
- スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェ
- 直属の部下たち。彼らから慕われており、ネオも彼らを可愛がっているが、彼らの記憶を不本意ながらも操作し、道具として扱い続けていることに罪悪感を抱く。後に自分も記憶操作された人間だったという皮肉な事実を後に知る。
- 『SC2』や『K』では、ネオ自身の手でスティングを討つ事もできる。
- ロード・ジブリール
- 彼の直接の上司。彼の命令には逆らえなかった。
ミネルバ隊[編集 | ソースを編集]
- シン・アスカ
- ネオとしては敵だったが、後日談のドラマCDではムウとしてオーブ軍出向時の彼を預かっている。アスランとの犬猿の仲を気にして飲みの場を設けたが、結局上手くはいかなかった。
- 原作ではステラの件についてどう決着をつけたかは定かではないが、『Z』においてはネオとしての面識を保ったままムウとしての再会が描かれ、ステラを守れなかったことを謝罪している。当然、ステラの身柄を返してもらった際に交わした約束を、やむを得なかったとはいえ反故した事についても向こうが覚えていたため彼から大目玉を食らった。
- レイ・ザ・バレル
- 原作ではネオだった頃に僅かに戦った程度だが、『L』ではムウとして直接対決し、彼から「アル・ダ・フラガの息子」と憎悪される。
- 一方、ムウはレイの気持ちや「俺がネオ・ロアノークとして行った罪」を受けとめつつ、「クルーゼのようになるな」と説得する。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
ガンダムSEEDシリーズ[編集 | ソースを編集]
- バルサム・アーレンド
- 『W』では軍のプロパガンダに担ぎ上げられてしまっている彼(彼自身は気付いていない)に少し同情してしまう。
- モーガン・シュバリエ
- 『W』の戦闘前会話にてガンバレル使い同士で戦わざるを得ない事を嘆いている。
- スウェン・カル・バヤン
- 共に元ファントムペイン所属(ただし、原作では別部隊)。『K』では元同僚のよしみで部隊に加わった彼の相談役を買って出る。
宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- アムロ・レイ
- 『第3次α』では彼の事を尊敬しており、共に隊長格ポジションであることもあり良く絡む。アムロもムウの事を認めていた。
- ブライト・ノア
- 『第3次α』で、地球降下作戦直前に対面した際には、流石に緊張して敬礼した。
- カミーユ・ビダン
- 『第3次α』では、前大戦での出来事やいまだ手を取り合えない人類に絶望しかけた彼を気にかけていた。
- ジュドー・アーシタ、ルー・ルカ
- 『第3次α』では一時的に部下になる。
- パプテマス・シロッコ
- 『Z』では上司。
- ブラン・ブルターク
- 『Z』では頼れる部下。
- フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム
- 『Z』では部下。
- ジェリド・メサ
- 『ZSPD』では一時的な部下。彼に悩みを打ち明けられ、相談に乗る場面もある。
その他[編集 | ソースを編集]
- トロワ・バートン
- 『L』では序盤はネオの指揮下に入っているが、彼がスパイであることにはネオも気付けなかった模様。
- ギム・ギンガナム
- 『Z』では声優ネタで彼とアスハムと中断メッセージにて共演。彼らのテンションの高さに呆れ返る。
- グエン・サード・ラインフォード
- 『Z』にて彼の指揮するブラックドール軍団を最悪の趣味と酷評した。
- ロックオン・ストラトス
- 『CC』では同じタイミングで負傷、その際に互いを「罪な男」と呼び合う。
- アリー・アル・サーシェス
- 『CC』では彼を外人部隊で見かけていた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『J』では、彼に対しても分け隔てなく、「坊主」と呼んで面倒を見る。
- シモーヌ・ルフラン
- 『J』では協力してアークエンジェルの窮地を救った。
- テンカワ・アキト
- 『W』では命令違反を犯してまでナデシコを助け、彼に連合軍にも善人がいるという事を認識させた。
- ホシノ・ルリ
- 『W』ではものすごく恥ずかしい場面を彼女に見られてしまう。
- アスハム・ブーン
- 『Z』では声優ネタで彼とギンガナムと中断メッセージにて共演。彼らのテンションの高さに呆れ返る。『ZSPD』では一時的な同僚。
- エンブリヲ
- 『X-Ω』イベント「スパクロフェスティバル2」では彼が声や雰囲気がクルーゼと似ていることから「『楽しみは後にとっておくのだ』とか言い出すんだろ」と痛烈に批判した。
- ビショット・ハッタ
- 『SC2』ではジブリールと手を組んだ彼と共にヨーロッパを攻撃するが、ネオ自身は内心ではジブリール共々彼の人間性も軽蔑していた。
- シャイアたちグローマの面々
- 『Z』では序盤に謎の機動兵器に襲撃される彼女たちを救援する。
- ユルゲンス
- 『ZSPD』では彼と共に013特命部隊の指揮を執る。
- アネモネ
- 『ZSPD』では自身の仮面について正直に答えた事で、気に入られる。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- 破嵐万丈
- 『Z』では命の恩人。
- 葛城ミサト
- 『第3次α』では彼女の力をあてにする場面も多い。ちなみにマリューと同じ声の人。
- サコン・シロウ
- 『K』では彼の言うとおりのリハビリである程度記憶を取り戻した。
- 美剣陽子
- 『W』では度々彼女と縁がある。
- ミラ・アッカーマン
- 『K』では彼女のおかげもあって記憶の回復が早くなる。最初は彼女を看護師と勘違いしていた。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- ゼオラ・シュバイツァー、クォヴレー・ゴードン
- 『第3次α』にて一時的に部下になる。
- カルヴィナ・クーランジュ
- 『J』では彼女の事を色々と気にかける。
- カズマ・アーディガン
- 『W』では序盤から何度か助ける。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムSEED[編集 | ソースを編集]
- 「フッ…。中立国でありますか。聞いてあきれますな」
- 第1話より。「中立宣言」をしておきながら、裏では地球連合に協力して自領のヘリオポリス内にG兵器を開発していたオーブを皮肉って。
- もっとも、この時ムウと会話していた輸送艦艦長が指摘した通り、そのおかげで地球連合軍にとっては反攻作戦が進んだのもまた事実である。
- 「不可能を可能にする男かな? オレは」
- 第7話。アルテミス脱出後、ブリッジクルーと共に月軌道へ上がる為のルート選定中の一幕。
- 「最速ルートはデブリ帯を通過するルートだが、高速でデブリ帯に突入すればアークエンジェルまでもがデブリの仲間入りをしてしまう」というマリューとノイマンの会話を聞き、ムウはルート選定と水不足を一度に解決する方法を思い付いた。
- ちなみに、本作で最初にムウが「不可能を可能にする男」と自称したシーンである。
- 「俺達は生きてる。…って事は、生きなきゃならないって事なんだよ」
- 同上。「アークエンジェルの水不足解消のため、近辺の廃コロニー・ユニウスセブンの氷を拝借しよう」と提案をする。
- ユニウスセブンは地球連合軍の核攻撃で20万人以上の犠牲者を出して崩壊したプラント型コロニーであり、いわば墓荒らしのような形になるために、他のクルーは躊躇していた。
- 「死者の尊厳は守られるべきだが、生きている人間が最優先」とのムウの信念がうかがえる。
- 「そういう情けねぇ事しか出来ねぇのは、俺達が弱いからだろ。俺にもお前にも、艦長や副長を非難する権利はねぇよ…」
- 第10話より。咄嗟にプラントの歌姫ラクスを人質としたナタルの判断を非難するキラに対して諭す。
- 地球連合軍のネルソン級戦艦1隻、ドレイク級護衛艦2隻の先遣艦隊も全滅した上に、アークエンジェル内の避難民の存在も考えれば、このような手段もやむを得ないのだろう。
- 「悪気は無いんだ。皆、お前を仲間だと思っている」
- キラ「分かっています」
- 「俺達は軍人だ、人殺しじゃない。戦争をしているんだ! 撃たなければ撃たれる、俺も、お前も、皆!」
- キラ「知っています!」
- 「なら迷うな! 命取りになるぞ!」
- 第30話。ブリッツガンダムを倒した事でAA整備班から喝采を以て迎えられるキラだったが、ブリッツのパイロットがアスランの親友だった事を知るキラとしては、人を殺して来た事を褒め称えられる事に強い拒否感を抱く。マードック等の親交の深かった整備兵はキラに対して失言だったと気付いたのだが、一部の整備員は「今までも散々殺しておきながら、今更何を」と陰口を叩く。
- それを前に改めて自分がしている事に苦悩するキラにムゥは整備班に代わって詫びるが、それでも気分の晴れない様子のキラに今度は少し強めの口調で「戦時下の軍人がする"殺し"は殺人鬼のそれと同じではない」と諭し、キラの迷いを諫めるのだった。
- 「くっそおおおおおおお!!」
- 第31話より。トールの死のショックから床に泣き崩れたミリアリアの肩に手を伸ばすも、被弾して艦に戻ってきたムウにその資格はなかった。
- 常に明るさを絶やさなかった彼女が悲しむ姿に慰めも励みの言葉もかける事もできず、やり場のない怒りと悔しさ、そして己の無力さにムウは壁に拳を叩きつける事しかできなかった。
- 小説版では、ムウはエースパイロットとして厳しい戦場を生き延びてきたため、自分より若く、生き延びるべき部下が先に死んでしまった事が繰り返された事を悔やんでいる。
- 「ここ、並んで。自分の番が来たらそれを見せて乗るんだ。いいな」「俺、ちょっと忘れもん」
- 第34話より。パナマ行きの船に乗る前にマリューにもう一目会おうと列から離れる。この行為によりムウは基地内の異変を察知し、潜入したクルーゼと鉢合わせとなりサイクロプスの存在を知る事となる。
- なお、フレイもムウに釣られてか列を離れており、結果的に自分のみならず、アークエンジェルの面々と彼女のその後の運命を変える事になった。
- 「心配しなさんな。忘れた? 俺は『不可能を可能にする男』だってこと」
- 第35話より。アラスカ基地で転属命令を無視してアークエンジェルに戻ってきて、マリュー達に大量破壊兵器サイクロプスの存在を伝えた後にスカイグラスパーで出撃しようとした際に彼女に言った台詞。
- 「俺の親父ってさ…傲慢で横暴で疑り深くてさ。俺がガキの頃死んだけど、そんな印象しかなくてさ」
「けど信じられるか? こんなの…なんで…こんな…おまけに失敗作? テロメアが短くて老化が早いって…なんだよそりゃ!?」
「奴には過去も未来も、もしかしたら自分すらないんだ」 - コロニーメンデル内でクルーゼが父親アル・ダ・フラガのクローンである事を知った後、マリューに自身の父親について語っていた。
- 「へへ……やっぱ俺って、不可能を可能に……!!」
- 原作終盤、ドミニオンのローエングリンからアークエンジェルを守るために盾になった際の台詞。この直後、ローエングリンに耐えられなかったストライクは爆発し、ムウも戦死した。
- 反物質ビーム砲であるローエングリンは物理的な手段での防御は不可能とされ、ストライクの装備では防御できないはずであった。しかし、命と引き換えにとはいえアークエンジェルを守り切って見せた彼は、最期の最期で正真正銘の不可能を可能にする男になったのであった。
- 爆散したストライクの残骸の中に彼のヘルメットが漂っている事から戦死は確実かと思われた。しかし、後のスペシャルエディションIII「鳴動の宇宙」では諸々の事情によりなんとヘルメットが消されており、生存説が急浮上した。詳しくは余談の欄を参照。
- 「クルーゼ!! キサマに引導を渡すのはこの俺様だあっ」
- 高山瑞穂氏の漫画コミックボンボン版「キラとアスランの激闘」下巻より。大破したストライクからメビウス・ゼロに乗り換えてフリーダムとプロヴィデンスの合間に割って出る時に。
- 「それでいい、坊主…」
- ボンボン版での最期の台詞。メビウス・ゼロのガンバレルのワイヤーで機体をプロヴィデンスごと絡めとり、フリーダムの砲撃で自身諸共クルーゼを道連れとした。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集 | ソースを編集]
ファントムペイン在籍時[編集 | ソースを編集]
- 「よーし、行こう。…慎ましくな」
- 「さーて、ようやくちょっとは面白くなるぞ、諸君」
- 第2話より。ガーティ・ルー級特殊戦闘艦の艦橋でアーモリー・ワン襲撃直前におけるネオの初台詞。軍人らしく毅然とした口調であるものの軽めなノリ……この時点で多くの視聴者にムウ・ラ・フラガを連想させた。
- 「見つけたぜ?子猫ちゃん」
- 第15話のラスト。インド洋を航行するミネルバを地球軍スペングラー級強襲揚陸艦「J・P・ジョーンズ」で捕捉した際の台詞。やはりムウと同一人物臭を感じる台詞。
- 「ま、いっか」
- 第16話より。スティングが命令を無視して突っ込んでいった際の台詞。細かい戦闘に関しては部下の裁量に任せるという放任主義者であった。スティングも束縛する事が無い指揮官だからこそ、ネオを気に入っていると小説版で描写されている。
- 「来たぞッ! ネオ・ロアノークだ。約束通り一人だぞ!」
- 第30話より。シンがステラを返却するために独断で連れ出して、指名した場所に鎮座するインパルスを確認。自らウィンダムを降りて呼びかけた際の発言。敵モビルスーツを確認しながらも自ら先に機体を降りて呼びかけている当たり、ネオにとってステラの生存の可能性を信じてシンの呼びかけに応じた事が分かる。
- ちなみにシンはネオ一人を呼び出すためにステラの乗機であるガイアの識別コードをインパルスに付属させた上で、地球軍へ呼びかけるという手段を取った。しかし、地球軍からすれば戦闘中行方不明となったガイアの識別コードが突如レーダーに出現。乗艦の空母「J.P.ジョーンズ」へ明らかにステラではない男性の声で指揮官のネオ・ロアノークを一人指名し「ステラが待っている」と呼び出すという、普通ならどう考えても罠としか思われない手段を使用している。ネオは信じて呼びかけに応じたが、まともな指揮官なら無視するか、周囲から部隊を呼び寄せてで強襲を掛けてもおかしくなかっただろう。ある意味、ネオの誠実さでシンも命拾いしたと言えるかもしれない。実際に小説版ではネオの副官は「これは罠ですよ」と上官を制止しており、更にネオが単独で向かう事にも難色を示している。
- 「……約束するよ」
- 同上。シンから「死なせたくないから返す。だからステラを温かい世界に返してくれ」との懇願に対して。小説版ではシンはネオの言葉に真摯さを感じ、そのままステラをネオに返却した。しかし……。
- シンはステラがネオを強く慕っている様子を見て「ネオという人物はステラがエクステンデッドであるにも関わらず、優しく接していたであろう地球連合軍人」と推察。「これほどまでにステラが信頼を預ける人なら、きっとステラを見捨てたりはしない」と考えていた。この推察は見事に当たっていたのだが、シンにとって最大の誤算はネオには「ステラを戦場から遠ざけるという権限も手段も存在しなかった」事であった。また、ミネルバの軍医の発言によりエクステンデッドが精神・記憶操作と薬物汚染により戦闘力を得た存在である事をシンは認識していたが、同時に常人の状態に回帰・治療する手段が存在しているのかを一切考慮していなかった点も浅慮であったと言わざるを得ないだろう[5]。また、ネオも約束を果たせない事には強い罪悪感を持っており、彼にとっても不本意な事であった。
- 「ああ、ステラもこれでまた、戦わないとな。でないと怖いものが来て、私達を殺す」
- 第31話より。シンと約束してたものの上層部からの命令には逆らえない立場のネオは、『怖いものを殺せばステラも心から解放される』と説いて彼女を出撃させる。衰弱してたステラが任務遂行できるようにした気遣いだったのだろうが、彼女は後々この言葉がきっかけで恐慌状態に陥ってしまう……
- 「ちっ、あいつら…!」
- 第32話。ベルリンにて現れたアークエンジェルを見るにつけ。艦名などではなく、「そこに乗艦している者達」を意識した発言をしている辺り、封じられた記憶が微かにでも蘇ってきたのかもしれない。
- 「やめろ坊主!」
「アレに乗っているのは…ステラだぞ!!」 - ステラが乗っていると知らずにデストロイを攻撃するシンを制止して。やはり後めたさはあった様だが…。小説版ではシンがステラを返却した際の様子から二人がある程度、仲を深めていた事を察しており、その二人が殺し合うという状況に耐えられなくなり、必死に止めようとしたことが書かれている。
- 「約束‥‥?そうだな‥俺も守りたいと思っていたさ‥‥」
「ステラは‥‥俺達は‥‥戦って‥‥勝ち続けるしか‥‥」
「生き残る術はない!!」 - 高山瑞穂氏のコミックボンボン版ではシンにステラを戦わせた事を追及され、その際の返し。この時の仮面越しに見えるネオの眼差しはどこか哀しげだった。
- 最終的にライフルを突きつけるが、フリーダムに撃墜される。その後は一切登場しなくなるため、そのまま戦死したと思われる。この為、高山版のネオの正体は不明のまま。
アークエンジェル回収以降[編集 | ソースを編集]
- 「やれやれ…いつ少佐になったんだ、俺は? 大佐だって言ったろうに…捕虜だからって、勝手に降格するなよ」
「な、なんだよ。一目惚れでもしたぁ?美人さん」 - 第33話より。ベルリンでの戦闘で撃墜後アークエンジェルに回収され、医務室のベッドの上で目を覚まして。軽い発言で根は変わってないところを見せると、マリューは涙を流す。しかし、「美人さん」の発言を聞くとマリューは大粒の涙を流しながら、医務室を走り去ってしまう。この発言は「ムウがマリューを全く覚えていない」という事実の証左であり、仕方がないだろう。当然、ネオも相手の反応の意味が分からず、動揺。キラの「ムウさん!」という言葉にも「はぁ? 何だよムウって?」と困惑するしかなかった。
- 「しっかし、この艦は一体何をしているんだ?この間は俺たちと戦って…、今度は、ザフトが敵かよ?」
- その後アークエンジェルの医務室でキラたちと会話をしている際、入室してきたマリューを見ながらの言葉。それまでは自分を捕虜にしたキラがインパルスにやられたことをからかったり、インパルスのパイロットに会ったことがあることなどを話したネオだが、自分に対して複雑な視線を向けるマリューに対しては戸惑いがちな口調になった。
- 「……ステラ…」
- 第33話より。デュランダルがロゴスを世間に公表し糾弾するための放送で、地球連合軍の新型機動兵器が反連合の都市を無差別攻撃する映像を見た際の一言。彼がその名を呟いた場面では、デストロイが爆発しながら崩れ落ちていく場面であった。彼がもっとも可愛がり、そして自分を慕ってくれていた妹分の最期を見てしまった気分だっただろう。モニターを見るネオは非常に悲しそうな表情を浮かべていた。
- 「なんでお前までそう呼ぶの?俺はネオ・ロアノーク、た・い・さ!」
- 第38話より。アスランにムウと言われるとネオとして反論。その直後までアスランはムウが前大戦で戦死したはずであることは忘れていたらしく、珍しくびっくりしている(当然の反応だが)。
- 「ぁ…居場所がなくってね…。ネオ・ロアノーク、C.E.42、11月29日生まれ。大西洋連邦ノースルバ出身。ブラッドタイプO……」
「……C.E.60入隊。現在、第81独立機動軍、通称ファントムペイン、大佐……。……のはずなんだがな。だが、なんだかちょっと自信がなくなってきた……」 - 第43話より。アークエンジェルの甲板で夕焼けを見ながら黄昏ていた際に現れたマリューに対して。「ネオ・ロアノーク」としての経歴を読み上げていくが、当然ムウ・ラ・フラガとの経歴とは全く違うものであった。しかし、アークエンジェル内で無意識に感じる違和感や周囲の反応から徐々に「自分の記憶が本当に間違っているのでは?」と思い始めていた様だ。
- 小説版ではネオとしての記憶がより鮮明に描かれており、「生まれ育った街ノースルバのうらぶれた風景」、「物心つく前に家を出て行った母の面影」、「飲んだくれて死んだ父」、「つるんで悪さをした仲間達」、「上官のしごき」、「散っていった戦友たち」、「そして、重傷を負ったものの、何とか生き延びた、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」とネオの経歴が続く。地球連合軍の記憶操作はかなりの正確さを持っている事が窺える。
- 「アンタが苦しいのは分かってるつもりだ、でも、俺も苦しい…」
- 第43話より。マリューを気遣い、アークエンジェルで彼女を守るため戦うことを決意した。
- 「お任せを!」
- 第45話より。カガリから「ロアノーク大佐、アカツキを頼む」と話しかけられた際に。実に明快に返事をしており、ムウの記憶がなくとも、本質は変わっていないと実感する場面でもある。余談だが、元々はカガリをお嬢ちゃんと呼ぶなど接点があったのだが、記憶が戻る前であるため、この時は彼女をオーブの国家元首として接している。
- 「アークエンジェルはやらせん!!……っ!マリュー……!俺は……!」
- 第49話より。ミネルバのタンホイザーをアカツキで真っ向から受け止めて。その瞬間、いつかの記憶が再来し……
- 「…大丈夫だ! もう、俺はどこへも行かない!! 終わらせて帰ろう、マリュー!!」
- 上記より。完全にムウとしての記憶を取り戻し、マリューへ通信を入れる。余談だが、「どこへも行かない」は小説版『SEED』のムウの最期の台詞でもあった。
- 「えらい数だな、こりゃあ…が、数だけいたってねえ!」
- 第50話より。アカツキを駆り、複数のザフト機をあっさり撃墜するムウ。完全復活して生き生きとしている。
- 「くそぉっ! もういい加減にしろ!! 何でこんなモン守って戦うんだぁっ!?」
- ムラサメ一個小隊を率いてレクイエム破壊に向かう最中の絶叫。単なる大量破壊兵器でしかないレクイエムを「議長の命令だから」とかたくなに守備するザフト軍に向け、苛立ちと共に言い捨てる。
- ちなみに、小説版ではこの時、ニシザワが捨て石となってムウを先に進ませている。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「え? 特例項目C? 知らねえよそんなの……」
- 第11話にて。キラの敵軍との無断接触・事実上の捕虜であるラクスの無断解放という軍法上非常に大きな問題行為の沙汰を決める軍事法廷にて、キラの弁護人を務めたムウは民間人を盾にするというナタルの行為を咎めるが、ナタルは条約の特例項目に該当するため問題は無いと主張する。
- こういう事には慣れていないのか、ムゥはいつもの軽薄な態度とも戦場での勇ましい戦士とも異なる自信無さげな様子で、ナタルの反論に対しブツクサ呟きながら資料のページを捲るのだった。
- 「そうだよなぁ! するならカノジョだよなぁ!」
- 同上。マリューから本件についての申し開きを求められたキラは、「人質にするために助けた訳じゃありませんから……」と弱弱し気に呟く。
- それを受けてムウはキラに同意し、いつもの調子で軽口をたたく……が、簡易的とはいえこれは軍事法廷、あまりにも場に相応しくない物言いにナタルからは「異議あり!」と激しく抗議され、マリューからも呆れ気味に「弁護人は言葉を慎んでください……」と注意され、申し訳なさそうに首を竦めるのだった。
- 「アグニは効くぜぇ!」
- アーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS』シリーズでパーフェクトストライクガンダムでのアグニ発射時の台詞。
- これだけなら普通の台詞だが、一時期パーフェクトストライクが圧倒的な性能で猛威を奮い、その為にこの台詞がよく飛び出したために、同機の象徴として性能が落ち着いた現在でもプレイヤーからはネタにされている。類似例の「この瞬間を待っていたんだ!!」とは異なり、この台詞は原作では言っていない台詞。
- 更にこの台詞は食玩シリーズ『Gフレーム』で同機が商品化した際にも取り上げられた。
- 「ヒルダが中年のオッサンになっちまった!?…わけないよな。」
- アーケードゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVSガンダムNEXT』でアカツキで出撃時にドムと組むと発生する特殊台詞。ドムトルーパーと誤認している勘違いネタだが、ヒルダが聞いたら怒りそうなものである。
- ちなみに同作の『DESTINY』のキャラクターはこういった勘違いネタが豊富に存在している。
- 「悪いが、ステラの所に逝ってもらうぞ!」
- こちらは同ゲームにてシン機を撃墜して勝利した際に発生する特殊台詞。「約束を破った立場でありながらこれはないのでは?」とプレイヤーからは不評だった。一応シンと組んだ際には謝罪の言葉を述べるのだが…。
- ちなみに『EXTREME VS』シリーズでは「向こうでステラによろしくな…」となっており、こちらも不評。
- 「うーん、こういう戦いの後のシャワーは最ッ高に気持ちいいんだよなぁ!」
- 同ゲームの勝利時のリザルト画面でランダムに出る台詞。この台詞単体なら何てことはないムウらしい発言だが、先述の「ステラの所に逝ってもらうぞ」の後に出てくることもあるのでこれもまた問題発言となってしまった。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「こういうのを、オールレンジ攻撃って言うんだぜ!」
- スパロボシリーズにてガンバレル及びドラグーンを使った際の台詞。
- 「ケイサル・エフェス! 俺達の未来を貴様に決められてたまるか!」
- 『第3次α』最終話でのケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞。
- 「その勝ち誇ったような高笑い、止めてやる!」
「戦いってのはなぁ、そんな楽しいものじゃないんだよ!」 - 『Z』で『∀ガンダム』のギンガナムとの戦闘台詞。
- 「おいおい、随分とテンション高いな!」
- 『Z』にてアスハムと交戦させた際の特殊戦闘台詞。『K』ではアスハムへの援護台詞に採用されている。
- 「地獄帰りの男の力、見せてやるよ!」
- 『Z』での戦闘台詞の一つ。ムウ役の子安氏が一度ほど冥府から呼び戻された天才科学者も演じていることを考えるとついニヤリとさせられる台詞である(もっとも、彼の場合は比喩などではなく本当に冥府から呼び戻されているのだが)。
- 「あいつに使えて、俺に使えないはずがねえ!」
- ドラグーンを使った際の台詞。ラウ・ル・クルーゼがプロヴィデンスに搭乗した際の台詞を逆の立場でパロディしたものである。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「見ろよ! 俺の言った通り、やっぱりあいつは無事だったろ?」
- 『第3次α』第51話「終わらない明日へ」より。キラのフリーダムの無事を確認して。ドミニオンの攻撃からアークエンジェルを庇うイベントが発生したにも関わらず平然と出てきたムウに驚かされたプレイヤーも多いはず。
- 「もしかして、俺達ってこの世界では伝説の勇者みたいなもの?」
- ハードルート最終回話「今遥か遠い彼方…」のGONGイベントより。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「因果なもんだ…。記憶のない俺が、記憶を欲しがる少女を指揮するとは」
- 『Z』セツコ編第26話「ホンコン・シティ」より。フォウのサイコガンダムを見ての独白。この台詞は先述した原作の設定とは矛盾しているが、後述するアナザーサイドでのモノローグのように、Zの世界のネオは既に自分の記憶や素性に疑念を持っている節がある。
- 「おっさん…って言われても仕方のない歳だな、俺も…」
- 『Z』第48話ミネルバ敵対ルート「裏切りの月光」より、エイジにオッサン呼ばわりされて。まだギリギリ20代だったSEED無印と違い、30を越えたDESTINY時代だったからか反論しなかった。
- 「わかった…。罪を償うというわけではないが、俺も自分の出来る事をするつもりだ」
- 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。ステラ死亡時にシンと対面した際、彼にステラの死の原因はネオ(=ムウ)にあることを責められ、「一生許さないし、恨みを背負ったまま生きてもらう」と言われた際に返した台詞。
- 「お、俺はムウ・ラ・フラガ一佐だ…! よろしくな」
- 同上。ステラ仲間フラグを立てた状態でシンと対面した際の台詞。因みにこの時点ではムウとしての記憶は戻っていないのでその場にいたキラに驚かれている。必死で誤魔化そうとするあたり、上記のステラが死んだ場合や原作ルートのときと比べると少ししまらない。
- 「それは謝る! 土下座でも何でもする! 殴りたいなら、殴ってもいい! でも、ちょっと待て!」
- 上記の挨拶を終えた直後、約束を破ったことに怒るシンに責められた時の台詞。情けないことこの上ない。この後ステラがやって来て事なきを得るものの、シンは『第2次Z再世篇』の時点でもネオが約束を破った事について根に持っている事がうかがえる発言をしている。
- ステラ「ネオ…ムウって誰?」
ムウ「俺の本当の名前だ。ステラ…もうネオはいないんだよ」
ステラ「そうなんだ! でも、大丈夫! シンがステラを守ってくれるから!」
ムウ(それを聞けば安心だ。シン…ネオ・ロアノークの代わりはお前に任せるぞ) - 『Z』のifルートにて記憶を取り戻した後のステラとのやり取り。ステラの反応がやけにあっさりしているが、ムウ本人は彼女の言葉に納得したようで、自分の代りをシンに託す。
- 「サイコとデストロイ…。黒い人形とは最悪の趣味だぜ」
- 『Z』第58話「メモリーズ」より。グエンが指揮するサイコガンダムとデストロイガンダムの部隊に対して。
- (上層部の期待ね…。こんなアクの強い面子を集めて、簡単に言ってくれるよ)
- 『ZSPD』アナザーサイドレコード第1話「発令」において013特命部隊の初期面子が集合した際のモノローグ。
- 「さて…隊長をやる以上、それなりの腕は見せなきゃ話にならんな…! 名前負けと言われん程度にはやってみせるさ!」
- 同上。初戦闘時の戦闘前会話。アクの強い連中ばかりが集う013特命部隊の「指揮官」としての力量を示すべく、最前線へと果敢に斬り込む。
- 「意味を求める事は無意味か…。確かにそうかもな…冷静に考えれば、こんな状況で連邦だ、プラントだ、チラムだといがみ合ってる場合じゃあない…それでも人間は戦いをやめない…。どこかでおかしいと思いながらも命令に従うしかない俺も含めて…思考の停止…。それは生きる事の放棄みたいなもんだな…」
- 『ZSPD』アナザーサイドレコード第4話「発令」に於けるモノローグ。実はこの台詞、直前に会話していたシュランにそっくりそのままあてはまる。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「主戦力は東アジアで活躍してたっていうマジンガーZにコン・バトラーV、ネルガルのエステバリスが常時稼働4機、データ非公開の複座機が1機。あとは異星人の機動兵器ってのが3機か」
ナタル「まとまりも何もあったもんではありませんね。その上艦長があれでは。」
「でも戦力としてはすごいぜ。民間とはいえこれだけまとまれば相当なもんだ」 - 『J』7話「崩壊の大地 後編」より。ナデシコから送られてきた戦力のデータを確認して。直前にストライク以外のGAT-Xシリーズを強奪されたのもあって、民間とはいえアークエンジェルとの戦力差を痛感している。
- 「ん?このパイロット…カルヴィナ・クーランジュって、まさかあのカルヴィナ少尉か。こいつは驚いたな。まだ生きていたのか。開戦からこっち噂を聞かないんで戦死したんだとばかり思っていたが」
マリュー「知っているのですか?」
「知ってるも何も、君だって噂は聞いたことあるんじゃないの?“ホワイト・リンクス”のさ」 - そのあと、ナデシコ側の乗員を確認している際の台詞(カルヴィナ編)。この後のマリューの発言から、カルヴィナの名前は連合軍内でもかなり知られていたようだ。
- 「やめろ、プレア。それじゃやっている事はあのクルーゼと同じだ…!」
- 『W』の第51話でキラがクルーゼと共にジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分がやるべき役目だったと後悔していたプレアに対して。
- 「ああ。サコン先生の指示通りにリハビリをしたら、徐々に昔の記憶が戻ってきてね…」
「完全ってわけじゃないが、少なくとも自分がムウ・ラ・フラガだって事は思い出したよ」 - 『K』第19話前編「星の扉、運命の扉・前編」より。『K』で記憶を取り戻した理由。良いのか、そんなので。メタ的には最初からネオではなくムウとして仲間にするための処置であろう。
- 「ごめんな、スティング…」
- 『K』第19話後編「星の扉、運命の扉・後編」に於けるデストロイに乗ったスティングが撃墜時の台詞。全てを忘れてしまったかつての部下の死に、沈痛な様子であった。
- 「あのジブリールって奴、実は俺も嫌いでね。少しおせっかいさせてもらうぜ!」
- 『L』第27話「戦うべき敵」より。オーブ戦で出撃した際の台詞。原作ではミネルバだった件がジブリールになっている。
- 「…!?」
(こ、この光景…前にも…どこかで…!)
(!? そうだ! 俺は…俺は!) - 同上。カガリのアカツキがデストロイの攻撃からオーブを守るのを見て。
- 「ようやく思い出した…。自分が誰なのか…俺が今、なぜここにいるのか!」
「守って見せるさ。なんたって俺は…」
「不可能を可能にする男だからな!」 - 『L』第27話「戦うべき敵」より。エンデュミオンの鷹、完全復活の瞬間である。
- 「ああ、心配するな。何もかも思い出したよ。俺が誰で、誰を愛してたかって事もな…」
- 同上。シナリオエンドデモより。
- レイ「ムウ・ラ・フラガ…。お前も消えなくてはならない。お前の父親のクローン…世界を闇に包もうとしたラウ・ル・クルーゼの犯した罪と共に!」
ムウ「ついでに言っちまえば、俺にはファントムペイン時代に犯した罪もある。だが、それは生きて償う! だからお前も戻って来い! 仲間達のところに…!」
レイ「たわ言を! 俺はギルのために戦わねばならない!」
ムウ「よせ! そうやって、ひとりで闇を抱えたままじゃクルーゼと同じになっちまうぞ!」 - 『L』第33話「選ばれた未来」に於けるレイと戦闘前会話。仲間と決別してデュランダルのために戦う事を選んだレイに対して、自らの過去を踏まえて説得しようとする。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- (ネオデュランダルか…何の因果かね)
- 『X-Ω』イベント『NOT ALONE』にて、スバルの乗機の名前を聞いて。自分の偽名と似た機体名(彼の名前とそのまま繋げたようなもの)だったので、因果を感じずにはいられなかったのだろう。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- メビウス・ゼロ
- ムウが搭乗する宇宙戦用モビルアーマー。ムウはこの機体で敵軍のジン5機を撃墜し、「エンデュミオンの鷹」という異名で呼ばれるようになった。
- スカイグラスパー
- ストライクの支援機。大気圏内での戦闘で使用された。
- ランチャースカイグラスパー
- ムウ搭乗時は主に本形態で運用される。
- ストライクガンダム
- フリーダムに乗り換えたキラから譲られたMS。ナチュラル用OSが搭載されている。
-
- パーフェクトストライクガンダム
- エール、ソード、ランチャーの特性を持つ試作型ストライカーパック「マルチプルアサルトストライカー」を装着したストライク。
- HDリマスター版のワンシーンでのみ搭乗している。
- エグザス
- ネオ時にアーモリーワン襲撃事件で搭乗。
- ウィンダム
- ネオ時に地上で搭乗した赤紫色の専用機。本体は一般機と変わらないが、装備するジェットストライカーはリミッターを解除された特別仕様。
- アカツキ (シラヌイ装備)
- カガリが乗っていたアカツキの宇宙戦仕様。彼女に代わって(当時記憶を失っていた)ムウが乗ることになる。
- アカツキ (オオワシ装備)
- アカツキを受領したのは戦場が宇宙へ移る直前だが、コペルニクスでキラ一行を回収する際にこちらを使用している。『CC』でも搭乗。
他作品での搭乗機体[編集 | ソースを編集]
SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ソードストライクガンダム
- 換装が実装されている作品で実現可能な他、形態ごとにユニット化されている『X-Ω』で搭乗。
- 原作ではムウがストライクに乗り換えてからソードを使ったことはなかった(HDリマスター版ではパーフェクトストライクの一部としてのみ装備)。
余談[編集 | ソースを編集]
- スタッフからの明言はされていないが、スレッガー・ロウをオマージュしたキャラクターと思われる。飄々とした性格の戦闘機乗りで、主人公の兄貴分として振舞うなど、共通点は非常に多い。原作劇中では彼のように軍帽を斜め被りした姿も見せている。
- ムウ・ラ・フラガの愛称は、多くの場合(SRWを含む)ファーストネームである「ムウ」であるが、中にはファミリーネームである「フラガ」と呼ぶ場合(一例を挙げると、GBA用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』)も有る。
- TV版『SEED』では「敵艦ドミニオンからの一撃を防いだ後、ストライクの残骸の中にムウのヘルメットが浮かんでいる」というシーンが有った。小説版にも同シーンにて「指先から粒子になっていくのがわかる」といった記述があり、この時点ではムウが生存する予定はなかったことがうかがえる。
- しかし、DVD収録版およびスペシャルエディション版ではムウのヘルメットが消されており、突如としてムウ生存説が持ち上がった。後年のHDリマスター版もこちらに準拠している。『DESTINY』では上述の通り生存・復帰が果たされているため、以降の作品ではムウの生存が前提となっている。
- 『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の第14話にて、とあるホテル名に彼の名前(漢字で夢有羅布楽雅と書く)が使われた事で話題を呼んだ。
- そして、『クロスアンジュ』が参戦した『スーパーロボット大戦V』でもムウ本人を差し置いて登場。彼がどういう感想を抱くか、見たかったところである。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 機動戦士ガンダムSEED公式サイトより
- ↑ 負け戦の中で渾名されたので、本人は謙遜している。この背景には、負け戦を美しく脚色する事でメンツを保とうという上層部の思惑があり、ムウの活躍はその為に利用された形である。ただし、撃墜スコアは事実であり、実際にグリマルディ戦線に参加していたユーラシア連邦のアルテミス要塞司令ガルシア少将はムウの功績を肯定している。
- ↑ とはいえ声優がムウと同じ子安武人氏なので、勘の良い視聴者には「ネオの正体=生還を果たしていたムウ」と見当を付けられていたのだが。
- ↑ ただし、原作とは違いネオの動きに何かを感じたキラからの呼びかけに応じて機体から脱出し、アークエンジェルに収容される流れとなっている。
- ↑ もっともステラをミネルバに残留させても体調回復は全く見込めない上に、軍医は「無理な延命は解剖しても正確なデータが取れなくなる」と収集データを優先し延命停止を主張、タリアは反対したとはいえ「それらのデータは研究所で取れている。評議会が求めているのは生きたエクステンデッドだから生きた状態で評議会に引き渡したい」と話しているのを、シンは聞いてしまったという事情もある。仮にステラが持ち堪えたとしても、その先にあるのは間違いなく絶望の未来しかないのは明らかで、ステラを地球軍に返却するしか助けられないと判断するのは仕方がない事ではある。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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