カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ | |
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外国語表記 | Cagalli Yula Athha[1] |
登場作品 | |
声優 | 進藤尚美 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | カガリ・ヒビキ |
偽名 | カガリ・ユラ |
種族 | 地球人(ナチュラル) |
性別 | 女 |
生年月日 | C.E.55年5月18日 |
星座 | 牡牛座 |
年齢 |
15歳[SEED前半] ⇒ 16歳[SEED後半] 18歳[DESTINY] |
身長 |
162cm[SEED] 164cm[DESTINY] |
体重 |
54kg[SEED] 48kg[DESTINY] |
血液型 | A型 |
所属 | オーブ連合首長国 |
役職 | なし(建前上) ⇒ 代表首長 |
趣味 | 筋力トレーニング |
好きな食べ物 | チリソースをかけたドネルケバブ |
カガリ・ユラ・アスハは『機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムSEED[編集 | ソースを編集]
オーブ連合首長国前代表首長及び五代氏族アスハ首長家当主、ウズミ・ナラ・アスハの一人娘。活発な少女で行動力もあるが、感情に任せた独断専行の傾向が強い。その一方で、他人を包み込む思いやりも秘めている。パイロットとしての戦闘センスは非常に高いが、実戦経験が少ないためにエースパイロット相手だと逆に追い込まれてしまう傾向が強い。
中立コロニー・ヘリオポリスでオーブが兵器開発しているのを知って潜入するが、地球連合とザフトの戦いに巻き込まれ、命を遭遇したキラ・ヤマトに救われる。この時点では「カガリ・ユラ」と名乗り、王女の身分は隠していた。
その後は地球に戻って、北アフリカのレジスタンス「明けの砂漠」に加わり、「砂漠の虎」の異名を持つアンドリュー・バルトフェルド率いるザフトと数度の戦闘を経験する。しかし、それがかえって仇となってしまい、自信過剰になってしまったカガリは、報復に燃える他のレジスタンスのメンバー達と共にザフトを追撃。無謀な攻撃を繰り返した結果、仲間の多くを失った上に、戦闘のパートナーであった青年・アフメドも死なせてしまう。その後、自分を助けたキラからも否定されて逆上するが、キラからは平手打ちを受けて気持ちだけでは何も守れない事実を突きつけられる。
バルトフェルド隊との戦闘を終えた後は、半ば強引にアークエンジェル隊と行動を共にするが、紅海での戦闘にてMIAの状態となってしまい、そこで同じく遭難したアスラン・ザラと運命的な出会いを果たし、別れる。その後はオーブへと戻り、再びアークエンジェルが出向しようとした際には、またついていこうと考えていたが、父であるウズミからは、自身の行いを「独り善がりな正義感」であると非難され、「憎しみの連鎖を断ち切る為の銃を撃ち合う以外の戦い」について学ぶべく、オーブに残る事になった。また、その際にカガリは、キラを両親と一目だけでも顔を合わせられるよう取り計らった。
アークエンジェルと別れた後、キラがアスランによって倒されると、MIAとなったキラを捜索していた際に、イージスガンダムから脱出して気を失っていたアスランを発見、収容する。お互い、今の心情を爆発する事で距離を縮めあい、心配な面があるアスランに「ハウメアの護り石」を送り、別れを告げた。
アスランと再び別れた後、プラントから帰還してオーブに戻ってきたキラとの再会に喜び、父親の命令に疑問を抱いてザフトを抜けたアスランとの和解の切欠を作ったりと、影ながらサポートしていく。そして、地球連合のオーブ侵攻時に、ウズミからキラとは「きょうだい」であると告げられ、彼と終生の別れを遂げる事になった。
宇宙に出てからはストライクルージュを駆り、パイロットとして戦争終結に尽力。ケンカ友達であったアサギ・コードウェル、ジュリ・ウー・ニェン、マユラ・ラバッツの3人を失うという悲劇に見舞われるが、それでもSEEDに覚醒して奮戦し、ヤキン・ドゥーエにて白兵戦を潜り抜けるが、司令室に辿り着いたカガリは、暴走の果てに部下と相打ちで射殺されたパトリック・ザラの亡骸に縋り付くアスランを見届ける事になる。
ジェネシスの発射を阻止すべく、アスランと共に内部へ向かい、アスランからは無理矢理戻されそうになるも、ジャスティスガンダムと共に命を絶とうとしていた彼の元に駆けつけ、「生きる事が戦い」である事を叫び、共に脱出。プラント側からの停戦の申し出を聞いたカガリは、泣きながらアスランと抱擁を交わし、トリィに導かれるまま、大破したフリーダムと共に宇宙を放浪していたキラの元へと駆けつけた。
キラとカガリは明確にどちらが先に生まれたのかは判明していないが、カガリは自分が姉であると主張し、姉弟という事になっている。キラと同じくヒビキ夫妻の実子だが、人工子宮に移されて受精卵段階から調整されたキラと違い、遺伝子操作を受けずに母体から生まれているのでナチュラルである。
なお、番組前半までに刊行された書籍では「カガリは15歳」とキラより年下として表記されていた。番組後半から放映終了後に刊行された書籍では「16歳」と表記されるようになる。
前線に出づらい立場であるため分かりにくい上、流石に比較対象がキラ達だと心許ないが、経験の少なさの割にパイロットとしての腕はかなり優れており、砂漠の時点でスカイグラスパーを乗りこなし、ソードストライカーを用いて戦艦相手に戦闘機で対艦刀を操り攻撃するという曲芸染みた戦法を披露していた。作中発動したのはヤキン・ドゥーエ攻防戦のただ一度きりだが、SEED能力まで持ち合わせている。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集 | ソースを編集]
前作から2年後、父・ウズミ・ナラ・アスハの貫いた信念を受け継ぎ、オーブの代表として政務三昧の毎日を過ごすが、まだ若い故に、父親程の人望を得るまでには至らず、政治の世界で悪戦苦闘の日々を送っていた。
そんな中、兵器工業プラントである「アーモリーワン」へ、アスランと共に視察で訪れたカガリは、シーゲル・クラインの思想を受け継ぐとされる新議長ギルバート・デュランダルと対面。新たなガンダムであるセカンドステージを開発した姿勢について疑問を投げかけるが、デュランダルは「争いが無くならないから力が必要である」と一蹴されてしまい、さらにはセカンドステージのパイロットを勤めるシン・アスカからは、父・ウズミの思想によって家族を奪われたと非難され、その信念が大きく揺らぐ事になってしまう。
ザフトの脱走兵によるブレイク・ザ・ワールドの発生後、カガリはオーブに戻る事になるが、再び戦乱に陥ると代表としてのカリスマと決断力に乏しい面がより浮き彫りとなり、半ば流されていく形でオーブと大西洋連邦の同盟が締結し、ユウナとの政略結婚を取り付けられてしまう。しかし、婚姻式の最中にキラの乗るフリーダムに連れ出されたカガリは、暫くアークエンジェルで成り行きを見届け、戦争を外から見ることで己の未熟さを知ることとなる。
その後、クレタ島沖から辛うじて生還したオーブ兵士達との会話の末、オーブに戻る事を決意。エンジェルダウン作戦によるミネルバからの攻撃を逃れ、何とかオーブへの帰還に成功するが、そこで待っていたのは、ロゴスの首魁として世界中から指名手配されていたジブリールを匿うセイラン家が原因で起きた、ザフトによるオーブの侵攻だった。自分が何をすべきかを悟ったカガリは、父の形見、モビルスーツアカツキと父の遺言を受け取り、キラ達と共にオーブの政権を奪還して崩壊寸前のオーブを救った。
オーブでの激戦後、代表に復帰して決意を大きく固めたカガリは指導者としての迷わぬ姿勢と威厳が備わり、プラント代表デュランダルのロゴス打倒による戦争終結の考え方を、本物のラクス・クラインと共に真っ向から否定する声明発表を行い、彼がレクイエムを奪取してアルザッヘル基地の攻撃を行った際には、デスティニー・プラン反対派の首魁として、全面対決の姿勢で臨む事になる。
序盤でアスランに指輪を送られているのだが、終盤では指輪を外している。アスラン自身も夢は同じだから焦らなくていいと発言し、アークエンジェル発進前の抱擁からも互いの心は変わらない事を示している。また、アスランと接近しているように思われていたメイリンもカガリに遠慮している様子が見られている。当初は指輪を外したことについて情報が錯綜していたが、2024年に劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)が公開された際、同年4月18日に開催された「大ヒット御礼ティーチイン上映会」にて福田監督の見解が明かされ、アスラン関係ではなく「自分の失態でオーブを焼いてしまったという不甲斐なさを感じたため、自分のことより国務を優先する」という意図だと説明されている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
数ある作品の多くの登場人物の中でも、地位と重要度に反比例して活躍がなかった人物。スパロボでも当初この部分は補完されず、むしろ強調されていることが多く、不遇なキャラクター(ただし、Kは例外で味方部隊を引っ張っていくことになる。また、彼女よりも遥かに空気の読めないキャラがいるために彼女の欠点部分が良い感じに隠れている)。
ただ最初は未熟であるが戦争の実体験を通して成長していくキャラクターという位置づけでもあるため、どのシリーズでもエピローグでは国を背負って立つ器と覚悟を持ち合わせるようにはなっている。また、K以降のDESTINY準拠での参戦の場合は成長を経た後ということか指導者として相応の言動を見せることも多い。
シリーズを通して、アスランとの関係を他作品の登場人物にからかわれてしょっちゅう赤面している。原作と違い、戦争終結後もアスランと行動を共にしていることが多い。
パイロットとしてはコーディネイターでないため、他の『SEED』系パイロットと比べると乗機が制限されてしまうことが多い。ただ彼女はSEED持ちであることが幸いして、ちゃんとした機体さえあればそれなりに戦える。出撃数が余りそうな場合にはほぼ確実にムウと席取り合戦になるが、大抵の場合はSEEDがある分彼女の方がやや有利になる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。自軍合流時、いきなりαナンバーズを「素人」呼ばわりする。他にもシンジに上手くあしらわれたり、アスランの事でアスカにおちょくられたりする。だが、部隊から離れて単身オーブに戻る際には各登場人物から応援されるなど、そのはねっかえりの強さから好かれやすいキャラクターでもある。泣き止まないイデオンのパイパー・ルウが彼女に抱かれると泣き止むなど、秘めた母性を感じさせるシーンもある。
- 成長タイプが射撃特化の晩成型でやや回避が伸び悩むが、射撃に関してはキラやアスランを逆転し得る。乗機ストライクルージュがストライクガンダムの改造を引き継ぐこともあり、使用価値は高め。応援と期待で精神コマンド要員としても有用。I.W.S.P.入手フラグに関わるが、乗機がスカイグラスパーの時点で撃墜数を求められるのでハードルが高い。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 初のNPC設定での登場。一応、イベントでのみストライクルージュやアカツキに搭乗する。
- セツコ編第2話で対異星人用の構想をデュランダルから聞かされた際、理解不能と言いたそうな反応を返すが、本来のコズミック・イラの世界において異星人の存在はまだ確認されていない為、普通に考えれば当然の反応である(事実、ヴィーノがグローリー・スターをエイリアンではないかと疑った際にも、聞いていたヨウランは「与太話」と相手にしていない)。皮肉にも、その僅か2話後に実際に異星人(別世界から来たベガ星連合軍と、こちらの世界の異星人であるガイゾック)が襲来してしまい、その後も地球へ侵略してくる異星人が次々と襲来している(ガイゾック、ゼラバイア、エルダー軍、アルデバロン軍)。
- 非戦闘員同然な状態な上、アークエンジェル・エターナル組以外のキャラに対しては怒ったり文句ばかり言っている場面ばかりが目立つなど、悪い意味で他のスパロボ以上に空気の読めていない行動や言動が多く描かれてしまっており、他作品のキャラクター達にも賛否両論の場面が目立ち、所々で立つ瀬が無い状態だったが、それでも彼女は最後まで逃げずに様々な局面と向き合っていく事になる。
- オーブの代表に復帰してからは、フィルやミランを始めとする行く宛の無くなったムーンレィス達を匿っており、彼等がディアナの元に戻れるよう計らう等、彼等の和解に貢献している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ZシリーズではZ以来の登場となるが、今回もNPC。シンとの和解の場面が初めて描かれるのが大きな見どころだが、如何せん出番が少なくそれ以外は目立たない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 前作に引き続きNPC。サイデリアルや彼らに尻尾を振ったクロノ保守派に追い詰められてやむなく新地球皇国に降らざるを得なくなるなど、前作以上に苦境に立たされる立場に。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 「なぜなにナデシコ」のお気楽具合に突っ込むが「カガリもうさぎの着ぐるみを着れば似合う」と返され赤面。能力はSEED発動でようやくムウを超える程度。愛を覚えるので火力はそこそこ優秀。彼女の搭乗機にはアストレイ・フォーメーションが武器として追加される。珍しく扱いの悪くない作品。
- ヤキン・ドゥーエ攻防戦でどの機体に乗っていても突入時のエンドデモではルージュに乗り換えている。
- スーパーロボット大戦W
- 百戦錬磨のノイ・ヴェルターの面々に根拠のない自慢をして恥をかく(後述)。シンクラインとの会談が罠だと気付いていなかった4人のうちの1人(後述)。また、バルトフェルド撃破後にアークエンジェルと同行しようとしたが、「オーブに行く」という話を聞いて態度を翻すという反抗期っぷりを見せ付ける。…何故かその後もカガリは明けの砂漠でスカイグラスパーに乗り続けていたため、「スカイグラスパーを持ち逃げした」とプレイヤーに噂される。お陰でトールが何に乗ってアスランに撃墜されたのか謎。
- ガンダムWの面々(特に五飛)からは序盤から中盤にかけてはいろいろ厳しいことを言われるが、最終的にはオーブを任せられると認められる。今回もSEED込みでギリギリムウを超えるが、ムウにも3人娘召喚が追加されたのでJほどの差はなくなった。二周目以降ではソードカラミティに乗れるため一周目より活躍出来るかも知れない。I.W.S.P.取得フラグに関係する。
- スーパーロボット大戦K
- 今作ではなんと部隊の実質的な指導者の1人であり、他作品キャラには「アスハ代表」と呼ばれる。やはり最初は少々問題発言もあるが、最終的には部隊の頼れる存在になる(そのせいで割を食ったキャラも彼を始め、若干名…)。
- こうなったのはおそらく、他シリーズでもそうだったがシナリオの都合上自由に行動出来て「自軍側の味方になっている『地球の国家の指導者』」が丁度カガリしかいなかった(そもそもオーブが最初から自軍側の味方で後にユウナですら積極的に自軍を支援する)からとも考えられる。自軍側の他の指揮官、指導者ポジションは全員何らかの施設、組織の所属で立場的には及ばす(ラクスは登場が遅れる)、カガリに近い立場の人物はほぼほぼ敵対勢力にいるのも理由の一つだろうか?(ギルバート・デュランダルですら悪の国家の元締めの様な人物として描かれている)
そこまで考えられていたかは怪しいが - なお、部隊に在籍中のオーブ関係の事はキサカとユウナに任せている。逆に対外的な部隊の代表者としての立場をラクスから任されている(ラクスはミーアを影武者としてプラントに残しているため、もう1つの地球でない限りは表立って交渉の場に立つ事は出来ない)。
- 序盤はフェストゥムと擬態獣に掛りきりである。久しぶりに愛機ストライクルージュに乗るが、ルージュの攻撃力大幅低下(代わりに修理装置を装備)&換装不可で高火力が持てず、前線に出すのが困難になった。とはいえ、中盤以降ならムウに譲ったアカツキを返してもらえばこの問題は解決する。……むしろ、今回SEEDで攻撃力アップが望めるので明らかにアカツキに乗った場合ムウより優秀。また、覚醒を覚えるのでPUサブとしても優秀。ただ、能力自体はSEED系中最下位な上に今回のSEEDは能力値の補正自体はないので、本気で使うならスキルパーツで補強してあげたい。種割れ後の彼女の顔グラは妙に凛々しく、美人になったという人もいれば、イメージと違うという人もいて賛否両論。アスランとの縁は切れていないが、それでも両者愛を覚えないところは何とも。
- エンディングにて地球防衛隊を結成し、防衛隊総司令に就任する。本作のエンディングは彼女が全人類に向けた大演説を放つ場面もあり(演説シーンはリアルタイムでは展開されずビデオに録画された演説場面をミストが観ているという形)、もはや地球人類の代表扱いである。余談だが、4コマではあまりの活躍ぶりに、よりにもよってアスランに疑念を抱かれるというネタまで描かれている。
- 本作以降のSRWで登場する際はお転婆さや未熟な面も薄れ、オーブの頼れる指導者として活躍することが多くなり、ある意味SRWにおけるカガリのターニングポイントとなった作品と言えるかもしれない。
- スーパーロボット大戦L
- 概ね原作通りではあるが、オーブの代表としての活躍を見せる場面は少なくなく、ロゴスの攻撃からオーブの国民を身を挺して守ったり、ルド・グロリアの詭弁を真っ向から切り捨てるなど、印象的な活躍も見せている。
- また、これまでの作品のようなドジを踏んだり未熟さを露呈するような場面もあまり見られず、オーブが自分だけで抑えられなくなってきた際には、恋人のアスランだけでも行動が自由になれるようにすべく、自分からプラントへ向かうよう後押しするといった、良妻的な面も見せている。この為か、原作の様に、意見の食い違いでアスランと対立する事も無くなっている。
- 戦闘面に関しては、コーディネイター技能の撤廃により、キラ達との能力差はかなり小さくなった。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後設定。K同様にまたもアルヴィスを支援する立場としてプロローグから竜宮島に訪れている。連邦政府内部の良識派の代表者の一人でもあるためにハザードの謀略によって一度はオーブ代表から引き摺り下ろされそうになるも、アスランの活躍によって事なきを得た。パイロットとしては参戦しないが、政治面で自軍をサポートしてくれる。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 『DESTINY』名義での初参戦。原作どおり結婚式の最中アークエンジェル一味に誘拐され、そのままストライクルージュに乗りA3の戦力となる。貴重な激励持ちで、ストライクルージュの必殺技が必要気力も低く使い易いため、出撃の機会は多いだろう。インターミッションでもそれなりに話に入り、特にアスラン脱走後の再会時に、原作では為せなかった本音を吐露する場を設けられ、互いの一連の行動を理解しあうことが出来た。タケミカズチに対する演説がフルボイスで再現されていたりと、扱いは良いほう。中盤、ルージュをキラに貸し出すことでパイロットとしては使用不能になるが、終盤で復帰する。
キラにシーラと一国の主としての貫禄を比較され、「カガリは子供だから」とバッサリ切られるシーンは語り草である。すぐ不貞腐れて、「どうせラクスにだって負けてる。胸だって負けてる」と言ったところで「胸関係ないから」とトドメを刺される(ちなみに、原作でのシャワーシーンを比較しても特にカガリとラクスに胸の差は無い)。ちなみにエンディングではアスランと復縁したらしく、キラがアスランに「カガリとはうまくいってるの?」と聞く場面がある。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- NPC。初登場自体は早めだが、シナリオ的には早期から最終盤までマリナ共々エンブリヲに囚われるため自軍との絡みは非常に少ない。エンブリヲの花嫁候補の一人にされてしまうが救出され、そのまま最終決戦まで同行する。今回アスランが自分とメイリンとで二股をかけていることが示唆されたり、他作品のキャラに異様にモテるなどいつも以上に女難ネタが多いが、エンディングでは寄りを戻した様子。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦X-Ω
- アカツキ (オオワシ装備)のパイロット。
- スーパーロボット大戦DD
- シナリオNPC。出撃の意欲自体はあったが出撃には至っていない。
- 1章Part7から『SEED』設定で登場。オーブでの再会以前の登場エピソードが軒並みカットされてしまったため、アークエンジェル隊が一時的に単独行動している間に共闘し、原作に準じた出来事が起こったことになっている。
- 3章part7より『DESTINY』準拠に移行するが、原作とは違い、圧倒的な武力を持つディバイン・ドゥアーズとの繋がりを国の内外から警戒されており、本作のシンからもそれによる影響を危険視され、ブレイク・ザ・ワールドの事件にアークエンジェル隊が参戦した際には、デュランダルに交渉材料として人質同然に利用されてしまうという一幕も。
- 3章part8では原作通りの道を辿り、花嫁強奪からアスランとの擦れ違いまでが描かれる。しかしディバイン・ドゥアーズという味方がいるお陰で、原作よりは冷静で落ち着いており、介入の際には本当にオーブ軍を撤退させる事に成功する(しかもモビルスーツ同士の戦闘なしに)。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
いずれの作品も晩成型なので終盤に成長しきるまでは平凡な能力。特殊技能(特殊スキル)のSEED発動によりある程度戦える。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
闘志・熱血等、攻撃的な精神コマンドを覚える為に戦闘もこなすが、指導者としての立場もあってか絆や激励等を覚える事も。
- 第3次α
- 努力、応援、集中、直感、熱血、期待
- J、W
- 不屈、集中、闘志、熱血、覚醒、愛
- Z(没データ)
- 努力、根性、不屈、集中、熱血
- K
- 不屈、集中、闘志、熱血、覚醒、絆
- L
- 直感、集中、闘志、激励、熱血
- X-Ω
- 直感、激励、覚醒
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- 第3次α
- SEED、強運、援護攻撃L3
- Z(没データ)
- 底力L7、ブロッキング、指揮官L2
- まさかのSEEDなしだが、そもそも『SEED DESTINY』ではSEEDが発動する場面がなかったので当たり前とも言える。
- K、L
- SEED、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、底力L6、援護攻撃L1、援護防御L1、アタックコンボL2
- シナリオとしては『SEED DESTINY』で参戦しているものの、『SEED』が参戦作品に入っているのでSEED持ち(『K』に至っては逆にカガリのSEED技能以外『SEED』の要素がない)。代わりに指揮官を持っていない。汎用技能をたくさん持っているが、これは参戦が終盤になっている関係。
- また、『SEED』系の重要人物には珍しく底力持ち。本人のステータスが、リアル系でしかも全体的に中の下でありながら防御が何故か高めと言うバランスもあわせて、防御機構が充実しているアカツキと相性が良い。
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
- 小隊攻撃の攻撃力+20%
- 『第3次α』で採用。
- 前作のシャアやハマーンと同種の能力。流石に器が違いすぎるせいか、数値は半分だがそれでも強力。アストレイの3人娘と小隊を組んでも無駄にならない。
- ダメージ-20%
- 『Z』での没データ。
- 異様に強力。ガード込みならダメージが60%近くまで押さえられる。なぜ使えないのか…… もし自軍に加入したらファットマン(-30%)と並んで最高の防御役となったであろう。
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
- ゲリラ戦法
- SR。ボスユニットに対してダメージ大アップ。
- 『SEED』出典。私服。
- 遺志を継ぐ者
- SSR。攻撃力大アップ。
- 『SEED』出典。ドレス姿。
人間関係[編集 | ソースを編集]
主要人物[編集 | ソースを編集]
- キラ・ヤマト
- 最初は友情でも恋愛感情でもない強い絆を感じて互いを大切に思い合うようになり、後に生き別れていた双子の姉弟であるという事実を知る。一応弟という事になっているが、カガリが「私が姉だ!」と主張したのがそのまま受け入れられただけで、実際に確認が取れている訳ではない。どちらかといえば、キラの方が精神的には大人なのだが、カガリの自己主張が強かった為、今の形に収まった。
- カガリとの出会いや交流は、『SEED』前半~中盤では自分の立場から仲間内で精神的に孤立していき、望まぬ争いを続けて悩んでいたキラの息抜きにはなっていたようだ。『DESTINY』では結婚式の最中に拉致されて以降アークエンジェルに滞在するが、オーブの戦闘を止めようと悪戦苦闘するカガリのボディガード的な役割を果たしている。
- アスラン・ザラ
- キラの幼馴染。『SEED』において無人島での出会いで親しくなり、後に恋人関係になる。『DESTINY』終盤では仕事を優先するため別れたようだが、破局してしまったという訳では無い。彼自身は全作で一貫してカガリにだけ積極的にアプローチしており、カガリ一筋である。
- ラクス・クライン
- 唯一対等な立場での「女」の友達であり、キラと共に世話をされている。『DESTINY』終盤では地球とプラント、双方の代表的存在となる。
- シン・アスカ
- 地球連合軍のオーブ侵攻時に家族を失っているため、彼からは父親から引き継いだオーブの理念を否定される事になる。
- 小説版では「カガリが反論しオーブの理念の正統性を主張してほしかった」とフォローされているが、カガリはシンへの罪悪感故に、彼の数々の罵声に対して抗議一つしなかった。
- 『第3次Z時獄篇』では原作では無かったシンとの和解が実現している。
アークエンジェル隊[編集 | ソースを編集]
- フレイ・アルスター、サイ・アーガイル
- 直接は絡まないが『SEED』においてキラと彼女らを交えた昼ドラも真っ青な泥沼現場に出くわしてしまう。またフレイからはアークエンジェルに乗り込んだ後で艦の甲板でキラと話す場面を見られて一方的にやや嫉妬されたりとあまりよく思われていなかった。
オーブ連合首長国[編集 | ソースを編集]
- ウズミ・ナラ・アスハ
- 育ての父。彼の志を継ぐことになる。
- ウナト・エマ・セイラン
- オーブの指導者であった時から、自らの補佐に徹し続けた人物。大西洋連邦寄りであったが、それはあくまでもオーブを守る為であったが故で、カガリもその事を理解していた。彼の国を守ろうとする正論の前では、カガリも頭ごなしに否定することは出来なかった。しかし、実態は全て上っ面だけで後に馬脚を晒して親子共々失望される。
- ユウナ・ロマ・セイラン
- ウナトの息子で、婚約者。もっともカガリにとっては不本意であるが。カガリ拉致の後はオーブのトップに立つが、部下達との折り合いは悪く、国の立場を悪化させるばかりで最終的に奪い返された上に、直後の戦闘に巻き込まれて死亡してしまった。
- 作中にお互いよい関係を築く事はできなかったが、彼はカガリにとっては憎めない存在であり、志は違えど国を守ろうとする気持ちは同じと思っていた。
- それ故にザフトのオーブ侵攻を許した際には、その数少ない信頼を裏切られた事に激怒するも、小説版では最悪な形で死別してしまった事に心を痛める様子が描写されている。
- ロンド・ミナ・サハク
- アストレイの登場人物で、オーブ五大氏族の一つであるサハク家の長。
- かつてはアスハ家に対して敵対的であったが、やがてカガリを認め、彼女を裏から支えるようになった。
- ロンド・ギナ・サハク
- ミナと並ぶサハク家のトップだが、姉とは異なり最期までアスハ家に対して敵対的な態度を貫いていた。
- レドニル・キサカ
- 部下というよりもお目付役またはお守り役。ウズミからの信頼も篤い。
- 護衛ではあるが対等な関係を築いており、アスランとの仲も応援している。
- ジュリ・ウー・ニェン / マユラ・ラバッツ / アサギ・コードウェル
- 立場的には部下であるのものの、同世代と言うこともあって友人でもあった。しかし、彼女らに先立だれてしまう事になる。
- 『第3次α』、『スパロボJ』、『スパロボW』では生存している。
- エリカ・シモンズ
- モルゲンレーテ社のモビルスーツ開発設計主任。
- 無鉄砲な行動の多い彼女に呆れながらも、ウズミの意志を継いでくれる存在として、その成長に期待している。
ザフト[編集 | ソースを編集]
- アンドリュー・バルトフェルド
- かつての宿敵、後の仲間。バナディーヤで偶然にも出会った際、ドネル・ケバブにかけるソースを巡って口論になった。
- GBA用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 君と僕と戦場で』では、このケバブ論争の延長戦とも言えるシナリオが収録されている。
- イザーク・ジュール
- 同じく敵だったが後に共闘。
- 第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ではフォビドゥンからの攻撃をくらいそうになった所を割って入ったイザークのデュエルに救われている。その後、彼が鬼神の如き猛攻でフォビドゥンを撃墜するのを見届けていた。
- メイリン・ホーク
- 結果的にアスランのもっとも近くにいることになった彼女に対して「あいつのこと頼んだぞ」と託す。
- しかし、そのやりとりがないKでは浮気相手として嫉妬されることに…。
- ギルバート・デュランダル
- 『DESTINY』第1話では、プラントに移住したオーブ難民が軍事関連の職業に就いている事に憤りを感じていた。
- それでも強硬派を抑えてナチュラルに理解を示す彼を「良き指導者」とは思っていたが…ラクス暗殺未遂とミーアの存在を知ってからは行動に疑念を抱き始め、やがて彼が自分達の敵と確信。
- 調査によってデスティニープランの導入が最終目的である事を知り、その考えを否定して対決する事になる。
- デスティニープラン公表後は大西洋連邦大統領のジョゼフ・コープランドを小物扱いしていたデュランダルが、カガリを危険視していたため、彼女の政治家としての能力とその求心力を評価していた模様。
- 会談では「姫」と呼び、侮っていたようにしか見えなかったが、実は「危険な敵」という形で認めていたのだから皮肉である。
家族[編集 | ソースを編集]
- カリダ・ヤマト
- 叔母。
- ヴィア・ヒビキ
- 実の母親。ウズミが持っていた写真とコロニーメンデルにあった写真では、赤ん坊だったカガリとキラに対して微笑みを向けていた。
- ユーレン・ヒビキ
- 実の父親。カガリの金色の髪は、父から遺伝したと思われる。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
一応は国家の指導者という立場だが、年相応の女の子という側面もある為、人間関係は幅広い。上記の通り間抜けな行動を突っ込まれる事も。
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- デュオ・マックスウェル
- 『W』で根拠の無い自信を自慢するカガリに、カズマやルネと共に呆れる。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 『W』では明けの砂漠で行動を共にしていた。
- ヒイロ・ユイ
- 第3次αでは、リリーナと境遇が似ている面がある為か、度々彼女に助言を与える場面がある。
- 『W』のEDにて彼に「国家元首として足りないものが多すぎる」と指摘されてしまうが、同時に成長も期待されていた。
- 張五飛
- 『W』のEDにて、カガリの成長を期待し、アスハ家とサハク家の正義を見届ける決意をする。
- リリーナ・ドーリアン
- ガンダムシリーズにおける同じ「プリンセス」であるキャラクターで、『L』や『第3次Z』では協力関係にある。
- エニル・エル
- 『Z』ではキラ達の介入行動に対して鋭く真理を突いた批判をぶつける彼女に対して声を荒げる。
- フィル・アッカマン、ミラン・レックス
- 『Z』ではディアナに反逆した彼らや多くのディアナ・カウンター兵をオーブに匿っていた。
- ディアナ・ソレル
- 『Z』では直接は関わらないが、コペルニクス会談での権限を全て彼女に委譲している。
- ギム・ギンガナム
- 『Z』ではオーブ戦にてカガリの乗機の色が気に入らないと因縁をつけられ、彼に撃墜されそうになる。
- マリナ・イスマイール
- 上記のリリーナ同様にガンダムシリーズにおける同じ「プリンセス」であるキャラクターで、『第3次Z』と『UX』では友好関係。
- シーリン・バフティヤール、クラウス・グラード
- 『UX』では協力関係。
- マーサ・ビスト・カーバイン
- 『第3次Z天獄篇』では敵対関係。
- リディ・マーセナス
- 『第3次Z天獄篇』では一時期オーブにいたため、面識がある。ラース・バビロンから解放された後、彼の変容に驚いていた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- エジール・カルラ
- 『J』では、グラドス人特有の選民思想を隠そうともせず、地球人を「毛なしザル」呼ばわりした彼女に激昂した。
- セイナ
- 『W』ではカトルと同じく明けの砂漠で行動を共にしていた。
- ガウルン
- 『W』ではスカイグラスパーで意気揚々と彼に挑むが、彼からその無謀な様を「自殺願望の塊」と嘲笑されてしまう。
- シーラ・ラパーナ
- 『SC2』では同じ姫同士でありながら色々とラクスや彼女に負けていることを自覚している。キラ曰く、「胸は関係ない」との事。
- 皆城総士
- 『K』では彼と親しい。気軽に声をかける場面がKのカガリ関連場面においてはいつものカガリっぽい。
- 真壁史彦
- 『K』では協力関係。
- 『UX』においてはアーカディアン・プロジェクトの支援者であり、計画に前後してモビルスーツの開発に着手している。
- 皆城公蔵
- 『UX』では史彦同様に協力関係。
- ヘスター・ギャロップ
- 『K』では長く対立関係にあったが、最終的にユウナを介して和解。EDにて地球防衛隊発足に際して地球連合軍も協力している事から、協力関係は続いているものと思われる。
- 逆に『UX』では終始敵対関係で、第1部終盤には彼女とハザードにオーブ代表の座を引き摺り下ろされそうになる。
- ナナリー・ヴィ・ブリタニア
- 『第3次Z』では地球連邦内部の良識派・穏健派同士で協力関係。
- タスク
- 『V』ではアスランと共に2年前に漂着した島で世話になる。
- エンブリヲ
- 『V』では彼に拉致される。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 『第3次α』では彼女と意気投合し、友人同士に。彼女にアスランとの仲の事で冷やかされる場面も。
- 碇シンジ
- 『第3次α』では彼に上手くたしなめられる一幕も。
- ユウキ・コスモ
- 『第3次α』で彼に「平和ボケしている」と馬鹿にされてしまい、思わず突っかかってしまう。なお、その際に発したカガリの一言は、ファンからは大いにネタにされている。詳しくは後述。
- パイパー・ルウ
- 『第3次α』では彼に懐かれる。
- 秋津マサト
- 『J』では崩壊するジェネシスから彼に救出された。
- 弓さやか
- ビューナスAが悪のビューナスになった際、コックピットの外でビューナスに説得を始めたさやかに対してさすがのカガリも「向こうがコントロールしてるんだから意味ないだろ」と珍しく空気を読んだ正論でツッコミを入れた。
- ルネ・カーディフ・獅子王
- 『W』でデュオやカズマと共にカガリの根拠の無い自慢に呆れる。
- ユミ・フランソワ
- カズマやアカネ共々シンクラインの罠に気付けなかった者同士。
- ダービット・クリューゲル
- 『W』にて彼に「デッド(男)から女らしさを学べ」と言われてしまう。
- デッド・エンド
- カガリよりもはるかに女らしい人。…彼は男性であるが。
- 司馬遷次郎、葵霧子
- 『K』では協力関係。
- ローニン・サナダ、覇道瑠璃
- 『UX』では協力関係。
- クリストファー・ルーベンス
- 『UX』では協力関係。スクラッグのホワイトハウス襲撃で第二代地球連邦大統領に万が一のコトがあった場合、カガリに大統領選挙への出馬をお願いするつもりだった。
- ハザード・パシャ
- 『UX』では政敵。第1部終盤には彼とヘスターにオーブ代表の座を引き摺り下ろされそうになり、オーブ軍も人類軍に乗っ取られそうになる。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- カルヴィナ・クーランジュ
- 『J』の序盤でアル=ヴァンが初登場したイベントの後に尋問同然でカティア達に掴みかかって来た彼女を非難した。
- ジュア=ム・ダルービ
- 一度トラップで彼を撤退に追いやった。
- カズマ・アーディガン
- 突っ張りぶりを彼にも呆れられる。しかし、共にシンクラインの罠に気付けなかった。
- アカネ・アーディガン
- カズマやユミ共々シンクラインの罠に気付けなかった者同士。
- ミスト・レックス
- 前例が無いことだが、カガリを尊敬している人間の一人。もっとも、時折年頃の少女らしいお転婆さや短気さを見せることもあるカガリに対して「大したことない」と呆れるなど小馬鹿にする場面もあるが。一方のカガリもまた、EDに至るまで殆ど精神的な成長が見られない彼に対して度々呆れ返っている。
- ヴェリニー
- 彼女を「ヒステリー女」と罵るが、逆に「もう少しおしとやかにしろ」と言われてしまう。
- ルド・グロリア
- 彼の詭弁を後述にある台詞で真正面から論破し、切り捨てた。
- リチャード・クルーガー
- 『UX』のプロローグにて、竜宮島でのフェストゥムとの初戦に際して、彼に密かに救援を依頼する。
- サイガス・エイロニー
- 時獄篇ではカガリをはじめオーブを敵視しており、協力者であるジェミニスと謀りオーブの壊滅を企てる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
SEED[編集 | ソースを編集]
- 「ああ……やっぱり…!! 地球軍の新型機動兵器……お父様の裏切り者!!」
- 第1話で。ヘリオポリス内のモルゲンレーテ社の工場内に地球連合軍の新型モビルスーツ「ストライクガンダム」「イージスガンダム」の姿を確認した際の台詞。いきなり大声を発したため、反射的に発砲したマリュー・ラミアスのアサルトライフルで銃撃されてしまう羽目に。なお、後にこの件はオーブ政府閣僚の一人が大西洋連邦の圧力に屈して行った独断であり、地球連合軍とモルゲンレーテの癒着も発覚したため、ウズミはこの件を一切知らなかった。
- 「ドネルケバブさ! あー、疲れたし腹も減った。ほら、お前も食えよ。このチリソースを掛けて…」
「見ず知らずの男に、私の食べ方にとやかく言われる筋合いはない!」
「っんまーーーーいーーー! ほぅら、お前も! ケバブにはチリソースが当たり前だ!」 - バルトフェルドとのやりとり。ケバフにチリソースか、ヨーグルトソースがで子供染みた口論となる。言っていることは正論なのだが、態度がかなり大人げなく、バルドフェルドもオーバーなリアクションをしていたため、二人共々キラからは呆れられた。ちなみに彼の正体には全く気付いていない。
- 「お前……泣いていたのか?」
- 第22話。気分転換にアークエンジェルの甲板に出た際、甲板にいたキラが泣いていたことに気付いた時の台詞。
- 「よしよし、大丈夫だ。大丈夫だから…」
- その直後、カガリはキラを抱擁し宥めさせる。
- ガサツで怒りっぽい割には意外と母性溢れる場面である。
- ちなみに、カガリに抱擁された時のキラは表情が微かだが変化していたことから、この時からカガリとキラが「きょうだい」という伏線があったと思われる。
- 「ごめん! お前を撃つ気はない! でも…あれはまた地球を攻撃するんだろ!? 造ったオーブが悪いってことは分かってる! でもあれは! あのモビルスーツは地球の人達を沢山殺すんだろ!?」
- 第24話。孤島へ不時着しアスランと鉢合わせになり、共に救助を待つ事となる中でアスランから銃を奪い彼に向けるが、結局撃つ事は無かった。
- 「殺されたから殺して、殺したから殺されて……それで本当に最後は平和になるのかよ! ええっ!?」
- 第31話。偶然救出したアスランに対して最初はキラの仇として敵意を向けるが、アスランがキラとの関係や経緯を吐露するにつれて「なんでそうなってしまったんだ」というやり切れない怒りへと変わっていき、涙を流しながら掴みかかり、泣き崩れる。進藤尚美氏の熱演もなかなか見逃せない。
- この言葉はアスランに大きな影響を与え、2年後でもギルバート・デュランダルとの会食の際に未だにこれに対する答えが出せていないと悩みを打ち明けている。
- 「う……うう…う……お父様ぁぁぁぁぁ!!」
- 育ての父ウズミが死亡した時に泣き叫ぶカガリの台詞。
- 「お前、頭ハツカネズミになってないか?」
アスラン「えっ?」
「一人でぐるぐる考えてたって同じってことさ。だから皆で話すんだろう? そういう時はちゃんと来いよな」 - 第43話より。コロニーメンデルでの補給中、ブリーフィングにも参加せず父親を止められなかったことに悩んでいたアスランに声をかけて。度々一人で思い悩んでは迷走した行動に走ってしまいがちなアスランを独特な表現で窘めている。ちなみにこの後、父との和解の道を諦めないよう励まされたアスランは思わず彼女を抱擁、カガリは大いに動揺することになった。
- 「声?あぁ…フレイ。前、アークエンジェルに乗ってた。キラ達の仲間だ…」
- 第45話より。
- L4宙域での戦いの後、アスランに国際救難チャンネルで聞こえた声のことを訊ねられた際の台詞。
- アフリカ砂漠にいた頃、キラとフレイとサイの修羅場を目撃してしまったことから、フレイのことを語ったカガリの表情が複雑なものとなっている。
- 「ダメだ!お前!逃げるな! …生きるほうが、戦いだ!!」
- ジャスティス自爆直前。自分の命諸共ジャスティスの自爆でジェネシス破壊を敢行しようとするアスランの眼前に駆けつけで叫ぶ。遂にアスランは生き残る選択肢を選んだ。父や友人を失い続けたカガリの最後の抵抗とも言える言動。
- この名台詞は『UX』においてもカガリから上述の台詞を掛けられたアスランが、別作品のあるキャラクターに対して発言している。原作を知るプレイヤーにとっては、心憎い展開だろう。
- また、『DD』では仲間たちの力によりアスランが自爆する必要がなくなったため、戦後に自分の存在が憎しみの火種になることを懸念したアスランに対する一喝という形で発言している。
SEED DESTINY[編集 | ソースを編集]
- 「だが! 強すぎる力はまた争いを呼ぶ!」
- 第1話。オーブ戦の折に流出した軍事技術と人的資源のプラントでの軍事利用を中止するよう要請したカガリに対してデュランダルが自衛の為と反論した時に言った台詞。
- 実際、カガリの言葉通り、セカンドシリーズを強奪しにきたファントムペインによってアーモリーワンは大惨事となっている。前作『SEED』に続き本作でも事件の始まりの渦中にいるため、2作連続で始まりの場所にいることになる。
- 「力か。争いが無くならぬから力が必要だと仰ったな、議長は」
「だが!ではこのたびの事はどうお考えになる!」
「あのたった3機の新型モビルスーツのために、貴国が被ったあの被害のことは!」
「そもそも何故必要なのだ!そんなものが今更!」
「我々は誓ったはずだ!もう悲劇は繰り返さない!互いに手を取って歩む道を選ぶと!」 - アーモリーワンがファントムペインによって被害を受けたにも拘らず避難したミネルバでデュランダルに自慢気にMSを見せられた時の台詞。その力によって、アーモリーワンが被害を被ったというのにアーモリーワンの心配もせずに力を自慢するデュランダルに対して。だが、その言葉を聞いたシンから「綺麗事はアスハのお家芸だな」と怒りの声で皮肉られてしまう。
- 「よくそんなことが言えるな!お前達は!しょうがないだと!?案外楽だと!?これがどんな事態か、地球がどうなるか、どれだけの人間が死ぬことになるか、ほんとに解って言ってるのか!?お前達は!!」
「くっ…やはりそういう考えなのか!お前達ザフトは!」
「あれだけの戦争をして、あれだけの想いをして、やっとデュランダル議長の施政の下で変わったんじゃなかったのか!!」 - ユニウスセブンが地球に墜ちるかもしれないという時にヨウランの「不可抗力だろう。けど変なゴタゴタも綺麗に無くなって、案外楽かも。俺達プラントには…」というのを聞いて憤慨した時の台詞。地球の国家のトップとしては憤慨するのは当然であり、カガリの怒りも尤もなのだが、シンに遮られてしまう。
- 「でも……お父様のことをあんな風に……お父様だって苦しみながらお決めになったことなのに…それを…」
- シンにウズミのやり方を否定されたことを気にしているカガリはアスランの前でただ泣くことしかできなかった。
- 「大丈夫か?アスラン」
「けど、ほんと驚いた。心配したぞ。モビルスーツで出るなんて聞いてなかったから」
「いや、そんなことはいいんだ。お前の腕は知ってるし。私はむしろ、お前が出てくれて良かったと思ってる」
「ほんとにとんでもないことになったが、ミネルバやイザーク達のおかげで被害の規模は格段に小さくなった」
「そのことは地球の人達も…」 - 第7話より。アスランを気遣ったうえでのセリフ。しかし、ユニウスセブンの落下を止められなかった状況で「出てくれて良かった」「ミネルバやイザーク達のおかげで被害の規模は格段に小さくなった」と軽はずみで発言したことでシンの怒りを買ってしまった。
- 「わ、解ってるそれは…でも!」
「お前達はそれを必死に止めようとしてくれたじゃないか!」 - 激怒したシンに対する反論。しかし、シンから「当たり前だ!」と一蹴され、「あんたってほんと、何も解ってないよな…!あの人が可哀相だよ…!」とアスランの事を理解できていないことを責められてしまった。
- 「お前だけを悪いとは言わない…ウナトやお前…首長たちと意見を交わし 己の任を全うできなかった私も十分に悪い…!だがこれは何だ!?意見は違っても国を守る気持ちだけは同じと思っていたのに…!」
- ジブリールを匿いながら杜撰な対応に終始し、ザフト侵攻を招いたユウナを拘束状態で面会した時の台詞。誘拐後に国を離れることを選んだ事で招いたオーブ及びオーブ軍の惨状を見たことで、己の選択と行動の結果を反省しているのが特徴。また、心の何処かでセイラン派を信じていた事も吐露している。
- 小説版では以前、ミネルバが待ち伏せされた際の「国は貴女の玩具ではない」という糾弾が当時のカガリでも正しいのが分かっていた。しかし、結婚も含めて何もかもが全てセイランの私利私欲のための方便であった。その証拠が今回の件であり、他ならぬ言った当人が国を玩具にした始末。それだけに同盟にサインしたことも含め、カガリはこれまでセイランに言いくるめられていた自分を恥じていた。
- 「あいつ、頼むな。私は一緒に行けないから。」
- アークエンジェルと一緒に行くメイリンにアスランを託した。本当は側にいたいが、自分には国を守る役目がある。だから今は指輪を外し、メイリンに任せた。二人の仲を察して遠慮しがちだったメイリンもそれを引き受ける。
- 小説版では普通の少女として恋した相手の側にいられるメイリンを羨みながらも、今は堪えて涙を流すフォローが入れられた。FINAL PLUSとHDリマスター版では出航前にアスランと強い抱擁を交わしてカガリはアークエンジェルを見送り、以後は離れながらもキラ達と共に戦う事になる。
- 「かつてウズミ代表は連合の侵攻に際して人としての精神への侵略という言葉を使われた。これはそれよりも尚悪い!」
- デスティニープランの発表を受けての台詞。デスティニープランが人として精神だけでなく自由や未来をも奪ってしまうであろう怒りから。
迷台詞 [編集 | ソースを編集]
SEED[編集 | ソースを編集]
- 「くっ…テメェッ!」
- ブルーコスモスの襲撃に巻き込まれた際に服をソースとお茶で汚してしまい、バルドフェルトが滞在している屋敷で、アイシャによってドレス姿に着替えさせられた姿をキラに見られた際の反応。
- ちなみに恥ずかしがった訳ではなく彼から「……女の子?」と呟かれてしまい、一瞬で激昂。更にフォローにならないフォローを入れられて、怒り狂ってしまい、バルトフェルドとアイシャに大爆笑される羽目に。それはそれとして、こんな粗暴な言い方をするカガリにも問題があるような…。
- 「いい加減にしろよ!!お前ら!!」
- 孤島でアスランに発砲したが、逆に押さえつけられてナイフで殺されそうになる。思わず悲鳴を上げた際に、キラに続いて彼にまで女性扱いされずに「女…?」と呟かれ激怒する。これがアスランとのファーストコンタクトとなったが、何とも不憫である…。
- ちなみに小説版ではアスランは目の前のカガリを女性だと認識した途端に、「今の自分の手がカガリの胸を押さえつけている状態」である事に気付いてオロオロしている際に、このセリフで罵倒されている。なんというラッキースケベ…。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
SEED準拠[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「シナプス艦長は随分とあんた達のことを買っているようだが、砂漠での戦いは素人だな」
- 『第3次α』地球降下ルート第20話「強襲、砂漠の虎」より。上述の通り素人発言。確かに原作通りのキラの突出やマリューの未熟さがあったとはいえ、それを加えてもこの時のαナンバーズの面子からして別に素人と呼べる物ではないと思うが…。実際、ダカールでの戦闘経験のあるメンバーも含まれている。むしろバルトフェルドがαナンバーズに対し、巧く立ち回ったといえる。
- 「お前、あの女に甘過ぎ!」
「そうやって、背負い込もうとするんだな、お前は」
「少しは周りを頼れよ。お前一人で戦ってるんじゃないんだ」 - 『第3次α』第29話「押された烙印」のシナリオデモより。父親を守れなかった罪の意識からフレイ・アルスターを守るために戦っているキラに対して、周りの人間を頼れと助言した。
- 「だけど、あそこまでひどくはなかったぞ」
- 『第3次α』アラスカ基地行きルート第33話「暁への脱出」のシナリオデモより。
- アラスカ基地脱出後、精神的に参っていたカミーユを心配して気分転換をさせようとしたムウの誘いを断ったカミーユに「何だか神経質そうな人ですね」と言ったジュリ・ウー・ニェンに対して、アラスカ基地に向かう以前のカミーユと交流があったカガリはそう呟いたのだった。
- ルウ「だあ………」
「な、何だ…今度は私か…!」
キラ「この子もきっとカガリのことが好きなんだよ」
エル「へえ…! 変わった趣味だね。まるでアスランみたいだ」
「お、お前なぁ!」 - 『第3次α』対バッフ・クランルート第57話「憎しみの環の中で」のシナリオデモより。カガリがルウに懐かれたのを見て、キラはルウはカガリが好きなんだと言ったが、エルにアスランのことを茶化されたため、カガリは思わず怒ってしまう。
- ルウ「ふえ…」
アスラン「そんな大きな声を出すなよ。ルウがびっくりするだろ」
「あ…ご、ごめんな、ルウ」
ルウ「あぶう…」
「あはは…かわいいな、お前は…」 - 同上。その直後、ルウが泣き出しそうになっているのをアスランに言われたカガリは、ルウに謝った後、彼をあやすのだった。
- 「お前は紛い物の神だ! 人を惑わせるなっ!」
「ケイサル・エフェス! お前にみんなの未来は奪わせないっ!!」
「この戦い、これで終わりにしてみせる!」 - 『第3次α』最終話でのケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞。何か、一端のヒロインのような熱い台詞である。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「お前、それでもこいつらの上官か!」
- 『J』第20話カルヴィナルート「「真実」は一つじゃない」より。前述にある通り、尋問同然でカティア達に掴みかかっていたカルヴィナを非難したときの台詞。その場面でのカルヴィナの振る舞いは確かに上官としてあるまじき行為と言える。
- 「くっ…それならなぜ、あいつらを行かせたんだ!?」
- 『W』第43話「記憶の底から」より。シンクラインとの和平交渉が失敗した際に元々罠だと気付いていたと大多数の人間に言われて。この後、キサカに「情けない」と言われてしまう。
- 「だったら、なぜもっと早くこの男を止めなかった! 銃ではなく言葉で!!」
「こんなやり方が正しいはずがあるもんか! お前達も、私達もだ!」 - 『W』第51話プラントルート「進んだ道の先」より、パトリック・ザラの暴走を止めるためにやむなく射殺したザフト士官へ向けて。その言葉には士官も黙ってしまった。
- また「私達も」と言っている辺り、武力による解決が決して正しいとは思っていない事も伺える。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 「お前、余所の世界で何を見てきたんだよ! まだ生きている私達には、やることが、出来ることがたくさんあるだろ!」
- 『DD』第2章Part1「終わらない明日へ」より。「生きる方が戦いだ」という原作の台詞に続く形で、さらにアスランに畳み掛ける。父の死後に、原作以上に多くの世界を見てきたカガリだからこそ続けられる台詞である。
SEED DESTINY準拠[編集 | ソースを編集]
前述のとおり、『K』では別人と言ってもいいほどの行動を見せた。それがきっかけとなってか以後のシリーズでは指導者としての風格を持ち合わせた言動が多くなった。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「議長! 冗談は止めて欲しい! 私は現実的な問題を語るためにここに出ている! 異星人が攻めてくるなどというSF小説の話なら、後にしてくれ!」
- 『Z』セツコ編第2話「怒れる瞳」より。ザフトの再軍備の理由に関し、デュランダルから「異星人の侵略者に対する防衛」という(カガリからすれば)突拍子もない理由を言われ。
- ZシリーズのCE世界は『バルディオス』や『オーガス』が組み込まれている為、後のスカルムーン連合とは異なる異星人が複数存在するはずであるが、物語開始時のこの時点では地球圏において異星人は未確認だったがゆえの発言だと思われる(神ファミリーの先祖のようにすでに来ていた者もいたが、世間的にはバレていなかった)。
- 「私はオーブの代表だ。国をおいて逃げ出す事は、もう許されない」
「お前曰く、奇麗事はアスハのお家芸だからな」 - 『第3次Z時獄篇』第31話「切り拓かれる運命」より。シンに何故逃げなかったのかと問われて、自分の立場と成すべき事をシンにはっきりと主張した。また「綺麗事はアスハのお家芸」は、未熟だった自分への戒めの言葉としている。
- カガリ「ありがとう。…そしてオーブを代表して言おう。おかえり、シン」
シン「ありがとうございます、アスハ代表」 - 同上。嘗ての主張を踏まえた上で互いの意見と行動を認め合い、遂に和解した瞬間であった。
- 過去のわだかまりを乗り越えたシンとオーブの指導者として成長したカガリ両者の和解。これもまた、スパロボ補正の好例の一つと言えるであろう。
- 「私は駄目な指導者だな、キラ…。また国を失ってしまったよ…」
「私は今…地球は平和という夜明けを迎える前の段階…暁だと思っている」
「だから、今が一番きっと暗いんだ…。だけど、夜明けは遠くないと信じてる」 - 『第3次Z天獄篇』蒼の地球ルート第9話「平和への暁」より、サイデリアルに投降する前、キラ達に願いを託して。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「どれだけ力があろうと、貴様には永遠に理解できまい! 生きる事そのものが…戦いだという事をっ!!」
- 『SC2』の最終決戦にて、ユキムラに対して言い放った台詞。見ればわかる通り、『SEED』の最終話にてアスランに対して言った台詞のアレンジでもある。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「よお、総士!」
- 第14話竜宮島ルート「孤独~たたかい」より。総士と遭遇して。『K』では何かといつもと違うカガリだが、この台詞は今まで通りの雰囲気が感じられる。
- 「お前! 仲間がこんな目にあったのにそんな言い方ないだろう!」
「こいつは正しい事をしたんだぞ!? 人の命とファフナー、どっちが大事だと思ってるんだ!」 - 第17話ビルドベースルート「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より。甲洋が同化した際、避難民を助けたせいでファフナーを失ったと憤りを見せた総士に対し、平手打ちして彼を責めた。SEEDの頃のカガリの雰囲気をかなり残した台詞。
- 「私はオーブの代表だ。危険を恐れて逃げ隠れするわけにはいかない」
「それにザフトの侵略を許す事はオーブの理念に反する!」
「父が命を賭けて貫いたオーブの理念…。何としても守り抜いてみせる。それが必ずやすべてを守る事となる!」 - 第19話「星の扉、運命の扉・前編」より。デュランダル議長の攻撃からオーブを守る為に立ち向かう台詞で本当に成長したことを感じさせるセリフ。
- 「そうか、今はメイリンに優しくしているのか…よーく覚えておこう」
- 第26話アークエンジェルルート「絶望の中で掴んだ光」より。ルナが教えてくれた事でアスランは女性なら誰でも優しく、特にメイリンに優しいこと聞き、今まさに怒りの炎が心の中で燃え広がる。今回二人の関係になんの問題も無いので、まさに浮気の情報を握った瞬間である。
- 「私に命を預けてくれる者…私と一緒に来て欲しい!」
- 最終話「心からの… 」より。ル=コボルとの最終決戦前に言う台詞で部隊の上に立つ者として成長したカガリの姿であり皆の信頼を得ている。台詞自体もブライト艦長に通じるものがある。
- 「…我々は同じ地球に生まれた者として、連合、オーブ、プラントの区別なく…互いを尊重し、手を取り合って新たな時代を築いて行くべきではないか!そのための第1歩として、私はここに地球防衛隊の結成を宣言する!」
- エンディングにて。後に劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、これに近しい組織「世界平和監視機構コンパス」の設立を主導しているが、単に偶然であろう。
- 「対ダリウス用に兵器を開発する場合はすべて資料に明記する事になってるはずだ。これは国連加盟国としてあってはならない規約違反ではないのか?」
- プロローグ第2話「ギャラクシー・チェイス」より。秘密裏に開発されたMS(セカンドステージ)について追及した際の台詞。これ自体は何の変哲もない台詞…なのだが『Z』での失態と思わず対比してしまう。
- 「志なくして世界を動かしていいものか!」
- 第7話モビルスーツ救出を試みるルート「混迷する世界」より。「綺麗事ばかりで世界を動かせるもんかよ!」というシンの発言に対する反論。小説版での描写に従うならばおそらくシンが望む台詞に近いものと思われるが折悪くアスランにメンテナンスしてもらったアリスが戻ってきたため、この台詞に対するシンの反応はうやむやになってしまった。
- 「このままではオーブも私達も当初の志とは違う方向に流されてしまうだろう」
「それならば、お前だけでもプラントに行って地球圏を守るために戦って欲しい」 - 同上。アスランにプラントへ行くように頼んだ際の台詞。ただうろたえるばかりだった原作と違いやれることをしようとする姿勢が窺える一方で、想いをアスランに託すより他にないという無力さが表現されている。
- 「ああ、奴も過ちを犯した事を知った。そして知った事で、より大きく成長できるはずだ」
「人の歴史が過ちと成長を繰り返してきたようにな」 - 第27話「戦うべき敵」シナリオエンドデモより。ユウナを殴打・叱咤して連行させた後、「彼も戦争を止めたかったんだ」というアスランの言葉を受けて。カガリも本心ではユウナにオーブを善く導く為政者になるように期待している事を覗わせる。
- 「アルト、急いでくれ! 囚われの姫君を助けるのが騎士ではなく姫であってもいいじゃないか!」
- 第38話「トゥルー・ビギン」より。終盤のバジュラとの決戦にて、アルトに囚われのランカを助けに行くことを急かした際の台詞。ちなみに「姫であっても」なのは、彼が「アルト姫」と言われているからか。
- 「当たり前だ!」
「貴様が支配したなら貴様が間違った時、誰が止める! 現に今、貴様は間違っている!」 - 第40話「刻の翼」より。「今までの世界が私の支配する世界より正しいのか」と言ってのけたグロリアに対する痛烈なカウンター。正しいようでエゴの現れでしかないグロリアの詭弁を正面から一刀両断した。
- 「お気遣い無きよう、皆城司令。フェストゥムが再び現れることは、30年前から予測されてきたことです。この日のためのモビルスーツであり、アーカディアン・プロジェクトではありませんか」
「永世中立とは、人類の敵に対しても傍観者である、という意味ではありませんよ」 - プロローグにて竜宮島に現れたフェストゥムをモビルスーツに迎撃させる際、皆城公蔵からオーブの理念に抵触するのではないかと危惧されるが、この言葉と共に戦う意思を示した。
- 彼女の台詞からUX世界のモビルスーツは、00のような「昔から普及している兵器」という扱いとなっているのだが、「(ファフナーにおける)ただのやられメカ」ではなく、「フェストゥムに対抗するための兵器」として備えられている。
- 初見のプレイヤーやファフナー視聴者に同化しているレベルで「違和感ないのが逆におかしい」クロスオーバーをこれでもかと見せつけたシーンであり、さらには想像の上を行く特性を秘めていた(当然『UX』ではこれも序の口)。
スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]
前述したように、間抜けな言動や空気の読めない言動を取っては他作品のキャラに突っ込まれる事もしばしばである。
『SEED』準拠[編集 | ソースを編集]
- 「そんなことはない! 私はアフリカのコーディネイターの砂漠の虎と戦っていたんだぞ!」
- 『第3次α』第24話「戦神の星で」より。一部でネタにされているカガリの『第3次α』での迷言。カズイの「でも、地球人と異星人のいざこざを地球圏へ持ち込んで欲しくないよな…」という言葉からSEED組とコスモとの論争が始まり、その際に「地球圏の人間は外宇宙に対する危機感が足りない」というコスモの発言に対する反論。
- 自分たちもコスモ達と同様に戦争で苦労している事を伝えようとした発言だが、「内輪のことばかりで、外へ目を向けようとはしない」と言われているのに、地球人同士の内輪揉めで苦労を主張していること、外宇宙の脅威(=バッフ・クラン)に対してザフトの一指揮官でしかない砂漠の虎を持ち出したことの滑稽さは長らくネタにされている[2]。
- ただ、『第3次α』でのバルトフェルド隊は、地上適応「S」の強さを嫌と言うほど味わわせてくれるため、ゲーム的には確かにバッフ・クランに勝るとも劣らない脅威ではあり、そういう意味でもネタにされる。ちなみにこの台詞の後はというと、コスモもカガリやSEED組の反論は認めるものの、『地球のお偉いさんは駄目だ』という結論になる。
- 「私はカガリ・ユラだ。この砂漠の戦闘では私はプロフェッショナルだぞ」
- 『W』第35話「熱砂に吹く風」より。ノイ・ヴェルターと合流した時の迷言。わざわざそんな事を威張ってきたカガリに対して、デュオには「わかったわかった」と流され、ルネには「状況の見えていない素人」と判断され、カズマには「根拠のない自信とつっぱりでこっちが恥ずかしい」と思われた。
- ただし、これより前に同じ事を言われたセイナの対応と比べるとデュオ達も少々大人気ない感はある。『W』のカガリは妙に他作品のキャラクターから馬鹿にされる描写が目立つが、これはその典型例。
『DESTINY』準拠[編集 | ソースを編集]
- 「それでも、私の方が姉だからな!」
- 『SC2』にて、あまり姉である自分を敬ってくれない弟に対して。なんだか大人気ない。
- 「あのな、お前! 私はお前の姉なんだぞ、姉!」
「…ふん、ど、どうせ私は子供っぽいんだ。ラクスにだって負けてるさ…! ああ、負けてるとも! 胸だって…。」 - 『SC2』にて、キラにシーラ様と比較され、「一国の主としての貫禄がまるで負けている」と言われてしまい、いじける。ちなみにキラには「胸は関係ないから」と言われるが、ラクスの胸の大きさは非常に不安定なため、なんとも言いづらい。
- 「オーブの事は、きっとキサカが何とかしてくれるはずだ」
- 『K』第19話 「星の扉、運命の扉・後編」より。ルルに代表として国に残るのを勧められたがこの言葉とともに部隊に帯同する。
- 確かにキサカは何とかしそう(ついでに『K』のユウナは有能)だし部下を信頼する心は美しいが、国家元首のこの発言を国民が知ったらどう思われる事やら。まあ、劇中描写を見る限り、それでもカガリの支持率が下がることはなさそうだが。なお、『L』でもキサカとトダカにオーブの事は任せてアークエンジェル隊に同行している。
- ピュリア「…本当に役立つ事があんのか?」
- 「自信がなくなってきた…」
- 『K』第22話「コンフュージョン・カーニバル」エンドデモにて、キャサリン・ナカタが金属繊維の研究をしていると聞いて役に立つのではと思い、オーブの方から研究場を提供する事を決めるが、その直後、夫婦喧嘩の末に仲直りをしたキャサリンとマンソンの姿―つまり『ガン×ソード』第17話のオチの再現―を見て呆れてしまっていた。
- カガリ「このヒステリー女め! 一度撃墜されたんなら、おとなしく撃墜されていろっ!」
ヴェリニー「ヒステリックな声をあげてるのはあんたの方じゃないか! もう少しおしとやかにした方がいいよ!」
カガリ「余計なお世話だっ!」 - 『K』第29話「哀しき呪縛を解け」におけるヴェリニーとの戦闘前会話。どっちもどっちである。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- スカイグラスパー
- 『SEED』において地球戦で搭乗。
- ストライクルージュ
- 『SEED』終盤以降、カガリのメイン乗機となる。
- アカツキ (オオワシ装備)
- 『DESTINY』後半、父ウズミの遺志として受領。ただし彼女自身が搭乗したのはオーブ防衛目的の1回限りであり、作中では以降ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)に託している。
SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- アカツキ (シラヌイ装備)
- 『CC』で搭乗。原作では同装備を使用する機会はなかった。
余談[編集 | ソースを編集]
- 一時期発売されたゲーム(08年~11年)において、彼女とディアッカのみボイスが収録されていない(なお、ディアッカと声が同じダコスタは声が収録されている)という事態が続き、様々な憶測を買った。しかし、現在では二人とも問題なくボイスが使用されている。
- しかし、カガリに関しては「EXVS」シリーズにストライクルージュが参戦した際のボイスは全て「Gジェネレーション」シリーズや過去作の「連合vsZAFT」シリーズで収録した音声を使用しており、2019年に発売された『SDガンダムGジェネレーションクロスレイズ』では新規収録を行なっていないのか、ストーリーパートでは当時のアニメで使用された音声を流用している事(エコーや息遣いなどの演技が一致している)が指摘され、またも不穏な憶測を買う事に。
- 2024年公開の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』においては、進藤尚美氏に代わり森なな子氏が声優を務めている[3]。ただし、同作の公開時期は『SEED』の20年後と時期的に相当間が空いており、上記の疑惑以前に進藤氏以外の当時のキャストをほぼ集められたことが貴重な話である[4]。
- 『DESTINY』劇中でカガリがアスランに宛てた手紙は、文書等において英語が多用されるガンダムシリーズでは珍しく日本語で書かれている。これはオーブの公用語が日本語であることの反映。なお文字はカガリ役の進藤尚美氏の直筆によるもの。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ カガリ・ユラ・アスハ|CHARACTER|機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
- ↑ 具体例としては、巨大掲示板「2ちゃんねる」では『砂漠の虎と戦って外宇宙に対する危機感を得るスレ』というネタスレッドが150以上も続く程になっている。
- ↑ カガリ・ユラ・アスハ役キャスト変更についてより。
- ↑ カガリ役以外の変更例はそれぞれ、コジロー・マードック役の中嶋聡彦氏は2017年に死去されたため、新たに田中美央氏が起用されている。ヒルダ・ハーケンと兼役でアビー・ウィンザー(SRW未参戦)役を務めた根谷美智子氏は『FREEDOM』ではヒルダ役でのみ出演しており、アビー役には新たに戸松遥氏が起用された。
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資料リンク[編集 | ソースを編集]
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