ゼクス・マーキス
ゼクス・マーキス | |
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外国語表記 | Zechs Merquise[1] |
登場作品 | |
声優 | 子安武人 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | ミリアルド・ピースクラフト |
異名 |
ライトニング・バロン ライトニング・カウント |
種族 | 地球人(北欧系) |
性別 | 男 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 184 cm |
体重 | 76 kg |
髪色 | プラチナブロンド |
瞳の色 | ネイルブルー |
所属 | OZ→ホワイトファング→プリベンター |
軍階級 | 上級特尉→二級特佐 |
ゼクス・マーキスは『新機動戦記ガンダムW』および『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場人物。
概要
新機動戦記ガンダムW
地球連合軍特殊部隊・スペシャルズ(のちのOZ)のエースパイロット。優れたモビルスーツ操縦技術を持ち、通称・ライトニングバロン(閃光の男爵)、昇進後はライトニングカウント(閃光の伯爵)と呼ばれた。
オペレーション・メテオ開始時における、ヒイロとの初の遭遇戦では、圧倒的な機体性能の差がありながら、自由落下を利用した戦法によりリーオーでウイングガンダムを海に落とした。
ガンダムパイロットが兵士としてひた向きに戦う姿を見て、ゼクスは己を甘いと評し、苦悩する様が描かれている。そして、初搭乗時にその加速性能から吐血してしまっていたトールギスを乗りこなし(最終的にはトールギスの反応速度がゼクスについていけなくなった)「ガンダム」と同等の力を得て、ガンダムパイロットと運命的な戦闘を重ねていく。
ガンダムパイロット・ヒイロとの戦いを強く望み、その為に一度自爆したウイングガンダムを回収し、独自に修復させた。しかし、これはOZにとっての反逆行為であり、これを機にOZを脱することになった。その後は紆余曲折を経て本当の名である「ミリアルド・ピースクラフト」を名乗り、ホワイトファングを率いる。そして、戦争の愚かさを見せつけようと、リーブラ落としを敢行し、地球を核の冬に陥れようとする。
最終決戦ではガンダムエピオンでヒイロ駆るウイングゼロとの一騎打ちにて敗れ、その後リーブラの機関部を自ら破壊し、リーブラの爆発に巻き込まれて行方不明になった。
作中を通じて非常に高い技量を誇るエースパイロットであり、初見で圧倒的火力を見せつけてきたウイングガンダムに怯むことなく飛行能力すらないリーオーで組み付いて相打ちに持ち込んだのを始めとして、数十体のMDトーラスに囲まれても自力で突破するなど、とっさの危機への対応力も並外れている。作中で明確に誰かに機体を破壊され、一騎打ちで敗れたと言えるのはエピオン搭乗時のウイングゼロとの最終決戦の一度きりである。
名前の由来はドイツ語の「6(Sechs)」、本名であるミリアルドはフランス語の「10億(Milliard)」から。ヒイロ達ガンダムパイロット5人の名前が「1~5」の数字に由来するように、ゼクスが「6」の数字を名前に持つのは彼がもう一人のガンダムパイロット、ひいてはもう一人の主人公であるということを示している。
『コミックボンボン』の漫画版では、システムエピオンを初見で使いこなしたことを「ニュータイプだから」と言及されている。また、最終版でもリーブラの爆発に巻き込まれておらず、他のガンダム5機と共にツインバスターライフルにエネルギーを集結させリーブラを破壊しており、行方不明になっていない。エンディングにてトレーズの墓参りに訪れている。
その仮面だけでも一目瞭然だがシャア・アズナブルのオマージュキャラ。亡国の王子〔ジオン建国者の息子〕→OZの指揮官〔ジオン公国軍時代〕→サンクキングダムの親善大使〔エゥーゴ時代〕→ホワイトファングの指令〔ネオ・ジオン時代〕といった転々人生も同じである。ただし、後述のOVA版も含め、シャアは人の可能性を信じられぬまま消えていったのに対し、ゼクスは最終的に人の可能性を信じる道を選んだと対照的な結末を迎えている。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
何処からともなくレディ・アンの元へ現れ、「火消しの風=プリベンター・ウインド」としてトールギスIIIを駆り再び戦場へ舞い戻る。全てが終わった後はノインと共に火星のテラ・フォーミングのために旅立った。火星に向かう宇宙船内にて、ノインとチェスをしているようだが、2人の様子を見る限りだとノインの方がチェスが上手のように見える。
登場作品と役柄
TV版として登場する場合は敵として登場し、条件次第で仲間になるケースが多い。仮面ありのゼクスと仮面なしのミリアルド両方がパイロットとして登場する。シャアと縁の深い作品が多く、特に『逆襲のシャア』設定でシャアが登場するとその部下になっているパターンが目立つ。
Endless Waltz版として登場する場合は、劇中を再現してサーペントに数で圧倒されるステージで登場し仲間となるケースが多い。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- ティターンズ所属。ロンド・ベルに出向し、味方として登場する。ガンダムパイロットが仲間にならない為W勢で仲間になるのは彼とノインのみ。原作を全く知らないのでなければ、スポット参戦なのは明らかなので育てなかった人は多いはず(当時の4コマですら「だってキミ途中で消えそうじゃん」と突っ込まれていた[2])。育てたり、トールギスを改造してしまった人はご愁傷様である。幸運を始め、精神コマンドが粒揃いなのがなお泣ける。特に、加速と必中がガンダムパイロット達にもあったならば機体共々その戦力価値も大きく変わっていただろう。ブライトやアムロに仮面の事を突っ込まれるが、シャアは意識していないと答える。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 序盤のサンクキングダムでロンド・ベルから離脱し、終盤ミリアルドとして登場する。DCルートかポセイダルルートかでその扱いは大きく変わりDCルートの際はサンクキングダムを守るためにNPCとして戦い、一方ポセイダルルートでは原作よろしくコロニー連合のリーダーとして敵となる。どの場合でも自らが次の時代に不要な戦士であることを自覚しており、DCルートでは原作の最終局面のアレンジでアクシズに特攻し、ポセイダルルートでは自らとロンド・ベルとの戦いを全世界に報道し、抱き込んだDCのハマーン派もろとも戦火に消える。
- ゼクスもミリアルドも同一人物なので初期値も精神も技能も同じなのだが反応の成長パターンが異なり、2回行動解禁レベルがゼクスは61であるのに対しミリアルドは51と10レベルも速い。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 原作通りOZに所属。仮面の事はしっかりシャアに突っ込まれる。主人公が彼を肯定するか、否定するかでトールギスIIIの入手に関わる(それ以外にもフラグが必要)。隠し要素フラグを満たすと、終盤、プリベンター・ウインドとしてトールギスIIIで月面に駆けつける(ミリアルド名義)。なお、そのシナリオは最初、イルムと武蔵で月面都市を守らなくてはならないが、フラグを満たすとミリアルドも登場するので劇的に月面都市を守りやすくなる。2回行動レベルが85と非常に高い為、トールギスIIIはトロワに譲った方がよかったりする。なお、たとえ敵だろうとミリアルド時に「こちらウインド」と言ってしまう事がある。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 愛に代わり魂を習得。相変わらず2回行動が可能になるレベルが85と遅いが、本作のW系では唯一ひらめきと魂を両立できるキャラなので、一撃必殺の火力を持つようになる終盤のボス戦でも安定した戦闘を展開できるのは利点。
- スーパーロボット大戦α外伝
- EW版の原作再現がされるため無条件で仲間となり、火消しの風・ウインドを名乗る。ちなみに、前作では仲間にならなかった展開が正史となっている。
- パイロット能力は総合的にW系最強であり格闘まで高く、特殊技能は底力と(習得は遅いが)援護、精神コマンドのバランスも良く、魂も覚える。ただトールギスIIIが燃費も含め弱体化したため、乗り換えで武器改造したトーラスや、デスサイズなど、扱いやすい機体に乗せてもいい。
- ゼロカスタム、ヘビーアームズに乗せて幸運、またはてかげんとMAP兵器を組み合わせるのも有効。ヘビーアームズは気力不要なのが便利で熱血も混ぜれば味方の底力やガッツ発動役もでき、ゼロカスタムは終盤の核ミサイルを大量に処理するマップでは解体役にも役立つ。ただし今回はゼロシステムで上昇した分の技量はてかげんの範囲外なので注意。
- 原作再現以外では、トールギスIIIと共にいち早く宇宙へ向かうメンバーになっている他、ウィングゼロ搭乗時の専用台詞やギム・ギンガナムへの特殊戦闘台詞も用意されている。またおそらく設定ミスと思われるが、ラット熱で大多数の味方の気力が下がるマップで、彼のみ何の説明も無しに気力が下がっていない。ちなみに今回は参戦していないTV版のゼクスが没パイロットデータとして残っている。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 前半は表向きシャアに荷担するが、後半仲間になる。多芸ぶりが災いし特殊技能養成枠が一つしかないのが難点。なお、数多の主人公達と並んでシャアとの戦闘前会話が用意されている。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 精神コマンドが前作以上に使い勝手の良いものになり、機体も強化されたので小隊長でも小隊員でも役に立つ。カットインが前作と変わっている。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 久々のTV版の姿で登場。TVOPのワンカットを再現したカットインも披露した。最初はドーバーガン装備の専用リーオーに乗る。ゼクスの騎士道精神や乗機興味からグラハム・エーカーと意気投合するシーンも。ガンダムに拘りをみせるのは原作通りだが、自身が道化を演じていることに不快感を示している。今回はOZの裏切り行為までは発展せず。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- PVにてミリアルド名義でガンダムエピオンで登場。原作通りWのラスボスの一人で、ほぼ全編通して敵として登場するが、「それぞれの戦場」(ゼクス名義)と「散りゆく光の中で」(ミリアルド名義でNPC)と「BEYOND」(ミリアルド名義)でスポット参戦。ZRルートではトレーズ戦死後にゼロレクイエムの協力者に。逆に黒の騎士団ルートでは「悪逆皇帝ルルーシュ」の代役として「戦乱の王ピースクラフト」となり、こちらのWシナリオ最終戦ではトレーズやブシドーと共闘。トレーズやブシドーとは違い極を習得してないが、再攻撃とゼロシステムとエースボーナスの組み合わせが凶悪。レベル次第ではアムロやクワトロにすら再攻撃を発動してくる。しかしそれ以外の技能が微妙で、ヒイロやカトルは習得していた気力限界突破を習得していないのでゼロシステムの性能を最大限に活かせておらず、更にエピオンがガンダム系の機体故に刹那のエースボーナスの対象であるため一撃必殺を狙うことも可能と、終盤のボスとしては弱い部類に入る。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- OVA版設定で参戦。参戦はだいぶ早く宇宙ルート13話でトールギスIIIに乗って増援に駆けつけクリア後に仲間になる。エースボーナスが非常に強力。他にも見どころとして、バナージに女心について忠告してノインに「説得力がない」と怒られる一幕も。また主人公キャラ以外でシャアとの戦闘前会話が発生する数少ないキャラである。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続きOVA版設定で参戦。やはり参戦が早く、エースボーナスも変更されていないため優先して撃墜数を稼がせたい。
- 他方、妹の写真が流出しそうになった際には即座に没収して回るなど、少々過保護な行動も(後述)。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- サーペント部隊に囲まれピンチの状態で登場。しかも味方機は無改造なため3発程度で落ちてしまうという窮地。2回行動は他のW勢同様遅い。また、自軍屈指の高さの射撃と技量を生かすためにはトールギスIIIでは武器性能が辛いので、ウイングガンダムゼロカスタムやガンダムヘビーアームズカスタムに乗せるとよい。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- シーン3「プリベンター」で仲間に加わる。能力値はW系最強だが、残念なことに愛機トールギスIIIがCOMPACT同様で武器性能が酷いので乗り換えないと活躍は厳しい。乗り換えのオススメはヘビーアームズ。集中がないのが残念だが、トロワにはない熱血を取得するためボス戦も可能。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- トールギスIII固定パイロット。幾度かのスポット参戦を経て仲間に。最大火力はヒイロに劣るが、機体の性能も併せて使い勝手は上。ヒイロ同様に彼も本作では魂を修得しない。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- トールギスIII固定パイロット。メガキャノンの燃費が40に低下したため、エースボーナスの「反撃時、ダメージ+20%」を生かし敵陣に突撃し反撃するスタイルがお勧め。ヒイロと違い「援護攻撃」を自力で修得しないので長射程を活かすのであれば養成が必要。
- スーパーロボット大戦R
- トールギスIII固定パイロット。中盤のシナリオ「ハマーンの黒い影」から登場。「エンドレスワルツ」ではサテライトランチャーでマリーメイア軍が降伏を迫った際に真っ先に戦うことを決めた。Aで消えていた魂が復活したためパンチ力は向上。ネックは援護攻撃の修得の遅さか。また、バグなのか仕様なのか不明だが、Lv35になると特殊技能「防御」がLv2→Lv4に一気に上昇する(攻略本等ではLv35で防御Lv3を修得となっている)。
- スーパーロボット大戦D
- 序盤はミリアルドで登場し、シャアの参謀を務める。地球消失後も立場を変える事はないが、ノヴァンブル条約成立後はゼクスと名乗る。状況が状況なだけに、スパロボシリーズにおいては珍しく非情ともとれる過激な発言をする場面もあり、その度にアムロから過去の所業を咎められたり、ジュドーや省吾の怒りを買ってしまう場面が目につく。彼なりに忙しい立場らしく、終盤では、リリーナを宇宙に避難させたヒイロの配慮に、自分本位だった己を詫びつつ感謝を口にしている。
- デフォルト機・ガンダムエピオンに合わせて、従来の高い射撃値は控えめになり、代わりに格闘が高く設定されている。能力値とは逆に精神コマンドと特殊技能は突撃やヒット&アウェイ、カウンターと、射程が短く移動後攻撃が豊富なエピオンには不要なものを多数習得する。そのため、『COMPACT3』のバァンに引き続き「突撃はいらない」人となってしまった。エピオンに乗り続けても何ら問題はないが、ヒット&アウェイ等を活かすために、スキルパーツで射撃を補強してウイングゼロやトールギスIIに乗せても良い。
- また、アルトロンガンダムなら高い格闘、突撃、ヒット&アウェイ、カウンターのすべてを生かせるのでこちらもオススメ、余ったエピオンも五飛なら任せてもよいだろう。
- と言うより五飛は突撃もヒット&アウェイもない都合、アルトロンよりエピオンのほうが相性が良い。
- スーパーロボット大戦W
- トールギスIII固定パイロット。第1部でも2部でも後半に登場。今回は珍しく、ウインドと呼ぶ人間の方が多い。また、能力が高い割に幸運持ちなので、ボスを倒す際には役立つ…が、どうにも影が薄い印象がある。一応、風龍・雷龍らから「ウインド隊長」と呼ばれたり、部隊内でも前線指揮官を任されたりしているのだが…。ついでに、トールギスIIIからマップ兵器が消えた事や、底力を習得しなくなった事、前線指揮官的ポジションにも関わらず「指揮」技能を覚えない点も痛い。
- スーパーロボット大戦L
- トールギスIII固定パイロット。珍しく序盤から自軍に参加する(なんとW勢で一番最初に仲間に加わる)。『EW』設定では珍しくかつて「地球潰しをしようとした男」であるという点にもスポットが当てられており、オリジナル主人公の一鷹もTV版最終話にて全世界に放送されたWゼロとエピオンの決闘をTVで見た者の一人だった。『EW』の後日談設定である為か、性格も他作品以上に穏やかな印象が見受けられ、見事に老成の域に入っているようにも感じられる。年下の男性パイロットの事を「少年」と呼び、気さくにアドバイスするなど、ジュドーや省吾から散々反発され、罵倒されていた『D』とは対極的な扱いと言える。本作ではレベル1どまりだが、指揮を習得するほか、前線指揮官的な言動も多く、『W』の頃に比べるとだいぶ目立つ。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- トレーズの意向によりシースとは戦いを避けようとするものの、あしゅら男爵の配下にモビルドールを操られたり、プリンス・シャーキンの洗脳から逃れようとエピオンのゼロシステムを起動させ逆に取り込まれてしまったりと、今回はスーパーロボット系敵組織に対し不遇な印象。フラグを満たせば後にクワトロと共に自軍に参加。乗機トールギスの性能もあってスナイパー役として活躍できる。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 今作ではEW仕様での参戦なのだが、TV版Wの展開が原作とは全く異なっていたらしく、かつての連邦のエースという設定で登場。第二次ヤキン・ドゥーエ戦終結直後に消息を消していたが、Aフォースの許に馳せ参じる。EDではノインと共にメガロード船団でキャンベル星へと旅立つ。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 『EW』版設定。マナの国ルート第14話よりノインと共に加入する。
- 革命の世界の前史故に、TV版でのホワイトファング時代に言及されることも多い。また、アルフリードとはライバル関係になっており、ビゾンのフラグにも関わる。
- 本作ではよりによって集中を習得せず、更に愛機のトールギスIIIも機体性能は高めなものの攻撃力がウイングゼロに大きく劣るため、どうにも使い辛い。エースボーナスとカスタムボーナスのおかげで機動力は本作でもトップクラスなので、使うのであれば底力と見切りを強化して敵陣へ突っ込み、反撃戦法を主体にするとよい。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。シャアの部下として登場。シャアに助けられた事があるらしい。ヒイロを仲間にする条件は彼をスポット参戦のヒイロで1度は落とさなければならない。宇宙ルートEDでロンド・ベルと接触し、シャアの真意を伝えた。その後、隠し面で条件を満たせば仲間になる。このゲームの真の隠れキャラクターである。最後まで動向が分かりきっている分、隠し面で仲間になる面子の中では一番「なんでここに?」と思われないキャラ。乗機のトールギスの火力が低いため、魂を使って攻撃しよう。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 原作再現度が高いので、原作第一話の対ウイングガンダム、基地襲撃の際の「馬鹿は来る!」、アレックスとミュラーの粛正イベントと見せ場が多い。
- 序盤は帝国軍所属のパイロットであるが、その立場と境遇はルートによって大きく変わるものとなる。中盤以降はOZルートを通ると仲間になり、それ以外では原作通り宇宙革命軍ホワイトファングのリーダーとして敵となった後、最終的にはシャアに加担してアクシズ落としを実行する。
- 敵となる場合は仮面を捨て衣装が変わり、名義もミリアルドとなる一方、仲間になる場合は仮面を外していてもゼクス名義で、衣装も最後までOZ士官のままである。仲間になった際、幸運、必中があるのでウイングガンダムゼロに向いているが、残念なことに魂を持たない事が唯一の欠点。また、格闘はやや高め程度で、高い射撃が全く活かせないガンダムエピオンでは実力は発揮できない。ぜひトールギスIIIを用意してあげよう。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『EW』設定で登場。今作では朗利と金本への説得を試みるという(ある意味)変化球とも言える立ち位置にいる。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 地球連邦軍の特尉で、終始OZ時代の仮面姿で登場。愛機はトールギス。第3章『流転する戦士達』で登場し、ヒイロのウィングゼロと決闘した後、出現した敵を倒すため、ヒイロ、コネクト・フォースと共闘。その後、ミスター・ブシドーとともに、キシリアの立ち上げた「オルトロス隊」に参入する。ジオン兵からも特尉と呼ばれているので、形式的には連邦軍からの出向者という扱いなのだろうか?その後、コネクト・フォースの代表者との決闘を経て自軍入りする。この決闘は全世界に中継されており、ゼクスとしては戦うことの意味を地球人に問うという意義もあった。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『EW』設定で登場。トールギスIIIのパイロット。
- スーパーロボット大戦DD
- 3章Part2から『EW』設定で登場。トールギスIIIのパイロット。
関連作品
パイロットステータス
能力値
総合的な能力はW系で最も高く、中でも技量が高い傾向にある。『COMPACT』等過去作品では自軍トップクラスの射撃値を持つ射撃のスペシャリストで格闘は低めだったが、近年では射撃、格闘がバランスよく高い。そのため射撃・格闘武器が混在している愛機トールギスIIIとの相性は良好。
ただし、『D』では搭乗機がガンダムエピオンに合わせて格闘が高く、射撃が低いというステータスなので注意が必要である。突撃とヒット&アウェイがあるからと安易にトールギスIIに乗せてはいけない。
精神コマンド
その技量の高さから、てかげんを覚える傾向がある。高ステータスで幸運+熱血・魂持ちという強みもあり、MAP兵器要員としても優秀。
『F』や『64』は魂がなくパンチ力がなかったが、『α外伝』から魂を習得。その後『第3次Z』以降は再び熱血止まりになった。作中トールギスを自爆させているが、これまで自爆を習得したことはない。
- F、F完結編、64
- 加速、必中、ひらめき、熱血、幸運、友情
- α
- てかげん、集中、ひらめき、幸運、熱血、愛
- α for DC、α外伝、第2次α
- てかげん、集中、ひらめき、幸運、熱血、魂
- 第3次α
- 直感、集中、加速、幸運、熱血、魂
- 第2次Z
- 集中、直感、直撃、突撃、熱血、魂
- 第3次Z
- 加速、集中、直感、直撃、熱血
- COMPACT3
- てかげん、見切り、熱血、幸運、鉄壁、伝授
- A、A PORTABLE
- てかげん、集中、ひらめき、加速、熱血、突撃
- R
- てかげん、集中、ひらめき、突撃、熱血、魂
- W
- 集中、加速、闘志、幸運、熱血、魂
- L
- 集中、加速、直撃、狙撃、魂
- X
- 加速、先見、必中、突撃、狙撃、熱血
- 新
- 集中、信頼、威圧、ひらめき、幸運、魂
- リンクバトラー
- ひらめき、必中、友情、熱血、加速、幸運
- OE
- 集中、加速、気合、熱血
- X-Ω
- 加速、直感、熱血
特殊技能(特殊スキル)
『α』以降底力を覚え強さを増した。それ以降、カウンター、ヒット&アウェイ、指揮官などの技能が追加された。EWでの役割を反映してか指揮官を修得することはあまり多くない。
- F、F完結編、64
- 切り払いL7、シールド防御L7
- α
- 底力、切り払いL8、シールド防御L9
- 「ミリアルド」名義時は切り払いはL9まで上がる。
- α外伝
- 底力、シールド防御L3、切り払いL3、援護L1
- 第2次α、第3次α
- 切り払いL6、シールド防御L6、援護攻撃L2、援護防御L2、Eセーブ
- 第2次Z
-
- 破界篇
- 底力L6、カウンターL8、Eセーブ、ブロッキング、見切り、ダッシュ
- 再世篇
- 底力L6、カウンターL8、Eセーブ、闘争心、見切り、ダッシュ
- ミリアルド名義
- 底力L8、カウンターL8、Eセーブ、ガード、見切り、ダッシュ、サイズ差補正無視、再攻撃
- スポット参戦時も同様。
- 高レベルの底力とゼロシステムの技量上昇と合わせた再攻撃が恐ろしく、HPが減ってくると結構な確率でクリティカル付きの再攻撃を発動してくる。しかしそれ以外の技能はパッとせず、特にサイズ差補正無視はエピオンの最強武器にも同じ効果が付いているため、実質的に死に技能である。気力+ボーナスが無いので気力の上昇も遅く、精神耐性も無いので脱力の連打で容易に弱体化を狙える。
- 第3次Z
- 底力L5、見切り、カウンターL7、ダッシュ
- A
- 底力L4、切り払いL5、カウンターL5
- A PORTABLE
- 底力L4、切り払いL5、カウンター、シールド防御L4
- R
- 底力L4、防御L3、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンターL4
- D
- 底力L4、シールド防御、切り払い、援護攻撃L1、援護防御L1、指揮L2、コンボL3、カウンター、ヒット&アウェイ
- 精神コマンド突撃とともに、こちらもエピオンに向いていないヒット&アウェイを持って参戦してしまった(本編攻略にはあまり役に立たないが、ツメスパロボ攻略において重要になる)。能力を最大限に活かしたいなら、移動後攻撃不可の格闘武器をもつアルトロンガンダムに乗せ換えてしまうのも手。
- W
- 斬り払い、 撃ち落とし、シールド防御、援護攻撃L2、援護防御L2、マルチコンボL2
- X
- 底力L7、見切りL1、ガードL2、EセーブL1
- 新
- シールド防御L5、切り払いL4
- OE
- DD
- [+]火消しの風
- 照準値・運動性が増加する。気力が130以上のとき、ステージ中一度「熱血」(レベルががると「不屈」も追加される)がかかる。
- アタッカー(ゼクス)
- 気力が10上昇する毎に、攻撃力が増加する。
- 闘争心(ゼクス)
- 攻撃力・照準値が増加する。ステージ開始時、気力が上昇する。
- [+]覚悟(ゼクス)
- 攻撃力・運動性・気力上限が増加し、フィールド上に味方のヒイロ・ユイがいるとき、照準値・運動性が増加する。
小隊長能力
エースボーナス
- 反撃時のダメージ+20%
- 『A PORTABLE』で採用。端的に言えばリベンジであり、言うまでもなく強力。熱血と併用しづらいことが唯一の弱点。
- 毎ターン開始時に自分を除く味方パイロットの気力+2
- 『第2次Z破界篇』で採用。
- 同じくスポット参戦限定のセルゲイもこれだが、『第2次Z再世篇』では正式の味方キャラ(藤堂とサンドマン)も習得できるようになった。
- 自軍ユニットの命中率、回避率+15%
- 『第2次Z再世篇』で採用。
- ゼクスもミリアルド名義もこれ。一番厄介なのは彼がリーブラ艦長として最初から出撃した「最後の勝利者」、おかげで全てのOZ兵とアロウズ兵の命中率がものすごい事に。逆にスポット参戦の「BEYOND」で習得できれば、味方が簡単に無限増援のガガと対抗できる。ただし、「ゼクス」と「ミリアルド」の撃墜数は共通データではないので、「それぞれの戦場」も自力で習得する必要がある。
- 出撃時、全味方チームに「加速」がかかる
- 時獄篇で採用。
- 進軍が一気に楽になる強力なボーナスで、鈍足なタッグの支援にも使える。ゼクスが出撃するだけで効果があるので、位置取りなどを考えなくていいのも大きい。まさに火消しの「風」である。
- 天獄篇でも同じボーナスだが、戦術待機などの導入により相対的に効果が弱くなった。
- 集中
- 『OE』で採用。命中、回避+10%。
- 出撃時、精神コマンド「加速」とExCアクション「ブーストダッシュ」がかかる
- 『X』で採用。かかる効果こそ強力になったが、先制攻撃の登場により効果が自分だけにかかるようになってしまったのが痛い。しかも「加速」の効果は先制攻撃と被るため、先制攻撃を覚えさせるとエースボーナスの効果が『出撃時にブーストダッシュがかかる』だけになってしまう。先制攻撃自体はゼクスと相性の良いスキルなので痛し痒しである。
パイロットBGM
- 「JUST COMMUNICATION」
- 前期OPテーマ。 初参戦の『F』、『64』などで採用。
- 「思春期を殺した少年の翼」
- 劇中BGM。
- 「LAST IMPRESSION」
- 「Endless Waltz」劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。
- 「気高き魂」
- 『OE』のオリジナルBGM、味方時でも流れる。
人間関係
- リリーナ・ドーリアン
- 実の妹。
- ルクレツィア・ノイン
- 兵学校の同期。ゼクスの理解者。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 無二の親友。偽名のゼクスを名乗ってからの人間関係が多い中、ミリアルドと呼ぶ幼馴染でもある。
- レディ・アン
- OZでの上司。EWでは突如として彼女の許に現れ、プリベンターに加わる。
- オットー
- 初期の部下であり、自らがトールギスを乗りこなせず死なせてしまったことに、ガンダムパイロットに深い遺恨を残している。
- ワーカー
- コルシカ基地のOZ兵士。彼が部下だった頃に、「後の兵士のために戦え」と教えた。彼よりトールギスを渡される。
- ヒイロ・ユイ
- 因縁のライバル。
- デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー
- EWにて、数百機のサーペント相手に「殺さずの戦い」を加勢してもらう。
- 張五飛
- OZ脱退後、ロームフェラを討つ同志として迎え入れたかったが、彼からは未だに「OZの士官」と見なされ拒否される。
- カーンズ
- 彼の誘いに応じて、ホワイトファングの総帥に。カーンズとしてはお飾りの一面もあったのだが、ミリアルドは精力的に指導者として活躍してしまう。
- アレックス、ミュラー
- ノインの教え子。粛清と称して投降する兵士達を虐殺する彼らに激怒し、逆にゼクス自らが彼らを粛清する。
- ダイゴ・オネゲル
- 連合のルクセンブルク基地司令官で准将。過去にサンクキングダムを侵攻した際、指揮を執っており、ゼクスとなったミリアルドと対面した際、彼に命乞いするも聞き入れられず、射殺された。スパロボ未登場。
- デキム・バートン
- 彼個人の野心はホワイトファング時代から知っており、彼と対峙する。
- ビクター・ゲインツ
- 『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(未参戦)の登場人物。ホワイトファングの総帥の座を望んでいたが、ゼクスが就任してしまった為、ホワイトファング解散後も彼に対抗心を抱いており、地球圏の軍事力の独占を企てる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- SRWシリーズでは共演する機会が多く、ゼクスが『EW』設定の場合は彼やクワトロ(シャア)と共に部隊を引っ張っていくことも多い。『D』では共に部隊を引っ張っていく立場である点は共通しているものの、かつてゼクスもシャアと共に地球潰しを敢行しようとしていただけに、アムロから過激な言動を咎められる場面も見られる。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- ゼクスのオマージュ元な人物。シャアがクワトロ時代か、ネオ・ジオン時代か、そしてゼクスがホワイトファング時代か、プリベンター時代かで両者の関係は大きく異なり、シャアがネオ・ジオン総帥かつ、ゼクスがホワイトファング時代だとゼクスはシャアに従っている事が多い。彼が1st設定の『OE』ではオルトロス隊での同僚。
- ブライト・ノア
- 作品によっては彼と共に前線指揮官として腕を振るう。
- キシリア・ザビ
- 『OE』ではオルトロス隊の上司。
- カミーユ・ビダン、ファ・ユイリィ
- 『第2次Z再世篇』では一時的に部下になる。
- カツ・コバヤシ
- 『F』のリアル系ルートでは、アデレード基地で戦っていたロンド・ベル隊にノインと共に彼を連れて合流する。
- フォウ・ムラサメ、ルー・ルカ
- 『第2次α』以降のαシリーズでは、同じプリベンターの部下。
- ベルトーチカ・イルマ
- 『D』ではアムロと彼女を再会させた。
- ライラ・ミラ・ライラ
- 『64』ではOZの同僚。レイク・ビクトリアでバスクに取り入ると見せかけて厄介払いしたことを明かし、信頼を得る。
- ヤザン・ゲーブル
- 『第2次α』では共にネオ・ジオンに参加しており、共闘するシナリオもあるが、寝返りを疑われていた。
- ジャミトフ・ハイマン
- 『F』及び『F完結編』では、ティターンズに所属しているので、自分やトレーズの上官であり総帥。
- ハマーン・カーン
- 『F完結編』のポセイダルルートでは協力関係にある。
- ジュドー・アーシタ
- 『D』ではゼクスのかつての所業や劇中での発言の影響もあり、彼から「気に入らない大人」の一人として嫌われている。他の作品ではそのような事は無い。
- アナベル・ガトー
- 『第2次α』では共にシャアのネオ・ジオンに参加しながらも彼には不信感を抱かれており、当初は自身の予測どおりに裏切ったゼクスに激怒するも、後にゼクスの覚悟を認めて考えを改める。
- ゴッドワルド・ハイン
- 『D』では互いを認め合うライバル関係で、何度か戦闘前会話も用意されている。
正暦作品
ガンダムSEEDシリーズ
- アスラン・ザラ
- 『第3次α』では地球を追われる際に、彼を諭す場面も。
- シン・アスカ
- 『第2次Z再世篇』では一時的に部下になるがシンはすぐにOZのやり方に疑念を抱き脱走するため敵対することとなる。接する期間こそ短かったもののゼクス自身はシンの人間性や実力を認めていた。
- 『第3次Z時獄篇』でも、同じ兄の立場としてカイエンの心境に共感した。
西暦作品
- グラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)
- 『第2次Z破界篇』ではAEUイナクトのお披露目会場で対面。以後はガンダムを追う者同士で性格的にも通じるところがあったためか国家の枠組みを超えた戦友として描かれている。なお、本作ではグラハムによってトールギスの情報を入手する。再世篇でも絡みは多く、ZRルートでも騎士団ルートでも、最後は共に因縁の相手であるガンダムパイロットとの決戦に臨む。『第3次Z』においては共にプリベンターに所属。
- OEではオルトロス隊での同僚。
- パトリック・コーラサワー
- 『第2次Z』での同僚。共にAEUのエースパイロットであった為、彼からはライバル視されていた。再世篇では敬愛する上司・カティの為に一切の迷いを持たずに戦う彼に敬意を表し、尊敬の念も抱いていると明かす。更に時獄篇で再会した際はミリアルドとしての所業を咎められることを覚悟していたが、逆に彼からは「今連邦軍にいるんなら俺の僚友だ」とむしろ再会を喜ばれていた(この時はグラハム共々彼を『器が違う』と評している)。
マクロスシリーズ
- 一条輝、早瀬未沙
- 『SC2』のEDではノインも伴って彼らと共にメガロード船団で旅立つ事に。
- エキセドル・フォルモ
- 『D』で初めて彼と出会った際、彼の大きさにビックリしてしまう。
リアル系
- 矢作省吾
- 『D』では、彼からは気に入らない大人の一人として嫌われている。特にエンジェル・ハイロゥ攻略戦においてゼクスがサイキッカーを切り捨てる事も辞さない発言をしたために大いに彼の怒りを買ってしまう場面も。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 『第2次Z破界篇』では彼女の死後、真相を知らないにも関わらず、彼女を責める言動は無く、逆に「虐殺皇女」と呼んだコーラサワーを咎めた。彼女の本質を知っているようである。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に連邦の重鎮となり、ゼクスの信念と覚悟も、彼の心を大きく動かす事に。
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(ゼロ)
- 『第2次Z再世篇』のゼロレクイエムルートでは同志となり、皇帝となった彼と共闘する。逆に黒の騎士団ルートでは彼の役割を担う形で敵対する。
- 矢藩朗利、金本平次
- 『CC』では東京を焼け野原にしている彼らの姿に、かつて仮面をかぶった頃の自分と、自分の手で粛清した、かつて力に溺れ歪んだ正義感を振りかざして虐殺を働いた二人を想起、彼らに説得を試みている。
- その結果、金本は刹那との対話が成功したばかりのELSをN2兵器で爆破しようとした朗利の暴挙を阻止しており、その後は共に改心しているため、彼らにとってはゼクスは恩人であるといえる。
- フロム・ヴァンタレイ
- 『X』ではアル・ワースに転移した後、彼を助け、行動を共にしていた。
- ショウ・ザマ
- 『X』ではかつて敵対しており、ミリアルド時代のことを非難される。
- シーラ・ラパーナ
- 『X』では敵対する立場であったが、トレーズと志を同じくしていた。
- アルフリード・ガラント
- 『X』では自身の上司になる予定だった男で、お互いに実力を認めあっている。
スーパー系
長浜ロマンロボシリーズ
- プリンス・シャーキン
- 『SC』では一時的に彼に洗脳され、操られている。
- 葵豹馬
- 『SC』では、シースに仲間入りした際に『赤い彗星』の異名を持つクワトロと、『ライトニング・カウント』の異名を持つ自分を、2人合わせて彼から『紅白マンジュウ』と評され困惑する。
- 竜崎一矢
- 『第3次α』では共に火星の防衛任務に就いており、バルマー軍の襲来の際は彼とエリカの仲を考慮して無茶しないよう諭した。
- 三輪防人
- 『A』では彼の暴走の数々を連邦上層部に上奏している。
その他のスーパー系
- 藤原忍
- 『F』では、自分達が所属しているティターンズの総帥であるジャミトフがなかなか腰を上げなかったことに関して、漏らした彼の苦言を聞いてばつの悪い思いをする。直後に彼からは謝罪されてはいるが…。
- 風龍、雷龍
- 『W』にて指揮を執ったことから「隊長」と呼ばれる。W第1部ラストでは勇者ロボが倒れる度に他のキャラの台詞が入るが、風龍が倒れた際にはゼクスとノインが反応する。
- 森次玲二、沢渡拓郎、ユリアンヌ・フェイスフル、ジャック・スミス、中島宗美
- 『L』ではEDにてノイン達と共に彼らをプリベンターにスカウトする。その際、森次に「何も仮面をかぶる必要はない」とちょっとした冗談を飛ばし、彼に微笑ましく驚かれた。
- カイエン・スズシロ
- 『第3次Z時獄篇』では、彼の妹の対する気持ちにシンと共に共感した。
- 渡部クラマ
- 『DD』にて共演。裏切り発覚後、彼の胸中を察して助けを出すなど、彼に寄り添う姿を見せている。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 『X』ではゼクスの声が宿敵の声と似ているため、声に関しては苦手意識を持たれている。
- エルリッヒ・シュターゼン、リッシュ・グリスウェル
- 『64』では同僚。オペレーション・デイブレイクでは彼らの上官として圧倒的な戦力で帝国に攻勢をかける。
- スレイ・プレスティ
- 『第2次α』で一時ネオ・ジオンに身を寄せていた彼女を諭して脱走させた。兄キャラとして妹属性持ちのスレイを気にしていたらしい。続編の『第3次α』に於けるセレーナの裏切りイベントでは、ベガリオンを撃墜され宇宙空間に放逐された彼女の安否を、真っ先に気に掛けている。
- 南雲一鷹
- 出会った当初は彼はゼクスがかつて地球潰しをしようとしていた男である事を知った為、複雑な感情を抱かれるも、現在のゼクスはもう地球潰しをしようとしてはおらず、人類の平和の為に戦う一人の戦士である事を彼はすぐに理解する為、険悪な関係にはなる事は無い。
- ヒビキ・カミシロ
- 同じADW出身としてホワイトファング時代の自分の行動を非難するも、初体面のみでそれ以降は仲間として戦うことになる。また、ゼクスから見ればヒビキの過去に何か背負っている視線を感じた。
名台詞
TV版
- 「私のリーオーは十分速いさ」
- 第1話、リーオーに乗り込みウイングガンダムを迎撃する時に。
- 「今は君より私の方が冷静だ。冷静にものの判断したとき、後にどのような結果が来ようと、後悔しなくて済む」
- 「感情のままに行動する」ヒイロとは正反対と言える価値観。でありながら後悔しなくて済む、と続くところは全く同じである。なお、発言自体はレイクビクトリア基地で敵襲を受けてトーラスを搭載した輸送機を大慌てで離陸させようとしたノインの部下に対して。
- この発言の直後に輸送機は五飛に撃ち落されてしまう。
- 「馬鹿は来る!」
- 第3話より。厳重な警備の中を来るような馬鹿はいないと油断していた統一連合軍のボナーバ司令の発言の後に続いた台詞。事実、この直後にガンダムの襲撃があった。
- ちなみにこの発言はシーンこそ繋いでいるが、ボナーバに向けて発言したものではなく、独り言に近い。
- 『F』ではキャラクター事典の一言モードに収録されている。
- 「無益な抵抗は止めたまえ諸君。我々は一人でも多くの同志を必要としている。連合の時代は終わりなのだ。真の統一は我々OZがこの手で生み出さねばならん。新たな秩序を共に築こうではないか」
- 「我ながら良くやる…」
- OZのクーデターで制圧した地球圏統一連合のナイロビ基地の連合兵に降伏を呼びかける演説と終えた際の独り言。OZも連合も大差がない事を理解しているが故の自嘲と思われる。
- 「殺人的な加速だ!」
- トールギスのスーパーバーニアを最大まで引き出そうとした際の一言。それは如何に訓練を受けたゼクスでさえ吐血してしまうほどであった。
- 「死ぬな…このままでは」
- 上記の後、自分を鼓舞して再度スーパーバーニアを最大まで引き出した直後の直感。この直後に加速こそ抑えたのものの、二度目の吐血は避けられなかった。
- トールギスの方に詳しくは書いてあるが、最大加速した場合には交通事故に匹敵するレベルのGを受けるので、鍛えている人でも死ぬレベル。
- 「やめろ、ガンダム01。我々には、キャノンもビームライフルも必要ないだろう。最強の敵として認め合い戦う。この申し出を受けざるをえまい。ガンダムのパイロットとして!」
- トールギスを駆り、ウイングガンダムとの再戦に臨んだ際の台詞。
- (この時代が狂わせたのか…)
(…いや、こいつらに力を持つ資格などないッ!)
「馬鹿どもがぁぁぁぁぁっ!!」 - 投降を受け入れた地球圏統一連合残党の兵士達を「過去の遺物」「時代の流れに逆らった愚か者を粛清する」と称して虐殺するアレックスとミュラーの非道に激怒し、ミュラーのエアリーズを撃破した後、アレックスの乗るキャンサーごと八つ裂きにする時に。トールギスの出力も相まって印象的な場面である。
- 「アレックスとミュラーの件に関する報告書だ。こいつをノインの所に送ってやれ」
整備兵「ノイン特尉に?」
「伝えておけ、技術しか教えることのできなかった、そのミスを反省しろとな」
整備兵「し、しかし…」
「戦争とは非情なものなのだよ」 - 同話での戦闘の後、整備兵に対して教え子の「やんちゃ」の顛末を記した報告書を渡しながら。
- 「私はこういう体裁をこの戦いで吐き捨てたいのだ!」
- 第16話における北極での決闘で。ヒイロに対してどうしても騎士道的な決闘での決着に固執する己の在り方について苛立ち、兵士としての戦いに徹しきれない自分にここで完全にケリを付けるつもりだったのであるがこの時はリリーナの乱入で水入りとなった。
- 「私の命の見積もりが甘かったことを証明して見せなければな」
- 財団に取り入ろうとする連合残党のエアリーズ50機にキャンサー20機を相手にしろというトレーズの試練に真っ向から相手にする。
- 「トレーズ…そんなに付きまとうな。過剰な期待にこたえたくなるではないか。元同志のよしみ…仮面砕けるまでの付き合いだぞ!」
- 上記の台詞から、徐々に追い込まれていき、終に仮面が割れてしまう。
- 「すまない、トレーズ…私は君の友人にはなれない…」
- 完全に仮面が割れ、自嘲気に微笑んだ時に。
- 「何故、戦いから逃げる?モビルドールは、戦士に戦い方さえも忘れさせるものなのか!?それとも、この私の考えが既に古いものなのか…?」
- 第34話で、自身の駆るトールギスの襲撃に遭うや否や逃げ出すOZ兵のトーラスを追いながら。この直後、布陣していたMDトーラスの大部隊に出くわすのだが、まさにこういったモビルドールに依存しきった戦い方をする兵士達への嘆息であろう。
- 「トールギスよ、お前のおかげで、私はここまで戦ってこれた!心から感謝している。お前と別れるのは忍びない…。しかし、今は戦い抜くことが先決なのだ!さらばだ、トールギス…! 我が愛機よ、安らかに眠れ…」
- ウイングガンダムゼロを手に入れる際にトールギスを犠牲にした時の台詞。彼の機体への思い入れが感じ取れる。
- 「素晴らしい!この反応速度!この戦闘能力!」
- 初めてウイングゼロに乗って戦闘した際の台詞。トールギスでさえ敵わなかったMDトーラスの部隊を一瞬で壊滅させてしまうウイングゼロの強さは、流石のゼクスも惚れ惚れする程のものであった。
- 「トレーズ、君とは違う道を選んだつもりだったが、今はこのエピオンを使わせてもらう」
- 「完全平和を実現するためには条件がある」
「ひとつはすべての兵器を排除すること…もうひとつは人々の心から、戦う意志を取り除くことだ!」
「リーブラを落とす!この行動しか、完全平和への道はない!!」 - TV版最終回、リーブラでの最終決戦時にヒイロと対峙して。ゼクスこの台詞に対し、ヒイロは「地球を失った人々はお前を憎み、コロニーはお前に頼る。お前がいる限り、同じ過ちが何度も繰り返される!」と真っ向から否定し、最後の決闘に挑む。
- 「いやまだだ! 私はまだ、自分を弱者と認めていない!!」
- TV版リーブラでの最終決戦で、ヒイロは弱者こそが弱いものを守れると信じているのに対し、ゼクスは強者の存在こそが弱いものを守れると信じている。
- 「お前は純粋すぎる、そして優しすぎる。しかし、そうでなければ生きる資格がないということか…」
「ならば私は、どこまでも生き抜いてみせる! 誰よりも強く、戦士としてな!…また会おう、ヒイロ!」 - リーブラの動力炉を破壊した際の最後の独白。ゼクスとして、ミリアルドとして人生を流転した男は、最後は自分を戦士と評し、「また会おう!」という言葉を残して表舞台から去る。
なお、言い回しは違うが直前に自爆してでもリーブラ破壊を試みようとするヒイロに対して「お前は優しすぎる。そうでなければ生きる資格がないと言う事か」と言っている事から、レイモンド・チャンドラーの小説作品に登場する探偵、フィリップ・マーロウの「強くなくては生きていけない。優しくなければ生きる資格はない」という台詞を踏まえての発言かもしれない。 - なお、「また会おう!」と言っているものの、この後続編でもヒイロとは直接会う場面はない。
Endless Waltz
- 「私にもコードネームを頂きたいのです。さしずめ『火消しの風』、『ウィンド』とでも名乗らせていただきましょうか」
- Endless Waltz第1話にて、レディ・アンの部屋に入り名乗る際に。初登場時はシルエットとして映し出されており、「謎の男」としてエンディングクレジットに表示されたが、(キャストが子安武人氏だと明記されていたこともあり)視聴者にとっては正体バレバレである。また、どうも敵対者にはゼクスとしか呼んでもらえないようで(TV版でミリアルドを名乗っていてもヒイロにはゼクス呼ばわりされた)、今回もデキムにはすぐにゼクスと言われてしまった。
- 「私の読みが正しかったな。平和になじめない男も、少しは役に立つという事だ」
- 戦士としてけじめを付けるべく、再び戦場に舞い戻った。
- 「死んでいたさ…だが、トレーズの亡霊が彷徨っている以上、おとなしく棺桶で眠っているわけにもいかんのでな!」
- デキムとのやり取りおいて、自分が残した後始末を付ける。
- 「平和を望む者たちだ。このままマリーメイアの独裁を許すような地球なら、第2のミリアルド・ピースクラフトを生み出す事になる!!」
- 武力による支配をもくろむマリーメイアに民衆が恐れるあまり屈すれば、いずれ人類に失望してかつての自分と同じ過ちを犯そうとする者が現れてしまうと危機感を覚えた台詞。
- 「これでいい…これでまた、希望を捨てずにすむ」
- 人々が平和を自ら切望した姿を見て、ゼクスは安心感を覚える。そして、再び表舞台からも裏舞台からも姿を消すこととなる。
- 「リリーナがやろうとしていることだ。無茶に決まっている。だから、死んだはずの人間がしなければならない」
- ラスト。火星のテラフォーミングプロジェクトに向かう途上、ノインから「テラフォーミングプロジェクトはまだ実現段階ではありませんが」と問われたときにこう返す。この後に、「ノイン、こんな私に……(付き合わなくていいんだぞ)」と問い返すが、最愛の人は、苦笑して、「同じことを二度言わせないでください」と返すのだった。なお、この「同じこと」とは、サーペントとの闘いの中で言った、「二年も待ったんです。もう、待つのはごめんです」という言葉のこと。
コミック版
- 「この戦いには多くの人間をまきこまねばならないのだ。 キミとの決着はそのあとの話。 人類は戦わなければ戦いの愚かさがわからんのだ、それを知らしめる!!」
「この役、本来はわたしとコロニーの英雄の名を継いだキミとでなすべきこと。 今からでもよい、わたしの同士となれ」
「かつて、コロニー指導者ヒイロ・ユイはサンクキングダムのピースクラフト王とともに、完全平和主義をとなえた」
「ひとりは宇宙で、ひとりは地球で――― その意志をつぐ者がこの時代にも必要なのだ」 - 以上、コミックボンボン版より。この台詞でヒイロはゼクスとトレーズの真意が『完全平和のために互いの戦力を消滅させることにある』と知り、「OZの仕官らしい発想だ」と述べる。また、「同士となれ」という台詞はシャアが1stで言っていた台詞のオマージュとも言えなくはない。
- 「ヒイロ――ノイン――わたしに優しい心を思いださせてくれて感謝する。 だが、わたしは悪魔になろう。 戦争のおろかさを人々に見せるために」
「一つでも多くの兵器を破壊する。 このG(ガンダム)エピオンで!!」 - コミックボンボン版より。ヒイロに真意とリリーナの位置を伝えた後、ゼクスの役に立ちたいと望むノインの思いを受け止めながら、彼女をリリーナの方へと向かわせた後、この台詞を言い、トレーズ率いるMS軍を迎え撃つ。
- 「ゼロシステムなど無用!」
「そう! これは機械などには理解できぬ決闘。 キミとわたしの問題だからな」 - コミックボンボン版最終回より。リーブラでの最後の決闘の最中、ウイングゼロとエピオンのゼロシステムが同時に停止する。ヒイロは「オレたちの行動は無意味だとシステムが判断したのだろう―――」と悟る。しかし、ゼクスはこの台詞と共にメットを外し、『ホワイトファング総帥』ミリアルド・ピースクラフトとしてではなく、OZの『ライトニングカウント(閃光の伯爵)』ゼクス・マーキスとして仮面を被り決闘に挑む。それは決して悪あがきではなく、騎士としての矜持の表れだったのかもしれない。
- 「コロニーと地球が一つにまとまる時代が今、始まる――」
「これでわたしの役目も終わった……」 - 同じく、コミックボンボン版最終回より。決闘の末、ヒイロに敗れ去り、仮面が砕かれるゼクス。コロニー代表団の宣言を聞いた後、新たなる平和な時代が訪れることを確信したゼクスは安堵の笑みを浮かべる。「戦士」であることにこだわり消えたアニメ本編最終回と異なる展開となっている。
しかし、リーブラが地球に落ちそうな状況(=地球滅亡の危機)でこの台詞はあまり周りが見えていない気がしなくもない(直後にヒイロに「まだ終わっていない。リーブラを破壊するのが俺達の任務」と突っ込まれている)。 - 「その命令を続けるつもりなら――ここであなたを殺す」
「MDを使えば、WFと同じおろかな過ちを繰り返すだけだ―――」 - コミックボンボン版『EW』第4話より(ノベライズ版でも同様の場面が存在)。プリベンター司令部でトールギスIIIの整備を終えたのを確認したゼクスはたった一機で470機のサーペントを迎え撃とうとするが、これに対しレディ・アンは資源衛星ウルカヌス(『BATTLEFIELD OF PACCIFIST』(SRW未参戦)に登場)に格納されているMDビルゴを再起動させると提案する。彼女に対し、ゼクスはかつての自分を戒めるかのようにこの台詞を吐き、一人出撃するのだった。
余談だが、この場面でゼクスに報告したプリベンターの一員としてガンダムW公式外伝「G-UNIT」(SRW未参戦)のキャラクターであるディック・ヒガサキが登場(本人なのかそっくりさんなのかは不明)している。一方でノベライズ版ではディックではなく、テレビシリーズに登場したメーザー(SRW未登場)が登場する。
他媒体
- 「閣下!」「トレェーズゥゥ!」
「ノインのスリーサイズなら知っている」
「いいや信用できん!リリーナは…リリーナはあんなに強く賢く美しいのだ! 2人きりでいて変な気を起こさないはずがないのだ!」 - ボイスカセット『シークレットオペレーション』における迷言。トレーズとの対話において彼の不可解な言動への怒りの叫び。名前呼びは2回言うが、アクセントが異なる。3行目はリリーナとの関係を「そんなこと」と評したヒイロに怒りを向け、発した一言。その内容からカトルに影でシスコンと言われてしまう羽目に……。しかし、ノインのスリーサイズまで知っている関係だったとは……。
- 「行け!ヒイロ!」
ヒイロ「すまない」「死ぬなよ!」
「貴様も!」 - アーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』シリーズの出撃ムービーにおけるセリフ。ヒイロのウイングゼロと背中合わせになってのローリングバスターライフルでトーラスを蹴散らした後、大気圏に突入するヒイロの援護のために残ってトールギスIIIのヒートロッドで敵を蹴散らしつつ奮戦する熱い展開となっている。
- ただしEndless Waltz本編ではヒイロの大気圏突入時には既に大統領府前でマリーメイア軍と戦闘しているため、原作にはこのようなシーンは存在しない。一種のイメージカットだが、このムービーに限った話ではないがプレイヤーからは捏造とネタにされてしまった。
スパロボシリーズの名台詞
αシリーズ
α外伝
第2次α
- 「他人が常に自分の思惑の中で動くとは思わない事だな」
「そうやって、あなたは永遠に自分以外の人間を見下す気か?」 - 第38話「星の屑、再び」より。でシャアの元から寝返ったゼクスがシャアと対峙した際に言い放った台詞。原作におけるレコアとアムロの台詞を思い起こさせる。
- 「シャア・アズナブル! あなたは素顔をさらしながらもその心はいまだ仮面を付けている!」
- 上の言葉をシャアが否定した際に続けて言った台詞。
- 「かつての私と同じ過ちをさせるわけにはいかん!」
- 第2次αのシャアへの特殊台詞。
- 「もう君は独りではない。守護者の使命は人類全体が継ぎ、君はガンエデンから解放されるべきだ」
- 最終話より、ヒイロ達に追従して発したイルイへの説得。
第3次α
- 「いや、生き残る事を考えろ…特に君の場合はな」
- 第24話「戦神の星で」より。火星基地を命懸けで死守すると意気込む一矢への配慮。
- 「信念や理想などというものは壁に当たった時にこそ、その真価が問われるものだ」
- 第37話「果て無き旅路の始まり」より。戦いの意味に悩むアスランにかけた言葉。
- 「人々に必要なのは血塗られた栄光ではない!温かな平和だ!」
- 第55話「まつろわぬ神」より。偽神打倒という大願成就の為に、数多くの無益な血を流し、その上で更なる野望を果たさんとするシヴァーへの批難。
Zシリーズ
- ミリアルド「フ…やはり私たちは…」
ブシドー「似たもの同士のようだ」 - グラハム「やはり、君は…」
「器が違うな」 - 『第3次Z時獄篇』第13話「戦乱のプレリュード」より。コーラサワーと再会した際、コーラサワーがゼクス達の所業については何も言わず、また肩を並べて戦えた事を喜んでいた事に対して。元々コーラサワーを「信念を持つ男」と認めていた二人だったが、このコーラサワーの発言には改めて感服した模様。
携帯機シリーズ
- 「断る」
デキム「ゼクス、お前か!」
ジャミル「ゼクス、やめろ。サテライトランチャーをこれ以上撃たせるな!」
「そんなことは承知! だが、これぐらいのことをしないと、誰も立ち上がることをしらん!」
ノイン「誰を待っているのですか?」
「平和を望む者たちだ。命惜しさにこのままマリーメイアを許すような地球ならば、第二のミリアルド・ピースクラフトを生みだすことになる」 - 『R』第23話コロニー落としを阻止に行くルート「エンドレスワルツ」より。マリーメイア軍による、フロスト兄弟のサテライトランチャーの脅しにも屈服せず、平和を望む人々の声を信じる。
- 「ご冗談でしょう。これまでにないほど、気が動転しております。後になれば今この時、自分が何をしていたのか、思い出せるのか怪しいものです。それで、どうします」
- 『D』第1話ネオ・ジオンルート「惑乱の宇宙で」より。地球消滅現象を前にシャアが動揺しまくっていたのに対し、ミリアルドは妙に冷静な様子だったため、シャアから「よくそんなに冷静でいられるな」と言われて。実際のところは大パニックを起こした挙句飽和して平静になっただけだったようだ。
- シャア「地球クリーン作戦…そういうことか。カガチめ、よくも考える」
ゼクス「核の冬を起こさず、街をつぶし、地上の人々を虐殺する。非効率的ではありますが、確かに地球にとってはクリーンではありますな」 - 『D』第22~24話(ルートにより変動)「壮絶!巨大ローラー作戦!」において、ザンスカールのアドラステアによる地球クリーン作戦の内容を知り、シャアと共に半ば感嘆して呟いた台詞。かつて地球潰しを敢行しようとしたシャアやゼクスの境遇が境遇なだけに、当然ながらこの発言はアムロの怒りを買ってしまうことに。
- 「お前の生命、無駄にはしない!」
- 『W』第27話「そして、終わらない明日へ」より、機界新種との戦いで風龍が倒れた際にノインの「風龍、お前は勇者だった…」に続く台詞。
- 「器はあっても中身がなかったな。今こそ、貴様が踏みにじった人々の報いを受けるがいい!」
- 『L』最終話「希望の光」に於けるグロリアとの戦闘前会話より。彼の横暴な理想を一蹴する。
単独作品
- 「私の命の見積もりとしては少々高すぎるようだがお相手しよう」
- 『64』のOZルート「トールギス破壊」でのゼクスの台詞。マーチウィンド相手に原作とは逆のことを言っている。
- 「トレーズ、君とは違う道を選んだつもりだったが…結局戻ってきてしまったな」
- 『64』のOZルート『キリマンジャロの嵐』にて。これまた原作とはある意味逆のことを言っている。
- 「…愚かだな」
「かつての私は強者を否定し、弱者を守ろうと戦った…」
「しかし戦いの中で私は知った。強者などこの世にはいない…」
「人類は皆弱者だ。弱いものこそ弱者を守れる」 - 『CC』にて、「優劣ばかり付けるような世界」を自分たちの手で壊そうとしている朗利達に対して。
- かつて、コロニーという「弱者」を守るために地球という「強者」を否定し、リーブラで地球潰しを試みた彼はある人物との戦いで「強者はどこにもいない」事を知り、弱者だからこそ弱者を守れると考えを改めていた。
- そのゼクスの考えに大きな影響を与えたであろうヒイロは相変わらず無口ではあるものの、その台詞に反応したあたり思うところがあったようだ。
- 「平和な世界に必要なものは力ではない!」
「人を思いやり、理解してやる強い心だ!」
「強くなくては生きていけない。 だが、優しくなければ生きる資格はない」 - 上記の台詞に「なら何で(俺たちが)差別されるのか」と反論し、頑なにゼクスを拒絶する二人に対して。この台詞に朗利たちは動揺した。
- 最後の台詞の元ネタはレイモンド・チャンドラーが手がけた小説に登場する私立探偵、フィリップ・マーロウの台詞から(ちなみにこれとは別の台詞を引用した人物はいる)。
- 「貴様達は今まで殺した人間の数を覚えているのか?」
- 『CC』のイベント「平和への道」にて、アロウズの名の下にジェリルやサーシェスと共に破壊行為を行い、「殺した数だけ英雄となる!」と言い放ったルキアーノに対して。
- かつて、せめてもの償い以下の行為として犠牲になった人間の人数、そしてその名前をも暗記していた亡き友と快楽のまま破壊活動を行うルキアーノ達を比較し、静かに怒りをあらわにした。
- セリフの元ネタは子安氏がTVアニメ版で演じた『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランドーの台詞より。
- 「生き恥を晒す覚悟でこの場へ来た…それで充分だ。その後は行動で示せ。かつての私もそうした」
- 『DD』第3章Part10より。改めてクラマを仲間として一行は受け入れるが、感謝と戸惑いを見せるクラマに対して、自身の過ちと決意を引き合いに出して迎え入れた台詞。
- それに対してクラマは「あんたが…」と驚きを表している。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「コン・バトラーV…この装甲…新素材なのか…?」
- 『A』第17話コン・バトラールート「見事!ケロット攪乱戦術」or「フェイク」より。救援要請を受けて南原コネクションの救援に駆け付けたところ、そこに待っていたのはカエルのように跳ねまわるコン・バトラーVの姿であり、一緒に来たカトルと共に本気で困惑するシュールな場面。実際はケロットが敵を騙すためにハリボテを被った偽物なのだが、ゼクス達の身元の裏付けが取れるまで四ッ谷博士は敢えて真実を伏せており、真実を知った際には「フッ…抜け目のない御仁だ」と脱帽している。
- 「これでは、ノインとのチェスの決着もお預けだな」
- 『L』初登場時、火星帰りの設定を反映して上記のチェスネタ。ノインに盤面を初手から再現できると返されあっさり負けを認める。一鷹は住む世界が違うと感心する。
- 職業チェスプレイヤーなら初手から覚えていて当然ではあるのだが、普段は別の仕事をしているノインが、しかも遊びでやっているのに覚えているという点は驚きである。
- 「女性の心は繊細だ。離れていても心が通じるなどと言う幻想に甘えてはならんぞ」
- 『第3次Z時獄篇』第17話「善意のトレスパス」にて、バナージにアドバイスを送る。が、リリーナの手紙を破ったヒイロを問い詰めたことに「カイエンに影響されたのでは」と話題を逸らすためにこの台詞を言っているため、ヒイロに「お前らしくない」と心中で呆れられてしまう。
- で、そのゼクスも行方をくらませてしまったので、直後にノインから説得力のなさを突っ込まれた挙句、アムロからも「火消しの風が今日は煽られて大炎上だな」とトドメを刺されてしまう。…いいのかそれで。
- 「と、とにかく今はテロリストを殲滅するのが先決だ」
- 『第3次Z時獄篇』第17話「後の祭りのフェスティバル」より。さすがのゼクスもボン太くんの中にキリコが入っていたことを知った際には激しく動揺している。
- 「没収だ」
「既にオリジナルのデータは消去させた。妹のプライベートな写真を破廉恥な輩に渡すわけにはいかない」 - 『第3次Z天獄篇』第37話「暗闇のリディ」より。入手した「写真」をヒイロに売りつけようとするAGに対して。
- この「写真」はおそらく直前の戦闘でキラが撮影したものだと推測される。妹を想う気持ちはわかるが、少々過保護な気もしないでもない(この直前の戦闘で『お前を救う役は、もう私ではないのだな…』と悟っているのでなおさらである)。むろん「リリーナとヒイロの関係を無知な第三者にスキャンダルのごとく扱わせないための配慮」とも取れるが…。
- 余談だが、キラはこの時「無防備に眠るヒイロ」が珍しくて撮影したのであり、結果的に眠るヒイロを受け止めたリリーナが入ってしまっただけで、最初からリリーナを撮影しようとしていたわけではない。
搭乗機体
- エアリーズ
- 初陣となったモガディシオ攻略戦にて、ホワイトカラーのエアリーズに搭乗。当時10歳。
- リーオー
- TV版第1話でウイングガンダムと対峙。海に叩き落すことに成功する。
- トールギス
- ガンダムに対抗するため持ち込んだ。最初の頃は機体性能に振り回されるが、やがては超えてしまう。
- ウイングガンダムゼロ
- トールギスを超えてしまったため、新たに乗り換える。
- 余談だが、SRWでは意外なことに「ウイングガンダムゼロに搭乗したゼクス」と敵として戦うことは『64』しかない(『α』ではゼロに搭乗したゼクスは自軍であり、『第2次Z』では登場と同時にエピオンに乗り換える)。
- ガンダムエピオン
- ヒイロと機体を交換し、激しいライバル対決を演じた。
- トールギスIII
- 「火消しの風」としての機体。
- リーブラ
余談
- 声を演じた子安武人氏はゼクス役がガンダムシリーズでの初レギュラーであり、それまではモブキャラやゲストキャラを演じていた。それ以降はシリーズ作品最多に出演している。
- しかし、子安氏本人は「自分はスッと役に入れるようなタイプではない不器用な役者」と自分を評している上に、中でもゼクスは「結構心の準備をしないとできない」と語っているため、ゼクスのようなキャラを演じるのは『苦手』だと、岩田光央氏と共にパーソナリティを務めたインターネットラジオ番組『アニメ店長!子安・岩田のVOICEきゃらびぃ』で明かしている。
脚注
資料リンク
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