「裏切りイベント」の版間の差分
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2017年8月4日 (金) 12:28時点における版
キャラが裏切るイベント。
概要
大きく分けて四つのパターンが存在し、更に幾つかの要因に別れる。
敵から味方への裏切り
説得イベントを中心にスパロボでは最も多い展開。序盤ならともかく、終盤で味方参入だといまいち使いようがない事も。
- 1.敵組織のやり方に疑問・失望する
- 当初は敵サイドに所属しているが、敵組織のやり方に疑問を持ったり失望して味方側に身を投じるケース。『機動戦士Ζガンダム』のエマ・シーン中尉が代表的なキャラ。『蒼き流星SPTレイズナー』のエイジのように最初から敵組織を裏切ってきた場合もある。
- 3.主人公を初めとした味方側の影響で裏切る
- 主人公や味方サイドと恋愛関係になったり、思想信条に惹かれたりなど、何かしらの理由で味方側に魅力を感じて味方側に就くケース。代表的なものでは『マクロスシリーズ』のゼントラーディなど。
- 恋愛の場合は『ガンダムシリーズ』の強化人間等を始め女性キャラクターに多いが、原作だと大抵は死亡するなど悲劇的な結末を迎える。
- 敵対勢力の種類によっては、「人間(地球人)の『他者を思いやる心』」に惹かれる場合も。所謂説得可能なキャラは、このケースに分類されることが多い。
- 4.味方サイドの捕虜になった後に裏切る
- 1や3のケースに近いが、味方サイドの捕虜となった事により味方サイドのキャラクターに情が移ったり、今まで属していた敵組織のやり方を知って裏切る事を決意するケース。『機動戦士ガンダムSEED』のディアッカ・エルスマンが代表格。
- 5.元々、味方側に通じていた
- 味方側から送り込まれていたスパイ、あるいは味方を裏切ったと思われていたが、実は敵組織を欺く為だったというケース。『蒼き流星SPTレイズナー』第2部のロアン・デミトリッヒが代表格。
- 6.本来は主人公側に出自を持つが敵対勢力に育てられる
- 幼少期に敵対勢力によって拉致されるなどし、本来戦うべき敵方に取り込まれ、敵対勢力の一員として現れるケース。『獣神ライガー』のリュウ・ドルクなどが該当。事実を知ってすぐに味方サイドへ下るよりは、上記1~4あたりのパターンを経ることが多い。
味方から敵への裏切り
敵から味方へ裏切る展開よりは少ないのだが、パイロットであると基本的に戻って来ることは少ないため、無駄に経験値を与えない為に育てない事も。
- 9.洗脳される
- 敵組織の捕虜となり、洗脳された状態で味方サイドと相まみえるケース。基本的には、いずれ何らかの形で洗脳から解放されて味方へと復帰する。『戦闘メカ ザブングル』のエルチ・カーゴが代表格。
- 11.当初から敵のスパイ
- 最初から敵のスパイとして送り込まれていたケース。場合によっては、潜入先のキャラクターとの交流を経て3に移行し味方になることもある。『バンプレストオリジナル』のイングラム・プリスケンやレーベン・ゲネラールなどが代表格。ただしイングラムのケースは「敵のスパイ」と断言できるかどうかは微妙(詳しくは後述及びイングラムの項目を参照)。
敵内部限定での裏切り
- 13.下克上をする
- 最も多いタイプで、大抵は敵組織の幹部クラスがトップを殺す、あるいは独立する展開で、結果的にどちらも主人公側に付かない展開。『重戦機エルガイム』のギワザ・ロワウや『機動戦士ガンダムΖΖ』のグレミー・トトや『機甲戦記ドラグナー』のドルチェノフが代表格。
- 14.他の敵組織に寝返る
- 今まで所属していた敵組織を裏切るが、味方サイドにはつかず、他の組織につくケース。『機動戦士ガンダムΖΖ』のラカン・ダカランや『機動戦士ガンダム0083』のシーマ・ガラハウ(未遂)が代表格か。
- 15.特定の行為で反逆者扱いされる
- 当人は別段裏切ったつもりは無くても、武人として敵対相手との真っ向勝負を挑む、もしくは何らかの恩義を感じ借りを返すなど、特定の行為が組織の規律に反すると見做され、「裏切り者」扱いされるケース。
- 2に近い事例とも言えるが、共闘する事は無いのが決定的な違いか。『ゲッターロボシリーズ』のキャプテン・ラドラや鉄甲鬼が代表格。
味方内限定での裏切り
- 16.主人公や主要味方キャラ所属の組織が上部組織に反逆する
- 14の味方バージョン。何らかの形で、所属組織の上部組織と決定的な対立をして袂を分かつケース。7に近い事例とも言えるが、反逆者はそのまま味方。エゥーゴやアークエンジェル隊が代表的。スパロボでは第4次やJ等がこれに近い。
- 17.主人公や主要キャラの信頼を裏切る
- 主人公や主要な味方キャラが信頼していた特定の味方キャラに味方関係である事は変わらないもの、何らかの形で裏切られて深い溝が出来るケース。関係の修復が行われなかった場合、最悪7や12へ発展する事も。
関連人物
ガンダムシリーズ
- クワトロ・バジーナ
- 一応は7に当たるといえる。
- 64やIMPACTは終盤裏切ってしまい、クワトロ名義で出る場合は発売前からその動向が注目される。
- このため、MXやZのように制作側から「サングラスの人(=クワトロ)は裏切りません」等の形で発表される事もある。
- レコア・ロンド
- 7と12に該当。クワトロに女として扱われなかった事が一番の原因か。
- エルピー・プル
- 4のパターン。
- リディ・マーセナス
- 17を経て7へ至ったパターン。
- アンナマリー・ブルージュ
- 恋慕していたザビーネ・シャルの興味がベラ・ロナに移りつつあることを知り、感情的になり投降し、ザビーネと敵対するので1。
- セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)
- 3に該当。ただ、元々クロスボーン・バンガードに祭り上げられただけで、本人も戦争をする気はなかったので1もある。
- ザビーネ・シャル
- 7と12。裏切った後の豹変っぷりはカテジナと良い勝負。
- カテジナ・ルース
- 12に該当。7も間接的に影響している。裏切った後の行動が最も凄い人物。
- 東方不敗マスター・アジア
- ドモンを味方に引き入れるべくデスアーミーとの戦いを演じていた。11が近い。和解後は3。
- 張五飛
- 『Endless Waltz』では敢えてマリーメイア軍につくことで正義の如何を確かめようとしていた。8が近いか。
- グエン・サード・ラインフォード
- 月の優れた科学技術を手に入れるため、ギム・ギンガナムと手を組むので、12が近い。野心という意味では10も影響している。
- ギム・ギンガナム
- 闘争心を満たすためにディアナ・カウンターに反逆するので、13(ディアナ・カウンターはミリシャと和解、共闘するが)。
- 『∀ガンダム』では他にもアグリッパ・メンテナー、フィル・アッカマンらがディアナから離反している(後に和解している者も多い)。
- クライン派
- 16に該当。しかも裏切り実行前にザフトの機体、技術を盗用などは5(または11)に近く。
- アスラン・ザラ
- おそらく、歴代参戦作品の原作において最も裏切りを重ねたキャラクター。
- SEEDは1に3の要素を加えた形で、DESTINYだとザフト復帰は8に近く、その後のザフト脱走はアークエンジェル側を味方と捉えるならば、1と2にあたる。
- アレハンドロ・コーナー
- ソレスタルビーイングの監視者であったが、ガンダムの動力源であるGNドライヴの技術を盗み出し、それを国連軍にもたらした。
- 裏切りのパターンはソレスタルビーイング側から見れば10に該当するが、アレハンドロの表の顔は国連大使であるので、国連軍側から見れば裏切りのパターンは5に近い。
- アニュー・リターナー
- 11に該当。ただし、本人は自分がスパイである記憶を封じられており、外部からの干渉でその記憶を取り戻し裏切っている。そのため、若干9の要素も含まれるか。
- カティ・マネキン、パトリック・コーラサワー
- 2ndにて所属するアロウズのやり方に徐々に疑念を抱き、反乱軍としてCBと共闘したので16に該当する。パトリックの方は随伴する形だが。
- 機駕太傅司馬懿サザビー
- 漫画版では10に該当。アニメ版でこそ野心を露わにすることは無かったが、UXではエンディングにてその鱗片を垣間見せている。
- 呂布トールギス
- アニメ版では13に該当。戦いを邪魔した上、同じ呂布隊の貂蝉と張遼を傷つけた董卓に怒りを爆発させた呂布は天玉鎧を呼び出して制裁を加えた。
- ジラード・スプリガン
- 7に該当。以前から連邦軍に対して強い反感を抱いていたが、ヴェイガンのルナベース襲撃を機に裏切る。
マクロスシリーズ
- ブリタイ7018
- エキセドル4970も同様。TV版は2と3、劇場版は3に該当。
- TV版ではマクロスとの接触などにより影響を受け、なおかつボドルザーより「文化に汚染された」として消去対象となった為、離反することを決意。
- 劇場版ではリン・ミンメイの歌「愛・おぼえていますか」を聞き、文化に目覚め離反。
- カムジン03350
- TV版のみ。立場的にはブリタイと同じ2と3の状況ではあるが、マクロスとの共闘を拒否。戦争には加わらないつもりでいたが、戦争が始まりミンメイの歌を聴き影響を受け味方になる。
- 戦争終結後は、文化になじめず反乱を起こす。戦争終結後に関しては7が該当すると思われる。
他リアル系
- ハッシャ・モッシャ
- 1・7・12の複合パターンだが裏切り理由は、全て「己の利潤と立場確保のため」で一貫している。
- リーリン一家で頭領だったリーリンを暗殺し逃亡→アムの誘いで反乱軍に参加するも、苦戦しているダバ達に愛想を尽かし、正規軍へ。
- ギャブレーがポセイダルに反旗を翻したときは一緒に裏切り、アントンを捕虜にした。裏切りイベントに事欠かない敵キャラ。
- ドルチェノフ
- 13に該当。「裏切り」というよりは、「野心を優先させた」という表現の方が適切だろうか。
- その結果としてギルトールが死亡し、マイヨ達の離反を招き、最終的にギガノス帝国が瓦解するまでに至らしめる。
- Aだと、シャドウミラー等にそそのかされて行ったという側面もある。
- キリコ・キュービィー
- 8と5に該当。ワイズマンの継承者になると宣言したキリコはフィアナをはじめとする仲間達を裏切ってでも彼に元に辿り着き、己の運命を弄んだ神を裏切って破壊した。
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
- ゼロの正体。上記の通り、扇たち黒の騎士団のメンバーに裏切られ追放された後、神聖ブリタニア帝国の皇帝シャルルを抹殺し、ギアスを使って帝国を乗っ取る形で皇帝の地位に就くので、近いのは7と13か。
- スパロボではそのまま敵になるが原作再現が終わるとZEXISに復帰するのでさらに8に該当。
- バルザック・アシモフ
- 序盤の立ち位置は10と11の複合に該当。スペースナイツと対立関係にある連合防衛軍のスパイとして暗躍する。
- 後に民間人として再登場した際には、3に近い動機でスペースナイツに協力。
- ユリアンヌ・フェイスフル
- 原作漫画版でのみ5に該当。元々JUDA特務室の一員でキリヤマ重工とも通じていた。
- 沢渡拓郎
- 原作漫画版でのみ4、14、15に該当。ラインバレル・アマガツとの戦闘に巻き込まれてJUDAの捕虜になったが石神からロストバレルの情報とそのファクターになることと引き換えに送り返される。
- その後、加藤機関を裏切って瀕死の重傷を負いながらもロストバレルのファクターになった後逃亡し、別の組織(デミトリーの生前に彼から教えて貰った)の厄介になっている。
- グェン・ビェン・ボー、ジョン・ハワード・ダニガン
- アマルガムに金で買収されての裏切り。12が近い。ただし魅力を感じたのは敵組織そのものよりも報酬であろう。
- アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン
- 原作小説版で12に該当。『V』では11にも該当する。
- ナデシコクルー
- 8に該当。エステバリスのシステムをオモイカネに掌握され、パイロットたちの意志に反して連合軍に攻撃を加えてしまう。もっともオモイカネ自身には裏切ったという認識はなく単にかつて敵として認識していた相手をそのまま敵として扱っただけのため15という解釈もできる。スパロボで再現される場合プレイヤー部隊が連合軍のポジションになることが多い。
- ダイヤモンドローズ騎士団
- 部隊そのものがエンブリヲに恩義を感じた者で構成されているので12に該当。うちサリアとクリスが7と17に、エルシャが8にも該当する。特に前者二人は敵側へ下った経緯が経緯のためか盲信の域に達しており、アルゼナル側に対しすれ違いの果てに修復不可能とまで言えるほどの溝を生むにまで至った。その後、3人ともエンブリヲの本性に気付くと元の鞘に戻るので、1にも該当する。
ダイナミック作品
- あしゅら男爵
- TV版ではDr.ヘルを裏切ること無かったものの、桜多吾作氏の漫画版『マジンガーZ』や小説『スーパーロボット大戦』などの外部作品では13に近い形で反逆を企てている。
- 『真マジンガー 衝撃! Z編』での裏切りは真意を考えるに14に近いか。
- 宇門源蔵
- 桜多吾作氏の漫画版で17に該当。
- 円盤獣に同胞の脳髄が組み込まれた事実を知って戦えなくなったデュークの戦意を上げる為、催眠学習装置を彼の夢枕で流すという行為を敢行、結果デュークが地球から離れるという事態を招いてしまう。
他スーパー系
- ギジェ・ザラル
- 度重なる失敗により組織にいられなくなり、やむなく飛び出してきたので1。また、大元に「イデの何たるかを知りたい」という真意があり、後にフォルモッサ・シェリルと恋仲になるなど3もある。
- 風見博士
- エルダー側の技術に惹かれた側面が強いため、12に近い。ただ、自分こそが最高の科学者である事を立証する為という目的もあったり、トリニティシティとの面々との確執もかなりのものがあった為、7や10の側面もある。
- Zでは原作と異なり地球を完全に見限り、ガガーンに加担して全宇宙に自身の科学を知らしめようとするなど、原作以上に悪どい裏切りとなっている(しかも裏切り実行前に敵勢力に自軍のデータを横流しにする始末)。
- どちらにせよ、味方の中心人物の博士が演技ではなく本気で裏切るという事態は、ロボットアニメ史上異例の事態である事は間違いない。
- ロビー
- 経緯的に5に近いといえるか。
- ヤミノリウスIII世
- 1に該当。上司である魔王ゴクアークに用済みとして切り捨てられた後、三大魔王の目的が「地球の大魔界化」から「地球の破壊」に変わった事に反発。さらに亜衣子の気持ちを知った事で、遂に大魔界を裏切りガンバーチームに協力する。
- シャピロ・キーツ
- 典型的な10のパターン。スパロボでも毎回裏切って様々な敵組織に加わる。
- オーガン
- 1に該当。ただし「裏切り者」と言うよりは「脱走者」というべきであろうか。
- シリウス・ド・アリシア
- 7に近い。人間が己の目的のために堕天翅族を殺すという醜悪な様を目の当たりにし、人類に失望してしまう。
- ベクターマーズを手土産に、頭翅の誘いに乗って堕天翅族側へと寝返ってしまい、天翅・詩翅と名乗る。
- しかし、それは頭翅の謀略であり、復讐のために踊らされていたのを知って、アポロ達の元へ帰った。
- ドクター・ウェスト、エルザ
- 1と2に該当。アウグストゥスらと対立したことでウェストが負傷し、エルザ共々覇道財閥の下へと逃れる。以降は完全に覇道側へと寝返り、大十字九郎らと手を組むことに。
- なお、エルザに関してはそれ以前から彼女自身が九郎を慕っていたこともあり、恐らくは3も該当する。
- ウィリアム・デイヴィス、ニコラス・デ・カルロ
- 典型的な9のパターンだが、ウィルの場合はジョーイへの嫉妬と対抗心が引鉄となっているため、10も含まれる。
- MIX
- イヴの呪いによって男性化した後に記憶操作を受けたためケースとしては9に該当。
- 最終的にアンディの呼び掛けによってMIXとしての記憶を取り戻し、男性化した身体も少しずつ元に戻っていった(時獄篇ではシェリルとランカの歌の力によってかなり早く元の姿に戻れている)。
- 船長
- CIAから送り込まれたスパイ。11を経て3と4の複合。
- 西島
- 敵側へ寝返りはしないが7と10に該当。21世紀警備保障の社長であった大河内伝次郎を蹴落とし社長となったため13の要素も含まれる。
- しかし社長となった後は失敗が続き、大河内と対立していた他の役員たちから揃って掌を返され大河内が復帰、自身は駐車係にまで降格されるという転落を辿った。作品が作品なだけに一番リアルな裏切りイベントと言えるだろう。
- ロージェノム
- アニメ本編前は螺旋族の戦士であったが、スパイラルネメシスの現実を知るにあたり反螺旋族へ寝返り、シモンらグレン団との激闘を繰り広げることとなった。「人類をスパイラルネメシスから守る」という理由(建前?)から推測するに、基本的には8であると思われるが、好戦的な性格を考えると10や12も少なからず含まれていると考えられる。
- その後、(アニメの第2部になってから)大グレン団に与することとなり、再び、元と形は違えどアンチスパイラルと相対することとなる。こちらは3が大半で、残りが5が該当する。ただ、5に関して「敵を欺くためだった」という部分は該当しないだろう。
- ブラックガイン
- 1を経た上での9。ホイ・コウ・ロウにガインのコピーとして造られたが、ガインの正義の心までコピーしていたことが原因となり、勇者特急隊の一員に。その後、ホイに超AIを制御されて再び舞人達の敵となった。
- 胡蝶
- 11を経由しての3に該当するが彼女の登場エピソード自体、同様のパターンを多用していた70年代ロボットアニメへのオマージュ的性格が強い。
- ソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーセ
- 9に該当。名前と容姿が不明な1名を除き、欧州星組のメンバーは何らかの形で味方に刃を向けている。
バンプレストオリジナル
- ギリアム・イェーガー
- 一応は7に当たる。が、彼の場合元々善人過ぎたので裏切ってもかつての仲間に手心を加えてしまい、身の破滅を呼ぶので8も当てはまる。
- スパロボでも裏切らないか心配されるが、『ヒーロー戦記』後ということもあって、裏切らない事がほぼ確定している。
- シュウ・シラカワ
- 契約を結んだヴォルクルスの本能と、彼自身に独自の目的があったため、スパイと呼べるのか怪しいが、9と11の複合だろうか。
- 復活後、13をやらかしてルオゾールとヴォルクルスを打倒。以後は2の状態になっている。
- サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス
- 9に該当。ただし、回避可能。回避した場合は3に該当する。
- イングラム・プリスケン
- 彼もまた背後要因が複雑なため11と9の複合あたりか。『スーパーヒーロー作戦』のファンには衝撃を与えた。
- ヴィレッタ・バディム
- αシリーズでは5、OGシリーズでは二重スパイであったため5と11の複合。
- エクセレン・ブロウニング
- 9に該当。エクセレン=洗脳なイメージは強い。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- 10に該当。…というよりは、彼が指揮する軍全てが敵に回るので裏切りキャラというには規模がでかすぎるが。
- 味方側が2の状況に追い込まれるといった方がいいか。
- シモーヌ・キュリアン
- 12に該当。レコアと似たようなパターンだが、味方に失望していたわけではないので説得もしくは選択次第で味方に戻ってくる。
- エリス・ラディウス
- 「悲しみのエリス」を通るルートでは2と9の複合、「復讐のエリス」を通るルートでは7に近いだろう。
- ファング・ザン・ビシアス
- 7に該当。マサキがフェイルを殺した事を知り、バゴニアに寝返るが、マサキも魔装機神操者の宿命に従ってやむを得ずフェイルを殺した事を知って、和解する。
- リュウセイ・ダテ、ライディース・F・ブランシュタイン
- α外伝にて、ティターンズによってアヤ、レビが拘束されているため8に該当。コウ、キース、モンシアと共に脱走したスカル小隊と戦うが、敵対するのは数ターンのみ。
- リョウト・ヒカワ
- 一応4に該当。
- ゼオラ・シュバイツァー
- 第2次αは2と3の複合といった感じで、OG2は9に該当。
- リー・リンジュン
- 7と12の複合といったところ。ハガネ・ヒリュウ隊の面々とは色々と反りが合わず、連邦軍上層部にも不信感があった上、過去のトラウマの影響もあってかシャドウミラーの思想に感じ入り、裏切る事に。
- フェリオ・ラドクリフ
- ペルフェクティオにされるため9に該当。
- セレーナ・レシタール
- バンプレストオリジナルの主人公としては稀有な、3度に渡る裏切りをした主人公。
- 最初はαナンバーズからザフトへ、2度目はザフトからαナンバーズへ。3度目はαナンバーズからゼ・バルマリィ帝国へと裏切り、更には後に脱出している。1度目と2度目は7に、3度目は8に該当する。
- 1度目と2度目の裏切りは、己の目的の為である。3度目の裏切りは、スペクトラとの戦いで追い詰められ、生きる為に止むを得ずであった。彼女はスレイの駆るベガリオンを撃墜し、ゼ・バルマリィ帝国に下った(素振りをして欺いた)。この時、重要な機関を避けて派手な爆発をさせるという卓越した技量で、スレイとベガリオンに対する配慮を見せているが、この件によりαナンバーズ内での信頼を完全に失う。
- 最後の件は目的は違えど同様の事を第2次Z再世篇でキリコが(上記の原作再現で)やっており、それによりZEXISからの信頼を一時的に失っているのだが、キリコは直後にワイズマンに反旗を翻し、事情を察したZEXISは即座にキリコの行動を支持している。ここまで味方側の対応に差が出てくるのは互いの日頃の行動の違いのためだろうか。
- アリエイル・オーグ
- 『第2次OG』では1や2に該当。
- イーグレット・イング
- 背後要因が複雑だが、近いのは3と9か、最初から記憶喪失であった、鋼龍戦隊との接触によって記憶の手がかりを得る為ガイアセイバーズから脱走する。
- グ=ランドン・ゴーツ
- 『OGMD』では13に該当が、上記のドルチェノフと同様に「裏切り」というよりは「野心を優先させた」という表現の方が適切だろうか。
- その結果としてエ=セルダ、アル=ヴァンの離反し、そして主君の(捕虜という体として)出奔を招き、最終的に自身の滅亡に至らしめる。
- アル=ヴァン・ランクス
- 『J』では1及び2に該当。
- 『OGMD』では『J』と同様フューリーから脱走し、プレイヤー部隊(鋼龍戦隊)と共闘するも、鋼龍戦隊との協力時点で主君も鋼龍戦隊側に合流している為、「裏切り」というよりは「主君の元へ帰ってきた」という表現の方が適切だろうか。
- ホリス・ホライアン
- 11と3の複合といったところ。そもそも裏切るべき組織が開始時点で既に消滅しており、あくまでも意外な過去という扱いである。
- アリア・アドヴァンス
- 決定的な理由としては2に該当するが、3の要素も含まれる。
- クリティック
- 13に該当。ルートによって成功するか失敗するかは異なる。
- ツィーネ・エスピオ
- 3と4の複合あたりか。
- レーベン・ゲネラール
- 11に該当。元々ZEUTHを陥れる為の工作員だった。ランドは薄々勘付いていた。
- シャーリィ・ルノイエ
- 1及び9に該当。物語冒頭時点でエルンスト機関を離脱。その後、イドロに洗脳されて手駒にされる。
- マルグリット・ピステール
- 破界篇では1と3に該当。再世篇では8→1、2、3、5の複合と言ったところ。
- エスター・エルハス
- パレス・インサラウムから発射された人造リヴァイブ・セルを受け次元獣化してしまいインサラウムの戦力として運用されてしまうことに。近いのは9のケースだろうか。
- アニエス・ベルジュ
- 連邦軍を味方、UXを敵と捉えると7と12のケースに、UXを味方、連邦軍を敵と捉えると1、3、4のケースに該当。15と17のケースにも該当していると言えなくはない。
- フィリス・ジャラヴ
- 巨人族に教化されたので9のケースに近い。
- オリオン / サルディアス・アクス
- 11に該当。
- クラヴィア・アーゴ
- 9に該当。バルビエルによって仮初めのリアクターに仕立てられた。
- 西条涼音(アムブリエル)
- 9と10の複合パターン。涼音が9、アムブリエルが10にそれぞれ相当。
- 楽しみのテンプティ
- スパイとは言えない立場ではあるが、11のケースに該当するといえる。
- 柏葉真紀
- 11のケースに該当。劇中の描写を見ると9にも該当する可能性もある。
- ブルーヴィクター
- 6に該当。
- クン・インユェ
- 11に該当。オルブロとしての目的のため、自らの死も装いスプリッターによる火星遺跡襲撃を仕組んだ。
- シャッテ・ジュードヴェステン
- 9に該当。ゲーム中の会話から17も含まれる可能性もある。
- ネバンリンナ
- 13に該当。地球人とは比べ物にならない程の旧ガーディム人の傲慢さに失望し彼らを皆殺しにしている。
スパロボシリーズ独自の裏切り
- クワトロ・バジーナ/シャア・アズナブル、エマ・シーン
- α外伝にてアムロやブライト達をティターンズによって拘束されている故にカミーユ達と戦う8の展開。
- 特にクワトロはこの事が第2次αにおける裏切りの遠因となる。
- シャアとしては第3次Z時獄篇にてある独自の目的のために敢えて自軍部隊と敵対し、その後最終的にネオ・ジオンを離脱しZ-BLUEに合流しているのでケースとしては5に近いか(尤もネオ・ジオンを欺いていたわけでもないしZ-BLUEから送り込まれたというわけでもないが)。
- コウ・ウラキ、チャック・キース、ベルナルド・モンシア
- α外伝にて、ティターンズによってバニング、アヤ、レビが拘束されているため8に該当。
- リュウセイ、ライと共に脱走したスカル小隊と戦うが、敵対するのは数ターンのみ。
- ギュネイ・ガス
- 第3次Z天獄篇にて。シャアが去りし後もネオ・ジオンに残留していたが、時獄篇で一時的に共闘していたこともあり仲間たちからの説得に感化される形でネオ・ジオンを離脱するため、3に該当する。シャアやクェスが味方側にいるという影響も強い。
- 剣鉄也
- 9に該当。α外伝の未来世界にてガレリィ長官の協力により強化された戦闘獣ダンテの妖力によって操られる。
- 現代から募っていた甲児への嫉妬心に付け込まれた結果だが最終的には克服したため、後の第2次αで受けた同じコンセプトの洗脳作戦は、見事に跳ね除けた。
- 張五飛
- 第3次αでは上記のトロワと同じくザフトに序盤味方しており、加えてLでは加藤久嵩と共同歩調を取る。
- また64では9に該当。ズール皇帝に洗脳され、「ズール皇帝が正義だ!」という前代未聞の迷言を発した。
- グーラ・キング・Jr.
- 3に該当。第3次Z時獄篇の運命抵抗ルートにおいて正太郎の説得を受けた後、宇宙魔王の下を離れて行方を晦ますが、天獄篇にてZ-BLUEへ合流し味方となる。
- シン・アスカ、ルナマリア・ホーク
- Zのifルートにてデュランダル議長からザフトへの帰還命令がミネルバに出されるが、シンとルナマリアはザフトには戻らず、これまで一緒に戦ってきたZEUTHで戦うことを選んだ。ケースとしては3に該当するだろう。
- Lではデスティニープランに対し異を唱えてザフトと敵対するので、ケースとしては1に近い。
- 第2次Zでは破界篇のEDにてOZの所属となるが、再世篇の序盤にてOZのやり方に不信感を抱き、トレーズからガンダムを返還されOZを脱走した後ソレスタルビーイングに合流するのでこちらも1に該当するだろう。
- カミーユ・ビダン、ファ・ユイリィ
- 破界篇のEDにてOZの所属となるが、シン達と同様、OZのやり方に疑問を抱く。そして、トレーズから愛機を返還された後にOZを脱走してソレスタルビーイングに合流するので1に該当。
- イルボラ・サロ
- 原作では7だが、UXでは5と8の複合に該当。
- ザ・ブーム軍を打倒するには忍者伝説の真実に迫る必要があり、そのためには敢えてザ・ブームに与するしかなかったと終盤でロミナ姫に打ち明けている。
- ズワウス(ネオブラックドラゴン)
- BXでは自身の復活のためにブライティクスの協力者として振る舞うので、11に該当。
- 闇の皇帝ジークジオンとの戦いでの共闘には6、10、13の要素も含まれる。