ガンダム
ガンダム | |
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外国語表記 | Gundam[1] |
登場作品 | |
デザイン |
大河原邦男(原案) 安彦良和(クリンナップ) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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異名 | 白い悪魔 |
分類 | 白兵戦用モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RX-78-2 |
全高 | 18.0 m |
本体重量 | 43.4 t |
全備重量 | 60.0 t |
動力 | ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉 |
ジェネレーター出力 | 1380 kW |
スラスター推力 |
24,000 kg×2
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装甲材質 | ルナチタニウム合金 |
センサー有効半径 | 5700m |
内蔵機体 | コアファイター |
開発者 | テム・レイ |
開発 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ホワイトベース隊 |
パイロット | アムロ・レイ |
概要
地球連邦軍がRX計画の後V作戦にて開発した試作型モビルスーツの1機。機体色は白、赤、青のトリコロールカラー。
元は民間人であったアムロ・レイの搭乗によって叩き出されたその凄まじき戦果から、「ガンダム」の名は次第に英雄化され、後世においても様々な理由で後継機が生み出されている。
ほかのガンダムタイプの機体と区別する際は、「RX-78-2 ガンダム」と呼称されることも多い。
機体概要
同時期に開発されていたガンキャノンが中距離支援砲撃機、それ以前のRX計画で開発されたガンタンクが長距離支援用であるのに対し、本機は比較的近距離での機動射撃戦や近接白兵戦を主眼に置いた汎用機である。開発の際には連邦軍がMSを理解していなかったのと後の量産を考え、当時の最新技術が惜しみなく投入されており、非常にハイスペックな機体に仕上がっている。
装甲材にはルナ・チタニウム合金(後のガンダリウム(α)合金)が採用されており、ザクマシンガン程度の攻撃力ではびくともしないほどの強靭な防御力を持つ。また、MSとしては初めて射撃・白兵両方の携行式ビーム兵器を標準装備しており、その威力は戦艦並みの威力を誇り、ザクをはじめとする敵MSを一撃で撃破するほどの火力を持つ。関節部にもフィールドモーター駆動と呼ばれる関節と関節を「浮かせて」駆動させる新技術が使用されている。開発・生産費の高さを考慮しても総合性能は最高レベルの奇跡の結晶体と言える傑作機で、ザク程度では到底太刀打ちできない[2]。
最大の特徴はコアブロックシステムと呼ばれるコクピットシステムを採用していることで、本機は核となるコアファイターと上半身のAパーツ、下半身のBパーツで構成されている。このおかげでパイロットの生存率が向上している他、戦闘データの回収が容易となった。ただし、このシステムのために腰部の可動域が犠牲になっており、構造上の脆弱さ・整備性の悪化・高コスト化などの原因にもなっている。また、コアファイターには教育型コンピュータが搭載されており、戦闘データを蓄積させていくことである程度の自動操縦が可能となっている。
なお、股間部には耐熱フィルムが収納されており(劇場版では耐熱フィールドに変更されている)、これを使用することで単独での大気圏突入も可能。ただしあくまでも「大気熱に耐えられる」というだけであり、減速・着地の手段がなければ、そのまま地面に叩きつけられるので、本体であるコア・ファイターを分離させる必要がある。
余談だが、形式番号がRX-78-2と末尾に枝番がついていることからわかるように、ガンダムは同時に複数機が作られており、アムロが乗ったガンダムは2号機である。ほかに著名なものに1号機「プロトタイプガンダム」、3号機G-3ガンダムがある。もっともこの設定はTVとはパラレルである富野氏の小説版からの逆輸入設定をもとにした後付であり、TV版放映時には存在していない。TV版および劇場版の作中では、ガンダムは世界でたった一機のスーパーロボットのような扱いである(一応、大量の予備パーツをホワイトベースに積み込むシーンがあり、それを使えばガンダムがもう一機できた可能性はある)。枝番は2号機ではなく2番仕様の意味だとする説もあり、これによるとガンダムは開発当初は1番仕様(RX-78-1)だったが、アムロが乗り込んだ時点では既に2番仕様に改修されており、後にマグネットコーティングが施されて3番仕様に近くなったと扱われる。
TV版では本機の支援用戦闘機であるGファイターや、コアファイターをガンダムに空中換装させることが可能な輸送機ガンペリーが登場しているが、劇場版ではGファイターは登場せず、ガンペリーの空中換装シーンはない。また、本機は核であるコアファイターと上半身のAパーツ、下半身のBパーツによる合体メカでもあるわけだが、これを意識した戦術があったのはTV版がほとんどで、劇場版では脱出以外ではほぼ皆無である。Ζでは一度無視されたこの構想だが、後の作品で意外と再採用されており、ΖΖガンダムやVガンダムにも反映されている。
性能差について
初代ガンダムの放映当時は、「連邦の技術の粋を集めた最強のMS」と言う触れ込みで他の追随を許さない性能とされていた。時代が進んでもその強さは伝説的で、U.C.0093の量産機ジェガンとも互角の性能があったとされている。実際、ジオンのMSと比較すればゲルググでやっと拮抗しているレベルである。
しかしその後は新たな派生機の登場や既存機体の設定見直しにより、ガンダムと同等ないしを超える性能を持った機体も登場するようになってきており、一例として2005年の漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』では、U.C.0087の時点で登場人物が「最新型のジムのほうが遥かにマシ」と発言している。ただし、RX-78を問わずこういった外伝作品、特に今なお増え続ける漫画作品では、作者の解釈・さじ加減で既存の設定が覆されることが多々あり、一体何が正しい設定なのか判断しかねる状況となっている。一つ確かなのは「ガンダムは確かに奇跡の結晶体とも言える最高レベルのMSだが、同時にアムロが強すぎた」ことで、ガンダム伝説の始祖はアムロとセットで初めて成立するといっていい。
劇中での様相
本機はテストと最終調整のためにサイド7に搬入されていたが、そこでジオン軍のザクによる襲撃を受け、正規パイロットは死亡。そこに偶然、本機の操縦マニュアルを拾ったアムロ・レイが乗り込み、2機のザクを撃破。それがきっかけとなり、彼がパイロットとなってホワイトベースの主戦力として運用されることとなった。
アムロがニュータイプへ覚醒していくにつれて徐々に機体の反応がアムロについて来れなくなり、限界に達してしまうが、モスク・ハン博士が関節にマグネットコーティングを施したことでなんとか対応可能となった。
ア・バオア・クー攻防戦では両手にハイパーバズーカを1挺ずつ、腰部にビームライフル、背部にシールドを引っさげたフル装備状態で出撃し、シャアの駆るジオングと交戦。頭部と左腕を破損し、最後は自動操縦で運用されてジオングの頭部と相打ちという形で大破した。
その後、アムロは本機のコアファイターを使って脱出しており、A、Bパーツはア・バオア・クー内部に放棄された。なお、コアファイターに残されていた本機の戦闘データは木星帝国に回収されており、後に彼を模したバイオ脳が製造されることとなった。
ガンダムの残した数々の異名と伝説
パイロットを務めたアムロ・レイの能力もあって、ア・バオア・クー攻防戦にて大破するまでの間、RX-78-2ガンダムはジオン軍の名を馳せたエースパイロットや指揮官、更には同じニュータイプ能力者やザビ家血縁者までをも次々と葬る猛威の戦果を挙げている。互角以上の戦いを見せた「赤い彗星」シャア・アズナブルですらも、戦う度に手こずらせていたことから、ジオン兵からは「連邦の白いヤツ」、もしくは「木馬の白いモビルスーツ」と呼ばれ、恐れられる事となる。
後にアムロ・レイの搭乗していたガンダムは、「連邦の白いヤツ」の他に「連邦の白い流星(バンプレストのゲーム作品から)」、「連邦の白い悪魔(バンダイのゲーム作品から)」といった別の異名でも呼ばれるようになっている。スーパーロボット大戦シリーズでは、連邦側からは「連邦の白い流星」で呼ばれていることが多いが、数多くのパイロットや軍人の命を奪っている史実上からか、ジオンを初めとする敵対勢力からは「連邦の白い悪魔」が一番有名な異名となっている。
「ガンダムが最強のMSである」という不動に等しい伝説は、一年戦争が終結しても語り継がれており、新型機の中には「ガンダム」の名を冠するMS…俗に言うガンダムタイプも多く含まれ、宇宙世紀で最も後期にあたる「ザンスカール戦争」でも、リガ・ミリティアの開発したVガンダムの存在によって、ガンダムの伝説はなおも健在であった。また、これらの影響によってか、時には敵対勢力に、ガンダムタイプのモビルスーツが強奪・鹵獲されてしまうケースもいくつかあった(ガンダム試作2号機、ガンダムF902号機、クロスボーン・ガンダムX2など)。
『∀ガンダム』の小説版『月に繭 地には果実』では、「宇宙移民いじめの偉大な敵」として、正暦時代(宇宙世紀の遥か未来)まで「ガンダム」の名を残している。
登場作品と操縦者
ほかの「ガンダムシリーズ」との共演が多いことや『1st』がいるだけ参戦の扱いであることが多い影響もあってか、登場時は「旧式のモビルスーツ」として低い能力値に設定されていることが多い。「限界反応」がある作品では、登場時点でアムロの能力値に限界反応が追いついていないのがお約束に近い状態となっている。
『A』や『GC/XO』など、一部の作品では戦力として通用する性能を与えられている場合もあり、それ以外でも「改造や補強次第では意外と戦える機体」という扱いになっている作品もある。
アナザーガンダムが参戦している作品では、(自身が登場しない場合も含め)最初に開発されたガンダムではないという設定になっていることも。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- アムロの初期搭乗機。現在のSRWとシステムが異なることもあり、性能的にキツいという感じはあまりない。中盤でνガンダムに乗換える。
- PS版では『第3次』以降の二軍相当の性能に落とされているため、開始時点から厳しい状況になっている。条件によってはGアーマーへの変形が可能となるが、状況はあまり改善しない。なお、FC版と違い最後まで部隊に残る。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- やはりアムロの初期搭乗機。ハンマーの攻撃力はそれなりに高いので全く戦えないこともないが、序盤で2機目のVガンダムを入手することが可能なので、使い道は少ない。
- フル改造時は、強化パーツ「ゆうきのしるし」(毎ターンHP100回復)が装着される。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 今作もアムロの初期搭乗機。序盤のMSの中では強い部類に入り、バズーカも持っているので火力も高め。とはいえ、序盤を過ぎれば出番は減る。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 今作もアムロの初期搭乗機で、既にアムロの能力値に限界反応が追いついていない。バズーカとハンマーのおかげで攻撃力だけはそれなりに高いため、序盤は別のパイロットの搭乗機として出番はある。かもしれない。
- νガンダム入手時に何の説明もなく勝手に強制廃棄されるため、先に処分して資金に変えておこう。
- スーパーロボット大戦F
- アムロorビーチャの初期搭乗機。本作では同時期の他のMSより火力で若干優位という状況がなくなっているものの、序盤はヘビーメタルとの戦闘が多く、地上では水中への攻撃機会もそれなりにあるため、バズーカがそれなりに助かる存在となっている。
- なお、主人公がリアル系の場合のみ、武器以外が最初から2段階改造された状態になっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 本作から始めた場合は搭乗者なしの状態になっている。ガチガチに補強してもキツい性能なので、ほぼ間違いなく中盤の下取りイベントで引き取られる運命にある。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 各作品での扱いは該当項を参照。
- DISC2の「バーチャルスタジアム」では、収録部隊「お姉様チーム」「オールガンダム」「第2次セレクト」「第2次セレクトII」に所属。前者2チームではセイラが搭乗している。また、「第2次セレクト」に所属しているガンダムのみGアーマーへの変形が可能となっており、同部隊には本機へ変形が可能なGアーマーも所属している。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- カツのリクエスト通り?アムロが地下格納庫から引っ張り出してくる。条件が成立している場合は、G-3ガンダムに変更される。
- すでに旧式化した機体だが、データ取得用にチューンされているというだけあって手元のMSと同程度の性能は持っており、ハンマーのおかげで近距離戦はそれなりに強い。だが、限界反応はお約束通り低い。
- 分離か撃墜でコアファイターに変化。なお、パーツスロット2以下に装備したものの効果はコアファイターでは一部しか機能しないというバグがあるので注意したい。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 最強武器がハンマーになり、その他の武器の性能も全体的に強化されている。ただし、機体性能はそのままなので中盤以降はキツい。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 直接は登場しないが、黒歴史の映像で一年戦争でのシャア専用ザクとの戦闘の映像が流されている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- このRX-78ガンダム自体は未登場であるが、この機体自体が『火の文明』と呼ばれる階梯を象徴するものであり、また文明の利器としての先駆けであるとされている。搭乗者はガンダムに乗った者として文明の行く先を見届ける宿命を持つ。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話からアムロが乗って登場。既に5段階まで改造されている。そのため、バルカン砲でもある程度の攻撃力があり、序盤のオーラバトラー戦ではバルカンで活躍することも可能。バーニィが乗っているザク改(3段階改造済)とだいたい互角といったところの性能。しかしアムロは早々にNT-1アレックスかガンダムMk-IIに乗り換える可能性が高い。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- シャア専用ザクが入手できなくなり目ぼしい乗機を失ったバーニィと、ガンダムのハイパー・ハンマーが意外と相性がいい。シーン2までなら使っていける。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- ベンメルコレクションとして、フルチューンされた状態で敵機として登場する。バーニィで撃墜すると、終盤にフルアーマーガンダムになって自軍に配備される。そちらは愛と資金があれば使える機体。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第1部最終話ハードモードにて最初から放置されているコンテナの中に入っている。よって、実質使用可能になるのは第3部から。ロボット大図鑑登録も同タイミングであり、ノーマルルートの方がレアな強化パーツや特殊技能が手に入るため、図鑑コンプリート達成の難関の一つ。状況から、どうやらリメイク前とは異なりベンメルに奪取される事無くジャブローで保管されていたらしい。取るのがかなり面倒な位置にあるが、その割には性能は先に手に入るG-3と比べて(特に武器の性能が)絶望的に劣っている。改造段階はG-3より1高いがフル改造でもENしか上回らず、G-3では高威力で射程5のP武器だったハイパーハンマーが低威力・射程1になっているのは正直目を覆いたくなる。そしてやはり限界反応も低い。パーツスロットは4つあるので、V-UPユニットを付けるなど、愛があれば使えるレベルにはなる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- リアル系では第1話から参戦し、アムロが乗る。スーパーナパームやビームジャベリンがあること、そしてGファイターとの合体orフルアーマー化が可能なのが最大の特徴。他の作品に比べてかなり強力で、特にMA形態は最強クラス。
- なお、BGMも「哀戦士」が初採用された。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 本作では2周目以降、フルアーマーガンダムとGファイターの同時入手が可能となった。V-UPユニットがなくなったので無印版のような無双はできなくなったが、それでもなお性能はνガンダムより上。カスタムボーナス「全武器をバリア貫通属性にする」という新たな強みを得たため、今回も悪魔の如く前線で戦い続けられる。
- 戦闘アニメは全て新規描き下ろしであり、珍しくPS2作品相当のガンダムの戦闘アニメを見られる。スーパーナパームは敵に丸ごと投擲にしてビーム・ライフルで撃ち抜き爆破させ、ビーム・サーベルは原作のアイキャッチと同じポーズであるなど非常に凝っている。また、スーパーナパームはP属性に変更されており使い勝手が劇的に改善された。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- データ収集用のレストア機という設定。他のMS同様後方支援型の性能だが、必殺技のハイパーハンマーは接近戦用。チャージ時間は短いが、脆いこの機体で接近戦は危険。中盤でνガンダムに強制乗換え。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ガンダムチームを選択した時に自軍ユニットとして運用可能。それ以外のチームを選択したときは敵として登場する。本作ではパイロットの概念がないため、アムロは登場しない。初期段階では射程が1のビームサーベルとビームライフルしか武器がなく、機体の性能も低い。HDリメイク版では素の性能が低めな上に、HPの問題で敵によく狙われるため使い辛い。
- スーパーロボット大戦64
- リアル系主人公を選択すると隠し要素として入手が可能。他の作品の例に漏れず既に旧式化しており基本性能は低い。おまけに既にMk-IIを入手済み。改造段階が高いので、金をかけて改造すれば最後まで一軍で運用することも可能である。
- なお入手方法の関係か、アムロが反応したり、強制出撃で本機に乗ったりはしない。
- スーパーロボット大戦MX
- 直接登場はしないが、デビルガンダム事件での最終決戦でアムロが本機に乗り込んでガンダム連合に参加し、ロケットにしがみ付いていたらしい。実際『Gガンダム』最終盤のガンダム連合登場のシーンでも、ロケットにしがみ付いたガンダムが確認できる。
- スーパーロボット大戦GC
- 初陣でアムロが乗って出撃しただけでなく、第1話のシーンもキッチリ再現され、パイロット登録前のセイラが勝手に乗って出撃するイベントもある。今回もGファイターと合体可能だが、上に乗ってるだけでAのように変形はできず、合体攻撃も出来なくなる。後で手に入るG-3がGファイターとの合体を除けば上位互換だが、合体することで移動力と運動性が飛躍的に上昇するので問題ない。サブシナリオでフルアーマーへの換装パーツが入手できるが、同じく合体攻撃ができず入手が遅い上Gファイターとの合体ができなくなるデメリットの方が大きい。BGMは『赤い彗星』が採用。
- スーパーロボット大戦XO
- フルアーマーのパーツはG-3用になった。出撃枠がGCより増えたのでガンダム+Gファイターの組み合わせを使う余裕が増えている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ガンダムとガンダム(最終決戦仕様)がユニットとして登場。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ほぼ原作通りの設定で登場するが、今作は同時期により高性能なゴッドガンダム、ウイングガンダムゼロ、ガンダムエクシアが存在し、「初代ガンダム」というよりガンダムのいちバリエーション「RX-78ガンダム」という色合いが強い。上記の性能差についても、一騎当千の性能を追い求めたコロニーのエンジニア、量産を前提としたテム・レイという思想の違いとされている。ケロロ軍曹はアニメとガンプラで本機に慣れ親しんでおり、本物の登場に喜んでいた。
- PV第1弾でシャアの乗るジオングと戦っており、ラストシューティングを放っている。ただし1章時点ではまた追加出来ず、火力はEz-8に及ばないが、Ez-8も宇宙空間に出撃できないという欠点がある。RXシリーズの中では主に高い回避力とエスケープ属性のビーム・サーベルがキモとなるインファイター。ハイパー・バズーカは押出属性で、条件さえ合えば一方的に攻撃できる。さらにVer.1.03でバズーカに「対大型」特性が付いた。
- ラストシューティングは、第5章メイン19話-3「アクシズからの撤退」でジオングを撃墜するとイベントが発生し獲得できる。撃墜するのはどのユニットでも良いのだが、初期勝利条件である「ホワイトベースを所定の位置まで移動させる」を達成すると撤退してしまう。ホワイトベース隊各機とNT-1アレックスとΖガンダムとΖΖガンダム、そしてホワイトベースのみで多数の雑魚を相手にしつつ戦わなければならないので、初回プレイ時は諦めて鍛えてからリトライするのも手である。
- スーパーロボット大戦30
- 『A PORTABLE』以来13年ぶりに『逆シャア』時代のアムロが乗るが、ビームライフル用のスコープを調整する専用のカットインが用意されている。
- 武装面はバルカン・サーベル・ライフル、バズーカを演出に組み込んだ必殺技の『連続攻撃』といったシンプルな構成となっている。
- 本作では、シャイアン基地に軟禁されたアムロの手慰みのために用意されたレプリカ機とされているが、アストナージ曰く「実戦にも耐えうるレベルではある」らしく、言葉通りならこのガンダムは「逆襲のシャアの年代の技術を取り入れた強化レプリカ」ということになる。改造値が後継機に引き継がれることもあり、加入直後からたっぷり改造しても損は無い。引き継ぎ先が手に入っても残るため、量産型νガンダム入手後はシュラク隊などに回すのも選択肢になるが、一部のDLCミッションではアムロが乗って強制出撃するため注意。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- アムロの戦闘時における姿。作中世界でも旧式扱いされている。本作には物理攻撃の通用しない敵がおり、光線技の多くはTPを消費する必殺技扱いだが、本機は特殊コマンド「ねらう」で無消費でビームライフルが撃てるのが特徴。中盤でνガンダムに乗り換えとなる。
- リアルロボット戦線
- アムロが乗り、第1面から味方として登場。一度撃墜されてもコアファイターに変化するため、修理代は取られない。
- リアルロボットレジメント
- ステージ1の終盤でラストシューティングが再現され、大破するムービーが入る。隠しキャラとして自分で使用も可能。
- 性能はG-3ガンダムよりも低い最低クラスだが、BGMでスパロボであまり採用されない「翔べ!ガンダム」が流れる。
- 搭乗するのは少年時代のアムロである。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- 60mmバルカン砲
- 頭部に左右1対2門内蔵。原作では主に牽制や小型兵器散らしに多用されたが、ザクの装甲程度なら蜂の巣状態に出来るだけの威力がある。初めて使用した際は緊張と興奮によるパニックトリガーで弾を切らしてしまった。
- 様々なゲームで削り用の武装として登場している。『30』では発射の瞬間のライフル音も再現。
- 基本的にはバルカンは射程が短いものだが、『30』では何故か1~4もある。そのため移動後に攻撃できる武器がバルカンのみ、というのもザラに起きる。これはガンダムに限らず、ほぼ全てのMSにも該当する。
- ビーム・サーベル
- ランドセルの左右に1本ずつマウントされている近接戦用の武装。ミノフスキー粒子(を収束したメガ粒子)をIフィールドで形状化させることでビームの剣身を形成する。
- 威力も抜群で、チタン合金を一瞬で蒸発させるほどの熱を放ち、MSやMAはおろか動力炉を狙えば戦艦ですら難なく撃沈でき、挙句の果てには発射された核ミサイルの弾頭だけを両断している。
- CMアイキャッチの斬撃ポーズも特徴的であり、『A PORTABLE』の戦闘アニメはこれが元になっている。『30』ではそれに加えてサーベルを後ろに構えて画面に接近、サーベルを持つ腕を伸ばしたまま相手に接近など、見覚えのあるポーズを多数取っている。
- ビーム・ジャベリン
- ビーム・サーベルの柄を延ばし、その先端からビーム刃の穂先を形成する武装。当初はビーム発生デバイスの安全弁が閉じており使用できなかったが、アムロによって発見され、安全弁が開放されたことで使用可能になった。
- 「ジャベリン」とは投げ槍のことを指すが、劇中では投擲武装として使用されることは非常に稀で、大抵は普通の槍として使用された[5]。劇中での破壊力は凄まじく、ガウの船体を両断したり[6]、投擲したものがムサイのエンジンブロックを貫通して轟沈させたりとガンダムの武装の中ではズバ抜けた破壊力を見せた。
- 後に『UC』でジムIIIも使用している。この時使われたジャベリンの柄はジムIIIの本来装備しているビームサーベルではなく、ガンダムのそれとほぼ同じ形状をしている。
- これほどの武装だがゲーム作品で優遇されることは少なく、SRWでも採用率は低め。『A』ではビーム・サーベルより威力が低い代わりに有射程武器として設定されている。
- BAUVA・XBR-M79-07G ビーム・ライフル
- モビルスーツ用の携行式メガ粒子砲。不使用時は腰部にマウント可能。「エネルギーCAP(E-CAP)」と呼ばれる技術の確立に成功したことで小型・省力化が可能となった。一年戦争当時の戦艦の主砲クラスの威力を持ち、モビルスーツを一撃で撃破する圧倒的な攻撃力を誇る。E-CAPはビームライフル本体に内蔵されており、一度弾切れになると母艦に帰還しなければ補給は不可能[7]だったため、激戦の連続だった劇中では放棄されることも多かった。GブルではBパーツに搭載されている出力補機類がないため、ビームライフルは携帯こそしているが使用は不可能である。
- SRWでも射程や弾数の関係でガンダムの主武装となることが多い。また、『ヒーロー戦記』など一部のゲーム作品ではライフルの連射攻撃が必殺技として採用されていることもある。
- 『30』の戦闘アニメでは『逆シャア』時代のアムロがコクピットのスコープを使って狙いをつけるカットインアニメが描き下ろされている。
- なお、クローバー社製玩具『ガンダムDX合体セット』では「ラッシュ・ライフル」と表記されている。
- BLASH・XHB-L03/N-STD ハイパー・バズーカ
- 本機の実体弾兵装である単砲身のロケット弾発射筒。不使用時は腰部にマウント可能。固定弾倉式で装弾数は5発で、一撃でMSを破壊するなど威力も高い。放送当時の児童誌設定によれば、10㎞先の戦車も破壊可能。
- なお、口径については資料によって異なることが多い。主に地上戦で使用された他、ア・バオア・クー攻防戦では両手に持って出撃した。SRWではバズーカの砲身の色が白だったり灰色だったりとまちまちだったりする。
- ゲームでは2~4発と弾数がより少ないことも。『30』では初めて武装欄からオミットされ、必殺技の『連続攻撃』のモーションに組み込まれている。
- RX・M-Sh-008/S-01025 ガンダム・シールド
- ルナ・チタニウム合金製の機体とほぼ同じ長さの大盾。上部には前にかざして防御しながら射撃する際に視界を確保する銃眼スリットを有する。不使用時は背部にマウント可能。攻撃を受けた際の衝撃の拡散と吸収を目的に設計されており、三重のハニカム構造となっている。また、投擲武装としても使用可能なほど強度が高く、背部にマウントした状態で背後からマゼラ・トップ砲を喰らってもガンダム本体は無傷だった。Gファイターと合体した際にはシールドを両手に装備しており、当初は分離の際に右手のシールドを破棄していたが、後にジョイントパーツが開発され、2枚重ねで使用することが可能となった。シールド裏の色の解釈は媒体等によって異なり、『30』の戦闘アニメでは赤一色である。
オプション装備
- ガンダム・ハンマー
- 長い鎖で繋がれた棘付き鉄球[8]を振り回して攻撃する質量兵器。一撃でザクを破壊するほどの威力があるが、扱いが難しい武器。劇場版では登場しない。なお、鉄球部分にザクのバズーカが直撃しても破壊されない強度がある。前年に放映された前番組のスーパーロボットも同類の武器を使用している。
- ハイパー・ハンマー
- ガンダム・ハンマーを強化した武装。棘の鋭くなった鉄球にバーニアを取り付けており、威力も向上した。ゴッグとの戦闘で初使用され、一撃目はゴッグをダウンさせたが、二撃目はゴッグの手によって受け止められてしまっている。
- SRWでは初期は接近戦専用だったが『α』以降中距離まで届くP属性武器として、また漢の武器としてプレイヤーに愛されてきたが、『30』で初めてオミットされてしまった。
- スーパー・ナパーム
- ビームライフルの砲身下部に装着可能な4連装のランチャーから発射するナパーム弾。広い範囲を焼き払うことが可能。
- 作中では上記の様な使われ方をせず、サイド7で回収できない機体パーツを破棄するために発射ポッドごとビームライフルで撃ち抜いて着火する使われ方をした。
- そのためか、ほとんどの媒体では発射ポッドを撃ち抜く形での使用をしており、『A PORTABLE』ではナパームを敵に向かって投げつけ、ビーム・ライフルを発射することで爆破して攻撃するようになっている。
- 『A』(GBA版)では当時の演出限界のせいか、ビームライフルを撃つだけで被弾時に大爆発と大幅に簡略化されている。
その他
- 格闘
- ザクの鼻を引き千切ったり、マゼラアタックを横転させたりと優れた格闘戦術を見せる。当然ながら、SRWでは未採用。
- 『冒険王』掲載の漫画版では起動直後にザク2機を貫通するパンチを放ったり、グフのヒートロッドで腕を封じられても逆に振り回してぶつけて爆破したり、ギャロップを持ち上げて放り投げたりとアニメ以上にパワフルな格闘戦を見せている。これら原始的な格闘戦法は後年のガンダムシリーズにも受け継がれ、ついには作品全体のメインテーマが格闘戦なシリーズまで誕生している。
- メガバズーカランチャー
- 『初代』のみ登場するスパロボオリジナル装備。本来は百式の武装。
- ゲーム中では本機・百式・ガンキャノンのいずれかに装備させることが出来る隠し武器。ガンダムを最後まで活躍させようと思うなら入手は必須。
- ロケット砲
- 旧1/100プラモデルに付属していたオリジナル武装。リアルスケールガンプラにしては珍しくスプリングギミックが搭載されており、ミサイルを発射可能[9]。
- 組立説明書にこの武器は実際には使用されておりませんと明記されていた。クローバー社製のガンダムの玩具に付属していた「ハイパー・バズーカ砲(肩に装着するミサイルランチャー)」を参考に設計された武器である。バンダイ模型が放送当時スポンサーではなかったためアニメの設定資料をあまり入手できず、高額な商品に付加価値を付けようと担当設計者がサービス的に付加した武器とのこと[10]。
- 名称自体は後にフルアーマーガンダムの360mmロケット砲に受け継がれている。
- ビッグ・ガン
- 『機動戦士ガンダム』放送開始前後に発刊された児童誌などに掲載されていた武器その1。本編未使用。
- ハンドガンタイプの射撃武器で、厚さ10cmの鉄板すら貫くとのこと。ビームか実体弾かははっきりしない。
- 後のガンダム作品では同名の武装が2つほど登場しているが、どちらも名前が一緒というだけで無関係な別のジオン軍の兵器である。
- ビート・ハンマー
- 児童誌などに掲載されていた武器その2。これも本編未使用。
- ガンダム・ハンマーと同様のチェインフレイルだが、棘は鋭く長い3本のみが十字方向に伸びている。
- 『ガンダムかるた』の札の一つに採用されているほか、『冒険王版』ではこちらがガンダム・ハンマーの名称で使用されている。その際は長い棘でグフの胴体を切り裂いた。
必殺攻撃
- ラスト・シューティング
- 原作ラストにてジオングを撃破した際の再現。『CC』でレアリティXRとして初登場。その後『OE』にて武装として登場。条件を満たすことで追加される隠し武装で、両手バズーカ→サーベル→件のポーズにてライフルでトドメという内容のコンビネーション攻撃となっている。
- 一般的には劇場版のポスターに掲載された「頭と左腕を失ったガンダムが真上にビームライフルを構えたポーズ」を指すが、SRWでは流石に攻撃のたびに部位の欠損まで再現するわけにはいかないため体を大きく反らせて頭と左腕が見えにくくなるポーズで対応している。
- 連続攻撃
- 『30』で採用された攻撃マニューバ。ア・バオア・クー攻防戦仕様の両手バズーカ装備で出現し、敵機に向かって連射した後、右手のバズーカを捨てライフルに持ち替え、さらに左手のバズーカを二発撃った後敵機に投げつけ、トドメに狙いすましたライフルで敵機を撃ち抜く。投擲したバズーカはビームが当たった際の余波で爆発している。
- 最後のライフル射撃のカットインはOPのワンカットを再現したポーズとなっている。
合体攻撃
特殊能力
移動タイプ
- 陸・宇宙
- 「翔べ!ガンダム」という曲もあるが、サブフライトシステムや換装なしでの大気圏内での単独飛行は(『冒険王』掲載の漫画版以外は)不可。バーニアをふかして放物線を描いたジャンプを行うことはでき、上空にホワイトベースが浮いている際にはこの方法で帰還する。
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 勇気の印(HP毎ターン100回復)
- 『第2次G』でのボーナス。
- 全武器をバリア貫通にする。
- 『A PORTABLE』でのボーナス。同作で猛威を揮うディストーションフィールドを封殺できる。
- 運動性+20。「ビーム・ライフル」と「ビーム・サーベル」にカウンター属性追加。
- 『30』でのボーナス。一年戦争時のアムロの先読み、あるいは俗に言う「ニュータイプ撃ち」を再現したかのようなボーナスとなっている。
- 最強武器の連続攻撃には追加されない。また技能「フルカウンター」を習得していると完全に腐る。
- トロフィー「紫電一閃」を早期に狙うなら活用できるが、こだわらないならより攻撃力が高いドライストレーガーやνガンダムの準備ができるのを待つのが得策。
機体BGM
斜線の後に書かれたものは劇場版サウンドトラックでの曲名。
- 「翔べ!ガンダム」
- 初代、FC版『第2次』で採用。
- 「颯爽たるシャア」
- 『第2次G』、『第3次』、『EX』、『第4次』などで採用。
- 「哀 戦士」
- 『A』で採用。
- 「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
- 『α』、『GC(XO)』、『30』で採用。『OE』では連携攻撃のBGM。
- 「空域間戦闘」
- 『SC』で採用。
- 「ホワイトベース / 重力圏へ M43」
- 『OE』で通常の戦闘BGMに採用。
- 「いつか空に届いて」
- 『IMPACT』で採用。この作品では『ファーストガンダム』の機体はすべて『0080』の楽曲が充てられている。
名台詞(?)
- 「ぱいろっとオヨビ回路保護ノタメ、全えねるぎーノ98%ヲ放出中!」
「放熱えねるぎー、低下」 - 第18話「灼熱のアッザム・リーダー」にてアッザムの兵器「アッザム・リーダー」の放熱攻撃を食らった際に発せられたガンダムの機械音声。
- 機体のエネルギーを放出してパイロットと機体の保護を行い、アッザムの攻撃が止むとそのことをパイロットのアムロに知らせている。つまり、ガンダムに搭載されている教育型コンピューターのプログラムは自身が弱ったと見せかけて敵の油断を誘い、反撃の機会を窺っていたのである。
- よく「ガンダムが喋った」とネタにされるシーンであるが、ガンダムに搭載された教育型コンピューターの性能を示す描写であり外伝作品の『THE BLUE DESTINY』では主人公(ユウ・カジマ)が所属するMSの運用データの収集を目的とするモルモット部隊が、コロニー、宇宙、地上で激戦を潜り抜けたアムロの経験を蓄積したこのコンピューターがジャブローに届けられた結果お役御免になったとされている。[11]
対決・名場面
- ガンダム、大地に立つ!
- 功を焦り、サイド7の設備へ攻撃を開始するジーン。
- アムロは咄嗟にガンダムに乗り込み、マニュアルを読みつつ操縦を開始。ジーンが乗るザクを撃破し、続くデニムの乗るザクもコックピットだけを狙い沈黙させる。
- これが宇宙世紀初のモビルスーツ同士の戦闘となった。
- ラストシューティング
- 迷路のようなア・バオア・クー内部で、頭上方向の通路に待ち伏せてメガ粒子砲を放ってきたジオングに対し、アムロが自動操縦にセットして迎撃、相撃ちとなった一撃。この時点で、左腕と頭部を失っていたが、ビームライフルを保持していた右腕と右足も破壊され完全に戦闘不能状態になった。
- なお、あくまでこの「ラストシューティング」という名称は本編には出ていない俗称であり、映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』の予告編にて初登場した(この際は英語表記であった)。
- 過去のプラモデルでこの名場面のポーズを取らせるには改造必須であったが、2008年発売の「MGガンダムver.2.0」や2010年発売の「RGガンダム」などのガンプラでは素組みでこのポーズを取ることが可能になっている。
- なお、あまりにも有名なためか、SRWでトドメ演出になったり、別のゲームでは必殺技だったり、二体のガンダムの名を持つ機体が赤い彗星の乗る機体に対して行ったりしている。
- 『めぐりあい宇宙編』のメインビジュアルにもなっており、いかにも「ボロボロになりながらも最後の力を振り絞って発射した」という感動的なシーンに見えるが、実際の映像ではあっさり終わってしまうシーンである。さらに言えば自動操縦であり、アムロが直接操作していたわけでもない。
主な関連機体
一覧に無い機体はガンダムWikiを、「ガンダム」の名前を冠する機体はガンダムタイプも参照のこと。
強化型・バリエーション機
- プロトタイプガンダム(SRW未登場)
- 型式番号RX-78-1。ファーストロット系の1号機または一番仕様。サイド7搬入時には1号機も2号機も既に二番仕様に改修されていたとされる。一番仕様時代に限っても何度かカラーリングが変えられているが、黒と白と赤のカラーリングが有名。
- カラーリングはマジンガーZのオマージュである。
- SRW未登場だが『DD』でサーバインの例えとして名前が登場した。
- G-3ガンダム
- 型式番号RX-78-3。ファーストロット系の3号機であり三番仕様。灰色と青色のカラーリング。「マグネットコーティング」の試験機となる。
- フルアーマーガンダム
- 追加装甲・武装を装備した強化形態。
- SRWではG-3ガンダムの方が素体になることもある。
関連機
- Gファイター
- ガンダムと分離・合体できる支援戦闘機。組み合わせによって様々な合体形態が存在する。詳細はガンダム+Gファイターを参照。
- 陸戦型ガンダム
- ガンダム製造の際の不採用パーツを中心に開発された少数量産機。その為型番は1つ次のRX-79。
- NT-1アレックス
- ガンダムの正式な発展機。連邦軍が開発していたニュータイプ用(アムロ専用)モビルスーツ。マグネット・コーティングを用いて追従性を上げている。
- ガンキャノン、ガンタンク
- 同じV作戦時に開発された機体。
- ジム
- ガンダムの設計をベースに再設計された量産機。ガンダムから徹底した低コスト化・簡易化がなされている。
- ガンダム試作1号機、ガンダム試作2号機、ガンダム試作3号機、ガンダム試作4号機
- UC.0081~0083にかけてアナハイム・エレクトロニクスがガンダムを元に開発したMS群。ガンダムと同じRX-78の型番が使用されている。
- ガンダムMk-II
- ティターンズがグリプス工廠で開発させた後継機。
- ザク
- ガンダムの開発に鹵獲された物が参考にされた。ジオン軍の主力モビルスーツ。
他作品の関連機体
- ガンダムエックス
- 『機動新世紀ガンダムX』に登場。本作品は『機動戦士ガンダム』を強く意識した作りとなっており、本機はガンダムに相当する機体として登場する。
- 0ガンダム
- 『機動戦士ガンダム00』に登場。ガンダムのオマージュ機であり、アムロみたいな声の人が乗るうえにデザインも酷似している。ただし機体色はグレーだが、2nd終盤での本格登場時にトリコロールカラーに変更される。
- ガンダムAGE-1
- 『機動戦士ガンダムAGE』に登場。「伝説の機体ガンダムを模した」という設定があるガンダムのオマージュ機であり、全長・重量が同じであるほか、外見も似ている。
- 武者頑駄無
- SDガンダムシリーズの一作『SD戦国伝』の主人公。ガンダムをモチーフとしている(ことがある[12])。
- 劉備ガンダム
- 『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』に登場した、ガンダムが演者のキャラ。
- キングガンダムII世
- 『SDガンダム外伝』に登場した、ガンダムがモチーフ[13]のキャラクター。(ちなみに元祖主人公である騎士ガンダムはガンダムではなくガンダムMk-IIIがモデル)
- リアルPGガンダム
- 『OE』に登場する半オリジナルガンダム。基本設定は『ケロロ軍曹』の映画『超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!』を踏襲した形である。
- ガーディアル
- 『サンライズ英雄譚シリーズ』に登場するFT。ガンダムがモチーフ。
- ドスハード
- 『戦国魔神ゴーショーグン』に登場するドクーガメカ。ガンダムのパロディ。
- カンタム・ロボ
- 『クレヨンしんちゃん』の劇中劇『超電導カンタム・ロボ』の主役メカ。名前がガンダムのパロディ。
余談
- マップ上に顔アイコンのみが表示されるシリーズでは判別しやすくするためガンダムシリーズの主人公機には「Z」や「ν」といった文字が入れられていたが、この機体に文字が入ることはなかった。
- 参戦時のデザインで黒目が入ったり入らなかったりすることがよく話題にあがるが、SDガンダムシリーズであるかそうでないかということらしい。
- 企画段階のデザインはほぼ変わりないが、カラーリングが白一色であった。
- なお、これを見たスポンサーの玩具メーカー『クローバー』は「白一色では玩具として売れない。三色に塗り替えろ」と指示。白基調を残したかったため、胴体や各部にトリコロールカラーを塗ることで正式決定となった。
- 「ビームサーベル、頭部バルカン、ビームライフル、シールド」という装備は、基本的にガンダムシリーズ作品の大半の主役機に共通する武装である。
- ただし頭部バルカンに関しては実装されるかは他の三種と比べまちまちになっており(代わりに胸部などにバルカンの類の武装を着けている例も)、特に『00』以降のアナザーガンダムでは一切不採用になっている。
- 宇宙世紀やそれ以外の世界でも、本機の黄色いカメラアイを採用したガンダムタイプは意外なほど少ない(Hi-νガンダムや∀ガンダム、ストライクガンダムなどが代表例で、『AGE』でもAGEシステムを外したガンダム各機、G-セルフが該当)。
- 『機動武闘伝Gガンダム』では、ラストのデビルガンダム戦に特別出演しており、各ガンダムに紛れて発射するロケットに抱きついているシーンが見られる。
- 漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』における同シーンの機体は、作者の島本和彦氏がデザインしたブリキ大王に差し替えられている。
- 放映当時のガンダムは若干タレ目のデザインで描かれており、当時の視聴者からの人気はザクに負けていた。その証拠に、続編『Ζ』との間に出たMSVではザクのバリエーションが大量に出たのに対し、肝心のガンダムはフルアーマーガンダムとパーフェクトガンダムのみであった。
- クローバー製の玩具『ガンダムDX合体セット』のガンダムには肩に装備する「ハイパー・バズーカ砲」、槍と斧が組み合わさった「ソードジャベリン」といった武器が付属していたが、いずれも本編には未登場。
- しかしこれらの構想はフルアーマーガンダムなどのMSV出典の機体や、後年の作品に登場するMSの武装などに受け継がれている。
- また、このガンダムの両手は「G(ガンダム)・パンチ」という名前の拳が敵機に向かって飛んでいく武器になっていた。こちらも本編とは関係ない武装だが、後年の公式外伝漫画作品やSDガンダムにはロケットパンチ的な武器を装備したガンダムも登場している。
- 以上列挙したクローバー製の玩具『ガンダムDX合体セット』に付属するガンダムの武装は「リアルロボットという概念が希薄だった時代の産物」と評すべきものであろう。
- ガンプラブームが爆発した頃、それに便乗する形でマルイというメーカーから『モビルフォース ガンガル』なるパチモンプラモが販売されていたことは有名。
- 元々は『超合人グレンダー』なるオリジナルのロボットのキットを流用したもので、形状的にはガンダムとは全く別物であり、色も成形色の白一色である。しかしパッケージイラストはガンダム同様のトリコロールカラーで描かれており、原作を知らない当時の人間をガンダムと誤認させやすいという絶妙な姿をしていた。
- なおこのガンガル、ガンダムに似せた商品として逆に有名なためか、ガンガルそのもの或いはガンガルに酷似したものとして、プラモデルの登場する作品ではネタにされやすい。『ナイツ&マジック』のアニメ版では、ガンガルをさらに元ネタにしたプラモデル『ガーンガル』がちらっと映っている。
- 『ケロロ軍曹』の原作漫画版でも何度か取り上げられているが、アニメ版では版権の都合でダンガルに差し替えられている。このアニメの制作会社は本家ガンダムと同じサンライズなので、パクられた側がパクった側の版権に配慮するという奇妙な図式となった。
- SDガンダムシリーズの方にはガンガルがモチーフの一つとして取り入れられていると思われるキャラクターが登場している。そのキャラが「悪の魔王」であるあたり何とも意味深である。
- 80年代前半に『月刊コロコロコミック』で連載されていたギャグ漫画『超人キンタマン』には、RX-78-2そのものである「オガンダム」なるキャラが登場し、数珠を手に何かと「ナンマイダ~」と読経を唱えるギャグを連発していた。折からのガンダムブームの影響もあって、オガンダムは読者からの絶大な人気を獲得し、スクラッチモデルの紹介記事なども組まれた。
- しかし、ほどなくして作者がサンライズの了承を得ずに登場させていた事実が発覚。以降、オガンダムは「バカラス」なる別のキャラ(こちらはブライガー似のデザインだが、大幅なアレンジを施してあるのでお咎めなしだった模様)に改造されたという設定で姿を消し、単行本からも削除されるという黒歴史を地で体現した存在になった。
- なお、2011年に放送された『機動戦士ガンダムAGE』は『コロコロ』と提携。これを受けてか、2016年に『コロコロアニキ』にて連載されていた『コロコロ創刊伝説』にオガンダムがまさかの再登場、当時のオガンダムの誕生から削除までの顛末が語られた。
- 一方、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画『銀魂』ではRX-78-2の頭部にモザイクをかけただけのそっくりなロボット「
頑侍 」が登場しており、「アニメ版の製作会社が『サンライズ』のため版権は問題無い」と登場人物が作中で語っている(そもそも、アニメのオリジナルエピソードでガンダムがそのまま出たことがある)。 - サンライズ制作のアニメ『アイカツスターズ!』第19話において、作中のキャラクターがガンダムのハイパー・バズーカに酷似した代物を使用して捕獲用ネット弾を射出する場面がある。
- これはアニメ版『銀魂』の例と同じく、アニメ制作会社に因んだパロディの場面である。ちなみに、同作第51話ではさらに凄いことになっている。
- TV版『機動戦士ガンダム』放送開始から30年後の2009年に「GREEN TOKYOガンダムプロジェクト」の一環で、全高(18.0m)などのディテールを忠実に再現した1/1スケールの実物大ガンダムが東京都品川区に所在するお台場・潮風公園に期間限定(2009年7月11日~2009年8月31日)で建てられた。
- この実物大ガンダムはガンダムシリーズファンのみならず観光客に大好評であった。その後は一旦解体を経て、静岡県静岡市葵区に所在するJR東静岡駅北側の東静岡広場に設置(2010年7月24日~2011年4月1日)された。その後、東京都江東区に所在するお台場・ダイバーシティ東京プラザ内のフェスティバル広場に設置(2012年4月19日~2017年3月5日)された。
- 2018年に公開されたスピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』にガンダムが登場して、ハリウッドデビューを飾る。
- この作品ではバーチャルゲームに興じる人々がさまざまなアバターを身にまとうことで戦闘を行う設定になっており、劇中ではアバターの一人「ダイトウ」がアイテムでガンダムに2分間だけ変身し、アイアンジャイアントと共にメカゴジラと死闘を繰り広げた。
- ちなみに原作小説では主人公がウルトラマンに変身していたため、変身時間は3分間とされている。映画でも企画段階ではウルトラマンを出す予定だったが、円谷プロが当時版権問題で揉めていたために許可が出なかったので、その代役としてガンダムが出演することとなった。現在は版権問題は解決し、スピルバーグ監督も続編を作る時はウルトラマンは絶対に出したいと語っている。
- なお、ガンダムへの変身時に決めたポーズは、実はΖΖガンダムの合体時のポーズである。原作者のアーネスト・クライン氏によると「カッコイイから」との理由で採用したとのこと。
- 2020年7月3日に金曜ロードSHOW!で『レディ・プレイヤー1』が放映された際には、各ガンダム作品の公式Twitterが「俺はガンダムで行く!」を各々のガンダムの画像と共にツイートするという出来事があった。ちなみにワーナーブラザーズジャパン側からもしっかりリツイートされている。
- 2020年に、1/1スケールで手足が動くガンダム「RX-78F00 ガンダム」が横浜市中区に所在する山下ふ頭に期間限定(2020年12月19日~2024年3月31日)で公開された。
- 流石に現代の技術では歩くことはできず、腰部を後方から支持台車と固定されている。
- 映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)公開に伴い行われた「日本全国『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』行きます!」企画では神奈川県代表として同施設が選出され、キラ・ヤマトと共に映る記念イラストが公開されている。
脚注
- ↑ MS、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
- ↑ このことはガンダム派生作品である「ギレンの野望」でテム・レイと連邦士官が言っている。
- ↑ ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』55頁。
- ↑ 双葉社『第4次スーパーロボット大戦S 必勝攻略法』223頁。
- ↑ 前番組のダイターンジャベリンや後番組のトライダージャベリンなどにも同様のことが言え、その流れからこのような扱いになったものと窺える。また、当時品の玩具には大きくデザインの異なる槍が付属していた(余談も参照)。
- ↑ ガウの船体の上に着地した後にジャベリンを突き立て、そのまますり足で歩くことで船体を裂いた。しかも最後には垂直尾翼も切断している。漫画作品『フラナガン・ブーン戦記』ではこのガウはブーンも乗っていたことになっており、ブーンは脱出できたもののこの光景がトラウマになったらしくビーム・ジャベリンを手にしたガンダムがデビルガンダムも真っ青の悪魔の如き形相で明らかにガンダムより小さいガウを駆逐するというイメージが描かれている。
- ↑ 一部ではガンダム本体の出力からのリチャージが可能とされているが、出力状況に余裕がないとリチャージはされない為劇中のアムロ自身もリチャージ機能をアテにはしていない。
- ↑ このハンマーは金槌ではなく、ハンマー投の砲丸のこと。
- ↑ なお、同様のギミックはSDガンダムシリーズでは90年代前半まで非常に多くのBB戦士に搭載されていた。
- ↑ 書籍『ガンプラ開発真話』(2006年、メディアワークス)P86。
- ↑ ちなみに同作ではシミュレーターという名目でこのデータを基にしたアムロ搭乗のガンダムと戦うことも可能。ラスボス以上の鬼神の如き強さを誇り、当時のアムロの実力とコンピューターの能力を肌で感じることができる。なお、主人公のユウ・カジマはこのシミュレーターのガンダムに勝利したことが公式設定となっている。
- ↑ デビュー作である『プラモ狂四郎(SRW未参戦)』ではガンダムMk-IIをベースにしていたが、後にSDガンダムシリーズに組み込まれる際にやや曖昧となり、その後は初代ガンダムとMk-IIの折衷のようなデザインで登場することが多い。詳しくは武者頑駄無の項目を参照。
- ↑ 正確には初期の姿である「皇騎士ガンダム」がガンダムをモチーフとしている。キングガンダムII世のモチーフはパーフェクトガンダム。
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