バーナード・ワイズマン
バーナード・ワイズマン | |
---|---|
外国語表記 | Bernard Wiseman[1] |
登場作品 | |
声優 | 辻谷耕史 |
デザイン | 美樹本晴彦 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
愛称 | バーニィ |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 19歳 |
出身 | サイド3 |
身長 | 175cm |
所属組織 | |
所属部隊 | サイクロプス隊 |
役職 | 隊員 |
軍階級 | 伍長 |
バーナード・ワイズマンは『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の登場人物。
概要
愛称は「バーニィ」。学徒動員兵と思われがちだが、ハイスクールを卒業後に徴兵を受けたため、短期間ではあるが正規の訓練を受けたジオン軍のモビルスーツパイロットである。
温和で実直な性格で、アルフレッド・イズルハ(アル)と知り合ったばかりの頃は邪険に扱う事もあったが、年下のアルにとっては面倒見の良い兄貴分。新兵にも関わらず、「あと1機でエースになれる」とアルに大見栄を張る等、年頃の若者らしい面もある。
隊長であるハーディ・シュタイナーの今際の言葉にもあるように嘘を付くのが下手であり、後述の部隊壊滅&作戦失敗の大元の原因もバーニィの下手な嘘によるものである。しかし、クリスチーナ・マッケンジー(クリス)や彼女の両親には自身を「アルの異母兄」だともっともらしい話をその場ででっち上げ、その話をクリス達も信用していたところを見ると、嘘が全く付けない訳でもないようである。嘘をつくときに目を逸らす癖があり、シュタイナーがバーニィの報告を嘘と見抜いたのもそれが一因とされることがあるが、実は全く目を逸らさずに嘘をつくシーンもいくつか存在している。
アルとは作戦中ザク改を撃墜されて不時着した森で出会い、その後の偶然の再会を経て兄弟のように仲を深めていく。基地に帰還後サイクロプス隊に補充人員として配属され、サイド6リボー・コロニーでの新型ガンダムの奪取任務に組み込まれる。アルを通じてクリスとも知り合うが、初対面は強盗と間違えられてバットで殴打され昏倒するという少々情けないものであった。クリスと彼女の両親を交えた会話は長いものではなかったが、バーニィの性格に惹かれたのかクリスはバーニィが気になる存在となり、またバーニィもクリスに惹かれてお互い淡い想いを抱いていく。
NT-1アレックスを奪取するため、「連邦軍の基地に連邦兵士として偽装し侵入する」という作戦が決行されるが、彼の迂闊な発言で敵兵士に偽装を見破られ作戦は失敗、サイクロプス隊は彼を残して壊滅してしまう。一人生き残ったバーニィは、新型ガンダムの奪取ないし破壊が不可能である場合、核を用いてコロニーもろともの破壊を行う、という作戦を知る。一緒にガンダムと戦って欲しいと言うアルの嘆願を振り切りコロニーからの逃亡を考えるが、空港での出来事で戦いを決意。アルと共に修理したザク改で、圧倒的性能差に加えて武器はヒートホークのみという絶望的状況の中、煙幕とバルーンを駆使した奇襲作戦で単身NT-1アレックスに挑んでいく。
核攻撃を行う予定であったジオン艦隊は連邦軍との交戦の後投降したため核攻撃は避けられることとなったが、それを知らないバーニィは戦闘を続け、核攻撃は避けられた事を知らせようとしたアルの目の前で、アレックスを損傷させるも同時にビームサーベルでコクピットを貫かれて機体は爆散、壮絶な戦死を遂げる[2]。最後までバーニィ、クリス双方、戦っているMSのパイロットが誰なのかを知る事は無かった。
登場作品と役柄
相手がテストパイロットのクリスだったとはいえ、火器無しヒートホーク一丁のザク改で最新鋭のガンダム(NT-1アレックス)の頭部や腕を損傷させて破壊した事を考えれば、戦死せずにパイロットの経験を積めばエースになれる素質があったかもしれない[3]。また、数合わせでサイクロプス隊に配備されたにしては、アルの協力有りとはいえ単身かつ敵地でジム等の敵MSのパーツでザク改の修理を行い稼働状態まで持って行き、中立コロニーとはいえ残っていた近接武器や現地調達の物資のみでの奇襲作戦を立案・実行してみせた事から「実は優秀な工作員候補としての人員補充なのではないか」という評価も存在する[4]。それを鑑みてか近年は評価が見直されており、機体の性能に頼らずとも第一線で活躍可能な能力を持つ。
初期のシリーズ(ウィンキーソフト時代)では、「無類のザクオタク」にしてボス・ヒイロ・レイと並ぶ自爆キャラが不動の座であった。その後はザクオタクというオリジナル設定はほとんど見られなくなったものの、相変わらず原作の再現は少なめである(原作再現とゲーム上の都合との両立が難しい作品なので仕方のない面もあるが……)。ザクオタクの設定は原作ファンの反感を招く可能性が非常に高いので、話題に出さない方が賢明と言える[5]。
なお、何の因果か、声が同じであるキンケドゥ・ナウもまたビームサーベルでコクピットを貫かれている(あちらは死ななかったが)。射撃よりも近接戦闘を得意とする点も似ている。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。初登場は沖縄のビーチでロンド・ベルの女性をナンパするという、本来の性格を考えれば有り得ないとんでもないものだった。その後、シュタイナーに率いられ、DC軍の敵パイロットとして登場。隠し要素でクリスで説得するとザクとともに仲間になる。能力に関しては命中が低すぎてまともに攻撃を当てられない。他の能力もオールドタイプパイロットで強いとは言い難く、折角の幸運もPS版では努力に変更されてしまった。
- スーパーロボット大戦EX
- クリスと共にラ・ギアスに召喚される。甲児に「よお、バーニィ! お前まだそんなヘッポコに乗ってんのかよ?」と言われて、「いいじゃないか、好きなんだから」と言い返すシーンが悪い意味で印象的。ギラ・ドーガを入手した際には「やった! これでザクともおさらばだ!」と発言している(『EX』の彼曰く「ザクはあくまで趣味」との事)。習得は遅めだがSFC版・PS版共通で幸運を覚える。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 隠し要素でターン数がかさみ、ダバたちがティターンズに連行されるルートでのみクリスとペアで登場。このルートだと、ファティマが手に入る可能性があるので、仲間になる可能性は高い。性能面では大器晩成型で、序盤は頼りないが成長率は高く最終的には近攻撃はMS系トップになる。幸運持ちであるので、使いたい人はこれでMAPWを用いた大量レベルアップを狙おう。
- EDの後日談では私立探偵を開業し、クリスと結婚するので原作と比較してある意味では一番報われた作品とも言える[6]。本作にはザクではなくザク改が登場する為、そちらに乗っている。ザク改とジェガンを選択で廃棄するイベントがあり、そこでザクへの愛着を見せている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 『第4次』と同じ扱いだが、声が同じシーブックとは違って彼はボイス無しである。
- スーパーロボット大戦F
- 最初からロンド・ベル隊にいる。初めて声が入った。未だザクオタク設定をこじらせているが、本作ではまさかのDVEでその愛着を主張。格闘がまずまず高めだが、格闘武器中心で戦わせるにもジュドーかコウに任せる方がマシ。命中率を補える精神コマンドが無く、NTや聖戦士の様な特殊技能による命中・回避補正が大きく物を言う今作では、残念ながらどうやっても第一線での活躍は望めない。
- しかし、UC系パイロットで唯一自爆が使えるので、リ・ガズィやスーパーガンダムによる自爆2連発を行えるのはバーニィのみ。ライグ=ゲイオスやゼイドラムの様な大ボス級に確実かつ十分なダメージを与え得る人材の1人として重宝する。原作でのトラップを駆使した戦術を考えればバーニィらしい戦い方と言えるかもしれない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- シャア専用ザク入手イベントに関わる。クワトロ・バジーナがシャア・アズナブルであることに気づいていなかった。ザク発言が一番凄まじかった時期。
- 戦闘面はやはり『F』同様使い物にならない。自爆を活かすのならダメージ量重視のGP-03か速さ重視のリ・ガズィかで使い分けたい。加速にド根性にひらめきと自爆戦法にまさしくおあつらえ向きだが、2回行動を覚えるには補給・修理装置によるレベリングがほぼ必須。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 敵として登場し、隠し要素を満たせば終盤にフル改造寸前のザク改と共に加入する。何気に格闘は味方MSパイロットの中では上位に入る程の高さだが、他の能力値や精神コマンドもパッとしない上に、流石に加入が遅すぎて活躍させるのは中々厳しいか。自爆を忘れているのも悲しいところ。シャア専用ザクにでも乗せてあげよう。
- 仲間にならない時は、アクシズ降伏後にジュドーとの面会を申し出、リィナをジュドーの元に返す役目を担う。この時クリスもいたが、彼女の方がバーニィに対してどこかで会ったような気がすると思ったのに対し、バーニィは全く気付かなかった。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 奇襲の代わりに捨て身を覚え、より一撃の威力に特化した能力となった。パイロット能力も格闘、命中が大幅に上昇している。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『0080』が参戦しないので当然登場しないが、アラドシナリオでアラドがザクIIF2型に乗った際、ヒイロが「ザクでガンダムに挑んだ男を知っている」とバーニィらしき人物の事を口にしている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話で敵として登場、しかし説得ですぐに味方になる。説得キャラとしてはインターミッション会話も多めなので、仲間になることが前提だったと思われる。能力は格闘が高いが他の能力はスーパー系並み。さすがにただのザク改ではきついので、シャア専用ザクやGP01Fb等に乗せかえよう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- 最初から味方。ジオン軍出身しか共通点がない他作品キャラのノリス・パッカードをサイクロプス隊最後の一人として説得、仲間に引き入れ「バーニィを見込んだシュタイナーの目は間違っていなかった」と最大級の賛辞まで貰った。
- それとは別にザク関連イベントもあり、敵のガンダムかシャア専用ザクを撃墜すればFAガンダムが手に入り、それが第2部で高機動型ザクと引き換えになる、壮大な「わらしべザク」フラグである。格闘値が高く、魂か奇跡を覚えるなど優秀。ケンプファーかグフカスタムに乗せれば一騎当千の活躍も夢ではない?
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 会話ではよく登場する。回避と命中を除くパラメータの伸びが良い大器晩成タイプだが、精神コマンドが弱体化されたのが痛い。ひらめき、覚醒、魂を覚える精神パターンがあるが、その場合必中が無いのでリアル系に当たらない。残念。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 物語上は『COMPACT2』と同様。最初から奇襲が使えて最終的には魂も覚える。獲得資金が1.5倍になる強運も持ってるので、序盤はEz-8に乗せてボスキラーを任されたり、アプサラスⅡ(すぐ手に入る)などのマップ兵器持ちに乗せられたりする。また格闘が高いので、G-3ガンダム等の格闘武器を主兵装に出来るMSとの相性も抜群。さらに射撃値も(最初はひっくいが)シローやコウなどと同等以上に伸び、射撃主体の機体もいけるようになる、というより格闘も射撃もエースパイロット級になる。技量は艦長系キャラと同等以下で、命中・回避もスーパー系並に低く、おまけに弱気なのでゲームに慣れていないうちは味方が撃墜されることを考えると、玄人向けの傾向がある。命中がひっくいのに奇襲以外の命中補正系精神を持たないのもあって得意苦手がはっきりしており、活躍のさせ方が他キャラと異なる点に注意を要する。なお何故か狙撃を覚える。
- 今回はリメイクに伴いシャア専用ザクを直接入手できるように変更された。しかし、高機動型は削られたのでレア度では劣る。と言っても第1部では貴重な戦力、しっかりゲットさせよう。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 『COMPACT』以来久しぶりに最初は敵として登場、今回はBODY以外の部位全破壊でイベントが起きて仲間になる(パイロット登録は第19話クリア後)。音声も新規収録されている。キャラクター事典では本来の主人公のアルを差し置いて先に並んでおり、本作のラスボスとの戦闘前会話まである。また、仲間にせず死亡させた場合は原作のビデオレターのイベントが再現されたりと、扱いが良い。
- 『IMPACT』でも再評価による大幅な能力の向上が行われていたが、ついにオールドタイプでトップクラスの能力になり、精神コマンドも後述の通りリアル系のエースパイロット達と比肩する程のバランスとなった。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ザク改に搭乗。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- サイド6での戦闘において、他のサイクロプス隊はシャアの加勢によって逃げ延びたものの、バーニィはホワイトベース隊の捕虜となる。
- コネクト・フォースへの協力の必要性を感じながらも表立って行動がとれなかったシャアらは、これを幸いとバーニィをあくまで表向きの立場は捕虜として、ジオン公国からのコネクト・フォース参加者とする。
- 一応まだジオン軍人であるので、ジオン(ネオ・ジオン)との戦闘を拒否し、ジオン(ネオ・ジオン)の登場するステージには出撃させられない。そのため、意識しないとLv差が開きがち。クリスのNT-1とグループ出撃させられるので、グループ出撃対応ステージでレベルを上げておきたい。一応特殊部隊所属であった事を反映してか、「機雷解除」というレア技能を所持する。
- クリスが戦闘前会話で主人公扱いされているが、バーニィは主人公扱いされていない。
パイロットステータス
能力値
格闘こそいくらかは高めだが、他の能力は惨憺たるもので第一線で使うのは不可能であった。ウィンキーソフト時代は精神コマンドもロクなものが無く、ガンダム系パイロット最弱を争うような有様だった……。
しかし開発がバンプレストへ変更になると、『α』では使える時期こそ終盤数話と不遇ではあるが能力が向上。『IMPACT』では技量こそ平均レベルだが命中、回避は大きく向上し、格闘の上昇に加えて射撃もこなせるように。ついに『GC』では高い格闘にバランスの良いステータス、そして優秀な精神コマンドと一線級の能力となった。
精神コマンド
過去作品ではバランスが悪く実用的なものが少なかったが自爆をよく覚えたため、デンドロビウムやリ・ガズィ(BWS)で無償自爆させるいう役割で使用するプレイヤーが多かった。集中やひらめきがなくド根性、熱血、必中とスーパー系のような構成も多い。近年では評価の見直しに伴い優遇されており、奇襲、捨て身などレアなものを習得する事もあるが、リアル系主人公の一種のステータスとも言える魂を覚えることが多い。
原作では死亡してしまうにもかかわらず幸運を所持する事が多い。死亡展開を返上できたから、という事か?
- 第3次
- 幸運、根性、ド根性、友情、愛、熱血
- 第3次(PS版)
- 努力、根性、ド根性、友情、愛、熱血
- EX
- ド根性、友情、気合、加速、熱血、幸運
- EX(PS版)
- ド根性、努力、気合、加速、熱血、幸運
- 第4次(S)
- 根性、幸運、集中、自爆、足かせ、熱血
- F、F完結編
- 自爆、ド根性、努力、加速、熱血、ひらめき
- α
- 偵察、ド根性、鉄壁、努力、熱血、奇襲
- IMPACT
- 自爆、奇襲、ド根性、ひらめき、狙撃、魂
- GC(XO)
- 集中、不屈、努力、熱血、ド根性、魂
- かなりバランスが良く使いやすいものとなっている。
- OE
- 不屈、信頼、熱血、幸運
特殊技能(特殊スキル)
援護Lvの伸びが非常に良い。
- 第3次(PS版)
- シールド防御L3、切り払いL3
- EX(PS版)
- シールド防御L6、切り払いL6
- 第4次(S)
- シールド防御L6
- F、F完結編、COMPACT
- シールド防御L8、切り払いL3
- α
- シールド防御L8、切り払いL8
- IMPACT
- 強運、防御L9、援護攻撃L5、援護防御L5
- GC(XO)
- 底力L8、援護L3、シールド防御
- OE
- ガッツ、機雷解除、サポート、戦意高揚
エースボーナス
- 脱力(攻撃が命中すると敵の気力-10)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
- 「颯爽たるシャア」
- 旧シリーズにて。
- 「いつか空に届いて」
- オープニングテーマ。明るい曲調ながらどこか儚さを感じさせる。最終話では、バーニィとアルがザク改を修理から起動させるまでのシーンで劇中歌としても使用されている。
- 戦闘BGMとしては扱いにくい面があり、『IMPACT』では大胆なアレンジが行われたが、『GC(XO)』等以後の作品では原曲に準拠した仕上がりとなっている。
人間関係
- アルフレッド・イズルハ
- 撃墜されて不時着した際に出会う、兄弟のような関係になる。しかし、最後は悲しい別れを迎える事になる。
- クリスチーナ・マッケンジー
- お互い淡い想いを抱くが、敵軍の兵士である事を知らずに戦う事になり、最後は彼女に討ち取られる。
- 一方、『コミックボンボン』で連載された漫画版では、アルの持っていたクリスの写真を見て「綺麗だな、アルの姉さんか?」と呟くだけで、彼女と直接顔を合わせるシーン自体が無い。
- ハーディ・シュタイナー
- サイクロプス隊での上官。「バーニィはウソが下手」とは彼の弁。
- ガブリエル・ラミレス・ガルシア
- 同僚。バーニィにはきつく当たる事も多かったが、内心では心配していた。
- ミハイル・カミンスキー
- 同僚。
- アンディ・ストロース
- 前任で、彼の死を受け補充要員としてバーニィが配属された。
- 当然原作での面識は無いが、スパロボでは共に戦う機会も多い。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- セイラ・マス、ファ・ユイリィ
- 『第3次』では、沖縄で海水浴していた彼女達をナンパする。
- ハマーン・カーン
- 『α』では、ロンド・ベルとの最終決戦直前に彼女からリィナを預かり、負けそうになったらロンド・ベルに投降するよう頼まれる。
- リィナ・アーシタ
- 『α』では、ハマーンから彼女を託される。
- ノリス・パッカード
- 『COMPACT2』と『IMPACT』で彼の説得に関わる。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『IMPACT』ではG-3ガンダムとシャア専用ザクを入手した事で、大はしゃぎして喜ぶ姿を見た彼から若干、引き気味ながらも苦笑される事に。
- レイン・ミカムラ
- 『IMPACT』ではG-3ガンダムとシャア専用ザクを入手した際に、彼女に2機を修理してもらう事に。
- ヒイロ・ユイ
- 『第2次α』で彼に「ザクでガンダムと戦った男」として語られる。
- (『第2次α』当時は語られていない後付け設定であるが)リーオーに誰よりも誇りを持っていたヒイロにとって、ザクでガンダムタイプに戦いを挑むバーニィの姿は感銘を受ける部分があったのかもしれない。
スーパー系
- 獣戦機隊(藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮)
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では、序盤からクリスと共に彼らの所属する獣戦機隊基地に配属される。過去の経歴が不明な点やザクを愛機としている点を訝しく思われるが、共に戦っていく事となる。
- マイク・コイル
- 『COMPACT2第1部』及び『IMPACT』では、彼の愛機である爆竜を「カッコいい」と賞賛する。
バンプレストオリジナル
- アラド・バランガ
- 直接の面識は無いが、ヒイロからザクでガンダムと戦った男の話を聞かされている。彼もバーニィと同じく未熟であるものの、大きな潜在能力を感じさせるという共通点がある。
名台詞
- 「当然。俺もあと1機落とせばエースってとこでやられちゃってよ」
- 第3話より。自分を羨望の眼差しで見つめるアルに対して見栄を張った台詞。実際は新兵という事に加え、初陣はすぐに撃墜されているのでまともな戦闘経験は無い。
- 後にサイクロプス隊の面々の前でアルが「バーニィはあと1機でエース」と発言した為に赤っ恥をかく事に。
- しかし、後にこの嘘を言い通すかのようにバーニィはたった一人でNT-1アレックスに戦いを挑む。まぁ、バーニィファンのスパロボプレイヤーは本当のエースにしている事であろうが…。
- 「最高だね。今頃街は雪で真っ白だろうな」
- 第4話より。連邦軍施設に潜入した際、警備兵との雑談で「シドニー生まれのシドニー育ち」を自称した上での失言。
- 作中の暦は12月で、南半球にあるシドニーは当然夏である。この発言によって潜入が露見し、作戦は失敗する事となった[7]。
- その程度の事で疑う件について「連邦兵によるスペースノイドに対する偏見の現れ」とする意見もあるが(そもそも地球連邦軍にもスペースノイド出身者はおり、さらに言えばシロー・アマダのようにジオンに故郷を破壊された人物も多数いる)、「サイド6が新型ガンダムのある場所という事情もあるので、それだけスパイ対策に躍起になっていた」とも受け取れる。そもそもその正体がスペースノイドか否か以前に、軍事機密の塊のような場所へ明らかに嘘をついている人物が入り込んでいるということ自体が問題なので、連邦兵の対応は当然のことと言えるだろう。(事実として取り調べを受けた末に正体が露見している)
- また、シドニー生まれと誤魔化す羽目になったのも、連邦兵からジオン訛りが混じった発音を「おたく、訛りあるけどどこの出身だ? オーストラリア辺りの出か?」と聞かれて慌てて誤魔化したのがきっかけである。他にも「見ない顔だな」と言われた際にもシュタイナーが「一週間前に着任したばかり」と説明していたため、怪しまれるのも仕方がないだろう。
- 「アル、いいかい? よく聞いてくれ。」
「この包の中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。このコロニーが核ミサイルの目標になった訳を知る限り喋った」
「もし…俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。」
「俺が直接、警察に自首しようかとも思ったんだが…なんていうか…そうするのは逃げるみたいに思えて…ここで戦うのを止めると…自分が自分では無くなるような…」
「連邦が憎いとか…隊長達の仇を討ちたいとか…言うんじゃないんだ…うまく言えないけど…アイツと…ガンダムと戦ってみたくなったんだ…」
「俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよく分かんない」
「アル、俺はたぶん死ぬだろうが…そのことで…連邦軍の兵士やガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。彼等だって俺と同じで自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ…」[8]
「無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分の事を責めたりしないでくれ…」
「これは、俺の最後の頼みだ。」
「もし、運良く生き延びて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。会いに来る、約束だ」
「これで、お別れだ」
「じゃあな、アル。元気で暮らせよ。クリスによろしくな」 - 第6話エピローグ。バーニィの遺言とも言えるビデオレターより。
- このビデオを見たアルは戦争の終わりを告げる学校集会にて「あくまでも戦争は自分達とは別世界の出来事である」という他の生徒達とは異なり、一人大粒の涙を流す。戦争の現実と残酷さを知り、大切な友人を失った少年は大きく成長していく…。
- 『GC(XO)』ではバーニィ生存の条件を満たしていない場合、DVEで再現される。同作ではサイクロプス隊の全滅は描かれるが核攻撃計画はオミットされており、「サイド6を守るため」という要素が薄くなっている分「一人の戦士としての戦い」が強調された展開となっている。
- 一方、小説版ではバーニィの「これで、お別れだ」の台詞が無く、彼が奇跡的に命を取り留めた結末の伏線になっている(余談も参照)。
- なお、バーニィが嘘をつく際は必ずしも目を逸らすわけではないというのは上記の通りだが、このシーンに関しては目を逸らす癖が意図的に取り入れられており、どのタイミングでカメラを静止しているか、どのタイミングで目を逸らすかにも注目すると、よりバーニィの内面に迫ることができる。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「あれ、見てわかんない? ナンパだよ、ナンパ! あ、そこのロングヘアの彼女、かわいいね! あ、オレ、バーナード=ワイズマン。バーニィって呼んでよ」
- 『第3次』「シーサイド・パニック」にてバーニィがクリスをナンパした時の台詞だが、ロンド・ベル隊の面々には邪険にされ、セイラには軟弱者扱いされてしまう。
- 原作のバーニィはクリスとの接し方を見る限り、恋愛に関してどちらかというと奥手な青年である。…にも関わらずチャラ男のようなこの発言、どう考えてもキャラクターが崩壊している。
- 「カプールとギラ・ドーガか! ラッキー、これならオレにもあつかえる!これでザクともおさらばだ!」
- 「いいじゃん、ザクはあくまでシュミ。実用的なのがあれば、そっちを使うさ」
- 『EX』マサキの章「コーラルキャニオン再び」より。「ザクオタク」扱いされがちな旧シリーズだが意外とドライである。
- そもそも原作ではザク改しか使える機体が無かっただけで別にザクを趣味としているわけではないのだが…。
- 「ザクのどこが悪いんだよ!」
- 『F』スーパー系第5話「謎の刺客!敵はガンダム!?」より。何故かDVEになっており、『F』における重篤なザクマニアぶりを象徴している。
- 『GC』でもザクタイプに乗せていると戦闘中たまにこの台詞が出る。無論、原作ではこんな発言はしていない。
- 「ザクだからって、なめるな!」
- ありとあらゆるザクでこの台詞をしゃべる。シャア専用ザクでも、ザクIII改でも。もちろん、これも原作では発言していない。
- 「ク、クリス、ああいうのがタイプなのか!? ま、まぁ、人の好みにケチをつけるつもりはないけど‥‥やっぱり年齢の近いほうがなにかと楽しいと‥‥」
- 『F完結編』宇宙ルート「灯火は炎となりて」より。
- 碇ゲンドウへの悪印象を話すアムとキャオに「意外とモテるかもよ?」と発言したクリスへの反応。何気無い一言に対してこの動揺ぶりである。碇ユイとの声優ネタの側面もありそうなのだが、バーニィが知る由もなく。
- 「RX-78と…ザクのS型だっ! の、乗りたい…」
- 『COMPACT2』にて、ガンダムとシャアザクが敵増援に来た時の一言。
- 『COMPACT2』では乗れないが、『IMPACT』では晴れて搭乗可能。これ以降、ザク好きはなりを潜める。
- 「守らなければいけないものがわかっているのに、それを捨てて死ぬのが格好いい軍人なのか! そんなのは間違ってる!」
- 『COMPACT2(IMPACT)』第1部地上激動編第21話「嵐の中で輝いて」に於けるノリスを説得する際の台詞。
- 「ザクオタク」の汚名を返上した瞬間で、ようやくスタッフに本来の人格を理解してもらえたと言える。
- 「リアルロボットだって結構いいだろ? ほら、このザクとか特に」
- 『IMPACT』第22話「気が付けば『お約束?』」における「ナナフシ破壊作戦」より。ガンドール隊からの応援部隊がリアルロボットを主軸とした面々だった事に不満を漏らすガイへ、愛機の魅力を語る。
- そもそも「リアルロボット」という発言そのものが、ややメタフィクショナルであるかのような気がしなくもない。
- 「クリスがG-3で、僕がザク… これで決まりでしょ?」
- 『IMPACT』にて二機とも鹵獲に成功した場合、「誰が乗るか?」という話題で。自分が乗りたいだけ…と思いきやよくよく観れば先にパートナーを推薦する気の回した意見。
- 実際はセリフだけであって、クリスがG-3ガンダム、バー二ィがシャア専用ザクで固定されてしまうという制約はない。乗換は自由…ではあるが、本作において射撃が得意なMSパイロットはいくらでもいるが格闘が得意なMSパイロットは貴重なので、格闘が高いバーニィはG-3の方が向いている。
- 「少なくともタイヤキの分くらいは働いてみせるぜ」
- 『XO』第20話「新たなる宇宙へ」にて追加された強制出撃時での台詞。あの「およげ! たいやきくん」が元ネタ…かどうかは不明。
- 冗談めかした台詞だが、この鯛焼きのおかげでホワイトベースに民間人も乗っている事に気付かされている。ちなみに、この鯛焼きは郁絵ちゃんのお手製。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
- ザク
- 『第3次』、SFC版『EX』で搭乗。PS版『EX』ではザク改に変更。
- カプール、ギラ・ドーガ
- 『EX』にてシュテドニアス軍から奪取した機体に搭乗を志願。
- シャア専用ザク
- 『F完結編』にて暗礁宙域を漂流していたのを「勘頼り」で発見。クワトロから正式に譲渡してもらう。『IMPACT』では自ら鹵獲したベンメルコレクションの機体に搭乗を志願。
- ジム・スナイパー
- 『XO』。
余談
- 小説版『0080』では結末が変更されており、小説版エピローグではバーニィが奇跡的に一命を取り留めている(ただし、アルはこの事実を知らない)。
- この事について、作者である結城恭介氏は「批判を受ける事も覚悟の上で、あえてこの結末にした」と巻末のコメントで述べている。
- 一方で「ザクに乗ってたやつは?」「バラバラに吹っ飛んじまってる。ミンチよりひでぇよ」という部分は変更されていない。
- 後付け設定作品とは言え、主人公でないにもかかわらず宇宙世紀の歴史の超絶大きな分岐点を握る超重要キャラクターである。バーニィがアレックスを破壊しなければシャアはアムロに無様に敗北して死亡していたのが目に見えていたため、『Zガンダム』『逆襲のシャア』に繋がらなくなるのである。主役級とはいえ、主人公でない新兵がここまで重要な分岐点になるキャラと作品はそうそうないだろう。
- 一方でタイトルの『ポケットの中の戦争』が『0080』での一連の事件は「全体からすれば些細な一事に過ぎない」という意味の場合は、アレックスは襲撃がなかったとしてもそもそも終戦に間に合わなかったと解釈できる。
- 量産機を駆ってガンダムタイプの機体を撃墜したパイロットはガンダムシリーズでも複数人存在するが、目立ったカスタマイズもない本当の意味での量産機で、さらに単機でガンダムを撃墜できたのはシリーズを通してバーニィのみである。
脚注
- ↑ キャラクター、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』公式サイト、2022年2月2日閲覧。
- ↑ 現場検証を行った連邦兵曰く「ミンチよりひでぇよ」との事。
- ↑ 実際、ガンダムのシミュレーションゲームである『ギレンの野望』で育ち切ったバーニィのステータスは指揮と魅力以外、シュタイナーを上回る。そこまで鍛え上げるのが大変なのだが…。
- ↑ 後付にはなるが、バーニィが実行したダミーバルーンによる目くらましはグリプス戦役以降の標準戦術の一つとなっている。
- ↑ そもそも原作では搭乗出来る機体がザク改しかなかったために修理を行って使用しただけの事であり、バーニィがザクという機体そのものに愛着が有るという描写は一切無い。
- ↑ SDガンダムシリーズのドラマCDにも、クリスが探偵事務所を営業しているものが存在する。ただしクリスの相棒はバーニィではなくハサウェイ
- ↑ なお、宇宙世紀におけるシドニーは一年戦争初期のコロニー落としでクレーターと化しているが、これは後年の作品(OVA「0083」など)において追加された設定である。このため、警備兵は「シドニーは存在しない」事ではなく「季節が違う」事でバーニィの嘘を悟る。
- ↑ 「死ぬだろうな…」とも聞き取れる。小説では"~が"となっているがアニメは台本や字幕で確認が不可能なのでどちらかは不明。"~な"の方が覚悟の強さを感じ取れる。
資料リンク
|