アスラン・ザラ
アスラン・ザラ(Athrun Zala)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:石田彰
- 種族:地球人(コーディネイター)
- 性別:男
- 生年月日:コズミック・イラ55年10月29日
- 年齢:16歳⇒18歳(DESTINY時)
- 身長:170cm⇒174cm(DESTINY時)
- 体重:63kg⇒60kg(DESTINY時)
- 星座:さそり座
- 血液型:O型
- 出身:プラント ディセンベル市
- 所属:ザフト→オーブ連合首長国→ザフト→オーブ連合首長国
- 階級:ザフト赤服→ザフト特務隊→オーブ軍→ザフト特務隊(FAITH)→オーブ軍
- 得意なもの:電子工作
- キャラクターデザイン:平井久司(シリーズ共通)
概要
『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。双方の作品にて主役クラスの重要人物であり、キラ・ヤマトの親友。福田監督曰く「第二の主人公」。
ザフトの赤服に選ばれただけあり戦闘技術は非常に高く、モビルスーツの操縦技術や白兵戦などトータルバランスではキラやシンよりは上である。
特にモビルスーツの操縦技術においては、作品の主人公でないことから作中の描写不足な部分は否めない。しかし、SEED時代でのキラとの戦いでは最後は互いに唯一本気で殺意を抱き戦った上で、自身も機体を失ったが勝利を収め、DESTINY時代の最終決戦時においてのシンとの戦いでもシンが精神的に追い詰められていたとはいえ、こちらも勝利している。実力を発揮できないのはアスラン自身の心理的な動揺(仲間への配慮)が大きく、本気で戦えば(殺意があれば)キラやシンとは互角以上といっていいだろう。このように描写不足のため、媒体によっては『純粋な戦闘力ではキラやシンに一歩劣る』と書かれているものもある。フリーダムガンダムに撃墜された時には機体をまったく制御できないまま数百メートル上空から海に落下したはずだが、命に別状はなかった(監督曰くセーフティーシャッターのおかげらしい)。
一方、生身の戦闘能力では相手を確実に仕留める能力があり、SEED時代では銃を持ったカガリにナイフで勝ち、DESTINY時代でもルナマリアの射撃訓練で百発百中の手本を見せる、ミーア暗殺部隊をキラと2人で全滅させるなど、常人離れした活躍を見せている。
機動戦士ガンダムSEED
プラント国防委員長(後の最高評議会議長)パトリック・ザラの息子で、ザフトの軍人。当時の最高評議会議長であるシーゲル・クラインの娘であるラクス・クラインは婚約者に当たる。
かつては月のコロニーで留学し、親友となったキラ・ヤマトと楽しい日々を過ごしていたが、情勢が変わった事で父にプラントへと戻される事になる。その後、地球連合軍が農業プラント・ユニウスセブンを核攻撃した「血のバレンタイン」で、母親であるレノアを亡くした為、ザフトに志願入隊する事になった。
兵士養成学校卒業後は、エリートの集まりとしても有名であるクルーゼ隊に所属し、ヘリオポリスでのガンダム強奪作戦に仲間たちと共に参加。連合軍の開発した4機のガンダムの一機であるイージスガンダムを奪取したが、図らずもヘリオポリスの工業学校の学生となっていたキラと、再会してしまう事になる。
以降は、友人達を守らなければならないキラの都合もあって、戦場で幾度も刃を交える事となる。キラと敵対する立場に苦悩していたが、紅海でのカガリとの出会い等により、次第に自分のやっている戦争に疑問を持ち始める事になる。そして、オーブに潜入した際に、キラと偶然にも遭遇してしまった事で、一層自分の行いに迷いを強める事になったが、互いの戦友を死なせてしまった結果、キラと壮絶な死闘を演じる事になり、最終的にはイージスでストライクに組み付いて自爆を行い、脱出する。しかし、結局その先にあったのは後悔だけであり、再会したカガリと互いの本音をぶつけ合った後、プラントへと帰還する事になる。
プラントへの帰還後、ラクスがフリーダムガンダムの強奪の手引きを行ったという事実に衝撃を受ける。更に父・パトリックからは、ジャスティスガンダムに乗って、フリーダムだけでなく、それに関わった人間や組織の全てを完全に抹殺するという、戦略も何も無い、無差別殺戮に等しい命令を下される事になる。そして、劇場で再会したラクスからは、キラが生きていてフリーダムで地球へ戻った事を聞かされる事になり、もう一度会って話し合う事を諭されたアスランは、ジャスティスに搭乗して地球へと降下する。
地球に降下してからは、マルキオ導師と接触した後、地球連合軍と交戦状態にあるオーブへと向かうが、既に父の意思に賛同できなくなっていたアスランは、キラ達と一緒に戦争終結の為に戦う事を選ぶ。再び宇宙に上がってからは、一度はパトリックの元へ向かい、何とか話し合おうとするが、彼はナチュラルを滅ぼす事で戦争を終わらせるという狂気に取り付かれてしまっており、息子の自分にまで銃を向けた為、完全に決別する事となった。
キラ達の元へと戻ってからは、三隻同盟の主力の一角として戦い続け、ジェネシスによる地球の殲滅を防ぐべく、カガリと共にヤキン・ドゥーエへ突入するが、そこにあったのは、目的の為に味方をも犠牲にしようとした末に、レイ・ユウキと相打ちで命を落としたパトリックの姿だった。彼が最後までジェネシスによる地球の殲滅を行おうとしていた事に気付いたアスランは、内部でジャスティスを核爆発させる事で、ジェネシスを破壊しようとする。しかし、自身も共に死のうとしていたが、カガリによって「生きる事が戦い」であると叱咤され、彼女と共にジェネシスから脱出。停戦の申し出を聞いたアスランは泣きながらカガリと共に抱擁を交わし、トリィの後を追って、宇宙を漂流するキラを発見するのだった。
SEED時代では搭乗機体を片っ端から自爆させた事でも有名。また、後継機を経る毎に機体が地味になっていくのも印象的である。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
前作から2年後、オーブ連合首長国で「アレックス・ディノ」と名乗り、政界で悪戦苦闘するカガリを守るべく、彼女のボディーガードを勤めていた。
そんな中、視察の為にプラントのアーモリーワンへ向かったカガリに同行する形で、自身も赴く事になるが、そこで最新鋭のMSシリーズである「セカンドステージ」がファントムペインによって強奪される事件や、サトー率いるザフトの脱走兵達によってユニウスセブンの破片が地球に落とされた事件であるブレイク・ザ・ワールドに巻き込まれる事になる。また、その最中でプラント代表ギルバート・デュランダルからは素性を見抜かれてしまっている。
一度、地上のオーブへ帰還した後、自らの意思で再びプラントへ赴き、デュランダルと対面。自らの父を信奉する者達がユニウスセブンを落とした事に慟哭したアスランは、その心の隙をデュランダルにつけ入れられてしまう事になり、デュランダルのもっともらしい正論やかつての戦友であるイザーク、ディアッカの言葉を受けたアスランは、ザフトに復帰する決意をする。
FAITHとしての地位を与えられる形でセイバーガンダムを受領し、ミネルバの作戦士官として迎えられるが、脱走同然の形で抜けた身で特務隊の地位を与えられて復帰したアスランの存在を歓迎しないクルーも少なからずいた様で、特にシン・アスカからは事ある毎に反発されていく事になる。更にキラやカガリ達が第三勢力として戦闘に介入するようになり、彼等からラクスの命が狙われた真実も告げられるが、ハイネ・ヴェステンフルスの死を間接的に招いてしまった事から、キラ達の行動に納得の出来なかったアスランは、物別れで対立する事になってしまう。
キラ達と別れた後、クレタ島沖の戦闘で再び戦闘に介入してきた事から、キラのフリーダムガンダムの前に立ちはだかるが、カガリのオーブを守りたい思いの為に戦う覚悟を固めていたキラに対し、アスランは迷いによって中途半端な覚悟になってしまっていた上に、自身の行動がカガリやオーブに責任を擦り付けて戦争を言い訳にしてオーブと戦っているという事実を突きつけられてしまった結果、乗機のセイバーを完全に破壊されてしまった。
クレタ島沖での戦闘後、撃墜されてしまった上にセイバーを失ってしまったアスランは、次第に周囲に認められ増長していったシンから反発されるだけでなく、八つ当たりに近い形で馬鹿にされ続ける事になってしまったり、エンジェルダウン作戦の中止をタリアに要請しても冷たく突き放されたり等、悩むあまり、周りの見えない行動が多くなってしまう。そしてエンジェルダウン作戦後には、シンの挑発を受けるあまり彼を殴打してしまい、ミネルバ内でも孤立を深め、悩むあまり自室に塞ぎ込む日々が続く事になった。
そんな中、ジブラルタル基地でデュランダルと再会したアスランは、デュランダルの性急過ぎる行動に疑問を投げかけるも、結局は正論で言い返されてしまい、逆に不穏分子とみなされ追い込まれた形で脱走する事になってザフトを離反する。その際、追跡してきたシンの駆るデスティニーガンダムに撃墜され、オーブに戻っていたアークエンジェルに保護されるも、負傷から暫く戦線を離脱する。その後のザフトによるオーブ襲撃の際、キラと共に地球へ降りてきたラクスに諭され、新たな力であるインフィニットジャスティスガンダムを駆り、再び戦場に舞い戻る。
オーブ戦後、デュランダルや彼の言葉に動かされて戦い続けるシンを止める為に、アスランはオーブ軍所属として、アークエンジェルに乗艦し、宇宙へと上がる。しかし、コペルニクスにてミーアからの助けを求める手紙を受けたアスランは、キラやラクスと共にして居場所へ向かい、そこでデュランダルの部下であるサラに唆されたミーアを助け出そうとするも、彼女はサラの凶弾からラクスをかばって命を落とす事になり、無理にでも連れ出さなかった自身の甘さに後悔することになった。
その後、デュランダルによってデスティニープランの導入実行が宣言された際は、キラやラクスと共にそれに反対する陣営の一角として奮戦。戦場で再び遭遇したルナマリアのインパルスガンダムやシンのデスティニーを退け、ミネルバのエンジンを破壊する形で沈黙させた後、ムウ・ラ・フラガのアカツキと共にレクイエムの砲身を破壊して、オーブへの攻撃を防いだ。
『選ばれた未来』等では、戦争終結直後にシンとルナマリアの二人を回収する。オーブの慰霊碑にて、シンをキラと対話させる事に貢献した。その後は、オーブ軍に所属し続けている模様。
『機動戦士Ζガンダム』のクワトロのオマージュもあり、初期は「アレックス・ディノ」と名乗っていたが、わずか数話でこの偽名は使わなくなる。
キャラクターとしての総評
生真面目な性格のため、様々な物事に対して巧く立ち回る事が出来ず、更に本人は良かれと思ってやった事が、実は誰かの思惑によるものだったり、既に状況が変わっていた為にやたらと間が悪くなる結果になってしまったり、本来のやるべきはずだった事を放棄してしまう本末転倒な事態を招いてしまうなど、その事で苦悩する場面が多い。
最終的には自らの進むべき道を見つけているが、キラやラクスの考えを認めた訳ではなく、また結果的には祖国プラントを二度裏切り、オーブも不本意な形で一度裏切る事になってしまう形となり、本来ならば導くべき存在だったシンと対立せざるを得ず、カガリとも立場的に離れざるを得なかった。
誠実な人柄故か多くの女性に好意を寄せられるが、本人は誰か一人に選ぶことができなかったため、前述の立場がはっきりしない振る舞いと合わせ優柔不断と言われる原因になっている。女性関係がクローズアップされがちだが、どちらかというと彼が上手くいかないのは人間関係全般であり、その意味では歴代「ガンダム」随一の苦労人と言える。
もっともアスラン一人の力では打開するのが難しい状況は多く、作中での立場上多くの人間と出会っているものの、よき理解者であったニコルやハイネを失い、周囲の大人も父のパトリックを始め、クルーゼやデュランダル等、アスランとは相反する考え方の人物が多く、友人であるキラとも考えがずれていた面があり、彼を導く、あるいは支えるべき存在が少なかったのも事実である。ザフト所属時はSEED・DESTINY含め、「信じるべきもの」と「信じたいもの」が対立関係になっているために精神状態が不安定となり、その結果として立ち回り方も複雑なものとなってしまっている節がある。
DESTINYの後はオーブ軍に所属したようだが、続編があるならば色々な意味でその動向が注目される人物といえる。
他媒体での描写
小説版ではその苦悩やザフトを脱走する時などの心理描写が多く補完されており、よりいっそう悩んでいるイメージが強い。ボンボン版ではシンと信念を賭けた激しい死闘を繰り広げるなど、戦士としての側面も多く描写されている。
特に主人公として描写されたガンダムエース版『THE EDGE』(久織ちまき・著/角川書店)では、シンの苦悩に気づいてやれなかったこと、自分がシンを知らないうちに追い詰めてしまっていたことなどが描写され、高い評価を受けている。
登場作品と役柄
どの作品でも常に高い能力を持つが、乗機がいまいちなことや立場上参戦がやや遅い点もあって、主力としてはパンチに欠ける感がある。また、たまに魂を持たないことがあるので最大火力で一歩譲る。小隊の指揮官だった事もあるのに、指揮官として目立った活躍をしなかったからか、指揮官技能を持っていないか、低レベルのままである。ただし、小隊長能力(隊長効果)は「小隊移動力+1」が含まれており、小隊の進軍を牽引する事が出来る。部隊の最高指揮官ではなく、あくまで前線の指揮官だった事を上手く再現していると言えるだろう。
またキラとシンの二人が色々とイベントで目立つ反面、彼の場合はイベント面でも影が薄くなりがちな傾向(ボスクラスの敵との戦闘前会話もシンとキラがしっかり用されているのに対しアスランは対象外の場合が多い)であるが、周囲に経験豊富な大人も多い為、原作ほど苦悩は無い。DESTINY名義で参戦すると原作でモテまくったせいか異性絡みで疑惑の眼差しを向けられることも…。また、キラとシンはスパロボ補正で色々と補完されているのだが、アスランにはあまりその恩恵が受けることはなく、特にZでは殆どアニメ版のままであった(おまけにシンを導く役回りがカミーユに変わってしまっているのである意味アニメ以上に扱いが悪いとも取れる)。UXでは遅ればせながらようやくその補正を最大限に受ける事となった(後述)。ところが、第3次Zでは時獄篇では会話のみの登場で自軍入りすらしない、天獄篇では召喚ユニットへ降格という有様になってしまった…。
劇中で高機動の機体に搭乗していた事を反映してか、加速や迅速などの移動力が上がる精神を持っている事が多く、また搭乗機体の移動力も高い為に第3次αやZでは小隊員として、KやLではパートナーとして、進軍速度を上げるのに重宝されている。劇中では度々愛機を自爆させているが、今の所「自爆」を持っていた事は無い。
なお、近年の作品ではなかなか石田彰氏による台詞の新規収録がされない。そのためシンやキラは名有りのボスキャラクターに特殊台詞を喋るのに対しアスランのみ凡用台詞しか言わない、なんてこともザラにある。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- SEED準拠で初参戦作品。大体原作通り。中盤でジャスティスに乗って仲間に。セレーナ編のみ、序盤でイージスを使える。今のところ、イージスを使えるのはこの作品だけ。中断メッセージでは声優ネタを披露しプレイヤーを驚かせた。レベル差が無ければ能力値自体はキラとほぼ一緒だが、獲得PPの分だけキラの方が強い。直撃に加速と小隊員向きな精神コマンドを覚えるあたり、ある意味「永遠の二番手」っぽくはある。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- DESTINY準拠。基本的に原作通りだが、彼が原作で苦悩していた部分はオマージュ元のクワトロがアドバイザー役を務めてクリアしている。ランド編第38話ではその迷いが命取りとされ、自軍パイロットの主役級パイロットから批判が出ている。セツコ編でも優柔不断な態度が悪化して批判を受けている。特筆すべきはキャラクター事典で、アレックス・ディノ名義、ザフト所属、オーブ所属時、それぞれの項目が設けられている。さらにクリア後にはなんと「女性関係でトラブルが多い印象がある」と書かれてしまう。
- パイロットとしても十分強く、貴重な迅速と小隊長能力が「小隊の移動力+1」、技量が高く援護攻撃もL4まで覚える。乗り換えてからは再攻撃を取得するとキラの弱点を補える。
- セツコ編では途中離脱はあるものの珍しく序盤からいて比較的長期間使える為に、養成の関係上Wと並んで強くなる。参戦期間の長さを活かして様々な技能を追加して、援護の鬼にする事も可能。ただし、前半の乗機であるセイバーがALL射撃武器を主軸に戦う機体である一方で、後半の∞ジャスティスは合体攻撃以外の全体攻撃はなく、単体格闘武器が主体となるため、小隊長として使う場合はどのように育成するべきか悩まされる。
- 総じて戦力的には運用次第でどうにでもなるが、シナリオ面での扱いはほぼ原作通りなのでおそらく歴代で一番悪いと思われる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 本作では宇宙ルート第25話「新たな来訪者」から加入。キラ、シン、ルナマリアと哨戒任務中に時空震動に巻き込まれZEXISが存在する世界に転移してくる。次々と合流するZEUTHの面々のリーダーポジションを精一杯果たそうとしている。援護攻撃を何故か失ったが、最初から習得している援護防御と愛機∞ジャスティスのVPS装甲の相性が良く、次元獣相手の際には重宝する。魂は無いものの、キラとの合体攻撃が強力なので、攻撃面でも十分戦力になる。支援要因の援護防御を習得している辺り、シンとキラのサポートがメインになったのだろう。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- キラと同様、本作のニコル特尉ポジションを担当、レディ説得後でガンダムを取り戻し、キラと共にZEXISと合流。人造次元獣ルーク・アダモンP戦でアスランが見た幻影は、SEEDの方のニコルも居た。前作にてオズマから下された「有害認定」をまだ気にしているようで、後半であるシーンでマルグリットを助け出す。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ルナマリアとプラントに残留して別行動しているため、味方部隊には合流せず。初の自軍不参加となった。インターミッションにはたまに通信で登場しており、ストーリー後半では裏方として活躍しているようだ。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ストライクフリーダムガンダムの召喚ユニット扱いながら、終盤にて自軍部隊に合流。新たにフェイスアイコンが書き下ろされている。
- やはり「有害認定」を気にしており、AGから「女殺しの有害マン」呼ばわりされてついに怒る。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 基本的に原作通りで、シン達と共に序盤、一度スポット参戦して、その後、原作通りにグフイグナイテッドを強奪してザフトを脱走する。が、ギリギリでAフォースと合流できたため、撃墜されずに済む。その後、宇宙でラクスがピンチになったとき、キラは原作通りルージュで出て行くが、今回は負傷していないためグフでついて行き、原作ではキラがストライクフリーダムに乗るところで、彼もインフィニットジャスティスに乗る。ちなみに、ここはこのゲーム唯一のDVEがある。
携帯機シリーズ
携帯機シリーズの『DESTINY』参戦時は、毎回必ず「アレックス・ディノ」の偽名を使っている。
- スーパーロボット大戦J
- SEED準拠。原作通り。コーディネイターが技能となり、イージスにマップ兵器と必殺技(ゼロ距離スキュラ)が追加されたので手強くなった。味方としても強いが、第3次αと違いジャスティスがストライクの改造を引き継がないので、使われないことも。今回から、ジャスティスガンダム (ミーティア)にもキラとの合体攻撃が追加された。ちなみにSEEDが発動すると、総合能力値が味方パイロット中No.1になる。
- スーパーロボット大戦W
- SEED準拠。原作通り……と思いきや、なんとオーブ攻防戦で第3軍としてジャスティスで出現、フリーダムに乗るキラとの夢の直接対決が実現する。倒しても戦闘後に仲間になるが、説得すればその場で仲間になる上、条件を満たしている場合はニコルが仲間になってお得。ちなみに上記の話でアスランを撃墜した場合に限り、直後に起こるイベントで彼の代わりにディアッカが活躍する事になる。能力としてはキラとほぼ同格だが、キラとは違い豊富な特殊技能を持ち、更に性格が「冷静」(キラは使い辛い「普通」)なので、使い勝手はアスランの方が上。ジャスティスも1話前に仲間になったフリーダムの改造を引き継ぐので、歴代最強のアスランかもしれない(仮にここでフリーダムを改造しなくても、この後の部隊分割→合流時に再びフリーダムからの引き継ぎが発生する)。ちなみにキラとアスランが戦闘をすると、BGMは「あんなに一緒だったのに」が流れる。
- スーパーロボット大戦K
- DESTINY準拠。今回はキラと戦う事を拒否して一切戦わずに合流する為「セイバーガンダムに一度も乗らない」というオリジナルの展開になる。その代わり、アレックスの偽名を名乗ったままムラサメに乗るということもある。今回はカガリがずっとフェストゥム問題に掛かりきりだったせいか花嫁強奪事件どころか結婚騒ぎすら起きなかったので、彼女とは続いているらしく「最近はメイリンに優しい」という言葉を聞いて静かに怒気を発しているカガリに戦々恐々としていた。そのためかシリーズでも影がやたら薄い。また、かつて自分が教え説いた言葉でシンがルージに力の意味を説いた事を嬉しく思う場面がある。ちなみに、シンと組ませるとお互いに信頼補正を最大限に発揮できる上、武器の射程も噛み合っており、非常に相性が良い。
- 秘かに受けられる信頼補正が1番多い。
- スーパーロボット大戦L
- DESTINY準拠。比較的序盤からDESTINYの物語が展開されるので出番は多め。本作では再び加速を覚える。原作より堂々とした態度で自分の正体を明かし、オーブではザフトのFAITHとしてラクスからジャスティスを受領してシンに後を任せてキラ達と独自の行動を取るなどしている。原作でさえ後半でしか発現できなかったSEEDも味方として参戦するステージから使用できるため「最初から本気のアスラン」とプレイヤーから評された。シナリオにおいては、原作と異なって、カガリの方が自分を気遣ってプラントへ向かうよう後押しされたのと、キラ達が積極的にザフトと敵対しようとはせず、ミネルバ隊と共闘する局面も多かった為か、方法論等の違いによる対立も起こっていない。ただし、デュランダルによるアークエンジェルの抹殺指令は、ほぼ原作通りに起こってしまった(タリアとマリューの機転でアークエンジェルを逃がす事はできたが)為に、結局は原作通りに自分の戦いに迷い、塞ぎ込んでしまったが、猿渡ゴオに諭された事で何とか持ち直している。本作ではカガリ一筋らしく、メイリンはエターナルに乗艦しないのでジャスティスのミーティア・フルバーストがちょっと寂しいことに…(しかもシンやルナマリアとは違い、インパルスに乗ってもメイリンが登場する演出がない)。能力的にはキラとほぼ互角、防御が彼より高めという相対的に全パイロットでもかなり上位の実力者であるが魂がない。セイバーをアンノウンに撃墜され早々に失ってしまい、ジャスティスで合流するまではザクに乗るがパイロット不在になるガイアもお勧め。今回もシンと組んだ場合、改造ボーナスと武器の射程が噛合い非常に相性がいいが、それ以上に宇宙適応を宇宙Bの面々に与えられる事の方が重要。
- スーパーロボット大戦UX
- DESTINY準拠で原作終了後にも関わらず、プロローグから「アレックス・ディノ」として登場する。その為、1部前半はカガリの裏方として活動するが、そのクライマックスになんと議会に乱入し自らの正体を明かした後、地球連邦政府を排他組織に逆戻りさせたハザード・パシャの罪を暴くという、とあるサングラスの男を思い出す役回りを担当。遂に「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」と評されるほどの活躍を見せた。その一方で(まだ歩けない状態とはいえ)乙姫をおんぶするシーンでネタにされてしまう事も。今回は原作終了後という事で、精神的な悩みも吹っ切れ、進むべき道を明確にしたためか台詞も全体的に力強いものが多い。第2部中盤でキラ、グラハムと共にUXに合流し正式参戦。音声の新録こそないものの総じて今作はシナリオ上でも戦力的にもかなり扱いが良い。なお、メイリンが全く登場しないため、女性関係がどうなったのかは不明。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第3章クリア後のサブミッション「コーディネイター」にて、インフィニットジャスティスに乗ってスポット参戦。第4章サブミッション「デスティニー」で正式に加入。珍しくシン、キラと共に主要な敵との戦闘前会話が用意されている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- SEED準拠とDESTINY準拠で参戦。当初は敵として立ちはだかるが、原作通り和解して味方となる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
命中・回避が高く、防御もそれなりにある。原作の都合上序盤から敵として登場する事も多いが、味方になる事は確定なので敵パイロットにしては今一ステータスがパッとせず、特殊技能も味方の時と同じなのでどうも地味。彼より搭乗機のイージスが厄介。SEED DESTINY名義で参戦する際には軍を離れて腕が鈍ったためか、SEED時代と比べ能力値が落ちてしまっている。
精神コマンド
直感・集中等、リアル系として不可欠な精神を習得する。しかし、ZやLでは魂や覚醒を覚えないので、キラやシンよりも爆発力に欠ける。
- 第3次α
- 直感、集中、加速、熱血、直撃、魂
- 第2次Z
- 直感、集中、加速、友情、熱血、覚醒
- J
- 集中、ひらめき、直撃、熱血、覚醒、魂
- W
- 集中、ひらめき、必中、熱血、覚醒、魂
- Z
- 直感、集中、迅速、熱血、友情
- K
- 集中、直感、直撃、熱血、覚醒、魂
- L
- 直感、集中、加速、友情、熱血
- UX
- 直感、集中、加速、正義、熱血
- OE
- 追風、集中、鉄壁、熱血
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次α
- SEED、切り払いL5、シールド防御L4、援護攻撃L2
- SEEDは当初「???」表記になっており、イベントで自動的に習得する。
- Z
- SEED、ブロッキング、援護攻撃L4
- Z(敵対時)
- SEED、ブロッキング、援護攻撃L4、カウンターL6、再攻撃、サイズ差補正無視
- UX
- SEED、援護攻撃L2、援護防御L1、全体攻撃L1、指揮L1
- OE
- SEED、底力:防御、サポート
小隊長能力(隊長効果)
第3次αでは中盤のアラスカ行ルートでキラ同様、能力が変化する。Zにおける能力は敵・味方時問わず変化しない。
固有エースボーナス
戦術指揮
- 格闘武器の攻撃力10%上昇、防御スキル発動率25%上昇、バリア貫通
- 攻防共にバランスの良い効果だが、今作ではバリア貫通の武器は多いのであまり有り難味はないかも。
パイロットBGM
- 「ignited -イグナイテッド-」
- 第1期OPテーマ。
- 「vestige -ヴェスティージ-」
- 挿入歌。
- 「君は僕に似ている」
- 第4期EDテーマ。
- 「キラ、その心のままに」
- 『DESTINY』の劇中BGM。
- 『L』では、オーブ攻防戦にてインフィニットジャスティスに乗り換えてからはこちらのBGMになる。
人間関係
キラとの友人関係は無印SEEDでは物語の主軸であり、更にDESTINYでは所属が途中で代わるため、作中でも最も幅広い交友関係を持つようになる。「前大戦の英雄」として喧伝されたためか続編ではいきなり女の子にモテ始め、トラブルになる事も。友人には恵まれているものの逆に上司やトップには恵まれず、最初は彼らを信じて戦いに身を置くも、自分とは全く相容れない目的を持って動いている事を知り、いずれも最終的に決別している。
重要人物
- キラ・ヤマト
- 幼馴染みで親友。年少時はよく世話を焼いていたらしい。しかし方向性の違いから暫し険悪な関係になり、戦闘に発展することに。ただ彼に対する思いは良くも悪くも情熱的であり、敵の時でも味方の時でも彼の名前をよく叫ぶ。敵に回すと(キラにとっても不本意だったが)、仲間達を失う・婚約者を奪われる・セイバーを破壊される等、必ず悲惨な目にあわされてしまっている。
- ラクス・クライン
- 元婚約者。彼女の為にかなりの数のハロを自作してプレゼントしていた。しかしラクスが後にザフトに対する反逆行為(フリーダム奪取の手引き)をした為、国家反逆罪で追われている事を知った際に非常にショックを受けた。
- なお、アスランとの婚約については、いつの間にかキラと関係を深めてしまった為、一方的に破局扱いになっている。それ以降ラクスも気まずいのか殆ど会話シーンが無い。続編でも特に会話らしい会話も無いまま、SEED DESTINYは終わりを迎えた。ちなみに小説版DESTINYでは、ある場面で彼女の天然ボケ丸出しの発言を受けて凍りつくことに。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 遭難した際に無人島で出会う。後にザフトを脱走後、エターナルに搭乗していたラクスとキラの関係を悟り、カガリに「いいのか?」と言われた際、「いいんだ」と告げ、恋人関係に。
- DESTINYでは指輪まで渡しておきながら、結局は別れることになった様な描写があるが、これは「もう指輪が無くても大丈夫」という意味が含まれたもので、破局したと言う訳では無い。SRWではこの辺がフォローされている事が多い。
- シン・アスカ
- 中盤で部下になったが、オーブやキラ達へ立場の違いから常に衝突。最終的にはシンを否定して撃墜する。
アスランにしてみれば母を失って軍人になった事に始まり友人のニコルを失って同じ友人のキラと殺し合い、憎しみで破滅した自らの父を見てきた過去から「憎しみで戦う道を歩んで欲しくない」との思いを抱いていたが、同じ時期に自分の問題で苦悩していたこと、シンの苦悩を理解し得なかったこと、生来の口下手から良いアドバイスが出来なかったことなどから良好な関係が築けず、結果的にはアスラン自身がシンを精神的に追い込む一因になってしまった。
キラ達の事で悩み、まともに戦えない事を散々彼から非難されるが、皮肉にも敵に廻った事で彼の精神をその時の自分と同じ様な状態に追い込んでしまい、結局は力尽くで止める結果となってしまった。 - コミックボンボン版では「理不尽な理由で家族を失い、軍人を志した者」という共通点からシンを最後まで説得し、シンを倒した瞬間も苦しそうな表情をしていた。ガンダムエース版ではシンに「“力”だけでは何も守れない」と説きながらも、シンを止めるのに結局“力”を使わざるを得なかった事に苦悩していた。
機動戦士ガンダムSEED
家族
- パトリック・ザラ
- 父親。レノアが亡くなってからは仲は良くなかったようで、最後まで解り合えなかった。頭に血が上ると形振り構わず行動するところは父子そっくりである。このことは小説版が詳しい。SRWでは異星人を始めとする脅威が存在しているにも関わらず、地球人同士の戦いを優先している為、原作以上に深い失望を抱いている事がある。
- レノア・ザラ
- 母親。温厚な人物であったようで、アスランとの関係も良好であったが、「血のバレンタイン」に巻き込まれて死亡した。彼女の死によって、父親との関係が冷え切ったものとなってしまった。アスランの容姿は彼女譲り。
ザフト
- ラウ・ル・クルーゼ
- 上官。離反後は最後まで彼と対決する事も会う事も無かったが、彼の暗躍自体は知らされたと思われる。(小説版『SEED DESTINY』では、彼の犯した大罪を回想する描写がある)。
- SRWでは必ず交戦する機会があり、彼とはっきり決別する。
- イザーク・ジュール
- 同じ赤服の一員。アカデミー時代からライバル視されていたが、実はお互い似た者同士でお互いに超が付くほどの負けず嫌い。当初はソリが合わず反目しあっていたが、中盤でのニコルの戦死を機に次第に仲間意識が芽生え、最終的には親友と呼べる仲に。
- ディアッカ・エルスマン
- 赤服の一員で、上記と同じ理由でイザークと共に親友に。
- ニコル・アマルフィ
- 赤服の一員。誰からも好かれる性格で、ザフト時代の良き親友であるが、それ故に彼の死はキラに対する考え方も一変させるほどの出来事になる。親友のキラは敵対勢力に所属、挙句チームメイトにも恵まれないアスランにとってはまさに最後の砦であり、彼の死がアスランに与えた影響も納得できる。尤も、ニコルの死でチームメイトとの結束が強まるのだから皮肉なものである。
- Wの展開次第では生存した彼と再会し、最後まで仲間として共に戦うことに。
- ラスティ・マッケンジー(SRW未登場)
- 赤服の一員。アカデミースクール時代からの同期。順当に行けばヘリオポリス強襲で彼がストライクガンダム奪取者となったと思われるが、銃撃戦にて死亡。
- ミゲル・アイマン
- 同僚。アカデミーの2期先輩であり、後輩の自分達にも呼び捨てにしても構わないという寛容な一面のあるメンバーだった。キラに撃破され自分の眼前で死亡した。
- フレデリック・アデス
- 上官。46話でヴェサリウスが撃沈された際には最期まで艦橋に残り、艦長としての職務を全うした姿にディアッカと共に敬礼を送った。
その他のザフト
- アンドリュー・バルトフェルド、マーチン・ダコスタ
- 三隻同盟と共に行動を共にする。
- レイ・ユウキ(SRW未登場)
- ザフト特務隊FAITHの隊長で、アスランが士官アカデミーに訓練生として在籍していた頃の教官でもある。最終話では自分の眼前で父と刺し違えた。
プラント
- シーゲル・クライン
- ラクスが婚約者であった立場上、アスランにとっては義父ともいえる存在。パトリックとしっくりいかない中でもアスランには目をかけていたようだが、中盤で死亡する。
地球連合軍
- トール・ケーニヒ
- 彼を殺害することになるが、結果的にはキラと互いの友人を殺しあうという悲劇となる。
- オルガ・サブナック、クロト・ブエル、シャニ・アンドラス
- 後半のオーブ解放作戦から彼らと何度も交戦する。なお、シャニからはメンデル宙域での戦闘以来執拗に狙われるようになった。オルガは最終決戦においてキラとのコンビネーション攻撃において撃破した。
- ムルタ・アズラエル
- ジャスティスにニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されていると見抜かれてからは、フリーダムと共に核兵器欲しさに機体を狙われる事に。
その他
- ハロ
- アスランが作ったAI搭載の小型ロボット。小型だが高性能なメカであり、アスランの優秀さを窺わせる。様々な色のものがいる。
- トリィ
- ハロと同じくアスランが作った鳥形ロボット。コペルニクスでの幼年学校を卒業する際に、キラにプレゼントした。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ミネルバ隊
- タリア・グラディス
- ミネルバ隊時代の上官。ミネルバ隊の中ではアスランに理解があった方の人物であるが、目の前の現実が見えなくなっていたアスランに厳しく批判する一幕もあった。
- ルナマリア・ホーク
- 部下だが、アスランの理解者でもある。一度修羅場になってしまったが落ち込むアスランを告白交じりに激励するが、当のアスランは敵対する事になってしまったキラやカガリの事が気にかかっていた為に、その気持ちが届く事はなかった。
- レイ・ザ・バレル
- 部下。しかし、シンと同様に関係が悪化して彼から冷徹な反論を返される事も何度かあり、脱走した際は彼から躊躇無く銃撃を受けることになった。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- 同僚。苦悩するアスランに対してアドバイスできる数少ない存在であったが、戦死によって短い付き合いになった。結果的にアスランの苦悩はかえって深くなることになり、この辺りから隊内部でも孤立を深めることになる。
- メイリン・ホーク
- ミネルバへの配属当初は殆ど会話する機会も無かったが片思いされおり、後に半ば流される形で共にザフトを脱走。戦後もアスランの傍にいるようだ。彼女と深い関係になったかは今の所不明である。
プラント
- ギルバート・デュランダル
- プラント最高評議会議長である彼の言葉を受けたアスランは、FAITHに任命される形でザフトに戻りミネルバに配属される。しかし、その選択は結局アスランにとってマイナスにしかならなかった。デュランダルは苦悩に沈み込んでしまったアスランを「駒として失格」と評している。最終的にはメイリンを巻き込む形でザフトを脱走し彼と対決する。『THE EDGE』では、最終局面にてキラと共に対峙する。
- ミーア・キャンベル
- 彼女から好かれてしまい、就寝中にベッドに潜り込まれたりキスを迫られたりなど本人も頭を抱えるほどに。しかし、デュランダルの手駒であり続けようとする彼女を心配し、その危険性を忠告する事になるが拒絶される。最終的にラクスを庇う形で自分の目の前で死亡する事になり、強引にでも連れ出さなかった自身の甘さに後悔する。
オーブ連合首長国
- レドニル・キサカ
- DESTINYでシンに撃墜された際、連合内に潜入していた彼に救助される。
- ユウナ・ロマ・セイラン
- 恋敵ともいえる立場で、互いに良く思っていない。
- しかし、Lでは彼が最終的に逮捕された際はアスランなりに彼をフォローしている。
その他
- サトー
- 忘れていた父の事を思い出させられ、アスランを苦悩させる。
他作品との人間関係
部隊長、ライバルの立ち位置と、一見すると年少組を導く立場に見えるのだが、実は自身が多くの悩みを抱えるキャラ(そもそも彼自身もまだ10代の若者)である。それ故、年長者のキャラクターとの対話を通し、苦悩から救われるアドバイスを受ける場面が多い。それらの場面から鑑みるに、実は彼こそシン以上に良き大人が必要だったのかも知れない。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 先輩である彼から色々と助言を与えられる場面も多い。
- 第3次αにおいてはアスランが赤いガンダムに乗っていた事に、因縁めいたものを感じていた。アスランの方もアムロの事を「連邦の白き流星」という二つ名を知っていたようである。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- スパロボでの初共演はSC2だが、本格的に彼との関わりが描かれたのはZから。
- Zではアスランに対して、自身と重ね合わせて、彼にアドバイスを送る場面も見られる。しかし38話では優柔不断な態度が悪化したため彼にも非難された。
- UXでは絡みは無いものの、第一部終盤にて彼を髣髴とさせる演説を行う。
- ブライト・ノア
- 第3次α及びZでは、自軍の司令官。
- Zでは、彼からも優柔不断な姿勢を非難される事になり、戦う決意が固められないのなら今すぐ戦場から去れと、怒鳴られている。
- カミーユ・ビダン
- 第3次αでは、当初は敵対し宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力を持っている彼の凄まじい強さに、相手がナチュラルでありながらも圧倒されていた。
- Zではシン絡みで会話も多い。アスランに不遜な態度をとるシンをカミーユが叱咤する一幕も。
- パプテマス・シロッコ
- SC2では彼とデュランダルの密談を傍受し、デュランダルへの叛意が決定的となる。しかし、シロッコにすぐに勘付かれ、追われる事に。
- Zでは最大の敵の一人。シンやキラ同様に、戦闘の際にも専用の特殊台詞があるなど因縁浅からぬ仲である。
アナザーガンダムシリーズ
正暦作品
- ジョゼフ・ヨット
- Zでは中盤にキラたちと密かに会っていたところを彼に目撃され、以来彼にはAAクルーとの関係を疑われ、不信感と疑惑の目で見られるようになる。
西暦作品
- グラハム・エーカー
- UXでは第2部中盤にキラ同様に彼とも共にUXに合流する。
- なお、アスランとグラハムの両者は、偽名を名乗って正体を隠していた過去があり、かつて軍の上層部から独自の行動をする権限を有していた軍人であった点が共通している。
- 第二代地球連邦大統領
- UXでは第1部ラストにてヒューズと共に暴き立てたハザードの悪事の証拠を彼女に奏上する。
マクロスシリーズ
- マクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス
- SC2のEDにて南アタリア島で彼らと再会した際、彼らの結婚とミリアのご懐妊を祝福するのと同時に、「アスランはあなた方を羨ましがっている」とキラに冷やかされてしまう。
- オズマ・リー
- 第2次Z破界篇にて誰がランカを送っていくかを決める際、他の女好きパイロットたちと一緒くたにされてしまいひどく落ち込むことに。
- レオン・三島
- 第2次Z再世篇中盤での対面時、彼が内心でコロニーに対する侮蔑感情を抱いており、安全な立場からでしか物事を捉えられない狭量な男である事をキラと共に見抜く。
リアル系
- クインシィ・イッサー
- Jでは彼女に撃墜され、無人島に遭難した。
- アナ・メダイユ
- Kでは彼女の部屋にある本を借りに行く。その本の内容は理想の上司になるためのハウツー本だった。
- 皆城乙姫、立上芹
- UXでは第2部にて竜宮島が人類軍に占拠された際、人類軍兵士に銃を向けられていた彼女たちを救出。その後、乙姫と共にデスティニーガンダムをシンに届ける。
- 石神邦生
- UXでは第3部にてフラグを満たした場合、ヒトマキナの侵攻を食い止めるべく転送フィールドに特攻しようとする彼をシンやキラたちと共に制止する。
スーパー系
- 碇シンジ
- 第3次αで父を説得しに行こうとする際に、アスランの親子関係を心配し、「親子なら分かり合える」と後押しされる。
- 渚カヲル
- そのシンジの「友人」で中の人繋がり。第3次αでは彼と直接やり取りをする場面はないが、中断メッセージで彼の名台詞を発言した。
- ひびき洸、神宮寺力、サコン・ゲン
- 第3次αでαナンバーズ編入直後、トールの件で沈痛な表情を浮かべるアスランへ、一刻も早い戦争終結を促し、仲間として迎え入れる。
- 相羽ケンゴ(テッカマンオメガ)
- Wでは浮上するラダム母艦に向けてジェネシスを放ったことで、彼に引導を渡すのに一役買うことになった。
- ハザード・パシャ
- UXでは審議会において彼の不正を暴き、失脚に追いやりアンノウン・エクストライカーズの誤解を解く活躍を見せた。
- そんな経緯もあってか、ハザードはアスランのことをよく思っていない。ちなみに、もう一人のアレックスの名前を聞いた際には、一時不愉快な気持ちになっている。
バンプレストオリジナル
- セレーナ・レシタール
- 第3次αではクルーゼ隊の頃から色々と縁がある。中盤の彼女の裏切りに激怒する場面も。
- エルマ
- 彼の高性能ぶりにはアスランも舌を巻いていた。彼をメンテするが……
- シヴァー・ゴッツォ
- 大望成就のために非道に手を染める彼を自分の父・パトリックと同類と断じ、激怒する。
- セツコ・オハラ
- 彼女の上司になる。フリーダム打倒の必要性を説かれ、言い返せなくなる場面も。SPDでは彼女に空中戦を教える。度重なる悲劇にも挫けない彼女に不思議な強さを感じ顔を凝視してしまったため、ヨウランやヴィーノに茶化される。尚、本編では部下である彼女に対して呼び捨てだが、SPDでは敬語で話している。
- マルグリット・ピステール
- 第2次Z再世篇終盤ではマルグリットへセクハラすれすれ(?)の行為を働こうとする男性陣に憤慨し、彼女を庇う。尤も、男性陣にしてみれば彼女を場に馴染ませる為のジョークだったのだが、生真面目なアスランには伝わらなかった模様。
- AL-3 アリス
- Lの序盤、オーバーヒートを起こした彼女をメンテする。実際にやった事は簡単な再起動程度の事だったらしいが、他の面子はそれすらも分からずにオロオロしていた所、アスランのメカいじりの知識が役に立った。
名台詞
SEED
- 「キラ、お前も一緒に来い!」
- SEEDで、キラが人質のラクスを返還した時の台詞。
- 「次に会う時は、お前を討つ!」
- アスランの必死の忠告を聞き入れず、「友達を見捨てられない」と言ったキラを倒すための決意の台詞。しかし、結局甘さを捨て切れず、キラを殺す事が出来ない。この事がニコルの死を招いてしまった。
- 「ニコニコ笑って、戦争は出来ませんよ」
- 「この頃は辛い顔ばかりしている」とラクスに言われた時の返事。
- 「言いたきゃ言えばいいだろ! 俺のせいだと! 俺を助けようとしたせいで死んだと!!」
- クルーゼ隊という特殊な環境の中での唯一の親友ニコルを失ったことで、イザークが怒りを表し追求され逆上する。
- 「討たれるのは俺の…俺のはずだった…! ニコル…俺が今まであいつを討たなかった俺の甘さがお前を殺した!」
「キラを討つ…今度こそ必ず! 」 - 以前クルーゼに示唆された自分の甘さを後悔し、キラを討つ決意をした時の台詞。ここからキラとの決闘まではSEED本編でも屈指の名場面である。
- これだけでなく、後のSEED DESTINYではアスランの回想シーンでよくニコルの姿が出てくることから、彼にとってニコルは本当に大切な親友だったのだろう。
- 「君が俺が護る」
- 終盤にカガリに対して。
DESTINY
- 「戦争はヒーローごっこじゃない!」
「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」 - ファントムペインの戦闘中に偶然、連合基地を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取ったシンへの非難。連合兵に攻撃される民間人を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地にも砲撃した為にここまでキツく言ってしまったのだろう(ただし、基地側がインパルスに攻撃したのが先ではある)。
- 責任感に欠けた行動に出る部下を叱責するのは上官として当然だが、元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。アスラン自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか、『The EDGE』では、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
- 『Z』においては原作とは違い民間人が虐殺されていない状況で、シンが基地を攻撃するシーンがあるが、ロランに止められている。しかし、この時のシンの責任感に欠ける行動は、中盤でのZEUTH分裂のプロパガンダのネタの一つして利用されてしまった。
- なお、『L』ではアスランが所属しているLOTUSが作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたというのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない(尤も、Lには本当に正義の味方がいるが)。
- 「キラは敵じゃない」
- 作中ではシンに対して二度言った言葉で、最初はフリーダム撃墜の為のシミュレーションを行うシンとレイに対して言うが、レイに反論される。
- 二度目はフリーダム撃墜でアスランが悲嘆に暮れる中でシンがわざわざアスランに近寄って挑発・嘲笑めいた言葉をかけた事に激怒して殴打するが、結局はシンとの対立が最悪の所まで行ってしまう。
- だが、前者でレイが指摘したようにフリーダム撃墜は軍の命令であり、ハイネの死やフリーダムの攻撃でミネルバのクルーに犠牲が出た描写がある事もあいまって他のミネルバのクルーでさえ、キラがアスランの旧知だと認識していても深い事情までは知らない為、フリーダムを敵とみなす状況となっていた。それらの事情を考えれば、シンやミネルバ隊の面々に翻意させるのも無理な話で、アスラン自身もこれまでの対立でステラを失ったシンの心情を理解していなかった面がある。また、上官であるアスランを侮蔑したシンに問題があるのは事実だが、アスランにしてもシンと同じく個人的な感情に駆られて軍人としては冷静さを欠いていた印象がある。
- なお、Zではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、カミーユとセツコからも反論されてしまう。
- 「聞けシン! 議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」
「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」 - 脱走時のシンとの交戦時に彼を説得した台詞。
- 後の回想時に「デュランダルの真意を知ってから信じられなくなった」と語っているように、言葉巧みに利用された自分の末路から、彼らの危険性をシンに伝えようとしたが、もともと口下手な性格故、上記のような具体性のない発言になってしまい、シンをかえって混乱させ、撃墜されてしまった。
- 『The EDGE』では「ただの手段であり、誠意のかけらもない」という旨のセリフになっているが、レイに「錯乱している」と一蹴されてしまってる。
- 「ジャスティス、か」
「君も、俺はただ戦士でしかないと、そう言いたいのか? 」 - オーブ攻防戦において、まるで「乗れ」と言わんばかりにインフィニットジャスティスをラクスに見せられた際の台詞。
- デュランダルに戦士と言う「駒」扱いされた経緯があるため自嘲じみた台詞になってしまっており、アスラン自身も自分は最早戦士でしかないのかと悟り始めている。
- 小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。しかし、この時アスランはシンに撃墜されて瀕死の重傷を負っていた。そんな相手に機体を見せるラクスも如何なものだろうか?
- ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍「THE EDGE」でも、TV版と同じくラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。
- 「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」
- シンとの最終決戦より。アスランはシンを説得するも、シンにも譲れないものがあった。そして…。
- 「この…バカ野郎!!」
- 耳を貸さないシンに、アスランがSEEDを発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗のデスティニーを戦闘不能に追い込む。
- なお、Lではシンと対立して敵対する事は無い為、デュランダルを盲目的に信じるレイに対しての台詞になった。
他媒体
TV版と比較してアスランの心情描写(特に苦悩の場面)が、こと細かに描かれている。
- 「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」
「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!!だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」 - ボンボン版の最終話にて。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
- アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に説得しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
- 「シン…」
- 上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。この時のアスランは自分が勝利したにも関わらず苦々しい表情をしており、彼にとってシンとの対決が望まぬ戦いだった事を表現していた。
- 「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」
「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」 - ガンダムエース版「THE EDGE」第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが、逆に反発されてしまい憤慨。この台詞を言う。
- 「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」
「お前がエースだ。頼んだぞ」 - 同じく、ガンダムエース版『THE EDGE』第6話から。ハイネの助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
- (……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)
「だけど…っ!!」
「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」 - ガンダムエース版「THE EDGE」第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
- 「聞けシン! 議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」
「だが、彼の言葉はただの手段だ! そうやって人々を動かし、俺のように不要になった者は巧妙に…くっ!!」
「シン! 議長の言葉に踊らされるな! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」 - ガンダムエース版「THE EDGE」第15話「脱走」にて。
- 「くそ…っ」
(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ) - ガンダムエース版「THE EDGE」最終話にて、シンを倒した際の台詞。結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、台詞は違えどボンボン版同様に苦々しい表情をしていた。ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
迷台詞
- 「脱走じゃない!」
- SEED DESTINY第41話「リフレイン」において自らの行動を回想し、ジブラルタル基地から脱走したときのことを表した台詞。誰かに向かって言っているわけではないので反論する人間はいないが、36話のサブタイトルが「アスラン脱走」なので違和感だらけである。あえて補足するなら「自らの意志でやったわけではない」といいたかったのかもしれない(なお、この放送回ではキラも同様に矛盾を大いに含むことを言っている)。
スパロボシリーズの名台詞
SEED
第3次α
- 「生まれた星が違うこと…。それだけで敵対して殺しあうなんてあまりに悲しいじゃないか…」
- 第39話惑星キャラルルート「果てに待つもの」より。ギジェを仲間に加える事に難色を示すディアッカを説き伏せる。出自の違いによる悲劇を体験している分、ギジェの真摯な態度に理解を示そうとしている事が窺える。
- 「シヴァー・ゴッツォ…! お前は俺の父と同じだ…! 目的の為に人の心を失ったな!」
- 第55話「まつろわぬ神」におけるシヴァーとの戦闘前会話。力による平和的世界の樹立を宣言するシヴァーに父と同質の愚かさを感じ、激怒する。
- 「お前を止めるために、俺達はここまで来た!」
「ケイサル・エフェス! お前に銀河の命運を決める権利は無い!」
「俺達はこれからも生きる! それが俺達の戦いだ!」 - 最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」でのケイサル・エフェスに対する特殊戦闘台詞。最後の台詞はカガリの受け売りか?
- 「プラントに俺の帰る場所は無い…いや…この宇宙の何処にも、そんな所は無いのだろう…」
「だったら、お前の側に居させてくれ。お前を守るために…」 - エンディングより。カガリの為にオーブへ留まる事を決意した際の台詞。
DESTINY
Zシリーズ
- 「強くなったな、シン…。俺とキラにも今のお前の強さがあれば、あんな風に遠回りする必要もなかったよ」
- Zのifルート第51話のシナリオエンドデモにおいて、ザフトを抜けて自分の意思でZEUTHに残ったシンと再会した時に、敵となったレイと再会した時にどうするのかと聞いた後、シンの覚悟を聞いて。
- 今のシンが持つ不屈の精神が齎す強さを、自分やキラも持っていれば、間違った行動をせずに済んだ―――あの時の自分達に足りなかったのは、目の前の後輩が持つこの強さだったのだと痛感する。
- 人に何かを教えるという事は、また自分も教え子の姿から何かを教えられて進歩していくものなのだという事だろう。
- (不思議な人だな…一見すると消極的で気弱な印象だが…あれだけの過酷な経験をしながら精神を壊したり、自暴自棄になったりもしなければ…怒りや憎しみに我を忘れたりもしない。この人の根の部分の強さは、一体何処から来ているんだ…?)
- ZSPDで、様々な逆境に苛まれながらも挫けないセツコの「強靭さ」に感嘆するのと同時に、その力の源泉が何処から沸き出ているのか興味を抱くが、直後の戦闘でアスランはそれを知る事となる。
- 「我ながら、そう思うよ」/「だけど、それが戦争なんだ」
- 飽くまでステラが「敵兵」で有る事を告げた際、「厳しすぎる」と指摘するヴィーノからの批難を肯定した上で、戦争という「現実」を直視するよう促す。
- 「想いだけでも、力だけでも…」
「キラがよく言っている言葉だ。何かを成すために必要なものを表している」
「レントン…。力は俺達がやる。お前には想いをやってもらう」 - 再世篇の第46話より。エウレカを救出する作戦を実行する際、「俺が行ってもみんなの足手まといになるだけ」と待機を考えていたレントンを後押しした。
- 「このままではプラントは…滅びへ一直線に進むだけだ!」
「戦うんだ、キラ! それを止めるために!」 - 天獄篇第11話「プラント動乱」より、ザフト兵に取り囲まれたキラを逃す際に。前半の台詞は予告でも使われた。
Scramble Commanderシリーズ
- 「今まで貴様を追い詰める事ができなかった俺達の甘さが…それが世界を滅ぼしたのかもしれない。どうやっても償いにはならないが…今、ここで! 貴様を討って終わりにしてみせる!」
- SC2の最終決戦にて、ユキムラに対して。
携帯機シリーズ
- 「俺の名はアスラン・ザラ。前大戦時の議長、パトリック・ザラの息子だ!」
- 第6話「空が落ちる日」より。モビルスーツを貸せというアレックスを不審がる周囲に堂々と正体を明かす。
- 原作ではカガリが「アスラン」と呼んでしまうのだが、Lではカガリがドジを踏まないため、アスランが自分でバラす展開に。のらりくらりとかわさないあたりが、アスランらしいといえばらしいが。
- 「…あれは確か大地魔竜の…」
「大地魔竜のブリッジにいるダリウス人だ。艦外に出る機会が少ないから接触機会もおのずと少なくなる」 - 第26話「それぞれの願い」より。アイドルコンテストに出場したレベッカを見て。浩一とは違い接触機会が少ない彼女の事もちゃんと把握しているところはまさに指揮官の鑑である。これを見たシンジは素直に感心し、ハイネは「指揮官なら当然」と評している。
- ただ、アスランの発言を聞いたルナマリアは「む…」という意味ありげな反応。女たらしぶりを勘ぐっている?
- 「ミネルバにはお前がいるじゃないか」
「シン、お前はもう一人前のFAITHだ。これからは、お前が中心となってミネルバを守るんだ」
「できるな、シン?」 - 第27話シナリオエンドデモより。アークエンジェルとの同行を決意した際、シンに後事を託しての台詞。原作と違って、終盤のΖのクワトロとカミーユのような、二人がよい師弟関係を築けている事がわかる。
- 「俺達だってスーパーヒーローじゃない。たとえ才能があったって、悩む事もあれば泣きも怒りもする…」
- 第33話より。デュランダルが掲げるデスティニープランを述べたレイに対して、才能だけで人生を決める考えを否定した。
- アレックス「…議会の方々には、突然の無礼を許して頂きたい」
「私の名は、アレックス・ディノ。そして、もうひとつの名は…」
(サングラスを外す音)
アスラン「元プラント国防委員会、直属FAITH…アスラン・ザラ!」 - 第22話より。審議会にてハザードの悪事を暴くため審議会に乱入したアレックス・ディノはこの言葉と共に偽りの仮面を脱ぎ捨て、再び「アスラン・ザラ」へと戻った。
- 無論、この場面はとあるサングラスの人のダカール演説のオマージュである。そして、アスランのこの一言が嚆矢となり、UXでも屈指の熱い展開が幕を開けることとなる。
- 「議会の皆さん、どうか思い出していただきたい!我々は過去、幾多の大戦の反省を経て、地球と宇宙、そしてそこに住む人々のために手をとりあいひとつとなった!だが、今の地球連邦は私利利欲で動く者に扇動され、強圧的で排他的な組織に戻ろうとしている逆らうものは悪だと! 世界の意に反するなと! 従わないものを弾圧しようとしている!これではまた、過去の過ちを繰り返すだけではありませんか!」
- 第22話より。上記の台詞の後に連邦議員たちを説得した際の演説。
- 「父の行いで、多くの人々が犠牲になったのは事実だ」
「そして、そんな父を止めることができなかった私自身にも罪があることはわかっている…だが、だからこそザラの名と罪を背負うものとして私は今、この場に立っている!もう二度と…あのような悲劇を繰り返さないために!」 - で、直後にハザードから「かつての大戦で、貴様の父親の手によってどれほどの犠牲者が出たか忘れたのか」批難された際に毅然とした態度で返した反論。
- これにより、UXでのアスランはユーザーから「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」と評されることとなった。
- 「どうだろうな。詳しい事情は本人に訊いてみないとわからないけど…少なくとも、信頼し合っていた人間同士が戦うのは、哀しいことだよ…別れて、次に会った時は敵だった… それがどんなに仲の良かった相手でも、誰かを守るためには、戦わなくちゃいけない…お前もそうなんだろ?アーニー…」
- 第45話より。なぜ石神が加藤と対立することになったのか悩むアーニーに対して語った言葉。嘗て親友と敵同士になり、死闘まで行なった事もある経験から意味深い言葉である。更に最後の言葉は彼の親友に対する事である。
- 「自分が願っている世界は、生きてこそ創る事ができるんだ!」
「逃げるな! 生きる方が…戦いだ!」 - 同じく第45話より。ヒトマキナの侵略を防ぐために転送フィールドに特攻しようとする石神に対して。
- 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてジェネシスを破壊するために自爆をしようとしてカガリに止められたことがあり、アスランはその時に言われたあの台詞で石神を諭した。特に、原作を知るプレイヤーにとっては、実に感慨深い流れであろう。
- 仲間である石神を滅びの未来から救い出す、それこそが彼の――否、アルティメット・クロス全体の「切実な願い」なのだから。
- 操「俺はもう選ばされたんだ!君たちを傷つけて…今さらどう変われるんだ!」
アスラン「変われるさ!何度だって変わればいいじゃないか!」 - 第47話より、「変わる事が出来ない」と自暴自棄になる操に対して。「選ばされた」という発言から即座にアスランが反論している辺り、高山版におけるシンの「俺はもう選んだんだ、この道を!」を意識している節がある。
- アスラン「もうやめろ、ハザード・パシャ! お前の野望は未来を殺すとになると、なぜわからない!?」
シン「他人を犠牲にしてでも、叶える価値のあることなのかよ…! アンタの野望ってやつは!」
キラ「誰も傷つかないでいい世界がきっとある…なのに、あなたは悲しみを広げるだけで!」 - 第49話におけるハザードとの戦闘前会話。人類のみならずの異種の未来を「殺す」こととなる男を糾弾した。
- だが、「自分のための未来」を作ることしか考えてないハザードは彼らからの批判を「綺麗事」「欲のない人間など、人として何かが欠落しておる」と憎々しげに暴言を吐く有様であった。
単独作品
- 「助かるよ…バレンタインデーで騒ぐ気になれなくて…」
「けれども、バレンタインデーが平和であればとも思うし…」
「気持ちの整理が自分でもつかないんだ…」 - CCの「聖バレンタインの騒乱」にて、浮かない表情したことに気をかけた刹那とヒイロに対して。
- バレンタインデーで起こったあの惨劇によって母を失い、そしてアスラン自身と父パトリックの心に大きな影を落としており、皆が盛り上がっている中で「バレンタインデー」に対して複雑な心境を抱いている。
- この台詞にヒイロと刹那は「俺たちの戦いで平和と人々の笑顔に繋がるのなら、それで十分だ」と返した。
スパロボシリーズの迷台詞
αシリーズ
- 「歌はいいなぁ、キラ」
- 第3次αの中断メッセージにて。言わずと知れた声優ネタで、元ネタは渚カヲルである。しかし、この中断メッセージでは全員SEEDの面子で会話が進むので誰一人としてツッコミを入れてくれない。
- 「勘違いするな。プレイヤーには休憩の後、すぐにミッションに戻ってもらう」
「さもなくばデータを破壊する……俺がこの手で」 - 第3次αの中断メッセージで発した大迷言。メディアワークスの攻略本では一連のやり取りが「ザラ隊崩壊寸前編」と題されているが、アスランは寸前どころか完全にキャラが崩壊している。ちなみに、原作では地球降下後に似たようなやり取りがある。
Zシリーズ
- 「ぬ…」
- ZSPDの対ゼラバイア戦前、シンから自分達のフォロー役に廻る事を促され、更に卓球トーナメントで一回戦敗退を指摘された事で、ぐうの音も出なくなる。相当悔しかった様子。
- 「コックピットをはずして攻撃するんだ!」
- 第2次Zで時空震動に巻き込まれ転移した先で、次元獣に遭遇した際の一言。生真面目なアスランらしいが、シンに「あれに人が乗っているならの話ですけどね!」とオチをつけられた。
- 「俺は…有害なのか…」
- 『第2次Z破界篇』第38話「果たされる約束」より。ランカを誰が送っていくか決める際、オズマがプレイボーイな面々に加えアスランもだめリストに列挙する。その後「レントンなら無害」との発言を受けて。この時は大人気ないオズマに非があると言え、キラの言うとおり気にしすぎである。まあ何故自分がここまで言われているのかは多分気付いていないのだろう。なお、1年後の再世篇でも未だに気にしている模様。
- 「いつまでも有害な人間だと思われてるわけにはいかないからな」
- 再世篇にて正式に仲間に加わったマルグリットに対し、セクハラすれすれ(というか、セクハラそのもの)の仲間入りの歓迎をしようとした男性陣を追い払い、シンに「やるじゃないですか」と言われて。前述の通り1年前の「有害」発言を随分と気にしていることがわかる台詞で、キラからも「やっぱり気にしてたんだね」と言われてしまう。しかし、むしろこういう事して女性に優しくするから「有害」呼ばわりされるのでは…。
- しかも、後年の作品で年端もいかない少女をおんぶしたばかりに、プレイヤーから(ネタ的に)「有害」扱いにされてしまう…。
- 余談だが、この時マルグリットにセクハラしようとしていた面々はよりにもよって1年前にアスランと並んで「有害」認定された男たちばっかりである。
- 「どうした、キラ、シン? 秘密の話で盛り上がってるようだけど…」
- 第2次Z再世篇フロンティア船団ルート第41話より。お互いの男女関係の話に静かに盛り上がるキラとシンに声をかけるも、キラの天然発言に言葉を詰まらせたシンから「何でもありません!!」と全力で返答されてしまい、ルナマリアとメイリンからは「アスランはこういう時全く空気を読まない」と呆れられた。アスランの間の悪さは、ここでも相変わらずであった…。
携帯機シリーズ
- 「女の子に接する時は気をつけなきゃ駄目だぞ、キラ」
- Kの第26A話にて。なるほどその通りだが、アスランの女性関係の状況が状況なだけに全く説得力がない。
- その後、この発言を受けてルナマリアがカガリに「アスランは自分にも優しくしてくれたし、最近はメイリンに優しくしている」と教えてしまったため、墓穴を掘る。
- この後、アスランがカガリに怯えるところで場面が都合良く転換してしまい、どんな修羅場が展開されたのかは不明。
- 「カガリ…すまない。本当なら、キラでなく俺が君を…」
- Lの終盤のバジュラとの決戦にて、アルトに囚われのランカを助けに行くことを急かしたカガリに対しての台詞。はっきり言って今更すぎるのだが、例の花嫁拉致事件の事で悔いが残っていた様子である。直後の狼狽するカガリの様子もなんとも微笑ましい。
搭乗機体
- イージスガンダム
- ヘリオポリスで強奪した4機のGのうちの1機で、可変モビルスーツである。アスランの愛機。
- ジャスティスガンダム
- 自爆したイージスに変わって、新たに搭乗した機体。
- ザクウォーリア/ブレイズザクウォーリア
- DESTINY時の機体。素体はカガリの護衛時、ブレイズ装着はユニウスセブン破砕作業に搭乗。新型とはいえ量産機なのだが、アスランの技量により量産機とは思えない性能を発揮。
- セイバーガンダム
- DESTINY時の機体。ザフトに復帰し与えられたセカンドステージシリーズのモビルスーツ。イージス同様の可変機構を持ち、高速一撃離脱戦法を得意とするが、目立った活躍は描かれなかった。
- インフィニットジャスティスガンダム
- DESTINY時の機体。ジャスティスの後継機。
余談
- ラジオにて、アスラン・ザラを演じた石田彰氏は、オーディションにてアスランのみを受けていたと言う。(逆にキラを演じた保志総一朗氏は、キラとアスランの両方を2回受けたと言う)。
- しかし、監督の福田己津央氏によれば実質的には最初からアスランは石田氏に担当させるつもりだったようで、オーディションはあくまでも形式的なものだったと語っている。決め手となったのは、2002年5月3日に日本テレビで放送された映画番組『金曜ロードショー』にて、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』をたまたまテレビで観ていて、その時にマーク・ハミル演じる主人公のルーク・スカイウォーカーの声を石田氏が担当していたのがきっかけだったと語っている。
- また石田氏は、DESTINYでの彼の行動を「あんなんじゃ、平和にはならない」と発言した。更にアスラン・ザラというキャラクターについては「僕の演じたキャラクターの中では31位、30位は犬」としているなど、石田氏からしてみれば犬以下の思い入れしかないキャラクターであることが語られている。
- 劇中、妙にデコが目立ったため、公式特典(一応番外編コメディなのだが)で「魅惑のでこっぱち」と言われたり、公式ラジオで石田氏自ら「アスラン・ヅラ」発言されたりした。
- 上述の通り様々な女性から好意を寄せられた為、4コマ漫画「SEED Club」では女性陣との修羅場が散々ネタになった。また、腹黒なキラとラクスにシン共々振り回される。
- また、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』でのインフィニットジャスティスガンダム搭乗時のボイスが妙に気合が入り過ぎていたため視聴者にさらにネタにされた。詳細はこちら→トゥ!ヘァー!とは-ニコニコ大百科
- 『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』(SRW未参戦)の第16話におけるある場面にて、アスランのUFOキャッチャー用景品ぬいぐるみが登場している。これは制作者が福田氏であることに由来するスタッフのお遊びであろう。
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資料リンク
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