「ガンダムMk-II」の版間の差分

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[[一年戦争]]で地球連邦軍の機体として猛威を振るった[[ガンダム|RX-78ガンダム]]がベースになっており、[[アースノイド]]の[[スペースノイド]]への示威も兼ねて開発された為に、開発には全て連邦系の技術が使用され、ジオン系の技術者は排除されている。
 
[[一年戦争]]で地球連邦軍の機体として猛威を振るった[[ガンダム|RX-78ガンダム]]がベースになっており、[[アースノイド]]の[[スペースノイド]]への示威も兼ねて開発された為に、開発には全て連邦系の技術が使用され、ジオン系の技術者は排除されている。
  
本機体は運動性向上を目指して、装甲や武装をフレームと分離させ、フレームの可動範囲を広げた「ムーバブルフレーム」という革新的な技術を宇宙世紀のモビルスーツでは初めて全面的に採用している。これはガンダムを含め、それまでのモビルスーツの大半の機体構造の常識が、装甲の一部にも骨格としての役割を持たせるモノコック構造であったものを覆した、最大の特徴とも言える。「骨組みに装甲をかぶせる」という構造上、コクピットに関してはコアブロックシステムを排し、代わりに全天周囲モニターとリニアシートが採用されている。また構造の複雑化を避けるため、「ビーム兵器用のエネルギーを腕部・手部から供給する」という、同時期の機体に存在するエネルギーサプライシステムは廃されており、他のMSのビーム兵器を鹵獲して使用する事は出来ない。
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本機体は運動性向上を目指して、装甲や武装をフレームと分離させ、フレームの可動範囲を広げた「ムーバブル・フレーム」という革新的な技術<ref>この設定は、Zガンダムの前番組である『重戦機エルガイム』のメカデザイナーである永野護のアイディアによるものとされている。エルガイムの劇中世界に登場する巨大ロボット・ヘビーメタルは、すべてムーバブル・フレームを統一規格としたデザインである。</ref>を宇宙世紀のモビルスーツでは初めて全面的に採用している。これはガンダムを含め、それまでのモビルスーツの大半の機体構造の常識が、装甲の一部にも骨格としての役割を持たせるモノコック構造であったものを覆した、最大の特徴とも言える。「稼働する骨格に装甲をかぶせる」という構造上、コクピットに関してはガンダムのようなコアブロックシステムを排したが、代わりに全天周囲モニターとリニアシートが採用されている。また構造の複雑化を避けるため、「ビーム兵器用のエネルギーを腕部・手部から供給する」という、同時期の機体に存在するエネルギーサプライシステムは廃されており、他のMSのビーム兵器を鹵獲して使用する事は出来ない。
  
ただし、本機の開発に使用された技術はともかく、基本性能自体は[[エゥーゴ]]で使用されていた[[リック・ディアス]]と同程度(=高級量産機レベル)である<ref>本機Mk-IIは加速性能など「攻撃的性能」に長け、リック・ディアスは運動性など「防御的性能」に長けていて、総合的に見ると対称的な性能であるとする設定も存在する。</ref>。開発に携わったフランクリンも決して満足しておらず、彼自身ですらMk-IIは「実験機」と評しており、奪われた事に関心も持てなかった程<ref>アーガマでリック・ディアスを見て、此方のほうが先進的と見て、強奪した辺りからも、Mk-IIを軽視していたことが窺える。</ref>。また、装甲材にはチタン合金セラミック複合材が用いられる等、旧式の技術が使われている部分も少なくなく、出力が高いのに反して動きが直線的で小回りが利きにくいという欠点も抱えていたのだが、総合的には高性能な機体として完成している。
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ただし、本機の開発に使用された技術はともかく、基本性能自体は[[エゥーゴ]]で使用されていた[[リック・ディアス]]と同程度(=高級量産機レベル)である<ref>本機Mk-IIは加速性能など「攻撃的性能」に長け、リック・ディアスは運動性など「防御的性能」に長けていて、総合的に見ると対称的な性能であるとする設定も存在する。</ref>。開発に携わったフランクリンも決して満足しておらず、彼自身ですらMk-IIは「実験機」と評しており、奪われた事に関心も持てなかった程<ref>アーガマでリック・ディアスを見て、此方のほうが先進的と見て、強奪した辺りからも、Mk-IIを軽視していたことが窺える。</ref>。また、装甲材にはチタン合金セラミック複合材が用いられる等、旧式の技術が使われている部分も少なくなく、出力が高いのに反して動きが直線的で小回りが利きにくいという欠点も抱えていたのだが、骨格構造的には同様の思想で開発されたリック・ディアスよりも完成度が高く、総合的には高性能な機体として完成している。
  
 
1~4号機までが存在しており、その内、1~3号機は[[エゥーゴ]]に奪取され、3号機が改修を施されて運用された。残りの2機は[[アナハイム・エレクトロニクス]]にて構造の研究に使用されたり、修理用の部品として解体されている。4号機はエゥーゴによる強奪事件が起こる前に行われたテストで墜落事故を起こしている。これらの事が原因となり、ティターンズは本機の量産計画を断念した。
 
1~4号機までが存在しており、その内、1~3号機は[[エゥーゴ]]に奪取され、3号機が改修を施されて運用された。残りの2機は[[アナハイム・エレクトロニクス]]にて構造の研究に使用されたり、修理用の部品として解体されている。4号機はエゥーゴによる強奪事件が起こる前に行われたテストで墜落事故を起こしている。これらの事が原因となり、ティターンズは本機の量産計画を断念した。
  
先述の旧式技術の部分により、本機はいわゆる「第二世代モビルスーツ」に該当する要件を満たしておらず「第1.5世代」等とも称されているが、その機体構造などは開発者が認識していた以上に以後の[[MS]]開発に多大な影響を与えており、[[Ζプロジェクト]]にも大きく貢献した。機体自体も、エゥーゴ側の様々な強化策などで[[グリプス戦役]]と[[第1次ネオ・ジオン抗争]]を戦い抜いた。そのため「第二世代機の先駆けとなった傑作機」と言える。
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先述の旧式技術の部分により、本機はムーバブル・フレームを採用したいわゆる「第二世代モビルスーツ」に該当する要件を満たしておらず「第1.5世代」等とも称されているが、その機体構造などは開発者が認識していた以上に以後の[[MS]]開発に多大な影響を与えており、[[Ζプロジェクト]]など可変機能を持った「第三世代モビルスーツ」の発展にも大きく貢献した。機体自体も、エゥーゴ側の様々な強化策などで[[グリプス戦役]]と[[第1次ネオ・ジオン抗争]]を戦い抜いた。そのため「第二世代機の先駆けとなった傑作機」と言える。
  
 
[[量産機]]には本機のノウハウが生かされており、「[[ジムIII]]」や[[ジェガン]]にもその影響を受けた部分が幾つもある。
 
[[量産機]]には本機のノウハウが生かされており、「[[ジムIII]]」や[[ジェガン]]にもその影響を受けた部分が幾つもある。

2021年5月11日 (火) 11:34時点における版

ガンダムMk-II
外国語表記 Gundam Mk-II
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男(ベースデザイン)
藤田一己(クリンナップ)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-178
頭頂高 18.5 m
本体重量 33.4 t
全備重量 54.1 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 1,930 kw
スラスター推力 20,300 kg×4(背部)
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
センサー有効半径 11,300 m
開発者 フランクリン・ビダン
所属 地球連邦軍
主なパイロット
テンプレートを表示

ガンダムMk-IIは『機動戦士Ζガンダム』の前半主役メカ

概要

ティターンズが開発した汎用試作型モビルスーツ。フランクリン・ビダン大尉(主人公・カミーユ・ビダンの父親)が開発責任者を務める。

一年戦争で地球連邦軍の機体として猛威を振るったRX-78ガンダムがベースになっており、アースノイドスペースノイドへの示威も兼ねて開発された為に、開発には全て連邦系の技術が使用され、ジオン系の技術者は排除されている。

本機体は運動性向上を目指して、装甲や武装をフレームと分離させ、フレームの可動範囲を広げた「ムーバブル・フレーム」という革新的な技術[1]を宇宙世紀のモビルスーツでは初めて全面的に採用している。これはガンダムを含め、それまでのモビルスーツの大半の機体構造の常識が、装甲の一部にも骨格としての役割を持たせるモノコック構造であったものを覆した、最大の特徴とも言える。「稼働する骨格に装甲をかぶせる」という構造上、コクピットに関してはガンダムのようなコアブロックシステムを排したが、代わりに全天周囲モニターとリニアシートが採用されている。また構造の複雑化を避けるため、「ビーム兵器用のエネルギーを腕部・手部から供給する」という、同時期の機体に存在するエネルギーサプライシステムは廃されており、他のMSのビーム兵器を鹵獲して使用する事は出来ない。

ただし、本機の開発に使用された技術はともかく、基本性能自体はエゥーゴで使用されていたリック・ディアスと同程度(=高級量産機レベル)である[2]。開発に携わったフランクリンも決して満足しておらず、彼自身ですらMk-IIは「実験機」と評しており、奪われた事に関心も持てなかった程[3]。また、装甲材にはチタン合金セラミック複合材が用いられる等、旧式の技術が使われている部分も少なくなく、出力が高いのに反して動きが直線的で小回りが利きにくいという欠点も抱えていたのだが、骨格構造的には同様の思想で開発されたリック・ディアスよりも完成度が高く、総合的には高性能な機体として完成している。

1~4号機までが存在しており、その内、1~3号機はエゥーゴに奪取され、3号機が改修を施されて運用された。残りの2機はアナハイム・エレクトロニクスにて構造の研究に使用されたり、修理用の部品として解体されている。4号機はエゥーゴによる強奪事件が起こる前に行われたテストで墜落事故を起こしている。これらの事が原因となり、ティターンズは本機の量産計画を断念した。

先述の旧式技術の部分により、本機はムーバブル・フレームを採用したいわゆる「第二世代モビルスーツ」に該当する要件を満たしておらず「第1.5世代」等とも称されているが、その機体構造などは開発者が認識していた以上に以後のMS開発に多大な影響を与えており、Ζプロジェクトなど可変機能を持った「第三世代モビルスーツ」の発展にも大きく貢献した。機体自体も、エゥーゴ側の様々な強化策などでグリプス戦役第1次ネオ・ジオン抗争を戦い抜いた。そのため「第二世代機の先駆けとなった傑作機」と言える。

量産機には本機のノウハウが生かされており、「ジムIII」やジェガンにもその影響を受けた部分が幾つもある。

なお、ティターンズが運用していた時は黒に近い濃紺のティターンズカラーだったが、エゥーゴが奪取してからは白に塗り替えられている。

劇中での活躍

機動戦士Ζガンダム

グリプス戦役では、コロニー「グリーンノア」にてMk-IIが開発され、劇中の冒頭でティターンズによる起動テストが行われていたのだが、前述の「小回りが利かない」という欠点が災いし、テスト飛行中に、ジェリド・メサ中尉の搭乗する機体がティターンズ本部ビルに突っ込んでしまっていた。その後、新型機の情報を得たクワトロ・バジーナらによってグリプス2に住んでいたカミーユの協力の元に奪取されている。なお、第1話ではアポリー・ベイから新型のガンダムとして、ニューガンダムと呼ばれていた。

強奪以降は、機体の色がティターンズカラーである黒から白に変更され、アーガマに配備。カミーユや元・ティターンズのパイロットであったエマ・シーンが搭乗して、エゥーゴの主戦力として利用される事になる。しかし、後に続々と投入されるティターンズの新型MSに対し、性能が追い付けない事を指摘されると、合体による連携が可能な支援戦闘機のGディフェンサーが開発され、スーパーガンダムへの合体機能を獲得。火力、機動力、装甲の強化に成功するものの、元々の欠点であった運動性の低さに関しては改善出来なかった。

グリプス戦役の終盤では、エマの搭乗した機体がティターンズに寝返ったレコア・ロンドの駆るパラス・アテネと交戦。撃破する事に成功するものの、搭乗していたエマはコックピットから出た際の負傷で死亡してしまい、主を失った機体は、ファ・ユイリィの駆るメタスの元にまで流れ着き、回収されている。なお、劇場版ではコロニーレーザーに巻き込まれ消失している[4]

TV版21話までは主にカミーユが搭乗。前期オープニングやアイキャッチでも本機がフィーチャーされ、主役機として活躍した。ガンダムシリーズにおいては初となる“前半の主役メカ”である。主人公のカミーユ以外にも数多くのパイロットが搭乗しており、ティターンズではジェリドやカクリコン・カクーラー、フランクリンが、エゥーゴではエマが乗っていた。また、TV版ではクワトロ、カツ・コバヤシも乗っている。

機動戦士ガンダムΖΖ

第1次ネオ・ジオン抗争時にも、中盤にラビアンローズで再調整が行われた上でアーガマに再配備される。ちなみに、この時のMk-IIは装甲がガンダリウム合金製の物に換装されていたという説もある。また、Gディフェンサーに代わる新たな支援戦闘機として、宇宙と陸上の双方で運用出来るメガライダーが同時配備されている。主にエル・ビアンノがパイロットを務め、ガンダム・チームの戦力として宇宙と地上の双方で活躍した。

最後はアクシズ内部におけるクィン・マンサとの戦闘でメガ粒子砲を避けられず、両腕を破損されて岩盤に叩きつけられた際にバックパックも作動不能となったため、そのまま同じく作動不能となったΖガンダムと共に放棄された。

本作ではガンダム・チームの一員として主にエルが操縦しているが、状況によってエルピー・プルビーチャ・オーレグモンド・アガケも乗った事がある。また、一時的ではあるがアーガマの捕虜となったネオ・ジオンの士官であるキャラ・スーンが脱出するために、セシリアを人質にしてMk-IIに乗って脱走した事がある。なお、途中で降りた為、奪われる事は無かった。

そもそもは威圧的なイメージ戦略も兼ねてティターンズに手掛けられた当機が、敵するエゥーゴ、それもシャングリラ出身者達により宇宙勢力(ネオ・ジオン)に対して本願以上に終戦まで奮闘しており、皮肉にして数奇な運命を辿ったガンダムと言える。しかし破損と修復を繰り返しながらも、グリプス戦役最序盤から第1次ネオ・ジオン抗争終結まで(特にGディフェンサーの強化が無くなっても)戦い抜いた点で、充分「ガンダム」の名を持つに相応しい名機といえるだろう。

漫画版 

漫画『機動戦士ガンダム1/2 vs. ガンダムMK-II』ではエドガー・エドモンド・スミスがテストパイロットを務め、カン・ウーの駆る「ハーフガンダム」と模擬戦を繰り返す。このMk-IIが何号機にあたるのかは不詳。

強化バリエーション

スーパーガンダム
性能不足を見越して考案された強化プランの一種。ガンダムMk-II用の支援戦闘機であるGディフェンサー合体した形態。
フルアーマーガンダムMk-II(SRW未登場)
Z-MSV』に登場するフルアーマー仕様。性能不足を見越して考案された強化プランの一種。

登場作品と操縦者

性能はガンダムのやや上程度だが、拡散バズーカがマップ兵器だったり、スーパーガンダムへの合体でレベル上げに貢献したりと、地味に活躍している。カミーユの乗機として登場することはあまり多くない。また、宇宙世紀ガンダム系パイロットの他、∀ガンダム系パイロットも搭乗可能である。近年ではGディフェンサーが登場せず最後までガンダムMk-IIというパターンも増えてきて、機動力の低さを克服し難い悩みはのしかかるものの、劇場版の武装が追加されスーパーガンダムに劣らない火力で戦うことができる。

SRWだと直ぐに白くなる、あるいは最初から白というパターンが多くティターンズカラーの濃青バージョンはやや影が薄い。本来のカラーは勿論こちらである。作品によっては量産されて雑魚として登場したり、ジェリドなどが乗る中ボス機扱いのことも。

なお、アムロ・レイを演じた古谷徹氏はエゥーゴカラーよりティターンズカラーの方が好きとの事。これが関係しているかどうかは不明だが、『Z』にて条件を満たせばアムロが本機に搭乗して仲間になる。

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。エゥーゴカラーのみ出演。
隠し要素DC所属のエマを説得すると、後に彼女が本機に乗って現れ、仲間に加わる。彼女を仲間にしないと、入手もできない。中盤に入るまでそこそこの戦力になり、Gディフェンサー入手後はスーパーガンダムになれる。
リメイク版では敵の時はティターンズカラーに差し換えられたが、味方になるとすぐに白くなる。
スーパーロボット大戦EX
横向きのグラフィックに変更された。
旧シリーズでは唯一、白黒両機が出演。黒はマサキ編で何故かクリスが乗って味方に参入する。この時相方のバーニィザクに乗ってきたため、マサキに「(どっちも敵っぽい機体なので)ややこしい」と突っ込まれた。
妙に移動力が高く、オーラバトラーに対して相性の良いハイパーバズーカを持つ。が、流石にガンダムF91には及ばない。
白の方はリューネ編でエマと共に加入するが、同時にプル姉妹キュベレイMk-IIドライセンも仲間になるため大抵はパイロット共々即二軍行き。
ガンダムMk-II同士で性能を比較すると、HP・運動性では白、装甲・移動力では黒の方が優れる。総合的には改造で弄れない移動力にアドバンテージを持つ黒の方がやや有利か。
またどういうわけか修理費用も異なっており、黒は白の1/10以下と非常に安価。
第4次スーパーロボット大戦S
『第3次』でエマが味方になった流れを踏襲し、最初から所持している。エマが最初から乗っているが、最初から自軍にあるMSの中では最強且つアムロが既にガンダムの限界反応を突破しているので、リ・ガズィあたりを入手するまでのアムロの乗機になるだろう。
本機でも無改造では限界突破してしまうが、どうせ改造するなら将来的に強制廃棄処分となるガンダムよりは、最後まで残るMk-IIを強化した方がいいだろう。ただしルート選択次第ではGディフェンサーが加入せずスーパーガンダムになれないので注意。
ヘビーメタルと戦う機会が多い序盤では実弾兵器が役に立つため、Gディフェンサーを入手するなら改造する価値はある。
スーパーロボット大戦F
『第4次』同様に最初から自軍におり、エマが搭乗。全体的に貧弱なMSの中にあっては強い部類。しかし「ガンダリウム合金製ではない」という原作設定に準拠したらしく、装甲はガンダムより低くなっている。
スーパー系主人公編なら早期にGディフェンサーが入手できるので、アムロかジュドーを乗せて積極的に改造していこう。
スーパーロボット大戦F完結編
高性能なMSが次々登場するため、活躍の機会は序盤までだろう。Gディフェンサーを使ったレベル上げをしてもいいが、『完結編』では敵がかなり強いのであまり前に出させないようにする事。ちなみに拡散バズーカのフル改造でマップ兵器追加という誰得なオマケ要素あり。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
原作同様の流れで手に入る。Mk-IIとしては貧弱なユニットだが、スーパーガンダムは2人乗りで強化パーツも4つ付けられるため、改造すれば支援機としてなら終盤でも十分活躍できる。火力はかなり見劣りするが、使う価値はある。MAP兵器版拡散バズーカが採用された最後の作品。
中盤以降はティターンズカラーがモビルドールとして大量に登場し、第64話「Air」では大量のガンダムMk-IIが襲い掛かってくるのだが、EVA弐号機の新武器・A.T.フィールドの試し撃ちに使われてしまうという何とも言えない展開に。Mk-II同士の対決もあるせいか、敵バージョンのグラフィックは味方バージョンの反転ではなく新規。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
原作通り肩にナンバーが記されている。カミーユ搭乗のものは3号機、その他敵として登場する機体は全て1号機。
スーパーロボット大戦α外伝
ルー・ルカが搭乗。今作からMAP兵器版拡散バズーカが無くなった。武器改造のシステムの変更で戦闘要員を乗せても最後まで活躍できる。今作もGディフェンサーと合体すると2人乗りになるため、サブには精神コマンド要員を乗せておこう。スーパーガンダムになれば飛行できるが、こちらにミノフスキークラフトをつければ、武器の地形適応向上のほか、Gディフェンサー援護が受けられるのでそう運用しても面白い。
第3話でジェリドとカクリコン・カクーラーティターンズカラーに搭乗しており、序盤で敵側にいるエマもこれに乗っている(シナリオ終了時に破棄したのか登場しない)。エマやカクリコンらは援護を持っているので注意したい。
第2次スーパーロボット大戦α
エマ機とエル機で2機入手できる。性能はどちらも一緒だがGディフェンサーが1機しかない為、必然的にどちらか片方はどうしてもスーパーガンダムになれない。全体攻撃特殊能力も持っておらず空も飛べず、その上パーツスロットも2しかないという困った機体なので、余程の思い入れがなければ後半で余るリ・ガズィに乗り換える方が色々と融通が利く。
没データとしてティターンズカラーが存在する。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
『第2次α』と同様。スーパーガンダムは優秀だが、換装パーツはひとつしか手に入らないという点も前作と同じ。全体攻撃の有無とパーツスロット数の関係で、量産機のジム・カスタムジム・キャノンIIの方が優秀という不遇の機体。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
劇場版での参戦に伴い演出面が大幅強化。歴代最強のMk-IIと思われる。序盤はカミーユ、後半はエマが乗るのは原作通り。αシリーズと違い拡散バズーカが全体攻撃武器になっている。ガルバルディ戦で使用したフライングアーマーを利用しての格闘戦が「フライングアーマー突撃」として再現された。単体火力はスーパーガンダムより優秀。GディフェンサーΖガンダム加入と同時期に追加。今回は改造Ζガンダムに引き継がれ、Mk-IIも残るので積極的に資金を投入するべき。オープニング戦闘デモではカミーユ・ビダンが乗っている。
ティターンズカラーはセツコルートでのみ敵として登場し、条件を満たせばアムロリック・ディアス (クワトロ専用)の代わりに乗ってくる。こちらはフライングアーマー突撃が無いが、代わりに一部武器の威力や弾数が向上している。3段階改造済みだが、順調に進めばディジェリ・ガズィνガンダムと手に入るので、アムロを乗せ続けて改造するのは気が引けてしまう。「盾装備」という利点と「汎用性」という事を活かすのならば、小隊員機としては申し分ない。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
序盤でエマが搭乗して参戦する。復活に伴いグラフィックが一新されたが、反面武装が大幅に削除されスーパーガンダム化もなし。
性能はリゼルと同程度ではあるが、こちらには全体攻撃のロングライフルがあるのが強み。
そのままエマを乗せておいてもいいが、今回はUCガンダム系の主力機がなかなか参入しないため、とりあえず序盤はPV1のようにカミーユ、Z入手後はアムロ、νが来たらハサウェイ辺りを乗せておくといい。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
前作同様にエマが登場して第一話から参戦する。『時獄篇』とは変化がない為運用は前回と同じ。
今回は序盤からUCガンダム系の主力機が続々と参入するためそのままエマが乗っている場合が多い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
最初から使える。射撃武器がガンダムより少し強いので、アムロは本機かNT-1アレックスへ乗り換えることになるだろう。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
敵として一度だけ、サイコガンダムと共に登場する。ティターンズ残党を率いるジェリドの軍で使用されているが、カラーは白。かなり改造はされているが、周りの敵MSと比べても大して強くはない。命中補正の高い拡散バズーカのみ注意。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
白は第1話からエマが、黒は第5話からサウス・バニングが乗る。黒が後半のステージ選択順次第でスーパーガンダムに強化される。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
黒は何故か(容量の関係?)消滅してしまい、白のみ。参入時で既に機体1段階、武器2段階改造されている。
スーパーロボット大戦IMPACT
カミーユが復帰時に乗ってくる。スーパーガンダムとしてならまだ使い道はあるが、Mk-II単体では非常に厳しい性能。強化パーツスロットが2でV-UPユニットでのテコ入れが出来ないのが痛すぎる。ちなみに乗ってきたステージのみ1人乗りスーパーガンダムで、このステージが終わると誰かGディフェンサーに乗せないと合体できない。
ティターンズカラーは敵専用でティターンズ残党が使用するが数は少ない。『C2』と違いHPのみやたらと高いが他は味方機と大差なく、陸A止まりなので弱い。第2部では出なくなった。なお、没データとして自軍用も存在する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
半病人であったカミーユが、ガンダム試作2号機宇宙に打ち上げられたショックで復活して乗ってくるというちょっと強引な展開。しかも、この時Mk-IIはジオン残党の基地にあった訳で……防衛戦力に使えよと突っ込むのは野暮なのか。もっとも、ガンダムMk-IIは純連邦系の技術の塊だったため、ジオン軍が持て余していた可能性はあるが。その後宇宙ルートで一人乗りのスーパーガンダムに強化される。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
グラフィックは『MX』のスーパーガンダムからGディフェンサーを取り除いたもの。ビームサーベルのアニメでサーベルを引き抜いているにもかかわらず背中に柄が残ったままになっているミスがある。
スーパーロボット大戦R
最初はカミーユが乗っている。正確にはMk-IIではなくて一人乗りのスーパーガンダムなので、分離しないと姿が見られない。利点はシールド防御が可能になるだけなので、分離する意味はほとんどない。Ζガンダムを入手してからはルーが乗っている事が多いと思われる。…使われているかどうかは別として。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
武装・グラフィック共にバルカンポッドが追加され、シールドランチャーが削除されたこと以外は『第3次Z』と同様。
『機動戦士ガンダムΖΖ』名義での参戦だが『劇場版Ζ』とのハイブリッドでもあるため、ロングライフルは引き続き装備している。
スーパーロボット大戦X
マナの国ルート第16話で加入。仕様は『V』とほぼ同様だが、条件を満たすと5話程でヤクト・ドーガが入手できるため百式共々お役御免に……。
スーパーロボット大戦T
出典が『Ζ』に変更されている。最初はΖΖがメンテナンス中のジュドーも搭乗し、ΖΖ復帰後はエルがパイロットに変更される。カスタムボーナスによりロングライフルの攻撃力が500も上がるが、20段階改造時の攻撃力は8000とそれなり。

単独作品

スーパーロボット大戦64
リアル系ではカミーユが強奪し、スーパー系ではエマの説得か、もしくは経緯不明でカミーユが乗ってくる。割とMS不足に悩まされる本作では、改造段階の高さもあって長く使える。
近接武器の戦闘アニメでユニットが斜め画面手前に移動する演出のされる本作だが、ガンダムMk-IIのグラフィックは真横を向いているため、ビームサーベル使用時にも真横に移動する。
スーパーロボット大戦MX
ユニットとしては登場せず、合体後のスーパーガンダムとして登場。
スーパーロボット大戦GC
エマが搭乗。フル改造すればなかなか攻撃力は高い。2機手に入り、後から片方がスーパーガンダムになる。
スーパーロボット大戦XO
特定の乗り換えで可能な合体攻撃が追加。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
カミーユ機(白)、エマ機(黒・白)が登場。
スーパーロボット大戦X-Ω
カミーユ搭乗機がR・SRシューターとして登場。
ティターンズカラーは敵ユニットとして量産機みたいな扱いで登場するほか、操作可能ユニットとしては期間限定イベント「ジェリド・メサと言う男」にてジェリド搭乗機が入手できた。レアリティRのシューター。2個目のアビリティは「自分以外の味方ユニットの攻撃力を下げる」という効果のため、習得させるメリットは一切ない。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2から登場するエネミーユニット。バランスタイプ。ジェリドがティターンズ仕様機に乗る。
原作終了後でありながらMk-IIという時代遅れな機体ではあるが、ボス仕様に調整されているため歴代最強クラスに強い。

関連作品

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
本機自体は登場しないが、アムロ用の防具として「mk-IIシールド」が登場する。
リアルロボット戦線
白黒両機が登場。性能は同一。
前者の名称表記は「ガンダムMk-II 白」。序盤でミデアを防衛すれば入手できるほか、ルート次第ではエマ機も入手でき、2機まで所有できる。
後者の名称表記は「ガンダムMk-II 黒」。カクリコンが常に搭乗しているほか、シロッコルートでジェリドとエマも乗り、敵として登場。エマ機は条件次第で入手できる。
Gディフェンサーは未登場なのでスーパーガンダムにはなれない。
リアルロボットレジメント
使用可能ロボットの一体として登場。G-3ガンダムとそこまで変わらない性能。タメ攻撃で拡散バズーカなどを撃つことができるが、全体的な性能不足が目立つ。
中盤でカミーユがZガンダムに乗り換えるのでそこでお役目御免となる。(フリーモードでは続けて使用可能)
必殺技はライフルを数発連射したあとにハイパーバズーカを撃つ連続攻撃。
黒い機体はジェリド機やカクリコン機として中ボスとしても登場する。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

VCU-505EX-Gry/Ver.009 バルカン・ポッド
オプション化・外装式にしたバルカン砲。ヘッドホンに近い要領で頭部に取り付ける。砲門は左側に2門備えられ、右側はマガジンになっている。
Z』以降照準値低下の特殊効果を持つ。
RX・M-Sh-VT/S-00018 シールド
スライド伸縮機能を持つ盾。左腕部にマウントを介して装着される物で手持ち機能は無い。表面には対ビームコーティングが施されている。裏側にビームライフルの予備エネルギーパックを2つまで装着可能。
機動戦士Zガンダムの最終決戦では失った左腕の変わりに体に直接装着された。
機動戦士ガンダムZZ17話ではスライドさせて縮めた状態で右腰にマウントしているシーンがある。
シールド・ランチャー
シールドの裏側に装備されたミサイルランチャー。劇場版でのみ登場。
XB-G-1048L ビーム・サーベル
バックパックに左右2本マウントされている。グリップの形状は四角柱になっている。腕部エネルギー供給経路を持たないMk-II用にグリップ部は独力で稼動可能な動力部を有する。
『X-Ω』ではアタッカータイプの通常攻撃に採用。
BAUVA・XBR-M-8C2 ビーム・ライフル
本機の主兵装。やや小ぶりなライフルでエネルギーパック方式を採用し本体からのエネルギー供給無しで使用可能[5]で横腰部にマウント可能。ライフル本体はパック内に充填されたメガ粒子の出力(使用量)を変更する事が可能でパック一つに付き標準状態の2.6MWで7発、最大出力6.07MWで3発発射可能だがSRWでは威力調節機能は未採用。
『X-Ω』ではシュータータイプの通常攻撃に採用。
Baz-85-Gry/Ver.045 ハイパー・バズーカ
通常弾と散弾を発射可能な単砲身ロケットランチャー。主に地上で使用されていた。後腰部にマウント可能。
『X-Ω』ではシュータータイプ(ジェリド機)の必殺スキル。
拡散バズーカ
目標の前で爆発し散弾を撒き散らす仕様のロケット弾を発射する場合のハイパーバズーカ。
F完結編』から『α』まではMAP兵器版の拡散バズーカも採用されていたが、『α外伝』より削除された。『Z』では全体攻撃武器。
『X-Ω』では「ハイパー・バズーカ(拡散)」名義でアタッカータイプの必殺スキルに採用。

オプション装備

フライングアーマー
大気圏突入用オプション及びサブフライトシステム。カミーユが考案したウェイブライダーの大気圏突入機能をテストする為に開発された。劇場版ではティターンズから奪取したことになっている。
グリプス戦役後にもアーガマの格納庫に保管されていたらしく、『機動戦士ガンダムZZ』23話でサダラーンの地球降下阻止作戦の際にエルが使用している。
ロング・ライフル
Gディフェンサーの武装。劇場版では合体せずに使用している。
第3次Z』では全体攻撃として扱われている。『V』では『ガンダムΖΖ』版の扱いだが使用している。
ハイパー・メガ・ランチャー
『機動戦士Zガンダム』33話で百式を救出する際にエマが使用。ランチャー自体にジェネレーターを搭載しているので発射は問題なかった様子。

必殺技

フライングアーマー突撃
『Z』で初登場。劇場版での攻撃を再現した。フライングアーマーに乗って集中射撃を行い、格闘戦に持ち込んで最後にフライングアーマーをぶつける必殺攻撃。射撃に用いているのはビームライフルのみだが、『Z』ではビーム兵器としては扱っていない。これがビームだったら、フォウ仲間フラグを満たすのが少し面倒になっていたに違いない。
武器にするよりも、本来の用途通りに飛行や水上ホバーの移動に使いたい…と思ってもそれは禁句だろう。
ビーム・ライフル(連射)
『X-Ω』でのシュータータイプ(カミーユ機)必殺スキル。

合体攻撃

シンデレラ・フォウ
XO』にて、カミーユを搭乗させたMk-IIとフォウを搭乗させたリ・ガズィによる本作だけの合体攻撃。まずカミーユがビームライフルで敵を牽制している間に、フォウがビームサーベルを抜いて相手に接近し斬撃を加えた後、入れ替わるような形でカミーユもビームサーベルで敵を斬りつける。名称はTV版第19話サブタイトル「シンデレラ・フォウ」、あるいは敵に接近戦を仕掛ける際に2機とも踊りを踊っているかのようにクルクル回るアクションからかもしれない。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
合体
Gディフェンサーと合体、スーパーガンダムとなる。
換装
合体できない作品では、Gディフェンサーは換装パーツ扱いとなる。

移動タイプ

サイズ

M

カスタムボーナス

全武器を切り払い無効にする
A PORTABLE』で採用。
『ロング・ライフル』の攻撃力+300
第3次Z』で採用。
最終命中率+10%。『ロング・ライフル』の攻撃力+300
V』、『X』で採用。
最終命中率+10%。『ロング・ライフル』の攻撃力+500
T』で採用。ここに来てロング・ライフルの攻撃力が200も上がった。

機体BGM

「颯爽たるシャア」
第3次』、『EX』にて。
「モビルスーツ戦~交戦」
第4次』、『α』、『α外伝』にて。
「水の星へ愛をこめて」
A』にて。
「サイレント・ヴォイス」
V』にて。限定版では原曲バージョンが設定される。

対決・名場面

黒いガンダム
グリプスに潜入したクワトロの前に姿を現す黒いガンダム。第1話のサブタイトルにもなり、それまでガンダムといえば「白」だった視聴者に大きなインパクトを与えた。
カミーユの逆襲と旅立ち
ティターンズの取り調べに対する復讐。その怨恨は「そこのMP!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」の一言からもわかる。
その後、カミーユはカクリコンの乗る2号機を拘束、クワトロの後を追い半ば成り行きでエゥーゴへ身を投じる事となる。
ガルバルディβライラ機
カミーユが白いMk-IIに乗るようになってからの初戦闘で、サイド1宙域で交戦。苦戦するも初めて敵を撃墜。
劇場版では大気圏での戦闘となっており、フライングアーマーから降りての回し蹴りが印象深い。
マラサイジェリド機
ジャブロー攻略作戦において戦った。ジェリドが元来得手としていた地球重力下での戦いに加え、ライラとカクリコンの敵討ちに燃える彼の奮戦の前に宇宙戦時とは打って変わって苦戦させられ、一進一退の攻防を繰り広げた。
この際、両機が同時に放ったビームライフルのエネルギーがぶつかり合って爆発を引き起こしており、シリーズを通しても珍しい描写となっている。

関連機体

バーザム
Mk-IIをベースとした量産モデル。ただし、デザインはMk-IIとは似ても似つかない。
Gディフェンサー
本機の支援用に造られた戦闘機。合体する事によりスーパーガンダムになる。
メガライダー
MS支援マシンで、『機動戦士ガンダムΖΖ』では主にMk-IIを乗せて用いられていた。
ガンダム
本機はこの機体の後継機として、またアースノイドのスペースノイドに対する示威の象徴として作られた。しかし、エゥーゴによってその思惑は大きく外されることとなる。
百式
アナハイムが独自に開発したムーバブルフレームにより可変MSとして開発されていた機体で、Mk-IIのムーバブルフレーム技術を取り入れて非変形MSとして完成した。
Ζガンダム
エゥーゴが本機の奪取によってムーバブルフレーム技術を手に入れ、可変MSとして完成した新型機。
ガンダムMk-III
エゥーゴが本機の後継として開発した機体。
ジムIII
バックパック等がガンダムMk-IIと同型。
ジェガン
細部がガンダムMk-IIに似ており、参考にされたと思われる。

他作品の関連人物

嵐騎士ガンダムマークII闇騎士ガンダムマークII
SDガンダム外伝』に登場した、ガンダムMk-IIがモチーフのキャラクター達。
余談に有るように兄弟関係設定がある(闇騎士の方が兄)。

余談

  • サンライズ英雄譚2』では初代ガンダムに似たカラーのアムロ専用機と赤色のシャア専用機が登場する。アムロ専用機はスーパーガンダムにすることが可能だが、シャア専用機は不可能。
    • また、アムロ専用機に関しては同ゲームの応募特典としてアクションフィギュアが抽選でプレゼントされ、2017年にはWeb通販限定でRG仕様のプラモデルが受注された。
  • ティターンズカラー版は初代「黒いガンダム」という事もあり、SDガンダムシリーズではライバルや強敵ポジションを務める事も少なくない。また、エゥーゴカラー版とは兄弟の関係な作品もある他にティターンズカラー版の方は敵側によって洗脳されている事もある。
  • 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、アニメと違い、カミーユ用とエマ用に2機が実戦に投入されるが、双方とも本史とは異なる運命を辿っているのが大きな特徴である。カミーユ機はホンコン・シティフォウの乗るサイコガンダムとの戦いで撃破され[6]、エマ機はヤザンマラサイとの戦いで大破されるが、その後回収されAEの技術を取り入れて、各部スラスターが追加装備された事により、瞬発力と旋回性能が向上し、機動力を大幅に強化された『ガンダムMk-II×II』へと進化を遂げた。

商品情報

プラモデル

  • 1/144

  • 1/100

  • その他

フィギュア他

脚注

  1. この設定は、Zガンダムの前番組である『重戦機エルガイム』のメカデザイナーである永野護のアイディアによるものとされている。エルガイムの劇中世界に登場する巨大ロボット・ヘビーメタルは、すべてムーバブル・フレームを統一規格としたデザインである。
  2. 本機Mk-IIは加速性能など「攻撃的性能」に長け、リック・ディアスは運動性など「防御的性能」に長けていて、総合的に見ると対称的な性能であるとする設定も存在する。
  3. アーガマでリック・ディアスを見て、此方のほうが先進的と見て、強奪した辺りからも、Mk-IIを軽視していたことが窺える。
  4. 劇場版の『Ζ』が『ΖΖ』には繋がらない事を示唆した演出なのかもしれない。
  5. これは本機が一般のMSには存在するビーム兵器用エネルギー経路を腕部や手部に配されていない為の特別仕様である。
  6. その後、脱出ポッドで放り出された所を、間一髪で駆け付けたスミレ・ホンゴウが乗って来たΖガンダム乗り換えている。

資料リンク