シャア・アズナブル
シャア・アズナブル(Char Aznable)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士Ζガンダム(劇場版)
- 機動戦士ガンダムΖΖ ※原作前期OPのみ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 声優:池田秀一
- 種族:地球人(スペースノイド)
- 性別:男
- 本名:キャスバル・レム・ダイクン
- 生年月日:宇宙世紀0059年11月17日
- 没年月日:宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
- 年齢:20歳(一年戦争時)→33歳(シャアの反乱時)
- 身長:175cm(一年戦争時)→180cm(シャアの反乱時)
- 所属:ジオン公国(一年戦争時)⇒エゥーゴ(グリプス戦役時)⇒ネオ・ジオン(シャアの反乱時)
- 階級:少佐⇒中佐⇒大佐⇒総帥(シャアの反乱時)
『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では主人公アムロ・レイに立ちはだかる敵として、『機動戦士Ζガンダム』ではクワトロ・バジーナとして主人公カミーユ・ビダンを導く大人の一人として登場する。
本名キャスバル・レム・ダイクン。スペースノイド解放を説いたジオン・ズム・ダイクンの長男。
彼自身が創作キャラクターとして大人気なので、経歴や考察に関する事は様々なメディアで発表されている。
ここでは必要最小限の記述に止める。
機動戦士ガンダム
父親が謀殺された後は、ザビ家による迫害を受け地球に逃れる。マス家の養子「エドワウ・マス」として育つが、ザビ家への復讐を誓って家出、ザビ家に近づくためにジオン軍に入る。士官学校ではザビ家四男のガルマと同期だった。また、士官学校は次席で卒業。
モビルスーツ操縦技術に優れ、「一年戦争」初期においてザク「通常の3倍の速度」と恐れられる高速戦闘を展開する。ルウム戦役で五隻もの戦艦を沈めたことで有名になり、赤い彗星の異名をとるようになる。また、指揮官機用ザクは「通常の3倍の速度」とパーソナルカラーの「赤」から、「赤い物は通常の物の3倍の性能」とされる。パーソナルカラーは赤だが、胴部分のみ赤で他はピンクに近い。乗機は順に、ザクII、ズゴック、ゲルググ、ジオング。
また、小説版ではリック・ドム、漫画版ではアッガイ、絵本版ではグフにも搭乗している。
作中においては主人公アムロ・レイにとっての最大のライバルであり、サイド7での初対決以来、幾多の名勝負を繰り広げることになるが、一方でニュータイプとして互いに通じ合ったララァ・スンを失った事が双方の人生を狂わせてしまった。
なお、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「シャア・アズナブル」は彼が考えた偽名ではなく、瓜二つの容姿を持つ全くの別人が存在していた。キャスバルはその人物とすり替わってジオンへと入隊している。本物の「シャア・アズナブル」は身辺の危険を察したキャスバルの策略により「エドワウ・マス」としてザビ家に暗殺されている。
また、実写PSゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』においては、ケツ顎という衝撃的なルックスで登場した。
機動戦士Ζガンダム
一年戦争の後にアクシズへと逃げ延びて、指導者「マハラジャ・カーン」の補佐役として務めた。その時に「ミネバ・ラオ・ザビ」や、マハラジャの娘「ハマーン・カーン」と出会い、彼女らの面倒を見てきた。
しかし、マハラジャが死亡してアクシズが指導者不在となると、シャアは弱冠16歳のハマーンをアクシズの指導者とした。だが、アクシズは「ザビ家」色濃い組織になったことで、彼自身はそれを嫌ってアクシズを離脱。
「ザビ家の支配」でなく、「スペースノイドの自治獲得」のため離脱した賛同者と共に、スペースコロニースウィートウォーターを拠点として組織を立ち上げる。この組織が後の宇宙世紀0090年のネオ・ジオンとなる。ここまでが原作前の彼の経歴。
戦後の混乱に紛れ、クワトロ・バジーナの偽名を使って地球連邦軍に入隊。後にエゥーゴへ参加してグリプス戦役を戦い抜く事になり、ダカールで演説を行う際に、シャア・アズナブルであった事を明かす。乗機は初期リック・ディアス、中期~後期金色のモビルスーツ、百式。
詳しくは「クワトロ・バジーナ」の項を参照。
小説版のΖガンダムでは、クワトロを名乗っているにもかかわらず、地の文章ではシャアと表記されている。TV版EDのクレジットでも「シャア・アズナブル:池田秀一」である。おまけに後の劇場版においては自分自身に対する問いかけとして「どうする、シャア」と言ってしまっている。本名のキャスバルでもなく、エドワウでもなく、クワトロですらなく、あくまでもシャアはシャアか。ある意味、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』で徹底して偽名で扱われたキンケドゥ=シーブックとは対照的である。
また派生作品の話ではあるが、本作から『逆襲のシャア』までの間に、木星圏において伝説巨神の打倒のためにアムロやジュドーと共闘した事もある(『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』)。
機動戦士ガンダムΖΖ
シャア本人は登場せず、セイラやブライトの会話等で多少名前が出る程度。前期OPと第一話(第一話はファーストとZの大まかなストーリーを紹介した特別編であり、シャアはナレーションとして登場)のみ登場している。元々ZZ終盤でハマーンに対して反乱を起こすのはシャアの役目だった。しかし、ZZ放送中に「逆襲のシャア」の製作が決定したため、反乱を起こすのはグレミーに変更されてしまった。この経緯もあり、作中でジュドーとシャアがOPのように邂逅する事は叶わなかった。OPのシーンからシャアが何をしたのか色々と推測出来るが、真実は闇の中である。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
「ネオ・ジオン」の総帥となったシャア・アズナブルは依然地球にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。アムロとの因縁に決着をつけるために、彼なりの美学からか「サイコフレーム」をアナハイムへ横流しさせる(小説『ハイ・ストリーマー』ではよく知られる「アムロと互角の条件で決着を付けるため」という理由の他に、「地球を潰す行為を行う事を恐れ、自身の行為をアムロに止めてもらうため」といった理由があった事がシャア自身の口から語られる)。
また、小説版(『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)では、サイコフレームを搭載したサイコ・ドーガをわざと放棄し、アムロが回収するよう仕向けていた。これにより、アムロはサイコ・ギラ・ドーガのサイコフレームをHi-νガンダムに搭載させた。
スウィートウォーターの住民たちからは「スペースノイドの希望」と崇拝されている。かつて戦争難民だった住民たちは、圧政者たる地球連邦はもとより、ジオン公国以外のスペースノイドを軍に虐殺させたザビ家も嫌悪しており、「ジオン・ズム・ダイクンの遺児」というザビ家の被害者代表ともいえる肩書きが、彼らを引き付ける要素となったと思われる。
最後はアムロ同様に行方不明となるが、ナナイが「大佐の命が…吸われていきます」と発していることからサイコフレームの共振による何らかの影響で死亡した事が示唆されている。
その後
『機動戦士ガンダムUC』、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、『ガイア・ギア』では名前のみ登場する。
また『機動戦士ガンダム F90』では、アムロと共に意外な形で物語に関わる。
総評
モビルスーツの操縦技術、作戦指揮能力、政治手腕、カリスマ性とそれに対する演説は優れており、これらは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を私見すれば大よそ分かる。
性格は「理性」と「感情」が入り混じった「実利」と「理想」主義者である。普段は理性一辺等で、冷静沈着を装っているが、実情はモビルスーツパイロットとしての自分「戦士」である。
アムロ・レイとの最後の対決では「私は世直しは考えてない」と言い放っていることから、ただ純粋にモビルスーツのパイロットとして戦いたいのが彼の本音であり、本当のシャア・アズナブルであると言える。また、結局のところ隕石落としは、クワトロとしての活動で地球の人々に絶望してこれを抹消したいと考えたからで、「世直し」はある意味結果的に成立するものの大義名分である。
外伝も含めて女性との関係は非常に多いが、子孫は一切残していない(『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では身籠もった相手がいたが、母親ごと死亡している)。『ガイア・ギア』では、遺伝子から造りだしたクローンにメモリーチップを移植した「メモリー・クローン」という存在の主人公、アフランシ・シャアがいる。
主な搭乗モビルスーツ
シリーズでは計6回乗り換えており(厳密にはルウム戦役前とアクシズ時代にも別の機体に乗り込んでいる)、
これはガンダムシリーズ通しても一キャラクターとしてはトップ。
一年戦争時(機動戦士ガンダム)
- シャア専用ザク(指揮官用ザクII)
- シャア専用ズゴック(後期生産型ズゴック)
- シャア専用ゲルググ(先行量産型ゲルググ)
- ジオング
- シャア専用リック・ドム(小説版)
- アッガイ(漫画版)
- シャア専用グフ(絵本版)
その他、ギレンの野望シリーズではシャア専用ギャンやキャスバル専用ガンダムが登場する。
グリプス戦役時(機動戦士Ζガンダム)
- リック・ディアス(リック・ディアス (クワトロ専用)も参照)
- ガンダムMk-II(エゥーゴカラー)※TV版のみ、数回搭乗。
- 百式
第2次ネオ・ジオン抗争時(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)
スパロボシリーズにおいて
初代設定での登場は多くなく、基本的にはΖのクワトロ時代か逆シャアのネオ・ジオン総帥時代がベースとなっている。その中でも異色なのは逆シャア設定で味方になるDであろう。とにかくスパロボのストーリーにおいても最重要人物の一人であり、絶大な存在感を持つ。
また、原作通り何度かアクシズ落としを画策したが、アムロ以外にも多くの主人公達からその行為を否定されている。
初代設定とクワトロのときはアムロと同等の能力だが、逆シャア設定になると全ての能力が底上げされる傾向が強く、特に防御が跳ね上がる。
シリーズでもシュウ・シラカワに次ぐ裏切りキャラであり、近年は新作が発表され彼が登場すると、「今回は裏切りません」の公式アナウンスが出ることがある。逆に無いとオールバックシャアになる可能性が非常に高い(もちろん、そうならない事も多い)。また、ガトーが仲間になっている場合、彼の裏切りに同調し、一緒に裏切ってしまうので注意が必要。
ネオ・ジオン総帥として登場する場合は基本的には敵なのだが、前述の通りDでは最後まで味方として活躍する。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCのエースパイロットで、顔グラフィックは一年戦争の仮面姿。第1話の敵増援でデニムとジーンを引き連れてシャア専用ザクに乗って登場。このステージの彼はザクの性能も相まって撃墜するのは相当難しい。大人しく、ジーン&デニムを倒して撤退してもらおう。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 第2次に準じた扱いだが、ルートによってはシャア専用ゲルググに乗り、宇宙にも登場する。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DC所属で第1話から登場。兜甲児は「オレには不利だ!」と、アムロに相手を頼んでいたが、ゲーム性から言うと、必中を使える甲児のほうが撃墜しやすい。ストーリー序盤はガルマ絡みのイベントも用意されている。アムロで説得すると中盤でクワトロになって仲間になる。説得しなかった場合も中盤でジオングに乗った彼と一時的に共闘するシナリオがある。その後も彼と敵対することは特に無い。本作ではシャア専用ザク⇒シャア専用ゲルググ⇒ジオング⇒味方になる場合百式とかなり乗り換える。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 没データでネオ・ジオン総帥バージョンシャアが存在する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話から、バイストン・ウェルに召喚されたジオン軍を率いて登場。アムロで説得すると、後でシャア専用ザクが手に入る(カラー版は不可)。
ギレン・ザビとキシリア・ザビを暗殺した後、ララァ・スンを連れ、クワトロとしてロンド・ベルに加入する。 - スーパーロボット大戦COMPACT2第3部銀河決戦篇
- ネオ・ジオン総帥姿で隠しステージの真のラスボスとして登場。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- スーパーロボット大戦COMPACT2のリメイク作品という位置づけなので、真のラスボスとして登場。台詞は新録で、アムロ・カミーユ・ジュドーとの対決台詞が追加された。一年後に発売された第2次スーパーロボット大戦αを意識してのことか。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- αやα外伝で散々置かれた伏線通り『逆襲のシャア』のネオ・ジオン総帥バージョンで敵として登場、今作における版権作品の大ボスとして君臨し、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の木星帝国と提携している。乗機はサザビー、もしくはナイチンゲール。今回は、自軍の戦力に加えてデラーズ・フリート残党にルートによってはハマーンのネオ・ジオンを束ねあげている。ハマーン休戦ルートでの最終決戦では、アクシズがハマーン艦隊に押さえられたため、オルファンを地球に落とそうとする(拒絶ルートでは当然アクシズを落とそうとする)。αシリーズでのシャアは今回で死亡する。次回作の第3次αでサザビーが隠し機体として入手。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 前作で死亡した事になっているが、最終話でアムロの前にαナンバーズを守る霊としてララァと共に総帥姿で登場。が、この直後、カミーユの前にクワトロとして登場する為、この僅かな間に髪を下ろして服を着替えてグラサンをかけたとネタにされる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 一年戦争時代の仮面姿で敵として登場するが、今回はデラーズ・フリート所属。専用BGMとして「シャアがくる」が採用されている。今回は、専用ゲルググ→ジオングと乗り換えてくる。ちなみに、第7話でシャア専用ゲルググを破壊すると棄てるので、それを拾ったロンド・ベルで使用可能。味方になったらクワトロになるが、シャア専用ゲルググに乗せると、BGMがしっかり「シャアがくる」に変更される。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- スーパーロボット大戦R
- 序盤にネオ・ジオン総帥姿で登場。場合によってはEDで同じ姿のまま「キャスバル・レム・ダイクン」として大統領になっている。ちなみに、寺田P曰く、これはDの伏線とのこと。
- スーパーロボット大戦D
- 今作では、実質的に主役の一人と言ってもいい立場で大活躍する。『逆襲のシャア』のネオ・ジオン総帥として登場するが、諸々の事情でなんと当初より味方。しかも部隊の指導者ポジションである。
原作と違いアムロとの決着にこだわろうとせず、それどころか本編開始前に起きたOZのクーデターからアムロとブライトたちを保護しつつ(ブライトにいたっては本人だけではなく家族まで保護している)アクシズ落としの協力を要請するなど、他作品以上の覚悟が窺える。特にアムロとの決着に関しては、共闘を約束する際に「シャアとは結局は戦う運命にあったはず」と言うアムロに対して「決着を着けたかった」と本心を告げるなど、私情を押し殺してでも大望の為に行動する覚悟が非常に強く表れている。やがて地球消滅や異星人軍の襲来を契機に自身や地球圏の事を再び見詰め直し、真剣に人類の生存圏である地球圏全体を守り抜こうと考えるようになり、OZやマクロス7船団やリガ・ミリティアとノヴァンブル条約を結び、同盟軍を結成、ブルー・スウェアの盟主を務める。
一方で、戦いが終わっても本当に地球上の人類が変わっていけるのか完全に信用し切れない内心も語られ、時々、ゼクスと再び逆襲をしそうな言動を取って主人公を始めとする若い世代達に警戒され続けるが、結局最後まで不穏な行動には移らない。ファンの間ではシリーズ中でも最も空気の読めるシャアと言われるほどで、最終的にはある程度、人類(若い世代)に希望を見出したようである。指導者なので部隊を抜けることが時々あリ、レギュラーで使う人は注意。
余談だが、今作ではナナイが登場しないが、もし登場していたら彼女とハマーン、クェスを交えてどのような修羅場が展開されていたのか非常に気になるところである(ちなみにアンソロジーでは3人が揃って修羅場と化すネタがある)。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- エゥーゴの指導者。序盤では行方不明になっていたが、後に百式で駆けつける。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 『逆襲のシャア』のネオ・ジオン総帥バージョンで敵として登場。戦争による被害を最小限に済ますため、地球人のバルマー帝国への全面降伏を企てる。攻略本では「言動がシャアっぽくないがシャアだ」と突っ込まれていた。サザビーでファンネル攻撃をするとカットインが用意されている。味方にする予定があったのか、精神コマンドが設定されている。
- スーパーロボット大戦64
- 序盤クワトロとして登場するが、中盤終わり頃に離脱。終盤、オールバックで逆襲する。味方のレベルにもよるが、2回行動可能ならうかつに近づくのは危険。副官ポジのガトーかミリアルドといっしょにタコ殴りにしてくる。計算式の関係からダメージは与えやすいが、ダミーをしこたま仕込んでいるのでそもそもダメージを与えることからして困難。νのアムロかビルバインのショウ、リアル系主人公辺りの運動性をフル改造してダミー割りに送り込む必要がある。性格が普通なので攻撃力はさほどでもなく、脱力で気力を下げておけば、割と安心して戦える。
- スーパーロボット大戦GC
- 序盤は一年戦争をなぞった展開なのでファースト設定。「ギガノスの蒼き鷹」ことマイヨ・プラートと共同作戦を取ったり(別組織とはいえ階級はシャアの方が上なので、彼らの上官となる)、ガディソードのジークとサリーの接触を受けて同行させたりもする。しかし中盤外宇宙から戻ってくると、しれっとクワトロとしてホワイトベースに加わっている。能力面では狙い撃ちやカウンターを持つが、ザンジバルの艦長をしている時のみこれらの技能がなくなる。
- スーパーロボット大戦XO
関連作品
- ヒーロー戦記
- ジオン公国のエースパイロット。ジオンがネオ・アクシズに滅ぼされた後は密かにエゥーゴ共和国へ逃れ、ある目的のために『ザビ家の埋蔵金』を探していた。仲間と合流するために大金が必要になったアムロを誘い、ジュドーと共に宝探しを手伝わせる。
ザビ家への敵対心を伺わせる発言をしているが、ガルマの死には関わっていないようである。また、ララァが登場しない事や、基本的に敵対しない事からアムロとの確執も存在せず、彼の相談に乗る事もある。
ガルマと共にこのゲームの最初のボスキャラでもある(この時はシャア専用ザクに搭乗)が、どう戦っても強制的に戦闘終了を余儀なくされる。宝探しの際にはサザビーに搭乗。サザビーに乗る1st設定のシャアを見ることができる非常に珍しい作品。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
基本的にこのバージョンで登場するシャアはD以外を除いて敵対する事が多い。
どのシリーズでもラスボスに匹敵、或いは凌駕する能力が設定されている。第2次αでは全能力が非常に高く、特に防御が初期レベルでもなんと161という破格の高さ。この数値は第2次αの全パイロットの中で最も高く、シャアの成長タイプも万能系に設定されているので、Lv40の時点で200を越える。仮にLv99まで成長した場合、最終的に234まで増える。ちなみに前作α外伝では、防御の初期値は僅か90程度、シャアは相当力を押さえ込んでいたのか。
精神コマンド
敵パイロットお約束の低燃費・高性能な精神ばかり。第2次αでは僅か60で覚醒が使用できる。IMPACTではクワトロ時と構成が異なっている点に注意。
- 第2次・第3次(PS版)
- 加速、根性、熱血、集中、ド根性、気合
- 新
- 集中、加速、熱血、てかげん、威圧、魂
- 第2次α
- 集中(10)、ひらめき(10)、狙撃(20)、直撃(10)、覚醒(60)、魂(60)
- IMPACT
- ひらめき、必中、てかげん、ド根性、気合、威圧
- D
- 集中、ひらめき、突撃、狙撃、熱血、魂
特殊技能(特殊スキル)
どの技能も高水準。そしてゲーム中では最も早くニュータイプL8に到達する(ただし、内部的にはギリの方が早い)。どの技能もL9まで到達せず中途半端なレベルで止まるのは、今作でも彼がまだ迷いを抱えているという事なのだろうか。
- 新
- 切り払いL6、シールド防御L6、ニュータイプ
- 第2次α
- ニュータイプL8、切り払いL8、シールド防御L7、指揮官L4、底力L8、気力+(ダメージ):
- D
- ニュータイプL9、切り払い、シールド防御、撃ち落とし、援護攻撃L1、指揮L2、コンボL2:
小隊長能力
第2次αでの小隊長能力は指導者として登場した彼らしいものである。残念ながら彼の小隊は一般兵が搭乗する攻撃力が低いギラ・ドーガばかりなので今一効果が薄い。折角の+40%も元のダメージが低くてはあまり意味がない。
- 第2次α
- 小隊攻撃の攻撃力+40%
パイロットBGM
人間関係
クワトロ時代の人間関係は「クワトロ・バジーナ」の項を参照。
流石に幅広い人間関係を持つのだが、クワトロ時代には「私は常に一人だった」と言い、『逆襲のシャア』ではアムロに「永遠に人を見下す事しかしないんだ」と糾弾されているようにララァのような悲惨な離別もあれば、アムロらとも一時的にしか良好の関係を保つ事が出来なかった孤独な境遇であった。
機動戦士ガンダム
- セイラ・マス
- 実妹。公費を流用してまで金塊を送り、ホワイトベースから降りるよう手紙を書くが、無視されたあげく鬼子呼ばわりされる等、彼の行動を否定し、金塊だけはホワイトベースのメンバーに分配。終盤でアムロと共に迎撃に出た際にシャアにコックピットを切り裂かれそうになるが、ララァの制止により一命を取り留める。『逆襲のシャア』の小説版『ベルトーチカ・チルドレン』及び『ハイ・ストリーマー』で、死の間際に思い出したのは地球に住んでいるはずの彼女のことであり、彼女を犠牲にせずに済んだ事に安心する言葉を遺している。
- ジオン・ズム・ダイクン
- 父親。ジオン公国の前身であるジオン共和国の指導者でスペースノイドの解放を謳ったが、ザビ家により暗殺された。ガンダム界隈では非常に有名だが、スパロボ未登場。
- トア・ダイクン
- 母親。ORIGIN版ではアストライア・トア・ダイクン。物語開始前に死去しており、後にララァが自身の母親になってくれる存在であったと語った事を考えると、強い思慕の念があったと思われる。
- ララァ・スン
- 母親になってくれたかもしれない女性(ひと)。アムロとララァが意識共鳴を起こしてしまった際にアムロからシャアを庇って死亡。明らかにシャアを狂わせた人物でもある(シャア自身の責任も大きいが)。スパロボにおいては1st時代やクワトロ時代の状態での共演が基本で、逆シャア時代の状態だと彼女が故人となっている為彼女は原作同様霊となって登場する展開が基本なのだが、Dではシャアを特定の機体で戦わせて特定の武器を使うと戦闘演出で登場。また、第3次αの最終決戦においては共にαナンバーズを守る霊となって登場し、共にアムロを激励した。
- ガルマ・ザビ
- 士官学校の同期であるが憎むべきザビ家の一員でもある。ガルマが親友だと思っているのを利用して謀殺。ただシャアはガルマに泣き事を言ったりもしており、「君はいい友人だった」とのセリフは本音だったのかもしれない。
- デギン・ソド・ザビ
- 作中では直接は絡まないが、シャアにとっては父ジオンを謀殺した最大の仇にあたる。
- ギレン・ザビ
- デギンと同じく憎むべきザビ家の一員。直接の絡みは無かったが、SRWでは直接対決が実現する。
- ドズル・ザビ
- 当初の上官。それなりの信任は受けていたようであるが、ガルマを守りきれなかった故に彼によって除隊処分にされた。SRWでは完全な敵同士になる事もしばしば。
- キシリア・ザビ
- まだ父ジオンが死ぬ前の幼少時に遊んでもらった事があり、作中中盤に左遷されていたところを拾われ、その正体に気付かれていながらも重用された。それでもザビ家憎しの感情は棄てられず、彼女が戦場から脱出しようとしたところを射殺。
- マ・クベ
- キシリア配下としては共に同格の大佐であるが、互いに快く思っていなかった。漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では共闘する場面がある等、原作程険悪ではない。
- ランバ・ラル
- セイラと違い、本編では会う場面が無いが、SRWでは何度か共闘するシナリオがあり、リアルロボット戦線では彼に対して正体を明かしている。
- ガデム
- 第3話で彼の補給部隊により補給を受ける事になる。ガデムの方が遙かに年長だが、階級は大尉の為、呼び捨てで呼んでいる。
- ジーン、デニム、スレンダー、クラウン
- ジオン軍時代における部下のMSパイロット。原作ではシャアの部下として数多くの名有りキャラが登場したが、ほぼ戦死しており、シャアの部下になる事自体が死亡フラグといえる(基本的に敵キャラなので当然ではあるが…クワトロ時代も部下達が、それも後半とはいえメインキャラ級がほとんど。部下の一人の主人公は精神崩壊。と、しっかり死んでいる)。
- ドレン フラナガン・ブーン
- 副官。シャアの部下であった故か戦死してしまった。ただ、ドレンはシャアの部下の中でも特に信頼されていた節があり、シャアのガルマに対する復讐にも一部加担するなど、シャアの素性すら知っていた可能性がある。
- シャリア・ブル
- ニュータイプ部隊における部下で、シャアをして良い友人が出来たと言う程、互いにニュータイプとして認め合ったが、すぐに戦死する。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- アクシズ時代に養育係を務めた。ハマーンに傀儡として育てられたミネバにシャアは激昂するが、ミネバ自身はシャアに対して絶大な信頼を寄せていた。グリプス戦役後にハマーンの下から拉致し、しばらく匿っていた。復讐相手のザビ家最後の生き残りだが、結局手に掛けることはなく、それどころか彼女の幸せを願っていた。成長したミネバにとっても本心を吐露できる数少ない存在でもあったようで、「ガンダムUC」においてシャアと同じ姿と声を持ちながら大衆に迎合し自ら望んで道化を演じるフル・フロンタルに対し、彼女は失望を露にしている。
- アムロ・レイ
- 実力を認めた宿命のライバル。幾度と無く戦う。
- ブライト・ノア
- 一年戦争では何度も対峙し、グリプス戦役では戦友同士である。その後の第2次ネオ・ジオン抗争では再び対峙する事に。彼の実力を高く評価しており、お互いを認め合う関係である。そういった意味では、シャアにとってアムロに次ぐ好敵手であるともいえる。
その他
- ジンバ・ラル
- 父ジオンの側近で、ランバ・ラルの実父にあたる人物。ジオンの死後、アルテイシアとともに彼の手引きで地球に逃れる。ORIGIN版ではキシリアの刺客に殺害された。
- テアボロ・マス
- ジオンの死後、地球に逃れた後に養父となった人物。名称はORIGIN版より。
- カムラン・ブルーム
- ファーストではサイド6での補給の際に交渉しているが、出る時にジオンへの反感を口にした彼を嚇かす。後に逆襲のシャアにてアクシズ売却交渉の場で再会するが、覚えていたかは不明。
機動戦士Ζガンダム
- カミーユ・ビダン
- 原典では逆シャア以降のシャアと出会う事は無かったが、殆どの作品で逆シャア設定のシャアの思想を完全に否定し、味方同士であるDにおいても最初は強く否定した。ちなみに初代に置けるシャアについては、一人でザビ家に立ち向かった事で「馬鹿な人です」と評している。
- ファ・ユイリィ
- 原典ではカミーユ同様に、逆シャア以降のシャアと出会う事はなかった。が、Dでフォン・ブラウンにおいてカミーユと暮らしていた時に、ネオ・ジオンの総帥であるシャアと再会した時には、驚きを隠し切れない様子だった。
- ハマーン・カーン
- 元恋人。ミネバへの教育方針などで考え方の対立があったとはいえ、シャアがハマーンを棄てたのは事実。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- ナナイ・ミゲル
- 『逆襲のシャア』でのシャアの恋人であり、ネオ・ジオンの指揮官でもある。
ウッソ・エヴィンの母親であるミューラ・ミゲルと同姓であることからウッソはシャアの子孫にあたるのではないか?という説もあったが、富野監督はきっぱりとそれを否定している(綴りのスペルも違うように設定されている)。
また、よりによって中の人が元恋人のハマーンと一緒だったりする為、「記憶を失ったハマーンを云々」という誤解を招いた事もある。 - クェス・パラヤ
- 『逆襲のシャア』においてニュータイプとしての素質を見いだすが、父を自身に求める彼女を煩わしいとも思っており、結局はララァと同様に戦闘にしか使えなかった。
- ギュネイ・ガス
- 部下。
- レズン・シュナイダー
- 部下。
- ハサウェイ・ノア
- 『逆襲のシャア』のハサウェイにとっては、恋心を抱いていたクェスを奪った恨まれ役に過ぎなかったが、意外にも、後に青年に成長した彼には、自らの唱えた思想の真理を理解されていく事になり、それは彼が「思わぬ運命」を辿っていく事になるのだった。
他作品との人間関係
クワトロ状態と同様に敵味方問わず他作品のキャラクターとの絡みは多い。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- バーナード・ワイズマン
- COMPACTでは彼を部下としていたが、これといった絡みは無かった。ちなみにクワトロ設定で登場するF完結編ではクワトロ=シャアである事を知らなかった。
- アナベル・ガトー
- 共にジオンのエースであり、初代設定で登場するAでは階級上シャアの方が格上。逆シャアシナリオ再現時はシャアの部下として活動する。
- シーマ・ガラハウ
- 第2次αでは部下。
- ジュドー・アーシタ
- 原作では出会っていないが、OPでは邂逅するシーンがある。信頼されているクワトロ時代と違い、スパロボではその行動を激しく非難されている。サングラスを外してフェードアウトするシャアにジュドーが咆哮するシーンは独特な印象を残す。
- シーブック・アノー / キンケドゥ・ナウ
- 共に名を変えた者同士であるものの、進んだ道の先は大きく異なった人物同士でもある。第2次αにおいては、それに関する会話がある。
- トビア・アロナクス
- 第2次αでは対戦した際に彼のニュータイプとしての素質を認め、共に来るように呼びかけるが、彼にも理想を否定され、拒否される。
- クラックス・ドゥガチ
- 第2次αでは彼と共闘して連邦やαナンバーズと激しい戦いを繰り広げる。
- フォンセ・カガチ
- 新では彼を失脚に追いやる。Dでは当初から敵対関係で、地球消滅後は彼にも事態の収拾の為に協力を打診しているが、それを蹴られている。おかげで同作のザンスカール帝国は人類勢力の中で完全に孤立状態となってしまう。
- タシロ・ヴァゴ
- 新では彼と共謀してカガチを失脚に追いやる。
アナザーガンダムシリーズ
- 東方不敗マスター・アジア
- お互いガンダムシリーズにおいて地球人類に絶望して人類の粛清の為に行動してしまった者同士。IMPACTでは彼にその苦悩を見抜かれ、逆襲という行動に出てしまう事を予期されていた。
- ゼクス・マーキス
- 良く似た赤の他人。アニメ本編での彼の軌跡は、シャアの人生を1年に凝縮したとも評される。時と場合によって関係は異なるが、基本的にTV版の場合は同志として行動する事が多い。EW設定の第2次αにおいては途中で裏切られてその考えを否定される。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 64ではよき理解者。Dでは彼と共にブルー・スウェアの中心人物となって共に活躍した。今作ではアムロは彼の風評を「地上のシャア」みたいなものと言ったが、シャアは謙遜していた。オールバック紳士仲間の一人。
- ヒイロ・ユイ
- 新では部下。以降の作品では「シャア・アズナブル」としてはDを除いて敵同士となる。
- レディ・アン
- Dではシャア達の活躍に感心し、自ら協力を申し出た。
- カーンズ
- 64ではシャアの参謀を務める。
- デルマイユ
- Dでは敵対関係。後にレディ・アンの協力によってバルジを攻略し彼を失脚に追いやり、OZとも同盟を結んだ。
- デキム・バートン
- 作品によっては彼に賛同したり敵対したりしている。64やDではデキムは登場しないものの、シャアは地球人類に絶望してあえて彼に賛同したと思われる。一方のRではシャアが逆襲する要因になっている。他の作品ではクワトロ名義でデキムと敵対する。
- ランスロー・ダーウェル
- Rでは歴史が変わった後のEDにて部下になっている。
ガンダムSEEDシリーズ
- ラウ・ル・クルーゼ
- 今のところスパロボシリーズで直接の共演は無い。第3次αでは彼は第2次αでのシャアの逆襲を肯定したが、彼はシャアの真意を何一つ理解しておらず、ただ自身のエゴの正当化の為だけにシャアの行為を肯定したのであって、シャアの真意を知るアムロやカミーユ達を更に激怒させた。
富野作品
- 破嵐万丈
- Rでは、フィオナ達が5年前に忘れていった時流ソナーを彼から受け取って、それを辿って元に時代に戻ってきた彼らを救出する。
万丈自身はシリーズ通してクワトロ時代も含めた彼の力量を高く評価しており、第2次αで対峙した際は人類の粛清という手段で改革を謀ろうとしたシャアを非難した。
マクロスシリーズ
- マクシミリアン・ジーナス
- Dでは彼と同盟を結び、共に戦う。オールバック紳士仲間の一人。
- ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 共に赤色の専用機を駆るエースパイロット同士。Dでは一年戦争で手合わせ出来なかったことを残念がっていた。余談だが、Dの世界では一年戦争よりもゼントラーディ戦争の方が先に勃発しているので、「赤いエースパイロット」は彼女の方が先である。
- エキセドル・フォルモ
- Dで初めて彼と出会った際、アムロやブライトやゼクスが彼の大きさに非常に驚く中、シャアは一人「ほう…」と静かに感嘆の声を漏らしていた。
その他リアル系
- マイヨ・プラート
- 1stバージョンのシャアと何度か共演。互いを認め合う者同士である。しかしACE3では…。
- B.D.
- Dではシャアのよき参謀の一人に。メガゾーン23の面倒も色々と見ているらしく、終盤には彼と何らかの約を交わす場面も。
- 矢作省吾
- Dではトレーズと共にこの世界の人類の代表者として、「こちら側の世界」に転移してきた彼と会談、メガゾーンの受け入れを約束する。しかし彼には初見からトレーズと共に「いざとなったらメガゾーンを犠牲をすることも厭わないような奴」と決めつけられ、「気に入らない大人の一人」として不信感と敵意を露わにされている。
- エイサップ・鈴木
- ACE3では、サコミズの件で彼から敵視されている。
- シンジロウ・サコミズ
- ACE3では彼にフィフス・ルナの落下を阻止されている。最終決戦ではこの事を「この世界の現実を知らなかった者の気の迷いにすぎない」と評した。
スーパー系
- 兜甲児
- 第2次αではシャアの逆襲を誰よりも悲しんでいた1人。終止クワトロ大尉と呼んでいた。シャアもまた、彼の言葉にどこか辛いものを感じていた。
- 流竜馬、葵豹馬、剛健一
- 第2次αにおいて、甲児やジュドーと同じく最後までシャアの事を「クワトロ大尉」と呼び続けた。
- 司馬宙
- 第2次αでは彼の言葉に、妹を思い出す場面も。
- ミア・アリス
- IMPACTではシャアの逆襲に最も悲痛な叫びを上げており、彼女からの訴えにはシャアも「私を買いかぶりすぎだ…」と返すのが精一杯だった。
- ロジャー・スミス
- Dにおけるオールバック紳士仲間の一人。
- 飛鳥ケンジ
- Dでは序盤から月の統合軍のゲリラの代表として、彼から協力を申し出られている。また、フォン・ブラウン市にカミーユが住んでいる事を彼から教えてもらう。
- あしゅら男爵
- 初期のシリーズでは同じDC所属の同僚だったが、仲はあまり思わしくない。鉄仮面繋がりでもある。
バンプレストオリジナル
- レーツェル・ファインシュメッカー
- 色々と似ている人(どちらかというとクワトロ時代に近いが)。第2次αではシャアの理想に理解を示しつつも、彼はそれを求めるのを急ぎすぎたのだと心中で呟く。
- ヴィンデル・マウザー
- Aでは本編開始前に彼に協力を申し出られた事があったらしいが、それを蹴っている。没シナリオでは彼と共に地球に逆襲する予定だったらしい。
- フィオナ・グレーデン
- RではルートによってはEDで彼女を救出する。
- デュミナス
- Rでは、アクシズの中に潜んでいた彼(彼女?)に気付く事が出来なかった。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 彼をよき戦士として認め、共に戦うことを促す。当初は彼に快い感情を持たれていなかったが、後に見直される。
- ジーク・アルトリート、サリー・エーミル
- GC・XOでは彼らと共闘態勢をとっていた。
- ムジカ・ファーエデン
- 『リアルロボット戦線』の主人公。シャアの大ファンで、彼自身にとっては血縁上の孫である。
スパロボ未登場
- ジョニー・ライデン
- MSVに登場。「真紅の稲妻」の異名を持つジオンのエースパイロット。異名が異名なだけにシャアと比較されることが多かったらしい。Gジェネシリーズではシャア本人も赤色にこだわりがあるらしく、痴話ゲンカをしたこともあった。また、彼を主役にした長谷川裕一氏の漫画『MSV戦記 ジョニー・ライデン』では、隠蔽されていた彼の真実が描かれている。ちなみに、一年戦争においてシャアの戦果とされているものの半分以上が彼の挙げたものである。
- フル・フロンタル
- 『機動戦士ガンダムUC』(未参戦)の登場人物。真紅のMS「シナンジュ」を駆り、ネオ・ジオン残党「袖付き」を率いる。外見や声、更に言動までシャアに酷似しており「シャアの再来」とされる人物だが、彼自身はシャアを敗者と評している。また、スペースノイドが望むなら成って変わると言い、目指すものはかなり違っている。その素性は…。なおOVA版での声優も池田氏が担当。
- アフランシ・シャア
- 『ガイア・ギア』(未参戦)の主人公。シャアの「メモリークローン」である。
名台詞
機動戦士ガンダム
- 「私もよくよく運のない男だな、作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
- 第1話での最初の台詞。元々別の作戦が終了して、サイド3へ帰還しようした途中で、サイド7に入港するホワイトベースを発見したため、武器・弾薬全て底を付いた状態で偵察任務をしなくてはならなくなった。
- 「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…」
- 部下が先走って、結果的に2人のパイロットと2機のザクを失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。声優の池田秀一も指摘しているが、本人(この時点で20歳である)が若造だということは言うまでもない。なお、CBの第2次では、DVEで収録されている。
余談ではあるが、この台詞は元々脚本にはなく富野監督がシリーズ構成を担当した脚本家の星山博之氏に、何の相談もなく勝手に追加したため、後にこのことを知った星山氏が激怒したとの事である。 - 「戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?」
- ドズルに補給を要請した直後にその到着を待たず突撃隊員を召集した事をいぶかしむドレンに対して。
- 「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」
- ガンダムの実力を試すために、自身のザクで出撃する。
- 「当たらなければどうということはない」
- ガンダムのビームライフルに怯えるスレンダーに対して。彼の戦場における豪胆さを示す台詞であり、類似の台詞やパロディも数多い。なお、スパロボ的には、リアル系機体の運用時の合言葉になっている。
- 「ええぃ!連邦のモビルスーツは化け物か!!」
- 起動したばかりのガンダムに集中攻撃を仕掛けるが、ほぼ無傷であったことから出た台詞。
- 「勝利の栄光を君に!」
- ガルマの前で出撃する前に敬礼するが、すでに彼の策略が張り巡らされていた…
- 「フハハハハ…ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい!」
「そう、不幸だ」
「君は良い友人だったが、君の父上がいけないのだよ!」 - ガルマ・ザビを謀殺した際の台詞。
- 「坊やだからさ」
- ガルマ・ザビを見殺しにした(実際は率先して戦死するよう仕向けた)ために左遷された後、場末の酒場でギレン・ザビの「ガルマは死んだ。何故だ!」のガルマ追悼演説を聴いたときに受け答える形で呟いた言葉。シャアの台詞で最も有名なものの一つだろう。
- 「さらに出来るようになったな、ガンダム!」
- ジャブローでアムロと対面した時のセリフ
- 「冗談ではない!」
- ウッディに攻撃された際の台詞。
- 「それ見たことか、付け焼刃に何ができる!」
- テキサスコロニーでアムロの乗るガンダムに敗れ戦死したマ・クベを皮肉をこめて言ったセリフ。
- 「ララァ! 奴との戯れ言はやめろ!!」
- 41話で、ガンダムのパイロットであるアムロとララァが互いのニュータイプ能力によって共鳴し、分かり合えるかもしれない途中で、ジェラシー全開で割って入った台詞。そりゃ、自分の想い人と倒すべき宿敵が精神的に戯れているのを見たら面白くないのは当然である。シャアもニュータイプである前に、一人の男なのだ。CBの第2次ではDVEで収録されている。
- 「…しかし、私もニュータイプのはずだ…!」
- ララァを失い、自身のゲルググも中破しこの発言をする。
- 「見えるぞ!私に敵が見える!」
- 上のも合わせてジオングに搭乗している時の台詞。
- 「ジオンなき後は、ニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことがわかるのなら、私の同士になれ。ララァも喜ぶ」
- 「ガルマ、私からの手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…」
- この台詞と共に手持ちのバズーカでキシリアを謀殺。彼も炎上するア・バオア・クーに消えたはずであったが…
なお、この時キシリアを射殺するシーンでは、演出を担当した板野一郎によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るというスプラッタなものであったが、監督の富野が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている。 - 「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
- 小説版にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、「連邦の白いヤツ」は宇宙に消える……。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
- 復活したシャアを最も表現できるセリフ。
- 「これでは道化だよ」
- 部下のカイザス・M・バイヤー(スパロボ未登場)らに「これで兵の士気も上がる」と言われてもらした一言。
- 「私はお前と違って、パイロットだけをやっているわけにはいかん!」
- ロンド・ベル隊の本拠地とも言えるロンデニオンに居ることをアムロに見咎められて。事実シャアは連邦高官との裏取引の為にこの地を訪れていたわけである。また、総帥をやっている己を「道化」と称するシャアの、昔と変わらず一パイロットのままであるアムロに対する嫉妬も含まれているのだろう。なお、Dでは指導者としてのシャアの姿に感心しているアムロに対して、「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかなかったのでな」と皮肉を交えた発言をしている。
- 「ならば、今すぐ愚民共すべてに叡智をさずけてみせろ!」
- 「そして、私は父ジオンのもとに召されるであろう!!」
- 第2次ネオ・ジオンでの演説の締めの台詞。「父ジオンの元に召される」とは「ジオン・ダイクンが予言したニュータイプの象徴として君臨する」とも「仮に成功しても、大儀のためとはいえ人類粛清という大罪を犯してしまうわけであり、その場合は贖罪のため自らも処断する」とも取れる台詞である。大分酔狂な気もしないでもないが。
- 「アクシズ、行け!忌まわしい記憶と共に!」
- アクシズを地球へ向けて発進させる際に発した台詞。
- 「やるな、ブライト」
- UCシリーズの戦艦は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、ブライトはシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。劇場版では核ミサイルを持ち出してきたことに対する台詞だが、小説版ではシャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存したことに対する台詞。64では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
- 「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
- アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロにサイコフレームを託した事が判明する。
- 「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん!アムロ、なんでこれがわからん!」
「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!そのララァを殺したお前に言えた事か!」 - 『逆襲のシャア』のラストシーンでアムロに対して言ったセリフ。悲しみに引き摺られているのが分かるがこの期に及んで逆恨み(ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任はある)である。お互いをよりよく解りあえるはずのニュータイプである主人公2人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であるというのが妙に考えさせられる。
その他
- 「やったぞ、サイド7の最後だ」
「我々の任務はV作戦の基地、サイド7を叩き潰したことで終わりだ」
「ふふふ、今日はこのくらいにしておくか。楽しみはとっておかなきゃな」
「ふっふっふガルマ、ザビ公王には立派な最期だったと報告しておくぞ。
そしてきみの最後の戦闘を手助けした俺は英雄だ!
わははは、あ~っははははは!」 - 以上、冒険王で連載された漫画版における迷台詞の数々。
- 「…私から格好を取ったら何が残る」
- 逆襲のシャアの同時上映作品、機動戦士SDガンダムより。ホテルの経営が上手くいかない原因をカミーユに指摘された時の反論。ある意味シャアの全てを象徴しているような台詞であり同作はこのほかにも「逃げ足だけは速いんだから」など微妙にシャアをコケにしたような台詞が多い。なお、シャア役の池田氏は下品な台詞が多いSDガンダムの収録をあまりよく思っていなかったとか。
- 「くそぉ、今度は劇場で仕返ししてやる」
- 同じく機動戦士SDガンダムより。劇場公開のνガンダムに敗れ、逃げたシャアは仕返しのために密かに赤いモビルスーツを作っていた。その仕返しの内容は推して知るべし。ちなみにこの時ヘルメットを置いていき、サングラスだったため、厳密にはクワトロ状態である。
- 「……しかし、アルテイシア、この結果は、地球に住んでいるアルテイシアには、よかったのだな……」
- 小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』での最期の台詞。今際の際にララァに関する甘ったれた恨み事を言った劇場版とは違い、地球に住んでいる妹を巻き添えにせずに済んだことにシャアは安堵していた。
- 「脆弱は美徳ではないよ!アムロ!大衆を見ろ!官僚を見ろ!連中は狂うか!?何が起こっても平然として、生き長らえている!才能があることで脆弱なのは美徳だと思っている連中は、その大衆に呑み込まれて行く。それが現実だ!」
- 小説版『逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』にてアムロがカミーユをシャアが狂わせたと批難した際に言い放つ。劇場版や『ベルトーチカ・チルドレン』では描かれなかったカミーユへの言及で、カミーユの悲劇がシャアの心に暗い影を落とし、反乱の一因になった事が窺える。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「カミーユ…私はお前達とは袂を分かったのだ!」
「カミーユ…お前なら本当に粛清されるべき存在が何であるか…気づいているはずだ!」 - IMPACT及び第2次αで、ネオ・ジオンの総帥となった状態でカミーユと対峙したときの戦闘台詞。グリプス戦役の頃に弟子とも右腕ともとれる存在を前に、シャアは何を思ったのか。そもそも、地球つぶしをしようとした発端はカミーユの精神崩壊にあったのだが…。
- 「ジュドー!私はハマーン=カーンとは違う!」
「ジュドー、人の優しさだけで地球圏は救えんのだ!」 - IMPACT及び第2次αで、ネオ・ジオンの総帥となった状態でジュドーと対峙したときの戦闘台詞。スパロボではカミーユと同じく将来を期待した弟子ともとれるニュータイプを敵にまわしてしまい、彼からも思想を否定される…。もちろん、シャアも出来るのであればジュドーのように優しさで地球圏を救える方法を選択したに違いない。しかし、それではいつまでも地上に蔓延っている人間が宇宙へ巣立たないので、アクシズを地球に落すという最後の手段に出ざるを得なかった彼の苦悩ぶりが伺える。
- 「何っ!? サザビーがパワーダウンしているだと!?」
- 被弾(大破)台詞……なのだが、実はナイチンゲール搭乗時にも言う。
αシリーズ
- 「…………今さら、詫びる気はない。…私を止めたいのなら、お前の力を見せてみろ…私が期待したお前の力を!」
- 第2次αのαナンバーズとの最終決戦におけるカミーユとの戦闘前会話での台詞。αナンバーズの誰よりもシャアを信じていたカミーユの言葉には、シャアも言葉を詰まらせていた。
- 「相変わらずだな、ジュドー…。その強さと優しさがあれば、きっと人類は終わらないだろう」
- 第2次αのαナンバーズとの最終決戦におけるジュドーとの戦闘前会話での台詞。
- 「キンケドゥ…その名は偽りの仮面にはならずお前を強くしたようだ…」
- 第2次αのαナンバーズとの最終決戦におけるキンケドゥとの戦闘前会話での台詞。それ以前の戦闘ではキンケドゥのことをシーブックと呼んでいたが、ここではこちらの名前で呼ぶ。同じく偽名を名乗った人物という共通点がありながらも進んだ道は全く正反対であった事を暗示している。
- 「甘いぞ、兜甲児!悪は絶対に許さないのがお前の信条ではなかったのか!私を倒してみせろ!そして、その力で人類に平和を導いてみせろ!それがお前達に与えられた使命だ!」
- 第2次αのαナンバーズとの最終決戦における甲児との戦闘前会話での台詞。甲児の正義感と純粋さを強く理解し、羨ましく思っているシャアだからこそ言える台詞。
- 「いいだろう!そのセンチメンタリズムに付き合ってやる!」
- 第2次α終盤での剣鉄也との戦闘前会話で、嘗ての仲間を手に掛けるという大罪を他の誰にも犯させない為、自ら汚れ役を買って出た鉄也の覚悟を汲み取る。
- 「………私は急ぎすぎたのか…。ララァ…教えてくれ…」
- 第2次αでの最期の台詞。シャアの死は、αナンバーズのメンバー全員に悼まれる事になった…。
- 「人類の未来を憂う気持ちはお前と変わらんさ、アムロ」
「お前は私を倒した男だ。ならば、その選んだ未来を見せてもらう権利もある」 - 第3次α最終話、霊体となってザ・パワーの中から宿敵・アムロへ、旧友に接するかの如く穏やかに語り掛ける。「霊体」というシチュエーションでの登板が非常に稀有な例である事は、言わずもがな。
COMPACTシリーズ
- 「ナナイッ!強制的に脱出させろっ!」
- IMPACTで爆散寸前のα・アジールを目の当たりにして。同作ではシャアがクェスについて煩わしく思っていた本心を吐露する描写が無い代わりに、新たな時代を担う世代の代表たるクェスへ期待を寄せる描写が目立っている。それ故、彼女の死には沈痛な表情を浮かべていた。
携帯機シリーズ
- 「馬鹿な!?地球が消えただと!?」
- Dの冒頭、地球消滅を目の当たりにして。百戦錬磨のシャアも、さすがに地球そのものが消滅したとあっては驚かざるを得なかった模様。この後、ミリアルドが妙に冷静な事に「よくそんなに冷静でいられるな」と言うが、ミリアルドにも「後から自分が冷静だったかと言われれば怪しい」と言い返されてしまい、自身の気が動転しきっている事を再認識した。ちなみにこの台詞はDのTVCMでも使われており、シャアの声優である池田秀一自らが演じている。
- 「それは私もそうだ。決着がついていないのだからな。…似すぎた者同士は、憎みあうこともある。だが…今はすでに異常な状況下だということをわかれ、アムロ」
- Dでアムロに「自分とシャアは戦うしか道はなかった」と言われた際の発言。随分とあっさり、アムロと決着をつけたかったことを認めたものである。結局この後アムロはシャアの頼みを渋々受け入れ、共闘する事に。このように、Dは第一話からとにかくすごい展開が続く。
- 「ほう…」
- Dで度々何かに感心したときに漏らす。序盤が驚きの連続だったからか、滅多なことでもない限り動じない。
- 「この、蒼き人類のゆりかごを、我々の手で守り抜かねばならん…」
- Dで再び地球圏の為に戦うことを決意して。かつて地球潰しをしようとした事も勿論自覚しており、アムロにも少し毒づかれるが、シャアの決意は本物である。
- 「く…バカな、この私が、恐怖しているというのか!?あの存在に!?ええい、動け、なぜ体が動かん!」
- Dで、ルイーナとの最終決戦で、何度倒しても蘇ってくるペルフェクティオに、絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝機を見出せずさすがの赤い彗星も恐怖のあまり身体が震え出した台詞。本人は現状を断固として認めようとせず、自分を何とか奮い立たせようと必死だが、身体のほうが震えてしまい身動きがとれずにいた。
- 「ああ、そうだな…」
- DのネオジオンルートEDにおけるシャアの最後の台詞。戦いは終わったものの、未だ人類が再び争いを起こす事を懸念するシャアだが、アムロとブライトに人類を信じる事を促され、その言葉に頷いて。この台詞と共にDの物語は終了する。
単独作品
- 「アムロ……ならばお前は、違う生き方をしてみるのだな。私はあの刻から、いつも1人の男だった……」
「なんだ……?私にも……世界が見えるのか……?」 - 64で前もってアクシズ落下を阻止した際のシャアの最期の台詞。この後、最期までララァの死に縛られたままだったライバルの死に、アムロは慟哭する…。
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