サウス・バニング
サウス・バニング | |
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外国語表記 | South Burning[1] |
登場作品 | |
声優 | 菅原正志 |
デザイン | 川元利浩 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 39歳 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 不死身の第4小隊 →トリントン基地(MS隊) → アルビオン隊(MS隊) |
役職 |
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軍階級 | 大尉 |
サウス・バニングは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍大尉。
一年戦争当時から、ベルナルド・モンシア中尉、アルファ・A・ベイト中尉、チャップ・アデル少尉の3人を率いて戦ったベテランパイロットで、戦後はトリントン基地のモビルスーツ隊の隊長になり、新型装備の性能評価試験を行っていた。同時に、コウ・ウラキ少尉やチャック・キース少尉の様な新米パイロットの教官も務めていた。
ガンダム試作2号機強奪事件後は、連邦軍の追撃部隊の旗艦アルビオンのモビルスーツ隊の指揮を執った。
しかし、宇宙空間での訓練中に、コンペイ島の観艦式に向かうデラーズ・フリートのシーマ艦隊と遭遇し、これを退ける。しかしアルビオンへの帰還中、乗機の被弾箇所が不運にも異常を起こし、胴体部から爆発。非業の死を遂げた。
突然の退場[編集 | ソースを編集]
このバニングの戦死は第8話「策謀の宙域」での出来事だが、劇中中盤において、エイパー・シナプス艦長と飲み交わしながら、“主人公を含め後輩達の成長を認める”、“地球にいる別居中の妻の話題”、“「デラーズとの戦いがパイロットとしての最後になっても、悔いの無い様にしたいだけです」発言” と、かなり明確な死亡フラグを立てている。しかし、何と言っても極めつけは“第8話からの後期OP「MEN OF DESTINY」映像にバニングの姿が無い”事だろう。この為、後期OP映像の時点でバニングの死を予想した視聴者も少なくなかった。
また、MS搭乗中にレッドアウト(視界が真っ赤に染まる現象)を感じたり、負傷の治りが遅いことを嘆いて年齢を自覚したり…と、たとえ生き残っていたとしても、彼のMS乗りとしての「寿命」はさほど長くなかったであろうことも示唆されている。
キャラクターの総評[編集 | ソースを編集]
厳しくも情に厚い人物であり、アルビオン所属のパイロット全員に慕われていた。なお、奥さんとの別居の原因は「バニングが妻以外の女性に対してだらしがない所にある」模様。事実、トリントン基地のMS小隊長のカレントからは「バニングのスケベ野郎」と陰口を叩かれており、アルビオンがフォン・ブラウンに寄航した時には、「両手に花」で店に来た所をモンシアに見られ引き返す、行方不明になったコウを探している最中にすれ違った美女に感嘆するなど女好きと思われる場面は多い。この辺りは、「流石にモンシアの上官であっただけはある」という事か…。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
貴重な歴戦の士官として、もっぱらアムロと共にベテランとして部隊のまとめ役となり、MSパイロット以外を含めた若手を指導・「修正」する役回りも多い。SRWでは死亡イベントが再現されたことはなく、スパロボ補正に恵まれた存在でもある。
参戦当初の『COMPACT』ではオールドタイプであるという事だけで活躍は厳しかったが、それ以降では援護能力や指揮官能力に長けていたり、『α』では強力なガッツを所持する等といった独特の強みを獲得していることが多く、能力ではオールドタイプ最強クラスの実力を持つ。
ただし、元がジム・カスタム乗りなので、機体に関しては悩み所。乗り手がいなくなってしまった前半の主役MS(ガンダム試作1号機Fb、リ・ガズィ)がデフォルトの搭乗機となっている事も多い。ΖIIやフルアーマー百式改のようなオールドタイプ向きの強力な機体の供給度合いにも扱いやすさが左右される。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 声が収録されている。担当声優の菅原正志氏はPS版EXのナレーションを経て本作が版権キャラ役として初のスパロボ出演となる。
- ガッツ、魂持ちなので充分に強いが、絶望的に2回行動レベルが遅い。多分後半は余った1号機か条件次第で手に入る2号機に乗っていると思われる。
- 「各原作の男女ペアを哨戒任務に出撃させる」という少々下世話な(ある意味、粋な?)一面も…(しかもタイミング悪く、直後にエアロゲイターが襲撃を仕掛けて来た)。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- PS版では劣悪だった2回行動可能レベルが引き下げられLv63で可能となった。能力的にはPS版より若干能力が上がっているが、『α外伝』同様に魂を習得しなくなってしまった。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 当初はアムロ達と共にティターンズに監禁されており、ルート問わず第6話で救出される。選択ルート、作戦中の行動、熟練度によっては同シナリオでリ・ガズィに登場して出撃する。
- 未来での部隊分断後もコウ達でなくアムロ達と共に行動しており、コウの代わりにガンダム試作3号機に乗っている。作中ではフォッカー、アムロ等と並ぶ部隊の首脳で、問題行動を起こして弁慶を負傷させてしまった竜馬や忍、鉄也達を叱る場面がある。
- 攻撃時のカットインが用意された。『α』から引き続きガッツを覚えており、格闘、射撃、技量が上がったため、より攻撃的になった。さらに指揮官も持つ等、強力なキャラクターだが、エース級ニュータイプ以外で援護を持たない唯一の味方モビルスーツ乗りと残念な特徴がある。また熱血は現代でも狙えるほど覚えるのが早くなり、魂が削除された。その代わり必中、気合が枠に入ったため、元々のてかげん、熱血と合わせて、「百式系列に乗って味方にマップ兵器を撃ち、味方の底力、ガッツを発動させる」という役に非常に適している。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 艦長を除けば味方パイロットで4名しかいない指揮官技能持ち。他3名はハリソン・マディン、ドレル・ロナ、ハマーン・カーンといずれも中盤以降の加入で、それまで一手にその任を引き受ける姿はまさに前線指揮官。小隊長能力『消費EN-20%』もなかなか便利。Eセーブと効果が重複するため、習得させれば消費ENを60%程度まで落とせる。
- オールドタイプでも扱える優秀なMSが豊富にあり、乗機に困ることもない。候補は百式や量産型ガンダムF91に、コウから試作3号機を借りてもいい働きをしてくれる。量産型νガンダムなら、ほぼ無消費でインコムを乱射することも可能。どのみちNT専用武装が使えない序盤ならΖガンダムを駆ってもいい。本作では初めて不死身の第4小隊が勢揃いし、ジム・カスタム3機とジム・キャノンII1機小隊で原作再現もできる。第4小隊全員に言えることだが成長力が平凡で、最終能力値はコウに水をあけられる。とはいえ初期能力ならコウに劣らず、PP次第でフォローも可能。
- カットインが他のMSパイロットと違い、画面後方から前方へ出てくるような独特なものになっている。音声は新規収録あり。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 『第2次α』から気合が士気に変化。不屈の消費SPが20→10に軽減された。今回も魂こそないが小隊長として有用である反面、小隊員として小隊に貢献できる精神コマンドがほぼ無いので、小隊長としての運用が基本。戦艦・スポット参戦以外で指揮官持ちの味方はバニングの他、終盤でバルキリーに乗り換えるマックスのみとなり、前作以上に希少性は増した。今作でも乗機の候補は豊富。中盤以降はガンダム試作2号機やノイエ・ジール、ドーベン・ウルフなど、強力かつ相性の良い隠し機体も入手可能で、それらを駆っても良い。ただ格闘はイマイチのため、試作3号機やノイエ・ジールでは武装によって威力が落ちる。
- 撃墜数が試作2号機の入手フラグに関わるが、他の3人は小隊長向けではないため、彼の撃墜数が重要になってくる。
- 新録のないコウに対し、バニングにはラスボス戦の特殊戦闘台詞が存在する(恐らく、レイ・ラブロックのついでに収録したものと思われる)。ついでにカットインも描き直され、他のMSパイロットと同様の横向きのものに変わったが、特徴的だった前作に比べて評判はイマイチ。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 機体に恵まれないのが難点だが、コウ以上の能力と高い援護Lvで援護攻撃主体で活躍する。Ζガンダム等の長射程武器を持つ機体を優先して乗せたい。
- 熱血、集中を必ず覚え5パターン中4パターンで魂を覚える為、パンチ力も高い。また、面倒見が良い事から激励、鼓舞といったサポート系の精神コマンドも覚える。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 魂を一切覚えなくなってしまったのが痛いが、相変わらず援護が強力。ガンダム試作1号機Fbがデフォルトの搭乗機。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 魂+統率技能を持っている為、シローに並ぶ本作最強のオールドタイプの一角。
- 本作は魂の習得レベルが跳ね上がっている中、クリアまでに現実的なレベルで覚える逸材。(一例として前記のシローが63、バニングは51)通常攻略の範疇であれば、実質的にMS乗り最良の魂持ちと言ってよい。
- 初期レベルから誘爆を所持しているのは原作の最期を踏まえたものだろうか。
- 『α外伝』で用意されていたカットインが本作では非採用の他、αシリーズに比べて顔グラの出来があまり宜しくない。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- 三輪長官がトリントン基地で手配したロンド・ベル隊への補充要員として、第6話でコウと共に仲間に加わる。その際に、ノインからケーン達Dチームの教官を引き継ぐ。そのため、ケーン達との絡みが非常に多い。だが、代わりにコウとの絡みが薄くなってしまっている。なお、同じ階級のアムロに合わせたのか、ブライトにタメ口で話している。
- 本来はガンダム試作1号機に搭乗する予定だったが、ジオン残党の奇襲を受けた際にジム・カスタムで出撃し、以後もそのまま搭乗する。
- パイロットとしては、魂を持つものの、非ニュータイプパイロットであるのに必中を持たないのが痛い。敵が限界反応値をオーバーしていれば気にならないが、それでも限界値の高いオリジナル系のゲシュペンストなどを相手にすると、とたんに必中が欲しくなる。その代わりと言ってはなんだが、実は精神ポイントがやけに多かったりする。
- 隠し機体であるGファイター側のパイロット候補として優秀で、ガンダムの行動前に分離して援護攻撃砲台になり、行動時にはガンダムと合体しサブパイロットとして貴重な魂を振舞うことで彼の強みを引き出すことができる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- ブライトには敬語を使用するようになった。
- 援護攻撃、援護防御共にLv4まで成長し、エースボーナスは援護行動時に与ダメージが20%増え、被ダメージが20%減るという援護のスペシャリスト。MSで援護防御にボーナスが付いても……と思うが、シールド防御L1さえ修得させれば、援護防御時のダメージを3桁台にまで落とせる。
- 命中率に難があるのは相変わらず。底力をスキルパーツ付きのLv9で発動させても、100%に及ばない事もあり、凶悪なカスタムボーナスを持つジム・カスタムと援護のスペシャリストであるバニングの組み合わせも、どうしてもこの点で評価を落としてしまう。主力にしたいのなら感応持ちパイロットの出撃が必須。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年4月の期間限定イベント「スターダスト・ネビュラ」にて名前のみ登場。イベント開始前に原作をなぞる形で戦死しており、SRW初の死亡例となった。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
コウよりも能力が高くオールドタイプトップクラスの実力を持つ。特に技量はベテランらしく非常に高い。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
集中、魂等の戦闘用の精神コマンドを覚え、新米パイロットに喝を入れるかの如く激励等サポート用のものまで覚える。
- α
- てかげん、集中、信頼、熱血、狙撃、魂
- α外伝
- てかげん、集中、信頼、熱血、必中、気合
- 第2次α
- 集中、てかげん、気合、熱血、必中、不屈
- 第3次α
- 集中、てかげん、士気、熱血、必中、不屈
- IMPACT
- 誘爆、てかげん、熱血、集中、激励、魂
- A(A PORTABLE)
- てかげん、集中、信頼、激励、熱血、魂
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
『α』と『α外伝』にてガッツを覚えるため、命中、回避、クリティカル率が非常に高かった。近年ではガッツが廃止されレベル性の底力になってからは、『α』の時ほど力は無い。また、援護に特化しており、良い機体に乗せる事で援護攻撃でも活躍できる。
- α
- ガッツ、シールド防御L9、切り払いL9
- α外伝
- ガッツ、指揮官L2、シールド防御L4、切り払いL2
- 第2次α、第3次α
- 指揮官L3、援護攻撃L2、シールド防御L4
- COMPACT
- シールド防御L5、切り払いL6
- IMPACT
- 統率L3、防御L7、援護攻撃L5、援護防御L5
- A PORTABLE
- 底力L5、切り払いL5、援護攻撃L4、援護防御L4
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 援護攻撃時のダメージ+20%、援護防御時のダメージ-20%
- 『A PORTABLE』で採用。同じボーナスのノインと異なり、強力な乗り換え先が数多存在するため、補正を存分に生かすことができる。Gファイター側のパイロット候補としても引き続き優秀。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- コウ・ウラキ、チャック・キース
- 部下。新兵である2人の良き師となった。
- アルファ・A・ベイト、ベルナルド・モンシア、チャップ・アデル
- 不死身の第4小隊の仲間であり部下。
- エイパー・シナプス
- 上官。
- シーマ・ガラハウ
- 第8話で、彼女のゲルググMの奇襲を受ける。その際に乗機のコクピットのすぐそばの胴体部分に被弾し、それが原因で死亡する事となった。
- ケリィ・レズナー
- 原作ではこれといった絡みや交戦はなかったが、漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では彼の乗るヴァル・ヴァロと交戦した際に、クローでコクピットを掻き斬られて戦死した。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- アムロ・レイ
- 同階級(Ζ以降)で、共に自軍の上官ポジションを担い、互いに信頼している。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- アムロと同じく同階級で、自軍の上官ポジションとして会話は多く、互いに信頼関係にあるが、シャアとして対峙した際は軍人として彼に立ち向かうことになる。
- ブライト・ノア
- 上官。互いに信頼が厚い。
- カミーユ・ビダン
- SRWでは部下。『α』では、ラビアンローズにおいてΖΖを盗もうとしたジュドーの行為を容認したため、けじめをつけさせるべくシャングリラ・チルドレンの目の前で彼を修正した(この件はカミーユも了解の上で修正を受けている)。
- ロベルト・ゴメス
- 『α』中盤の宇宙ルートでは彼の副官的ポジションに就き、共にリガ・ミリティアを纏める。
- 新兵や少年パイロットらが引き起こす諸問題を臨機応変に解決する彼の采配振りに、バニング自身も指揮官として感じるものが有った様子。
その他ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- ハリー・オード
- 『α外伝』で競演。
- 彼も同じ大尉であるが、「ハリーには過去に結婚歴が有り、バニングは妻と別居状態」という意外な共通点が有り、作中においてそれに関連した会話も登場する。
- キラ・ヤマト、フレイ・アルスター、サイ・アーガイル
- 『第3次α』では、フレイの謀略が原因でいざこざが起こった際に、彼等を「まだ娑婆っ気が抜け切れていない野戦任官の小僧達」と皮肉と哀れみを込めて評していた。
- アンドリュー・バルトフェルド
- 『第3次α』ではお互いの指揮官としての器を認め合っていた。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- ロイ・フォッカー
- アムロと同様に上官ポジションとして絡む場面が多い。剛のバニングに対する柔のフォッカーというような好対照でもある。
- 年齢は上だが自分は大尉、フォッカーは少佐という事もあって、常に敬語を使って接している。
- ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマン
- 『A』では彼らの教官を務めた。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- デューク・フリード
- 『IMPACT』では彼が異星人である事を事前に知らされてはいたが、実際に対面した際には地球人と変わらぬ風貌を具えていた事に驚愕し、思わず繁々と眺めてしまった。
- 獣戦機隊(藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮)
- 『α』では共にトリントン基地所属という設定で始まり、彼らとモンシアとの喧嘩を仲裁した事も。
- ロム・ストール
- 『IMPACT』で植物惑星へと突入する直前、あまりの無茶振りな作戦に珍しく愚痴を漏らした際、彼から激励の言葉を掛けられる。
- デビルサターン6
- 『IMPACT』では何かと撤退してばかりの彼らを指して「長生きするタイプ」と評し、引き際の潔さ(?)に苦笑していた。
- コズモレンジャーJ9(木戸丈太郎、スティーブン・ボウィー、マチコ・ヴァレンシア、アイザック・ゴドノフ)
- 『α外伝』では、ティターンズによってアレグ基地にアムロやブライトと共に幽閉されていたところを、レディの依頼を受けた彼らによって救出された。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
名台詞[編集 | ソースを編集]
OVA版[編集 | ソースを編集]
- 「戦いはお前達がいつまでもピーピーやかましいヒヨッコかどうかで決まる!」
- 第2話の追撃戦中に。敵にエースであるアナベル・ガトーがおり、状況的にも敵優位で不安がるコウやキースに対し「敵は試作2号機奪取が主目的で、ガトーも積極的には戦えないかも知れない」と叱咤激励。新兵達の気を引き締めさせた。
- 「あの馬鹿どもめ! いつまでガキの遊びをしてやがる!」
- 第4話。序盤にてアルビオン左舷MSデッキの揉め事を止めに行く時に発した台詞。
- ちなみに小説版では、わざと大声を上げながら出て行こうとした理由は、「デッキのもめ事が映っているモニターを無言で眺めるシナプス艦長が恐ろしかったから」と説明されている。当然、直後にシナプスからは激しい口調で叱責されてしまう。
- 「ハッ! 申し訳ありません。パイロットの管理は責任を持って私が……」
「…誰が一番暴れたいのか分かってんのか……バカヤローーッ!!」 - 同話、その揉め事をシナプスに叱責された後の台詞。前半はシナプスに対しての釈明であり、この言葉の後、そのままブリッジを出ていく。
- 後半はブリッジの自動ドアが閉まった後に、溜まった不満を小声で洩らした後、大声でモンシア達を罵る。
- 「無駄弾が多すぎる!」
キース「そ、そんなこと言ったって…」
「無駄口もだ!」 - 第8話冒頭の模擬戦にて。容赦無くキースをシゴく。
- 「そういう時は身を隠すんだ!」
- 同話、見失った敵を探すのに気を取られて無防備になったゲルググMを撃墜して。SRWでは戦闘中によく聞く台詞だが、戦闘アニメではどういう時なのかさっぱりなのはご愛嬌。
- 「ああ、大丈夫だ。少し弾を食らったが…何、アルビオンは近い」
- 同話、戦闘終了後の台詞。確かにパイロットは無事だが、台詞が明らかに大丈夫ではない…
- 「ん? そうだ、着艦の前に……『回礼に基づく星の屑作戦・ソロモン海域実施要綱』…これはすごい! 敵の配置が一目瞭然だ! …ん!? ガンダム2号機!」
コウ「大尉、なんと言いました!? ガトーですか!?」
「そうだ! ウラキ、ガトーが動くぞ!」
コウ「奴らの目的は何です!?」
「奴らの目的……こ、これは……!」 - 同話、死亡直前の台詞。
- 撃墜した敵から「星の屑作戦」に関する機密文書を手に入れて帰還している最中、文書を閲覧して重要箇所を確認したその瞬間、被弾箇所が突如爆発し、機体と文書もろとも宇宙に散った。
- 言いようからして相当な情報量だったはずであり、無事に本隊に帰還するか、せめてもう少し読む時間が与えられていれば星の屑作戦の成否、ひいては宇宙世紀の歴史すら変わっていたかもしれない。そういう意味でも重大な死であった。
小説版[編集 | ソースを編集]
- 「狂ってやがる……」
- 小説版より。地球連邦政府に対して既に失効したはずの戦時条約を口実に宣戦布告した、デラーズ・フリートに吐き捨てた言葉。
- 本編劇中では「大義」という言葉やジオン贔屓の演出で美化されがち[2]なデラーズ・フリートが、所詮詭弁を弄する凶悪なテロリストに過ぎないという「本質」を突いた一言である。
漫画版[編集 | ソースを編集]
- 「この前の補給の時に自分宛の手紙が…3年前から別居中だった……妻からの手紙が届きまして」
- 「また…二人でやり直せるなら…と、除隊はその為です」
- 夏元雅人氏の漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。シナプスに除隊の理由を尋ねられ、やや微笑みながら上記の返答を返す。
- シナプスやシモンに応援されバニングも照れていたのだが、完全に死亡フラグとなってしまっていた…(余談も参照)。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「まだ若い彼らが前向きになっているんだ。軍人である貴様らが弱気になってどうする!」
- 第20話「決戦、第2新東京市」より。第5使徒ラミエルへの対応を巡ってウッソ&大作ら年少組が前向きに打開策を論じているのに対し、弱気な発言を繰り返す雅人へ渇を入れる。
- ちなみに、バニングはもちろん彼らよりずっと年上だが、まだ39歳である。
- 「貴様ら! 自分達のしたことがわかっているのか!」
「貴様らのつまらん意地の張り合いがベンケイの負傷を招いた…」
「幸い大事には至らなかったが次にこんなことが起きれば、今度は誰かが死ぬかも知れんぞ」 - 第26話高熟練度ルート「果てしなき大空に誓う」より。上述にある通り、弁慶を負傷させた竜馬達を叱っていた時の台詞。
- 「演習のみを繰り返して来た軍隊が…実戦をくぐり抜けて来た俺達に勝てると思うな!」
- 第34話月ルート「時を超えた対決」より。ターンXを起動させたギンガナムに対する戦闘前会話。
- 一年戦争を潜り抜けた「不死身の第4小隊」ならではの台詞であり、実戦経験が薄い点を突かれると弱いのか、常に強気で高飛車な物言いをするギンガナムも微妙に歯切れの悪い答えを返している。
- 「お前がまだ戦うつもりなら、心を鍛えろ。戦場では精神が弱った奴から死んでいく」
- アイビス編第13話「彗星の来襲」より。アルテリオン搭乗禁止命令に反発するアイビスへ向けて。
- 心を閉ざした状態である当の本人には、彼女の身を案じるが故の忠告も届きはしなかった。
- 「そうだ。クマゾー、ウラキがニンジンを食べたら、お前もピーマンを食べるんだぞ」
- 第30話「コロスは殺せない」or「華麗なるかな二流」より、珍しい幼児キャラとの会話。軍人ではなく、父親目線で語っている事にも注目。
- この台詞にクマゾーは素直に頷き、コウは地獄を見る羽目に。
- 「お前が未来を創ると言うなら俺達は未来を守る。それが軍人である俺の任務だ!」
- 第54話「逆襲のシャア」に於けるシャアとの戦闘前会話。
- 最初の対決時こそ「クワトロ大尉」と呼びながらも、最終的には地球連邦軍の軍人としてシャアと戦う、バニングの覚悟が見える。
- 「ここまで来れば勝敗を分けるのは、それぞれの精神力だろう」
「死ぬなよ、みんな。俺達が生き残るという事は、それは人類の勝利でもあるんだからな」 - 第59話「果てしなき流れの果てに」に於ける『神壱号作戦』発動前日の雑談風景で、第4小隊や大空魔竜戦隊の面々に送った激励。各人共にバニングの言葉を噛み締め、作戦の成功を誓う。
- 「この世界の平和を願い、死してなお戦いを続けるか…」
- 最終話で、ザ・パワーの中に宿る散っていった戦士達の魂に触れ、感慨深げに呟く。
- 「世迷い言はあの世で言え! ケイサル・エフェス!」
「亡霊は、ジオンだけで充分だ!」
「俺達は軍人だ! 相手が何者であろうと、任務は果たす!」 - 最終話のケイサル・エフェスへの特殊戦闘台詞。新規収録の無い部下に代わって、指揮官が吼える。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「パイロットの補充が終わっていない。本当のパイロットのな」
- 『A(A PORTABLE)』第21話「決められた道をただ歩くよりも」or「ボソン・ジャンプ」より。
- ケーン達が登録解除にて除隊した後に敵の襲撃を受けた際、「カスタム化したドラグナーを不慣れな兵士で出撃させるか?」と問題になった時に、ケーン達が戻ってくると信じて言った台詞。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
スパロボでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダム試作1号機Fb
- 『COMPACT2第3部』『IMPACT』
- ガンダム試作3号機
- 『α外伝』
- リ・ガズィ
- 『COMPACT』『α外伝』
余談[編集 | ソースを編集]
- 二つの漫画版(加登屋みつる氏の『コミックボンボン版』と松浦まさふみ氏の『機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄』)では、バニングは原作と異なって死亡する事は無い。
- 加賀屋みつる氏のコミックボンボン版では、オーストラリア大陸での追撃時の負傷で地球に残っており、アルビオンのMS部隊隊長はベルナルド・モンシアが務める。
- 一方、夏元雅人氏の漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では、ケリィ・レズナーの駆るヴァル・ヴァロとの戦闘中にコックピットに被弾した事が原因で戦死する。
- なお、同作ではドクターストップが掛けられる程の身体能力の悪化や、離縁していた妻から寄りを戻したいという旨の手紙、任務後にそのまま退役する旨の報告、そしてコウに対して「全てが終わった後、地上の故郷に招待して妻の手料理を御馳走する」という会話をする…という、バニングの死亡フラグが本編顔負けのレベルで連続して起きている。
- DNAメディアコミックス発行の『ギレンの野望 コミックアンソロジー』における高山瑞穂氏の短編漫画『蒼の残照 -バニングス・リポート-』ではブルーディスティニー3号機と2号機の戦いを目撃していた事が語られている。これは作者の高山氏が『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY(SRW未参戦)』のコミカライズを行っていたが、雑誌休刊の影響で打ち切りになった事で補完も兼ねたものである。
脚注[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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