ギュネイ・ガス
ギュネイ・ガス | |
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外国語表記 | Gyunei Guss[1] |
登場作品 | |
声優 | 山寺宏一 |
デザイン | 北爪宏幸 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(強化人間) |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
所属 | ネオ・ジオン軍 |
軍階級 | 准尉 |
ギュネイ・ガスは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
シャア・アズナブルが立ち上げたネオ・ジオン軍に所属する強化人間の青年兵士。
専用仕様機となっているヤクト・ドーガに搭乗してアムロ・レイを中核とするロンド・ベル隊と戦うも、クェス・パラヤと関わってしまったのを機に、次第に情念を暴走させていく事になる。
人物[編集 | ソースを編集]
ネオ・ジオン軍に所属する強化人間の青年。階級は准尉。
モビルスーツのパイロットとして確かな実力は備えており、戦闘に慣れているとは言えないクェスのフォローをしつつルナツー防衛隊を翻弄しケーラ隊を壊滅させ核ミサイルを見抜いてファンネルで撃墜する等、実力もかなり高い方であり、実際アムロ相手にも善戦している[2]。だが、若さ故なのか多感な性格とも言える面があり、強化人間としての処置を受けた事もあってか、「自分が死ぬことはないマシーンである」と称する等、自信過剰な振る舞いも目立ち、それが原因による慢心で失態を演じたり、目の良さから余計な物にまで気を取られる癖もある。また、承認欲求も非常に強く、天然のニュータイプに対する憧れや劣等感からか、自分が強化人間と呼ばれる事を過敏に嫌い、自らが「ニュータイプ」である事に拘りを持っており、その為なのか、ニュータイプや強化人間だけが扱えるファンネルに頼りすぎるきらいも見せる[3]。こういった面からも、ニュータイプや強化人間が持てはやされる事を嫌うレズン・シュナイダーとは非常に折り合いが悪く、フィフス・ルナでの戦いを経た後はシャアの政治面での補佐を行うカイザスからも過度な強化に対する懸念をされているが、シャア本人からは「若いのさ」と評していた[4]。
強化人間になったのは、強制では無く強くなる為にあえて志願した(逆に言えば強化していない自分の実力に自信が無かった)らしく[5]、フォウ・ムラサメら他シリーズの強化人間と比べれば精神面での不安定さは殆ど見られない。元被験者のナナイ・ミゲルだけでは強化技術に不充分だった為、彼女と共にネオ・ジオンへ亡命してきたローレン・ナカモトを補佐役として据えている。フォウ、ロザミア、ゲーツ・キャパらに施した様な強化はシャアからの強い意向により止めさせており、心理的な擦り込み操作を第一とし、薬物による神経反射作用の促進は二の次だったとされている。
上官であるシャアに対しては、表向きには忠実に従う様子を見せており、シャアもまたカミーユ・ビダンの様な新しき世代のニュータイプとなる事を密かに期待されている。少なくとも、カイザスの言葉を流してフォローしてやる程度にはギュネイに対して大きな期待をかけている事が解り、ロンデニオンへ交渉へ向かった際にも、モビルスーツマニアの青年に扮し競技用モビルスーツのホビー・ハイザックに搭乗する形で護衛を任されている。しかしギュネイ当人は、シャアが期待と応援の暖かい目で見ているのとは裏腹に、内心では強化人間では無いニュータイプである彼に対して強い劣等感や嫉妬心を抱いており、加えて一年戦争におけるコロニー潰しで両親を失いその後はアウト・オービト(外宇宙)暮らしを強いられた過去も重なってか、小惑星落としを敢行する姿勢も内心快く思っておらず、反発心を燻らせていた。ただし、シャアに従う者として逸脱した行動にまで走ろうとまではせず、フィフス・ルナを落とす作戦の際にも、反抗的な態度を見せる事無く任務に従っている。
アムロと接触した時にシャアについてきた少女であるクェスの事は、当初はその奔放さからも疎ましく感じていたが、彼女が初めて乗るはずのヤクト・ドーガで発揮した高いニュータイプ能力に興味を示す様になる。だが、そのアプローチはあまりにも一方的な上に、自分の自慢話ばかりをするばかりかクェスにとって憧れの大人であるシャアの悪い噂を言いふらして心象を悪くしようとする姿勢は、シャアにしか興味のない彼女にとって不愉快な物でしかなかった。当然、クェスから拒絶される事になったギュネイは、シャアに対するかねてよりの反感と嫉妬を加速させ、それ以降は「クェスを手に入れる」という目的しか頭に無くなり、人質を取って恫喝を行うといった下劣な手段にまで手を染めようとする等、躍起になっていく事になる。また、クェスの好意に関しては、彼女の「ニュータイプ」としての一面しか見ていなかった部分があり、彼女個人の内面に関しては見ようとしないばかりか興味さえ示していなかった等、同じく劇中でクェスに好意を抱きつつ内面とも向き合おうとしていたハサウェイ・ノアとは対照的とも言える。
劇中の様相 [編集 | ソースを編集]
物語の冒頭、フィフス・ルナを落とす作戦にて、愛機のヤクト・ドーガでロンド・ベル隊のジェガンを圧倒する様子を見せるが、そこへ駆けつけたアムロの駆るリ・ガズィと交戦。パージされたBWSに気を取られたのが災いし窮地に陥るものの、そこへ駆けつけたシャアの駆るサザビーによって救われ、撤退を言い渡された事に納得のいかない様子を見せながらも、止む無くそれに従う。
その後、シャアの護衛を任されてロンデニオンへ護衛として同行する事になり、自らはモビルスーツマニアの青年に扮してホビー・ハイザックに搭乗。レズン率いるギラ・ドーガの部隊が囮となってラー・カイラムに攻撃を仕掛けている隙に、シャアのロンデニオン潜入の護衛任務を果たす。その後、シャアがアムロと再会し一悶着を起こした後、その窮地を救うべくホビー・ハイゾックで駆け付け、シャアと彼に同行したクェスを連れてロンデニオンを脱出する。帰還後、ニュータイプとして本物の能力を見せたクェスに対し興味を持ち始めアプローチを掛けるのだが、夜郎自大とも言える自慢話に加え、彼女にとって憧れの存在と言えるシャアを自分の上官とは思えないまでに扱き下ろして印象を悪くしようとする陰湿なやり方だった為、彼女からは不愉快に思われるだけで相手にされなかった。これ以降、シャアへの反感を加速化させていく事になったギュネイは、次第に目に余る独善的な行動へ出る様になってしまう。
ルナツー宙域の連邦軍艦隊へ攻撃に出た作戦では、初陣となるクェスの護衛を務める形で出撃し、作戦は成功するものの、知らずの内に自らの父親であるアデナウアー・パラヤを殺害してしまい不快感に襲われたクェスには反発され、去られてしまう。その後、アクシズに向けてラー・カイラムから放たれた核ミサイルを感知してファンネルで全て撃墜する戦果を挙げるも、そこへケーラ・スゥの搭乗するリ・ガズィを中核とする部隊がアクシズへ向かうのを目撃。部隊を壊滅させ、リ・ガズィも半壊に追い込んで引きずり出したケーラを人質に取り、駆け付けたアムロに搭乗するνガンダムを明け渡すよう要求する卑劣な手段に出る。だが、複数のギラ・ドーガにショックアンカーで攻撃した結果、武装解除したフィンファンネルが危機に陥ったアムロの感応波に反応して誤作動を起こしてしまい、それに気を取られて逆上する形でマニピュレーターで掴んでいたケーラを圧殺。攻撃を仕掛けようとするも、フィンファンネルによる砲撃で返り討ちに遭う形で撤退した。
アクシズの制圧後、再びクェスを連れ出してしつこくアプローチを掛けるのだが、またしても自慢話的な話ばかりだったり、更にはララァ・スンの存在を持ち出してまでシャアの事を貶めようとする等、以前よりも強引な形で迫った結果、遂には平手打ちされる形で完全に拒絶されてしまう。その後、自分のクェスへの行いを察し辟易していたシャアからも、新たにα・アジールに搭乗して出撃するクェスを操縦に慣れるまで守ってやれと言われた上で、「ネオ・ジオンの再建とアムロの打倒以外に興味は無い」と明確に釘刺される事になるのだが、この頃になると、ギュネイはシャアの言葉をまともに信じようとしない状態となっていた。そして、ロンド・ベル隊がアクシズその物の破壊に乗り出した最終決戦時、クェスの護衛を再び行う形で出撃。クェスが大量のファンネルでアムロのνガンダムに攻撃を仕掛ける中で横槍を入れる形で奇襲を仕掛けようとするも、Iフィールドを発動させたフィンファンネルによって攻撃を防がれてしまい、躍起になって攻撃を続ける。しかし、以前の戦いにて「目が良すぎる故に他の事に気を取られやすい」という欠点を歴戦の勇士であるアムロにしっかり見抜かれていたのが災いし、最期はクェスを守るべく突進した際にνガンダムがあえて手放したバズーカとシールドに一瞬気を取られた隙を突かれ、駆け引きに敗れる形でビームライフルにより機体を撃ち抜かれ、呆気なく散った[6]。
小説版[編集 | ソースを編集]
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』では「グラーブ・ガス」という名称で登場。アムロとベルトーチカの子供による幻覚を見せられ、ベルトーチカが搭乗するリ・ガズィの攻撃を受けて戦死する。
なお、キャスティングは劇場版の山寺宏一氏から松本保典氏に変更されている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
基本的には単なる顔有りの敵キャラクターという扱いで、『α』のようにシャアが反乱を起こしていなくてもネオ・ジオンのニュータイプ部隊の一人として登場すると云うこともあった。
スパロボシリーズにおけるギュネイを語る上で、特筆すべきは『D』での扱いである。本作では原作と敵対関係が大きく異なるため、なんと最序盤から最後まで自軍で活躍する。男主人公であるジョッシュとは親友となり、ファンには嬉しい原作で見られなかった活躍を見せてくれる。
『D』におけるギュネイは、ある意味では同作を象徴する存在といえる。基本的にはほとんどの登場作品で最終的に死亡しているが、『D』、『CC』、Zシリーズ、『T』では最後まで生き残る。
クェス共々、総帥であるシャアの立ち位置によって扱いが大きく変わるキャラクターと言える。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCのラストバタリオンの一員として登場。FC版ではクェスも同僚にいたのだが、下記の『第2次G』やリメイク版では(『第3次』と矛盾するため)いなくなった。
- PS版では音声初収録。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 『第2次』と同じだが、終盤の決着シナリオの削除のため出番が減った。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DC所属。主に敵として登場するが出番は少ない。
- クワトロを仲間にしていないルートでのみ、DCを離れたシャアの仲間としてギャプランに乗って登場。この時はシャアやガトーらと共にロンド・ベルと共闘して異星人と戦ってくれたのだが、後のシナリオでは何故かギュネイのみDCに戻ってしまう。
- ちなみに本作のクェスは隠しキャラの味方パイロットとしてのみの登場で、ギュネイとは一切関わらない。リメイク版の攻略本では「クェスがいないからやる気が出ないのか」とツッコまれた。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- ナナイの部下……であるが、全然関係のないア・バオア・クー攻防戦にも端っこにいるため、どういう経緯で居るのか不明。クェスにはあっさり逃げられてしまう。ちなみにクェスが逃げた理由はシャアがちょっかいをかけたからである。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- シャアがネオ・ジオン総帥になったのでポジションが原作と同じになった。『α』の時点では死んでいなかったが今回で戦死する。専用ヤクト・ドーガだけでなく、α・アジールにも乗る。ハマーン休戦ルートを行くとヤクト・ドーガに乗り換え。ハマーン休戦を断ったルートに行くと、そのままα・アジールに乗る。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『D』以来となるスパロボ出演。また『新』以来のパイロットカットインが用意され、ボイスも新録された。終盤第41話から第46話までシャアへの連絡係としてクェス、マリーダと共に一時的に自軍参加。乗り換え時の台詞も豊富に用意されており、原作の嫌味な雰囲気を感じさせない熱血漢寄りになっている。自軍参加中は「馴れ合うつもりは無い」と言いつつも割と内面の実直さを見抜かれており、カミーユやシンからはそれなりに気にかけられている。
- 最終盤を前に永久離脱するも、フル・フロンタルが敢行したアクシズ落としを食い止める一員に参加している。また、加入するステージでハサウェイが敵を撃墜すると「カミーユ以外にも警戒すべき奴がいたか!」と焦る様子も見せる。冷たい態度を取りつつも何だかんだで自軍を気にかけている。
- 『D』ほどではないにせよ本作でも地味に扱いが良く、アクシズ落下阻止の際には「大佐の無茶を止めるのは俺の役目」という言葉通り加勢してくれる。クェスと違い自軍復帰フラグはないが、今作でも最後まで生存する。
- 戦力的には強化人間だけあってバランスが取れておりエースボーナスも優秀で使いやすいのだが、残念ながらDの頃に覚えていた熱血を失いダメージアップ系精神コマンドは闘志止まりなのでメインでの運用は厳しい。サブでの運用が望ましい。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 時獄篇で共闘し、心境も変化したがまたもや敵として登場する。今回は越えるべき壁であるシャアも気にかけているクェスも常時味方側である為どこか浮いてしまっている。ちなみに彼らに対する戦闘台詞もある。地味にBセーブを取得したため、継戦力が上がっている(味方参入すると無くなる)。
- 条件を満たせば中盤終わり頃に味方参入する。参戦フラグを満たしていなくても最後まで生存し、自軍参戦しなかった場合は最終話にて地球圏を御使いの軍勢から守護すべく奮戦する。
- 自軍参戦時はやたらと予防線を張ろうとする点を自軍メンバーから弄られるなどコミカルなシーンもある。
- 戦力的には時獄篇と同様だが、今回は専用ヤクト・ドーガよりも火力の高いα・アジールが条件次第で手に入るのでそちらに乗せ換えた方が良い。闘志を覚えているのでマキシマムブレイクでもそれなりの火力を出せる。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 今回シャア(クワトロ)は味方側にいる為、グレミーの部下として登場。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 3作品通してプレイした場合に進める隠しステージのみ敵として登場する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 『COMPACT2』と立場は同じ。隠しシナリオにしか登場しないくせにクェスと共に堂々とデモに出演している。アクシズ分断前の前哨戦で敢え無く戦死する。特殊技能の反骨心はシャアに対するものだろう。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦R
- 序盤は原作通りの扱い。クェスが死亡した場合、彼が生存していると気力が上がる。歴史が変わってEDではコロニー連合の大統領に就任したシャア(キャスバル)の親衛隊長を務めている。クェスはどうなったか不明。
- スーパーロボット大戦D
- シャアの部下というポジションは同じだが、最初から最後まで味方。宇宙ルート冒頭で主人公を救助し、ジョッシュの場合はそのまま親友に。そのつながりで同ポジションの鉄也共々、プレイヤーに最後まで一軍として使ってもらえる事も多い。
- 期待を裏切らず、νガンダム系統の機体でフィン・ファンネルを撃つと「俺だってガンダムに乗れば!」と叫ぶ。クェスとは序盤から合体攻撃でタッグを組める上、終盤ではいい仲に。途中で幸運を覚えるのは、この扱い自体が「幸運」だからだろうか。
- 場の空気を読まない発言を度々取るクェスに比べて、場の空気をしっかり読んでクェスのフォローにまわる苦労人である。大勢の人間を取り込んだインベーダーが、ブラックゲッターに乗った竜馬によって皆殺しにされる場面では「人の死」を感じ取って戸惑うなど、より強化人間からニュータイプに近づいているような描写すら存在する。
- 本作での扱いは、『IMPACT』・『R』・『第2次α』で『逆襲のシャア』の話が続いていたため違う展開にしたかったことと、ジョッシュと絡めやすいキャラクターがギュネイくらいしかおらず、そこでしか出番を出せないため話の流れ上必然的にそうなったことによる[7]。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦T
- 音声が新規収録された。原作通り、アムロに対抗心を向けるのは勿論、第3次Z同様にカミーユに対してもライバル心を燃やしている。
- 終盤で撃墜された際に死亡したかに見えたが、条件を満たすと第46話後のシークレットシナリオにおいて生存が明らかとなり、自軍に加入する。また、終盤の決戦ステージではシャアを先に撃墜するとシャアがUNDと契約していた事実を知って幻滅し、撤退する。この場合は隠し要素のポイント加算となる。
- 本編で加入させている場合、エキスパンションシナリオでも第1話でシャアやクェスと共に合流する。なお、戦後はホビー・ハイザックで観光ガイドをしていたと同ステージの戦闘前会話で語られている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 原作どおりシャアの部下として登場。今回から音声が入った。
- ファンネル使用時にカットインが入る。ライとライバル関係だった。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- ダミーもあり、結構強い。クェスが死亡した場合、彼が生存していると気力が上がる。なお、クェスは最終話で仲間になる。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ネオ・ジオンのシャア派に属し、シャアに付き従いカイルスに合流する。『D』以来に味方に参戦した作品。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part2から登場。シャアの部下として登場し、交戦する。
- 1章Part13で撃墜されたため死亡したと思われたが、2章Part14にシャアの台詞で名前が出たため、生存していた様子。3章Part5で久々に登場するが、不調な状態のためかレウルーラの護衛を命じられている。
関連作品[編集 | ソースを編集]
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
シリーズを通して中の上という能力値で、敵対時における命中率や回避率は脅威。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- 第3次(PS版)
- 強化人間L5、シールド防御L5、切り払いL5
- α
- 強化人間L7、底力、シールド防御L4、切り払いL5
- 第2次α
- 強化人間L7、切り払いL6、シールド防御L6、援護攻撃L2、援護防御L3、気力+ダメージ
- 第3次Z時獄篇
- IMPACT
- 強化人間L8、反骨心、防御L8
- 新
- 切り払いL5、シールド防御L5、強化人間
- 64
- 強化人間L7、切り払いL6、シールド防御L5
- R
- 強化人間L7、防御L4、援護攻撃L1
- D
- 強化人間、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし
- T
- 強化人間L8、サイズ差補正無視L2、底力L5、反骨心
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「直感」が掛かる。
- 『第3次Z』、『T』。これにより気力を上げさえすれば毎ターン、必ず攻撃を当て確実に一度は避けることができる。
- 気力130という条件は、開幕時点で満たすことが可能なので、比較的簡単に『常時必中状態』を保つことが可能。
- カウンターや気迫を習得することもあり、反撃戦法やマップ兵器との相性が良いエースボーナス。
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
- シャアへの対抗心
- SR。攻撃力大アップ。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
- 「MAIN TITLE」
人間関係[編集 | ソースを編集]
ネオ・ジオン[編集 | ソースを編集]
- シャア・アズナブル
- 上司。内心反発しているもシャア当人からは彼の理想である「宇宙世紀を生きる新人類であるニュータイプに誰でもなれる」と言う事を証明するための新しき世代のニュータイプとして密かな期待を寄せられ、比較的カミーユ・ビダンのような新しき世代のニュータイプとなる事を求められていた。しかし、クェスがネオ・ジオンに加入してきた事で溝が深まってしまう事になり、シャアがクェスに手を出すと考えているが、彼によりきっぱりと否定されているも疑念を捨て切れずにいた。またシャアをライバル視するあまりに、アムロとνガンダムを先に倒すことに拘ってケーラ・スウを人質を取るなどの卑劣な手法にも手を染めた。結局はシャアに対する様々な嫉妬、同じニュータイプ(強化人間だが)としての自負、そして主にクェスへの恋愛感情とや焦りがギュネイ自身の最期を決定づけた。
- 原作では永遠に叶わないままであったが、『第3次Z天獄篇』では一介のスペースノイドの立場から彼を非難した。詳細はスパロボシリーズの名台詞を参照。
- クェス・パラヤ
- 同僚となった少女で気になる存在。しかし、シャアの理想とする強化人間で期待を掛けられていた事を知っていたのもあり、アピール方法がシャアの陰口と「俺は凄いんだ」ばかりという、ようは口先だけの自信過剰である為に、好かれるはずもなかった。しかもギュネイは「ニュータイプ」としての彼女しか見ようとしなかった節が強く、彼女個人の事については殆ど興味が無かったと言える。更にその後、ララァに関する話題まで出して彼女の気をひこうとした結果、クェスはシャアに対し「私、ララァの身代わりなんですか?」と言うセリフを発してシャアを怒らせたため、ギュネイはシャアから捨て台詞を吐かれて冷遇される事になってしまった。
- スパロボでもおおむね同様だが、『D』では割と関係が改善されているほか、『第3次Z時獄篇』ではアピールの方法が「シャアより強くなる」という明確な目標に変わっている。
- 『第3次Z天獄篇』では迷走しているところを彼女に叱責された。
- ナナイ・ミゲル
- 上司。彼女が所長を務めるニュータイプ研究所で調整を受けて強化人間となった。このこともあってか、上への反発の多いギュネイも彼女の命令には忠実だった。ただし、シャアに抜擢され愛人までやっていることに対しては、内心軽蔑しているような節が見られた。
ロンド・ベル[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
- ハサウェイ・ノア
- 自身と同じくクェスに惹かれている存在。しかし、自身が彼女の「ニュータイプ」としての一面しか見ていなかったのに対し、ニュータイプに特別拘っている訳では無いハサウェイの場合は、あくまでも「彼女個人」と必死に向き合おうと文字通り命懸けで忍耐強く行動しており、結果的に死別してしまうものの、彼の方がクェスの心を本当に動かすに至っている。ニュータイプへの過剰な拘りが、彼との明暗を分ける事になったのかもしれない。
- 原作では全く絡みがないが、『第3次Z時獄篇』では、一時的に加入するシナリオで彼が敵を撃墜すると、カミーユ以外の警戒すべき存在と認識する事になる。後の彼の未来を示す伏線であるかは不明だったが、Zシリーズではその展開には至らなかった。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- カミーユ・ビダン
- 『D』では、アムロやシャア同様に彼がニュータイプであるが故なのか、序盤に彼に突っかかったりもした。『第3次Z時獄篇』ではシャア同様に超えるべき相手として、より明確に対抗意識を燃やす。ただ一時的に自軍に参加した際はカミーユからはそれなりに頼りにされていた。『T』でもやはり対抗意識を燃やしている。
- ベルトーチカ・イルマ
- ギュネイがグラーブ名義で登場した小説『ベルトーチカ・チルドレン』では彼女に討たれて最期を迎えている。
- 『D』では彼女からアムロがどこに行ったかを問われるも「あいつの居場所なんか気にしていられるか」と突っぱねる。ちなみにアムロはこの時チェーンと外出している為、結果的に空気を読んだ発言になっている(ベルトーチカにバレることを恐れた周囲が必死でアムロの外出を隠していた為、本当に空気を読んだ可能性も高い)。
- ハマーン・カーン
- 『第3次Z時獄篇』および『天獄篇』では上司。強気な彼も鉄の女は怖いらしく、『天獄篇』にてZ-BLUEで共闘することになった際にはその存在感に思い切りビビっており、シャアとは別な意味で恐れている。
- 『T』では敵対しているが、生存する場合は彼女やマシュマーと行動を共にする。
- マシュマー・セロ
- 『T』では生存する場合、彼やハマーンと行動を共にする。
- グレミー・トト
- 『COMPACT』では上司。
- ウッソ・エヴィン
- 『D』では自分ごとタシロを討つ事を促すマリア女王の言葉に躊躇う彼に対し、マリアごとタシロを討つ事をカミーユと共に彼に促す。
- マリーダ・クルス
- 『第3次Z』ではネオ・ジオンでの同僚で、下記のアンジェロとは違いそれなりに良好な戦友関係。『時獄篇』ではクェス同様共に一時的にZ-BLUEに属し、『天獄篇』でも条件を満たせば再びZ-BLUEで共闘する。マリーダが死亡した際は彼女の死にショックを受ける。
- フル・フロンタル
- 『第3次Z』ではネオ・ジオンでの上司だが、彼に対しては不信感を抱いており、『天獄篇』でサイデリアルに降った彼の手段によりその不信を強めていく。
- アンジェロ・ザウパー
- 『時獄篇』ではネオ・ジオンでの同僚。とはいえお互いに罵り合うなどかなり険悪で相性は最悪といってもいいが、ギュネイ自身は彼を心底から嫌ってはいなかったようで、『天獄篇』にてネオ・ジオンとの最終決戦で彼が撃墜された際には、「生きているなら違う生き方を探してみろ」と発言している。
- アンジェロがフロンタルの忠実な飼い犬であるのに対し、ギュネイは主であるシャアをいつか超えてみせるために力を高めようとしている点が違う。
アナザーガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- シン・アスカ
- 『時獄篇』で自軍に参加した際は彼からも気にかけられていたり、ギュネイの棘のある言葉を聞いて「素直じゃない」と評していたりとそれなりに信頼されていた。
- 後に再びギュネイが敵に回った際は「お前とはうまくやっていけると思っていたのに」と惜しんでいた(だがギュネイ自身も悪い気はしていなかったようで「俺もだぜ、シン」と返している)。なお、アクシズ落下阻止の際にギュネイが駆け付けた時は、真っ先にシンが反応し喜んでいる。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- ライディース・F・ブランシュタイン
- 『新』ではライバル関係。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』の主人公。宇宙ルートで宇宙を漂流していた彼を救出して世話を焼く(シャアにも面倒を見てやって欲しいと頼まれているが、むしろギュネイが面倒見られているような気もする)。強力なニュータイプのアムロやカミーユが味方にいる環境に焦りを感じており、ジョシュアがアムロに相談したことに恨み言をこぼすが、ギュネイへの尊敬と友情を示した上で自分も状況を把握できず焦っているからアムロを頼るし、ニュータイプも人間だからそうしていい(要約)と答えるジョシュアと友人になり、シャアとは違うニュータイプの方向性を模索するようにもなっている。ギュネイとジョッシュの友情は『D』の大きな見所の一つである。
- 前述通り、原作でのギュネイの破滅はニュータイプとしてのプライドに加えて嫉妬・焦り・苛立ちといった負の感情を短期間でため込んだ故であり、友人がいて適度にストレスを発散出来れば、『D』のようなきれいなギュネイとなる可能性も…というわけである。
- ちなみに、彼とのシャワーシーンも存在。残念(?)ながらその場面の一枚絵やカットインは無い。
- グラキエース
- 『D』におけるジョッシュの恋人?
- 因縁がある鉄也と違って彼女に反発する素振りを見せる事は無いが、最終話のIMではジョッシュと彼女がいい雰囲気になっていたところを邪魔してしまっている。
- クリアーナ・リムスカヤ
- 『D』の主人公で、クェスの親友。ルートによっては彼女の事も親身に面倒を見てくれる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「えぇい、ファンネル達……一番熱量の高いミサイルだ……当たれぇぇっ!」
- ブライトがアクシズに向けて放った核ミサイル群をファンネルで全て撃墜した際のセリフ。ギュネイ最大の功績。
- 「間違いない。あれはガンダムだ。あれをやりゃあ、大佐だろうが総帥だろうが…!」
- アムロのνガンダムを捕捉した時のセリフ。この時は功を焦っていたらしく、νガンダムを後ろから攻撃していた味方のギラ・ドーガまで撃墜している。
- (どうした…早くしろ…νガンダムを手に入れたら、それこそ俺はいつだってシャアを倒して、クェスを手に入れられる男になれる)
- ケーラを人質にアムロを脅迫して。汗びっしょり。
- 「ふざけるな、放熱板が何だってんだ! アムロは殺せっ!」
- ギュネイ最大のミス。ファンネルといえばキュベレイやエルメスのビットのような名前通りの漏斗型か、サザビーやヤクト・ドーガの筒型というのが当然であるため、ギュネイがファンネルだと認識できないのも仕方がない面はある。
- とはいえ、フィンファンネルによって曳航用のワイヤーが切断された後、自分が攻撃されてようやく「それがファンネルである」ということに気が付くほど冷静さを欠いているのだが。…ちなみに、実はアムロ側も6枚中2枚しか外していなかったりする。
- 「ファンネルが何であんなにもつんだ!?」
- νガンダムのフィンファンネルに翻弄されながら。フィンファンネルはジェネレーターが内蔵されているため稼働時間が長い。
- 「けど大佐は、総帥らしく見せるためにナナイなんかとも付きあってさぁ。ロリコンじゃないかって、ニュータイプ研究所の連中はみんな知ってるんだぜ?」
- クェスが惚れ込んでいるシャアを貶して彼女の気を引こうとした時のセリフ。相当嫉妬しているようだが、実のところ18歳の年齢で13歳のクェスを口説こうとしているギュネイは他人の事を言える立場にない。
- ニュータイプ研究所のある職員(主にローレン・ナカモトだが)の間の根拠のない噂話を信じたゆえの発言だが、レズンも(彼女の場合はギュネイの裏事情やララァの事を知った上での発言)シャアをロリコン扱いしている上に、ノベライズ版ではそれがネオ・ジオン一般将兵共通の認識(一般将校のあいだではララァの話は知れ渡っており、タブーな話となっているため)であるらしい……。
- 「ララァをアムロに取られたから、大佐はこの戦争を始めたんだぞ!」
- クェスに平手打ちをされてもなおシャアを貶す。まあ嘘とは言えないのだが、こんな嫉妬丸出しのアプローチでクェスの気が引けるわけもなく、「そんな事を言うから若い男は嫌いなんだ!」と言われて逃げられる。
- 「何、あっ…!」
- 最期の台詞。νがバズーカとシールドを投げ捨てたのに気を取られて反応が遅れ、回り込まれたことに気が付いて小さく呟くも既に手遅れであった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「間違いない!!あれはガンダムだ!!あれをやりゃあ大佐だろうが総帥だろうが!!トミノ監督だろうが!!」
- 『機動戦士ガンダム ハイブリット4コマ大戦線』より。
- この直後に乗機のヤクト・ドーガの肩をνガンダムとサザビーに掴まれ、アムロとシャアに「監督に謝れ」と怒られる。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「ただの放熱板じゃないぜ!」
- フィン・ファンネル使用時の特殊戦闘台詞。原作の台詞をアレンジしたものである。
- 「くっ…! カミーユ以外にもマークすべき奴がいたか…!」
- 『第3次Z時獄篇』第41話「二つの赤い彗星」にて、インベーダー達を倒してクェスから注目されるハサウェイを見て。彼のクェスへの想いの本気が伺える。
- シャア「ギュネイ、クェス…。お前達は連絡要員としてZ-BLUEに残れ」
ギュネイ「待ってください、大佐!」
シャア「これは命令だ。クェスを任せるぞ、ギュネイ」
ギュネイ「わかりました」 - 『時獄篇』第41話「二つの赤い彗星」にて、戦闘終了直後のシャアとのやり取り。突然の命令に困惑した顔を浮かべるが、シャアから「クェスを任せる」と言われ、途端にキリッとした顔になり二つ返事で了解する。微笑ましいというか、どこかコントのようなやり取りではある。
- (俺…本当にやっていけるのか…)
- 『時獄篇』第41話「二つの赤い彗星」のDトレーダーにて、Z-BLUEに所属する自律ロボット達…?と対面して。良くも悪くも個性的(過ぎ)な面々を前に、早くも先行きが不安なギュネイであった。
- 「これがあのZ-BLUEとはな…」
「地球とコロニーが戦争をしていて、おまけに人類の終焉が迫っているってのに学校がどうのと…」 - 『時獄篇』第42話a「女神の来日」にて。まあスパロボの自軍ではよくあることだし、『天獄篇』では学校に行くことすら叶わなくなるほど状況が逼迫するが。
- 「ここで決着をつけるぞ、カミーユ!」
「もう大佐は関係ない! お前という男を超えて、俺は自分の中の迷いと決別する!」 - カミーユとの戦闘前会話。ここにきてシャアを超えるためではなく、シャアすら超える素質をもつニュータイプであるカミーユを超えるために強化人間が牙を剥く。
- 否、そこにはもうニュータイプや強化人間などといった柵は存在しない。あるのは男と男の意地を懸けた戦いである。
- 「謝るくらいなら、最初からこんなやり方をしなけりゃいいんですよ!」
「当然だ! 総帥の無茶を止めるのは俺の役目だからな!」 - 『時獄篇』第57話より、アクシズ落下阻止に駆けつけた際の通信。謝るシャアに文句を言いつつも協力する辺り、なんだかんだで彼だけではなくZ-BLUEのことも気にかけてくれている。
- クェス「もうやめなよ、ギュネイ!私達と一緒に行こうよ!」
ギュネイ「…俺にはやらなきゃならない事がある!それを果たすまでは、お前の所には行けない!」
クェス「わからずや! 大佐やカミーユを超える事がそんなに大事なの! だったら、私が教えてあげる! あんたじゃ、あの二人には敵わないって!」
ギュネイ「な…」
クェス「覚悟しなさいよ、ギュネイ!」
ギュネイ「くそっ…くそぉぉぉぉ!! 俺は…何をやってるんだ!?」 - 『第3次Z天獄篇』第24話「一筋の光明」にてクェスからの説得を受けた際のやり取り。
- ギュネイはギュネイなりに自らの目標を遂げる道を選んでいるのだが、今作では彼が越えようとしているシャアや想いを寄せるクェスがネオ・ジオンを離反し世界のために戦っているのに対し、時獄篇で心境の変化があったにも関わらず未だにシャアとカミーユを倒すことに拘っている。
- クェス達のみならずプレイヤーからも「何をやっているんだ」とツッコみたくなる状況の上、すっかりクェスに論破されてしまっている上にわからずや呼ばわりされ「あの二人に敵わない」などボロボロに言われてしまっている。最後の行の台詞を見る限り自分の行動に疑問を持ち始めている。
- シャア「ギュネイ! ジオンの名前を捨てろ! そんなものにこだわっていては前には進めん!」
ギュネイ「あんたがそんな事を言うな! スペースノイドがどれだけジオンの名に希望を寄せていたのか、あんたはわかっているのか!?」
シャア「ギュネイ…」
ギュネイ「ジオンが世界を変えてくれる…。この何もない宇宙で生きる人間の生活を変えてくれる…それを信じてきた人の前でもう一度、さっきの言葉を言ってみろ! シャア・アズナブル!」
シャア「………」 - 『天獄篇』第36話宇宙ルート「宇宙の神」にて撃墜された際のシャアとのやり取り。長く連邦政府に苦しめられてきた宇宙の民にとって「ジオン」の名は変革の象徴であり、それをよりにもよってジオン・ズム・ダイクンの遺児であるシャアがそれを全否定するかの様な物言いに激昂しての発言である。
- この「ネオ・ジオン」のパイロットではなく、一人のスペースノイドとしてのギュネイの心からの叫びに、シャアは何も言い返す事が出来なかった…。
- 「無能のファンネルすら避けられないような奴が偉そうに言ってくれる」
- 上記の後、フラグ成立時に味方として再登場し、自身を無能呼ばわりしたアンジェロに対しての痛烈な意趣返し。
- 同時にフロンタル率いるネオ・ジオンに対して反旗を翻したため、この後に重要人物が次々と離反する切っ掛けにもつながった。
- アムロは後に、シャアやカミーユを意識して追い越そうとする姿勢こそがギュネイの未来を作ったと述べている(詳細はアムロに記載有)。
- ギュネイ(結局、大佐にこだわってるじゃないか)
シン(ちゃんと本人に言えよ)
ギュネイ(そんなこと出来るかよ!) - 『天獄篇』第38話宇宙ルート「ハマーンのためらい」にて、バルビエル撃破後「あの男が戻るまで、ここで待たせてもらう」と自軍に同行する意志を示したハマーンに対して。
- 内心小さくむくれるが、シャアには「直接言う」ことが出来たのに彼女には出来なかったり、直後にハマーンから「何か言いたい事があるか?」と言われて慌てて取り繕うなど、さしものギュネイも鉄の女はおっかない模様。
- 「嘘…だろ…マリーダ…」
- 『天獄篇』第44話「宿命を越えて」にて、マリーダが暴走したリディに撃たれて死亡した際の台詞。戦友である彼女の最期にはギュネイもショックを隠せなかった。
- 「俺は一緒に戦ってくれるクェスがいい」
- 『天獄篇』第61話「黒い太陽」にて、待っててくれる人がいるバナージがうらやましいかとクェスに聞かれて、ド直球に返答。これにはハサウェイもあわてて話に入ってくる。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「チッ、貴様までアムロアムロかよ」
- 『D』での序盤、ジョッシュがアムロに悩みを相談した後に言った台詞。
- 恐るべき嫉妬ぶりであるが、この会話以前のギュネイは、味方であるにも関わらずアムロに対抗心を燃やしており、クェスもアムロを気に入っていたため、「貴様まで」という気持ちはわからなくもない。なお、ジョッシュの「友人」発言はこの直後である。
- 「……俺は、ニュータイプだ」
- 「友人」発言の直後、原作以上に混沌とした状況の中で「俺は他の奴らと違ってニュータイプなんだ」という自負が「俺はニュータイプなのに、他の奴と違うはずなのに」と揺らぎつつあることを見透かされて。
- こう強がるギュネイに対して、ジョッシュは一言告げる。「ニュータイプも人ってことだろ?」と。
- 「そうか。…生きて戻ってこいよ。貴様に死なれちゃ、寝覚めが悪いんでな」
- 『D』「強襲!ギシン星間帝国ベガ艦隊」ルート分岐選択場面より。インベーダー討伐ルートを選んだ場合にこの台詞。ネオ・ジオンルートの場合はジョッシュも「お前に貰った命だ、無駄にはしない」と応える。しかも、この会話をしている場所がシャワー室という辺りが、意味深な物を感じてしまう。カイラスギリー攻略ルートではこの台詞はないが、ジョッシュの提案で食事に出かけることになる。仲良し。
- 「あのバカ…何をモタモタしてる。くそ、なんで奴の存在が、感じられない。どうした、ジョシュア…」
- 『D』「響きあう魂の行方」より。グラキエースとの戦いで戻ってこないジョッシュを一同が心配する中呟いた一言。最早ツンデレの域に入っている。
- 「フン、なら貴様たちも、俺と一緒か」
「しかたないだろ。大佐がいく気だから、クェスもいくといってるんだ」 - 『D』「暗黒の皇帝」ルート分岐選択場面より。自身もジョッシュや鉄也と同じ任地に向かう事を告げる。口では「シャアやクェスも同じ任地に行くから」と言ってはいるが、本心はそれだけでなく、親友であるジョッシュや鉄也と共に行ける事がわかって嬉しい様子にも見える。
- 「…大佐は、終わったらまた戦争やるかもしれないぜ」
- 『D』最終話「デザイア」より。クェスの「大佐には生き残って貰わないと困る」という発言に対して。何処となくそうなる事を恐れているようにも見える。仮にシャアが再び地球潰しを行えば、ジョッシュや鉄也と敵対するのは確実と思われるので不安がるのも無理はない。
- 「ああ…クェスを守って、俺が大佐やアムロたち以上に戦えるってことを、クェスに見せてやる」
- 同上。クェスに頼りにされて。あらゆる意味でギュネイの苦労が報われた瞬間だろう。
- ここではシャアやアムロへの対抗心や上記の「大佐はまた戦争を始めるかもしれない」とシャアへの多少の不信も見せてはいるが、原作や『D』の序盤と違い、どこかふっきれたようにも見える。
- 原作ではなしえなかったジョッシュ達仲間との出会いと交流が、ギュネイをここまで成長させたのだろう。そういった意味で、この場面はギュネイが報われた瞬間であると同時に、彼の成長がはっきりとわかる場面ともいえる。
- 「意識を散らすなよ、お前たち。このプレッシャー…奴らがくるぞ」
- 同上。後半マップ開始時にルイーナの気配を察知してジョッシュと鉄也に注意を促す……のだが、この時二人は互いに「死に急ぐな」と言い合っていたため、そんな空気に耐え切れなくなって口を出したように見えなくもない。ひとまずこの場面を以て三人揃って会話するのは最後となる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「知っているぞ、明神タケル。お前の予知能力だな!」
- 『第3次Z時獄篇』第42話「女神の来日」にて、「嫌な予感がする」と呟くタケルに対して。タケルは予知能力ではなく経験からの勘だと答えたものの、実際にくろがね屋ではある意味で地獄絵図が展開されていた。
- 「わからないぜ。ここまで状況が混乱したら、個人的な感情ってのは大きな動機になる。俺の場合は、もっと大局を見据えての行動だったがな」
- 『第3次Z天獄篇』第38話「ハマーンのためらい」にて。前半はともかく後半は色々と突っ込みどころがある。事実ルナマリアからは「そういうセコさが大佐を越えられない」と思われていた。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)
- ホビー・ハイザック
- 民間での作業や娯楽のために非武装化されたハイザック。ロンデニオンにてシャアを迎える際に搭乗した。
- 『新』でシャアを迎えに来るシーンでは、代わりにギラ・ドーガに搭乗している。『T』では名前のみ登場。『DD』では、マップアイコンで登場している。
SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ザク
- 『コンプリートボックス』DISC2「バーチャルスタジアム」の収録部隊「ZAKU」で搭乗。
- ギャプラン
- 『第3次』で搭乗。
- ギラ・ドーガ(緑)
- 『新』で搭乗。ただしイベント内でのみの搭乗であり、戦闘はしない。
- α・アジール
- 『第2次α』で搭乗。
余談[編集 | ソースを編集]
- ギュネイ役の山寺宏一氏は、当時はガンダムについての知識が無く、収録現場でシャア・アズナブル役の池田秀一氏に「シャアが悪者で、アムロがいい方ですよね?」と質問して「ガンダムはそのようなものではない」怒られたという。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるギュネイの表情は、(北爪氏が彼のイメージを掴みかねていた故に)悪人の様な面構えであった。
- なお、富野由悠季監督が初期稿におけるギュネイのデザインに対して難色を示したので、決定稿になった「『切れ者』だと感じさせる表情をしたデザイン」のものを描いたという経緯が有る。
- ジェリドやマシュマーといったガンダムシリーズの若い敵パイロット一線を画すのは、ギュネイは作品の主役であるアムロやシャアより若年のパイロットとして描かれている点である。
- 今となっては珍しくもないが宇宙世紀ガンダムでは年長の男性をライバルにおくことが多い。DやZシリーズで同年代の主人公達と交流できるのもこの点が作用していると思われる。
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ CHARACTER|『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト 2022年1月15日閲覧。
- ↑ 比較対象として、『NT』の主人公のヨナ・バシュタはギュネイに勝てない(つまり中の上程度ではお話にならない)ことが明らかにされている。また後年では、フィフス・ルナを巡る攻防にて『機動戦士ガンダムF90』に登場するボッシュ・ウェラー(SRW未登場)が当時乗っていたカスタム化済みのジムIIIをも撃墜していたという資料(雑誌『月刊ガンダムエース』2023年9月号570~571ページ)もあり、それが事実であれば少なくとも外伝メインキャラクタークラスの実力は持っていると推測できる。
- ↑ 劇中でも、アムロの駆るνガンダムの扱うフィンファンネルの精度に対し「ファンネルがなんであんなにもつんだ?」と強く動揺し悔しがる様子を見せていた。
- ↑ シャアの言葉の真意は「宇宙世紀を生きる新人類であるニュータイプに誰でもなれる事」を証明する為でもある。
- ↑ 久織ちまきの逆シャア漫画では、強化コンセプトは大佐の理想である「宇宙世紀を生きる新人類であるニュータイプに誰でもなれる」ことを証明するために強化された実験的な強化人間。
- ↑ ちなみに、アムロはハイパーバズーカを遠隔操作で発射する技術も身に着けていた為、例え気を取られずにアムロのビームライフルの攻撃を防いでも、ハイパーバズーカの砲撃によってどの道撃墜されていた可能性が高い。
- ↑ 『スーパーロボット大戦D 爆烈戦闘伝導書』30頁。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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