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2023年6月3日 (土) 18:56時点における版
ジェガン | |
---|---|
外国語表記 | Jegan[1] |
登場作品 | |
デザイン | 出渕裕 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | RGM-89 |
頭頂高 | 19.0 m |
全高 | 20.4 m |
本体重量 | 21.3 t |
全備重量 | 47.3 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,870kw |
スラスター推力 |
12,700 kg×1(バックパック・メインスラスター)
|
アポジモーター数 | 19 |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
センサー有効半径 | 14,200 m |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット |
ケーラ・スゥ ハサウェイ・ノア |
スペック (A2型) | |
---|---|
分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | RGM-89A2 |
頭頂高 | 19.0 m |
全高 | 22.3 m |
本体重量 | 24.2 t |
全備重量 | 50.6 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,980 kw |
スラスター総推力 | 65,800 kg |
装甲材質 | チタン合金ハイセラミック複合材 |
センサー有効半径 | 16,300 m |
所属 | 地球連邦軍 |
ここではジェガンA2型についても説明する。
概要
開発・生産はアナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場が担当しており、グリプス戦役・第1次ネオ・ジオン抗争で十分に培われたジムシリーズとネモ、ネロ等といった量産型モビルスーツの設計・技術を統合。従来のジムシリーズより遥かに高性能な量産機として完成している。また、頭部のバルカンポッドなど、ガンダムMk-IIを参考にしたと思われる部分も多い。
頭部には固定式のメインカメラ、額部には長距離用センサーが採用されており、バイザーの下がツインアイではなくモノアイになっている事も特徴。胸部のダクトの小型化や旧来のガンダリウムα・β合金に引けを取らない素材[2]へと進化した「チタン合金セラミック複合材」が装甲に使用されている事で耐弾性にも優れているが、脚部の駆動抵抗の低減と軽量化による運動性の向上を目的に、フロントスカート部分の装甲は廃された設計になっており、代わりに腿部分に増加装甲が施されている。バックパックは大型1基と小型2基のメインスラスターによって優れた機動性と加速力を発揮し、燃料積載量も増加されている事で作戦行動時間の延長にも繋がっている。
基本性能は勿論の事、拡張性にも優れ、地球連邦軍の主力機として申し分ない性能を誇り、この機体の優秀さから「ジムシリーズ」に代わる「ジェガンシリーズ」として連邦軍内で運用され続ける事になり、数多くの派生機や改修型、後続機等も製造され続ける事になっている。
ジェガンシリーズの系譜
宇宙世紀0089年に制式採用されて以来、警備用MSとして使用されていた時期まで含めると、実に約60年もの間、改良を重ねて使われ続けており、最終的にはリ・ガズィやリゼル、ジェスタ、そしてνガンダムをも上回った性能にまで向上している。そういった経緯を考えると、平和だった時期が長く続いたことを差し引いて考えても、宇宙世紀を代表する、量産型モビルスーツの大傑作と言っても過言ではない。
ジェガンA型
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した初期型。
本来、ジェガンは宇宙戦を重視して開発された機体だが、この時より大掛かりな仕様変更や調整を施さなくても地上で問題無く運用が可能で、換装等を行えば極地でも問題無く運用出来るという汎用性の高さを備えている。まだ、配備されたばかりの時期、コックピットの操縦システムが、νガンダム等と同じ新型の球状ユニット式[3]操縦桿である「アーム・レイカー」となっていたのだが、被弾時に握り込めないので手が外れ十分な耐衝撃体勢を採る事が出来ずパイロットが危険な状態に陥り易い事、掌でボールを転がし指先でスイッチを押す方式で繊細な使い方に向いているが「武人の濫用」的な用い方に用いる事が出来ないといった欠点が露呈した為、後にレバースティック方式の操縦桿に戻されている[4]。
第2次ネオ・ジオン抗争時、当時は最新鋭機の為か、80機程度しか生産されておらず(しかしこれでもジョン・バウアーやAE社の尽力により早期生産・配備を強行した状態である)、独立機動部隊『ロンド・ベル』に優先的に配備されている。
ジェガンA2型
『機動戦士ガンダムUC』及び『機動戦士ガンダムNT』に登場したA型の改良型。
総合的な基本スペックの向上を目指して開発され、後に開発されるD型とは開発経路が異なっている。外見に関してはA型と殆ど変わっていないのだが、肩アーマーはやや大型化し、脚部やバックパックの形状は後のR型に似た物となり、ビームライフルやシールドの形状は、J型に近い物となっている。改修に関してはバックパックや脚部を始めとする機体各部の推進機関の強化が行われ、頭部のバルカンはセンサー付きの物へと変更されている。また、専用のシールドにはミサイルランチャーが左右に4基ずつ内蔵されている。
ドゴス・ギア級戦艦の2番艦である『ゼネラル・レビル』に、ライトブラウンとオレンジのツートンカラーで塗装された機体が配備されている。
劇中での様相
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
劇中ではロンド・ベルの主力MSとして登場し、新生ネオ・ジオンの主力MSのギラ・ドーガと対立。
ケーラ・スゥの最初の愛機として登場し活躍し、後半ではハサウェイ・ノアがクェス・パラヤを救出する為に無断で本機に乗り込んだが、ハサウェイを助けようとしたチェーン・アギの乱入で失敗に終わり、終戦後は連邦軍に収容されている(その際、ハサウェイはクェスの死とチェーンを殺害したショックで立ち直れない状態となった[5])。
終盤では無数の本機とジムIII、さらに敵軍のギラ・ドーガが、νガンダムと共に地球に落下するアクシズを押し戻す為に援護した。
また、実戦のデータを使って訓練シミュレーションを行うこともでき、劇中ではハサウェイやクェスが体験している(成績はクェスの方が上だった)。
機動戦士ガンダムUC / NT / 閃光のハサウェイ
第2次ネオ・ジオン抗争から3年後のU.C.0096年を描いた『機動戦士ガンダムUC』でも主力MSとして運用されており、マイナーチェンジ版であるD型や先述のA2型が新しく設定され、D型をベースにした重武装のスターク・ジェガンや特殊部隊エコーズ仕様や地上のシャイアン基地仕様が登場するなどの機体バリエーションの豊富さが強調されている。また、『UC』の一年後の『機動戦士ガンダムNT』では、頭部形状が異なり、マシンガンを装備した護衛隊仕様が移送中のマーサ・ビスト・カーバインの護衛に付いた。『UC』の9年後の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』には不法滞在者取締組織「マン・ハンター」の運用する機体が登場。市民を威圧する姿にハサウェイは不快感を示していた。
なお、シャアの反乱以後の操縦桿は一時期採用のアーム・レイカーは廃止され、通常のコントロールレバーへと戻された。
機動戦士ガンダムF90 / F91
30年以上後のU.C.0120年の第一次オールズモビル戦役(F90)とU.C.0123年のコスモ・バビロニア建国戦争(F91)でも連邦軍の主力MSである。J型・R型・M型の3タイプの強化型とされ、それぞれノーマルタイプ・Aタイプ・Bタイプとも呼ばれる。Aタイプに至ってはかつてのνガンダムやジェスタ、グスタフ・カール(SRW未登場)と同等以上のスペックを持つなど性能は向上しているものの1世代前の機体であることに変わりなく、ヘビーガン等の小型MSが開発された後は世代交代していくことになる。 一部の機体にはアーム・レイカーの操縦桿が現役運用されている。
『F91』作中ではクロスボーン・バンガードの小型MSには成す術もなくやられてしまっていたが、『機動戦士Vガンダム』の時代であるU.C.0150年代においても訓練、警備用MSとなり運用されているらしい。
ガンダム Gのレコンギスタ
リギルド・センチュリーの時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
登場作品と操縦者
地球連邦軍の主力機として一般兵が搭乗する事が多いが、基本的にはやられメカの一角を占める。
自軍だと流石にガンダムの名を冠した機体には敵わないが、なんだかんだでジム系では最強クラスの性能であり、改造次第でそれなりに使える作品もある。
また、逆シャアまでの連邦の量産型モビルスーツの中では最強の物であることは間違いなく、連邦製量産型モビルスーツの中では最多の登場回数を誇る。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。中盤辺りでケンプファーやガルガンチュワと同時期に入手。流石にガンダムやネモといった序盤のMSよりは高性能だが、リ・ガズィや百式などのもっと強力なMSが揃いつつある時期のため出番は少ないだろう。もう少し入手が早ければ使える能力なだけに惜しい。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ルート次第でケーラ・スゥの乗機として、またはマップ「悲しい記憶(日本海ルートのみ)」クリア後に入手できる。2体同時に所有する事も可能。「合体できないガンダムMk-II」とでも言うべき性能で、登場時期が早いこともあり、中盤までは十分使える。
- ザク改と同時に所持している場合、中盤でどちらかを廃棄するイベントあり。この時捨てると資金3000入手。
- 更にクェス・パラヤを仲間入り(リアルルート限定)させた際にジェガンを所持していると、ジェガンを廃棄するかヤクト・ドーガの入手を諦めるか選択することになる(こちらでは資金は増えない)。その際にはクェスに「何これジェガン?まだこんなダッサイの使ってんの?」「ジェガンはポイね」とあんまりなことを言われる。
- なおジェガンを所持していなければ選択は発生せずにヤクト・ドーガを入手できるので、ジェガンを1機のみ入手した場合はザク改を残した方がお得。
- また「ビヨン・ザ・トッド」でロザミアが勝手に乗って出撃する(その後失われる)MSの候補の一つ。他の候補はザク改とガンタンク。このイベントを起こさなければロザミアを仲間に出来ない。
- リアルルート限定の強力MSであるEx-Sガンダムとヤクト・ドーガを入手する場合ガンタンクとジェガン1機を犠牲にしている必要があるので、更にロザミアも仲間にしたい場合はザク改かジェガンもう1機を所持していなければならない。
- つまり本作でジェガンやザク改を手元に残したい場合、上記の強力MSやロザミアの加入を諦めるorスーパールートを通るしかない。
- なお一部の攻略本では「『悲しい記憶(太平洋ルート)』でも入手できる」と誤記されている。
- この他、宇宙では味方NPCであるエゥーゴ兵も乗る。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 陸の地形適応がBからAに上がったほか、ジムIIIとガンタンクの強制廃棄イベントがなくなった為、そちらをロザミアのイベントに回すこともでき、結果的にリアルルートでも強力な機体を入手しつつ本機を最終面まで残すことが可能になった。
- ただしザク改やヤクト・ドーガとの選択イベントは健在なので、最終的に手元に残せるのはこの三者のうち2機までである。
- スーパーロボット大戦F
- 補充物資とかヘビーガンが出ない代わりでビルギット・ピリヨの乗機として加入したりなど、ルートにもよるがザク改以上に妙にジェガンをやたら入手することになる。しかし今回はラスト登場の百式を除いてΖガンダム、リ・ガズィ、スーパーガンダムに次ぐ性能を誇る(火力だけならスーパーガンダムと互角)ので、序盤はエース級が使い、後半はお気に入りのMSパイロットが乗り回す。実弾系兵器や射程のあるP兵器を持っているのもポイント高い。おそらくジェガンに最もお世話になるSRWだろう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- シナリオ「訣別(後)」で敵として大量に出現。全機もれなく6段階改造されているが、それでもガブスレイにすら及ばない程度の性能。調子に乗って倒し過ぎるとブランに敵対感情を持たれるが、特にデメリットは無い。実利を求めるなら、サイコガンダムMk-IIを落とす為の気力上げや育成の遅れたパイロットのレベル上げに遠慮無く貢献してもらおう(ただし、全滅させない様に)。
- その後は、エルが乗って強制出撃+無改造の旧ザク(ジュドー)と一緒に孤立状態、さらに施設防衛という笑えないシナリオがある。火力的に太刀打ちできるのがドムIIくらいで、オーラバトラーには攻撃が当たらないので無理させないように。どのジェガンに乗るのかは内部データ依存(改造段階や強化パーツは無視、インターミッションでの確認不可能)なので、強化パーツをつける場合はどれに乗るのかリセットを駆使してでも確かめておかないと無駄になる。不要なユニットを下取りに出すイベントにおいて、性能がよくなくても思い入れのあるユニットやユニットのバリエーションを残したい場合に、数があるジェガンが犠牲に下取られることになりやすい。
- 直後のシナリオとなる「ソラと大地のケモノ」で打ち上げ基地の護衛(味方NPC)としてジムIII・ネモと共に配備されるが、マサキに「頼りなさそうな護衛だな」と毒づかれる。実際、ほとんどの場合敵軍の先鋒となるラインX1に歯が立たず瞬殺されてしまう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ケーラ、ビルギットの搭乗機として入手するほか、NPCの連邦軍兵が乗り込み衝撃のアルベルトに粉砕されたり(『64』に次いで二度目)、強化兵の操るベルガ・ギロスに蹂躙されたりとやられメカ的な扱いを受けている。当然ながら性能も低く、機体も武器も良いところが無い。唯一上げるとするなら、パーツスロットが4つあることくらいか。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 条件次第でアムロが第6話で搭乗し、以降はカツの搭乗機として入手する。『α』から武器の射程が伸びたほか、何故かサーベルのCT補正が+40へと激増している。だが最大火力は少し物足りない上に、パーツスロットが3から4に増えた量産型が多数いるため、パーツスロットで勝るという利点も消えてしまった。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 前作『第2次α』ではヘビーガンに席を譲っていたが、F91 が参戦作品から外れたため再び戻ってきた。カツやモンドの搭乗機として入手するほか、レプリジンや連邦軍が扱う機体として敵や味方で登場する。なお、敵と味方とでは微妙に性能が異なる。
- 基本的には『第2次α』のヘビーガンと同じだが、2つのライフルの弾数が増えたことやBセーブの技能が追加されたこともあり使い勝手は良くなった。同じP属性全体攻撃のΖΖのハイメガキャノンと比べ火力は劣るものの、気力制限が無いため速攻性能の高さで上回り、スペシャルモードで15段階まで改造すると火力も上回る。しっかり手をかければ良い切り込み役になれる。改造費の安さも魅力ではあるが、射程・空適正の悪さを補わないのなら無理やり使うほどでもない。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『第3次α』から9年ぶりの登場。カツ、ハサウェイが乗る他、敵としても登場する。機体パラメータの低さに加えて、全体攻撃や際立った特殊能力もないためリゼルが空いた後は、本機には乗り手がいない状態が多い。カスタムボーナスでアシスト武器の攻撃力が上がるので、サブとして使うのが無難か。
- また、実戦のデータを使ったシミュレーションを行う場面がスパロボでは初めて再現されており原作同様ハサウェイとクェスが体験している(恐らくデータはカツの物と思われる)。
- パラダイムシティでは強化されたボロボロの無人機がギラ・ドーガとタッグで襲ってくる。連邦軍所属機と交戦するステージもある。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 逆シャア仕様の緑のジェガンとコンロイが使用するエコーズ仕様の黒いジェガンが登場。
- 緑色のノーマル機は前作と同様の使い勝手。敵として登場するステージもあるが、敵用グラフィックが用意されていないため味方用の反転となっている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 宇宙編中盤でコンテナから入手できる隠しユニット。初期値は雑魚そのものだが改造段階が高く、たっぷり資金を投入すれば化ける。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 序盤から使用可能。ケーラ機は後にハサウェイが乗る。量産型νガンダムフラグを満たさなかった場合チェーン機も登場。性能は低いが、ケーラの乗っていたジェガンを改造しておくと、過去世界でフォウ・ムラサメが乗るものに引き継がれるので第20話の攻略が少し楽になる。条件達成でジェガンがガンダムMk-IIIに変化するが、改造引き継ぎは変わらない。ただし、この場合ジェガンは入手できなくなる。
- スーパーロボット大戦BX
- ユニットアイコンのみ登場。地球連邦軍の主力MSの一角のはずなのだが、クランシェやGN-X IVの出番が圧倒的に多く、ジェガンを見かけることはめったにない。
- なお、本作に参戦している宇宙世紀作品は『UC』のみのため、正確に言えばジェガンD型であると思われる。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 敵としてゼネラル・レビル配備型のA2型が、自軍ユニットとしてエコーズ仕様が登場。通常機はマップアイコンのみ。
- スーパーロボット大戦X
- 味方としても敵としても登場。味方のものは『第3次Z』の流用だが、敵のものは『V』のA2型をベースにしているため戦闘アニメが異なる。ケルベスが乗って参入する。
- 『Gレコ』関連シナリオで登場しパイロットも同作の人物だが、図鑑の登場作品は逆シャアとなっている。
- 『Gレコ』本編においてはクラシック・コレクションとして登場していたが、本作ではヘルメスの薔薇の設計図から作られた驚異の新型機という触れ込みで、キャピタル・アーミィの新型モビルスーツとして登場する(当然だが、「超高性能」という意味ではなく、生産性や操作性の高さといった、「優秀な量産機」という意味での『驚異』である)。そしてジュドーから即ツッコミが入り、からくりが明かされるまでは宇宙世紀のジェガンをコピーしたものだと思われていた。
- モランと最弱の座を争う機体であるが、サーベルとバルカンを所持しパーツスロットが一つ多い為こちらがやや有利か。
- スーパーロボット大戦T
- 第5話や第6話では敵として登場。自軍用としては宇宙ルート第12話でシャングリラ・チルドレンが担当する3機(エル機・モンド機・イーノ機)を入手する。
- 但し、エルの乗っていた機体は次のシナリオでジュドーが持ち出した挙げ句、ΖΖガンダムに改造値を引き継ぎ消滅する(エル自身はジュドーが借りていたMK-IIのパイロットに復帰する)ため、結果的に後者2機の入手になる。
- 前作を意識してか、入手時アストナージが「何百年後も名機として称えられそうな予感がする」と評する場面がある。
- なお、デフォルトで同じ武器構成のリ・ガズィ(MS)より火力が高い[6]。というよりも、無改造の時点でも「ビーム・ライフル」名義の武装に限れば所持する機体の中で火力が一番高い[7]。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- スーパー系主人公の場合は序盤にルー・ルカが、リアル系主人公の場合は序盤後期にエマ・シーンが自軍に加わる際に乗ってくる。中盤に入りかかる頃でコウ・ウラキも初登場時に乗っているが、こちらは入手できない。また、ゲリラの乗るジェガン(とザク)が衝撃のアルベルトに素手で粉砕されるイベントがある。
- 例によって初期能力はさほどでも無いが、改造段階が高く手間をかければ終盤でも十分通用する。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド2にて登場。本作ではユニットアイコンのみ。第2話では廃棄された新早乙女研究所の監視部隊として、インベーダーに撃墜される。第7話ではボルテスV開発参考用の本機に剛光代が搭乗し、スカールークに特攻する。
- また1章Part13では同じくユニットアイコンでハサウェイの乗る機体が登場している。
- スーパーロボット大戦30
- 通常機はマップアイコンのみの登場。ロボット図鑑には登録されないが、ステータスそのものは設定されている模様。[8]
- ゼネラル・レビル配備型のA2型はリゼル同様ゼロロボとして登場する他、IIネオ・ジオングに操られた機体も敵機として登場。ユニットとして登場するジェガンが自軍運用できず、敵機でしか登場しないという初の作品となった。
- とある人物には初見で「量産機としての優秀さ」を讃えられた。
- 戦闘アニメは基本的には『V』の流用ではあるが、冒頭の演出が変更された他バルカンの戦闘アニメが一新されている。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- バルカンポッドシステム
- 頭部右側に装備された小型機関砲。ガンダムMk-IIのバルカンポッドの発展型だが、あちらと違ってオプション装備ではなく、頭部右側から弾倉を装填する半固定武装である。
- 基本的には顔をそちらに向けて射撃といった形が大半だが、『30』ではシールドでコックピットを守りながら射撃する。
- ビーム・サーベル
- 右腰に装備。本機の唯一の近接白兵武器。
- 『第3次Z』『X』の戦闘アニメでは、一瞬だけバイザー奥のモノアイが輝く演出がある。
- ハンドグレネード
- 左腰に3個装備されている手投げ式グレネード。原作で手に持って投げる描写が無い事や他のMSの持つグレネード系武装が自律推進武装として描写されることが多い事もあってか、SRWでも自律推進射出される演出が多い。
- SRWでは移動後使用可能武器として採用されているが、近年の作品では採用率が低い。
- ビーム・ライフル
- 本機のメインウェポン。取り回しを重視した短銃身型となっている。また、速射やレーザーの様な細い指向性照射への切り替えも可能。
- バリエーション・時代経過により形状や威力が大きく異なっている。
- ハサウェイはこの武器でクェスを亡き者にしたリ・ガズィを撃墜、同時にチェーンを殺害してしまう。なお、小説版(『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)では、シャアを倒そうとしたハサウェイのミスでα・アジールを撃墜し、自分自身でクェスを殺す事となった。
- BR-87Aビーム・ライフル
- ハイザックやマラサイと同型のビームライフル。シャイアン基地に配備されていた機体が使用。
- SRWでは未採用。
- ハイパー・バズーカ
- 『逆襲のシャア べルトーチカ・チルドレン』のカセットブック版で使用。この武器でクェスのα・アジールを撃墜してしまった。
- SRWでは未採用。
- 90mmショートマシンガン
- D型の護衛隊仕様が装備。
- シールド
- 対ビームコーティングが施された複合防御兵装。ビームに耐えるよりも「逸らす」「弾く」事に重きを置いて開発されており、作中でもビーム兵器に対し一定の防御力を発揮する描写が見られる。
- 『UC』ではナックルバスターを正面から防ぎきっている一方、更に性能向上している『F91』ではCV軍のマシンガンやビームガンで本体ごと容易く粉砕されており、兵器や火力の進歩を如実に表す対比となっている。
- 『64』では衝撃のアルベルトにシールド防御の上から粉砕されていた。
- ミサイルランチャー
- シールド側面に2連装の発射口を2基内蔵している。A2型や後の『F91』に登場する機種は4連装2基に増設されている。
- 『第3次α』では単独版は無く、ビームライフル(連射)の演出で使用。本作以後のミサイルやグレネードは他の武器の演出に組み込まれるケースが多くなっている。
必殺技
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 「ビーム・ライフル」の攻撃力+300
- 『第3次Z』。
- 「ビーム・ライフル」の攻撃力+300、射程+1
- 『X』『30』。射程が伸びた。
- 「ビーム・ライフル」の攻撃力+400、射程+1
- 『T』。今度は攻撃力が上がった。何気に登場する度にカスタムボーナスが強化されている。
機体BGM
主な関連機体
一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。
バリエーション
- ジェガンD型(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムUC』に登場したジェガンのマイナーチェンジ機。
- スターク・ジェガン(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムUC』に登場した指揮官用の特務仕様機。肩部ミサイルランチャーや追加装甲を装備し、火力支援型であるジムIIIのコンセプトを引き継いでいる。
- 肩部ミサイルランチャーはフルアーマー・ユニコーンガンダムの追加武装として使われている。
- ジェガン (エコーズ仕様)
- 特殊部隊「エコーズ」仕様の改修機。
- ジェスタ
- ジェガンをベースに開発された上位機種。
関連機
- ジムシリーズ、ネモ
- ジェガンはこれらの機体の集大成である。
- ガンダムMk-II
- 細部がガンダムMk-IIに似ており、参考にされたと思われる。
- リゼル、アンクシャ
- ジェガンのパーツを多数利用した量産型可変MS。
- ヘビーガン
- ジェガンを小型、スケールダウンした機体。
- フルアーマー・ユニコーンガンダム
- ジェガンの3連装ハンド・グレネード・ユニットを武装として追加している。
余談
- 『逆襲のシャア』公開当初は「ガンダムと互角の性能」という設定だった[9]。当時の設定ではガンダムの性能は現在より遥かに高く、グリプス戦役時代のMSでも並ぶものは少ないという感じだったため、今から見ると失笑物のこの謳い文句でも箔付けになった。
- 『機動警察パトレイバー』のAV-98イングラムとは同じ出渕裕氏によるデザインであり、頭部が似ているとネタにされることが多い。
- それを意識してか、SDガンダムシリーズの1シリーズである『SD戦国伝』に登場する、ジェガンをモチーフとした「慈絵丸」「自衛丸」(どちらもジェガンと読む)はメインカラーが白と黒で肩にパトランプ型の意匠を持たせるなど[10]、意趣返しともいえるデザインとなっている。このうち「自衛丸」は1989年公開の劇場用作品『SDガンダムの逆襲』にて登場するが同時上映は奇しくも『機動警察パトレイバー the Movie』であった。
- モビルスーツには珍しくフロントスカートがない[11]。これは「作画の手間(の軽減)を考慮した」というデザイナーの意図による。以降のデザインには定着せず[12]、当のジェガンでも約20年ぶりにリデザインされたD型にはスタークジェガンへのアタッチメントも兼ねて極めて小ぶりながら腰部装甲が追加された[13]。
- ついでに、胸部の排気口が異様に小さいのも特徴的。これも派生機ではより一般的な見た目のものに変更されている物もちらほら。
- バックパックから伸びた二本のスラスターが特徴的だが、『逆襲のシャア』では180度回転させて正面に向け、緊急後退などに使われていた。
- 映像化されているギミックにもかかわらず、プラモデルなどの立体物やSRWなどのゲームでもなぜか再現されていない。
脚注
- ↑ MS、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、2022年2月6日閲覧、2022年2月5日閲覧。
- ↑ その為本作以降の作品における「ガンダリウム合金」表記は自動的に「ガンダリウムγ」の事となる。
- ↑ 現実に有る機器では「トラックボール」がイメージとしては近い。
- ↑ メタ事情的には未来的な機器なので操縦演出が難しい事や手をカバーで覆ってしまう為手の演技を見せ辛い等の問題も有った為。
- ↑ この事は、漫画『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』のブライトの回想シーンで判明している。
- ↑ リ・ガズィのカスタムボーナスにより、バルカンとビームサーベルの威力は抜かれてしまうが、ジェガンのカスタムボーナスにより、ビームライフルの威力はジェガンの方が上回ったままとなる。
- ↑ 二番目はザクIII改で、リ・ガズィ(MS)並びにHi-νガンダムと続く。
- ↑ 「Hello! New World!!」等で出撃時に存在している連邦兵搭乗のジェガンのステータスを確認することができる。
- ↑ 実際にFCソフト『ガチャポン戦士』シリーズやSFCソフト『SDガンダムGX』など古いガンダムゲームではこの設定が反映されており、ジェガンとガンダムは近い性能になっていることが多かった。
- ↑ 加えて、ゴーグル付きのバリエーションも存在。
- ↑ 側面はハンドグレネイドの設置も兼ねて存在する。
- ↑ 他作品でも、ガンダムエクシアなど、僅かにしか存在しない。
- ↑ そのスタークジェガンを始めとする派生機には一般的な連邦MSと同様の腰部装甲が追加された物も多い。
商品情報
※ここではD型も扱う
- プラモデル
- フィギュア
資料リンク
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