機動戦士ガンダム

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  • 1979年4月7日 ~ 1980年1月26日放映(名古屋テレビ) 全43話
  • 劇場版の上映については下記を参照。
  • 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦(初代)(1991年)

概要

数あるガンダムシリーズのうち、宇宙世紀シリーズの初代。SRWでは他のガンダム系列の作品との兼ね合いもあり、『機動戦士ガンダム』としての登場は少ない。しかし敵モビルスーツが雑魚ユニットとして出て来る事はある。

第2次スーパーロボット大戦G』では『機動戦士ガンダム』として少年時代のアムロ・レイガンダム赤い彗星シャア・アズナブル、そして当座の敵ボスとしてジオン公国ザビ家が登場する。

なお、本作はTV版の放映終了後に劇場版として三作が上映されている(ガンダムブームに火が点いたのは、一般にはこの劇場版が公開されてからと言われている)。「哀・戦士」や「めぐりあい宇宙」で使用されたテーマ曲は特に有名で、スパロボにおいても『スーパーロボット大戦A』や『スーパーロボット大戦GC』などで曲が使われた。上映日は以下を、曲については「主題歌とBGM」の項を参照。

作品名 上映日
機動戦士ガンダム 1981年3月14日
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 1981年7月11日
機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 1982年3月13日

ちなみに、『機動新世紀ガンダムX』同様に打ち切り作品というのはファンの間では有名な話(ガンダムXの方は放送局の都合等、大人の事情もあるが)。実際はア・バオア・クーの後はアムロとシャアがタッグを組み、ギレンを追いつめるストーリーであった。

映像媒体

1990年前半まではVHS劇場版のみの発売、レンタルであった。TV版が発売されたのは1990年後半と、続編の『機動戦士Ζガンダム』や『機動戦士ガンダムΖΖ』、更にアナザーガンダムの『機動新世紀ガンダムX』より後である。後に劇場版がDVDで再販されるに伴い、声の新録やSE、映像のリマスター化など大幅な改変を行った。

ストーリー

人類が増えすぎた人口を宇宙スペースコロニーへと移民させてから半世紀、地球から最も離れたスペースコロニー・サイド3が「ジオン公国」を名乗り、独立戦争を起こす。ジオン軍の造ったモビルスーツに対抗するため地球連邦軍モビルスーツを製作、サイド7にあるその極秘プラントが襲撃を受けた際に偶然居合わせた少年アムロ・レイが連邦の新型モビルスーツガンダム」に乗り込み、その技術を高く買われてホワイトベースを母艦として各地を転戦することになる・・・。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主人公ライバル

アムロ・レイ
ガンダムのパイロットにして主人公、初代ニュータイプ。SRWでは普通、『逆襲のシャア』の大人アムロとして登場するため、少年アムロが出てくる事は稀。
シャア・アズナブル
赤い彗星の二つ名を持つジオンのエース。本名キャスバル・レム・ダイクン。大部分のSRWではクワトロとして仲間になり、敵としては『逆襲のシャア』ベースでネオ・ジオン総帥のシャアとして登場するため、これも赤い彗星としての登場は珍しい。

地球連邦軍

ブライト・ノア
ホワイトベースの艦長代理、後に艦長。弾幕にこだわる人。苦労人。実は19歳。こちらも逆襲のシャア準拠のラー・カイラム艦長として登場する方が多い。
セイラ・マス
ホワイトベース通信担当。本名アルテイシア・ソム・ダイクン。シャアの実妹。金髪。
リュウ・ホセイ
ガンタンクのパイロット。正規軍人。ラル隊との交戦により負傷していたが、クラウレ・ハモンによるカーゴ特攻を防ぐため、コアファイターによる特攻で迎撃、戦死。
カイ・シデン
ガンキャノンのパイロット。皮肉屋。生活のためジオン軍のスパイをしていた少女、ミハルとの出会いを通じて人間的に成長する。が、ア・バオア・クー攻防戦でも「臆病なくらいが丁度いい」とスタンスは変えなかった。
ハヤト・コバヤシ
ガンタンクの砲手担当。後に単座に改修されたガンタンクのパイロット。
フラウ・ボゥ
アムロ、ハヤトの幼馴染。ホワイトベースでは怪我人の治療の手伝いや孤児たちの世話をしていた。
ミライ・ヤシマ
地球連邦の元高官の娘。小型宇宙船の操船経験を買われ、ホワイトベース操船を担当。
スレッガー・ロウ
ホワイトベースジャブロー到着後に配属された正規軍人。静かに燃える男。「悲しいけど、これって戦争なのよね」の台詞を残し、ビグ・ザム特攻、戦死する。
マチルダ・アジャン
連邦軍補給部隊に所属する女性士官。アムロの初恋の女性でもあり、ホワイトベース隊のメンバーからも憧れの人で人気を集めた。ミデアでの輸送任務中に黒い三連星の襲撃を受け、コックピットを拳で潰され戦死。
オスカ・ダブリン
ホワイトベースのオペレーター。
マーカー・クラン
ホワイトベースのオペレーター。
レビル将軍
連邦軍の高位軍人。ルウム戦役で敗北、黒い三連星に捕えられたが護送中に脱出。オデッサ作戦、ソロモン攻略の指揮を執った。
リード
連邦軍の中尉でサラミスの艦長。
ワッケイン
ルナツー司令。

ジオン公国軍

ララァ・スン
フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。シャアに恩義を感じている。
ランバ・ラル
一年戦争以前からゲリラ戦を率いてきたジオンの軍人。青い巨星異名を持つ。
マ・クベ
キシリア配下のジオン軍人。オデッサ基地司令。壷マニア。南極条約で禁止されている核弾頭を使用する。
デニム
第一話に登場したシャアの部下。
ジーン
第一話に登場したシャアの部下。アムロが初めて対戦した相手。
スレンダー
第一話に登場したシャアの部下。
クラウン
シャアの部下。
ガデム
補給部隊の隊長。
ドレン
シャアの副官。
クラウレ・ハモン
ランバ・ラルの内縁の妻。
アコース
ランバ・ラルの部下。
コズン・グラハム
ランバ・ラルの部下。
タチ
ランバ・ラルの部下。
クランプ
ランバ・ラルの副官。
コンスコン
ジオン軍少将でドズルの腹心。
デミトリー
ザクレロのパイロット。
トクワン
ビグロのパイロット。
フラナガン・ブーン
マッドマングラー隊の隊員。
シャリア・ブル
木製帰りのニュータイプ。ブラウ・ブロに搭乗。

ザビ家

デギン・ソド・ザビ
ジオン公国公王。半分引退している状態になっている。
ギレン・ザビ
ジオン軍総帥。デギンの長男。ジオン公国の事実上の指導者。
ドズル・ザビ
ジオン軍宇宙攻撃軍司令官。デギンの次男(三男説あり)。
キシリア・ザビ
ジオン軍突撃機動軍司令官。デギンの長女。
ガルマ・ザビ
ジオン軍地球方面軍司令官。デギンの四男。シャアとは士官学校以来の友人。

黒い三連星

ガイア
黒い三連星のリーダー。
マッシュ
黒い三連星の一員。
オルテガ
黒い三連星の一員。

その他

イセリナ・エッシェンバッハ
ガルマの婚約者。
ミハル・ラトキエ
ベルファスト近辺に住む少女。
カムラン・ブルーム
サイド6の入国管理官でミライの婚約者。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

地球連邦軍の機動兵器

ジオン公国軍の機動兵器

戦艦

地球連邦軍

ジオン公国軍

MSV(モビルスーツバリエーション)

主題歌とBGM

『翔べ!ガンダム』
(作詞:井荻麟 作曲:渡辺岳夫 編曲:松本祐士 歌:池田鴻)
TV版オープニング。歌詞はスーパー系のノリ。初代『スーパーロボット大戦』及び、FC版『第2次スーパーロボット大戦』の戦闘BGMとして使われた。
『永遠にアムロ』
(作詞:井荻麟 作曲:渡辺岳夫 編曲:松本祐士 歌:池田鴻)
TV版エンディング。
『シャアがくる』
TV版挿入歌。「A」にてシャア専用ゲルググのBGMとして使われた。
『砂の十字架』
(作詞・作曲:谷村新司 編曲:青木望 唄:やしきたかじん)
劇場版Iの主題歌。
『哀戦士』
(作詞:井荻麟 作曲・編曲:井上大輔 歌:井上大輔)
劇場版II哀戦士篇の主題歌で、ジオンのジャブロー襲撃時に流れた。「A」にて戦闘BGMに採用。「GC」では特定シナリオのステージBGMとして使用された。
『めぐりあい』
(作詞:井荻麟・売野雅勇 作曲:井上大輔 編曲:鷺巣詩郎 歌:井上大輔)
劇場版IIIめぐりあい宇宙篇の主題歌。「GC」で特定シナリオのステージBGMとして使用された。
『颯爽たるシャア』
劇中BGM。SFC版『第3次スーパーロボット大戦』より戦闘BGMとして採用。第4次になるまで、全ガンダム系(Z、ZZ、0080、0083、逆襲のシャア、F91)のBGMとして使われた。
『赤い彗星』
劇中BGM。『スーパーロボット大戦α』よりファーストガンダム系、0080系のBGMとして採用。
『灼熱』
劇中BGM。「GC」で戦闘BGMに採用。
『ララァ』
劇中BGM。「GC」でエルメス専用の戦闘BGMに採用。
『長い眠り』
劇中BGM。
『窮地に立つガンダム』
劇中BGM。

登場作と扱われ方

スパロボの世界観は基本的にZ~逆シャアをベースとしている為、ガンダム等のユニットは旧式扱いで、最近のシリーズではGC及びXOのように一年戦争が舞台でない限り参戦は少なくなった。

スーパーロボット大戦
第2次スーパーロボット大戦
アムロが初代設定で、自軍の部隊名がホワイトベース隊になっている。ガンダム系の戦闘BGMは『翔べ!ガンダム』に統一されている。
第2次スーパーロボット大戦G
第3次スーパーロボット大戦
登場キャラクターが大幅に増加。本作ではザビ家がDCの実質的なトップとなっており、原作のエピソードもアレンジを加えた形で数多く再現されている。
スーパーロボット大戦EX
主役メカのガンダムは出ないが、敵の黒い三連星は参戦する。
第4次スーパーロボット大戦S
第3次でザビ家の面々が死亡した上にランバ・ラルらの敵パイロットも中盤までに退場するので影は薄い。
スーパーロボット大戦F
スーパーロボット大戦F完結編
ザビ家の面々がクローン技術によって復活する。
スーパーロボット大戦COMPACT
スーパーロボット大戦64リンクバトラー
黒い三連星とV作戦モビルスーツ、一部敵メカのみ登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
スーパーロボット大戦IMPACT
スーパーロボット大戦α
ソロモン攻略前に一年戦争が終結したという設定。敵キャラクターは多数登場している。
スーパーロボット大戦A
劇中では一年戦争(1st)とグリプス戦役(Z)が終わっているという設定だが、ランバ・ラル、黒い三連星、ララァ・スンが生存していたり、シャアが旧ジオン軍の残党に所属しているなどと、時系列で他作品と大きく異なる。このころからGファイターコアブースターに代わって登場し始める。
スーパーロボット大戦GC
ついにメイン作品として登場。キャラクターもメカも多数が参戦している。
スーパーロボット大戦XO
ミハルアッガイなどほかの参戦作品より追加要素が多い。

用語

地球連邦軍
地球とその周辺コロニー(要するに人類の勢力範囲)を統治する地球連邦の軍事部門。個人のスタンドプレーが横行する一方、官僚主義や事なかれ主義が蔓延している。
ジオン公国
サイド3を中心として地球連邦から独立した国家。ザビ家による専制だが、国名は公王デギンのかつての同志であり政敵だったジオン・ズム・ダイクンにちなむ。
宇宙世紀
ユニバーサル・センチュリー。『機動戦士ガンダム』世界における年号。
一年戦争
宇宙世紀0079年1月3日から0080年1月1日にかけてのジオン公国対地球連邦の戦い。
一週間戦争
1月3日から1月10日までの一週間を指す。コロニーへの奇襲と地球への落下コースをたどるコロニーを巡る戦闘、そしてコロニーのシドニー近郊への墜落までを言う。この一週間で地球圏の総人口110億人のうち30億人が死んだとされる。
ガンダリウム合金
地球連邦によって開発された超合金、RX-78ガンダムの装甲材。これはガンダムに使用されていたことから名付けられた俗語で、正式名称はルナ・チタニウム合金(ただし、これは後付け設定である)。至近距離でザクマシンガンを被弾しても無傷など、桁外れの強度を持つ。宇宙でしか精製できないとされ、そのためもあってガンダムの研究開発はサイド7で行われていた。後にジオン系の科学者によって改良され、ガンダリウムγまでが作られたため、こちらはガンダリウムαと呼称される事もある。
コアブロックシステム
コアファイターを核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。MS運用ノウハウの無い連邦軍が、試作機であるガンダムの戦闘データを確実に回収するためや戦闘中の換装を素早く行う為の窮余の策でもあったと思われる。
V作戦
ミノフスキー粒子
光子と対になる粒子。通常では存在せず人為的に散布しないとその効果は現れない。一度散布されると消滅までの約一ヶ月間、その効果を発揮しつづける。
ミノフスキー粒子(以下M粒子)はプラスかマイナスの電荷をもっており、互いの斥力により立体格子状のフィールドを形成する。
これにより「空間そのものが電荷をもっている」状態になる。そのため電波や電子機器、通信機器やミサイルなどの自動追尾装置や照準装置の性能が著しく落ち、ときに使用不能に陥る。
このM粒子によって、安全な小型核融合炉や重力に逆らうミノフスキークラフト、メガ粒子砲や各種ビーム兵装、Iフィールド等が生み出されている。
モビルスーツ
通称「MS」。小型核融合炉を搭載することで、それまでに無い装甲と運動性とを兼ね備えた人型の機動兵器。ミノフスキー粒子の影響下では、この形が一番都合が良いらしい。
モビルアーマー
汎用性と運用性を求めたモビルスーツと違い、機能を特化させるために大型化させ人の形をさせていないものを指す。
サイド7
から見て地球の反対側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニー一年戦争時は未完成の1基のみ。モビルスーツの性能試験施設が存在する。物語のスタート地点。
サイド3
地球から見ての向こう側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニージオン公国がある。
オデッサ
黒海に面した港湾都市(実在)。ジオンに占拠されていた。連邦軍の大反抗作戦「オデッサ作戦」はこの都市の攻防戦。
ジャブロー
南米アマゾン川流域にある連邦軍の本拠地(架空)。地下洞窟を利用しており上空からは鉄壁の防御を誇る。ジオン軍はここを落とすためにコロニー落としを行った(のだが外れた)。

商品情報

DVD

TV版及び劇場公開の機動戦士ガンダムDVD

TV版DVD-BOX

劇場版DVD

劇場版DVD-BOX

漫画版

小説版

資料リンク