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:また、ロンド・ベルに限らず色々な人から警戒心を抱かれる描写が何度もなされたが、結局最期までプレイヤー陣営の味方のままだった。本気でミスリードだったのか、実はトレーズと決戦ルートは構想にあったが没になったのかはこれまた謎である。 | :また、ロンド・ベルに限らず色々な人から警戒心を抱かれる描写が何度もなされたが、結局最期までプレイヤー陣営の味方のままだった。本気でミスリードだったのか、実はトレーズと決戦ルートは構想にあったが没になったのかはこれまた謎である。 | ||
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2023年6月23日 (金) 20:21時点における版
トレーズ・クシュリナーダ | |
---|---|
外国語表記 | Treize Khushrenada[1] |
登場作品 | |
声優 | 置鮎龍太郎 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(アーリア系) |
性別 | 男 |
年齢 | 24歳 |
身長 | 181cm |
体重 | 68kg |
髪色 | プラチナブロンド[2] |
瞳の色 | アイスブルー[2] |
所属 |
スペシャルズ(OZ) ロームフェラ財団 |
役職 | OZ総帥 → ロームフェラ財団代表、世界国家代表 |
軍階級 | 上級特佐 |
トレーズ・クシュリナーダは『新機動戦記ガンダムW』の登場人物。
概要
地球圏統一連合特殊部隊・スペシャルズの影に潜む秘密組織「OZ」の代表という立場で、5人のガンダムパイロットの前に立ち塞がる人物。
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』に登場したマリーメイア・クシュリナーダは、トレーズが負傷した際に看護師のレイア・バートンとの間に授かった実子であるとされている。
小説『FrozenTeardrop』によれば宇宙の平和的指導者ヒイロ・ユイの甥アイン・ユイと、当時のロームフェラ財団党首の娘アンジェリーナ・クシュリナーダの子。両親が引き離された後、母が再婚した継父フンデルト・カタロニア[3]との間に設けた義弟ヴァンがいる。
トレーズは美学主義とも呼ぶべき行動原理の持ち主であり、士官学校では教官のキーリア・カタロニアから「戦争の天才」と評される程の才を発揮、常に首席で騎士道精神を尊び、また平素の振る舞いや作戦行動についても常に「エレガント」であることを追求しているといった超人ぶりを発揮していた。一方、戦いという行為に対しては「人類は自ら血を流し、自らの力で戦うことでこそより高みへと昇ることが出来る」という信条を持っており、自らの手を血に染めない殺戮を認めない一方で、戦いの逃避の結果としての平和主義に対しても否定的であり、そのような相手に対しては自ら手を汚して排除することも厭わない。
敗者になりたいと発言したり、自分を悪と考えているなど一聴すると理解に苦しむ発言も多いが、これも「自らの信じる道は、人の命を奪ってしまう戦いを起こすことになる。だから、自分は悪であり勝者になってはならない」という考え方の表れである。
それらの優雅かつ確固として揺るぎのない行動に加え、指揮官としての手腕やモビルスーツパイロットとしての技量など、多くの分野で優れた資質を合わせ持っている。それゆえ軍内部では若きカリスマとして指導力を発揮しており、特にOZ内部では、副官であるレディ・アンを筆頭に彼個人に心酔している将兵が多い。
トレーズは地球の美しい自然を愛する財団の理念に賛同し、地球圏統一連合内部にOZの前進となる特別部隊スペシャルズを創設。全人類に自らの戦いの機会を与えるという目的のためにスペシャルズ=OZの拡充に努める。そして、連合内部の平和論者一掃及び連合組織の瓦解を目的とした作戦「オペレーション・デイブレイク」においては、OZの総帥として自ら指揮を執って作戦を成功に導き、彼の目論見通り地球圏は再び戦火に彩られることとなった。しかしその後、母体組織である財団は人間から戦いを奪う兵器「モビルドール」による地球圏支配を目論み、OZもまた財団の強い圧力を受け、一部の特権階級の権益を守るための組織としての色彩が次第に強まっていくこととなる。トレーズはそんな財団の在り方を否定してOZ総帥を退任、長期の幽閉を余儀なくされた。
幽閉中の彼は、敗色濃厚の中でも尚戦い続けるガンダムパイロット達に対する想いをこれまで以上に強め、彼らに道を指し示すための機体・ガンダムエピオンを秘密裏に建造、自らを殺しに現れたヒイロにエピオンを託すなどした。しかし自身の出番はまだ先のこととし、長らく事態の静観を決め込んでいた。
作品終盤、盟友であるゼクスがホワイトファング代表ミリアルド・ピースクラフトとして地球排除宣言を行うに至り、それに呼応するように軍内部でクーデターを起こし、OZ総帥として再び表舞台に返り咲く。更に、自らの立場故に身動きのとれなくなったリリーナ・ドーリアンに対し、退任を迫る形で彼女を解放、同時に自らが世界国家元首としてミリアルドの矢面に立つ役割を引き受ける。それは、悲惨な戦いの帰結として人々に真の平和を求める戦いを始めるための精神的な成長を促すという、親友ゼクス・マーキスと彼の共通の願いを実現するための最後の舞台を整えんがための行動であった。
地球圏の代表として宇宙に上がったトレーズは、自らトールギスIIを駆り最前線で全軍を指揮。彼のミリアルドへの決闘の申し出は、地球の歴史に対する完全な悪役足らんとするミリアルドの意思故に拒否されるものの、もう一人の因縁の相手である張五飛からの1対1の戦いの申し出に応じ、五飛との決闘に臨む。しかし、トレーズもまた、この舞台における自らの敗北者としての役目に殉じ、敢えて五飛に討たれること(小説版ではトレーズ自身は真剣勝負のつもりだったと描写されている)でその命を散らした。
自らの信念に従って行動し、信念に殉じたトレーズの墓碑には「平和のための礎となり、信念のままに死す」との文章が刻まれた。
登場作品と役柄
軍指導者としての来歴故か、登場時にはいずれも作中世界で影響力を持つ人物として描写されており、『EW』のみの参戦の場合であっても名前が挙がることが多い。その一方、彼自身による戦闘の機会は多くない。また、最終的に舞台からの死亡退場を望んでいたためか、敵組織への特攻の役割が与えられることがかなり多い。そのため張五飛との最終決戦は再現されることは少なく、それ以外でも原作で非常に深い関わりのあった五飛との因縁は『第2次Z再世篇』を除けばあまり描写されることがない。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。NPC。ティターンズの幹部としてゲスト・ポセイダルへの反抗作戦を成功させた他、ロンド・ベルに腹心のゼクスとノインを送り込んだ。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 音声初収録。原作準拠で一時幽閉させられるが、ロンド・ベルに救出され、議会での演説によってティターンズの謀略を明らかにして以後の地球連邦の主導権を握る。終盤にはトールギスIIに乗ってNPCとして共に戦う。ポセイダルルートで死亡イベントを回避させ続けて最終シナリオまで生き残らせると、バイオリレーションシステムを破るためにヴァルシオンに特攻し、ロンド・ベルに後を任せて死亡する。DCルートでは地球に落下するアクシズの破片を破壊するためにミリアルドと共に自爆するという、原作の五博士のような役割を担う。
- 碇ゲンドウ、シャピロ・キーツと密約を交わすシーンが存在したが、ライター交代の影響か有耶無耶になった。人類補完計画に賛同しているとは考え難いのだが、ゼーレを壊滅させるためだけの集まりだったのだろうか。
- また、ロンド・ベルに限らず色々な人から警戒心を抱かれる描写が何度もなされたが、結局最期までプレイヤー陣営の味方のままだった。本気でミスリードだったのか、実はトレーズと決戦ルートは構想にあったが没になったのかはこれまた謎である。
- ちなみに味方NPCとしての強さはハマーンのようないかれた強さのニュータイプボスには及ばないものの、機体性能も相まってなかなか強く、ポセイダルルートのハマーンは無理としても、それ以外の敵に対しては対等以上に戦える強者である。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 様々な組織と関わりを持ち、最後はエンジェル・ハイロゥの落下地点でゼクスと共に残りのモビルドールを引き連れて登場。性格が普通であるため脅威にはならない。何気に捨て身を覚えている。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 故人の為登場しないが、最終話で霊体となってαナンバーズに力を貸す。残念ながら参戦作品の都合上、顔グラが用意されておらず、会話シーンも無い。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 『SC』以来で久々の登場であるが、ストーリーが最後まで(というか殆ど)進まないので声は付かなかった。また次元震で転移してきたアムロ・レイとクワトロ・バジーナを保護していた。EDではカミーユ達やシン達もOZに迎え入れる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 原作通りの立ち回り。倫理を無視した戦争やアロウズの横行に嘆き、世界に対して壮大な茶番を仕組む。また、『F』以来の音声の新録が行われた。ゲーム終盤ではトールギスIIに搭乗し、自軍に敵対する。パイロット能力は技量が非常に高い以外は本作のボスクラスとしては意外と控えめ。しかし特殊スキルに高レベルの底力やガード、極など強力なものを多数所持しており、全く隙が無い。これでHPが10万超えしていたら厄介を極めていただろう。精神コマンドに愛を持つが、残念ながら味方にはならない。トールギスIIのビームサーベルの撃墜専用演出は必見である。
- 長らくなかなか描かれなかった生身との決闘から始まる五飛との因縁が序盤から終盤まできっちり描かれているなど、総じてストーリー面でも戦闘面でもなかなかに優遇されていると言えるだろう。
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇 / 天獄篇)
- 『再世篇』で死亡したため、名前が語られるのみ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
- 『EW』参戦なので本人は登場しないがマリーメイアの登場時に言及があり、一年戦争末期において地球圏を制しかけたとのこと。ゲーム開始時点で『機動戦士Ζガンダム』のストーリーも既に終わっている本作では『ガンダムW』のキャラの年齢が原作とは大きく離れていそうである。
- スーパーロボット大戦D
- 参戦するステージは少ないものの、最初から最後までずっと味方で、しかもNPCではなく操作可能という珍しい作品。ただし、下記イベントの都合で事前説明無しに最終話は出撃不可。斬り払いから指揮まで特殊技能を10種も持つ。序盤に乗機を残して離脱し、終盤にやたらとLvが上がった状態で再加入する。
- 彼の服装について、『THE ビッグオー』のロジャー・スミスもろとも、同じく『ビッグオー』のR・ドロシー・ウェインライトに最低の趣味の烙印を押される。なおこのシーンの前後に、ドロシーに担がれて待避するシーンがあるのだが、エレガントを信望する彼が、一体どんな体勢で担がれていたのか非常に疑問である。
- 最終決戦で、何度も復活を繰り返すペルフェクティオの乗るファートゥムに特攻して死亡。
- スーパーロボット大戦W
- 『EW』のみの参戦なので故人。同作のA21(武知征爾)はトレーズの信奉者という設定になっている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ソーディアンが地球上に現れていた時間を完璧に覚えていた。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 『EW』のみの参戦なので故人。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 序盤はムゲ・ゾルバドス帝国に協力的だったが、後にOZを立ち上げ反旗を翻す。OZルートではマーチウィンドの指導者となるが、途中でバルジに特攻するという自殺同然の行動を取って戦死し、その真意を知っていたゼクス以外のマーチウィンドの面々を困惑させた。
- 独立軍ルートを通ると一応敵対組織に属する人間のままであるが、独立軍となったマーチウィンドに対してはかなり許容的な態度を取っており、終盤にはやや高慢ちきな言い回しではあるが協力を申し出るなど、敵パイロットとしても最後まで敵対することなく五飛に討たれて死亡する。ただしその話ではトレーズ達は中立敵であるため(ジェリド・メサの部隊以外は自軍に攻撃しないが)、敵軍のホワイトファングだけでなく自軍でもMAP兵器なしで撃墜することも可能。そうしてしまうと五飛は登場しない。
- なお、シナリオライターの鏡氏は「トレーズは代わりになる人間がいないので生き残らせてはいけない」と考えていたようで、そのためにOZルートでも自殺同前の戦死を迎えることになったようである。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- 原作同様の立場で登場。最後はトールギスIIの姿で五飛のアルトロンガンダムと一騎打ちの末戦死する。
パイロットステータス
能力値
殆どの作品でNPC或いは敵パイロットとして登場する。『D』において自軍参戦するが、総合能力ならばヒイロ・ユイやゼクス・マーキスよりも高い。W系MSは格闘、射撃の偏重が大きいがトレーズはどの機体でも力を発揮できる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- F完結編、64
- シールド防御L7、切り払いL7
- α
- シールド防御L9、切り払いL9
- 第2次Z再世篇
- 底力L8、Eセーブ、極、ガード、サイズ差補正無視、気力+ボーナス、精神耐性、指揮官L4
- トレーズの能力の高さに加え、高レベルの底力・極・ガードとかなりの難敵。大型のユニットに対してもサイズ差補正無視でカバーし、特殊効果武器も精神耐性で防いでしまう。さらに本作の精神耐性には「精神コマンド脱力による気力低下を100にまで制限する(脱力では気力が100未満にならない)」という新効果が追加されている為、脱力連打による能力の弱体化もあまり期待できず、気力+ボーナスと後述するエースボーナスの相乗効果で気力の上昇も非常に速い。デフォルトでカンストしている指揮官スキルにより、ミリアルド・ピースクラフトとミスター・ブシドーも強化され、トレーズ自身もミリアルドのエースボーナスで強化される。『再世篇』ではブロッキングが廃止され、剣や盾を所持する全てのユニットが切り払い・シールド防御を発動できるようになった為、トレーズの高い技量の前には下手なパイロットではビームサーベルあたりでバッサリ返り討ちにあってしまう。
- D
- 底力L4、切り払い、シールド防御、撃ち落とし、指揮L3、カウンター、コンボL3、援護攻撃L1、援護防御L1、ヒット&アウェイ
- 実は特殊技能の所持数だけで言えば全味方キャラトップを誇る。
エースボーナス
- ターン開始時に自軍ユニットの気力+3、HP1000回復
- 『第2次Z再世篇』で採用。自軍ユニットの気力を底上げし、HPを回復する能力。仕留め損なった雑魚に対して、この能力がかかってしまうと攻撃力と防御力が強化されてしまい、鬱陶しい。本作のモビルドールはシリーズ最強クラスに強化されているので、益々厄介。
人間関係
- ゼクス・マーキス
- 幼友達で、互いの信念を理解している無二の親友。『ガンダムW』の最後の戦いは、さながら二人の阿吽の呼吸による演劇の集大成ともよぶべきものであった。
- ルクレツィア・ノイン
- 教官時代の教え子。
- レディ・アン
- 誰よりも信頼する腹心。ただし、物語開始当初の彼女はトレーズの「信奉者」だが、「理解者」ではない。最期は彼女とリリーナに後事を託す。
- 張五飛
- 好敵手であり、「最大の理解者」。ここでの「理解者」とはトレーズを「悪」と断じていた事を指す。
- ヒイロ・ユイ
- 彼にガンダムエピオンを託す。実は物語開始の6年前に彼と対峙しており、ヒイロの対MS用バズーカからノインを庇ってリーオーで割り込み、重傷を負う。なお、五飛に倒されるまでトレーズに手傷を負わせたのはこの時のヒイロだけだったらしい。この重傷がきっかけでトレーズはレイア・バートンと出会うので、結果的にヒイロは2人のキューピッドになってしまう事に。
- リリーナ・ドーリアン
- 新たな時代を彼女達に託す。
- デルマイユ侯爵(デルマイユ・カタロニア)
- 本編開始時点でのロームフェラ財団総裁代行。トレーズの叔父。
- 『FrozenTeardrop』では継父フンデルトの実父、即ち祖父となってTV版設定とは矛盾してしまっている。
- ドロシー・カタロニア
- デルマイユ侯爵の孫娘。幼少期からトレーズが本心で話せる人物である。
- 『FrozenTeardrop』では継父フンデルトの年の離れた弟で、トレーズの教官だったキーリア・カタロニアの娘。血は繋がっていないがトレーズの従姉妹にあたる。
- レイア・バートン
- トレーズの恋人にしてマリーメイアの母とされる女性。上記の通り、入院先の病院で看護師をしていたレイアに出会ったらしい。本編では既に故人。
- マリーメイア・クシュリナーダ
- 実の娘らしいが、真偽不明。
- ヴァルダー・ファーキル
- スペシャルズ時代の同僚。外伝作品『新機動戦記ガンダムWデュアルストーリー G-UNIT』(SRW未参戦)の登場人物で、同作中の敵組織「OZプライズ」のリーダー。「暗黒の破壊将軍」の異名を取る凄まじい腕前のエースで、「自分と対等に渡り合えるのはトレーズだけ」と豪語するほどの実力者。トレーズとは対照的に自らが絶対の強者・勝者たらんとする野心家で、弱者・敗者と見做した者は非戦闘員や味方でも容赦なく排除する冷酷かつ非情、苛烈な性格の持ち主だが、気概や力を示した者は敵であっても認めるなどの独自の戦争美学を持つ。トレーズをライバル視しているが、本人がヴァルダーをどう思っていたのかは不明(そもそも面識すらあったのか定かではない)。
- 指導者ヒイロ・ユイ
- ガンダムパイロットのヒイロの名前の由来となった人物。
- 小説『FrozenTeardrop』ではトレーズとは血縁上、又甥と大叔父の関係にある。具体的にはトレーズの実父アイン・ユイが、指導者ヒイロの姉ヒカル・ユイの息子である。
- ヴァン・クシュリナーダ
- SRW未登場。『Frozen Teardrop』の登場人物で、トレーズの異父弟にあたる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『第2次Z』では次元震で転移してきた彼を保護した。『破界篇』EDでは下記の7人と共にOZに招き入れるが、『再世篇』では対峙する事に。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『64』では彼の理解者であり信奉者の一人である。『D』では彼と共にブルー・スウェアの中心人物として活躍する。『第2次Z』ではアムロと共に次元震で転移してきた彼を保護しており、『破界篇』EDではアムロと下記の6人と共にOZに招き入れる。『再世篇』でも彼の理解者となっており、最終的に彼と対峙する事になってしまうが、トレーズは彼が「自分と違ったよい方法」で世界を変えてくれる事を望んでおり、トレーズの生き様は、彼の心に大きく刻まれる事になった。
- カミーユ・ビダン、ファ・ユイリィ
- 『第2次Z破界篇』ではEDにて彼等をOZに招き入れるが、再世篇にて対峙する事に。
- ジャミトフ・ハイマン
- 『F』・『F完結編』や『64』では彼に従っているが、その彼からも警戒されている。『F完結編』では彼を失脚に追いやる。
- シェリンドン・ロナ
- 『α』でトレーズがジュピトリアンを批判する時の台詞は、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』で彼女がクラックス・ドゥガチを評した発言と全く同じ(後述)。
- フォンセ・カガチ
- 『α』では共闘するも、最終的に彼に引導を渡した。
- マリア・ピァ・アーモニア、シャクティ・カリン
- 『α』にて彼女達親子をエンジェル・ハイロゥから脱出させた。
ガンダムSEEDシリーズ
- シン・アスカ、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、ルナマリア・ホーク
- 『第2次Z破界篇』ではEDにて彼等をOZに招き入れるが、『再世篇』にて対峙する事に。キラからは自身の事を「常にエレガント」と評せられる。
西暦作品
- アレハンドロ・コーナー
- 『第2次Z破界篇』ではシュナイゼル同様に彼とも共に国連の首脳メンバーで、共に世界の統治について討議しているが、彼とトレーズ、シュナイゼルでは器の大きさの違いが歴然としており、何故アレハンドロはここにいるのだろうと場違いな印象を覚えさせる。
- セルゲイ・スミルノフ
- 『第2次Z再世篇』では彼を伴ってZEXISの元に訪れるも、消息不明となったピーリスの安否を気遣う彼の心情を察し、捜索に向かわせる配慮を見せた。
- グラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)
- 『第2次Z再世篇』でのゼクスの戦友。ifルートではトレーズ達のクーデターによるイノベイターとアロウズの失脚後、トレーズの配下となる。
- アーサー・グッドマン
- 『第2次Z再世篇』のifルートではトレーズ達のクーデターによるイノベイターとアロウズの失脚後、トレーズの配下となる。
- ホーマー・カタギリ
- 『第2次Z再世篇』のifルートではシュナイゼルと共に起こしたクーデターによって彼を失脚させる。
- リボンズ・アルマーク
- 『第2次Z再世篇』のifルートではシュナイゼルと共に起こしたクーデターによって、彼から連邦の主導権を奪還する。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『第2次Z再世篇』ではモビルドールの基礎理論を構築した彼女のスカウトを試みた。トレーズもスメラギも共にモビルドールを否定する者同士である。
マクロスシリーズ
- ブルーノ・J・グローバル
- 『α(DC)』ではロームフェラ財団に極秘で南アタリア島を訪問し、DC総帥代行を務める彼と非公式会談を行なう。その際、SDFが標榜する「地球脱出計画」へ否定的な見解を述べるのと同時に、マスドライバーを用いたネオ・ジオンの南アタリア島への襲撃を仄めかした。
- マクシミリアン・ジーナス
- 『D』では彼やシャアと共にブルー・スウェアの中心人物に。
リアル系
- ル・カイン
- 『64』では最初は彼と共に帝国の中心人物として活躍するが、最終的には彼に対してもクーデターを決行する。
- 矢作省吾
- 『D』ではシャアと共にこの世界の人類の代表者として、「こちら側の世界」に転移してきた彼と会談、メガゾーンの受け入れを約束する。しかし彼には初見からシャアと共に「いざとなったらメガゾーンを犠牲をすることも厭わないような奴」と決めつけられ、「気に入らない大人の一人」として一方的な敵意と不信感を抱かれている。
- 武知征爾
- 『W』においては、彼はトレーズの信奉者という設定(作中では未登場。(恐らく)彼が立ち上げたA21のメンバー、セイナの口から語られる)。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 『第2次Z』での盟友で同志。破界篇ではアレハンドロ同様に彼とも共に国連の首脳メンバーで、共に世界の統治について討議している。再世篇では彼の事を「自分よりエレガント」と評しているも、「敗者となる事を望んだ」自身とは対照的に、シュナイゼルは「自らが勝者となる事に拘っていた」が故に、最終的には「真の同志とはなれなかった」とも評している。これはシュナイゼルの方も同じであり、事実、トレーズの一時的失脚はデルマイユだけでなく、シュナイゼルも裏で関わっていた模様。
- 原作ルートでは最終的に袂を別ってしまう事になるが、ifルートでは彼もトレーズの遺志を継ぐ事になり、最後までトレーズの事を「友」と呼んでいる。
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
- 最終的な目的やその為にとった行動が一部トレーズと似通った点のある人物。『第2次Z再世篇』では彼に強く関心を抱いており、ゼロレクイエムルートにて互いの真意を理解し合い、彼の共犯者・同志となる。黒の騎士団ルートでは当初ゼロはトレーズとミリアルドをシュナイゼルと同類と見なしていたが、彼らの戦術を見てその真意を見破っている。
- 紅月カレン
- ルルーシュの仲間、もしくは配下の立場の人物だが彼女からは嫌われている。しかし、トレーズの取った行動を認めてもいる。
- ヒロラム・カンジェルマン
- 『第2次Z再世篇』における知己の一人。彼もまた、最終的に意図するものがトレーズと似通った人物である。
- シーラ・ラパーナ
- 『X』では敵対する立場でありながら共通の目的を持っており、ミリアルドと共に密かに連絡を取っていた。
スーパー系
- 碇ゲンドウ
- 『F』・『F完結編』では昔から面識があるという設定。彼やシャピロと共にゼーレを壊滅させる。
- シャピロ・キーツ
- 『F完結編』では彼とゲンドウと共にゼーレを壊滅させる。
- キール・ローレンツ
- 『F完結編』ではゲンドウやシャピロと共謀して、彼らゼーレを壊滅に追いやる。
- 草間大作
- 『64』では彼の父親である草間博士の名言を呟く場面もあり、彼を驚かせている。
- ロジャー・スミス
- 『D』では彼を雇い、専属のネゴシエイターに。ドロシーによって二人そろって「最低」の烙印を押されてしまう。
- R・ドロシー・ウェインライト
- 『D』では彼女にロジャー共々「最低」の烙印を押されるハメに。前述の通り彼女に抱きかかえられて救出される場面も。そのときの一件からか、トレーズ本人は彼女を気に入っている模様。
- 神隼人 (OVA)、車弁慶 (OVA)
- 『D』ではトレーズの起こしたクーデターによって統合軍を追われたため、当初はトレーズに対して快い感情を抱いていなかったが、処刑されたオイ・ニュング伯爵の遺志を継ぐ形で共闘する道を選ぶ。
- エンジェル
- 『D』ではトレーズの秘書を務めている。
バンプレストオリジナル
- マサキ・アンドー
- 誰かに似た雰囲気のため、F完結編では彼からいい感情を持たれていなかった(ビジュアル的なサムシングでいえば、むしろジノのほうが似ているが、時系列上この時点でジノとの明確な面識がない)。
- ユーゼス・ゴッツォ
- 『スーパーヒーロー作戦』でも『α』でも協力関係にあり、お互い深い因縁のある間柄であることを認め合っている。
- ヴィンデル・マウザー
- 『A』において、レディによればトレーズはかつて彼に協力を申し出られた事があったが、断っていたらしい。
- イグニス
- 人類側の指導者として彼からその名を知られており、単身彼に立ち向かう場面もある。
- ペルフェクティオ
- 『D』ではペルフェクティオをこちら側の宇宙に侵入させないために、己の命を懸けてファブラ・フォレースを破壊する時間を稼ぎ、散る。
- エルガン・ローディック
- 『第2次Z』では国連、地球連邦での上司。『破界篇』では終盤のZEXISと国連軍との戦闘の後にZEXISの元を訪れており、『再世篇』では彼の意向によるZEXISの立ち位置の決定をZEXISの面々に伝える事になる。
- ユーサー・インサラウム
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは同盟を結び、その裏でインサラウムの民を地球圏に受け入れる密約を交わしていた。彼の真意も目的も、トレーズと似通ったものだった。
名台詞
- 「レディ・アン。後は任せてくれたまえ」
- シェンロンガンダムに苦戦するレディを静止し、自らは生身で剣を手に取る。
- ……そして、レディが乗るリーオーのモニターにはのどかな草原の画像が送られた。
- 「戦い続けよう。そして勝てばいい」
- 嫌われ者は強くないといけない。トレーズの哲学が見え隠れするセリフ。
- 「ゼクス、はやく戻ってきてくれ。君がいないとOZは、つまらぬ人間のくだらぬ行動を許してしまう…」
- 自らの手でモビルドール部隊を壊滅させてのセリフ。
- 「私は…敗者になりたい…!」
- モビルドールなどでは作れない未来を作る心。その自分の心の理念を超えた人間、ガンダムのパイロットに感銘を受けたトレーズは、モビルドール主義を唱える面々にこの台詞を向けて表舞台から去る。
- ムックでは「くれぐれも「歯医者」と間違えないように」と書かれたり[4]、『コミックボンボン』の4コマでは実際に歯医者になったのか、歯科ミラーを持っている姿も。
- (戦うことを忘れ、着飾った銃では、例え敵の胸板を撃ち抜いたとしても、私に感動を与えない。無垢なものは無軌道ではない…自由なのだ、心が)
- 上記の発言後、金細工で彩られた装飾の銃を見て。…この台詞の時点で、(銃も含めて)金色大好きのアレハンドロとは多分分かり合えない。
- 「ヒイロ・ユイ、一つだけ忠告しておく。その機体に乗って勝者となってはならない。ガンダムエピオンは兵器ではないのだ。君が敗者として帰還することを望む」
- トレーズ自身はガンダムエピオンを迷える人を導く道具として造り、勝者となった人間は乗る資格がないと考えていることを告げている。確固とした信念がなければシステムエピオンに呑まれ、無意味な勝利しか齎さない。ゆえに、システムに打ち勝った「敗者」となることを促しているのだが、ヒイロにはこの哲学は理解できなかった。
- 「笑わないでくれ、レディ…。人々の為には、これくらいの三文芝居は見せてやらねばな」
- 自分に不似合いな言葉で世界に訴えるのは、彼のスタイルらしくないと認識している。
- 「ボタン一つで全ての戦いに決着がついてしまう時代があった」
「その忌わしい精神の根源が、このモビルドールというものだ。そして延長にあるものが、あのリーブラだ…」
「戦争から人間性が失われれば、勝利も敗北も悲惨なものとなる。神は、どちらにもその手を差し伸べてはくれない」 - 五飛に対し、今まで自分が表舞台を去り再び舞い戻った理由と目的を淡々と口にする。
- 「聞きたいかね? 昨日までの時点では、99822人だ」
- 五飛に「貴様の野望のために何人の人間が犠牲になったと思っている」と言われて。この手の質問に素で答えた人物はそうそう居ないであろう。「自らの野望のために多くの人間を犠牲したことへの非難に対する、尋常ではない返答」として、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランドーの「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と並んで挙げられる、強烈な台詞である。
- しかもその犠牲になった人間の名前を全て暗記しているらしく、加えて自身は「それしか出来ない」と、せめてもの償い以下の行為だと捉えている節がある。『再世篇』では90万人増えている(後述)。
- ちなみに小説ではキリの良い数字ではないためか10人減っている。
- 「ノベンタ、セプテム、ベンティ、ドーリアン、ワーカー、オットー、ブント…みな忘れえぬ人々だ」
- 「私は死者に対し、哀悼の意を表することしかできない……」
- 「聞きたいかね」のあと本当に名前を言い始めるのだが、人選が妙に前半1クールでの死者、しかも7名中5名が地球圏統一連合関係者に偏っている(視聴者が忘れているであろう面々を敢えて挙げていったとも言えるが)。
- オペレーションデイブレイクのためにトレーズ自ら策に落としたノベンタら平和論者や、戦場で派手に散ったワーカーやオットーはともかく、ブントは五飛復活のための踏み台にされた端役である(小説版ではブントの名は抜かされている)。小説版『EW』での五飛はブントの名を聞いてショックを受けたらしい。
- 「君もこれだけは知っておいて欲しい…」
- 「彼等は決して無駄死になどしていない!そして_!!」
- 迫真の気迫と共に、五飛の駆るアルトロンに突撃をかける。そしてお互いの懐に飛び込んだ最後の一撃は…。
- 「み…見事だ…」
- 「張五飛、我が永遠の友よ…。君たちと戦えたことを…誇りに思う」
- 「ミリアルド、先に逝っているぞ…」
- 最期の言葉。この言葉と共に、トレーズは10万と10人目(小説ではちょうど10万人目)の戦死者となったのであった…。
他媒体
- 「私は何でも知っているんだよ。例えば……そうだな、ノイン特尉のスリーサイズを教えてあげようか?」
「だからこれ(ガンダムパイロットのデータ)は個人的な楽しみに使うつもりだよ」
「趣味だ」 - ボイスカセット『シークレットオペレーション』におけるゼクスとの対話中の迷言の数々。コメディ色の強い本ドラマではどこからともなくガンダムパイロットの個人データを入手しており、2行目はレディ・アンの仕事を取らないようにと自分で処理した際の台詞。3行目はゼクスに「どうして面白半分に物事をややこしくする?」と聞かれた際の返答であり、どことなくイタズラ心が見える。事実、この後OZのデータにハッキングしているのを知り、嘘の情報を流すことを提案する。ちなみにゼクスはノインのスリーサイズを知っており、トレーズも珍しく動揺していた。…この一連の会話、全く以てエレガントではない。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「また手合わせ願おう」
- 『第2次Z再世篇』におけるトールギスIIのビームサーベルでの撃墜専用台詞。OPを模したトレーズのエレガントな立ち絵で鮮やかに、そして華やかにフィニッシュを決められる。
- 自軍ユニットを撃墜されてもその立ち振る舞いからか、何故かあまり悪い気はしないのが不思議である。ちなみに立ち絵の背景でエレガントさを称賛しているのか、歓声が轟いている。さすがである。
旧シリーズ
- トレーズ「ミリアルドか…」
ミリアルド「最後まで君の友人にはなれなかったな」
トレーズ「何を言う。今でも君は心の友だと思っている」
ミリアルド「友…そうか、私はいつのまにかエピオンの見せた未来の中からひとつを選びとっていたのか…フフフ…」
トレーズ「そうだ、そして君の選んだ道は間違っていない。あとは彼らに託そう。次の時代を担うであろう、彼らに」 - DCルート最終話で動き出したアクシズに自爆を仕掛ける前のミリアルドとのやり取り。迷っていた故に動くのが遅れたミリアルドが謝るのに対し、最後の最後で道が一致したことをトレーズは喜んだのかもしれない。
- ポセイダルルートでは原作を踏襲して敵同士となるため、この会話はない。
α
- 「確かに、地球の恩恵を必要としないあなた方は新しい人類…ニュータイプであると言える。だが、人類が真の意味で地球から巣立つ日が来るまで…ジュピトリアンは危険な存在にしか過ぎないのです」
- 第58話(エンジェル・ハイロゥを追うルート)「勝者と敗者に祝福を」より。カガチに対する発言なのだが、実は『α』に参戦していない『機動戦士クロスボーン・ガンダム』のシェリンドン・ロナが原作で全く同じ事を言っている。木星帝国ネタといい、狙ったのだろうか…(しかも、この後のカガチの発言は「若造が何を言うか!」である)。なお、この後「これからの時代を作るのはあなたのような老人ではありません…」とさらにクワトロの台詞まで使う。
Zシリーズ
- 「…今日という日を私は忘れない…。あのような破壊は許されないのだ」
- 『第2次Z破界篇』第23話「新世界の幕開け」より。インペリウムの無差別攻撃の前に消滅したハルネス連邦の犠牲者を偲ぶ。
- 「繰り返す。OZ総帥の権限でガンダムの使用を許可する」
「ガンダムを駆り、君達の判断で君達の敵を討て」 - 『第2次Z再世篇』序盤、アンバーラー基地に凍結されていたガンダムの使用を許可し、カミーユ達に決断を促す。
- 「だが、私は彼の中に真っ直ぐな部分を見ている。時に若さと言っても差し支えの無い程の純粋さが彼には有る」
- 斑鳩の食堂でセルゲイに語ったゼロの人物像に対する評価。セルゲイ自身も、トレーズと同様の見解を示した。
- 「大佐…最後に一つ。私はピーリス中尉が戦場に立つ事を好ましく思っていない」
「人が戦う機械になる事など、あってはならない事なのだから」 - ピーリスの捜索に向かおうとするセルゲイへ、「超兵」の存在に対し否定的な見解を述べる。
- 「…セルゲイ・スミルノフ大佐、彼やゼクス、クワトロ特佐のような人間ならば、連邦を誤った道から救ってくれるかも知れない…」
- セルゲイ退出後、地球連邦軍の良心的存在になるやも知れぬ彼等に期待を寄せ、独り呟く。
- 「言葉はいらない。我が友、クワトロ・バジーナ」
「君がいつの日にか、真の名前を名乗る日が来たなら、私のことも思い出してくれ」 - 「最後の勝利者」におけるクワトロとの戦闘前会話。その「真の名前」がシャアとキャスバル、どちらを指すのかでその意味合いは大きく変わってくるが、その後彼が名乗ったのは……
- 「…聞きたいかね。昨日までの時点で99万9822人だ」
- 『再世篇』における、五飛の問いへの返し。単なる誤植か、あるいはゲームの世界観(ZEUTH世界とZEXIS世界は似たような状況と作中で言われていたのでアンチスパイラルのシステムの発動条件とアイムがやった事でZEUTH世界とZEXIS世界が繋がっている状況を鑑みると、ZEXIS世界のおおよその人口はマクロス・フロンティア船団含めて約50億程度だと思われる。また、原作以上に様々な勢力が入り乱れ、戦争の規模もかなり大きい)に合わせたのか、前述の通り90万人も増えている。…だが、なんとなく彼ならばこの人数であっても犠牲者の名前を全て暗記出来ていそうな気がしないでもない。なお原作のように名前を暗唱はしなかった。
- 「クワトロ・バジーナ…。あなたなら、より良き方法を選ぶ事が出来ると私は信じている」
- 「最後の勝利者」におけるクワトロに対する実質的な遺言。
- 『再世篇』でこう言われておきながら時獄篇でアクシズ落としという手段を取ったシャア(クワトロ)に対しZ-BLUEメンバーの多くは憤りを隠せなかった。だが、その真意は…。
- 「ミリアルド…また…会おう…」
- 『再世篇』最後の台詞。原作の最後の台詞を鑑みるならば、あの世でまた会おうという意味だと思われる。生きているようにも受け取れなくはないが、共演している別作品の世界観(ネタバレになるので詳しくは伏せるが)を意識した台詞ともとれる。もし死亡したのなら、おそらく100万人目の戦死者になったと思われる。
携帯機シリーズ
D
- 「私の戦いは、もう終わっていたのだ。ロジャー・スミス」
ロジャー「…」
「しかし、再び現れたゲッター線の脅威。閉ざされた地球という、異常な事態。そして、もがき苦しみながら生きるために戦う者たち。私の戦いは終わっていたが、人類が破滅へ向かうとなれば、私は人が戦い、その果てにどこへ行くのか、その戦いという行為に、答えを見つけねばならない」
ロジャー「では…」
「彼らはその戦いを、そして人類の、地球の未来を私に見せてくれることだろう」 - 「Mr.ネゴシエイター」より、ロジャー・スミスとの交渉。表舞台を退いていたトレーズだったが、地球に起きた異常事態を前に再び立ち上がる事、そして自軍への協力を約束する。ロジャーの交渉が成功した珍しい場面でもあり、彼もこの結果には大満足であったが、そのままトレーズに雇われて自軍に参加する事になる。
- 「レディ、私は退かない。私は、人に必要なのは絶対的な勝利ではなく、戦う姿勢、その意思こそが重要だと思っていた。そうであるならば、敗者もまた、美しいと。だがそれは、人類の歴史がこれからも続いていくという、その前提があってのこと。しかしこれからの戦いでは、絶対的勝利、ただそれのみが、我々人類と地球に許された、唯一の未来への道なのだ。私は退かない。そして、敗者となるわけには、いかない」
- 「“破滅”の意味」にて、ブルー・スウェアがまだ地球に戻らない中、タワーをイグニスに追い詰められ、トレーズとの戦いを所望する彼に対し、単騎で出撃した際にレディに対して。人と人との戦いにおいては敗者となることを望んだトレーズであるが、今対峙しているのは全ての破滅を望むもの、その尖兵。勝者となるためにトールギスIIを駆り、人類存亡をかけた戦い、その前哨戦に挑む。
- 「あの選択が…バトル7をラクスへ、ラー・カイラムをギシン帝国へと向かわせた、あの選択が、このような結果を招き入れることになるとは。この地球圏の女神のきまぐれは、実に興味深い」
アムロ「なんの話なんだ、特佐」
「考えても見たまえ。そうでなければ、プロトデビルンの助力は得られず、我々はあの南極のエネルギーフィールドを突破する術を、もちえぬままだった。ズール皇帝が倒れていなければ、我々はその対応にも追われ、ズールは全力で地球の破壊に取りかかっていたことだろう」
弁慶「だがそいつは、結果論にすぎねぇ」
「そう…つまり、運命の女神は我々に期待しているのだ。我々が戦って、そして勝ちとることを。この地球圏と、人類の未来を」 - 同話のシナリオエンドデモにて。
- 「ルイーナの侵攻が開始された後、志願者を中心に障壁の突破を試みるチームが編成された。ブルー・スウェアが地球圏に帰還する前のことだ」
「だが…残念ながら、すべての試みは失敗した。これは、その勇敢なる戦士たちの、白き墓標なのだ」 - 最終話「デザイア」でのシナリオデモにて。南極の遺跡を覆うエネルギー障壁の前に散乱しているOZのMSの無数の残骸を目の当たりにし、絶句するアムロやマックス達に対して。
- 「…ブルー・スウェアの諸君。いよいよ長い戦いに終止符をうつ時がきた。諸君、いまこの地は、戦う者のみの世界だ」
「その純粋さゆえに、この戦場は美しい。我々人類の故郷、この地球を守るために、これを地球圏最後の戦いとしたい」
「我々が生きて再び、ここを出ることができる可能性は、決して高くない。だが…これは敗北の許されない戦いなのだ。持てる力のすべてを費やして戦いに望むことを、期待する」 - 最終話「デザイア」での戦術マップにて。ブルー・スウェアの一代表として、味方部隊に対してトレーズなりの矜持を交えつつ、激励を送る。
- 「私が…時間をつくる」
「私の戦いは、とうに終わっていた。諸君…後は頼む。これからの地球圏を、人類の未来を。ミリアルド…先にいっているぞ…」 - 『D』での最期。後事をブルー・スウェアの面々に託し、ファブラ・フォレースの破壊の時間を稼ぐためにペルフェクティオに向けて特攻し、散っていった。ゼクスは友の死に絶叫し、五飛は「俺との決着はどうなった!」と悔しさと悲しみを込めて、叫ぶのだった。
単独作品
- 「感情がこの事実を受け入れるのを拒否するというのならば君たちは君たちとして戦い、時代の流れを見ればいい。かつて敵として戦った者たちと共に闘うのが無理ならば、君たちは私だけに従ってくれればいい。OZの中の君たちだけの独立した部隊として」
- 『64』中盤、プレイヤー部隊へOZへの勧誘をする際の台詞。敵組織の首領としては比較的物わかりの良い言い回しをしている。要約すると「OZに入るなら私直属の独立部隊に編入する。それまで直接的に敵対してきた連中には関与しなくていいしそんな奴らからの命令なんて受けなくていい」といったところか。
- 「君が○○だね 噂は聞いている。では○○君たちに聞こう。我々OZは遠からず帝国を排除し、地球圏の 再建に取りかかるだろう。君たちはそれを否定し何をしようというのだ?」
- トレーズらにもある程度正当な目標があるとはいえ、これまで敵対してきた組織に不信感を示す主人公への問いかけ。○○内は主人公の名前がキチンと入る。
- 「それは素敵だ。そして人々は荒廃した地球の上で温かいミルク一杯、パンの一切れのために争いを始めるかもしれない。コロニーはそれぞれが独立して争いを始めるかもしれない。誰がそれを止め、秩序を保つことができるのだね?君たちにはそれができまい」
- 「帝国もOZも倒せばいい」とする兜甲児の主張を皮肉っての指摘。高慢ちきで嫌味たらしくも聞こえるが、内容自体は正当性がある部分もあり間違っているとは言い切れない。その一方で・・・。
- 「レディ。そういう言い方をするものではないよ。彼らもまた、地球の未来の為に必死で戦ってきたのだ。その意志、その姿勢は称賛されるべきものだ」
- 甲児や竜馬の発言を聞いてレディは「昔話の勇者」「ただの夢」と批判するが、横で聞いていたトレーズは言い方が悪いと口を挟む。そりが合わないとはいえ、トレーズはトレーズなりにプレイヤー部隊の姿勢を評価していたようである。
- トレーズ「君か……」
ゼクス「邪魔だったかな」
トレーズ「かまわないよ。どうした?」
ゼクス「いや……特に用はない。ただ、呼ばれているような気がしてな」
トレーズ「フッ、そうか……ミリアルド」
ゼクス「何だ?」
トレーズ「あとを頼む」
ゼクス「……承知している」
トレーズ「ありがとう……友よ」 - 『64』のOZルートでシロッコが制圧しているバルジ攻防戦の前での2人のやりとり。原作では陣営を違えたため実現しなかった静かな別れの儀式。
- 「聞こえるか、諸君。忘れないでほしい。これからの時代の地球圏は、君たちの世界だ。常に前だけを見つめて生きそして戦いぬいてきた、君たちが動かす世界だ。世界は戦い続けることが自然だといった、その言葉に偽りはない。だが、やはり私の戦いはもう終わっていたのだ。あとは頼む…… この混沌とした流れを変えてくれ。君たち自身の手で」
- 上記の台詞の後、バルジに周辺に展開されているMD部隊の隙をついて特攻する際の台詞。
搭乗機体・関連機体
搭乗機体
- エアリーズ
- 初陣となったモガディシオ攻略戦にて、ホワイトカラーのエアリーズに搭乗。
- リーオー
- モビルドールシステムを搭載したリーオーの実験中の際に本機に搭乗し、突如乱入して次々とそれらのリーオーを撃破して騎士の様な振る舞いも見せた。
- トールギスII
- 本編中にトレーズが搭乗した機体で、トールギスの2号機。
関連機体
- トールギス
- レイク・ビクトリア基地教官時(当時14歳)に開発中のトールギスを見ることになる。ハワードにトールギスに搭乗したいと告げ、その言葉はトールギスIIに乗る事で現実化する。
- ガンダムエピオン
- トレーズの搭乗機ではないが、古城地下に幽閉されていたとき、極秘裏に開発を進め完成させた機体。
余談
- 『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』には容姿・性格ともにトレーズにそっくりなキャラクターが登場するのだが、十数年後の続編において担当声優に置鮎氏が起用され、声まで同じになってしまった。これについて置鮎氏がラジオで尋ねたところ、ビジュアル的なサムシングと断言されてしまったというエピソードがある。
資料リンク
脚注
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