「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の版間の差分

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[[ガンダムシリーズ]]第一作『[[機動戦士ガンダム]]』とその続編『[[機動戦士Ζガンダム]]』の間のミッシングリンクを一気に繋いだ意欲作。[[宇宙世紀]]0083年に起こり、歴史から抹消された「[[デラーズ紛争]]」を語った物語。[[ジオン軍|ジオン]]残党のその後と[[ティターンズ]]が権力を握るまでの過程が描かれている。
 
[[ガンダムシリーズ]]第一作『[[機動戦士ガンダム]]』とその続編『[[機動戦士Ζガンダム]]』の間のミッシングリンクを一気に繋いだ意欲作。[[宇宙世紀]]0083年に起こり、歴史から抹消された「[[デラーズ紛争]]」を語った物語。[[ジオン軍|ジオン]]残党のその後と[[ティターンズ]]が権力を握るまでの過程が描かれている。
  
この作品では、歴史的勝者であることが約束されている[[地球連邦軍|連邦軍]]の負の面が大きく描かれ(ただし主人公や所属する[[アルビオン隊]]メンバーは概ね良識的な軍人である)、それに対抗するジオン将兵達は、殆どが理想と義を重んじる兵士として描かれている。<br />
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この作品では、歴史的勝者であることが約束されている[[地球連邦軍|連邦軍]]の負の面が大きく描かれ(ただし主人公や所属する[[アルビオン隊]]メンバーは概ね良識的な軍人である)、それに対抗するジオン将兵達はほとんどが理想と義を重んじる兵士として描かれている。<br />
こういったキャラクター描写には「[[ジオン軍]]の行為を正当化しているのではないか」との批判もあるが、本編ではさらに、それに対してシーマ艦隊が理想の裏にある現実を突きつける役割を担われており、主題歌にある通り'''「勝利者などいない戦い」'''として物語は収束していくこととなる。
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こういったキャラクター描写には「[[ジオン軍]]の行為を正当化しているのではないか」との批判もあるが、それに対して[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]艦隊が理想の裏にある現実を突きつける役割を担われており、ジオンを一方的に正義側に描いているわけではない。主題歌にある通り'''「勝利者などいない戦い」'''として物語は収束していくこととなる。
  
[[核ミサイル|戦略核搭載]]の[[モビルスーツ]]であるGP02A[[ガンダム試作2号機]]の開発など、現場の責任問題では収まらない様々なの問題を含むため、大事件ながら作中世界では宇宙世紀0099年に情報が公開されるまでは'''事件や機体の存在自体が「正史として記録されていない」'''事になっていた(ただし軍関係者などは流石に知っており、漫画『デイアフタートゥモロー』では[[アムロ・レイ|アムロ]]も知っていた)。
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[[核ミサイル|戦略核搭載]]の[[モビルスーツ]]であるGP02A[[ガンダム試作2号機]]の開発など、現場の責任問題では収まらない様々な問題を含むため、大事件ながら作中世界では宇宙世紀0099年に情報が公開されるまで'''事件や機体の存在自体が「正史として記録されていない」'''事になっていた(ただし軍関係者などは流石に知っており、漫画『デイアフタートゥモロー』では[[アムロ・レイ]]も知っていたことになっている)。
  
 
劇場用に編集された『ジオンの残光』、シーマを中心として描かれた[[ドラマCD]]『宇宙の蜻蛉』、同じく劇中では描かれなかった戦闘を描いた『ルンガ沖砲撃戦』などもある。
 
劇場用に編集された『ジオンの残光』、シーマを中心として描かれた[[ドラマCD]]『宇宙の蜻蛉』、同じく劇中では描かれなかった戦闘を描いた『ルンガ沖砲撃戦』などもある。
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==== [[アルビオン隊]] ====
 
==== [[アルビオン隊]] ====
 
;[[コウ・ウラキ]]
 
;[[コウ・ウラキ]]
:[[主人公]]。士官学校卒の[[モビルスーツ]]マニア。ニンジン嫌い。新開発のGP02Aがジオン残党に奪われた際にGP01[[ガンダム試作1号機]]の近くに居たために咄嗟に乗り込み、追撃する。その造詣の深さが災いし、陸戦用のGP01を自前でカスタマイズ、宇宙に出て行ったが、シーマの[[ゲルググM (シーマ専用)|ゲルググM]]に半壊に追い込まれ、更にはニナに罵られる始末。GP02Aの一連の奪還作戦、及びジオンの[[エース]]であるガトーとの交戦により、パイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していく。乗機はGP01、GP01-Fb [[ガンダム試作1号機Fb]]、GP03[[ガンダム試作3号機]]、GP03S[[ガンダム・ステイメン]]。結局ガトーとの決着は付く事がなかった「ライバルキャラを倒し損ねた」人物。それどころか最後も彼に押されていた。
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:[[主人公]]。士官学校卒の[[モビルスーツ]]マニア。ガトーとの戦いを重ねてパイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していく。
 
;[[チャック・キース]]
 
;[[チャック・キース]]
 
:コウの級友で同じく[[トリントン基地]]配属となる。お調子者で気弱なところもあるが、意外に努力家。
 
:コウの級友で同じく[[トリントン基地]]配属となる。お調子者で気弱なところもあるが、意外に努力家。
 
;[[サウス・バニング]]
 
;[[サウス・バニング]]
:コウ達の上官でもあり、元[[不死身の第4小隊]]隊長。[[一年戦争]]を生き抜いたベテランパイロット。
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:コウ達の上官。元[[不死身の第4小隊]]隊長でもあり、[[一年戦争]]を生き抜いたベテランパイロット。
 
;[[ベルナルド・モンシア]]
 
;[[ベルナルド・モンシア]]
 
:GP02追撃の際に[[アルビオン]]に招集された元不死身の第4小隊メンバーの一人。腕前は確かだが性格に難あり。
 
:GP02追撃の際に[[アルビオン]]に招集された元不死身の第4小隊メンバーの一人。腕前は確かだが性格に難あり。
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=== [[アナハイム・エレクトロニクス]] ===
 
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;[[ニナ・パープルトン]]
 
;[[ニナ・パープルトン]]
:ヒロイン。[[アナハイム・エレクトロニクス]]に所属しており、自らが開発したGPシリーズを「私のガンダム」と呼ぶ程、偏愛している。
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:ヒロイン。アナハイム・エレクトロニクスに所属しており、自らが開発したGPシリーズを「私のガンダム」と呼ぶほど偏愛している。
 
;[[ルセット・オデビー]]
 
;[[ルセット・オデビー]]
 
:アナハイム・エレクトロニクス所属で二ナの友人。
 
:アナハイム・エレクトロニクス所属で二ナの友人。
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=== [[デラーズ・フリート]] ===
 
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;[[アナベル・ガトー]]
 
;[[アナベル・ガトー]]
:「[[ソロモンの悪夢]]」の[[異名]]を持つジオンのエース。星の屑作戦の表舞台で大暴れする。兎に角頭の固い硬派な武人。GP02A奪取の際にコウに仕官としての心構えを説いたりも。パーソナルカラーは紺に近い青だが、奪取したGP02Aは時間的余裕も無く設計色のままである。乗機はGP02A、[[ノイエ・ジール]]。ガンダム作品では珍しい「主人公に倒されることなく死んだ」ライバル。
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:「[[ソロモンの悪夢]]」の[[異名]]を持つジオンのエース。星の屑作戦の表舞台で大暴れする。とにかく頭の固い硬派な武人。パーソナルカラーは紺に近い青。乗機はGP02A、[[ノイエ・ジール]]。ガンダム作品では珍しい「主人公に倒されることなく死んだ」ライバル。
 
;[[シーマ・ガラハウ]]
 
;[[シーマ・ガラハウ]]
:元[[ジオン軍]]特殊部隊員、[[宇宙世紀]]二大毒婦あるいは宇宙世紀三大悪女の一人と目される(反面、彼女の辛い生い立ちと、ニナのあまりにも共感を得辛い行動から'''「0083の真のヒロイン」'''と評される事も多い)。星の屑作戦の裏で暗躍する。ジオン軍に居た頃から汚れ仕事ばかりやっていた。戦艦リリーマルレーンの艦長でもあり、部下は海兵よりむしろ海賊に近い。乗機は指揮官用のMS-14Fs[[ゲルググM (シーマ専用)|ゲルググM]]、AGX-04[[ガーベラ・テトラ]]。
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:元[[ジオン軍]]特殊部隊員。[[宇宙世紀]]二大毒婦あるいは宇宙世紀三大悪女の一人と目される(反面、彼女の辛い生い立ちと、ニナのあまりにも共感を得辛い行動から'''「0083の真のヒロイン」'''と評される事も多い)。星の屑作戦の裏で暗躍する。ジオン軍に居た頃から汚れ仕事ばかりやっていた。戦艦リリーマルレーンの艦長でもあり、部下は海兵よりむしろ海賊に近い。乗機は指揮官用の[[ゲルググM (シーマ専用)|ゲルググM]][[ガーベラ・テトラ]]。
:スパロボでは扱いは劇中とほぼ同じだが、他のゲーム作品では自軍で使用可能だったり、[[ドラマCD]]版を再現したシナリオがあったりとかなり優遇されている。
 
 
;[[ケリィ・レズナー]]
 
;[[ケリィ・レズナー]]
:元ジオン軍パイロット。[[ソロモン]]攻防戦で片腕を失い、戦後は[[月]]の都市[[フォン・ブラウン]]でジャンク屋に落ち着いていた。[[デラーズ・フリート]]の誘いに応じて、かつて搭乗していたMAのMA-06[[ヴァル・ヴァロ]]を片腕で操作できるよう改修、[[月|月面]]のクレーターでGP01-Fbと激戦を繰り広げる。
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:元ジオン軍パイロット。[[ソロモン]]攻防戦で片腕を失い、戦後は[[月]]の都市[[フォン・ブラウン]]でジャンク屋に落ち着いていた。[[デラーズ・フリート]]の誘いに応じて、かつて搭乗していたMA[[ヴァル・ヴァロ]]を片腕で操作できるよう改修、[[月|月面]]のクレーターでGP01-Fbと激戦を繰り広げる。
 
;[[カリウス|カリウス・オットー]]
 
;[[カリウス|カリウス・オットー]]
:ガトー直属の部下。戦後は[[アクシズ]]に向かっている。
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:ガトー直属の部下。戦後は[[アクシズ]]に向かっている。なお、数年後にアクシズで少佐になった彼が核戦術[[モビルスーツ|MS]]ギガンティックに乗るという話も存在する。
:なお、数年後にアクシズで少佐になった彼が核戦術[[モビルスーツ|MS]]ギガンティックに乗るという話も存在する。
 
 
;[[エギーユ・デラーズ]]
 
;[[エギーユ・デラーズ]]
 
:ジオン軍将校で、[[デラーズ・フリート]]の首魁。[[ジオン]]の大義のために、茨の園と呼ばれる宙域に潜んで機会を伺っていた。清濁併せ呑む度量の広さを持つが、最終的には身内によって[[暗殺]]された。
 
:ジオン軍将校で、[[デラーズ・フリート]]の首魁。[[ジオン]]の大義のために、茨の園と呼ばれる宙域に潜んで機会を伺っていた。清濁併せ呑む度量の広さを持つが、最終的には身内によって[[暗殺]]された。
 
;[[ノイエン・ビッター]]
 
;[[ノイエン・ビッター]]
 
:キンバライド鉱山基地の責任者であるジオン軍残党の中将。GP02Aとガトーを宇宙に送り届けるために半ば特攻に近い形でガトーの[[HLV]]を守り抜いた。
 
:キンバライド鉱山基地の責任者であるジオン軍残党の中将。GP02Aとガトーを宇宙に送り届けるために半ば特攻に近い形でガトーの[[HLV]]を守り抜いた。
:第2次αでは原作では無いシーマとの会話が存在する。
 
  
 
=== [[アクシズ]] ===
 
=== [[アクシズ]] ===
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:分離形態は[[コアファイターII]]。実はジェネレーターなどが後の[[グリプス戦役]]の機体よりも上というトンデモ[[モビルスーツ]]。しかしゲームでは特に反映されておらず、ごく普通のガンダム。
 
:分離形態は[[コアファイターII]]。実はジェネレーターなどが後の[[グリプス戦役]]の機体よりも上というトンデモ[[モビルスーツ]]。しかしゲームでは特に反映されておらず、ごく普通のガンダム。
 
;;[[ガンダム試作1号機Fb|ガンダム試作1号機フルバーニアン]]
 
;;[[ガンダム試作1号機Fb|ガンダム試作1号機フルバーニアン]]
::分離形態は[[コアファイターIIFb]]。宇宙用に改修されたはずだが、シリーズによっては地上でも使える。
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::分離形態は[[コアファイターIIFb]]。宇宙用のはずだが、シリーズによっては地上でも使える。[[第2次α]]では同時に手に入るステイメンとは差別化がされており、こちらは小隊攻撃武装を持っている。
:[[第2次α]]では同時に手に入るステイメンとは差別化がされており、こちらは小隊攻撃武装を持っている。
 
 
;[[ガンダム試作3号機]]
 
;[[ガンダム試作3号機]]
:分離形態は[[ガンダム・ステイメン]]。[[第2次α]]では小隊攻撃こそ無いが、高火力で長距離に対応したロングレンジライフルがある。
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:分離形態は[[ガンダム・ステイメン]]。MAとも言うべき巨体と多彩な武装が特徴。
 
;;[[ガンダム・ステイメン]]
 
;;[[ガンダム・ステイメン]]
 
::試作3号機のコア・ユニット。
 
::試作3号機のコア・ユニット。
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:ジム・キャノンの火力を底上げし、[[チョバムアーマー]]を標準装備した機体。主なパイロットはキース、アデル。
 
:ジム・キャノンの火力を底上げし、[[チョバムアーマー]]を標準装備した機体。主なパイロットはキース、アデル。
 
;[[ジム・クゥエル]]
 
;[[ジム・クゥエル]]
:SRWでは中々お目にかかる事のない[[ジム・カスタム]]の上位機。近年ではAOZシリーズで再登場し、ヘイズルの母体になるなど忙しい。
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:SRWでは中々お目にかかる事のない[[ジム・カスタム]]の上位機。近年では『ADVANCE OF Z』シリーズで再登場し、ヘイズル(SRW未登場)の母体になるなど忙しい。
;ジム改、パワード・ジム、ボール改
 
:いずれもSRW未参戦の機体。
 
  
 
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;[[不死身の第4小隊]]
 
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:一年戦争のころバニング、モンシア、ベイト、アデルが所属していた小隊。当時、一人も死者を出さなかったことが名前の由来。
 
;[[デラーズ・フリート]]
 
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旧シリーズから参戦していたSRW常連の中では中堅格といったところ。初期は他のガンダム作品のオマケ的な存在で、コウとガトーの対立と強奪しか再現されていなかったが、[[αシリーズ]]からは[[不死身の第4小隊]]が勢揃いしたり、コウの能力も高めに設定されるなど、扱い自体は良くなってきている。[[コロニー落とし]]イベントは発生するものの、悲劇はなるべく回避するスパロボのお約束で一度として成功した例がない。
 
旧シリーズから参戦していたSRW常連の中では中堅格といったところ。初期は他のガンダム作品のオマケ的な存在で、コウとガトーの対立と強奪しか再現されていなかったが、[[αシリーズ]]からは[[不死身の第4小隊]]が勢揃いしたり、コウの能力も高めに設定されるなど、扱い自体は良くなってきている。[[コロニー落とし]]イベントは発生するものの、悲劇はなるべく回避するスパロボのお約束で一度として成功した例がない。
  
また、本来の目的である初代ガンダムと『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』を繋ぐというストーリー設定は[[機動戦士ガンダム|初代]]や『Z』、そして『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と共演する都合で再現されず、ΖやΖΖの年代にガンダム強奪が起きる展開で、他には[[地球連邦軍]]内部の複雑な勢力争いもあまり描写されない(これまで登場した高級将校はジャミトフとコーウェンのみ)。
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作品のコンセプトでもある「1stとZを繋ぐ」というストーリー設定は同2作や『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と共演する都合で再現されず、ΖやΖΖの年代にガンダム強奪事件を織り込むのが主流。また、[[地球連邦軍]]内部の複雑な勢力争いもあまり描写されない(これまで登場した高級将校はジャミトフとコーウェンのみ)。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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:初参戦作品。ガンダム強奪やガトーの核発射イベントが再現されている。確実に仲間になるのはコウのみで、ルート次第でキース、[[説得]]次第でガトーが仲間になり、モンシアはスポット参戦。
 
:初参戦作品。ガンダム強奪やガトーの核発射イベントが再現されている。確実に仲間になるのはコウのみで、ルート次第でキース、[[説得]]次第でガトーが仲間になり、モンシアはスポット参戦。
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:[[ライバル]]同士のコウとガトーが一緒に仲間になる。GP02はアトミックバズーカの代わりにプラズマリーダーを装備している。
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:[[ライバル]]同士のコウとガトーが一緒に仲間になる。今回のGP02はアトミックバズーカの代わりに'''プラズマリーダー'''を装備している。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:ルート次第ではガトーが仲間になり、GP02Aも入手可能。[[第4次S]]でコウとガトーに声が入った。
 
:ルート次第ではガトーが仲間になり、GP02Aも入手可能。[[第4次S]]でコウとガトーに声が入った。
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:基本的に[[いるだけ参戦]]。条件次第でガトーは一時的に仲間になるが、結局シャアと一緒に抜ける。アルビオンと試作2号機も出たが、[[カラオケモード]]では試作3号機とノイエ・ジールだけが延々と戦い続ける。
 
:基本的に[[いるだけ参戦]]。条件次第でガトーは一時的に仲間になるが、結局シャアと一緒に抜ける。アルビオンと試作2号機も出たが、[[カラオケモード]]では試作3号機とノイエ・ジールだけが延々と戦い続ける。
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:一年戦争当時からコウとガトーが登場。ただ、カリウスがノイエ・ジールに乗り込んで対峙するという展開がある。
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:[[一年戦争]]のステージからコウとガトーが登場。ただ、カリウスがノイエ・ジールに乗り込んで対峙するという展開がある。
  
 
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
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|第1話||ガンダム強奪<br />STARDUST RISING||||||[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]、[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])
 
|第1話||ガンダム強奪<br />STARDUST RISING||||||[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]、[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])
 
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|第2話||終わりなき追撃<br />WAR IS NOT OVER, YET||||OP追加||
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| 第2話 || 終わりなき追撃<br />WAR IS NOT OVER, YET || || OP追加 ||  
 
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|第3話||出撃アルビオン<br />IRREGULARS IN ALBION|||||
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| 第3話 || 出撃アルビオン<br />IRREGULARS IN ALBION || |||  
 
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|第4話||熱砂の攻防戦<br />THE LOST TROOPERS||||||
 
|第4話||熱砂の攻防戦<br />THE LOST TROOPERS||||||

2014年11月6日 (木) 01:17時点における版

概要

ガンダムシリーズ第一作『機動戦士ガンダム』とその続編『機動戦士Ζガンダム』の間のミッシングリンクを一気に繋いだ意欲作。宇宙世紀0083年に起こり、歴史から抹消された「デラーズ紛争」を語った物語。ジオン残党のその後とティターンズが権力を握るまでの過程が描かれている。

この作品では、歴史的勝者であることが約束されている連邦軍の負の面が大きく描かれ(ただし主人公や所属するアルビオン隊メンバーは概ね良識的な軍人である)、それに対抗するジオン将兵達はほとんどが理想と義を重んじる兵士として描かれている。
こういったキャラクター描写には「ジオン軍の行為を正当化しているのではないか」との批判もあるが、それに対してシーマ艦隊が理想の裏にある現実を突きつける役割を担われており、ジオンを一方的に正義側に描いているわけではない。主題歌にある通り「勝利者などいない戦い」として物語は収束していくこととなる。

戦略核搭載モビルスーツであるGP02Aガンダム試作2号機の開発など、現場の責任問題では収まらない様々な問題を含むため、大事件ながら作中世界では宇宙世紀0099年に情報が公開されるまで事件や機体の存在自体が「正史として記録されていない」事になっていた(ただし軍関係者などは流石に知っており、漫画『デイアフタートゥモロー』ではアムロ・レイも知っていたことになっている)。

劇場用に編集された『ジオンの残光』、シーマを中心として描かれたドラマCD『宇宙の蜻蛉』、同じく劇中では描かれなかった戦闘を描いた『ルンガ沖砲撃戦』などもある。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

地球連邦軍

アルビオン隊

コウ・ウラキ
主人公。士官学校卒のモビルスーツマニア。ガトーとの戦いを重ねてパイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していく。
チャック・キース
コウの級友で同じくトリントン基地配属となる。お調子者で気弱なところもあるが、意外に努力家。
サウス・バニング
コウ達の上官。元不死身の第4小隊隊長でもあり、一年戦争を生き抜いたベテランパイロット。
ベルナルド・モンシア
GP02追撃の際にアルビオンに招集された元不死身の第4小隊メンバーの一人。腕前は確かだが性格に難あり。
アルファ・A・ベイト
元不死身の第4小隊メンバー。バニング戦死後はMS隊長となる。
チャップ・アデル
元不死身の第4小隊メンバー。大人しい性格のためモンシアやベイトに振り回される事が多い。
エイパー・シナプス
アルビオン艦長。
イワン・パサロフ
アルビオンの操舵手。
ジャクリーヌ・シモン
アルビオンのオペレーター。
モーラ・バシット
チーフメカニック。

その他連邦軍人

ジョン・コーウェン
連邦軍中将。ガンダム開発計画の責任者。最終的には一連の責任を負わされ、ジャミトフにより排斥される。
ジャミトフ・ハイマン
連邦軍将校。バスクの上官。星の屑作戦終了後、連邦内に生まれた危機感を煽る形で権力を掴み、手勢のティターンズ共々躍進する。
バスク・オム
連邦軍人。ソーラ・システムの指揮を執り、星の屑作戦に対する最終防衛線を張る。

アナハイム・エレクトロニクス

ニナ・パープルトン
ヒロイン。アナハイム・エレクトロニクスに所属しており、自らが開発したGPシリーズを「私のガンダム」と呼ぶほど偏愛している。
ルセット・オデビー
アナハイム・エレクトロニクス所属で二ナの友人。
オサリバン
アナハイム・エレクトロニクスの常務で二ナの直属の上司。

デラーズ・フリート

アナベル・ガトー
ソロモンの悪夢」の異名を持つジオンのエース。星の屑作戦の表舞台で大暴れする。とにかく頭の固い硬派な武人。パーソナルカラーは紺に近い青。乗機はGP02A、ノイエ・ジール。ガンダム作品では珍しい「主人公に倒されることなく死んだ」ライバル。
シーマ・ガラハウ
ジオン軍特殊部隊員。宇宙世紀二大毒婦あるいは宇宙世紀三大悪女の一人と目される(反面、彼女の辛い生い立ちと、ニナのあまりにも共感を得辛い行動から「0083の真のヒロイン」と評される事も多い)。星の屑作戦の裏で暗躍する。ジオン軍に居た頃から汚れ仕事ばかりやっていた。戦艦リリーマルレーンの艦長でもあり、部下は海兵よりむしろ海賊に近い。乗機は指揮官用のゲルググMガーベラ・テトラ
ケリィ・レズナー
元ジオン軍パイロット。ソロモン攻防戦で片腕を失い、戦後はの都市フォン・ブラウンでジャンク屋に落ち着いていた。デラーズ・フリートの誘いに応じて、かつて搭乗していたMAヴァル・ヴァロを片腕で操作できるよう改修、月面のクレーターでGP01-Fbと激戦を繰り広げる。
カリウス・オットー
ガトー直属の部下。戦後はアクシズに向かっている。なお、数年後にアクシズで少佐になった彼が核戦術MSギガンティックに乗るという話も存在する。
エギーユ・デラーズ
ジオン軍将校で、デラーズ・フリートの首魁。ジオンの大義のために、茨の園と呼ばれる宙域に潜んで機会を伺っていた。清濁併せ呑む度量の広さを持つが、最終的には身内によって暗殺された。
ノイエン・ビッター
キンバライド鉱山基地の責任者であるジオン軍残党の中将。GP02Aとガトーを宇宙に送り届けるために半ば特攻に近い形でガトーのHLVを守り抜いた。

アクシズ

ハマーン・カーン
ジオン残党の集結する小惑星アクシズの摂政。デラーズ・フリートとの共闘は断ったが、戦後の敗残兵の受け入れを約束し、ノイエ・ジールの供与を行う。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

地球連邦軍

ガンダム試作1号機
分離形態はコアファイターII。実はジェネレーターなどが後のグリプス戦役の機体よりも上というトンデモモビルスーツ。しかしゲームでは特に反映されておらず、ごく普通のガンダム。
ガンダム試作1号機フルバーニアン
分離形態はコアファイターIIFb。宇宙用のはずだが、シリーズによっては地上でも使える。第2次αでは同時に手に入るステイメンとは差別化がされており、こちらは小隊攻撃武装を持っている。
ガンダム試作3号機
分離形態はガンダム・ステイメン。MAとも言うべき巨体と多彩な武装が特徴。
ガンダム・ステイメン
試作3号機のコア・ユニット。
ジム・カスタム
アレックスの戦闘データを元に開発されたジムシリーズの1機。
第2次α以降では地味に小隊攻撃を持っている。主なパイロットはバニング、モンシア、ベイト。
ジム・キャノンII
ジム・キャノンの火力を底上げし、チョバムアーマーを標準装備した機体。主なパイロットはキース、アデル。
ジム・クゥエル
SRWでは中々お目にかかる事のないジム・カスタムの上位機。近年では『ADVANCE OF Z』シリーズで再登場し、ヘイズル(SRW未登場)の母体になるなど忙しい。

デラーズ・フリート

ガンダム試作2号機
核弾頭搭載の重MS。連邦軍のMSであったが、アナベル・ガトーによって核弾頭ごと強奪。その後、デラーズ・フリート所属のMSとなった。
シリーズによっては自軍で使用可能だが、機体だけ手に入って肝心の核弾頭を手に入れるためにもう一フラグ立てないといけない事も多い。また近年ではMSV設定だったビームバズーカを持って登場する事もある。
ノイエ・ジール
ガトー最後の機体。後のα・アジールなどの試作型なイメージが強い。
ザクIIF2型
ジオン兵用、指揮官用、ビッター隊用、ビッター用が登場。
第2次αではこれに連邦兵用、連邦指揮官用を含め6種が図鑑に登録される。
ゲルググM
Mはマリーネ(海兵隊)のM。シーマ専用機は小豆色。貴重なゲルググを多く保有している事がデラーズがシーマ艦隊を引き入れる要因にもなった。なお、スパロボではシーマが始めからガーベラ・テトラに乗っている事が多いため、彼女専用機が出てくる事の方が少ない。
ドラッツェ
ザクIIの上半身にガトル戦闘爆撃機のスラスターを足部分に組み合わせて製造された機体。性能は低いが加速性能だけはリック・ドムに匹敵する。
ザメル
長距離支援用の機体。
ガーベラ・テトラ
元はGP04ガーベラだったものに手を入れ、シーマに譲渡された機体。シールドもないために特に強いイメージはない。
ヴァル・ヴァロ
一年戦争時代に開発されていたMA。作品によってはプラズマ・リーダーがMAP兵器対ビームコーティング持ちなのでなかなか侮れない。

戦艦

アルビオン
近年から自軍母艦として使用できるようになった。
マゼラン改級
サラミス改級
グワデン

用語

アルビオン隊
不死身の第4小隊
一年戦争のころバニング、モンシア、ベイト、アデルが所属していた小隊。当時、一人も死者を出さなかったことが名前の由来。
デラーズ・フリート
ガンダム開発計画
星の屑作戦
ジオン軍残党のデラーズ・フリートにより決行された大規模作戦。
デラーズ紛争

楽曲

オープニングテーマ
「THE WINNER」(前期)
『第4次』『F』『F完結編』『64』『α』『α外伝』で採用。
「MEN OF DESTINY」(後期)
『COMPACT』『COMPACT2』『α』『α外伝』『A』『第2次α』『第3次α』で採用。
エンディングテーマ
「MAGIC」(前期)
「Evergreen」(後期)
挿入歌
「BACK TO PARADISE」
『IMPACT』で採用。
劇中BGM
「FEINT OPERATION」
『第2次α』で採用。

登場作と扱われ方

旧シリーズから参戦していたSRW常連の中では中堅格といったところ。初期は他のガンダム作品のオマケ的な存在で、コウとガトーの対立と強奪しか再現されていなかったが、αシリーズからは不死身の第4小隊が勢揃いしたり、コウの能力も高めに設定されるなど、扱い自体は良くなってきている。コロニー落としイベントは発生するものの、悲劇はなるべく回避するスパロボのお約束で一度として成功した例がない。

作品のコンセプトでもある「1stとZを繋ぐ」というストーリー設定は同2作や『機動戦士ガンダムΖΖ』と共演する都合で再現されず、ΖやΖΖの年代にガンダム強奪事件を織り込むのが主流。また、地球連邦軍内部の複雑な勢力争いもあまり描写されない(これまで登場した高級将校はジャミトフとコーウェンのみ)。

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初参戦作品。ガンダム強奪やガトーの核発射イベントが再現されている。確実に仲間になるのはコウのみで、ルート次第でキース、説得次第でガトーが仲間になり、モンシアはスポット参戦。
スーパーロボット大戦EX
ライバル同士のコウとガトーが一緒に仲間になる。今回のGP02はアトミックバズーカの代わりにプラズマリーダーを装備している。
第4次スーパーロボット大戦S
ルート次第ではガトーが仲間になり、GP02Aも入手可能。第4次Sでコウとガトーに声が入った。
スーパーロボット大戦F
スーパーロボット大戦F完結編
ルート次第ではガトーが仲間になり、GP02サイサリスorノイエ・ジールも入手可能。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
バニング初登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
コウ達は出ないが、ガトーは敵として登場する。
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
序盤からコウ及びバニングが自軍のリアル系主戦力として登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
第2部よりフラグを引き継ぎ、ガトーを説得し自軍に加入させることが可能。しなかった場合、隠し最終ステージにも敵として登場。
スーパーロボット大戦IMPACT
強奪イベントが無いままガトーが試作2号機に搭乗し、コウは1部1話と同じ時系列で1号機Fbに搭乗している。

αシリーズ

スーパーロボット大戦αα for DC
ガンダム強奪、コウが勝手に飛び出してシーマに叩きのめされる、ソロモンに核発射、コロニー落としと原作のイベントが大方再現される。
スーパーロボット大戦α外伝
ガトーが登場しないため存在は薄いが試作2号機強奪がミドガルドにより挙行されている。原作と大きく形が違うとはいえ、唯一モンシアがティターンズに加担している作品。
第2次スーパーロボット大戦α
ストーリーは終了しているが、ガトーはシャアに誘われてネオ・ジオンに荷担する。ちなみにガトーが試作2号機に一切乗らない珍しい作品。また『α』に未登場だったビッター少将が登場し、シーマとの会話も設けられている。なお試作2号機は隠し機体として入手可能。またベイト、アデルが味方パイロットとして初登場し、アルビオン母艦として使える。
第3次スーパーロボット大戦α
デラーズ陣営の人間は第2次αにて死亡しているため登場せず、アルビオン隊のメンバーのみ。しかしノイエ・ジールや試作2号機、核搭載フラグなど隠しフラグを多数持っている。ストーリーとしては『機動戦士ガンダムSEED』のアンドリュー・バルトフェルドとの絡みが多い。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦APORTABLE
味方パイロットはコウとバニングのみ。ケリィのイベントが原作に近い形で再現されている。今のところ試作2号機が入手不可なのは本作のみ。

単独作品

スーパーロボット大戦64リンクバトラー
基本的にいるだけ参戦。条件次第でガトーは一時的に仲間になるが、結局シャアと一緒に抜ける。アルビオンと試作2号機も出たが、カラオケモードでは試作3号機とノイエ・ジールだけが延々と戦い続ける。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
一年戦争のステージからコウとガトーが登場。ただ、カリウスがノイエ・ジールに乗り込んで対峙するという展開がある。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 ガンダム強奪
STARDUST RISING
第3次αα for DC
第2話 終わりなき追撃
WAR IS NOT OVER, YET
OP追加
第3話 出撃アルビオン
IRREGULARS IN ALBION
第4話 熱砂の攻防戦
THE LOST TROOPERS
第5話 ガンダム、星の海へ
SIEG, ZION!
第6話 フォン・ブラウンの戦士
MIND OF THE MOON
第7話 蒼く輝く炎で
BURNING HEART
第8話 策謀の宙域
CONSPIRACY OF SILENCE
OP・ED変更
第9話 ソロモンの悪夢
NIGHTMARE OF SOLOMON
第10話 激突戦域
THE HOT AREA
第11話 ラビアンローズ
IN LA-VIE-EN ROSE
第12話 強襲、阻止限界点
ASSAULT WAVES
第13話 駆け抜ける嵐
MEN OF DESTINY

主要スタッフ

制作
サンライズ(第2スタジオ。現:ボンズ)
監督
加瀬充子
今西隆志
キャラクターデザイン
川元浩利
メカニックデザイン
河森正治
石津泰志
カトキハジメ
音楽
荻田光夫

商品情報

Blu-ray

DVD

  • DVD-BOX

  • 単巻

書籍

  • 漫画・小説

  • 設定資料集など

楽曲関連

資料リンク