マシュマー・セロ
マシュマー・セロ | |
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外国語表記 | Mashymre Cello |
登場作品 | |
声優 | 堀内賢雄 |
デザイン | 北爪宏幸 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(後に強化人間) |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀0069年10月29日 |
年齢 | 18歳 |
身長 | 185cm |
体重 | 70kg |
血液型 | AB型 |
所属 | ネオ・ジオン軍 |
軍階級 | なし(強いて言えば騎士か) |
特技 | フェンシング |
趣味 | 演劇鑑賞 |
好きな物 | フランス料理 |
マシュマー・セロは『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物。
概要
ハマーン・カーン配下のパイロット。巡洋艦エンドラの艦長を務める。ネオ・ジオン軍に属していながら軍階級を持たないので、どれほどの立場にいるのかが判然としないが、『ハマーン様の騎士』を自称しており、ハマーンも直属の配下として傍に置いているため、それなりの信頼とそれに見合った立場ではあるようだ。
ハマーンに絶対の忠誠を誓い、ハマーンに貰ったバラが枯れないようにコーティング処理をほどこし、肌身はなさず持ち歩いている。容姿端麗だが、ハマーンへ尽くすあまりに変な言動を繰り返す、二枚目半的な存在である。
しかし、部下のゴットン・ゴーからシャングリラの病院に入院しているアーガマの傷病兵を人質にしてしまおうという作戦を提案された際は、作戦内容の卑劣さに激怒して拒否するなど、戦い方に関しては非常にフェア。またコロニー落としを実行した後に「騎士としてどうなのか」といった苦言を漏らしていたり、MSを使ってコロニーを制圧しようとした際にもアクシズの印象が悪くなることを心配するなど、人間的にも割と優しい人物でもある。
シャングリラに入港したアーガマに攻撃をしかけてジュドーに撃退されて以来、ガルスJ、ズサ、ハンマ・ハンマとMSを乗り換えてはジュドーに挑み、その度に敗退していた。
度重なる失敗と、同僚キャラ・スーンの振る舞いに辛抱たまらず、軍規違反を覚悟でエンドラを降りる決意を固める。その際に当時の部下であるグレミー・トトに強く慰留されるも、信頼を寄せるゴットンはすっかりキャラ派になっており、気落ちしながら艦を離れることに。以降アーガマの前に姿を見せることはなくなり、その間ハマーンへの忠誠心を肥大化させた強化人間としての調整を受けてしまう。そのため精神は極度に不安定となり、副官イリア・パゾムの監視のもとで作戦行動をとることになる。ダブリンへのコロニー落としを成功させるという大金星を挙げるも、それにより多くの命を奪った自分にこのバラは重いと語り、愛するハマーンに貰ったバラをイリアに託すというナーバスな一面も見られた。パイロットとしては身体から凄まじいオーラを立ち昇らせながらザクIII改を駆り、プルツーのクィン・マンサを退けるなどの目覚ましい戦果をあげる。その戦闘から帰還中、グレミー派のラカン・ダカラン率いるスペースウルフ隊と戦闘になり、半ば暴走状態になりながら自爆し、戦死する。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』にも登場(当時12歳)し、ハマーン15歳の誕生日に行われたミネバ・ラオ・ザビの即位式および彼女の世話役就任記念パレードにて、沿道から一輪のバラを手渡し「いつかきっとお側に参ります!」と告げ、幼少時からハマーンを想っていたことが伺える。後に実施された兵力増強政策に伴うパイロット採用試験にも一般公募で参加している。なお、その際の受付担当はゴットンだった。またこの時キャラと知り合い「俺はエースになってハマーン様を護るんだ!」と抱負を語っている。バラの描かれたシャツやジャケットを愛用しているようで、当時からバラは彼のトレードマークだったようである。
登場作品と役柄
原作同様、ハマーンの騎士として敵対するが、一部作品では仲間になる。『T』では、条件を満たせば敬愛するハマーンと共に自軍入りする。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- DC所属。序盤から登場し、終盤まで戦う事になる。原作通りズサやザクIII改に乗るが、一番危険なのはグラナダで出現した際に乗っているゲーマルク。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- DC所属。シュラク隊が初登場するステージで、まだ新兵であるグレミー・トトと出撃している。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DC所属。ゴットンやキャラ・スーンと漫才のような会話を繰り広げる。異星人に対抗する為、一時的にNPCとして協力してくれる。シナリオ「宇宙の渦」において、説得できるが必ず失敗する。出番がそれなりに多いためか、原作通り様々なMSに乗る。乗機はズサ、ドライセン、ドゴス・ギア、バウ、ザクIII改。
- PSリメイク版では、『F』・『F完結編』からの顔グラ流用キャラが殆どの中で、全登場人物中No.1と言っていい程のイケメン顔グラを新規で書き起こされ(正確にはSFC版を基にした打ち直し)、戦闘用及びイベント用のみの物も含め、多数の表情パターンまで与えられるという厚待遇を受けている。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- ノイエDCのパイロットとして登場。部隊の指揮官なのか、多数の顔つきパイロットが同時にいる中でも中心的に会話に出ることが多い。今回は強化人間ではなくなっている。にもかかわらず最後はゲーマルクで出てくる。なぜかザクIII改は登場しない。
- スーパーロボット大戦F
- 今回から声が入った。DCのパイロットして登場。シナリオ「和平成立」でロンデニオンの人質を解放する。レベルが上がると強化人間技能を覚えるようになるが、データを改造しない限りそのレベルに達しない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- レベルが高くなるので自然と強化人間が有効になる。DVEが用意されている。ゴットン、イリアとトリオで登場することが多い。DCとの決戦時にHPが半分以下になると台詞の後に精神コマンドを使う。また、マシュマーが先に倒された場合はゴットンが台詞と精神コマンドを使うようになる。また、キャラ的に立ち位置が似ているギャブレット・ギャブレーと戦闘前会話がある。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 序盤から登場。声を聞いただけでクワトロがシャアである事を看破した。結構高めの能力を有しており、ザクIII改に乗ってからは強化人間Lvが急速に上がっていくので意外と厄介。ハマーン軍との最終決戦の際にHPを60%以下にすると死の間際のDVEが入り奇跡が発動するイベントがある。
- 撃墜時の台詞は最後まで変わらなかったため脱出したように見えるが、以降の『αシリーズ』に登場しないので生死は不明瞭。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン3とシーン6に登場。ハンマ・ハンマ、ザクIIIに乗っている。またリメイクに当たるWSCでは、原作で部下だった事もあるグレミーに対して敬語で会話をしている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- シーン5のシナリオエンドデモに登場する。地上に送られたグレミーを警戒している。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 第1話から何度か交戦する。今回は一貫してザクIIIに乗っている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- シーン6第24話「宇宙の道標」にのみ登場。今回もザクIIIに搭乗しており、COMPACTシリーズの彼はザクIIIに何か拘りでもあるのだろうか。前作に比べて乗機がほぼ専用機扱いで強化されている事もあり、本人の強化人間・防御レベルも高く、侮れない相手となっている。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第2部第1話からその後も登場するためハマーンより目立っている。戦闘デモにも出演している。強化人間になるも、衣装は最後まで初期のまま。リメイク元の『COMPACT2』とは違い、原作ライクに様々なMSを駆って登場する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(A PORTABLE)
- ハマーンの懐刀的な扱い。敵として戦うのはアクシズ内部での登場が、最初で最後となる。乗機はザクIII改。一応死亡時にはジュドーとのやりとりがあるが、特に戦闘前の会話は用意されておらず、ゴットンは既に死んでいるのか登場せず、キャラは居るが特に絡むわけでもなく、イリアも居ないので、今回は結構地味である。
- スーパーロボット大戦R
- 最初はハンマ・ハンマ、その後はザクIII改に乗る。ただしルート選択次第では一度も戦わない。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 『AP』以来、10年(新作としては『R』以来、実に16年)ぶりの登場。音声も新規収録された。グレミー派との戦闘で生命を落としたと思ったところでアル・ワースに跳ばされた。暴走状態でアック・スモッグルの手駒として使われている。
- 隠し要素として、一定の条件を満たす事により仲間になる(仲間にできるのは『64』以来約19年ぶりとなる)。「前半戦でマシュマーを撃墜する」「後半戦でジュドーで説得&撃墜する」「スポット参戦のマシュマーに敵を2機撃墜させる」のいずれかであるため達成しやすい。加入の副産物として、強化パーツ「騎士の薔薇」が、さらにその後のファクトリーシナリオで「エクストラアームズ」が獲得できる。
- 第29話で仲間にし損ねた場合でも、困難ルート第49話に進んだ場合は味方増援として現れ仲間になる。早期に仲間となった際は初期の(ナルシスト要素を含んだ)騎士キャラに近い性格でインターミッションにも度々登場し、同じく隠しキャラのグレミー加入時は周囲が彼を怪しんだり責める中、敵対していた過去を捨てて元上官として逆に庇うという展開を見せるなど、隠しキャラとは思えない存在感を示す(そのグレミーとは中断メッセージでも昔の関係での共演を果たす)。また長身故か、バストアップのグラフィックがやや大きめに描かれている。
- 味方時は主役級のニュータイプキャラに迫るパラメータを誇り、強化人間の補正こそニュータイプに劣るものの大差はなく、「格闘値・射撃値どちらも高め」「エースボーナスにより愛を実質一回タダで使用出来る」など独自の強みを持つ。愛機以外にも、余りがちなファンネル搭載機や格闘値を活かせるフルクロス、愛を活かせるMAP兵器搭載機など、機体を選ばない万能さを誇るが、同時に他キャラとの兼ね合いで搭乗機選びが後回しになりがちとなる悩みも。また魂を覚えない点も注意。
- なお、上記の隠し強化パーツ「騎士の薔薇」は、マシュマーのエースボーナスとの相性が最適と言ってよい(気力+20と精神の「気迫」で気力150を開幕時点で確保出来る)ため、演出も兼ねてそのまま彼に預けて構わないだろう。本作に登場する、個人向けにセッティングされたと思しきイベント入手型パーツの典型例である。この薔薇はヨカッタネから生えた物を、ホープスに頼んで加工して貰った物なので実質的に3つの作品を挟んだ一点物になる。
- スーパーロボット大戦T
- 時系列が原作終盤からであるため、強化された状態で登場。ジュドーのことは記憶から消されており、ハマーンに害をなす存在として激しく敵視している[1]。
- グレミーとの決戦となる宇宙ルート36話では、味方NPC(味方仕様ザクIII改+敵仕様パイロット)として参戦、原作とおりドーベンウルフ隊に突っ込むのだが、プレイヤーへのペナルティは一切無しで無限復活し、このステージでは死亡しない。同ステージではNPCながらプルツーやラカンとの戦闘で隠し要素フラグにも関わる。彼にプルツーやラカンを撃墜されないように、上手く行動したい。また、余談だが、この味方NPCのマシュマーが撃墜された場合でも、サイドプランの強化パーツの『フルコートアーマー』の購入条件である、『マップ中でいずれかの味方ユニットのHPが20%以下に減少する』を満たした扱いになる。ザクIII改は簡単に撃墜されるので、ここまででフルコートアーマーが購入可能状態でないなら、狙ってみると良い。
- ネオ・ジオンとの最終決戦で撃墜すると死亡した……ものと思われたが、シークレットシナリオが出現するとギュネイと共に生存していたことが判明し、シークレットシナリオをクリアすると加入する。精神操作が解かれ、性格は『ΖΖ』前半に近いものに戻った。加入時期が遅いのが難点だが、エースボーナスも含めた爆発力は健在。
- 『X』同様に高い能力と独特の強みを持つのだが、本作の強化人間は『ファンネルの射程延長』や、ニュータイプ専用機のカスタムボーナスである『NTレベルに応じて、NT専用武器の攻撃力アップ』の効果の範囲外なので、搭乗機を選ぶのが難点。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 正式に仲間にできる初の作品。フラグを立てるとアクシズ壊滅後の終盤にザクIII改に乗って援軍として登場し仲間になる。だが、キャラ&ゲーマルクとの二択であるため、機体性能の差から好きな人にしか選んでもらえないかもしれない。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年3月のイベント「それぞれの大義のために」から登場。シナリオNPC。
パイロットステータス
精神コマンド
- 第2次(PS版)、第3次(PS版)
- てかげん、努力、ド根性、熱血、覚醒、愛
- 第4次(S)
- 愛、熱血、ド根性、てかげん、覚醒、威圧
- F・F完結編・α
- ド根性、熱血、愛、ひらめき、てかげん、魂
- リンクバトラー
- ひらめき、脱力、熱血、ド根性、愛、魂
- 64
- ド根性、熱血、愛、ひらめき、脱力、魂
- X
- てかげん、集中、閃き、必中、気迫、愛
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次(PS版)、第3次(PS版)
- 強化人間L3、シールド防御L5、切り払いL5
- 第4次(S)
- シールド防御L8、切り払いL6
- F・F完結編、64
- 強化人間L8、シールド防御L7、切り払いL6
- α
- 強化人間L6、シールド防御L5、切り払いL5
- IMPACT
- 強化人間L8、防御L7
- A(PORTABLE)
- 強化人間L7、底力L7、切り払いL7
- R
- 強化人間L6、防御L4、援護攻撃L1、指揮L1
- X
エースボーナス
- 敵対する軍勢のフェイズ時に与ダメージ1.2倍
- 『X』、『T』での敵対時でのもの。
- 気力150以上で、一度だけ精神コマンド「愛」がかかる
- 『X』味方加入時でのもの。
- なお、実際には「気力150以上で自軍フェイズ開始時に」と発動タイミングが異なっていた。この不具合はアップデートVer.1.02で訂正されたのだが、実はアップデート前の方が使い勝手が良い側面もある。アップデート後は「気力150以上で即時発動」になった。使い勝手が低下した側面が目立つが、一方で『マルチアクションで位置取りしつつ気力を150以上にして、「愛」をかけたマップ兵器で攻撃』というような戦い方が可能。
- 気力150以上で、一度だけ自軍フェイズの開始時、精神コマンド「愛」がかかる。
- 『T』味方加入時でのもの。
- 本作では、前作『X』アップデートVer.1.01以前の物が正式に採用された。
- これにより、精神の「愛」の使用によりエースボーナスの「愛」が発動してしまうという、一種の空振りが避けられるようになった。
パイロットBGM
- 「サイレントヴォイス」
人間関係
ネオ・ジオン
- ハマーン・カーン
- 上司というよりは主君と呼ぶべき存在で、これでもかと云うほど絶対的忠誠を誓う。『ΖΖ』序盤では彼女に助言を受ける自身を回想する(というよりは妄想)場面が何度もある。その忠誠は最後まで揺るがなかったが、一方でハマーンの方は使い易い駒として見ていた面がある。
- ゴットン・ゴー
- 副官。ボケとツッコミの名コンビだった。
- キャラ・スーン
- 監視役。彼女もゴットンに並ぶボケとツッコミの名コンビ。仲間としての信頼関係はあり、マシュマーが戦死した際は仇を討とうとした。
- グレミー・トト
- 当初はマシュマーの部下。マシュマーが更迭された際にはただ一人ついて行こうとする態度を示したが、後に敵対関係となり、マシュマーはグレミーを悪い奴だと評した。
- 『X』では敵対するグレミーに呼びかけたり、グレミーもマシュマーの人格が強化前に戻ったことを喜ぶ節を見せるなど、互いを気遣う描写がある他、グレミーが自軍に加入した後は恋愛話をしており、良好な関係を築いている。
- ラカン・ダカラン
- 原作では、最終決戦において彼のドーベン・ウルフ率いるスペースウルフ隊によって死闘の末に、撃破される。
- SRWでは敵同士にならない作品においては割と仲は悪くない。特に『第4次(S)』では苦戦気味のマシュマーに対し彼なりの心配をかけている。
- イリア・パゾム
- 新しい副官。実は強化人間になったマシュマーの監視役。
- パンパ・リダ、ビアン、ワイム
- 部下。三人でガザの嵐隊を構成する。
- デザート・ロンメル
- 小説版で共闘。
- サトウ
- シュツルム・ディアス隊を率いるジオン共和国の軍人。マシュマー隊と合流するも、全く従おうとしない頑迷な姿勢を見せた事で「サイド3の古狸」と評していた。
- その姿勢が障害になるのではと判断したマシュマーの命により、イリアによって謀殺される。SRW未登場。
エゥーゴ
- ジュドー・アーシタ
- ライバル? 何度も対決。再登場した後半以後は再戦が無く終わってしまった。
- 『X』では強化人間となったマシュマーに驚きを隠せないでいた。なお、マシュマーの方はハマーンを殺されたことについてはハマーンの最後の台詞をアル・ワースに召喚される直前に聞いていたため、恨みは持たなかった。
- ファ・ユイリィ
- 彼女に一目惚れする。マシュマー曰く「天使のような女性」「下町に可憐に咲く一輪の花」とのこと。まあ間違ってはいないか…?
- 『X』においても、彼女の存在が正気を取り戻す切欠となる。記憶が消された『T』前半ではT3とガンダムチームを敵視するが、ファのことだけは完全に敵視出来なかった。
- カミーユ・ビダン
- ファに介抱されている彼を目撃し、戦争の犠牲者だと思っていた。
- 『X』では自軍入りするとファを巡るライバル関係というまさかの展開に。
その他
- ヤザン・ゲーブル
- 小説版で共闘。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 原作で面識があったかどうかは不明。『α』では、序盤で交戦した際に声を聞いただけで、エゥーゴに参加していたクワトロをシャアだと看破した。
- ギレン・ザビ、キシリア・ザビ、ドズル・ザビ
- 『F完結編』にて突如復活した彼らの監視をハマーンから命じられる。
- ジェリド・メサ
- 旧シリーズでは同じDC所属であるが、彼の事をやや軽んじている。
- バスク・オム
- 旧シリーズでは同じDC所属で立場的にはバスクの方が上であるが、マシュマー自身は彼の事を嫌っている。
- シーマ・ガラハウ
- 旧シリーズではDC、その後の作品ではジオン軍の同僚。『IMPACT』では性悪な彼女の言動を苦手としており、「やはり女性はハマーン様しかいない」と思う事で心の均衡を保っていた。一方のシーマも『第3次』ではキャラとの漫才を繰り広げるマシュマーにあきれ返っていた。
アナザーガンダムシリーズ
リアル系
- ギャブレット・ギャブレー
- 様々な意味で似た者同士。『F完結編』では会話イベントが用意されている。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 『X』にて「真の騎士道を知る者」と評価してくれる。
- 渡瀬青葉
- 『X』にて、女性のために戦う彼の姿にほだされて訓練に付き合う。
スーパー系
- ブロッケン伯爵
- 旧シリーズでは同じDC所属。『α』でも序盤に共闘しているが、仲はあまりよろしくない。
- アック・スモッグル
- 『X』では彼に操られる。
- 忍部幻龍斎
- 直接的な関係はないが、『X』終盤ではルート分岐で不在であったマシュマーに代わり、アック・スモッグルを討つと義を示している。
バンプレストオリジナル
名(迷)台詞
- 「力強さの中にも優美さと気品を失わない…いいモビルスーツだ。まるで、このバラのように…」
- 第3話、ガルスJを初めて見た時に評したセリフ。
- 「風通しが良くて結構!」
- コクピットハッチがまだついていないにも関わらず、ガルスJで出撃した時の台詞。
- ノーマルスーツを着用しない面々といい、富野作品ではこういう無謀な認識をする人物が多々見られる。
- 「着地してすぐに戦闘態勢を取るとは…戦い慣れをしている」
- Ζガンダムと対峙して。ジュドーは初陣なのだが…。
- 「私は胸のバラに賭けて、お前を倒す! Ζ、覚悟!」
- マシュマーのハマーンに対する忠誠心を最も象徴したセリフ。
- 「ああいう子供を教育して、夢を与えるのが私たちの仕事だ。元気が良い子は戦力になる」
- 第4話、街中でビーチャとエルに悪態をつかれた際のセリフ。熱くなる彼に対してゴットンは「そうっすかね…」と気のない返事だった。
- 「何という優しさ…自らの身で病人を庇うとは…白衣の天使そのものだ」
- 同話、不注意でカミーユを轢きそうになり、その際にファが咄嗟に庇った所を見て。ほとんど一目惚れである。
- 「なんで酒瓶だ! バラの花で隠すとか思いつかなかったのか!」
- 同話、酒瓶のケースでガルスJを隠された事に対しての愚痴。そんなことをしたら余計に目立つ。
- 「ええい! 重力とはなんとやっかいなものだ!」
- 第6話。まだ未完成のズサで襲撃をしかけようとするも、操縦がうまくいかずシャングリラの市長であるダマールの住宅を破壊してしまう。重力下での訓練が足りなかったのかもしれない。
- なお、ダマール邸はこの後も損害を受けており同話のラストでは屋敷が崩壊するオチを迎えてしまった。
- 「むっ! Ζガンダムはあの小屋を守るために自らを盾にしたのか…Ζのパイロットもまた、騎士道精神を持っていたとは…」
- 同話、アストナージの乗るΖと交戦した際に、Ζの動きがおかしい事に勘付くもたまたま小屋があったために勘違いをする。
- 「うわっ! 薔薇が…薔薇が折れたぁ……貴様ぁ!」
- 同話、メタスが出たためガザCを出撃させるなど態勢を整え、ジュドーの乗るΖと交戦するも、その際に薔薇の茎が折れてしまい逆ギレ。折れた薔薇を咥えて猛攻を仕掛けるが、メタスの横槍もあって結局は撤退する事になる。
- なお、この薔薇を咥えた表情は『コンプリ』での中破以上の被弾グラフィックとして採用されている。
- 「このままでは…死んでいった同志に申し訳がたたん」
「戦いに敗れた同志は丁重に葬らねければならんとハマーン様はおっしゃっておる。それに、この戦いで死んだコロニーの人々もな。」 - 第8話、アーガマと交戦するも取り逃してしまい改めて部下の葬儀を行う。初期の彼なりにシリアスなシーン。
- 「ノーマルスーツを着ていれば…!」
- 第9話、ハンマ・ハンマに搭乗しΖと交戦するもまたも敗北した際に漏らした台詞。実際、スーツを着ていなかった事が直接死に繋がったケースも少なくは無いのだが、マシュマーの場合自分からスーツを着なかったので自業自得である。
- 「まったく! あんな女に大きな胸をされ…いや違った、大きな顔をされるとは!」
- 第11話より、お目付け役のキャラにウンザリした際のセリフ。反応が実に初心な男子である。
- 「ややこしい事をやったってぇ! 驚くものかよ!! ……モビルスーツに変形したのか!?」
「そんなもので私が、たじろぐと思うのかぁ!! ……は、速い!?」 - 同じく第11話、前者は合体変形中のΖΖガンダムに対して、後者は変形直後のΖΖガンダムに対するセリフ。強気な態度で出るものの、即座に意表を突かれてしまった。
- 「ゴ、ゴットン…私を見捨てるのか…」
- 第12話より。キャラにエンドラを奪われ、ゴットンにも見限られ際のセリフ。グレミーの説得もむなしく、彼は艦を降りてしまった。ここから長い間、劇中から姿を消すが…。
- 「私はコロニーを落とし、多くの人々の命を奪った。この薔薇は私には重い」
「騎士はすべからく詩人であるのだ。猛々しいだけでは野獣と一緒だ」 - 第37話。強化処置を受けた後、イリア・パゾムに薔薇を捧げた時のセリフ。強化を受けながらも、彼の優しさ、人間らしさが垣間見えるセリフである。
- 「薔薇が…、ハマーン様の薔薇が…ΖΖ! ジュドー・アーシタ! あのパイロット!」
- 同話、NT同士の感応により薔薇の花弁が散った事に気付き、マシュマーは闘志を燃やす。強化の影響でジュドーの事を忘れたようにもとれる台詞でもある。
- 「よく言ってくれた。戦場では何が起こるかわからんのだ。いいな! 私の指揮の元でアーガマを倒せば、諸君らの出世も早い! 昔のジオン以上の良い思いもさせてやる! 私はハマーン様に近い騎士だからな!」
- 第38話。サトウを謀殺した事を伏せ、ネェル・アーガマの攻撃によって戦死したと思わせ部下たちを自分のものにし、高らかに笑い声を挙げた。その冷徹な姿には序盤のコミカルさはもはや残されていなかった。
- 「悪には悪の報いが、罪には罪の報いが下されるのだ」
- 「グレミーは反逆者である。悪い奴と言う事だ」
- 第45話。グレミー・トトの反乱の際、部下の士気を上げる為に行なった演説より。
- 「えぇい…! 子供騙しがぁぁぁぁっ!!」
「つあぁぁぁぁぁぁーっ!!」
「ハッハッハッハッ!!」 - 同話。インコムで機体の四肢を封じられトドメを刺されかけるも、圧倒的なサイコパワーを発し、逆にスペースウルフ隊を圧倒するマシュマー。あまりにも鬼気迫るその姿を目の当たりにしたラカンは、ただ狼狽えるしかなかった。
- 「私は殺られんぞ…このマシュマー・セロ、己の肉が骨から削ぎ取れるまで戦う!」
- そしてスペースウルフ隊のドーベン・ウルフの頭部を握り潰しながら。マシュマーのコックピットは最早異常とも呼べる輝きに満ちていた。そして…。
- 「ハマーン様…バンザァァァァイ!!」
- スペースウルフ隊の機体を巻き込み、マシュマーは凄絶な自爆を遂げた。スパロボでは上記と共にDVEに採用されることも。
- 「わたしもニュータイプ…だからこそおまえと戦えた」
- 「しかししょせん地球の緒をひいたニュータイプだったのか…」
- 村上としやの漫画版ではジュドーとの再戦を果たすが敗北。上記の台詞の後に爆散する。
- 「うおおおお! 滅びだ!! 滅びの美学だァー!!」
- 小説版ではヤザンとゲモンらと共に地上に降り、デザート・ロンメルと共闘。ロンメル隊の敗北を見て何かしら思う所があったのかジュドーへ特攻をかけ戦死する。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- マシュマー「…ゴットン、私はそういう卑怯なマネが大嫌いなのだ! 多勢に無勢とは、異星人どもめ、かえすがえすも卑怯な!!」
ゴットン(また始まったよ…)
マシュマー「ゴットン、なにをボーッとしている! ロンド=ベルの奴らを助けるぞ!!」 - 『第3次』「シャングリラ」より。ロンド・ベルと異星人が戦っている最中に登場し、ゴットンは「ロンド・ベルを倒すチャンスだ」と口走るが、マシュマーはこれを否定。あくまで敵は異星人と主張しNPCとして共闘する。
- 「ハマーン様もおっしゃっておられた。時には厳しい教育も、今の若者には必要なのだとな!」
- 『F』リアル編第4話「非情のテロリスト」より。ヒイロに共闘を持ちかけるも、「消えろ」だの「DCの雑魚」だの言われた為に逆ギレ発した台詞。この後、マシュマーはヒイロも攻撃対象に入れる。
- 「ならば我らはまた一時的にでも同志となるわけだな。よし、グレミーに従う反逆者どもを今ここで叩きつぶすのだ!」
- 『64』独立軍ルート「アクシズの攻防(前編)」より。マーチウィンドがハマーンよりも先にグレミーを倒す姿勢を見せたため、一時的に休戦を認めた際の台詞。
- 「何をやっている、マーチウィンド! グレミーはアクシズ内部にいるはずだ。ここは我々が引き受ける。お前たちはアクシズへ行け!」
「これは我々の戦いである! ハマーン様の騎士としてしんがりを務める義務があるのだ!」
「心配は無用だ! お前たちとの決着も、いずれ必ずつける! 行け!!」
「お前たちとの決着もついていないのだ。私もあとからはせ参じる。ここは私にまかせて先へ行け!」 - 同上。グレミーを倒す事を優先したマシュマーは、自分とキャラだけではグレミーを倒せないと悟ったのか、マーチウィンドをアクシズへ突入させるための時間稼ぎをすると申し出る一方で、グレミーを倒すことを依頼する。
見ての通りどう考えても死亡フラグそのものであり、事実マーチウィンドとの決着が付くことは無かった…。しかしこの後予想の斜め上を行く展開が待っていようとは…。 - 「ハマーン様は、真に地球圏のことをお考えになられていたお方だ。地球潰しをやるような輩とは違う! 私はここで戦い勝つことによって、そのハマーン様の遺志を体現して見せる! それがともに死ぬこともできずに生きながらえた私の唯一の道なのだ!」
- 『64』「シャアの反乱」において味方増援として現れた際の台詞。ほぼ原作通りの最後に見えたが生きていたようである。
- 「青臭い戯れ言で勝てると思うな! 戦争は愛と忠誠心…! それがすべてだっ!」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第1話「出撃」より。「正義と信念に勝った者が勝利を得る」と告げたデュークの主張を上述の持論で一蹴するが、マリアから「(頭の中身が)大丈夫なの?」と突っ込まれた。
- 「関係ない! 我らがスペースノイドにとって、地球に居座り続ける連邦こそ悪ッ! そんな星など異星人にくれてやる!」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第17話「たとえ我が命つきるとも」より。沙羅から地球圏の危機を無視して戦いを仕掛けてくる姿勢を批難され、口にした暴言。あまりの無茶苦茶な論理にガイですら呆れ返るが、ただ一人クワトロだけはマシュマーの言葉に感じ入るものが有ったのか、意味深な沈黙を発していた。
- 「バラ…。そして、その横にたたずむ天使…。守るべき美しい者達…。私は…誰かを守るために戦う者…そうだ…騎士だ…。私は…バラの騎士…マシュマー・セロだ!」
- 『X』第29話「薔薇のバーサーカー」にて。ヨカッタネの力で咲いた一輪の薔薇により暴走状態から正気を取り戻した際の台詞。
- (ハマーン様…。マシュマーは新たなバラを授かりました)
(ですが、胸の中にはいつまでも消えない、もう一つの薔薇があります)
(我が心は、永遠にあなたのものです。どうか、このマシュマー・セロの新たな戦いを見守ってください…) - 『X』第29話「薔薇のバーサーカー」エンドデモにて。
「シャア大佐…。グレミー・トトという男は本来は素直で純粋な人間だった…彼も戦争によって己の生き方を歪められた人間なのだ…。私も彼の新たな生き方に期待したい」
- 『X』レコンギスタルート第43話「それぞれの決着」にて、グレミーの自軍入りフラグを満たしたときの台詞。敗戦の将となったグレミーにとどめを刺そうとするシャアに対して、プルとプルツー、ジュドーと共に、グレミーを庇う為に言った台詞。かつてハマーンに反旗を翻したグレミーに対し、その内面の善性を汲み取って情けをかけた一言。彼らの説得により、死を覚悟していたグレミーは心を入れ替えることを決意した。
主な搭乗機体
- リゲルグ
- 新兵時の訓練で搭乗。
- ガルスJ
- 初登場時に搭乗。
- ズサ
- 二番目の乗機。
- ハンマ・ハンマ
- シャングリラを離れた後に搭乗。Ζガンダムを撃破する金星を挙げるも、ΖΖガンダムには一蹴された。
- ザクIII改
- TV版で最後に乗った機体。
- エンドラ級巡洋艦エンドラ
- 初期の搭乗艦。艦長を務める。
- エンドラ級巡洋艦エンドラII
- 強化後の搭乗艦。艦長を務める。
スパロボでの搭乗機体
- ドゴス・ギア
- 『第3次』。
- R・ジャジャ
- 『IMPACT』。
- ドライセン
- 『第3次』。
- バウ
- 『第3次』。
- ザクIII
- 『COMPACT2』。
- ドーベン・ウルフ
- 『IMPACT』。
- ゲーマルク
- 『第2次』、『第4次』。
余談
- マシュマー役の堀内賢雄氏は当時は若手声優だったのだが、マシュマーを演じた日々を『千本ノックの毎日でしたよ』と振り返っている。収録現場では周囲から『これ(マシュマー)はお前の演技次第でシャアになる役だぞ。でも、演技次第で途中でいなくなる可能性あるよ』と言われていたらしく、マシュマーが『いなくなった』ことを、堀内氏は話のオチとして語っている(その後、マシュマーは強化人間として帰ってきた)。[1]
- アニメ前期オープニングにて、ジュドーらガンダムチームの面々と一緒にラストカットを飾り、さながら仲間のような演出となっていたが、第11話オープニング以降はマシュマーが削除され、彼の居た場所にはルー・ルカが描かれるようになる。同話冒頭で彼はエンドラを降り、以降第37話まで登場しなくなってしまう。
- 小説版ΖΖでは、ハンマ・ハンマ搭乗時の戦闘で機体が爆発したためネオ・ジオン軍からは戦死したとされていたが、実際には脱出に成功していた。その後ヤザン、ゲモンに拾われてガンダム・チームの大気圏突入時に彼等と共に専用の赤い装甲のゲゼに搭乗して乱入している。
- 戦闘後にミンドラ(同作では大気圏降下仕様になっている)に回収され、地球に降下している(この時部下だったゴッドンからは「成仏できないマシュマーの幽霊が地球圏をさまよっている」と思われ震え上がられている)。
- その後はデザート・ロンメル率いる部隊と接触し、彼等とガンダムチームの戦闘を見物しているが、部隊が全滅した際に突如として「滅びの美学」に目覚めて戦闘直後のΖガンダムに突撃するも返り討ちに会いヤザンの目の前で機体が爆発して戦死する…。
- また小説版ではファとの関連性が全く無く、唯一の接点と言えるのがゴットンの運転するエアカーで彼女や子供達を轢きかけた際に同乗していたという事くらいしか無い。
脚注
資料リンク
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