ギラ・ドーガ

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ギラドーガから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ギラ・ドーガ
外国語表記 Geara Doga[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 出渕裕
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 AMS-119
頭頂高 20.0 m
本体重量 23.0 t
全備重量 50.8 t
動力 熱核反応炉
ジェネレーター出力 2,160 kW
スラスター推力 14,000 kg×2(バックパック)
13,000 kg×2(脚部)
アポジモーター 15
装甲材質 チタン合金ハイセラミック複合材
センサー有効半径 16,400 m
設計 ネオ・ジオン
製造 アナハイム・エレクトロニクス
所属 ネオ・ジオン
主なパイロット レズン・シュナイダー
ネオ・ジオン兵
テンプレートを表示

ギラ・ドーガは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル率いるネオ・ジオンの主力量産型モビルスーツ

第2次ネオ・ジオン抗争時にて、シャアの尖兵としてロンド・ベル隊を始めとする地球連邦軍と死闘を演じる事になる。

専用機としては、モビルスーツ部隊の隊長を務めるレズン・シュナイダーの駆る青色の機体が代表的である。

機体概要 [編集 | ソースを編集]

ジオン・ズム・ダイクンの息子であるシャア自らが率いる形で、ネオ・ジオンは地球連邦軍に再度の宣戦布告を仕掛ける事になり、その為の戦力の準備として新規の主力量産機の開発が検討される事になった。しかし、第1次ネオ・ジオン抗争以降になると特に顕著となっていた「モビルスーツの恐竜的進化」は、「製造コストの高騰化」や「整備性の複雑化」といった大きな問題を抱える事になっていた。戦争の終盤にて、グレミー・トトハマーン・カーンに反旗を翻して組織の二分化を招いた挙句に双方共戦死した事も重なって、決してその疲弊が小さな物では無かったネオ・ジオンは、主力モビルスーツの開発に大きな見直しを図らざるを得なくなった為、それまでの高火力・重装甲・多機能化の路線から一転。「可変機構の廃止」を始め、原点回帰とも言える形でモビルスーツの機能を最低限の物に抑え、純粋に機体性能のみを引き上げた物を開発する事になった。

開発は新生ネオ・ジオンの拠点であるスウィートウォーターで行われ、生産はアナハイム・エレクトロニクス社のグラナダ工場で行われた。本機のベース機に選ばれたのは、第1次ネオ・ジオン抗争時にハマーン・カーン率いる旧ネオ・ジオンのガルスJの開発班によって新規量産型の試作機として開発された「AMS-117B ドーガ[2]であり、それにグリプス戦役にてティターンズで運用されていたハイザックの発展型であるマラサイ[3]の設計が導入されたとされている。ベース機は、実はグリプス戦役時には既に開発されていたともされ、これを第1次ネオ・ジオン抗争終結後にアクシズ残党が持ち出した。この為、宇宙世紀0090年代に開発された機体ながら、基礎設計はかなり古く、これは新生ネオ・ジオン軍が短期決戦を想定して、ニュータイプ専用MSやMAの開発にばかり重視し、新型の量産機を開発する余裕が無かった為でもある。

一年戦争時に開発されたかつての名機、ザクIIの「人間の機能を拡大した機動歩兵」というコンセプトを踏襲しており、汎用型MSとして作戦行動に応じて武装やランドセルを交換できる設計にされている。基礎設計が古いものの性能が低い訳ではなく、開発期間中ではエアバルーンや当時の最新型であるアームレイカー式の操縦桿の採用、その他細かな制御系のアップデートや設計変更を施し続け、新生ネオ・ジオン軍の主力MSとして採用された。それらからも、実戦配備時における本機の性能は、当時の地球連邦軍の最新機であるジェガンと同等かそれ以上ともされている。武装面も非常に豊富となっており、ライフルとマシンガンの二通りで行使出来る射撃兵装の「ビームマシンガン」を主武装に、サーベル、アックス、ピックの三通りで行使出来る近接武装の「ビームソードアックス」、信頼性の高い「シュツルム・ファウスト」や「グレネードランチャー」を内蔵した専用のシールド等、複合武装で固められた物が揃っている。この他にも、シールド内部には放電機能を持った先端に備えたワイヤー上のアンカーである「ショックアンカー」も備えており、これは原型機であるドーガがグフを踏襲する形で装備していた「ヒートロッド」の名残とも言える。

その生産数は約100機で、82機がネオ・ジオンの主力として実戦配備された。この内の10機が指揮官機で、旧ジオン軍の伝統に則り、指揮官機は頭部にブレードアンテナが装備される。また、一部パイロットに対しては塗装変更も許可されており、レズンの乗機はブレードアンテナ付きの隊長機で青色に塗られているが、性能は通常のギラ・ドーガと変わらない。

ザクIIのコンセプトを踏襲した機体だけあって拡張性もかなり高い物となっており、ニュータイプ専用機として開発されたヤクト・ドーガの原型機になっただけでなく、指揮官用機として開発されたギラ・ドーガ改や火力面を強化したギラ・ドーガ重装型等といったオールドタイプ用の派生機も開発されている。そして、第2次ネオ・ジオン抗争終結後には、本機のコンセプトを更に発展させた機体としてギラ・ズールが開発されるに至っている。更にはネオ・ジオンシンパが本機のコピー機を用いることもあったので連邦軍は仮想敵として本機の研究が必要になった。そこで資源再利用業者が回収した機体にジェガンのパーツを使用して改修し、更にアナハイムにも協力させることで体裁を整えたゴーグルタイプの連邦仕様が開発されている。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ネオ・ジオン軍の主力モビルスーツとして全編に登場。描写からも、ロンド・ベル隊に所属するジェガンとの戦闘では、搭乗者達の士気の高さもあってなのか有利な様子を見せているが、アムロ・レイの駆るリ・ガズィνガンダムを相手には、ギュネイ・ガスケーラ・スゥを人質に取った状況以外では全く歯が立たない一方となっていた。また、クェス・パラヤを呼び戻そうとハサウェイ・ノアが持ち出してしまったジェガンには、当たり所が悪かったのか頭部のバルカン砲で落とされてしまうと言う憂き目に遭っていたりもする。

レズンの搭乗機は、性能こそ大幅な変化は無いものの、彼女の技量の高さもあってかジェガンを多数撃墜し、ケーラの搭乗する機体も圧倒していた。しかし、ラー・カイラムとの戦闘でサイコフレームの力を借りたチェーン・アギによって対空機銃の攻撃に被弾して撃墜。同時に自らが落とされた事に驚愕を隠せなかったレズンも戦死している。またムサカ所属のレズン機以外に、レウルーラの格納庫に一機、青色塗装のギラ・ドーガが存在する。

物語の終盤にて、アクシズ落下を阻止するべく集まった多数のモビルスーツの中には、本機の姿も確認出来る。

機動戦士ガンダムUC』では、ネオ・ジオン残党軍となる「袖付き」にて後継機のギラ・ズールと共に未だ第一線で運用されているが、これは当時の袖付きが慢性的に戦力不足となっている事に起因しており、実際に第2次ネオ・ジオン抗争以前より運用されていたモビルスーツが未だ現役で活躍し続け、中には本機の重装型仕様の機体も確認されている。腕部には袖付きの証となるエングレービングの装飾が追加されている他、原作小説版ではバナージとタクヤが資源再利用業者が回収してきたコックピットをビームで貫かれた残骸を見ている(OVAではアナハイム工専に保存されているザクIIに変更されている)。

30年後の『機動戦士ガンダムF90』と『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』ではそれぞれ一機だけ登場。前者はジェガンのパーツを使用して改修された先述の連邦仕様[4]で、ガンダムF902号機を奪われたシド・アンバーの代替機に充てられた。後者はネオ・ジオン残党の少女レイラ・ラギオールがトキオ・ランドール達をガレムソンの再来と勘違いして残党村の本機を持ち出して襲いかかるが、ハーディガンにあっさり無力化され、投降した上で誤解は解けている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

『逆襲のシャア』自体の参戦率が高いこともあり、本機も敵の雑魚として数多くの作品に登場している。一方、多くのネームド機やGM系上位量産機として度々参戦するジェガンとは異なり、自軍ユニットとして使える機会は極めて稀。

初期の作品では一般機にもブレードアンテナが付いていた。恐らくレズン機の色違いで済ませた結果であろう。ザクIIと違い原作でも指揮官機の出番がそこそこあったので、角の無い青い機体を出すよりも角付きの緑の機体を出す方が自然だと判断されたのだろうか。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

『EX』以外では基本的にDCの戦力として登場する。

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。一般機・レズン機共に出演。どちらも角が付いている。
レズン機はDC最強部隊ラストバタリオンの一員として登場し、一般機よりも強い。
一般機は射程1のザコ敵なので怖くはないが、間違えてレズン機に攻撃しないように注意したい。
第2次スーパーロボット大戦G
後半から登場。リメイクコンティオゲドラフなどの強力な量産MSが増えたこともあり、やはり影は薄い。
第3次スーパーロボット大戦
中盤に登場するが、同時期に登場するガブスレイやドライセンらのMSと比較すると、登場シナリオが少ない為にいまいち印象が薄い。
原作通りレズン機が登場するも、レズンが乗るのは二度の内一度だけ。
スーパーロボット大戦EX
現状、唯一自軍ユニットとして扱える作品。一般機のみが角を付けて登場。リューネの章でシュテドニアス軍にいるケーラが乗っていて、隠し要素説得することで自軍ユニットになる。マサキの章でも途中で手に入り、ジオン系統のMSが手に入ったとしてバーニィが喜ぶ。しかしハンブラビズサのような単発・高威力の武器がなく、更に何故か武装の適応が殆どBなので使い勝手はかなり悪い。
第4次スーパーロボット大戦
DCやティターンズの戦力として序盤から登場する。本作では一般機しか登場せず、レズン専用の青いギラ・ドーガは未登場である。また、機体性能が僅かに向上した強化型が存在するが、こちらも没データであり本編には登場しない。
なお、本作では原作と異なりカラーリングが何故かライトグリーン一色となっている[5]
第4次スーパーロボット大戦S
マップ「グレートマジンガー奪回」に、シーマ配下の敵増援としても登場するようになった。
スーパーロボット大戦F
やはり一般機のみが角を付けてDCの戦力として中盤から登場。ドライセンと比べると高い運動性とほぼ同等の武器性能を持つが、ネームドキャラが乗らない事や出現数が少ないせいで影が薄い。
機体色がツートンカラーからライトグリーン一色になってしまっているのは本作も同じで、PS版でも修正されていない。
スーパーロボット大戦F完結編
『逆シャア』シナリオをやる構想があったが没になったらしく、その名残からか登場しない。没データにレズン機と共に存在しており、一般機はHP8800、レズン機は12600、攻撃力は2000超えと大きく強化されている。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
3作全てに登場。いずれもSFC版『第3次』の性能に準している。やはり機体色のミスは修正されていない。
本作ではグレネードランチャーが射程1~3のP属性になっており、ドライセンと同じく間合いに注意が必要。ただしドライセンのトライブレードが命中補正+50%と馬鹿げた数値なのに対し、こちらは-10%なので、ニュータイプなら比較的容易に回避できる。最大射程も4なので、中盤以降は射程外攻撃も容易に行える。
『第2次』『第3次』はHP装甲・攻撃力いずれも高めで、戦力に乏しい序盤では苦戦しやすい。先述の通り射程は短いため、長射程の武装で一気に削っておきたい。また、獲得資金が非常に少ない今作において比較的高めの資金(一般機2000、レズン機2500)を持つため、他に高額ユニットがいなければ幸運を使って仕留めたいところ。
『EX』は武装こそ上記2作のままだが、機体性能には調整が加えられており、SFC版『EX』と比較してHPが500、装甲が100低下している。SFC版はバルカンがないため移動後の対空攻撃が不可であり、また空の敵に弱いため殆ど利用価値はなかった。一方、本作では元よりバルカンが役に立たないバランスである事や空適応がAになった事、何よりグレネードランチャーのP属性化により相対的に強化された。とはいえ最前線で活躍できるような性能とは言い難いが、ズサザクIII改等多数のMSが弱体化した本作では、これでもF91Ζ等の一級MSに次ぐ性能で、特にリューネの章のギラ・ドーガは2段階改造済み。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ナナイギュネイギレン率いるネオ・ジオン所属のため、ネオ・ジオンのMSの1つとして使われている。再び一般機に角がなくなり、以後はそれが標準となる。
登場時期が遅めなだけあって性能は比較的高めだが、攻撃力はそうでもなく2000弱。この頃になるとこちらの戦力が充実しているので、大した苦労もなく倒せるはず。レズン機も一般兵用のギラ・ドーガが少し強化された程度、少し警戒しておけば問題はない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
多少強化されたがやっぱり微妙な性能で旧式のザクIIIバウの方が強い。
レズン機も強化が図られたが倒しやすさはPS版と変わらず。
スーパーロボット大戦α外伝
未来世界にてムーンレィスが使用する。登場がそこそこ早いせいか性能は低い。
一見前作と変わらないが、通常グラフィックとシュツルムファウストのアニメーションが刷新されている。
第2次スーパーロボット大戦α
原作通りにシャア率いるネオ・ジオンの主力MS。主要なパイロットの機体や艦艇の小隊要員としているが、一般兵にはシールド防御が無く性能に特筆できる部分も無いので基本的に雑魚。部隊内のうち指揮官機はちゃんとアンテナがついていて、基本性能の全てが少しずつ強化されており、そのため全体攻撃すると指揮官機だけ生き残ることも珍しくない。またビームマシンガンの命中が10高いが、主力であるはずのシュツルムファウストの命中は15も下がっている。機体調整が甘かったのだろうか?
レズン機は中ボスクラスの性能。搭乗者の小隊長能力も相まってそれなりの耐久力を持つが、火力は高くない。地味に回避してくる程度で苦戦する相手ではない。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
ネオ・ジオン兵の他、モビルドールゾンダーメタルとしても登場。一般機と隊長機が性能違いで2種類ずつ登場するが、普通に弱いので気づかれないことが多い。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
第3次αから約9年ぶりの登場となった。ネオ・ジオン兵が乗る他、AI操縦で別勢力が使用するなど出番は意外と多い。後継機のギラ・ズールが登場する関係上性能は控えめで、獲得資金も少ない。
レズン機は第2次αから11年ぶりの登場。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
引き続きネオ・ジオンの戦力として度々登場するが、シャアがネオ・ジオンを抜けた事もあって時獄篇よりも見る機会は少ない。
なお、DLC「多元戦争追想」では専用機の設定を意識してか、フロンタルが通常カラーの機体に搭乗している(マップアイコンとしてのみの登場で戦闘はしない)。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン3から登場。最大火力はそれなりだが、それ以上に怖いザコ敵が周りにひしめいている。獲得資金が3500と大きいので、余裕があれば幸運を。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
装甲以外のユニット能力がCOMPACT2準拠になった。HPが上がった関係もあり、中々面倒なザコになっている。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
隠し面のみ登場。レベルも改造段階も高くおよそ一般機とは思えない。リアル系は一撃で落とされることも。
スーパーロボット大戦IMPACT
隠しシナリオである逆シャア編で登場。(恐らく)バグにより敵の防御技能はレベルが倍化されての計算なので、もの凄い確率でこちらの攻撃を切り払う。シールド防御もあり一般機とは思えないしぶとさを見せる。高HP・回復持ちのアインスト系雑魚とは違った嫌らしさだが、援護防御を活用されたり弱攻撃をチマチマ当てていく場合にはすこぶる硬く感じる程度で、回避率・攻撃力も低い。援軍としてやってくるヤクト・ドーガに敵う部分は無くシナリオ「忌まわしき記憶と共に」では実質ただの時間稼ぎ要員。しかし隠し最終話「メビウスの宇宙を越えて」では雑魚を倒し過ぎるとゲームオーバーになるという罠があるため、手を出すのは最低限にしておきたいところ。
レズン機は隠しシナリオ前半で1回だけ登場。ボス扱いでHPは高いが、なんと防御技能が無いためシールドが使えず、性格は普通。その他の能力はワンランク上ほど。攻撃力は1000以上も上がっており、命中率の関係でビームマシンガンが地味に痛い。総じて中ボスという表現がぴったり当てはまる。
戦闘アニメは『α外伝』の流用だが、レズン機のみ『α外伝』に登場しなかったためか『α』のものが使用され、ビーム・マシンガンのグラフィックに修正が加えられている。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦APORTABLE
終盤、ジオン残党が使用。一般機と角付きの青い指揮官機が登場するが、どちらも乗っているのはジオン兵。終盤に出てくる敵としては弱い部類に入る。原作通り一般機と指揮官機ではビームマシンガンの形状が異なっており、芸が細かい。
スーパーロボット大戦R
現代編ガンダムルートのみで通常機、レズン機が登場するため、影は薄い。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
登場機会が少ない。戦闘アニメは『ZIII時獄編』の流用。
スーパーロボット大戦X
『UC』が参戦していないこともあって、再び出番が増えた。本作では主にトワサンガ兵が乗っている。
スーパーロボット大戦T
一般機とレズン機の両方が登場。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
ネオ・ジオン兵が搭乗。本作では通常機は角なし。SPTよりも回避率は低いがHPは高い。またギュネイがイベントでシャアを迎えに来た際に、原作でのホビー・ハイザックの代わりに本機に搭乗していた。
レズン機は他のボス級MS同様、量産機よりHPが高く設定されている。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
通常機、レズン機がフリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦64
ネオ・ジオン兵が搭乗。緑色だが角が付いている。デザインは『第4次』~『CB』ベースだが、機体色が修正されたほかシールドを機体に対して垂直ではなく水平に向けている。
レズン機はレズンが搭乗。一般機よりHPと装甲は高いが運動性は低いという謎の仕様。実際は改造段階の差で運動性も僅かに優っている。要するに一般機に毛が生えた程度の性能。
スーパーロボット大戦DD
1章Part2から一般機がエネミーユニットとして登場。攻撃&回避タイプ。
1章Part13からはレズンが乗る専用機が登場。ボスユニットだが、一般機と同じく必殺技は装備していない。
スーパーロボット大戦30
地上ルート、宇宙ルート共に序盤からネオ・ジオン兵が乗る一般機が登場。
スパロボシリーズ出荷本数1900万本突破を記念した無料DLCミッション「CONGRATULATION 19000000!!」では型式番号がAMS-119だからか、1900万本突破を祝うためにHP1900(未改造時)の特別仕様が41機(19機ではなく41機なのは全機揃って「1900」を表した陣形を取っているため)登場するというまさかの大役を与えられた。
HPが低いため撃墜は容易だが攻撃性能は据え置きなので一度EPを渡すと殺到して数の暴力で押してくる上、エキスパート以上の難易度では改造の分性能が上がっているため序盤のうちに挑む時は要注意。もっとも、「1900」の陣形を維持するために一切移動してこないという弱点はある。また、絶対に移動してこない関係で「反復飛び」による各種リソース稼ぎが非常にやりやすいシナリオでもある。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

シールド
折り畳み式で、左腕に固定されている。機体のポジションによって角度を調整できる。裏側にはシュツルムファウストやグレネードランチャーを装備。
作中ではジェガンの頭部バルカンにあっさり破壊されている一方ビームライフルは相殺しているので、どうやらビーム兵器の防御に特化している分実弾には弱いようだ。
グレネードランチャー
シールド上部の裏側に装備された擲弾発射機。
『旧シリーズ』では移動後攻撃可能かつなかなかの威力があるので地味に厄介。『AP』でのみこの武装単体の細かい発射アニメを見る事が出来る。
シュツルムファウスト
シールド下部の裏側に4発装備された無誘導ロケット弾。手に持って発射するだけでなく、シールドから直接撃ち出す事も可能。実は映像作品において初めて使用されたシュツルムファウストであり、『逆シャア』後に制作された宇宙世紀作品、とりわけ一年戦争期の作品のMSにも時系列を遡って採用されている。
ビームソードアックス
近接戦用の武装。ビーム発生口を上部と側面に持ち、サーベル、斧、ピックの3モードに切り替え可能。『T』ではアックス→サーベルの連続攻撃を行う。
ビームサーベル
上部ビーム発生口から剣状にビーム刃を発生させた状態。
ビームアックス
側面ビーム発生口から斧状にビーム刃を発生させた状態。
ビームピック
側面ビーム発生口からつるはし状にビーム刃を発生させた状態。作業用のトーチとしても使える。
ビームマシンガン
ビームを撃ち出すマシンガン。銃口が二種あり、連射の他にも通常のビームライフルの機能もある。
原作ではアムロの駆るνガンダムに奪われて使用されたこともあった。また、『機動戦士ガンダムUC』ではズサゲルググも使用していた。
グレネードランチャー
ビームマシンガンに取り付ける擲弾筒オプション。
ショックアンカー
敵機をワイヤーで拘束し、電撃を流す。原作ではνガンダムに使用していた。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

指揮官機用ビームマシンガン
威力と射程が向上したビームマシンガン。銃口は一つだが、内部での切り替えによりマシンガンとライフルを選択可能。
『UC』ではリゲルグがこちらのビームマシンガンを使用していた。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

照準値+15。運動性+10。
T』で採用。
照準値+30。運動性+20。
『T』で採用。レズン機のボーナス。
運動性+15。照準値+20。
30』で採用。順番が入れ替わって分かりにくいが、『T』からそれぞれ+5されている。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「颯爽たるシャア」
EX』にて。

主な関連機体[編集 | ソースを編集]

一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。

強化型・バリエーション機[編集 | ソースを編集]

ギラ・ズール
機動戦士ガンダムUC』に登場。ギラ・ドーガの後継機であるが、デザイン的にはザクIIに近く、オーソドックスなジオン・スタイルにまとめられている。

関連機[編集 | ソースを編集]

マラサイザクIII
これらの機体を元にギラ・ドーガが開発された。
ザクII
ジオン公国軍の著名な量産型モビルスーツ。ギラ・ドーガの外見(や役割)は、ザクIIを意識している。
ヤクト・ドーガ
ニュータイプ専用機として開発されたギラ・ドーガ。ギュネイ・ガス専用機クェス・パラヤ専用機の2機が存在する。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 劇中レズン機の隣に写ったギラ・ドーガが作画ミスで青色になっている場面があり、直後に緑色になっている。
  • レズン機はファミコンソフト『SDガンダム ガチャポン戦士4』では「あおドーガ」という名称で登場しており、現在でも本機の愛称として定着している。なおあおドーガには角がない。

商品情報[編集 | ソースを編集]

  • プラモデル

  • フィギュア

資料リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、2022年2月6日閲覧、2022年2月5日閲覧。
  2. 別説では、同じく第1次ネオ・ジオン抗争時に開発されていた「AMX-012 グザ」であったともされている。
  3. ザクIII後期型だともされている。
  4. この為、頭部モノアイカメラがゴーグルタイプに代わっており、メインカメラも増設されているなど、元のジオン系MSの印象は薄れている。当初は「シド専用ギラ・ドーガ改」と呼ばれていたが、MSVで既に同名のギラ・ドーガ改が存在する事もあってか『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』にて教導団仕様の機体である設定と「リア・ドーガ」という名称が与えられた。
  5. 原作ではライトグリーンとダークグリーンのツートンカラーで前作『EX』でもこれに準拠している。