「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の版間の差分

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:今回はややザフト寄りの視点だが、AAメンバーが介入行動を行わずむしろザフトを助けるなど大幅な改変が行われている。さらにはステラを助けるためにキラとシンが協力する、主要キャラクターの死亡が殆ど無く(死亡確実はデュランダルのみ、レイは回避可能)、シンがジブリールに止めを刺すなどかなり扱いのいいif展開となっている。反面、セカンドシリーズとの戦闘シーンが一切ないなどファントムペインの扱いの地味さが凄まじい。アウルにいたっては、オリジナル敵の戦闘機に戦闘デモすらなく破壊されて死亡した。なお、前回あった機体が少ないという問題点に関しても今回は条件次第で[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]と[[バスターガンダム|バスター]]が入手できるようになり多少は改善された。また、スパロボ学園で登場したブレイズザクファントム(ハイネ機)とスラッシュザクファントム(イザーク機)も今回使用可能になっている。その一方で前作でも登場しなかった[[セイバーガンダム]]は存在は触れられるが、自軍合流時には戦闘デモすらなく破壊されているという不遇極まりない扱いである。シナリオ上ではプロローグで遭遇する『[[マクロスF]]』と[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]、[[猿渡ゴオ]]の治療で関わる『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』との関わりが特に深い。なお、今回シン、キラ、アスラン、カガリは戦闘時はパイロットスーツを着た顔グラになっている(SEED時の顔グラと合わせるためと思われる)。
 
:今回はややザフト寄りの視点だが、AAメンバーが介入行動を行わずむしろザフトを助けるなど大幅な改変が行われている。さらにはステラを助けるためにキラとシンが協力する、主要キャラクターの死亡が殆ど無く(死亡確実はデュランダルのみ、レイは回避可能)、シンがジブリールに止めを刺すなどかなり扱いのいいif展開となっている。反面、セカンドシリーズとの戦闘シーンが一切ないなどファントムペインの扱いの地味さが凄まじい。アウルにいたっては、オリジナル敵の戦闘機に戦闘デモすらなく破壊されて死亡した。なお、前回あった機体が少ないという問題点に関しても今回は条件次第で[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]と[[バスターガンダム|バスター]]が入手できるようになり多少は改善された。また、スパロボ学園で登場したブレイズザクファントム(ハイネ機)とスラッシュザクファントム(イザーク機)も今回使用可能になっている。その一方で前作でも登場しなかった[[セイバーガンダム]]は存在は触れられるが、自軍合流時には戦闘デモすらなく破壊されているという不遇極まりない扱いである。シナリオ上ではプロローグで遭遇する『[[マクロスF]]』と[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]、[[猿渡ゴオ]]の治療で関わる『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』との関わりが特に深い。なお、今回シン、キラ、アスラン、カガリは戦闘時はパイロットスーツを着た顔グラになっている(SEED時の顔グラと合わせるためと思われる)。
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:[[インパルスガンダム]]、[[デスティニーガンダム]]、[[ストライクフリーダムガンダム]]、[[インフィニットジャスティスガンダム]]の参戦が決定している…が、公式サイト・PVで対峙している敵が00の機体なのでいるだけ参戦になるのでは?と予想されている。
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:[[インパルスガンダム]]、[[デスティニーガンダム]]、[[ストライクフリーダムガンダム]]、[[インフィニットジャスティスガンダム]]の参戦が決定している…が、公式サイト・PVで対峙している敵が00の機体なのでいるだけ参戦になるのでは?と予想されている。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===

2013年2月18日 (月) 01:23時点における版

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

概要

機動戦士ガンダムSEED』の正式な続編。前作より2年後の世界が舞台で、再び勃発したザフトと地球連合の戦争のなかで2年前のオーブ侵攻戦に巻き込まれて家族を失ったザフトの若きパイロットであるシン・アスカと不本意ながらザフトに戻ったアスラン・ザラ、そして再び戦う決意をしたキラ・ヤマトの三人の苦悩と信念を描いた作品。

群像劇としての側面があり、上記三人のキャラクターの視点がそれぞれ絡み合う。その点で、あくまでキラの視点で物語を語った前作とは雰囲気は大きく異なる。

続編となる劇場版の制作が告知されており、様々な媒体で検討中とのこと。…だったのだが、現在松竹系の劇場公開予告からその題名は消えてしまっている。

スパロボシリーズにおいて

上述のとおりこの作品は、複数のキャラクターの視点が交錯して語られる群像劇のような体裁がとられている。基本的にシン・アスカ属するザフト側とキラ・ヤマトが属するAA隊側の二つの大きな視点があり、二人の立場は最後まで対立している為、参戦する場合は双方の扱いが話題となる(DESTINYが参戦する他のガンダムゲーもそうであるが)。
故に作品によって二人の扱われ方が大きく違ってきているのが特徴で、特にシンの場合は原作を考えれば好待遇にある傾向と言える。
なお原作ストーリーの都合上、他作品と比べても自軍登録されるのが遅い傾向にある。特にAA隊は顕著である(例外もある)。

シン側もキラ側も一通り再現した現在は、大筋から改変して均等に扱うLのような扱いも出てきている。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照。

ZAFT

シン・アスカ
物語前半の主人公。家族を失い、その悲しみを怒りに変えて戦う少年。
レイ・ザ・バレル
シンの戦友。ある人物のクローン。
ギルバート・デュランダル
パトリック・ザラに代わってプラント最高評議会議長を務める。声優はシャア・アズナブルを演じた池田秀一氏。
タリア・グラディス
ザフト軍最新鋭艦ミネルバ艦長。ギルバートは元彼。声優は機動戦士ガンダムキシリア・ザビ機動戦士ガンダム 第08MS小隊カレン・ジョシュワを演じた小山茉美氏。
ルナマリア・ホーク
シンの戦友。射撃が下手なのに射撃系機体に乗る。
メイリン・ホーク
ミネルバの搭乗員でMS通信管制官。ルナマリアの妹。
アーサー・トライン
ミネルバ副艦長。
ヨウラン・ケント
ミネルバのメカニック。
ヴィーノ・デュプレ
同上。
イザーク・ジュール
出世して白服になる。多少は大人になったが熱いのは変わらず。
ディアッカ・エルスマン
再入隊で緑服になってイザークの部下に。ノリは変わらず。
ハイネ・ヴェステンフルス
声は主題歌を歌う西川貴教氏。声優の都合によりTV版では活躍しないが、それ以外のメディアに関しては彼の活躍ぶりが描かれている。
ミーア・キャンベル
デュランダルが用意したラクス・クラインの影武者。本人はラクスを演じることより、歌えることに喜びを感じていたが…。

地球連合

ステラ・ルーシェ
寡黙な少女であるが、その正体は戦いのために生み出された強化人間。それゆえ悲劇に見舞われる。
アウル・ニーダ
やや子供っぽい性格の少年。
スティング・オークレー
ステラやアウルの兄貴分。
ネオ・ロアノーク
地球連合軍の特殊部隊を率いる。謎の多い人物であるが…。
イアン・リー
ファントムペインが保持する戦艦、ガーティ・ルー艦長。
ロード・ジブリール
ブルーコスモスの盟主でロゴスの一員。
ジョゼフ・コープランド
大西洋連邦の大統領。いつもロゴスの圧力を受けている。

オーブ

キラ・ヤマト
前作の主人公であり物語後半の実質的な主人公。前作とは打って変わって戦うことに迷いが生じる。
アスラン・ザラ / アレックス・ディノ
前作から登場。前大戦終結後は偽名を使い、オーブでカガリのボディガードをしていた。その後はザフトに所属する。物語の立場上、主人公シンの裏で固める重要人物である。
カガリ・ユラ・アスハ
前作から登場。亡父の後を継ぎオーブの指導者の立場である。
マリュー・ラミアス
元アークエンジェル艦長で本作初登場時は偽名を使ってオーブへと亡命していた。
ムウ・ラ・フラガ
マリューの恋人。前作で死亡したと思われていたが…。
アンドリュー・バルトフェルド
前作では当初はキラの敵だったが、途中で仲間となる。現在はキラ達と共にオーブに亡命。
ミリアリア・ハウ
前作のキラの友人軍団から唯一の登場。カメラマンだったが、途中でアークエンジェルのオペレーターに復帰。
アーノルド・ノイマン
前作からの登場。アークエンジェルの操舵手。
ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
前作からの登場。アークエンジェルの管制官。
コジロー・マードック
前作からの登場。アークエンジェルの整備班長。
ユウナ・ロマ・セイラン
オーブ政府の一員で、カガリと共に指導者としての立場。
ウナト・エマ・セイラン
ユウナの父親。カガリと共に指導者としての立場である。
トダカ
オーブ軍一佐。防衛艦隊の司令。シンをプラントへと送った人物。シンにとっては恩人であるが…。
ババ
MSムラサメを駆るオーブ兵。あくまで国と、そこに生きる人たちのために命をかけた作中一番の英雄。
レドニル・キサカ
前作から登場のカガリのボディガード。

クライン派

ラクス・クライン
前作から引き続き登場する元プラントの歌姫。現在はオーブでキラと過ごしている。
マーチン・ダコスタ
前作からの登場。バルトフェルドの腹心の部下。
ヒルダ・ハーケン
ヘルベルトやマーズと共にラクスを守る歴戦のパイロット。
ヘルベルト・フォン・ラインハルト
マーズ・シメオン

その他

サトー
ブレイク・ザ・ワールド事件を起こしたテロリストの隊長格。典型的なパトリック派。
マユ・アスカ
シンの亡き妹。彼女の死はシンの戦う原動力。
マルキオ導師
本編では前作ほど活躍せず、スパロボにも登場してない。その活動は外伝で描かれる。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ZAFTの機動兵器

インパルスガンダム
現時点では下記の換装形態のみ登場。ザフトで新たに開発された機体で、前大戦で連合が作ったストライクガンダムが設計コンセプトのベースになっている。シンの前半の乗機で、後にルナマリアへと譲られた。

他、チェストフライヤー、レッグフライヤー、コアスプレンダーがユニットアイコンのみ登場。

セイバーガンダム
色々あって、遅れてロールアウトした機体。戦闘機形態へと変形できる。一時期、ザフトへ戻っていたアスランが搭乗。
デスティニーガンダム
ザフト版ストライクI.W.S.P.なコンセプトの機体。戦争を止めるための力が欲しかったシンにデュランダルが託した。シン専用に調整しているために、ほぼ彼の専用機になっている。
レジェンドガンダム
前大戦末期に開発され、多大なる戦果を上げたプロヴィデンスガンダムの後継機。本来ならアスランに渡されるはずだったが、その前に離反したので、レイによって運用された。
ザクウォーリア
ザフトが開発した「ニューミレニアムシリーズ」のMS。ストライクなどの初期型GAT-Xシリーズを上回る性能を持つ。こちらは一般兵用。装備換装システムも搭載。
ブレイズザクウォーリア
いわゆるエールザク。原作でアスランが搭乗した他、パイロット不明の、黒にファイヤーパターンが描かれたタイプが登場する。
ガナーザクウォーリア
一般用、ルナマリア用が存在。いわゆるランチャーザク。
スラッシュザクウォーリア
いわゆるソードザク。
ザクファントム
指揮官用のザク。少し性能が上がっている。UCで言うところのザクII(S)な機体。
ブレイズザクファントム
一般用、レイ用ディアッカ用ハイネ用がある。
スラッシュザクファントム
一般用、イザーク用がある。一般機はスパロボ未登場。
グフイグナイテッド
一般用、ハイネ用イザーク用がある。やはり、ザクとは違うらしい。
アッシュ
ラクス達の暗殺を企てた部隊が使用した水陸両用型。デザインの元ネタは同スタジオで作られているアニメ『ケロロ軍曹』主人公のケロロ軍曹。
ジン・ハイマニューバ2型
MSVであったジン・ハイマニューバの後継機で、日本刀型の実体剣を装備。Zではやたらと格好いい。
ゲイツR
前大戦末期に作られたゲイツ (SEED)の改修型。腰のワイヤーがレールガンへと変更された。もちろん、やられメカ
バビ
射撃武器のみで構成された機体。可変機で大気圏内飛行可能。火力だけなら、量産機としてはなかなかの物。

連合の機動兵器

ガイアガンダム
四足歩行形態になる。後にザフトへ戻ってきたが、今度はクライン派に強奪されてバルトフェルドが使用する(橙色Ver.)。
アビスガンダム
水中戦を主にした機体。何故宇宙で作られた機体なのに水中用なのか、という疑問をゲーム『SDガンダム ガシャポンウォーズ』のHPでネタにされていた。
カオスガンダム
地上でも使用可能なドラグーン・システムを搭載した機体。1/144サイズが50円で売られたり、数で押されたとはいえ、量産機ムラサメに落とされたりとさんざんな扱い。
ウィンダム
一般用、ネオ用がある。量産機とは思えないカッコイイデザインが特徴。
デストロイガンダム
サイコガンダム似とビグ・ザム似の2つの形態をとる超大型MS。終盤には少数量産されるも、デスティニー、レジェンド、インパルスに次々と倒されていった。
ダガーL
ダガーシリーズの後継機。やられメカ
105ダガー
SEED-MSVに登場したストライクガンダムの量産機、ヘブンズベース戦にはジェットストライカー型、ランチャーストライカー型の少数配備が確認できる。Wでは機動戦士ガンダムSEED ASTRAY名義で参戦したが、DESTINY名義では未登場。
フォビドゥンヴォーテクス
SEED-MSVに登場したフォビドゥンブルー(スパロボ未登場)の量産機、ヘブンズベース戦には少数配備が確認できる。スパロボ未登場。
エグザス
メビウス・ゼロの後継機にあたるMAで、同じく有線式ガンバレルを装備しているが、メビウス・ゼロのそれが実弾兵器だったのに対し、こちらはビーム兵器になっている。
ザムザザー
カニみたいなMA。ハイペリオンガンダムと同じく、モノフェーズ・シールドを持っているために防御力は凄まじく高い。
ゲルズゲー
下半身がカマキリみたいなMA。上半身はストライクダガーの物を流用している。ガンダムの長い歴史の中でもかなり気持ち悪い外見の機体である。
ユークリッド
終盤に登場したMA。SEEDのMAらしからぬシンプルな形状で、多数量産されている。

オーブの機動兵器

ムラサメ
オーブの可変量産機。3機がかりとはいえカオスガンダムを倒すというミラクルを起こす。変形時はどう見てもΖガンダム。赤みがかった黄色(オレンジ)系統のカラーリングのバルトフェルド機も登場。
アカツキ・オオワシ装備
ウズミ・ナラ・アスハが娘のために開発した機体。ベースはストライクで、換装システムもある。大気圏専用。
アカツキ・シラヌイ装備
ドラグーン・システムを装備した形態。主に宇宙専用。カガリはこの形見でもある機体をネオに早々と譲渡している。

クライン派の機動兵器

ストライクフリーダムガンダム
フリーダムガンダムの発展型。「ドラグーン・システム」の搭載により、射撃兵装が充実している。
ストライクフリーダムガンダム (ミーティア)
インフィニットジャスティスガンダム
ジャスティスガンダムの発展型。近接武器が充実している。
インフィニットジャスティスガンダム (ミーティア)
ドムトルーパー
ザクやグフと同時期に設計されていた機体。しかし、腕のいいパイロットでないと使いこなせないために制式採用されず、その後、クライン派の戦力として改装された本機が戦場に姿を現す事となった。

戦艦、艦艇

ミネルバ
ザフトで開発された戦艦。セカンドステージシリーズのMSにワイヤレスでエネルギーを送るデュートリオンビーム送電システムがある。
ナスカ級
ゴンドワナ級
ガーティ・ルー
ダニロフ級イージス艦
ドレイク級
アガメムノン級
オーブ軍イージス艦
オーブ軍空母タケミカズチ
クサナギ
前作でも登場したオーブ軍イズモ級二番艦。スパロボ未登場。
ツクヨミ、スサノヲ
イズモ級でクサナギの同型艦。スパロボ未登場。
アークエンジェル
前大戦でも活躍した艦。2年前との違いはお風呂が付いたことと、水中にも潜れるようになったところ。
エターナル
前大戦でも活躍した艦。アークエンジェルと違い、2年前との違いはない。

主題歌とBGM

「ignited -イグナイテッド-」
第1期オープニング。SC2、Z、LでBGMとして採用。
「meteor -ミーティア-」
挿入歌。前作でも使用。ZでBGMとして採用。
「vestige -ヴェスティージ-」
挿入歌。TV版ではストライクフリーダムガンダム登場時で初選曲され、ファイナルプラスではOPテーマとなった。SC2、ZシリーズでBGMとして採用。
「Life Goes On」
第2期エンディング。UXのPV2でBGMとして採用されている。
「君は僕に似ている」
第4期エンディング。ZでBGMとして採用。
「Zips」
スペシャルエディションI「砕かれた世界」挿入歌。本来この曲が使われたのは前作SPEDと『SEED MSV』のPVであり、TV本編では一切流れない。更にこの作品のSPEDで使われたのは、「Zips -UNDER:COVER Ver.-」というセルフカバーである。KでBGMとして採用。

登場作と扱われ方

スクコマ2での初参戦以降ほぼ全作品(非常に特殊な世界観を持つNEOモバイルを除く)に参戦している。なお、ガンダムシリーズのお約束として本作の世界観がメインの作品は少なくないが、各作品において視点や味方キャラクターの扱いがやや異なっている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
寺田Pが「片方だけ贔屓するつもりはない」という発言をしており、セツコ編ではシン中心、ランド編ではキラ中心となる。ただし、ザフト組はどちらのルートでも条件次第では後半で一旦離脱し、敵になる事がある。ストーリー的には作品の中核と言えるほど描写が多く、特にザフト側はわざわざ条件の厳しい隠しルートで大規模に原作改変して優遇と、かなり力の入った好待遇である。しかし、携帯機であったコーディネイター技能は採用されず、デュートリオンビームもイベントのみのため(代替で戦術換装がある)、戦力的には『自軍の一翼』止まりといったところか。代わりにSEEDの発動条件がやや緩和されている。ミネルバ隊はセツコ編では終始主力だが、キラ達AAメンバーはランド編を選択してもスポット参戦ばかりで正式参戦が非常に遅い。AAメンバーの行動がプレイヤー部隊に批判される現時点で唯一の作品。
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
前作でストーリーを終わらせたため、スパロボシリーズとしてでは『スパロボ学園』を除き、初のいるだけ参戦。主役周りのみの参戦であり、シン、キラ、アスラン、ルナマリアだけの登場である(一応ラクスも中盤に顔見せ程度に登場する)。時空震動に巻き込まれて『第2次Z』の多元世界に召喚されてしまった。キラとアスランについては任天堂携帯機で先行実装された合体攻撃が追加されている。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
破界篇に登場したメンバーに加えエターナルZEUTHの世界からZEXISの世界へとやって来てZEXISの母艦になる他、ゲルズゲーユークリッドデストロイガンダムといった敵機体がモビルドール化されて登場した。またifルートのエンディングにてレイとステラの生存が確認されてた。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
オープニング戦闘デモでは主人公のシンは敵役に回っている。オーブ側視点。アスランなどは比較的最初から顔を出すが、シン達が登場するのは序盤最後でベルリン戦からと非常に中途半端。アウルに至っては影も形もない。その上、ストーリー自体は中盤で終了。再現されているのはベルリン戦、エンジェルダウン作戦、最終決戦のみである。しかし、結果として作品全体の早期参戦が実現しており、一概にデメリットだけとは言えない。また、携帯機スパロボなので乗り換えのバリエーションが豊富だが、それに対応できるほど機体が多く入らないのが泣ける。ドラグーン装備機体はレジェンドを除き宇宙と地上で装備が自動で変わる仕様に変更され、使い勝手が大幅に変わってしまうので要注意。ストーリー再現はともかく機体性能やパイロット能力などはかなり優遇されている。
スーパーロボット大戦L
今回はややザフト寄りの視点だが、AAメンバーが介入行動を行わずむしろザフトを助けるなど大幅な改変が行われている。さらにはステラを助けるためにキラとシンが協力する、主要キャラクターの死亡が殆ど無く(死亡確実はデュランダルのみ、レイは回避可能)、シンがジブリールに止めを刺すなどかなり扱いのいいif展開となっている。反面、セカンドシリーズとの戦闘シーンが一切ないなどファントムペインの扱いの地味さが凄まじい。アウルにいたっては、オリジナル敵の戦闘機に戦闘デモすらなく破壊されて死亡した。なお、前回あった機体が少ないという問題点に関しても今回は条件次第でデュエルバスターが入手できるようになり多少は改善された。また、スパロボ学園で登場したブレイズザクファントム(ハイネ機)とスラッシュザクファントム(イザーク機)も今回使用可能になっている。その一方で前作でも登場しなかったセイバーガンダムは存在は触れられるが、自軍合流時には戦闘デモすらなく破壊されているという不遇極まりない扱いである。シナリオ上ではプロローグで遭遇する『マクロスF』とステラ猿渡ゴオの治療で関わる『神魂合体ゴーダンナー!!』との関わりが特に深い。なお、今回シン、キラ、アスラン、カガリは戦闘時はパイロットスーツを着た顔グラになっている(SEED時の顔グラと合わせるためと思われる)。
スーパーロボット大戦UX
インパルスガンダムデスティニーガンダムストライクフリーダムガンダムインフィニットジャスティスガンダムの参戦が決定している…が、公式サイト・PVで対峙している敵が00の機体なのでいるだけ参戦になるのでは?と予想されている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
初参戦作品。本作ではキラ達オーブ側視点で物語が進行する。キラ達は原作のような愚連隊行動はとらず、すぐにAフォースの一員となって行動する為、Zのように非難を浴びる事は無い。残念ながら主人公であるシン達ザフト側は序盤に一度スポット参戦した後は基本的に敵であり、終盤にシンとルナマリアの二人が正式参戦するのみである。

単独作品

スパロボ学園
Kに登場した機体、パイロットに加えブレイズザクファントム(ハイネ機)とスラッシュザクファントム(イザーク機)が参戦。

用語

ミネルバ隊
シン・アスカらが所属する戦艦ミネルバを主軸とした部隊。
エクステンデッド
過剰なまでの薬物投与や訓練によって、ナチュラルコーディネイター並み、もしくはそれ以上の能力を持たせたもの。特殊な薬物の継続使用や特殊な機械を用いないと生きていられないが、ブーステッドマンよりは精神面などが安定している。
ブロックワード
エクステンデッドの暴走を防ぐために考案されたもの。エクステンデッド一人につき一つ設定されており、これを聞くとエクステンデッドは恐慌状態に陥る。むしろ暴走を悪化させているように見えるのだが……。
FAITH
フェイス」と読む。ザフトにおいて国防委員会及び評議会議長から特例として与えられる権威職。特別な功績があった際などに送られる。階級に関わらず作戦立案に口出ししたり独自行動等の権限を与えられている。前作でもアスランが「特務隊」として任命されていたが、今作ではこれに該当するものがかなりいる。
ヘブンズベース
地球連合軍側の拠点の一つ。
ダイダロス基地
地球連合軍側の拠点の一つ。
レクイエム
ダイダロス基地に設営された反射衛星砲。
デスティニープラン
デュランダル議長が議会の許可無く、勝手に立ち上げたプラン。専用の設備まで、承認前に勝手に作ってしまった。内容は大雑把に言えば「全人類の遺伝子特性を解析し、各人に最適な役職を振り分ける」というもの。…作中では詳しくは説明されなかったが。

余談

直接の続編なので前作の登場人物も引き続き多数登場するが、何故かほぼ全員がスリムになった。平均して身長が4cmは伸び、体重が5kgは減っている。全員基本的に有重力環境で暮らしていたので体が衰えたとは考え難く、科学的な理由は不明。医学の観点ではSEED時代の方が健康な数値である場合が多い(適正な体脂肪率なら、だが)。

ちなみに、最も深刻なのはマリューであり、170cmという女性としてはかなりの長身に対して、SEED時代は63kgあったのに対して本作では50kgと、実に13kgも激減している。彼女の身長やグラマラスな体型、かつては軍人としてトレーニングを積み、それなりに筋肉を付けていたであろう事を考えると、50kgという体重は病的ですらある。

例外は主人公のキラで、SEED時代は身長に対してやや太めといえる体重である(体を鍛えてもいないのに)。

主要スタッフ

制作会社
サンライズ(第3スタジオ)
監督
福田己津央
キャラクターデザイン
平井久司
メカニカルデザイン
大河原邦男、山根公利、藤岡建機
音楽
佐橋俊彦

商品情報