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− | *富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された''' | + | *富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された'''」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを刺激してしまった結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある。 |
+ | *富野由悠季監督がクェスについて評して残した言葉に'''「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持ちを考えても遅いんです」「クェスは、死ぬ間際には、ちゃんとハサウェイを救けようとするんです。 他人の気持ちを考えてる。 人生の最後の3秒間だけ、本当に自立してる。 あれは悲劇だ。 その悲劇がまさにこの映画の基盤になっている。」'''というものがある。 | ||
*『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。 | *『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。 | ||
**ちなみに'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残した'''という逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。 | **ちなみに'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残した'''という逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。 |
2024年8月16日 (金) 13:47時点における版
クェス・パラヤ | |
---|---|
外国語表記 | Quess Paraya[1] |
登場作品 | |
声優 | 川村万梨阿 |
デザイン | 北爪宏幸 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
偽名 | クェス・エア |
種族 | 地球人(アースノイド) |
性別 | 女 |
年齢 | 13歳 |
髪型 | ツインテール(式典時には下ろしている) |
所属 | 民間人→ネオ・ジオン軍 |
クェス・パラヤは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場人物。
概要
連邦高官アデナウアー・パラヤの娘。
劇中冒頭でハサウェイ・ノアと出会い、成り行きで彼や父と共に宇宙へ上がる事になるのだが、一年戦争時より活躍してきたニュータイプであるアムロ・レイ…そしてシャア・アズナブルと関わってしまったのを機に、悲劇的な運命を迎える事になってしまう。
人物
左右において結び方の長さが違う特殊なツインテールの髪型をした容姿端麗の美少女。
非常に強い感受性や鋭い洞察力を備え、他人の心情を敏感に感じ取ったり、対象の相手が自分とどう関わっていくのかも正確に予見する事が出来る等、10代前半で生粋のアースノイドながらもニュータイプとしてカミーユ・ビダンやジュドー・アーシタにも劣らない驚異的な才能を秘めている。だが、アムロと同様に親子関係の破綻している機能不全家族の中で育ち、父・アデナウアーは傲慢で愛人にかまけていながら危機的状況に陥ると臆病になる情けない人物で、そんな父に愛想を尽かしたのか、母は自らを置いて失踪。そういった劣悪な環境で生きてきた事が原因で、我儘で反抗心の強い、重度の自己愛性パーソナリティ―障害の持ち主となってしまっており、大半の人間からは情緒不安定で奇異な人物と見られてしまう。同年代であるハサウェイと比べて見ても、精神的年齢が実年齢よりも遥かに幼く、感情の起伏が激しい上に浅薄な考え方しか出来ず、他人の迷惑を全く顧みない自己中心的な行動を平然ととり、人を傷つけてしまう様な暴言も率直で言ってしまう等、他者との共感性に著しく欠落していると言わざるを得ない振る舞いが目立つ。
その根底には、「孤独」への恐怖と自身を包み込んでくれる父性的な愛情への渇望があり、所謂ファザコン気質。その為、同年代の少年には関心を示さず、年上の男性への関心が非常に強く、自身の理想の男性像である「正しさと清潔性を備えた大人の男性」を見つけると、周囲の人目も憚らずに積極的にアプローチを掛けようとする(対象となったのはアムロとシャア)。ただし、かなりの高望みである上に、理想に対する執着心や独占欲がやたら強い故に、自分の価値観や理想像を胸に秘めておくだけならまだしも、興味を持った対象に対しそれらを強引に押し付けるばかりか、少しでも理想像から離れるか自分の考えを否定するかの様な言動や行動(たとえそれが自分自身を想っての物だとしても)を見せれば、ヒステリーを起こして一方的に見限ってしまい後ろめたさも見せない等、子供である事を踏まえても身勝手さや狭量さが目立つ。また、自分から父を奪った愛人のキャサリン(『逆シャア』序盤でアデナウアーが連れている女性)との険悪な経験から、彼女の事は勿論、彼女と同様に二面性の強い女性に対する拒絶心や嫌悪感も非常に強く、作中では真面目さや厳格さを見せながら想い人には甘えて擦り寄るチェーン・アギやナナイ・ミゲルに対し、嫉妬心も織り交ぜた激しい拒絶反応を見せている。
スペースシャトル「天鹿」に乗り合わせて以降、成り行きで行動を共にしていたハサウェイとは、友人として少しずつ心を開く様子を見せていた。 その後、ネオ・ジオンへ渡ってからは、ギュネイ・ガスから好意を抱かれているのだが、夜郎自大とも言える自分の自慢話を捲し立てるばかりか、憧れの存在であるシャアの印象を悪くしようと彼に関する問題を殊更あげつらう陰険な姿勢から、嫌悪感しか抱く事が出来ず、最終的には平手打ちをする形で恋愛面では完全に拒絶。一方、戦闘では唯一背中を守らせられる対等な存在だったことからギュネイを信頼しており、アムロに彼を殺害された際にはショックを受けた。 ギュネイからララァ・スンの存在について聞かされた事は、後に不用意にシャア本人に持ち出してしまった結果、ただでさえその奔放さを持て余していたのに加え過去の傷を抉られる感覚を受けた彼からも、平静を装われつつ、無意識的に「使い捨ての兵士」としてしか扱われなくなった要因になっている。
母親をナポリに残しさっさと継母を作ったアデナウアーの態度に耐えかねていたクェスは、単身家出をしてインド大陸に密かに入国、そこでトフラー・ランゲラージをリーダーとした一行に加わる。クェスを含め計6人となったグループは、北部のガンジス川沿いにある都市カーシーにまで渡る。グループ内でクェスは、トフラーやニュータイプ修業を行う女性クリスチーナから、問答形式で何度も何度も自分の過去を話した。それがカタルシスとなり、周囲の人々を許すきっかけになるというのだ。嘘か真か以前は継母の話題が出ると荒れた態度になったクェスは2か月の旅で冷静になっていた。これらの経験を自称ニュータイプになるための修業と見栄を張って劇中では申告するのだが、小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈前篇〉』及び(中篇)で明かされた実態は修業などではなく、上述のお悩み相談だったのである。
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈中篇〉』では、コックピットに座っただけでジェガンの構造が読み取れるなど戦闘者としてのニュータイプで天性の才能があることが明かされた。適応力も高く、ラー・カイラムでジェガンのシミュレーションをした際には、ハサウェイと同様いきなりモビルスーツを2機撃墜する成績を出し、ネオ・ジオンに渡ったばかりの際にも、ギュネイ・ガスが使用していたホビーハイザックを思うがままに操り、ヤクト・ドーガに乗り換えた後は、試験でサイコフレームを使わない状態でいきなりファンネルを使いこなしてしまう程の能力を発揮している。第2次ネオ・ジオン抗争時の実戦においてもヤクト・ドーガでの初陣ではアデナウアー・パラヤが乗っていることを知らなかったとはいえクラップを撃沈させ、更には並のニュータイプではまともに扱えない超大型のニュータイプ専用モビルアーマーであるα・アジールをも乗りこなしている。
当初、シャアからは、ギュネイと同様に新しき世代のニュータイプとなる事を期待されていたクェスだったが、ネオ・ジオンの方針に対してはあまり理解していない部分があり、スウィートウォーターでギュネイに質問を行なっていたり、数少ない戦力であるヤクト・ドーガを破損しているとはいえ勝手に持ち出して戦場で放棄している。そもそも、クェスはシャアの主張に共感を覚えても思想や理念自体には無理解どころか無関心に等しく、ネオ・ジオンでパイロットになったのは「ただシャアに気に入られたい」という極めて私的な動機からだった。また、ニュータイプとしてより能力を明確に発揮してからは、ニュータイプである自身を「特別な存在」と認識するようになり、ニュータイプでは無いレズン・シュナイダーの事を「普通の人間」と言って嘲笑う態度に出る等、独善性や傲慢さまで見せ、軍規も平気で無視する振る舞いからナナイやレズンを始めとしてネオ・ジオンの兵士達の多くから反感を買う一方となっていた。結果的に、シャアの理想とする「ニュータイプの在り方」からむしろ大きくかけ離れた存在となってしまったクェスは、自らのニュータイプの力を単なるフラストレーションの捌け口としてしか活用しなくなり、最終的に孤立に等しい状態となっている。
劇中の様相
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈前篇〉』時点でチベットのラサから家出をしてインドでクリスチーナ一行と旅をしていたクェス。小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈中篇〉』と映画の冒頭でアデナウアーの依頼を受けたマン・ハンターに探しだされ、拉致に近い形で連れ帰られる。その後、シャア・アズナブルの仕組んだフィフス・ルナ落下が迫り、ホンコン・シティからスペースシャトル「天鹿(テンルゥ)」で宇宙へと緊急的に連れて行かれる事になるが、そこで出会ったハサウェイと偶然乗り合わせる事になる。その後、天鹿がラー・カイラムに拾われた結果、アムロとも知り合った。スペース・コロニー「ロンデニオン」では、身の上話をしてハサウェイと交友関係を築き、アムロには恋のような感情を覚えるが、アムロの恋人であるチェーンへの嫉妬も重なり、次第に距離が遠のいていった。アムロ、ハサウェイ、チェーン達と一緒にロンデニオン内でレジャーに出かけていた所、たまたま遭遇シャアと遭遇。シャアがアムロと舌戦を繰り広げる中、地球圏で起こっている問題を後回しにして具体的な解決策を示さないアムロの態度に反感を覚え、シャアの発言に共感を覚えた。クェスはアムロが落とした銃を取ってシャアを庇う行動に出て、彼の誘いに乗る形でネオ・ジオンに身を投じてしまう。しかし、「アデナウアー・パラヤの娘」という素性が軍全体の士気に関わる事もあってか、この時には「クェス・エア」という偽名を名乗る事になる。
その後、ナナイの指導の元でニュータイプとしての戦闘訓練を受ける事になり、その高い能力を発揮する事になる。しかし、自分がニュータイプであることを明確に自覚した結果、より独善的な考え方が悪化してしまう事になり、ニュータイプである自分が特別な存在でそうで無い者(オールドタイプ)には歯牙にもかけようとしない等、一種の「ニュータイプ至上主義」とも言えるかつてのザビ家に近い選民思想的な考え方をする様になり、父・アデナウアーと遜色無い傲慢さを見せる様になっていく。一方、自らの高いニュータイプ能力に興味を持ったギュネイからはアプローチされる様になるのだが、シャア以外の男性に興味の無かったクェスは無視しており、躍起になった彼からシャアに関する悪評をあれこれと言われるも、全く相手にしなかった。そして、ネオ・ジオンの方針について何も理解しないままヤクト・ドーガで初陣を飾る事になり、アクシズの制圧作戦に参加するのだが敵の旗艦であるクラップ級巡洋艦にはアデナウアーが乗艦しており、何も知らないまま彼のいたブリッジを攻撃して殺害してしまう。アデナウアーの存在に気付かないままであったものの、これを機にただでさえ情緒不安定と言えたクェスの精神の均衡は更に崩れていく事になる。
作戦完了後、地球連邦軍と敵対する組織に加入した以上、ニュータイプである自身であっても一兵士という立場に過ぎないにも拘らず、その事への自覚も無かった上に軍規を乱す奔放な行動に出ており、シャアに関する嫉妬から一応の上司となるナナイにも噛みついた態度を見せる等からネオ・ジオンの兵士の多くからは反感を抱かれ、ナナイからも平手打ちをされる形で自らの問題行為を厳しく咎められている。これに半ば逆上する形で被弾した状態のヤクト・ドーガで乗艦していたムサカ級軽巡洋艦を飛び出すのだが、ギュネイを除いて誰も心配はしておらず、クェスの存在に苛立っていてナナイに判断を任されたムサカ級の艦長は「被弾したヤクト・ドーガなど放出しろ!」と命令し、むしろ厄介払いの様に扱われていた。その後、アクシズ周辺でロンド・ベルとの激戦が行われる中でシャアの搭乗したサザビーの元にまで辿り着くが、誰も頼れる大人がいない孤独な精神状態だった事から生身の状態でモビルスーツから宇宙空間の中へ飛び出しサザビーのコックピットにまで飛び込むという常軌を逸した行動に出ている。シャアに泣きつき、戦場でレズンを始めとした多くの命が散って逝く中、ダブリンにコロニーが落とされた際のジュドー・アーシタのように、他者の残留思念が自身の体に入り込まれクェスは苦しみ、それを見たシャアからは本物のニュータイプである事を確信される。
帰投後、α・アジールの搭乗をシャアに任されそれに難色を示す整備班といがみ合う中、ギュネイに連れ出されて再びアプローチされる事になるのだが、またしても自慢話やシャアに関する悪評に満ちた内容であった為に反発する事になり、それでも強引に迫って来る彼に対し遂には平手打ちをして完全に拒絶する。そして再びシャアの元へと駆け寄り、大勢の兵士達の前で「私、ララァの代わりなんですか!?」という変な噂をされかねない発言をしてしまい、それでも冷静に対応したシャアからは「ナナイとララァを忘れる」と自分の求めていた言葉を言われた事でα・アジールで彼を守ると誓うのだが、ただでさえ手の付けられないまでの自身の奔放ぶりを持て余していたシャアには、自身のトラウマに土足で踏み込んで来る無遠慮な事を言われた事で最早この時点で見限られ、自らが「サイコミュ兵器を動かす使い捨ての道具」として完全に見放された事実に気付かないまま、α・アジールに搭乗して出撃する[2]。
最終決戦時、α・アジールの力を十二分に発揮する形で地球連邦軍のモビルスーツを次々と撃墜していく中、アクシズへ向かおうとしていたアムロのνガンダムにギュネイのヤクト・ドーガと共に立ちはだかるも、あくまでも強力なニュータイプ専用機の恩恵を受けただけの自身では、最新鋭機に搭乗している上に歴戦のニュータイプであるアムロに適うはずも無く、ファンネルの攻撃も通用しない中、目の前でギュネイは搭乗していたヤクト・ドーガを撃破されて死亡。僅かに衝撃を受けながらもνガンダムの追跡に出ようとするが、そこへ自身を連れ戻そうとジェガンに乗って戦場にやってきたハサウェイが現れる。同時に現れたチェーンのリ・ガズィによるグレネードの攻撃から自身を庇おうとするハサウェイによって必死に説得されるが、シャアの思想を「地球を壊せばニュータイプである自身が救われる」と曲解の上で妄信していたクェスはそれを拒否。しかし、どんなに自分が跳ね除けようとしてもハサウェイは自分に手を差し出そうとし、その事で心が動かされたのか最後は自らを危険視したチェーンの放ったリ・ガズィのグレネードがハサウェイのジェガンに直撃する事を察知。彼を庇って自らに攻撃が直撃してしまう形で戦死した。この直後、クェスの死に錯乱したハサウェイは、身勝手な大人達への怒りに支配されるままチェーンのリ・ガズィをビームライフルの乱射で撃墜してしまい、彼女を死に追いやってしまう事になった。
クェスはアムロとシャアという二人の大人の男性に憧れており、彼等に対して一方的な父性を求めてもいた。だが、アムロはクェスの父親役をやるつもりはなく戦場で相対した際には子供に付き合っていられるかなどと拒絶、シャアはクェスを戦争のマシーンとして利用しただけであった。自身を正しく指導してくれる良い大人に恵まれなかったという意味では、クェスは悲劇的な人物であったと言える。
小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、青年となったハサウェイの夢の中に残留思念として登場し、ララァ・スンやフォウ・ムラサメといったヒロインなどと同じく、現世に部分的に影響を与え続けている。映画第一作では、出番が増加し、ハウンゼンでかぼちゃマスクを倒す為にハサウェイに発破をかけたり、カーゴ・ピサ内では彼と会話をした。
登場作品と役柄
原作では地球連邦軍内にいた時はジェガンのシュミレーターでモビルスーツを動かしたもの非戦闘員で、ネオ・ジオン側になってからパイロットとして出撃を果たす。スパロボでは味方になるケースも少なくない。古くからスパロボ補正の恩恵を受けてきたキャラクターの一人と言える。とりあえず、原作より性格がやや穏やかになっている。
なお、ハサウェイとの絡みについてはハサウェイ自身がスパロボに出てこない事もあり、あまり描かれない傾向にある。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCのラストバタリオンのメンバーとして登場。搭乗機はヤクト・ドーガ、α・アジール。
- 『第3次』と矛盾する為か、PS版や『第2次G』では存在自体が削られた。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 隠しキャラクター。マップ「シャングリラ」で、アムロを右上隅から左へ7マス、下へ7マスのところで待機させれば味方になる。
- ただし何の機体も持たずに加入する。本作での赤いヤクト・ドーガはプルツー専用機という設定で、彼女と一緒にしか入手できない。
- 前作で敵だったことはレコア同様誰も突っ込まない(『電視大百科』では「元DCだが気紛れで裏切った」との事)。
- 顔グラフィックが全くと言っていいほど似ていない。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 本作でも隠しキャラクター。リアル系主人公のみが行けるマップ「マーズ・コネクション」でアムロを左上隅から8マス、下へ6マスのところに待機させるとヤクト・ドーガを持ってきて仲間になる。アムロに「前と似たようなパターンだな…」とつっこまれている。なお、アムロが連れて行くのを拒否しようとした際、チェーンとベルトーチカに二股かけている事を言い触らそうとする。
- 中盤での参入にも関わらずレベル5での加入だが、育てればMSパイロットでは希少な気合を習得するため、気力制限を抱えるF91等に乗せる有力候補になり得る。性格が弱気な点には注意。
- エンディングではインドで修業しているとの事。旧シリーズでは家出しっ放しのようだ。顔グラフィックが描き直され、原作によく似た雰囲気になった。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 音声初収録。上記同様隠しキャラだが、声が入った関係で説明書に載っている。シーブックが気合を習得するようになったため1軍に上げる決め手に欠けるが、愛があれば使えるレベル。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ポセイダルルート「刻が動き出す時」クリア後に、ヤクト・ドーガに乗って加入する。ついでにサザビーも持ってきてくれる。
- 能力値は、反応だけはカミーユやクワトロと同値だが、それ以外はモンドやイーノに毛が生えたレベルの貧弱さ。補助系精神コマンドもみがわり以外何も習得せず、スタメンが概ね決まっている終盤では完全に戦力外。「ヤクト・ドーガとサザビーの配達が最初にして最大の仕事」と言われる事も。
- 保持者の少ないみがわりも、同じUC系パイロットでクェスより遥かに優秀なプル・プルツー・フォウがいる。女性キャラ縛りなど一部の縛りプレイか、重度のクェス及び川村万梨阿ファンでもない限り使う必要性は皆無だろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ネオ・ジオン所属のパイロットとして中盤で登場し、隠し要素を満たすと搭乗機と共にその場で加入する。命中・回避が妙に低いため扱いにくく、仲間になった後もこれといって出番は無い。機体だけ貰っておこう。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- シャアがネオ・ジオンを再興したので、それに参加している。性格も超強気になっている。『α』で仲間になったのが正史となっているようで、アムロで説得出来るが仲間にはならない(元々は仲間になる予定だった名残り?)ため説得する意味が全くない。ネオ・ジオンとの最終決戦で死亡する。なお、シャアやハマーンを差し置いて、敵軍で唯一のニュータイプLv9である。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『D』から約11年ぶりの登場。初めてカットイン(歳相応かスーツのせいか胸が揺れている。『第2次Z再世篇』でメールも揺れていたから不思議ではないか)が追加され、ボイスも新録、そしてハサウェイと共に中断メッセージにも登場する。また、グラフィックは味方版(私服)と敵版(ネオ・ジオン制服)の2種類が用意されている。
- ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉」では「クェス・エア」名義でマリーダとコンビを組む。原作通りシャアに付いていき以降は敵として立ち塞がる。
- だが、一時期ネオ・ジオンとの連絡要員として自軍加入。ツンデレ気味な態度が目立つギュネイと比較して、自軍への態度は友好的。
- 今作ではギュネイ共々死亡せず生存。フラグ次第で第57話「BEYOND THE TIME」の援軍として、クェス専用ヤクト・ドーガと共に帰ってくる。この時、同じタイミングで正式参戦するシャアとタッグを組むので、シングルでのシャアに不安があるなら何としても条件を満たしておきたい。大抵の場合、正式加入時にエースになっているのがありがたい。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回は最初から味方となる。コーラサワーやアルト共々、序盤から貴重な幸運持ち。更にマリーダ生存、ギュネイ加入、α・アジール入手フラグにも関わっているので育てておいて損はない。
- 『時獄篇』以上に友好的で初登場がラー・カイラムのブリッジな上に、ブライトやコンロイを無邪気さで翻弄する様は微笑ましいものがある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シャア(クワトロ)は味方側にいる為、『ΖΖ』のグレミーの部下として登場。α・アジールに乗っている。隠し要素としてアムロで説得すると乗機共々その場で仲間になる。女性パイロットの中では頂点の能力。終盤での参戦だが、使わずにいられないほど強い。必ず覚える精神コマンドは熱血と集中。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 必修精神コマンドは熱血、ひらめき。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 隠しシナリオで登場。α・アジールよりも頻繁に切り払いを行うヤクト・ドーガ搭乗時の方が厄介だが、最終決戦では彼女を倒さずともシャアを倒せば勝利となる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リメイク前と同様。機体が硬いので相手しないのが吉だが、切り払いの無いα・アジールならば集中砲火で思いのほか容易く仕留められる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 現代世界で『逆シャア』のルートで登場し、『新』と『IMPACT』と同様で敵のまま。原作とは違い、完全にアムロやハサウェイ達の敵となっている。第4話で彼女が乗るα・アジールを撃破すると死亡。なお、チェーンで撃破してイベントを起こすと、過去の世界でガンダムMk-IIIを入手できる。過去編でもEDでも登場しないため、歴史が変わった世界での彼女はどうなったかは不明。
- スーパーロボット大戦D
- 今回、シャアが味方なので彼女も最序盤から味方。作戦前にシャアに飛びついたり、ハマーンに一方的に突っかかったりとほぼ原作通りの性格だが、女主人公を選んだ場合には彼女と親しくなる。ギュネイとは合体攻撃も可能で、最終話では良い関係になっている。早期から使えるのはいいのだが、ニュータイプLvは7止まり。回避しづらいバランスもあり、一軍で使うには多少の愛が必要。性格は強気になっている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 故人で名前のみ登場。原作同様α・アジールに乗り、最期はチェーンの攻撃によって死亡した事が語られる。
- スーパーロボット大戦X
- 直接は登場せず、レコンギスタ軍ルート第45話のα・アジールとアムロの戦闘前会話で名前が出てくるのみ。
- スーパーロボット大戦T
- 正規部隊ルート第30話でシャイアン基地を訪れ、アムロに幻滅した後にギュネイに誘われてシャアのネオ・ジオンへ参加するが、シャアの不審な行動に疑いを持つようになり、ハマーン共闘ルートの場合はシャアの下を離れハマーンと行動を共にする。いずれのルートでも死亡はせず自軍入りする。
- かく乱の消費SPがメインパイロットの中では最小の50なのが売りで、エースボーナスも『ニュータイプレベル+1、移動+1』と、強化パーツスロットをSP関連に回せる実用的なものになっており、『戦闘もこなすサポート役』といった運用が可能。対抗馬は、機体を奪い合うであろうプルや、同じくかく乱の使い手であるビッグボルフォッグだろう。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編第23話「アムロとシャア」より登場。今回はずっと敵のまま。ただし説得で味方にする予定があったのか、攻略本では精神コマンドが設定されている。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場する。
- スーパーロボット大戦64
- ヤクト・ドーガ、α・アジールに乗る。ラー・カイラムがアクシズ突入後、2ターン以内に彼女を生存させたままアムロでシャアを撃墜すると隠し要素で参戦する。マップ終了後、記憶喪失状態で漂流しているところを救助されてヤクト・ドーガと共に仲間になる。だが、次のマップが正真正銘の最終マップであり、必要となるのは一発の火力が高いキャラクターなので、激励も魂もない彼女に出番はない。NT、切り払い、S防御すべて9まで上昇するだけに惜しい。乗機に高性能レーダー1つ付けるだけで射程外から攻撃することはできるが。なお、味方と敵ではステータスが違い、服装も変わっているのだが、味方バージョンは一度も会話イベントで登場しない(救助イベントも彼女を救助したと説明があるだけで登場はしない)。しかし記憶喪失の状態ですぐに実戦に参加して大丈夫なのだろうか?そして何より、自軍に協力する理由が全く語られない。なお記憶喪失の原因は精神が耐えきれなかったのではとカミーユが推察している(つまり原作のカミーユのような状態になったものと思われる)。
- 一方でアクシズ突入後3ターン以降にシャアを撃墜すると、理由は不明だが彼女の叫びと共にα・アジールも勝手に墜ちてしまう。こっちは精神だけでなく機体も耐えきれなかったのだろうか。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ヤクト・ドーガに搭乗。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SSRサポートユニットを経て、2020年4月のイベント「彼方よりの帰還」よりパイロット参戦。α・アジールに搭乗。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part13より登場するエネミーユニット。初登場シナリオでは一部の顔アイコンがパイロットスーツになっている。また本作では最初からα・アジールに搭乗。
- 本作ではインベーダーの攻撃からハサウェイを庇って機体が大破するが、戦闘後機体共々行方不明になったとカミーユが報告している。
- その後はフル・フロンタルによって回収されており、2章Part14ではフロンタルが操るα・アジールに乗せられている(サイコミュを発動させるためのパーツとしてであり、本人の意識はない)。だが現れたシャアの声によって目覚め、その後はシャアと共にネオ・ジオンへと戻った。同Partおよび3章Part5ではスポット参戦という形で使用可能。
関連作品
パイロットステータス
能力値
NTレベルは高く、総合力は主人公クラスには劣るものの、宇宙世紀ガンダム系では実力のある方である。なお原作ではネオ・ジオンに加わった際に若干の強化を施されているのだが、所有技能は常に「ニュータイプ」であり、「強化人間」は身に付けない。
精神コマンド
全体的に戦闘向けの精神コマンドのラインナップで、高レベルのニュータイプだけあって覚醒を覚え、ひらめき・集中もバランスよく覚える傾向。ただし、魂は覚えないのでいまいち決定打に欠けており火力は主人公クラスに劣らざるを得ない。
- 第3次
- 根性、ひらめき、気合、ド根性、愛、熱血
- 第4次(S)
- ひらめき、必中、集中、加速、気合、熱血
- F完結編、64
- ひらめき、熱血、加速、鉄壁、覚醒、みがわり
- α
- ひらめき、集中、根性、覚醒、かく乱、熱血
- 第2次α
- ひらめき、集中、感応、祝福、直撃、覚醒
- 第3次Z時獄篇
- 直感、幸運、かく乱、直撃、覚醒
- D
- ひらめき、集中、突撃、熱血、覚醒、かく乱
- T
- 直感、幸運、かく乱、狙撃、覚醒、愛
- リンクバトラー
- ひらめき、加速、鉄壁、熱血、覚醒、みがわり
- 新
- 加速、覚醒、必中、集中、ひらめき、激怒
- 攻略本に記載。
- X-Ω
- 直感、幸運、狙撃
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次(PS版)
- ニュータイプL4、シールド防御L4、切り払いL4
- 第4次(S)
- シールド防御L5、切り払いL6、ニュータイプ
- F完結編、64
- ニュータイプL7、シールド防御L2、切り払いL5
- 第3次Z時獄篇
- ニュータイプL8、闘争心、気力+ (命中)、ガード
- IMPACT
- ニュータイプL8、底力L9、防御L5
- R
- ニュータイプL7、防御L3、援護攻撃L1、援護防御L1
- 新
- シールド防御L6、切り払いL6、ニュータイプ
- T
- ニュータイプL8、闘争心L2、気力+(ATK)、ガードL1
エースボーナス
- 精神コマンド「覚醒」の消費SPが50になる
- 『第3次Z』で採用。バサラと組ませて開幕歌を連発する際などに便利。当然だが「覚醒」習得レベルまでは育てなければならないので注意。
- シャアがマップ上にいる場合、全ての能力+10
- 『第3次Z時獄篇』と『T』敵対時の物。習得かつ発動できた『T』のシャア共闘と独自ルートではハマーンに匹敵する能力値になっている。
- 特殊スキル「ニュータイプ」のレベル+1、移動+1
- 『T』味方時の物。シャアやハマーンと同じタイプのボーナスに変更された。移動力が上がるので、移動力を上げる強化パーツの代わりに、SP関連の強化パーツをスロットに充てることが出来る。
サポートアビリティ
- 無邪気な敵意
- SSR。セットしたアタッカーのクリティカル倍率大アップ。
支援効果
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
---|---|---|---|---|
繋がる心 | 防御力ダウンIII | タイプ強化IV・運動性(バランス)(シャア・アズナブル) | 不屈 | ナイチンゲール (シャア・アズナブル) |
パイロットBGM
人間関係
家族
- アデナウアー・パラヤ
- 父親。愛人に熱を入れる彼に強く反発しており、最終的には互いに知らないまま彼を殺害することになる。
- キャサリン
- 父の愛人。お互いに毛嫌いし、アデナウアーの前や公衆の場で人目も憚らず平然と詰り合うなど、尋常ではない仲の悪さ。
ロンド・ベル
- アムロ・レイ
- ニュータイプとして憧れたが相手にされず失望し、シャアの元へ行く。アムロ本人曰く「俺はクェスの父親代わりなどできない!」とのこと。
- しかし、OVA『GUNDAM EVOLVE』では劇場版等とは違い、クェスをあたかも父親のように諭し、立派な大人として、ニュータイプの先達として彼女を導いていく。
- チェーン・アギ
- アムロに近づく「嫌な女」。彼女へ引導を渡そうとするも、結局返り討ちとなった。『第4次』では自らアムロの二股疑惑を言いふらそうとする。
- ベルトーチカ・イルマ
- 『D』や『T』では彼女の事も「イヤな女だな」と思っていた。奇しくも声も同じであるのは偶然か。
- 小説版『ベルトーチカ・チルドレン』でも直接対面しているが、この時はベルトーチカがアムロの子供を妊娠している事を感知しており、チェーンの時と比べてむしろ好意的に接している。
ネオ・ジオン
- シャア・アズナブル
- 彼に父親アデナウアーやアムロには無い「大人の男の頼りがい」を見ていたようだ。だが、クェスを疎ましく感じる(無邪気さ故に意図せずシャアのトラウマを抉るようなことを言ったが為に人として嫌われた事も原因ではあるが)シャアに戦争の道具として使われてしまう。
- シャアとしてはララァ(「母性ある年下の少女」という理想)の代わりにしたかったのに、逆に父性を求められるのは想定外だったのか。
- ギュネイ・ガス
- 「若い男は嫌いなんだ!」ということでクェス自身は全く彼に振り向かない。
- 『D』では最終的にちょっといい仲になる。『第3次Z時獄篇』でも大分関係が改善され、更に『第3次Z天獄篇』では未だにシャアやカミーユを倒すことに拘るギュネイを度々説得する。
- ナナイ・ミゲル
- 彼女がシャアの愛人であることから嫉妬し、後に彼女に修正を受けた。
- レズン・シュナイダー
- ネオ・ジオンでの仲間。特別扱いを嫌悪されて挑発されるが、「普通の人」に興味のないクェス当人は特に相手にしなかった。
民間人
- ハサウェイ・ノア
- 友人(クェスにとっては)。ハサウェイが説得に赴いた際、子供であるのを理由に拒絶するが、その直後、チェーンの攻撃から彼を庇って命を落とす事になった。
- 小説『閃光のハサウェイ』では彼の夢に現れて殺された事を責め、魂を引き込もうとするなど死後も彼に影響を与えていた。
- また、OVA『GUNDAM EVOLVE』ではクェスからの攻撃を受けてしまうが、それでもなお、自分の身の事より彼女のことを心配し続けている。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- カミーユ・ビダン
- 同じニュータイプ。『64』では、彼女を感じていた。
- ジュドー・アーシタ
- 同じニュータイプ。『64』ではカミーユと同様彼女を感じ、『IMPACT』では「プル…の様なプレッシャーを感じる…」と言っていた。『V』では彼女の事を知っていて、ナインに語っていた。
- ハマーン・カーン
- 『D』でシャアにベッタリな彼女に因縁をつけるも軽くあしらわれてしまう。その一方で『第3次Z天獄篇』では、Z-BLUEと合流した彼女と良好な関係を築いている。
- 『T』ではシャアに惹かれ、裏切られた者同士として、一種の共感を覚えている。
- プルツー
- 『T』では、年が近いためか共に行動していた。シャアルート・独自ルートでは「ジュドーって奴の所に行ってもいい」と気遣う面も。
- バナージ・リンクス
- オードリー・バーン
- フル・フロンタル
- 『第3次Z』で共演。シャアの影武者だが、クェスは彼に対して強い不信感を抱いている。アムロ暗殺未遂事件の際にはシャアに対して疑いが向けられる中、真の黒幕がフロンタルである事に気付いていた。
- マリーダ・クルス
- 『第3次Z』では彼女と共闘。マリーダに母性的な側面があるためか仲は良好。また、彼女の感性を「ニュータイプ」「わかってる人」と評している。
- ファラ・グリフォン
- 『D』で対峙。彼女の鈴の音はクェスにも相当耳障りらしく「気持ち悪い女だ!」と嫌悪感を露にしている。
バンプレストオリジナル
- クリアーナ・リムスカヤ
- 『D』の女主人公。ゲーム中で親友になる。基本的にワガママなクェスだが、彼女とだけは仲が良く、親身に接する。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』における親友の兄。クェス曰く「普通の人」とのこと。
名台詞
劇場版
- 「先に行っててよ! ……何もわかってないんだから!」
- アデナウアー・パラヤは父親としての立場から単に心配を口にしているだけなのだが、「軍事機密だから人に言っちゃいかんぞ」「邪魔になるからこっちにきなさい」という自分の体裁ばかりを優先していると彼女は解釈してしまう。彼女は「すごいね」という素直な感想に同意(または共感)してほしかった、あるいは褒めて欲しかっただけである。このことからも、彼女が愛情に飢えており、自分を受け入れてくれる人を探していたことがわかる。
- 「あれがアムロ・レイか……」
- 宇宙に上がって初めてアムロを見た時の台詞。
- 「アムロ、あんた、ちょっとセコイよっ!」
- クェスがシャア側に付いたときの台詞。ぶっちゃけ、シャアの方がよっぽどセコイのだが。
- 「行け、ファンネル達!」
- 訓練において、ファンネルを使用した際の台詞。
- スパロボにおけるファンネル使用時の戦闘台詞の先駆けである。
- 「ギュネイ、よしなよ。普通の人に向かって。」
- レズンと言い争うギュネイを諫めた際にの発言。“普通の人”に興味を持っていない事が窺える。
- 「ああ…! なんか、あたしの中に人がいっぱい入ってくる…。こ、怖い…気持ちが悪い…」
- 感受性が強い為、戦場での様々な波を受けてしまった時の台詞。
- 「あんたみたいなのを生んだ地球を壊さなくちゃ……救われないんだよぉっ!!」
「子供は嫌いだ! ずうずうしいからっ!!」 - ハサウェイの説得を拒否する台詞。クェスに対する突っ込みや批判が入りそうな台詞であるが、まともな父親に恵まれなかった彼女の生い立ちを考慮に入れると、(自分を救ってくれるかもしれない)父性に満ちた大人の男性を求めている事がうかがえる悲しい台詞とも取れる。
- 『第3次Z時獄篇』ではこの二つの台詞が遂に、ハサウェイとの特殊戦闘台詞で再現された。
- 「嫌な女。お前がいなければアムロの所にいられたのに。」
- 上記の直後に乱入してきたチェーンに言った台詞。チェーンからすれば言いがかりにも程があるが、今作での出番と役割をチェーンに取られたとも言える中の人の前世的には、思う所はあったかもしれない。
- 「直撃!?」
「どきなさいハサウェイ!!」 - 最期の台詞。チェーンのリ・ガズィが放たれたグレネードで、ハサウェイを庇って戦死した。
- なお、クェスの死に際に取ったこの行動について本作の監督である富野由悠季氏は、『月刊ニュータイプ』におけるインタビューにて「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持ちを考えても遅いんです」というコメントを残している。
- 逆の見方をすると、クェスは最期の3秒間だけは他の誰でもないハサウェイだけのために動いたということでもある。
小説版
- 「キャーン!!」
- 小説版『ベルトーチカ・チルドレン』での最期の台詞。シャアを倒そうとしたハサウェイのミスで、彼が乗るジェガンから放たれたビームライフルで死亡。
- 「あんたは、あたしと一諸に行くんじゃなかったの……」
ハサウェイ「クェスは求めすぎたんだ!その上で僕から逃げて行ったじゃないか!誘う権利なんてクェスにはないんだよ!」
「ハッハハハハハ……ひがんでる! そういうんだから、あたしをまちがって殺してしまったんだ! それは酷いよ! 本気で殺してくれるなら、それはいいんだよ? でもね、間違いで殺されるほうはたまらないよ……おいでよっ! ハサウェイ!」 - 小説版『閃光のハサウェイ』にてハサウェイの夢の中で彼女が言い放った台詞。さらには「いちばんきたない人殺し」と罵るほどにクェスの怨念は根深い。これに対してハサウェイは「シャア・アズナブルを愛した女の出来損ない」とまで言って切り捨てた。
ハサウェイの誤射による悲劇と言えども、その悲劇に至る前のシャアの思想や立場…さらにクェスの不遇な人間関係が、ふたりを大きく決裂させてしまう原因となったことは違いない。
漫画版
- (自分のことしか考えていない。こんな男が父親だなんて――)
- コミックボンボン版(ときた洸一・著)第1話にて。フィフス・ルナ落下に巻き込まれ、シャトルが揺れかかった際、ハサウェイに助けられるクェス。
- その時、恐怖と保身に怯えて実の娘を助けようとしなかった父アデナウアーに唾棄する時にこの独白を言う。
GUNDAM EVOLVE版
- 「そう言うことを言うからぁ!!」
- 光に包まれた世界で「なんて温かいんだ…」と言うハサウェイの次に発せられるクェスの台詞。次の瞬間に映るは機関銃を乱射するα・アジール。銃創の形に切り替わる画面。そして蜂の巣にされ、爆発するジェガンの姿であった。
- 「あんなこと言うから…」
- ハサウェイの乗るジェガンを撃墜させた直後のクェスの台詞。上記のセリフと同じように見えるが、それとは違い声は震えている。そして、クェスの心を表すかのようにα・アジールのモノアイが小刻みに震えていた。
- 「あたしが悪いんじゃない…。みんな…、嫌いだ…」
- 劇場版等の彼女を彷彿させる台詞であるが、「もしかして、ハサウェイを手に掛けてしまったのでは?」という彼女の心の動揺と後悔の念が見て取れる。そして、それを表すかのようにα・アジールからはドス黒いオーラが漂っていた。
- 「友達なんかじゃない! 私の邪魔ばっかりして! 貴方に何が解るって言うの? そうやって、いつも偉そうな事ばっかりぃ!!」
- 心配し駆けつけたアムロに対する発言。クェスを気遣うアムロに対し、ハサウェイを殺してしまった事実から目を背けたいクェスは、怒られるのを恐れる子供の様に言い訳と反発を繰り返す。だが、クェスが精神的に不安定になっていることに気付いたアムロは諦めず彼女に語りかける。
- 「堕ちろ堕ちろぉ! こんなの…嫌いだぁ!!」
- 逆上したクェスはアムロへ猛攻を繰り返すも、敢え無くかわされフィン・ファンネルのIフィールドで拘束される。だが、冷静さを欠いたクェスは尚も癇癪を起こした子供の様にフィールド内で暴れまわり、挙句、反射した自らのビームに悲鳴を上げる。
- 「私は、そんなにバカじゃない。こんなものぉ!!」
- 力を持て余すクェスに、アムロは感情任せに力を使うことの危険性を言い聞かせるも、頭に血の上ったクェスは聞き入れずニュータイプ能力による攻撃をかける。その強力な力にアムロも思わず怯んでしまうも、直後…
- 「間に合うかな?」
- アムロからハサウェイの生存を知らされて。頑なだったクェスの心に変化が見られ始める。
- 「待ってて、今行くから! 見つけた!」
- アムロの助言に素直に従い、ニュータイプの力を駆使してハサウェイの居場所を特定する。
- 「後ろから撃つなら撃ってもいいよ、アムロ」
- α・アジールの武装や装甲をパージして、ハサウェイの救出に向かうクェス。劇場版等と違い、アムロに対して完全に心を許している。素直になった彼女の心には、かつて抱いていた他者への反発の意思が全く見られなくなっていた。
- 「信じてみる」
- 素直な心になってアムロとハサウェイの気持ちを理解したことにより、クェスの心は明るく前向きなものに変わることができた。劇場版等とは異なり、希望あふれる結末である。
迷台詞
- 「まずこれがくちびる不健康女。こっちがサラダを食べられなかった人で、これがサラダを作れなかったおじさん。死に際があっけないギュネイと、T字型チートアイテム好きの嫌な女…」
- 『フィーバー機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式PV「【RTA風】逆シャア解説PV【ゆっくりクェス】」より。こちらは公式によって宣伝用にパロディ化された「だいたいあっている」作品の解説動画。
- 作中にて死亡フラグを立てた人物に対するメタ発言のオンパレード。ざっくりしすぎな人物紹介やストーリー解説が笑えると評判となった。
- しかしこの台詞を発したクェス自身も劇中で死亡するので、ナナイから「貴方も死ぬんだけどね…」と突っ込みを受ける羽目に[3]。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
旧シリーズ
- 「エヘヘヘ、あたし、クェス=パラヤ。あなた、アムロ=レイでしょ。一度会ってみたかったんだ!」
- 『第3次』のシナリオ「シャングリラ」にて、アムロが座標軸47,9の位置で待機で出会った台詞。
- 「みなさ~ん、アムロ=レイはチェーンとベルトーチカって言う、二人の女の人を手玉にとっている、ひどい人で~す!」
- 『第4次(第4次S)』でリアル系ルート「マーズ・コネクション」で『第3次』と同じパターンでアムロと遭遇した際にアムロが連れていくのを拒否したためにアムロの女性関係について(街中の人間に?)言いふらす。もちろん、アムロは狼狽した。しかも、この後に「それに、○○○が×××で…」と続く。何を言ったのか…。
- とはいえ、こんなことをあっけらかんを言い放った辺り、旧シリーズのクェスは「アムロへの憧れは過去の事」と良い意味で割り切っているようだ。
- 「なにこれ、ジェガン? まだこんなダッサイの使ってるの? だったらさ、これ使わない?」
- ……で、ロンド・ベルと合流し、開口一番の台詞がコレ。全国のジェガン好き
とSFC版ではジェガンのせいでザク改を捨てられたバーニィが激怒したであろうことは想像に難くない。直後、アムロの「しかし、この艦には、これ以上モビルスーツをおけるほどの余裕は・・・」の判断でジェガンを残すか、クェスがノイエDCからかっぱらってきたヤクト・ドーガを残すかの選択肢が発生する。 - なおこの時点では(特に『第4次S』では)ザク改やガンタンク、ジムIIIといった旧式MSがゴロゴロ残っている可能性もあるのだが……クェス的にはこれらは「ダサく」ないのだろうか?
- 「でしょ~。じゃ、ジェガンはポイね」(「ヤクト・ドーガの方がいい」選択時)
「うっそ~、信じらんない! そんなにジェガンがいいわけ? わかったわよ、ヤクト・ドーガはおいて行くわ」(「ジェガンの方がいい」選択時) - 直後の選択肢の台詞。最後までジェガンに対する扱いが酷い。
COMPACTシリーズ
αシリーズ
- 「あ…ああ…!」
- 『第2次α』第54話ハマーン休戦ルート「逆襲のシャア」or第55話ハマーン拒絶ルート「忌まわしい記憶と共に」に於ける撃墜時の断末魔。
Zシリーズ
- 「ニュータイプって言えばいいかな?」
「そんなの関係ないよ。わかってるか、わかってないかが問題で、あなたはわかってる人だと思う」 - 『第3次Z時獄篇』第23話「次代を担う者」開始時、「私は強化人間だ」と言うマリーダを評して曰く。
- 「ニュータイプ」という未だ概念すらはっきりしない存在に対する、一つの答えとも言える。
- クェス「頑張ろうね、ハサ。あたし達、人類の希望なんだから」
ハサウェイ「ちょっと自信ないけどね…」
クェス「もう、頼りないなぁ…! じゃあ、私…大佐の所に行ってくるね」
ハサウェイ「駄目だよ、クェス」 - 『第3次Z時獄篇』第59話「決戦の銀河」におけるハサウェイとのやり取り。
携帯機シリーズ
- 「ああっ!!」
- 『R』第4話逆襲のシャアルート「最悪の結末」に於ける撃墜時台詞。あっさりと死亡し、『R』でのクェスの出番はここで終了。
- 「いや…あたしの中に、人がいっぱい入ってくる!? いやだ、こんなの! あたし…あたしパンクしちゃう!」
- 『D』第10話「その名は”破滅”」より。多数の人々を生きたまま取り込んで盾に使うインベーダーを前に、攻撃を躊躇するブルー・スウェア。しかし、そこに突如現れた黒いゲッターロボが、取り込まれた人々など意に介さずインベーダー諸共容赦なく殲滅していく。人々の死に際の思念をもろに受けたブルー・スウェアのニュータイプ勢の中でも、クェスは特に顕著な反応を示してしまった…。
- 「あたしは、大佐を守ってあげなきゃならないのよ。でもさ、ギュネイは、あたしを守ってくれるんでしょ?」
- 『D』最終話「デザイア」より。最終決戦目前に、ギュネイに対して。
- 色々と面倒を見てくれる彼にはやはり感謝しているようである。そして、ギュネイの苦労が報われた瞬間でもある。ハサウェイは涙目だろうが。
VXT三部作
- 「え、遠慮するから!」
- 『T』第45話に於けるサイドプランシナリオ(プル加入時)より。
- 「「プルプルプルプルプルーッ!」と言って走り回る」をプルから「クェスもやる!?」と誘われ、慌てて拒否。年齢ゆえかやはり恥ずかしかったようだ。
単独作品
- クェス「生身で宇宙空間に…!? 何考えてんのさ!」
宙「待て、様子がおかしい! あれは…!」 - 『CC』「帝国の陰謀」にて生身で宇宙空間に出たゼロに対して。宙はまだいいとして、クェスに言われたくはない気がしないでもない。
搭乗機体・関連機体
- ホビーハイザック
- ハイザックの民間非武装仕様。訓練において搭乗した。SRW未登場。
- ヤクト・ドーガ (クェス専用)
- ルナツー攻防戦にて搭乗。
- α・アジール
- アクシズ落下作戦にて搭乗。
余談
- 富野由悠季監督によれば、クェスの作中での立ち位置はカミーユを意識したものであると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「シャアに見出された」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを刺激してしまった結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある。
- 富野由悠季監督がクェスについて評して残した言葉に「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持ちを考えても遅いんです」「クェスは、死ぬ間際には、ちゃんとハサウェイを救けようとするんです。 他人の気持ちを考えてる。 人生の最後の3秒間だけ、本当に自立してる。 あれは悲劇だ。 その悲劇がまさにこの映画の基盤になっている。」というものがある。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『機動戦士Ζガンダム』に登場したフォウ・ムラサメに似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じなニュータイプである13歳の少女をイメージしたもの」になっている。
- ちなみに富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残したという逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。
- 上記の経緯が有った為か、北爪氏は「(『逆シャア』の登場キャラクターたちの中で)クェスのデザインが一番大変でした」と述懐している。
- ちなみに富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残したという逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。
- 初期設定では「クェス・エア」という名前だった。後に現在の姓「パラヤ」に変更され、初期設定の姓「エア」は偽名として使用される。
- カセット文庫版では荘真由美氏にキャストが変更されているが、これは同作に川村氏が声を担当するベルトーチカが登場するためである。
- クェスといえば劇中「ノーマルスーツを着用していない状態で(目と耳を塞ぎながら)生身で宇宙空間に出て、ヤクト・ドーガからサザビーに乗り移る」場面が有名である。また、『F91』『クロスボーン』『ASTRAY』『AGE』でも同様のシーンが存在する。
- しかし、小説版『ベルトーチカ・チルドレン』では文字媒体ということもあってか「全裸でα・アジールからナイチンゲールに乗り移る」というとんでもない行動を取っている。漫画版でも再現された。
- なお、かつては「人間が生身で真空状態にさらされると『血液が沸騰して破裂する』『急速に気化が発生して凍結する』といった理由で即死する」と思われており、現代においてもその俗説を信じる者から彼女がこのような行動に出て生存していることに疑問を示す視聴者も多いが、現実には1965年にアメリカのNASAにおいて、真空チャンバー内で宇宙服のトラブルにより、14秒間生身で真空状態に置かれるという事故が発生したもののその事故の被害者は特に意識を失う事もなく生還しており、前述のような人体に急激な変化は発生しないことが分かっている。
- 富野監督もこの事故のことを知っていて例のシーンの絵コンテを描くも、コンテを見た出渕裕氏から「これはおかしい」と返されるが、「NASAでも数秒間なら大丈夫って言われてるんだよ! お前は何も分かっていない!」とムキになって反論し、後で出渕氏の作業スペースに行った際に出渕氏に「出渕君。さっきのあれ、そんなに気になる?」と訪ねたところ「気になりますね」と返されてしまい、富野監督は「……いじわる」と拗ね気味に呟きながら立ち去っていったとのこと。
- OVA『GUNDAM EVOLVE』では富野監督から提供されたプロットを元に『逆襲のシャア』の物語において、劇場版とは異なった結末が描かれている。
脚注
- ↑ CHARACTER|『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト 2022年1月15日閲覧。
- ↑ 勢いとはいえ「私は大佐の為なら死ぬ事だって出来るわ!」と不用意な事を言った以上、シャアがクェスを使い捨ての道具にした行為も、一方的に捨て駒にされたとは言い切れない部分もある。
- ↑ 動画内では、演じる川村万梨阿氏が「ゆっくり実況」風に合成音声のようにしゃべったり、ギュネイの紹介を「声はいいけど思い込みが激しくてヤキモチ焼きでヤバみしかない」…と表現するなど、随所にネタが散りばめられている。
資料リンク
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