「カツ・コバヤシ」の版間の差分

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;「あの人、異常だよ…。出撃してないときはずっとシミュレーターで訓練してるんだから…」
 
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:『Z』セツコ編第25話「闇の在処」より。カミーユとアムロが[[セツコ・オハラ|セツコ]]のシミュレーター訓練を手伝っていると知ったときの台詞。
 
:『Z』セツコ編第25話「闇の在処」より。カミーユとアムロが[[セツコ・オハラ|セツコ]]のシミュレーター訓練を手伝っていると知ったときの台詞。
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』のコーディネイター批判に続き不用意な台詞と言える。もっとも、これはセツコが思いつめ過ぎている事を示唆する発言であるが。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』のコーディネイター批判に続きやや不用意な台詞ともとれなくもない言い回しだが、カツもセツコを心配している事が伺えると共に、セツコが思いつめ過ぎている事を示唆する発言であるが。
 
;「僕は君の使用人じゃないんだ…! そんな頭ごなしの命令なんて聞けないよ!」
 
;「僕は君の使用人じゃないんだ…! そんな頭ごなしの命令なんて聞けないよ!」
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」に於ける [[ゼラバイア]]との[[戦闘前会話]]より。高圧的な[[ソシエ・ハイム|ソシエ]]の物言いに立腹するが、直後に彼女から'''スマイル込みの煽てを受けた事で見事に丸め込まれる。'''
 
:『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」に於ける [[ゼラバイア]]との[[戦闘前会話]]より。高圧的な[[ソシエ・ハイム|ソシエ]]の物言いに立腹するが、直後に彼女から'''スマイル込みの煽てを受けた事で見事に丸め込まれる。'''

2015年5月30日 (土) 12:22時点における版

カツ・コバヤシ(Katu Kobayashi)

機動戦士ガンダム』及び『機動戦士Ζガンダム』に登場する。

機動戦士ガンダム

当時の姓はハウィン(カツ・ハウィン)。ジオン軍サイド7攻撃によって親とはぐれ、ホワイトベースで避難した戦災孤児三人組の一人。同じ境遇のレツやキッカよりも年上だが気弱な子供であった。ア・バオア・クーを脱出するアムロを感じ取るなど、ニュータイプの素養を見せていた。

一年戦争終戦後、レツやキッカと共にハヤト・コバヤシフラウ・ボゥに引き取られ、養子となる。

機動戦士Ζガンダム

劇中における主な搭乗機はネモGディフェンサー

グリプス戦役時、フラウやレツ、キッカと共にアムロの元を訪れ、アムロの惨状を見て彼を叱咤して再起のキッカケを作り、共にカラバに合流する。その後クワトロと共に宇宙に上がり、パイロット候補生としてエゥーゴに参加。Gディフェンサーのパイロットを務める。

一年戦争時とは異なり、感情的な言動が目立つ少年に育っている。作中では時折カミーユらのピンチを救ったりする活躍もあるが、無断で出撃したり、捕虜になったサラ・ザビアロフの言葉を信じてあっさり逃げられてしまったりと、問題行動が目立つ。また、一年戦争の実体験故か、アクシズとの共闘については頑なに拒んでいた。

ティターンズとの最終決戦において、ヤザン・ゲーブルとの戦闘中にガンダムMk-IIにGディフェンサーを合体させた後、撤退せずにコクピットブロックだけの状態で戦闘に参加するが、ヤザンの攻撃を避けた際によそ見をしてしまい、隕石に衝突したところをヤザンの乗るハンブラビにより撃墜され、死亡する。

ついでに、劇場版では「隕石に衝突した時点で死亡」に変更されている。

カツは同世代であるカミーユファの様に人間的に大きな成長を遂げたりせず、問題行動を挽回するような活躍を見せることが少なかった故に、視聴者から非難されることがある。しかしながら、カツは(人間的に成長していく)カミーユとの対比となる存在であり、彼と共に作品内の「若さ」(未熟さや危うさという意味で)を担当したキャラクターであったとも言えよう。

なお、富野由悠季監督はムック本『機動戦士Ζガンダム大事典』のインタビュー記事においてカツのことを「(子供から大人へと成長していく時期において)自制心が足りなかったのでしょう。…(中略)…しかし、これは現代の子供たちにも多い状況ではないでしょうか」と評している。

機動戦士ガンダムΖΖ

地球アーガマが降りた際、父ハヤトがダブリン上空でブライトと再会した際、二人がカツの使っていた部屋を訪れるシーンがある。なお、ジュドーたちがアーガマに加わった後もカツの使っていた部屋はそのままにしてあった。

また、最終回ではハマーンとの最終決戦でプルララァフォウ、サラ、そしてカミーユと共にジュドーに力を貸した。

スパロボシリーズにおいて

原作最期の戦闘で乗機Gディフェンサーをエマに提供した再現か、ほとんどの作品で「補給」を習得するのが特徴の一つ。しかし、基本スペックに恵まれておらず、ニュータイプ技能はあるものの、能力は極めて低く、リアル系パイロットの最底辺を示す語として「カツ以下」などという言葉が使われるほど。射撃などは平均的な数値があることも多いが、回避はかなり低めで、ニュータイプ補正を抜けば「避けずに耐える」スーパー系パイロット並に抑えられている場合がほとんどである。そのため、出撃させたい場合はモビルアーマーなど堅固な機体を回す必要がある。

上記の様にカツの能力が低いこともあって二軍となることが多く、それ故にスパロボシリーズにおける彼に対するプレイヤーの評価へとつながっていく(詳しくは、余談の欄を参照)のだが、近年ではZシリーズの様にカツの能力の見直しが進められてきている。

ストーリー上では、基本的にはどのシリーズにもとりあえずいるだけのような扱いだが、『第4次スーパーロボット大戦第4次S)』とZではリアル系ならサラを説得する事で仲間に引き込める重要キャラ。ちなみにαでもサラを説得出来るが、第4次とは違いパプテマス・シロッコが健在であるためか仲間に引き込めない。

スパロボシリーズにおいてもカツは直情的な面はあるが、アムロが同行する等、原作よりも周囲にいる大人が多いこともあって、無断出撃等の問題行動は少ない

なお、1stガンダムにおける「カツ・ハウィン」(いわゆる、カツ・レツ・キッカの一人)としての登場は一切なく、序盤が一年戦争に沿ったストーリーの『スーパーロボット大戦GC』および移植版の『XO』でも『未来ロボ ダルタニアス』の戦災孤児グループが彼らの代わりを務めている。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作。シャアを説得しなかった場合のルートにて、Gディフェンサーで参戦。セイラさんを自軍に引き留めたい人・シャア未加入ルートを攻略したい人以外ではお目にかかれない。しかし、この作品においては幸運所持者で育成し易い上、貴重な補給使いでもあり、大いに活躍できる可能性を秘めている。
ところで、ハヤトフラウは1stの姿で登場しており、同年代の姿になっているのだが、もう養子になっているのだろうか……(ハヤトは序盤で離脱するので対面しないが)。
第4次スーパーロボット大戦(S)
今回もGディフェンサーに乗って登場。今回はリアル系主人公のみサラの説得イベントがある。何気に全シリーズで一番重要な役を演じていたかもしれない。
しかし、EDではカツはパイロットを続けているのに対して、サラはで静かに暮らしている。上手くいかなかったのだろうか。
命中・回避は全MSパイロット中最低だが、ニュータイプ技能を持ち、必中隠れ身を身に付ける。
スーパーロボット大戦F
今回から声が入ったが、サラの登場が没になった為イベントは何もなし。顔グラフィックはSFC時代のにこやかな顔から一転不貞腐れた顔に。
スーパー系ルートではヘンケン(後に離脱)、ルーと一緒にガンダム系パイロットの中で最も早く仲間になるが、リアル系では補充要員として仲間になった際にアムロらに叱られる(ちなみにスーパー系でも味方増援で現れた際に、『アムロ達じゃない』とがっかりされてしまい、拗ねていた)。
スーパーロボット大戦F完結編
旧シリーズで唯一、ハヤトとの会話がある。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
原作のアムロに対する台詞が再現され、後半ロンド・ベル隊に参入する。初登場時の原作との違いは、フラウと二人きりで北米シャイアン基地を訪れており、レツとキッカはミライと一緒に香港にいるため不在という設定である。
デフォルトユニットはGディフェンサー。サラを説得できながら結局は第4次と違って仲間に出来ない。
スーパーロボット大戦α外伝
アムロ達と共にティターンズに捕縛されていたが、解放作戦の際には裏方に回っていたため出撃できず、ジュドーに「いたのか」などと言われ、未来でも出番が少ない。デフォルト乗機はジェガンに変更された。
パイロット能力は散々だが、援護はLv3まで成長する。精神が優秀、更にSPも高くなる成長タイプなので、Gディフェンサーに向いている。
第2次スーパーロボット大戦α
アムロとともに行動し、αナンバーズに組み込まれるが影は薄い。ちなみにデフォルト乗機はヘビーガンにパワーアップしている。クワトロ(シャア)との戦闘台詞が入っている。
精神コマンドはこれまでの補給に加えて、加速・ひらめきがあるので、小隊要員としては有用な方である。
第3次スーパーロボット大戦α
コーディネイター批判をしてカミーユに怒鳴られる。憎まれ役を押し付けられるあたりカツらしいのだが、「異種族と接してきた部隊の古参メンバー」であることを考えると、意味深なエピソードとも受け取れる。
EDではファフォウと共に、フォン・ブラウン市のスクールへ復学し、エンジニアを目指して工学系を専攻する事が語られる。ゆくゆくはアナハイムのスタッフとなって、工学者として活躍しているカミーユのプロジェクトに参加するつもりらしい。また、アムロによれば、父ハヤトや母フラウも応援しているとの事である。
能力的には前作と同じく補給を覚えるので後半の小隊要員として有用だが、戦闘力に過度な期待は禁物。デフォルト乗機はF91が抜けたのでジェガンに格下げ。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
劇場版準拠のため、声が浪川大輔氏に替わった。浪川氏は本作がスパロボ初出演となる。レコアサラ仲間フラグがあり、特定のマップで彼とサラが戦闘する事でフラグの一部が立つ。今回はサラがかなり使えるので重要。また、ディジェの入手条件はアムロと彼の撃墜数の平均が25以上が条件の一つ。ちなみに、初期撃墜数は0である。
Gディフェンサーが無いので大抵の場合は最後までネモに乗っている。しかし、精神コマンドに恵まれており、小隊員としては一級。能力もファよりは高いので、リ・ガズィにでも乗せれば活躍できる可能性を秘めている。歴代でもかなり優遇されていると言えるだろう。
ニュータイプLvも普通にプレイしてバイオセンサーを発動するくらいまで上がる。問題はデフォルト機体が設定されていないので、自動で小隊編成すると外されてしまうこと。育てたい人は注意しよう。意図は不明だがΖガンダムのパイロットの中で一人だけカットイン挿入の演出が違う。初めて最終ボスとの戦闘台詞が入った。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
Z以来の参戦。浪川氏が他の役柄でも出演している関係でカツのボイスも新録されている。
ハサウェイの面倒を見るなどそれなりに成長したところを見せたり、精神コマンドが優秀だったりと若干優遇されている。養成はSPアップ援護攻撃でサブ型が良いだろう。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
第1話から参戦し、デフォルト機がジェガンからリゼルに変更された。
EDでは他の面々が第3次α同様の進路に進むのに対して、軍人として連邦軍に残る事を語っている。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
原作終了後のため故人。名前だけ出てくる。

関連作品

リアルロボット戦線
本作でも『Z』版の設定で味方パイロットとして登場するが、アポリー・ロベルト・ファと4人セットで「低ランクのブランチ」扱いされている。最初から精神コマンド補給を使える。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

第3次
幸運根性ド根性熱血ひらめき補給
第4次
根性必中信頼熱血隠れ身補給
FF完結編
ひらめき努力熱血偵察補給
α
努力ひらめき偵察熱血補給
α for DC
狙撃ひらめき集中奇襲補給
α外伝
努力集中奇襲狙撃隠れ身補給
第2次α第3次α
根性集中ひらめき熱血加速補給
Z
幸運集中不屈かく乱
第3次Z時獄篇
幸運集中不屈かく乱補給

特殊技能(特殊スキル)

第3次(PS版)
ニュータイプL3、シールド防御L3、切り払いL3
第4次S
シールド防御L4、ニュータイプ
FF完結編
ニュータイプL5、シールド防御L4、切り払いL5
αDC版
ニュータイプL7、シールド防御L4、切り払いL7
α外伝
ニュータイプL3、援護L3、シールド防御L5
第2次α第3次α
ニュータイプL6、援護攻撃L3、援護防御L3
Z
ニュータイプL6、支援攻撃気力+ (回避)
第3次Z時獄篇
ニュータイプL6、戦意高揚気力+(命中)

小隊長能力(隊長効果)

マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1
第2次α第3次αで採用。
獲得経験値+20%
Zで採用。

固有エースボーナス

精神コマンド「かく乱」の消費SPが40になる
第3次Z時獄篇で採用。

パイロットBGM

「モビルスーツ戦~敵機襲来~」
第4次、Fで採用。
「艦隊戦」
第2次α、第3時αで採用。
「閃光の中のMS」
Zで採用。

人間関係

機動戦士ガンダム

アムロ・レイ
尊敬する相手。
Ζ』では、当初は長い半幽閉生活の影響で腑抜けた彼の姿に大いに失望した事もあったが、後にパイロットとしての復活を遂げた事で大いに喜ぶ。また、宇宙に上がる際に、彼が7年前シャアと撃ち合った時に使った銃を餞別として渡される。
ブライト・ノア
『Ζ』では上官。
ハヤト・コバヤシ
養父。時には彼に厳しい修正を受ける事もあったが、実の親子同然の信頼関係があった。彼がカツの死を知るのは『ΖΖ』になってからである。
フラウ・コバヤシ
養母。一年戦争時から面倒を見て貰っていた。
レツ・コバヤシ
ホワイトベースの孤児3人組の一人。義弟。SRW未登場。
キッカ・コバヤシ
ホワイトベースの孤児3人組の一人。義妹。SRW未登場。

機動戦士Ζガンダム

エゥーゴ

カミーユ・ビダン
仲間。自分より年上であるが、彼に対抗心を持って度々反発していた。
物語序盤、カツと同様に問題行動が目立ったカミーユも人の事は言えないのだが、彼の方からすれば、カツの無鉄砲さ等を自身の反面教師にして成長したようなところがある。
エマ・シーン
共にヘンケンのラーディッシュに属していることが多い為、彼女の指揮を受ける事が多い。
ヘンケン・ベッケナー
上官。
クワトロ・バジーナ
上官。
ファ・ユイリィ
仲間。彼女と共に無断出撃する事も。

ティターンズ

パプテマス・シロッコ
憎むべき恋敵。物語の後半では彼を討たんとするが、サラがシロッコを庇って死亡する悲劇に終わる。
サラの戦死以降はシロッコを仇として憎み、彼女の仇討ちに逸るあまりに独断行動が目立った。そのため、カミーユからはたしなめられることに。
サラ・ザビアロフ
シロッコの部下。彼女に惹かれるが…。アムロにとってのララァのような存在。
ジェリド・メサ
第24話では彼に銃を突き付けてカミーユの窮地を救っており、同話では互いに何かと突っ掛り合う。

アクシズ

ハマーン・カーン
共同戦線を張るが何かと気に入らない存在で、サラの死後は彼女の死の一因を作った仇敵として憎む。

ただ、彼の実の両親はジオンの攻撃で死亡していることもあり、TV版と劇場版の両方とも基本的にジオンを信用していない。

機動戦士ガンダムΖΖ

ララァ・スンフォウ・ムラサメエルピー・プル
原作では彼女達と直接会ってはいないが、ΖΖの最終回でサラ、カミーユと共にハマーンと戦っていたジュドーへ力を貸す。
ジュドー・アーシタ
ΖΖの最終回で、ハマーンとの最終決戦において彼に力を貸した。
スパロボでは生存して共闘する作品が幾つかあり、α外伝でアムロ達と共にティターンズから開放された時にジュドーがカツの存在を忘れていた発言をした事で反発する場面があるが、第2次αでジュドーとビーチャを心配する場面があるので、仲は良いと思われる。

他作品との人間関係

他作品キャラとの交流は、何故かガンダムシリーズの登場人物に限定されるパターンが多い。それも、挨拶程度に2、3言葉を交わすだけで、密接に関わる事は皆無に等しい。基本的にイベントでの出番が少ないのが一因であるが。

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

ルー・ルカ
Fのスーパー系では、ヘンケンの指揮の下彼女と一緒に味方部隊に合流する。
ケーラ・スゥ
第2次α及び第3次αではアムロの部下として、序盤から行動を共にする。
トビア・アロナクス
第2次αに於ける数少ない交流相手。と言っても、べラが焼いた所謂「セシリーのパン」を彼に推奨する程度のものだが。
バナージ・リンクス
第3次Zでは後輩分。カミーユやシンほど彼と密接に関わることはないが、カツも彼に対して先輩分として接する。
リディ・マーセナス
第3次Zでは同じロンド・ベルに配属されているが、天獄篇終盤に彼がZ-BLUEに復帰した際には彼の敵対時の所業もあり彼に対して嫌悪感を露にする一幕もあった。ちなみに劇場版カツとは声優が同じ。
ハサウェイ・ノア
第3次Zでの弟分。
なお、富野由悠季監督によれば『逆襲のシャア』でのハサウェイの立ち位置は、『Ζ』のカツを意識したものと語られており、父親が先の戦争の功労者だったり、ニュータイプとして素養はあるものの好きな女の子の事となると、血気に逸り後先考えずに行動するなど周囲が見えなくなるといった、若さゆえに未熟さなどに共通点がある。
クェス・パラヤ

アナザーガンダムシリーズ

ゼクス・マーキスルクレツィア・ノイン
Fのリアル系では、2人と共にアデレード基地で戦っていたロンド・ベル隊と合流することに。

正暦作品

ロラン・セアック
ZSPDサンドマン杯にてソシエに引っ張られたままで普段素直に従っている彼に感心した。
ソシエ・ハイム
ZSPDでサンドマン杯にて共闘。

ガンダムSEEDシリーズ

カガリ・ユラ・アスハ
Zにおいて散々滅茶苦茶な行動をとってオーブを放置しておきながら、突然AAクルーを伴って帰国し、復権するや否や反デュランダルの意思を表明した彼女に対し、今までの行動が行動なだけに「説得力が無い」と痛烈に批判した。

リアル系

メリッサ・マオ
第3次Z時獄篇にて非常にいい顔で海兵隊式の訓練を受けられる羽目に。

名台詞

機動戦士ガンダム

「アムロよくやったぞ」
冒険王で連載された漫画版の台詞。妙にアムロに対して上から目線な台詞な辺り、『Ζ』期のカツの性格を先見している気がしないでもない。

機動戦士Ζガンダム

「僕らにとって、いえ、母にとってはアムロさんはヒーローだったんです。そんなことを言わずに、『地下にモビルスーツが隠してある』とくらい言ってください」
第13話にて。アムロをエゥーゴに参加するように説得しにきた時の台詞。
α』ではアムロはそんな期待に応えて(?)本当にガンダムを地下に隠していた(今作ではガンダムは破壊されていない為、パワーアップもされている)。また、『COMPACT2』ではリ・ガズィを隠していた。
ちなみに、後年の作品において、実際に『地下にモビルスーツが隠してあった』例がある。
「これが全天視界モニターか。すごいなぁ」
第15話にて、カミーユガンダムMk-IIの整備中に、タラップを使ってコクピットに乗り込んできた時の台詞。
子供のように目を輝かせており、父ハヤトが戦争博物館の館長をしていたため、旧式のMSなら殆ど弄ったことはあるが、全天視界モニターが搭載された最新鋭機で、しかも伝説の機体であるガンダムの後継機となれば、心躍らせるのも無理はない。
しかし、まだ電源が入ったままのコクピットシートのレバーにうっかり素手で触ろうとして感電しそうになり、傍らのカミーユに「触るな!」と一喝される事に。
「ごめんなさい、父さん。でもね、僕、見えない敵が見えたんだ! 本当だ!!」
同じく第15話にて。一年戦争の頃のカツにとっては、ヒーローだったと信じてやまなかったアムロが腑抜けと化した事に失望し、そんな彼を叱咤激励するのと同時に、自分だって戦えるんだという事を証明するべく正規のパイロットであるカミーユに黙ってMk-IIで無断出撃した挙句、カミーユとクワトロに助けられなんとか生きて帰還できたカツを待っていたのは、ハヤトの鉄拳制裁であり、頬を殴られながらも弁明した台詞。
見苦しい言い訳ではあるが、父に自分だって戦えるんだという事を認めてもらいたかったのであろう。しかし、そんな青臭いセンチメンタリズムが戦場で命を落とす原因となり、部隊を全滅させる可能性を孕んだ非常に危険なものであると知っているハヤトは、二発目の拳をお見舞いさせる。
「人間って、そんなに信じられないのか…」
第25話にて。捕虜のサラに騙されて逃げられてしまい、罰として独房に入れられた時の台詞。
「そんな弾に当たるもんか!」
第49話においてヤザンの攻撃を回避して調子に乗っている時の台詞。しかし、この台詞の後隕石に激突してしまい、ヤザンに止めを刺されてしまうことに。
「…サラ…また、君にあえるんだね…」
死ぬ直前の台詞。意識が朦朧とする中、サラの幻影がはっきり見えたカツにはもう生きようという意志は失われ、死ねばサラに会えるという意識が、彼から生きようという意志を奪ってしまったのかもしれない。
「なんでそう、頭だけで考えるんだ! そんなんじゃ……疲れるばかりじゃないか。」
「カミーユが見ているものを見てごらんよ。あの中にいる人だって、すぐこうして溶け合えるんだ」
第50話にて。思念体となったサラを説得しようとした台詞。死して心理がわかったカツだが、あまり人のことは言えない。

スパロボシリーズの名台詞

TV版

旧シリーズ

「やめなよサラ!! そんな事したって、死んだ人間は生き返りはしないんだ!」
サラ「! それは・・・」
カツ「死んだ人間にしばられてちゃ、生きていけないよ、サラ! サラだって、わかってるはずだろ!」
第4次S)』リアル系ルート第20話(『S』では第21話)「老兵の挽歌」におけるサラを説得する際の台詞。珍しく一理ある主張をぶつけている。

αシリーズ

「クワトロ大尉! あなたはどうしてこんなことを!」
第2次α』より。クワトロ(シャア)との特殊戦闘台詞バルマー戦役で一緒に戦った上司が、地球を本気で潰そうとした行動にカツも驚きを隠しきれなかった。
「人として基から違うんでしょ。そんな気にもなりますよ」
第3次α』第20話地球ルート「強襲、砂漠の虎」より。所謂コーディネイターに対する批判であり、カミーユの怒りを買ってしまう。カツが「異世界人、異星人等と接してきた部隊」の古参メンバーであることを考えると、違和感がある台詞。
とはいえ、そのような部隊にいて「異星人と仲良くする」展開にこぎつけた過程を知るカツだからこそ、同じ「地球人」であるナチュラルを敵視するプラントのコーディネイターが「自分達とは基が違う」と見えたのかも知れない。

劇場版

Zシリーズ

「あの人、異常だよ…。出撃してないときはずっとシミュレーターで訓練してるんだから…」
『Z』セツコ編第25話「闇の在処」より。カミーユとアムロがセツコのシミュレーター訓練を手伝っていると知ったときの台詞。
第3次α』のコーディネイター批判に続きやや不用意な台詞ともとれなくもない言い回しだが、カツもセツコを心配している事が伺えると共に、セツコが思いつめ過ぎている事を示唆する発言であるが。
「僕は君の使用人じゃないんだ…! そんな頭ごなしの命令なんて聞けないよ!」
ZSPD』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」に於ける ゼラバイアとの戦闘前会話より。高圧的なソシエの物言いに立腹するが、直後に彼女からスマイル込みの煽てを受けた事で見事に丸め込まれる。
「うおおおおっ、突撃だぁぁっ! ガンホー! ガンホー! ガンホー!」
第3次Zにて、マオから海兵隊式の訓練を受けられる事になった結果、そのステージの戦闘マップにて。本当にやりすぎてしまったのか、マオにカツの訓練を依頼したエマもドン引きしていた。
なお、戦闘時の「ガンホー!」連呼は彼女を想起させるものである。
「だけど、考えている以上に状況は困難だぞ。…女の子は自分をわかってくれるって思い込んだ相手…特に年上の男には一途になるからな…」
「わかるんだよ…。そんな子を追えば、待っているのは取り返しのつかない悲しみだけだって…」
「だから、絶対に…クェスをシャアから取り戻そうな」
第3次Z時獄篇にて、無断出撃を行ったハサウェイを庇った後に語った言葉。かつて自ら経験した事だけに、弟分には経験させてはならないと考えていることがうかがえる。
第3次Zにおけるカツとハサウェイの関係は、ちょうどZシリーズにおけるカミーユシンの関係に似ていると言える。
「静かにしろ、ハサウェイ!」
「もし僕の名前が出ても聞こえないじゃないか…!」
第3次Z時獄篇DLC「力持ちアンダーグラウンド」にて。誰が出してくれると思ったんだろう……。
「僕の力が足りないから、サラをシロッコから引き剥がすことが出来なかったんだ! 僕は強くなるんだ! あの時のような後悔を二度としないためにも!」
同話での戦闘前会話での意気込み。Zでの正史はサラフラグ未成立らしい。「過去の苦い経験を糧にして成長しよう」というカツの強い意思が感じられる台詞である。

搭乗機体

Gディフェンサー
ガンダムMk-IIの支援機。そのため、エマとの連携は必須である。だが…。
ネモ
エゥーゴ量産型モビルスーツ
ガンダムMk-II
第15話で、無断出撃した時に搭乗。
ゲルググ
メタス

スパロボでの搭乗機体

ヘビーガン
第2次αでのデフォルト機。
ジェガン
第3次α第3次Z時獄篇でのデフォルト機。
リゼル
第3次Z時獄篇DLCシナリオ「新生代とニュータイプ」において搭乗。第3次Z天獄篇ではデフォルト機になっている。
Ζガンダム
第3次Z時獄篇DLCシナリオ「力持ちアンダーグラウンド」において、カミーユから借りて搭乗。

余談

  • 当時安彦良和氏は『Ζ』におけるカツをレツやキッカ同様のゲストキャラだと思っていたらしく、後年のインタビューにおいて「あんなに活躍するキャラだったら、もっときちんとデザインすれば良かった」と後悔していた。
  • かつてアンソロジーコミックに参加していた漫画家の吉田創氏は、スパロボに限らずガンダムゲームの4コマ漫画においてカツが酷い扱いを受ける「カツ・コバヤシネタ」を描いており、一時期吉田氏の代表作といえるほどになっていた。他の作者もまた、同じようにカツに理不尽な仕打ちを加えるネタの4コマを書くようになってしまっている。ちなみに、カツに酷い仕打ちを行う役目はもっぱらブライトであり、特に吉田創版のブライトは、カツだけでなく、ハヤト(カツ先行試作型)やハサウェイ(カツ後期生産型)、精神崩壊したカミーユ、意外なところで三輪長官にまで悪魔の様な仕打ちを行っており、南極条約違反といった人道無視も平然とやってのける極悪人ぶりを見せている(アムロがそのツッコミ役なのだが、段々毒されており、アムロもカツに対してはブライト並に酷い態度を取っている。とは言え、このシリーズのカツもすぐに調子に乗る空気読めない奴という扱いになるのだが……)。
    • このネタは読者によっては「プレイヤーの鬱憤を見事に晴らしてくれた」と絶賛する声がある一方、ネタとはいえ酷な扱いをするその作風に引いてしまう読者もいたようで、ついに吉田氏の作品内で「今回はカツネタ無し」と宣言がされた。この時には、小学生の読者から「よし田先生のマンガはカツをいじめるのできらいです。カツをいじめないでください」という抗議のハガキが寄せられたことが明かされた。しかし、今度はカツネタを封印した事に対し「カツネタ復活希望」「抗議に負けず頑張ってください」などの応援ハガキが寄せられる事態になり、めでたく(?)吉田氏のカツネタは復活した(ちなみに、その苦情について語られたのはスパロボではなく、Gジェネレーションの4コマである)。
    • なお、吉田氏は後年twitterにおいて『スーパーロボット大戦Z』での「(カツが使いやすくなって)面白くない」といった旨の発言を否定しており、カツの事も本気で嫌っているわけではないと告白している。また、吉田氏は「大人になってから見てみると、むしろカツは少年らしくてかわいげがあると思う」と評し、「まわりの大人がほんとにボンクラ揃いなので、イキっちゃったリアル中二を止めたり叱ったりする人がいなかったのでしょうね」と彼を擁護している。
    • なお、「原作を逸脱し過ぎたネタは載せない」とする編集部の方針により2000年代頃からこのシリーズは封印されたが、柊誠亜氏が『スーパーロボット大戦K』(この作品には『機動戦士Ζガンダム』は参戦しておらず、カツも登場しない)のアンソロジーコミックにおいて描いた作品において、相手を罵倒する表現に「カツ・○バヤシ」を使用するなど、スパロボシリーズで付いた「カツ=使えないパイロット」のイメージは現在でも根強く定着している。
      • このように、カツ・コバヤシは(原作において問題行動が目立っていたとはいえ)色々な形で思わぬ風評被害をこうむったキャラクターであると言える。

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