スメラギ・李・ノリエガ

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スメラギ・李・ノリエガ(Sumeragi Lee Noriega)

ソレスタルビーイングに所属する戦術予報士。輸送艦プトレマイオスの実質的な艦長でもある。

ガンダムによる武力介入に当たっての作戦行動を立案し、親友にして好敵手カティ・マネキン曰く「大胆さと繊細さをあわせ持つ戦術」を得意とする。その戦況予測的中率は(ヴェーダによる情報収集と分析があるとはいえ)非常に高く、プトレマイオスクルーとガンダムマイスターからの信頼も厚い。

17歳で大学を卒業しAEUの戦術予報士となったが、とある作戦で自分の戦術ミスにより味方部隊の同士討ちを引き起こし、恋人であるエミリオ・リビシを失った過去を持つ。ソレスタルビーイングに参加したのはこの事件で負った心の傷を払拭するためでもある。

酒豪であり、たとえ作戦行動中でも平気で飲酒をするシーンが目立つが、これはスメラギ本人曰く前述のトラウマから逃れたいための行動らしい。ちなみに、地球の重力環境下で飲むお酒は格別との事。

1stシーズン

ソレスタルビーイングの実行部隊であるプトレマイオスチームの指揮官として活動するも、幾多の仲間の戦死や何も変わらない世界情勢を目の当たりにして挫折。事実上ソレスタルビーイングを脱退した。

2ndシーズン

当初、友人であるビリー・カタギリの自宅に身を寄せ酒浸りの日々を送っていたが、刹那の訪問により半ば強引にプトレマイオス2へと連れ出される。

「『1st』での戦いは無駄だったのでは」と思い、戦うことに消極的ではあったが、クルー達の説得により再び戦うことを決意した。この際、正体を知られたビリーに深い憎悪を抱かれてしまう。

アロウズのソレスタルビーイング討伐部隊の指揮官が、かつての友カティであることを知って苦悩するが、敵対する立場になってもなお、彼女のことを信じ続けた。

最終決戦では艦内に現れたビリーと対峙。彼を説得しようとするが、スメラギへの憎しみに取り憑かれたビリーは聞く耳を持たなかった。しかし、ダブルオーライザーが放ったGN粒子の影響によって、ビリーの本心を知って彼に謝罪し、誤解は解けた。

その後はビリーと寄りを戻さず、引き続きソレスタルビーイングの戦術予報士として指揮を取っている。

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

宥和政策を取る地球連邦政府に配慮した作戦を立てている。[1][2]

やがて、宇宙の彼方からやって来た謎の金属生命体・ELSが地球に到達することを知ると、ガンダムマイスター達を率いて地球連邦軍のELS防衛作戦に加勢する一方で、真のイノベイターである刹那にELSとの対話を託している。

終盤では母艦プトレマイオス2改がELSによって多大な侵食を受けたため、総員退艦を指示する。しかし、フェルトらの進言により刹那を信じて最後まで踏みとどまることを決意。そして、ソレスタルビーイングの仲間達と共に無事に生還するのであった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。また、担当声優の本名陽子氏がスパロボに初参加。ZEXISまとめ役の一人であるためシナリオ上での出番は多い。前半はトレミーに武装が無いのでPPを稼ぐのに非常に苦労するが、修理装置があるのでレベル上げは可能。積極的な修理を心がければ自軍で一番レベルが高くなると思われる。撃墜数を稼ぐならば、援護攻撃を習得しよう。
また、本名が「リーサ・クジョウ」である事がゲーム中で明かされているが、これは本作で数少ない2ndシーズンの要素である(1stシーズンでは彼女の本名は「クジョウ」としか語られていない)。一方、2ndシーズンとの兼ね合いからか、カティの声を聞く場面があったにも関わらずその存在に気付いていない。
余談だが、第9話CB追跡ルート「次元震」の分岐において、スメラギが選択する場面がある。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『2nd』の設定を加えて登場。ソレスタルビーイングメンバーだけでなく、原作以外のZEXISメンバーからも励まされることによって失意から立ち直り、ZEXISのまとめ役に復帰する。
第19話「それぞれの戦場」にて、「かつてAEUモビルドールの開発に携わっていた」事が明らかになる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
『劇場版』の設定で登場。今回は戦乱を裏で操る存在を探るために途中までは独自行動を取っていた。第31話「切り拓かれる運命」で正式参戦し、Z-BLUEに加入する。機体の修理装置が復活し、新しいエースボーナスによってよりサポートに特化している。
なお、ミサトマオとは良き飲み仲間となっている模様(原作の設定上では、スメラギは既に断酒しているのだが。詳しくは余談の欄を参照)。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
引き続き『劇場版』の設定で登場。第21話離脱ルート「ジュピター・クライシス」にて、機体およびパイロットの精神を侵食するELSと初交戦した際に「ELSの侵食によってパイロットの精神状態が危険になった場合は、即撤退させる」という適確な指示をZ-BLUEに出すという一幕がある。
また、あるシナリオでスパロボでは半ば暗黙の了解…となっていた年齢について言及されるシーンがあり、原作(劇場版『機動戦士ガンダム00』)と同じく33歳であるらしい。不思議な歳の取り方をしている件については禁句?

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
『劇場版』の設定で登場。リチャード・クルーガー率いる傭兵部隊アンノウン・エクストライカーズの最古参メンバーであり、その後身となる地球連邦政府所属の独立遊撃部隊アルティメット・クロスのまとめ役の一人として活躍する。
なお、あろう事か第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」において宴会で酔い潰れて眠ってしまうという原作の設定上絶対にありえない場面がある……が、そうでもしなければあの人事有り得なかったのも事実である
スーパーロボット大戦BX
『劇場版』の設定で登場。『UX』やZシリーズと異なって、断酒している事が明言されている。
なお、第26話「三つの星が集う時」において開催された「ミス一番星コンテスト」終了後に戦術指揮官をやる話が持ち上がった際には「戦術指揮ではなくて、『応援』という形ならば」という条件でOKを出している。[3]

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
自軍部隊であるアークエンジェル隊を間接的にサポートする。第28話「「男らしく」でいこう!」にてアークエンジェル隊の元に駆けつけ、直接行動を共にするようになる。

パイロットステータス設定の傾向

艦長としては平凡。『第2次Z破界篇』では武装追加が遅いので、あまり気にしなくていい。

能力値

射撃がやや高いが、他は普通。

精神コマンド

第2次Z破界篇再世篇
ひらめき信頼鉄壁突撃期待再動
熱血を覚えないので攻撃面は弱い。期待や再動によるサポートが主になる。
UXBX
ひらめき信頼突撃鉄壁期待

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z破界篇
指揮官L4、パーツ供給修理スキル
デフォルトで習得している修理スキルの恩恵でレベルが上がりやすい。武装追加がされるまではこれでレベル上げをするといい。
第2次Z再世篇
指揮官L4、パーツ供給ガード
再世編ではプトレマイオス2修理装置が搭載されてないため修理スキルが削除されている。
UX
援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L1、指揮L3

固有エースボーナス

特殊スキル『指揮官』の効果が2倍
第2次Zでのボーナス。
指揮官のスキルレベルが最大なら、隣接する味方機の最終命中率・回避率+50%の補正が付く非常に強力なボーナス。ガイオウ様相手にも対策として利用出来る。
だが、『破界篇』では武装追加が遅く撃墜数を稼ぐ機会に乏しいため、周回プレイでもエースボーナスの獲得は余程やり込まないと難しい。『再世篇』では最初から武装がついているために意識すれば1周目からエースにすることもできるが、P武器が無いためヒット&アウェイを修得させるなり援護攻撃を修得させるなりする必要がある。
『指揮官』範囲内にパーツ供給が可能になる
第3次Zでのボーナス。
第2次Zまでと比べるとサポート向けになった。今回は強力な効果を持つ強化パーツが多く、パーツ枠を圧迫せずに消費型としては破格の性能の「インサラウムの秘宝」や「奇跡のカケラ」を使いやすくすると考えれば有用なボーナス。

戦術指揮

搭載・回収時の回復率50%、プレイヤーフェイズ時の攻撃力10%上昇、EN、MP10%回復
UX。ENMP10%回復のおかげで自軍全体の継戦能力が向上するのが強み。しかも、もう一人の所有者とは異なり、攻撃力も強化出来る点が大きい。
プレイヤーフェイズ時の攻撃力上昇、対ELSへの攻撃・防御力上昇、搭載・回収回復率上昇
BX。

パイロットBGM

「DAYBREAK BELL」
1st前期OPテーマ。
「儚くも永久のカナシ」
2nd前期OPテーマ。
「ENVOY FROM JUPITER」
劇場版劇中BGM。『UX』では、その後半2分の部分(TV版でのBGM「FIGHT」のアレンジ)が採用されている。

人間関係

刹那・F・セイエイ
ツインドライヴシステムを搭載したガンダムに搭乗し、純粋種のイノベイター覚醒した刹那はソレスタルビーイングのミッションの要であったが、スメラギは(ミッション遂行のためとはいえ)刹那に頼ってしまうことに対して申し訳無いと感じていたことが小説版にて明かされている。
アレルヤ・ハプティズム
温厚な人柄からかガンダムマイスターの中では特に仲が良く、二十歳の誕生日の際には一緒に酒を酌み交わしていた。
ティエリア・アーデ
1stシーズンの頃はティエリアから突っかかれることが多かったが、スメラギはそんな彼を温かく見守っていた。
ティエリアの性格が丸くなったこともあって、2ndシーズン以降は互いに信頼し合う様子が見られる。
フェルト・グレイスクリスティナ・シエラリヒテンダール・ツエーリラッセ・アイオンミレイナ・ヴァスティ
プトレマイオスのクルー。彼らからも慕われている。特に、フェルトに対してはスメラギ本人曰く「姉(ラッセからは「トレミーのママだとツッコまれているが)のように(フェルトのことを)見守っている」とのことである。
アニュー・リターナー
2nd第11話「ダブルオーの声」から乗艦したプトレマイオスクルー。交流する場面はあまり多くなかったものの、スメラギは仲間であるアニューの運命を弄んだリボンズ一派に対して憤っている。
第2次Z再世篇』では条件を満たしてアニューが生還を果たした場合、第35話宇宙ルート「明日へのあがき」冒頭にて彼女の(かつての)正体を知ってもなお以前と変わらぬ信頼を寄せるスメラギ達の様子が見られる。
アレハンドロ・コーナー
ソレスタルビーイングの監視者。擬似太陽炉の存在から組織裏切り者がいることを推理したスメラギであるが、それが彼であるという事実にはたどり着けなかった(もっとも、証拠が限られている状況だったので仕方が無いのだが)。
なお、『第2次Z破界篇』では原作と異なり、第48話「夜明けの鐘」にてプトレマイオスのクルーと共に黒幕・アレハンドロと直接対決することが可能である。
ビリー・カタギリ
大学時代の友人で、同じゼミだった。彼から片想いを寄せられているのだが…。
カティ・マネキン
大学時代の友人であり、同じ戦術予報士として憧れの存在でもあった。後年、敵対することになるが、それでも彼女への友情は変わらなかった。
劇場版でのELS防衛作戦では、地球の市民を守るために共闘することとなる。
エミリオ・リビシ
AEUの軍人で、スメラギの恋人。彼の戦死が彼女のトラウマとなり、後に「戦争根絶」を掲げるソレスタルビーイングに参加する切っ掛けにもなった。
なお、『第2次Z再世篇』では第19話「それぞれの戦場」にて、スメラギが基礎理論を構築したモビルドールによって命を奪われたという衝撃的な事実が語られている。
レイフ・エイフマン
ユニオンの科学者。大学時代の恩師。
グラハム・エーカー
ユニオン出身の地球連邦軍エースパイロット。劇場版では、ELSの大群に追われて窮地に陥っていたガンダムマイスター達を助けたお礼に、グラハム率いるソルブレイヴス隊に対して、プトレマイオス2改での補給を許可した。
余談だが、スメラギ(8月24日)もグラハム(9月10日)と同じ「乙女座の生まれ」である。
ミーナ・カーマイン
劇場版では一切の接点が無い。しかし、『UX』では原作と異なり、第24話「A wakening」にて彼女と直接対面を果たし、ELSの対処について意見を交わし合った。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ブライト・ノア
ガンダムシリーズにおける艦長の大先輩。『第3次Z』では共に組織のまとめ役としてZ-BLUEを盛り立てる。
一方で、『第3次Z時獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉」および『第3次Z天獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉II」におけるミスコン騒動の代表責任者として、スメラギはブライトから合計で二度も説教を受けている。
トレーズ・クシュリナーダ
『第2次Z再世篇』ではモビルドールの基礎理論を構築したスメラギの元へクワトロ・バジーナを遣わしてOZへのスカウトを試みる。
一方、スメラギはモビルドールの存在を否定してくれたトレーズに対して密かに感謝していた。
マリュー・ラミアス
スメラギと同じ21世紀のガンダムシリーズ作品における女性艦長の一人。『CC』では共に自軍部隊を盛り立てる。
なお、マリューと言えば乳揺れシーンが有名であるが、実はスメラギにも乳揺れシーンが存在(2nd第4話「戦う理由」にて)している。

リアル系

ジェフリー・ワイルダー
第2次Z』および『第3次Z』、『BX』における部隊まとめ役としての同僚。
また、『UX』でも共に究極の混成部隊のまとめ役となっており、出身世界の違いを越えて互いに協力し合う。
ゼロ
『第2次Z』および『第3次Z』における自軍部隊のまとめ役としての同僚。戦術指揮官同士、お互いの能力を認め合っている。だが、その組織の方針から、いずれは敵対する可能性も指摘している。
彼の正体までは気付いていないようだが、言動の端々に現れる若さや脆さなどから「未成年である」ということは薄々察している模様。
『CC』のイベント「宇宙を守って来た者達」ではゼロを相手に熾烈を極める知略戦を繰り広げた末に引き分けている。
紅月カレン
『第2次Z再世篇』第10話中東/クメンルート「もう一人のロックオン」において、当時失意のどん底にあったスメラギに対して温かく諭している。カレンの言葉に心を動かされたスメラギは、ZEXISへの復帰を決心するのであった。
扇要玉城真一郎
直接的な描写こそ無いが、『第2次Z破界篇』第48話「夜明けの鐘」で彼ら相手に飲み比べを行い、両名とも酔い潰させたとの事。
なお、『第2次Z再世篇』第49話「ゼロとルルーシュ」で 条件を満たしていれば、ゼロを裏切ろうとする扇をジェフリーと共に説得する。
メリッサ・マオ
『第3次Z』での飲み仲間。

スーパー系

流竜馬
『第2次Z破界篇』第9話CB追跡ルート「次元震」にて日本エリア11のどちらかに向かうかの選択の際には、スメラギに決定を委ねている。また、この時に「生命を張るんなら、信用できる人間の決定だ」と彼女を信頼していることをうかがわせる台詞を言っている。
神隼人
『第2次Z破界篇』では序盤から共闘しているが、別行動を取る際に彼から現実逃避の為の深酒を慎むよう忠告される。隼人はスメラギの内面的な脆さも看破していた様子。
巴武蔵
『第2次Z破界篇』序盤から共闘。スメラギのことを「酒飲み姉さん」と呼ぶ。第11話暗黒大陸ルート「顔が2つたあ生意気なッ!!」エピローグでの親睦会の際には、彼女の酒に一杯呼ばれている。
チームD飛鷹葵館華くらら加門朔哉ジョニー・バーネット
『第2次Z破界篇』ではチームとしての結束力に欠ける彼女達へ、さり気なくアドバイスを送り続けていた。
『UX』では彼女達と旧知の仲である。また、葵と共にインスマウスの海水浴で水着姿を披露し、の目を釘付けにしている。
田中司令
『第2次Z破界篇』では、第37話「雄々しく……そして、美しく」にて彼からトレミーの強襲用コンテナを受領する。一方で、他人を煙に巻く彼の言動には辟易している様子。
ウラジミール
『第2次Z破界篇』終盤で、彼女の証言からチームトリニティのスポンサーがラグナ・ハーヴェイであった事実を知る。
城田志郎
『第2次Z破界篇』では、戦術アドバイザーである彼との絡みが多い。また、暗黒大陸での親睦会の際には、スメラギの酒に一杯呼ばれている。
葛城ミサト
『第3次Z』での飲み仲間。酒好きであることや、自身の年齢を気にしている件等もあって気が合うようだ。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
『第2次Z破界篇』では見習い扱いで彼のCB加入を認める。トレミーの医務室のベッド使用料を請求するジョークを口にするなど、彼の守銭奴ぶりを弄って楽しんでいる節がある。
また、彼を飲み仲間に誘う場面もあるが、これはクロウがビリーと同じ声という声優ネタかもしれない。
エルガン・ローディック
『第2次Z破界篇』序盤で彼からの要請を受け、平和維持理事会への協力を決意する。終盤では彼の思惑によりロックオンを失った事で、怒りを込めた平手打ちをエルガンに放った。
AG
『第3次Z天獄篇』では、第32話「太極」にてジェミニオン・レイ覚醒させる為とはいえ昏睡状態にあったヒビキを出撃させたAGに対して、Z-BLUE一同の怒りが込められた平手打ちを放っている。
なお、AGからは好意を寄せられているが、スメラギは彼に対して心を許していない模様。
リチャード・クルーガー
『UX』における傭兵部隊アンノウン・エクストライカーズの隊長。本編開始前から協力関係を結んでいる。

名台詞

1st

「そんなに硬くならないで。私達ソレスタルビーイングの初お披露目よ。ド派手に行きましょ!」
第1話「ソレスタルビーイング」におけるスメラギ初登場時の台詞。私設武装組織ソレスタルビーイングの全世界への武力介入開始で、不安に駆られるトレミークルーの緊張をほぐそうとする…のだが、彼女は酒を手にしていた。
なお、ゲーム『SDガンダム GGENERATION WARS』では、これを元にしたと思われる「よく狙って。ド派手に行きましょ!」という戦闘台詞が存在する。
「それは、悪行よ…」
ソレスタルビーイングの初ミッション終了後のスメラギの独白。組織の理念に酔わず、自分達が「世界の敵」になる事を冷静に認識していた。
なお『第2次Z破界篇』では、第2話「変わる世界」におけるソレスタルビーイングの初ミッション終了後のスメラギの反応が、原作とは少し異なる。
「それは、若さよ」
第2話「ガンダムマイスター」より。勇んでミッションに赴くアレルヤティエリアを見送った後のつぶやき。
この台詞の元ネタは、クワトロ・バジーナの名台詞「これが若さか…」であろう。余談だが、『第2次Z再世篇』第10話中東/クメンルート「もう一人のロックオン」にてクワトロがスメラギをスカウトしに来る展開がある。
「女はね、実年齢を言われるとその分だけ若さが減るの」
第6話「セブンソード」より。ユニオン領内のホテルにて大学院卒業以来再会したビリーとの会話から。
年齢(スメラギは当時26歳)については、あまり触れてほしくないらしい。20代後半以降の女性の心理を物語る名台詞である。

2nd

ロックオンクリスリヒティ…モレノさん…)
(もう一度、私にできるかしら? 世界と向き合うことが…そして、大切な人を守ることが…エミリオ)
第4話「戦う理由」より。約5年前に撮ったソレスタルビーイングの仲間の集合写真に手を当てて。アレルヤからの励ましを受け、戦死した仲間および恋人・エミリオのことを思い出しながら、スメラギは失意から立ち上がろうとしていた。
ちなみに、この場面に登場したソレスタルビーイングの仲間の集合写真の出典元は、1stシーズンDVD第7巻に付属している高河ゆん氏(『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザイン担当)の書き下ろしイラストである。
「この服…ちょっとキツいんだけど…」
手渡された制服を着てクルー達の前に現れるが、サイズが合っておらずかなりピチピチな状態であった。
イアン曰く「その方が好み」だとか。数少ない『2nd』でのスメラギのお色気シーンだが、この場面の裏でアロウズへの参加を表明したビリーがスメラギへの憎悪をたぎらせていた…。
「戦争が止められないのなら、戦術で早期解決を図る。被害を最小限に抑え、人命を救う…」
「カティのような戦術予報士に、私はなりたいんです」
第10話「天の光」冒頭のスメラギの回想より。当時大学生だったスメラギ(リーサ・クジョウ)がビリーに語った、同窓の友であるカティ・マネキンへの憧れと、自らの戦術予報士としての
ちなみに、スメラギが大学卒業時(当時17歳)に書いた卒業論文のタイトルは「無人機戦闘における戦術理論と予想被害規模」。この設定をふくらませたのか、『第2次Z再世篇』では「スメラギが大学生時代に書いた卒業論文を基礎理論としてモビルドールが開発された」という大胆なクロスオーバーがなされている。
「大体の事情はわかったわ。でも、今しなければならないのは、敵の衛星兵器を破壊することよ」
「あなたは、私達の仲間よ」
第11話「ダブルオーの声」より。自分もまた世界を裏から操るリボンズ一派と同じイノベイターであるとソレスタルビーイングメンバーに告白しようとしたティエリアを制止して。
スメラギらソレスタルビーイングメンバーからの変わらぬ信頼を実感したティエリアは、改めて「人間」として生きていくことを決意したのであった。
「現空域にいる全機体に、有視界通信でデータを転送します」
「データにある空域に侵入してくるピラーの破片を破壊して下さい。その下は、人口密集区域です!」
「このままでは、何千万と言う命が消えてしまう…。だから、お願い。みんなを助けて!」
第17話「散りゆく光の中で」にて発生した「ブレイク・ピラー事件」におけるスメラギの救援要請。その時、スメラギはアフリカタワーに集結している各勢力の全MSに対し、落下してくるピラー破片の破壊を顔出しで懇願している。
この自身の安全を顧みないスメラギの行動[4]が人々の心を動かし、ソレスタルビーイングカタロン、クーデター派、地球連邦正規軍、そしてアロウズが、敵味方のしがらみを乗り越えて一丸となり、ピラー破片の破壊作業を行った。
「R2の射出準備をお願い!」
最終話「再生」より。リボンズと激闘を続ける刹那を支援するため、あえてGNドライヴの無いMSの射出をイアンに要請する。
なお、R2とは二度目の改修を受けた刹那の愛機のこと。その後の延長戦を見越したスメラギの予測もさることながら、あの機体のまさかの登場に、驚いた視聴者も多かったのでは…。

劇場版

「刹那。わかっているとは思うけど、ダブルオーライザーは太陽炉の代わりに粒子タンクを増設した急場凌ぎの機体よ。絶対に無理はしないで」
ELSが擬態した)木星探査船エウロパを破壊すべくダブルオーライザーで出撃する刹那に対するスメラギの注意。
ちなみに、水島精二監督はこの台詞について「刹那に対して『トランザムを使うなよ』と念を押すと、彼が必ずトランザムを使用してしまう展開の前振りです」と解説している。
水島監督の言った通り、実際にその後、刹那は火星宙域で遭遇したELSと対話するために、GN粒子残量が限られているこのダブルオーライザーでトランザムバーストを敢行するのであった。
「カティ、もう少しだけ持ちこたえて!」
カティ「…! 勝機があるというのか?」
「いえ、ないわ」
カティ「なんだと!?」
「でも、希望はある!!」
劇場版の終盤にてELS防衛作戦で共闘する友カティ・マネキンとの通信より。
カティからの通信が届いた時、地球連邦艦隊の損失は55%に達していた。その上で、ELSとの圧倒的な戦力差等も考えると、確かに「勝機は無い」と言える。
だが、ELSとの対話の可能性という「希望」はあった。それは、ELSとの「対話に挑む者」と「対話のための機体」に託されることになる。

迷台詞

「いいでしょ? 私は作戦を考える係。あとの事は任せるから」
1st第1話「ガンダムマイスター」におけるソレスタルビーイングの初ミッションで、オペレーターのクリスからミッション中に飲酒していたことを咎められて。母艦プトレマイオスが安全圏にあるとはいえ、指揮官のミッション中での飲酒は問題があるのではないだろうか。
ちなみに『第2次Z破界篇』では、スメラギの搭乗するプトレマイオスがストーリー後半に入るまで非武装なので、彼女の言葉どおり戦闘は他のユニットに任せるしかない
「あの子ったら、何やってるのよォ!」
2nd第7話「再会と離別と」より。戦闘中行方不明になっていたアレルヤマリー口付けを交わし合っていた光景を画像[5]で見て、驚愕あるいは赤面するトレミーの反応の後で、その締めとなるスメラギの一言。
戦闘中行方不明になっていたアレルヤの安否を皆が心配していたというのに、肝心のアレルヤ本人は見知らぬ女性(しかも元・敵パイロット)と口付けを交わしていたのだから、スメラギでなくてもそう言いたくなるだろう。
「ええ、もちろんよ…」
「言わないで…」
ドラマCD第1弾アナザーストーリー「MISSION-2306」の「ハレルヤの日」にて。ハレルヤ(アレルヤの別人格)に連れ出された後、スメラギの声は色っぽくなっていた
ハレルヤがスメラギに対して一体何をしたのか気になるところだが、ロックオン曰く「お子様には早いって!」とのことである。
「それでは、ガンダムファイト、レディーゴーッ!」
東方が紅く燃えてたわ…」
ドラマCD第2弾アナザーストーリー「ROAD TO 2307」にて、前者はティエリア刹那の模擬戦開始時、後者は終了時に発した台詞。
言うまでもなく『Gガン』ネタであり、後者の台詞はアレルヤから「何ですか、それ?」とツッコミを入れられた。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「だけど、私達の究極の目的は世界平和であり、人類が滅んでしまったら、全ては無意味だわ」
第2次Z破界篇』第9話CB追跡ルート「次元震」より。スメラギがCBの目的(=世界平和の実現)と手段(=武力による戦争の根絶)を明確に分けて考えていることがわかる。
国連への協力を依頼してきた謎の人物ボートマンからの通信を聞いたスメラギは、地球異星人等の侵略を受けている状況を考慮し、戦争を幇助する国家や組織への武力介入行動を自粛。CB、チームDゲッターチームら仲間達との協議の結果、国連平和維持理事会への協力を決断している。
(この男とはいつか戦う事になる…これは予測では無く、勘だけど…)
同上シナリオより。アクシオン研究所における対次元獣戦で、一時的な共闘を果たしたゼロとの別れ際に抱いた予感。この予感が当たるかどうかは、『再世篇』での行動次第
なお、『第3次Z時獄篇』の正史では、スメラギの予感が的中してしまったようだ。
(ミスター? それともミス? さすがに聞けないわね、これは…)
『破界篇』第10話暗黒大陸ルート「お前のドリルで天を突け!!」より。リーロンからの自己紹介を受け、その風貌から性別を図りかねてのモノローグ。
「代表のお考えは理解しました。そして、その判断は正しかったと言えるでしょう」
「ですが、間接的とはいえ、私達はそれによって大切な仲間を失いました」
「これは私と残された者達の想いです」
『破界篇』第48話「夜明けの鐘」より。アレハンドロの動向を察知しながらも敢えて泳がせていた事で、結果的にロックオンを失う事態を招いたエルガンの頬を張り、ZEXIS一同の怒りを示す。
(カレンとゼロ…。以前と比べて少し関係が変わった…?)
第2次Z再世篇』序盤で対等な口の利き方でゼロの失言を咎めるカレンとそれに素直に応じるゼロの様子を見た時の感想。『破界篇』の時期には常に敬語でゼロに接していたカレンの変化を見て、すぐに察したようである。
(モビルドール…。理論だけが先行していたあれが、完成していたなんて…だけど、私は逃げない…! ソレスタルビーイングとして、ZEXISとして戦う! 彼を…エミリオを奪ったモビルドールとそれを生み出した過去の私自身と!)
『再世篇』第19話「それぞれの戦場」におけるモビルドールとの戦闘前会話。かつてスメラギが基礎理論を構築し、彼女の恋人エミリオの命を奪った「悪魔の人形」が再び日の目を見る。
だが、既にスメラギは己自身の過去の過ちと向き合い、その象徴であるモビルドールと戦う決心を固めていた。
「その全てを許可します」
『再世篇』第47話「死線!総攻撃Dr.ヘル!」にてセクハラ発言をやらかしたブロッケン伯爵に対して、メンバーが口々に処刑プラン(サッカーボールにする、逆さにして花瓶にするなど)を言ったのち、締めとしての一言。
(ヴェーダの情報でも、大塚長官の行動力は要注意とされていたけど…こうして実際に話を聞くと、やっぱり驚くわね…)
『再世篇』第48話「ゴッドブレス・ユニバース」シナリオデモにて大塚長官が自分の命を狙ってきた暗殺者を悉く返り討ちにした話を聞いて。
(感謝します、トレーズ・クシュリナーダ…。あなたがモビルドールという存在を葬ろうとしてくれた事に… だから、私とソレスタルビーイングはあなたと戦います)
(あなたやゼロの望みのままに)
『再世篇』第52話ゼロレクイエムルート「混迷の戦場」および第53話黒の騎士団ルート「最後の勝利者」におけるトレーズとの最終決戦時の戦闘前会話。
ZEXISの他の面々と同じくトレーズの真意を知りつつもあえて戦うスメラギであったが、己自身の忌まわしい過去の象徴であるモビルドールの存在を否定するトレーズには個人的に感謝の念を抱いていた。
「ゼロ…。あなたと戦うような事にならなくて本当に良かったわ」
『再世篇』黒の騎士団ルートのエンディングより、ゼロに対して。スメラギのこの言葉にゼロ本人も「その気持ちは俺も同じです」と返した。
「ごめんなさいね、AG。あなたが人間だろうと、ロボットだろうとそれはないから」
『第3次Z時獄篇』のエーストークにてAGから結婚を申し込まれた際の返答。一方、AGはスメラギに対して本気で結婚を申し込んでいただけに、激しく落ち込んだ。
「アンチエイジングを考えなくていい世界なんて張り合いがないわ」
第3次Z時獄篇』第34話「輪廻の宇宙」より。竜馬から「エタニティ・フラットが実現すれば老化が止まるぜ」という冗談を言われた際に。スメラギは「年齢を重ねてもなお、美しくあろうと努力することに意義がある」と考えているようだ。
ちなみに、ミサトもスメラギの意見に同意しており、竜馬はそんな二人の女性に対して「いい気合だ。ホレるぜ、姐さん達」と賛辞を贈っている。
「アンノウンの侵食を回避するためにもパイロットの精神状態が危険な状態になったら、撤退の指示を出すわ!」
第3次Z天獄篇』第21話離脱ルート「ジュピター・クライシス」より。機体およびパイロットの精神を侵食するELSと初交戦した際におけるスメラギからZ-BLUEへの伝達。
なお、このスメラギの指示に準拠した故か、本作では「ELSの侵食を受けた機体のパイロットの気力が80以下になっていた場合、機体のHPに関係なく撃墜扱い」になる。
「だからと言って、独断で隊員の生命を危険に晒すような真似は二度と認めません」
「さっきの一発は、Z-BLUEを代表してのものです」
『天獄篇』第32話「太極」より。(結果的にジェミニオン・レイ覚醒に成功したとはいえ)昏睡状態に陥っていたヒビキを出撃させたAGに対して、スメラギはZ-BLUE一同の怒りを込めた平手打ちを放つ。
一方、スメラギに頬を張られたAGは意味深長な発言をして、それを聞いたティエリアはある人物を連想する。『第2次Z破界篇』をプレイした経験のあるプレイヤーならば、ニヤリとしたのではないだろうか。

携帯機シリーズ

「ええ、いつかきっと来るわ。この宇宙に生きる、すべての命とわかり合える日が…」
UX』第48話「来るべき対話」エンドデモより。ELSとの対話成功後のブリーフィングでのスメラギによる締めの言葉。
差異を乗り越え互いにわかり合うための努力を惜しまぬ限り、その日は必ず来るのだろう。
「あくまでイオリアが目指したのは、人類同士の火種を外宇宙まで持ち出さない事」
「そういった意味では、来るべき対話の時は来ていません」
BX』第19話ELS移送ルート「歴史の裏に消えた者達」より。「イオリアが言う『来るべき対話』は、既に先人達によって成し遂げられているのではないのか?」という自軍部隊からの疑問に対するスメラギの回答。
確かに先人達の尽力が有ってもなお、この世界において人類同士(または、地球人類vs地球外生命体)の戦争はいまだに絶える事が無かった。それ故に、自軍部隊のはスメラギの回答に納得し、CBメンバーの言葉に耳を傾けていく。
そして、「CBを自軍部隊の戦力として受け入れた方が得策である」というフリットの最終的な判断によって、CBは自軍部隊への加入を認められたのであった。
「ごめんなさい。私は今、お酒は止めているのよ」
「ほら、お酒は飲み過ぎると思考を鈍らせるから…」
『BX』第26話「三つの星が集う時」より。剣士ゼータから「スメラギ殿、一杯いかがですかな?」と酒を勧められた際のスメラギの返答。
余談の欄にもあるとおり、スメラギは2nd第4話を最後に断酒している(当然、劇場版においても飲酒する場面が無い)。『BX』におけるこの場面は、原作の設定を反映したものである。
「ずいぶんと強引で過激な方法ね? もっとも、人の事を言えた義理じゃないけど」
『BX』第29話「再会、そして別れ」より。新造艦「シャクヤク」がヴェイガンの手に渡る事を防ぐためとはいえ、それを爆破してしまったキャプテン・アッシュに対しての一言。
この辺りの行動は、1stシーズンにおけるソレスタルビーイングと相通じている。

単独作品

「敵の連携を断つわ。魚雷で高濃度粒子を散布!」
CC』Cosmic Chronicle第8章「世界の歪み」より。味方を包囲する地球連邦軍等の連携を断つ目的で、通信を妨害する効果を持つGN粒子を含んだプトレマイオス2のGN魚雷を発射させる。
乱戦下で通信妨害を起こさせる事は、敵軍はともかく味方にとっても大変不利になる…のだが、自軍部隊の面々はいくつもの修羅場を潜り、眼を閉じてたって味方同士で連携できる者ばかりだったので、地球連邦軍等の包囲網を突破する事に成功したのであった。
この様に一見無茶と思える戦術を可能にしたのは、スメラギが事前に味方パイロットおよび機体の能力を充分に把握した上で戦術を組み立てただけでなく、味方からの強い信頼も有ったからこそなのだろう。
「超近距離からの攻撃ならバリアは張れないはず…」
同上シナリオより。敵機が「物理攻撃を無効化する装甲およびビーム攻撃を無効化する特殊なバリアで守りを固めている」というルリの報告を聞いて。
わかりやすく言うと、「敵機がバリアを張れない超近距離まで接近してからビーム兵器によって攻撃する方法が有効ではないか」という事である。
上記の台詞の元ネタは、特撮作品『仮面ライダー剣』における仮面ライダーギャレン/橘朔也の名台詞「この距離ならバリアは張れないな!」から。

スパロボシリーズの迷台詞

Zシリーズ

「女の意地ってものがあるのよ。こういう場は譲れないわ」
第3次Z時獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉」より。フェルトおよびミレイナと共にミスコンに出場する。Z-BLUE指揮官がこんなことをしていて良いのだろうか…。
「慌てないで、ミレイナ。まずは戦況を確かめるのが先よ」
同上シナリオより。ミスコンが始まり女性同士が互いに武力によって争う中、スメラギは一人静観する。どうやら、漁夫の利を狙っているらしい。さすがは戦術予報士?
「…ブライト艦長って…怒ると怖いのね…」
上記のミスコン騒動の件で、ブライトから説教を受けた後に。彼から厳しく絞られたので、スメラギは消耗していた(顏グラフィックにもその様子がうかがえる)。
ただし、ミスコンについては最終的にはブライトに「緊張をほぐすためのレクリエーション」として理解してもらえたようだ。
「そっか…。私…ミレイナみたいな子供がいてもおかしくないのよね…」
第3次Z天獄篇』ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉II」より。加齢している件をからかうAGに対して静かに怒るスメラギへミレイナから「うちのママの1歳下なんですから、まだまだです!」とフォロー(?)されるも、逆に落ち込むことに。
もっとも、原作におけるミレイナは彼女の母親であるリンダ(スメラギより1歳上)が18歳の時に産んだ子供なので、そこまで落ち込む事でもないどころか、Zシリーズだとこのミレイナの発言によりリンダは13~14歳でミレイナを産んだ事になってしまうので、むしろミレイナみたいな子供がいたらマズ過ぎる。
なお、スメラギは二度目のミスコン騒動の件においてもその代表責任者として、同僚の指揮官であるテッサと共にブライトから厳しく絞られるハメになってしまった。しかも、今回は前回と異なりミスコン自体が全面中止という結末になってしまったので、少し報われないという気がしないでもない。

携帯機シリーズ

「あら、ビーチで飲みかけだったのをそのまま持って来ちゃったわ」
UX』第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」における戦闘前会話にてミレイナから酒を持ったままであることを指摘されて。どうやら、インスマウスのビーチで酒を飲んでいた最中に戦闘状態に突入してしまったらしい。
「ZZZ…」
同上シナリオより。戦闘終了後の宴会にて酔っぱらった瑠璃によってチャムエレボスリナフェイエイーダ戦術指揮官に任命されていく状況の中で、シンはスメラギに意見を求めようとしたが、肝心のスメラギは酔い潰れて眠ってしまっていた
原作におけるスメラギの酒豪ぶりを考えるとありえない(そもそも劇場版設定では断酒している)展開であるが、日中から飲酒していたことを考慮すると夜の宴会の場において酔い潰れてしまうのも無理もないであろう。
「艦長役はそもそも男性だったでしょう? 私は飲む時でも…あんなには飲みませんよ」
BX』第26話「三つの星が集う時」より。篠田先生に「映画『ソレスタルビーイング』に登場する艦長役は大酒飲みでしたが、役のモデルになったスメラギさんはそうじゃないのですね」と驚かれて。
スメラギの返答の一部(特に「…」の部分)には、少々歯切れの悪さを感じさせる。その直後、から的確なツッコミを受ける事に。
なお、映画『ソレスタルビーイング』におけるスメラギに相当する人物は「髭面のおじさん」(劇場版公式twitterより)であった模様。
(たぶん、ビリーが情報を提供したのね…。あの時の自分を恥じるわ…)
同上シナリオより。勉から「映画『ソレスタルビーイング』の監督のインタビューでは、キャラ作りも関係者からの情報に基づいて行われたと言っていたんですが…」と指摘された際のスメラギの心境。
今になって、かつて(ソレスタルビーイングが一時壊滅した後に)ビリーの自宅に居候して怠惰な生活[6]を送っていた事を後悔するハメになってしまった…。
「誰がママですって!? 『お・姉・さ・ん』よッ!」
『BX』キャンペーンマップ「目覚めの儀式」終了時デモより。直前にスメラギが言った「この艦の姉」という言葉に対してラッセが「ママじゃなくてか?」と突っ込んだ際に。

搭乗機体・関連機体

プトレマイオス
ソレスタルビーイングの多目的輸送艦。艦に武装が無い(1stシーズン終盤を除く)ため、スメラギは後方で作戦立案することが多かった。
プトレマイオス2プトレマイオス2改
ソレスタルビーイングの多目的攻撃母艦。艦に武装が施されているため、スメラギは最前線に出て戦闘指揮できるようになった。
外宇宙航行艦「スメラギ」
劇場版エピローグである西暦2364年の登場。艦長のアーミアおよび最高責任者のクラウスをはじめ搭乗員は全てイノベイターで、未知の惑星を発見した。
なお、艦名はソレスタルビーイングの戦術予報士であるスメラギ・李・ノリエガに由来している。SRW未登場。

余談

  • スメラギは非常に優れたプロポーションをしており、1stシーズンでは胸元を大きく開いた服など、ナイスバディである事を強調する服をよく着用していたが、2ndシーズン以降はほとんどの登場シーンでソレスタルビーイングの制服姿となっている。
  • 1stシーズンにおけるスメラギの髪型(ロングヘア)は、作画スタッフにとって描くのが大変(特に、彼女の外へとハネている髪の部分)であったという。
    • 上記の作画スタッフの負担を軽減させるため、2ndシーズンにおけるスメラギの髪がセミロングへと短くなったという逸話が有る。
  • スメラギの酒豪という設定や、劇中の飲酒している場面によって、一部では「スメラギはいつも酒を飲んでいる」というイメージも抱かれているが、実際には(ソレスタルビーイングの初ミッションおよびアレルヤ奪還作戦を除く)戦闘時、作戦会議等の大事な話し合いをする時には、酒を口にしていない。
    • また事実として、スメラギには飲酒が原因でミッションの遂行に支障をきたしたり、あるいはミッションに失敗する等の失態を演じる場面が劇中において存在していない。
    • なお、監督の水島精二氏と脚本家の黒田洋介氏は「スメラギは、ソレスタルビーイングに復帰した2nd第4話を最後に酒を断っている」と語っている。
      • 事実、2nd第5話以降は、スメラギが飲酒するシーンは一切出てこない。ついでに、2nd第17話と2nd第18話の間に位置するドラマCD第4弾アナザーストーリー「4MONTH FOR 2312」では、酒の代わりにソフトドリンクを口にしていた。
      • 一方、スパロボシリーズでは劇場版設定であってもスメラギが飲酒している様子が見られる。これには、シナリオ上における酒にまつわるエピソードを描写するため等の理由が考えられる(特にUX』では、そもそもスメラギが酔い潰れないとあの人事が成立しない)。
        • 劇場版設定の『BX』では、「2nd第4話を最後に断酒している」という原作の設定が反映された。

脚注

  1. ちなみに、劇場版公開当時に配布されていたストーリーカードでは、「西暦2313年の時点でスメラギの指揮の元、ソレスタルビーイングはブリジアにおいて軍の解体に反対する勢力に対して秘密裏に武力介入していた」ことが語られている。
  2. ついでに、劇場版公式twitterによると「スメラギの指揮の元で、ソレスタルビーイングは(西暦2312年の2ndシーズンエピローグ後から劇場版の舞台となる西暦2314年の劇場版本編開始に至るまでの時点の)2年間で秘密裏に約100回もの武力介入を行っていた」とのこと。なお、スメラギ曰く「週刊漫画家」並の多忙な日々であった模様。
  3. ちなみに、『BX』におけるこの時のスメラギは素面の状態であり、同様の場面で泥酔していた『UX』の彼女との対比になっている。
  4. ドラマCD第4弾アナザーストーリー「4MONTH FOR 2312」では、地球連邦政府にスメラギの顔が割れてしまった可能性があると指摘され、小説版ではアロウズ側に「リーサ・クジョウがソレスタルビーイングの指揮官」という事が認識されていた。
  5. ちなみに、この画像はアレルヤおよびマリーの姿を発見したライルプトレマイオス2に送ってきたものである。
  6. ちなみに、スメラギが居候していた時期のビリーの家の一室は、彼女が飲み干した酒缶や瓶があちこちに乱雑に散らばっているという惨憺たるものであった。

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