流派東方不敗

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流派東方不敗(りゅうはとうほうふはい / A school of THE EAST INVINCIBLE[1])とは、『機動武闘伝Gガンダム』に登場する武術の流派の一つ。

先代キング・オブ・ハート東方不敗マスター・アジアが創始し、その弟子であるドモン・カッシュに受け継がれている。

気功を扱う武術で、これを修めた者は気功によって肉体の強度を高めたり、気弾を発射して離れた敵をも攻撃する、といった人間離れした力を発揮する。「Gガンダム」に登場する武術家たちは、走行中の車に追いついたりビルの屋上まで軽々とジャンプする等、全体的に人間離れしているが、生身でMSの破壊まで行った流派東方不敗は、その中でも抜きんでている。

直接的な戦闘技術だけでなく、兵法や武器の作成法など、実戦を想定した技術・戦術の教育も鍛錬のうちに含まれる。

ときた洸一の漫画版では「天地自然の大いなる力を受けて生まれた拳法」と解説されており、東方不敗が地球の自然を愛する理由付けになっている。

また、小説版では、源流はインドに端を発する、釈尊を守るために弟子達が編み出した独自の拳法とされ、感情の赴くままの破壊を禁じ、精神の力を以って肉体の限界を凌駕することを基本としている。こちらでは、東方不敗は「創始者」ではなくこの拳法を昇華して己のものとした「中興の祖」と扱われている。

WEB小説『機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red』でも東方不敗は創始者ではなく、東方不敗の師匠と姉弟子が登場している。第一章「天地天愕」および本編の後日談に当たる第三章「三侠新傳〜東方の珠〜」においては、新たな掌門が先代の掌門を殺めることによって完全に伝承される「師匠殺しの流派」であることが語られている。東方不敗はこの因習を断ち切るためにあえてドモンにも息子・ジュニアにも掌門を継承させておらず、最終的には師の遺志を理解したドモンがその在り方を受け継がずに新たな道を作ることを宣言。新たにドモンやジュニアによる流派「新一派・東方三侠」が旗揚げされ、流派東方不敗はその歴史に幕を下ろすことになった。また、流派の技の数々を記した秘宝「東方の珠」の存在も語られている。

流派東方不敗の技

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本来は生身の武術であるが、作品の都合上モビルファイターの技として使用されるものが多い。

超級覇王電影弾(ちょうきゅうはおうでんえいだん)
頭部以外の全身を渦巻状の気弾で覆い、敵陣に突っ込んで蹴散らす。二人で使用する場合、気弾となった方をもう一人が押し出すことで勢いを強める。
東方不敗が使用するときは、着弾時に「爆発!」という掛け声と共に見栄を切るのが特徴的。
漫画版『超級!機動武闘伝Gガンダム』では気弾担当は流派東方不敗を習得している必要が無い様で、ドモン以外のシャッフル同盟が担当しているが引き換えに気弾になった機体も破壊された。
秘技・十二王方牌大車併(ひぎ じゅうにおうほうぱいだいしゃへい)
掌を前面に突き出し、大きく円を描くように動かしながら梵字もしくは「十二王方牌大車」の文字を出現させ、そこから気で使用者の小型の分身を多数作り出し、対象に攻撃を仕掛ける技。
帰山笑紅塵(きざんしょうこじん)
作り出した分身を帰還・還元することで気の消耗を抑える。
酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ(すいぶ さいげんこうこデッドリーウェイブ)
気によって残像を残しつつ連続攻撃を叩き込む。
元々はスーパーファミコンのゲーム版に登場した技「デッドリーウェイブ」だが、本編に取り入れられた。
背転脚(はいてんきゃく)
ゲーム版に登場した技。
超級覇王聴演舞
王家・索命陰靈拳
劔覇千王気炎弾
いずれも雑誌『B-CLUB VOL.110』のスーパーインタビューに登場した技。文字媒体ということもあり詳細は不明。
「王家・索命陰靈拳」と「劔覇千王気炎弾」は『』にて生身の東方不敗とクーロンガンダムの攻撃として採用されている(ただしフォントの都合か一部の字が異なっている)。
超級覇王雷撃弾(ちょうきゅうはおうらいげきだん)
外伝漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』に登場した技。ひねりを加えたアッパーカット。

フィンガー系

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光輝唸掌(こうきおんしょう)
『超級!』に登場した、フィンガー系の基本となる技。気を込めた掌打を相手に叩き込む。
灼熱サンシャインフィンガー
『7th』に登場したヤマトガンダムのフィンガー技。前口上は「俺のこの手がうなりをあげる 炎と燃えてすべてをくだく!」。
ハートフルフィンガー
シャッフル・ハートのフィンガー技。
クーロンフィンガー
クーロンガンダムのフィンガー技。
ダークネスフィンガー
マスターガンダムのフィンガー技。
シャイニングフィンガー
シャイニングガンダムのフィンガー技。
小説版ではマスター・アジアがドモンに授けた技の一つで、3本の指先に気を集中し、相手の頭部を掴んで気を流し込むことで脳髄を麻痺させて行動を封じる。禁じ手として、頭部を掴むのではなく突きを入れて脳を直接破壊する殺しの応用がある。
爆熱ゴッドフィンガー
ゴッドガンダムのフィンガー技。

東方不敗の得意技である、布を用いた攻撃技。モビルファイター搭乗時はビームを帯状にして使用する。

気を込めて硬くした布での刺突や打撃、敵に布を巻き付けて動きを封じたりそのまま引き千切る、といった変幻自在の攻撃を行う。

ハートクロス
シャッフル・ハートの布槍術。
クーロンクロス
クーロンガンダムの布槍術。
マスタークロス
マスターガンダムの布槍術。
アンダーマスタークロス
ゲーム版に登場した技。
電撃布(でんげきぬの)
ゲーム版に登場した技。縛り上げた相手に対して、電撃状の気を叩き込んで感電させる。
超級覇王日輪弾(ちょうきゅうはおうにちりんだん)
『7th』に登場した技。掌から高熱の気を放つ。相手をモビルファイターごと消し飛ばす破壊力があり、石破天驚拳の完成以前は東方不敗にとって最強の技だった。
石破天驚拳(せきはてんきょうけん)
最終奥義。自身の気を極限まで高めた後に手から放つ気功弾。生身で使用した場合は真ん中に「驚」の文字が刻まれた掌の形となる。小説版においては天然自然の力を借り受け、それを気弾として射出する。
これを伝授されたドモンは後にいくつか応用技を編み出している。
石破天驚ゴッドフィンガー
ドモンが師を超えるべく開眼した流派東方不敗の新たなる奥義。石破天驚拳のエネルギーを使用した爆熱ゴッドフィンガーを放つ。
石破ラブラブ天驚拳
レイン・ミカムラを救出後、デビルガンダムを葬る際に即興で放った技。通常の石破天驚拳に、レインの分の気を上乗せして放つ。
シャッフル同盟拳
グランドマスターガンダムを葬ったシャッフル同盟の奥義。5人分の気をまとめた石破天驚拳を叩き込む。
究極石破天驚拳
スパロボでのみ実現した流派東方不敗、真の最終奥義。東方不敗とドモン、二人分の石破天驚拳で並み居る敵を木っ端微塵に粉砕する。ゴッドガンダムのみで放つ場合と、マスターガンダムとの連携で放つ場合がある。
石破天地天愕天驚拳
袖を分かった同門の二人である東方不敗と独狐求敗が和解して力を合わせ放った流派東方不敗の終極奥義。
明鏡止水石破天驚進化増殖再生拳
DG細胞により作られたコピー東方不敗とドモン・カッシュ、マスター・ジュニアの三人が放った終極奥義。この一撃によりDGダストエネルギーが活性化し、DG本来の役割である地球の再生が成された。
輝珠掌上
正確には「技」ではなく「演舞」。演舞の方角と数字の組み合わせが音を表す暗符となっており、東方の珠を完成させるための鍵として機能した。また、この演舞の使い手同士であれば、言葉を用いずとも意思疎通することができる。

関連人物

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東方不敗マスター・アジア
流派の開祖、あるいは古代拳法を現在の形に仕上げた中興の祖(扱いは媒体によって異なる)。
ドモン・カッシュ
東方不敗の唯一の弟子。
ユウゴ・カガミ
原作終了後にドモンの弟子になる少年。SRW未登場。
独狐求敗
WEB小説『機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕』に登場する東方不敗の姉弟子。SRW未登場。
掌門
同じく『機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕』に登場する東方不敗の師匠。SRW未登場。
マスター・ジュニア
WEB小説『機動武闘伝Gガンダム外伝 三侠新傳〜東方の珠〜』に登場する東方不敗の息子。SRW未登場。

他作品の関連人物

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シン・アスカ
『Y』ではドモンの弟子。ただし石破天驚拳などの技を使える訳ではない。
シオン・ザバ
『Y』ではマスター・アジアによってバイストン・ウェルに伝来した流派東方不敗を継承している。

派生流派

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流派・独狐求敗
マスターの姉弟子かつ先代キング・オブ・ハート「独狐求敗」が生み出した流派。流派東方不敗の最終奥義石破天驚拳を破る為に作られた「天地天愕拳」という最終奥義が存在する。
新一派・東方三侠
師匠殺しの流派である流派東方不敗に代わり、ドモンとジュニアにより掲げられた新流派。
  • 放送当時にコミックボンボンで連載された漫画版の初回では、タイトルロゴすら間に合っていない状況故か、「ドモン拳」という仮称が用いられていた[2]
  1. メディアワークス『機動武闘伝Gガンダム大図鑑』68頁。
  2. ときた洸一氏の2024年4月7日のポストより。