「ムウ・ラ・フラガ」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
70行目: 70行目:
 
:原作同様、ドミニオンから放たれたローエングリンを防ぐが、キラとアキトたちが庇った事でMIAにならずに済んだ(なお、ネオとしての役割は[[ミスター・ブシドー]]が一部担っている)。
 
:原作同様、ドミニオンから放たれたローエングリンを防ぐが、キラとアキトたちが庇った事でMIAにならずに済んだ(なお、ネオとしての役割は[[ミスター・ブシドー]]が一部担っている)。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:追加機体のパイロットとして登場。エール以外の全てのストライク(生ストライク、ランチャー、ソード、パーフェクト)のパイロットを務める。
+
:第2章の時点ではストーリーには登場せず、追加機体のパイロットとしてのみ登場。全てのストライク(生ストライク、エール(SR)、ランチャー、ソード、パーフェクト)のパイロットを務める。
  
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==

2015年12月18日 (金) 21:57時点における版

ムウ・ラ・フラガ(Mu La Flaga)

地球連合軍エースメビウス・ゼロを駆り、ザフトモビルスーツジンを5機落とすなどその名に恥じぬ実力と戦績を誇る。部下の面倒見のいい軍人であり、また明朗快活な常識人で、慕われている。

アークエンジェルでの数少ない戦力として活躍し、メビウス・ゼロスカイグラスパーを駆っていた。

後にアークエンジェルと共に連合軍を離反し、オーブへ身を寄せた際にナチュラル用OSを搭載して修復されたストライクを受け取り、パイロットとなる。この時、自身はMS乗りとして新米であると謙遜していたが後のオーブ戦においてストライクダガーを数機問題なく落としている。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の頃には彼の反応速度に機体性能が追いつけなくなる程にMSパイロットとしての腕を上げていた。この設定はゼクス・マーキストールギスの関係に似通っている。

後にコロニーメンデルにおいてラウ・ル・クルーゼから彼の出生の秘密を知らされる。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でクルーゼと対峙するが機体は中破し、ドミニオンからアークエンジェルへと放たれた陽電子砲をその身を挺して防ぎ、MIA(戦闘中行方不明)となった。

この時、死亡したかに見えたが、奇跡の生還を果たし、地球連合軍に救出される(その後の顛末はネオ・ロアノークを参照)。同作の終盤、記憶を取り戻し「ムウ・ラ・フラガ」に戻る。

マリュー・ラミアスには何度もアプローチをかけていたが、突然のキスで彼女の心を射止めた。

コミックボンボン版では、最終決戦でストライクが中破した後、メビウス・ゼロに乗り換え、TV版と異なりキラフリーダムでも苦戦を強いられていたプロヴィデンスをガンバレルのワイヤーで拘束。キラに自身ごと撃たせ、クルーゼを道連れにして死亡するという壮絶な戦死を遂げた。

登場作品と役柄

SEED・DESTINY双方で仲間になる。平均以上の能力を持つが、ナチュラルでありコーディネイター技能やSEEDを持たないため、SEED系パイロットでは弱い部類に入ってしまう事がしばしば。さらにSEED系機体には専用機が多く、宇宙世紀系のMSパイロット以上に搭乗機体が制限され、強力な機体に搭乗できないのが痛い。そのせいか、安定して強いSEED系にしては普通に運用しても強力(第3次α、L)、運用次第では使える(W、Z)、はっきり弱い・使い勝手が悪い(J、K)、と作品間で大幅に強さや使い勝手が変わる。

イベント面では立場上、隊長格ポジションのまとめ役という事が多く、原作の飄々とした面を持ちつつもナタルの人質作戦に憤る面々に対してナタルの行動を擁護したり、銃を持つことに戸惑うキラに注意したりと大人としての側面も描かれている。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
メビウス・ゼロの使い勝手がいいので、ストライクガンダムに乗せるよりもこっちを薦める。そのお陰で彼が歴代で一番強く使い勝手が良いのはこの作品。ただ、今作ではストライクを改造しておくと色々お得なので、改造費を節約したいならストライクでも問題はない。
また、アムロの存在故か、階級が少佐には昇進せず大尉止まりであり、互いに実力を認めあっているものの立場はアムロの方が上。ローエングリンの主砲を受け止める際のイベントはストライクだろうが、M1アストレイだろうが、メビウス・ゼロだろうが、スカイグラスパーだろうが不可能を可能にしてしまう。……が、いない場合の展開を見てるとありがたみが激減。
原作とは違い、死亡する事は無い。これは発売時期が『SEED DESTINY』の山場を迎えており、その設定を踏まえたことに加え、「せっかく育てたのに後半に抜けてしまう」というのを防ぐためのスタッフの気遣いもある。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
当初はネオとして登場。その後、チラムでの戦闘で撃墜され、万丈に回収されてアークエンジェルに届けられ、オーブ戦ではアカツキ (オオワシ装備)に乗ってスポット参戦。終盤、ようやく正式参戦する。
その後、イベントが発生して名前が「ムウ・ラ・フラガ」に変更。名前が変わるだけで、特に能力の変更はない。成長タイプがスーパー系なので回避がリアル系で最低数値と致命的な欠点を持つ。ただ乗機アカツキが硬く小隊員としては使い勝手が良い部類で、使い方次第では強力。
条件を満たしてステラを生存させていると彼女に「ネオはもういないんだ」と言い、シンに「ネオ・ロアノークの代わりは任せる」と心の中で呟く。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
第3次αとは逆にどうやっても離脱するが、アークエンジェルについていくと強制出撃が多いのが困りもの。コーディネイターSEEDを持たないので、最終的にはマリューとナタルを除くSEED組最下位の能力に。
ただし、能力に反して精神コマンドにはかなり恵まれており、リアル系でありながら不屈必中を両方覚える。しかも、SEED系パイロットで必中を覚えるのはムウのみであり、更にJでは高回避や分身持ちの敵が多めなので下手すると他の高能力のコーディネイター勢よりも使い易いことも。
なお、Jにて子安武人氏が演じたキャラは全員死亡していたりする。
スーパーロボット大戦W
スポット参戦は第一部の序盤からあるが、正式加入はキラ達と同じ後半から。ただし、第一部のスポット参戦で10機撃墜数を稼がないとライトニングストライカーパックが手に入らない。何の説明もないが、ドレッドノートガンダムXアストレイ)やガンバレルダガー(2周目以降)に乗り換えが可能。Xアストレイ正パイロットのプレアと違い、前線向きなパイロットなので乗せ換える人も多い。
また、死亡イベントも発生自体をが潰すため何事もなく生存するなど、システム的には恵まれている。しかし、ある意味見せ場を奪われたと言えなくもないし、クルーゼとの最終決戦時になぜか台詞が無いしと、イベント的には少し不遇。
J同様、最終的なステータスはSEED込みのカガリに若干劣るが、カガリ用だった3召還をムウも行えるようになった。プレアとは能力値が全て同一(性格・精神コマンド特殊技能が違う)。
スーパーロボット大戦K
ルートによってはいきなりこちらの姿で現れることもある。原作同様にカガリからアカツキを譲って貰う。特殊技能による能力の上乗せがないので、例によって最終的なステータスはSEED系ではカガリの次に低く、二軍に回されることもしばしばで、SEED込みのカガリには火力で完全に負ける。
しかも、WではXアストレイガンバレルダガー(ついでにメビウス・ゼロ)に乗れるというアドバンテージがあったが、今回はアカツキが誰でも乗れる上にドラグーンも誰でも使えてしまうので、エースを張ることは困難である。大人しくPUのサブに徹しよう。
スーパーロボット大戦L
今回もアカツキは汎用機扱いだが、コーディネイター技能の撤廃で過去作のようにSEED系で能力最弱ということが無くなり、更にデフォルトでガード見切りを習得と相対的にも能力的にも大幅に強化された。そのお陰でキラやアスランには一歩譲るものの、十分に一軍を張ることも可能である。今作ではデストロイの攻撃からオーブを守るアカツキの姿を見て記憶を取り戻している。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
序盤はネオとして敵に、後半は味方になる。このゲームでは改造値と能力値が周回引継ぎなので、使おうと思えば使える。なお、原作にあったスカイグラスパーでの出撃はシステム上難しいせいか、ストライクルージュになっている。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作同様、ドミニオンから放たれたローエングリンを防ぐが、キラとアキトたちが庇った事でMIAにならずに済んだ(なお、ネオとしての役割はミスター・ブシドーが一部担っている)。
スーパーロボット大戦X-Ω
第2章の時点ではストーリーには登場せず、追加機体のパイロットとしてのみ登場。全てのストライク(生ストライク、エール(SR)、ランチャー、ソード、パーフェクト)のパイロットを務める。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第3次α
集中加速ひらめき熱血直撃
J
集中不屈必中熱血気合
W
集中ひらめき必中熱血直撃
Z
集中不屈加速熱血直撃

特殊技能(特殊スキル)

第3次α
底力L6カウンターL6援護攻撃L2
J
斬り払い撃ち落としシールド防御底力L7援護攻撃L3援護防御L3指揮L2コンボL3
W
斬り払い撃ち落としシールド防御底力L9援護攻撃L2支援要請L1指揮L2マルチコンボL3
Z
底力L9援護攻撃L3カウンターL7指揮官L3

小隊長能力(隊長効果)

第3次α
命中率+10%、獲得経験値+20%
Z
命中率+10%、回避率+20%

人間関係

機動戦士ガンダムSEED

家族

アル・ダ・フラガ
父親で宿敵クルーゼのオリジナル。ムウが幼い頃クルーゼによって殺害された。ムウ曰く「傲慢で横暴で疑り深い人物」だったらしい。
しかし、写真では子どもだったムウを笑顔で肩車しており、ムウ曰く幼い頃に死んでしまった為、そういう父親の嫌な部分しか覚えていないかもしれないとも言っている。

アークエンジェル隊

キラ・ヤマト
弟分的存在。ファーストで言えばアムロスレッガーの関係に近い。キラの良き兄貴分であり、DESTINYでも共闘することになる。
マリュー・ラミアス
アークエンジェル艦長。後に恋人同士になる。
トール・ケーニヒ
僅かな間だが、スカイグラスパー2号機のパイロットを志願し正式なパイロットとなった彼を、キラと同様にリードした。しかし、2回目の出撃で戦死してしまった時には、悲しみや悔しさを隠し切れなかった。
ミリアリア・ハウ
部下。GBA用ゲームソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で』では、彼女お手製のシチューをストレートに『不味い』と評し、戦艦の食事の講釈をした。

地球連合軍

ナタル・バジルール
部下で、副長。彼女から想いを寄せられている節もあったが、最後まで気付かなかった。後に敵対する。
フレイ・アルスター
序盤では民間人として搭乗していたが、後に彼女が軍に志願した事で部下となる。地球に降りてからの一時期、彼女が自分の相手をサイからキラにあっさり鞍替えした事を不審に思っていたところもあった。
フレイから少し目を離してしまったせいで、彼女がクルーゼに攫われるきっかけを作ってしまった。
ムルタ・アズラエル
アークエンジェルドミニオンの最終決戦で、暴走した彼が放ったローエングリンからアークエンジェルの艦橋をストライクで庇い、ブリッジを守り抜くものの機体が爆散した。この時ムウは戦死したかに思えたが…。

ザフト

ラウ・ル・クルーゼ
因縁がある間柄。実は父親のクローンだった。高い空間認識能力でニュータイプの様に互いを感知出来る。搭乗機の性能差などもあり、終始、圧倒されていた。
ディアッカ・エルスマン
クルーゼ隊の所属パイロット。序盤から中盤からは敵対し何度も交戦する。
三隻同盟参加後はムウの部下ポジションに就くが、「おっさん!」「おっさんじゃない!」という掛け合いなど、あまり敬意を払われてはいない。一応関係は比較的良好。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

ファントムペイン

ステラ・ルーシェ
ネオだった頃の部下。Zでは記憶を取り戻した際に「ネオはもういない」と彼女に告げた。
スティング・オークレー
ネオだった頃の部下。SC2Kではデストロイガンダムに乗った彼と対峙し、心ならずも自ら手にかける事に。
アウル・ニーダ
ネオだった頃の部下。

ミネルバ隊

シン・アスカ
原作ではその後に会う事があったのかは描写されていないが、スパロボにおいてはムウとしての再会が描かれ、ステラを守れなかったことを謝罪している。
当然、ステラの身柄を返してもらった際に交わした約束を、やむを得なかったとはいえ反故した事についても向こうが覚えていたため彼から大目玉を食らった。
レイ・ザ・バレル
原作ではネオだった頃に僅かに戦った程度だが、Lではムウとして直接対決し、彼から「アル・ダ・フラガの息子」と憎悪される。
一方、ムウはレイの気持ちや「俺がネオ・ロアノークとして行った罪」を受けとめつつ、「クルーゼのようになるな」と説得する。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ガンダムSEEDシリーズ

バルサム・アーレンド
Wでは軍のプロパガンダに担ぎ上げられてしまっている彼(彼自身は気付いていない)に少し同情してしまう。
モーガン・シュバリエ
Wの戦闘前会話にてガンバレル使い同士で戦わざるを得ない事を嘆いている。
スウェン・カル・バヤン
共に元ファントムペイン所属(ただし、原作では別部隊)。Kでは元同僚のよしみで部隊に加わった彼の相談役を買って出る。

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
第3次αでは彼の事を尊敬しており、共に隊長格ポジションであることもあり良く絡む。アムロもムウの事を認めていた。
ブライト・ノア
第3次αで、地球降下作戦直前に対面した際には、流石に緊張して敬礼した。
カミーユ・ビダン
第3次αでは、前大戦での出来事やいまだ手を取り合えない人類に絶望しかけた彼を気にかけていた。
ジュドー・アーシタルー・ルカ
第3次αでは一時的に部下になる。

正暦作品

ギム・ギンガナム
Zでは声優ネタで彼とアスハムと中断メッセージにて共演。彼らのテンションの高さに呆れ返る。
グエン・サード・ラインフォード
Zにて彼の指揮するブラックドール軍団を最悪の趣味と酷評した。

西暦作品

ロックオン・ストラトス
CCでは同じタイミングで負傷、その際に互いを「罪な男」と呼び合う。
アリー・アル・サーシェス
CCでは彼を外人部隊で見かけていた。

リアル系

アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
Jでは、彼に対しても分け隔てなく、「坊主」と呼んで面倒を見る。
シモーヌ・ルフラン
Jでは協力してアークエンジェルの窮地を救った。
テンカワ・アキト
Wでは命令違反を犯してまでナデシコを助け、彼に連合軍にも善人がいるという事を認識させた。
ホシノ・ルリ
Wではものすごく恥ずかしい場面を彼女に見られてしまう。
アスハム・ブーン
Zでは声優ネタで彼とギンガナムと中断メッセージにて共演。彼らのテンションの高さに呆れ返る。

スーパー系

破嵐万丈
Zでは命の恩人。
葛城ミサト
第3次αでは彼女の力をあてにする場面も多い。
サコン・シロウ
Kでは彼の言うとおりのリハビリである程度記憶を取り戻した。
美剣陽子
Wでは度々彼女と縁がある。
ミラ・アッカーマン
Kでは彼女のおかげもあって記憶の回復が早くなる。最初は彼女を看護士と勘違いしていた。

バンプレストオリジナル

ゼオラ・シュバイツァークォヴレー・ゴードン
第3次αにて一時的に部下になる。
カルヴィナ・クーランジュ
Jでは彼女の事を色々と気にかける。
カズマ・アーディガン
Wでは序盤から何度か助ける。

名台詞

機動戦士ガンダムSEED

「俺たちは生きてる。ってことは、生きなきゃならないってことなんだよ」
アークエンジェルの水不足解消のため、近くにあった廃コロニー、ユニウスセブンの氷を拝借しようという提案をする。ユニウスセブンはテロで壊滅したコロニーであり、いわば墓荒らしのような形になるために、他のクルーは躊躇していた。死者の尊厳は守られるべきだが、生きている人間が最優先という彼の信念が伺える。
「心配すんなって。忘れた? 俺は『不可能を可能にする男』だってこと」
アラスカ基地で転属命令を無視してアークエンジェルに戻ってきて、マリュー達に大量破壊兵器サイクロプスの存在を伝えた後にスカイグラスパーで出撃しようとした際に彼女に言った台詞。
「俺の親父ってさ…傲慢で横暴で疑り深くてさ。俺がガキの頃死んだけど、そんな印象しかなくてさ」
「けど信じられるか? こんなの…なんで…こんな…おまけに失敗作? テロメアが短くて老化が早いって…なんだよそりゃ!?」
「奴には過去も未来も、もしかしたら自分すらないんだ」
コロニーメンデル内でクルーゼが父親アル・ダ・フラガのクローンである事を知った後、マリューに自身の父親について語っていた。
「へへ…やっぱ、俺って不可能を可能に…!!」
原作終盤、ドミニオンのローエングリンからアークエンジェルを守るために盾になった際の台詞。この直後、ローエングリンに耐えられなかったストライクは爆発し、ムウも戦死した。
爆散したストライクの残骸の中に彼のヘルメットが漂っている事から戦死は確実かと思われた。しかし、後のSEでは諸々の事情によりなんとヘルメットが消されており、生存説が急浮上した。詳しくは余談の欄を参照。
「クルーゼ!! キサマに引導を渡すのはこの俺様だあっ」
コミックボンボン版「キラとアスランの激闘」下巻より、大破したストライクからメビウス・ゼロに乗り換えてフリーダムプロヴィデンスの合間に割って出る時に。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

「…大丈夫だ! もう、俺はどこへも行かない!! 終わらせて帰ろう、マリュー!!」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の終盤、記憶が戻った時に言った台詞。余談だが、「どこへも行かない」は小説版『SEED』のムウの最期の台詞でもあった。
「くそぉっ! もういい加減にしろ!! 何でこんなモン守って戦うんだぁっ!?」
ムラサメ一個小隊を率いてレクイエム破壊に向かう最中の絶叫。単なる大量破壊兵器でしかないレクイエムを「議長の命令だから」とかたくなに守備するザフト軍に向け、苛立ちと共に言い捨てる。
ちなみに、小説版ではこの時、ニシザワが捨て石となってムウを先に進ませている。

スパロボシリーズの名台詞

「こういうのを、オールレンジ攻撃って言うんだぜ!」
スパロボシリーズにてガンバレル及びドラグーンを使った際の台詞。
「見ろよ! 俺の言った通り、やっぱりあいつは無事だったろ?」
第3次α第51話にてキラのフリーダムの無事を確認して。ドミニオンの攻撃からアークエンジェルを庇うイベントが発生したにも関わらず平然と出てきたムウに驚かされたプレイヤーも多いはず。
「ケイサル・エフェス! 俺達の未来を貴様に決められてたまるか!」
第3次α最終話でのケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞
「やめろ、プレア。それじゃやっている事はあのクルーゼと同じだ…!」
Wの第51話でキラがクルーゼと共にジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分がやるべき役目だったと後悔していたプレアに対して。
「その勝ち誇ったような高笑い、止めてやる!」
「戦いってのはなぁ、そんな楽しいものじゃないんだよ!」
Zで『∀ガンダム』のギンガナムとの戦闘台詞。
「おいおい、随分とテンション高いな!」
Zにてアスハムと交戦させた際の特殊戦闘台詞。Kではアスハムへの援護台詞に採用されている。
「地獄帰りの男の力、見せてやるよ!」
Zでの戦闘台詞の一つ。ムウ役の子安氏が一度ほど冥府から呼び戻された天才科学者も演じていることを考えるとついニヤリとさせられる台詞である(もっとも、彼の場合は比喩などではなく本当に冥府から呼び戻されているのだが)。
ステラ「ネオ…ムウって誰?」
ムウ「俺の本当の名前だ。ステラ…もうネオはいないんだよ」
ステラ「そうなんだ! でも、大丈夫! シンがステラを守ってくれるから!」
ムウ(それを聞けば安心だ。シン…ネオ・ロアノークの代わりはお前に任せるぞ)
Zのifルートにて記憶を取り戻した後のステラとのやり取り。ステラの反応がやけにあっさりしているが、ムウ本人は彼女の言葉に納得したようで、自分の代りをシンに託す。
「サイコとデストロイ…。黒い人形とは最悪の趣味だぜ」
Z第58話でのグエンが指揮するサイコガンダムデストロイガンダムの部隊に対して。
「ああ。サコン先生の指示通りにリハビリをしたら、徐々に昔の記憶が戻ってきてね…」
「完全ってわけじゃないが、少なくとも自分がムウ・ラ・フラガだって事は思い出したよ」
Kで記憶を取り戻した理由。良いのか、そんなので。
「ごめんな、スティング…」
K第19話「星の扉、運命の扉・後編」にて、デストロイに乗ったスティングが撃墜された時の台詞。全てを忘れてしまったかつての部下の死に、沈痛な様子であった。
「ようやく思い出した…。自分が誰なのか…俺が今、なぜここにいるのか!」
「守って見せるさ。なんたって俺は…」
「不可能を可能にする男だからな!」
Lの第27話より。エンデュミオンの鷹、完全復活の瞬間である。
「ああ、心配するな。何もかも思い出したよ。俺が誰で、誰を愛してたかって事もな…」
Lの第27話シナリオエンドデモより。
レイ「ムウ・ラ・フラガ…。お前も消えなくてはならない。お前の父親のクローン…世界を闇に包もうとしたラウ・ル・クルーゼの犯した罪と共に!」
ムウ「ついでに言っちまえば、俺にはファントムペイン時代に犯した罪もある。だが、それは生きて償う! だからお前も戻って来い! 仲間達のところに…!」
レイ「たわ言を! 俺はギルのために戦わねばならない!」
ムウ「よせ! そうやって、ひとりで闇を抱えたままじゃクルーゼと同じになっちまうぞ!」
Lの第33話でレイと戦闘した時の台詞。仲間と決別してデュランダルのために戦う事を選んだレイに対して、自らの過去を踏まえて説得しようとする。

搭乗機体

メビウス・ゼロ
ムウが搭乗する宇宙戦用モビルアーマー。ムウはこの機体で敵軍ジン5機を撃墜し、「エンデュミオンの鷹」と呼ばれるようになった。
スカイグラスパー
ストライクの支援機。大気圏内での戦闘で使用された。
ストライクガンダム
フリーダム乗り換えキラから譲られたモビルスーツナチュラル用OSが搭載されている。
アカツキ (シラヌイ装備)
カガリが乗っていたアカツキの宇宙戦仕様。彼女に代わって(当時記憶を失っていた)ムウが乗ることになる。

余談

  • TV放送版では、ドミニオンからの一撃を防いだ後、ストライクの残骸の中に彼のヘルメットが浮かんでいるシーンがあった。しかし、DVD収録版やスペシャルエディション版ではこのヘルメットが消されており、突如としてフラガ生存説が持ち上がった。なお、HDリマスター版もこちらに準拠している。
  • HDリマスター版ではストライク搭乗時に新装備のマルチプルアサルトストライカーを装備するするよう改変がなされた。
    • 今までのスパロボのムウの難点としては特殊能力面が影響してのステータスの弱さ以外にナチュラルの機体制限で乗れる機体に強力な機体が少ないという点も大きくその為に弱小扱いの作品も多かった。そんな中で強力な機体の選択肢が増える可能性のあるパーフェクトストライクの搭乗設定はスパロボのムウにとって相当劇的な改善点とも言える。
  • 『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めているアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』(SRW未参戦)の第14話にて、とあるホテル名に彼の名前(漢字で夢有羅布楽雅と書く)が使われた事で話題を呼んだ。

脚注

  1. ただ、負け戦の中で渾名されたので、本人は謙遜している。この背景には、負け戦を美しく脚色する事でメンツを保とうという上層部の思惑があり、彼の活躍はその為に利用された形である。

資料リンク