シュウ・シラカワ

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シュウ・シラカワ
漢字表記 白河愁
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 子安武人
デザイン 河野さち子(リファイン)
SRWでの分類 パイロット
主人公
ラストボス
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プロフィール
本名 クリストフ・グラン・マクソード
異名 背教者クリストフ
メタ・ネクシャリスト
種族 地球人ラ・ギアス人日本人とのハーフ)
性別
年齢

第二章「ウェンディの悲劇」(OGサーガLOE)で15年程前に10歳だった事が判明

  • 旧シリーズ:21歳→22歳
  • OGシリーズ:22歳(OG)→24〜25歳(魔装機神III)
出身 ラ・ギアス神聖ラングラン王国
身長 184 cm
体重 61 kg
所属

現在はいずれの勢力にも加担せず在野に身を置く

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シュウ・シラカワは「魔装機神シリーズ」の登場人物。

概要

マサキ・アンドーライバルにして敵役。漢字名は白河愁。本名はクリストフ・グラン・マクソード。地底世界ラ・ギアスの主要国家神聖ラングラン王国の大公カイオンの家に生まれた大公子。

『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の冒頭で謳われる予言の一節にある「巨大な魔神」に該当する最重要人物である[1]

経歴

母である白河美咲は地球出身の日本人で、「白河愁」という日本人名は母から贈られたプライベートネーム(私式名称)。王位継承者の一人だったが、幼少期(10歳頃)に起きたある事件がもとで破壊神サーヴァ・ヴォルクルスと契約。その信徒となってしまった。胸に深々と残る傷痕と女性に対する不信感[2]は、そのときの名残といえる。ヴォルクルスと契約してその下僕になるということはラ・ギアスでは大罪行為であり、事実が知れ渡ってからは「背教者クリストフ」と呼ばれ、恐れられている。能力の高さからこの邪神に強い執着を持たれてしまっており、「死後復活」で契約という名の呪縛から解放されたいまもなお付け狙われている。

古参のプレイヤーの多くにはラスボス・隠しボスとして認識されており、味方に編入されても活躍する期間は短期間であった。一度も敵対することなく正式に仲間に加わる作品は少なかったが、(『F完結編』PS版『α』『第2次OG』『OGDP』『COE』『OGMD』)、魔装機神のシナリオが進んだ『第2次OG』以降においては味方サイドとして活躍している。味方としても敵としてもそのぶっ飛んだ能力を遺憾なく発揮し、その強力さは「スパロボ界のジョーカー」とも呼ばれるほど。彼の操るグランゾンは操者本人の技量も相俟って、特に主役の『OGDP』では単騎でラスボスに立ち向かえる(ただしOGDPでもグランゾン以外の機体を鍛えてないと、グランゾンの登場しない、登場の遅いマップでは苦戦してしまうが。)

寺田プロデューサー曰く「たまにしか出てこず、出てきたら謎めいた事を言い、おいしい所を持ってくだけ持っていき、帰る」(スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第360回より)

人物像

初登場した『第2次スーパーロボット大戦』では「武装機甲士グランゾン」という架空のアニメ作品からの参戦という設定になっていた。そのタイトルどおりに彼の人格は白衣をまとった貴公子然としたキャラクター。本来の性格は穏やかだというが、洗脳が解けても丁寧な口調の自信家としての一面は抜けてないので、あまりそうは見えない。その口調は慇懃無礼で、尊大かつ不遜。「自分の自由」を最大の関心事と発言してはばからないため、一見他者全てを見下しているような印象を受けるが、真に実力を認めた者[3]に対しては心からの敬意を示すこともある。また、マサキほど極端ではないが感情が表に出るタイプであり、基本的な態度は変わらないものの、口調や表情がわかりやすく変化している。

若くして10に及ぶ博士号を持つ天才科学者で、地上では科学を、ラ・ギアスでは練金学を極めた。魔装機神と互角の力を持つ高性能ロボット・グランゾンの基本設計および、OS・特殊装備の開発を行い、自らパイロットも兼ねている。文弱の徒ではなく武芸にも精通しており、得手は剣(流派はラ・ギアスの神祇無窮流)。魔法(魔術)の行使も一流で、『ヒーロー戦記』では、簡単な催眠術によりマ・クベの精神を半酩酊状態(廃人)に追いやったことがある。

服装(特に白衣のような外套と紫のタートルネック)に関して妙なこだわりを持っており、「南極事件」では極寒の南極いつもの格好のまま降り立った(DWアニメーションで手渡された防寒服の受取を拒否する描写あり)ほか、常夏の気候下にある孤島の海岸にも、ただ一人水着ではなくいつもの格好で姿を現した(LOE第二章「再会、シュウ」のイベントカット。これは自分の胸にある傷痕を隠すためという予測がたつ)。

自分が自由であることを他の全て(世界の運命含む)より優先させ、それを阻む者や己を利用しようとする者は容赦無く排除する。が、その割には他人はいくらでも利用しようとする自己中心型である。もっとも、この傾向はヴォルクルスの影響下にあった時期のもので、蘇生の影響で支配から逃れてからは鳴りを潜めている。事実、『EX』及び『OGDP』ではヴォルクルスに操られる危険性のあるサフィーネを戦いから遠ざけようとしたり(これはシュウが自分のためにヴォルクルスの分身と戦ってくれた彼女を「部下」ではなく「仲間」と認めたことからの行動だったようで、彼女は「もしヴォルクルスの分身との戦いを拒否していれば自分もルオゾールのように生贄にされていた」と考えた)、旧シリーズではゼゼーナン打倒という目的の一致から協力を申し込んできたり、魔装機神シリーズではたまたま遭遇したマサキ達に協力を要請したりする(この時のシュウはヴォルクルスと融合したルオゾール相手にネオ・グランゾンを解放してなお苦戦していたので、利用したと受け取れないこともないが、逆にネオ・グランゾンを解放しても苦戦する相手なのでマサキ達を利用せざるを得なかったともいえる)。母の生まれ故郷である地球(日本)にも思うところがあるらしい事やビアンの考えに惹かれてDCに参加していた事から、地球防衛に無関心ではないことが窺える。本当に危急の事態が起こった場合は、姿を見せなくとも裏で何らかの活動を行っていることが多く、自身の自由を度外視している。また、他者に協力を求める時も強制的に従わせるようなことは殆ど無く、あくまで相手の自由意思を尊重する。ただし、状況的に協力せざるを得ない場合でもこのスタンスを崩さないため、相手に白々しいと感じさせる事も多い。

「シュウの章」と『OGDP』の冒頭部にはある言葉が引用されている。ジャン=ポール・サルトルの「自由であるとは、自由であるように呪われているという事である」という文章である。これは、シュウを一番縛っているものは他ならぬ彼自身の「自由であることに固執している感情」であることを示唆している。一方、この言葉には「自分の意志による行動全てが全人類を巻き込み、その責任を負わなければならない」という意味があり、ラ・ギアスと地球の存続に精力的な彼の行動はそれを自覚してのことなのかもしれない。

ヴォルクルスを否定こそしているが、無神論者ではなく、あくまで本人が信仰の対称と定めるは「精霊」(ラ・ギアスに存在する八百万の神々)。仲間意識も非常に強く、一度仲間として認めた者は決して見捨てることがなく、特に現在も行動を共にしているサフィーネモニカテリウスの3名については「家族」と認識している。さらに自分と仲間とは(例えその仲間が「自分はシュウの部下または従僕である」と認識している場合でも)対等な関係であると主張している[4]

ちなみに、「約束を破ったことはない」「嘘はつかない」と常日頃から公言する。その性格から白々しい台詞と捉えられることもあるが、そもそもその能力からして虚言を弄す必要がないため、実際にその通りである。「シュウの章」で彼に加担したクワトロやジェリドはそれで納得しており、「第4次大戦」時ではマサキもそれを認めている。ただし「言うべきことを言わない」ケースは初登場から魔装機神Fに至るまで存在する。これは、無用の混乱や回り道を防ぐため、「確証の持てない推測は口にしない」「現状に必要のない情報は教えない」というスタンスを貫いているのが原因。シュウ本人は敵の動向や状況の推移を正確に見極めつつ的確な対応を取っているのだが、実際の行動で同行する面々に対してはそれらの推測や、取っている行動が何に繋がるのかを一切言わないため、付き合いの長い所謂「シュウ一行」以外の面々は不信感を抱くことも多い。

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL 第一章

本編が開始される二年ほど前、シュウがラングランを離れて地上(地球)に出向いていたことが断片的に語られる(OGシリーズでは「2年近く前から」を「しばらく前」にぼかしている)。外務卿グラムと中将ラフィットの会話を偶然耳にしたテリウス王子は従兄の地上での活動をラングラン政府からの密命によるものであると推測している。実態は不明だが、テュッティと面識を得ているところからも、地上とラ・ギアスを行き来しつつ密かに自らの目的を満たす活動に従事していたことは想像に難くない。地上人であるマサキとシモーヌの二人が初めてシュウと出会った際には、「どこかで見たことがある」と既視感を感じる場面があるのだが、詳しくは触れられていない。行方を絶った理由がラングランが企画した「地上人召喚計画」の任務遂行にあるならば、二人が感じた違和感は「虚憶」が原因とはならない。勘の良い二人は召喚する地上人の選定に立ち会ったシュウの存在をどこかで視界に収めたという理解になる。また、ヴォルクルス教徒が関与していたからこそ、ルビッカのような危険な男が召喚されるべき地上人としてラ・ギアスに呼び込まれたのだという理解にもつながる。

地上人側では、のちにディバイン・クルセイダーズ(DC)総帥となるビアン・ゾルダーク博士に心酔しており、博士に対して見返りを求めぬ協力を約束。ラ・ギアスで開発された敵味方識別兵器「サイフラッシュ」のデータまで提供した。東京近郊に出現した魔装機神サイバスターの操者マサキ・アンドーと運命的な出会いを果たしたのは、グランゾンの開発と試験運用に関与していた頃の出来事である。なお、起動するサイバスターを観察した後、「やはり私では無理だったようですね」と呟いているため、操者が決まっていない頃のサイバスターをサフィーネ達に命じて強奪しようとした首謀者がシュウであったことがこの場面で判明する。

本章の終盤(新暦4957年頃)、王都ラングランに姿を現したシュウは自ら王位継承権を放棄。破壊神サーヴァ・ヴォルクルスの信徒クリストフ・ゼオ・ヴォルクルスと改名してラングランと敵対することを宣言した。このときの決闘でシュウはラングランの剣皇ゼオルートを討ち取っており、以降、地底世界全土で「背教者クリストフ」または「剣皇殺しの男」と畏怖される。

後日、ラ・ギアスで行われたサイバスターとの決闘に敗れてからは表舞台にあがらず、破壊神復活のために水面下で暗躍。自ら手引きした「魔力弾事件」(シナリオ「調和の結界」~「カタストロフ」)でラングランの王都と王宮の破壊に成功。ヴォルクルス復活を妨げる「調和の結界」を管理するラングラン王室がシュテドニアス連合の奇襲で混乱の渦中に叩きこまれる様を見届けた後、『DC』の決起に参加するべく地上に転移した。

南極事件インスペクター事件/修羅の乱(『第2次』『第3次』『OG』『OG外伝』)

ヴォルクルスとの契約後のシュウは、自身の精神が序々にヴォルクルスに支配されつつある状態であり、いつしか「羈絏」に対する自覚を深めたシュウは自分の自由意志がいつなくなるのか恐れ続けていた。加担した『ディバイン・クルセイダーズ』が壊滅した後は独自の行動を取りながらも、自らを殺せる能力を持つ者を探し続け、最終的に正義のスーパーロボット軍団(OGでは鋼龍戦隊)に対して自ら敵対行動を取り、討たせるよう仕向ける。スーパーロボット軍団との戦いは「ヴォルクルス復活のための生贄に相応しい魂を大量に用意する」という意味でヴォルクルスの意思に沿ったものでもあったため、シュウは手加減せずにネオ・グランゾンにて全力で挑み、そして敗れた。公式設定で、介錯をつとめた相手はサイバスターとマサキに定められている。

αシリーズ(『α』『α外伝』)

ネオ・グランゾン爆散後のシュウの動向は不明。『OGDP』での言動からするに、何らかの形でナシム・ガンエデン及びクストースに関する知識を得ていた節がある。

本シリーズのシュウはこの宇宙が因果律の歪みから構成されている「偽りの世界」であると語っており、どうも霊帝についても知っていたらしい。

地上人召喚事件~第四次大戦/封印戦争(『EX』『第4次』『OGDP』)

ルオゾールの蘇生術により現世に帰還。しかし、ルオゾールの蘇生術が完全ではなかったため、蘇生時に記憶の一部を失ってしまう。人間の顕在記憶は「エピソード記憶」と呼ばれる生活史と「意味記憶」と呼ばれる資料知識に大別されるが、ここでシュウが失ったのは生活史(全生活史健忘)で、『DP』では全生活史にあわせてカバラ・プログラムに関する一部の資料知識も忘却していた(グランゾンに乗ったことでプログラムについては思い出している)。

ただこれが幸いし、ヴォルクルスとの契約に関する部分も失われたため、結果的に「ヴォルクルスの羈絏」から逃れることになる。その後、行動を続ける中で徐々に記憶を取り戻し、最後にはルオゾールを追い落として、復讐のために自ら復活させたヴォルクルスと対峙。再度洗礼を授けようと迫るヴォルクルスの思念を撃退して打ち払った。このとき神に背いたことで、「ヴォルクルス教団」からも背教者クリストフの異名を与えられることになる。

「地上人召喚事件」終結後、地上に転移して地球圏の席巻を開始した異星人(ゲスト/ゾガル)の侵略に対処。共通事項として、グランゾンのブラックボックスに仕掛けられた「剥き出しの特異点」を崩壊させてゼゼーナンの野望を挫き、「封印戦争」の末期には外宇宙の武装集団ゴライクンルの先遣をネオ・グランゾンの力で打ち払っている。

なお、蘇生後のシュウの肉体は本来の人間のものではない可能性が高い(蘇生術といってもそれはヴォルクルスの邪力によるもので、アマンダラは「貴様、ただの人間でないな?」と、シュウの肉体が普通の人間と異なることを示唆している)。

OGシリーズにおいて、彼がヴォルクルスに操られていた頃に行った悪事や『DC』に所属していた頃の活動とそれらに伴う被害、自分の自由のために他人を利用する事について後悔している素振りをみせたことは(少なくとも表向きには)一切ない。しかし、それらについては思うところがないわけではないらしく、自分のせいで親を失ったプレシアやセニアの事を気にかけているほか、結果的に利用した形になってしまったフェイルについて「苦しまずに死ぬ事が出来たのでしょうか」と黙祷する場面、そしてシュウに恋人を殺されながらも最後に「見逃した」アルバーダにただ一言の礼を述べて去る姿などを挿入しており、贖罪に苦しむ彼の繊細かつ複雑な内面が随所で描かれている。

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL 第二章

新暦4959年の夏頃、ヴォルクルス細胞と融合して舞い戻ってきたルオゾールに報復の対象として付け狙われる。決戦の場では自身の記憶の復活により邪神の思念の干渉を招いてしまい、一時は支配下におかれるも、マサキの強い発破をうけて再び己を取り戻す。

ルオゾールとの因縁に完全な決着を迎えた後、多感な幼少期を過ごした王都ラングランの街並みに名残を惜しみつつも、マサキに対し「私は今でも、おたずね者なのでしょう?」と機智を利かせた別れの言葉を告げて退去した。「魔力弾事件」で王都を戦火にさらしたシュウであったが、あれはやはり彼の本意ではなかったのだろう。

シュテドニアス南北戦争~魔装機神III

ヴォルクルス教団」と激しい暗闘を繰り広げていた。

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END

遂にヴォルクルス教団の首魁「預言者」ヨーテンナイとの直接対決。一時はネオ・グランゾンを大破させられ敗走するも、戦艦ヴィーラの艦長として再起。各地で新たな仲間や散り散りになったアンティラス隊のメンバーを集め、ヨーテンナイに囚われた魔装機神とその操者たちを救出し彼らと共にヨーテンナイを打倒。遂に教団との長きに渡る因縁に決着を付けるが……?

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ

全ての決着をつけ、情勢がある程度落ち着いた後にクロスゲートを使って地上に姿を現す。本来はサイバスターのテストがてらの様子見で帰還する予定だったが経緯を聞いて参戦。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
ディバイン・クルセイダーズ所属。ビアンと協力関係であり、ホワイトベース隊と力試しのため戦闘する。ビアンの最期に付き合い、彼から娘リューネへ遺言を伝える役目を引き受けた。
第2次スーパーロボット大戦G
第2次と役柄は同じだが、エンディングでリューネに実際に遺言を伝える。このシーンは後にアニメOGでも再現された。
第2次スーパーロボット大戦(PS)
第2次と役柄は同じ。「決戦!!グラナダ要塞」で初登場。7ターン経過するか、HP50%以下で撤退する。グランゾンのHPは21000。条件さえ整えれば、撃破可能。ぎりぎりまでHPを削り、ゲッタードラゴンの10段階改造を施したシャインスパークに熱血をかければ、11500近いダメージを与えることが出来る。第2次G同様、エンディングでリューネとの会話がある。
第3次スーパーロボット大戦
ディバイン・クルセイダーズに苦戦するロンド・ベル隊を助け、その仲間に居座る。「ルナティック・ドリーム」では重力波で動けないラー・カイラムをグランゾンの重力干渉波で助けるなど活躍している。彼の目的は全力で戦った上で、ヴォルクルスの邪力で洗脳されつつある自分をロンド・ベル隊に討たせること。インスペクターらを速やかに(少ない総ターン数で)倒すと、ロンド・ベルの力を自身と対等と見なし、グランゾンの最強形態ネオ・グランゾンで襲いかかってくる。なお、ヴォルクルスの呪縛が強まっているためか、SFC版でのシュウの顔グラフィックはすごい悪人面である。
スーパーロボット大戦EX
「シュウの章」の主役(何気に、スパロボシリーズ初の異世界出身の主人公となっている)。主人公なので当然だが、シュウを最初から最後まで使える、数少ないスパロボである。グランゾンに搭乗するが、裏技でネオ・グランゾンに搭乗することも可能。その場合、ほとんどのマップはシュウ1人で突っ込んでいくだけでクリアできる(というか、最終話のラスボスであるヴォルクルス相手でさえ被弾してもダメージは10程度で圧倒できる...)。シュウが出撃出来ないマップは2つあるが、そのうち1つは8ターンを過ぎればクリアとなるので、他のキャラを全く育てていなくとも動かなければクリアできる。もう1つはこのシナリオで初登場となるテリウスが一人で戦うマップなので、仲間を育てていなくとも関係ない。
リューネの章でホワン・ヤンロンに、グランゾンとひとまとめにして「ラングランを予言の魔神」と断定されている。なぜヤンロンがシュウとグランゾンを魔神としたのかは『LOE』をプレイしなければわからない(最も示唆の順が少々まわりくどいため、気づかぬプレイヤーを大量に排出した)。
第4次スーパーロボット大戦
結構難しめの隠し要素の条件で最後の一話のみ仲間に。条件を満たさないで選択肢を誤るとラスボスとして立ちはだかる場合もある。その場合はもちろんネオ・グランゾンに乗る。
シナリオ「グランゾンの謎」で「グランゾンとシュウこそ『魔神』だった」と語るマサキの台詞がある。これは、開発が予定された外伝『LOE』の予告も兼ねたものであり、同時に後で『LOE』をプレイしたユーザーが「『魔神』とはいったい何を指すのか?」と疑問に感じた時の根拠も示すもの(今回もかなりまわりくどかったため、ほとんどのプレイヤーが原作者の出したクイズの答えに気づかぬままに終わった)。
第4次スーパーロボット大戦S
無印第4次にほぼ同じ。シナリオ構成の都合上、仲間になる条件が若干調整されている。ラスボスになるルートも同じだが、そのMAPの難易度に変更が加えられており、レベルなどの条件は緩くなった代わりに、ネオ・グランゾンが3体に分身する。
スーパーロボット大戦F
イベントに登場するのみで戦闘しない。使徒の解説をしてネルフへの橋渡しをする。本作ではある事件の関係で「ゲンドウゼゼーナンタシロ艦長とは知り合い」という設定がある。
スーパーロボット大戦F完結編
仲間に加わるが、ヴォルクルスの支配から抜けているので今回は裏切らない。赤木リツコに協力してアイス・セカンドを使ってのコロニー落としあるいはアクシズ落としの阻止に貢献しており、天才科学者としての一面が分かる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
NPCを経て、終盤近くに仲間になる。今回も裏切らないが「ヴォルクルスの洗脳を受けた状態で仲間になる」という珍しいことになっている。シナリオ上での万能ぶりが目立ち、持っている情報の多さはもちろん「異世界であるバイストン・ウェルへの帰還」「従来の技術以上のワープ」「別空間を使った追放作戦」といった、空間関連の問題はイングラムの助力もあり、片っ端からシュウとグランゾンがなんとかしてしまう。
グランゾンに試作型縮退砲が装備されており、シュウ自身も特殊技能念動力精神コマンドを持っている超絶仕様なので極めて強力。ただグランゾンが非常に強いことで気づきにくいが、意外なことにステータスの数値自体はかなり低めだったりする(マサキと比べると射撃と反応以外は負けており、特に技量は10以上の差がある)。EXのシュウの章、OGDPでネオ・グランゾンに搭乗した場合とLOE第2章を除けば、味方で使えるシュウとしては間違い無く最強。唯一の問題は、機体改造が出来るタイミングが非常に限られている(実質、エンジェル・ハイロゥ戦前の1回のみ)こと。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
基本的にはPS版と同じだが、新規EDルートではネオ・グランゾンに乗り、ラスボスになる(こっそり底力が追加されしぶとくなった)。PS版と比べるとステータスはかなり上がっているのだが、何故か格闘だけが120と一般兵レベルまで低くなっている。ラスボスとしては前座であるラオデキヤユーゼスにかなり劣っているが、高レベルの念動力でそれをカバーしている。2回行動可能で、しかもHPが規定値以下になるたびに5回もド根性奇跡(2回目以降には鉄壁なども併用)を使って巻き返すため、正攻法で挑むと多少の犠牲は避けられない。
スーパーロボット大戦α外伝
前作から胡散臭かったが、今回は敵として登場。第9話と言うあまりにも早いネオ・グランゾンの登場に驚愕したプレイヤーは数多い。易、普ルートはそのまま退場するが、難ルートの場合、最終局面で登場しラスボスとして再度立ちはだかる(描写から察するに第3次と同様に破壊神の支配が強まっていたらしく、顔グラも悪そうに修正されている)。本作で魔装機神がαシリーズから退場してしまったので、生き返る描写はない。
乗機と共に能力は非常に高いものの、底力ガッツがないため、HPを減らしたときの脅威がないのは救い。それでも難ルート最終話での精神コマンドの嵐からの暴れっぷりは非常に厄介。少なくとも熱血を使われたまま相手にターンを回すことだけは避けたい。

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一章の中盤から暗い雰囲気を漂わせた謎多き男として登場する。5万年以上も前に建設されたという古代神殿(トロイアの遺跡)でマサキらと共闘したこともあった。終盤でとうとう神聖ラングランに宣戦を布告、冒頭の予言[5]に謳われた『魔神』を駆る者として行動を開始。水面下に張り巡らした陰謀でラングランの王都と王宮を戦火の只中に叩き込んだ。
第二章ではルート次第でネオ・グランゾンを引っさげて仲間になるが、最終話でルオゾールに洗脳されてしまう。ルオゾールの無敵モードを解除するにはブラックホールクラスターをブチ込まないといけないので、さっさとマサキで2回説得して味方にしてしまおう。なお、他のルートでは自力でルオゾールを倒している(それどころか、姿を見せないこともある)。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
基本的にSFC版と同じだが、後述の母ミサキ・シラカワの経歴が語られるイベントが追加された。また、第二章の出番も若干増えており、ルオゾールの行方を突き止めようとしている場面がある。さすがのシュウも500万人はいるというヴォルクルス教団の相手には手間取っているようで「敵に回すとここまで厄介だとは思わなかった」と漏らしている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
前作でヴォルクルス教団と敵対関係になっているが、ある場面では何らかの目的のためにマサキ達と敵対している。戦闘デモでは随分と饒舌になり、グランゾンの技の原理を逐一説明するように。南部ルートで仲間になるものの、グランゾンの武器性能が貧弱であるため、雑魚戦向きである。一方、機体性能は良く、装甲の初期値は本作の味方機体中堂々のトップ。シュウが堅忍不抜を持っているため、防御に専念すると恐るべき硬さを発揮する。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
PVではネオ・グランゾンに乗ってマサキと戦っているが、敵として戦うのはラングランルートのみで戦う理由もポゼッションを会得したエランの力を試す為となっている。また、エランに対して意味深な話をしている。バゴニアルートでは終盤にサフィーネやモニカと共に仲間になる。終盤まではネオ・グランゾンの問題などが発生したため、その対処で動けなかった模様。
例の原理説明台詞は呪文代わりとして使用出来るらしく、今回のグランゾンがネオ・グランゾンに変化するシーンも真言ではなく重力原理を説明する形となっている。
また、本作では「堅忍不抜」が使えない(流石にネオ・グランゾンで使えたらゲームバランスが崩壊してしまうため、こうなったと思われる)。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
ネオ・グランゾンが破壊されたため、ヴィーラの艦長になっている。序盤では行方不明のマサキに代わり、シュウの視点から物語が進行するが第1話から登場するわけではないので、実質的にはサキト、及び中盤で復帰するマサキとのトリプル主人公制といえる。
魔装機神シリーズでは本作で通常時の顔グラが第2次OG/OGDP準拠に変更された。また、後半ではある出来事に直面して本気で驚愕する場面がある。
当然のごとく強力なユニットだが、グランゾンが足の遅い砲撃タイプなのに対して加速や一撃離脱などを持たないため、突撃を使わないと置いていかれがちになってしまう(それ以外だと移動後の射程は1しかない。ネオ・グランゾンでも2)。ネオ・グランゾンに変形するとMGやプラーナは全快するため、フル改造ボーナスは移動力アップにするのも手。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
第2次を踏襲する形でビアン・ゾルダークと共に登場。DCとの決戦ステージ「暁の決戦」では、シュウを倒すことが熟練度獲得の条件になっており、ビアンより先に倒さなくてはならない。以後は共通ルートで少しだけ登場した後、リュウセイ編では「シュウ・シラカワ」本人は最後まで出てこない(偽者は登場するが)。一方、キョウスケ編では自身の偽者を出したエアロゲイターに報復を行い、アタッドが用意した増援部隊を物語の裏で叩き潰した。もっとも、キョウスケ編でも出番はそれだけで、エアロゲイターとの戦いには特に手を出さなかった。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
会話シーンにのみ登場。突如現れてはインスペクターを翻弄して去っていく。インスペクターが出てきたのでラスボスになるかと思われたが、結局月面でメキボスに人質にされたリンを助けてからは音沙汰がなかった。
なおウェンドロによると、舞台裏で「地球人を実験動物扱いしていた」一派を叩き潰していたらしい。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
OG2.5では味方としてスポット参戦。だが、油断しているとあっさり撃墜される可能性も。シュウのエースボーナスは、第2次のグランゾンが持つ特殊能力『間接攻撃無効』を髣髴とさせる物になっている。
スーパーロボット大戦OG外伝
終盤で仲間になるが、最終話で突然裏切る。敵味方時もそうだが、防御力に特化した特殊技能を持つものの、ラスボスとして立ちふさがる時も変更なし。それゆえボス敵の標準特殊技能である「底力」がないので、無制限に味方の強力な最強攻撃を受け入れてしまう。今作のネオ・グランゾンが弱い理由の一つである。倒してほしかったからあえてこのようなステータスになったとも考えられる。
第2次スーパーロボット大戦OG
EXシナリオにて復活するものの「諸事情でシュウの章はゲーム中では描かれない」との事(後にダークプリズンのことを判明)。
終盤ではFと同じく無条件に加入。今回のシュウとグランゾンは非常に強い(味方仕様として)上に、シナリオ上でも鋼龍戦隊を助けるためにミツコと接触、特異点崩壊事件ではゼゼーナンだけではなくガイアセイバーズにも打撃を与える(ある意味では第4次のダカール演説とFのトレーズのポジション)、行方不明となっていた最後のトロニウムを鋼龍戦隊に提供する、暗殺されそうになったロフを救い出す、ヒリュウ改の地球封印突破を手伝うなど、ジョーカーに相応しい活躍だった。ルート次第では(ユーゼスが召喚した別の存在だが)ヴォルクルスと戦うことも可能。
シュウが主役のダークプリズンを除くOGシリーズでは運用できる期間が一番長い(しかもシュウよりも後にするキャラも存在する)。
様々な異状と謎を説明した一方で本人に関しては説明が不足しており、元ヴォルクルス信徒であること、ラ・ギアス出身であること、王族でフェイルの従兄弟であることがプレイヤーや鋼龍戦隊の面々に語られておらず、状況から推測するしかない。そのため初プレイ者には彼がクリストフと呼ばれたり、ルオゾールの仲間とされたりしていることが非常に理解し難くなっている。ヴォルクルスの呪縛から解放されたことも加入時ではなくエンディングが始まってからやっと語られる始末で、それもモニカの口添えがあってようやく信じてもらえた状態であった(ただしこの一連の会話はLOEの「メモリアル・デイ」でマサキ曰くシュウがヴォルクルスの呪縛から解かれたことは知っているが、それに至るまでの経緯を知らないという発言からの逆算である)。
ユーゼス同様前世の自分の記憶(虚憶)を持っており、クロスゲートを知っていたり、「特異点崩壊」においてからチカから「アルテウルとは会ったことがないのでは?」と訊かれた際には「恐らく初対面です」と返したりしている(αでは実際に相対している)。グランゾンの特異点が偶発的に事件を引き起こしているだけではなく、他に事態を引き起こす根本的な何かがあるのではないのかと考えているようだ。
なお、本作より通常時の顔グラが変更され、新たな顔グラも追加された。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
OG版シュウの章なので、主人公として登場。シュウの視点でラ・ギアスの戦いの裏側を駆け回り、地上に出てからはゲストに対して特異点を弄ったことへの報復を行なう。第20話でヴォルクルスを葬った後に地上に出るのだが、アートルム・エクステリオルの影響で地上に出るまでの時間がすっ飛んでいる(17話から20話分一気に飛んでいる)。ルイーナの出現を「想定外」と漏らしたり、ROEの時と同じく勘で行動したりするなど、必ずしも万能ではない一面もみせた(ただし勘は百発百中だった)。エンディングではたった一回ながら、プレイヤーにある種の衝撃をもたらす一言を放つ。
今回も虚憶に関して多少触れられたが、なぜかαシリーズでは関わっていないはずのクストース&ガンエデンに対するイメージが僅かにあることが判明している。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
終盤にさしかかる辺りで合流。サイバスターのテストがてら地上にやってきたが、アルバーダの死を聞いて最後まで同行することとなる。マサキ、リューネらにはアルバーダとの関わりを話していないようで、2人には「戦隊と同行することでクロスゲートの対処法のヒントが得られるかも知れない」という趣旨の話をしている。
雑魚の殲滅に専念できた前作と異なり、初期技能がOGDPと同様なこと、ネオ・グランゾンでボスキラーとして活躍する機会も増えたこと、そして今回殲滅機会が多い化け物の存在もあって、撃墜数上位には入っても、よっぽど極端な使い方をしない限りは前作のように「終盤参戦なのにいつの間にかトップエース」という事態は発生しにくいと思われる。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
立ち回りはOG1と同様。南極事件以降は目立った行動はなく、常に傍観者である。ただ、第2次Gで追加されたリューネに遺言を伝えるイベントが再現されている(これは寺田Pが最初にスパロボに参加したのが第2次Gであったためらしい)。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX
基本的な立ち回りはOG1と同じものの、メテオ3がセプタギンへと変貌した際に時間を稼ぐために敢えて宇宙に送り込み、地上に降り注ぐズフィルードクリスタルをワームスマッシャーでまとめて撃ち落としている。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
後半、クロガネ合流時に初顔見せ。この時は程なくしてクロガネを離れたが、その後マオ・インダストリーの本社を単独で解放し、ホワイトスターでの戦いでなんとクロガネ・ヒリュウ改と合流した。最終話ではベーオウルフを食い止めるメンバーに抜擢される。なお、「シュウはベーオウルフ戦で何もしていない」と誤解されがちだが、よく見るとベーオウルフの攻撃からツヴァイザーゲインの頭部に搭乗していたギリアムを庇っているため、無防備なギリアムの護衛に専念していたようである(その意味で本当に「何もしていない」のは実はベーオウルフの攻撃を避けるだけで反撃できなかったエクセレンである)。なお、終盤に参入した理由は本編中では語られなかったが、次回予告での発言を信じるならば「自らの目で事の顛末を見届ける」ためとのこと。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX
ジ・インスペクターとほぼ同様だが、クロガネから離れておらずアインストを観測している様子が伺える。

関連作品・単独作品

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
どういった経緯かは不明だが、何者かにグランゾンの転送装置を盗まれるという、彼らしからぬ失態を犯す。
取り返すべくシャングリラ市の地下洞窟を探し回っていたところで落とし穴に落ち、宝探しをしていたアムロ、シャア、ジュドーと出会い、彼等に助けてもらった。その後、終盤において「借りを返す」ためにアムロ達に協力する。意外と義理には篤いらしい。何とマ・クベを催眠術で廃人にしてしまい、ダンや光太郎からも恐れられる。さらに条件を満たせばラストダンジョンで仲間になるが、OG2の設定を考えると、シュウが仲間になったのは正史ではない模様。
スーパーロボット大戦X-Ω
2016年12月のイベント「地底世界からの来訪者」にて登場。シロッコと手を組み、アーガマ隊と敵対するが、シロッコの死後アーガマ隊が自分を殺し得るレベルに至っていないと見て姿を消す。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

作中の都合上、ラスボス級の能力値を持つ(トータルで高水準)。旧シリーズαシリーズでは全能力がトップクラスだったが、OGシリーズではグランゾンの回避能力の低さに合わせた為か、回避が異常に低い。ただし、成長タイプの関係で回避が伸びやすいことと「天才」の補正が大きいため、グランゾンの運動性を改造すれば雑魚の攻撃ならひょいひょいかわしてしまう。「OG外伝」以降は防御の数値が非常に高く設定されており、同作以降は他シリーズも含めて大ボスクラスでも初期値は140前後と比較的防御の数値が抑えられている傾向がある中で、初期値175と圧倒的な数値を持つ。

精神コマンド

どういうわけか、クールなシュウのイメージに似つかわしくない根性ド根性を覚えることが多い。また本気を出していない事を伺わせるてかげんや様々な世界や陣営を掻き回した事からかく乱を習得することも多い。

第2次(PS版)、第3次
加速集中根性ド根性気合熱血
EX
てかげん根性加速気合幸運熱血
第4次第4次S
気合隠れ身ド根性幸運威圧熱血
F完結編
根性熱血ひらめき気合幸運覚醒
α
集中てかげんひらめきかく乱戦慄
X-Ω
閃き鉄壁ド根性
パイロットパーツ装備時
閃き再動錬功
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ド根性ひらめき気合幸運熱血覚醒
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
ひらめき分析手加減錬功気合熱血
魔装機神III PRIDE OF JUSITICE
突撃幸運直感錬功手加減、自由選択
OGS
必中鉄壁ド根性気合熱血再動かく乱(ツイン)
第2次OGOGDP
必中鉄壁ド根性熱血気合かく乱(ツイン)
OGMD
必中鉄壁加速気合熱血かく乱(ツイン)
ド根性が加速と差し替えられた。グランゾンの欠点である足の遅さを自力で解消できるようになったが、消費SPが20とやや重い。

特殊技能(特殊スキル)

最強武器が移動後使用不可なので、養成できる場合は状況によってはヒット&アウェイ推奨。ただしマップ兵器は移動後使用可能であるため、そちらをメインに使う場合は効果が薄くなる。メインで使う武器はあらかじめ決めておくのもいいだろう。グランゾン歪曲フィールドやP系ブロックの特殊能力を持つことを活かして援護防御を習得させておくのも悪くない。事実、『ジ・インスペクター』のシュウはゲーム的に言えば援護防御を習得していたといえ、最終話で(目立たないが)グランゾンのその壁っぷりを見せている。

F完結編
切り払い
α
天才念動力L9、切り払いL9
脅威の「念動力」L9と「切り払い」L9で圧倒的な戦闘能力を持ち、「天才」の恩恵があり成長速度も速め。グランゾンの高い能力を最大限に発揮できる。
α外伝
念動力L9、指揮官L4、切り払いL2
「天才」を失い、「切り払い」も異様なほど下方修正を受けたが、「念動力」L9は健在。バグで念動力の回避補正が2倍になっているので、必中がないと安定して攻撃を当てられない。「底力」と「ガッツ」が無い事が救い。「天才」の代わりに追加された「指揮官」は周囲のメカギルギルガンの強化に一役買っている。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
堅忍不抜(専用スキル)
魔装機神IIで所有する「神祇無窮流」の術。敵フェイズで標的にされ、防御を選択した時に限り被ダメージを半減する。実際に受けるダメージから実に1/4まで抑えることができる。III以降は常時ダメージ半減に強化されたが、ゲームバランスの問題かシュウは習得しなくなった。
OG1(OGs)
カウンターL3 天才 SP回復 リベンジ
OG1シナリオではこのラインナップ。
OG2.5
天才 リベンジ SP回復 カウンターL9 ヒット&アウェイ 集中力
スポット参戦時。ブラックホールクラスターで殲滅しつつ切り込んでいくのがおすすめだが、本作のグランゾンはとにかく燃費が悪い。
OG外伝
天才 ガード Eセーブ カウンターL8 見切り 気力+ (ダメージ)
敵味方問わずこの構成。完全な受け型スーパー系の構成だが、底力がないので過度の被弾は命取り。逆に最終話では遠慮なく殴れるので惜しみなく大火力をつぎ込むべし。
第2次OG
天才カウンターL6、連続攻撃L2、見切りガード
このうち「天才」「カウンター」の2つは『OGs』の時代から一貫して習得しており、「見切り」と仕様変更された「天才」の相乗効果でクリティカルを連発してくれる他、本人の回避が低いにもかかわらずたまによけてくれる。空いている枠には防御・回避・クリティカル率のすべてを上昇させることが出来る「底力」を入れるのが無難か。剣でコンビネーション攻撃をする気がないなら「連続攻撃」を上書きしてもうひとつ欲しい技能を入れるといいだろう。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
天才統率カウンターL4、連続攻撃L2
毎度おなじみの「見切り」と「ガード」は最初から使える都合上削除されたが、代わりに得たのがまさかの「統率」。しかも本作唯一の所持者である。確かにシュウ一行を統率しているというのは間違っていないが…… また、ひっそりとカウンターのレベルが下がっているものの、シュウ当人の技量の高さから頻繁に発動する。連続攻撃については、本作のグランワームソードに装甲ダウンL2の効果がついているので、複数のユニットにまとめて装甲低下を与える手段として残しておいてもいい。基本的にグランゾンは砲台型なので、ヒット&アウェイがあれば進軍が楽になる。
OGMDでは仕様変更に伴い、統率が「MB発動」になっている。実質据え置きである。ネオ・グランゾンは運動性がかなり低く、天才込みでも回避性能が安定しない為「底力」か「ガード」辺りが欲しい。

固有エースボーナス

第2次OG
MAP兵器または射程1以外の武器からの被ダメージ-20%
第2次の「間接攻撃無効」を思わせるボーナス。グランゾンの頑強さに拍車がかかる。気力制限の有無を除けば、ガード小隊長能力(ダメージ-20%)の下位互換だが、常時発動の点は優秀。

戦闘BGM

「熱風!疾風!サイバスター」
SFC版第3次、SFC版EX第4次でのグランゾン搭乗時の戦闘BGM
「ARMAGEDDON(ネオ・グランゾン)」
第3次EX第4次でのネオ・グランゾン搭乗時の戦闘BGM(CB版第2次第4次Sではグランゾン搭乗時の戦闘BGM)。
旧シリーズにおけるラスボスの戦闘曲としても有名である。
「ダークプリズン」
LOE以降のシュウのテーマ曲。

人間関係

マサキ・アンドー
何かと縁のある知り合い。シュウが滅びの予言の文節に登場する魔神に該当する関係から警戒されているが、状況次第で手を結んだりと憎むと同時にその力を認めている。シュウがヴォルクルスの呪縛から逃れた後は徐々に態度を軟化させ、第二章の時点ではシュウの協力要請にマサキがあっさり応じてシュウの方が拍子抜けするほど良好な関係になっていた。マサキは『第四次』の頃(『LOE』が発売される前の時点で)から「あいつとは、初めて会った気がしなくてよ。」と主張する。意図としてあげるに果たして『魔装機神I』の宣伝目的のみだったのか、興味が尽きない。
魔装機神IIではルートによってはエルシーネの処遇を巡って彼と対立するが、深く考えずに自分に突っかかる彼の姿に嬉しそうなそぶりを見せている。
チカ
シュウの使い魔。おしゃべりで、毒舌で、下品。ファミリアの特性上、シュウにも無意識の中ではそんな一面があることになる。あろうことか、シュウの行動について「正面切って戦わずに漁夫の利を得ようと暗躍している」などと公言したことがある(さすがにシュウもこの発言には腹が立ったようで、「永遠に休息を取りますか?」とチカを脅している)。
ビアン・ゾルダーク
地上における最大の理解者にして同志。異星人に対する対抗手段として、彼の率いるディバイン・クルセイダーズに協力した。第2次およびOG1(OGs)の『暁の決戦』において、共闘する。あのシュウが(ヴォルクルスに洗脳された状態のままで)「あなたの思想に惹かれた」とまでいい、協力を惜しまなかった数少ない人物である。第2次OGでは彼から最後のトロニウムを託されていたことが判明した。
当人がこの世を去った今もなお尊敬してやまない人物であり、彼の搭乗機であるヴァルシオンに対してもある種の思い入れを持っている。
リューネ・ゾルダーク
あまり好かれてはいないが(リューネの抱くシュウの印象は最悪に尽きる)、尊敬する男の愛娘であるため大層気にかけている。
サフィーネ・グレイス
シュウのためなら命すら惜しまない忠実な部下(シュウは「仲間」だと言っているが)。「紅蓮のサフィーネ」の異名を持つ。

神聖ラングラン王国

カイオン・グラン・マクソード
実父。彼に対しては今のところ全く言及していないが、少なくとも親どころか親類縁者とすら思っていないのは確かかもしれない。
ミサキ・シラカワ
実母。本編未登場。後に精神に異常をきたした彼女が息子であるシュウをヴォルクルスの生贄に捧げて転移の儀式を行おうとしたことが、彼の人格に大いに影響を与えたとされる(女性に対する不信感)。
フェイルロード・グラン・ビルセイア
従兄。ゲーム中の関わりは少なく、しかもシュウは結果として彼を利用した形になっているのだが、その一方でグッドサンダーチームに「フェイルロードは苦しまずに死ねたか」と訊ねており、一個人としては嫌ってはいなかったようである。
モニカ・グラニア・ビルセイア
旅路を共にする従妹。
王位継承権は第二位と序列は高かったがサフィーネ同様シュウに心酔しており、『EX』『OGDP』でシュウにさらわれて以降は、自らの意志でシュウと行動を共にしている。
セニア・グラニア・ビルセイア
従妹。シュウがモニカを救出する際に遭遇しているが、お互いにかなりフランクに接していた。伯父であるアルザールの死を招いたのは自分であることをシュウは気にしているようで、『魔装機神II』ではセニアに憎まれても仕方ないと思っていたようだが、当のセニアは全く気にする素振りを見せなかった。そのため、シュウはセニアとの間にプレシア以上の深い溝があることをうっすらと感じ取っている。
テリウス・グラン・ビルセイア
旅路を共にする従弟。無気力な性格だったが、シュウの影響で性格が改善し、以後はシュウが何を為すのかを見届けるために行動を共にする。
ウェンディ・ラスム・イクナート
母の友人だった女性。付き合いの長さもあってか第一章でのシュウの言動に違和感を感じていた。

ゼノサキス一族

ゼオルート・ザン・ゼノサキス
王都に宣戦布告した際の戦闘で彼を死に至らしめているが、彼との戦闘でグランゾンの歪曲フィールドを破壊されており、彼に対して強い敬意を抱くようになる。魔装機神IIでは「ゼオルートを尊敬している」「今の自分の技量はゼオルートに遠く及ばない」「いつかは彼の境地に辿り着いてみたい」と最大限の敬意をこめて彼を評している。
プレシア・ゼノサキス
ゼオルートの娘である彼女にとってシュウは父の敵。『α外伝』では対決前会話でそれに触れられ、IIでは決闘を申し込まれる。シュウの方もゼオルートを殺したことについては彼女に憎まれても仕方がないし、赦されなくても構わないと発言している。ただ、「憎しみを受け止めるだけ」と言ってた割にはわざわざゼオルートの技をプレシアに伝授している辺り、口にはしないがかなりプレシアを気にかけているようである。それ故かルート次第ではあろうことかマサキからロリコン疑惑を持たれてしまうことに……。
エラン・ザン・ゼノサキス
シュウを超克の対象として捉えているため、盛んに決闘を挑んでくるらしい。自身は「かつてのマサキと私の関係に近いですよ」と説明する。
ソーン・ザン・バキウム
邪神すら取り込んだ彼の力を脅威に感じアンティラス隊に処理を任せた。

アルメラ共和国

サキト・アサギ
カドゥム・ハーカームとの戦いが終わった後はいずれ彼を地上に帰す約束をしている。
エリシア・ゼフィール
レイブレードの秘密を共用する間柄。アルメラ組のリーダーとして直接話し合う関係でもあるため、話す頻度は多い。魔装機神救出作戦では彼女をヴィーラの艦長代理に任命している。

ヴォルクルス教団

ルオゾール・ゾラン・ロイエル
修羅の乱で死亡したシュウを蘇生した。しかし、諸々の因縁故に最後はシュウの手によりヴォルクルスの生贄にされる…が、第二章で復活して再び対峙するハメに。
大司教は同格であるにも関わらず、ルオゾールがシュウに敬称を用いて彼の序列の上に置く理由は、彼の階級が王族に仕えるラングランの貴族であることと無関係ではない。
エルシーネ・テレジア
ルートによっては自らの勘から彼女を危険視しマサキ達と敵対する。そして、シュウの勘は的中し……。
それでも、サフィーネの実姉ということもあってかエンディングでは彼女の墓に花を手向けている。
ワッシャー・ニールカン
グラギオス復活を目論む彼を倒しネオ・グランゾンを完調状態に戻すためアンティラス隊と協力する。
ヨーテンナイ
ヴォルクルス教団の頂点に立つ預言者でシュウがヴォルクルス教徒となった一因を間接的に作った故に、シュウにとっては最大の怨敵と言うべき存在。
どうやらシュウも新たな崇使として彼女に選ばれていたようである(ファミ通の攻略本で寺田Pが発言)。

その他のラ・ギアス人

ガエン
彼にヴォルクルスの真実を見せ、アンティラス隊に投降するきっかけを作った。また、記憶喪失繋がりかガエンを「似た者同士」と言っている。時系列ではこれ以前の話にあたる『OGDP』では蘇生したシュウに対する監視役として同行する。
アクレイド・バロム
シュウは基本的にシュテドニアスの軍人に対しては「自身の邪魔をするなら一蹴する」というスタンスで歯牙にもかけないのだが、アクレイドは例外的な存在で、その智謀と予知能力には一目置いている描写が多い。
魔装機神IIではどういうわけかマサキ達にプレシアに掛けられた呪いの情報に対する対価として彼に関するデータを所望していたが、これはヨーテンナイの計画を推測するに当たってアクレイドの能力の状態が一種の指標になると考えてのことか。
魔装機神Fでは彼が『普通の人間』でありながら、未来を読み取る能力の持ち主だと見抜きヨーテンナイの情報を彼に提供している。
コーデック・テクリナク
強者との戦いを望む彼から喧嘩を売られる。
セウラント・ペイ・ボラキス
彼を知っており、関わると厄介らしく始末をアンティラス隊に任せていた。

ディバイン・クルセイダーズ残党

トーマス・プラット
『OGDP』にて彼も自分の仲間に引き入れようとするが断られる。
オレグ・ナザロフ
『OGDP』にて彼も自分の仲間に引き入れようとするが断られる。
そして、後にヴァルシオン改・タイプCFに搭乗して自身を力づくで屈服させようとした彼をその妄執ごと葬り去った。

地球連邦/地球連邦政府市民

エリック・ワン
グランゾンの共同開発者であり、その秘密を握る唯一人の科学者。シュウの事を「シーちゃん」と呼び、飄々とした口調で本来なら束縛や命令を嫌うはずのシュウをまんまと言い包めてしまう。シュウとは別の意味でその真意が計り知れない人物。
イングラム・プリスケン
αシリーズでは一時的に彼と共謀してドレイク・ルフトエアロゲイターを別空間へと追いやった。ディバイン・ウォーズではイングラムとクォヴレーら虚空の使者を見届けている。
なお、αとOGどちらにおいても、彼にオリハルコニウムを提供しており、これによりゾル・オリハルコニウムが生まれるきっかけとなった。
アルバーダ・バイラリン
ラ・ギアス事件で得ることになる地上人の仲間。南極事件で撃沈したシロガネに彼の恋人が乗っていたことから仇として狙われていたが、最終的には地上における最大の理解者に。OGDPエンディングで彼の動機を明かされた際には内心思う所があったのか、釈明ひとつせず黙って聞いていた。
別れ際には彼に「借り」を作ることになり、OGMDでのシュウの鋼龍戦隊参加を決定づける要因となった。
セレーナ・レシタール
ラ・ギアス事件で得ることになる地上人の仲間。αシリーズメインヒロインの一人。
アルテウル・シュタインベック
第2次OGにおける「恐らく」初対面の人物。彼とゼゼーナンを交えた三者会談の場面において、「スパロボ界のジョーカー」と呼ばれるだけの大芝居を演じてみせた。最後にはサフィーネにゼゼーナンと彼の密談映像を捏造・流出させ、ガイアセイバーズを外周から抑えにかかっている。
ルスラン・マカロフ
馴染みの情報屋。
ミツコ・イスルギ

共和連合(ゾヴォーク

テイニクェット・ゼゼーナン
グランゾンのブラックボックスに特異点を仕掛けた黒幕。「グランゾンを利用して地球に混乱を呼び寄せた」ことから、復讐の対象としてシュウはゼゼーナンを追う。一方で、他の味方勢が彼を呼び捨てしているのに対し、シュウは「ゼゼーナン卿」と呼び捨てにしていない。
ウェンドロ・ボルクェーデアギーハ
本編ではシュウとインスペクターとの間に接点はないものの、フリーバトルでは専用台詞が用意されている。南極事件を起こした張本人なのでかなり注目されているようだ。なお『ジ・インスペクター』では第3次と同様シュウはインスペクターとの決戦に参加しており、こちらではヴィガジに引導を渡している他、味方陣営では一足早くウェンドロのアインスト化に気づいた。
メキボス・ボルクェーデ
OGDPではヨンを通じてシュウに接触してきた。
ガヤットーバ・スチェッカ
メキボスからの命令でシュウを捜索していたところ地上人召喚事件に巻き込まれ、図らずも接触に成功してしまう。
クェパロク・ナーモキナハ・ソコンコ
ゼゼーナンの共犯者である為シュウの報復の対象となった。

魔神

ダークブレイン
彼との戦闘前会話で「かねてからの疑問がひとつ解決しましたよ」と語るが、これに関しては第2次OGでの会話を見るに「世界を歪める根源」についてある程度の目星がついた様子。また、グランゾンの特異点を崩壊させるのに使用したエネルギーはダークブレインとの戦いからヒントを得たらしい(もっともこれはマサキの読みではあるが)。
サーヴァ・ヴォルクルス
グランゾンとシュウを付け狙う超常的存在。シュウは自身を契約で縛りつけた復讐の対象と見做している。
ギゾース・グラギオス
COEでは破棄したヴォルクルスとの契約を復活させられる可能性を考慮し、かなり警戒していた。

巨人族

フーム・ラカーブ
カドゥム・ハーカーム

ゼ・バルマリィ帝国

ユーゼス・ゴッツォ
αではシュウを利用しようとしたが、シュウはイングラムと共謀することで彼を追い落とそうとしていた(その一方でユーゼスはシュウを洗脳している存在に気が付いていた模様)。OGシリーズではシュウが手に入れた虚億の中にはαにおけるユーゼスの行動、およびその末路が含まれていたらしく、第2次OGにおいてそれに関する事を特殊戦闘台詞で発している。
アーマラ・バートン
魔装機神Fでは記憶を失った彼女を仲間に引き入れている。
当初はヨーテンナイの目論見を挫く為とクロスゲートに関する手がかりを得る為に彼女の記憶に術をかけ利用していたが、シュウ自身は自分と同様にヨーテンナイの被害者となった彼女に対し思うところがあったようで、最終的には彼女もシュウの仲間の一人となっている。
スペクトラ・マクレディ
現時点ではαシリーズを含めて直接会っていない。(OGMDではとも行き違い)
但し、チーム・ジェルバを全滅したことをヨンから聞いたので、盛大なるフラグを立ててしまったともいえる。

その他

ククル
OG2ndではガンエデンを打倒した結果、その命の源を断たれて安らかに死んでいった彼女を「神の呪縛から解かれた」と見送った。神によって束縛され自由を失いながらも、最後には自らそれを断ち切ったククルは、シュウにとってはサフィーネ達とは別の意味で「仲間」だったのかもしれない…
ヘルルーガ・イズベルガ
OGシリーズにおいては、共にクロスゲートに興味がある研究者、という共通点があるが、その最終目的は自身が(混乱の元凶とみているのもあって)何らかの形での排除であるのに対し、彼は野望のために利用するという、まさしく真逆といっていい立場である。

版権作品との人間関係

流竜馬
旧シリーズでは『第2次』で初対面となった際に隼人よりもキザだと評し、『第3次』においては比較的シュウに対して好意的であった。αシリーズでは共闘することがあるものの、完全に敵対関係になる。
破嵐万丈
αシリーズでは万丈がDCに関わっていたこともあり、ストーリー開始前からの旧知であった。互いに実力を認め合っている事が窺え、ゼーレによるNERVへの粛清が実行された際には彼からの協力要請を受け入れ陰ながらロンド・ベルをアシストするが、万丈の方はシュウの行動に次第に疑念を持つようになり、『α外伝』では密かに動向を探っていた。
グッドサンダーチーム北条真吾キリー・ギャグレーレミー島田
『EX』にて彼らが搭乗するゴーショーグンの動力源であるビムラーの特性に気付き、彼らを助けている。
タシロタツミ
『F』では彼とゲンドウと共に南極会談に出席していた。
碇ゲンドウ
『F』では彼とタシロ提督と共に南極会談に出席していた。彼とは浅からぬ因縁がある。
冬月コウゾウ
αDC)』終盤、閉鎖されたNERV本部内で彼と極秘会談を行なう。
諸葛亮孔明
『α(DC)』では彼からある入れ知恵を受ける。
眩惑のセルバンテス
『α(DC)』では彼から愛機・グランゾンの無条件引渡し要求を突き付けられるが、当然の如く拒絶する。
クワトロ・バジーナ
『EX』などで共闘。主人公の宿命のライバルで、もう1人の主人公であることも同じ。彼の心情をよく理解しており、『α外伝』では彼の苦悩を看破してみせた。『EX』では説得の際に、自分の目的の一端を語ってさえしている。
マ・クベ
ヒーロー戦記』では催眠術で彼を廃人にしてしまう
キリコ・キュービィー
現状共演した事はないが、「例え神であろうと自分を支配しようとする者は決して許さない」という点はよく似ている(そのために神に従ったフリをしていた事まで似ている)。

名台詞

戦闘台詞

「フッ…愚かな」
回避台詞。シュウを象徴する台詞の一つ。LOE第二章「邪神降臨」にてルオゾールを撃破した後でも発言する。
「このグランワームソードに斬れぬものはない!」
FC版第2次のグランワームソード使用時の台詞。正確な表記は「このグランワームソードにきれものはない!」。
これは誤植というよりここ以外に「ぬ」を使う機会がなかったので、容量節約のため似た形の字でごまかしたらしい。
GB版第2次Gでも同じ表記になっているが、ジェリドが台詞で「ぬ」を使っているのにそのままになっている。修正ミスだろうか?
「おぅ!? まさかここまでやるとは…さ、流石ですね…」
同じくFC版第2次の撃墜時台詞。グランゾン撃墜という不測の事態に思わず奇声を発している。
「あなた達の存在を、この宇宙から抹消してあげます……!」
戦闘台詞。OG外伝では縮退砲専用台詞になったが、元々はα外伝から追加された台詞なので喋り方も不気味。ちなみにシャピロ・キーツに同じような台詞がある。
「分子間引力をも超える高重力に、どこまで耐えられますか?」
グラビトロカノンの前置き。
「多数の特異点から生まれるロシュ限界は、万物悉く原子の塵へと化します……事象の地平に消え去りなさい」
ブラックホールクラスターの前置き。要約すると「重力で引き裂かれてブラックホールに吸い込まれる」事になる。第2次OGでは後述の台詞採用に伴う台詞挿入回数の増加に伴い、「事象の地平~」の部分が復活している。
ちなみに「事象の地平」とは、物理学・相対性理論における情報伝達の境界面(=イベントホライズン。観測などによって情報を得ることが出来る限界地点を地平線に例えた概念)のことで、一言で言えば宇宙の果て。光速以上で膨張する宇宙の果てであるため、ここより先には光だろうと絶対に到達できず、そこより先の情報を知る術はない。
「収束されたマイクロブラックホールは、特殊な解を持ちます。剥き出しの特異点は、時空そのものを蝕むのです。重力崩壊からは逃れられません!」
第2次OG、OGDPでの台詞。
「事象の地平に近づけば、相対時間が遅くなります。あなたにとっては一瞬でしょうが、こちらでは永遠です。理解できましたか?」
OGDPで追加された別パターン。相対性理論のわかりやすい講座である。これらの力学講座の台詞は「呪的言霊の置き換え」、つまりは呪文詠唱の一種らしい。
「ひとたびシュヴァルツシルト半径に陥れば、光であっても逃れる事はできません。我々の世界を形成するあらゆる系が崩壊するのです」
魔装機神Fでの台詞。とどめをさした場合は「これがあなたの終焉です」という台詞が追加される。
「さあ、これでフィナーレです。相転移出力、最大限。縮退圧、増大……。重力崩壊臨界点、突破……」
「残念ですが、これでお別れです。あなた達の存在を、この宇宙から抹消してあげます……!」
「眠りなさい。縮退砲……発射!」
OGDPにおける縮退砲発射時の台詞。既出の台詞を組み合わせ、追加もされている。OG外伝の禍々しいカットインとはうって変わって、最後のカットインは非常に神々しく映る。縮退砲の演出と合わさって、とても美しいので、一見の価値ありである。
「ここまでの超高重力を受ければ」
「いかなる物質も、クォークまで剥き出しになります」
「滅びなさい!」
「縮退砲!発射!」
魔装機神3における縮退砲発射時の台詞。
「私も地球を愛する者の一人のつもりでしてね……」
「神と言えど、私を縛ることは出来ません。人造の神ならば、尚更です」
ナシム・ガンエデン攻撃時の特殊台詞。
「同じことの繰り返し……よく飽きませんね、ユーゼス」
ユーゼスからの被弾台詞の一つ。「虚憶」によってユーゼスの事を知っているらしく、αの動向と照らし合わせて若干呆れ気味に呟く。あらゆる世界で己の自由を勝ち取ってきたシュウにとって、懲りずに同じ失敗を繰り返しているユーゼスは滑稽に見えているのかも知れない。
「あなたは因果の鎖を解くことなどできませんよ。ここに私達がいる時点でね」
「あなたの迎える結末は同じ……輪廻からは逃れられませんよ」
こちらは攻撃時。ギリアムと同様のレベルで「虚憶」や「再有生」、「輪廻」について把握しているらしい。
「どのような甲鉄であろうと、砕いてみせましょう」
クェパロク攻撃時の特殊台詞。圧倒的な火力を誇るメッケンノーザだが、それ以上の力を有するネオ・グランゾンの前では無に等しかった。
「ふ……勘というのもバカにできないと実感しましたよ。私も、少しは近づけたという事でしょうか」
ROEより、エルシーネ攻撃時の特殊台詞。というよりは同作におけるシュウの総論というべき台詞。ここで「近づけた」というのは魔装機神操者の境地のことだろうか。シュウもまた、なんだかんだでマサキの影響を受けつつあるのかもしれない。
「魔装機帝ゼルヴォイド……フッ、大仰な名を付けたものですね」
POJでエランと対峙した際の台詞。本編のテキストで魔装機帝が初めて使われた貴重な一齣である。
「少々遠回りをしましたが……ここで、全ては帰結します」
「フ……これもまた、何かの偶然というコトです」
COEより、ヨーテンナイ攻撃時の特殊台詞。
「教団……邪神……この混乱……そして私の復讐も……今ここで、全てが終わりを迎えます!」
「さあ、覚悟はいいですか? 縮退砲……発射! ヨーテンナイ……これで、お別れです! 私の計画は……完遂しました」
ヨーテンナイに対して縮退砲を使用した時の特殊台詞。最後の台詞はヨーテンナイ撃墜時に出るものであり、地上人召喚事件の際に逆襲を開始してようやく決着がついただけに、感慨深いものになっている(メタ的には魔装機神シリーズが途中で停滞していたこともあり、EX発売以来20年もかけてようやく決着がついたともいえる)。
だが、この直後シュウですら予想していなかった出来事が起こることに……
「この私をも操ろうとした……それがあなたの敗因です」
COEより、カドゥム・ハーカーム攻撃時の特殊台詞。

中断メッセージ

「おや、もうお終いですか。では、あなたに一つ耳寄りな情報をお教えしましょう。実は今回、プレイ中にセーブを行った回数によってゲームの難易度が変わるようになっているのです。及び腰でセーブを行えば行うほど、後々の面が難しくなっていく…フッ…もう取り返しがつきませんよ。無論、冗談です……フフフ……」
OGs』中断メッセージにて。この時のシュウは妙に深刻そうに言うため、洒落にならない冗談である。
「ま、どうしてもというのなら私は相手を務めても構いませんよ。一切手加減はしませんがね……ククク」
『魔装機神III』中断メッセージにて、喧嘩を売ってきたエランに対して。……ネオ・グランゾンでフルボッコにする気満々である。これにはエランも即座に心をへし折られた。同作のネオ・グランゾンは本領を発揮できていないのだが、純粋な一対一ではやはり分が悪い様子(キャンペーンマップ「最強とは」にて、マサキとエランが共闘してようやく打倒可能なレベル)。
「エラン……ああ、いや、考えてみれば、そういう自慢もしたがる年頃ですか。あっ、ちなみに私は王族出身ですよ」
上記の台詞の後、今度は家柄を自慢してきたエランに対して。エランを残念なヤツ扱いしつつ、自分の家柄をアピール。忘れがちだがシュウの元々のミドルネームは「グラン」、王族の出である。
(なるほど……義理の妹ですか。確かにそれは強力無比ですね)
最終的に「家柄が良いわけではなく、メイドもいないがプレシアがいる」というマサキの発言に絶叫しながら逃げ帰ったエランを尻目に、しみじみと義理の妹属性について語るもっと酷い奴がいるので相対的にまともに見えるが、シュウも中断メッセージという事で相当キャラがぶっ壊れている(ちなみにどこぞのメガネも第2次OG本編で義理の妹持ちのマサキを羨ましがっている)。
「『いつまでもあると思うな、主役の座』。フフフフ」
OGDP』中断メッセージにて、マサキに痛烈な一撃を喰らわせる。…魔装機神II以降、ルートによって異なるが他のキャラに主役の座を奪われているケースが多くなってきており、こちらも洒落になっていない。OG
そして魔装機神Fではある事情からマサキが行方不明になってしまったため、代わりにシュウが序盤の主役を務める事となった。
モニカ「皆様、お疲れ様でした。ゆっくりお休みになられて、プレイを再開してくださいましね」
チカ「そうそう、のんびり遊んで欲しいですねぇ。ご主人様が主役を務められることは、滅多にないんですから」
シュウ「滅多に……? さあ、それはどうでしょうか」
『OGDP』中断メッセージその2。まるで近いうちに再びスポットライトを浴びることを示唆しているかのような発言だったが、魔装機神Fの序盤はシュウ視点で物語が進行するため、その伏線だった模様。
「休憩……ですか。私は別に構いませんが……出番を待っている誰かさんは、さぞかしあなたの帰りが待ち遠しい事でしょうね。『いつまでもあると思うな主役の座……』忠告しておいたのにも関わらず、こんな事態を招いた彼の、自業自得ではありますがね……ククク」
『魔装機神F』中断メッセージにて。OGDPでの洒落にならない台詞が現実のものとなっては流石のシュウも笑みを零してしまった。
ちなみに終盤の台詞は、子安氏の地声が出たコミカルな語調となっている。かなり嬉しそうなので一聴の価値……アリ?

旧シリーズ

「……そうですね…あなたの考えに惹かれて、ここまで来ましたが…分かりました…。私はここで、去らせて頂きましょう」
第2次』最終話「暁の決戦」にて、ビアンに脱出を促されて。何よりも自由を尊ぶシュウに(しかも、この時のシュウはヴォルクルスに洗脳されている状態である)ここまで言わしめた(しかも、脱出を促されてから「そうですね…」と言っている事から、シュウはビアンに最後まで付き合う気でいたことになる)ことから、ビアン博士の凄さが窺い知れる。
「我がグランゾンの本質は、破壊神シヴァ。またの名をヴォルクルスと言いましてね…」
「オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ」
「これがグランゾンの本当の姿…ネオ・グランゾンです」
「今までのグランゾンと同じだと思われると、痛い目に遭いますよ」
第3次』のシナリオ「ラストバトル」、『OG外伝』最終話「ラグナロク」にて。シュウの唱えたこの呪文により、グランゾンネオ・グランゾンへと変貌。地球の全てを破滅へと導く蒼き魔神がマサキ達の前に立ちふさがる。
「損得などではありませんよ。私は私の心が命じるままに行動しているに過ぎません」
『第3次』、『OG外伝』で敵にまわった際に、マサキがシュウに「何の得があるってんだ!?」と問い詰めた際の台詞。この発言を受けてか、後にマサキは「この頃のシュウは自分の行動が自分の意志なのかもどかしく感じているところがあった」と評している。
「み…見事です…このネオ・グランゾンを倒すとは…これで…私も悔いはありません…戦えるだけ戦いました…全てのものは…いつかは滅ぶ…今度は私の番であった…それだけのことです…これで私も…全ての鎖から…解き放たれることが…出来…まし…た…」
『第3次』、『OG外伝』でネオ・グランゾンを撃破された時の台詞。こうしてシュウに架せられたヴォルクルスの呪縛は、自らの死という形で解き放たれるのであった…
また『α外伝』難ルート最終話のネオ・グランゾンをマサキで撃墜した後の会話や『OGDP』オープニングでは上記の台詞がDVEとして収録されており、最後の「出来…まし…た…」の部分で笑みを浮かべている。
「そうですね…完全なる自由…とだけ言っておきましょうか」
EX』のシナリオ「ヌエット海」にてクワトロを説得した際に「貴様の目的は何だ?」と問われての返答。見ての通り、本当に自分の目的をぶっちゃけてしまっている。直前のシナリオのジェリド達には自分の目的を何も言っていない(というか、ジェリド達の事は覚えていなかった)辺り、シュウもシャアの事は一目置いている模様。
「特に何も…そうですね、私に付いてきてくださるだけで結構ですよ」
『EX』のシナリオ「ジハード」にてアハマドを説得した際に「俺は何をすればいい?」と言われた時の返答。「強い者と戦いたいと言ってましたね」と説得しておきながら「特に何も…」とは中々いい度胸をしている。ひょっとして何も考えずにアハマドを説得したのだろうか(実際、このシナリオでアハマドを説得出来るというヒントは用意されていないので…)。
『OGDP』ではさすがに「特に何も…」のくだりはなくなっている。
「ありがとう…あなたは部下ではありませんよ。私の…仲間です」(EX)
「ありがとう……あなたは部下ではありませんよ。前にも言いましたが、私の大切な仲間です」(OGDP)
『EX』のシナリオ「封印」にてサフィーネがヴォルクルス信者である前にシュウの部下であるとヴォルクルスの分身体と戦う決意を固めた際に。
実はここで一度「ありがとう」と言っている。『OGDP』では笑みを浮かべており、内心嬉しかった模様。
「モニカ…ヴォルクルス様の復活には、信頼していたものに裏切られた絶望と悲しみの感情が必要なのです。強ければ強いほど…」
「わかりますか?信じていたものが崩れさる時の絶望感…」(EX)
「モニカ……ヴォルクルス様の復活には、信頼していた者に裏切られた絶望と悲しみの感情が必要なのです」
「わかりますか? 信じていたものが崩れさる時の絶望感……」
「私の望み……その成就の時が来ました」(OGDP)
『EX』シュウの章・最終話「反逆」、『OGDP』第19話「邪神解放」において、モニカに対して。だが「闇の囁き」の時でも言っているようにシュウがモニカをヴォルクルスへの生贄にするつもりはなく…
「フフフ……どうですか、ルオゾール? 信頼していた者に裏切られる気分というのは?」
「あれだけ信じていた、ヴォルクルスの生け贄になれるのですよ。もう少し嬉しそうな顔をしたらどうです?」
ルオゾールをヴォルクルスの生贄に差し出して。この時点からヴォルクルスを呼び捨てにしており、シュウが隠し続けていたヴォルクルスへの復讐の念を現した瞬間である。
「ヴォルクルスは私を操ろうとしました。私の性格は知っているでしょう?自由を愛し、何者もおそれない…それが私のほこりでした」
「それが…あのいまわしきヴォルクルスとの契約で…私の自由は奪われ…この世界で、私に命令できるのは私だけなのです!」
「ヴォルクルス…許す事はできません。この手で復活させ…この手でその存在を…消し去ってあげますよ!」(EX)
「ヴォルクルスは私を操ろうとしました。私の性格は知っているでしょう?」
「自由を愛し、何物も恐れない……それが私の誇りでした」
「しかし、あの忌まわしき契約で私の自由は奪われてしまったのです」
「いいですか、ルオゾール……」
「この世界で、私に命令できるのは……私だけなのです」
「ヴォルクルス……許す事はできません。この手で復活させ、その存在を消し去ってあげますよ」(OGDP)
ルオゾールをヴォルクルスの生贄にした際の台詞。それなら復活を阻止するだけでいいのに、わざわざ復活させて倒そうとするあたり、余程腹に据えかねていたのだろう。なお、旧シリーズの方が感情的になっている(或いは余裕がない)印象がある。
シュウ「来ましたね…サフィーネ、あなたは下がっていなさい」
サフィーネ「…」
シュウ「サフィーネ!!」
サフィーネ「あ…い、いえ、私も…」
シュウ「あなたは正式ではないとはいえ、ヴォルクルスとの契約を結んだ身です。よほど魔力が高くないと、ヴォルクルスに操られますよ」
『EX』にてルオゾール死亡後、サフィーネに対して。シュウなりのサフィーネへの配慮が伺えるが、サフィーネは「ヴォルクルスの分身と戦っていなければ自分もルオゾールの様になっていた」と考えていたようだ。
「とうとう出ましたか……ヴォルクルス……長かったですねぇ……」
復活したヴォルクルスと相対して。シュウにしては珍しく、万感の思いが籠ったかのような発言である。
「ほう……ヴォルクルスの支配を跳ね除けましたね……サフィーネ、良くがんばりましたよ」
サフィーネがヴォルクルスの支配をはねのけた際の台詞。最初に「ほう……」と言っていることから、シュウとしては「サフィーネの覚悟を認めつつも、彼女がヴォルクルスの支配をはねのけるのは厳しい」と考えていたようである。また、直前のサフィーネの台詞は非常に際どい物だったが、流石にそこはスルーしていた。
「……例え本物の神であろうと、私を操ろうとする存在は決して許しませんよ」
ヴォルクルス打倒時の台詞。『OGDP』ではシュウでヴォルクルス(合体形態)を倒すとトロフィーを獲得できる(その名もずばり「私に命令できるのは私だけなのです」)。つまるところ、「シュウ・シラカワ」とはそういう男なのである。
「フェイルロードの事ですね。彼は…苦しまずに死にましたか?」
『EX』のエンディングでレミーから「平和のために戦ってるって思ってた人が、いきなり侵略者になっちゃうんだもの。びっくりするわよ」と言われて。自分の目的を達成するためにフェイルロードを利用したシュウだったが、やはり内心思うところはあったようである。多くのプレイヤーが名場面にあげる一節だが『OGDP』ではこの後もまだストーリーが続くため、台詞が若干修正されている。
「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれ、ネオ・グランゾンはその真価を発揮しています。さて、あなた方で立ち向かえるでしょうか?」
第4次』、『第4次S』最終話「火星の決戦」で「シュウと戦う」を選んだ時の台詞。ネオ・グランゾンはヴォルクルスの力で変化していたはずなのに、ヴォルクルスから解放されて真価を発揮するとは…。しかも、『第4次S』では3体に分身する離れ業までやらかす。
「流石ですね、私も無駄な戦いは好みません。わかりました。そうやって、いさぎよい態度をとっていただいた以上、私も我を張るのはやめるべきでしょう」
「この決着は、あなたがたにおまかせします。ですが覚えておいてください。 力は、それを使う心に宿るのだと。心無き力は、闇に取りこまれます」
「かつての私が、そうであったように…」
「それではみなさん、がんばってください。彼を倒せば、人類の未来には新しい希望が生まれるはずです。あなたがたの手で、それを掴みとってください」
『第4次』、『第4次S』最終話「火星の決戦」で「シュウと戦わない」を選んだ時の台詞。
「失礼な。私もれっきとした人間ですよ。1度ほど冥府より呼び戻された経験はありますがね」
F完結編』第42話「ダブル・フェイク」においてアマンダラから「貴様…ただの人間ではないな…」と言われた際の反応。比喩ではなく本当に冥府から呼び戻されているから凄い。
「私としては束の間でないことを祈りますよ。もう一度あなた方の手にかかるなんて願い下げですから」
『F完結編』第42話「ダブル・フェイク」においてアムロの「束の間の共同戦線ということか」という言葉に対して。さすがのシュウも一度死んだのには堪えたらしく、LOE第二章でルオゾールに操られた時もマサキに「もう一度、俺に殺されてえのか!!」と説得された際に正気を取り戻している。また、『第2次OG』においてもバラルの総人尸解計画に対して「臨死体験はもう充分ですので」と発言している。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL

「あなたはマサキ=アンドーですね?それともランドール=ザン=ゼノサキスとお呼びした方がいいですか?」
地上でマサキと遭遇して。この時は彼の行動を注意するにとどまった。
「あれが、サイバスターに選ばれた操者……やはり、私では無理だったわけですか」「しかし、ラ・ギアスもなかなか楽しくなって来たようですね」
マサキがその場を去ったのを見届けて。自分とマサキの違いを感じたらしい。
「あなた、カン違いしていませんか? 戦いとは、殺すか、殺されるかです。相手を気遣うだけの余裕はあるのですか?」
領空侵犯をして困っていたマサキを助け。マサキからはシュテドニアスの部隊を皆殺しにしたことを責められるがシュウはこの場を逃れるためにはこれしかなかったとして軽くあしらった。
なお、この時一蹴した部隊は、後々の展開を考えるにザレス・クワイアーの部隊だった可能性が高い。
「本日はみなさんにお別れのあいさつと宣戦布告のために参りました」
「今日を限りに私は王位継承権を捨て、神聖ラングラン王国と敵対します」
突如グランゾンとともに現れラングランと敵対することを宣言した。
「この世界を正しい姿に戻すためですよ。全てを破壊し再生する事によって、世界は救われるのです」
LOE第一章「絶望の淵で」において、ウェンディの「王位継承権を捨ててまで、なぜヴォルクルスなどを信奉するのです!?」との問いに対して。『α外伝』においても万丈からの問いに対して発言する。
「まさか……ゼオルートが……? あの時……」
自分を追ってきたマサキとの戦いを前に歪曲フィールドが働かなくなったことに気づいて。ゼオルートの腕前の高さが分かる。
「……急がねばならない……何故かはわかりませんが……しかし、このもどかしさ……何なのでしょう……」
第一章「調和の結界」シナリオデモにおいて。サフィーネに対して「あなたは自分の心と体が、自分のものではないように感じた事はありますか?」と質問しているように、シュウは自分がヴォルクルスに操られていることに薄々気付いていたのだろう…。
「遅かったですね、マサキ……すべては終わりましたよ、たった今ね」
壊滅した王都ラングラン市でマサキを出迎えて。『巨大な魔神が、ラングランを滅ぼす。 そして、それはラ・ギアスに生けるものすべてに災厄をふりまく』という未来見の予言が成立してしまった瞬間である。
この後、シュウが言い残した台詞[6]にある「事実」と「真実」は予言に関係するもの。
「ククク……マサキ……あなたの言葉ヴォルクルスの呪縛より効きましたよ……」
第二章「邪神光臨」のMAPイベント。ルオゾールの力によって再びヴォルクルスに操られてしまうがマサキの2度にわたる説得によって目を覚ました。
シュウ「無駄だとは知りつつ……こういう事をやってみたくなる……その気持ちはわかりますがね」
チカ「ご主人様、誰に向かってしゃべってるんです?」
シュウ「もう一人の神……でしょうか」
第二章「邪神降臨」において、アストラルシフトが解除される前にブラックホールクラスター以外の攻撃で真ナグツァートを攻撃したときのプレイヤーへの突っ込み。

魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD

「……マサキ。少し腕が鈍っていますね」
ヴォルクルスの神殿でマサキと戦って。マサキは実戦から遠ざかってただけと言い訳をしていた。
しかし、前作からまだ2ヶ月も経っていないのにお互い随分な良い様である。まぁ、メタ的には16年ほど続編が出てなかったので鈍ったのかもしれないが。
「それこそ、あなたの心に訊いてみなさい。自分が何者で、何を求めているのか……」
ガエンとの対話の中で。はたして彼はいったい何者なのだろうか。
「恐らく言っても信じてもらえないでしょうが……私は、あなたの父上を尊敬しています」
「……もう一度言います。私は、あなたの父上を尊敬しています。今の私の技量は、ゼオルートに遠く及びません。いつかは辿り着きたい境地ではありますが……」
ゼオルートの剣術とその在り方は、シュウにとってはビアンの思想と生き様同様「辿りつけない高み」に属するものであり、故にこそ生ずるある種の憧憬を抱いているようだ。
「まさか。赦すかどうかはその人次第。私はそんな事は望みません。たとえ赦されなくとも、私は気にしません。ただ、受け止めるだけです」
プレシアに「ゼオルートを尊敬しているから赦されると思っているのか」と問い詰められて。シュウの自分に対する被害者達への対応が垣間見れる場面であるが、『OGDP』の一件を経た上での発言と考えると非常に重い。
「ありません。強いて言えば、私の勘です」
エルシーネを狙って教会に現れたシュウとマサキの戦闘前会話。マサキは非難するがその前に北部で行われているテロ活動の裏にとてつもない何かが動いていると勘で述べている。つまり似た者同士である。
「……では、あなたは関係ない、と?」
エルシーネを問い詰めて。シュウはエルシーネを殺す前にヨーテンナイの情報を得ようとしていたが、エルシーネもヨーテンナイのことは知らなかった。
「ええ、直接の原因は、私がゼオルート氏を殺めてしまったのがそもそもの発端なのです」
プレシアの呪いについて語って。自分が関係していた責任を感じてかマサキたちに情報を与えた。
「アクレイド・バロム氏に関する情報です。今のところ、彼ともっとも接触したのはあなた方ですから」
プレシアの呪いと対処法を教えた代わりに彼の情報を要求する。それだけ彼の能力が脅威ということなのか、それとも……。
「悪人もよい事をしますし、善人も悪い事をします。全てが白黒はっきりしているなど、絵空事でしかありません」
ウェンディを治療したエルシーネを完全な悪人じゃないと評したマサキに対して。彼からはお前を見てればよくわかると言われてしまう。
なお、南部ルートのヤンロンも「愛して而もその悪を知り、憎んで而もその善を知る」と似たような発言をしている。
「教えても構いませんが、一つだけ条件があります。サフィーネの面倒をちゃんと見てほしいのです」
「そういう意味で言ったのではありません。彼女を見捨てる様な事をしないで欲しい、と頼んでいるのです」
南部ルートにおいて、ヴォルクルス教団の神殿の情報を提供する際に出した条件。エルシーネの本性に懸念を抱いているシュウとしては、サフィーネがエルシーネの本性を知った際の動揺やそれに対するマサキ達の反応を心配していたようである(もっとも、サフィーネはこの直前にシュウに「自分とエルシーネが敵対したらどうするか」という質問にシュウを選ぶことを即答し、実際にその通りの行動を取った。マサキ達もそれに対して疑うような真似はしなかったので、シュウが心配するような事態にはならなかった)。
「……私を何だと思っているんです? 私とて万能ではありません」
南部ルートにて、ヴォルクルスを倒したものの一時しのぎでしかないことにマサキから手はないのかと言われて。この台詞に限らず、魔装機神IIではシュウも対応に苦慮する場面が多く、ある意味、「スパロボのジョーカー」と言われたシュウ直々の皮肉とも言えなくもない。
…が、これ以前に第2次OGで大立ち回りを演じている事を考えるとどの口が言っているのかとも言えなくもない。ある意味第2次OGが延期したお蔭で説得力が増した発言である。
「世界に満ちた絶望と恐怖は、確かにこれで消滅しました。アンティラス隊という光によって。……光強ければまた闇も澳く、遍く光照らさば、普く闇に蔽われん」
南部ルートにて、ヴォルクルスラスフィトートの復活を阻止して大団円…という所で漏らした独り言。ここで言う「闇」とは…。
この台詞の後半部は『EX』シュウの章のシナリオ「封印」で、彼がテリウスに朗読させた『煉獄変断章』第6段の咒文。それによれば、レギウスという人物がマナクという親子に投げかけた言葉であるらしい。ちなみに当時の原文は『光強ければ、また闇も深く、あまねく光てらさば、あまねく闇におおわれん』。
「ふ……身内、ですか。私達は違うんですか?」
エルシーネの墓前で彼女がたった一人の身内だったと語るサフィーネに対して。自分たちは身内同然と語るが彼女にはプロポーズと思われてしまった。
なお、展開次第でシュウ自身ではなくテリウスの口から「シュウが自分達は家族のようなものだと言っていた」とサフィーネに伝えられるが、サフィーネからやっぱり誤解を受ける。

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE

「そう焦る必要もありませんよ、マサキ。せっかくの機会ですから、しばらく見学して置きましょう」
グラギオスの復活を目前にして。完全な復活をしないと分かっていたのか終始余裕の態度だった。
「世界の根本的な力は四つあります。重力、電磁力、強い力、弱い力の四つです。この中で、重力はもっとも非力です。しかし、質量という数の暴力により、重力はやがて重力崩壊を生み、ブラックホールと化します」
同場面にて。恒例の重力学源理の解説……なのだが、ネオ・グランゾンを応現させるためのパスワード代わり。本人曰く「呪的言霊の書き換え」らしいが、結局これを行ったのはこの場面のみ。
「そうもいきませんよ。今のネオ・グランゾンの力では、サフィーネやモニカ達を護りきれません。あなた達の協力が必要なのです」
バゴニアルートでアンティラス隊に接触してワッシャーを倒す為に協力を依頼する。マサキからは自分たちで何とかしろと言われるがシュウには仲間を護るという大事な理由があった。
「……それを言われると二の句が継げませんね」
ミオからネオ・グランゾンが力を奪われたようにプレシアにも何かが起こるのではと心配されて、シュウはプレシアにはもうヴォルクルスとの繋がりは無いと言うがマサキに説得力が無いとやり込められてしまった。その姿にチカは大興奮していた。
「私が同行する事に同意した以上、それに伴って起きるトラブルも織り込み済みかと思っていましたが。自分の下した決断に責任を持つのが大人というものでしょう?人のせいにするのは良くありませんよ」
エル・バドレルに戦闘を仕掛けられたのはシュウのせいだと言うマサキに対して。この言葉にマサキも返せずチカはこれが本来の姿と喜んでいた。
「非合理で移ろいやすいのが、人の心というものです。あなたは常に、自分の求める自由を熟考してください。その中にこそ、あなたにとっての真実が見つかるはずです」
「そういう事です。ただし、全てを1人で解決しようなどとは思わないように。周りには仲間がいるのですから」
シュウ曰く心の基盤が脆いガエンに対してのアドバイス。
「幻想に呑まれて逝きましたか。ある意味幸福な死に方と言えるでしょうが……」
精霊石の崩壊現象で一番の思い出に囲まれて死亡したワッシャーを見て。当然ファングは納得する事ができなかった。
「ソースの隠匿は情報集めの基本です。以前にプレシアの件で、下手をすると手遅れになる事件がありましたからね。アンティラス隊に関する情報は、できるだけ早く手に入れるように心がけているんですよ」
ソーンの行方を捜すアンティラス隊に連絡をした際、ソーンの事を知っていたためミオに突っ込まれて。
「ならば、余計な邪念は捨てる事です。ソーンと同じ道は歩みたくないでしょう?」
ソーンとの戦いを前にエランへのアドバイス。
「経緯がどうあれ、事実は事実です。約束通り、ソーンとフォーランの居場所を教えましょう。ただ、ここまでの力を見せて頂いた以上、特別に相応の礼をしなければ、失礼に当たると言うものでしょうね。……その力に敬意を表して、一つ、教えておきましょう。ヨーテンナイ……この名を覚えておいてください。全てはそこから始まり、そこに帰結します」
ラングランルートでシュウ達と戦う際に初期配置の3人だけで出撃し勝利した場合。ここで初めてマサキ達はヨーテンナイの名を知る事になる。
「やれやれ……人の話を聞いていなかったのですか?ポゼッションをしたゼルヴォイドの力を確認する事が、私の目的だったのですが……」
「やれやれ……そういう事なら、こちらも最低限の情報しか出しませんよ。ソーンとフォーランの2人が潜伏している拠点の座標を送りました。……では、我々はこれで」
ラングランルートでシュウ達と戦う際にエランがポゼッションせずに勝利した場合。完全にへそを曲げている。
シュウ「ええ、始めからそのつもりですよ。未必の故意という言葉を知っていますか?」
エラン「そうなるかもしれないと思いながら、起こったならそれはそれで仕方ない……過失に近い、故意を表す法律用語だ。それがどうかしたのか?」
シュウ「気の長い人がそれをやった場合、それは、ほぼ故意になると思いませんか?」
ラングランルート#41「シュウの指す行方」にて、エランに情報を求められてこう返した。
ちなみに「未必の故意」とは、例えば低確率で引っかかる罠を仕掛けても故意になるとは限らないが、引っかかるまで待ち続けられる人間がいればそれは故意同然ということ(たとえば第2次OGで身分を隠して暗躍したユーゼスはこれにあたるだろう。一番近いのはデモンベインのナイアだが)。回りくどい為、エランはここで話を切ってしまったがシュウ曰く「本質的な話」。この話の真意は、COEにて明かされた。
「全ての事象は、どこかで繋がっているものです、意図したにせよ、意図していないにせよ。人の意志の力は、偶然をどこまで支配できるのか……見ものですね」
ラングランルートでソーンの処理をアンティラス隊とエランに任せて。ネオ・グランゾンが本調子でない上にソーンとヨーテンナイとが繋がる可能性を危惧していた。
「いえ、あくまで今という状況が、復活に不適切というだけです。グラギオスの復活自体は、むしろ喜ばしい事なんですよ」
DLC「逆襲のネオ・グランゾン」で例え復活しかけてもそれを阻止すればいいと言うサフィーネに対して。シュウ曰くアレを討つ者としてそういう言い方をしたまでとのこと。

魔装機神F COFFIN OF THE END

「待ちなさい、マサキ。このままやらせましょう」
「フッ、それはただの杞憂に過ぎませんよ。私の予測では……」
第38話「終わり行く世界で」クリア時、己にアストラルエネルギーを降ろそうとするヨーテンナイに対し、それを阻止すべく飛び出そうとしたマサキを制して曰く。
シュウ自身は限界を迎えたヨーテンナイの生身の方が自壊すると算段をつけていたが、この後起きたのは、スパロボのジョーカーを以ってしても予測すら出来なかった危急の事態であった……。
「い、いえ……これは、私にとっても、全くの……!」
(巨人……巨人族……まさか……!)
第39話「破滅の扉」より。ヨーテンナイを討ち果たすも、巨人族が復活してしまった事に素で動揺した際の台詞。ファミリアのチカ曰く、これはマサキの初ポゼッション以来の事らしい。『OG外伝』での顛末を知っているプレイヤーからは「シュウがフォリア状態になった」とネタにされた。
(天は二物を与えずと言いますが…犠牲を出さない戦いには向いていないようですね…)
同じく第39話より。ヨーテンナイを倒したものの、巨人族の復活により結果的にフィリスを犠牲にしてしまったことを悔やむ。むろん誰にとっても予想外の事態であり、シュウの責任とは言い切れないのだが。
シュウ「秘かに個人情報を洗い出し、本人の承諾も無く、ある日突然異世界へと召喚する。考えてみればそれだけでも、十分に一方的な話だということですよ」
マサキ「そう言われてみりゃ俺だって、最初に事情を説明された時はふざけんなって思ったが……」
テュッティ「そうかもしれないわね……私には別の事情があったけど」
セニア「けど、ラングランの召喚は、ラ・ギアスの脅威に対抗する為だったのよ!?秘密裏にやってたワケじゃなくて、聯盟や錬金学協会の承認だって得ていたし……それに、事情を説明して、協力の同意を得られなかった人はちゃんと地上に送り還してたわ」
シュウ「それこそお為ごかし……ラングランの傲慢ですよ。後で還すからと言って、人を異世界に連れ去っても問題がないとは思えませんね」
第43話「世界と、痛みと、現実と」インターミッションにて、サキトの境遇と彼に対するアルメラの対応に憤るセニアに対する指摘。よくある「異世界召喚モノ」に対する反論でもあり、サキトとマサキ達では召喚直後の状況の違いがある事を考慮しても、サキトの反応こそが普通であってマサキらの場合は適応するのがあまりに早いと見るべきだろう。
そしてシュウは事故とは言えラ・ギアスへと迷い込んだ結果、最終的に精神を病んだ母ミサキという、言わば「異世界への召喚」に適応できなかった被害者をその目で見ている。更にLOEでは、凶悪犯罪者のルビッカ・ハッキネンを召喚してしまうという失態を犯した結果、ラ・ギアスに少なからず混乱を招いているのである……。
「結局、カドゥム・ハーカームの出自はわからず……クロスゲートについても、新たに判明したことはほとんどありませんでしたが……マサキとサイバスター、そして精霊のおかげで、あれの対処方法のヒントを少しは手に入れられたのではないかと思っています」
エンディングにて、マサキがハーカームを倒した後クロスゲートが閉じてしまったことについて。設置される、物体としてのクロスゲートを起動・制御する鍵は、αだと念動力。つまりは「意志の力」なのだが……?
「もっとも、地上で万一の事態が発生した場合は、赴くつもりですがね。それは、アルバーダと約束したことでもありますから」
地上のことについて問われての返し。ゴライクンルに関するいざこざの後、シュウがアルバーダに作った「借り」。それを返す時が訪れる事はなかった……。
ちなみにアルバーダの件があったのは時系列上『COE』からかなり前の話(『LOE』第一部と二部の間)だが、それから忘れずにずっと覚えていたことになる。

αシリーズ

「…人類がこの危機を乗り越えるために、私の力が少しでもお役に立てるのなら…」
αDC)』第61話「運命の矢」で、SDFのブレインとして紹介された際の挨拶だが、社交辞令然とした言葉に万丈は警戒感を抱く。
「全ては補完計画を阻止するために…または、それを自らの手で発動させるために何者かによって仕組まれた事なのです」
「後は『死海文書』に定められた歴史を…因果律の鎖を何処まで変える事が出来るか…私達が予定されている終末をどう受け入れるか…それだけです」
『α(DC)』第64話「Air」で、人類補完計画の発動を阻止するべく万丈から協力を要請された際、補完計画の結末を仄めかす言葉とエアロゲイターの介入が無い事を語った上で、上述の意味深なセンテンスを紡ぐ。
「私も少々お節介が過ぎたようです…ですが、あなた達が死海文書のスケジュールを徐々に変更していったからこそ…我々はこうやって別の可能性を見出せたという訳です」
同上。閉鎖されたNERV本部内に於ける冬月副司令との対話で、補完計画が頓挫するに至った経緯に言及する。
「私はヒトの可能性が何処まで通用するか、もう少し見守ろうと思います。それは…あなたや碇司令も同じだったのでしょう?」
冬月から今後の動向を訊ねられ、彼らと同じスタンスで今しばらくロンド・ベルと行動を共にする意志を示しつつ対話を終える。
「私の目的はもう一つあります。それはこの世界を本来あるべき姿に少しでも近づけることです」
「そうです。既にこの世界は歴史が大きく変貌してしまっていますからね」
「今の我々は本来とは別の時間の流れへ入っています」
「私とあなたの例を挙げれば、私達が初めて地上で顔を合わせた前後から歴史の流れが大きく変わって来ているのです」
「そうです。そして、その後の出来事は本来とは違った形、時間で発生しています」
「あなた達がそれを知る必要はありません。しかし、この世界を放置しておけば間違いなく破滅に突き進み…それが他の世界にも大きな影響を及ぼす可能性が高いと思われます」
「前大戦でユーゼス=ゴッツォはこの世界の破滅によって自分の敵を抹消し…自らの手で新しい世界を創り出し、自分の運命を改変させようとしていましたが…結果的にはあなた方に敗れ去りました。しかし、私はユーゼスやあなた達のような混乱の原因をこの世界から消去すればよいのです」
ヴォルクルスの契約に従いながらも一石二鳥で遂行している、平行世界にまたがる影響を持つ目的。αではパプテマス・シロッコが改変に気付いていた。「α」の世界は因果律の歪みによって構成された世界であり、その事にシュウも気づいていたようだ。ただ、「本来の歴史、本来の時間の流れ」が何を意味するのかは不明(原作とは異なるいわゆるスパロボ展開ではないかとする見る向きがあるが、αシリーズの終わりまでそれは示されなかった)。
α世界にもゾヴォークは存在していることから、「本来の~」とは旧シリーズのことを言っているのではないか、という見方もある。
「そして、ユーゼス=ゴッツォはこの世界の破滅によって自分の敵を抹消し…」
「自らの手で新しい世界を創り出し、自分の運命を改変させようとしていましたが…結果的には消滅しました」
「ですが、それだけでは遍く世界を安定させることは出来ません」
「そう、災いと混乱の元凶がここに存在している限り…」
上記のDC版α最終話「神々の黄昏」版。
「何であれ、元凶は根源から断たねばならない…いずれ、あなたにもそれをわかる時が来ることでしょう」
クワトロとの戦闘前会話。イングラムが倒そうとして失敗した因果律を歪める元凶のことだろうか。
「本性…? 一体あなたは私の何を知っているというのです?」
「本当の私はあなたが知っている私でないかもしれませんよ」
α外伝およびDC版αより。
「私もまた…この世界の因果律を乱す…元凶の一つ………」
「…結果的には…これでいいのです…」
α外伝、序盤のネオ・グランゾン一度目の撃破。
「これも一つの可能性の未来だという事です」
「私は新しい世界を望んでいるだけですよ」
「それに、私は知っているのです…。この世界が偽りであることをね。だから、全てをやり直すのです」
「あなたとSRXこそ、この世界から真っ先に抹消されるべき存在…」
α外伝最終話「ラグナロク」の戦闘前セリフの数々。やはり、真の霊帝については気づいていた様子。
「まったくです。筋書きが間違っているとしか言い表しようがありませんね…ですが、それもこれまで。歴史はこの世界の破滅によって正しい方向に修正されます」
「そして…こことは別の世界で新しい物語がまた始まるのですよ、ククク…」
別パターン。OGシリーズのことだとでもいうのか。

OGシリーズ

OGs

「そんな戦艦で、私達の目を誤魔化そうとしても無駄ですよ」
南極事件でフーレをいきなり攻撃した際の戦闘台詞。ゲストのことはお見通しだったようだが、どうやらシュウはゾヴォーク内部に独自の情報網を持っているらしい。
「彼らの船を使うとは、芸が細かいですねぇ、ゲスト」
DW』ではフーレ攻撃時の台詞がなく、代わりにフーレ登場時にこう呟いている。
「この一撃が……新たな戦いの幕開けとなるのです」
南極事件シロガネを一撃で撃墜した際の台詞。しかし、この一撃が新たな戦いだけではなく、一つの因縁の幕開けとなる事を、この時シュウは気づいてはいなかった…
(では、確かめるとしましょうか…あのホワイトスターにいる異星人達が……どこの世界から来た者であるかということを……)
OG1「ネビーイーム出現」にて、エアロゲイターに対して何か違和感を持っているようだが…。
「私の予測が正しければ、あなた方は……」
「私はただ、余計な異物を地球圏から排除したいだけなのです」
「では、あなた方の正体を見極めさせていただきましょうか」
レビ。OG1では正式参戦しないため没台詞。
「……そうですか。しかし、今はまだ蒔いた種の刈り取り時ではないはず……どうやら、あなた方は『違う』ようですね」
OG2「もう一つの『影』」にてアギーハに対して。メキボスも口にした「種を蒔き、刈り取る」という一連の事態について気づいていたようだ。恐らくシュウが言いたいのはゲストの方なのだろう。
「どうですか、あなた方の技術提供を受けて作られたグランゾンの力は?」
ジ・インスペクター』第24話「白き魔星へ」にて。ディアウスを撃沈させ、ヴィガジを戦慄させた台詞。この台詞によりグランゾンにゾヴォークの技術が使用されていることを暗示している。
「現状のODEシステムには、大きな矛盾があるからです」
「そして、ユルゲン博士はそれを解決することが出来ないでしょう……彼が良心を捨て去らない限りはね」
OG2.5およびOG外伝におけるレーツェルの回想シーンより。ビアン同様、この当時既にODEシステムの欠陥を看破していたようだ。

第2次OG

「ゲストの総司令官、ゼゼーナン卿は実戦派だと聞いていますからね。特化した戦力が集まれば、必ず自ら乗り出して、その実態を観察したい……そう考えるはずです」
第44話「特異点崩壊」にて、ゼゼーナンを評して。もっとも護衛役のセティからは(シュウが相手という事もあって)守る方の身にもなって欲しいとぼやかれていた。
「……同感ですね」
最終話「古の忌億」にて、ユーゼスから「再有生」について聞かされた際に。再有生の条件は強い因縁を持つことであり、例示されたのがマサキとシュウだったのだが、これに対してマサキは「御免被る」と即答。シュウはシュウでこう返したのだが、マサキの相手をするのが大変なのか、単に面倒なのか。
「……神の呪縛から解かれましたか……」
「古の忌憶」において、ククルの死を見届けて。形こそ全く違えど、「神に呪縛されていた」という点においてはシュウもククルも同様だったといえる。それゆえに、ガンエデンの力で永らえ、そしてそれから解放されて黄泉の国へと舞い戻っていくククルに対して、何か思うところがあったのだろう…。或いは、一足先に自由になった者への羨望か。

OGDP

「申し訳ありませんが、DCとの縁は既に切れています。そう、ビアン博士が亡くなられた時点でね」
「ビアン博士の真意は、母星を護り得る力を構築し、来たるべき星間戦争の中で地球人類の主権を確立すること……あなた達は戦うべき相手を見定め、与えられた力を然るべき場所で振るうべきだったのです。エルザム・V・ブランシュタインのようにね」
「亡者の栄光」にて、DC復興への協力を要求するオレグに対して。シュウが協力していたのは組織ではなくビアン・ゾルダークという個人であり、そのビアンが逝き、彼の理想を鋼龍戦隊が継承している今、ノイエDCにシュウが合力する理由は何もない。
「あの計画の主幹だった人物の動向、彼が有している技術知識の程度を知るための手段……取引材料と言った所でしょうか」
「覚えがない記憶……夢の話とでも言っておきましょうか」
第19話「邪神解放」にて、アルバーダに語ったSRX計画オリハルコニウムを提供した理由。どうやらイングラムの出方や彼の持つ技術がどのレベルのものなのかを探ろうとしていたらしい。2行目の台詞はその「知りたかった情報」について。どうやら本当に知りたい情報は得られなかったようだが、シュウの虚憶αシリーズのものであり、そこでイングラム・SRX計画・オリハルコニウムと来ると、どうもアストラナガンを引きずり出そうとしていた節がある。
死亡する前から虚憶を持っていたことを示す台詞。
「もはや、あなたの羈絏は私を縛る枷ではなく……あなたを倒すための剣となりました」
「例え、神であろうと私を操り、利用したことを許すわけにはいきません。私は、あなたによって堕とされた暗獄から脱し、自由を得るために……あなたを倒します……!」
第20話「ダークプリズン」にて、破壊神に対して豪語する。シュウの自由は誰にも害することは叶わない。神であっても、利用しようとする者に後悔を味わわせるのである。
ルスラン「それじゃ、今回の情報料金は口止め料込みで3割増しな」
シュウ「口止め料?」
ルスラン「あんたが動いてるってこと、連邦軍や鋼龍戦隊に知られたくないだろ?」
シュウ「別に構いませんよ。後者とはいずれ出会うことになりますから。それに、あなたは私を敵に回すほど愚かではないでしょう?」
ルスラン「まあ、そうだが……2割増しでどうよ?」
シュウ「1割ですね」
ルスラン「さっき、金に糸目は付けねえとか言ってなかったか?……1割5分だ」
シュウ「フッ……いいでしょう」
ルスラン「なら、いつもの口座に頼むぜ。輸送機が手配できたら、連絡する。じゃあな」
第21話「扉の外」のエンドデモにおけるルスランとのやり取り。有体に言えば情報代の値切り交渉であり、チカの守銭奴に通じる部分が垣間見える。お互い様ではあるが、軽く恐喝をかけているのも見逃せない。
「これがネオ・グランゾンです。あなた達にもう勝ち目はなくなりました」
最終話「知られざる決戦」にてネオ・グランゾンを再び応現させて。「戦ってもいない相手に勝利を断言する」という普通のシチュエーションならやられ役のボスの台詞なのだが、シュウが言うと説得力があり過ぎる(ちなみに魔装機神IIにおいてミオとサフィーネがこのことに言及している。サフィーネの名台詞を参照)。実際、フル改造ボーナスのビーム吸収があれば敵の攻撃はほぼ完封できるので、運用次第ではあっさり終わってしまうのがなんとも。更にシュウの技能もかなりえげつないときたものだから、どっちがラスボスなのやらといったところ。
「では……戦争の残り火を消すとしましょうか」
そして、封印戦争を真の意味で終わらせるべく、かつてラ・ギアスと地上を震撼させた魔神が、地球を守るために造られた真なる武装機甲士が、火消しの風となって戦場を駆ける。
「あなたの死を以て、ゴライクンルへのメッセージに代えさせていただきましょう」
「地球圏に手出しするのは危険だと……何を企もうと、この私がいる限り、無駄だという事をあなたの雇い主に思い知ってもらいます」
クェパロク打倒時の台詞。この時のシュウは恐らく真の意味でビアンの意思を理解し、実行していた人物だったと思われる。もっとも彼の上司には、危険視されるどころかさらなる興味を抱かれてしまった。
シュウ「最後に……一言言わせて下さい」
アルバーダ「何だ?」
シュウ「ありがとう」
アルバーダ「……!」
アルバーダとの別れ際にて。南極事件からの因縁を抱え、その上で事実上シュウを見逃したアルに対しての一言。裏表なくただ一言礼(「ありがとうございます」や「感謝を述べさせていただきます」ではない事に注目)を述べるというまさかの場面であり、初見のユーザー達を驚愕させた(ちなみに上記の通りサフィーネに「ありがとう」と言った事があるので「ありがとう」という発言自体は初ではない)。
「シュウ・シラカワ」という男の新たな一面を掘り下げた、『OGDP』の名場面と評する声も多いが、それ故にアルバーダに待ち受ける運命を思うと居た堪れなくなったという声もあり、実際に次なる戦いでのアルバーダの運命を変えることは叶わなかった。


OGMD

「彼に……アルバーダに借りを返さなければなりませんね」
「今回は調査のために地上へ来たのですが……気が変わりました。しばらく留まり、あなた達に協力しますよ。戦争を終わらせるために」
(アルバーダ…それがあなたとの約束でしたからね)
第38話「7分間の撤退戦」のエンドデモにて、ヨンからチーム・ジェルバの壊滅とアルバーダの戦死の報を聞かされて。クロスゲートに関わる調査に専念する予定だったのを翻し、鋼龍戦隊に同行することを決める。
借りを返すことも、再会もかなわなくなった仲間との約束のため、ラ・ギアスの天才は再び戦乱に身を投じる。
「全ては己の選択の積み重ねです。運命に責任を押し付ける生き方こそが、あなたの結末を決定づけたのですよ」
第41話「血の旋風」にて、シュウでキナハを撃墜した際の台詞。
性懲りもなく地球圏に手を出したことも、再びグランゾンと対峙する羽目になったことも、全てはキナハ自身の選択の積み重ね。折角拾った命をみすみす失ってしまった愚かな男への手向けの言葉となった。
シュウ「クロスゲートを利用した代償は、あなたの想像を遥かに上回るものですよ」
ヘルルーガ「ふん、私の命だとでも言うか?」
シュウ「それで済むなら、いいのですがね」
第42話「白光のゲートキーパー」におけるヘルルーガとの戦闘前会話。事実、形こそ違えどクロスゲートを利用した代償は余りにも大きすぎるものであった。
(正邪の逆転……それも希有な運命や縁の一環かも知れませんね)
最終話「二柱の闘神」にて、先程まで敵対していたスカルナイトが鋼龍戦隊と共闘している事実に対して。実際、シュウ本人も含めて敵であったものが味方になる、というのはスパロボでは日常茶飯事である。
「やはり、カドゥム・ハーカームにとってクロスゲートは……」
クロスゲートの上に陣取りながらも攻撃のエネルギーに転用しないXN-Lの様子を見て。ラ・ギアスに現れたハーカームと同じように自在に制御できないと看破した。

ヒーロー戦記

シュウ「なるほど…よく分かりました。ではキーはあなたの命よりも大切な物なのですね?」
マ・クベ「う?…そ、そう…だ…」
シュウ「では、あなたが命を失えばキーは大切な物では無くなりますね?」
マ・クベ「そ…う…だ…」
シュウ「…あなたは既に死んでいます。あなたが気づかないだけでね。その証拠に、ほら、もう何も聞こえないし、何も見えません」
マ・クベ「う…何も…見えない…聞こえない…私は…死んでいる…」
シュウ「そうです。ですからそのキーはもう必要無いのです。こちらに渡してください」
マ・クベ「キーは…必要ない…渡す…」
マ・クベを廃人にした催眠術の全文。OGシリーズで使われなくて本当によかったというべきか。この後、マ・クベに話しかけても「私は…死んでいる…」としか言わなくなる。
というか、キーは「命よりも大切な物」なので、仮に命を失ったとしても「大切な物」に変わりはないのだが…。このやり取りを成立させるには、「命の次に大切な物」ということにするか「死んだのだからもう何も大切ではない」と付け足すか、といった所だろうか。
尤も、この場面ではマ・クベはラフレシアが破壊された後も往生際が悪く、降伏すると見せかけて爆弾でシュウ達を始末しようとするなど絶対にキーを渡さないつもりだった(本当にキーより命の方が大切ならさっさとキーを渡せばいい)ので「マ・クベにとってキーは命よりも大切なもの」と言うのは特に間違ってはいない。単にシュウが催眠をかける過程で「命を失えばキーはマ・クベにとって大切なものでなくなる」という方向にもっていっただけである。それに堂々と「命の次に大切だ」と宣言されても台無しと言えば台無しだし

迷台詞

「…実はパーソナル転送装置を何者かに盗まれてしまいましてね。取り返そうとしてこんな所に落とされてしまいました」
『ヒーロー戦記』にて、初登場時にダンジョンの中でシャアから「こんなところで何をしているのか」と聞かれた際の台詞。パーソナル転送装置を盗まれた(つまりグランゾンを盗まれたも同然である)挙句、落とし穴に落ちるという、シュウ史上空前絶後の大失態である。同じく落とし穴に落ちたアムロやシャアは転送装置をちゃんと持っているのにシュウだけが先に盗まれているというのも謎。まだ設定がちゃんと固まっていないのか、この時期のシュウはマサキ共々キャラが迷走気味。
「財宝? 私はただ気晴らしにモンスター退治をやっていただけですよ。いいお金と経験値稼ぎになりますからね」
『ヒーロー戦記』にて、アムロ達と合流した際の台詞。ジュドーからは「ゲームみたいなこと言うんだな」と言われており、一種のメタ発言であるが、後々の事を考えると、シュウはヒーロー戦記の世界の成り立ちに気付いているとも解釈できる。
「……独創的、と言っておきます」
『魔装機神F』にて、モニカの艦内アナウンスに感想を求められて。コメントに困るシュウ、という珍しいシチュエーション。

搭乗機体・関連機体

グランゾン/ネオ・グランゾン
自身で設計した専用機。基本的に傍観者となるためプレイヤーが操作する機会は少ない。
ヴァルシオン
ビアンの搭乗機。尊敬する男の機体ということで結構な思い入れがあるらしく、系譜でありながら性能が「究極ロボ」に及ばない改やオーガに対しては不満を持っている。
ヴァルシオン改
設計には関与していないが、手駒として使うことがある。
サイバスター
強奪しようとしたことがある。
ヒュッケバインMk-III
αではイングラムと共にMk-IIIの開発に関わっていた。その為か、Mk-IIIのグラビトン・ライフルはグランワームソードと同じく異空間から召喚可能になっている。
ゴーストX-9メカギルギルガン
α外伝でムーンクレイドルを攻撃する際に出撃させた(用意したのはチカ)。この内、自身の取り巻きのメカギルギルガンは専用の自律回路が搭載されており、通常の人工知能より性能が高い。
ダイゼンガーアウセンザイター
DGGシリーズ4機のうち、パーツのまま保管されていたこれらの機体をテスラ研へ移送している。残り2機のうち1機カオル・トオミネが運び出しているが、もう1つについては不明。
エグゼクスバイン
この機体に使われているトロニウムは、先述したビアンから託されていたものをマサキを通じて鋼龍戦隊に譲渡したものである。
カナフ
オペレーション・レコンキスタ直前のタイミングで彼ら神僕の襲撃を受けている。カナフの動向からすると明らかにシュウとグランゾンを狙って来ていたようだが、理由は不明。またシュウ自身も、タイミングの問題で虚憶にすらないはずのクストースやガンエデンの存在をおぼろげながら把握していた。α外伝で口にしていた、因果律を乱している元凶がいるという話から、αシリーズのシュウは恐らくガンエデンを知っていた可能性がある。
ヴィーラ
「魔装機神F」で艦長を務める地上戦艦。シュウが所持するにはらしくない印象だが、急ごしらえ的に用意したもののため今作の事態に対処していくには用途の足りない部分が多々見受けられる。

脚注

  1. 基本的な設定が固められたのは1992年11月に発売された『ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス』からとなる。アムロたちに「わたしのことを『でんせつのまおう』だとかいってしつこくおってくるんですよ。」とマサキのことを説明するシュウ。この『伝説の魔王』という抽象的な表現が『EX』以降は『(予言の)魔神』に転じるのだ。
  2. 別冊「ゲーメスト ワールド vol.7」(1996年6月15日号)メーカー直談判インタビュー60頁。投稿者のQ「マサキの本命(彼女)は『魔装機神』に登場しましたが、シュウの本命の出番はないのですか? あるいは、もう登場しているのでしょうか?」に対しての解答『ウェンディとリューネ、どっちが本命かは決まってません。これはプレイしていただいた皆さんに決めていただく事です。そのためのマルチストーリー、マルチエンディングですから。シュウにおいても同じ事です。ただ、シュウの場合、女性に対する不信感がありますから、それを乗り越える事が前提になりますけど。
  3. 現在まで対等以上の関係にあるのはビアン・ゾルダークゼオルート・ザン・ゼノサキスアルバーダ・バイラリンの3名
  4. サフィーネとモニカからは強い思慕の念を寄せられているが、そんな彼女らに対して仲間としては大事にしているが、恋愛感情については一切表していない。そのためか、「マサキに対して同性愛的感情を抱いている」「プレシアに対してロリコン的感情を抱いている」「エリシアといい関係になっている」等の誤解を抱かれることもある。生みの親である阪田氏からは「女性に対する不信感を乗り越える必要がある」と評された。
  5. 巨大な魔神が、ラングランを滅ぼす。 そして、それはラ・ギアスに生けるものすべてに災厄をふりまく
  6. 「私ではない、と言ったところで、あなたは納得しないでしょうね。あなたには事実より真実の方が大切なようですから」