サザビー

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MSN-04 サザビー(Sazabi)

新生ネオ・ジオンの総帥となったシャア・アズナブル専用機として開発された試作型モビルスーツ

機体概要

高性能なニュータイプ専用機でもある。当初はギラ・ドーガをベースにしたレーテ・ドーガという機体が開発されていたが、サイコフレーム開発前だった為にサイコミュ関連の機材を内部に収納するにはサイズ不足で、要求通りのスペックを満たす事が出来ず、本機が開発される事になった。

一時はモビルアーマーサイズでの設計も考えられた(後にこちらの設計はα・アジールとして完成した)が、サイコフレームの導入により追従性の向上とサイコミュ関連機器の縮小化を同時に達成できたおかげで、現在のサイズに抑えられている。

機体色はシャアのパーソナルカラーでもある赤。

シャア専用機としては珍しくシールドを持ち、機動性は元より、ネオ・ジオンの指導者が自ら搭乗する機体であることから、重装甲で防御能力を高め、またコクピットを頭部に置いたことにより胴体部の内部スペースに余裕が出来た分高出力のジェネレーターを搭載し、それを利用した高火力な機体に仕上がっている。上記のとおりコクピットは頭部に存在し、従来機と同様にイジェクションポッドが採用されている。小型スラスターも装備されているため、脱出後の戦線離脱も容易である。

劇中での様相

劇中冒頭から登場し、リ・ガズィに乗っていたアムロ・レイを圧倒していた。

しかし、アムロとの互角な条件下での決着を望んだシャアはわざとサイコフレームの技術を流出させ、νガンダムに搭載させた。

これによって互角となったνガンダムとのアクシズ表面上での一騎打ちで互いに全ての武装を失い、素手での格闘戦にまで縺れ込むが、高火力であるがゆえのエネルギー消費と、激戦の最中にνガンダムにエネルギー供給用のケーブルを切断されたことによりパワーダウンを起こし、結果押し負けて破壊されてしまった。

登場作品と操縦者

シャア(クワトロ・バジーナ)が味方か敵かで大きくポジションが変わる。味方の場合は、原作では敵サイドの機体だったこともあり、条件を満たすことで入手できる隠し機体として登場することが多く、νガンダムと双璧をなす最強クラスのMSユニットとなる。能力的にνガンダムと比べて装甲HPにおいて勝る。一方、シャアが敵(逆シャアシナリオ)の場合は、強力なボスユニットとして登場する。まだ旧シリーズでは原作とはほぼ無縁な所から搬入される事が多い上に、登場時にどういった経緯でそこにサザビーがあったのかが全くもって意味不明なことがよくネタにされる。

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
敵としては登場しないがパッケージで暗黒大将軍シャーキンガルーダら悪役集団に混じって自軍を見下ろしているのが印象的。隠し要素としてナイーダデューク・フリード説得することで入手可能。耐久力は味方MSでもかなり高い部類に入り、武器の性能も全体的に良いので、集中を使って単機突入することが多いクワトロとの相性は良い。しかし何故ナイーダがモビルスーツなんか持っていたのだろう?
スーパーロボット大戦EX
シュウの章「闇のささやき」にて制限ターン以内に敵を全滅できれば隠し要素でクリア後に入手。ファンネル射程が長いので手に入れればヴォルクルス戦が楽になる。第3次でクワトロが乗っていたはずなのに何故機体だけがこんなところに?[1]
第4次スーパーロボット大戦
やはり隠し要素ブレックス准将が生存し、「リューネ・カプリッチオ」でギリアム・イェーガーを生存させればシナリオ終了後に入手。アナベル・ガトー及びセシリー・フェアチャイルドと択一となる。核弾頭の入手可能性があるリアル系ではスルーされる一方、スーパー系プレイ時に入手されることが多い。機体だけが手に入るため、次のブライトチームのシナリオから即使用可能な点、ファンネルの射程、そして地形適応の良さが魅力。ノイエDCから捕獲した機体との事。
第3次』からの一連の流れを見ると何の説明もなく異星人が持っていたり、機体だけが地底世界に召喚されたり、クワトロが地上に持ち帰った矢先いつの間にかノイエDCが所有していたり、エゥーゴが鹵獲したりと、一体サザビーに何があったのか気になるところである。
第4次スーパーロボット大戦S
第4次』と同じ扱いだが、ファンネルの攻撃力がアップしている。
スーパーロボット大戦F完結編
隠し要素で後半戦最後のルート変更でポセイダルルートを選択すれば、クェス・パラヤが持って来るが、これはこれでまた謎の経緯である[2]。基本性能は非常に高いが、最終局面に差し掛かった辺りで入手するにも関わらず無改造なので注意。強制出撃でクワトロが搭乗するため、改造は必須。MAP兵器ファンネルνガンダムよりもかなり弱くなっているものの、サブウェポンながら低燃費・高威力のメガ粒子砲を装備しているので、継戦能力はνガンダムよりも高い。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
隠し要素。条件の同じルートではシャア専用ザクも手に入る。また、νガンダムHWS装備型の入手やプルツーを仲間にする為にも同じ「リーンホースJr.隊」ルートを通る必要がある。一部の武装のグラフィックが敵仕様に見えるよう反転しており、第2次α以降の逆襲を想起させる。ルート限定入手、シャアの専用機だけありポテンシャルは高く、νガンダムと双璧を成す自軍最強クラスのMS。
パイロットはクワトロのままでもいいが、フルアーマー百式改も自軍に残るので、拘りがなければ通常武器の火力がイマイチなZZガンダムからジュドーを乗せ換えてもいいだろう。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
隠し機体にもかかわらず新OPムービーに登場している。νガンダムとの合体攻撃「ツインファンネル」が追加。ファンネルが弾数制からEN消費タイプになったのでEN改造は必須。
スーパーロボット大戦α外伝
第20話(両ルートで)のマウンテンサイクルで座標東4、南22で、難易度易の場合のみ入手可能。今回からクワトロによるサザビー専用の台詞が追加された。本作ではνガンダム(Hi-ν含む)の地形適応が悪いため、ニュータイプ用の機体としてはサザビーの方が頼れる。但し、難易度に関係なく入手できる隠し機体のキュベレイ飛行可能でマップ兵器も持つ)に比べると少々見劣りする。
武器のグラフィックが一部変更されており、αでは敵用の武装に見えたものが、味方側に見えるよう書き直された。しかし続編では結局逆襲してしまう。
第2次スーパーロボット大戦α
敵としてのみ登場。割と序盤に登場する。海以外の全適応S、HPも98000とIMPACTを彷彿とさせる耐久力。シナリオ「星の屑再び」ではアムロがリ・ガズィ(MS形態)で戦うことでHi-νガンダムを入手。更にHPを半減させ、次回の戦いで撃墜すれば最終戦でシャアがナイチンゲールへ乗り換える事となる。実はこの時点でHi-νガンダムよりなんと運動性が10も高いネオ・ジオンが独自に改良したのだろうか。
闇の帝王ドン・ザウサーのように凶悪な特殊能力精神コマンドを使って来ることはなく小細工なしのガチンコ性能なのでまだ有情ではある(最終話直前での相対MAPはターン制限があるのでキツいのは変わらないが)
第3次スーパーロボット大戦α
シャアは第2次αで死亡しているが、隠し要素で第53話の時点でアムロカミーユの撃墜数が50機以上であれば入手(なお、シャア又はクワトロ不在で入手するのは初となった)。前作でナイチンゲールに乗り換えたのが正史になっている。
入手する時期が終盤だからか、νガンダムとは比較できないほどの高性能っぷり(初期運動性130)である。勿論、ファンネルは長射程だが、何気にメガ粒子砲がP武器で射程1~7という超高性能。また、コストも1と低く、小隊に組み込みやすい。唯一の難点は、終盤で手に入るにも拘らず無改造という点。既に改造済みの機体も多い為、高性能だが放置という事も。改造をあまり施さなくてもそれなりに使える機体でもあるが。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
Zシリーズ初登場。分岐ルート第37話「フィフス・ルナ攻防戦」で敵対し、高い能力で自軍を苦しめる。第41話で一度だけスポット参戦、終盤の第57話でシャア共々正式に使用可能になる。乗り換えも可能。
第37話ではνガンダムも初登場し、対戦させるとシャアが(スパロボZから再世篇の流れにおける百式の性能不足に苛立つファンの気持ちを代弁して?)「このサザビーならば」と、戦闘前会話で喋ってくれる。
そして第56話ではHPが142000と第2次αのナイチンゲールを思わせる域の上、装甲2640で本作2位の高さを誇りシャアの「底力」と相まって異様にしぶとい。2回行動に加えPP・EP開始ごとに直感直撃(ハードではさらに集中)を使うため、こちらも精神コマンドなしでは間違いなく避けられない&当てられない。さらに攻撃力も高くスーパー系でも2~3発でほぼ落ちるという凄まじさ。必中直撃は必須である。
味方としては、燃費の良さが特徴的。νガンダムのような必殺武器は持っていないが、全体攻撃のファンネルがEN15という超低燃費である為、雑魚敵を殲滅する能力はこちらが上(全体攻撃属性のファンネル系統武装では唯一宇宙の地形適応がA)。シャアをそのまま乗せても十分に強いが、カミーユを乗せて反撃に特化させるのも面白い。惜しむらくはやはり参戦の遅さか。
敵及びスポット参戦時と正式参戦時では違うグラフィックが使用されている。PV第2弾ではパーソナルマークが反転しており話題となったが、製品版では修正されている。尤も、結果的には本作におけるシャアの立ち位置の伏線として機能した感もあるが。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
時獄篇でシナリオが終了した為、今回は味方。途中離脱はあるものの、第15話と比較的序盤から参戦してくれる。
ファンネルの消費ENが20になってしまったものの相変わらずの低燃費で雑魚の殲滅力は高い。後にオールレンジ・アタックも追加されるので決定打も増す。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン5の選択シナリオ「サイレント・ヴォイス」を最初に選択した場合に入手する(最初に選択しなければハンマ・ハンマ強化パーツ対ビームコーティングになる)。
スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
シナリオ「サイレント・ヴォイス」を最後に選択し、クリア時の総ターン数が200以下で入手できる。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
隠しシナリオ「メビウスの宇宙を越えて」に敵として登場する。ある意味、真のラスボス
スーパーロボット大戦IMPACT
基本的にCOMPACT2第3部と同じ。ただ、マップ兵器の拡散メガ粒子砲を所持しており、周りを囲んでいると漏れなく撃ち抜かれる。味方時の没データも存在。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
第31話終了時点でクワトロの撃墜数が30機以上の場合に入手。機体性能はνガンダムと同等ながら、EN消費式武装のメガ粒子砲のおかげで、νガンダムと異なり継戦能力がやたらと高い。その真価は木連ルート35話で敵全滅クリアを狙う際に発揮される。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
入手条件はAと同じ。グラフィックはαをアレンジしたものだが、νガンダムに比べるとアニメの手抜き感は強い(ファンネルやビームサーベルなど)。 何故かミサイルが無くなっている。元より大した威力ではないし、弾数もそこまで多くはないが。νガンダムとの違いは、宇宙だけでなく、地上でも地形適応Sということ。そのため惑星及び小惑星ステージでも高い命中率、回避率、攻撃力を誇る。特に終盤のNT軍団相手にはその命中率、回避率の高さが顕著に現れる。パイロットは、やはり高い命中率による援護攻撃を生かすためクワトロがオススメ。
スーパーロボット大戦R
序盤のネオ・ジオン抗争ルートでは敵として登場するが、後半から味方として使える。本来は過去には存在していないはずの機体だが、技術の前倒しによって本来の歴史より早く開発されることとなった。改造段階が低く、合体攻撃がないため火力が低い。
スーパーロボット大戦D
シャアの乗機として序盤から使用可能。シャアが離脱している間も機体は置いていってくれるので、好きなパイロットを乗せてもいい。ナイチンゲールを入手した後はサブキャラを乗せると良い。単体ではνガンダムより火力が高いが、武器が少ない点と合体攻撃がない点は劣っている。

単独作品

スーパーロボット大戦
第5話「ビハインドトラップ」で4機が登場。全体的に高水準な能力に加え、ファンネルも高性能な遠隔攻撃であるため使える機体。可能ならぜひ説得したい。
HDリメイク版では「強襲!山岳地帯!!」のボスユニットとして登場するが、なんとエルメスキュベレイパラス・アテネα・アジールをはべらせた状態になっている。何故そうなる。さらに第二部ではνガンダムが自軍にいると代わりにボスとして登場するシナリオがあるが、とうとう版権の壁を越えて両手にアフロダイAダイアナンAがいる。どうしてこうなった。
新スーパーロボット大戦
初めてボスクラスの敵機体として登場。シリーズで初めてネオ・ジオン総帥バージョンのシャアが乗る。ファンネル使用時にはシャアのカットインが入る。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦64
終盤の逆シャアシナリオにおいて敵ユニットとして登場。バルーンダミーを大量に持っているため要注意。しかしダミーさえ何とかすれば一撃で撃墜することも可能。
スーパーロボット大戦GCXO
サブシナリオ「ア・バオア・クー封鎖指令」を5ターン以内にクリアすると入手できる。ジオン軍アナハイム・エレクトロニクスから極秘に発注したパーツを基に開発していた機体で、月面基地にて調整が行われていた。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第5章追加ミッション「月面の罠」で追加される。他のDLC系機体全般に言えることだが、固定出撃選択時に選ばれることはなく、クワトロの強制出撃ステージでは強制的に百式の出番となる。
今回の戦闘BGMは「SALLY」で、ファンネルに「BEYOND THE TIME」を採用。
本作ではνガンダムにはサイコフレームが採用されているのだが、本機には採用されていない。一応搭載されているのだが…。
スーパーロボット大戦X-Ω
強敵イベント「アクシズの攻防」のボス兼撃墜報酬ユニット。レアリティはR、SR、SSRの3種+より強化されたSSR強タイプが存在する。すべてアタッカータイプ。レアリティが上がるほど上位互換になり、アビリティや必殺スキルの種類が増えていく。SSRの2種は指揮LV.2(アタッカー)で自分以外のアタッカーを強化できるのが特徴で、総合力も高い。
ただし通常のSSRはアビリティ開放がレベル70なので、最低2回の限界突破が要求される。確定入手もあるため不可能ではないが、条件は厳しい。また、SSR強タイプはミッション達成報酬限定で、1機入手するのにも通常SSRをフル限界突破(通常SSRを4機入手)とさらに厳しい。

関連作品

SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団
パッケージイラストの中央でνガンダムと対決しているが、ゲーム中では只のザコ敵。鳥のようにパタパタと飛んでいる。ナイチンゲールなら名前的に似合ったかも?
ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
後半、シャアが一時期仲間になった際の戦闘中における姿。敵としては登場しない。
バトルロボット烈伝
シャアが乗り、完全な敵として登場。本作ではラスボスを務め、最終面ではエレノアも乗り、2機で登場する。
最後は版権の壁を越え、なんとシャア機がハイパー化する
ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
宇宙でザコ敵として登場。シャア自身は乗らない。
Another Century's Episode
ラスボス機として登場。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

メガ粒子砲 / 拡散メガ粒子砲 / メガ拡散粒子砲
腹部に内蔵された武装。ジェネレーターに直結されているので威力は高く、広範囲にビームを放てる。しかし、パワーダウンすると威力が減退するという欠点もある。
ゲームでの表記は様々。性能も様々で長射程高威力の時もあれば、威力は抑えられたがP属性の武器として実装されている事もある。IMPACTでは射程2の広範囲マップ兵器で、迂闊に接近できない。第3次αは射程が1~7とかなり長いのにP武器という隠れた高性能武器。
ビームサーベル
両腕の前腕部に格納されている武装で、素早く接近戦に対応できる。アイドリング・リミッター機能を搭載。対νガンダム戦では両手に持って振り回す使い方(「駄々っ子斬り」などと言われる事も)をしていた。
第2次α第3次αで見ることが出来る。
ヒートホーク
ビーム刃発生器を備えた手斧状接近戦用装備。シールドの裏側にマウントする。ビーム刃はアイドリング・リミッター機能を搭載。ブーメランのように投擲し、νガンダムのビームライフルを破壊した事もあった。
ビームトマホーク
斧状にビーム刃を発生させた状態。劇中では未使用。
ビーム・トマホーク・サーベル
剣状にビーム刃を発生させた状態。ビームトマホークからさらに延長する形でビーム刃が形成されており、かなり幅広い。
見た目は強そうだがνガンダムとのサーベルのパワー合戦では力負けしていた。その時、サザビーはパワーダウンを起こしていたので、そのせいかもしれないが。
ビームショットライフル
銃身が14mもあり、出力も10.2MWと当時のMSにおいて破格の出力を誇る。収束ビーム・拡散ビーム弾の2口径を持ち合わせたライフル。劇中最初において拡散仕様で使っている。
SRWでは、2種類のビームの打ち分けは不可能。
ビームショットライフル(収束)
通常のビームライフルと同じ射撃。
ビームショットライフル(拡散)
広範囲にビームを拡散させ発射。接近時に有効。
シールド
ネオ・ジオンの紋章が描かれたシールド。裏側にミサイルとビームトマホークをマウントしている。作中ではアムロのトラップによるバズーカ攻撃をシールドで防御、回避する戦法を見せた(シールドは結局破壊されたが)。
ミサイル
シールドの裏側に装備された3発の小型ミサイル。
ファンネル
ヤクト・ドーガと同型で、背中のファンネルコンテナに6基格納している。従来のファンネルより威力が向上するなどの強化が図られている。シャアは専用のサイコミュコントローラーを付けてファンネルを使用していた。
第2次αでの戦闘演出は原作にてクェス・パラヤが行っていたファンネルの運用訓練を元にしたものを参考に作られている。原作ファンは必見。ちなみにネオ・ジオンの全体攻撃用ファンネルの演出は殆どこの演出が採用されている。

必殺技

オールレンジ・アタック
天獄篇で追加。νのそれを参考にした、ビームショットライフルによる牽制から続くファンネルと近接武装による連続攻撃。腕だけを動かして叩き付ける、通称「駄々っ子斬り」まで(ビームトマホークとビームサーベルの二刀流と原作でのそれとは異なる)しっかり再現されている。

合体攻撃

ツインファンネル
スーパーロボット大戦α for Dreamcast』で追加されたνガンダムとの合体攻撃

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動する。

移動タイプ

空は飛べない。

サイズ

M

カスタムボーナス

射程1以外の全武器射程+1
A PORTABLEでのボーナス。
ニュータイプ専用武器の攻撃力がスキルレベルに応じて上昇
第3次Zでのボーナス。適用されるのはファンネルのみだが、攻撃力がNTLv×50上昇。シャアの「ニュータイプ」は8止まりだがエースボーナスで+1されるため、最大450上がって攻撃力の最大値は7850とかなり高くなる。同作のνガンダムと同じエースボーナスだが、νガンダムの最強武器が単体攻撃なので殲滅力はサザビーが勝る。
天獄篇ではオールレンジ・アタックが追加されたのでこちらも決定打が増すも、向こうもフル・オールレンジ・アタックが追加されている。

機体BGM

「SegmentIII SALLY(出撃)」
OEでは通常の戦闘BGM。
「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」
OEではファンネルのBGM。
「MAIN TITLE」
時獄篇ではこちら。「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」自体は時獄篇でも採用されている。

対決・名場面

νガンダム
ジェガン5機を瞬時に撃墜したサザビーと、ギュネイとクェスの2人掛りでも歯が立たなかったνガンダムガンダムシリーズでも1、2を争う最強同士の名勝負である。
激闘を繰り広げるサザビーとνガンダムの両機はサイコミュ兵器、ビームサーベルビームライフルとあらゆる武装を使い尽くし、遂には素手での格闘戦にまで縺れ込む。最後にサザビーはνガンダムによってアクシズの表面に叩きつけられてしまい、コクピットブロックが機体から飛び出た所をνガンダムに敢え無く捕えられてしまった。

スパロボシリーズの名場面

忌まわしき記憶を超えて
第3次Z時獄篇第57話「BEYOND THE TIME」より。地球へと落下するアクシズにて、フル・フロンタル率いる袖付きとの戦いが続く。「正しい歴史へと世界を導く」ため、どうあってもアクシズを落とそうとするフロンタル。シナンジュを追いきれず、妨害を受けてアクシズの阻止もままならないという危機的状況の中、ニュータイプ達が覚えのある気配を察知する。シャア・アズナブル―――本物の赤い彗星。
シャアを追って来援したクェスの助力も加え、シナンジュの無力化に成功したのも束の間、現れたガドライトによってアクシズが一気に加速。Z-BLUEはそれでも諦めず、強引にアクシズを押し返しにかかる。大特異点たるアクシズ、特異点たるシャアとフロンタル。いずれかが失われても、また意志が揃わずとも時空修復は出来ない。ZONEを通じて世界中の人々の意志が集められ、Z-BLUEが、ネオ・ジオンが全力でアクシズを支える。
時空修復に同意することなく粛々と死を迎えようとするフロンタルだったが、シャアが動く。サイコフレームを介してサザビーとシナンジュを接続し、フロンタルの意識を己の意識で上書き。アクシズに集められた人々の意志、未来への願いをその意識に焼き付けさせ、強引に特異点の意識を同調させる。アクシズを覆う「人の心の光」の奔流の中で、赤い彗星は未来に手を伸ばす。かつてありし女性、彼女の示した希望に背中を押されながら。
未来を望む意志の光の中、可能性の分岐とともにアクシズが砕け散り―――時空修復は、成った。
黒くくすんだ暦の中で
第3次Z天獄篇第43話「BEYOND THE DIMENSION」より。地球へと落下するアクシズにて、シャア率いるネオ・ジオンとZEUTHの戦いが続く。絶望の未来からこの宇宙を守るため、どうあってもアクシズを落とそうとするシャア。かつては肩を並べた男のその姿に、心底からの失望と怒りを露にするアムロは、νガンダムを駆り正面から激突。ぶつかり合いながらアクシズ近辺を離れていく両者を追い、新鋭艦ラー・カイラムを旗艦とするZEUTHとハマーンを擁するネオ・ジオンもその場を離れていく。
そして、彼らが去ったまさにその直後、歪んだ時空の中からZ-BLUEが出現する。先頭に位置していたアムロとシャアは、そこが時獄戦役で阻止されたはずのアクシズ落としの場であることに驚愕した。さらに、アクシズ先端で確認された戦闘を見た彼らは、さらなる驚きに見舞われた。ダブルエックス、∀ガンダム、オーガス、ソーラーアクエリオン…部隊にいる面々までもがそこにいた。そして彼らは知った。ここは過去…D.O.M.E.に記されていた黒歴史の始まりの場所なのだと。
アクシズを止めるべきか、否か。その是非を論議していた彼らの前に現れたのは、サイデリアルの擁する黒いアンゲロイ。彼らがアクシズを加速させ、黒歴史へ突入させたことを知ったZ-BLUEは、アンゲロイ軍団を迎え撃つ。

関連機体

ナイチンゲール
強化発展型。
シナンジュ
小説及びOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場。その外観はサザビーを意識して作られている。
司馬懿サザビー
SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、サザビーが演者のキャラ。

余談

  • シャアがコックピットごと捕らえられたシーンでは、コックピットが設定より大きく作画されている。これは当初、コックピットの位置が腹部という設定で作画されたためである。頭部にコックピットが収まっているシーンもあり、一部のネット上では「仮に前者のサイズ比で計算するとサザビーは70m越えの巨体になってしまう」と冗談めいた検証表が作られたこともあった。

脚注

  1. 尤も、ヴァルシオンが召喚されている例もあるので機体だけが召喚されるのは不自然ではないといえば不自然ではないがその辺りの説明はない。
  2. EXでクワトロが持ち帰った後にクェスに渡すなり預けるなりしていたということになるがやはり経緯は不明である。

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