「第4次スーパーロボット大戦」の版間の差分

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*初登場である[[ダンクーガ]]の扱いが妙に悪く<ref>飛行用ブースターを装備したグラフィックだが飛行不可能、機体とパイロットの適応の不一致でユニット適応にA無し、後半に[[コン・バトラーV]]との2択で強制離脱。</ref>、本作を象徴する一つにもなっている。
 
*初登場である[[ダンクーガ]]の扱いが妙に悪く<ref>飛行用ブースターを装備したグラフィックだが飛行不可能、機体とパイロットの適応の不一致でユニット適応にA無し、後半に[[コン・バトラーV]]との2択で強制離脱。</ref>、本作を象徴する一つにもなっている。
 
*機体の処分、パイロットの離脱が何度か行われるが、これはSFCのメモリ容量不足によるものと言われている。
 
*機体の処分、パイロットの離脱が何度か行われるが、これはSFCのメモリ容量不足によるものと言われている。
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*[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]が敵から優先して攻撃される傾向にあり、これは移植作『第4次S』でも同様。
 
*「旧シリーズ」最終作ということもあり、本作での一連の戦いには他の大戦と違い別称が無い<ref>『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|LOE]]』では「第4次大戦」としている。</ref>。
 
*「旧シリーズ」最終作ということもあり、本作での一連の戦いには他の大戦と違い別称が無い<ref>『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|LOE]]』では「第4次大戦」としている。</ref>。
 
*パッケージイラストは今はなき「ケイブンシャ大百科」シリーズのパロディとなっている<ref>ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』110頁。</ref>。  
 
*パッケージイラストは今はなき「ケイブンシャ大百科」シリーズのパロディとなっている<ref>ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』110頁。</ref>。  

2024年10月29日 (火) 07:32時点における最新版

第4次スーパーロボット大戦
シリーズ 旧シリーズ
移植版 第4次スーパーロボット大戦S
リメイク版 スーパーロボット大戦F
スーパーロボット大戦F完結編
前作 スーパーロボット大戦EX
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
対応機種 スーパーファミコン
プロデューサー じっぱひとからげ
シナリオ 阪田雅彦
キャラクターデザイン 湖川友謙
メカニックデザイン 大河原邦男
カトキハジメ
福地仁
宮武一貴
守谷淳一
レイアップ
音楽 山根昇
藤本大輔
発売日 1995年3月17日
価格 12,800円
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第4次スーパーロボット大戦』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。「旧シリーズ」の1つ。

概要[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦』より続く「旧シリーズ」の完結編となる作品。また、オリジナル主人公の登場や新たなシステムの導入・変更により、今日まで続く「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲームシステムを完成させたと言える作品でもある。

移植版として『第4次スーパーロボット大戦S』、リメイク作品として『スーパーロボット大戦F/F完結編』が製作されている。

システム[編集 | ソースを編集]

新規システム[編集 | ソースを編集]

主人公・副主人公
いわゆる「プレイヤーの分身」としての主人公。男女4名ずつの計8名から選択し、選択したタイプ(リアル/スーパー)によって能力値や搭乗機、シナリオ展開に違いが出る。
名前などの変更が可能。その中で「性格」は副主人公、「誕生日・血液型」は精神コマンドに影響を与える項目になっている。
特殊技能
パイロットに設定された特殊能力。「底力」など原作に由来しないものと、「ニュータイプ」など原作に由来したものがある。後者は特定の武器を使用する条件になっている。
強化パーツ
初代』『第2次』で採用されていた「アイテム」を発展させたもの。装備するだけで効果が得られる「装備パーツ」と、装備後にマップで使用する「消費パーツ」に分かれる。
マップ上の特定の座標にユニットを移動させるのが主な入手方法。なお、強化パーツだけでなく、金塊[1]を入手することもある。
座標は精神コマンド「探索」を使うことで特定が可能。
妖精
妖精がサブパイロットと同等の扱われ方になり、精神コマンドの使用と乗り換えが可能になった。

既存システムと変更点[編集 | ソースを編集]

パラメータの変更点
  • 射程1の武器に対応するパラメータ「近攻撃」、射程2以上の武器に対応するパラメータ「遠攻撃」が追加。
  • 同陣営のパイロットが撃墜された際の気力の増減に関係するパラメータ「性格」が追加。
  • 機体・パイロットに地形適応が再び設定。
  • 回避率と命中率に関わる機体パラメータ「運動性」が追加。
EP行動の変更点
反撃・防御・回避の選択が自由に行える「マニュアル」の追加。反撃の際の使用武器も選択可能。
オプション
キャラクター事典ロボット大図鑑カラオケモードデモセレクト等が新たに追加。

難易度[編集 | ソースを編集]

  • EPでマニュアル行動が可能になったことで難易度は緩和され遊びやすくなったものの、難易度自体は決して低いわけではない。特に、シナリオ「栄光の落日」「オルドナ=ポセイダル(ギャブレー未加入)」などは、シリーズ全体で見ても難所として名前が出てくるレベルである。
  • 本作でも条件を満たせばネオ・グランゾンラスボスとして登場する。シュウヴァルシオン超AIはLv99なうえに、敵は全員気力150、味方は全員気力50と厳しい条件になっている。
  • ユニットの地形適応はモビルスーツは空陸、その他は宇宙がBになりやすい調整になっている。また、序盤からいるリアル系の機体は強制処分の対象になっているものが多いため、改造による補強もしにくい。
  • 「要特殊技能武器」が登場したことによって、技能の有無によるパイロット格差が生じている[2]
  • 本作のマップ兵器は非常に強力なため[3]、マップ兵器の有無は難易度に大きく影響を与える。

話題[編集 | ソースを編集]

  • 前作『EX』エンディングで本作のタイトルが発表されていた。また、本作がSRWの最終作となる予定であった[4]
  • シリーズで初めてバッドエンドが採用された作品である。最終話で「シュウと戦う」ルートへ進むことが条件。
  • 参戦作品の世界観や、イベントなども数多く再現されており、政治思想など社会的な側面が作品に表現されている。
  • 戦闘画面のクオリティはSFCのスペック限界に迫るものと評価が高く、移植作の『第4次S』でもほぼそのままの形で使用されている。ただし、『EX』では再現されていた武器グラフィックが無くなったりと省力化されているところも見受けられる。
  • 初登場であるダンクーガの扱いが妙に悪く[5]、本作を象徴する一つにもなっている。
  • 機体の処分、パイロットの離脱が何度か行われるが、これはSFCのメモリ容量不足によるものと言われている。
  • ゲッターロボが敵から優先して攻撃される傾向にあり、これは移植作『第4次S』でも同様。
  • 「旧シリーズ」最終作ということもあり、本作での一連の戦いには他の大戦と違い別称が無い[6]
  • パッケージイラストは今はなき「ケイブンシャ大百科」シリーズのパロディとなっている[7]
  • セーブ数が二つに減少しているが、別売りの周辺機器「ターボファイル(ツイン)」を利用することで複数のセーブデータを保存しておくことが可能となっている。なお、発売からの経過年数的に本作カートリッジのバックアップ電池は切れている可能性が高いため、現時点でプレイする際は記録用にターボファイルの使用が推奨される。
  • 当時のSFCソフトの事情によるものもあり、ソフト単品での定価がシリーズで最も高額となっている。
  • スーパーファミコンマウス対応となる最後のソフトである。
  • ファミリーコンピューターマガジンにて「サルがパイロットになる」というウソテクが掲載されたが、後に本当にサルがパイロットになる作品が参戦してしまった。
  • 『F』に登場する『機動武闘伝Gガンダム』が一切触れられていない事から、一説によれば本作は『第2次G』(Gガン初参戦作)の一連の事件が起きた後日談、『F』は『第2次』の後日談、とする説もある。

登場作品[編集 | ソースを編集]

新規参戦は★の5作品。

上記の他に「劇場版マジンガーシリーズ」『ガンダム・センチネル』から機体が、『New Story of Aura Battler DUNBINE』から機体とキャラクターが登場する[9]

旧シリーズ」3作品に参戦した作品が全て登場しており、最終作にふさわしいボリュームになっている。

世界観[編集 | ソースを編集]

世界観/旧シリーズを参照。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

登場人物[編集 | ソースを編集]

主人公[編集 | ソースを編集]

下記の8人から1人を選択。主人公に設定された「性格」と同じの組の異性が副主人公として登場する[10]

主人公・副主人公はMS系への乗り換えが可能。

人物名 性格
レナンジェス・スターロード まじめでやさしい熱血感 A
ミーナ・ライクリング ちょっと変な性格
イルムガルト・カザハラ 理論家だけど異性好き B
リン・マオ クールでニヒル
ヘクトール・マディソン ちょっと変な性格 C
パトリシア・ハックマン まじめでやさしい熱血感
アーウィン・ドースティン クールでニヒル D
グレース・ウリジン 理論家だけど異性好き

魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]

本作からミオのファミリアが登場[11]

マサキ・アンドー
リューネ・ゾルダーク
シュウ・シラカワ
ホワン・ヤンロン
テュッティ・ノールバック
ミオ・サスガ
シロ / クロ
ランシャオ
フレキ / ゲリ
ジュン / チョーサク / ショージ
プレシア・ゼノサキス
サフィーネ・グレイス
モニカ・グラニア・ビルセイア
テリウス・グラン・ビルセイア
チカ

その他[編集 | ソースを編集]

ギリアム・イェーガー

ゲスト他[編集 | ソースを編集]

ゼブリーズ・フルシュワ
ジュスティヌ・シャフラワース
グロフィス・ラクレイン
テイニクェット・ゼゼーナン
メキボス

登場メカ[編集 | ソースを編集]

魔装機系については魔装機神の登場メカを参照。

主人公機[編集 | ソースを編集]

ゲシュペンストは副主人公も搭乗可能。

ゲシュペンストリアル/スーパー
初期機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
ヒュッケバイン
リアル系後継機。
グルンガスト
スーパー系後継機。
ウィングガスト / ガストランダー
戦闘機形態および戦車形態。

その他味方機[編集 | ソースを編集]

ゲシュペンストMk-II
ギリアム・イェーガーが搭乗。味方ではあるがNPCのため操作は不能。

ゲスト[編集 | ソースを編集]

ガロイカ
カレイツェド
グラシドゥ=リュ
レストレイル
レストグランシュ
ゼラニオ
ゲイオス=グルード
ライグ=ゲイオス
バラン=シュナイル

その他敵機[編集 | ソースを編集]

ヴァルシオン

用語[編集 | ソースを編集]

ゲスト
本作の異星人勢力。
ディバイン・クルセイダーズ
メガノイドのコロスドン・ザウサーによって2度目の復活をとげるが、異星人と結託するなど、初代DCの理想は崩れ去ってしまっていた。
ノイエDC
DCから分離した新組織。
ゾヴォーグ
ゲストの正式な組織名。現在ではゲストとインスペクターを含む星間連合という設定。
南極事件
一連の事件の元凶と言うべき出来事。
特異点
グランゾンに組み込まれていたシステム。一連の事件の元凶となっていた。
テスラ・ライヒ研究所
アメリカコロラド州にある科学研究所。本作の主人公機を設計した。
スミソニアン博物館

ゲーム中データ[編集 | ソースを編集]

分類 記事
全話一覧 全話一覧/第4次
隠し要素 隠し要素/第4次
精神コマンド 精神コマンド/第4次
強化パーツ 強化パーツ/第4次
特殊能力 特殊能力/第4次
特殊技能 特殊技能/第4次
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/第4次

商品情報[編集 | ソースを編集]

ゲーム本体[編集 | ソースを編集]

攻略本[編集 | ソースを編集]

サントラ[編集 | ソースを編集]

その他[編集 | ソースを編集]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 作中では「金」表記
  2. 特に、強力な武器がオーラ斬り二種しかないオーラバトラー系の格差は非常に大きい。
  3. 攻撃範囲が広く、敵は接近・密集しやすい傾向にあるため。
  4. スーパーロボット大戦は30歳になりました 2021年4月20日閲覧。
  5. 飛行用ブースターを装備したグラフィックだが飛行不可能、機体とパイロットの適応の不一致でユニット適応にA無し、後半にコン・バトラーVとの2択で強制離脱。
  6. LOE』では「第4次大戦」としている。
  7. ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』110頁。
  8. 便宜上本項目ではこう表記しているが、『真ゲッターロボ (原作漫画版)』はそもそも双葉社の「スーパーロボット大戦」アンソロジーコミックシリーズにて1996年から不定期連載された作品であり、真ゲッター1・2(上半身)の機体デザインは『ゲッターロボ號(漫画版)』から、『真ゲッターロボ』という名称の初出は本作(しかもマサキが命名)という極めて特殊な参戦方式となっている。更に、本作のために描き下ろされたデザインや独自に設定されたものがあるためか、図鑑における機体の出典は「オリジナル」表記になっている。
  9. なお、後年発売された『電視大百科』には『ガンダム・センチネル』に関連するデータは収録されていない。
  10. 登場、加入の流れは作中の選択によって異なる。
  11. DS版『LOE』で設定が変更されている。