「スーパーロボット大戦A」の版間の差分

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:GBA以後の任天堂携帯機作品で唯一、パイロットの反応や機体の限界反応が存在する。[[防御]]値は存在しない。また、反応値の上昇による[[2回行動]]はできない。隠しパラメータとして、パイロットに技能ポイントや[[地形|地形適応]]、信頼度が存在する。
 
:GBA以後の任天堂携帯機作品で唯一、パイロットの反応や機体の限界反応が存在する。[[防御]]値は存在しない。また、反応値の上昇による[[2回行動]]はできない。隠しパラメータとして、パイロットに技能ポイントや[[地形|地形適応]]、信頼度が存在する。
 
;[[レベル]]
 
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:64で初採用された、味方平均レベルによる敵味方のレベル変動制が再び採用されている。また本作に限りパイロットのレベル上昇に伴い、機体の装甲値に見えない補正がかかるようになった。
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:『64』で初採用された、味方平均レベルによる敵味方のレベル変動制が再び採用されている。また本作に限りパイロットのレベル上昇に伴い、機体の装甲値に見えない補正がかかるようになった。
 
;[[技能ポイント]]
 
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:当時[[αシリーズ]]をメインに採用されていた、戦闘時の行動によってレベルアップとは別にパイロットの能力値を上げられる成長システム。本作では、[[格闘 (能力)|格闘]]と[[射撃]]のみが成長対象。
 
:当時[[αシリーズ]]をメインに採用されていた、戦闘時の行動によってレベルアップとは別にパイロットの能力値を上げられる成長システム。本作では、[[格闘 (能力)|格闘]]と[[射撃]]のみが成長対象。
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== 演出面 ==
 
== 演出面 ==
戦闘アニメの質は[[スーパーロボット大戦F完結編]]以前の作品に近く、アニメパターンは少ない。ただ、ハードの性能差から本作直後に発売された[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]とも比較して発色が多く、キャラクターや背景のスクロールは高速でスムーズになっている。
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戦闘アニメの質は『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』以前の作品に近く、アニメパターンは少ない。ただ、ハードの性能差から本作直後に発売された『[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]』とも比較して発色が多く、キャラクターや背景のスクロールは高速でスムーズになっている。
 
また、[[ボルテスV]]の天空剣Vの字斬りなど、一部の武器では機体が大きく[[アニメーション]]する。
 
また、[[ボルテスV]]の天空剣Vの字斬りなど、一部の武器では機体が大きく[[アニメーション]]する。
  
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*スパロボでは旧シリーズ以後、[[兜甲児]]が[[剣鉄也]]を「さん」付けで呼ぶのが定着していた。しかし本作のみ、原作通り「くん」付けで呼ぶ(それどころか喧嘩別れした後の場面では「'''剣鉄也の野郎'''」と呼び捨て)。
 
*スパロボでは旧シリーズ以後、[[兜甲児]]が[[剣鉄也]]を「さん」付けで呼ぶのが定着していた。しかし本作のみ、原作通り「くん」付けで呼ぶ(それどころか喧嘩別れした後の場面では「'''剣鉄也の野郎'''」と呼び捨て)。
 
*主人公の搭乗機でありながら冷遇されがちな[[ガンダム|RX-78ガンダム]]だが、本作では「[[Gファイター]]との連携or[[フルアーマーガンダム]]への強化」に加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには「改造段階の多さ」「[[V-UPユニット]]採用作品における強化パーツスロット:4(+α)」も相まって、作中屈指の恐るべきポテンシャルとなっている。
 
*主人公の搭乗機でありながら冷遇されがちな[[ガンダム|RX-78ガンダム]]だが、本作では「[[Gファイター]]との連携or[[フルアーマーガンダム]]への強化」に加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには「改造段階の多さ」「[[V-UPユニット]]採用作品における強化パーツスロット:4(+α)」も相まって、作中屈指の恐るべきポテンシャルとなっている。
*本作の主人公機のデザインや名称は、どことなく[[スーパーロボット大戦64]]との関連性を匂わせるものが多い。ただし、公式な関連性は明言されていない。
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*本作の主人公機のデザインや名称は、どことなく『[[スーパーロボット大戦64]]』との関連性を匂わせるものが多い。ただし、公式な関連性は明言されていない。
 
*'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''や[[レモン・ブロウニング|レモン・'''ブロウニング''']]など過去に発売されたスパロボ作品と共通の単語が使われているが、本作のプロデューサーである森住惣一郎氏は何も考えずに使ったと証言しており、寺田Pはそのせいで[[OGシリーズ]]でこじつけるのに苦労したと語っている。
 
*'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''や[[レモン・ブロウニング|レモン・'''ブロウニング''']]など過去に発売されたスパロボ作品と共通の単語が使われているが、本作のプロデューサーである森住惣一郎氏は何も考えずに使ったと証言しており、寺田Pはそのせいで[[OGシリーズ]]でこじつけるのに苦労したと語っている。
 
*OGシリーズでは本作の設定が大胆に変更、あるいは更に掘り下げられたり新しい機体やキャラが登場している。そのため深く楽しみたいなら『A』のストーリーだけでなく、OGシリーズ等での追加設定も把握(だが、作品ごとに若干のブレがあるので注意)する必要性が生じてくる。もちろん本作は単独でも充分楽しめるようになっているので、必ずしも必要なわけではないが。
 
*OGシリーズでは本作の設定が大胆に変更、あるいは更に掘り下げられたり新しい機体やキャラが登場している。そのため深く楽しみたいなら『A』のストーリーだけでなく、OGシリーズ等での追加設定も把握(だが、作品ごとに若干のブレがあるので注意)する必要性が生じてくる。もちろん本作は単独でも充分楽しめるようになっているので、必ずしも必要なわけではないが。
**A PORTABLEでは、OGシリーズで追加・変更された設定のいくらかがフィードバックされている。
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**『A PORTABLE』では、OGシリーズで追加・変更された設定のいくらかがフィードバックされている。
 
**後に展開された[[無限のフロンティア]]シリーズとも、設定面で深い関連性を持つ。
 
**後に展開された[[無限のフロンティア]]シリーズとも、設定面で深い関連性を持つ。
 
*GBA版のみ、[[ニンテンドーDS]]のスパロボシリーズに搭載されている[[Wスロットシステム]]に対応。
 
*GBA版のみ、[[ニンテンドーDS]]のスパロボシリーズに搭載されている[[Wスロットシステム]]に対応。
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『[[機動戦士ガンダム]]』については劇場版の要素が一部取り入れられている。
 
『[[機動戦士ガンダム]]』については劇場版の要素が一部取り入れられている。
  
移植リメイクとOGシリーズを除いて本作(『スパロボA』)以降の任天堂のゲーム機(据え置き型機の[[ゲームキューブ|G]][[スーパーロボット大戦GC|C]]・[[Wii]]の『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』を含む)の完全新作スパロボシリーズの中では唯一旧御三家(フジテレビ版旧[[マジンガーシリーズ]]・[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]・テレビアニメ版[[ゲッターロボシリーズ]])が出揃った作品であり、オリジナルキャラクターのイラストが河野さち子氏であることも含めてまだ携帯機シリーズ独自のカラーが薄かったことがうかがえる([[R]]以降から変化が目立つようになる)。
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移植リメイクとOGシリーズを除いて本作(『スパロボA』)以降の任天堂のゲーム機(据え置き型機の[[ゲームキューブ|G]][[スーパーロボット大戦GC|C]]・[[Wii]]の『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』を含む)の完全新作スパロボシリーズの中では唯一旧御三家(フジテレビ版旧[[マジンガーシリーズ]]・[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]・テレビアニメ版[[ゲッターロボシリーズ]])が出揃った作品であり、オリジナルキャラクターのイラストが河野さち子氏であることも含めてまだ携帯機シリーズ独自のカラーが薄かったことがうかがえる(『[[R]]』以降から変化が目立つようになる)。
  
 
== 世界観 ==
 
== 世界観 ==
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*[[修理装置]]
 
*[[修理装置]]
 
*[[補給装置]]
 
*[[補給装置]]
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<!-- 本作独自のシステムに関する記事、或いは本作専用の攻略記事 -->
 
<!-- 本作独自のシステムに関する記事、或いは本作専用の攻略記事 -->
 
*[[信頼補正]]
 
*[[信頼補正]]

2018年9月9日 (日) 00:09時点における版

スーパーロボット大戦A
シリーズ 携帯機シリーズ
開発元 エーアイ
発売元 バンプレスト
対応機種 ゲームボーイアドバンス
プロデューサー
ディレクター 赤羽仁
シナリオ 森住惣一郎
発売日 2001年9月21日
価格 5,800円
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スーパーロボット大戦Aは『スーパーロボット大戦シリーズ』のゲーム作品。携帯機シリーズのひとつ。

概要

バンプレストのゲームボーイアドバンス参入第1弾ソフト。スーパーロボット大戦リンクバトラーを除く携帯機作品で、初めて画面がカラーになった。

信頼補正やサポートなどの新要素や、同じくエーアイ開発に参加した64にもあった合体攻撃やレベル制使用武器解禁などの要素を積極的に取り込んでいる。

システム的にはまだ過渡期の作品で、携帯機用に操作性が最適化されきっておらず、戦闘アニメをキャンセルする事も出来ない(これらはGBAの次作『スーパーロボット大戦R』以後改善された)。 しかし平行世界の概念を前面に押し出し、様々な作品間のクロスオーバーが図られたシナリオの完成度は高く、名作との評価を得ている。

後にNTTドコモの第3世代携帯電話・FOMAのiモード公式サイト『スーパーロボット大戦i』にてiアプリ版が提供され、更にプレイステーション・ポータブルPSP)でシステムやグラフィックなどを大幅リメイクした『スーパーロボット大戦A PORTABLE』が発売された。

なお本項の記述は、特に補足がない限りオリジナルのGBA版を基準とする。

新システム

サポート
他作品の援護攻撃援護防御に相当するシステム。1ターンにユニットのサポート回数だけ、サポートアタックサポートガードが可能(回数は両者で共通、フェイズごとに全回復)。ただし、サポート対象や武器の自由選択は不可能。後述の信頼度によって大きな影響を受けるのが特徴。
信頼補正
戦闘時の行動や、マップに出撃させるか等によってパイロットの隠しパラメータ『信頼度』が上下し、隣接味方ユニットに命中率と回避率の支援効果を与える。更にサポート回数や効果、優先的にサポートするユニットにも影響を及ぼす。信頼度は、決まった作品グループ単位で設定されている。
重力波ビーム
エステバリス系ユニットは、ナデシコ系戦艦の重力波ビーム発生範囲内にいるとENが全回復する。しかし、範囲外にいると逆にENが減少してしまう。本作では、特殊能力としては表記されていない。

既存システムと変更点

シールドの設定
シールドにHPに相当する『SH』が設定され、SH値が0になるまで本体へのダメージを肩代わりする仕様となった。壊れても補給で修復可能。ただし、このSH制は現時点で本作限りとなっている。
特殊技能
カウンターが初登場。
特殊能力
他シリーズの指揮官技能に相当するEWAC、誘導ミサイル系攻撃を無効化するジャマー、複合バリアディストーションフィールドが初登場。本作のディストーションフィールドは非常に強力だったため、以後の作品では弱体化されている。
改造
ユニットごとに7~15段階の間で設定され、原則として基本性能が低い機体ほど改造段階の限界が高い。武器改造は、従来作品を踏襲した個別改造制。フル改造ボーナスは存在しない。また、武器改造画面からシールドのSH値の改造も可能。
強化パーツ
V-UPユニット系パーツが、ユニット系のUと武器系のWに分けられ、更に両者の効果を兼ね備えたW-UPユニットが本作のみ登場。なお本作で説得で味方にできるユニットは、撃墜すると仲間にならなくなる代わりに強力なパーツを落とす事が多い。
換装
本作ではインターミッションでは換装不可能で、対応ユニットを出撃させた時に換装パーツを選ぶ。
合体攻撃
自軍フェイズのみ使用可能で、サポートはアタック・ガード共に一切不可能。また、参加パイロット全員のレベルが一定値以上にならないと使えない合体攻撃も多い。
精神コマンド
消費SPは全キャラ共通。コマンドも旧作の雰囲気を残している為、『』が全体回復だったり『復活』『奇襲』『奇跡』等が登場している。
新登場コマンドは『応援』と『突撃』。特に前者は王道シリーズにもいち早く採用され定番コマンドとなっている。
能力
GBA以後の任天堂携帯機作品で唯一、パイロットの反応や機体の限界反応が存在する。防御値は存在しない。また、反応値の上昇による2回行動はできない。隠しパラメータとして、パイロットに技能ポイントや地形適応、信頼度が存在する。
レベル
『64』で初採用された、味方平均レベルによる敵味方のレベル変動制が再び採用されている。また本作に限りパイロットのレベル上昇に伴い、機体の装甲値に見えない補正がかかるようになった。
技能ポイント
当時αシリーズをメインに採用されていた、戦闘時の行動によってレベルアップとは別にパイロットの能力値を上げられる成長システム。本作では、格闘射撃のみが成長対象。
周回特典
2周目以降は全機体の改造段階が15段階、強化パーツスロットが4つとなる。更に、周回ごとに資金の基礎獲得値が50%ずつ増加していく(5周目の3倍で打ち止め)。

難易度

旧シリーズの流れを組んだシステムとなっており、終盤戦では命中・回避率・耐久力の高いユニットが相手となる。信頼補正や技能ポイントなど、長期に渡って同じパイロットを運用しないと活用しづらいシステムもあり、事前に最終主力となるユニットとキャラクターを集中的に鍛えなければ、最悪の場合には詰む可能性がある。幸いなのは、総ターン数が絡む隠し要素熟練度が一切無い事。

ダメージ計算式も旧シリーズのまま。レベルアップによる装甲補正も火力インフレを抑制するまでには至っておらず、武器攻撃力やレベルが高くなる程ダメージは加速度的に上昇していき、敵味方共に「当たれば落ちる」可能性が増していく。一方で本作ではかく乱の消費SPが非常に低く、被弾率を下げるのに多用しやすかった。

分岐ルート選択で難易度が大きく変動する場合もあり、特に1周目は攻略情報を知らないと、かなりの苦戦を強いられる可能性がある。 また最序盤から条件撤退(大抵はHP30%以下)する敵が多く出現するのも特徴(逆に終盤は極端に減るという理不尽さ)。 だが本作では「熱血」がダメージ1.5倍なので、ダメージ2.5倍の「魂」(もしくは「奇跡」)を習得できるパイロットが重宝されるようなシステムになっている。 例としてガンダム系だとNT技能の高い主役格ではなく、バニングノリスのようなオールドタイプの脇役級が習得できるようになっているので注意(例外は「奇跡」習得可能なアムロとフォウくらい)。

説得することで自軍参入できる敵をあえて撃墜すると、大抵の場合において強力な強化パーツが入手できるのも特徴のひとつ。 このため他作品では「戦力外だがせっかくなので説得しておく」されていた敵が、本作では容赦無く優先的に撃墜されてゆくという事態を巻き起こした(代表例がミネルバXプルプルツー)。

ストーリー展開がわりと急なこともあり、序盤は特に強制出撃ユニットが多く、パイロットもデフォルト機に縛られがち。このため、改造や乗り換えの際には全方向への注意が必要となってくる。

演出面

戦闘アニメの質は『スーパーロボット大戦F完結編』以前の作品に近く、アニメパターンは少ない。ただ、ハードの性能差から本作直後に発売された『スーパーロボット大戦COMPACT for WSC』とも比較して発色が多く、キャラクターや背景のスクロールは高速でスムーズになっている。 また、ボルテスVの天空剣Vの字斬りなど、一部の武器では機体が大きくアニメーションする。

なお、主役級のパイロットや機体には、カットインが用意されており、この傾向は以降の携帯機でも踏襲された。

話題

  • スパロボでは旧シリーズ以後、兜甲児剣鉄也を「さん」付けで呼ぶのが定着していた。しかし本作のみ、原作通り「くん」付けで呼ぶ(それどころか喧嘩別れした後の場面では「剣鉄也の野郎」と呼び捨て)。
  • 主人公の搭乗機でありながら冷遇されがちなRX-78ガンダムだが、本作では「Gファイターとの連携orフルアーマーガンダムへの強化」に加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには「改造段階の多さ」「V-UPユニット採用作品における強化パーツスロット:4(+α)」も相まって、作中屈指の恐るべきポテンシャルとなっている。
  • 本作の主人公機のデザインや名称は、どことなく『スーパーロボット大戦64』との関連性を匂わせるものが多い。ただし、公式な関連性は明言されていない。
  • ゲシュペンストMk-IIIレモン・ブロウニングなど過去に発売されたスパロボ作品と共通の単語が使われているが、本作のプロデューサーである森住惣一郎氏は何も考えずに使ったと証言しており、寺田PはそのせいでOGシリーズでこじつけるのに苦労したと語っている。
  • OGシリーズでは本作の設定が大胆に変更、あるいは更に掘り下げられたり新しい機体やキャラが登場している。そのため深く楽しみたいなら『A』のストーリーだけでなく、OGシリーズ等での追加設定も把握(だが、作品ごとに若干のブレがあるので注意)する必要性が生じてくる。もちろん本作は単独でも充分楽しめるようになっているので、必ずしも必要なわけではないが。
    • 『A PORTABLE』では、OGシリーズで追加・変更された設定のいくらかがフィードバックされている。
    • 後に展開された無限のフロンティアシリーズとも、設定面で深い関連性を持つ。
  • GBA版のみ、ニンテンドーDSのスパロボシリーズに搭載されているWスロットシステムに対応。

登場作品

新規参戦は★の2作品。

機動戦士ガンダム』については劇場版の要素が一部取り入れられている。

移植リメイクとOGシリーズを除いて本作(『スパロボA』)以降の任天堂のゲーム機(据え置き型機のGCWiiの『NEO』を含む)の完全新作スパロボシリーズの中では唯一旧御三家(フジテレビ版旧マジンガーシリーズ宇宙世紀ガンダムシリーズ・テレビアニメ版ゲッターロボシリーズ)が出揃った作品であり、オリジナルキャラクターのイラストが河野さち子氏であることも含めてまだ携帯機シリーズ独自のカラーが薄かったことがうかがえる(『R』以降から変化が目立つようになる)。

世界観

世界観/A

バンプレストオリジナル

登場メカ(オリジナル)

主人公機
本作では主人公機の後継機が存在しない為、最初に選んだ機体で最後まで戦い抜く事になる。その分いずれの機体もスペックが高め。また全機体共通で、主人公のレベルが20以上になると最強武器が解禁される。
これらの機体は全てシャドウミラーの運用兵器であり、選ばなかった機体はライバル、レモン、シャドウミラー兵が乗り込み敵として登場する。(ただし組み合わせの都合上、ソウルゲイン(アクセル)vsアンジュルグ(ラミア)の専用機同士マッチは今作では不可能となっており、実現は『OG2』を待つ事になる)
最序盤の展開は男・女・リアル系・スーパー系で微妙に異なる4パターンに分かれている。 リアル系なら男女共通でドラグナー系+ガンダム系、スーパー系(男)ならマジンガー系、スーパー系(女)ならゲッター系のストーリーが展開される。 なおスーパー系の場合、最序盤は戦艦系ユニット無しでの戦闘がしばらく続く(その代わりか、修理/補給ユニットが多い)。
機体名 初登場 備考
ソウルゲイン 本作 スーパー男専用
アンジュルグ 本作 スーパー女専用
ヴァイサーガ 本作 スーパー系
アシュセイヴァー 本作 リアル系
ラーズアングリフ 本作 リアル系
敵勢力機(シャドウミラー
『A PORTABLE』では、レモンの乗機が『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS』で登場したヴァイスセイヴァーとなるが、GBA版の時点では未登場。
機体名 初登場 備考
量産型ゲシュペンストMk-II 本作 ゲーム中ではゲシュペンストMk-IIと表記
ツヴァイザーゲイン 本作 ヴィンデル・マウザー専用機

登場人物(オリジナル)

本作では主要オリジナルキャラに、ニュータイプ特殊技能が設定されている(ラミアのみ強化人間)。この設定は、以後の出演作品には基本として採用されていない。

主人公
2人のうちどちらか1人を選択。選択しなかった方のキャラクターはライバルとなり、味方にはならない。
どちらを選んでも性能はほとんど変わらないが、ストーリー展開には差が出てくる。 習得精神コマンドは固定で変更不能だが、「集中」や「鉄壁」は習得できないので取り扱いには注意。
人物名 初登場
アクセル・アルマー 本作
ラミア・ラヴレス 本作
敵勢力(シャドウミラー
人物名 初登場
レモン・ブロウニング 本作
ヴィンデル・マウザー 本作

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ゲーム中データ

分類 記事
全話一覧 全話一覧/A
隠し要素 隠し要素/A
精神コマンド 精神コマンド/A
強化パーツ 強化パーツ/A
特殊能力 特殊能力/A
特殊技能 特殊技能/A
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/A

関連用語

後の関連作品で、本作の設定の肉付けや変更がなされていった。

シャドウミラー
平行世界の地球連邦軍特殊任務実行部隊。隊長はヴィンデル・マウザーあちらの世界でクーデターを図るも失敗し、次元を超えて逃げて来たこちらの世界でも、やはり一騒動起こす。
Wシリーズ
レモン・ブロウニングが作り出した戦闘用アンドロイド。中でも特に優れた能力を持たされた個体を『Wナンバー』と呼ぶ。
ゲシュペンスト隊
平行世界で、シャドウミラーを敗走に追いやった地球連邦軍の特殊部隊。ゲーム中では名前が語られるのみ。後の作品で、地球連邦軍特殊鎮圧部隊『ベーオウルブズ』と言う部隊名が付けられ、隊長はベーオウルフと設定された。
ゲシュペンストMk-III
本作ではゲシュペンスト隊の隊長機として、作中で名前のみ登場。

他作品の関連用語

ドラグーン
機甲戦記ドラグナー』に登場する、量産型ドラグナー。こちらの世界ではゲシュペンストMk-IIと次世代量産機を争い、その座を手に入れた。ヴィンデルは、汎用性・発展性に劣るドラグーンを制式採用させ、こちらの世界の連邦軍の弱体化を狙ったのだが、ケーン・ワカバ達の活躍で予想以上の高性能機になってしまった。
ナナフシ
機動戦艦ナデシコ』に登場する、木連の兵器。一台で制空権を確保できる無限機動砲。ゲッターロボ等の飛行可能なユニットが空中に上がった瞬間、問答無用で撃墜されるその威力は、シリーズ中屈指。これが登場するマップは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のシロー・アマダが隊長を務めるなど、色々と珍しい内容。
デビル機動要塞
機甲戦記ドラグナーに登場するギガノス機動要塞が、機動武闘伝Gガンダムに登場するデビルガンダムに侵食されて誕生。別作品同士の要素が絡み合う、本作オリジナルの軍事施設。

商品情報

ゲーム本体

ゲームボーイアドバンス

攻略本

その他