「第4次スーパーロボット大戦」の版間の差分
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2020年9月7日 (月) 22:06時点における版
第4次スーパーロボット大戦 | |
---|---|
シリーズ | 旧シリーズ |
移植版 | 第4次スーパーロボット大戦S |
リメイク版 |
スーパーロボット大戦F スーパーロボット大戦F完結編 |
前作 | スーパーロボット大戦EX |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | スーパーファミコン |
プロデューサー | じっぱひとからげ |
シナリオ | 阪田雅彦 |
キャラクターデザイン | 湖川友謙 |
メカニックデザイン |
大河原邦男 カトキハジメ 福地仁 宮武一貴 守谷淳一 レイアップ |
音楽 |
山根昇 藤本大輔 |
発売日 | 1995年3月17日 |
価格 | 12,800円 |
『第4次スーパーロボット大戦』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。「旧シリーズ」の1つ。
概要
『第2次スーパーロボット大戦』より続く旧シリーズの完結編。オリジナル主人公や強化パーツ、オプションのロボット大図鑑やキャラクター事典などシリーズにおけるおなじみの要素が本作でほぼ出揃った。
後にプレイステーションにて『第4次スーパーロボット大戦S』として移植された。またセガサターンでリリースされた『スーパーロボット大戦F』(および『スーパーロボット大戦F完結編』)は本作をベースにしたリメイク作品である。
当時のスーパーファミコンソフトの事情によるものもあり、ソフト単品での定価がシリーズ一高額となっている。
システム
新規システム
- 主人公・主人公機
- マイキャラクター制を初導入。キャラクターメイクは男女4名ずつの計8名から選択、名前のほか誕生日や血液型も変更可能。主人公機は名前とカラーリングを変更可能。
- 特殊技能
- 本作より導入されたパイロットに設定されたアビリティ。これによりパイロット間の能力差別化がより図られた。「ニュータイプ」「聖戦士」や各原作に由来したものと、「底力」「切り払い」「シールド防御」など特に由来を持たない汎用的なものに大別される。
- エネミーフェイズ時行動のマニュアル操作追加
- 従来のエネミーフェイズ行動は一括された命令に従ったオート行動しかなかったが、本作でマニュアルによる操作が可能に。これにより反撃・防御・回避の選択、また反撃時の武器選択等が自由に行えるようになった。
- 強化パーツ
- 『初代』『第2次』にて存在した使い捨て式のパワーアップアイテムを、自由に付け外しのできるパーツとして本格導入。主にマップ中でのアイテム探索により入手でき、マップの特定地点にユニットを移動させると、隠されている強化パーツや金塊(資金)が入手できる、というもの(但し後者は「金魂」と表記される)。
- 運動性
- 本作より追加された機体パラメータ。回避率と命中率に関わる。
- 妖精
- 本作より妖精がサブパイロットとして扱われるようになり、乗り換えの対象になった。
既存システムと変更点
- オプション
- サウンドセレクトの他、キャラクター事典、ロボット大図鑑、カラオケモード、デモセレクト等が実装され従来から大幅な充実化が図られている。うち事典・図鑑については、以降の据置機において標準実装されている。
難易度
敵ターンでの行動がマニュアル化された点が難易度の緩和に大きな役割を果たしており、初心者から上級者まで幅広くカバーしたゲームへと完成したと言える。他、特殊技能が設定されたためかファンネルやオーラ斬り等の「要特殊技能武装」は全体的に強力に設定されており、特に本作のオーラバトラーは今日でも語り草になるほどに反則レベルの強さであった。
また、中盤あたりのシナリオ「特異点、崩壊」以降からの後半戦は『第3次』に匹敵するほどの難易度のシナリオが待っており、次のシナリオ「栄光の落日」までにユニット(特に二軍になりやすいもの)をバランスよく鍛えておかないと「栄光の落日」で手詰まりになる可能性もあるが、テクニック次第では敵増援を出さずにクリアも一応可能。
ネオ・グランゾンと戦う為の条件が『第3次』より易しくなっている。またシリーズ初のバッドエンディングが用意されており、条件を満たすと最終面で選択肢が出現、その時の選択によってグッドエンドとバッドエンドに分岐する。
話題
- 『第2次スーパーロボット大戦』、『第3次スーパーロボット大戦』、『スーパーロボット大戦EX』と展開された一連の作品、いわゆる旧シリーズの最終作。なお、本作は『EX』のエンディングに記載されており、この時既に製作が決定されていた。
- 参戦作品はこれまでの作品で出演した全作品に新規参戦5作品が加わったもので、シナリオのボリュームは前3作を遥かに凌ぐ。その分『EX』では再現されていた武器グラフィックが無くなったりと省力化されているところも見受けられる。
- また、自軍ユニットが今までよりも段違いに増えたことで、スーパーファミコンが一度に展開できるメモリ容量内で自軍ユニットすべてのステータスを管理することが厳しくなってしまった。そのため、シナリオが進んでいくとユニットをいくつか自軍から離脱させる必要が生じる。離脱させるユニットはプレイヤーの自由選択ではなく「コン・バトラーV or ダンクーガ」と、「リューネ・ヤンロン・テュッティ or シュウ・サフィーネ・モニカ」の選択である。
- どういう理由でこれらのユニットとパイロットが選抜されているのかは正確なところは不明だが、コン・バトラーVとダンクーガについては分離形態のデータもあるユニットなので、リストラしたときのデータ削減効率が良いというところもあるかも知れない。なお、プレイステーションでリメイクされた『第4次スーパーロボット大戦S』ではメモリ容量増加によりこの理不尽なリストラ選択はなくなった。
- 参戦作品の世界観や、イベントなども数多く再現されている。そのため政治思想など社会的な側面が作品に表現された。一連のクロスオーバー現象の奔りともいえる。
- 戦闘画面のクオリティはスーパーファミコンのスペック限界に迫るものと評価が高く、後の『第4次S』ではほぼそのままの形で移植されている。
- 本作初登場の「真ゲッターロボ」について、真・ゲッター2の下半身及び真・ゲッター3は原作未登場のため、石川賢氏が本作のために描き下ろしたものとなっている。
- パッケージイラストは今はなき「ケイブンシャ大百科」シリーズのパロディとなっている。
- 旧シリーズでは、前3作と比べて進行記録のセーブデータファイルが二つしか無い(図鑑データのセーブにも使われている為と思われる)。その代わり、ターボファイル(ツイン)を接続する事によって複数のセーブデータを残す事が可能。なお、発売からかなり時間が経った現在ではカートリッジのバックアップ電池が切れている可能性がある為、プレイの際は記録用にターボファイルの使用が推奨される。
- 旧シリーズの最終ストーリー(の一つ)という事もあって、『第2次』のDC戦争、『第3次』のインスペクター事件、『EX』のラ・ギアス事件に相当する大戦の別称は存在しないが、魔装機神シリーズでは「第4次大戦」と触れられてはいる(現在はOGシリーズの世界観で進んでいる)。
- SFC版はファミリーコンピューターマガジンにて「サルがパイロットになる」というウソテクが掲載された。後年本当にサルがパイロットになる作品が参戦するとは夢にも思わなかっただろう。
- スーパーファミコンマウス対応となる最後のソフトである。後にSteam配信となる『スーパーロボット大戦V』ではマウス(とキーボード)での操作に対応している事がアナウンスされている。
登場作品
新規参戦は★の5作品。
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムF91
- マジンガーZ
- グレートマジンガー
- UFOロボ グレンダイザー
- ゲッターロボ
- ゲッターロボG
- ★真ゲッターロボ (原作漫画版)
- 無敵鋼人ダイターン3
- ★無敵超人ザンボット3
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- ★闘将ダイモス
- ★超獣機神ダンクーガ
- 勇者ライディーン
- 戦国魔神ゴーショーグン
- 聖戦士ダンバイン
- ★重戦機エルガイム
他、「劇場版マジンガーシリーズ」・『ガンダム・センチネル』の機体、隠し要素として『New Story of Aura Battler DUNBINE』の機体とキャラクターが登場する。
尚、『ガンダム・センチネル』については、後年発売されたデータベースソフト『全スーパーロボット大戦電視大百科』には収録されていない。
世界観
世界観/旧シリーズを参照。
バンプレストオリジナル
登場人物
主人公
下記の8人から1人を選択。更に作中の選択によって、パートナーを加入させることが可能(パートナーは下記の組み合わせで固定)。
人物名 | 性格 | 組 |
---|---|---|
レナンジェス・スターロード | まじめでやさしい熱血感 | A |
ミーナ・ライクリング | ちょっと変な性格 | |
イルムガルト・カザハラ | 理論家だけど異性好き | B |
リン・マオ | クールでニヒル | |
ヘクトール・マディソン | ちょっと変な性格 | C |
パトリシア・ハックマン | まじめでやさしい熱血感 | |
アーウィン・ドースティン | クールでニヒル | D |
グレース・ウリジン | 理論家だけど異性好き |
魔装機神シリーズ
本作からミオのファミリアが登場(後のOGサーガ魔装機神Iでは設定変更されている)。後の魔装機神シリーズでお馴染みの中核メンバーがこの作品で揃っている。
- マサキ・アンドー
- リューネ・ゾルダーク
- シュウ・シラカワ
- ホワン・ヤンロン
- テュッティ・ノールバック
- ミオ・サスガ
- シロ / クロ
- ランシャオ
- フレキ / ゲリ
- ジュン / チョーサク / ショージ
- プレシア・ゼノサキス
- サフィーネ・グレイス
- モニカ・グラニア・ビルセイア
- テリウス・グラン・ビルセイア
- チカ
その他
ゲスト他
登場メカ
主人公機
リアルロボット系でもスーパーロボット系でも、初期機体はゲシュペンスト。ただしリアルロボット系とスーパーロボット系で性能は異なる。中盤以後、下記機体に乗り換え。リアルロボット系とスーパーロボット系で機体が異なり、主人公によって乗り換え機が変わることはない。
- ゲシュペンスト(リアル)
- リアルロボット系初期機。
- ゲシュペンスト(スーパー)
- スーパーロボット系初期機。
- ヒュッケバイン
- リアルロボット系後継機。
- グルンガスト
- スーパーロボット系後継機。
- ウィングガスト
- ガストランダー
その他味方機
- ゲシュペンストMk-II
- ギリアム・イェーガーが搭乗。味方ではあるがNPCのため操作は不能。
魔装機系については魔装機神の登場メカを参照。
ゲスト
その他敵機
用語
- ゲスト
- 本作の異星人勢力。
- ディバイン・クルセイダーズ
- メガノイドのコロスとドン・ザウサーによって2度目の復活をとげるが、異星人と結託するなど、初代DCの理想は崩れ去ってしまっていた。
- ノイエDC
- DCから分離した新組織。
- ゾヴォーグ
- ゲストの正式な組織名。現在ではゲストとインスペクターを含む星間連合という設定。
- 南極事件
- 一連の事件の元凶と言うべき出来事。
- 特異点
- グランゾンに組み込まれていたシステム。一連の事件の元凶となっていた。
- テスラ・ライヒ研究所
- アメリカコロラド州にある科学研究所。本作の主人公機を設計した。
- スミソニアン博物館
ゲーム中データ
分類 | 記事 |
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精神コマンド | 精神コマンド/第4次 |
強化パーツ | 強化パーツ/第4次 |
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